JPH04246676A - 現像装置及び現像剤担持体 - Google Patents

現像装置及び現像剤担持体

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JPH04246676A
JPH04246676A JP3184391A JP3184391A JPH04246676A JP H04246676 A JPH04246676 A JP H04246676A JP 3184391 A JP3184391 A JP 3184391A JP 3184391 A JP3184391 A JP 3184391A JP H04246676 A JPH04246676 A JP H04246676A
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章 海野
Kenji Fujishima
健司 藤島
Yasuhide Goseki
康秀 後関
Shigeto Tanaka
成人 田中
Yusuke Yamada
祐介 山田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般には電子写真感光
体或は静電記録誘電体等の像担持体に、電子写真プロセ
ス或は静電記録プロセスにより潜像を形成し、該潜像を
現像剤担持体を備えた現像装置にて顕像化する画像形成
装置に関するものであり、特に現像剤担持体、従って、
斯る現像剤担持体を備えた現像装置に特徴を有している
【0002】
【従来の技術】従来、例えば電子写真式画像形成装置に
よると、静電潜像担持体としてのドラム状の電子写真感
光体、即ち、感光ドラム表面に形成した潜像を一成分系
の現像剤としての磁性トナーによって顕像化する現像装
置は、磁性トナー粒子相互の摩擦、及び現像剤担持体と
しての円筒状現像スリーブ(以下単に「スリーブ」とい
う。)と磁性トナー粒子の摩擦により、感光ドラム上に
形成された静電像電荷と現像基準電位に対し逆極性の電
荷を磁性トナー粒子に与え、該磁性トナーをスリーブ上
に極めて薄く塗布して感光ドラムとスリーブで形成され
る現像領域に搬送し、現像領域においてスリーブ内に固
着された磁石による磁界の作用で磁性トナーを飛翔させ
て感光ドラム上の静電潜像を顕像化するものが知られて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では、同じ画像パターンを繰り返しプリントした場合
に縦状に濃度の低い部分が発生するという問題があった
。即ち、文字画像においては文字が細くなり、ハーフト
ーンやベタ黒画像では、濃度が低くなる、所謂、「フェ
ーディング」と呼ばれる現象である。又、このようなフ
ェーディング現象は、現像剤の帯電が低下しがちな高温
高湿環境下で特に顕著であり、その解決が待ち望まれて
いた。
【0004】従って、本発明の目的は、所謂フェーディ
ング現象の発生を防止し、特に高温高湿環境下における
フェーディング現象の発生を防止し、均一な画像を形成
することのできる現像剤担持体を備えた現像装置及び該
現像装置を用いた画像形成装置を提供することである。
【0005】更に、本発明の他の目的は、フェーディン
グ以外の画像特性、長期の使用に耐え得る画像濃度の安
定性、環境安定性等、優れた現像特性を示し、常に高画
質の画像を形成することのできる現像剤担持体を備えた
現像装置及び該現像装置を用いた画像形成装置を提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記諸目的は本発明に係
る現像剤担持体を備えた現像装置及び該現像装置を用い
た画像形成装置によって達成される。要約すれば、本発
明は、像担持体に形成された潜像を、現像剤担持体にて
担持し搬送される現像剤を用いて現像する現像装置にお
いて、前記現像剤担持体は、少なくとも樹脂及びグラフ
ァイトを含有する塗料を円筒管の表面に塗布した後、そ
の表面を磨き加工することにより形成され、そして前記
現像剤担持体のJIS表面粗さの表記における凹凸の平
均間隔Sm値が、10μm≦Sm≦90μmの範囲であ
ることを特徴とする現像装置である。好ましくは、前記
現像剤担持体のJIS表面粗さの表記における中心線平
均粗さRa値は0.5μm≦Ra≦3.5μmの範囲と
される。
【0007】更に、本発明の他の態様によると、像担持
体に潜像を形成し、現像剤を担持し搬送する現像剤担持
体を有した現像装置にて前記潜像を現像し画像を得る画
像形成装置において、前記現像剤担持体は、少なくとも
樹脂及びグラファイトを含有する塗料を円筒管の表面に
塗布した後、その表面を磨き加工することにより形成さ
れ、そして前記現像剤担持体のJIS表面粗さの表記に
おける凹凸の平均間隔Sm値が、10μm≦Sm≦90
μmの範囲であることを特徴とする画像形成装置が提供
される。
【0008】
【実施例】以下、本発明に係る現像剤担持体を備えた現
像装置及び該現像装置を用いた画像形成装置を図面に則
して更に詳しく説明する。
【0009】図1は、本発明に従って構成される現像装
置を備えた画像形成装置の一部分を図示する。本発明が
具現化される画像形成装置は、電子写真プロセス或は静
電記録プロセスにより像担持体に潜像を形成し、該潜像
を現像剤担持体を備えた現像装置にて顕像化し、必要に
応じて該顕画像を転写材に転写し画像を得ることのでき
るものであって、その構成は、当業者には周知であるの
で、画像形成装置の全体構成及び動作の詳しい説明は省
略し、本発明の特徴をなす現像装置に関して、次に詳し
く説明する。
【0010】図1を参照すると、例えば電子写真複写機
などにおいてはドラム状の電子写真感光体、即ち感光ド
ラムとされる像担持体1が電子写真プロセスにより形成
された静電潜像を担持し、矢印Aの方向に回転する。勿
論、像担持体1としての感光ドラムは、ドラム状に限ら
ずシート状、ベルト状のものも使用可能である。いずれ
にしても、感光ドラム1上に形成された潜像を顕像化す
るべく、該感光ドラムに対向して現像装置が配置される
【0011】現像装置は、現像剤、即ち、本実施例では
一成分系磁性トナー5を収納し、現像剤担持体としての
スリーブ2の表面にトナー5を接触させる現像剤収納室
4を有する。スリーブ2は、内部に多極永久磁石3が回
転しないようして固定されており、トナー5を表面に担
持して矢印Bの方向に回転する。又、スリーブ2の表面
には、後述する導電性微粒子を含有した被膜層10が約
0.5μm〜30μmの厚さに形成されている。
【0012】更に、現像装置は、ドクターブレード6を
備え、該ドクターブレード6により現像剤収納室4で担
持されたスリーブ2表面上のトナー5の層を所定の厚さ
に規制する。スリーブ2表面とドクターブレード6との
間隙は約50μm〜500μmになるように配設されて
いる。
【0013】上記のように構成された現像装置が起動し
てスリーブ2が矢印Bの方向に回転すると、現像剤収納
室4内ではトナー5同士或はスリーブ2表面とトナー5
の接触摩擦によって、現像の基準電位に対して感光ドラ
ム1上の静電潜像と逆極性の電荷がトナー5に与えられ
、スリーブ2表面に塗布される。スリーブ表面に塗布さ
れたトナー層は更に、多極永久磁石3の一つの磁極(図
中ではN極)位置に対向して配設されたドクターブレー
ド6により均一且つ薄い層(層厚は約30μm〜300
μm)になるように規制され、感光ドラム1とスリーブ
2とで形成される現像領域に搬送される。
【0014】現像領域でのトナー層の厚みは感光ドラム
1とスリーブ2との間隙よりも薄く、所謂非接触現像が
行なわれる。
【0015】又、現像領域においては、スリーブ2と感
光ドラム1面との間で交流バイアスを印加することによ
り、スリーブ2上のトナー5を感光ドラム1の方向に飛
翔させるようにしてもよい。
【0016】ここで、スリーブ2表面に形成されている
被膜層10について説明する。被膜層10は、被膜形成
高分子材料(樹脂)に導電性微粒子が含まれているもの
が使用される。
【0017】導電性微粒子としては、結晶性グラファイ
ト、又は、結晶性グラファイトとカーボン微粒子が好ま
しい。
【0018】本発明に使用される結晶性グラファイトは
、大別すると天然黒鉛と人造黒鉛とに分けられる。人造
黒鉛は、ピッチコークスをタールピッチ等により固めて
1200℃位で一度焼成してから黒鉛化炉に入れ、23
00℃位の高温で処理することにより、炭素の結晶が成
長して黒鉛に変化する。天然黒鉛は、永い間の天然の地
熱と地下の高圧によって完全に黒鉛化したものが地中よ
り産出するものである。これらの黒鉛は、種々の優れた
性質を有していることから工業的に広い用途を持ってい
る。黒鉛は、暗灰色ないし黒色の光沢のある非常に柔ら
かい滑性のある結晶鉱物で、鉛筆等に利用されその他耐
熱性、化学的安定性があるため潤滑、耐火性、電気材料
等に粉末や固体や塗料の形で利用されている。結晶構造
は六方晶とその他菱面晶系に属するものがあり、完全な
層状構造を有している。電気的特性に関しては、炭素と
炭素の結合の間に自由電子が存在し、電気の良導体とな
っている。尚、本発明で使用する黒鉛は天然、人工のど
ちらでもよい。
【0019】又、本発明に使用する黒鉛は、粒径的には
0.5μm〜20μmのものが好ましい。
【0020】カーボン微粒子としては導電性のアモルフ
ァスカーボンを使用することができ、該導電性のアモル
ファスカーボンは、一般的には「炭化水素または炭素を
含む化合物を空気の供給が不十分な状態で燃焼または熱
分解させてできる結晶子の集合体」と定義されている。 特に電気伝導性に優れ、高分子材料に充填して導電性を
付与したり、添加量のコントロールである程度任意の導
電度を得ることができるため広く普及している。尚、本
発明で使用する場合の導電性のアモルファスカーボンの
粒子径は10mμm〜80mμmのものが好ましく、1
5mμm〜40mμmのものがより好ましい。
【0021】被膜形成高分子材料は、例えば、スチレン
系樹脂、ビニル系樹脂、ポリエーテルスルホン樹脂、ポ
リカーボネート樹脂、ポリフェニレンオキサイド樹脂、
ポリアミド樹脂、フッ素樹脂、繊維素系樹脂、アクリル
系樹脂等の熱可塑性樹脂;エポキシ樹脂、ポリエステル
樹脂、アルキッド樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂
、ポリウレタン樹脂、尿素樹脂、シリコン樹脂、ポリイ
ミド樹脂等の熱硬化性樹脂;或は光硬化性樹脂等を使用
することができる。中でもシリコン樹脂、フッ素樹脂の
ような離型性のあるもの、或はポリエーテルスルホン、
ポリカーボネート、ポリフェニレンオキサイド、ポリア
ミド、フェノール、ポリエステル、ポリウレタン、スチ
レン系樹脂のような機械的性質に優れたものがより好ま
しい。
【0022】次に、本発明の現像装置に使用し得る現像
剤について説明する。トナーに用いられる結着樹脂とし
ては、一般に公知の樹脂が使用可能である。
【0023】例えば、スチレン、α−メチルスチレン、
p−クロルスチレン等のスチレン及びその置換体;アク
リル酸、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリ
ル酸ブチル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸オクチル
、アクリル酸フェニル、メタクリル酸、メタクリル酸メ
チル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタ
クリル酸オクチル、アクリロニトリル、メタクリロニト
リル、アクリル酸ジエチルアミノエチル、メタクリ酸ジ
エチルアミノエチル、アクリルアミド等のような二重結
合を有するモノカルボン酸及びその置換体;例えばマレ
イン酸、マレイン酸ブチル、マレイン酸メチル、マレイ
ン酸ジメチル等のような二重結合を有するジカルボン酸
及びその置換体;例えば塩化ビニル、酢酸ビニル、安息
香酸ビニルのようなビニル類或はビニルエステル類、又
は、例えばビニルエチルエーテル、ビニルメチルエーテ
ル、ビニルイソブチルエーテル等のようなビニルエーテ
ル類等のビニル系単量体を単独で用いた重合体又は2種
以上を用いた共重合体;更には、スチレン−ブタジエン
共重合体、シリコン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレ
タン樹脂、ポリアミド樹脂、エポキシ樹脂、ポリビニル
ブチラール樹脂、ロジン、変性ロジン、テルペン樹脂、
フェノール樹脂、脂肪族又は脂環族炭化水素樹脂、芳香
族系石油樹脂、塩素化パラフィン等;これらを単独或は
2種以上組み合わせて用いられる。
【0024】又、トナー中には顔料を含有させることが
できる。例えば、カーボンブラック、ニグロシン染料、
ランプ黒、スーダンブラックSM、ファースト・イエロ
ーG、ベンジジン・イエロー、ピグメント・イエロー、
インドファースト・オレンジ、イルガジン・レッド、バ
ラニトロアニリン・レッド、トルイジン・レッド、カー
ミンFB、パーマネント・ボルドーFRR、ピグメント
・オレンジR、リソール・レッド2G、レーキ・レッド
C、ローダミンFB、ローダミンBレーキ、メチル・バ
イオレットBレーキ、フタロシアニン・ブルー、ピグメ
ント・ブルー、ブリリアント・グリーンB、フタロシア
ニングリーン、オイルイエローGG、ザポン・ファース
トイエローCGG、カヤセットY963、カヤセットY
G、スミプラスト・エローGG、ザポン・ファーストオ
レンジRR、オイル・スカーレット、スミプラストオレ
ンジG、オラゾール・ブラウンB、ザポン・ファースト
スカーレットCG、アイゼンスピロン・レッド・BEH
、オイルピンクOP等が適用できる。
【0025】トナーを磁性トナーとして用いるために、
トナー中に磁性粉を含有せしめても良い。このような磁
性粉としては、磁場の中におかれて磁化される物質が用
いられ、鉄、コバルト、ニッケル等の強磁性金属の粉末
、又はマグネタイト、ヘマタイト、フェライト等の合金
や化合物がある。この磁性粉の含有量はトナー重量に対
して15〜70重量%が良い。
【0026】又、トナー中に各種離型剤を用いることも
あり、そのような離型剤としては、ポリフッ化エチレン
、フッ素樹脂、フッ素炭素油、シリコンオイル、低分子
量ポリエチレン、低分子量ポリプロピレン等が挙げられ
る。更には、必要に応じて、正或は負に帯電させ易くす
るために荷電制御剤を添加する場合もある。
【0027】これらの材料は種々の方法により混合、混
練され、更には微粒子化されて所望の粒径に揃えられる
。又これらのトナーには必要に応じてコロイダルシリカ
等が外添混合され現像剤として用いられる。
【0028】次に、本発明の解決すべき課題であるフェ
ーディング現象について説明する。この現象が発生した
ときにスリーブ2上を観察すると、トナー層は一様に形
成されており、トナー切れ等による白抜けとは又違った
現象である。スリーブ2上のトナーの帯電量(以下「ト
リボ」と称す。)を測定してみると正常な場合と比べて
低い値であることが分かった。即ち、正常に帯電された
トナー以外にも充分帯電されていないトナーがスリーブ
表面上から受ける摩擦力によって、図1におけるブレー
ド6とマグネット3により形成される集中磁界をくぐり
抜けスリーブ2上にトナー層を形成する。これによりト
ナー層のトリボが低下し、感光ドラム1とスリーブ2間
の交互電界を受けても感光ドラム1上に現像されないた
めにおこる現象がフェーディングである。
【0029】このフェーディング現象を防止するために
は、トナー層のトリボを上昇させることが必要である。 即ち、トナーが磁性ブレード6とマグネット3により形
成される集中磁界をくぐり抜けるとき、スリーブ表面か
ら受ける摩擦力によらずトナーとスリーブ間に働く鏡映
力によってのみ集中磁界をくぐり抜けるようにすると、
鏡映力の大きい正常なトリボを持ったトナーのみでトナ
ー層を形成させることができ、このフェーディングの問
題を防止できる。
【0030】しかしながら、本発明者らは、スリーブ表
面を形成する形状に関して特に磨き加工を加えた場合に
は、JIS表面粗さの表記における凹凸の平均間隔Sm
値と、JIS表面粗さの表記における中心線平均粗さR
a値との両者のパラメータが必要で、斯るパラメータが
ある範囲内となるように加工することが重要であること
を見出した。
【0031】次に、上記スリーブ表面に形成された被膜
中に含有している結晶性グラファイトの露出方法につい
て説明する。使用した研摩材は、林フェルト(株)製の
羊毛100%、標準密度0.34g/cm2 のHWフ
ェルトで寸法は幅40mm、長さ200mm、厚さ3m
mであった。
【0032】図2は、スリーブ表面の被膜中に含有して
いる結晶性グラファイトの露出方法を簡単に示す概略図
である。スリーブ2は主軸12により両端が固定されそ
して一定速度で回転される。スリーブ2は研摩材13に
て研磨される。該研摩材13はホルダー14で固定され
、ホルダー14と直結して設けられた測定器15にて研
摩材13に付加される引張荷重を測定する。荷重測定器
15は、研摩材13と共にスリーブ2の長手方向に移動
させることが可能な送り台16に支持されている。
【0033】作動に当たり、磨かれる母体となるスリー
ブ2が、両端を主軸12に固定され、或る一定の速度で
回転される。このとき研摩材13はスリーブ2の上下ど
ちらかの端部に位置しており、スリーブ2の表面にコー
ティングされたコート面とは接触してはならない。次に
、研摩材13を固定しているホルダー14と、更に該ホ
ルダー14と直結している荷重測定器15とを或る一定
荷重で引っ張りながら送り台16を或る一定の速度で送
りをかけ、スリーブ2の表面に圧力をかけながら磨く。 このようにして、現像スリーブ2表面の被膜に含有して
いる結晶性グラファイトを露出させた。
【0034】図3(A)は、磨き加工前のスリーブ表面
における任意の断面図であり、図3(B)は、磨き加工
後の断面図である。図3においてフェルトがスリーブ端
部より移動してくると、フェルトは、ステンレスチール
或はアルミニウムなどとされるスリーブ素管17にスプ
レー塗布された結晶性グラファイト19及び被膜形成樹
脂18を含有したコーティング面に圧力接触するため表
面が圧力により押しつぶされ、更に剪断方向に力が加わ
るためスリーブ表面で剪断破壊がおこり被膜形成樹脂で
覆われていたグラファイトの結晶面20が露出される。 このときフェルトの圧力を制御することによりグラファ
イトの露出度を任意にコントロールすることが可能であ
る。又、研摩材、即ち、フェルト13の幅を任意の長さ
に設定することにより、同様にグラファイトの露出度を
コントロールすることができる。磨かれた、被膜形成樹
脂や結晶性グラファイト、更には混入された導電性アモ
ルファスカーボン等は、剥離した後フェルト表面の軟ら
かい性質を活かしてフェルト表面中に除々に吸収されて
いくためスリーブ表面の残存物として付着することなく
、きれいにクリーニングされながら磨かれていく。
【0035】次に、実施例について更に詳しく説明する
【0036】実施例1〜4   スリーブ2は以下のような方法により作製した。 フェノール樹脂・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・100重量部グラファイト(平均粒径1.0
 μm、5.0 μm、10.0μm、20.0μm 
)80重量部カーボンブラック(ラーベン1255、コ
ロンビアカーボン製)・・・・20重量部以上の処方の
コート材を、メタノール/ブタノール(1:1)混合溶
媒250重量部中にサンドミルを用いて分散混合して塗
料化し、これをエアスプレー法にてアルミニウム製の円
筒管(スリーブ)上に均一に10μmの膜厚となるよう
に被膜を形成し、乾燥して現像スリーブとした。
【0037】スリーブ表面粗度は、表面粗度計(小坂研
究所製、サーフコーダーSE−30H型)を使用し、測
定条件としては、カットオフ0.8mm、測定距離2.
5mm、送り速度1mm/minにて行ない、各6回測
定の値の平均値を取ることにより表記した。
【0038】本発明に使用したトナーは、スチレン−ブ
チルアクリレート− マレイン酸n−ブチルハーフエステルの共重合体・・・
・・・・100重量部マグネタイト・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・60重量部負電荷制御
剤・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・2重量部低分子量ポリプロピレン・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・2重量部の処方で示される原料
混合物を混練したのち、粉砕及び分級を行ない、重量平
均粒径12.0μmで、6.35μm以下の個数割合が
23%、20.2μm以上の重量割合が1.5%、に調
整したものを用いた。
【0039】画出し評価は市販のレーザービームプリン
ターLBP−SX(キヤノン製)を改造し、複数種の画
像パターンが得られるような出力装置を付けたものにて
行なった。更に、LBP−SXに用いるカートリッジと
しては、市販のLBP−SX用カートリッジに本発明に
係るスリーブと交換可能なようにスリーブを作製し、評
価に用いた。
【0040】画出しは24℃、65%RHの環境及び3
0℃、80%RHの2水準の環境下にて行なった。
【0041】以上のようにして作製した各実施例スリー
ブの表面粗度(Sm値及びRa値)と、フェーディング
現象との関係を表1に示す。
【0042】
【表1】
【0043】ここで、表1及び後述の表(表2、表3)
において、○は本発明の効果を十分に発揮できるもので
、特に◎はより好ましい領域である。又、△は欠点を有
するものの実用上問題のない範囲を示し、×は本発明の
効果を十分に得られないものである。
【0044】表1より、含有するグラファイトの平均粒
径の上昇と共に、Ra値、Sm値とも上昇していること
が分かる。
【0045】実施例5〜8 次に、10μmの膜厚に調整されたスリーブを、図2に
示された磨き装置を用い、種々の研摩材で磨き加工を加
えることで、実施例5〜実施例8のスリーブを得た。こ
のとき、磨き圧力は2Kg/cm2 であり、磨き加工
前のRa、Smは全て同じものを用いた。測定結果を表
2に示す。
【0046】
【表2】
【0047】上記の検討により同等のRa値でもSm値
の違いによりフェーディングに対して効果のあるものと
ないものが得られることが分かった。
【0048】実施例9〜13 次に、Hwフェルトの材質の密度を変化させ、先の実施
例と同等の実験を行なった。結果を表3に示す。
【0049】
【表3】
【0050】上記の検討により、同じ材質で密度の異な
るフェルトを用いてスリーブを磨き同程度のRa値でも
、Sm値が低い場合或は高い場合には、フェーディング
が悪いことが分かる。
【0051】ここで、同じRa値でもSm値が違うこと
によりフェーディングに対して効果上の差があることに
ついて考察してみる。
【0052】Ra値は、図4(A)に図示されるように
、或る範囲(l)の中で、
【0053】
【数1】 と定義されている。即ち、上記のような定義の中におい
ては以下に示すような場合が考えられる。図4(B)、
(C)のような表面形状は、同じRa値を示すにも拘ら
ず、微細な凹凸形状が大きく異なることが分かる。
【0054】ここで、この差を示す代表物性としてSm
値を考えてみた。Sm値は基準長さを山の個数で割った
値、Sm=L/n(μm)と定義され、図4(B)のよ
うな場合にはSm値は小さく、図4(C)のような場合
は大きくなる。図4(B)、(C)のような場合には現
像剤と十分な帯電が起こらないと考えられる。
【0055】つまり、これまでの実施例の中からSm値
が、10μm≦Sm≦90μmの範囲に入っていればフ
ェーディングに対して効果のあることが分かった、更に
、その際Ra値が、0.5μm≦Ra≦3.5μmの範
囲であることが必要であることが分かった。
【0056】又、上記説明で本発明にて使用される現像
剤は1成分磁性現像剤であるとしたが、本発明は1成分
非磁性現像剤をも使用することができ、安定した画像形
成を行ない得ることが分かった。更には、現像装置は、
磁性ブレード以外の弾性ブレードを用いても同様の効果
が得られた。
【0057】
【発明の効果】以上説明した如くに、本発明に係る現像
剤担持体を備えた現像装置及び画像形成装置は、フェー
ディング現象の発生を防止し、特に高温高湿環境下にお
けるフェーディング現象の発生を防止し、均一な画像を
形成することのできる。更に、本発明によれば、フェー
ディング以外の画像特性、長期の使用に耐え得る画像濃
度の安定性、環境安定性等優れた現像特性を得ることが
でき、常に高画質の画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成される現像装置の一実施例
の断面図である。
【図2】スリーブ磨き加工装置の斜視図である。
【図3】スリーブ表面の磨き加工前後の状態を示すスリ
ーブ表面の拡大断面図である。
【図4】スリーブの表面形状を模式的に示すスリーブの
断面図である。
【符号の説明】
1          像担持体 2          現像剤担持体(スリーブ)10
        被膜層 17        スリーブ素管 18        樹脂

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  像担持体に形成された潜像を、現像剤
    担持体にて担持し搬送される現像剤を用いて現像する現
    像装置において、前記現像剤担持体は、少なくとも樹脂
    及びグラファイトを含有する塗料を円筒管の表面に塗布
    した後、その表面を磨き加工することにより形成され、
    そして前記現像剤担持体のJIS表面粗さの表記におけ
    る凹凸の平均間隔Sm値が、10μm≦Sm≦90μm
    の範囲であることを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】  前記現像剤担持体のJIS表面粗さの
    表記における中心線平均粗さRa値が、0.5μm≦R
    a≦3.5μmの範囲であることを特徴とする請求項1
    の現像装置。
  3. 【請求項3】  像担持体に潜像を形成し、現像剤を担
    持し搬送する現像剤担持体を有した現像装置にて前記潜
    像を現像し画像を得る画像形成装置において、前記現像
    剤担持体は、少なくとも樹脂及びグラファイトを含有す
    る塗料を円筒管の表面に塗布した後、その表面を磨き加
    工することにより形成され、そして前記現像剤担持体の
    JIS表面粗さの表記における凹凸の平均間隔Sm値が
    、10μm≦Sm≦90μmの範囲であることを特徴と
    する画像形成装置。
  4. 【請求項4】  前記現像剤担持体のJIS表面粗さの
    表記における中心線平均粗さRa値が、0.5μm≦R
    a≦3.5μmの範囲であることを特徴とする請求項3
    の画像形成装置。
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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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