JPH04247870A - 真空処理装置及びそれを用いた成膜装置と成膜方法 - Google Patents

真空処理装置及びそれを用いた成膜装置と成膜方法

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JPH04247870A
JPH04247870A JP621091A JP621091A JPH04247870A JP H04247870 A JPH04247870 A JP H04247870A JP 621091 A JP621091 A JP 621091A JP 621091 A JP621091 A JP 621091A JP H04247870 A JPH04247870 A JP H04247870A
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substrate
temperature
stage
infrared
infrared radiation
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Application number
JP621091A
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English (en)
Inventor
Akira Okamoto
明 岡本
Hide Kobayashi
秀 小林
Satoshi Kishimoto
岸本 里志
Hideaki Shimamura
島村 英昭
Susumu Tsujiku
都竹 進
Eisuke Nishitani
英輔 西谷
Yuji Yoneoka
米岡 雄二
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、真空内で基体に様々な
処理を施す真空処理装置及びそれを用いた成膜装置と成
膜方法に関するものであって、特に半導体装置の製造工
程に用いるに好適な真空処理装置及びそれを用いた成膜
装置と成膜方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造に用いるプロセス装置
では、良く制御された反応等を実現するためプロセス温
度の正確な制御が重要である。温度が最も重要な設定条
件になっているプロセス装置の代表は、酸化炉等の所謂
炉体である。この種の炉体の中は、大気と置換した酸化
性雰囲気である。この場合の置換雰囲気は大気圧または
それ以上であり、炉体中の例えばシリコンウェハは石英
のチューブの回りに設置されたヒータからの輻射と石英
チューブ中の大気圧雰囲気による熱伝導によって加熱さ
れる。即ち、熱を伝導させる媒体が存在するので、温度
の測定はその熱伝導雰囲気に設置した熱電対などの測定
子を使って比較的正確に行うことができる。  また、
熱伝導の媒体を用いない例としては、例えば蝕刻工程で
のマスクに用いるホトレジストを塗布する工程で用いる
ホトレジストのベーク装置を挙げることができる。この
装置では、ベーキングを大気圧雰囲気で行うが、所定の
ベーク温度に加熱したシリコンウェハよりも大きな熱容
量を持つヒートブロック上にシリコンウェハを置載し、
更にシリコンウェハをヒートブロック側に設けられた真
空チャックによって、シリコンウェハ全面を大気圧によ
ってヒートブロックに押し付ける。このためにウェハの
温度がヒートブロックの温度に平衡するので、ヒートブ
ロックに取付けた熱電対等の温度測定子によって正確に
ウェハの温度を制御、管理することができる。半導体製
造プロセスの多くは、純度の高い材料や、塵埃の無い環
境での良く制御された反応を利用するものであるため、
しばしば真空中での処理が必要となる。
【0003】従来、半導体製造装置において真空中での
ウェハの正確な温度制御は、以下に述べるような理由か
ら本質的に困難であった。
【0004】即ち、ランプヒータでの加熱では熱を伝え
る媒体が存在しないために輻射のみによってウェハは加
熱されるために、良く知られるように金属鏡面では小さ
な吸収しかおこらず、また黒体では大きな吸収が起こり
、結果として加熱されるウェハの表面状態によって加熱
される度合が大きく異なることになる。
【0005】熱電対をウェハに取り付けることによって
プロセス中のウェハ温度を正確に測定することも試みら
れてきたが、熱電対をウェハに点接触された状態でウェ
ハの温度を測定するため熱電対の接触状態を一定に安定
させることが困難で、測定温度に再現性が乏しい欠点が
ある。
【0006】また、赤外線の輻射によってウェハを加熱
する場合、赤外領域の広い範囲でウェハが殆ど透明であ
るため、熱電対にウェハからの伝導によってのみ熱が伝
わるのではなく、熱電対自身がランプヒータによって加
熱されてしまう場合もあり正確なウェハの測温は困難で
ある。
【0007】また、真空中に強制的に伝導媒体を持ち込
む方法もある。例えば、特開昭56−48132号また
は特開昭58−213434号に述べられているように
、シリコンウェハを真空雰囲気中に設置されたヒートブ
ロックにクランプし、シリコンウェハの裏面とヒートブ
ロックとの間に1トール前後の圧力でガスを充填するこ
とによって、ヒートブロックの温度にウェハの温度を平
衡させるというものである。この場合もヒートブロック
に取付けた熱電対等の温度測定子によってウェハの温度
ができる。
【0008】しかしながらこの例では、大気圧下での真
空チャックの使用に比較して小さな力によってウエハを
ヒートブロックにクランプするものであるため温度の均
一性、再現性が十分でない。最大の欠点は、熱伝導媒体
の密度が低いためヒートブロックからウェハへの熱伝導
に時間が掛ることである。最終的にはヒートブロックと
ウェハとが熱的に平衡に達するとしても、上記の例にも
述べられているように数秒から数十秒の時間が掛り、更
にこの熱伝導時間の再現性については様々な要因が影響
を与えると考えられる。
【0009】以上述べるように、いずれの加熱手段をと
るにしても、真空中で非接触でウェハの温度を測定する
必要がある。その方法の一つとして赤外線温度計を用い
て赤外領域のウェハからの輻射強度を測定する方法が提
案されている。
【0010】即ち、この方法はスパッタリング装置にお
いてウェハをヒートステージに置載して加熱しながら、
ウェハに対向して設置されたターゲットにあけた貫通孔
を通じて赤外線温度計によってウェハの温度を測定する
ものである。つまり、予め校正用試料によって特定の温
度でのウェハの赤外線輻射率を測定しておき、その値に
よってスパッタ中のウェハ温度を制御するものである。
【0011】なお、この種の技術に関連するものとして
は、例えば特開平1−129966号公報を挙げること
ができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この方法には
以下に述べるようにウェハの輻射率は必ずしも一定しな
いために、正確な測温は困難であり幾つかの問題点があ
る。
【0013】即ち、校正用試料にはターゲット材と同一
の金属、例えばアルミを数100Å成膜したシリコンウ
ェハを用いるが、ウェハの赤外線温度計によって観察す
る側の表面の金属膜の有無によって、このウェハ表面か
らの赤外線輻射率が異なるため、成膜前の温度制御を行
うことができない。
【0014】また、成膜開始後も、ある程度の膜厚(例
えば、アルミを500〜1000Å)に成膜するまでは
正確な温度測定を行うことができない。また、金属膜を
成膜する場合には鏡面が形成され、非常に小さな輻射率
となり、測定が難しくなる場合もある。
【0015】真空中でのウェハの正確な温度計測とそれ
に伴う温度制御を行うためには、同じ金属膜を形成した
ウェハでも製品ロットによって赤外線輻射率に相違があ
るため、この例のように校正用のウェハを別に用意する
方式では、実際に成膜を行うウェハそのものでないため
正確な温度制御ができない。
【0016】上述のように従来用いられてきた真空処理
装置では、様々な温度制御手段は用いられているものの
、そのプロセスの温度を正確に知って制御できているも
のは無かった。
【0017】即ち、赤外線温度計を用いたウェハの温度
制御の理想的な方法は、実際に成膜を行うウェハそのも
のを用いて赤外線温度計の校正を行い、膜の有無やその
状態による赤外線輻射率の違いに左右されずに測定でき
る方法である。しかしながら、未だ実用に供し得るもの
が提案されていない。
【0018】したがって、本発明の目的は、上記従来の
問題点を解消することに有り、その第1の目的は、真空
中での基体の温度を正確に計測し、制御できる改良され
た真空処理装置を、第2の目的は、この真空処理装置を
応用した、例えばスパタ装置やCVD(Chemica
l  Vapor  Deposition)装置のよ
うな成膜装置を、第3の目的は、この改良された成膜装
置による成膜方法を、そして第4の目的は基体温度の測
定方法をそれぞれ提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明者等は以下に詳述するような検討を行い、種々
の知見を得た。
【0020】即ち、本発明では、赤外線輻射温度計を主
たる温度計測の手段として用いるために、基体(例えば
シリコンウェハ)ごとに校正する。具体的には対象とす
る真空処理装置によって基体の処理を行う前に、基体ご
とに既知の温度に加熱乃至は冷却を行い、1点乃至は複
数点の温度において、第1の赤外線輻射温度計によって
基体の温度を測定する。この時に得られる第1の赤外線
輻射温度計の指示値から、温度校正ステージ以降、真空
処理チャンバ内の赤外線輻射温度計に補正をかける。も
ちろん、他の手段によって輻射率を求めることも可能で
ある。また、製品によってはロット毎にこれを行うなど
の省力化も可である。具体的には、この補正値を予め知
って、例えば粗い補正、または狭い温度範囲を対象とし
ていれば単なる係数を以て、温度校正ステージ以降の赤
外線輻射温度計の校正を行う。複数の温度校正点を持つ
場合には、コンピュータにそれぞれの温度校正データを
取り込み、補正のための演算を行う等の方法がある。
【0021】上記した温度校正ステージは、真空に限ら
ず大気圧の環境下にあっても構わない。大気圧の環境下
であれば、装置構造が一般に簡易になるばかりでなく、
既知の温度に加熱乃至は冷却したヒートブロック(ステ
ージ)の温度に対象とするウェハの温度をより容易に近
づけることが可能である。
【0022】具体的には、温度校正ステージを大気圧下
に設定する場合には、ステージに真空チャックを使用し
て基体を基体よりも大きな熱容量を持ったヒートブロッ
クに密着させることが可能であり、こうすることによっ
てより正確に、また短時間で基体の温度をヒートブロッ
ク温度に近づけることができる。
【0023】上記した温度校正点の温度を高くとる必要
のあるときには、雰囲気によっては対象とする基体の表
面が酸化されるなどの問題が生ずるので、温度校正ステ
ージのあるチャンバの雰囲気を大気との置換雰囲気、例
えば窒素やアルゴン雰囲気とすることがより好ましい。
【0024】温度校正ステージを真空下に設定する場合
には、上記したようなヒートブロックと基体との熱伝導
を良好にするため、これら両者間に5パスカル以上の圧
力で加熱もしくは冷却ガスを熱伝導媒体として介在させ
ることによって比較的短時間のうちに基体温度がヒート
ブロックに近づく。
【0025】例えば、スパッタ法によって薄膜を基体上
に形成する装置にあっては、大気中にあった基体を真空
処理槽内に取り込むに際し、基体の表面に吸着している
水分を充分に除去するために基体を150℃以上に加熱
する必要があったり、また、これとは逆にすでに昇温加
熱された基体の温度を例えば100℃程度の成膜開始温
度にまで真空槽内で降温する必要のある場合等がある。 この昇温,降温の場合には、温度制御の都度正確な温度
の測定が必要であり、これらの温度を測定する赤外線輻
射温度計について予め基体ごと又は、種類の違った基体
ごとに温度校正を行うことが必要である。即ち所定の真
空処理を行う前に予め既知の温度に基体を加熱乃至は冷
却し、第1の赤外線輻射温度計によってこの基体温度を
測定するなどしてこの測定結果にもとづいて以降の真空
処理プロセスで使用する単数または複数の第2の赤外線
輻射温度計を校正することのできる機能を備え、スパッ
タ装置やCVD装置の如く基体の温度を正確に制御する
必要のある成膜装置を構成すれば、より電子部品に好適
なプロセスを実現できる。
【0026】上記した第1及び第2の赤外線輻射温度計
による測定は、同一の赤外領域の波長にて行うことがよ
り正確な校正を可能とする。
【0027】また、上記した既知温度での第1の赤外線
輻射温度計の校正を加熱した基体で行う場合に、既知温
度への加熱行為を真空中で行えば基体に吸着した水分の
除去のための所謂ベーキング処理と兼用させることがで
きるので、装置規模を縮小させることができ、好ましい
場合もある。例えば、スパッタ装置の真空処理チャンバ
内で基体の昇温を行う場合、予め赤外線輻射温度計が校
正されていれば、ヒートブロックを用いる代りに、ラン
プによる輻射加熱を行うことができ、より安価なスパッ
タ装置を構成することができる。
【0028】真空処理チャンバ内でランプによる加熱を
用いる際には、ランプの光が赤外線輻射温度計に迷光と
して入る場合があるので、赤外線輻射温度計の測定波長
はランプの輻射する波長とは異なった波長域であること
が本質的に好ましい。赤外線温度計への基体からの赤外
線入射を増加させることと、迷光とを低減する目的で基
体の赤外線温度のある側とは反対側に鏡面を設置するこ
とを行う。このようにすれば、ランプ加熱の途中でこの
ようにして温度を求め、その結果から更に追加の加熱条
件を決定するなどができる。
【0029】基体として例えばシリコンウェハを用いる
場合には、シリコンウェハが赤外領域で殆ど透明である
ことから、一般に広く用いられている石英ガラス入りの
赤外線ランプでは効率的な加熱ができない。また、この
種の赤外線ランプでは赤外線輻射温度計に対して迷光と
なりやすいので、ランプとしてはシリコンウェハの吸収
効率の高い短波長のものを用いることがより好ましい。
【0030】基体からの吸着水分の除去のための真空中
でのベーキング加熱温度に比較して、真空処理チャンバ
内で基体への成膜を開始する温度が低い場合には、ベー
キングを行った後で、真空槽の中で基体を所定温度まで
冷却し、基体を所定の成膜開始温度に合わせなければな
らない。このような成膜プロセスを高精度で実現するた
めには、温度校正チャンバ内の温度校正を行うための第
1の赤外線輻射温度計を備えたステージと、真空中で基
体のベーキングを行うステージと、更に成膜を開始する
前に所定の成膜を開始する温度に冷却するステージと、
そして冷却ステージでの基体温度を第1の赤外線輻射温
度計で得られた補正値を演算し用いることで正確に測定
できる第2の赤外線輻射温度計とを備えたスパッタ装置
が必要である。但し、温度校正を行う部分が所謂スパッ
タ装置本体に近接して、あるいは組み込まれている必要
は、必ずしない。
【0031】基体を赤外線輻射温度計にて観察するため
には加熱または冷却用ステージに観察用の貫通孔(開口
窓)を設ける必要があるが、このため基体の温度分布に
不均一性が生じることがある。この場合、同一チャンバ
内でステージを2分割し、共に同一の温度になるように
調整しておく。即ち、一方の加熱または冷却用ステージ
には赤外線輻射温度計による基体温度観察用の開口窓を
設けず、他方の温度測定用ステージに開口窓を設け、一
方のステージで基体を加熱または冷却後速やかに他方の
ステージに搬送し温度測定することによってこのような
不均一性を低減することができる。
【0032】温度校正点を複数点設けることによってよ
り正確なプロセス温度の制御が可能になるが、基体温度
校正チャンバ内の加熱手段または冷却手段を複数設ける
ことによって複数の温度での校正をより短時間に行うこ
とができる。
【0033】また、スパッタリングにより金属膜を成膜
する装置の場合、基体に成膜される金属膜が観察される
表面とは逆の表面に輻射する赤外線を反射するため、後
述するようなシャッタが無ければ、膜の有無によって赤
外線輻射温度計に入射する輻射の大きさが異なり、見掛
けの赤外線輻射率が異なるが、シャッタにより基体の赤
外線輻射温度計によって観察される表面とは反対側の表
面へ輻射する赤外線が殆ど反射されるため、成膜前後で
の見掛けの赤外線輻射率の差を著しく低減することがで
きる。
【0034】また、基体の加熱または冷却用ステージに
おいて、ステージの開口窓を通して基体が赤外線輻射温
度計によって観察される表面の反対側の表面に近接して
赤外線輻射温度計の測定波長に対して充分に鏡面である
部材でその主面が構成されたシャッタ機構を配設するこ
とによって、基体を貫通して赤外線輻射温度計に入射す
る迷光を遮断することができる。
【0035】以上の知見に基づいて本発明は成されたも
のであり、その目的達成手段を以下に具体的に述べれば
、上記第1の目的は、(1).ステージに載置された基
体を既知の設定温度に加熱または冷却する手段を備えた
温度校正ステージ上の基体の輻射熱を測定する第1の赤
外線輻射温度計と;前記第1の赤外線輻射温度計の出力
から前記基体の既知の温度に基づいて輻射率を求め、前
記第1の赤外線輻射温度計により前記基体の温度を正し
く表示せしめるための赤外線感度補正値を演算する手段
と;温度校正ステージを出た基体が載置されるステージ
と、この基体を所定の設定温度に加熱または冷却する手
段と、前記基体に真空処理する手段とを備えた真空処理
チャンバと;この真空処理チャンバ内のステージ上の前
記基体の輻射熱を測定する第2の赤外線輻射温度計と;
前記第2の赤外線輻射温度計の出力から前記温度校正ス
テージで求めた赤外線感度補正値に基づき真空処理チャ
ンバ内に置かれた基体の真の温度を算出する手段と;を
備えて成る真空処理装置により、達成される。そして好
ましくは、(2).ステージに載置された基体を既知の
設定温度に加熱または冷却する手段を備えた温度校正チ
ャンバと;この温度校正ステージ上の基体の輻射熱を測
定する第1の赤外線輻射温度計と;前記第1の赤外線輻
射温度計の出力から前記基体の既知の温度に基づいて輻
射率を求め、前記第1の赤外線輻射温度計により前記基
体の温度を正しく表示せしめるための赤外線感度補正値
を演算する手段と;温度校正ステージを出た基体が載置
されるステージと、この基体を所定温度に加熱または冷
却する手段と、前記基体に真空処理する手段とを備えた
真空処理チャンバと;この真空処理チャンバ内のステー
ジ上の前記基体の輻射熱を測定する第2の赤外線輻射温
度計と;前記第2の赤外線輻射温度計の出力から前記温
度校正チャンバで求めた赤外線感度補正値に基づき真空
処理チャンバ内に置かれた基体の真の温度を算出する手
段と;この第2の赤外線輻射温度計の出力から求めた基
体の温度が、真空処理チャンバ内の前記所定の設定温度
からずれた分量の温度を調整する温度制御手段と;上記
各々のチャンバ内の基体上に近接して配設され、赤外線
温度計の測定波長に対して充分に鏡面である部材でその
主面が構成されたシャッタ機構とを具備して成る真空処
理装置により、達成される。さらにまた、(3).上記
各々のステージには、該赤外線輻射温度計によって基体
の温度を観測するための設けられた観察用穴、また基体
からの赤外光を赤外線輻射温度計にまで導くための光路
、基体に接するステージの面内にあり、基体とステージ
との成す空間に所定のガスを所定のガス圧力で満たすた
めのガス導入手段を持ち、該観察用穴を塞ぐことのでき
る、可動式の光路閉塞用のシャッタから成る基板温度の
制御手段をそなえてなる上記(1)もしくは(2)記載
の真空処理装置により、また、(4).上記各々のステ
ージには、該赤外線輻射温度計によって基体の温度を観
測するための観察用穴、また基体からの赤外光を赤外線
輻射温度計にまで導くための光路、基体に接するステー
ジの面内にあり、基体とステージとの成す空間に所定の
ガスを所定のガス圧力で満たすためのガス導入手段を持
ち、該赤外線輻射温度計の測定波長に対してほぼ透明な
材料でできた該観察用穴の基板側と赤外線温度計側との
真空雰囲気を仕切るための第1の窓板を備えてなる基体
温度の制御を備えた上記(1)もしくは(2)記載の真
空処理装置により、また、(5).上記各々のステージ
は、第1の窓板と、赤外線温度計との間に第1の窓板の
厚さよりも薄い第2の窓板を備えてなる基板温度の制御
手段を備えた上記(1)もしくは(2)記載の真空所理
想値により、また、(6).上記第1の窓板は、第2の
窓板に比較して、より長い波長の赤外線輻射光までを透
過させることができるものからなる基板温度の制御手段
をそなえた上記(1)もしくは(2)記載の真空処理装
置により、また、(7).上記第1及び第2の赤外線輻
射温度計は、それぞれ同一の赤外領域の波長にて測定を
行うようにして成る上記(1)もしくは(2)記載の真
空処理装置により、また、(8).上記温度校正ステー
ジ上の基体を既知の所定温度に加熱または冷却する手段
を、上記真空処理チャンバ外に配設して成る上記(1)
もしくは(2)記載の真空処理装置により、また、(9
).上記温度校正ステージ上の基体を既知の所定温度に
加熱または冷却する手段は大気との置換雰囲気内に存在
するようにして成る上記(1)乃至(8)何れか記載の
真空処理装置により、また、(10).上記温度校正チ
ャンバ内の基体の温度を既知の所定温度に加熱または冷
却する手段は、基体よりも熱容量の大きな部材に前記基
体を熱的に接触させる手段をもって構成して成る上記(
1)乃至(9)何れか記載の真空処理装置により、また
、(11).上記基体を基体よりも熱容量の大きな部材
に熱的に接触させる手段は、基体と部材とが接触する空
間を真空に排気する手段を持って構成して成る上記(1
0)記載の真空処理装置により、また、(12).上記
温度校正ステージ上の基体の温度を既知の所定温度に加
熱または冷却する手段は真空処理チャンバ内にあり、基
体を基体よりも熱容量の大きな部材に熱的に接触させる
手段と、この基体と部材とが接触する空間には5パスカ
ル以上の圧力の気体を封入する手段とを配設して成る上
記(1)乃至(7)何れか記載の真空処理装置により、
(13).基体温度校正ステージと、真空処理チャンバ
との間に基体温度調整チャンバを配設し、ステージごと
に第1,第2及び第3の赤外線輻射温度計とを備えて成
る上記(1)もしくは(2)記載の真空処理装置により
、また、(14).少なくとも上記真空処理チャンバ内
の基体が載置されるステージを、基体を所定温度に加熱
もしくは冷却する手段の配設された第1のステージと、
温度測定用の第2のステージとに分割し、第1のステー
ジで基体の温度設定を行い、次いで第2のステージに基
体を移動して温度測定する手段を具備して成る上記(1
)乃至(13)何れか記載の真空処理装置により、また
、(15).少なくとも上記真空処理チャンバ内の基体
を加熱する手段の一つが、ランブ加熱手段から成る上記
(1)乃至(9)何れか記載の真空処理装置により、ま
た、(16).少なくとも上記温度校正ステージ上の基
体の加熱もしくは冷却する手段の一方を上記ステージに
備えると共に、前記基体上面に近接して第2の加熱もし
くは冷却する手段を配設し、前記基板を両面から温度制
御するように成した上記(1)乃至(13)何れか記載
の真空処理装置により、達成される。そしてまた、(1
7).上記真空処理チャンバ内の各々のステージは、第
2の赤外線輻射温度計の出力から求めた基体の温度から
真空処理チャンバ内の前記所定の設定温度からずれた分
量の温度を調整する温度制御手段を具備して成る上記(
1)乃至(12)何れか記載の真空処理装置。
【0036】上記第2の目的は、(18).ステージに
載置された基体を既知の設定温度に加熱または冷却する
手段を備えた温度校正上の基体の輻射熱を測定する第1
の赤外線輻射温度計と;前記第1の赤外線輻射温度計の
出力から前記基体の既知の温度に基づいて輻射率を求め
、前記第1の赤外線輻射温度計により前記基体の温度を
正しく表示せしめるための赤外線感度補正値を演算する
手段と;温度校正ステージを出た基体が載置されるステ
ージと、この基体を所定の設定温度に加熱または冷却す
る手段と、前記基体に真空成膜処理する手段とを備えた
真空成膜処理チャンバと;真空成膜処理チャンバ内のス
テージ上の前記基体の輻射熱を測定する第2の赤外線輻
射温度計と;前記第2の赤外線輻射温度計の出力から前
記温度校正ステージで求めた赤外線感度補正値に基づき
真空成膜処理チャンバ内に置かれた基体の真の温度を算
出する手段と;この第2の赤外線輻射温度計の出力から
求めた基体の温度が、真空成膜処理チャンバ内の前記所
定の設定温度からずれた分量の温度を調整する温度制御
手段と;上記各々のチャンバ内の基体上に近接して配設
され、赤外線温度計の測定波長に対して充分に鏡面であ
る部材でその主面が構成されたシャッタ機構とを具備し
て成る成膜装置により、達成される。
【0037】そしてさらに具体的に好ましくは、(19
).上記真空処理チャンバをスパッタリング法によって
所定条件で薄膜を形成することのできる真空成膜処理チ
ャンバで構成して成る上記(18)記載のスパッタリン
グ成膜装置により、そしてまた、(20).上記真空成
膜処理チャンバをCVD法によって所定条件で薄膜を形
成することのできる真空成膜処理チャンバで構成して成
る上記(18)記載のCVD成膜装置により、達成され
る。 また、(21).上記基体温度校正チャンバと、真空成
膜処理チャンバとの間に基体温度調整チャンバを配設し
、各チャンバ内には、各々、赤外線輻射温度計とを備え
て成る上記(18)記載の成膜装置により、また、(2
2).上記基体温度調整チャンバの設定温度を、基体温
度校正チャンバ及び基体への真空成膜処理チャンバより
も低温もしくは高温の異なる温度に保持して成る上記(
21)記載の成膜装置により、そしてまた、(23).
上記真空成膜処理チャンバがスパッタリング成膜チャン
バから成る上記(21)もしくは(22)記載の成膜装
置により、達成される。
【0038】上記第3の目的は、(24).成膜処理を
するための所定の基体を基体温度校正チャンバ内のステ
ージに載置し、基体を所定温度に加熱する工程と、次い
で真空下で所定温度に冷却し、基体を真空成膜処理チャ
ンバ内のステージに搬送して所定の第1の成膜設定温度
に制御して成膜を開始する工程と、次いで基体温度を前
記第1の成膜設定温度よりも高い第2の設定温度に制御
して所定厚みになるまで成膜する工程と、成膜終了後、
前記第2の成膜設定温度以下に急冷する工程とを有して
成る上記(18)記載の成膜装置による成膜方法により
、また、(25).成膜処理をするための所定の基体を
基体温度校正ステージに載置し、基体を所定温度に加熱
する工程と、次いで基体を基体温度調整チャンバ内のス
テージに搬送して所定温度に冷却する工程と、次いで基
体を真空成膜処理チャンバ内のステージに搬送して第1
の成膜温度にて、第1の成膜を開始する工程と、一旦成
膜を停止しこの基体を前記基体温度調整チャンバ内もし
くは他のステージに移し、前記第1の成膜温度よりも高
い第2の設定温度に一定時間保持して成膜の結晶粒を増
大する工程と、基体の温度を前記基体温度調整チャンバ
内の第2の設定温度よりも高い第3の成膜温度に制御し
て所定膜厚まで成膜を行う第2の成膜工程と、急冷する
工程とを有して成る上記(21)記載の成膜装置による
成膜方法により、達成される。
【0039】上記第4の目的は、(26).温度を測定
する対象の基体とその基体の温度を測定しようとする赤
外線輻射温度計と赤外線輻射温度計で温度の測定を行う
基体の表面とは逆の表面に、前記赤外線輻射温度計で測
定する光軸とほぼ垂直に、その測定する赤外線波長に対
して充分な反射率を有する鏡面を設置し、上記基体の温
度を測定するようにした基体温度の測定方法により達成
される。または、(27).加熱処理又は冷却処理を行
う対象の基体とその基体の温度を測定しようとする赤外
線輻射温度計、赤外線輻射温度計とは基体の反対側にあ
る測定波長の於いて十分に高い反射率を有する鏡面と、
上記処理を行う加熱又は冷却手段とを備えた基体温度の
制御方法により、好ましくは、(28).上記加熱又は
冷却手段は上記赤外線輻射温度計からの測定値により基
体を所定の温度に制御するものであることを特徴とした
上記(27)の基体温度の制御方法により、または、(
29).上記鏡面は必要に応じて基体の反対側の赤外線
輻射温度計の光軸に移動できるものであることを特徴と
した上記(27)乃至(28)の温度制御方法により、
または、(30).上記加熱手段は少なくとも第1回目
と第2回目の加熱を行い、第1回目の加熱後に前記鏡面
と赤外線輻射温度計を用いて基体温度の測定を行う、そ
の結果から第2の加熱により目標の加熱温度が得られる
ように第2の加熱条件を設定する手段を備えたことを特
徴とした請求項目上記(27)乃至(29)の基体温度
の制御方法により、または、(31).鏡面の置かれる
場所には鏡面とは逆に測定波長にて十分に低い反射を有
する物体を導入できるようにしたことを以て特徴とした
請求項目(27)乃至(30)の基体温度の制御方法に
より、達成される。
【0040】
【作用】真空処理チャンバにて基体に所定の処理を行う
前に、温度校正ステージ内においては、基体を既知の温
度に加熱または冷却し第1の赤外線輻射温度計と熱電対
によって基体の温度を測定し、その測定結果に基づいて
赤外線輻射温度計の補正値、つまり輻射率を演算する。 この演算結果に基づいてその後の真空処理チャンバ内の
基体の温度を第2,第3の温度計で正確に測定する。そ
してその測定結果に基づいて温度制御系を作動させて真
空処理チャンバ内の基体の温度を所定値に設定して成膜
処理等の真空処理を正確に温度管理された状態で行う。
【0041】また、温度校正ステージにおいては、第1
の赤外線輻射温度計と熱電対による校正温度の測定を異
なる複数の温度にて行うことによって、以後の真空処理
チャンバ内での基体の温度制御を行うに際に、広い温度
範囲でのプロセス温度の制御が可能になる。
【0042】更に、上述した第1の赤外線輻射温度計と
熱電対による校正温度の測定のための加熱手段または冷
却手段として複数の手段を設けることによって、異なる
複数の温度による校正をより短時間で行うことができる
【0043】上述した第1の赤外線温度計を用いる代わ
りに、測定波長のランプを用いて、その反射率,透過率
から吸収率を求め、輻射率を求めることもできる。
【0044】また、同一の製品であればロット毎の校正
値の取得で十分である場合もある。基体を加熱または冷
却中に基体を赤外線輻射温度計にて観察するために加熱
または冷却用ステージに貫通孔(開口窓)を設ける必要
があるが、この貫通孔のために基体の温度分布に不均一
性が生じることがある。そこでこの対策としては、基体
表裏両面を加熱するようにしても可能であるが、ステー
ジを2分割し、一方の基板加熱または冷却用ステージに
は開口窓を設けず温度制御専用のステージとし、他方の
温度測定用ステージに開口窓を設け、温度測定に当たっ
てはこの一方のステージから他方のステージへ基板を移
動して温度測定を行うようにしても良い。
【0045】本発明において基体の温度測定時に基体に
近接してシャッタを配設することは、基板の正確な温度
測定をする上で極めて重要な役割を果たす。
【0046】その第1の役割は、金属膜をスパッタ或い
はCVD等により成膜する装置の場合には、金属膜の有
無にかかわらず、このシャッタにより金属膜が成膜して
いるのと同じ赤外線輻射率を得ることができるため、成
膜前後での見掛けの赤外線輻射率の違いを補正すること
ができ、正確な温度測定に基づく基板の正しい温度制御
を可能とすることにあり、第2の役割は、基体を貫通し
て赤外線輻射温度計に入射する迷光を遮断し、迷光によ
る測定誤差を防止することにある。
【0047】このシャッタ機構は、特に、成膜前の基体
の温度計側には必ず必要となる。シャッタとともに吸収
体を用いる場合には、吸収体をひかえての測定では、迷
光成分のレベルを正確に得ることができるので、迷光に
よる測定限界を常に把握しておくことができる。
【0048】なお、ここで説明できなかったその他の作
用については、実施例の項で具体的に説明する。
【0049】
【実施例】以下、図面を用いて、本発明の一実施例を説
明する。
【0050】実施例1.図1は、本発明真空処理装置を
スパッタ成膜装置に適用した一実施例を示した概略構成
図である。この実施例では、成膜対象である基体をシリ
コンウェハとし、この上にAl薄膜をスパッタリングに
より成膜する一例を代表例として説明する。  本発明
の真空処理装置1は、基体温度構成ステージ5を持つ基
体温度構成チャンバ2と、基体の加熱及び冷却を行う基
体温度調整ステージ6をもつ基体温度調整チャンバ3と
、スパッタ成膜ステージ7とAlターゲット8とスパッ
タ電極9とをもつスパッタ成膜チンバ4との三つのチャ
ンバから構成されている。そしてこれらのチャンバはそ
れぞれゲートバルブGVI及びGV2により接続され独
立している。また、基体温度校正チャンバ2とスパッタ
成膜チャンバ4とには、排気系が接続され、一方では所
定の真空状態に保持できると共に、他方ではガス導入口
から所定のガスを導入し基体温度校正チャンバ2におい
ては空気や窒素ガスを導入して大気圧にまで設定でき、
スパッタ成膜チャンバ4においてはスパッタガスを導入
して所定の放電によりプラズが生じる環境に設定できる
ように構成されている。更にまた、各ステージには後述
するように加熱及び冷却手段が設けられていると共に、
基体10からの輻射赤外線を観測するための貫通口から
成る開口窓19が配設されており、この開口窓19を通
して光学的に結合されて第1,第2及び第3の赤外線輻
射温度計11,14及び15が接続されている。基体温
度校正ステージ5には、基体温度校正ステージ5の温度
を正確に測定するための熱電対12が設けられている。 そして各赤外線輻射温度計からの出力及び熱電対12の
出力を入力して、第1の赤外線輻射温度計11の輻射率
を演算したり、この演算結果に基づいて第2,第3の赤
外線輻射温度計14及び15の補正をし、それぞれのス
テージ上の基体10の正しい温度を計測したり、最終的
にはこれらの計測データに基づき所定のステージ温度に
設定する指令を各ステージの加熱及び冷却手段にフィー
ドバックしてステージの温度を所定値に設定コントロー
ルする、所謂真空処理装置全体の温度を管理するための
基体温度制御機13を備えている。
【0051】そして各チャンバの機能について説明する
と、基体温度校正チャンバは、通常、成膜開始温度より
も高い既知の温度に設定された基体10からの赤外線輻
射を第1の赤外線輻射温度計11で測定し、輻射率を算
出してこの赤外線輻射温度計の校正を行う。基体温度調
整チャンバ3は、次のスパッタ成膜チャンバ4に基体を
搬送する前の温度調整機能をもち、スパッタ成膜チャン
バ4は、基体にスパッタにより成膜を行う機能を持つ。
【0052】以下に各ステージの温度を制御して基体1
0を所定温度に保持してAlターゲット8からシリコン
ウェハ基体10上にAl薄膜をスパッタ成膜する具体例
につき説明する。まず、大気圧下におかれた基体温度構
成チャンバ2内において、ウェキ10は校正ステージ5
上で200℃,300℃,400℃の3温度点に段階的
に加熱される。なお、これらステージ5,6,7での加
熱,冷却法については、とりまとめて後述する。
【0053】この校正ステージ5上で加熱された基体1
0の裏面を、第1の赤外線輻射温度計11と熱電対12
で観察及び測定し、基体温度制御器13の演算処理部で
各温度段階の温度の指示値を得る。つまり、熱電対12
で基体温度と平行になっている校正ステージの温度を実
測し、その温度を基体温度としてその時の輻射率を赤外
線輻射温度計11で観察して、基体温度制御器13の演
算処理部でこの輻射率に基づく温度の指示値を得る。
【0054】ウェハ10は、予め既知温度に加熱設定さ
れているので、この第1の赤外線輻射温度計11から得
られた輻射率を逆算して求めることができるので、以後
の真空中での基体温度調整チャンバ3とスパッタ成膜チ
ャンバ4の処理温度は、この輻射率を使用して、第2,
第3の赤外線輻射温度計14,15から輻射率を補正し
て読み取る。
【0055】第1の赤外線輻射温度計11による輻射率
の校正が終了した時点で、基体温度校正チャンバ2内を
排気して真空状態とした後、ウェハ10は、ゲートバル
ブGV1を開いて校正チャンバ2から真空下の基体温度
調整チャンバ3に搬送され、第2の赤外線輻射温度計1
4により温度測定される。その測定結果から基体度制御
器13によりステージ6の温度調整を行い、ウェハ10
の温度を任意の温度に調整する。この例では、100℃
にセットした。その後ウェハ10は、ゲートバルブGV
2を開いて真空状態のスパッタ成膜チャンバ4のステー
ジ7に搬送され、第3の赤外線輻射温度計15により温
度測定され、その結果をもとにステージ7の温度を任意
の温度に調整し、基体10の温度を任意の温度に制御し
てスパッタ成膜を行う。この例では、250℃にセット
してAlのスパッタ成膜を行った。スパッタ成膜後、ウ
ェハ10を再度校正チャンバ2に搬送し、輻射率の再校
正を行い、この輻射率を以後のスパッタ成膜時の温度測
定時の補正に用いた。
【0056】なお、各チャンバ間を搬送するための簡易
手段としては、例えばシリコーンゴム等の耐熱性ベルト
を用いた搬送機構,ロボット等が用いられる。
【0057】次に、図2により基体を載置するステージ
の構造の概略,加熱,冷却方法及びウェハの輻射率の測
定方法について、スパッタステージ7の例を用いて説明
する。(1)基板ステージの構造と加熱,冷却方法:ス
パッタステージ7はステージを加熱するための電熱ヒー
タ18を内蔵し、真空中でウェハに熱を伝達する例えば
、空気や窒素ガス等の伝熱ガスが流れる構造となってお
り、ウェハに伝熱ガスを均一に接触させるためのクラン
プ17が設置されている。また、ウェハの温度を赤外線
輻射温度計15により測定するため輻射線観測用空洞を
構造する開口窓19が設けてある。ウェハを冷却する場
合には、図示していないが、ヒータ18の替りにフレオ
ン等の冷却媒体を循環させステージを冷却し、上記と同
様に伝熱ガスによりウェハを冷却する。
【0058】また、校正ステージ5ではチャンバ内が大
気圧であるため伝熱ガスは用いず真空排気を行い、真空
チャックによりステージとの密着性を保ち熱伝導により
熱伝達を行うようになっている。
【0059】(2)輻射率の測定:次に赤外線輻射温度
計によるウェハ基体の温度計測方法について説明する。 本実施例では、赤外線輻射温度計11,14,15を各
ステージの下部に設置し、ウェハの裏側の温度を測定す
るようになっており、各チャンバ内からの迷光が赤外線
温度計に入射しないように迷光遮断用円筒16を各ステ
ージと赤外線輻射温度計の間に設けてある。
【0060】本実施例では、真空中での処理はスパッタ
リングによる基体へのAlの成膜である。基体がAl金
属の成膜を受けると、Al膜からの反射される分だけ輻
射率が大幅に高くなる。したがって基体温度校正チャン
バで成膜処理前に測定して求めた輻射率は、その後の成
膜処理により使用できなくなる。
【0061】本発明では成膜処理が終了したウェハを再
び校正チャンバにて予め設定された既知の温度に加熱し
、再び新しい表面に対して輻射率を測定し、再校正をす
る。これによって例えば成膜終了直後のウェハを赤外線
輻射温度計で測定しておき、成膜後の(2回目の)輻射
率測定によって正しい輻射率を算出することで、成膜直
後のウェハ温度を正しく知ることが可能である。
【0062】例えば成膜直後のウェハの温度が高すぎる
場合には、成膜中乃至は成膜前に行う基板加熱量を減少
させるように、加熱条件の設定を変える。
【0063】成膜開始時の設定温度を変更することなし
に、成膜終了直後の温度だけ低下させたい場合には、基
体ステージでのガス冷却を行い基体裏面のガス圧力を調
整することで成膜中の基体冷却の設定を成膜中に変化さ
せることができる。
【0064】上記実施例では、シリコンウェハを基体と
して、その表面にAl薄膜をスパッタリングにより成膜
する例を示したが、ステージを介して基体の温度制御が
高精度に行えるウェハ内で再現性が良い結晶性が得られ
高品質の成膜を達成することができた。
【0065】実施例2.赤外線輻射温度計によって観察
される基体10の反対側に金属膜を成膜する場合、膜の
有無によって見掛けの赤外線輻射率の値が大きく異なる
場合がある。図3ではこのような目的のスパッタ装置に
おいて、成膜後の基体の赤外線輻射率を校正するために
第2の温度校正チャンバ32を、図1のスパッタ成膜チ
ャンバ4に付加して増設した例を示したものである。
【0066】スパッタによって成膜中に赤外線輻射温度
計15によって基体の温度を測定する。しかしながらこ
の場合には基体10の表面には既に金属膜が形成されて
いるために基体温度校正ステージ2において得られた赤
外線輻射率の補正値は使用することができない。このた
めスパッタ成膜後、スパッタ成膜チャンバ4から基体1
0を第2の温度校正チャンバ32に搬送し、温度校正チ
ャンバ2と同様に加熱または冷却ステージ33によって
所定の温度に加熱または冷却し、赤外線輻射温度計34
および熱電対35によって温度を測定し両者の指示値か
ら所定の温度における成膜後の基体10の赤外線輻射率
を算出する。そうして成膜中に知り得た温度データをこ
の値で補正することで成膜中の基体の温度を正確に知る
ことができる。もし。こうして知り得た成膜中の基体1
0の温度が所定の値よりも高過ぎた場合には、基体の温
度を適正に調整するために基体温度調整チャンバ3の加
熱手段または冷却手段に適宜フィードバックをかけるこ
とで、次の基体に対する成膜処理を適正に行うことがで
きる。
【0067】なお、成膜後の基体の赤外線輻射率を校正
するための温度校正チャンバは、必ずしもこの例のよう
に成膜前の基体の赤外線輻射率を校正するための温度校
正チャンバ2とは別個に用意する必要はない。即ち、ス
パッタ成膜チャンバ4にて成膜を行った後、基体を再び
、基体温度調整チャンバ3を経て温度校正チャンバ2へ
搬送し、ここで上記第2の温度校正チャンバ32と同様
の赤外線輻射率の校正を行ってもよい。
【0068】実施例3.先の実施例1及び2では、基体
が成膜を受けると基体の輻射率が変化するため輻射率の
校正を再度やり直すという必要があったが、本実施例で
はその点を改良し、一度の輻射率の校正でその後の成膜
処理においてもこの輻射率を基準として赤外線輻射温度
計の補正ができるというものである。
【0069】この実施例も実施例1と同様にシリコンウ
ェハ基体にアルミAlをスパッタリングにより成膜する
装置例について説明するものである。
【0070】図4はスパッタ装置の概略構成図を示した
もので、基本的には第1図と同様であるが、この例では
後で詳述するように各ステージに載置された基体10に
近接してシャツタ20,21,22がそれぞれ配設され
ていることである。
【0071】基体10は先ず温度校正チャンバ2中で加
熱または冷却ステージ5によって所定の温度に加熱また
は冷却され、第1の赤外線輻射温度計11及び熱電対1
2によって温度を測定し、両者の指示値から所定の温度
における基体10の赤外線輻射率を算出する。基体の赤
外線温度計によって観察される側とは反対側に金属膜を
スパッタ成膜する場合、膜の有無によって見掛けの赤外
線輻射率の値が大きく異なる場合があるが、このシャッ
タの設置によって膜の有無による見掛けの赤外線輻射率
の差を低減することができる。
【0072】なお、赤外線輻射温度計11による計測に
当たっては、シャッタ20を閉ざした状態で計測する。
【0073】次に基体10は温度校正チャンバ2から基
体温度調整チャンバ3に搬送され、加熱または冷却ステ
ージ6にて加熱または冷却しながら第2の赤外線副手温
度計14によって基体10の温度を測定し、校正チャン
バ2にて求めた所定の温度での基体10の輻射率の値と
の補正により基体温度制御器13を通じて加熱また冷却
ステージ6の温度を所定の温度に調整し基体10の温度
を所定の温度に制御する。なお、この基体温度調整チャ
ンバ3での温度計側も温度校正チャンバ2の時と同様に
シャッタ21を閉ざした状態で測定する。
【0074】その後基体10はスパッタ成膜チャンバ4
に搬送されスパッタステージ7にて加熱または冷却する
。この時シャッタ22を基体上に閉ざし、第3の赤外線
輻射温度計15によって基体10の温度を測定し、校正
チャンバ2にて求めた基体10の輻射率の値との補正に
より正しい温度を知ることができる。更にこのようにし
て正しい温度を知ることによって、基体温度制御器13
を通じて加熱または冷却ステージ7の温度を所定の温度
に調整し、基体10の温度を所定の温度に制御してスパ
ッタ成膜を開始する。成膜終了後、基体10は基体温度
調整チャンバ3に戻され、ステージ6にて加熱もしくは
冷却されながら第2の赤外線輻射温度計14によって温
度測定される。この時、校正チャンバ2にて求めた所定
の温度での基体の放射率の値との補正により、基体温度
制御器13を通じてステージ6の温度を所定温度に調節
して基体温度を所定値に設定する。その後基体は温度校
正チャンバ2を経て真空処理装置1から搬出され次ぎの
工程に進む。
【0075】なお、基体温度校正ステージ2における第
1の赤外線温度計11と熱電対12による基体10の温
度測定を複数の温度において行い、なおかつ第2および
第3の赤外線輻射温度計14,15を用いることによっ
て、より正確なプロセス温度の制御が可能になる。また
図示していないが、基体温度校正のため第1の赤外線輻
射温度計11で測定するための、基体を加熱または冷却
する手段を複数個設けることによって、同様な複数の温
度における基体の温度の校正をより短時間で行うことが
可能になる。以上は温度校正を、スパッタ装置に組み込
んだ形で説明しているが、前述したように全く別途用意
することも可能であるし、第1の赤外線温度計の代わり
に反射透過を測定する手段を用いることもできる。
【0076】図5にステージの代表例として第4図のス
パッタステージ7の概略構成図を示す。ステージの構成
は、基本的には第2図の例と同一であるが、本実施例で
は基体10の上部に近接してシャッタ22の設けられて
いる点が異なる。
【0077】つまり、基体の赤外線温度計によって観察
される側とは反対側に金属膜をスパッタ成膜する場合、
膜の有無によって見掛けの赤外線輻射率の値が大きく異
なる場合があるが、このシャッタの設置によって膜の有
無による見掛けの赤外線輻射率の差を低減できるため、
図3のように温度校正のための赤外線温度計による測定
を、第2の温度校正チャンバ32を配設するなどして成
膜前後で2回行う必要が無くなり1回で済むようになる
【0078】このシャッタは、温度測定時に基体表面を
閉ざし、成膜中は開放される開閉自在な機構を有してお
り、例えばステンレス製の円板が回転可能の駆動軸に支
持され、この駆動軸を回動することにより開閉する構成
となっている。
【0079】また、シリコンウェハ基体10は赤外線に
対してほとんど透明であることから、基体を貫通して赤
外線輻射温度計に迷光が入射し、基板の温度測定精度が
低下する場合がある。その対策としてこの例では、赤外
線温度計によって観察される側の反対側に基体に近接し
て、赤外線輻射温度計の測定波長に対して充分鏡面であ
る部材によってその主面が構成されたシャッタ22を備
え、赤外線輻射温度計15による基体10の温度測定中
に、この迷光が入射しないよう遮断する構成となってい
る。
【0080】このようにシャッタ機構の役割は、第1に
は金属膜をウェハ基体に成膜する際に金属膜により反射
されるウェハからの輻射光による見掛けの放射率の増加
分を補正することであり、第2にはこれにより赤外輻射
光強度の向上による測定精度の向上であり、第3には迷
光の遮断である。
【0081】なお、図6は図4のステージ6の概略構成
図を示したもので、基本的には図5のステージ7と同様
の構成である。ステージ6にはヒータ18を内蔵し、真
空中ではステージ6と基体10との間の空間に伝熱ガス
が流れる構造になっており、基体に伝熱ガスを均一に接
触させるためのクランプ17が設置されている。基体1
0の温度を赤外線輻射温度計14で測定するための開口
窓19と迷光遮断用円筒16が接続されており、円筒1
6の両端には赤外線を透過する材質の窓板23,24が
装着されている。また、円筒16自身が加熱され迷光の
発生源にならないように水冷する構造となっている。迷
光の影響をさらに低減する場合には、冷却を行った上で
円筒16の内壁を黒体処理ことで可能となる。また、こ
の例も図5の場合と同様に基体10に近接して図5と同
様にシャツタ21が配設されている。  なお、上記シ
ャッタは、(1)鏡面状態の赤外線反射率を有するもの
。 (2)迷光の遮断機能を有するものであれば何れの構造
でも良く、例えば基体の温度測定タイミングに同期して
開閉自在に駆動する構成、或いは、チャンバの一領域に
固定シャッタを設け、測定時に基板をシャッタ下部に移
動する機構とするなど種々の構成を採用することができ
る。このシャッタがウェハ上に現れることでウェハの温
度が低下する等の場合には、シャッタの温度を概略ウェ
ハ温度に近く加熱しておくとよい。
【0082】図7はシャッタの有無によるシリコンウェ
ハ基体の赤外線輻射率の違いを示した特性曲線である。 図7(a)は、シャッタ無しの比較例、図7(b)は、
シャッタを設けた本実施例の測定結果を示している。こ
れから明らかなように、図7(a)のアルミAl成膜前
(Al膜無し)のウェハの見掛けの赤外線輻射率はAl
成膜後(Al膜有り)のウェハの見掛けの赤外線輻射率
より小さく両者にかなりの差が生じているが、Al成膜
前さウェハにシャッタを設置することによって、図7(
b)に示すように見掛けの赤外線輻射率がAl成膜後の
ウェハとほぼ同等になることが分かった。これによりシ
ャッタを用いて基体温度を計測することにより一定の放
射率で計測可能と成ることが分かる。
【0083】実施例4.赤外線輻射温度計の測定波長に
対してほぼ透明な材料でできた温度観察用窓板は、それ
自身の温度が上昇されることにより放射光を放出するた
め、これらにより測定下限温度を律速する。本実施例で
は、第1と第2の窓板の材質の異なるものを用いて測定
下限温度の低下を可能とした例を図8のスパッタステー
ジ7を用いて説明する。本実施例は基体上にシャッタを
用いていないがシャッタを用いても同様に目的を達成す
ることは云うまでもない。
【0084】スパッタステージ7−1はその内部には電
熱ヒータ18が設けてある。ヒータの代わりにスパッタ
ステージ7の内部に液体窒素等の冷媒を導入する等すれ
ば、基板の冷却に用いることができる。
【0085】30はスパッタステージ7−1に設けられ
た小窓であり、第1の窓板24が嵌め込まれている。こ
の材料については後述するが、赤外線を効率良く透過さ
せることのできる材料、例えばフッ化バリウム,フッ化
カルシウム等を用いている。このために基板10とスパ
ッタステージ7とで為す空間の機密性は保たれ、この空
間の圧力は好適な数Torr内外の圧力に保たれる。
【0086】スパッタステージ7−1上に置載された基
板(本例ではSiウエハ)10の裏面から赤外線の輻射
光を、赤外線(輻射)温度計5で観察するために、光路
36を通すために設けられている。
【0087】赤外線温度計14は大気中に設置されてい
る。このために光路36は大気と真空との境を通らなけ
ればならない。31はこのための観察窓であり、第2の
窓板23には後述するが赤外線を効率良く透過させる材
料、例えばフッ化バリウム,フッ化カルシウム等を用い
ている。この第2の窓板23は大気圧に耐えなければな
らないので、強度を確保するために通常5mm程度の厚
さのものを用いることが行われている。
【0088】パイプ32は基体10とスパッタステージ
とが為す空間にArガスを導入するためのものである。 スパッタステージ7−1があらかじめ所定の温度に加熱
されており、基板10が置載され、スパッタステージ7
−1に基板10がクランプ17によって押しつけられ、
Arガスが導入されると、スパッタステージ7−1から
基板10への熱の伝達が開始し、基板の温度は速やかに
上昇を始める。
【0089】もし基板が所望の温度であることがわかれ
ば、例えば基板10に対向して設置されたスパッタリン
グターゲット8によって、スパッタリングによる成膜な
どの処理を開始すればよいし、もし低すぎるようであれ
ば、スパッタステージの温度を調整するなどして、所定
の温度になるまで加熱を続ければよい。
【0090】基板10のすぐ後にあって、基板10とス
パッタステージ7−1とが作る空間に充満する熱媒体と
してガスに直接触れる第1の窓板24は、基板10と同
様にガスによる熱媒体で加熱される。
【0091】赤外線温度計14は第1の窓板24と第2
の窓板23を介して基板を「見ている」が、第2の窓板
23については後に述べるとして、第1の窓板24につ
いて最初に述べる。第1の窓板24の厚さが厚いと、当
然基板からの赤外線輻射光の強度は低下する。同じに第
1の窓板24の厚みが大で吸収損失が大きいということ
は、第1の窓板24の温度が上がった時に、その分仕切
板自身からの輻射が発生するということを意味している
【0092】従って第1の窓板24の厚さはできる限り
薄いことが望ましい。もし第1の窓板24が直接大気と
基板とスパッタステージとがつくる空間との間を仕切る
ようにすると、大気圧に耐える強度を付与するためには
先述べたように5mm程度の厚さが必要である。然し乍
ら5mmもの厚さをもったフッ化バリウムを400℃に
加熱すれば、非常に強い輻射が置き、その先においてあ
る基板10の輻射する赤外線を観察することができない
。また、第1の窓板24と基板10はガスを使った加熱
方式を採っているために、何れも同一の温度に収束しよ
うと動くことになる。従ってこの点からも第1の窓板2
4は薄いものであることが必要である。
【0093】赤外線を効率良く透過させる材料はなかな
かなく、一般に使用されているガラスや、石英ガラス等
は赤外線を透過させる材料としては全く好適でない。従
って第1,第2の窓板24,23は共にフッ化バリウム
等の材料で構成しなければならない。
【0094】第1の窓板24はスパッタリングを行うA
rの通常の圧力は数mTorrである。また基板10と
スパッタステージ7−1とで為す空間の圧力は高々数T
orrである。従って第1の仕切板14の前後に加わる
圧力は僅少であり、仕切板に強度は必要が無い。これは
第2の窓23が大気圧とのインタフェースを受け持って
いるからである。
【0095】第1の窓板24は従って、1mmの厚さが
あれば強制的には充分である。以上の実施例の説明から
基板側の第1の窓板24には第1の窓切板24と赤外線
温度計との間の第2の窓板23よりも薄いものを用いる
ことによって、第1の窓板24からの輻射光の影響を低
減できることが充分に述べられた。
【0096】図9はフッ化バリウムの赤外光の透過特性
を示したものである。この特性は常温と500℃につい
て示した。データの出典は「基礎物性図表」(共立出版
昭和47年5月15日第1刷発行)の491〜492頁
(フッ化バリウム)、468から469頁(フッ化カル
シウム)である。
【0097】Alのスパッタリングによる成膜では成膜
中に基板(通常はSiウェハ等)を最大500℃程度ま
で加熱することが有る。第9図の1000℃の場合には
、常温で14μmまで透過していた赤外光が、10μm
程度までしか透過しなくなっている。この場合には10
μmから14μmでは赤外光の吸収が起こり、即ちその
分、赤外光の輻射も発生していることになる。
【0098】第2の窓板23を第1の窓板24と同様に
フッ化バリウムで構成すると、第1の窓板24が500
℃に昇温したことによって、輻射される赤外光が、第2
の窓板23が常温であるために、第2の窓板23を透過
してしまい、恰も基板10からの赤外光であるように観
察されてしまう。
【0099】図10はフッ化カルシウムの赤外光の常温
での透過特性であるが、第9図に示した常温のフッ化バ
リウムの透過特性より、長波長側に透過特性が伸びてい
ないことが判る。このフッ化カルシウムを第2の窓板2
3に使用すれば、例え第1の窓板24が加熱され、それ
自身で輻射を始めても、この赤外線輻射光は仕切板24
の後に控えている赤外線温度計にはこの不要輻射は入射
しない。従って、第1の窓板24の温度によらず安定な
測定が可能と成るのである。
【0100】実施例5.この実施例ではスパッタステー
ジに設けられた基体の温度測定用の観測窓に窓板がない
場合でも加熱及び冷却が問題無く行えるための例を図1
1を用いて説明する。本実施例は基体上にシャッタを用
いていないがシャッタを用いても同様に目的を達成する
ことは云うまでもない。
【0101】30はスパッタステージ7に設けられた小
窓であり、スパッタステージ7−1の上に置載された基
板(本例ではSiウェハ)10の裏面からの赤外線の輻
射光を、赤外線(輻射)温度計5で観察するために、光
路36を通すために設けられている。
【0102】赤外線温度計14は大気中に設置されてい
る。このために光路36は大気と真空との境を通らなけ
ればならない。23はこのための窓であり、窓材には赤
外線を効率良く透過させる材料、例えばフッ化バリウム
,フッ化カルシウム等を用いている。
【0103】パイプ8は基板10とスパッタステージと
が為す空間にArガスを導入するためのものである。基
板10はクランプ17によってスパッタステージに押え
つけられている。
【0104】スパッタステージ7−1の小窓30は蓋3
5によって、密閉される。すなわち蓋35はクランク状
のドライブシャフト34によって支持されているが、こ
のドライブシャフト34は上下と回転とができる。図1
1では蓋は中途の位置まで下がっているが、さらに蓋3
5はその位置を下げることができ、スパッタステージ7
−1の充分に下の位置まできてから、回転し、赤外線温
度計の観察用の光路36を邪魔しない位置まで退避する
ことができる。
【0105】ドライブシャフト34は逆に図9の位置よ
り上昇することができ、上死点ではスパッタステージ7
−1の小窓30を下から蓋35によって完全に塞ぐこと
ができる。
【0106】このために基板10とスパッタステージ7
−1とで為す空間の機密性は保たれ、これの空間の圧力
は好適な数Torr内外の圧力に保たれる。
【0107】基板10が、クランプ17でスパッタステ
ージ7−1に固定され、基板端と、スパッタステージ端
部とがよく密着し、基板10の表面とスパッタステージ
7−1とのなす空間に、弁33を調節することにより、
例えばArガスを導入する。このとき、ドライブシャフ
ト34はその上死点まで上昇しており、スパッタステー
ジ7−1の小窓30をフタ35によって塞いでいる。こ
のようにすると、スパッタステージ7−1から基板10
への熱の伝達が開始し、基板の温度は速やかに上昇を始
める。適当な時間がたった時にドライブシャフト35を
下降回転させ、光路36より除き、赤外線温度計14に
より基板10の裏面を観察することができるようになる
。ふた35が下降したことで、基板10の裏面とスパッ
タステージ7−1とのあいだに数Torrのガス圧力を
維持することはできないので、基板10の温度上昇はほ
ぼ停滞する。
【0108】もし基板が所望の温度であることがわかれ
ば、例えば基板10に対向して設置されたスパッタリン
グターゲット8によって、スパッタリングによる成膜な
どの処理を開始すればよいし、もし低すぎるようであれ
ば、再びふた35を用い、ガスを充満させることで加熱
を続ければよい。
【0109】実施例6.加熱または冷却ステージに基体
の赤外線温度測定のための開口窓19により基体の温度
分布が不均一になる場合には、図12に示すように貫通
孔(開口窓)19より離れた場所に分離して設けた加熱
または冷却専用のステージ25にて基体10を加熱また
は冷却した後、基体10を開口窓19のあるステージに
搬送し赤外線輻射温度計27にて温度測定を行う構成と
することによって基体10の温度分布がより均一な状態
で測定することができる。
【0110】実施例7.基体の加熱または冷却を表面ま
たは裏面の何れか一方側からのみ行った場合、基体の表
面側と裏面側とには温度差が生じる。そこで、図13に
示すように基体の表面と裏面との両側から温度制御でき
るように、それぞれの側に加熱または冷却手段28,2
9を設けることにより両面の温度差を低減することがで
きる。また、これにより開口窓19による基体上の温度
分布の不均一性をも低減することができる。
【0111】実施例8.図4のスパッタ装置1を用いて
、シリコンウェハ基体10上にアルミAl膜をスパッタ
リングにより成膜する他の実施例を説明する。
【0112】シリコンウェハ基体10は、温度校正チャ
ンバ2で500℃まで加熱されて吸着水分等が除去され
、熱電対12で測温されると共にこれをベースとして赤
外線輻射温度計11の放射率の校正を行い、次いでウェ
ハは基体温度調整チャンバ3に搬送される。この輻射率
の校正は、この方法によらずとも図4に示すように、測
定波長によらずとも図4に示すように、測定波長の光を
ウェハに照射することで透過率及び反射率を求め、行う
こともできる。
【0113】図14は基板の輻射率を測定する方法を示
す概念図である。基体温度校正ステージ5の上にシリコ
ンウェハ43が置載されている。シリコンウェハ43の
上方には鏡面反射体37が設置されている。この鏡面反
射体は目的とする測定波長域で充分に高い反射率を有す
るものでなければならない。
【0114】基体温度校正ステージ5の下方にはビーム
スプリッタ38が設置されている。参照光発生器39は
本例では適宜フィルタを用いて約10μmの波長を主成
分とした出力光を得られるものであり、参照出力光40
はビームスプリッタ38を通過し、シリコンウェハ43
に入射する。シリコンウェハ43からの反射光41はビ
ームスプリッタによって曲げられ、光検出器43に入射
する。
【0115】シリコンウェハ10の上方に輻射又は透過
した光は鏡面反射体37によって反射され、その全てが
、シリコンウェハ10に戻される。
【0116】一般に輻射率は入射光強度をI0,透過光
強度It,反射光強度Irを既知とした場合の吸収率α
に等しく、以下の式で表わされる。
【0117】α=(I0−It−Ir)/I0図14に
示す例では、鏡面反射体37のために透過光It=0と
なる。従ってシリコンウェハ43への入射光強度I0と
反射光強度Irを知ることで、吸収率、または輻射率を
算出することができる。このように知りえた輻射率を例
えば、蒸着前のシリコンウェハ43等の基板に適用する
には、赤外線温度計にて例えば裏面から温度を測定する
ようにして、その際にシリコンウェハ43表面側に鏡面
反射体を設置する。金属膜を蒸着中または、蒸着後では
この鏡面反射体37は不必要である。
【0118】ここで図4に戻るが、基体温度調整チャン
バ3に搬送されたウェハ基体10は、赤外線輻射温度計
14で測温され、ステージ6の温度制御により所定の2
00℃まで冷却され、スパッタ成膜チャンバ4に搬送さ
れる。このスパッタ成膜チャンバ4内で基体10は、図
15に示すような温度プロファイルによってスパッタさ
れる。ターゲット8は1%Si−3%Cu−Alの組成
のものを用いた。先ず始めに、基体10の温度を230
℃に制御し、膜厚数100Å程度までの第1のスパッタ
成膜を行い、そこで一旦スパッタを停止し、基体は基体
温度調整チャンバ3では、基体10の温度を300℃に
加熱制御し、第1のスパタ成膜で得たAl膜の結晶粒を
成長させ配向性等を向上させる。次に、基体は再びスパ
ッタ成膜チャンバ4に搬送され、基体温度を400℃程
度に設定した後、第2のスパッタ成膜を再開させ、膜厚
1μm程度まで成膜を行う。これにより結晶粒が大きく
、配向性のよいAlスパッタ膜が得られる。スパッタ終
了後基体は直ちに基体温度調整チャンバ3に搬送され、
50℃程度まで急冷される。これにより、Alスパッタ
膜中のSi及びCuの析出を抑制することができた。
【0119】上記実施例では、シリコンウェハを基体と
して、その表面にAl薄膜をスパッタリングにより成膜
する例を示したが、ステージを介して基体の温度制御が
高精度に行えるためウェハ内で再現性が良い結晶性及び
薄膜の微細構造が得られ、品質の優れた成膜を達成する
ことができた。例えば、数100Åの薄い膜を加熱する
際にその加熱温度が350℃以上では結晶性の向上が得
られなかった。従って、正確な温度を知ることができる
本発明なくしては工業的にこのような成膜方法を実現さ
せることはできない。
【0120】なお、本発明の真空処理装置は、上記のス
パッタ装置のほかCVD(ChemicaiVapor
  Deposition)による成膜装置等にも適用
可能であることは言うまでもない。
【0121】例えば、シリコンウェハ基板を基体として
、この基板上にCVDにより既知の方法タングステン膜
を成膜する場合などに有効である。
【0122】この種の成膜装置においては、いずれも基
体の温度制御の精度が、形成される膜質を左右すること
から、本発明の成膜装置は、それに十分応え得るもので
ある。
【0123】なお、上記実施例のように真空処理チャン
バを成膜処理チャンバとすれば成膜装置が実現されるが
、この真空処理チャンバを成膜チャンバ以外にも例えば
プラズマエッチング等のドライエッチング処理のチャン
バとすることも可能であり、エッチングする基板の温度
制御については上記実施例と同様に容易に実現できる。
【0124】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、真
空中での基体の正確な温度制御を可能とするものであり
、基板の正確な温度管理のできる真空処理装置を実現す
ると共に、それを成膜装置に応用することにより正確な
温度制御を必要とする成膜前後、及び成膜中の温度の管
理が容易にできるので、高品質な膜の形成を可能とする
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す真空処理装置の概略説
明用一部断面ブロック構成図である。
【図2】スパッタステージの一例を示す概略断面構成図
である。
【図3】本発明の他の一実施例を示す真空処理装置の概
略説明用一部断面ブロック構成図である。
【図4】本発明の他の一実施例を示す真空処理装置の概
略説明用一部断面ブロック構成図である。
【図5】シャッタ機構を配設したスパッタステージ及び
基体温度調整ステージの一例を示す概略断面構成図であ
る。
【図6】シャッタ機構を配設したスパッタステージ及び
基体温度調整ステージの一例を示す概略断面構成図であ
る。
【図7】シャッタの有無による温度計測結果を示した特
性曲線図である。
【図8】窓板の材料の組み合わせを好適なものとしたス
パッタステージの概略断面構成図である。
【図9】BaF2(フッ化バリウム)の赤外光透過特性
図である。
【図10】CaF2(フッ化カルシウム)の赤外光透過
特性図である。
【図11】本発明の他の一実施例を示す真空処理装置の
概略説明用一部断面ブロック構成図である。
【図12】同一チャンバ内でステージを2分割した本発
明の他の実施例となるステージの断面図である。
【図13】温度制御手段を基体の両面に配設したステー
ジの断面図である。
【図14】基板の輻射率を測定する方法を示す概念図で
ある。
【図15】成膜時の一温度プロファイルを示した説明図
である。
【符号の説明】
1.真空処理装置 2.基体温度校正チャンバ 3.基体温度調整チャンバ 4.スパッタ成膜チャンバ 5.基体温度校正ステージ 6.基体温度調整ステージ 7,7−1.スパッタステージ 8.ターゲット 9.スパッタ電極 10.基体 11,14,15.赤外線輻射温度計 13.基体温度制御器 16.迷光遮断用円筒 17.基板押え 18.ヒートブロック内部ヒータ 19.開口窓 20〜22.シャッタ 23.下部窓板 24.上部窓板 30.ヒートブロックに設けられた温度観測用光路31
.大気と真空との間の覗き窓 32.伝熱媒体ガスの導入パイプ 34.ドライブシャフト 35.ふた 36.赤外線温度計の観察用光路 37.鏡面反射体 38.ビームスプリッタ 39.参照光発生器 40.参照出力光 41.反射光 42.光検出器 43.シリコンウェハ GV1,GV2.ゲートバルブ

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステージに載置された基体を既知の設定温
    度に加熱または冷却する手段を備えた温度校正ステージ
    と;基体の輻射熱を測定する第1の赤外線輻射温度計と
    ;前記第1の赤外線輻射温度計の出力から前記基体の既
    知の温度に基づいて輻射率を求め、前記第1の赤外線輻
    射温度計により前記基体の温度を正しく表示せしめるた
    めの赤外線感度補正値を演算する手段と;該ステージと
    同一ないしは異なる基体が載置されるステージと、この
    基体を所定の設定温度に加熱または冷却する手段と、前
    記基体に真空処理する手段とを備えた真空処理チャンバ
    と;前記基体の輻射熱を測定する第2の赤外線輻射温度
    計と;前記第2の赤外線輻射温度計の出力から前記温度
    校正チャンバで求めた赤外線感度補正値に基づき真空処
    理チャンバ内に置かれた基体の真の温度を算出する手段
    とを備えて成る真空処理装置。
  2. 【請求項2】ステージに載置された基体を既知の設定温
    度に加熱または冷却する手段を備えた温度校正ステージ
    と;基体の輻射熱を測定する第1の赤外線輻射温度計と
    ;前記第1の赤外線輻射温度計の出力から前記基体の既
    知の温度に基づいて輻射率を求め、前記第1の赤外線輻
    射温度計により前記基体の温度を正しく表示せしめるた
    めの赤外線感度補正値を演算する手段と;前記基体が載
    置される前記ステージ又は、これと異なるステージと、
    この基体を所定の設定温度に加熱または冷却する手段と
    、前記基体に真空処理する手段とを備えた真空処理チャ
    ンバと;前記基体の輻射熱を測定する第2の赤外線輻射
    温度計と;前記第2の赤外線輻射温度計の出力から前記
    温度校正チャンバで求めた赤外線感度補正値に基づき真
    空処理チャンバ内に置かれた基体の真の温度を算出する
    手段と;上記各々のステージ上の基体上に近接して配設
    され、赤外線温度計の測定波長に対して充分に鏡面であ
    る部材でその主面が構成されたシャッタ機構とを具備し
    て成る真空処理装置。
  3. 【請求項3】上記各々のステージには、該赤外線輻射温
    度計によって基体の温度を観測するための設けられた観
    察用穴、また基体からの赤外光を赤外線輻射温度計にま
    で導くための光路、基体に接するステージの面内にあり
    、基体とステージとの成す空間に所定のガスを所定のガ
    ス圧力で満たすためのガス導入手段を持ち、該観察用穴
    を塞ぐことのできる、可動式の光路閉塞用のシャッタか
    ら成る基板温度の制御手段をそなえてなる請求項1もし
    くは2記載の真空処理装置。
  4. 【請求項4】上記各々のステージには、該赤外線輻射温
    度計によって基体の温度を観測するための観察用穴、ま
    た基体からの赤外光を赤外線輻射温度計にまで導くため
    の光路、基体に接するステージの面内にあり、基体とス
    テージとの成す空間に所定のガスを所定のガス圧力で満
    たすためのガス導入手段を持ち、該赤外線輻射温度計の
    測定波長に対してほぼ透明な材料でできた該観察用穴の
    基板側と赤外線温度計測との真空雰囲気を仕切るための
    第1の窓板を備えてなる制御手段をそなえた請求項1も
    しくは2記載の真空処理装置。
  5. 【請求項5】上記各々のステージは、第1の窓板と、赤
    外線温度計との間に第1の窓板の厚さよりも薄い第2の
    窓板を備えてなる基板温度の制御手段をそなえた請求項
    1もしくは2記載の真空処理装置。
  6. 【請求項6】上記第1の窓板は、第2の窓板に比較して
    、より長い波長の赤外線輻射光までを透過させることが
    できるものからなる基板温度の制御手段をそなえた請求
    項1もしくは2記載の真空処理装置。
  7. 【請求項7】上記第1及び第2の赤外線輻射温度計は、
    それぞれ同一の赤外領域の波長にて測定を行うようにし
    てなる請求項1もしくは2記載の真空処理装置。
  8. 【請求項8】上記温度校正ステージ上の基体の既知の所
    定温度に加熱または冷却する手段を、上記真空処理チャ
    ンバ外に配設して成る請求項1もしくは2記載の真空処
    理装置。
  9. 【請求項9】上記温度校正ステージ上の基体の既知の所
    定温度に加熱または冷却する手段は、大気との置換雰囲
    気内に存在するようにして成る請求項1乃至4何れか記
    載の真空処理装置。
  10. 【請求項10】上記温度校正ステージ上の基体の温度を
    既知の所定温度に加熱または冷却する手段は、基体より
    も熱容量の大きな部材に前記基体を熱的に接触させる手
    段をもって構成して成る請求項1乃至9何れか記載の真
    空処理装置。
  11. 【請求項11】上記基体を基体よりも熱容量の大きな部
    材に熱的に接触させる手段は、基体と部材が接触する空
    間を真空に排気する手段を持って構成して成る請求項1
    0記載の真空処理装置。
  12. 【請求項12】上記温度校正ステージ上の基体の温度を
    既知の所定温度に加熱または冷却する手段は真空処理チ
    ャンバ内にあり、基体を基体よりも熱容量の大きな部材
    に熱的に接触させる手段と、この基体と部材とが接触す
    る空間には5パスカル以上の圧力の気体を封入する手段
    を配設して成る請求項1乃至7何れか記載の真空処理装
    置。
  13. 【請求項13】基体温度校正ステージと、真空処理チャ
    ンバとの間に基体温度調整ステージを配設し、基体の温
    度調整ステージには第3の赤外線輻射温度計を備えて成
    る請求項1もしくは2記載の真空処理装置。
  14. 【請求項14】少なくとも上記真空処理チャンバ内の基
    体が載置されるステージを、基体を所定温度に加熱もし
    くは冷却する手段の配設された第1のステージと、温度
    測定を行う第2のステージとに分割し、第1のステージ
    で基体の温度設定を行い、次いで第2のステージに基体
    を移動して温度測定する手段を具備して成る請求項第1
    乃基体至13何れか記載の真空処理装置。
  15. 【請求項15】少なくとも上記真空処理チャンバ内の基
    体を加熱する手段の一つが、ランプ加熱手段から成る請
    求項第1乃基体至13何れか記載の真空処理装置。
  16. 【請求項16】少なくとも上記温度校正ステージ上の基
    体を加熱もしくは冷却する手段の一方を上記ステージに
    備えると共に、前記基体上面に近接して第2の加熱もし
    くは冷却する手段の配設し、前記基板を両面から温度制
    御するように成した請求項1乃基体至13何れか記載の
    真空処理装置。
  17. 【請求項17】上記真空処理チャンバ内の各々のステー
    ジは、第2の赤外線輻射温度計の出力から求めた基体の
    温度から真空処理チャンバ内の前記所定の設定温度から
    ずれた分量の温度を調整する温度制御手段を具備して成
    る請求項目1乃基体至12何れか記載の真空処理装置。
  18. 【請求項18】ステージに載置された基体の既知の設定
    温度に加熱または冷却する手段を備えた温度校正ステー
    ジと;このステージ上の基体の輻射熱を測定する第1の
    赤外線輻射温度計と;前記第1の赤外線輻射温度計の出
    力から前記基体の既知の温度に基づいて輻射率を求め、
    前記第1の赤外線輻射温度計により前記基体の温度を正
    しく表示せしめるための赤外線感度補正値を演算する手
    段と;温度校正ステージと同一ないし又はステージと、
    この基体を所定の設定温度に加熱または冷却する手段と
    、前記基体に真空成膜処理する手段とを備えた真空成膜
    処理チャンバと;この真空成膜処理チャンバ内のステー
    ジに置載された前記基体の輻射熱を測定する第2の赤外
    線輻射温度計と;前記第2の赤外線輻射温度計の出力か
    ら前記温度校正ステージで求めた赤外線感度補正値に基
    づき真空成膜処理チャンバ内に置かれた基体の真の温度
    を算出する手段と;この第2の赤外線輻射温度計の出力
    から求めた基体の温度が、真空成膜処理チャンバ内の前
    記所定の設定温度からずれた分量の温度を調整する温度
    制御手段と;上記各々のチャンバ内の基体上に近接して
    配設され、赤外線温度計の測定波長に対して充分に鏡面
    である部材でその主面が構成されたシャッタ機構とを具
    備して成る成膜装置。
  19. 【請求項19】上記真空成膜処理チャンバをスパッタリ
    ング法によって所定条件で薄膜を形成することのできる
    真空成膜処理チャンバで構成して成る請求項18記載記
    載のスパッタリング成膜装置。
  20. 【請求項20】上記真空成膜処理チャンバをCVD法に
    よって所定条件で薄膜を形成することのできる真空成膜
    処理チャンバで構成して成る請求項18記載記載のCV
    D成膜装置。
  21. 【請求項21】上記基体温度校正ステージと、真空成膜
    処理チャンバとの間に基体温度調整ステージを配設し、
    前記チャンバ内には、基体の温度調整用ステージとこの
    ステージに赤外線輻射温度計とを備えて成る請求項18
    記載記載の成膜装置。
  22. 【請求項22】上記基体温度調整チャンバの設定温度を
    、基体温度校正ステージ及び基体への真空成膜処理チャ
    ンバよりも低温もしくは高温の異なる温度に保持して成
    る請求項21記載記載の成膜装置。
  23. 【請求項23】上記真空成膜処理チャンバがスパッタリ
    ング成膜から成る請求項21もしくは22記載の成膜装
    置。
  24. 【請求項24】成膜処理するための所定の基体を基体温
    度校正ステージ及に載置し、基体を所定温度に加熱する
    工程と、次いで真空下で所定温度に冷却し、基体を真空
    成膜処理チャンバ内のステージに搬送して所定の第1の
    成膜設定温度に制御して成膜を開始する工程と、次いで
    基体温度を前記第1の成膜設定温度よりも高い第2の設
    定温度に制御して所定厚みになるまで成膜する工程と、
    成膜終了後、前記第2の成膜設定温度以下に急冷する工
    程とを有して成る請求項18記載記載の成膜装置による
    成膜方法。
  25. 【請求項25】成膜処理するための所定の基体を基体温
    度校正ステージに載置し、基体を所定温度に加熱する工
    程と、次いで基体を基体温度調整ステージに搬送して所
    定温度に冷却する工程と、次いで基体を真空成膜処理チ
    ャンバ内のステージに搬送して第1の成膜設定にて、第
    1の成膜を開始する工程と、一旦成膜を停止しこの基体
    を前記基体温度調整チャンバ内もしくは他の温度調整チ
    ャンバ中のステージに移し、前記第1の成膜温度よりも
    高い第2の設定温度に一定時間保持して膜の結晶粒を増
    大する工程と、基体の温度を前記基体温度調整チャンバ
    内の第2の設定温度よりも高い第3の成膜温度に制御し
    て所定膜厚まで成膜を行う第2の成膜工程と、この基体
    を他の基体温度調整ステージにより、急冷する工程とを
    有して成る請求項21記載の成膜装置による成膜方法。
  26. 【請求項26】温度を測定する対象の基体とその基体の
    温度を測定しようとする赤外線輻射温度計と赤外線輻射
    温度計で温度の測定を行う基体の表面とは逆の表面に、
    前記赤外線輻射温度計で測定する光軸とほぼ垂直に、そ
    の測定する赤外線波長に対して充分な反射率を有する鏡
    面を設置し、上記基体の温度を測定するようにした基体
    温度の測定方法。
  27. 【請求項27】加熱処理又は冷却処理を行う対象の基体
    とその基体の温度を測定しようとする赤外線輻射温度計
    ,赤外線輻射温度計とは基体の反射側にある測定波長の
    於いて十分に高い反射率を有する鏡面と、上記処理を行
    う加熱又は冷却手段とを備えた基体温度の制御方法。
  28. 【請求項28】上記加熱又は冷却手段は上記赤外線輻射
    温度計からの測定値により基体を所定の温度に制御する
    ものであることを特徴とした27項記載の基体温度の制
    御方法。
  29. 【請求項29】上記鏡面は必要に応じて基体の反射側の
    赤外線輻射温度計の光軸に移動できるものであることを
    特徴とした請求項27乃至28記載の温度制御方法。
  30. 【請求項30】上記加熱処理手段は少なくとも第1回目
    と第2回目の加熱を行い、第1回目の加熱後に前記鏡面
    と赤外線輻射温度計を用いて基体温度の測定を行う、そ
    の結果から第2の加熱により目標の加熱温度が得られる
    ように第2の加熱条件を設定する手段を備えたことを特
    徴とした請求項目27乃至29項記載の基体温度の制御
    方法。
  31. 【請求項31】鏡面のおかれる場所には鏡面とは逆に測
    定波長にて十分に低い反射を有する物体を導入できるよ
    うにしたことを以て特徴とした請求項目27至30項記
    載の基体温度の測定方法。
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