JPH04250054A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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Publication number
JPH04250054A
JPH04250054A JP439191A JP439191A JPH04250054A JP H04250054 A JPH04250054 A JP H04250054A JP 439191 A JP439191 A JP 439191A JP 439191 A JP439191 A JP 439191A JP H04250054 A JPH04250054 A JP H04250054A
Authority
JP
Japan
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head
temperature
control
ink
heater
Prior art date
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Pending
Application number
JP439191A
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English (en)
Inventor
Masayuki Hirose
正幸 広瀬
Yasuhiro Yamada
康博 山田
Hiroshi Tajika
博司 田鹿
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェット記録装
置のヘッドの温調に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置に用いられる吐
出法式は種々知られており、中でもインクに熱エネルギ
ーを使用しこれによって発生する気泡の膨張にともなっ
てインクを吐出する方式は、高解像度、コンパクト化等
の利点を有しているために近年注目されている。
【0003】ところで、この方式による記録ヘッドの一
般的な構成は、電気駆動パルスの印加によって熱を発生
する電気熱変換体(以下ヒーター)、及びこれに電力を
供給する電極配線等がIC技術等によって形成された基
板と、ヒーターに対応した液路を形成するための溝及び
この液路に供給されるインクを貯留するための共通液室
用の溝等がエッチング等によって形成された天板とを備
える。そして、基板と天板とが互いに固定されることに
より、共通液室、液路及び吐出口が形成される。
【0004】用紙への画像の記録を安定に行うためには
インクの粘度を一定に保っていなければならない。イン
クが低温のときには粘度が高く、インクの吐出に不適当
となり、一方、高温の時はインクが蒸発してしまう。従
って、インクを吐出する際には、吐出に最適な設定温度
が必要とされる。つまり、ヘッドの温度制御、所謂温調
が必要である。従来、上記ヘッドの温調は、サブヒータ
ーまたはサブヒーターと吐出用ヒーター(ノズル内に発
泡現象が発生しない熱エネルギーを加える)のエネルギ
ーをon/offすることによる制御を行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記ヘッドの温調では
、図47に示すように、ヒーターの熱エネルギーをon
/offすることによりヘッドの温調リップルが発生し
ていた。このため、安定なインク吐出が行えない場合が
生じていた。
【0006】そこで、本発明は上記の問題点を解決する
ためになされたもので、ヘッドの温調リップルの幅を少
なくすることによりインクの吐出量の安定を向上させ、
画質向上を図ることの可能なインクジェット記録装置を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のインクジェット
記録装置は、インク吐出用の駆動ヒーターと温度制御用
の温調ヒーターを有する記録ヘッドを用いて記録を行う
インクジェット記録装置であって、前記駆動ヒーターに
信号幅が可変で温度制御のための第1駆動信号と、イン
ク吐出のための第2駆動信号を供給する駆動手段と、前
記温調ヒーターの温度制御により発生する温度の偏差を
、前記駆動手段の第1駆動信号により温度制御して補正
する補正手段とを有することを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明によれば、温調ヒーターの電力をon/
off制御するとともに、駆動ヒーターに対しては、温
度制御のための第1駆動信号により熱エネルギーを加え
るための電力を可変制御しているので、ヘッドの温調リ
ップルの幅を少なくすることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
して詳細に説明する。
【0010】図1〜3は本発明の一実施例であるインク
ジェット記録装置のメイン制御を示すフローチャートで
あり、図1〜3を用いてメイン制御の概要を説明する。
【0011】電源ONされて、装置はステップS1で装
置のイニシャルチェックを行う。このチェックは本装置
のROMとRAMのチェック、つまり、プログラムやデ
ータをチェックして装置が正常に動作できるか確認する
ものである。ステップS2で温度センサー回路の補正値
を読み込む。ステップS3で初期ジャムチェックをする
。この実施例では、前ドアーが閉じられたときもステッ
プS3で初期ジャムチェックをする。ステップS4で、
次のステップにおいて記録ヘッドの情報を読むに当たっ
て必要な装置側のチェックを行う。ステップS5で、記
録ヘッドに内蔵されているROMのデータを読み込む。 次に、ステップS6でイニシャルデータ設定をする。
【0012】ステップS7で初期20℃温調をスタート
し、ステップS8で回復動作判断[1](電源ON時に
吸引回復動作を行うかどうかの判断)を行う。以上まで
がウエイト状態までのシーケンスフロー説明である。
【0013】次に、スタンバイ状態のシーケンスフロー
説明を行う。ステップS9で20℃温調を行い、ステッ
プS10でスタンバイ空吐出を行う。ステップS11で
給紙無しか調べる。給紙無しならばステップS21へ進
む。ステップS12でクリーニングボタンが押されたか
チェックし、押されていたら、ステップS13でクリー
ニング動作を行う。ステップS14でRHSボタンが押
されていれば、ステップS15でRHSモードフラグを
セットする。ここで、RHSとは記録ヘッドの濃度むら
を補正するヘッドシェーディング処理をいい、印字した
パターンの濃度むらを読み取り部(リーダー)によって
読み取り、濃度むらを補正する。
【0014】ステップS16で手差し給紙された場合は
、ステップS17で手差しフラグをセットし、コピー開
始シーケンスであるステップS22へと進む。ステップ
S18でOHPボタンがONされれば、ステップS19
でOHPモードフラグをセットし、ONされていなけれ
ばステップS20でOHPモードフラグをリセットする
。ステップS21でコピーボタンが押されれば、コピー
開始シーケンスであるステップS22へと進む。一方、
押されていなければステップS9へ戻る。ステップS1
3で、クリーニング動作が終了したときもステップS9
へ戻る。
【0015】次に、コピーシーケンスの説明を行う。ス
テップS22で機内昇温を抑えるファンを回転させ、ス
テップS23で25℃温調をスタートする。ステップS
24で給紙無しか調べ、給紙無しならばステップS25
で空吐出[1](N=100)を行い、ステップS29
へ進む。ここで、Nは空吐出の回数を示す。ステップS
26で回復動作判断[2](給紙前に吸引回復動作を行
うかどうかの判断)をし、次のステップS27で給紙を
する。ステップS28で紙幅、紙種検知動作を行う。ス
テップS29で画像移動をするか調べ、画像移動を行う
ならばステップS30の副走査移動(用紙移動)を行い
、画像移動をしないならばステップS31へ進む。ステ
ップS31で書き込みヘッドの温度が25℃以上になっ
ているか調べる。25℃以上になっていればステップS
32で回復動作判断[3](非キャッピング状態でのイ
ンクの蒸発量に基づいて、回復動作を行うかどうかの判
断)をし、ステップS33で1ライン分の記録動作を行
う。その後、ステップS34で回復動作判断[6](ワ
イピングタイミングに基づいて、回復動作を行うかどう
かの判断)を行い、ステップS35で用紙搬送する。
【0016】ステップS36では記録動作が終了したか
調べる。終了していれば、印字枚数等のデータをヘッド
のROMに書き込んだ後、ステップS37へ進む。終了
してなければステップS31へ戻る。ステップS37で
はスタンバイ状態へ移るかどうか調べ、スタンバイ状態
移行ならばステップS38へ進む。
【0017】ステップS38以降は、排紙動作及び1枚
印字後の回復動作判断[4](印字泡の除去、液室内気
泡の除去、異常高温時の冷却、回復)を行うルーチンで
ある。ステップS38では排紙動作の有無を調べる。排
紙動作がなければ、ステップS39,S40,S41で
45℃以下に下がるのを待ち、2分以内に下がらなけれ
ばステップS42で異常を停止する。45℃以下になれ
ば、ステップS50でワイピング動作をし、ステップS
43で空吐動作(N=50)をして、次のステップS4
8でキャッピングをする。排紙動作があればステップS
44で排紙動作をする。ステップS45で連続印字か調
べ、連続印字ならステップS47の回復動作判断[4]
の後、ステップS24へと戻る。連続印字でなければ、
ステップS46の回復動作判断[4]を行い、判断後に
、排紙無しの場合と同様にステップS48でキャッピン
グを行う。そして、ステップS49でファンを停止して
ステップS9へと戻り、コピー動作終了となる。
【0018】図4は、ステップS3の初期ジャムチェッ
クルーチンの詳細を示すフローチャートである。このル
ーチンは電源ON直後のジャム検知である。ステップS
201からステップS204において、それぞれ給紙セ
ンサー、排紙センサー、紙浮き検知センサー、紙幅セン
サーによって、記録用紙等が搬送路中やキャリッジ近く
にないかを調べる。あれば、ジャムと判断して警告を発
し、なければ、メインフローに戻る図5は、ステップS
5のヘッド情報読み込みルーチンの詳細を示すフローチ
ャートである。ステップS301で書き込みヘッドの持
つヘッド固有のシリアルNoの読み込みをし、そのシリ
アルNoの値がFFFFHか調べる(ステップS302
)。シリアルNoがFFFFHならば、ステップS30
4でヘッドなしと判断してエラーとなる。シリアルNo
がFFFFHでなければ、ステップS303でヘッドの
もつ色情報を読み取る。ステップS305で、そのヘッ
ドが色ごとに指定されている正規の位置に装着されてい
るかを色情報から調べ、正しく装着されていればステッ
プS306へ、誤装着していればステップS307へ進
む。
【0019】ステップS306では残りのヘッド情報(
印字パルス幅、温度センサー補正値、印字枚数、ワイピ
ング回数等)を読み取り記憶する。ステップS308で
は、装着されている書き込みヘッドが新しいものかを、
ヘッドのシリアルNoを比べることにより調べる。 ヘッドのシリアルNoは常にバックアップRAMに保存
してあり、ヘッドから読み込んだデータと比較すること
ができる。両者の値が異なれば新規ヘッドが装着され、
値が等しければヘッドは交換されていないと判断できる
。本実施例ではBk、C、M,Yの色についてそれぞれ
おこなう。新規のヘッドでなければヘッド情報読み込み
ルーチンは終了である。新規のヘッドであれば、ステッ
プS309で新規のヘッド情報を装置内のメモリに記憶
し、新規ヘッドが装着されていることを示すフラグ(ま
たはデータ)をメモリにセットする。次に、ステップS
310で書き込みヘッドのHSデータ(シェーディング
情報)を読み込み、ステップS311でこの新規ヘッド
が使用開始した時刻を装置内の時計からヘッド内不揮発
メモリに書き込み、ヘッド情報読み込みルーチンを終了
する。
【0020】ここで、ヘッドROMの使用方法について
詳しく説明する。 (駆動設定)本実施例で用いている装置は、交換可能な
ヘッド(カートリッジタイプ)を使用しており、ユーザ
ーがいつでもヘッドを交換できる利点を有するものであ
る。このため、サービスマン等による装置の細かな調整
は期待できない。また、この交換可能なヘッドは、大量
生産によって供給されるため、個々のヘッドが、前記し
たヒーターボ−ド(H・B)の面積、抵抗値、膜構造な
ど製造工程上のバラツキによって異なる特性を持ってい
る。よってより安定に高い画質を得るためには、上記特
性のバラツキを補正する必要がある。
【0021】この様なヘッド毎の駆動条件設定の違いを
補正する方法として、ROM情報の読み込みによる補正
や、ヘッドの吐出穴径の分布による1ヘッド内での吐出
量バラツキによる濃度ムラを補正する方法(H・Sデー
タの読み込み)を行う。
【0022】この様な補正をヘッド毎に行わない場合に
は、吐出特性の中でも特に吐出速度、方向(着弾精度)
、吐出量(濃度)、吐出安定性(リフィル周波数・ムラ
・ヌレ)などが適正化されない。このため安定した画像
が得られないばかりか、印字中に発生する不吐出やヨレ
によって著しい画像の乱れが発生する。
【0023】また、特にフルカラー画像は、シアン・マ
ゼンタ・イエロ−・ブラックの4つのヘッドによって形
成されるため、1色でも標準状態と違った吐出量や制御
特性を持ったヘッドで印字すると画像に支障を来す。中
でも吐出量のバラツキは、全体のカラ−バランスが崩れ
るため色味の変化や色再現性が低下(色差の増大)し、
画質を低下させてしまう。ブラック、レッド、ブル−、
グリ−ン等の単色画像においては、濃度変動を起こすこ
とになる。また、制御特性のバラツキは、中間調再現性
を変えてしまう。よって本実施例では、これらの吐出特
性のバラツキの補正を行う。
【0024】まず、本実施例における印字方法について
詳しく説明する。 (印字方法)本実施例では、ヘッド駆動方法及び印字方
法に特徴を持たせている。ヘッド駆動には分割パルス幅
変調(PWM)駆動法を用いている。Vopは、図6に
示すように、H・B上に熱エネルギーを発生させるため
に必要な電気エネルギ−を与えるための電気的エネルギ
−であり、H・Bの面積・抵抗値・膜構造やヘッドのノ
ズル構造によって決まる。P1 はプレヒートパルス幅
、P2 はインターバルタイム、P3 はメインヒート
パルス幅を示している。T1 ,T2 ,T3 はプレ
ヒートパルスの立ち上がりからの時間であり、それぞれ
P1 ,P2 ,P3 を決めるための時間を示してい
る。
【0025】分割パルス幅変調駆動法は、P1 ,P2
 ,P3 の順にパルスを与える。P1 はプレヒート
パルスで主にノズル内のインク温度を制御するためのパ
ルス幅であり、ヘッドの温度センサーを利用した温度検
知によってP1 のパルス幅を制御する。この時H・B
上に熱エネルギーを加えすぎてプレ発泡現象が発生しな
いようにしている。
【0026】P2 はインターバルタイムでプレヒート
パルスP1 とメインヒートパルスP2が相互干渉しな
いように一定時間の間隔を設けるためと、ノズル内イン
クの温度分布を均一化する働きがある。P3 はメイン
ヒートパルスで、H・B上に発泡現象を発生させノズル
穴よりインク滴を吐出させる。これらのパルス幅は,H
・Bの面積,抵抗値,膜構造やヘッドのノズル構造,イ
ンク物性によって決まる。
【0027】本実施例では、図7に示すようなヘッド構
造を持つヘッドを用いている。ヘッド温度TH =25
. 0(℃)の環境で、Vop=18. 0(V)の時
に、P1 =1. 867(μsec )で、P3 =
4. 114(μsec )のパルスを与えると最適な
駆動条件となり、安定したインク吐出状態が得られる。 この時の吐出特性は、インク吐出量Vd =30. 0
ng/ dot、  吐出速度V=12. 0m/se
cであった。ちなみに、ヘッドの最高駆動周波数はfr
 =4.0KHzであり、400dpiの解像度をもち
、128ノズルを16Blockに分割して1Bloc
kから順次駆動している。本実施例でのヘッドは、ヘッ
ド毎の特性を記録したROMを有しており、この情報を
本体に読み込ませることによって個々のヘッドの特性の
バラツキを補正させる様にしている。
【0028】このヘッド毎の吐出特性バラツキを補正し
、最適な画像形成を行うための方法を以下に示す。ヘッ
ドを搭載した本体に電源を投入した時に、ヘッドのRO
Mにヘッドの製造時に記憶させた情報(ROM情報)を
本体側に読込む。このとき、ヘッドID番号,色情報,
TA1(印字パルス幅に対応するヘッドの駆動条件テ−
ブルポインタ),TA3(PWMテ−ブルポインタ),
温度センサ補正値,印字枚数,ワイピング回数などの情
報を読み取る。ここで読み取ったテ−ブルポインタTA
1に従って、本体側では後述する分割パルス幅変調駆動
制御法のメインヒートパルス幅:P3 の値を求める。
【0029】図8にテーブルポインタ:TA1とTA1
から求めたメインヒートパルス幅:P3との関係を示す
【0030】(1)  TA1の決定:ヘッドの製造時
に、予め各ヘッドの吐出特性測定を標準駆動条件(ヘッ
ド温度:TH=25.0 (℃)の環境下で駆動電圧:
Vop=18.0( V ) の時にP1 =1.87
( μsec )でP3 =4.114( μsec)
 のパルス印加)で行っておき、各ヘッドに最適な駆動
条件を決めて、ヘッドのROMに情報として記憶させて
おく。
【0031】(2)  駆動条件設定:本体側では分割
パルス幅駆動時の各パルス幅プレヒートパルス幅:P1
 、インターバルタイム幅:P2 、メインヒートパル
ス幅:P3 を設定するためにプレヒートパルスの立ち
上がり時からの時間を、図6に示すようにT1 、T2
 、T3 としておきT3(T3 =8.602 μs
ec )の値は本体上で最初から固定しておく。ヘッド
より読み込んだポインタによって与えられるパルス幅条
件T2 :TA1(例えばTA1=4.488 μse
c )の値によってP3 (P3 =T3 −T2 =
4.114 μsec )を決定している。
【0032】以上のように、ヘッドのROM内に記憶し
ているヘッド駆動条件設定用テーブルポインタTA1を
情報として読み込み、本体側の設定条件(駆動条件)を
変えることで、ヘッド毎の吐出特性バラツキを補正する
ことが可能となり、交換可能なヘッドを用いた場合であ
っても簡単にカラー画質の安定化が図れるようになった
【0033】(PWMによる補正法)ここでは、本実施
例で用いているヘッド毎の吐出量バラツキを補正し、最
適な画像形成を行うための方法であるPWM制御方法を
更に有効に利用するための方法について述べる。
【0034】PWMの制御条件は、ヘッドの装着された
本体に、電源を入れたときに本体側に、ヘッドのROM
情報としてID番号・色・駆動条件・HSデータととも
に読み込まれる。本実施例では、PWMの制御条件とし
てテーブルポインタ:TA3を読みとる。後述する様に
、この番号TA3はヘッドの吐出量(VDM)に対応し
た番号が付けられており、読み込まれたTA3に従って
、本体側ではPWMのプレヒートパルス幅:P1 の上
限値を決める。
【0035】次にPWMによる補正法を順に説明する。
【0036】(1)テ−ブルポインタTA3の決定:予
め、ヘッドの製造時に行程上で各ヘッドの吐出量測定を
標準駆動条件(ヘッド温度:TH=25.0 (℃)の
環境下で駆動電圧:Vop=18.0( V ) の時
にP1 =1.87( μsec )でP3 =4.1
14( μsec ) のパルス印加)で行い、その値
を測定吐出:VDMとする。次に, 標準吐出量:VD
0=30.0(ng/dot)との差を△V=VD0−
VDMとして求める。
【0037】この△Vから図9に示す如く、△Vの値と
テ−ブルポインタ:TA3との関係を求めた。このよう
に吐出量の多少量によってランク分けし、ヘッドごとの
TA3をそれぞれのROMに情報として記憶させておく
【0038】△Vからテ−ブルを作成する場合には、後
述する分割パルス幅変調駆動法で制御可能なプレヒ−ト
パルス幅P1 の1テ−ブルの変化分:△VP と同じ
にする必要がある。つまり、後述する様にプレヒ−トパ
ルス幅P1 によってヘッドの吐出量補正を行っている
ためである。
【0039】(2)テ−ブルポインタの読み込み:先に
示した(1)の様にして、ヘッドのROM内に記憶させ
た情報を持つヘッドをインクジェット記録装置本体に装
着し、電源ON時に図5で示す様なシ−ケンスに従って
、ヘッドROM内に記憶された情報を本体側のSRAM
に記憶させる。
【0040】(3)PWM制御のテ−ブル決定:1.吐
出量の多いヘッドでは、25.0℃の時のプレヒ−トパ
ルス幅P1 の値を標準駆動条件(P1 =1.867
μsec )より短くして吐出量を少なくし、標準吐出
量VD0に近づける。 2.吐出量の少ないヘッドでは、25.0℃の時のプレ
ヒ−トパルス幅P1 の値を標準駆動条件(P1 =1
.867μsec )より長くして吐出量を多くし、標
準吐出量VD0に近づける。 3.上記の動作は図9に示されているように、各ヘッド
の吐出量に応じてテ−ブルポインタTA3とプレヒ−ト
パルス幅P1 の関係がが決められており、常に標準吐
出量VD0になるよう設定してある。 4.このような方法によって、標準吐出量VD0( 3
0.0ng/dot)に対して±0.6(ng/dot
)の吐出量バラツキを補正することが可能となった。以
上のように、PWM制御用テ−ブルポインタTA3をヘ
ッドのROM情報として読み込み、本体側の設定条件(
駆動条件)を変えることで、ヘッド毎の吐出量バラツキ
を吸収することが可能となり、交換可能なヘッドを用い
た本体でも簡単にカラ−画質の安定化が可能となった。 さらに、ヘッドの歩溜りを向上させることができるので
、カ−トリッジヘッドのコストをも低減させることが可
能となった。
【0041】次に、プレヒ−トパルス:P1 を用いた
吐出量制御方法について詳細に述べる。ヘッド温度(T
H )一定の条件でプレヒ−トパルス幅:P1 と吐出
量:Vd との関係を、図10に示している。図で示さ
れる様に、プレヒ−トパルス幅P1 の増加に対してP
1LMTまでは直線的に増加し、それ以後はプレ発泡現
象によりメインヒ−トパルスP3 の発泡が乱され、P
1MAXを過ぎると吐出量が減少する傾向を示す。
【0042】プレヒ−トパルス幅:P1 の一定の条件
でヘッド温度:TH (環境温度)と吐出量:VD と
の関係は、図11に示すようにヘッド温度TH の増加
に対して直線的に増加する傾向を示す。それぞれの直線
性を示す領域の係数は、 吐出量のプレヒ−トパルス依存係数: KP =△VDP/ △P1 (ng/ μs・dot
)吐出量のヘッド温度依存係数: KTH=△VDT/ △TH (ng/ ℃・dot)
のように決まる。
【0043】図61に示すヘッド構造のものではKP 
=3.21(ng/ μsec ・dot)、KTH=
0.3(ng/ μsec ・dot)であった。これ
らの二つの関係を以下に説明するように有効に利用する
と、ヘッド温度が環境温度の変動や印字による自己昇温
による変動など様々な要因によって変化しても、ヘッド
のインク吐出量を常に一定に保てる吐出量制御方法が可
能となる。ヘッド温度に対する吐出量制御の様子を、ヘ
ッド温度と吐出量との関係で示したのが図12である。 図12においてT0 は標準温度、TL は吐出量制御
の限界温度、TC は発泡限界温度を示している。
【0044】吐出量制御は以下の3つの条件で行う。 (1)TH ≦T0 低温時の吐出量補償をヘッドの温調で行う。 (2)T0 <TH ≦TL 分割パルス幅変調法(PWM)による吐出量制御で行う
。 (3)TL <TH (<TC ) P1 =一定による非制御で行う。
【0045】(1)の状態は、図12の温調領域で主に
低温環境での吐出量を確保するためのものである。ヘッ
ド温度TH =25.0℃以下の時に、ヘッド温度TH
 を温調温度T0 =25. 0(℃)に一定に保つこ
とで、TH =T0 の時の吐出量VD0=30. 0
(ng/dot)を得ている。T0 を25. 0℃と
しているのは温調によるインク増粘、インク固着、温調
リップルなどによる弊害を極力なくすためである。この
ときのP1 のパルス幅は、P1 =1. 867μs
ec である。
【0046】(2)の状態は、図12で示すPWM領域
であり、ヘッド温度TH が26. 0℃〜44. 0
℃の間で行われている。印字による自己昇温や環境温度
の変化を、センサ−が温度検知する。プレヒ−トパルス
幅P1 は、図13に示されるようにヘッド温度TH 
の適当な範囲ごとにP1 の値を変化させるか、図14
に示したシ−ケンスに従って行えば良い。
【0047】なお、図13(A)においては、P1 の
基準値をP1=0Aとした場合を示し、2.0℃毎にプ
レヒ−トパルス幅P1 を1ステップ(1H )づつ変
化させている。また同図(B),(C)は、P1 の基
準値をP1=0BまたはP1=09とした場合を示して
いる。
【0048】図14のシ−ケンスに従う場合には、次の
様に行う。このシ−ケンスでは、ヘッド温度の誤検知を
防ぎ、より正確な温度検知を行うために、過去3回の温
度(Tn−3 、Tn−2 、Tn−1 )と新しく検
知した温度Tn との平均ヘッド温度Tm を ,Tm =(Tn−3 +Tn−2 +Tn−1 +T
n )/4として求め、更に左右のセンサ−における平
均値を求める。
【0049】次のステップでは、この値Tm と前回求
めたヘッド温度Tm−1 とを次の式で比較し、次の様
に補正を行う。
【0050】(1)|Tm −Tm−1 |≦△T(本
実施例では  △T=1℃)の場合 温度変化が±1℃以内の変化であり、図13の1テ−ブ
ルに示される温度範囲なのでP1 のパルス幅は変えな
い。 (2)Tm −Tm−1 >△Tの場合温度変化が高温
側にシフトしているので、プレヒ−トパルス幅P1 を
1H 小さくしてパルス幅を狭くする。 (3)Tm −Tm−1 <−△Tの場合温度変化が低
温側にシフトしているので、プレヒ−トパルス幅P1 
を1H 大きくしてパルス幅を広くする。
【0051】以上説明したシ−ケンスのフロ−チャ−ト
を、図14に示す。このフロ−チャ−トはタイマ−割り
込みの一部であり、20m秒に一度このル−チンに入り
込む。ステップS401で4色のヘッドにある左右2個
の温度センサ−からヘッドの温度を読み込み、各々のセ
ンサ−で過去3回の温度デ−タ−との平均をステップS
402で演算する。次にヘッド毎で左右の温度デ−タの
平均を求める。そして、ステップS403で、Tm と
Tm−1 と△Tとの関係により前述の条件(3)の場
合ステップS404でP1 を1H 増し、条件(1)
の場合ステップS405でP1 をそのままとし、条件
(2)の場合ステップS406でP1 を1H 減らす
【0052】なお、図13のようなテ−ブルを用いる場
合においても、また図14で示されるようなシ−ケンス
を用いる場合においても、一度の補正でP1 の変化量
を多くすると濃度むらを生じる恐れがあるため、温度変
化が1ポインタの補正範囲より大きくなった場合であっ
ても1回にP1 の変化量を1ポインタ(本実施例では
1H )になる様に制御を行う。
【0053】シ−ケンスを用いる場合、印字中に1つの
1ポインタを変化させるのに要する時間(フィ−ドバッ
クタイム)はTF =20msecである。従って、1
ライン(約800msec)の中では約40回のポイン
タ変化が可能となっている。このため、最高で△Tup
=19.0℃の昇温にも対処可能となっており、広い温
度範囲において濃淡変化の発生を低減している。温度検
知に4回平均を用いているのは、センサ−のノイズ等に
よる誤検知を防ぎ、フィ−ドバックをなめらかに行うと
ともに制御による濃度変動を必要最低限にしシリアル印
字方式による繋ぎでの濃度変化(繋ぎスジ)を目だたな
くするためである。
【0054】この吐出量制御方法を用いると、上記の温
度範囲で目標吐出量VD0=30.0(ng/dot)
に対して±0.3(ng/dot)の範囲内で制御が可
能となる。このような範囲内での吐出量変動に押さえる
ことによって、1枚の印字中に発生する濃度変動は、約
±0.2程度に抑えられ、シリアル印字方式において顕
著な濃度ムラの発生や繋ぎスジを問題とならない程度に
することができる。
【0055】なお、温度検知の平均回数を増やすとノイ
ズ等に強くなりよりなめらかな変化となるが、リアルタ
イムでの制御では検知精度が損なわれ正確な制御が出来
なくなる。また、温度検知の平均回数を減らすとノイズ
等に弱くなり急激な変化が発生するが、リアルタイムで
の制御では検知精度が高まり正確な制御が可能となる。
【0056】(3)の状態は、非制御領域であり、ヘッ
ド温度TH =44.0℃以上の場合を想定している。 印字状態において、例えば100%duty(最高吐出
周波数による印字)を連続して印字すると、瞬間的には
ヘッド温度がこの領域に到達することがあるが、常時こ
の領域の温度にならないようにヘッド構造の設計及びヘ
ッド駆動条件を設定している。万一、この状態が連続し
て発生するような場合には、高温異常状態と判断し回復
動作を行うことで対処する。また、P1 のパルス幅を
P1 =0.187μsecとしてプレヒ−トパルスに
よる加熱を抑えて、印字による自己昇温を極力低減する
ようにしている。 (温調)次に温調のシーケンスについて詳しく述べる。 本実施例では、ヘッド側に位置した左右のサブヒーター
と、吐出用ヒ−タ−の近傍に位置する左右の温度センサ
ーとを用いて本体側で制御を行っている。図15に本実
施例で使用しているヘッドのH.Bの模式図を示してい
る。温度センサー8e、サブヒーター8d、吐出用(メ
イン)ヒーター8cが配された吐出部列8g、駆動素子
8hが同図で示される様な位置関係で同一基板上に形成
されている。この様に各素子を同一基板上に配すること
でヘッド温度の検出、制御が効率よく行え、更にヘッド
のコンパクト化、製造工程の簡略化を計ることができる
。また同図には、H.Bをインクで満たされる領域と、
そうでない領域とに分離する天板の外周壁断面8fの位
置関係を示す。同図で示される通り、温度センサ−8e
は、天板の外周壁8fより吐出口側、つまりインクで満
たされた領域であり、吐出口に近い位置に配されている
。このことにより吐出口近辺のヘッド温度を効率よく検
出することができる。
【0057】温度の検知は、吐出量制御方式と同様で4
回の平均値を利用している。この時、ヘッド温度TH 
は右側のセンサーから検知した温度TR と、左側のセ
ンサーから検知した温度TL との平均値(TH =(
TR +TL )/2)を用いている。この検知温度に
よってヘッド側のサブヒーターに電流を流して温調を行
うわけであるが、温度の制御方法は基本的にON/OF
F方式である。つまり、目標温度T0 =25.0℃に
到達するまでは最大電力(左右各1. 2W)を投入し
、目標温度に到達すると電流を切り、下がると電流を流
す方式である。 ON/OFFのタイミングは40msec毎におこなっ
ている。  このタイミングを長くするとリップルの幅
が大きくなり周期が延びる。また、このタイミングを短
くするとリップルの幅が小さくなり周期が短くなる。こ
の方式によって目標温度での温調リップル幅は、約2℃
あるが4回平均による温度検知を用いているため、温調
リップルによる吐出量制御への影響はほとんどない。必
要があればPID制御などの高価な制御方法を用いても
かまわない。
【0058】図16は初期20度温調ルーチンのフロー
である。ステップS2001でタイマーカウンターを3
0秒セットした後、20℃より高い場合はルーチンを終
わる(ステップS2002)。20℃より低い場合はス
テップS2003でヘッドのヒーターをONする。ステ
ップS2004でタイマーが30秒たっているかを調べ
る。30秒たっていればステップS2005で異常停止
、たっていなければステップS2002へ戻る。
【0059】図17は、20度温調及び25度温調ルー
チンのフローである。ステップS2101でヘッドの温
度が20℃より高いか低いかチェックする。20℃より
高い場合はステップS2102でヘッドのヒーターをO
FFし、20℃より低い場合はステップS2103でヘ
ッドのヒーターをONして、20度温調ルーチンを終了
する。なお、25度温調ルーチンにおけるステップS2
104〜S2106についても、20度温調ルーチンに
おけるステップS2101〜S2103と同様であるの
で、説明を省略する。
【0060】(HSテーブル)ここでは、本実施例で用
いているHS制御方法を有効に利用するための方法につ
いて述べる。この実施例は、交換可能なヘッド(カート
リッジタイプ)を使用するため、ユーザーがいつでもヘ
ッドを交換できるのでサービスマン等による細かな調整
は期待できない。また、カートリッジヘッドは大量生産
によって製造するため、個々のヘッド特有の特性をもっ
ており、前記したH・Bの面積・抵抗値・膜構造やノズ
ル形成など製造工程上のバラツキによる1ヘッド内での
吐出特性分布や吐出穴径の分布が発生するので、吐出量
バラツキによる濃度ムラを補正する方法が必要となる。
【0061】この1ヘッド内での吐出量バラツキを補正
し、ムラの無い最適な画像形成を行えるようにするため
の方法を以下に示す。電源を入れたときに、ヘッドのR
OM情報としてID番号・色・駆動条件とともにHSデ
ータとしてテーブルTHSを読みとる。このテーブルT
HSを本体側ではコピーする。
【0062】THSの決定は以下のように行う。あらか
じめヘッドの製造行程上で各ヘッドのト径分布測定を標
準駆動条件で行ってHSデータを計算しておき、計算結
果をテーブル化したものをヘッドのROM情報として記
憶させておく。
【0063】以上のように、HSデータ用テーブルTH
SをヘッドのROM情報として読み込むことによって、
本体側で各ヘッドのムラ補正が行えるようにしておくこ
とで、各ヘッド毎の吐出量バラツキによる濃度ムラを吸
収することが可能となる。従って、交換可能なヘッドを
用いた本体でも、簡単にカラー画質の安定化が可能とな
った。 (1ライン印字動作)図18は、ステップS24の1ラ
イン印字ルーチンの詳細を示すフローチャートを示す。 まず、ステップS2501で印字制御をする。ステップ
S2502でキャリッジの移動量をセットする。ステッ
プS2503でキャリッジを前進させ、ステップS25
04でタイマーをセットする。ステップS2505で紙
浮きチェックをし、紙浮きを検知するとステップS25
06でジャムとなる。
【0064】ステップS2509でモーターが停止した
か調べる。モーターが止まっていればステップS251
0へ、モーターが動いていればステップS2511でタ
イマーのチェックをする。タイムアップしていれば、ス
テップS2512でエラー、タイムアップしていなけれ
ば、ステップS2505へ戻る。
【0065】ステップS2513でタイマーをセットし
、ステップS2514でキャリッジのスタート位置移動
をスタートする。ステップS2515で1ライン印字し
てカウンターを加算する。ステップS2516でモータ
ーが停止したか調べ、モーターが止まっていれば1ライ
ン印字ルーチンを終了する。モーターが動いていれば、
ステップS2517でタイマーのチェックをする。 タイムアップしていれば、ステップS2518でエラー
、タイムアップしていなければ、ステップS2516へ
戻る。
【0066】図19は図18のステップS2501の印
字制御ルーチンのフローを示す。ステップS2601で
RHSモードかチェックする。RHSモードならばステ
ップS2602の印字制御[1]へ、RHSモードでな
ければステップS2605へ進む。ステップS2605
でOHPモードか調べる。OHPモードならばステップ
S2607へ、そうでなければステップS2608へ進
む。
【0067】ステップS2607で縮小モードか調べる
。縮小モードならばステップS2609の印字制御[4
]へ、そうでなければステップS2610の印字制御[
5]へ進む。ステップS2608でも縮小モードか調べ
る。縮小モードならばステップS2611の印字制御[
6]へ、そうでなければステップS2612の印字制御
[7]へ進む。
【0068】図20は縮小印字モードの印字制御[6]
のフローを示す。印字制御として、ヘッドデジット制御
、インク吐出力制御、ヘッドタイミング制御を行なって
いる。ここでは、ヘッドデジット制御について詳細に説
明する。
【0069】記録ヘッドのノズル数は128である。ヘ
ッドデジット制御は、このヘッドのノズルを8ノズル単
位でON・OFFを制御するものである。この8ノズル
単位をデジットとしている。図22がその説明図である
。例えば、デジット1はノズル1からノズル8、デジッ
ト16はノズル121からノズル128で構成されてい
る。この制御するデジットは1ヘッドで16個ある。
【0070】ヘッドデジット制御[6]ルーチンのフロ
ーを図21、説明図を図22に示す。このルーチンでは
、キャリッジが縮小印字時にA4サイズの記録をする場
合には65回の1ライン印字を行うので、65回それぞ
れデジットの制御を行う。奇数回目の1ライン印字のと
き(ステップS2801、ステップS2802)は、ス
テップS2805でノズル1からノズル64までをイン
クを吐出させ、ノズル65からノズル128までは吐出
させない。
【0071】また、偶数回目の1ライン印字のとき(ス
テップS2801)は、ステップS2803でノズル6
5からノズル128までを吐出させ、ノズル1からノズ
ル64まではインクを吐出させない。また、最終印字の
65回目の1ライン印字は、ステップS2804でノズ
ル81からノズル128までのインクを吐出させる。図
23はRHS印字モードの印字制御[1]ルーチンのフ
ローを示す。印字制御として、ヘッドデジット制御、イ
ンク吐出力制御、ヘッドタイミング制御を行なっている
。ここでは、ヘッドデジット制御とヘッドタイミング制
御の説明をする。インク吐出力制御は説明を省略する。
【0072】図24はRHS印字モードのヘッドデジッ
ト制御[1]ルーチンのフローであり、その説明図を図
25に示す。このルーチンは、キャリッジはRHS印字
時に12回の1ライン印字を行なうので、それぞれデジ
ットの制御を行う。3n+1回目(n=0、1、2、3
)の1ライン印字のとき(ステップS3101)は、ス
テップS3102でデジット13から16(ノズル97
からノズル128)までをインクを吐出させる。
【0073】また、3n+2回目の1ライン印字のとき
(ステップS3103)は、ステップS3104でデジ
ット1からデジット16(ノズル1からノズル128)
までを吐出させる。それ以外の(3n+3回目)の1ラ
イン印字のときは、ステップS3105でデジット1か
らデジット4(ノズル1からノズル39)までを吐出さ
せる。
【0074】図26はRHS印字モードのヘッドタイミ
ング制御[1]ルーチンのフローである。
【0075】Bk,C,M,Yによる印字パターンを、
図28に示すようなエリアに印字するように設定する。 なお、具体的なタイミング制御の説明は省略するが、通
常の印字タイミングとの比較図を図27に示す。図27
(A)はRHS印字モード以外の印字モードの印字タイ
ミング、図27(B)はRHS印字タイミングである。
【0076】OHP印字時の印字制御は印字制御[5]
である。この印字制御[5]ルーチンのフローが図29
である。ヘッドデジット制御[5]を図30に、ヘッド
ノズル制御[5]を図31に示し、ヘッドデジット制御
[5]とヘッドノズル制御[5]について説明する。こ
のルーチンは、OHP用紙に記録するためにキャリッジ
が2回同じエリアをスキャンして間引いて印字する。こ
のため、キャリッジはにA4サイズの記録をする場合に
は66回の1ライン印字を行うので、66回それぞれデ
ジットの制御を行う。
【0077】図30、図31において、奇数回目の1ラ
イン印字のときは、ノズル1からノズル128まで(ス
テップS3703)の奇数ノズルだけを駆動(ステップ
S3802)し、インクを吐出させる。また、偶数回目
の1ライン印字のときは、ノズル1からノズル128ま
で(ステップS3703)の偶数ノズルだけを駆動(ス
テップS3803)し、インクを吐出させる。65回目
の1ライン印字はノズル81からノズル128まで(ス
テップS3702)の奇数ノズルだけを駆動(ステップ
S3802)し、インクを吐出させる。また、66回目
の1ライン印字はノズル81からノズル128まで(ス
テップS3702)の偶数ノズルだけを駆動(ステップ
S3803)し、インクを吐出させる。図32、図33
はその説明図である。
【0078】OHP縮小印字時の印字制御は印字制御[
4]である。この印字制御[4]ルーチンのフローが図
34である。ヘッドデジット制御[4]を図35に、ヘ
ッドノズル制御[4]を図36に示し、ヘッドデジット
制御[4]とヘッドノズル制御[4]について説明する
。このルーチンは、OHP用紙に記録するためにキャリ
ッジが4回同じエリアをスキャンして間引いて印字する
。このため、キャリッジはA4サイズの記録をする場合
には130回の1ライン印字を行うので、130回それ
ぞれデジットの制御を行う。
【0079】4n+1回目(n=0、1、・・・)の1
ライン印字のときは、ノズル1からノズル64まで,つ
まり、デジット1からデジット8まで(ステップS42
05)の奇数ノズルだけを駆動(ステップS4302)
し、インクを吐出させる。4n+2回目(n=0、1、
・・・)の1ライン印字のときは、ノズル1からノズル
64までの偶数ノズルだけを駆動(ステップS4303
)し、インクを吐出させる。4n+3回目(n=0、1
、・・・)の1ライン印字のときは、ノズル65からノ
ズル128まで,つまりデジット9からデジット16ま
で(ステップS4202)の奇数ノズルだけを駆動(ス
テップS4302)し、インクを吐出させる。4n+4
回目(n=0、1、・・・)の1ライン印字のときは、
ノズル65からノズル128までの偶数ノズルだけを駆
動(ステップS4303)し、インクを吐出させる。図
37、38はその説明図である。
【0080】また、129回目の1ライン印字は、ノズ
ル81からノズル128まで、つまり、デジット11か
らデジット16まで(ステップS4204)の奇数ノズ
ルだけを駆動(ステップS4302)し、インクを吐出
させる。130回目の1ライン印字は、ノズル81から
ノズル128までの偶数ノズルだけを駆動(ステップS
4303)し、インクを吐出させる。図39は、その説
明図である。 (制御構成)次に、上述した記録制御フローを実行する
ための制御構成について、図40を参照して説明する。 同図において、60はCPU、61はCPU60が実行
する制御プログラムを格納するプログラムROM、62
は各種データを保存しておくバックアップRAMである
。63は記録ヘッド搬送のための主走査モータ、64は
記録用紙搬送のための副走査モータで、ポンプによる吸
引動作にも用いられる。65はワイピング用ソレノイド
、66は給紙制御に用いる給紙ソレノイド、67は冷却
用のファン、68は紙幅検知動作のときにONする紙幅
検知用LEDである。69は紙幅センサ、70は紙浮き
センサ、71は給紙センサ、72は排紙センサ、73は
吸引ポンプの位置を検知する吸引ポンプ位置センサであ
る。74はキャリッジのホームポジションを検知するキ
ャリッジHPセンサ、75はドアの開閉を検知するドア
オープンセンサ、76は手差しボタンの押下を検知する
手差しボタンセンサ、77はOHPボタンの押下を検知
するOHPボタンセンサである。
【0081】78は4色のヘッドに対する記録データの
供給制御を行うゲートアレイ、79はヘッドを駆動する
ヘッドドライバ、8aは4色分のインクカ−トリッジ、
8bは4色分の記録ヘッドであり、ここでは8a,8b
としてブラック(Bk)を代表して示す。インクカ−ト
リッジ8aは、インクの残量を検知するインク残量セン
サ8fを有する。ヘッド8bは、インクを吐出させるた
めのメインヒータ8c、ヘッドの温調制御を行うサブヒ
ータ8d、ヘッド温度を検知するヘッド温度センサ8e
、ヘッド特性情報を格納するROM854を有する。
【0082】図41(A)は本実施例のインクジエツト
カートリツジの外観形状を示す図である。また同図(B
)は同図(A)のプリント板85の詳細を示す図である
。図41(B)において、851はプリント基板、85
2はアルミ放熱板、853は発熱素子とダイオードマト
リクスからなるヒータボード、854は濃度むら情報等
を予め記憶しているEEPROM(不揮発性メモリ)、
及び855は本体とのジヨイント部となる接点電極であ
る。なお、ここではライン状の吐出口群は図示されてい
ない。
【0083】このように、インクジエツト記録ヘツド8
bの発熱素子や駆動制御部を含むプリント基板851上
に、各々の記録ヘツド固有の濃度むら情報等を記憶する
ためのEEPROM854を実装する。こうすることに
より、本体装置に記録ヘツド8bが装着されると、本体
装置は記録ヘツド8bから濃度むら等の記録ヘッド特性
に関する情報を読出し、この情報に基づいて記録特性改
善のための所定の制御を行う。これにより、良質な画像
品位を確保することが可能となる。
【0084】図42(A)、(B)は図41のプリント
基板851上の要部回路構成を示す図である。ここで、
一点鎖線の枠内がヒータボード853内の回路構成であ
り、このヒータボード853は発熱素子857と電流の
回り込み防止用のダイオード856の直列接続回路のN
×M(ここでは、16×8)のマトリクス構造で構成さ
れている。即ち、これらの発熱素子857は、図43に
示すように各ブロツク毎に時分割で駆動され、その駆動
エネルギーの供給量の制御はセグメント(seg)側に
印加されるパルス幅(T)変更して制御することにより
実現される。
【0085】図42(B)は図41(B)のEEPRO
M854の一例を示す図であり、本実施例に関する濃度
むら等の情報が記憶されている。これらの情報は、本体
装置側からの要求信号(アドレス信号)D1に応じてシ
リアル通信により本体側装置へ出力される。本発明が適
用可能な装置の全体説明をする。
【0086】図44は本実施例の構成斜視説明図、図4
5はその断面説明図である。先ず全体構成を説明すると
、この装置は読取装置Rと記録装置Pからなる。
【0087】読取装置Rの構成は、読取手段1が読取キ
ャリッジ2に設けられ、このキャリッジ2が主走査方向
(矢印a方向)へ往復移動可能に構成されている。また
前記キャリッジ2は読取ユニット3に取り付けられ、該
ユニット3が副走査方向(矢印b方向)へ往復移動可能
に構成されている。
【0088】従って、装置上面に取り付けられた原稿台
ガラス4上に原稿面を下にして原稿5を載置すると共に
、カバー6で固定してセットし、図示しない複写スイッ
チを押すと、キャリッジ2が主走査方向へ移動して一行
分の原稿を読み取り、その情報を信号ケーブル7を介し
て図示しない制御系へ伝達する。前記の如くして一行分
の読み取りを終了すると、キャリッジ2をホームポジシ
ョンに戻すと共に、読取ユニット3が副走査方向へ一行
分移動し、前記と同様にして次行以下の読み取りを行う
ものである。
【0089】また記録装置Pの構成は、記録手段8が記
録キャリッジ9に搭載され、該記録手段8の位置へシー
ト搬送手段10によって記録シート11が搬送される如
く構成されている。
【0090】従って、前記読取装置Rからの読取信号が
信号ケーブル7を介して伝達されると、記録シート11
が搬送手段10で矢印c方向へ搬送され、該シート11
が記録位置まで搬送されると、記録キャリッジ9が図7
3の矢印d方向へ往復移動すると共に、この移動に同期
して記録手段8が画信号に応じて駆動し、記録シート1
1に画像を記録する。そして一行分の記録が終了すると
、記録シート11を一行分矢印c方向へ搬送して同様に
記録を行い、記録後のシート11を排出トレイ12へ排
出するものである。
【0091】ここで前記読取ユニット3の一部底部は記
録装置Pの最高部よりも低くなるように突出構成され、
該部分に信号ケーブル7の一端が接続固定されている。
【0092】図46はインクジェット記録装置の模式的
斜視図である。同図において、記録シート11はステッ
ピングモータによって駆動される搬送ローラ10c,1
0dによって搬送されるように構成されている。8aは
ブラック、シアン、マゼンタ、イエローのインクカート
リッジで、下端にはインクジェット方式の記録ヘッド8
b(図示せず)が取り付けられている。記録ヘッド8b
はキャリッジ9に搭載され、キャリッジモータの駆動に
よってベルト9c及びプーリを介して主走査レール9a
に沿って往復走査するように構成されている。以上の構
成により、記録ヘッド8bが移動しながら、インクを記
録シート11に吐出して画像を形成する。また、必要に
応じてインク回復系ユニット(キャップユニット300
、ポンプユニット500等)を用いて、ノズルの目づま
りを解消している。 (温調の詳細)次に、図16、17を用いて概略を説明
した本実施例の特徴である温調の詳細について、図47
(B)を参照して説明する。
【0093】ヘッドの温度が目標温度Bに達するまでは
、サブヒーター及びメインヒーターに最大電力を供給す
る。目標温度Bに達してからは  サブヒーターに最大
電力、メインヒーターにPWMされた電力(ヘッド温度
が高いと供給する電力を少なくする)を供給する。目標
温度Aに達してからは、サブヒーターヘの電力供給を中
止し、メインヒーターにPWMされた電力だけを供給す
る。目標温度に達したならばサブヒーター及びメインヒ
ーターへの電力供給を中止する。
【0094】その結果ヘッドの温度のオーバーシュート
量は、図47(A)のON/OFF制御にくらべて少な
くすることができる。さらに、ヘッドの温度が目標温度
以下に下がったときは、吐出用ヒーターだけにPWMさ
れた電力を供給し、ヘッドの温度の下がるのを防ぐよう
に制御を行うことにより、ヘッドの温度のアンダーシュ
ート量を少なくしヘッドの温度を目標値に保つことが可
能となる。
【0095】次に、メインヒーターのPWM方法につい
て、図48を参照して説明する。同図(A)は、以前述
べた分割パルス幅変調駆動法と同じものであり、同図(
B)と比較するために記載している。ヘッドの温調をす
るとき、インクのメインパルス幅P3は零とする。温調
用パルス幅P1は、ノズル内に発泡現象が発生しない最
大熱エネルギーのパルス幅(Aμsec)から、熱エネ
ルギーを与えないパルス幅(零μsec)の間で制御さ
れる。すなわち、温度が低いときはノズル内に発泡現象
が発生しない最大熱エネルギーのパルス幅に、目標温度
に近ずくにつれてパルス幅を狭くするようにパルス幅を
制御する。 (第2実施例)次に、メインヒーターを用いた本発明の
第2次実施例を、図49を用いて説明する。ヘツドの温
調をするとき、インクの吐出用パルス幅P3をノズル内
に発泡現象が発生しない最大熱エネルギーのパルス幅(
Aμsec)に固定して、温調に用いる。
【0096】温調用パルス幅P1は、ノズル内に発泡現
象が発生しない最大熱エネルギーのパルス幅(Aμse
c)から、熱エネルギーを与えないパルス幅(零μse
c)の間で制御される。すなわち、温度が低いときはノ
ズル内に発泡現象が発生しない最大熱エネルギーのパル
ス幅に、目標温度に近ずくにつれてパルス幅を狭くする
ようにパルス幅を制御する。
【0097】以上のように、メインヒーターのP1とP
3(固定)のパルス幅による熱エネルギーの制御と、サ
ブヒーターの熱エネルギーの両方熱エネルギーを制御す
ることにより、効率的にヘツドの温調をするものである
。 (第3実施例)次に、メインヒーターを用いた第3実施
例を、図50を用いて説明する。ヘツドの温調をすると
き、インクの吐出用パルス幅P3をノズル内に発泡現象
が発生しない最大熱エネルギーのパルス幅(Aμsec
)から、熱エネルギーを与えないパルス幅(零μsec
)の間で制御して、温調用に用いる。
【0098】温調用パルス幅P1は、ノズル内に発泡現
象が発生しない最大熱エネルギーのパルス幅(Aμse
c)から、熱エネルギーを与えないパルス幅(零μse
c)の間で制御される。すなわち、温度が低いときはノ
ズル内に発泡現象が発生しない最大熱エネルギーのパル
ス幅に、目標温度に近ずくにつれてパルス幅を狭くする
ようにパルス幅を制御する。
【0099】以上のように、メインヒーターのP1とP
3(可変)のパルス幅による熱エネルギーを制御するこ
とにより、より効率的にヘツドの調節をするものである
。 (その他)なお、本発明は、特にインクジェット記録方
式の中でも、インク吐出を行わせるために利用されるエ
ネルギとして熱エネルギを発生する手段(例えば電気熱
変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギによりイ
ンクの状態変化を生起させる方式の記録ヘッド、記録装
置において優れた効果をもたらすものである。かかる方
式によれば記録の高密度化、高精細化が達成できるから
である。
【0100】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行なうものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型
、コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、
特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保
持されているシートや液路に対応して配置されてい電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギーを発生
せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰させて、結果的
にこの駆動信号に一対一対応し液体(インク)内の気泡
を形成出来るので有効である。この気泡の成長,収縮に
より吐出用開口を介して液体(インク)を吐出させて、
少なくとも一つの滴を形成する。この駆動信号をパルス
形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が行なわれる
ので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐出が達成
でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信号として
は、米国特許第4463359号明細書、同第4345
262号明細書に記載されているようなものが適してい
る。尚、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国
特許第4313124号明細書に記載されている条件を
採用すると、更に優れた記録を行なうことができる。
【0101】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他
に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示
する米国特許第4558333号明細書、米国特許第4
459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれる
ものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共
通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開
示する特開昭59年第123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応せる構成を開
示する特開昭59年第138461号公報に基づいた構
成としても本発明は有効である。
【0102】更に、記録装置が記録できる最大記録媒体
の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録ヘ
ッドとしては、上述した明細書に開示されているような
複数記録ヘッドの組み合わせによって、その長さを満た
す構成や一体的に形成された一個の記録ヘッドとしての
構成のいずれでも良いが、本発明は、上述した効果を一
層有効に発揮することができる。
【0103】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的に設けられたカートリッ
ジタイプの記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効で
ある。
【0104】又、本発明の記録装置の構成として設けら
れる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助手
段等を付加することは本発明の効果を一層安定できるの
で好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、記
録ヘッドに対しての、キャピング手段、クリーニング手
段、加圧或は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の
加熱素子或はこれらの組み合わせによる予備加熱手段、
記録とは別の吐出を行なう予備吐出モードを行なうこと
も安定した記録を行なうために有効である。
【0105】更に、記録装置の記録モードとしては黒色
等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッド
を一体的に構成するか複数個の組み合わせによってでも
よいが、異なる色の複色カラー又は、混色によるフルカ
ラーの少なくとも一つを備えた装置にも本発明は極めて
有効である。
【0106】以上説明した本発明実施例においては、液
体インクを用いて説明しているが、本発明では室温で固
体状であるインクであっても、室温で軟化状態となるイ
ンクであっても用いることができる。上述のインクジエ
ツト装置ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものであれば良い。 加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温をインクの固
形状態から液体状態への態変化のエネルギーとして使用
せしめることで防止するか又は、インクの蒸発防止を目
的として放置状態で固化するインクを用いるかして、い
ずれにしても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によ
ってインクが液化してインク液状として吐出するものや
記録媒体に到達する時点ではすでに固化し始めるもの等
のような、熱エネルギーによって初めて液化する性質の
インク使用も本発明には適用可能である。このような場
合インクは、特開昭54−56847号公報あるいは特
開昭60−71260号公報に記載されるような、多孔
質シート凹部又は貫通孔に液状又は固形物として保持さ
れた状態で、電気熱変換体に対して対向するような形態
としても良い。本発明においては、上述した各インクに
対して最も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行す
るものである。
【0107】
【発明の効果】以上説明してきたように、ヘツド温調方
法として、サブヒーターの温度制御に、メインヒーター
のPWMによる温度制御を加味することにより、ヘツド
の温調温度の偏差を少なくすることが可能になり、その
結果インクの吐出量が安定し印字品位を向上することが
可能となった。特に、複数のヘツドを用い、複数の色を
印字するカラー出力装置の画像を安定して印字するのに
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるインクジェット記録装
置のメイン制御を示すフローチャートである。
【図2】本発明の一実施例であるインクジェット記録装
置のメイン制御を示すフローチャートである。
【図3】本発明の一実施例であるインクジェット記録装
置のメイン制御を示すフローチャートである。
【図4】ステップS3の初期ジャムチェックルーチンの
詳細を示すフローチャートである。
【図5】ステップS5のヘッド情報読み込みルーチンの
詳細を示すフローチャートである。
【図6】分割パルス幅変調駆動法の説明図である。
【図7】本実施例で用いるヘッド構造の説明図である。
【図8】テーブルポインタTA1とTA1から求めたメ
インヒートパルス幅P3 の関係を示す図である。
【図9】テ−ブルポインタTA3とプレヒ−トパルス幅
P1 の関係を示す図である。
【図10】プレヒ−トパルス幅P1 と吐出量VDの関
係を示す図である。
【図11】ヘッド温度THと吐出量VDの関係を示す図
である。
【図12】ヘッド温度に対する吐出量制御の様子を、ヘ
ッド温度と吐出量の関係で示す図である。
【図13】ヘッド温度THとプレヒ−トパルス幅P1 
の関係を示す図である。
【図14】プレヒートパルス幅P1を設定するシ−ケン
スを示す図である。
【図15】本実施例で使用しているヘッドの温度センサ
−、サブヒ−タ−、吐出用(メイン)ヒ−タ−の位置関
係を示す図である。
【図16】初期20度温調ルーチンのフローチャ−トで
ある。
【図17】20度温調及び25度温調ルーチンのフロー
チャ−トである。
【図18】ステップS24の1ライン印字ルーチンの詳
細を示すフローチャートである。
【図19】図18のステップS2501の印字制御ルー
チンのフローチャ−トである。
【図20】縮小印字モ−ドの印字制御[6]ル−チンの
フローチャ−トである。
【図21】ヘッドデジット制御[6]ルーチンのフロー
チャ−トである。
【図22】ヘッドデジット制御[6]の説明図である。
【図23】RHS印字モードの印字制御[1]ルーチン
のフローチャ−トである。
【図24】RHS印字モードのヘッドデジット制御[1
]ルーチンのフローチャ−トである。
【図25】RHS印字モードのヘッドデジット制御[1
]の説明図である。
【図26】RHS印字モードのヘッドタイミング制御[
1]ルーチンのフローチャ−トである。
【図27】印字タイミングを示す図である。
【図28】Bk,C,M,Yによる印字パターンを印字
するエリアを示す図である。
【図29】OHP印字時の印字制御[5]ルーチンのフ
ローチャ−トである。
【図30】ヘッドデジット制御[5]ルーチンのフロー
チャ−トである。
【図31】ヘッドノズル制御[5]ルーチンのフローチ
ャ−トである。
【図32】図30のヘッドデジット制御[5]および図
31のヘッドノズル制御[5]により行われるノズル駆
動の説明図である。
【図33】図30のヘッドデジット制御[5]および図
31のヘッドノズル制御[5]により行われるノズル駆
動の説明図である。
【図34】OHP縮小印字時の印字制御[4]ルーチン
のフローチャ−トである。
【図35】ヘッドデジット制御[4]ルーチンのフロー
チャ−トである。
【図36】ヘッドノズル制御[4]ルーチンのフローチ
ャ−トである。
【図37】図35のヘッドデジット制御[4]および図
36のヘッドノズル制御[4]により行われるノズル駆
動の説明図である。
【図38】図35のヘッドデジット制御[4]および図
36のヘッドノズル制御[4]により行われるノズル駆
動の説明図である。
【図39】図35のヘッドデジット制御[4]および図
36のヘッドノズル制御[4]により行われるノズル駆
動の説明図である。
【図40】記録制御フローを実行するための制御構成を
示すブロック図である。
【図41】本実施例のインクジエツトカートリツジを説
明する図である。
【図42】プリント基板851上の要部回路構成を説明
する図である。
【図43】発熱素子857をブロツク毎に時分割で駆動
するためのタイミングチャ−トである。
【図44】本実施例の構成斜視説明図である。
【図45】本実施例の断面説明図である。
【図46】インクジェット記録装置の模式的斜視図であ
る。
【図47】ヘッド温度の温調方法を湿す説明図である。
【図48】PWM制御による温度制御を示す説明図であ
る。
【図49】本発明の第2実施例のPWM制御による温度
制御を示す説明図である。
【図50】本発明の第3実施例のPWM制御による温度
制御を示す説明図である。
【符号の説明】
P  記録装置 R  読取装置 HP  ホ−ムポジション SP  スタ−トポジション 1  読取手段 2  読取キャリッジ 3  読取ユニット 8  記録手段 8a  インクカ−トリッジ 8b  記録ヘッド 8c  吐出用(メイン)ヒ−タ− 8d  サブヒ−タ− 8e  温度センサ− 9  記録キャリッジ 9a  主走査レ−ル 9b  駆動プ−リ 9c  タイミングベルト 9d  記録キャリッジモ−タ− 10  シ−ト搬送手段 60  CPU 853  ヒ−タボ−ド 854  EEPROM

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  インク吐出用の駆動ヒーターと温度制
    御用の温調ヒーターを有する記録ヘッドを用いて記録を
    行うインクジェット記録装置であって、前記駆動ヒータ
    ーに信号幅が可変で温度制御のための第1駆動信号と、
    インク吐出のための第2駆動信号を供給する駆動手段と
    、前記温調ヒーターの温度制御により発生する温度の偏
    差を、前記駆動手段の第1駆動信号により温度制御して
    補正する補正手段と、を有することを特徴とするインク
    ジェット記録装置
  2. 【請求項2】  温度制御の目標温度近傍では前記温調
    ヒーターの温度制御を中止することを特徴とする請求項
    1記載のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】  前記駆動ヒーターと前記温調ヒーター
    が同一チップ上に構成されたことを特徴とする請求項1
    記載のインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】  前記記録ヘッドは、インクを吐出する
    複数の吐出口と、対応する吐出口毎に設けられ、インク
    に熱による状態変化を生起させ該状態変化に基づいてイ
    ンクを前記吐出口から吐出させて飛翔的液滴を形成する
    熱エネルギー発生手段とを有したことを特徴とする請求
    項1記載のインクジェット記録装置。
JP439191A 1991-01-18 1991-01-18 インクジェット記録装置 Pending JPH04250054A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8616672B2 (en) 2010-04-23 2013-12-31 Canon Kabushiki Kaisha Ink-jet recording apparatus
WO2021251223A1 (ja) * 2020-06-12 2021-12-16 富士フイルム株式会社 ヘッド装置、インクジェット印刷装置及び駆動電圧調整方法

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