JPH04250815A - ヘリウム精製方法 - Google Patents

ヘリウム精製方法

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JPH04250815A
JPH04250815A JP3212308A JP21230891A JPH04250815A JP H04250815 A JPH04250815 A JP H04250815A JP 3212308 A JP3212308 A JP 3212308A JP 21230891 A JP21230891 A JP 21230891A JP H04250815 A JPH04250815 A JP H04250815A
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JP
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nickel
hydrogen
helium
based catalyst
catalyst layer
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Application number
JP3212308A
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English (en)
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Ramachandran Krishnamurthy
ラマシャンドラン・クリシュナマーシー
Satish S Tamhaukar
サティッシュ・エス・タムハンカー
Walter H Whitlock
ウォルター・エイチ・ホイットロック
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Messer LLC
Original Assignee
BOC Group Inc
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B23/00Noble gases; Compounds thereof
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/584Recycling of catalysts

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  • Organic Chemistry (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Separation Of Gases By Adsorption (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明はヘリウムの精製に関する。さらに
詳細には本発明は,触媒作用による水素不純物の完全な
除去;ならびに圧力スイング吸着(PSA)によるメタ
ンの完全な除去及び窒素の部分的もしくは完全な除去;
を行うことによるヘリウム精製方法に関する。
【0002】技術革新の進展と共にヘリウムの需要が高
まるにつれ,ヘリウムを製造するためのより原価効率の
良い手段が益々重要となってきている。また水素も含め
た種々の不純物を含有した供給物を取り扱うための効率
的な方法が求められている。水素は,低温蒸留やPSA
などの従来のヘリウム精製法ではヘリウムから除去する
のが困難な成分である。なぜなら,水素とヘリウムの物
理的特性が極めて類似しているからである。
【0003】ヘリウムの精製に対する従来技術の多くは
,低温プロセスとPSAプロセスとの併用によるヘリウ
ムの回収に関するものである。例えば米国特許第4,7
01,200号は,ヘリウム,メタン,及び窒素を含有
したプロセス流れをメタンを含んだ主要成分と窒素を含
んだ主要成分に低温分離することにより,ヘリウム含量
の多い流れ(通常は85〜92%ヘリウム)が副生物と
して回収される,というプロセスを開示している。ヘリ
ウム含量の多い流れが低温セクションから取り出され,
周囲温度に加温され,PSAユニット中で精製される。 同様に,米国特許第4,659,351号においては,
低温にてフラッシュ分離器を使用することにより,約5
0%のヘリウムを含有した未精製ヘリウム流れが濃縮さ
れる。濃縮されたヘリウムが周囲温度に加温され,次い
でPSAによりさらに精製される。これらのプロセスは
高純度のヘリウム(N2 や他の不純物が10ppm未
満)を生成するけれども,こうした低温プロセシングに
は特殊な装置,材料,及び断熱処理が必要とされるので
非常にコストがかかる。さらに,これらの特許文献には
,ヘリウムから水素不純物を除去することの有効性につ
いては説明されていない(ヘリウムからの水素不純物の
除去は,低温プロセシング及び/又はPSAプロセシン
グでは困難であることが知られている)。
【0004】窒素,メタン,及びヘリウムを含有した流
れから低温プロセシングを組み込まないPSAによるヘ
リウム精製が知られている。ドイツ特許DE3,716
,899号は,二工程からなる炭素モレキュラーシーブ
のPSA集成装置を開示しており,5%ヘリウムの供給
流れが,第1工程後に79.5%に,そして第2工程後
に99.9%に濃縮される。微量の高級炭化水素類(C
2 + )を除去するための予備精製工程も開示されて
いるが,その水素除去に対する有効性については説明さ
れていない。該プロセスの実際上の欠点は,所望の純度
と回収率を達成するのに高い操作圧力(約300psi
a)と50ミリバール(<1.0PSI)という高い減
圧レベルが必要とされることにある。ヘリウム生成物の
一部がパージガスとして使用されるので,第2工程のP
SAは低いヘリウム回収率にて操作される。さらに,ヘ
リウムの損失を少なくしようとして,第2工程からの排
気ガスを高い吸着圧力に再圧縮すると,エネルギーが余
計にかかることになって不利である。最後に,プロセス
流れの連続性を保持するために緩衝容器が必要とされる
。なぜなら,2つのPSA工程は大きく異なるサイクル
時間で操作されるからである。
【0005】本発明の目的は,メタン,窒素,及び水素
等の不純物を含有した流れからヘリウムを精製する方法
を提供することにある。
【0006】本発明の他の目的は,メタン,窒素,及び
水素等の不純物を含有した流れから,圧力スイング吸着
(PSA)と触媒作用によってヘリウムを精製する方法
を提供することにある。
【0007】本発明のさらに他の目的は,メタン,窒素
,及び水素等の不純物を含有した流れから,高価な低温
装置を使用せずに実質的に周囲温度にてヘリウムを精製
する方法を提供することにある。
【0008】本発明のさらに他の目的は,メタン,窒素
,及び水素等の不純物を含有した流れから,エネルギー
の消費量を少なくするために適度な圧力にてヘリウムを
精製する方法を提供することにある。
【0009】本発明のさらに他の目的は,ニッケルベー
スの触媒を使用して水素不純物を除去すること,制御さ
れた量の酸素を使用して触媒層を再生して水素を除去す
る触媒の能力を実質的に増大させること,及び従来の熱
による再生工程をなくすことにある。
【0010】本発明によれば,微量の水素を含有した供
給原料から,2工程非低温プロセスにてヘリウムを分離
する方法が提供される。本発明によれば,圧力スイング
吸着(PSA)によって供給原料からヘリウムが分離さ
れ,そして触媒層において水素不純物が除去される(好
ましくはニッケルベースの触媒を使用することによって
除去される)。触媒作用による水素除去工程は,一般に
はPSA工程の後に行われるが,供給原料が相当量の窒
素,5%未満のメタン,及び1000ppm未満のCO
2 を含有している場合は,触媒作用除去工程をPSA
に先行させてもよい。水素の圧力スイング吸着(PSA
)と水素の触媒作用除去のそれぞれの工程については当
業者によく知られているけれども,本発明におけるこれ
ら工程の組み合わせや特異な改良形によれば,95%を
越えるヘリウム回収率及び必要に応じて99.99%を
越えるヘリウム純度が容易に得られる。さらに,ヘリウ
ムの精製は,周囲温度及び25〜150psiaの範囲
の適度な圧力にて行われる。これらの条件は望ましい条
件であり,前記の圧力レベルは従来技術において開示さ
れている圧力レベルよりかなり低い。
【0011】本発明の実施に際しては,6〜40%のヘ
リウム,公称1000ppm未満の水素,その他メタン
,窒素,アルゴン,高級炭化水素類,二酸化炭素,及び
水蒸気を含有した供給原料が二次的生成物再循環流れ(
secondary  product  recyc
le  stream)と合わされ,約75psiaに
圧縮される。好ましい実施態様においては,プロセス流
れがPSAユニットに入り,そこで水素以外の全ての不
純物が除去される。層ボイド中に存在するヘリウムの殆
どを回収できる能力を与えつつヘリウム生成物の窒素汚
染を防止するために,二次的生成物再循環流れがPSA
ユニットの中間位置から抜き取られる(これを行わない
場合には,層の再生時にヘリウムが失われる)。次いで
PSAユニットからの流出物が触媒層に入り,そこで水
素が除去される。
【0012】触媒作用による水素除去は,いくつかある
公知の方法の1つによって行うことができる。例えばあ
る1つの方法においては,水素を含有したヘリウム流れ
が,制御された量の酸素を加えた後にパラジウム触媒(
Pd/Al2 O3 )層の上に通される。酸素が水素
と化合して水が形成される。形成された水は,引き続き
乾燥工程によって除去される。ヘリウム流れ中の水素の
濃度が変わる場合,加えるべき酸素の量を制御すること
は困難である。別の方法においては,水素を含有したヘ
リウム流れが約400°Fの温度に加熱され,高温に保
持された酸化銅触媒上に通される。水素が触媒と反応し
て水が形成される。この場合も,形成された水は,引き
続き乾燥工程においてヘリウム流れから除去しなければ
ならない。さらに,このケースでは,乾燥工程の前にガ
スを冷却するのに熱交換器が必要となる。ヘリウム流れ
から水素を除去するためのさらに別の方法(これは好ま
しい方法である)は,ニッケルベースの触媒を使用する
方法である。ヘリウムの精製において,通常のパラジウ
ム触媒や酸化銅触媒を使用する場合に比べて,ニッケル
ベースの触媒を使用することの利点としては,(1)酸
素の非存在下において,ニッケル触媒が化学吸着(これ
とは別に単に吸着又は触媒反応と呼ばれることもある)
によって水素を除去し,これによりプロセス時に制御さ
れた量の酸素を加える必要がなくなる;(2)ニッケル
触媒への水素の化学吸着は周囲温度にて行われる;(3
)水素の化学吸着時にニッケル触媒に対して水が形成さ
れることはなく,従って乾燥工程は必要とされない;(
4)ヘリウム流れ中に存在するCO2 や水も,ニッケ
ル触媒により同時に除去される;及び(5)以下に説明
する新規な再生手順を使用することにより,ニッケル触
媒の能力を大幅に高めることができる;などの利点があ
る。
【0013】ニッケルベース触媒を再生する従来の方法
は,向流の高温パージを使用する方法である。しかしな
がら,ニッケルは水素に対する親和性が高いので,高温
パージの後でも相当量の水素が触媒上に残存する。従っ
て本発明によれば,触媒層の再生は,制御された量の酸
素(好ましくは約1000vpm)を含有した窒素不活
性ガス流れを通すことによって行うのが好ましい。この
再生方法は,水素除去に対する触媒の能力を大幅に高め
,また触媒から水素を脱着させるのに従来使用されてい
るような熱による再生工程は不要となる。しかしながら
,上記工程の完了後,水素と酸素との反応により形成さ
れた水分を除去するために,触媒層が不活性ガス流れに
よって短時間だけ約200℃に加熱される。
【0014】別の実施態様においては,触媒作用工程が
PSA工程に先行する。前述したように,こうした変更
は,供給原料が相当量の窒素,5%未満のメタン,及び
1000ppm未満の二酸化炭素を含有している場合に
は好ましい。本集成体の利点は,PSAユニットからの
流出物の殆どが水素を含まない窒素であるという点にあ
り,この窒素を使用することにより,触媒層を再生する
のに必要を外部からの窒素を不要にするか又は少なくて
済むようにすることができる。
【0015】本発明のプロセスのスキームを図1に示す
。周囲条件における供給流れ1を圧縮機100にて約7
5psiaに圧縮する。供給流れが高レベルのヘリウム
と微量の水素を含有しているという点で,供給流れの組
成は一般的にみられるものではない。従来技術では,こ
のような濃度に関連したプロセスについては開示してい
ない。供給物の濃度は,ヘリウムが6〜40%(通常は
25%);窒素が10〜50%(通常は20%);メタ
ンが25〜60%(通常は50%);水が1〜3%(通
常は3%);アルゴンが0〜0.6%(通常は0.5%
);高級炭化水素類(C2 + )が0〜1000pp
m(通常は100ppm);二酸化炭素が0〜1000
ppm(通常は100ppm);及び水素が0〜100
0ppm(通常は100ppm);である。触媒層のボ
イドスペース中のガス及び吸着剤に緩く結合したガスに
よるヘリウム損失を最小限に抑えるために使用され,且
つヘリウム生成物に対する窒素の汚染を抑制するために
使用される二次的ヘリウム再循環流れ11が,圧縮工程
の前に供給流れ1と合流される。圧縮機出口3がアフタ
ークーラー200によって冷却され,凝縮水4が除去さ
れる。
【0016】プロセス流れ5がPSA精製ユニット30
0に入り,そこでゼオライトモレキュラーシーブが,二
酸化炭素,メタン,及び窒素を選択的に吸着する。こう
した用途に対しては市販のタイプ5Aモレキュラーシー
ブが適切であるが,10X,13X,又はモルデナイト
等のゼオライトも使用することができる。ヘリウムと水
素は吸着されず,触媒層を通過する。吸着された成分は
,減圧再生時に廃棄ガス10として放出される。
【0017】ゼオライトモレキュラーシーブに代わる吸
着剤として活性炭を使用することができる。炭素モレキ
ュラーシーブ(メタンを選択的に除去する)をゼオライ
ト又は活性炭と組み合わせることもできる。さらに,供
給物中の水分含量が多い場合には,水を除去するために
少量のアルミナ層がPSA層の供給端部に配置される。 供給物中に相当量の高級炭化水素類(C2 + )が存
在する場合には,PSA層の供給端部にシリカゲル吸着
剤の層が配置される。
【0018】図2は好ましい二次的生成物再循環シーケ
ンスの集成体を示しており,表1は種々のシーケンス工
程のバルブ位置を示している。
【0019】表1
【0020】
【0021】表1のシーケンスのポイントは,ヘリウム
の損失を最小限に抑えると同時に,ヘリウム生成物に対
する窒素汚染をも最小限に抑えることにある。ある触媒
層に対して圧力の均等化を施した後,該触媒層の中間位
置から圧力を抜いて,ヘリウム,窒素,及び少量のメタ
ンを含んだ流出物流れを供給原料に再循環する。この中
間位置は,図2において,各層の2つの個別のセクショ
ンの間で抜き取られる流れとして示されている。例えば
,層360は2つのセクション361と362に分けら
れている。これらの個別セクションは別々の容器とする
必要はなく,ポートを層の適切なレベルに設けた形の同
一容器中の異なる層であってもよい。二次的生成物回収
工程の終わりに適切な圧力を選択すると,ごく少量のヘ
リウムだけが層中に存在するようになり,従って層が減
圧下で再生されるときにヘリウムの損失が最小限に抑え
られる。
【0022】PSA再生と二次的生成物再循環の機構に
ついて以下に説明する。層360は1つの完全なサイク
ルの標準として選択される。残りの層370,380,
及び390に対するシーケンスは全く同じである。
【0023】工程1の進行中,供給ガスがバルブ301
を介して層360に入る。不純物が吸着され,ヘリウム
生成物が,微量の水素と共にバルブ305を介して層3
60を出る。層360に対する圧力は,圧力調整弁35
0によって制御される。層360の圧力がバルブ350
の設定ポイント圧力より高くなると,ヘリウム生成物が
放出される。圧縮機の供給物排出圧力が圧力調整弁10
4の設定圧力を越えた場合は,圧縮機排出物の一部が,
二次的生成物緩衝タンクを介して圧縮機の吸引部に再循
環される。
【0024】窒素が層360の端部に達するとシーケン
スの工程2が完了し,バルブ301と305が閉じる。 工程3の進行中,バルブ309と313が開かれ,ガス
がそれぞれバルブ311と315を介して層380に入
る。工程3は圧力均等化工程であり,このとき層360
の圧力が中間圧力に下げられ,層380が部分的に加圧
される。工程3の終わりにおいて,バルブ309と31
3が閉じられ,バルブ325が開かれて二次的生成物の
再循環が開始される。圧力調整弁330が設定圧力に達
するまで,層360が二次的生成物緩衝タンク340に
向かって減圧される。
【0025】工程4では,二次的生成物が供給ガス圧縮
機100の吸引部に向けて放出される。工程5の進行中
,バルブ317が開かれ,層360が真空ポンプ500
によって脱気される。本工程中に放出されたガスはメタ
ンと窒素を含んだ不純物を含有し,このメタンと窒素は
層によって吸着除去される。このガスは,任意の緩衝タ
ンク中の廃棄ガスマニホルドに堆積することがある。 圧力調整弁520により,廃棄ガスを除去する圧力が制
御される。
【0026】工程6の進行中,層360の減圧再生が続
けられる。工程7の進行中,層360を部分的に再加圧
するために,層360が層380と共に圧力均等化工程
を受ける。工程8により,層360は所望の吸着圧力付
近の圧力に確実に再加圧される。この再加圧工程は,ヘ
リウム生成物の一部を,再加圧用流量制御器355とバ
ルブ321を介して層360に送ることにより行われる
。工程8が完了すると,層360は所望の吸着圧力又は
その近傍圧力となり,いつでも操作のサイクルを繰り返
せるようになっている。
【0027】PSA再生は,1〜5psia(通常は2
psia)の減圧で行われる。高いヘリウム回収率を得
るには,生成物のパージより減圧再生が好ましい。ヘリ
ウムの損失が最小限に抑えられるからである。本発明の
好ましい実施態様においては,系中に少量の酸素が漏出
しても問題とはならない。なぜなら,酸素は触媒作用工
程にて除去されるからである。前述したように,二次的
生成物回収流れ11(新たな供給物1と共に再循環され
る)がPSA層の中間位置から取り出されてPSA層ボ
イド中のヘリウムの大部分が回収され,この結果ヘリウ
ムの回収率が増大する。さらに,生成物中の高い窒素含
量が一次的ヘリウム生成物を汚染しないよう,二次的生
成物が層の中間位置から取り出される。
【0028】図1を参照すると,ヘリウム含量の多い流
れ8がPSAユニット300を出て,1ppm未満の二
酸化炭素とメタン,及び窒素の完全除去もしくは部分的
除去のいずれが必要とされるのかに応じて所望の量の窒
素を含有した触媒作用ユニット400に入る。本発明の
触媒作用による水素除去は,不活性ガスの精製に関する
従来技術に基づいている(米国特許第4,713,22
4号に詳細に開示されている)。しかしながら,該特許
はヘリウムを不活性ガスとして含めていない。該特許の
開示内容によれば,化学吸着によって水素不純物を保持
させるのに,ニッケルベースの触媒〔好ましくはハーシ
ョー(Harshaw)触媒Ni−0104〕が使用さ
れる。化学吸着は,触媒を加熱する必要も冷却する必要
もなく,周囲温度にて行われる。ヘリウム流出生成物9
は,1ppm以下の水素(通常は0.1ppm未満)を
含有している。ニッケルベース触媒はさらに,二酸化炭
素や水等の不純物(存在する場合)も除去する。
【0029】ニッケルベース触媒層400の再生は,再
生用ガス6を使用済み触媒上に通し,そして脱着水素を
含有した再生用ガスを流れ7として取り出すことによっ
て行われる。触媒層の再生に対しては2つのスキームが
存在する。従来法は熱による再生方法であって,この場
合,不活性ガス流れが約200℃に加熱され,通常のプ
ロセスガス流れに向流の形で導入される。この高温パー
ジが所定長さの時間だけ続けられた後,触媒層が周囲温
度に冷却される。
【0030】ニッケルベース触媒の好ましい再生方法は
,水素除去に対する触媒の能力を実質的に増大させる新
規な手順に基づくものである。ニッケル触媒は水素に対
して非常に高い親和性を有しており,従来の熱による再
生は,残留している水素の実質的な量を除去するのには
不充分である。制御された量の酸素を触媒層に導入する
ことにより,水素との反応が起こって水が形成される。
【0031】再生シーケンスの工程は,図3(2つの触
媒層430と440を組み込んだ触媒作用システムの概
略構成図)を参照することによってよく理解することが
できる。触媒層が2つ組み込まれているのが好ましい。 なぜなら,ヘリウム流れの連続的精製に対してそれぞれ
の層を循環操作できるからである。以下の説明では,層
440はヘリウム精製モードに関して説明し,層430
はその再生モードに関して説明する。
【0032】図3によれば,微量の水素を含有したヘリ
ウムが流れ8を介して触媒システムに入り,そしてバル
ブ419を介して層440に入る。精製されたヘリウム
生成物がバルブ421を介して層440を出て,ヘリウ
ム生成物ライン9に入る。バルブ418と420は閉じ
たままにしておいて,再生されつつある層430にヘリ
ウムが入らないようにする。同様に,バルブ414と4
16を閉じたままにしておいて,再生用ガス混合物が層
440に入らないようにする。
【0033】再生用ガス混合物6は,不活性ガス(好ま
しくは窒素),及びライン410を介して不活性ガス中
に導入される制御された量の酸素を含有する。不活性ガ
ス中に混合される酸素の量は,再生用ガス混合物が約5
000vpm以下(好ましくは約1000vpm)の酸
素を含有するよう,バルブ412によって正確に制御さ
れる。再生用ガス混合物はバルブ413を介して層43
0に入り,そしてバルブ415を介して層430を出る
【0034】所定時間経過したらバルブ411を閉じる
ことによって酸素の供給を停止し,不活性ガス流れ(好
ましくは窒素)により層を約200℃に加熱する。この
加熱された不活性ガス流れが,再生用ガス混合物として
,同じ通路を介して触媒ユニットに入ってそして出てゆ
くが,このときいくらかの水分を搬送する。この不活性
ガス流れは,水分を追い出すために所定時間保持される
。触媒を室温にまで冷却した後,高純度ヘリウム生成物
の一部を使用して,層中の不活性ガスを除去する(但し
,不活性ガスがヘリウムでない場合)。本発明に対する
別のプロセススキーム(触媒ユニット400がPSAユ
ニット300に先行する)が図4に示されている。この
スキームでは,5%未満のメタン,1000ppm未満
の二酸化炭素,及び相当量の窒素を含有した供給流れを
使用するのが好ましい。PSAからの廃棄ガス10は,
本集成体においては本質的に水素を含まない窒素である
ので,触媒ユニットに対する再生用ガス6として使用す
ることができ,従って全てではないとしても外部窒素供
給量が少なくて済むようになる。本集成体においては,
PSAユニット300から出る流れ8は,水素を含まな
いヘリウム生成物である。
【0035】PSA分離やPSAサイクルのバリエーシ
ョンに関しては多くの改良形が可能であり,これらはい
ずれも本発明の範囲に含まれるとみなすべきである。従
って,部分的なメタン除去や部分的な窒素除去を低温精
製と組み合わせて使用することや,供給原料を窒素含量
の多い生成物フラクションもしくはメタン含量の多い生
成物フラクションに分離し,引き続き精製操作を行うと
いうPSAサイクルの改良形も本発明の範囲内である。
【0036】特定の実施態様に関して本発明を詳細に説
明してきたが,当業者にとっては,本発明の精神と範囲
を逸脱することなく本発明に対する種々の変形が可能で
あることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施態様の概略構成図である
【図2】本発明の圧力スイング吸着セクションを示した
概略図である。
【図3】本発明の触媒ユニットセクションの概略構成図
である。
【図4】本発明の別の実施態様の概略構成図である。

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  微量の水素と共にヘリウムを適度なレ
    ベルで含有した供給原料からヘリウムを取り出す方法で
    あって,(a)  圧力スイング吸着(PSA)によっ
    て前記供給原料から前記ヘリウムを分離する工程;及び
    (b)  触媒層において前記水素不純物を分離する工
    程;を含む前記方法。
  2. 【請求項2】  前記PSA工程が前記触媒作用工程に
    先行する,請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】  前記供給原料が,相当量の窒素,5%
    未満のメタン,及び1000ppm未満の二酸化炭素を
    含有し,そして前記触媒作用工程が前記PSA工程に先
    行する,請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】  前記供給原料が,ヘリウム,窒素,メ
    タン,水蒸気,アルゴン,高級炭化水素類,及び水素の
    混合物を含む,請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】  前記供給原料中の前記適度なレベルの
    ヘリウムが6〜40%ヘリウムの範囲である,請求項1
    記載の方法。
  6. 【請求項6】  前記微量の水素が1000ppm未満
    である,請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】  前記PSAサイクルが,25〜150
    psiaの吸着圧力と実質的に周囲温度にて,前記供給
    原料をPSAユニットに通すことを含む,請求項1記載
    の方法。
  8. 【請求項8】  前記触媒作用工程がニッケルベースの
    触媒を使用して行われる,請求項1記載の方法。
  9. 【請求項9】  前記PSAサイクルが,ヘリウムの損
    失を最小限に抑え且つヘリウム生成物の純度を保持する
    ために二次的生成物回収流れを使用する,請求項1記載
    の方法。
  10. 【請求項10】  精製されたヘリウム生成物が1vp
    m未満の水素を含有する,請求項1記載の方法。
  11. 【請求項11】  前記供給原料が,ヘリウム,窒素,
    メタン,水蒸気,アルゴン,高級炭化水素類,及び水素
    の混合物を含む,請求項2記載の方法。
  12. 【請求項12】  前記供給原料中の前記適度なレベル
    のヘリウムが6〜40%ヘリウムの範囲である,請求項
    2記載の方法。
  13. 【請求項13】  前記微量の水素が1000ppm未
    満である,請求項2記載の方法。
  14. 【請求項14】  前記PSAサイクルが,25〜15
    0psiaの吸着圧力と実質的に周囲温度にて,前記供
    給原料をPSAユニットに通すことを含む,請求項2記
    載の方法。
  15. 【請求項15】  前記触媒作用工程がニッケルベース
    の触媒を使用して行われる,請求項2記載の方法。
  16. 【請求項16】  前記PSAサイクルが,ヘリウムの
    損失を最小限に抑え且つヘリウム生成物の純度を保持す
    るために二次的生成物回収流れを使用する,請求項2記
    載の方法。
  17. 【請求項17】  精製されたヘリウム生成物が1vp
    m未満の水素を含有する,請求項2記載の方法。
  18. 【請求項18】  前記供給原料が,ヘリウム,窒素,
    メタン,水蒸気,アルゴン,高級炭化水素類,及び水素
    の混合物を含む,請求項3記載の方法。
  19. 【請求項19】  前記供給原料中の前記適度なレベル
    のヘリウムが6〜40%ヘリウムの範囲である,請求項
    3記載の方法。
  20. 【請求項20】  前記微量の水素が1000ppm未
    満である,請求項3記載の方法。
  21. 【請求項21】  前記触媒作用工程がニッケルベース
    の触媒を使用して行われる,請求項3記載の方法。
  22. 【請求項22】  前記PSAサイクルが,ヘリウムの
    損失を最小限に抑え且つヘリウム生成物の純度を保持す
    るために二次的生成物回収流れを使用する,請求項3記
    載の方法。
  23. 【請求項23】  精製されたヘリウム生成物が1vp
    m未満の水素を含有する,請求項3記載の方法。
  24. 【請求項24】  吸着された水素を含有するニッケル
    ベースの触媒層を再生する方法であって,(a)  実
    質的に周囲条件にて,不活性ガスと制御された量の酸化
    剤との再生用混合物を,使用されたニッケルベースの触
    媒層上に通す工程; (b)  前記ニッケルベースの触媒層から化学吸着さ
    れた水素を取り除くのに必要な時間だけ,前記再生用ガ
    ス混合物を通し続ける工程; (c)  水素と酸化剤との反応によって形成された水
    分を取り除くのに必要な時間だけ,加熱された不活性ガ
    ス流れを約200℃にて通す工程;及び (d)  前記ニッケルベースの触媒層の温度を周囲温
    度に戻すに足る時間だけ,前記ニッケルベースの触媒層
    を不活性ガスで冷却する工程;を含む前記方法。
  25. 【請求項25】  前記不活性ガスが,アルゴン,窒素
    ,又はヘリウムの1種以上であり,そして前記酸化剤が
    酸素である,請求項24記載の方法。
  26. 【請求項26】  前記制御された量の酸素が約500
    0vpm酸素以下である,請求項24記載の方法。
  27. 【請求項27】  前記触媒層がニッケルベースの触媒
    を使用しており,前記ニッケルベースの触媒層を定期的
    に再生する工程をさらに含む,請求項1記載の方法。
  28. 【請求項28】  前記触媒層がニッケルベースの触媒
    を使用しており,前記ニッケルベースの触媒層を定期的
    に再生する工程をさらに含む,請求項2記載の方法。
  29. 【請求項29】  前記触媒層がニッケルベースの触媒
    を使用しており,前記ニッケルベースの触媒層を定期的
    に再生する工程をさらに含む,請求項3記載の方法。
  30. 【請求項30】  前記ニッケルベースの触媒層が,(
    a)  実質的に周囲条件にて,不活性ガスと制御され
    た量の酸化剤との再生用混合物を,使用されたニッケル
    ベースの触媒層上に通し; (b)  前記ニッケルベースの触媒層から化学吸着さ
    れた水素を取り除くのに必要な時間だけ,前記再生用ガ
    ス混合物を通し続け; (c)  水素と酸化剤との反応によって形成された水
    分を取り除くのに必要な時間だけ,加熱された不活性ガ
    ス流れを約200℃にて通し;そして (d)  前記ニッケルベースの触媒層の温度を周囲温
    度に戻すに足る時間だけ,前記ニッケルベースの触媒層
    を不活性ガスで冷却する;ことによって定期的に再生さ
    れる,請求項27記載の方法。
  31. 【請求項31】  前記ニッケルベースの触媒層が,(
    a)  実質的に周囲条件にて,不活性ガスと制御され
    た量の酸化剤との再生用混合物を,使用されたニッケル
    ベースの触媒層上に通し; (b)  前記ニッケルベースの触媒層から化学吸着さ
    れた水素を取り除くのに必要な時間だけ,前記再生用ガ
    ス混合物を通し続け; (c)  水素と酸化剤との反応によって形成された水
    分を取り除くのに必要な時間だけ,加熱された不活性ガ
    ス流れを約200℃にて通し;そして (d)  前記ニッケルベースの触媒層の温度を周囲温
    度に戻すに足る時間だけ,前記ニッケルベースの触媒層
    を不活性ガスで冷却する;ことによって定期的に再生さ
    れる,請求項28記載の方法。
  32. 【請求項32】  前記ニッケルベースの触媒層が,(
    a)  実質的に周囲条件にて,不活性ガスと制御され
    た量の酸化剤との再生用混合物を,使用されたニッケル
    ベースの触媒層上に通し; (b)  前記ニッケルベースの触媒層から化学吸着さ
    れた水素を取り除くのに必要な時間だけ,前記再生用ガ
    ス混合物を通し続け; (c)  水素と酸化剤との反応によって形成された水
    分を取り除くのに必要な時間だけ,加熱された不活性ガ
    ス流れを約200℃にて通し;そして (d)  前記ニッケルベースの触媒層の温度を周囲温
    度に戻すに足る時間だけ,前記ニッケルベースの触媒層
    を不活性ガスで冷却する;ことによって定期的に再生さ
    れる,請求項29記載の方法。
  33. 【請求項33】  微量の水素を不純物として含んだ供
    給原料中に含有されているヘリウムを精製する方法であ
    って,このとき前記水素の分離法が,前記供給原料をニ
    ッケルベースの触媒層上に通し,これによって前記水素
    を前記触媒に化学吸着させることを含む前記方法。
  34. 【請求項34】  前記ニッケルベースの触媒層が実質
    的に周囲温度で操作される,請求項33記載の方法。
  35. 【請求項35】  前記ニッケルベースの触媒層が,(
    a)  実質的に周囲条件にて,不活性ガスと制御され
    た量の酸化剤との再生用混合物を,使用されたニッケル
    ベースの触媒層上に通し; (b)  前記ニッケルベースの触媒層から化学吸着さ
    れた水素を取り除くのに必要な時間だけ,前記再生用ガ
    ス混合物を通し続け; (c)  水素と酸化剤との反応によって形成された水
    分を取り除くのに必要な時間だけ,加熱された不活性ガ
    ス流れを約200℃にて通し;そして (d)  前記ニッケルベースの触媒層の温度を周囲温
    度に戻すに足る時間だけ,前記ニッケルベースの触媒層
    を不活性ガスで冷却する;ことによって定期的に再生さ
    れる,請求項33記載の方法。
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