JPH04252192A - アベルメクチンアグリコンのグリコシル化方法 - Google Patents
アベルメクチンアグリコンのグリコシル化方法Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】アベルメクチン系の化合剤(以前はC−0
76化合物と呼ばれた)はアルバース−ションバーグ(
Albers − Schonberg)らの米国特許
第4310519号明細書で開示された天然産物及びア
オキらの米国特許第3950360号明細書で開示され
た天然産物から得られるミルベマイシン系の化合物から
誘導される。アベルメクチン化合物のアグリコン誘導体
はムロジク(Mrozik)らの米国特許第42062
05号明細書で開示されている。フィッシャー(Fis
her)らの米国特許第4156720号明細書及びフ
ィッシャーらの米国特許第4205967号明細書で開
示される合成操作がアベルメクチン化合物のグリコシル
化に利用される。このようなグリコシル化操作は通常非
選択的であって、所望の位置のグリコシル化を確実にす
るためには保護基の広域的使用を必要とする。本プロセ
スはアベルメクチンアグリコン化合物の13−モノ及び
ジグリコシル化誘導体の産生に関する選択的操作である
。 【0002】本発明はストレプトミセス・アベルミチリ
ス(Streptomyces avermitili
s)MA−6078の変異株含有発酵培地中での発酵に
よるアベルメクチンアグリコンからの単糖及び二糖誘導
体の選択的な製造に関する。 このため、発酵プロセスについて記載することが本発明
の目的である。新規S.アベルミチリス微生物について
記載することが本発明のもう1つの目的である。更にも
う1つの目的は発酵に適した様々な培地について記載す
ることである。更に他の目的は以下の記載を読むことで
明らかになるであろう。 【0003】本発明はストレプトミセス・アベルミチリ
スMA−6078の発酵培地に多量のアベルメクチンア
グリコンを加えることによるアベルメクチン単糖及び二
糖類の製造に関する。S.アベルミチリスMA−607
8は、それがいかなるアベルメクチン化合物も産生しな
いという特徴があるS.アベルミチリスの新規変異株で
ある。S.アベルミチリスはアベルメクチン化合物の産
生株であるため(アルバース−ションバーグら参照)、
これはS.アベルミチリスMA−6078を他のS.ア
ベルミチリス株から区別しうる重要な特徴である。 【0004】このようにS.アベルミチリスMA−60
78は新規微生物であって、ブダペスト条約に従い12
30/パークローン−ドライブ,ロックビル,メリーラ
ンド州20852(1230/Parklawn Dr
ive,Rockville,MD 20852)のア
メリカン・タイプ・カルチャー・コレクション(Ame
rican Type Culture Collec
tion)に受理番号ATCC55017として寄託さ
れた。 【0005】ストレプトミセス・アベルミチリス:MA
−6078、ATCC55017の形態学的及び培養特
徴は下記のとおりである:以下はストレプトミセス・ア
ベルミチリス株MA−6078の一般的記載である。増
殖、一般的培養特徴及び炭素源利用の観察はシャーリン
グ(Shirling)及びゴットリーブ(Gottl
eib)[インターナショナル・ジャーナル・オブ・シ
ステミック・バクテリオロジー,第16巻、第313−
340頁(Internat.J.System.Ba
cteriol.,16:313−340)]の方法に
従い行われた。細胞の化学組成はレチェバリア(Lec
hevalier) 及びレチェバリア[放線菌分類学
、A.ジエッツ及びD.W.テイヤー編集、工業微生物
学会、1980年(Actinomycete Tax
onomy,A.Dietz and D.W.Tha
yer,Ed.Society for Indust
rial Microbiology, 1980)]
の方法を用いて調べられた。培養物の着色はスタンダー
ド・セントロイド・カラー・チャートのインターソサエ
ティ・カラー・カウンシル・ナショナル・ビュロー(I
nter−Society Color Counci
l−National Bureau of Stan
dards Centroid Color Cha
rts) [NBSサーキュラー553に対するコマー
ス・ナショナル・ビュロー・オブ・スタンダード補助の
US局、1985年(US Dept. of Com
merceNational Bureau of S
tandards supplement to NB
S Circular 553,1985)]に含ま
れるカラースタンダードとの比較により調べられた。 【0006】供給源−培養物は45分間の紫外線照射に
よりストレプトミセス・アベルミチリスMA−5508
から誘導された。選択はメラノイド色素気中菌糸の産生
、酵母エキス麦芽エキス寒天上の胞子形成及びアベルメ
クチンの非産生に基づいた。 【0007】一般的増殖特性−グリセロールアスパラギ
ン寒天、酵母麦芽エキス寒天、無機塩デンプン寒天、ペ
プトン鉄寒天及びオートミール寒天上で良好な増殖。生
水寒天上で増殖性乏しい。培養物はトリプトン酵母エキ
スブロス中でもよく増殖する。 【0008】コロニー形態−基体菌糸は緑白色〜明灰オ
リーブ色である。気中菌糸は白色〜明灰オリーブ色であ
る。胞子塊は存在する場合緑白色〜極淡緑色である。コ
ロニーはきめが荒く、革のようである。 【0009】微細構造−気中菌糸(0.76〜1.0μ
m 径)は基体菌糸から生じ、分岐状で湾曲している。 成熟培養物において、気中菌糸は普通約1.14μm
径ループ幅の緻密な螺旋状で並ぶ胞子の鎖で終わる。グ
リセロールアスパラギン寒天上において担胞子はスパイ
ラル及び原始ループ[支帯口(retinaculum
apertum) ]の双方で観察される。 【0010】様々な生理学的反応−培養物はトリプトン
酵母エキスブロス中でメラノイド色素、ペプトン−鉄寒
天でH2 Sを発生する。炭素源利用パターンは次のと
おりである:セロビオース、グリコールの良好な利用;
フルクトース、D−アンニトール、D−マンノース、L
−ラムノースの並程度の利用;D−アラビノース、L−
アラビノース、イノシトール、α−D−ラクトース、β
−D−ラクトース、D−マルトース、D−キシロースの
乏しい利用;D−ラフィノース、スクロース、L−キシ
ロースの無利用。 【0011】 21日間にわたるストレプト
ミセス・アベルミチリス MA
−6078の培養特性
増殖
気中菌糸 可溶性
反対面 培地
の量 及び/又は胞子
色素 の色
酵母エキス 良好 気中菌糸緑白色
不認 明灰オリーフ゛色
麦芽エキス
(153)ラセン胞子鎖
(109) ク゛ルコース
良好 気中菌糸黄白色
不認 淡黄緑色
アスハ゜ラキ゛ン (92
)胞子鎖スハ゜イラル
(121)
及び原始ルーフ゜
で
存在(RA) 無機塩
良好 気中菌糸淡緑色 不認
灰オリーフ゛緑色 テ
゛ンフ゜ン (149
)
(127) オートミール 良好 気中菌糸白
色 不認 淡緑黄色
(263)
(104)
生水 少 白
色 不認
白色 ヘ゜フ゜トン鉄 良好
黒
色
(24hpi
以内)【0012】 21日間にわたるストレプト
ミセス・アベルミチリス MA
−6078の炭水化物利用パターン
炭 素 源
利用度
D−アラビノース
1
L−アラビノ
ース 1
セロビオース
3
D−フ
ルクトース
2
イノシトール
1
α−D−ラクトース
1
β−D−ラクトース
1
D
−マルトース
1
D−マンニトール
2
D−マンノース
1
D−ラフィノース
0
L−ラムノース
2
スクロース
0
D−キシロース
1
L−キ
シロース
0
α−D−グルコース(コントロ
ール) 3
3=良好な利用
2=中度の利用
1=少ない
利用
0=無利用【0013】識別−こ
の株の形態学的特徴はストレプトミセス・アベルミチリ
スMA−4680に関して公開された記載と似ている[
バーグら、アンチマイクロビアル・エージェンツ・アン
ド・ケモセラピー、第15巻、第361−367頁(B
urg et al.,Antimicrob.Age
nts Chemother.,15:361−367
)]。炭水化物利用パターンの差異は、最も顕著にはラ
フィノース及びスクロースを利用しないMA−6078
の能力に関して観察された。加えて、MA−6078は
酵母エキス麦芽エキス、グルコースアスパラギン又はオ
ートミール寒天で豊富なメラノイド色素を産生しないこ
とがわかった。 【0014】単糖及び二糖化合物は下記化合物の非存在
下でアベルメクチン化合物を産生しえないストレプトミ
セス・アベルミチリスの培地中においてかかる化合物を
発酵させることにより製造される: 【化4】 上記式中R1 は水素又はメチルである;R2 はヒド
ロキシ、メトキシ、ケト又はアセチルである; R3 は水素又はヒドロキシである;及び破線は22,
23位における単又は二重結合を示すが、破線が22,
23−単結合を示す場合のみR3が存在する。 【0015】発酵はS.アベルミチリスMA−6078
含有培地で行われ、下記化合物を産生する:【化5】 上記式中R1 、R2 、R3 及び破線は前記と同義
である;nは0又は1である。 【0016】本微生物は天然産物アベルメクチン分子で
みられる場合と同様の糖部分であるα−L−オレアンド
ロース糖部分のみでグリコシル化するという特徴を有す
るが、S.アベルミチリスMA−6078はアベルメク
チンアグリコン基質の添加がない発酵だとアベルメクチ
ン化合物を製造できない。加えて、あるアベルメクチン
アグリコン基質分子の場合、発酵により5位ヒドロキシ
基でメチル基を付加するらしい。即ち、5−ヒドロキシ
は5−メトキシに変換される。 【0017】本発明のプロセスで製造される化合物のう
ちあるものは以前に記載されておらず、このため新規化
合物である。これらの化合物は本発明の範囲内に属する
。R1 がメチル、R2 がメトキシ、R3 が水素及
びnが0である5−メトキシ−13−エピ−22,23
−ジヒドロアベルメクチンB1a単糖;R1 がメチル
、R2 がメトキシ、R3 が不存在及びnが0である
5−メトキシ−13−エピアベルメクチンB1a単糖;
R1 が水素、R2 がメトキシ、R3 が不存在及び
nが0である5−メトキシ−13−エピアベルメクチン
B1b単糖;R1 が水素、R2 がメトキシ、R3
が水素及びnが0である5−メトキシ−13−エピ−2
2,23−ジヒドロアベルメクチンB1b単糖;R1
がメチル、R2 がメトキシ、R3 がヒドロキシ及び
nが0である5−メトキシ−13−エピアベルメクチン
B2a単糖;R1 がメチル、R2 がアセチル、R3
が不存在及びnが0である5−アセチル−13−エピ
アベルメクチンB1a単糖;R1 がメチル、R2 が
アセチル、R3 が水素及びnが0である5−アセチル
−13−エピ−22,23−ジヒドロアベルメクチンB
1a単糖;R1 がメチル、R2 がアセチル、R3
がヒドロキシ及びnが0である5−アセチル−13−エ
ピアベルメクチンB2a単糖。 【0018】本化合物はストレプトミセス・アベルミチ
リスMA−6078、ATCC55017の産生株と共
に後記条件下で適切な水性栄養培地の好気性発酵により
産生される。多数の抗生物質産生のために用いられるよ
うな水性培地は、これらの大環状化合物の産生に関する
プロセスでの使用に適している。このような栄養培地は
微生物で同化可能な炭素及び窒素源並びに通常低レベル
の無機塩を含有している。加えて、発酵培地は微生物の
増殖及び望ましい化合物の産生に必要な微量の金属を含
有してもよい。これらは栄養源として用いられる炭素及
び窒素の複合源中に十分な濃度で通常存在するが、但し
必要であれば勿論培地に別に加えることができる。 【0019】一般に、糖類、例えばデキストロース、マ
ルトース、ラクトース、デキストラン、セレロース、コ
ーンミール、オート粉等及びデンプンのような炭水化物
が栄養培地中における適切な同化炭素源である。培地で
利用される炭素源の正確な量は一部において培地中の他
の成分に依存するが、但し培地中1〜100g/リッタ
ーの炭水化物量で満足しうることが通常わかっている。 これらの炭素源は個別的に用いても又は数種のかかる炭
素源が同培地中で混ぜられてもよい。 【0020】酵母加水分解産物、酵素自己分解産物、酵
母細胞、トマトペースト、コーンミール、オート粉、大
豆ミール、カゼイン加水分解産物、酵母エキス、コーン
浸漬液、ジスチラース・ソリューブルス、錦実ミール、
肉エキス等のような様々な窒素源が本化合物の産生に際
してストレプトミセス・アベルミチリスMA−6078
、ATCC55017により容易に同化されうる。様々
な窒素源が培地中1〜5g/リッターの量で単独で又は
組合せて用いることができる。培地に配合しうる栄養無
機塩としてはナトリウム、カリウム、マグネシウム、ア
ンモニウム、カルシウム、リン酸、硫酸、塩化物、炭酸
等のイオンを生じうる慣用的な塩がある。コバルト、マ
ンガン等のような微量金属も含まれる。 【0021】以下及び実施例で記載される培地は使用可
能な様々な培地の単なる例示にすぎず、制限的なもので
はないことに留意すべきである。下記はストレプトミセ
ス・アベルミチリスMA−6078、ATCC5501
7の株を増殖させるために適した培地の例である:
培 地 組 成 培地
1
デキストロース
20g
ペプトン
5g
肉エキス
5g
一次酵母
3g
NaCl
5g
CaCO3 (
pH調整後) 3g
蒸留水
1000ml
pH7.0
培地2
トマトペースト
20g
改質デンプン(CPC)
20g
一次酵母
10g
CoCl2 ・6H2 O
0.005g
蒸留水
1000
ml pH7.2〜7.4
【0022】 培地3(斜面培地)
デキストロース
10.0g
麦芽アスパラギ
ン 0.5g
K2 HPO4
0.5g
麦芽寒天
15.
0g
蒸留水
1000ml
pH7.0
培地4(種培
地)
可溶性デンプン
10.0g
アルダミンpH
5
.0g
NZアミンE
5.0g
牛エキス
3.0g
MgSO4 ・7H2 O
0.5g
セレロース
1.
0g
Na2 HPO4
0.190g
KH2 PO4
0.
182g
CaCO3
0.5g
蒸留水
1000ml
pH7.0〜7.2【0023】 培地5 トマトペースト
40.0g
オート
粉
10.0g
セレロース
10.0g
コーン
浸漬液
5.0g
微量元素ミックス
10.0ml
蒸留水
1000
ml
pH6.8
微量元素ミックス
1000ml
FeSO4 ・7H2 O
1000mg
Mn
SO4 ・4H2 O 1000m
g
CuCl2 ・2H2 O
25.0g
CaCl2
100.0
mg
H2 BO3
56.0mg
(NH4
)2 MoO4 ・4H2 O 10.0mg
ZnSO4 ・7H2 O
200.0mg
蒸留水
1000ml
pH 培地6
CRC工業用デンプン
40.0g
改質ジスチラース・ソリュ
ーブルス)
(CPC社製)
7.0
g
自己分解酵母[イースト・フ゜ロタ゛クツ 社
(Yea
st Products Inc.) 製
アルダミンpH]
5.0
g
CoCl2 ・6H2 O
50.0mg
蒸留水
1000ml
pH7.3 【0024】ストレプトミセス・アベルミチリスMA−
6078、ATCC55017を用いる発酵は約20〜
約40℃範囲の温度で行われる。最良の結果のためには
、約24〜約30℃範囲の温度でこれらの発酵を行うこ
とが最も都合よい。約27〜28℃の温度が最も好まし
い。本化合物の産生に適した栄養培地のpHは約5.0
〜8.5であり、好ましい範囲は約6.0〜7.5であ
る。 【0025】アベルメクチンアグリコン化合物は発酵培
地1リットル当たり0.1〜1.0gの量でストレプト
ミセス・アベルミチリスMA−6078の発酵に加えら
れる。0.1〜0.5g/リッターを用いることが好ま
しい。アベルメクチンアグリコン化合物は発酵サイクル
中でいつ加えてもよい。本化合物は培養物が加えられて
発酵が始まる前に培地成分に加えても又はそれらは発酵
過程で加えてもよい。培養物が生体内変換を行う上で十
分な時間を有するためには、アベルメクチンアグリコン
化合物はサイクルの50%終了する前、好ましくはサイ
クルの25%が終了する前に発酵に加えられることが好
ましい。 【0026】小規模発酵は、公知の滅菌技術で適量の栄
養培地をフラスコにいれ、フラスコをストレプトミセス
・アベルミチリスMA−6078、ATCC55017
の胞子又は栄養細胞増殖物のいずれかで接種し、フラス
コをコットンでゆるく栓をし、ロータリーシェーカー上
約28℃の一定室温で約2〜10日間95〜300rp
m で発酵を進行させることにより行われることが都合
よい。大規模操作の場合には、攪拌機及び発酵培地通気
手段を装備した適切なタンクで発酵を行うことが好まし
い。栄養培地はタンク内で調製され、滅菌後にストレプ
トミセス・アベルミチリスMA−6078の栄養細胞増
殖源で接種される。発酵は約24〜37℃範囲の温度で
栄養培地を攪拌及び/又は通気しながら1〜8日間続け
られる。通気の程度は発酵槽のサイズ、攪拌速度等のよ
うないくつかのファクターに依存している。通常大規模
発酵は約95〜300rpm 及び空気約50〜500
リッター/min (LPM)で攪拌される。 【0027】全発酵ブロスからの新規化合物の分離及び
その化合物の回収は溶媒抽出並びに様々なクロマトグラ
フィー技術及び溶媒系でのクロマトグラフィー分別の適
用により行われる。 【0028】本化合物は水にやや可溶性であり、有機溶
媒に可溶性である。この性質は発酵ブロスから化合物を
回収するために好都合に用いられる。このため1つの回
収方法において、全発酵ブロスはほぼ等量の有機溶媒と
合わせられる。いかなる有機溶媒も使用可能であるが、
酢酸エチル、塩化メチレン、クロロホルム等のような非
水混和性溶媒を用いることが好ましい。通常数回の抽出
が最大回収を果たす上で望ましい。溶媒は本化合物及び
本化合物の抗寄生虫活性を欠く他の物質を除去する。溶
媒が非水混和性のものであるならば、各層は分離され、
有機溶媒は減圧下で蒸発される。残渣は好ましくはシリ
カゲルを含有したクロマトグラフィーカラムにいれられ
る。カラムは望ましい産物及び一部の不純物を保留する
が、但し多くの不純物、特に非極性不純物を通過させる
。カラムは不純物を更に除去するため塩化メチレン又は
クロロホルムのような中度極性有機溶媒で洗浄され、し
かる後塩化メチレン又はクロロホルムの混合液、好まし
くはアセトン、メタノール、エタノール等の有機溶媒で
洗浄される。溶媒は蒸発され、残渣は更にクロマトグラ
フィー媒体としてシリカゲル、酸化アルミニウム、イオ
ン交換樹脂、デキストランゲル等、溶出液として様々な
溶媒及び溶媒混合液によりカラムクロマトグラフィー、
薄層クロマトグラフィー、予備薄層クロマトグラフィー
、高圧液体クロマトグラフィー等を用いてクロマトグラ
フィーに付される。薄層、高圧、液体及び予備層クロマ
トグラフィーが本化合物の存在を検出しかつそれを単離
するために用いられる。前記技術及び当業者に公知の他
の技術の適用で、本化合物を含有した精製組成物を得る
ことができる。望ましい化合物の存在は物理化学的特性
の生物活性に関して様々なクロマトグラフィ−分画を分
析することにより調べられる。本化合物の構造はその化
合物の様々なスペクトル特性、特にそれらの核磁気共鳴
、質量、紫外線及び赤外線スペクトルの詳細な分析によ
り決定された。 【0029】本発明の化合物はヒト及び動物の健康並び
に農業に関する駆虫剤、殺虫剤及び殺ダニ剤として有意
の殺寄生虫活性を有する。 【0030】蠕虫病として通常記載される疾患、又は疾
患群は、蠕虫として知られる寄生虫による動物宿主の感
染に起因する。蠕虫病はブタ、ヒツジ、ウマ、ウシ、ヤ
ギ、イヌ、ネコ及び家禽のような家畜動物において一般
的かつ深刻な経済的問題である。蠕虫の中で線虫として
記載される虫の群は様々な動物種において広域的でかつ
しばしば深刻な感染を引き起こす。上記動物に感染する
最も普通の線虫属はヘモンカス(Haemonchus
)、トリコストロンギラス(Trichostrong
ylus)、オステルタギア(Ostertagia)
、ネマトジラス(Nematodirus) 、コオペ
リア(Cooperia)、アスカリス(Ascari
s) 、ブノストマム(Bunostomum)、オエ
ソファゴストマム(Oesophagostomum)
、チャベルチア(Chabertia) 、トリクリ
ス(Trichuris) 、ストンギラス(Ston
gylus) 、トリコネマ(Trichonema)
、ジクチオカウラス(Dictyocaulus)、カ
ピラリア(Capillaria)、ヘテラキス(He
terakis) 、トキソカラ(Toxocara)
、アスカリジア(Ascaridia) 、オキシウリ
ス(Oxyuris) 、アンシロストマ(Ancyl
ostoma) 、ウンシナリア(Uncinaria
) 、トキサスカリス(Toxascaris)及びパ
ラスカリス(Parascaris)である。これらの
中であるもの、例えばネマトジラス、コオペリア及びオ
エソファゴストマムは主に腸管を攻撃し、他の例えばヘ
モンカス及びオステルタギアは胃でより優勢であり、他
の例えばジクチオカウラスは肺でみられる。更に他の寄
生虫は心臓、血管、皮下及びリンパ組織等のような体の
他の組織及び臓器にも存在する。蠕虫病として知られる
寄生虫感染は貧血、栄養不良、虚弱、体重減少、腸管壁
並びに他の組織及び臓器の重度障害をおこし、未治療の
ままだと感染宿主の死に至ることがある。本発明の化合
物はこれらの寄生虫に対して予想外に高い活性を有し、
しかもイヌの場合ジロフィラリア(Dirofilar
ia) 、げっ歯類の場合ネマトスピロイデス(Nem
atospiroides) 、シファシア(Syph
acia)、アスピクルリス(Aspiculuris
)、ルシリア種(Lucilia sp.) ヒツジの
場合マダニ、ダニ、シラミ、ノミ、ハエのような動物及
び鳥類の節足(動物)外部寄生虫、ウシの場合咬昆虫及
びヒポダーマ種(Hypoderma sp.)のよう
な移動性双翅幼虫、ウマの場合ガストロフィラス(Ga
strophilus)並びにげっ歯類の場合クテレブ
ラ種(Cuterebra sp.)に対しても活性で
ある。 【0031】本化合物はヒトに感染する寄生虫に対して
も有用である。ヒトの胃腸管で最も一般的な寄生虫属は
アンシロストマ、ネカトル(Necator)、アスカ
リス、ストロンギロイデス(Strongyloide
s) 、トリキネラ(Trichinella) 、カ
ピラリア、トリクリス及びエンテロビウス(Enter
obius)である。血液又は胃腸管外の他の組織及び
臓器でみられる他の医学上重要な寄生虫属はウチェレリ
ア(Wuchereria)、ブルギア(Brugia
)、オンコセルカ(Onchocerca)、ロア(L
oa) 及びドラクンクルス(Dracunculus
) のような糸状虫並びに腸内段階の腸内虫ストロンギ
ロイデス及びトリキネラである。本化合物はヒトに寄生
する節足動物、咬昆虫及びヒトに不快感を与える双翅害
虫に対しても有用である。 【0032】本化合物はゴキブリのブラテラ(Blat
ella)種、イガのチネオラ(Tineola) 種
、カツオブシムシのアッタゲナス(Attagenus
) 種及びイエバエのムスカ・ドメスチカ(Musca
domestica) のような屋内害虫に対しても
活性である。 【0033】本化合物はトリボリウム(Triboli
um) 種、テネブリオ(Tenebrio)種のよう
な貯蔵穀物の及びハダニ〔テトラニカス(Tetran
ychus) 種〕、アリマキ〔イナゴのようなアシル
チオシフォン(Acyrthiosiphon)移動性
直翅目昆虫〕のような農業植物の昆虫害虫並びに植物組
織で生育する未成熟段階の昆虫に対しても有用である。 本化合物は農業において重要なメロイドギネ(Melo
idogyne) 種のような植物寄生虫及び土壌線虫
の制御用殺線虫剤として有用である。 【0034】これらの化合物はカプセル、ボーラス又は
錠剤のような単位剤形であるいは液体水薬として経口投
与されるが、後者の場合はベントナイトのような懸濁剤
及び保湿剤又は同様の賦形剤と一緒にされた通常水中に
おける活性成分の通常溶液、懸濁液又は分散液である。 通常水薬は消泡剤も含有している。水薬処方剤は通常約
0.001〜0.5重量%の活性化合物を含有する。好
ましい水薬処方剤は0.01〜0.1重量%を含有する
。カプセル及びボーラスはデンプン、タルク、ステアリ
ン酸マグネシウム又はリン酸二カルシウムのような担体
賦形剤と混ぜて活性成分を含む。 【0035】本化合物を乾燥固体単位剤形として投与す
ることが望まれる場合には、所望量の活性化合物を含有
したカプセル、ボーラス又は錠剤が通常用いられる。こ
れらの剤形は活性成分をデンプン、ラクトース、タルク
、ステアリン酸マグネシウム、植物ゴム等のような適切
な微細希釈剤、賦形薬、崩壊剤及び/又は結合剤と完全
かつ均一に混ぜることで製造される。このような単位投
薬処方剤はそれらの全重量に関して様々に変化されうる
が、一定量の抗寄生虫剤は治療される宿主動物のタイプ
、感染の程度及びタイプ並びに宿主の体重のようなファ
クターに依存している。 【0036】活性化合物が動物飼料で投与される場合、
それは飼料に完全に分散されるか、あるいはトップドレ
ッシングとして又は後で最終飼料に加えられるかもしく
は場合により別々に給餌されるペレットの形で用いられ
る。一方、我々の発明の抗寄生虫化合物は例えば反すう
胃内、筋肉内、気管内又は皮下注射によって非経口的に
動物に投与されうるが、その場合に活性成分は液体担体
賦形剤に溶解又は分散される。非経口投与の場合、活性
物質は好ましくはピーナツ油、綿実油等のような様々な
植物油の許容される賦形剤と適切に混ぜられる。ゾルケ
タール、グリセロール、ホルマール及び水性非経口処方
を用いた有機製剤のような他の非経口賦形剤も用いられ
る。活性化合物は非経口投与用処方剤中に溶解又は懸濁
されるが、このような処方剤は通常0.55〜5重量%
の活性化合物を含有する。 【0037】本発明の抗寄生虫剤は家畜動物及び家禽類
において他の寄生虫、例えばマダニ、シラミ、ノミ、ダ
ニ及び他の咬昆虫のような節足動物寄生虫により引き起
こされる疾患の治療及び/又は予防にそれらの主用途を
有するが、それらはヒトを含めた他の動物でおきる寄生
虫病の治療にも有効である。最良の結果のために用いら
れる最適の量は、用いられる具体的化合物、治療される
動物種、寄生虫侵入感染のタイプ及び程度に勿論依存し
ている。通常良好な結果は動物体重1kg当たり約0.
001〜10mgの経口投与により我々の新規化合物で
得られるが、このような総用量は1回で又は1〜5日間
のような比較的短期間にわたり用量分割して投与される
。本発明の好ましい化合物の場合、かかる寄生虫の優れ
たコントロールは動物において1回の用量で約0.02
5〜0.5mg/kg体重投与することにより得られる
。反復治療は再感染に対抗する上で必要であり、寄生虫
の種類及び用いられる農業技術に依存している。これら
の物質を動物に投与する技術は獣医学分野の業者に公知
である。 【0038】ここで記載された化合物が動物飼料の成分
として投与されるか又は飲料水に溶解もしくは懸濁され
る場合には、活性化合物が不活性担体又は希釈剤に完全
に分散された組成物が供与される。不活性担体とは、抗
寄生虫剤と反応しないもの及び動物に安全に投与される
ものを意味する。好ましくは、飼料投与用担体は動物食
の成分であるもの又はそれになりうるものである。 【0039】適切な組成物としては、活性成分が比較的
多量に存在しかつ動物への直接給餌用にあるいは直接又
は中間希釈もしくは混合工程後のいずれかにおける飼料
への添加用に適した飼料の素(feed premix
es) 又は補助物がある。このような組成物に適した
典型的担体又は希釈剤としては、例えばジスチラース乾
燥穀物、コーンミール、シトラスミール、発酵残渣、粉
砕カキ穀、小麦ショート、糖密可溶分、コーン穂軸ミー
ル、食用豆ミル飼料、大豆粗粉、粉砕石灰石等がある。 活性化合物はグラインディング、攪拌、ミリング又はタ
ンブリングのような方法で担体全体に完全に分散される
。約0.005〜2.0重量%の活性化合物を含有した
組成物が飼料の素として特に適する。動物に直接給餌さ
れる飼料補助物は約0.0002〜0.3重量%の活性
化合物を含有する。 【0040】このような補助物は寄生虫病の治療及び制
御用に望ましい活性化合物の濃度を最終飼料に与えうる
量で動物飼料に加えられる。活性化合物の望ましい濃度
は前記ファクター及び用いられる具体的化合物に応じて
様々であるが、本発明の化合物は望ましい抗寄生虫結果
を得るため飼料に0.00001〜0.002%の濃度
で通常与えられる。 【0041】本発明の化合物を用いる場合、個別的成分
が単離かつ精製され、その形で用いられる。一方、個別
的成分の混合物も用いてよい。発酵ブロスの精製から得
られる様々な化合物を完全に分離することは不要である
。通常2種以上の化合物を含有するが、但し他の無関係
な化合物を除いた混合物が得られ、かかる混合物は前記
のような寄生虫病の予防及び治療に用いられる。このよ
うな混合物は通常非同一割合で化合物を含有するが、し
かしながらすべての化合物は実質的活性を有しており、
混合物の抗寄生虫活性は正確に測定することができる。 【0042】加えて、本化合物が動物飼料に加えられる
場合には、発酵ブロスからの乾燥菌糸ケークを利用する
ことができる。菌糸は大きな活性を含んでおり、菌糸の
活性レベルが測定されてから、それが動物飼料に直接加
えられる。 【0043】本発明の化合物は成育中又は貯蔵中に作物
に害を与える農業害虫と対抗する上でも有用である。本
化合物はかかる農業害虫から保護するためスプレー、粉
末、エマルジョン等のような公知技術を用いて成育又は
貯蔵作物に適用される。 【0044】本化合物の駆虫活性は、胃腸内寄生虫で3
日前に感染したマウスに個別的化合物のサンプル、かか
る化合物の混合物、濃縮エキス等を飼料から経口投与す
ることにより測定する。投薬開始後11、12及び13
日目にマウスの糞が卵について調べられ、翌日マウスを
殺し、小腸の近接部分に存在する虫の数を調べる。活性
化合物は、感染未投薬コントロールと比較して卵及び虫
の数に関し有意の減少がある場合に観察される。 【0045】下記実施例は、本発明が更に詳しく理解さ
れるために示されている。このような実施例は本発明の
制限として解釈されるべきでない。 一般的操作 生物: MA−6078、ATCC55017はアベルメクチン
を産生しないS.アベルミチリスの変異株である。 培地:種培地はg/リッターで以下を含有していた:酵
母エキス〔ジフコ(Difco) 〕20;ヒカーゼS
.F.(Hycase S.F.)20;デキストロー
ス20g ;KNO32.0;NaCl 0.5;M
nSO4 ・H2 O 0.005;ZnSO4 ・
7H2 O 0.01;CaCl2 ・2H2 O
0.02;FeSO4 ・7H2 O0.025。 pHは7.0に調整した。産生培地はg/リッターで以
下を含有していた。ペプトン処理ミルク17.5;アル
ダミンpH2.75;デキストロース75;CuSO4
・5H2 O 0.00006;ZnSO4 ・7
H2 O 0.001;CoCl2 ・6H2 O
0.0001;FeCl3 ・6H2 O0.003
;MgSO4 ・7H2 O 0.5。pHは7.2
に調整した。 【0046】接種原調製:凍結栄養菌糸(FVM)は、
2リッター3バッフルフラスコ内で種培地250mlに
接種し、27℃、相対湿度85%及び200rpm で
16時間インキュベートすることにより調製した。培養
物の充填細胞容量は15%、pHは5.7〜6.4であ
った。一部の培養物を凍結し、将来の実験のための接種
原の供給源として用いた。種培養:250ml3バッフ
ルフラスコ中の種培地25mlにFVM1.0mlを接
種原として加え、フラスコを30℃、相対湿度85%及
び200rpm で16時間インキュベートした。 【0047】生体内変換及び単離:産生培地22.5m
lに種培養物1.0mlを加え、フラスコを27℃、相
対湿度85%及び200rpm で48時間インキュベ
ートした。DMSO 0.05ml中アベルメクチン
アグリコン1.3〜3.0mgを加え、フラスコを27
℃、相対湿度85%及び220rpm で5日間インキ
ュベートした。各フラスコをCH2 Cl2 50ml
ずつで抽出した。CH2 Cl2 抽出液を合わせ、濃
縮した。アベルメクチン単糖及び二糖はデュポン・ゾル
バックス(Dupont Zorbax) ODSカラ
ムでのHPLCにより移動相としてCH3 OH:H2
O(85:15)を用いて単離した。精製されたアベ
ルメクチンの構造は質量スペクトル測定及びNMRスペ
クトル測定により決定した。 【0048】具体例:下記アベルメクチンアグリコンが
グリコシル化された。 実施例1 13α−ヒドロキシ−22、23−ジヒドロアベルメク
チンB1aアグリコン→5−メトキシ−13α−22、
23−ジヒドロアベルメクチンB1a(二糖)実施例2 13α−ヒドロキシ−22、23−ジヒドロアベルメク
チンB1bアグリコン→5−メトキシ−13α−22、
23−ジヒドロアベルメクチンB1b(二糖)実施例3 13α−ヒドロキシアベルメクチンB2aアグリコン→
13α−アベルメクチンA2a(二糖) 実施例4 5−ケト−13α−ヒドロキシアベルメクチンB2aア
グリコン→5−メトキシ−13α−アベルメクチンB2
a(二糖) 【0049】実施例5 13α−アベルメクチンA2aアグリコン→13α−ア
ベルメクチンA2a(二糖) 実施例6 13α−アベルメクチンA1aアグリコン→13α−ア
ベルメクチンA1a(二糖) 実施例7 13β−22、23−ジヒドロアベルメクチンB1aア
グリコン→5−メトキシ−13β−22、23−ジヒド
ロアベルメクチンB1a単糖 実施例8 13β−アベルメクチンB2aアグリコン→5−メトキ
シ−13β−アベルメクチンB2a単糖 【0050】実施例9 13β−アベルメクチンB1aアグリコン→5−メトキ
シ−13β−アベルメクチンB1a単糖 実施例10 5−アセチル−13β−アベルメクチンB1aアグリコ
ン→5−アセチル−13β−アベルメクチンB1a単糖
実施例11 5−アセチル−13β−アベルメクチンB2aアグリコ
ン→5−アセチル−13β−アベルメクチンB2a単糖
実施例12
76化合物と呼ばれた)はアルバース−ションバーグ(
Albers − Schonberg)らの米国特許
第4310519号明細書で開示された天然産物及びア
オキらの米国特許第3950360号明細書で開示され
た天然産物から得られるミルベマイシン系の化合物から
誘導される。アベルメクチン化合物のアグリコン誘導体
はムロジク(Mrozik)らの米国特許第42062
05号明細書で開示されている。フィッシャー(Fis
her)らの米国特許第4156720号明細書及びフ
ィッシャーらの米国特許第4205967号明細書で開
示される合成操作がアベルメクチン化合物のグリコシル
化に利用される。このようなグリコシル化操作は通常非
選択的であって、所望の位置のグリコシル化を確実にす
るためには保護基の広域的使用を必要とする。本プロセ
スはアベルメクチンアグリコン化合物の13−モノ及び
ジグリコシル化誘導体の産生に関する選択的操作である
。 【0002】本発明はストレプトミセス・アベルミチリ
ス(Streptomyces avermitili
s)MA−6078の変異株含有発酵培地中での発酵に
よるアベルメクチンアグリコンからの単糖及び二糖誘導
体の選択的な製造に関する。 このため、発酵プロセスについて記載することが本発明
の目的である。新規S.アベルミチリス微生物について
記載することが本発明のもう1つの目的である。更にも
う1つの目的は発酵に適した様々な培地について記載す
ることである。更に他の目的は以下の記載を読むことで
明らかになるであろう。 【0003】本発明はストレプトミセス・アベルミチリ
スMA−6078の発酵培地に多量のアベルメクチンア
グリコンを加えることによるアベルメクチン単糖及び二
糖類の製造に関する。S.アベルミチリスMA−607
8は、それがいかなるアベルメクチン化合物も産生しな
いという特徴があるS.アベルミチリスの新規変異株で
ある。S.アベルミチリスはアベルメクチン化合物の産
生株であるため(アルバース−ションバーグら参照)、
これはS.アベルミチリスMA−6078を他のS.ア
ベルミチリス株から区別しうる重要な特徴である。 【0004】このようにS.アベルミチリスMA−60
78は新規微生物であって、ブダペスト条約に従い12
30/パークローン−ドライブ,ロックビル,メリーラ
ンド州20852(1230/Parklawn Dr
ive,Rockville,MD 20852)のア
メリカン・タイプ・カルチャー・コレクション(Ame
rican Type Culture Collec
tion)に受理番号ATCC55017として寄託さ
れた。 【0005】ストレプトミセス・アベルミチリス:MA
−6078、ATCC55017の形態学的及び培養特
徴は下記のとおりである:以下はストレプトミセス・ア
ベルミチリス株MA−6078の一般的記載である。増
殖、一般的培養特徴及び炭素源利用の観察はシャーリン
グ(Shirling)及びゴットリーブ(Gottl
eib)[インターナショナル・ジャーナル・オブ・シ
ステミック・バクテリオロジー,第16巻、第313−
340頁(Internat.J.System.Ba
cteriol.,16:313−340)]の方法に
従い行われた。細胞の化学組成はレチェバリア(Lec
hevalier) 及びレチェバリア[放線菌分類学
、A.ジエッツ及びD.W.テイヤー編集、工業微生物
学会、1980年(Actinomycete Tax
onomy,A.Dietz and D.W.Tha
yer,Ed.Society for Indust
rial Microbiology, 1980)]
の方法を用いて調べられた。培養物の着色はスタンダー
ド・セントロイド・カラー・チャートのインターソサエ
ティ・カラー・カウンシル・ナショナル・ビュロー(I
nter−Society Color Counci
l−National Bureau of Stan
dards Centroid Color Cha
rts) [NBSサーキュラー553に対するコマー
ス・ナショナル・ビュロー・オブ・スタンダード補助の
US局、1985年(US Dept. of Com
merceNational Bureau of S
tandards supplement to NB
S Circular 553,1985)]に含ま
れるカラースタンダードとの比較により調べられた。 【0006】供給源−培養物は45分間の紫外線照射に
よりストレプトミセス・アベルミチリスMA−5508
から誘導された。選択はメラノイド色素気中菌糸の産生
、酵母エキス麦芽エキス寒天上の胞子形成及びアベルメ
クチンの非産生に基づいた。 【0007】一般的増殖特性−グリセロールアスパラギ
ン寒天、酵母麦芽エキス寒天、無機塩デンプン寒天、ペ
プトン鉄寒天及びオートミール寒天上で良好な増殖。生
水寒天上で増殖性乏しい。培養物はトリプトン酵母エキ
スブロス中でもよく増殖する。 【0008】コロニー形態−基体菌糸は緑白色〜明灰オ
リーブ色である。気中菌糸は白色〜明灰オリーブ色であ
る。胞子塊は存在する場合緑白色〜極淡緑色である。コ
ロニーはきめが荒く、革のようである。 【0009】微細構造−気中菌糸(0.76〜1.0μ
m 径)は基体菌糸から生じ、分岐状で湾曲している。 成熟培養物において、気中菌糸は普通約1.14μm
径ループ幅の緻密な螺旋状で並ぶ胞子の鎖で終わる。グ
リセロールアスパラギン寒天上において担胞子はスパイ
ラル及び原始ループ[支帯口(retinaculum
apertum) ]の双方で観察される。 【0010】様々な生理学的反応−培養物はトリプトン
酵母エキスブロス中でメラノイド色素、ペプトン−鉄寒
天でH2 Sを発生する。炭素源利用パターンは次のと
おりである:セロビオース、グリコールの良好な利用;
フルクトース、D−アンニトール、D−マンノース、L
−ラムノースの並程度の利用;D−アラビノース、L−
アラビノース、イノシトール、α−D−ラクトース、β
−D−ラクトース、D−マルトース、D−キシロースの
乏しい利用;D−ラフィノース、スクロース、L−キシ
ロースの無利用。 【0011】 21日間にわたるストレプト
ミセス・アベルミチリス MA
−6078の培養特性
増殖
気中菌糸 可溶性
反対面 培地
の量 及び/又は胞子
色素 の色
酵母エキス 良好 気中菌糸緑白色
不認 明灰オリーフ゛色
麦芽エキス
(153)ラセン胞子鎖
(109) ク゛ルコース
良好 気中菌糸黄白色
不認 淡黄緑色
アスハ゜ラキ゛ン (92
)胞子鎖スハ゜イラル
(121)
及び原始ルーフ゜
で
存在(RA) 無機塩
良好 気中菌糸淡緑色 不認
灰オリーフ゛緑色 テ
゛ンフ゜ン (149
)
(127) オートミール 良好 気中菌糸白
色 不認 淡緑黄色
(263)
(104)
生水 少 白
色 不認
白色 ヘ゜フ゜トン鉄 良好
黒
色
(24hpi
以内)【0012】 21日間にわたるストレプト
ミセス・アベルミチリス MA
−6078の炭水化物利用パターン
炭 素 源
利用度
D−アラビノース
1
L−アラビノ
ース 1
セロビオース
3
D−フ
ルクトース
2
イノシトール
1
α−D−ラクトース
1
β−D−ラクトース
1
D
−マルトース
1
D−マンニトール
2
D−マンノース
1
D−ラフィノース
0
L−ラムノース
2
スクロース
0
D−キシロース
1
L−キ
シロース
0
α−D−グルコース(コントロ
ール) 3
3=良好な利用
2=中度の利用
1=少ない
利用
0=無利用【0013】識別−こ
の株の形態学的特徴はストレプトミセス・アベルミチリ
スMA−4680に関して公開された記載と似ている[
バーグら、アンチマイクロビアル・エージェンツ・アン
ド・ケモセラピー、第15巻、第361−367頁(B
urg et al.,Antimicrob.Age
nts Chemother.,15:361−367
)]。炭水化物利用パターンの差異は、最も顕著にはラ
フィノース及びスクロースを利用しないMA−6078
の能力に関して観察された。加えて、MA−6078は
酵母エキス麦芽エキス、グルコースアスパラギン又はオ
ートミール寒天で豊富なメラノイド色素を産生しないこ
とがわかった。 【0014】単糖及び二糖化合物は下記化合物の非存在
下でアベルメクチン化合物を産生しえないストレプトミ
セス・アベルミチリスの培地中においてかかる化合物を
発酵させることにより製造される: 【化4】 上記式中R1 は水素又はメチルである;R2 はヒド
ロキシ、メトキシ、ケト又はアセチルである; R3 は水素又はヒドロキシである;及び破線は22,
23位における単又は二重結合を示すが、破線が22,
23−単結合を示す場合のみR3が存在する。 【0015】発酵はS.アベルミチリスMA−6078
含有培地で行われ、下記化合物を産生する:【化5】 上記式中R1 、R2 、R3 及び破線は前記と同義
である;nは0又は1である。 【0016】本微生物は天然産物アベルメクチン分子で
みられる場合と同様の糖部分であるα−L−オレアンド
ロース糖部分のみでグリコシル化するという特徴を有す
るが、S.アベルミチリスMA−6078はアベルメク
チンアグリコン基質の添加がない発酵だとアベルメクチ
ン化合物を製造できない。加えて、あるアベルメクチン
アグリコン基質分子の場合、発酵により5位ヒドロキシ
基でメチル基を付加するらしい。即ち、5−ヒドロキシ
は5−メトキシに変換される。 【0017】本発明のプロセスで製造される化合物のう
ちあるものは以前に記載されておらず、このため新規化
合物である。これらの化合物は本発明の範囲内に属する
。R1 がメチル、R2 がメトキシ、R3 が水素及
びnが0である5−メトキシ−13−エピ−22,23
−ジヒドロアベルメクチンB1a単糖;R1 がメチル
、R2 がメトキシ、R3 が不存在及びnが0である
5−メトキシ−13−エピアベルメクチンB1a単糖;
R1 が水素、R2 がメトキシ、R3 が不存在及び
nが0である5−メトキシ−13−エピアベルメクチン
B1b単糖;R1 が水素、R2 がメトキシ、R3
が水素及びnが0である5−メトキシ−13−エピ−2
2,23−ジヒドロアベルメクチンB1b単糖;R1
がメチル、R2 がメトキシ、R3 がヒドロキシ及び
nが0である5−メトキシ−13−エピアベルメクチン
B2a単糖;R1 がメチル、R2 がアセチル、R3
が不存在及びnが0である5−アセチル−13−エピ
アベルメクチンB1a単糖;R1 がメチル、R2 が
アセチル、R3 が水素及びnが0である5−アセチル
−13−エピ−22,23−ジヒドロアベルメクチンB
1a単糖;R1 がメチル、R2 がアセチル、R3
がヒドロキシ及びnが0である5−アセチル−13−エ
ピアベルメクチンB2a単糖。 【0018】本化合物はストレプトミセス・アベルミチ
リスMA−6078、ATCC55017の産生株と共
に後記条件下で適切な水性栄養培地の好気性発酵により
産生される。多数の抗生物質産生のために用いられるよ
うな水性培地は、これらの大環状化合物の産生に関する
プロセスでの使用に適している。このような栄養培地は
微生物で同化可能な炭素及び窒素源並びに通常低レベル
の無機塩を含有している。加えて、発酵培地は微生物の
増殖及び望ましい化合物の産生に必要な微量の金属を含
有してもよい。これらは栄養源として用いられる炭素及
び窒素の複合源中に十分な濃度で通常存在するが、但し
必要であれば勿論培地に別に加えることができる。 【0019】一般に、糖類、例えばデキストロース、マ
ルトース、ラクトース、デキストラン、セレロース、コ
ーンミール、オート粉等及びデンプンのような炭水化物
が栄養培地中における適切な同化炭素源である。培地で
利用される炭素源の正確な量は一部において培地中の他
の成分に依存するが、但し培地中1〜100g/リッタ
ーの炭水化物量で満足しうることが通常わかっている。 これらの炭素源は個別的に用いても又は数種のかかる炭
素源が同培地中で混ぜられてもよい。 【0020】酵母加水分解産物、酵素自己分解産物、酵
母細胞、トマトペースト、コーンミール、オート粉、大
豆ミール、カゼイン加水分解産物、酵母エキス、コーン
浸漬液、ジスチラース・ソリューブルス、錦実ミール、
肉エキス等のような様々な窒素源が本化合物の産生に際
してストレプトミセス・アベルミチリスMA−6078
、ATCC55017により容易に同化されうる。様々
な窒素源が培地中1〜5g/リッターの量で単独で又は
組合せて用いることができる。培地に配合しうる栄養無
機塩としてはナトリウム、カリウム、マグネシウム、ア
ンモニウム、カルシウム、リン酸、硫酸、塩化物、炭酸
等のイオンを生じうる慣用的な塩がある。コバルト、マ
ンガン等のような微量金属も含まれる。 【0021】以下及び実施例で記載される培地は使用可
能な様々な培地の単なる例示にすぎず、制限的なもので
はないことに留意すべきである。下記はストレプトミセ
ス・アベルミチリスMA−6078、ATCC5501
7の株を増殖させるために適した培地の例である:
培 地 組 成 培地
1
デキストロース
20g
ペプトン
5g
肉エキス
5g
一次酵母
3g
NaCl
5g
CaCO3 (
pH調整後) 3g
蒸留水
1000ml
pH7.0
培地2
トマトペースト
20g
改質デンプン(CPC)
20g
一次酵母
10g
CoCl2 ・6H2 O
0.005g
蒸留水
1000
ml pH7.2〜7.4
【0022】 培地3(斜面培地)
デキストロース
10.0g
麦芽アスパラギ
ン 0.5g
K2 HPO4
0.5g
麦芽寒天
15.
0g
蒸留水
1000ml
pH7.0
培地4(種培
地)
可溶性デンプン
10.0g
アルダミンpH
5
.0g
NZアミンE
5.0g
牛エキス
3.0g
MgSO4 ・7H2 O
0.5g
セレロース
1.
0g
Na2 HPO4
0.190g
KH2 PO4
0.
182g
CaCO3
0.5g
蒸留水
1000ml
pH7.0〜7.2【0023】 培地5 トマトペースト
40.0g
オート
粉
10.0g
セレロース
10.0g
コーン
浸漬液
5.0g
微量元素ミックス
10.0ml
蒸留水
1000
ml
pH6.8
微量元素ミックス
1000ml
FeSO4 ・7H2 O
1000mg
Mn
SO4 ・4H2 O 1000m
g
CuCl2 ・2H2 O
25.0g
CaCl2
100.0
mg
H2 BO3
56.0mg
(NH4
)2 MoO4 ・4H2 O 10.0mg
ZnSO4 ・7H2 O
200.0mg
蒸留水
1000ml
pH 培地6
CRC工業用デンプン
40.0g
改質ジスチラース・ソリュ
ーブルス)
(CPC社製)
7.0
g
自己分解酵母[イースト・フ゜ロタ゛クツ 社
(Yea
st Products Inc.) 製
アルダミンpH]
5.0
g
CoCl2 ・6H2 O
50.0mg
蒸留水
1000ml
pH7.3 【0024】ストレプトミセス・アベルミチリスMA−
6078、ATCC55017を用いる発酵は約20〜
約40℃範囲の温度で行われる。最良の結果のためには
、約24〜約30℃範囲の温度でこれらの発酵を行うこ
とが最も都合よい。約27〜28℃の温度が最も好まし
い。本化合物の産生に適した栄養培地のpHは約5.0
〜8.5であり、好ましい範囲は約6.0〜7.5であ
る。 【0025】アベルメクチンアグリコン化合物は発酵培
地1リットル当たり0.1〜1.0gの量でストレプト
ミセス・アベルミチリスMA−6078の発酵に加えら
れる。0.1〜0.5g/リッターを用いることが好ま
しい。アベルメクチンアグリコン化合物は発酵サイクル
中でいつ加えてもよい。本化合物は培養物が加えられて
発酵が始まる前に培地成分に加えても又はそれらは発酵
過程で加えてもよい。培養物が生体内変換を行う上で十
分な時間を有するためには、アベルメクチンアグリコン
化合物はサイクルの50%終了する前、好ましくはサイ
クルの25%が終了する前に発酵に加えられることが好
ましい。 【0026】小規模発酵は、公知の滅菌技術で適量の栄
養培地をフラスコにいれ、フラスコをストレプトミセス
・アベルミチリスMA−6078、ATCC55017
の胞子又は栄養細胞増殖物のいずれかで接種し、フラス
コをコットンでゆるく栓をし、ロータリーシェーカー上
約28℃の一定室温で約2〜10日間95〜300rp
m で発酵を進行させることにより行われることが都合
よい。大規模操作の場合には、攪拌機及び発酵培地通気
手段を装備した適切なタンクで発酵を行うことが好まし
い。栄養培地はタンク内で調製され、滅菌後にストレプ
トミセス・アベルミチリスMA−6078の栄養細胞増
殖源で接種される。発酵は約24〜37℃範囲の温度で
栄養培地を攪拌及び/又は通気しながら1〜8日間続け
られる。通気の程度は発酵槽のサイズ、攪拌速度等のよ
うないくつかのファクターに依存している。通常大規模
発酵は約95〜300rpm 及び空気約50〜500
リッター/min (LPM)で攪拌される。 【0027】全発酵ブロスからの新規化合物の分離及び
その化合物の回収は溶媒抽出並びに様々なクロマトグラ
フィー技術及び溶媒系でのクロマトグラフィー分別の適
用により行われる。 【0028】本化合物は水にやや可溶性であり、有機溶
媒に可溶性である。この性質は発酵ブロスから化合物を
回収するために好都合に用いられる。このため1つの回
収方法において、全発酵ブロスはほぼ等量の有機溶媒と
合わせられる。いかなる有機溶媒も使用可能であるが、
酢酸エチル、塩化メチレン、クロロホルム等のような非
水混和性溶媒を用いることが好ましい。通常数回の抽出
が最大回収を果たす上で望ましい。溶媒は本化合物及び
本化合物の抗寄生虫活性を欠く他の物質を除去する。溶
媒が非水混和性のものであるならば、各層は分離され、
有機溶媒は減圧下で蒸発される。残渣は好ましくはシリ
カゲルを含有したクロマトグラフィーカラムにいれられ
る。カラムは望ましい産物及び一部の不純物を保留する
が、但し多くの不純物、特に非極性不純物を通過させる
。カラムは不純物を更に除去するため塩化メチレン又は
クロロホルムのような中度極性有機溶媒で洗浄され、し
かる後塩化メチレン又はクロロホルムの混合液、好まし
くはアセトン、メタノール、エタノール等の有機溶媒で
洗浄される。溶媒は蒸発され、残渣は更にクロマトグラ
フィー媒体としてシリカゲル、酸化アルミニウム、イオ
ン交換樹脂、デキストランゲル等、溶出液として様々な
溶媒及び溶媒混合液によりカラムクロマトグラフィー、
薄層クロマトグラフィー、予備薄層クロマトグラフィー
、高圧液体クロマトグラフィー等を用いてクロマトグラ
フィーに付される。薄層、高圧、液体及び予備層クロマ
トグラフィーが本化合物の存在を検出しかつそれを単離
するために用いられる。前記技術及び当業者に公知の他
の技術の適用で、本化合物を含有した精製組成物を得る
ことができる。望ましい化合物の存在は物理化学的特性
の生物活性に関して様々なクロマトグラフィ−分画を分
析することにより調べられる。本化合物の構造はその化
合物の様々なスペクトル特性、特にそれらの核磁気共鳴
、質量、紫外線及び赤外線スペクトルの詳細な分析によ
り決定された。 【0029】本発明の化合物はヒト及び動物の健康並び
に農業に関する駆虫剤、殺虫剤及び殺ダニ剤として有意
の殺寄生虫活性を有する。 【0030】蠕虫病として通常記載される疾患、又は疾
患群は、蠕虫として知られる寄生虫による動物宿主の感
染に起因する。蠕虫病はブタ、ヒツジ、ウマ、ウシ、ヤ
ギ、イヌ、ネコ及び家禽のような家畜動物において一般
的かつ深刻な経済的問題である。蠕虫の中で線虫として
記載される虫の群は様々な動物種において広域的でかつ
しばしば深刻な感染を引き起こす。上記動物に感染する
最も普通の線虫属はヘモンカス(Haemonchus
)、トリコストロンギラス(Trichostrong
ylus)、オステルタギア(Ostertagia)
、ネマトジラス(Nematodirus) 、コオペ
リア(Cooperia)、アスカリス(Ascari
s) 、ブノストマム(Bunostomum)、オエ
ソファゴストマム(Oesophagostomum)
、チャベルチア(Chabertia) 、トリクリ
ス(Trichuris) 、ストンギラス(Ston
gylus) 、トリコネマ(Trichonema)
、ジクチオカウラス(Dictyocaulus)、カ
ピラリア(Capillaria)、ヘテラキス(He
terakis) 、トキソカラ(Toxocara)
、アスカリジア(Ascaridia) 、オキシウリ
ス(Oxyuris) 、アンシロストマ(Ancyl
ostoma) 、ウンシナリア(Uncinaria
) 、トキサスカリス(Toxascaris)及びパ
ラスカリス(Parascaris)である。これらの
中であるもの、例えばネマトジラス、コオペリア及びオ
エソファゴストマムは主に腸管を攻撃し、他の例えばヘ
モンカス及びオステルタギアは胃でより優勢であり、他
の例えばジクチオカウラスは肺でみられる。更に他の寄
生虫は心臓、血管、皮下及びリンパ組織等のような体の
他の組織及び臓器にも存在する。蠕虫病として知られる
寄生虫感染は貧血、栄養不良、虚弱、体重減少、腸管壁
並びに他の組織及び臓器の重度障害をおこし、未治療の
ままだと感染宿主の死に至ることがある。本発明の化合
物はこれらの寄生虫に対して予想外に高い活性を有し、
しかもイヌの場合ジロフィラリア(Dirofilar
ia) 、げっ歯類の場合ネマトスピロイデス(Nem
atospiroides) 、シファシア(Syph
acia)、アスピクルリス(Aspiculuris
)、ルシリア種(Lucilia sp.) ヒツジの
場合マダニ、ダニ、シラミ、ノミ、ハエのような動物及
び鳥類の節足(動物)外部寄生虫、ウシの場合咬昆虫及
びヒポダーマ種(Hypoderma sp.)のよう
な移動性双翅幼虫、ウマの場合ガストロフィラス(Ga
strophilus)並びにげっ歯類の場合クテレブ
ラ種(Cuterebra sp.)に対しても活性で
ある。 【0031】本化合物はヒトに感染する寄生虫に対して
も有用である。ヒトの胃腸管で最も一般的な寄生虫属は
アンシロストマ、ネカトル(Necator)、アスカ
リス、ストロンギロイデス(Strongyloide
s) 、トリキネラ(Trichinella) 、カ
ピラリア、トリクリス及びエンテロビウス(Enter
obius)である。血液又は胃腸管外の他の組織及び
臓器でみられる他の医学上重要な寄生虫属はウチェレリ
ア(Wuchereria)、ブルギア(Brugia
)、オンコセルカ(Onchocerca)、ロア(L
oa) 及びドラクンクルス(Dracunculus
) のような糸状虫並びに腸内段階の腸内虫ストロンギ
ロイデス及びトリキネラである。本化合物はヒトに寄生
する節足動物、咬昆虫及びヒトに不快感を与える双翅害
虫に対しても有用である。 【0032】本化合物はゴキブリのブラテラ(Blat
ella)種、イガのチネオラ(Tineola) 種
、カツオブシムシのアッタゲナス(Attagenus
) 種及びイエバエのムスカ・ドメスチカ(Musca
domestica) のような屋内害虫に対しても
活性である。 【0033】本化合物はトリボリウム(Triboli
um) 種、テネブリオ(Tenebrio)種のよう
な貯蔵穀物の及びハダニ〔テトラニカス(Tetran
ychus) 種〕、アリマキ〔イナゴのようなアシル
チオシフォン(Acyrthiosiphon)移動性
直翅目昆虫〕のような農業植物の昆虫害虫並びに植物組
織で生育する未成熟段階の昆虫に対しても有用である。 本化合物は農業において重要なメロイドギネ(Melo
idogyne) 種のような植物寄生虫及び土壌線虫
の制御用殺線虫剤として有用である。 【0034】これらの化合物はカプセル、ボーラス又は
錠剤のような単位剤形であるいは液体水薬として経口投
与されるが、後者の場合はベントナイトのような懸濁剤
及び保湿剤又は同様の賦形剤と一緒にされた通常水中に
おける活性成分の通常溶液、懸濁液又は分散液である。 通常水薬は消泡剤も含有している。水薬処方剤は通常約
0.001〜0.5重量%の活性化合物を含有する。好
ましい水薬処方剤は0.01〜0.1重量%を含有する
。カプセル及びボーラスはデンプン、タルク、ステアリ
ン酸マグネシウム又はリン酸二カルシウムのような担体
賦形剤と混ぜて活性成分を含む。 【0035】本化合物を乾燥固体単位剤形として投与す
ることが望まれる場合には、所望量の活性化合物を含有
したカプセル、ボーラス又は錠剤が通常用いられる。こ
れらの剤形は活性成分をデンプン、ラクトース、タルク
、ステアリン酸マグネシウム、植物ゴム等のような適切
な微細希釈剤、賦形薬、崩壊剤及び/又は結合剤と完全
かつ均一に混ぜることで製造される。このような単位投
薬処方剤はそれらの全重量に関して様々に変化されうる
が、一定量の抗寄生虫剤は治療される宿主動物のタイプ
、感染の程度及びタイプ並びに宿主の体重のようなファ
クターに依存している。 【0036】活性化合物が動物飼料で投与される場合、
それは飼料に完全に分散されるか、あるいはトップドレ
ッシングとして又は後で最終飼料に加えられるかもしく
は場合により別々に給餌されるペレットの形で用いられ
る。一方、我々の発明の抗寄生虫化合物は例えば反すう
胃内、筋肉内、気管内又は皮下注射によって非経口的に
動物に投与されうるが、その場合に活性成分は液体担体
賦形剤に溶解又は分散される。非経口投与の場合、活性
物質は好ましくはピーナツ油、綿実油等のような様々な
植物油の許容される賦形剤と適切に混ぜられる。ゾルケ
タール、グリセロール、ホルマール及び水性非経口処方
を用いた有機製剤のような他の非経口賦形剤も用いられ
る。活性化合物は非経口投与用処方剤中に溶解又は懸濁
されるが、このような処方剤は通常0.55〜5重量%
の活性化合物を含有する。 【0037】本発明の抗寄生虫剤は家畜動物及び家禽類
において他の寄生虫、例えばマダニ、シラミ、ノミ、ダ
ニ及び他の咬昆虫のような節足動物寄生虫により引き起
こされる疾患の治療及び/又は予防にそれらの主用途を
有するが、それらはヒトを含めた他の動物でおきる寄生
虫病の治療にも有効である。最良の結果のために用いら
れる最適の量は、用いられる具体的化合物、治療される
動物種、寄生虫侵入感染のタイプ及び程度に勿論依存し
ている。通常良好な結果は動物体重1kg当たり約0.
001〜10mgの経口投与により我々の新規化合物で
得られるが、このような総用量は1回で又は1〜5日間
のような比較的短期間にわたり用量分割して投与される
。本発明の好ましい化合物の場合、かかる寄生虫の優れ
たコントロールは動物において1回の用量で約0.02
5〜0.5mg/kg体重投与することにより得られる
。反復治療は再感染に対抗する上で必要であり、寄生虫
の種類及び用いられる農業技術に依存している。これら
の物質を動物に投与する技術は獣医学分野の業者に公知
である。 【0038】ここで記載された化合物が動物飼料の成分
として投与されるか又は飲料水に溶解もしくは懸濁され
る場合には、活性化合物が不活性担体又は希釈剤に完全
に分散された組成物が供与される。不活性担体とは、抗
寄生虫剤と反応しないもの及び動物に安全に投与される
ものを意味する。好ましくは、飼料投与用担体は動物食
の成分であるもの又はそれになりうるものである。 【0039】適切な組成物としては、活性成分が比較的
多量に存在しかつ動物への直接給餌用にあるいは直接又
は中間希釈もしくは混合工程後のいずれかにおける飼料
への添加用に適した飼料の素(feed premix
es) 又は補助物がある。このような組成物に適した
典型的担体又は希釈剤としては、例えばジスチラース乾
燥穀物、コーンミール、シトラスミール、発酵残渣、粉
砕カキ穀、小麦ショート、糖密可溶分、コーン穂軸ミー
ル、食用豆ミル飼料、大豆粗粉、粉砕石灰石等がある。 活性化合物はグラインディング、攪拌、ミリング又はタ
ンブリングのような方法で担体全体に完全に分散される
。約0.005〜2.0重量%の活性化合物を含有した
組成物が飼料の素として特に適する。動物に直接給餌さ
れる飼料補助物は約0.0002〜0.3重量%の活性
化合物を含有する。 【0040】このような補助物は寄生虫病の治療及び制
御用に望ましい活性化合物の濃度を最終飼料に与えうる
量で動物飼料に加えられる。活性化合物の望ましい濃度
は前記ファクター及び用いられる具体的化合物に応じて
様々であるが、本発明の化合物は望ましい抗寄生虫結果
を得るため飼料に0.00001〜0.002%の濃度
で通常与えられる。 【0041】本発明の化合物を用いる場合、個別的成分
が単離かつ精製され、その形で用いられる。一方、個別
的成分の混合物も用いてよい。発酵ブロスの精製から得
られる様々な化合物を完全に分離することは不要である
。通常2種以上の化合物を含有するが、但し他の無関係
な化合物を除いた混合物が得られ、かかる混合物は前記
のような寄生虫病の予防及び治療に用いられる。このよ
うな混合物は通常非同一割合で化合物を含有するが、し
かしながらすべての化合物は実質的活性を有しており、
混合物の抗寄生虫活性は正確に測定することができる。 【0042】加えて、本化合物が動物飼料に加えられる
場合には、発酵ブロスからの乾燥菌糸ケークを利用する
ことができる。菌糸は大きな活性を含んでおり、菌糸の
活性レベルが測定されてから、それが動物飼料に直接加
えられる。 【0043】本発明の化合物は成育中又は貯蔵中に作物
に害を与える農業害虫と対抗する上でも有用である。本
化合物はかかる農業害虫から保護するためスプレー、粉
末、エマルジョン等のような公知技術を用いて成育又は
貯蔵作物に適用される。 【0044】本化合物の駆虫活性は、胃腸内寄生虫で3
日前に感染したマウスに個別的化合物のサンプル、かか
る化合物の混合物、濃縮エキス等を飼料から経口投与す
ることにより測定する。投薬開始後11、12及び13
日目にマウスの糞が卵について調べられ、翌日マウスを
殺し、小腸の近接部分に存在する虫の数を調べる。活性
化合物は、感染未投薬コントロールと比較して卵及び虫
の数に関し有意の減少がある場合に観察される。 【0045】下記実施例は、本発明が更に詳しく理解さ
れるために示されている。このような実施例は本発明の
制限として解釈されるべきでない。 一般的操作 生物: MA−6078、ATCC55017はアベルメクチン
を産生しないS.アベルミチリスの変異株である。 培地:種培地はg/リッターで以下を含有していた:酵
母エキス〔ジフコ(Difco) 〕20;ヒカーゼS
.F.(Hycase S.F.)20;デキストロー
ス20g ;KNO32.0;NaCl 0.5;M
nSO4 ・H2 O 0.005;ZnSO4 ・
7H2 O 0.01;CaCl2 ・2H2 O
0.02;FeSO4 ・7H2 O0.025。 pHは7.0に調整した。産生培地はg/リッターで以
下を含有していた。ペプトン処理ミルク17.5;アル
ダミンpH2.75;デキストロース75;CuSO4
・5H2 O 0.00006;ZnSO4 ・7
H2 O 0.001;CoCl2 ・6H2 O
0.0001;FeCl3 ・6H2 O0.003
;MgSO4 ・7H2 O 0.5。pHは7.2
に調整した。 【0046】接種原調製:凍結栄養菌糸(FVM)は、
2リッター3バッフルフラスコ内で種培地250mlに
接種し、27℃、相対湿度85%及び200rpm で
16時間インキュベートすることにより調製した。培養
物の充填細胞容量は15%、pHは5.7〜6.4であ
った。一部の培養物を凍結し、将来の実験のための接種
原の供給源として用いた。種培養:250ml3バッフ
ルフラスコ中の種培地25mlにFVM1.0mlを接
種原として加え、フラスコを30℃、相対湿度85%及
び200rpm で16時間インキュベートした。 【0047】生体内変換及び単離:産生培地22.5m
lに種培養物1.0mlを加え、フラスコを27℃、相
対湿度85%及び200rpm で48時間インキュベ
ートした。DMSO 0.05ml中アベルメクチン
アグリコン1.3〜3.0mgを加え、フラスコを27
℃、相対湿度85%及び220rpm で5日間インキ
ュベートした。各フラスコをCH2 Cl2 50ml
ずつで抽出した。CH2 Cl2 抽出液を合わせ、濃
縮した。アベルメクチン単糖及び二糖はデュポン・ゾル
バックス(Dupont Zorbax) ODSカラ
ムでのHPLCにより移動相としてCH3 OH:H2
O(85:15)を用いて単離した。精製されたアベ
ルメクチンの構造は質量スペクトル測定及びNMRスペ
クトル測定により決定した。 【0048】具体例:下記アベルメクチンアグリコンが
グリコシル化された。 実施例1 13α−ヒドロキシ−22、23−ジヒドロアベルメク
チンB1aアグリコン→5−メトキシ−13α−22、
23−ジヒドロアベルメクチンB1a(二糖)実施例2 13α−ヒドロキシ−22、23−ジヒドロアベルメク
チンB1bアグリコン→5−メトキシ−13α−22、
23−ジヒドロアベルメクチンB1b(二糖)実施例3 13α−ヒドロキシアベルメクチンB2aアグリコン→
13α−アベルメクチンA2a(二糖) 実施例4 5−ケト−13α−ヒドロキシアベルメクチンB2aア
グリコン→5−メトキシ−13α−アベルメクチンB2
a(二糖) 【0049】実施例5 13α−アベルメクチンA2aアグリコン→13α−ア
ベルメクチンA2a(二糖) 実施例6 13α−アベルメクチンA1aアグリコン→13α−ア
ベルメクチンA1a(二糖) 実施例7 13β−22、23−ジヒドロアベルメクチンB1aア
グリコン→5−メトキシ−13β−22、23−ジヒド
ロアベルメクチンB1a単糖 実施例8 13β−アベルメクチンB2aアグリコン→5−メトキ
シ−13β−アベルメクチンB2a単糖 【0050】実施例9 13β−アベルメクチンB1aアグリコン→5−メトキ
シ−13β−アベルメクチンB1a単糖 実施例10 5−アセチル−13β−アベルメクチンB1aアグリコ
ン→5−アセチル−13β−アベルメクチンB1a単糖
実施例11 5−アセチル−13β−アベルメクチンB2aアグリコ
ン→5−アセチル−13β−アベルメクチンB2a単糖
実施例12
Claims (17)
- 【請求項1】 アベルメクチンアグリコン分子からそ
のモノ−α−L−オレアンドロース又はジ−α−L−オ
レアンドロースグリコシル化誘導体への変換方法であっ
て、添加アベルメクチンアグリコン基質の非存在下でア
ベルメクチン分子を産生できないストレプトミセス・ア
ベルミチリスの変異株の発酵培地にアベルメクチンアグ
リコン基質を加えることを特徴とする方法。 - 【請求項2】 アベルメクチンアグリコン基質が下記
構造式: 【化1】 [上記式中 R1 は水素又はメチルである; R2 はヒドロキシ、メトキシ、ケト又はアセチルであ
る; R3 は水素又はヒドロキシである;及び破線は22,
23位における単又は二重結合を示すが、破線が22,
23−単結合を示す場合のみR3が存在する]を有し、
プロセスの産物が下記構造式: 【化2】 (上記式中R1 、R2 、R3 及び破線は前記と同
義である;nは0又は1である)を有する、請求項1記
載の方法。 - 【請求項3】 ストレプトミセス・アベルミチリス微
生物がMA−6078、ATCC55017である、請
求項1記載の方法。 - 【請求項4】 基質が発酵培地1リットル当たり0.
1〜1.0gの範囲で加えられる、請求項1記載の方法
。 - 【請求項5】 基質が0.1〜0.5g/リッターの
範囲で加えられる、請求項4記載の方法。 - 【請求項6】 炭素源が炭水化物の形で存在する、請
求項1記載の方法。 - 【請求項7】 炭水化物源が発酵培地1リッター当た
り1〜100gの範囲で存在する、請求項6記載の方法
。 - 【請求項8】 窒素源が発酵培地1リッター当たり5
〜10gで存在する、請求項1記載の方法。 - 【請求項9】 発酵が20〜40℃及びpH5.0〜
8.5で行われる、請求項1記載の方法。 - 【請求項10】 発酵が24〜30℃及びpH6.0
〜7.5で行われる、請求項9記載の方法。 - 【請求項11】 発酵が27〜28℃で行われる、請
求項10記載の方法。 - 【請求項12】 発酵サイクルの50%が終了する前
に基質が発酵ブロスに加えられる、請求項1記載の方法
。 - 【請求項13】 発酵サイクルの25%が終了する前
に基質が発酵ブロスに加えられる、請求項12記載の方
法。 - 【請求項14】 グリコシル化される糖のα−L−オ
レアンドロースでアベルメクチンアグリコン基質をモノ
又はジグリコシル化できるが、但し添加アベルメクチン
アグリコン基質の非存在下ではいかなるアベルメクチン
化合物も産生しえないストレプトミセス・アベルミチリ
スの変異培養物。 - 【請求項15】 ストレプトミセス・アベルミチリス
MA−6078である、請求項14記載の培養物。 - 【請求項16】 ストレプトミセス・アベルミチリス
MA−6078、ATCC55017である、請求項1
5記載の培養物。 - 【請求項17】 下記式: 【化3】 [上記化合物はR1 がメチル、R2 がメトキシ、R
3 が水素及びnが0である5−メトキシ−13−エピ
−22,23−ジヒドロアベルメクチンB1a単糖;R
1 がメチル、R2 がメトキシ、R3 が不存在及び
nが0である5−メトキシ−13−エピアベルメクチン
B1a単糖;R1 が水素、R2 がメトキシ、R3
が不存在及びnが0である5−メトキシ−13−エピア
ベルメクチンB1b単糖;R1 が水素、R2 がメト
キシ、R3 が水素及びnが0である5−メトキシ−1
3−エピ−22,23−ジヒドロアベルメクチンB1b
単糖;R1 がメチル、R2 がメトキシ、R3 がヒ
ドロキシ及びnが0である5−メトキシ−13−エピア
ベルメクチンB2a単糖;R1 がメチル、R2 がア
セチル、R3 が不存在及びnが0である5−アセチル
−13−エピアベルメクチンB1a単糖;R1 がメチ
ル、R2 がアセチル、R3 が水素及びnが0である
5−アセチル−13−エピ−22,23−ジヒドロアベ
ルメクチンB1a単糖;R1 がメチル、R2 がアセ
チル、R3 がヒドロキシ及びnが0である5−アセチ
ル−13−エピアベルメクチンB2a単糖である]を有
する化合物。
Applications Claiming Priority (2)
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|---|---|---|---|
| US54234390A | 1990-06-22 | 1990-06-22 | |
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Publications (1)
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Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980903 |