JPH04253737A - インキ定着性コーティング組成物および該組成物で処理されたプラスチック層を表面に有する印刷用シート - Google Patents

インキ定着性コーティング組成物および該組成物で処理されたプラスチック層を表面に有する印刷用シート

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JPH04253737A
JPH04253737A JP3091781A JP9178191A JPH04253737A JP H04253737 A JPH04253737 A JP H04253737A JP 3091781 A JP3091781 A JP 3091781A JP 9178191 A JP9178191 A JP 9178191A JP H04253737 A JPH04253737 A JP H04253737A
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隆康 平野
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリペイドカード、プ
リントアウト用受像紙、OHPフィルムなど表面がプラ
スチック層である印刷用シートのインキ受理性を向上さ
せる為のインキ定着性コーティング組成物及びそのイン
キ定着性コーティグ組成物を塗布しインキ定着層が形成
された、シート表面がプラスチック層である印刷用シー
トに関する。本発明で言う印刷用シートは片面印刷用シ
ートと両面印刷用シートの両方を含んでいる。
【0002】
【従来の技術】現在、表面がプラスチック層である印刷
用シートは、多種多様な用途において使用され、特にプ
リペイドカード、プリントアウト用受像紙、OHPフィ
ルムなどにおいては、表面のプラスチック層に直接、印
字や印刷または筆記する必要がある。しかしながら、プ
ラスチック層の表面は平滑であるため、そのまま印刷し
ても印刷インキなどとの密着性や定着性が悪く、良好な
印刷物が得られず、印字や筆記も満足に行うことができ
ない。そのため、一般にはプラスチック層の表面にコロ
ナ処理や各種プライマーを塗布する処理が施されて印刷
適性を向上することが行われている。また表面がプラス
チック層であるプラスチックラミネート紙や艶ニス塗工
紙は同様に印刷を行うことが困難なため、ラミネート前
や塗工前に予め印刷を行っておかなければならなかった
【0003】
【発明が解決しようとする課題】プラスチック層の表面
にコロナ処理や各種プライマーを塗布する処理を行うと
、印刷適性を多少向上させることができるが、まだまだ
満足のいく印刷適性ではなくより印刷適性の優れた、印
刷面の表面にプラスチック層を設けた印刷用シートが求
められていた。特に紙に近い印刷適性を示す、表面にプ
ラスチック層を設けた印刷用シートの要求が強い。印刷
適性を向上させるためには、プラスチック層の表面平滑
さを低下させるだけでは充分でなく、特に紙に近い印刷
適性を示すためにはプラスチック層表面のインキ相溶性
、インキ受理性を高め、しかもブロッキングしないこと
が重要である。
【0004】本発明は、インキ相溶性、インキ受理性を
高めるためのインキ定着性コーティング組成物を提供す
ることにあり、さらにブロッキング性をも改良しインキ
定着層同士の耐ブロッキング性に優れたインキ定着性コ
ーティング組成物を併せて提供することにあり、またイ
ンキ定着性コーティング組成物を塗布し、少なくとも印
刷面の表面にインキ定着層が形成されたプラスチック層
を設けた印刷用シートをも提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者はインキ相溶性
、インキ受理性を高めるためのインキ定着性コーティン
グ組成物において、バインダーとなる合成樹脂水性分散
液に着目し種々研究の結果、合成樹脂の性能により、イ
ンキ相溶性、インキ受理性が著しく異なることを解明し
、エチレン性不飽和基の炭素原子に直接結合しない炭素
環式基および/または複素環式基を有するα、β−エチ
レン性不飽和単量体を重合した樹脂分散液がインキ相溶
性とインキ受容性の優れた性能を示すことを見出して本
発明を完成した。また、かかる樹脂水性分散液にコロイ
ダルシリカを配合することにより、インキ定着層同士の
耐ブロッキング性が著しく良好となることも解明した。
【0006】本発明は、「(1)  エチレン性不飽和
基の炭素原子に直接結合しない炭素環式基および/また
は複素環式基を有するα、β−エチレン性不飽和単量体
を重合した樹脂水性分散液からなるインキ定着性コーテ
ィング組成物。(2)  エチレン性不飽和基の炭素原
子に直接結合しない炭素環式基および/または複素環式
基を有するα、β−エチレン性不飽和単量体とアクリル
系単量体を共重合した樹脂水性分散液からなるインキ定
着性コーティング組成物。(3)  エチレン性不飽和
基の炭素原子に直接結合しない炭素環式基および/また
は複素環式基を有するα、β−エチレン性不飽和単量体
とシラン基を有するα、β−エチレン性不飽和単量体と
を共重合した樹脂水性分散液からなるインキ定着性コー
ティング組成物。(4)  エチレン性不飽和基の炭素
原子に直接結合しない炭素環式基および/または複素環
式基を有するα、β−エチレン性不飽和単量体と、アク
リル系単量体と、シラン基を有するα、β−エチレン性
不飽和単量体とを共重合した樹脂水性分散液からなるイ
ンキ定着性コーティング組成物。(5)  コロイダル
シリカを配合した請求項1ないし4のいずれか1項に記
載された、インキ定着性コーティング組成物。(6) 
 樹脂水性分散液の樹脂粒径が0.03〜10μmであ
る、請求項1ないし5のいずれか1項に記載された、イ
ンキ定着性コーティング組成物。(7)  樹脂水性分
散液の樹脂粒径が0.03〜10μmであり、コロイダ
ルシリカの粒径が樹脂粒径の1/3以下であって、コロ
イダルシリカの配合量は、樹脂粒子を被覆する量の0.
5〜30倍である、請求項5または6に記載されたイン
キ定着性コーティング組成物。(8)  エチレン性不
飽和基の炭素原子に直接結合しない炭素環式基および/
または複素環式基を有するα、β−エチレン性不飽和単
量体の含有量を10〜90重量%とした請求項2ないし
7項のいずれか1項にに記截されたインキ定着性コーテ
ィング組成物。 (9)  シラン基を有するα、β−エチレン性不飽和
化合物の含有量が0.1〜20重量%である、請求項3
ないし8項のいずれか1項に記載されたインキ定着性コ
ーティング組成物。(10)  エチレン性不飽和基の
炭素原子に直接結合しない炭素環式基および/または複
素環式基を有するα、β−エチレン性単量体の炭素環式
基および/または複素環式炭化水素基がシクロヘキシル
基および/またはフェノキシ基である、請求項1ないし
9項のいずれか1項に記載されたインキ定着性コーティ
ング組成物。(11)  請求項1ないし10項のいず
れか1項に記載されたインキ定着性コーテイング組成物
をシートの少なくとも印刷面の表面プラスチック層に塗
布しインキ定着層を形成した、印刷用シート。」に関す
る。
【0007】
【作  用】本発明のインキ定着性コーティング組成物
は水性分散液であり、樹脂の側鎖に樹脂主鎖から離れて
、炭素環式基および/または複素環式基を有する樹脂が
主剤であることが、特徴である。そして本発明のインキ
定着性コーティング組成物を塗布して形成したインキ定
着層は、樹脂主鎖から離れた炭素環式基および/または
複素環式基が存在することにより、インキとの相溶性に
優れ、インキの受理性が著しく向上す。これは、インキ
中のバインダーやインキに添加されている各種溶剤に対
して炭素環式基および/または複素環式基が親和性が強
く、さらに炭素環式基および/または複素環式基が樹脂
主鎖から離れているためにより親和性が強められている
と本発明は考えている。
【0008】本発明で使用する、エチレン性不飽和基の
炭素原子に直接結合しない炭素環式基および/または複
素式基を有するα、β−エチレン性不飽和単量体として
は、該環式基を有するアクリル単量体が好ましく、ベン
ジルメタクリレート フェニルメタクリレート P−t・ブチルフェニルメタクリレートフェノキシエチ
ルメタクリレート 2・メタクリロイルオキシフタル酸 2・メタクリロイルオキシエチル・2・ヒドロキシプロ
ピルフタル酸 グリコシエチルメタクリレート トリシクロ〔5・2・1・02.6〕デカニルメタクリ
レート シクロヘキシルメタクリレート テトラヒドロフリフリルメタクリレートベンジルアクリ
レート フェニルアクリレート フェノキシエチルアクリレート フェノキシポリエチレングリコールアクリレート2・ヒ
ドロキシ・3・フェノキシプロピルアクリレート2・ア
クリロイルオキシフタル酸 2・アクリロイルオキシエチル・2・ヒドロキシプロピ
ルフタル酸 2・アクリロイルオキシエチル・ヘキサヒドロフタル酸
EO変性ビスフェノールAジアクリレートPO変性ビス
フェノールAジアクリレートグリコシエチルアクリレー
ト ネオペンチルグリコールアクリル酸安息香酸エステルト
リメチロールプロパンアクリル酸安息香酸エステルノニ
ルフェノール  EO  アクリレートシクロヘキシル
アクリレート テトラヒドロフリフリルアクリレート ジシクロペンテニルアクリレート ジシクロペンテニルオキシエチルアクリレートトリシク
ロ〔5・2・1・02.6〕デカニルアクリレート などが挙げられる。 特に、インキ受理性のうえから、 フェノキシエチルメタクリレート シクロヘキシルメタクリレート フェノキシエチルアクリレート シクロヘキシルアクリレート のごとき、シクロヘキシル基および/またはフェノキシ
基を有するα、β−エチレン性不飽和単量体が好ましい
【0009】本発明では、エチレン性不飽和基の炭素原
子に直接結合しない炭素環式基および/または複素環式
基を有するα、β−エチレン性不飽和単量体にアクリル
系単量体を共重合した樹脂の水性分散液も使用すること
が出来る。この場合、エチレン性不飽和基の炭素原子に
直接結合しない炭素環式基および/または複素環式基を
有するα、β−エチレン性不飽和単量体は全単量体中5
%以上、好ましくは10〜90重量%である必要がある
。この範囲を外れるとインキの定着性が悪くなる。アク
リル系単量体としては、アクリル酸メチル、アクリル酸
エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキ
シル、アクリル酸ラウリルなどのアクリル酸エステル類
:  メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタ
クリル酸ブチル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メ
タクリル酸ラウリルなどのメタクリル酸エステル類: 
 アクリロニトリル、メタクリロニトリルなどが適当で
ある。そして、これらのうち、ガラス転移温度の高い単
量体を低い単量体を組合わせるのが特に良い。
【0010】アクリル系単量体には、アクリル系単量体
に対して50重量%以下の共重合性の単量体も併用でき
る。共重合性の単量体としては、クロトン酸メチル、ク
ロトン酸エチル、マレイン酸ジブチル、フマル酸ジエチ
ルなどの、アクリル系単量体以外の不飽和カルボン酸エ
ステル類あるいは不飽和多価カルボン酸エステル類;酢
酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ラウリル酸ビニル、ス
テアリン酸ビニル、およびピバリン酸ビニルやベオバ(
シェル化学社の登録商標)などのα−位で分岐した飽和
カルボン酸のビニルエステルなどのビニルエステル; 
 塩化ビニル、塩化ビニリデン;  エチレン;  ス
チレン、メチルスチレン、クロルスチレン;などの1種
または2種以上である。
【0011】また、アクリル系単量体には、アクリル系
単量体に対して20重量%以下において、官能基を有す
る共重合性の単量体を併用することもできる。官能基を
有する共重合性の単量体としてはアクリル酸、メタクリ
ル酸、クロトン酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸
、無水マレイン酸、マレイン酸モノエステル、フマル酸
モノエステルなどの不飽和カルボン酸または不飽和多価
カルボン酸誘導体類;  アクリルアミド、メタクリル
アミドなどの不飽和カルボン酸アミド類;N−メチロー
ルアクリルアミド、N−メチロールメタクリルアミドな
どのN−メチロール不飽和カルボン酸アミド類;  グ
リシジルアクリレート、グリシジルメタクリレートなど
の不飽和グリシジル化合物類;  ヒドロキシエチルア
クリレート、ヒドロキシプロピルメタクリレート、ヒド
ロキシビニルエーテルなどのアルキロール化不飽和化合
物類;  フタル酸ジアリル、ジビニルベンゼンなどの
不飽和基を2以上含有する不飽和化合物類などの1種ま
たは2種以上である。なお官能基を有すると膜中に架橋
が行われるので、20%以上の使用はインキ受理性から
みて好ましくない。
【0012】このように他の単量体を併用出来るが、ア
クリル系単量体の使用量は全単量体中10〜90重量%
であることが好ましい。アクリル系単量体を使用するこ
とによりインキ定着層の硬度を調節することが出来る利
点があり、特に環式基を有する単量体として硬い重合体
を形成する単量体を用いる場合有効である。
【0013】本発明で使用する、シラン基を有するα、
β−エチレン性不飽和単量体としては、加水分解型のも
のが好適であり、例えば、ビニルトリメトキシシラン、
ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリス(2−メトキ
シ−エトオキシ)シラン、ビニルトリアセトオキシシラ
ン、γ−メタクリロオキシプロピルトリメトキシシラン
、ビニルトリクロロシラン、γ−メタクリロオキシプロ
ピルトリス(2−メトキシ−エトオキシ)シラン、など
であるが、共重合性の点から、γ−メタクリロオキシプ
ロピルトリメトキシシランやビニルトリメトキシシラン
が最も好ましい。シラン基を有するα、β−エチレン性
不飽和単量体の使用量は、全樹脂中に0.1〜20重量
%となるように使用され、好ましくは、0.5〜10重
量%である。0.1重量%以下ではシラン基を導入する
効果がなく、20重量%以上では安定なアクリル系樹脂
水性分散液がえられない。
【0014】インキ定着層にはインキの乾燥性も重要で
あり、またインキ定着に適した多孔を有するインキ定着
層を形成するには、炭素環式基および/または炭素環式
基を有するα、β−エチレン性不飽和化合物とシラン基
を有するα、β−エチレン性単量体とを含有する樹脂水
性分散液とコロイダルシリカとを主剤としてなるインキ
定着性コーティング組成物が好ましく、特に、樹脂水性
分散液の樹脂粒径が0.03〜10μmであり、コロイ
ダルシリカの粒径が樹脂粒径の1/3以下であり、コロ
イダルシリカの配合量は、樹脂を被覆する量の0.5〜
30倍である場合に、整然とした、有用な密度の多孔を
持つインキ定着層が得られる。かかるインキ定着層は耐
ブロッキング性にも優れ、インキ定着層同士を重ね合せ
てもブロッキングを起こさないという優れた効果を奏す
る。
【0015】コロイダルシリカを加える効果として塗工
面の表面電気抵抗を下げる効果があり、コロイダルシリ
カを加えたものは109Ω/cm2であり加えないもの
は1013Ω/cm2である。表面電気抵抗が高けば高
いど静電気が発生しやすく、印刷時の印刷基材の搬送が
難しくなるばかりでなく、塵などを吸引しやすく印刷時
の支障となる表面電気抵抗は109Ω/cm2以下であ
れば静電気の発生が起らず印刷時の支障はない。特に、
それ自体表面電気抵抗の大きく電気の起きやすいプラス
チックでは、印刷時に静電気が印刷の支障となる場合が
多い。
【0016】コロイダルシリカを配合する他の効果は前
述した非ブロッキング効果であるが、コーティング組成
分にシラン基を有するα,β−エチレン性単量体を併用
すると、この効果が特に顕著となる。
【0017】本発明のインキ定着性コーティング組成物
を塗工するためのシートとしては特に限定されることな
く、プラスチックフィルム類、金属箔類、金属蒸着紙、
フィルムラミネート紙、コーテッド紙、普通紙などの通
常使用されている1表面がプラスチック層であるシート
が使用される。特に、インキ定着性が悪いポリプロピレ
ン、ポリエチレン、ポリカーボネート、ポリエチレンテ
レフタレートなどのプラスチックフィルム類をシートと
して用いた場合に有用である。
【0018】本発明のインキ定着性コーティング組成物
はシートの少なくとも印刷面の表面プラスチック層に塗
布しインキ定着層を形成するが、両面印刷シートの場合
は両面の表面プラスチック層に塗布して両面にインキ定
着層を形成することもできるのは当然である。勿論片面
印刷シートの場合、非印刷面にも塗布しても支障はない
。本発明のインキ定着性コーティング組成物で処理され
たシートは、インキ定着性に優れ、オフセット印刷など
によって印刷むらなどの無い美麗な印刷物が得られる。 本発明のインキ定着性コーティング組成物を製造するに
は、前述の単量体を乳化重合することにより製造するの
が好ましい。乳化重合方法としては、単量体の仕込み方
法が回分方式でも、連続挿入方式でもよく、また、一部
を先に重合したのち、残部を連続的に送入する方式でも
よい。連続的に送入する単量体は、そのままでもよいが
、水と乳化剤を用いて単量体乳化液として送入する方式
はきわめて好適である。また、高温重合でも、レドック
ス重合でもよい。  特に、耐水性が要求される場合は
、乳化剤として重合性乳化剤を用いることも出来る。 以下、実施例を挙げて、本発明を説明する。
【実施例】
【0019】 からなる混合単量体を、アルキルフェニルスルホン酸ナ
トリウム2重量部を水102重量部に溶解した水溶液中
に、滴下乳化重合し、混合単量体の残りが5分の1とな
った時点より、γ−メタクリロオキシプオピルトリメト
キシシラン5重量部も滴下して、乳化重合して炭素環式
基を有するアクリル系樹脂水性分散液を得た。該樹脂水
性分散液は固形分濃度50重量%で、樹脂粒子径は0.
11μmであった。この炭素環式基を有する樹脂水性性
分散液をインキ定着性コーティング組成物とした。
【0020】実施例2 実施例1で得た炭素環式基を有するアクリル系樹脂水性
分散液の70重量部(固形分)に固形分濃度40重量%
、粒子径0.02μmのコロイダルシリカ水性液30重
量部(固形分)を加えて均一に撹拌し、インキ定着性コ
ーティング組成物を得た。
【0021】 からなる混合単量体を、アルキルアリルスルホサクシネ
ートのナトリウム塩2重量部を水102重量部に溶解し
た水溶液中に、滴下乳化重合して炭素環式基を有するア
クリル−シラン系樹脂水性分散液を得た。該樹脂水性分
散液は固形分濃度50重量%で、樹脂粒子径は0.11
μmであった。この炭素環式基を有するアクリル−シラ
ン系樹脂水性分散液をインキ定着性コーティング組成物
とした。
【0022】実施例4 実施例3で得た炭素環式基を有するアクリル−シラン性
分散液の60重量部(固形分)に固形分濃度40重量%
、粒子径0.02μmのコロイダルシリカ水溶液40重
量部(固形分)を加えて均一に攪拌し、インキ定着性コ
ーティング組成物を得た。
【0023】 からなる混合単量体を、アルキルフェニルスルホン酸ン
トリウム2重量部を水102重量部に溶解した水溶液中
に、滴下乳化重合して炭素環式基を有するアクリル−シ
ラン系樹脂水性分散液を得た。該樹脂水性分散液は固形
分濃度50重量%で、樹脂粒子径は0.13μmであっ
た。この炭素環式基を有するアクリル−シラン系樹脂水
性分散液をインキ定着性コーティング組成物とした。
【0024】実施例6 実施例5で得た炭素環式基を有するアクリル−シラン系
樹脂水性分散液の60重量部(固形分)に固形分濃度4
0重量%、粒子径0.02μmのコロイダルシリカ水性
液40重量部(固形分)を加えて均一に撹拌し、インキ
定着性コーティング組成物を得た。
【0025】比較例1 実施例1において使用した単量体を とした以外は、実施例1と同様にしてアクリル−シラン
系樹脂水性分散液を得た。このアクリル系樹脂水性分散
液をコーティング組成物とした。
【0026】比較例2 比較例1で得たアクリル−シラン系樹脂水性分散液の7
0重量部(固形分)に固形分濃度40重量%、粒子径0
.02μmのコロイダルシリカ水性液30重量部(固形
分)を加えて均一に撹拌し、コーティング組成物を得た
【0027】試験1 実施例で得たインキ定着性コーティング組成物および比
較例で得たコーティング組成物を用いて厚さ100μm
ポリエチレンテレフタレートフィルムの片面に、アンカ
ーコートによる易接着処理を施した後、塗布量が5g/
m2(固形分)となるように塗布し、インキ定着性フィ
ルムおよびコーティングフィルムを得た。得られたイン
キ定着性フィルムおよびコーティングフィルムについて
、インクセット時間について、以下の如く評価し、その
結果を次の表に示した。
【0028】
【0029】インクセット時間 インキ定着性フィルムおよびコーティングフィルムを用
いて、油性インキにより凸版印刷をし、印刷面を指触し
、定着するまでの時間を評価した。
【0030】試験2 実施例2、4および6で得たインキ定着性コーティング
組成物および比較例2で得たコーティング組成物を用い
て厚さ100μmポリエチレンテレフタレートフィルム
の片面に、アンカーコートによる易接着処理を施した後
、塗布量が5g/m2(固形分)となるように塗布し、
インキ定着性フィルムおよびコーティングフィルムを得
た。得られたインキ定着性フィルムおよびコーティング
フィルムについて、塗布面同士の耐ブロッキング性につ
いて、以下の如く評価し、その結果を前述の表に示した
。 耐ブロッキング性 フィルムを45×30mmに裁断して、塗布面同士を重
ね合せ、500gの荷重を均一にかけ、40℃×75%
RH.の恒温、恒湿室に24時間放置した後、フィルム
を剥離して、剥離の状態を評価した。
【0031】試験3 試験1〜2において、使用したポリエチレンテレフタレ
ートフィルムの代わりに、ポリエチレンラミネート紙お
よび艶ニス紙を用いた以外は試験1〜2と同様に行った
ところ、試験1〜2と同様の結果が得られた。
【0032】
【効  果】本発明は前記の通りインキの定着し難いプ
ラスチック層を表面に有するシートのインキ受理性を改
善し、通常の紙に近い効果を奏する。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  エチレン性不飽和基の炭素原子に直接
    結合しない炭素環式基および/または複素環式基を有す
    るα、β−エチレン性不飽和単量体を重合した樹脂水性
    分散液からなるインキ定着性コーティング組成物。
  2. 【請求項2】  エチレン性不飽和基の炭素原子に直接
    結合しない炭素環式基および/または複素環式基を有す
    るα、β−エチレン性不飽和単量体とアクリル系単量体
    を共重合した樹脂水性分散液からなるインキ定着性コー
    テイング組成物。
  3. 【請求項3】  エチレン性不飽和基の炭素原子に直接
    結合しない炭素環式基および/または複素環式基を有す
    るα、β−エチレン性不飽和単量体とシラン基を有する
    α、β−エチレン性不飽和単量体とを共重合した樹脂水
    性分散液からなるインキ定着性コーティング組成物。
  4. 【請求項4】  エチレン性不飽和基の炭素原子に直接
    結合しない炭素環式基および/または複素環式基を有す
    るα、β−エチレン性不飽和単量体と、アクリル系単量
    体と、シラン基を有するα、β−エチレン性不飽和単量
    体とを共重合した樹脂水性分散液からなるインキ定着性
    コーティング組成物。
  5. 【請求項5】  コロイダルシリカを配合した請求項1
    ないし4のいずれか1項に記載された、インキ定着性コ
    ーティング組成物。
  6. 【請求項6】  樹脂水性分散液の樹脂粒径が0.03
    〜10μmである、請求項1ないし5のいずれか1項に
    記載された、インキ定着性コーテイング組成物。
  7. 【請求項7】  樹脂水性分散液の樹脂粒径が0.03
    〜10μmであり、コロイダルシリカの粒径が樹脂粒径
    の1/3以下であって、コロイダルシリカの配合量は、
    樹脂粒子を被覆する量の0.5〜30倍である、請求項
    5または6に記載されたインキ定着性コーティング組成
    物。
  8. 【請求項8】  エチレン性不飽和基の炭素原子に直接
    結合しない炭素環式基および/または複素環式基を有す
    るα、β−エチレン性不飽和単量体の含有量を10〜9
    0重量%とした請求項2ないし7項のいずれか1項にに
    記載されたインキ定着性コーティング組成物。
  9. 【請求項9】  シラン基を有するα、β−エチレン性
    不飽和化合物の含有量が0.1〜20重量%である、請
    求項3ないし8項のいずれか1項に記載されたインキ定
    着性コーティング組成物。
  10. 【請求項10】  エチレン性不飽和基の炭素原子に直
    接結合しない炭素環式基および/または複素環式基を有
    するα、β−エチレン性単量体の炭素環式基および/ま
    たは複素環式炭化水素基がシクロヘキシル基および/ま
    たはフェノキシ基である、請求項1ないし9項のいずれ
    か1項に記載されたインキ定着性コーティング組成物。
  11. 【請求項11】  請求項1ないし10項のいずれか1
    項に記載されたインキ定着性コーティング組成物をシー
    トの少なくとも印刷面の表面プラスチック層に塗布しイ
    ンキ定着層を形成した、印刷用シート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62270638A (ja) * 1986-05-16 1987-11-25 Neos Co Ltd 磁気記録媒体用プラスチックフィルの表面改質剤
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JPH0457834A (ja) * 1990-06-26 1992-02-25 Toray Ind Inc ポリエステル系樹脂フィルム

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