JPH04254603A - 弾性表層の施工方法と弾性表層 - Google Patents
弾性表層の施工方法と弾性表層Info
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- JPH04254603A JPH04254603A JP1654591A JP1654591A JPH04254603A JP H04254603 A JPH04254603 A JP H04254603A JP 1654591 A JP1654591 A JP 1654591A JP 1654591 A JP1654591 A JP 1654591A JP H04254603 A JPH04254603 A JP H04254603A
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Landscapes
- Road Paving Structures (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【産業上の利用分野】この発明は、基盤上に、不透水性
の弾性表層を施工する方法と、その弾性表層の構造に関
するものである。さらに詳しく言えば、全天候型プレイ
グランドとして用いる運動施設用の弾性表層として、ま
たは廃棄物の処分場や貯水池等の防水層、さらには極度
の集中応力が負荷される例えば競走馬の馬道、床等の表
層として用いられる弾性表層の施工方法と、その表層構
造に関するものである。
の弾性表層を施工する方法と、その弾性表層の構造に関
するものである。さらに詳しく言えば、全天候型プレイ
グランドとして用いる運動施設用の弾性表層として、ま
たは廃棄物の処分場や貯水池等の防水層、さらには極度
の集中応力が負荷される例えば競走馬の馬道、床等の表
層として用いられる弾性表層の施工方法と、その表層構
造に関するものである。
【0001】
【従来の技術】アスファルト舗装やコンクリート舗装な
どを基盤とし、この表面に高弾性機能材を所定の厚みを
もって積層し、いわゆる弾性表層からなる運動施設用等
の舗装技術は周知である。また、不織布を敷設した法面
に瀝青質物を塗布、吹付、含浸させて不透水層とし、あ
るいはゴム系シートを敷設して廃棄物などの処分場や貯
水池等を構築することは一般に普及している。
どを基盤とし、この表面に高弾性機能材を所定の厚みを
もって積層し、いわゆる弾性表層からなる運動施設用等
の舗装技術は周知である。また、不織布を敷設した法面
に瀝青質物を塗布、吹付、含浸させて不透水層とし、あ
るいはゴム系シートを敷設して廃棄物などの処分場や貯
水池等を構築することは一般に普及している。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
弾性表層を施工する場合、従来は使用する弾性機能材の
特殊性から次のような問題点があった。まず、第1点は
、その高弾性機能材がもっぱら液性型のポリウレタン系
樹脂からなる高分子材料であるため、施工に際しては、
いわゆる流し込み方法の施工法によっている。そのため
、例えば競技用トラックのようにカーブ箇所に傾斜面を
有する、すなわち横断勾配を有する部分を施工する場合
、その勾配のために、流し込んだ材料が「だれ現象」を
生じ、所望する厚みの弾性表層を一回で施工成形するこ
とが困難であるという問題点があった。そこで、「だれ
現象」を抑止する手段として、これまでは前記ポリウレ
タン樹脂等の材料に、ゴム粉末や高級アルコールあるい
は金属塩で処理した炭酸カルシウムなどを添加し、その
「だれ現象」を抑止するような試みがなされている。と
ころが、これによっても完全に「だれ現象」を抑止する
ことができないため、現状では作業員が手作業によって
、「かき揚げ」および「整形」し、所望厚みを得るまで
、数回の作業を施すことにより、しかるべき厚みの弾性
表層を得るようにしている。したがって、現在の施工方
法では、作業に多くの労力と時間を必要とし、施工費用
のコストアップを招くといった第2の問題点があった。 さらに、第3の問題点として、廃棄物処分場などの斜面
舗装を行う場合、従来は不透水性の塩化ビニールシート
等を用いて築造していた。ところが廃棄物中に含まれる
鋼製パイプの破片やその他硬い挾雑物等により、その表
層に局部的な欠損を与え、遮水機能を喪失させたり、貯
水池の場合は流木などの激突によって、同様な機能喪失
を引き起こすといった問題点があった。この発明は、こ
のような従来の問題点や欠点を解決した傾斜面に対する
施工の容易な弾性機能を備えた表層の施工方法と、局部
的な応力負荷があっても破損するようなことのない強靱
な表層構造を提供することを目的とするものである。
弾性表層を施工する場合、従来は使用する弾性機能材の
特殊性から次のような問題点があった。まず、第1点は
、その高弾性機能材がもっぱら液性型のポリウレタン系
樹脂からなる高分子材料であるため、施工に際しては、
いわゆる流し込み方法の施工法によっている。そのため
、例えば競技用トラックのようにカーブ箇所に傾斜面を
有する、すなわち横断勾配を有する部分を施工する場合
、その勾配のために、流し込んだ材料が「だれ現象」を
生じ、所望する厚みの弾性表層を一回で施工成形するこ
とが困難であるという問題点があった。そこで、「だれ
現象」を抑止する手段として、これまでは前記ポリウレ
タン樹脂等の材料に、ゴム粉末や高級アルコールあるい
は金属塩で処理した炭酸カルシウムなどを添加し、その
「だれ現象」を抑止するような試みがなされている。と
ころが、これによっても完全に「だれ現象」を抑止する
ことができないため、現状では作業員が手作業によって
、「かき揚げ」および「整形」し、所望厚みを得るまで
、数回の作業を施すことにより、しかるべき厚みの弾性
表層を得るようにしている。したがって、現在の施工方
法では、作業に多くの労力と時間を必要とし、施工費用
のコストアップを招くといった第2の問題点があった。 さらに、第3の問題点として、廃棄物処分場などの斜面
舗装を行う場合、従来は不透水性の塩化ビニールシート
等を用いて築造していた。ところが廃棄物中に含まれる
鋼製パイプの破片やその他硬い挾雑物等により、その表
層に局部的な欠損を与え、遮水機能を喪失させたり、貯
水池の場合は流木などの激突によって、同様な機能喪失
を引き起こすといった問題点があった。この発明は、こ
のような従来の問題点や欠点を解決した傾斜面に対する
施工の容易な弾性機能を備えた表層の施工方法と、局部
的な応力負荷があっても破損するようなことのない強靱
な表層構造を提供することを目的とするものである。
【0003】
【問題を解決するための手段】前記目的を達成する手段
として、この発明は、次のように構成したことにある。 まず、弾性表層の施工方法として基盤上に連続空隙を有
する構造体を敷設し、この構造体の連続空隙中に、常温
硬化型ポリマー溶液を注入充填し、硬化養生させること
によって施工するようにしたことにある。さらに、前記
連続空隙を有する構造体としては、塩化ビニール、ポリ
ウレタン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ナイロン、
ゴム等の有機物の単体もしくはそれらの複合体からなる
不織布、織布または連続空隙を有するスポンジ状発泡体
および鋼材、炭素材、ガラス等の繊維状素材をもって板
状に形成したものを使用したことにある。また、前記常
温硬化型ポリマー溶液としては、ポリウレタンやシリコ
ンゴムまたはポリブタジエンゴム等からなる常温硬化型
ポリマー溶液を用いたことを特徴とするものである。し
たがって、弾性表層としての構造的な特徴は、ポリウレ
タン樹脂等からなる常温硬化型ポリマー溶液が構造体の
連続空隙中に充填硬化された弾性表層の舗装構造となっ
ていることである。
として、この発明は、次のように構成したことにある。 まず、弾性表層の施工方法として基盤上に連続空隙を有
する構造体を敷設し、この構造体の連続空隙中に、常温
硬化型ポリマー溶液を注入充填し、硬化養生させること
によって施工するようにしたことにある。さらに、前記
連続空隙を有する構造体としては、塩化ビニール、ポリ
ウレタン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ナイロン、
ゴム等の有機物の単体もしくはそれらの複合体からなる
不織布、織布または連続空隙を有するスポンジ状発泡体
および鋼材、炭素材、ガラス等の繊維状素材をもって板
状に形成したものを使用したことにある。また、前記常
温硬化型ポリマー溶液としては、ポリウレタンやシリコ
ンゴムまたはポリブタジエンゴム等からなる常温硬化型
ポリマー溶液を用いたことを特徴とするものである。し
たがって、弾性表層としての構造的な特徴は、ポリウレ
タン樹脂等からなる常温硬化型ポリマー溶液が構造体の
連続空隙中に充填硬化された弾性表層の舗装構造となっ
ていることである。
【0004】
【作用】この発明による弾性表層の施工方法と、その弾
性表層の舗装構造は、以上説明したように構成されてい
るため、まず第1に、弾性表層としての機能を発揮する
ポリマー溶液が施工時において「だれ現象」を発生する
ことはない。例えば施工面が横断勾配、縦断勾配を有す
る斜面であっても、均一な厚みからなる弾性表層を施工
することができる。特に従来工法に比較し、省力化によ
る工期の短縮が可能となり、経済的な施工ができる。第
2点は、弾性表層の使用目的に応じて、種々な構造体を
選択的に採用し、またポリマー溶液も粘度を調整するこ
とにより、勾配に応じた弾性表層を得ることができる。 すなわちポリマー溶液の流動が構造体によって抑止され
、いわゆる「だれ現象」を起こすことがないからである
。また構造体は、連続空隙を有するものであるため、注
入充填されたポリマー溶液は、その連続空隙を介して均
等に分散され、局部的にポリマー溶液の充填による膨潤
といった現象の発生もない。したがって弾性表層として
の機能的品質も向上する。さらに構造的には、構造体が
弾性表層における芯材として機能するため、弾性表層と
しての耐久性や抵抗性を向上させることができる。また
、表層材として受けるであろう外的な衝撃や引張りの集
中荷重に対しても、充分耐えることができる。特に構造
体として鋼材、炭素材、ガラス等の繊維状素材をもって
板状に形成したものを使用した場合、その作用効果は顕
著となる。
性表層の舗装構造は、以上説明したように構成されてい
るため、まず第1に、弾性表層としての機能を発揮する
ポリマー溶液が施工時において「だれ現象」を発生する
ことはない。例えば施工面が横断勾配、縦断勾配を有す
る斜面であっても、均一な厚みからなる弾性表層を施工
することができる。特に従来工法に比較し、省力化によ
る工期の短縮が可能となり、経済的な施工ができる。第
2点は、弾性表層の使用目的に応じて、種々な構造体を
選択的に採用し、またポリマー溶液も粘度を調整するこ
とにより、勾配に応じた弾性表層を得ることができる。 すなわちポリマー溶液の流動が構造体によって抑止され
、いわゆる「だれ現象」を起こすことがないからである
。また構造体は、連続空隙を有するものであるため、注
入充填されたポリマー溶液は、その連続空隙を介して均
等に分散され、局部的にポリマー溶液の充填による膨潤
といった現象の発生もない。したがって弾性表層として
の機能的品質も向上する。さらに構造的には、構造体が
弾性表層における芯材として機能するため、弾性表層と
しての耐久性や抵抗性を向上させることができる。また
、表層材として受けるであろう外的な衝撃や引張りの集
中荷重に対しても、充分耐えることができる。特に構造
体として鋼材、炭素材、ガラス等の繊維状素材をもって
板状に形成したものを使用した場合、その作用効果は顕
著となる。
【0005】
【実施例】さらに、この発明による施工方法と弾性表層
としての舗装構造について、実施例を通して具体的に説
明をする。なお、この実施例において使用した構造体と
しては、下記性状の構造体を使用した。
としての舗装構造について、実施例を通して具体的に説
明をする。なお、この実施例において使用した構造体と
しては、下記性状の構造体を使用した。
【0006】(1) 連続空隙を有するもの具体的に
は、不織布、織布やスポンジ状発泡体や、その他、鋼材
(スチールウール)、炭素材、ガラス等の繊維状素材を
もって板状ないしブロックに成形したもので、連続空隙
を有する構造体であれば使用することができる。 (2) 空隙率は80%以上のもの、実験によると、
80〜98%が好ましい。 (3) 空隙の大きさは、とくに限定されるものでは
ない。しかしポリマー溶液を注入充填した際、抵抗の少
ない断面形状の空隙のものであることが好ましい。 (4) 材質としては、塩化ビニール、ポリウレタン
、ナイロン、ポリプロピレン、ゴムなどの合成樹脂系の
素材で成形したものや、前記した鋼材や炭素材、ガラス
など繊維状素材を板状に固めて成形した構造体。 (5) 厚さは、弾性表層の施工厚さと関連するが、
1〜100mm、好ましくは3〜25mmが一般的な作
業上好都合である。以上の条件を備えた構造体を用いて
施工した。以下その実施例を示す。
は、不織布、織布やスポンジ状発泡体や、その他、鋼材
(スチールウール)、炭素材、ガラス等の繊維状素材を
もって板状ないしブロックに成形したもので、連続空隙
を有する構造体であれば使用することができる。 (2) 空隙率は80%以上のもの、実験によると、
80〜98%が好ましい。 (3) 空隙の大きさは、とくに限定されるものでは
ない。しかしポリマー溶液を注入充填した際、抵抗の少
ない断面形状の空隙のものであることが好ましい。 (4) 材質としては、塩化ビニール、ポリウレタン
、ナイロン、ポリプロピレン、ゴムなどの合成樹脂系の
素材で成形したものや、前記した鋼材や炭素材、ガラス
など繊維状素材を板状に固めて成形した構造体。 (5) 厚さは、弾性表層の施工厚さと関連するが、
1〜100mm、好ましくは3〜25mmが一般的な作
業上好都合である。以上の条件を備えた構造体を用いて
施工した。以下その実施例を示す。
【0007】
【実施例1】まず、3%の横断勾配をもつアスファルト
舗装の基盤に、スプレー等を用いてプライマーを塗布し
、いわゆる下地処理を行った。もちろん、この下地処理
は行わなくてもよい場合もある。下地となる基盤面の性
状によって選択する。 次に、その下地処理を施した
基盤上に、連続空隙を有する構造体を敷設した。具体的
には、ポリウレタンの不織布を用いた。すなわち空隙の
大きさが0.5〜4mmで、空隙率が80%、厚さが3
〜25mmの不織布からなる網目状の構造体を施工域の
線形にあわせて敷設した。なお、部分的に厚さを調整す
るため、前記3〜5mmの構造体を複数層に積層して、
施工厚さを調整した。ついで、500センチポアズ(c
ps)の1液型のポリウレタン樹脂系の常温硬化型ポリ
マー溶液を前記敷設した構造体に注入充填した。そして
最後に仕上り表面を平滑にするためと、前記ポリマー溶
液を充填した構造体、すなわち不織布に対する浸透をよ
くするため、コテを用いて表面に仕上げならしを施し、
硬化養生させて一連の施工を完了した。その結果、いわ
ゆる「だれ現象」の発生もなく、高弾性と耐久性を備え
たジョギング用の弾性表層が施工された。図1は、前記
不織布を積層してなる連続空隙を有する構造体3を基盤
1上に敷設し、その構造体3の連続空隙に常温硬化型ポ
リマー溶液6を充填し、硬化させて舗設した弾性表層を
示す縦断面図である。2は、構造体3と基盤1との間に
塗布したプライマーを示す。なお、この実施例1では、
前記したように「だれ現象」は抑止された。しかし、施
工厚さを厚くすると、ポリマー溶液6の注入充填後に、
全体が膨潤し、施工厚さの維持に難点があった。
舗装の基盤に、スプレー等を用いてプライマーを塗布し
、いわゆる下地処理を行った。もちろん、この下地処理
は行わなくてもよい場合もある。下地となる基盤面の性
状によって選択する。 次に、その下地処理を施した
基盤上に、連続空隙を有する構造体を敷設した。具体的
には、ポリウレタンの不織布を用いた。すなわち空隙の
大きさが0.5〜4mmで、空隙率が80%、厚さが3
〜25mmの不織布からなる網目状の構造体を施工域の
線形にあわせて敷設した。なお、部分的に厚さを調整す
るため、前記3〜5mmの構造体を複数層に積層して、
施工厚さを調整した。ついで、500センチポアズ(c
ps)の1液型のポリウレタン樹脂系の常温硬化型ポリ
マー溶液を前記敷設した構造体に注入充填した。そして
最後に仕上り表面を平滑にするためと、前記ポリマー溶
液を充填した構造体、すなわち不織布に対する浸透をよ
くするため、コテを用いて表面に仕上げならしを施し、
硬化養生させて一連の施工を完了した。その結果、いわ
ゆる「だれ現象」の発生もなく、高弾性と耐久性を備え
たジョギング用の弾性表層が施工された。図1は、前記
不織布を積層してなる連続空隙を有する構造体3を基盤
1上に敷設し、その構造体3の連続空隙に常温硬化型ポ
リマー溶液6を充填し、硬化させて舗設した弾性表層を
示す縦断面図である。2は、構造体3と基盤1との間に
塗布したプライマーを示す。なお、この実施例1では、
前記したように「だれ現象」は抑止された。しかし、施
工厚さを厚くすると、ポリマー溶液6の注入充填後に、
全体が膨潤し、施工厚さの維持に難点があった。
【0008】
【実施例2】そこで前記基盤上に構造体を敷設するとき
、その構造体の上下両面に、あらかじめ、膨潤を防止す
る目的で格子状の網目を有するナイロン織布をはり付け
、そのはり付けた上下織布を合成樹脂製の糸で縫い合わ
せる要領で結合しておいた。その結果、完全に膨潤は抑
止されることが判明した。もちろん、施工厚さが薄い場
合は、とくにこの問題はない。図2は、前記要領で施工
した弾性表層の構造を示す縦断側面図である。すなわち
、基盤1上に、下地処理としてのプライマー2を塗布し
、その上に空隙率98%の連続空隙を有する不織布を積
層してなる構造体3を敷設し、さらに、この構造体3に
常温硬化型のポリマー溶液6を注入充填してなる弾性表
層を示す。なお、この図2に示す4aおよび4bは、ポ
リマー溶液6の注入充填にともなって構造体3が膨潤す
るのを抑止するため、前記したように構造体3の上面と
下面に貼り付けた格子状の網目を有するナイロン織布で
ある。5は前記上下織布4a、4b間を連結した糸状の
連結材を示す。
、その構造体の上下両面に、あらかじめ、膨潤を防止す
る目的で格子状の網目を有するナイロン織布をはり付け
、そのはり付けた上下織布を合成樹脂製の糸で縫い合わ
せる要領で結合しておいた。その結果、完全に膨潤は抑
止されることが判明した。もちろん、施工厚さが薄い場
合は、とくにこの問題はない。図2は、前記要領で施工
した弾性表層の構造を示す縦断側面図である。すなわち
、基盤1上に、下地処理としてのプライマー2を塗布し
、その上に空隙率98%の連続空隙を有する不織布を積
層してなる構造体3を敷設し、さらに、この構造体3に
常温硬化型のポリマー溶液6を注入充填してなる弾性表
層を示す。なお、この図2に示す4aおよび4bは、ポ
リマー溶液6の注入充填にともなって構造体3が膨潤す
るのを抑止するため、前記したように構造体3の上面と
下面に貼り付けた格子状の網目を有するナイロン織布で
ある。5は前記上下織布4a、4b間を連結した糸状の
連結材を示す。
【0009】
【実施例3】この実施例は、弾性表層にすべり抵抗性を
もたせるため、凹凸を形成した場合である。すなわち、
トッピング7を一体的に形成させて施工する場合である
。具体的には空隙率90%、厚さ50mmのスポンジ状
構造体の表面に、あらかじめ凹凸の溝を形成し、すなわ
ち構造体3の表面繊維部分をカットとして溝を付してお
いた。そして、これに粘度1000cps のポリマー
溶液6を注入充填させて施工した。図3は、この施工方
法によって得たすべり抵抗性を有する弾性表層の断面図
を示すものである。ちなみに、このような弾性表層にす
べり抵抗性をもたせ表層を舗設する場合、従来は弾性表
層の上に、別途に設けたトッピング層を、接着手段など
を用いて重層して形成していた。しかし、この発明のよ
うに連続空隙を有する構造体3を用いると、一層仕上げ
によって、一度にトッピング施工が可能である。この実
施例においては、完成後の表面に深さ2〜4mm、直径
2〜4mmの凹凸からなるトッピング7が形成された。 したがって、従来の施工方法に比較し、施工時間が表4
に示したように著しく短縮された。しかも構造体3にお
ける空隙率および空隙のサイズを適宜選択すれば、使用
目的に応じた形状の凹凸をつけすべり抵抗性を有するト
ッピング構造の弾性表層を舗設することが可能である。
もたせるため、凹凸を形成した場合である。すなわち、
トッピング7を一体的に形成させて施工する場合である
。具体的には空隙率90%、厚さ50mmのスポンジ状
構造体の表面に、あらかじめ凹凸の溝を形成し、すなわ
ち構造体3の表面繊維部分をカットとして溝を付してお
いた。そして、これに粘度1000cps のポリマー
溶液6を注入充填させて施工した。図3は、この施工方
法によって得たすべり抵抗性を有する弾性表層の断面図
を示すものである。ちなみに、このような弾性表層にす
べり抵抗性をもたせ表層を舗設する場合、従来は弾性表
層の上に、別途に設けたトッピング層を、接着手段など
を用いて重層して形成していた。しかし、この発明のよ
うに連続空隙を有する構造体3を用いると、一層仕上げ
によって、一度にトッピング施工が可能である。この実
施例においては、完成後の表面に深さ2〜4mm、直径
2〜4mmの凹凸からなるトッピング7が形成された。 したがって、従来の施工方法に比較し、施工時間が表4
に示したように著しく短縮された。しかも構造体3にお
ける空隙率および空隙のサイズを適宜選択すれば、使用
目的に応じた形状の凹凸をつけすべり抵抗性を有するト
ッピング構造の弾性表層を舗設することが可能である。
【0010】
【実施例4】この実施例は、図4で示すように、基盤1
上に敷設した構造体3を下層部分3aと、上層部分3b
との2層に分割し、下層部分3aに注入充填するポリマ
ー溶液と、上層部分3bに注入充填するポリマー溶液6
の硬化後における硬度を代えることによって、例えば上
層部分3bには下層部分3aより硬いポリマー溶液6を
注入充填し、硬・軟の複合層から弾性表層とし、、弾性
表層自体の弾力性を任意に調整して施工した実施例を示
すものである。この図4においては、下層部分3aを比
較的軟かい、すなわち腰のある50mm厚の弾性層をも
って構成し、上層部分3bは、それよりも硬い50mm
厚さの弾性層をもって構成した。なお表層の表面に形成
したトッピング7は、前記実施例3に示した要領で施工
したものである。
上に敷設した構造体3を下層部分3aと、上層部分3b
との2層に分割し、下層部分3aに注入充填するポリマ
ー溶液と、上層部分3bに注入充填するポリマー溶液6
の硬化後における硬度を代えることによって、例えば上
層部分3bには下層部分3aより硬いポリマー溶液6を
注入充填し、硬・軟の複合層から弾性表層とし、、弾性
表層自体の弾力性を任意に調整して施工した実施例を示
すものである。この図4においては、下層部分3aを比
較的軟かい、すなわち腰のある50mm厚の弾性層をも
って構成し、上層部分3bは、それよりも硬い50mm
厚さの弾性層をもって構成した。なお表層の表面に形成
したトッピング7は、前記実施例3に示した要領で施工
したものである。
【0011】
【実施例5】図5で示す実施例は、既存の弾性表層が劣
化した場合の補修方法として施工した場合である。図示
のように、劣化した既存の弾性表層の表面の凸部を平滑
に切削成形し、プライマー処理したのち、空隙率85%
のウレタン樹脂からなるスポンジ状構造体を厚さ10m
mを敷設し、ついで常温硬化型のポリマー溶液6を注入
充填して施工した。
化した場合の補修方法として施工した場合である。図示
のように、劣化した既存の弾性表層の表面の凸部を平滑
に切削成形し、プライマー処理したのち、空隙率85%
のウレタン樹脂からなるスポンジ状構造体を厚さ10m
mを敷設し、ついで常温硬化型のポリマー溶液6を注入
充填して施工した。
【0012】
【実施例6】図6は、鋼材からなる繊維状素材、すなわ
ちスチールウールの固まりを平板状のブロックに成形し
て構造体3とし、これを基盤1上に敷設し、その上から
2液性のポリウレタン溶液を流し込んで養生硬化させて
築造した弾性表層を示すものである。その使用目的は、
競走馬の馬道、その他厩舎の床などとして使用する弾性
表層として敷設施工したものである。蹄鉄をつけた競走
馬によって、表面が削り取られたり、ボロボロに荒れた
りすることはなかった。なお廃棄物等の処分場に、不透
水性の表層として施工した実施例は、図面上には表示し
なかったが、ポリウレタン、ポリエチレン等からなる合
成樹脂系の不織布を積層した構造体を用い、これに常温
硬化型のポリマー溶液を注入充填して築造したところ、
遮水性が高く、かつきわめて強靱な表層を短期日で得る
ことができた。表1は、前記、実施例1および実施例2
に用いた構造体3を、空隙率(%)に基づいて3つのタ
イプに区分し、また注入充填するポリマー溶液6を、そ
の粘度センチポアーズ(cps )によってA,B,C
,D,Eの5種類に区分し、これらを組み合わせて施工
した場合における基盤勾配に対する「だれ現象」の防止
効果を示すものである。なお、表2は、構造体3の区分
表を示し、表3は、粘度(cps)A,B,C,D,E
の5種類に分けたポリマー溶液6の区分表を示すもので
ある。 さらに表4は、従来施工方法と本発明による施工方法と
による施工時間の差を参考までに示すものである。
ちスチールウールの固まりを平板状のブロックに成形し
て構造体3とし、これを基盤1上に敷設し、その上から
2液性のポリウレタン溶液を流し込んで養生硬化させて
築造した弾性表層を示すものである。その使用目的は、
競走馬の馬道、その他厩舎の床などとして使用する弾性
表層として敷設施工したものである。蹄鉄をつけた競走
馬によって、表面が削り取られたり、ボロボロに荒れた
りすることはなかった。なお廃棄物等の処分場に、不透
水性の表層として施工した実施例は、図面上には表示し
なかったが、ポリウレタン、ポリエチレン等からなる合
成樹脂系の不織布を積層した構造体を用い、これに常温
硬化型のポリマー溶液を注入充填して築造したところ、
遮水性が高く、かつきわめて強靱な表層を短期日で得る
ことができた。表1は、前記、実施例1および実施例2
に用いた構造体3を、空隙率(%)に基づいて3つのタ
イプに区分し、また注入充填するポリマー溶液6を、そ
の粘度センチポアーズ(cps )によってA,B,C
,D,Eの5種類に区分し、これらを組み合わせて施工
した場合における基盤勾配に対する「だれ現象」の防止
効果を示すものである。なお、表2は、構造体3の区分
表を示し、表3は、粘度(cps)A,B,C,D,E
の5種類に分けたポリマー溶液6の区分表を示すもので
ある。 さらに表4は、従来施工方法と本発明による施工方法と
による施工時間の差を参考までに示すものである。
【0013】
【表1】
【0014】
【表2】
【0015】
【表3】
【0016】
【表4】
【0017】以上示したように、この発明による施工方
法によると、弾性機能を有する弾性表層としての品質的
な均一さが確保されるとともに、特に施工に要する手間
が簡略化され、短時間で施工できることが理解される。
法によると、弾性機能を有する弾性表層としての品質的
な均一さが確保されるとともに、特に施工に要する手間
が簡略化され、短時間で施工できることが理解される。
【0018】
【発明の効果】この発明による弾性表層の施工方法およ
びその表層構造は、以上実施例を通して説明したことか
ら理解されるように、従来のいわゆる流し込み工法によ
る施工方法に比較し、下記のような点で優れた効果を発
揮することができる。 (1) 液性型のポリマー溶液を使用しているにも拘
わらず、施工時における「だれ現象」の発生がない。そ
のため、従来の流し込み工法のように、「かき揚げ」と
か「整形」とかの修正作業など、だれ防止のための付帯
作業が不要で、施工時間が著しく短縮される。 (2)「だれ現象」の防止機能を発揮する構造体自体が
弾性表層の芯材として機能するため、従来の弾性表層に
比較し、耐久性が著しく向上される。 (3) 「だれ現象」が抑止されるため、弾性表層と
しての厚さが均一となり、その結果、機能性において品
質的なバラツキが少なく、とくに傾斜面と平坦面とのつ
ながる領域における弾性機能に均一性が確保される。す
なわち、より品質機能の高いトラックを構築することが
できた。 (4) 弾性表層を下層部分と上層部分とに区分し、
弾性機能に差をもたせることもでき、またトッピング施
工等が容易であるため、従来の運動施設用の弾性表層に
比較し、より目的に適合した弾性表層を提供することが
可能である。なお、注入充填用のポリマー溶液は、前記
した溶液に限られるものではない。また芯材となる連続
空隙を有する構造体の素材も前記した物質に限られるも
のではなく、炭酸カルシウムやカーボン等の無機物を添
加した有機物を選択することにより、運動施設関係以外
の傾斜面からなる構造物の遮水表層とし、また廃棄物処
理施設の防水工としても適用可能である。
びその表層構造は、以上実施例を通して説明したことか
ら理解されるように、従来のいわゆる流し込み工法によ
る施工方法に比較し、下記のような点で優れた効果を発
揮することができる。 (1) 液性型のポリマー溶液を使用しているにも拘
わらず、施工時における「だれ現象」の発生がない。そ
のため、従来の流し込み工法のように、「かき揚げ」と
か「整形」とかの修正作業など、だれ防止のための付帯
作業が不要で、施工時間が著しく短縮される。 (2)「だれ現象」の防止機能を発揮する構造体自体が
弾性表層の芯材として機能するため、従来の弾性表層に
比較し、耐久性が著しく向上される。 (3) 「だれ現象」が抑止されるため、弾性表層と
しての厚さが均一となり、その結果、機能性において品
質的なバラツキが少なく、とくに傾斜面と平坦面とのつ
ながる領域における弾性機能に均一性が確保される。す
なわち、より品質機能の高いトラックを構築することが
できた。 (4) 弾性表層を下層部分と上層部分とに区分し、
弾性機能に差をもたせることもでき、またトッピング施
工等が容易であるため、従来の運動施設用の弾性表層に
比較し、より目的に適合した弾性表層を提供することが
可能である。なお、注入充填用のポリマー溶液は、前記
した溶液に限られるものではない。また芯材となる連続
空隙を有する構造体の素材も前記した物質に限られるも
のではなく、炭酸カルシウムやカーボン等の無機物を添
加した有機物を選択することにより、運動施設関係以外
の傾斜面からなる構造物の遮水表層とし、また廃棄物処
理施設の防水工としても適用可能である。
図面は、本発明による弾性表層の施工方法と、その弾性
表層の舗装構造を示す実施例である。
表層の舗装構造を示す実施例である。
【図1】構造体に不織布状の網目からなる連続空隙を有
する構造体を用いて施工した弾性表層の縦断面図である
。
する構造体を用いて施工した弾性表層の縦断面図である
。
【図2】弾性表層に膨潤抑止対策を施して施工した弾性
表層の縦断側面図である。
表層の縦断側面図である。
【図3】スポンジ状の構造体を用い、表面にトッピング
を成形し、すべり抵抗性をもたせた弾性表層の縦断面図
である。
を成形し、すべり抵抗性をもたせた弾性表層の縦断面図
である。
【図4】弾性表層の弾力性を任意に調節する手段として
、硬度の異なる層を積層し、2層構造とした弾性表層の
縦断面図である。
、硬度の異なる層を積層し、2層構造とした弾性表層の
縦断面図である。
【図5】補修施工による弾性表層の縦断面図である。
【図6】スチールウールからなる繊維状素材を平板状の
構造体に成形し、これにポリウレタン溶液を注入充填し
て舗設した弾性表層の縦断面図である。
構造体に成形し、これにポリウレタン溶液を注入充填し
て舗設した弾性表層の縦断面図である。
1 基盤
2 プライマー
3 連続空隙を有する構造体
4a、4b 格子状の織布
5 連結材
6 ポリマー溶液(注入、充填)7 トッ
ピング
ピング
Claims (4)
- 【請求項1】 基盤上に、連続空隙を有する構造体を
敷設する工程と、この構造体の連続空隙中に、常温硬化
型ポリマー溶液を注入充填する工程と、充填されたポリ
マー溶液を硬化するための養生工程とからなることを特
徴とする弾性表層の施工方法。 - 【請求項2】 基盤上に、敷設した連続空隙を有する
構造体に、常温硬化型ポリマー溶液を注入充填し、養生
硬化させたことを特徴とする弾性表層。 - 【請求項3】 前記連続空隙を有する構造体は、塩化
ビニール、ポリウレタン、ポリプロピレン、ポリエチレ
ン、ナイロン、ゴム等の有機物の単体もしくはそれらの
複合体からなる不織布、織布またはスポンジ状発泡体お
よび鋼材、炭素材、ガラス等の繊維状素材をもって板状
に形成していることを特徴とする請求項2記載の弾性表
層。 - 【請求項4】 前記常温硬化型ポリマー溶液は、ポリ
ウレタン・シリコンゴムまたはポリブタジエンゴム等か
らなる常温硬化型ポリマー溶液であることを特徴とする
請求項2記載の弾性表層。 【0001】
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1654591A JP2860608B2 (ja) | 1991-02-07 | 1991-02-07 | 弾性表層の施工方法と弾性表層 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1654591A JP2860608B2 (ja) | 1991-02-07 | 1991-02-07 | 弾性表層の施工方法と弾性表層 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04254603A true JPH04254603A (ja) | 1992-09-09 |
| JP2860608B2 JP2860608B2 (ja) | 1999-02-24 |
Family
ID=11919236
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1654591A Expired - Fee Related JP2860608B2 (ja) | 1991-02-07 | 1991-02-07 | 弾性表層の施工方法と弾性表層 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2860608B2 (ja) |
-
1991
- 1991-02-07 JP JP1654591A patent/JP2860608B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2860608B2 (ja) | 1999-02-24 |
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