JPH04257316A - ポリエステル繊維製品 - Google Patents
ポリエステル繊維製品Info
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- JPH04257316A JPH04257316A JP3017843A JP1784391A JPH04257316A JP H04257316 A JPH04257316 A JP H04257316A JP 3017843 A JP3017843 A JP 3017843A JP 1784391 A JP1784391 A JP 1784391A JP H04257316 A JPH04257316 A JP H04257316A
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- Japan
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- polyester fiber
- fiber product
- polyester
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Artificial Filaments (AREA)
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
- Woven Fabrics (AREA)
- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリエステル繊維製品
に関する。特に詳しくは、軽量で強度特性に優れたタイ
ヤコード、重布類、シートベルト、ロープ、スポーツ用
衣料等のポリエステル繊維製品に関する。
に関する。特に詳しくは、軽量で強度特性に優れたタイ
ヤコード、重布類、シートベルト、ロープ、スポーツ用
衣料等のポリエステル繊維製品に関する。
【0002】
【従来の技術】タイヤコード、重布類、シートベルト、
ロープ等の産業用資材やスポーツ用衣料等の繊維製品は
、強度が大きいことが要求されるが、同時に使用する繊
維の量を減らすことによる軽量化及びコストの低減も望
まれている。
ロープ等の産業用資材やスポーツ用衣料等の繊維製品は
、強度が大きいことが要求されるが、同時に使用する繊
維の量を減らすことによる軽量化及びコストの低減も望
まれている。
【0003】それを達成するための方法の一つは使用す
る繊維の強度を上げることである。従来、ポリエステル
樹脂は合成繊維として広く使用されているが、合成繊維
の強度を増すには、ポリマーの重合度を大きくすれば良
いとされている。しかしながらポリマーの重合度を上げ
ると当然溶融粘度が上昇し加工性が悪くなり生産性が低
下する。溶融粘度を低下させるには、溶融温度を高くす
る事も一つの方法であるが、樹脂の分解が促進されるた
め、ポリマー重合度を低下させ、重合度の大きな高強度
繊維を得るという目的を達し得ない。
る繊維の強度を上げることである。従来、ポリエステル
樹脂は合成繊維として広く使用されているが、合成繊維
の強度を増すには、ポリマーの重合度を大きくすれば良
いとされている。しかしながらポリマーの重合度を上げ
ると当然溶融粘度が上昇し加工性が悪くなり生産性が低
下する。溶融粘度を低下させるには、溶融温度を高くす
る事も一つの方法であるが、樹脂の分解が促進されるた
め、ポリマー重合度を低下させ、重合度の大きな高強度
繊維を得るという目的を達し得ない。
【0004】重合度の大きなポリエステルフィラメント
は産業用の高強力糸の分野に使われているが、更に強度
を上げたいという要求があり、このためには樹脂の溶融
粘度を下げる必要がある。
は産業用の高強力糸の分野に使われているが、更に強度
を上げたいという要求があり、このためには樹脂の溶融
粘度を下げる必要がある。
【0005】また、スポーツ用衣料等の分野では、タイ
ヤコード等の産業用資材に用いられる高強力糸ほど重合
度が大きくはない樹脂が使われているが、この分野にお
いても分子量の大きな樹脂の溶融粘度を下げることがで
きるなら、従来設備のままより強い繊維及び繊維製品を
生産することが可能となる。
ヤコード等の産業用資材に用いられる高強力糸ほど重合
度が大きくはない樹脂が使われているが、この分野にお
いても分子量の大きな樹脂の溶融粘度を下げることがで
きるなら、従来設備のままより強い繊維及び繊維製品を
生産することが可能となる。
【0006】最近実用化されだした高速紡糸の分野でも
、吐出量を下げないで吐出圧や紡糸張力を上げずに強い
糸をつくるには樹脂の溶融粘度を下げる必要がある。
、吐出量を下げないで吐出圧や紡糸張力を上げずに強い
糸をつくるには樹脂の溶融粘度を下げる必要がある。
【0007】これらの問題を解決するため、滑剤の添加
が考えられたが、例えばエチレンビスステアリン酸アミ
ド、ステアリン酸、ステアリルアルコール等を樹脂中に
添加しても溶融粘度は下がるが同時に樹脂の重合度も低
下させる事がわかっている。
が考えられたが、例えばエチレンビスステアリン酸アミ
ド、ステアリン酸、ステアリルアルコール等を樹脂中に
添加しても溶融粘度は下がるが同時に樹脂の重合度も低
下させる事がわかっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、高強度のポリエステル繊維を得、軽量で強
度特性に優れた繊維製品を得ることである。
する課題は、高強度のポリエステル繊維を得、軽量で強
度特性に優れた繊維製品を得ることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、特定の化
合物がポリエステル樹脂の重合度を低下させることなく
溶融粘度も低下し得ることを見出し、この化合物を溶融
粘度低下剤として用い、これを含有してなるポリエステ
ル繊維を使用した繊維製品が、上記の課題に対し優れた
効果を発揮する事を見い出し本発明を完成するに到った
。
合物がポリエステル樹脂の重合度を低下させることなく
溶融粘度も低下し得ることを見出し、この化合物を溶融
粘度低下剤として用い、これを含有してなるポリエステ
ル繊維を使用した繊維製品が、上記の課題に対し優れた
効果を発揮する事を見い出し本発明を完成するに到った
。
【0010】すなわち本発明は 一般式(1)
【00
11】
11】
【化3】
【0012】(式中、A1, A2は炭素数6〜18
のアルキル基又はアリールアルキル基、n は0又は1
のいずれかである。X は、
のアルキル基又はアリールアルキル基、n は0又は1
のいずれかである。X は、
【0013】
【化4】
【0014】のうちのいずれかである。尚ここでR1,
R2はH又は炭素数4以下のアルキル基を示す。)で
表される化合物を、エチレンテレフタレートを主たる繰
り返し単位とするポリエステル樹脂 100重量部に対
して2〜10重量部含むポリエステル繊維を使用してな
るポリエステル繊維製品、並びにかかるポリエステル繊
維を用いた種々のポリエステル繊維製品を提供するもの
である。
R2はH又は炭素数4以下のアルキル基を示す。)で
表される化合物を、エチレンテレフタレートを主たる繰
り返し単位とするポリエステル樹脂 100重量部に対
して2〜10重量部含むポリエステル繊維を使用してな
るポリエステル繊維製品、並びにかかるポリエステル繊
維を用いた種々のポリエステル繊維製品を提供するもの
である。
【0015】本発明に係る式(1) の化合物において
A1, A2の炭素数は上記範囲内において任意に選ぶ
事ができる。A1,A2の炭素数が6未満では分子量が
低すぎて溶融温度で沸騰して気泡を生じたり、口金部分
で発煙し口金を汚染したりする。またA1, A2の炭
素数が18を越えると樹脂との相溶性が悪くなり、糸に
欠陥を生じやすい。また、溶融粘度低下効果もA1,
A2の炭素数が6未満又は18を越える時には小さい。
A1, A2の炭素数は上記範囲内において任意に選ぶ
事ができる。A1,A2の炭素数が6未満では分子量が
低すぎて溶融温度で沸騰して気泡を生じたり、口金部分
で発煙し口金を汚染したりする。またA1, A2の炭
素数が18を越えると樹脂との相溶性が悪くなり、糸に
欠陥を生じやすい。また、溶融粘度低下効果もA1,
A2の炭素数が6未満又は18を越える時には小さい。
【0016】A1, A2は具体的にはn−ヘキシル基
、n−オクチル基、n−ドデシル基、n−オクタデシル
基等の直鎖アルキル基や、2−ヘキシルデシル基、メチ
ル分岐オクタデシル基等の分岐アルキル基、又はベンジ
ル基、2−フェニルエチル基等のアリールアルキル基で
ある。
、n−オクチル基、n−ドデシル基、n−オクタデシル
基等の直鎖アルキル基や、2−ヘキシルデシル基、メチ
ル分岐オクタデシル基等の分岐アルキル基、又はベンジ
ル基、2−フェニルエチル基等のアリールアルキル基で
ある。
【0017】本発明に係わる一般式(1) で表される
化合物は、
化合物は、
【0018】
【化5】
【0019】で表される芳香族グリコールに対し、Na
OH、KOH 等のアルカリ触媒下に炭素数6〜18の
ハロゲン化アルキル及び/又はハロゲン化アリールアル
キルを反応させる事により容易に得られる。
OH、KOH 等のアルカリ触媒下に炭素数6〜18の
ハロゲン化アルキル及び/又はハロゲン化アリールアル
キルを反応させる事により容易に得られる。
【0020】本発明に係わる一般式(1)で表される化
合物の具体例は次のようなものである。
合物の具体例は次のようなものである。
【0021】
【化6】
【0022】本発明に係わる上記一般式(1) で表さ
れる化合物はポリエステル樹脂に均一に添加混合され、
溶融紡糸時の高温にさらされても発煙したり、着色した
りすることは殆どなく、耐熱性に優れている。かかる化
合物を添加したポリエステル樹脂組成物からは、高強力
のポリエステル繊維を得ることができる。
れる化合物はポリエステル樹脂に均一に添加混合され、
溶融紡糸時の高温にさらされても発煙したり、着色した
りすることは殆どなく、耐熱性に優れている。かかる化
合物を添加したポリエステル樹脂組成物からは、高強力
のポリエステル繊維を得ることができる。
【0023】高強力繊維を製造するにあたっては、高分
子量のポリマーチップを使用することが前提となる。こ
のポリマーチップは紡糸の際には、通常 280〜30
0 ℃で溶融されるが、ポリマー鎖同志の絡み合いのた
め高分子量のポリマー程溶融粘度が高くなり吐出圧力の
増加、曳糸性不良を起こしやすくなる。しかしながら、
本発明の溶融粘度低下剤が存在することで紡糸圧力、糸
張力が低下し紡糸が円滑になる。
子量のポリマーチップを使用することが前提となる。こ
のポリマーチップは紡糸の際には、通常 280〜30
0 ℃で溶融されるが、ポリマー鎖同志の絡み合いのた
め高分子量のポリマー程溶融粘度が高くなり吐出圧力の
増加、曳糸性不良を起こしやすくなる。しかしながら、
本発明の溶融粘度低下剤が存在することで紡糸圧力、糸
張力が低下し紡糸が円滑になる。
【0024】ノズルから吐出された糸条は一旦冷却され
、固化する。ポリエステル樹脂を射出成型に用いる場合
には冷却時の結晶化促進が成型性向上の目的には好まし
いのであるが、ポリエチレンテレフタレート樹脂等を溶
融紡糸する際には冷却時の結晶化は好ましくない。本発
明に係わる化合物は紡糸ノズルからの冷却過程で樹脂の
結晶化をもたらすことはない。冷却され引き取られた未
延伸の繊維は次の延伸、熱処理工程で配向結晶化させら
れ高強力の繊維となる。
、固化する。ポリエステル樹脂を射出成型に用いる場合
には冷却時の結晶化促進が成型性向上の目的には好まし
いのであるが、ポリエチレンテレフタレート樹脂等を溶
融紡糸する際には冷却時の結晶化は好ましくない。本発
明に係わる化合物は紡糸ノズルからの冷却過程で樹脂の
結晶化をもたらすことはない。冷却され引き取られた未
延伸の繊維は次の延伸、熱処理工程で配向結晶化させら
れ高強力の繊維となる。
【0025】本発明に係わる上記一般式(1) で表さ
れる化合物はその目的とする性能を発揮させる為には原
料ポリエステル樹脂100 部(重量基準、以下同じ)
に対して2から10部、好ましくは2から5部添加する
事が必要である。添加量が2部未満ではその効果は殆ど
期待できないし、10部を越えると樹脂物性に悪影響が
あらわれる。
れる化合物はその目的とする性能を発揮させる為には原
料ポリエステル樹脂100 部(重量基準、以下同じ)
に対して2から10部、好ましくは2から5部添加する
事が必要である。添加量が2部未満ではその効果は殆ど
期待できないし、10部を越えると樹脂物性に悪影響が
あらわれる。
【0026】本発明に係わる上記一般式(1) で表さ
れる化合物を原料ポリエステル樹脂に添加する方法は、
樹脂製造時或いは製造後適当な工程で添加しても良いし
、また紡糸時に樹脂ペレット又は溶融した樹脂に混合添
加しても良い。
れる化合物を原料ポリエステル樹脂に添加する方法は、
樹脂製造時或いは製造後適当な工程で添加しても良いし
、また紡糸時に樹脂ペレット又は溶融した樹脂に混合添
加しても良い。
【0027】本発明に係る原料ポリエステル樹脂はポリ
エチレンテレフタレートを主たる繰り返し単位とするも
のが好ましく、他の成分、例えばポリエチレングリコー
ル、ポリオキシエチレン(付加モル数2)ビスフェノー
ルA、スルホン化イソフタル酸オニウム塩或いはナトリ
ウム塩、1,4 −ブタンジオール、2,6 −ナフタ
レンジカルボン酸等が一部共重合したものでもよい。ま
た、本発明に係わる原料ポリエステル樹脂はフェノール
/テトラクロロエタン(60/40、重量比)中、25
℃の極限粘度が 0.8以上であることが望ましい。原
料ポリエステル樹脂の極限粘度が0.8 未満ではポリ
エステル樹脂の溶融粘度は、生産性を著しく阻害する程
大きくならないし、また目的とする高強力を発現できな
い場合がある。
エチレンテレフタレートを主たる繰り返し単位とするも
のが好ましく、他の成分、例えばポリエチレングリコー
ル、ポリオキシエチレン(付加モル数2)ビスフェノー
ルA、スルホン化イソフタル酸オニウム塩或いはナトリ
ウム塩、1,4 −ブタンジオール、2,6 −ナフタ
レンジカルボン酸等が一部共重合したものでもよい。ま
た、本発明に係わる原料ポリエステル樹脂はフェノール
/テトラクロロエタン(60/40、重量比)中、25
℃の極限粘度が 0.8以上であることが望ましい。原
料ポリエステル樹脂の極限粘度が0.8 未満ではポリ
エステル樹脂の溶融粘度は、生産性を著しく阻害する程
大きくならないし、また目的とする高強力を発現できな
い場合がある。
【0028】本発明に使用される高強力ポリエステル繊
維は上記の如き原料ポリエステル樹脂及び一般式(1)
で表される化合物を均一に混合し、この組成物を溶融
状態で紡出し、冷却後延伸、熱処理を施すことにより得
られる。紡出された糸は冷却後一旦未延伸糸として巻き
取った後に予熱延伸し、引き続き緊張下に熱処理しても
よいし、紡出糸を巻き取らずに引き取りローラーで引き
取り、引き続き加熱ローラー上で延伸、熱処理してもよ
い。延伸、熱処理は通常のポリエステル繊維と変わるこ
となく行なうことができる。延伸時の好ましい予熱温度
は60〜100 ℃、熱処理の好ましい温度は 150
〜250 ℃である。高強力の繊維を得るための延伸倍
率は4倍以上にすることが望ましい。
維は上記の如き原料ポリエステル樹脂及び一般式(1)
で表される化合物を均一に混合し、この組成物を溶融
状態で紡出し、冷却後延伸、熱処理を施すことにより得
られる。紡出された糸は冷却後一旦未延伸糸として巻き
取った後に予熱延伸し、引き続き緊張下に熱処理しても
よいし、紡出糸を巻き取らずに引き取りローラーで引き
取り、引き続き加熱ローラー上で延伸、熱処理してもよ
い。延伸、熱処理は通常のポリエステル繊維と変わるこ
となく行なうことができる。延伸時の好ましい予熱温度
は60〜100 ℃、熱処理の好ましい温度は 150
〜250 ℃である。高強力の繊維を得るための延伸倍
率は4倍以上にすることが望ましい。
【0029】上記のようにして得られたポリエステル繊
維は一般式(1) で表される化合物を繊維より取り除
く必要はなく、撚糸、製織又は必要によりコーティング
処理等の加工が施され、繊維製品とすることができる。 この際ポリエステル繊維の強度向上による繊維製品の高
強度化、或いは製品の強度が同じであっても使用する繊
維の量を減らすことができるので軽量化、コストの低減
が可能である。本発明に係わる化合物(1) の存在に
より繊維−繊維間摩擦が低減でき、本発明の繊維製品に
おいても風合い向上、糸強度の有効な発揮、耐疲労性向
上、耐久性向上等のメリットを与える。
維は一般式(1) で表される化合物を繊維より取り除
く必要はなく、撚糸、製織又は必要によりコーティング
処理等の加工が施され、繊維製品とすることができる。 この際ポリエステル繊維の強度向上による繊維製品の高
強度化、或いは製品の強度が同じであっても使用する繊
維の量を減らすことができるので軽量化、コストの低減
が可能である。本発明に係わる化合物(1) の存在に
より繊維−繊維間摩擦が低減でき、本発明の繊維製品に
おいても風合い向上、糸強度の有効な発揮、耐疲労性向
上、耐久性向上等のメリットを与える。
【0030】ここで言う繊維製品とはポリエステル繊維
を使った繊維製品で、特に繊維の強度が大きいことが要
求されるものを意味しており、例えばタイヤコード又は
タイヤ、ベルト等のゴム材料と複合したもの、自動車用
カバー、養生シート、テント、土木用シート、フレキシ
ブルコンテナー、製紙用カンバス、自動車用帆シート等
の重布類、自動車用のシートベルト、エアバッグ基布、
安全ネット、魚網等の網類、ロープ、コンピューターリ
ボン等の産業用資材の他、スポーツ或いはレジャー用途
でもテント、シート、登山用バッグ、スポーツバッグ、
スポーツシューズ等の用品や、スキーウェア、登山用外
衣製品、釣り用外衣製品等を挙げることができる。
を使った繊維製品で、特に繊維の強度が大きいことが要
求されるものを意味しており、例えばタイヤコード又は
タイヤ、ベルト等のゴム材料と複合したもの、自動車用
カバー、養生シート、テント、土木用シート、フレキシ
ブルコンテナー、製紙用カンバス、自動車用帆シート等
の重布類、自動車用のシートベルト、エアバッグ基布、
安全ネット、魚網等の網類、ロープ、コンピューターリ
ボン等の産業用資材の他、スポーツ或いはレジャー用途
でもテント、シート、登山用バッグ、スポーツバッグ、
スポーツシューズ等の用品や、スキーウェア、登山用外
衣製品、釣り用外衣製品等を挙げることができる。
【0031】上記のポリエステル繊維を使ってタイヤコ
ード又はタイヤを製造する場合には、まず糸条を下撚り
し、更にこれを2〜3本合糸して上撚りを行い生コード
を得る。生コードを経糸として製織しすだれ織りをつく
った後、これをRFL液に浸漬後熱処理を行い、ゴム中
で加硫、タイヤ成型を行う。本発明のタイヤはポリエス
テル繊維の高強度を維持しており、高タフネス性、耐加
硫劣化性等に優れた性能を顕在化し従来のポリエステル
コードを用いたタイヤでは得ることができない性能を発
揮する。
ード又はタイヤを製造する場合には、まず糸条を下撚り
し、更にこれを2〜3本合糸して上撚りを行い生コード
を得る。生コードを経糸として製織しすだれ織りをつく
った後、これをRFL液に浸漬後熱処理を行い、ゴム中
で加硫、タイヤ成型を行う。本発明のタイヤはポリエス
テル繊維の高強度を維持しており、高タフネス性、耐加
硫劣化性等に優れた性能を顕在化し従来のポリエステル
コードを用いたタイヤでは得ることができない性能を発
揮する。
【0032】上記のポリエステル繊維を使ってシートベ
ルトを製造する場合には、5cm程度の帯状に製織し必
要により染色ウレタン樹脂コートを行う。本発明のシー
トベルトは前記一般式(1) で表される化合物が繊維
中に含まれるためシートベルトのすべり性が良好であり
、ウレタン樹脂コートしなくてもシートベルトとして使
用できる。
ルトを製造する場合には、5cm程度の帯状に製織し必
要により染色ウレタン樹脂コートを行う。本発明のシー
トベルトは前記一般式(1) で表される化合物が繊維
中に含まれるためシートベルトのすべり性が良好であり
、ウレタン樹脂コートしなくてもシートベルトとして使
用できる。
【0033】上記ポリエステル繊維を使ってロープを製
造する場合には、必要なデニール数まで糸条を合糸して
下撚りをかけ、更にこれを数本合糸して上撚りを行う。 本発明のロープはポリエステル繊維の高強度を維持して
おり、かつ耐疲労性にも優れている。
造する場合には、必要なデニール数まで糸条を合糸して
下撚りをかけ、更にこれを数本合糸して上撚りを行う。 本発明のロープはポリエステル繊維の高強度を維持して
おり、かつ耐疲労性にも優れている。
【0034】上記ポリエステル繊維を使ってエアバッグ
基布を製造する場合、基布組織はエアバッグとしての要
求特性を満足するものであればよく、例えば平織、格子
織、斜子織等がある。エアバッグの空気遮蔽性を高める
ために弾性ポリマーを全面或いは部分的に積層してもよ
いし、例えば加熱ローラーで加圧圧縮し組織を緻密にし
てもよい。弾性ポリマーとしてはクロロプレンゴム、ポ
リ塩化ビニル、ウレタン樹脂等を挙げることができる。 本発明のポリエステル繊維からなるエアバッグ基布はエ
アバッグとしての機械的強度を損なうことなく柔軟で軽
量かつ折り畳み性がよいため、エアバッグの収容容積を
小さくすることができる。
基布を製造する場合、基布組織はエアバッグとしての要
求特性を満足するものであればよく、例えば平織、格子
織、斜子織等がある。エアバッグの空気遮蔽性を高める
ために弾性ポリマーを全面或いは部分的に積層してもよ
いし、例えば加熱ローラーで加圧圧縮し組織を緻密にし
てもよい。弾性ポリマーとしてはクロロプレンゴム、ポ
リ塩化ビニル、ウレタン樹脂等を挙げることができる。 本発明のポリエステル繊維からなるエアバッグ基布はエ
アバッグとしての機械的強度を損なうことなく柔軟で軽
量かつ折り畳み性がよいため、エアバッグの収容容積を
小さくすることができる。
【0035】上記ポリエステル繊維を使って重布類を製
造する場合、厚織、帆布、ターポリン等のいずれの製品
においても本発明の特徴である高強度で軽量かつ柔軟性
を有するものが得られる。例えば、上記ポリエステル繊
維を使って防水帆布を製造する場合、織布に塩ビペース
ト等の不通気防水加工剤を処理して作られる。通常のポ
リエステルスパン糸の織布の場合はボリューム感があり
風合いがよいが、引裂き強力が小さいという欠点は改良
できない。これに対して、本発明に係わるポリエステル
繊維を使った帆布は引張強度、引裂強度が大きく、風合
いも十分柔らかいものが得られる。
造する場合、厚織、帆布、ターポリン等のいずれの製品
においても本発明の特徴である高強度で軽量かつ柔軟性
を有するものが得られる。例えば、上記ポリエステル繊
維を使って防水帆布を製造する場合、織布に塩ビペース
ト等の不通気防水加工剤を処理して作られる。通常のポ
リエステルスパン糸の織布の場合はボリューム感があり
風合いがよいが、引裂き強力が小さいという欠点は改良
できない。これに対して、本発明に係わるポリエステル
繊維を使った帆布は引張強度、引裂強度が大きく、風合
いも十分柔らかいものが得られる。
【0036】上記ポリエステル繊維を使ってスポーツ用
或いはレジャー用衣料を製造する場合、用途に応じて織
又は編地とし、裁断、縫製すればよいのであるが、かく
して得られた衣料製品は、従来のポリエステル繊維製品
に比べて軽量、柔軟高強度という性能を発揮することが
できる。更に本発明に係わるポリエステル繊維は前記一
般式(1) で表される化合物を繊維中に含むことによ
り、激しい擦過による繊維のダメージを小さくすること
ができる。すなわち、一般式(1) で表される化合物
の潤滑性により繊維の摩擦溶融を防ぐ効果があり、本発
明の繊維製品はスポーツ用或いはレジャー用衣料を製造
するのに有用である。
或いはレジャー用衣料を製造する場合、用途に応じて織
又は編地とし、裁断、縫製すればよいのであるが、かく
して得られた衣料製品は、従来のポリエステル繊維製品
に比べて軽量、柔軟高強度という性能を発揮することが
できる。更に本発明に係わるポリエステル繊維は前記一
般式(1) で表される化合物を繊維中に含むことによ
り、激しい擦過による繊維のダメージを小さくすること
ができる。すなわち、一般式(1) で表される化合物
の潤滑性により繊維の摩擦溶融を防ぐ効果があり、本発
明の繊維製品はスポーツ用或いはレジャー用衣料を製造
するのに有用である。
【0037】
【実施例】以下実施例をもって本発明を具体的に説明す
るが、本発明は、これらの実施例に限定されるものでは
ない。
るが、本発明は、これらの実施例に限定されるものでは
ない。
【0038】実施例1
極限粘度 1.2のポリエチレンテレフタレート樹脂
100重量部に対し、溶融粘度低下剤として本発明化合
物■を5重量部添加し、ドライブレンドした。エクスト
ルーダー型溶融紡糸機にブレンド物を投入し、紡出部の
温度を300℃とし、直径0.5mmの紡糸ノズルから
単孔あたりの吐出量 2.5g/分の割合で吐出した。 紡出糸をノズルの直下 2.5mの位置で巻き取った。 巻き取られた未延伸糸を予熱ローラーと延伸ローラー間
で 4.5倍に延伸し、定長下に 170℃で熱固定し
た。紡出時のノズル部の圧力は150kgf/cm2
、未延伸糸の極限粘度は0.98、延伸糸の強度は 9
.7g/dであった。
100重量部に対し、溶融粘度低下剤として本発明化合
物■を5重量部添加し、ドライブレンドした。エクスト
ルーダー型溶融紡糸機にブレンド物を投入し、紡出部の
温度を300℃とし、直径0.5mmの紡糸ノズルから
単孔あたりの吐出量 2.5g/分の割合で吐出した。 紡出糸をノズルの直下 2.5mの位置で巻き取った。 巻き取られた未延伸糸を予熱ローラーと延伸ローラー間
で 4.5倍に延伸し、定長下に 170℃で熱固定し
た。紡出時のノズル部の圧力は150kgf/cm2
、未延伸糸の極限粘度は0.98、延伸糸の強度は 9
.7g/dであった。
【0039】実施例2
実施例1と同様の実験を溶融粘度低下剤として本発明化
合物■を使用して行なった。その結果、紡出時のノズル
部の圧力は155kgf/cm2 、未延伸糸の極限粘
度は0.98、延伸糸の強度は 9.6g/dであった
。
合物■を使用して行なった。その結果、紡出時のノズル
部の圧力は155kgf/cm2 、未延伸糸の極限粘
度は0.98、延伸糸の強度は 9.6g/dであった
。
【0040】実施例3
実施例1と同様の実験を溶融粘度低下剤として本発明化
合物■を使用して行なった。その結果、紡出時のノズル
部の圧力は150kgf/cm2 、未延伸糸の極限粘
度は0.98、延伸糸の強度は 9.7g/dであった
。
合物■を使用して行なった。その結果、紡出時のノズル
部の圧力は150kgf/cm2 、未延伸糸の極限粘
度は0.98、延伸糸の強度は 9.7g/dであった
。
【0041】比較例1
極限粘度 1.0のポリエチレンテレフタレート樹脂に
、溶融粘度低下剤を加えることなく実施例1と同様の条
件で紡糸延伸を行った。その結果、紡出時のノズル部の
圧力は150kgf/cm2 、未延伸糸の極限粘度は
0.90、延伸糸の強度は 9.0g/dであった。
、溶融粘度低下剤を加えることなく実施例1と同様の条
件で紡糸延伸を行った。その結果、紡出時のノズル部の
圧力は150kgf/cm2 、未延伸糸の極限粘度は
0.90、延伸糸の強度は 9.0g/dであった。
【0042】比較例2
極限粘度 1.2のポリエチレンテレフタレート樹脂に
、溶融粘度低下剤を加えることなく実施例1と同様の条
件で紡糸実験を行った。その結果、紡出時のノズル部の
圧力が200kgf/cm2 を越え、吐出された糸条
はメルトフラクチュアがあらわれたため紡糸できなかっ
た。
、溶融粘度低下剤を加えることなく実施例1と同様の条
件で紡糸実験を行った。その結果、紡出時のノズル部の
圧力が200kgf/cm2 を越え、吐出された糸条
はメルトフラクチュアがあらわれたため紡糸できなかっ
た。
【0043】比較例3
極限粘度 1.2のポリエチレンテレフタレート樹脂
100重量部に対し、本発明化合物■を15重量部添加
しドライブレンドし、実施例1と同様の条件で紡糸延伸
を行った。 その結果、紡出時のノズル部の圧力は 60kgf/c
m2 であったが、未延伸糸の極限粘度は0.91、延
伸糸の強度は 7.1g/dであり、目的とする高強度
繊維を得ることはできなかった。
100重量部に対し、本発明化合物■を15重量部添加
しドライブレンドし、実施例1と同様の条件で紡糸延伸
を行った。 その結果、紡出時のノズル部の圧力は 60kgf/c
m2 であったが、未延伸糸の極限粘度は0.91、延
伸糸の強度は 7.1g/dであり、目的とする高強度
繊維を得ることはできなかった。
【0044】比較例4
極限粘度 1.2のポリエチレンテレフタレート樹脂
100重量部に対し、本発明化合物■を1重量部添加し
、実施例1と同様の条件で紡糸延伸を行った。その結果
、紡出時のノズル部の圧力は200kgf/cm2 で
、吐出された糸条はメルトフラクチュアがあらわれたた
め紡糸できなかった。
100重量部に対し、本発明化合物■を1重量部添加し
、実施例1と同様の条件で紡糸延伸を行った。その結果
、紡出時のノズル部の圧力は200kgf/cm2 で
、吐出された糸条はメルトフラクチュアがあらわれたた
め紡糸できなかった。
【0045】比較例5
極限粘度 1.2のポリエチレンテレフタレート樹脂
100重量部に対し、下記式
100重量部に対し、下記式
【0046】
【化7】
【0047】で表されるアルキル基の炭素数の小さい比
較化合物■を5重量部添加し、実施例1と同様の条件で
紡糸延伸を行った。その結果、紡出時のノズル部の圧力
は175kgf /cm2 であったが、紡糸口金のと
ころで激しく発煙し、吐出された糸条に泡が混入し、糸
切れが起こり紡糸できなかった。
較化合物■を5重量部添加し、実施例1と同様の条件で
紡糸延伸を行った。その結果、紡出時のノズル部の圧力
は175kgf /cm2 であったが、紡糸口金のと
ころで激しく発煙し、吐出された糸条に泡が混入し、糸
切れが起こり紡糸できなかった。
【0048】比較例6
極限粘度 1.2のポリエチレンテレフタレート樹脂
100重量部に対し、下記式
100重量部に対し、下記式
【0049】
【化8】
【0050】で表されるアルキル基の炭素数の大きい比
較化合物■を5重量部添加し、実施例1と同様の条件で
紡糸延伸を行った。その結果、紡出時のノズル部の圧力
は190kgf /cm2 であったが、比較化合物■
とポリエチレンテレフタレート樹脂との相溶性が悪いた
め、延伸時に糸切れし、延伸糸を得ることができなかっ
た。
較化合物■を5重量部添加し、実施例1と同様の条件で
紡糸延伸を行った。その結果、紡出時のノズル部の圧力
は190kgf /cm2 であったが、比較化合物■
とポリエチレンテレフタレート樹脂との相溶性が悪いた
め、延伸時に糸切れし、延伸糸を得ることができなかっ
た。
【0051】実施例1〜3と比較例1、2の比較で明ら
かなように、本発明に係わる化合物を添加することによ
り紡糸ノズル圧力を大幅に低下でき、高分子量で高強力
のポリエステル繊維の製造が容易になり、このポリエス
テル繊維を使うことにより軽量で強度特性に優れた繊維
製品を得ることができる。更に比較例3、4より、本発
明に係わる化合物の添加量がポリエステル樹脂100
重量部に対して2〜10重量部の範囲外である時には、
本発明の目的を達成できないことが明らかである。また
、本発明に係わる化合物の置換基A1,A2の炭素数が
6〜18の範囲外である時には、比較例5、6に示した
ように紡糸延伸工程で繊維製造に重大な支障が生ずる。
かなように、本発明に係わる化合物を添加することによ
り紡糸ノズル圧力を大幅に低下でき、高分子量で高強力
のポリエステル繊維の製造が容易になり、このポリエス
テル繊維を使うことにより軽量で強度特性に優れた繊維
製品を得ることができる。更に比較例3、4より、本発
明に係わる化合物の添加量がポリエステル樹脂100
重量部に対して2〜10重量部の範囲外である時には、
本発明の目的を達成できないことが明らかである。また
、本発明に係わる化合物の置換基A1,A2の炭素数が
6〜18の範囲外である時には、比較例5、6に示した
ように紡糸延伸工程で繊維製造に重大な支障が生ずる。
【0052】実施例4(タイヤコード及びタイヤの製造
) 1000デニール/200 フィラメントの上記実施例
1〜3及び比較例1で得られたポリエステル繊維に40
回/10cmの下撚りを入れた後、2本を合糸し、更に
40回/10cmの上撚りを入れて生コードとする。生
コードをレゾルシン、ホルマリン、ビニルピリジンラテ
ックス液とバルカボンドE (ICI Vulnax
社製) よりなるディップ液(固形分15%)に浸漬処
理し、150 ℃で2分間乾燥後、240 ℃で1分間
熱処理を行った。このコードを次に示す組成のゴムに埋
め込み且つ150kgf/cm2 の圧力下で160℃
で1時間加硫した。 天然ゴム
100 重量部亜鉛華
3.5
ステアリン酸
1.5カーボンブラック
35.0加工油
3.5
硫黄
2.52−メルカプトベンゾチアゾ
ール 1.0加硫後コードをゴムから取り出
し、コードの強力を測定して強力の保持率を求めた。結
果を表1に示す。
) 1000デニール/200 フィラメントの上記実施例
1〜3及び比較例1で得られたポリエステル繊維に40
回/10cmの下撚りを入れた後、2本を合糸し、更に
40回/10cmの上撚りを入れて生コードとする。生
コードをレゾルシン、ホルマリン、ビニルピリジンラテ
ックス液とバルカボンドE (ICI Vulnax
社製) よりなるディップ液(固形分15%)に浸漬処
理し、150 ℃で2分間乾燥後、240 ℃で1分間
熱処理を行った。このコードを次に示す組成のゴムに埋
め込み且つ150kgf/cm2 の圧力下で160℃
で1時間加硫した。 天然ゴム
100 重量部亜鉛華
3.5
ステアリン酸
1.5カーボンブラック
35.0加工油
3.5
硫黄
2.52−メルカプトベンゾチアゾ
ール 1.0加硫後コードをゴムから取り出
し、コードの強力を測定して強力の保持率を求めた。結
果を表1に示す。
【0053】
【表1】
【0054】本発明のポリエステル繊維からなるタイヤ
コードは、強力、耐加硫劣化性に優れた性能を示し、従
来のポリエステル繊維からなるコードを用いたタイヤで
は得ることのできない性能を発揮する。
コードは、強力、耐加硫劣化性に優れた性能を示し、従
来のポリエステル繊維からなるコードを用いたタイヤで
は得ることのできない性能を発揮する。
【0055】更に実施例1の繊維を用いたポリエステル
コードを用いて図1に示すようなタイヤを製造した。す
なわち、タイヤはコードを簾状に織ったプライからなり
、単数或いは複数のプライからなるカーカスプライ層1
の左右両側にビードワイヤ2を配設し、カーカスプライ
層1を円弧状に湾曲した形状とする。カーカスプライ層
1はそのクラウン部3にベルト層4を設けて補強し、更
にこれら構成層の層間をゴム層(トレッド)5で被包し
て本発明のタイヤを得る。尚、ゴム層の材質については
特に制限はなく、例えば天然ゴム、ブチルゴム、ブタジ
エンゴム、ニトリルブタジエンゴム、スチレンブタジエ
ンゴム、イソプレンゴム及びそれらの任意の割合のブレ
ンドゴム等を利用することができる。前記の実施例及び
比較例の対比考察によって明らかにされたように、本発
明のタイヤに使用されたコードは繊維自身の優れた強力
を有しており、従来のポリエステルコードを用いたタイ
ヤでは得ることのできない性能を発揮する。
コードを用いて図1に示すようなタイヤを製造した。す
なわち、タイヤはコードを簾状に織ったプライからなり
、単数或いは複数のプライからなるカーカスプライ層1
の左右両側にビードワイヤ2を配設し、カーカスプライ
層1を円弧状に湾曲した形状とする。カーカスプライ層
1はそのクラウン部3にベルト層4を設けて補強し、更
にこれら構成層の層間をゴム層(トレッド)5で被包し
て本発明のタイヤを得る。尚、ゴム層の材質については
特に制限はなく、例えば天然ゴム、ブチルゴム、ブタジ
エンゴム、ニトリルブタジエンゴム、スチレンブタジエ
ンゴム、イソプレンゴム及びそれらの任意の割合のブレ
ンドゴム等を利用することができる。前記の実施例及び
比較例の対比考察によって明らかにされたように、本発
明のタイヤに使用されたコードは繊維自身の優れた強力
を有しており、従来のポリエステルコードを用いたタイ
ヤでは得ることのできない性能を発揮する。
【0056】実施例5(シートベルトの製造)1000
デニール/200 フィラメントの実施例1〜3及び比
較例1で得られたポリエステル繊維を2本合糸して経糸
とし、経密度56本/25cm、緯密度50本/25m
m、50cm巾の綾織シートベルトを作製した。得られ
たシートベルトの物性を表2に示した。
デニール/200 フィラメントの実施例1〜3及び比
較例1で得られたポリエステル繊維を2本合糸して経糸
とし、経密度56本/25cm、緯密度50本/25m
m、50cm巾の綾織シートベルトを作製した。得られ
たシートベルトの物性を表2に示した。
【0057】
【表2】
【0058】本発明のシートベルトは繊維自身の優れた
強力を保有しており、更に布/金、布/布間のすべり性
も良好で従来のポリエステル繊維を用いたシートベルト
では得ることのできない性能を示す。
強力を保有しており、更に布/金、布/布間のすべり性
も良好で従来のポリエステル繊維を用いたシートベルト
では得ることのできない性能を示す。
【0059】実施例6(ロープの製造)1000デニー
ル/200 フィラメントの実施例1〜3及び比較例1
で得られたポリエステル繊維を8本合糸して22.4T
/10cmの下撚りをかけ、その後この下撚糸を3本合
糸して11.2T/10cmの上撚りをかけ、直径2m
mのロープを作った。このロープの物性を表3に示した
。尚、表3中、繰り返し疲労性は、ロープに水中で50
kgの荷重を繰り返しかけ、ロープが切断するまでの回
数で示してある。本発明のロープは強力が大きく耐疲労
性も良好である。
ル/200 フィラメントの実施例1〜3及び比較例1
で得られたポリエステル繊維を8本合糸して22.4T
/10cmの下撚りをかけ、その後この下撚糸を3本合
糸して11.2T/10cmの上撚りをかけ、直径2m
mのロープを作った。このロープの物性を表3に示した
。尚、表3中、繰り返し疲労性は、ロープに水中で50
kgの荷重を繰り返しかけ、ロープが切断するまでの回
数で示してある。本発明のロープは強力が大きく耐疲労
性も良好である。
【0060】
【表3】
【0061】実施例7(エアバッグ基布の製造)100
0デニール/200 フィラメントの実施例1〜3及び
比較例1で得られたポリエステル繊維を用いて経糸及び
緯糸の打込み本数が共に21本/インチのエアバッグ基
布を作製した。得られたエアバッグ基布の物性を表4に
示した。尚、表4中、剛軟度はカンチレバー法(45°
)で測定した値であり、また、折り畳み性は4つ折りに
した時の厚みの相対値である。
0デニール/200 フィラメントの実施例1〜3及び
比較例1で得られたポリエステル繊維を用いて経糸及び
緯糸の打込み本数が共に21本/インチのエアバッグ基
布を作製した。得られたエアバッグ基布の物性を表4に
示した。尚、表4中、剛軟度はカンチレバー法(45°
)で測定した値であり、また、折り畳み性は4つ折りに
した時の厚みの相対値である。
【0062】
【表4】
【0063】表4に示すように、本発明のエアバッグ基
布は引裂強力が大きく強力で、繊維−繊維間摩擦係数が
小さいため剛軟度が小さいので、エアバッグ基布として
の特性に優れる。
布は引裂強力が大きく強力で、繊維−繊維間摩擦係数が
小さいため剛軟度が小さいので、エアバッグ基布として
の特性に優れる。
【0064】実施例8(防水帆布の製造)1000デニ
ール/200 フィラメントの実施例1、2及び比較例
1で得られたポリエステル繊維を用いて経糸密度及び緯
糸密度が共に30本/インチで巾 110cmの平織布
を得た。この織物に塩ビプラスチゾルとアクリル系接着
剤を用いて不通気性防水コーティングを行い、0.43
mmの厚さの防水帆布を作製した。得られた防水帆布の
物性を表5に示した。尚、表5中、強力は(経糸方向の
強力)×(緯糸方向の強力)を意味する。また、ボリュ
ーム感、風合いは10人が官能テスト非常にボリューム
感があり非常に風合い良好と判断した場合を各5点とし
、反対を1点とした平均点である。この結果から、同一
の太さの糸、織密度でも本発明の帆布の方が引張強力、
引裂強力が大きく、繊維−繊維間摩擦係数が下がるので
、ボリューム感、風合いにおいても優れた性能を発揮す
る。
ール/200 フィラメントの実施例1、2及び比較例
1で得られたポリエステル繊維を用いて経糸密度及び緯
糸密度が共に30本/インチで巾 110cmの平織布
を得た。この織物に塩ビプラスチゾルとアクリル系接着
剤を用いて不通気性防水コーティングを行い、0.43
mmの厚さの防水帆布を作製した。得られた防水帆布の
物性を表5に示した。尚、表5中、強力は(経糸方向の
強力)×(緯糸方向の強力)を意味する。また、ボリュ
ーム感、風合いは10人が官能テスト非常にボリューム
感があり非常に風合い良好と判断した場合を各5点とし
、反対を1点とした平均点である。この結果から、同一
の太さの糸、織密度でも本発明の帆布の方が引張強力、
引裂強力が大きく、繊維−繊維間摩擦係数が下がるので
、ボリューム感、風合いにおいても優れた性能を発揮す
る。
【0065】
【表5】
【0066】実施例9(スポーツ用、レジャー用衣料の
製造) 1000デニール/200 フィラメントの実施例1〜
3及び比較例1で得られたポリエステル繊維を用いて9
.6 本/インチのゲージの丸編機で12回/分の速度
で編地を作製した。得られた編地の柔軟性、及び擦過時
の摩擦溶融圧力を評価し表6に示した。尚、表6中、剛
軟度はカンチレバー法(45°)で測定した値である。 また、摩擦溶融荷重は、布をサクラ材製ローラーに貼り
つけ、表面速度 600m/分で回転させ、そこへ平滑
な2cm巾の欅製の棒を荷重をかけて圧着した時、布が
摩擦溶融する時の荷重を示している。
製造) 1000デニール/200 フィラメントの実施例1〜
3及び比較例1で得られたポリエステル繊維を用いて9
.6 本/インチのゲージの丸編機で12回/分の速度
で編地を作製した。得られた編地の柔軟性、及び擦過時
の摩擦溶融圧力を評価し表6に示した。尚、表6中、剛
軟度はカンチレバー法(45°)で測定した値である。 また、摩擦溶融荷重は、布をサクラ材製ローラーに貼り
つけ、表面速度 600m/分で回転させ、そこへ平滑
な2cm巾の欅製の棒を荷重をかけて圧着した時、布が
摩擦溶融する時の荷重を示している。
【0067】
【表6】
【0068】表6に示すように、本発明の編地は柔軟性
、耐擦過性に優れており、スポーツ用、レジャー用衣料
に好適である。
、耐擦過性に優れており、スポーツ用、レジャー用衣料
に好適である。
【図1】本発明のタイヤの一例の部分断面略示図である
。
。
1…カーカスプライ層
2…ビードワイヤ
3…クラウン部
4…ベルト層
5…ゴム層
Claims (7)
- 【請求項1】一般式(1) 【化1】 (式中、A1, A2は炭素数6〜18のアルキル基又
はアリールアルキル基、n は0又は1のいずれかであ
る。X は、【化2】 のうちのいずれかである。尚ここでR1, R2は H
又は炭素数4以下のアルキル基を示す。)で表される化
合物を、エチレンテレフタレートを主たる繰り返し単位
とするポリエステル樹脂 100重量部に対して2〜1
0重量部含有する組成物からなるポリエステル繊維を使
用したポリエステル繊維製品。 - 【請求項2】ポリエステル繊維製品がタイヤコード又は
タイヤである請求項1記載のポリエステル繊維製品。 - 【請求項3】ポリエステル繊維製品がシートベルトであ
る請求項1記載のポリエステル繊維製品。 - 【請求項4】ポリエステル繊維製品が重布類である請求
項1記載のポリエステル繊維製品。 - 【請求項5】ポリエステル繊維製品がエアバッグ基布で
ある請求項1記載のポリエステル繊維製品。 - 【請求項6】ポリエステル繊維製品がロープである請求
項1記載のポリエステル繊維製品。 - 【請求項7】ポリエステル繊維製品がスポーツ用衣料又
はレジャー用衣料である請求項1記載のポリエステル繊
維製品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3017843A JPH04257316A (ja) | 1991-02-08 | 1991-02-08 | ポリエステル繊維製品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3017843A JPH04257316A (ja) | 1991-02-08 | 1991-02-08 | ポリエステル繊維製品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04257316A true JPH04257316A (ja) | 1992-09-11 |
Family
ID=11954956
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3017843A Pending JPH04257316A (ja) | 1991-02-08 | 1991-02-08 | ポリエステル繊維製品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04257316A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3967796A4 (en) * | 2019-07-05 | 2023-07-12 | Kolon Industries, Inc. | WIRE FOR TIRE CABLE |
| US12134842B2 (en) | 2019-07-05 | 2024-11-05 | Kolon Industries, Inc. | Yarn for tire cord and tire cord |
-
1991
- 1991-02-08 JP JP3017843A patent/JPH04257316A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3967796A4 (en) * | 2019-07-05 | 2023-07-12 | Kolon Industries, Inc. | WIRE FOR TIRE CABLE |
| US12134842B2 (en) | 2019-07-05 | 2024-11-05 | Kolon Industries, Inc. | Yarn for tire cord and tire cord |
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