JPH04258683A - 電気光学材料 - Google Patents
電気光学材料Info
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- JPH04258683A JPH04258683A JP3020837A JP2083791A JPH04258683A JP H04258683 A JPH04258683 A JP H04258683A JP 3020837 A JP3020837 A JP 3020837A JP 2083791 A JP2083791 A JP 2083791A JP H04258683 A JPH04258683 A JP H04258683A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2次の電気光学効果を
利用する光変調素子や光偏光素子等に用いられる電気光
学材料に関するものである。
利用する光変調素子や光偏光素子等に用いられる電気光
学材料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気光学効果とは、物質の屈折率が外部
電界によって変化する現象であって、電界の1次に比例
する効果と2次に比例する効果とがあり、それぞれポッ
ケルス効果、カー効果と呼ばれている。
電界によって変化する現象であって、電界の1次に比例
する効果と2次に比例する効果とがあり、それぞれポッ
ケルス効果、カー効果と呼ばれている。
【0003】例えば、ポッケルス効果を有する材料とし
ては、KH2PO4(KDP)、NH4H2PO4(A
DP)、LiNbO3、PLZT等の中心対称性のない
無機結晶が知られており、カー効果のみを有する材料と
しては、Ba2Na2Nb5O15等の中心対称性を有
する無機物やニトロベンゼン、二硫化炭素等の有機液体
、p−ニトロフェノール、p−ニトロトルエン、p−シ
アノアニリン等の極性物質を溶媒に溶解した溶液、等方
相状態のネマチック液晶などが知られている。
ては、KH2PO4(KDP)、NH4H2PO4(A
DP)、LiNbO3、PLZT等の中心対称性のない
無機結晶が知られており、カー効果のみを有する材料と
しては、Ba2Na2Nb5O15等の中心対称性を有
する無機物やニトロベンゼン、二硫化炭素等の有機液体
、p−ニトロフェノール、p−ニトロトルエン、p−シ
アノアニリン等の極性物質を溶媒に溶解した溶液、等方
相状態のネマチック液晶などが知られている。
【0004】これらの物質を電気光学変調素子、あるい
は電気光学偏光素子として使用するに当り、単結晶材料
の場合には次のような問題がある。
は電気光学偏光素子として使用するに当り、単結晶材料
の場合には次のような問題がある。
【0005】(1) 結晶自身が複屈折性を有し、かつ
その複屈折率が温度に依存するため素子の温度を厳密に
コントロールしなければならない。
その複屈折率が温度に依存するため素子の温度を厳密に
コントロールしなければならない。
【0006】(2) 結晶自体の複屈折により生じる透
過光の抑制作用(リターデーション)を打ち消すために
、波長板を挿入せねばならない。
過光の抑制作用(リターデーション)を打ち消すために
、波長板を挿入せねばならない。
【0007】(3) 一般に硬質でもろく、光学的に均
一で大きな物は得難い。 (4) 高価である。
一で大きな物は得難い。 (4) 高価である。
【0008】一方、電気光学効果を有する有機物の場合
には、それ自身が液体の場合はもちろん、そうでない場
合でも適当な溶媒に溶解させて液体の形で使用するため
、無機結晶の場合に見られる物質自体の複屈折性に起因
する問題はないものの、素子製作上次のような問題を有
する。
には、それ自身が液体の場合はもちろん、そうでない場
合でも適当な溶媒に溶解させて液体の形で使用するため
、無機結晶の場合に見られる物質自体の複屈折性に起因
する問題はないものの、素子製作上次のような問題を有
する。
【0009】(1) 電極を封入したガラス容器が必要
であり、このことが素子の小型化に対する制約となって
いる。
であり、このことが素子の小型化に対する制約となって
いる。
【0010】(2) 前記ガラス容器が機械的に弱く破
損しやすい。
損しやすい。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】これらの問題点に対し
て、複屈折性を有さず、光学的に均一で、かつ機械的強
度に優れた電気光学材料を提供しようという試みがある
。これは、有極性分子を高分子マトリクス中に分散して
同様の効果を発現させようというものであるが、大きな
電気光学効果が得られないという問題がある。
て、複屈折性を有さず、光学的に均一で、かつ機械的強
度に優れた電気光学材料を提供しようという試みがある
。これは、有極性分子を高分子マトリクス中に分散して
同様の効果を発現させようというものであるが、大きな
電気光学効果が得られないという問題がある。
【0012】これに対して、高分子側鎖に液晶構造を有
する置換基を導入し、ニトロベンゼンの50倍以上の電
気光学効果が得られるという報告もあるが、液晶単独で
得られる程度の電気光学効果もまだ得られておらず、よ
り一層の性能向上が求められている。
する置換基を導入し、ニトロベンゼンの50倍以上の電
気光学効果が得られるという報告もあるが、液晶単独で
得られる程度の電気光学効果もまだ得られておらず、よ
り一層の性能向上が求められている。
【0013】
【課題を解決するための手段】電界印加時に2次の電気
光学効果による複屈折性を生じ、その構造が
光学効果による複屈折性を生じ、その構造が
【0014
】
】
【化2】
【0015】の構造式(ここにおいて、nは1以上の整
数を表し、Xは−O−または−(CH2)m−を、Yは
−NO2、−C≡Nまたは−Fを示す。但し、mは1以
上20未満の整数である。)で表される分子鎖のうち、
少なくとも1種類の分子鎖を含む誘電性高分子よりなる
電気光学材料を用いる、あるいは、(化2)の構造式(
ここにおいて、nは1以上の整数を表し、Xは−O−ま
たは−(CH2)m−を、Yは−NO2、−C≡Nまた
は−Fを示す。但し、mは1以上20未満の整数である
。)で表される分子鎖のうち、少なくとも1種類の分子
鎖を含む誘電性高分子とポリメチルメタクリレートとの
固溶体からなる電気光学材料を用いる。
数を表し、Xは−O−または−(CH2)m−を、Yは
−NO2、−C≡Nまたは−Fを示す。但し、mは1以
上20未満の整数である。)で表される分子鎖のうち、
少なくとも1種類の分子鎖を含む誘電性高分子よりなる
電気光学材料を用いる、あるいは、(化2)の構造式(
ここにおいて、nは1以上の整数を表し、Xは−O−ま
たは−(CH2)m−を、Yは−NO2、−C≡Nまた
は−Fを示す。但し、mは1以上20未満の整数である
。)で表される分子鎖のうち、少なくとも1種類の分子
鎖を含む誘電性高分子とポリメチルメタクリレートとの
固溶体からなる電気光学材料を用いる。
【0016】
【作用】本発明は高分子鎖に対して、液晶類似構造を有
する置換基を−(CH2)m−、あるいは−O−などの
スペーサ部を介して高分子主鎖に導入した高分子材料を
含むことを特徴とするものである(但し、mは1以上2
0未満の整数である)。本発明に用いられる高分子構造
においては、電界に応答する液晶類似構造部分の動きが
主鎖に束縛される度合が少ないため、即ち、電界応答し
やすいため、全体として大きな電気光学効果が得られる
。
する置換基を−(CH2)m−、あるいは−O−などの
スペーサ部を介して高分子主鎖に導入した高分子材料を
含むことを特徴とするものである(但し、mは1以上2
0未満の整数である)。本発明に用いられる高分子構造
においては、電界に応答する液晶類似構造部分の動きが
主鎖に束縛される度合が少ないため、即ち、電界応答し
やすいため、全体として大きな電気光学効果が得られる
。
【0017】本発明によれば、複屈折性を有さず、光学
的に均一で、かつ機械的強度に優れ、しかもニトロベン
ゼンの100倍以上のカー定数を有する電気光学材料を
得ることが可能である。また、本発明の電気光学材料を
使用することにより、ポリメチルメタクリレートなどの
光導波路や薄膜染料レーザなどと一体化された電気光学
素子を得ることも可能である。
的に均一で、かつ機械的強度に優れ、しかもニトロベン
ゼンの100倍以上のカー定数を有する電気光学材料を
得ることが可能である。また、本発明の電気光学材料を
使用することにより、ポリメチルメタクリレートなどの
光導波路や薄膜染料レーザなどと一体化された電気光学
素子を得ることも可能である。
【0018】
【実施例】大きな2次の電気光学効果を示す誘電性高分
子は、側鎖末端に双極子能率の大きな電子吸引性基を導
入することによって得られる。特に、前記誘電性高分子
の側鎖末端として、芳香族環や複素芳香族環などの共鳴
系を介して、共鳴効果の立場から見た電子吸引性基(−
R置換基)を導入したものは非常に大きな電気光学効果
を示す。
子は、側鎖末端に双極子能率の大きな電子吸引性基を導
入することによって得られる。特に、前記誘電性高分子
の側鎖末端として、芳香族環や複素芳香族環などの共鳴
系を介して、共鳴効果の立場から見た電子吸引性基(−
R置換基)を導入したものは非常に大きな電気光学効果
を示す。
【0019】この場合芳香族環としては、分子の長軸方
向とそれに直交する方向の誘電率の異方性が大きい方が
一般にカー効果の大きさを表すカー定数が大きいため、
ベンゼン環やビフェニル環のほうが、ナフタレン環やア
ントラセン環、ピレン環よりも適格である。また、合成
の容易さからしても、芳香族環としては、ベンゼン環、
ビフェニル環、ターフェニル環が優れている。また、複
素芳香族環についても同様のことが言える。
向とそれに直交する方向の誘電率の異方性が大きい方が
一般にカー効果の大きさを表すカー定数が大きいため、
ベンゼン環やビフェニル環のほうが、ナフタレン環やア
ントラセン環、ピレン環よりも適格である。また、合成
の容易さからしても、芳香族環としては、ベンゼン環、
ビフェニル環、ターフェニル環が優れている。また、複
素芳香族環についても同様のことが言える。
【0020】共鳴効果の立場から見た電子吸引性基とし
ては、−NO2、−C≡N、−F、−COR、−CHO
、−COOH、−CONH2、−CF3などがあるが、
双極子能率が大きく、かつかさ高くないということより
、ニトロ基(−NO2)やシアノ基(−C≡N)が優れ
ている。
ては、−NO2、−C≡N、−F、−COR、−CHO
、−COOH、−CONH2、−CF3などがあるが、
双極子能率が大きく、かつかさ高くないということより
、ニトロ基(−NO2)やシアノ基(−C≡N)が優れ
ている。
【0021】このような要件を満たす側鎖グループとし
ては、(表1)に示すようなp型ネマチック液晶と類似
の構造を持った置換基が考えられる。
ては、(表1)に示すようなp型ネマチック液晶と類似
の構造を持った置換基が考えられる。
【0022】
【表1】
【0023】(ここにおいて、Xは−O−または−(C
H2)m−を、Yは−NO2、−C≡Nまたは−Fを示
す。但し、mは1以上20未満の整数である。)(表1
)の置換基No.1〜No.13のなかでは、側鎖グル
ープとしては、合成が容易である、大きな2次の電気光
学効果を示す誘電性高分子が得られる、薄膜化が容易で
ある、などの理由よりNo.2、No.4、No.5、
No.8の置換基が好ましい。ここにおいて、(表1)
は側鎖グループと成り得る置換基の一部を例示したもの
であり、これにより何等本発明の電気光学材料の構造を
制限するものではない。
H2)m−を、Yは−NO2、−C≡Nまたは−Fを示
す。但し、mは1以上20未満の整数である。)(表1
)の置換基No.1〜No.13のなかでは、側鎖グル
ープとしては、合成が容易である、大きな2次の電気光
学効果を示す誘電性高分子が得られる、薄膜化が容易で
ある、などの理由よりNo.2、No.4、No.5、
No.8の置換基が好ましい。ここにおいて、(表1)
は側鎖グループと成り得る置換基の一部を例示したもの
であり、これにより何等本発明の電気光学材料の構造を
制限するものではない。
【0024】また、前記誘電性高分子をこれに対して相
溶性を有する高分子物質中に均一に分散させて得られる
固溶体も、大きな2次の電気光学効果を示す。この時、
前記誘電性高分子の分散割合にほぼ比例してカー定数の
値は変化するため、前記誘電性高分子そのものに比べて
2次の電気光学効果は小さいが、薄膜状にした場合の成
膜性や強度は向上する。
溶性を有する高分子物質中に均一に分散させて得られる
固溶体も、大きな2次の電気光学効果を示す。この時、
前記誘電性高分子の分散割合にほぼ比例してカー定数の
値は変化するため、前記誘電性高分子そのものに比べて
2次の電気光学効果は小さいが、薄膜状にした場合の成
膜性や強度は向上する。
【0025】前記誘電性高分子を分散する高分子物質と
しては、透光性の点から透明なものが好ましく、前記誘
電性高分子との相溶性に優れていなければならない。代
表的な高分子物質としてはフェノール樹脂、ユリア樹脂
、メラミン樹脂、フラン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂
、エポキシ樹脂、ケイ素樹脂、ジアリルフタレート樹脂
等の熱硬化性樹脂や、塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデン
樹脂、ポリスチレン、AS樹脂、ABS樹脂、メタクリ
ル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、フッ素樹脂、
ポリアミド、熱可塑性ポリエステル樹脂、ポリカーボネ
ート、ポリ酢酸ビニルなどの熱可塑性樹脂が使用可能で
ある。
しては、透光性の点から透明なものが好ましく、前記誘
電性高分子との相溶性に優れていなければならない。代
表的な高分子物質としてはフェノール樹脂、ユリア樹脂
、メラミン樹脂、フラン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂
、エポキシ樹脂、ケイ素樹脂、ジアリルフタレート樹脂
等の熱硬化性樹脂や、塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデン
樹脂、ポリスチレン、AS樹脂、ABS樹脂、メタクリ
ル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、フッ素樹脂、
ポリアミド、熱可塑性ポリエステル樹脂、ポリカーボネ
ート、ポリ酢酸ビニルなどの熱可塑性樹脂が使用可能で
ある。
【0026】以下に本発明の実施の態様を詳細に説明す
る。 実施例(1) 誘電性高分子として
る。 実施例(1) 誘電性高分子として
【0027】
【化3】
【0028】の一般式でその構造が表される誘電性高分
子〔I〕を合成した。(ここにおいて、nは1以上の整
数を表している。)誘電性高分子〔I〕は黄色がかった
透明な物質であり、トルエンに可溶であった。誘電性高
分子〔I〕をトルエンに溶解後、吸引濾過により不溶分
を除去した後再びトルエンを取り除き、得られる固形物
を光学研磨し、図1に示されるような5mm×3mm×
1mmの電気光学材料1を得た。この電気光学材料1の
5mm×3mmの相対する面2、3に電極4、5として
黄銅片をそれぞれ取り付け、電気光学効果測定のための
セル6とした。そして、このセル6を用い、図2に示さ
れるような測定系によって誘電性高分子〔I〕のカー定
数の大きさを測定した。
子〔I〕を合成した。(ここにおいて、nは1以上の整
数を表している。)誘電性高分子〔I〕は黄色がかった
透明な物質であり、トルエンに可溶であった。誘電性高
分子〔I〕をトルエンに溶解後、吸引濾過により不溶分
を除去した後再びトルエンを取り除き、得られる固形物
を光学研磨し、図1に示されるような5mm×3mm×
1mmの電気光学材料1を得た。この電気光学材料1の
5mm×3mmの相対する面2、3に電極4、5として
黄銅片をそれぞれ取り付け、電気光学効果測定のための
セル6とした。そして、このセル6を用い、図2に示さ
れるような測定系によって誘電性高分子〔I〕のカー定
数の大きさを測定した。
【0029】図2において、セル6は変調電源7より電
力の供給を受ける。8、9は偏光板(但し、以下は9を
検光子と称する。)であり、それらの偏光軸は互いに直
交した位置関係にあり、また、セル6の電界印加方向と
は45度傾けて配置してある。セル6に電界が加わらな
い場合、電気光学材料1は等方的であるから、光線10
は偏光方向を変えないでセル6中を通過するため、偏光
板の配置から考えて検知機11に光線10は達しない。 セル6に電界が加われば電気光学材料1は複屈折性を示
し、電界印加方向と、それに垂直な方向との屈折率に差
異が生ずるため、それぞれの方向に伝搬する光の位相が
異なり、位相差が生じる。このため、セル6を通過した
光は、一般には楕円偏光となっている。従って、一部の
成分は検光子9を通過出来るようになり、検知器11に
は光線が到達するようになる。
力の供給を受ける。8、9は偏光板(但し、以下は9を
検光子と称する。)であり、それらの偏光軸は互いに直
交した位置関係にあり、また、セル6の電界印加方向と
は45度傾けて配置してある。セル6に電界が加わらな
い場合、電気光学材料1は等方的であるから、光線10
は偏光方向を変えないでセル6中を通過するため、偏光
板の配置から考えて検知機11に光線10は達しない。 セル6に電界が加われば電気光学材料1は複屈折性を示
し、電界印加方向と、それに垂直な方向との屈折率に差
異が生ずるため、それぞれの方向に伝搬する光の位相が
異なり、位相差が生じる。このため、セル6を通過した
光は、一般には楕円偏光となっている。従って、一部の
成分は検光子9を通過出来るようになり、検知器11に
は光線が到達するようになる。
【0030】前記の位相差がπラジアン(半波長に相当
)になった時、セル6を通過した光は検光子9と同一の
偏光方向を持つ直線偏光に変化し、光線10は、ほぼ1
00%検知器11に到達するようになる。この時のセル
6に加わる電圧を半波長電圧(Vπ)という。
)になった時、セル6を通過した光は検光子9と同一の
偏光方向を持つ直線偏光に変化し、光線10は、ほぼ1
00%検知器11に到達するようになる。この時のセル
6に加わる電圧を半波長電圧(Vπ)という。
【0031】本実施例において被変調光線10としてH
e−Neレーザ光(633nm)を用いた場合、セル6
に電圧を加えていくと検知器11の出力は505Vで最
高に達した。この値は前記光学位相差がπラジアンに達
したことを示すもので、半波長電圧(Vπ)に相当する
。 セル6における電極間隔dを1mmとし、光線通過方向
の電極長さlを5mmとした場合、カー定数Bは、B=
d2/2lV2π として計算されるので、誘電性高分子[I]のカー定数
Bは3.92×10−8cm/V2となる。この値はニ
トロベンゼンの約130倍に相当し、しかも電界を印加
しない時には電気光学材料1は複屈折性を有しない透明
固体であるなどその実用的価値は非常に高い。
e−Neレーザ光(633nm)を用いた場合、セル6
に電圧を加えていくと検知器11の出力は505Vで最
高に達した。この値は前記光学位相差がπラジアンに達
したことを示すもので、半波長電圧(Vπ)に相当する
。 セル6における電極間隔dを1mmとし、光線通過方向
の電極長さlを5mmとした場合、カー定数Bは、B=
d2/2lV2π として計算されるので、誘電性高分子[I]のカー定数
Bは3.92×10−8cm/V2となる。この値はニ
トロベンゼンの約130倍に相当し、しかも電界を印加
しない時には電気光学材料1は複屈折性を有しない透明
固体であるなどその実用的価値は非常に高い。
【0032】実施例(2)
誘電性高分子として
【0033】
【化4】
【0034】の一般式でその構造が表される誘電性高分
子[II]〜[VIII]を合成した。次にそれぞれの
誘電性高分子[II]〜[VIII]について、実施例
1と同様の方法で半波長電圧Vπを測定し、カー定数B
の大きさを求めたところ、(表2)の値が得られた。測
定は何れも室温で行った。
子[II]〜[VIII]を合成した。次にそれぞれの
誘電性高分子[II]〜[VIII]について、実施例
1と同様の方法で半波長電圧Vπを測定し、カー定数B
の大きさを求めたところ、(表2)の値が得られた。測
定は何れも室温で行った。
【0035】
【表2】
【0036】(表2)より明らかなように、本発明の誘
電性高分子はニトロベンゼンのカー定数に比べて、同等
以上の大きさのカー定数を有しており、特に誘電性高分
子の側鎖がp型ネマチック液晶と類似の構造を持った置
換基である場合にはニトロベンゼンの100倍近いカー
定数を持つなど、その実用的価値は極めて高い。また、
これらの誘電性高分子は、従来のカー効果液体と異なり
固体として扱うことが出来るため、その取り扱いは非常
に簡単である。
電性高分子はニトロベンゼンのカー定数に比べて、同等
以上の大きさのカー定数を有しており、特に誘電性高分
子の側鎖がp型ネマチック液晶と類似の構造を持った置
換基である場合にはニトロベンゼンの100倍近いカー
定数を持つなど、その実用的価値は極めて高い。また、
これらの誘電性高分子は、従来のカー効果液体と異なり
固体として扱うことが出来るため、その取り扱いは非常
に簡単である。
【0037】実施例(3)
実施例1で合成した誘電性高分子[I]をトルエンに溶
解させた溶液を用い、アルミニウム基板上に乾燥膜厚が
5μmとなるようスピンコート法によってコートする。 得られた均一な薄膜上にアルミニウムを10mm×10
mmの大きさに蒸着し電極とした。このようにして得ら
れた電気光学セルを(図2)のセル6の位置におき、実
施例1と同様の方法でカー効果の大きさを測定した。本
実施例に用いた薄膜状電気光学セルへの光の導入および
取り出しにはプリズムカプラーを用いた。実験の結果半
波長電圧Vπは1.81Vであった。本実施例では電極
間隔dは5μm、光通過方向の電極長さlは10mmで
あるため、カー定数Bは3.81×10−8cm/V2
となる。 この実施例より明らかなように、本発明の
誘電性高分子は薄膜状にすることが可能であり、また3
V以下の電圧で光変調をすることも可能であるなど、光
変調器や光偏向器などの薄膜能動素子に適している。
解させた溶液を用い、アルミニウム基板上に乾燥膜厚が
5μmとなるようスピンコート法によってコートする。 得られた均一な薄膜上にアルミニウムを10mm×10
mmの大きさに蒸着し電極とした。このようにして得ら
れた電気光学セルを(図2)のセル6の位置におき、実
施例1と同様の方法でカー効果の大きさを測定した。本
実施例に用いた薄膜状電気光学セルへの光の導入および
取り出しにはプリズムカプラーを用いた。実験の結果半
波長電圧Vπは1.81Vであった。本実施例では電極
間隔dは5μm、光通過方向の電極長さlは10mmで
あるため、カー定数Bは3.81×10−8cm/V2
となる。 この実施例より明らかなように、本発明の
誘電性高分子は薄膜状にすることが可能であり、また3
V以下の電圧で光変調をすることも可能であるなど、光
変調器や光偏向器などの薄膜能動素子に適している。
【0038】実施例(4)
実施例2で合成した誘電性高分子[IV]とポリメチル
メタクリレートを(1)20:80、(2)50:50
および(3)80:20の重量比となるようにそれぞれ
ひょう量した後、これらをトルエン−酢酸ブチル等量混
合液に均一に溶解する。その後これらの溶液を実施例3
と同様の方法で、アルミニウム基板上に乾燥膜厚が5μ
mとなるようスピンコート法によってコートする。この
ようにして得られたそれぞれの薄膜に電極としてアルミ
ニウムを10mm×10mmの大きさに蒸着し薄膜状電
気光学セルを作成し、実施例3と同様の方法でそれぞれ
のカー効果の大きさを測定した。結果を(表3)に示す
。
メタクリレートを(1)20:80、(2)50:50
および(3)80:20の重量比となるようにそれぞれ
ひょう量した後、これらをトルエン−酢酸ブチル等量混
合液に均一に溶解する。その後これらの溶液を実施例3
と同様の方法で、アルミニウム基板上に乾燥膜厚が5μ
mとなるようスピンコート法によってコートする。この
ようにして得られたそれぞれの薄膜に電極としてアルミ
ニウムを10mm×10mmの大きさに蒸着し薄膜状電
気光学セルを作成し、実施例3と同様の方法でそれぞれ
のカー効果の大きさを測定した。結果を(表3)に示す
。
【0039】
【表3】
【0040】(表3)より明らかなように、本実施例の
薄膜状電気光学セルは、ポリメチルメタクリレートを含
むため、誘電性高分子単独の場合に比べて小さなカー効
果しか示さない。しかし、この場合でも数Vの電圧で光
変調が可能なうえ、誘電性高分子単独の場合に比べて薄
膜強度が大きく、機械加工も容易であるなど、その実用
的価値は大きい。また、(表3)より誘電性高分子とバ
インダー樹脂とからなる電気光学材料のカー定数の大き
さは、誘電性高分子の含有割合にほぼ比例することが分
かる。
薄膜状電気光学セルは、ポリメチルメタクリレートを含
むため、誘電性高分子単独の場合に比べて小さなカー効
果しか示さない。しかし、この場合でも数Vの電圧で光
変調が可能なうえ、誘電性高分子単独の場合に比べて薄
膜強度が大きく、機械加工も容易であるなど、その実用
的価値は大きい。また、(表3)より誘電性高分子とバ
インダー樹脂とからなる電気光学材料のカー定数の大き
さは、誘電性高分子の含有割合にほぼ比例することが分
かる。
【0041】更に、比較例として、誘電性高分子[IV
]を全く含まないポリメチルメタクリレート単独の薄膜
を作成し、上記と同様の方法でカー効果の大きさを測定
したところ、この試料はカー効果を示さなかった。
]を全く含まないポリメチルメタクリレート単独の薄膜
を作成し、上記と同様の方法でカー効果の大きさを測定
したところ、この試料はカー効果を示さなかった。
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明の電気光学材料は、
次のような効果を有する。 (1) ニトロベンゼンの100倍以上の2次の電気光
学効果を示す。 (2) 複屈折性を有さず、光学的に均一な固体が得ら
れる。 (3) 機械的強度に優れ、かつ、機械加工が容易であ
る。 (4) 薄膜化、小型化が容易である。
次のような効果を有する。 (1) ニトロベンゼンの100倍以上の2次の電気光
学効果を示す。 (2) 複屈折性を有さず、光学的に均一な固体が得ら
れる。 (3) 機械的強度に優れ、かつ、機械加工が容易であ
る。 (4) 薄膜化、小型化が容易である。
【図1】本発明の一実施例に依る電気光学材料の外観斜
視図である。
視図である。
【図2】本発明実施例の電気光学効果の測定系を示す概
略図である。
略図である。
1 電気光学材料
4、5 電極
7 変調電源
8、9 偏光板
11 検知器
Claims (2)
- 【請求項1】 電界印加時に2次の電気光学効果によ
る複屈折性を生じ、その構造式が 【化1】 (ここにおいて、nは1以上の整数を表し、Xは−O−
または−(CH2)m−を、Yは−NO2、−C≡Nま
たは−Fを示す。但し、mは1以上20未満の整数であ
る。)で表される分子鎖のうち、少なくとも1種類の分
子鎖を含む誘電性高分子よりなる電気光学材料。 - 【請求項2】 電界印加時に2次の電気光学効果によ
る複屈折性を生じ、その構造式が(化1)(ここにおい
て、nは1以上の整数を表し、Xは−O−または−(C
H2)m−を、Yは−NO2、−C≡Nまたは−Fを示
す。但し、mは1以上20未満の整数である。)で表さ
れる分子鎖のうち、少なくとも1種類の分子鎖を含む誘
電性高分子とポリメチルメタクリレートとの固溶体から
なる電気光学材料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3020837A JPH04258683A (ja) | 1991-02-14 | 1991-02-14 | 電気光学材料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3020837A JPH04258683A (ja) | 1991-02-14 | 1991-02-14 | 電気光学材料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04258683A true JPH04258683A (ja) | 1992-09-14 |
Family
ID=12038187
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3020837A Pending JPH04258683A (ja) | 1991-02-14 | 1991-02-14 | 電気光学材料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04258683A (ja) |
-
1991
- 1991-02-14 JP JP3020837A patent/JPH04258683A/ja active Pending
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