JPH04261973A - 制振装置 - Google Patents

制振装置

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JPH04261973A
JPH04261973A JP41692290A JP41692290A JPH04261973A JP H04261973 A JPH04261973 A JP H04261973A JP 41692290 A JP41692290 A JP 41692290A JP 41692290 A JP41692290 A JP 41692290A JP H04261973 A JPH04261973 A JP H04261973A
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JP
Japan
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vibrating body
additional vibrating
holding means
additional
center hole
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Pending
Application number
JP41692290A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Kinoshita
雅夫 木下
Tatsuo Ito
達男 伊藤
Hideyuki Kosaka
英之 小坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Construction Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Construction Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsui Construction Co Ltd filed Critical Mitsui Construction Co Ltd
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  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地震や風等の水平力に
より高層建築物等の構造物に生じる振動を低減する際に
適用するに好適な制振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来のアクティブ・コントロール
型の制振装置の一例が設けられた構造物の正面図である
【0003】高層建築物等の構造物に対する従来からの
アクティブ・コントロール型の制振手法の一つとして、
付加振動体懸垂式の制振手法が挙げられる。この制振手
法においては、例えば図4に示すように、構造物1に固
定された反力フレーム2から複数個のアーム33を介し
て付加振動体7を懸垂すると共に、地震や風等の水平力
による振動を検出する加速度計等の振動センサ25を構
造物1に取り付けておき、該振動センサ25が振動を検
出した際には、反力フレーム2にほぼ水平に設けられた
アクチュエータ35のラム35aを適宜突出又は後退さ
せて、ラム35aの先端部に接続された前記付加振動体
7を図4左右方向に所定の加速度で移動させる。すると
、その反作用として、アクチュエータ35及び反力フレ
ーム2を介して構造物1に対して逆向きに制振力が働き
、その結果、構造物1の振動が低減されることとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、構造物1の振
動を低減すべくアクチュエータ35のラム35aを突出
又は後退させると、アーム33を介して懸垂された付加
振動体7は、図4想像線で示すように、水平方向の運動
と上下方向の運動とを組み合わせた形で振り子の如く振
動する。従って、アクチュエータ35のラム35aが該
付加振動体7の振動動作に追従する形で複雑に移動しな
ければならないので、ラム35aと付加振動体7との接
続部分に工夫を凝らす必要があるばかりか、アクチュエ
ータ35のラム35aの突出又は後退量と付加振動体7
の水平方向の移動量が一致しない(付加振動体7の上下
方向の移動量に対応した分だけ異なる)ので、ラム35
aの突出又は後退量を適正に決定するためには、面倒な
解析が必要となる。これ等のことは、2個のアクチュエ
ータ35を用いて、水平面内で互いに直交するX軸及び
Y軸方向の2方向性の制振動作を行なう場合には尚更で
ある。
【0005】また、懸垂式の付加振動体7は、必然的に
水平方向(図4矢印A、B方向)のみならず上下方向(
図4矢印E、F方向)にも移動するので、上下方向の移
動量に相当する分だけエネルギーが無駄に消費される欠
点があるばかりか、重量物である付加振動体7の上下移
動動作が構造物1に悪影響を及ぼす(例えば、構造物1
の上下振動を惹起する等の)恐れがあった。
【0006】本発明は、上記事情に鑑み、懸垂式の付加
振動体を水平方向にのみ移動させることにより、上述し
た種々の問題点を解消することが出来る制振装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、反力部
材(2)を有し、前記反力部材(2)に伸縮保持手段(
9)を第1のピン支承(11)を介して回転自在に設け
、前記伸縮保持手段(9)に付加振動体(7)を第2の
ピン支承(17)を介して前記伸縮保持手段(9)が回
転自在なるように中空支持する形で設け、前記付加振動
体(7)の上下方向(矢印E、F方向)における位置(
H)を検知して当該位置(H)に対応した信号(S1)
を出力する位置検出手段(26)を設け、前記位置検出
手段(26)からの信号(S1)に基づいて前記伸縮保
持手段(9)を伸長・収縮させる駆動制御手段(19、
20、23及び27)を設け、前記付加振動体(7)を
前記反力部材(2)に対して水平方向(矢印A、B方向
、矢印C、D方向)に移動駆動し得る加力手段(5、6
)を設けて構成される。
【0008】また、本発明は、反力部材(2)を有し、
前記反力部材(2)に伸縮保持手段(9)を第1のピン
支承(11)を介して回転自在に設け、前記伸縮保持手
段(9)に付加振動体(7)を第2のピン支承(17)
を介して前記伸縮保持手段(9)が回転自在なるように
中空支持する形で設け、前記付加振動体(7)の上下方
向(矢印E、F方向)における位置(H)を検知して当
該位置(H)に対応した信号(S1)を出力する位置検
出手段(26)を設け、前記位置検出手段(26)から
の信号(S1)に基づいて前記伸縮保持手段(9)を伸
長・収縮させる駆動制御手段(19、20、23及び2
7)を設け、前記付加振動体(7)を前記反力部材(2
)に対して水平な第1方向(矢印A、B方向)に移動駆
動し得る第1の加力手段(5)を設けると共に、前記付
加振動体(7)を前記反力部材(2)に対して、前記第
1方向(矢印A、B方向)に交差し、かつ水平な第2方
向(矢印C、D方向)に移動駆動し得る第2の加力手段
(6)を設けて構成される。なお、括弧内の番号等は、
図面における対応する要素を示す便宜的なものであり、
従って、本記述は図面上の記載に限定拘束されるもので
はない。以下の「作用」の欄についても同様である。
【0009】
【作用】上記した構成により、本発明は、付加振動体(
7)を中空支持する伸縮保持手段(9)が、付加振動体
(7)の上下方向(矢印E、F方向)における移動量に
応じて伸長・収縮するように作用する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は本発明による制振装置の一実施例が設けられ
た構造物の正面図、図2は図1の平面図、図3は図1に
示す制振装置の拡大図である。
【0011】構造物1の屋上等の上面1aには、図1に
示すように、本発明による制振装置3が設けられており
、制振装置3は、構造物1を構成する鉄骨等の構造部材
に対して一体となる形で設けられた反力フレーム2を有
している。反力フレーム2には、図2に示すように、第
1アクチュエータ5が水平なX軸方向(即ち、図2左右
方向である矢印A、B方向)に設けられており、第1ア
クチュエータ5は、反力フレーム2に固定されたシリン
ダ5b及び該シリンダ5bに対してX軸方向である矢印
A、B方向に突出・後退駆動自在に設けられたラム5a
から構成されている。また、反力フレーム2には第2ア
クチュエータ6が、前記X軸方向に直角で水平なY軸方
向(即ち、図2上下方向である矢印C、D方向)に設け
られており、第2アクチュエータ6は、反力フレーム2
に固定されたシリンダ6b及び該シリンダ6bに対して
Y軸方向である矢印C、D方向に突出・後退駆動自在に
設けられたラム6aから構成されている。第1アクチュ
エータ5のラム5a及び第2アクチュエータ6のラム6
aの先端には、図1及び図2に示すように、所定の質量
(例えば、制振すべき構造物1の質量に対して1%の質
量)を有するブロック状の付加振動体7が、4個の同一
仕様のセンターホールジャッキ9を介して反力フレーム
2に懸垂された形で、即ち中空支持された形で設けられ
ている。
【0012】即ち、反力フレーム2の上部には、図1及
び図2に示すように、4個の同一仕様のセンターホール
ジャッキ9がそれぞれボール軸受11を中心として36
0°方向に回転自在に設けられており、各センターホー
ルジャッキ9は、図3に示すように、ブラケット10a
を介して反力フレーム2に対してボール軸受11を中心
として360°方向に回転自在に支持された円筒状のシ
リンダ10をそれぞれ有している。シリンダ10内には
円板状のピストン12が、該シリンダ10内の空間を分
割して2個の給油室13、15を形成する形で上下方向
、即ち図3矢印E、F方向に摺動自在に嵌入係合してお
り、ピストン12の上側にはロッド14が、シリンダ1
0の上面から上方に突出した形で接続されている。また
、ピストン12の下側にはロッド16が、シリンダ10
の下面から下方に突出した形で接続されており、各ロッ
ド16の先端にはブロック状の付加振動体7が、その4
隅付近に設けられた4個のピンコネクタ17を介してロ
ッド16が360°方向に回転自在に吊下された形で水
平に支持されている。
【0013】なお、4個のセンターホールジャッキ9の
内、図3左右方向に隣接する各対のセンターホールジャ
ッキ9、9においては、図中左側のセンターホールジャ
ッキ9の上側の給油室13と図中右側のセンターホール
ジャッキ9の下側の給油室15が第1給油管19を介し
て連通しており、これ等給油室13、15及び第1給油
管19内には作動油21が充填されている。また、図3
左側のセンターホールジャッキ9の下側の給油室15と
図中右側のセンターホールジャッキ9の上側の給油室1
3は第2給油管20を介して連通しており、これ等給油
室15、13及び第2給油管20内には作動油22が充
填されている。なお、各第2給油管20の一部には、図
3に示すように、加圧ポンプ23が前記作動油22を両
方向に(即ち、図中左側のセンターホールジャッキ9の
下側の給油室15から図中右側のセンターホールジャッ
キ9の上側の給油室13へ、或いは逆に図中右側のセン
ターホールジャッキ9の上側の給油室13から図中左側
のセンターホールジャッキ9の下側の給油室15へ)移
送し得る形で設けられている。
【0014】また、構造物1には、図1に示すように、
該構造物1の振動を検出する加速度計等の振動センサ2
5が取り付けられており、振動センサ25は、図示しな
い振動制御装置を介して前記第1及び第2アクチュエー
タ5、6に接続されている。また、反力フレーム2には
、図3に示すように、付加振動体7の矢印E、F方向の
吊下高さHを検出するレーザ測長器等の位置センサ26
が設けられており、位置センサ26はポンプ駆動制御装
置27を介して前記加圧ポンプ23に接続されている。
【0015】本発明による制振装置3は以上のような構
成を有するので、通常の状態では構造物1(従って、反
力フレーム2)に振動は生じないので、反力フレーム2
に4個のセンターホールジャッキ9を介して支持された
付加振動体7は、構造物1に対して静止状態を保持する
。次に、構造物1が地震や風等の水平力により水平方向
(即ち、X軸方向、Y軸方向又はこれ等の合成方向)に
振動した場合には、該振動を振動センサ25が検出し、
前記振動制御装置に対して所定の信号を出力する。 すると、振動制御装置は、該出力された信号に基づいて
構造物1の振動状態を解析し、該解析結果に基づいて、
第1アクチュエータ5のラム5aをX軸方向、即ち図2
矢印A又はB方向に所定の加速度で突出又は後退させる
と共に、第2アクチュエータ6のラム6aをY軸方向、
即ち図2矢印C又はD方向に所定の加速度で突出又は後
退させる。すると、これ等ラム5a、6aの先端に設け
られた付加振動体7が水平方向、例えば図2矢印Q方向
に所定の加速度で移動し、その反作用として、第1及び
第2アクチュエータ5、6及び反力フレーム2を介して
構造物1に対して逆向き、即ち矢印R方向に制振力が働
き、その結果、構造物1の振動が低減される。このよう
に、構造物1の振動方向(例えば、図2矢印Q又はR方
向)と逆向き(例えば、矢印R又はQ方向)の制振力を
該構造物1に付与することにより、構造物1に対する制
振動作を実行することが出来る。
【0016】この際、付加振動体7の移動量に応じて付
加振動体7の吊下長さ(即ち、図3に示す各ボール軸受
11とそれに対応するピンコネクタ17との距離)L1
を適宜調節することにより、付加振動体7を水平方向に
のみ移動させ、上下方向には殆ど移動させないようにす
ることが出来る。即ち、構造物1が水平方向に振動し、
付加振動体7が第1及び第2アクチュエータ5、6によ
り図2矢印Q方向に移動駆動された際には、付加振動体
7は上方、即ち矢印E方向にも移動するので、図3に示
す付加振動体7の矢印E、F方向の吊下高さHを位置セ
ンサ26が検知し、該検知された吊下高さHに対応した
所定の信号S1をポンプ駆動制御装置27に対して出力
する。これを受けてポンプ駆動制御装置27は、該出力
された信号S1に基づいて加圧ポンプ23を駆動して、
図3左側のセンターホールジャッキ9の下側の給油室1
5から第2給油管20を介して図中右側のセンターホー
ルジャッキ9の上側の給油室13へ作動油22を所定量
ΔX1だけ移送する。すると、該移送された作動油22
の押圧力により、図3右側のセンターホールジャッキ9
の下側の給油室15内の作動油21が、ピストン12に
加圧されて第1給油管19を介して図中左側のセンター
ホールジャッキ9の上側の給油室13へ前記所定量ΔX
1に等しい量ΔX2だけ移送される。この際、作動油2
2の移送量ΔX1と作動油21の移送量ΔX2は等しく
、かつ同一仕様の各センターホールジャッキ9は同一の
シリンダ内径を有しているので、図3左側のセンターホ
ールジャッキ9のピストン12及びロッド14、16が
前記作動油22の移送量ΔX1(従って、作動油21の
移送量ΔX2)に対応した距離ΔL(移送量ΔX1をシ
リンダ内径で割った値)だけ下方に移動すると共に、図
中右側のセンターホールジャッキ9のピストン12及び
ロッド14、16が下方に同じ距離ΔLだけ移動する。 その結果、付加振動体7の吊下長さL1が前記距離ΔL
だけ伸長してL1’(=L1+ΔL)となり、図3想像
線で示すように、付加振動体7の矢印E、F方向の吊下
高さHは変化せず、付加振動体7は、図3実線で示す移
動前の吊下高さH0と同じ吊下高さHで水平が保持され
る。従って、付加振動体7は、水平方向である矢印Q方
向にのみ移動し、上下方向、即ち図1矢印E、F方向に
は移動しない結果となる。
【0017】この際、位置センサ26により検知した付
加振動体7の吊下高さHの変化量が決まれば、各センタ
ーホールジャッキ9の振れ角αは一義的に決定され、そ
れに基づいて付加振動体7の吊下長さL1の伸長すべき
量ΔLが決定される。例えば、付加振動体7が元の吊下
高さH0から上方、即ち図3矢印E方向にΔHだけ移動
したとすると、振れ角αは次式■、即ちcosα=1−
(ΔH/H0)  ……■に基づいて算出され、該算出
された振れ角αに基づいて伸長すべき量ΔLが次式■、
即ち ΔL=ΔH/cosα         ……■により
算出される。従って、伸長すべき量ΔLを付加振動体7
の吊下高さHの変化量ΔHに基づいて演算により求める
ことが出来るので、正確な制御が可能となる。
【0018】こうして、付加振動体7が矢印Q方向に移
動した後、元の位置に戻る際には、逆の手順により付加
振動体7の吊下長さL1’を収縮させて、付加振動体7
を同じ吊下高さHで保持する。即ち、付加振動体7の矢
印E、F方向の吊下高さHを検知した位置センサ26は
、該検知された吊下高さHに対応した所定の信号S1を
ポンプ駆動制御装置27に対して出力する。これを受け
てポンプ駆動制御装置27は、該出力された信号S1に
基づいて加圧ポンプ23を駆動して、図3右側のセンタ
ーホールジャッキ9の上側の給油室13から第2給油管
20を介して図中左側のセンターホールジャッキ9の下
側の給油室15へ作動油22を所定量ΔX1だけ移送す
る。すると、該移送された作動油22の押圧力により、
図3左側のセンターホールジャッキ9の上側の給油室1
3内の作動油21が、ピストン12に加圧されて第1給
油管19を介して図中右側のセンターホールジャッキ9
の下側の給油室15へ前記所定量ΔX1に等しい量ΔX
2だけ移送される。この際、作動油22の移送量ΔX1
と作動油21の移送量ΔX2は等しく、かつ同一仕様の
各センターホールジャッキ9は同一のシリンダ内径を有
しているので、図3左側のセンターホールジャッキ9の
ピストン12及びロッド14、16が前記作動油22の
移送量ΔX1(従って、作動油21の移送量ΔX2)に
対応した距離ΔL(移送量ΔX1をシリンダ内径で割っ
た値)だけ上方に移動すると共に、図中右側のセンター
ホールジャッキ9のピストン12及びロッド14、16
が上方に同じ距離ΔLだけ移動する。その結果、付加振
動体7のそれまでの吊下長さL1’が前記距離ΔLだけ
収縮してL1(=L1’−ΔL)となり、図3実線で示
すように、付加振動体7の矢印E、F方向の吊下高さH
は変化せず、付加振動体7は移動前と同じ吊下高さHで
水平が保持される。従って、付加振動体7は、水平方向
である矢印R方向にのみ移動し、上下方向、即ち図1矢
印E、F方向には移動しない結果となる。
【0019】この際にも、位置センサ26により検知し
た付加振動体7の吊下高さHの変化量ΔHに基づいて、
各センターホールジャッキ9の振れ角α及び付加振動体
7の吊下長さL1’の収縮すべき量ΔLを演算により決
定することが出来るので、正確な制御が可能となる。
【0020】このように、本発明による制振装置3は、
付加振動体7が、懸垂式であるにも拘らず、上下方向に
は移動せずに水平方向にのみ移動して制振効果を発揮す
ることから、第1及び第2アクチュエータ5、6のラム
5a、6aと付加振動体7との接続部分の設計に際して
、図4に示すような、付加振動体7が水平方向の運動と
上下方向の運動とを組み合わせた形で複雑に移動する従
来の制振装置3と異なり、付加振動体7の上下方向の動
きを考慮する必要がないので、それだけ設計の自由度が
大きくなる。また、付加振動体7の上下方向の動きがな
くなることから、第1アクチュエータ5のラム5aの突
出又は後退量と付加振動体7のX軸方向の移動量とが一
致すると共に、第2アクチュエータ6のラム6aの突出
又は後退量と付加振動体7のY軸方向の移動量とが一致
するので、これ等ラム5a、6aの適正な突出又は後退
量を容易に、即ち面倒な解析を必要とすることなく決定
することが出来る。更に、付加振動体7は上下方向には
移動せずに水平方向、即ち制振力が最大限に働く方向に
のみ移動するので、第1及び第2アクチュエータ5、6
のラム5a、6aを駆動して付加振動体7を移動させる
エネルギーは、全て制振エネルギーに変換されることか
ら、エネルギーの浪費はなく、エネルギー変換効率の点
においても有利である。また、付加振動体7は、所定の
制振効果を発揮するためには必然的に所定の重量を必要
とするが、図4に示すような従来の付加振動体懸垂式の
制振装置3と異なり、上下方向には移動しないので、付
加振動体7の重量が如何に大きくても制振動作時に構造
物1の上下振動を惹起するようなことはない。
【0021】なお、上述の実施例においては、図3に示
すように、付加振動体7を中空支持する伸縮保持手段と
してセンターホールジャッキ9を用いた制振装置3につ
いて説明したが、本発明は、第1給油管19、第2給油
管20、加圧ポンプ23及びポンプ駆動制御装置27等
の駆動制御手段により伸縮駆動される限り、センターホ
ールジャッキ9以外の伸縮保持手段を用いることも可能
である。
【0022】また、上述の実施例は、図1及び図2に示
すように、ブロック状の付加振動体7を用いた制振装置
3について説明したが、所定の質量を有する限り如何な
る形状の付加振動体7を用いてもよいことは勿論である
【0023】また、上述の実施例においては、図2に示
すように、2個のアクチュエータ(第1及び第2アクチ
ュエータ5、6)を用いて互いに直交するX軸及びY軸
方向の2方向性の制振動作を行なった場合について説明
したが、構造物1が水平な1方向にしか振動する恐れが
ない場合には、1個のアクチュエータにより当該方向に
おける制振動作を行なうことが可能である。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
反力フレーム2等の反力部材を有し、前記反力部材にセ
ンターホールジャッキ9等の伸縮保持手段をボール軸受
11等の第1のピン支承を介して回転自在に設け、前記
伸縮保持手段に付加振動体7をピンコネクタ17等の第
2のピン支承を介して前記伸縮保持手段が回転自在なる
ように中空支持する形で設け、前記付加振動体7の上下
方向(例えば、図3矢印E、F方向)における吊下高さ
H等の位置を検知して当該位置に対応した信号S1を出
力する位置センサ26等の位置検出手段を設け、前記位
置検出手段からの信号S1に基づいて前記伸縮保持手段
を伸長・収縮させる第1給油管19、第2給油管20、
加圧ポンプ23及びポンプ駆動制御装置27等の駆動制
御手段を設け、前記付加振動体7を前記反力部材に対し
て水平方向(例えば、図2矢印A、B方向、矢印C、D
方向)に移動駆動し得る第1アクチュエータ5、第2ア
クチュエータ6等の加力手段を設けて構成したので、加
力手段により付加振動体7を前記反力部材に対して水平
方向に移動駆動して制振動作を行なう際には、付加振動
体7を中空支持する伸縮保持手段を、付加振動体7の上
下方向(例えば、図3矢印E、F方向)における移動量
に応じて適宜伸長・収縮させることにより、付加振動体
7を水平方向にのみ移動させることが可能となる。その
結果、図4に示すような従来の付加振動体懸垂式の制振
装置が孕んでいる種々の問題点、即ち制振動作時に付加
振動体7が必然的に上下方向にも移動してしまうことに
起因する欠点を克服した制振装置3を提供することが出
来る。
【0025】また、本発明によれば、反力フレーム2等
の反力部材を有し、前記反力部材にセンターホールジャ
ッキ9等の伸縮保持手段をボール軸受11等の第1のピ
ン支承を介して回転自在に設け、前記伸縮保持手段に付
加振動体7をピンコネクタ17等の第2のピン支承を介
して前記伸縮保持手段が回転自在なるように中空支持す
る形で設け、前記付加振動体7の上下方向(例えば、図
3矢印E、F方向)における吊下高さH等の位置を検知
して当該位置に対応した信号S1を出力する位置センサ
26等の位置検出手段を設け、前記位置検出手段からの
信号S1に基づいて前記伸縮保持手段を伸長・収縮させ
る第1給油管19、第2給油管20、加圧ポンプ23及
びポンプ駆動制御装置27等の駆動制御手段を設け、前
記付加振動体7を前記反力部材に対して水平な第1方向
(例えば、図2矢印A、B方向)に移動駆動し得る第1
アクチュエータ5等の第1の加力手段を設けると共に、
前記付加振動体7を前記反力部材に対して、前記第1方
向に交差し、かつ水平な第2方向(例えば、図2矢印C
、D方向)に移動駆動し得る第2アクチュエータ6等の
第2の加力手段を設けて構成したので、第1及び第2の
加力手段により付加振動体7を前記反力部材に対して水
平方向(例えば、図2矢印Q、R方向)に移動駆動して
制振動作を行なう際には、付加振動体7を中空支持する
伸縮保持手段を、付加振動体7の上下方向(例えば、図
3矢印E、F方向)における移動量に応じて適宜伸長・
収縮させることにより、付加振動体7を水平方向にのみ
移動させることが可能となる。その結果、従来の付加振
動体懸垂式の制振装置が孕んでいる種々の問題点を克服
すると共に、X軸及びY軸方向等の2水平方向における
制振動作が可能な制振装置3を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による制振装置の一実施例が設けられた
構造物の正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1に示す制振装置の拡大図である。
【図4】従来のアクティブ・コントロール型の制振装置
の一例が設けられた構造物の正面図である。
【符号の説明】
2……反力部材(反力フレーム) 3……制振装置 5……第1の加力手段(第1アクチュエータ)6……第
2の加力手段(第2アクチュエータ)7……付加振動体 9……伸縮保持手段(センターホールジャッキ)11…
…第1のピン支承(ボール軸受)17……第2のピン支
承(ピンコネクタ)19……駆動制御手段(第1給油管
) 20……駆動制御手段(第2給油管) 23……駆動制御手段(加圧ポンプ) 26……位置検出手段(位置センサ) 27……駆動制御手段(ポンプ駆動制御装置)H……位
置(吊下高さ) S1……信号

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  反力部材を有し、前記反力部材に伸縮
    保持手段を第1のピン支承を介して回転自在に設け、前
    記伸縮保持手段に付加振動体を第2のピン支承を介して
    前記伸縮保持手段が回転自在なるように中空支持する形
    で設け、前記付加振動体の上下方向における位置を検知
    して当該位置に対応した信号を出力する位置検出手段を
    設け、前記位置検出手段からの信号に基づいて前記伸縮
    保持手段を伸長・収縮させる駆動制御手段を設け、前記
    付加振動体を前記反力部材に対して水平方向に移動駆動
    し得る加力手段を設けて構成した制振装置。
  2. 【請求項2】  反力部材を有し、前記反力部材に伸縮
    保持手段を第1のピン支承を介して回転自在に設け、前
    記伸縮保持手段に付加振動体を第2のピン支承を介して
    前記伸縮保持手段が回転自在なるように中空支持する形
    で設け、前記付加振動体の上下方向における位置を検知
    して当該位置に対応した信号を出力する位置検出手段を
    設け、前記位置検出手段からの信号に基づいて前記伸縮
    保持手段を伸長・収縮させる駆動制御手段を設け、前記
    付加振動体を前記反力部材に対して水平な第1方向に移
    動駆動し得る第1の加力手段を設けると共に、前記付加
    振動体を前記反力部材に対して、前記第1方向に交差し
    、かつ水平な第2方向に移動駆動し得る第2の加力手段
    を設けて構成した制振装置。
JP41692290A 1990-12-28 1990-12-28 制振装置 Pending JPH04261973A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015025543A (ja) * 2013-07-29 2015-02-05 鹿島建設株式会社 免震滑り支承

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