JPH04262560A - 樹脂封止電界効果型半導体装置およびその製造方法 - Google Patents
樹脂封止電界効果型半導体装置およびその製造方法Info
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- Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)
- Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電界効果型の半導体
素子を樹脂封止した半導体装置およびその製造方法に関
するものである。
素子を樹脂封止した半導体装置およびその製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図6(a)は従来の樹脂封止電界効果型
半導体装置(以後、単に半導体装置と称する。)SDp
の外観を模式的に示した斜視図であり、図6(b)は
図6(a)の半導体装置SDp の内部構造を模式的に
示した透視図である。
半導体装置(以後、単に半導体装置と称する。)SDp
の外観を模式的に示した斜視図であり、図6(b)は
図6(a)の半導体装置SDp の内部構造を模式的に
示した透視図である。
【0003】図に於いて、この半導体装置SDp は半
導体素子10を備えており、この半導体素子10におい
てはシリコン単結晶の(111)面を主面としてパワー
MOS電界効果トランジスタ(以後、パワーMOSFE
Tと呼ぶ。)が形成されている。そしてこの半導体素子
10(パワーMOSFETチップ)は、ロウ材2によっ
てCu等より成る金属板3の表面に固着されている。
導体素子10を備えており、この半導体素子10におい
てはシリコン単結晶の(111)面を主面としてパワー
MOS電界効果トランジスタ(以後、パワーMOSFE
Tと呼ぶ。)が形成されている。そしてこの半導体素子
10(パワーMOSFETチップ)は、ロウ材2によっ
てCu等より成る金属板3の表面に固着されている。
【0004】更に、半導体素子10の上面に設けられた
図示しない取り出し電極層は、その電極層にワイヤーボ
ンディングされた内部導線4を介して外部端子5と接続
されている。半導体素子10の表面上にはワニス等の保
護膜6が形成されている。そして図5(b)の様な構造
に形成した後、トランスファモールド法により半導体素
子10と金属板3とをエポキシ樹脂等の樹脂70で樹脂
封止し、最終的に図6(a)に示す様な形状の半導体装
置SDp が出来上がる。
図示しない取り出し電極層は、その電極層にワイヤーボ
ンディングされた内部導線4を介して外部端子5と接続
されている。半導体素子10の表面上にはワニス等の保
護膜6が形成されている。そして図5(b)の様な構造
に形成した後、トランスファモールド法により半導体素
子10と金属板3とをエポキシ樹脂等の樹脂70で樹脂
封止し、最終的に図6(a)に示す様な形状の半導体装
置SDp が出来上がる。
【0005】このような従来の半導体装置SDp では
、樹脂70として半導体素子10の線膨張係数に近い値
の線膨張係数を有する樹脂を選択使用しており、このよ
うな樹脂はたとえば、エポキシ樹脂等に適当な充填剤を
添加することによって得られる。それは,半導体装置S
Dp の使用時における環境温度の変化や半導体素子1
0自身の発熱による温度上昇に起因して樹脂70と半導
体素子1との界面間で生ずる熱応力を緩和するためであ
る。 これにより、半導体素子1内のクラックやチップ割れの
発生を防止することが可能となる。
、樹脂70として半導体素子10の線膨張係数に近い値
の線膨張係数を有する樹脂を選択使用しており、このよ
うな樹脂はたとえば、エポキシ樹脂等に適当な充填剤を
添加することによって得られる。それは,半導体装置S
Dp の使用時における環境温度の変化や半導体素子1
0自身の発熱による温度上昇に起因して樹脂70と半導
体素子1との界面間で生ずる熱応力を緩和するためであ
る。 これにより、半導体素子1内のクラックやチップ割れの
発生を防止することが可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、半導体素子
10をパワーMOSFETとして使用する様な本半導体
装置SDp に大電流を流すためには、ドレイン−ソー
ス間オン抵抗(以後、単にオン抵抗と称す。)Ronの
値が出来るかぎり小さいことが望ましい。しかしながら
、上記のような従来の構成ではオン抵抗Ronの値は比
較的大きな値(25℃において約1Ω)となっている。
10をパワーMOSFETとして使用する様な本半導体
装置SDp に大電流を流すためには、ドレイン−ソー
ス間オン抵抗(以後、単にオン抵抗と称す。)Ronの
値が出来るかぎり小さいことが望ましい。しかしながら
、上記のような従来の構成ではオン抵抗Ronの値は比
較的大きな値(25℃において約1Ω)となっている。
【0007】このため半導体素子10に加わる熱応力を
緩和してチップ割れ等を防止しつつ、オン抵抗Ronの
値を現状値よりも更に小さくすることが出来る半導体装
置の実現が要望されていた。
緩和してチップ割れ等を防止しつつ、オン抵抗Ronの
値を現状値よりも更に小さくすることが出来る半導体装
置の実現が要望されていた。
【0008】この発明は上記の様な要求を満足させるべ
くなされたものであり、半導体素子のチップ割れ等の発
生が少なく、且つオン抵抗の値をより小さくして発熱を
減少させ、大電流を流すことが可能な半導体装置とその
製造方法を提供することを目的としている。
くなされたものであり、半導体素子のチップ割れ等の発
生が少なく、且つオン抵抗の値をより小さくして発熱を
減少させ、大電流を流すことが可能な半導体装置とその
製造方法を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体装
置は、電界効果型の半導体素子においてシリコン単結晶
の(100)面を主面として使用するとともに、半導体
素子と該半導体素子が固着される金属板とを覆う樹脂を
、その線膨張係数が金属板の線膨張係数よりも大きくし
たものである。
置は、電界効果型の半導体素子においてシリコン単結晶
の(100)面を主面として使用するとともに、半導体
素子と該半導体素子が固着される金属板とを覆う樹脂を
、その線膨張係数が金属板の線膨張係数よりも大きくし
たものである。
【0010】また、この発明に係る製造方法では、シリ
コン単結晶の(100)面を主面として使用した電界効
果型の半導体素子を金属板上に固着し、比較的高い第1
の温度において、半導体素子と金属板とを、この金属板
の線膨張係数の1.2倍以上の線膨張係数を有する流動
性の樹脂によって覆う。そして、半導体素子および金属
板とともに上記樹脂を比較的低い第2の温度までこの樹
脂を冷却して硬化させる。
コン単結晶の(100)面を主面として使用した電界効
果型の半導体素子を金属板上に固着し、比較的高い第1
の温度において、半導体素子と金属板とを、この金属板
の線膨張係数の1.2倍以上の線膨張係数を有する流動
性の樹脂によって覆う。そして、半導体素子および金属
板とともに上記樹脂を比較的低い第2の温度までこの樹
脂を冷却して硬化させる。
【0011】
【作用】この発明における樹脂は金属板の熱膨張係数よ
りも大きな熱膨張係数を有しているため、樹脂をトラン
スファモールド法等により成形した後には樹脂の方が金
属板よりもより収縮し、半導体素子に比較的大きな圧縮
応力が加えられる。そして、この圧縮応力によって半導
体素子のオン抵抗が減少する。
りも大きな熱膨張係数を有しているため、樹脂をトラン
スファモールド法等により成形した後には樹脂の方が金
属板よりもより収縮し、半導体素子に比較的大きな圧縮
応力が加えられる。そして、この圧縮応力によって半導
体素子のオン抵抗が減少する。
【0012】又、シリコン単結晶の(100)面を主面
として使用しているため、上記圧縮応力に対する耐力が
大きく、チップ割れも防止される。
として使用しているため、上記圧縮応力に対する耐力が
大きく、チップ割れも防止される。
【0013】さらにこの発明の製造方法ではそのような
半導体装置を得ることが可能であって、樹脂の線膨張係
数として望ましい値が金属板の線膨張係数との関係にお
いて特定されている。
半導体装置を得ることが可能であって、樹脂の線膨張係
数として望ましい値が金属板の線膨張係数との関係にお
いて特定されている。
【0014】
【実施例】図1(a)はこの発明の一実施例である半導
体装置SDの外観を模式的に示した斜視図、図1(b)
は図1(a)の半導体装置SDの内部構造を模式的に示
した透視図である。また、図2はこの半導体装置SDの
製造工程の主要部を示す工程図である。以下、この製造
工程に沿って半導体装置SDの構造を説明する。
体装置SDの外観を模式的に示した斜視図、図1(b)
は図1(a)の半導体装置SDの内部構造を模式的に示
した透視図である。また、図2はこの半導体装置SDの
製造工程の主要部を示す工程図である。以下、この製造
工程に沿って半導体装置SDの構造を説明する。
【0015】この半導体装置SDは半導体素子1を備え
ている。この半導体素子1においてはシリコン単結晶の
<100>方位面すなわち(100)面を主面として縦
型パワーMOSFETが形成されている。このような半
導体素子1を製造するにあたってはまず、(100)面
を主面とするシリコンウエハを準備する。そしてこのシ
リコンウエハに対する不純物の導入などの工程を通じて
縦型パワーMOSFETを形成する。
ている。この半導体素子1においてはシリコン単結晶の
<100>方位面すなわち(100)面を主面として縦
型パワーMOSFETが形成されている。このような半
導体素子1を製造するにあたってはまず、(100)面
を主面とするシリコンウエハを準備する。そしてこのシ
リコンウエハに対する不純物の導入などの工程を通じて
縦型パワーMOSFETを形成する。
【0016】次に、この半導体素子1をロウ材2によっ
てCu等より成る金属板3の表面に固着する。この固着
においては、半導体素子1を構成するシリコン単結晶の
(100)面が金属板3の上面にほぼ平行となる。一般
に金属板3としては種々の形状のものが使用可能であり
、図示したもののほか、その端末の一部が外部端子とし
て使用される様な金属板を利用してもよい。また、ロウ
材2としては、半田や導電性接着材等が用いられる。
てCu等より成る金属板3の表面に固着する。この固着
においては、半導体素子1を構成するシリコン単結晶の
(100)面が金属板3の上面にほぼ平行となる。一般
に金属板3としては種々の形状のものが使用可能であり
、図示したもののほか、その端末の一部が外部端子とし
て使用される様な金属板を利用してもよい。また、ロウ
材2としては、半田や導電性接着材等が用いられる。
【0017】半導体素子1の上面に設けられた取り出し
電極層(図示せず)は、その電極層にワイヤーボンディ
ングされた内部導線4を介して外部端子5と接続されて
いる。図6に示した半導体素子10と異なり、この実施
例の半導体素子1の表面上にはワニス等の保護膜は形成
されていない。
電極層(図示せず)は、その電極層にワイヤーボンディ
ングされた内部導線4を介して外部端子5と接続されて
いる。図6に示した半導体素子10と異なり、この実施
例の半導体素子1の表面上にはワニス等の保護膜は形成
されていない。
【0018】次に、このようにして得られた構造がトラ
ンスファモールド装置に導入され、たとえば160〜1
80℃の範囲内で選択された第1の温度において、半導
体素子1と金属板3との周囲に流動性の樹脂が付与され
る。この樹脂に必要とされる性質については後述する。
ンスファモールド装置に導入され、たとえば160〜1
80℃の範囲内で選択された第1の温度において、半導
体素子1と金属板3との周囲に流動性の樹脂が付与され
る。この樹脂に必要とされる性質については後述する。
【0019】その後、樹脂の硬化温度(ガラス転移温度
)以下の温度まで半導体装置SDを冷却した後、封止用
金型(図示せず)より半導体装置SDを取り出し、半導
体素子1や金属板3とともにこの樹脂を室温(第2の温
度。たとえば25℃)までさらに冷却する。これによっ
て半導体装置SDが完成する。図1(a)の樹脂7はこ
のようにして成形された後の樹脂である。
)以下の温度まで半導体装置SDを冷却した後、封止用
金型(図示せず)より半導体装置SDを取り出し、半導
体素子1や金属板3とともにこの樹脂を室温(第2の温
度。たとえば25℃)までさらに冷却する。これによっ
て半導体装置SDが完成する。図1(a)の樹脂7はこ
のようにして成形された後の樹脂である。
【0020】樹脂7に要求される性質は、その線膨張係
数αreが金属板3の線膨張係数αm よりも大きいこ
とである。好ましくは、金属板3の線膨張係数αm の
1.2倍以上の線膨張係数を持つ樹脂が使用される。た
とえば住友ベークライト株式会社製の樹脂(商品名「E
ME5000」)が樹脂7として利用可能である。実際
、 シリコンの線膨張係数αSiの値=2.9×
10−6/℃ 金属板3(銅)の線膨張係数αm
=17.2×10−6/℃ 樹脂7(EME5
000)の線膨張係数αre=26.7×10−6/℃
従来例の樹脂70の線膨張係数α* re=2
0.2×10−6/℃であるから、
数αreが金属板3の線膨張係数αm よりも大きいこ
とである。好ましくは、金属板3の線膨張係数αm の
1.2倍以上の線膨張係数を持つ樹脂が使用される。た
とえば住友ベークライト株式会社製の樹脂(商品名「E
ME5000」)が樹脂7として利用可能である。実際
、 シリコンの線膨張係数αSiの値=2.9×
10−6/℃ 金属板3(銅)の線膨張係数αm
=17.2×10−6/℃ 樹脂7(EME5
000)の線膨張係数αre=26.7×10−6/℃
従来例の樹脂70の線膨張係数α* re=2
0.2×10−6/℃であるから、
【0021】
【数1】
【0022】が成立する。
【0023】次に、以上の様な方法で製造された半導体
装置SDの性質について説明する。図3は、トランスフ
ァモールド成形装置内で第1の温度となっており、樹脂
7が流動状態にある時点での半導体装置SDの各構成部
分の状態を模式的に表した断面図である。この図3は、
図1のD−D断面図に相当している。この状態において
は樹脂7と金属板3とは共に熱膨張した状態にあって、
略熱平衡状態にある。
装置SDの性質について説明する。図3は、トランスフ
ァモールド成形装置内で第1の温度となっており、樹脂
7が流動状態にある時点での半導体装置SDの各構成部
分の状態を模式的に表した断面図である。この図3は、
図1のD−D断面図に相当している。この状態において
は樹脂7と金属板3とは共に熱膨張した状態にあって、
略熱平衡状態にある。
【0024】樹脂封止が完了し、半導体装置SDを室温
まで冷却した後の半導体装置SDの各構成部分の状態を
模式的に表したのが図4である。即ち、線膨張係数の値
の相違により樹脂7は金属板3よりも更に収縮しようと
するので、半導体素子1,ロウ材2,金属板3及び樹脂
7は下に凸の形状に歪曲した状態となる。従って半導体
素子1には圧縮応力Tが加わり,半導体素子1内に歪み
が生ずる結果、いわゆるピエゾ抵抗効果により半導体素
子1の電気抵抗率が変化することとなる。
まで冷却した後の半導体装置SDの各構成部分の状態を
模式的に表したのが図4である。即ち、線膨張係数の値
の相違により樹脂7は金属板3よりも更に収縮しようと
するので、半導体素子1,ロウ材2,金属板3及び樹脂
7は下に凸の形状に歪曲した状態となる。従って半導体
素子1には圧縮応力Tが加わり,半導体素子1内に歪み
が生ずる結果、いわゆるピエゾ抵抗効果により半導体素
子1の電気抵抗率が変化することとなる。
【0025】そして、この実施例の半導体装置SDでは
半導体素子1の母材として(100)面を主面とするシ
リコン単結晶(以下、(100)Si単結晶と言う)を
使用しているので、後に説明する様に(111)面を主
面とするシリコン単結晶(以下、(111)Si単結晶
と言う)を使用した場合よりもドレイン−ソース間オン
抵抗Ronの値を減少させることが可能である。しかも
(100)Si単結晶は圧縮応力Tに対して耐力が大き
いため、半導体素子1に圧縮応力Tが加わてもチップ割
れが生ずることも少ない。
半導体素子1の母材として(100)面を主面とするシ
リコン単結晶(以下、(100)Si単結晶と言う)を
使用しているので、後に説明する様に(111)面を主
面とするシリコン単結晶(以下、(111)Si単結晶
と言う)を使用した場合よりもドレイン−ソース間オン
抵抗Ronの値を減少させることが可能である。しかも
(100)Si単結晶は圧縮応力Tに対して耐力が大き
いため、半導体素子1に圧縮応力Tが加わてもチップ割
れが生ずることも少ない。
【0026】図5は、半導体素子1の母材として(11
1)Si単結晶を使用した場合と(100)Si単結晶
を使用した場合に於ける半導体装置のオン抵抗Ronの
温度依存性の実験結果を示したグラフである。図におい
て、曲線aは(111)Si単結晶を使用した結果(白
丸は実験値を指す。)、曲線bは(100)Si単結晶
を使用した結果(X印は実験値を指す。)である。また
、横軸は半導体装置の周囲温度Taを示しており、Ta
=150℃はトランスファモールド成形時の第1の温度
に相当する。さらに、縦軸はオン抵抗Ronの値を示し
ている。
1)Si単結晶を使用した場合と(100)Si単結晶
を使用した場合に於ける半導体装置のオン抵抗Ronの
温度依存性の実験結果を示したグラフである。図におい
て、曲線aは(111)Si単結晶を使用した結果(白
丸は実験値を指す。)、曲線bは(100)Si単結晶
を使用した結果(X印は実験値を指す。)である。また
、横軸は半導体装置の周囲温度Taを示しており、Ta
=150℃はトランスファモールド成形時の第1の温度
に相当する。さらに、縦軸はオン抵抗Ronの値を示し
ている。
【0027】図4より明白な通り、周囲温度Taが低く
なるにつれてオン抵抗Ronの値も減少し、しかも(1
00)Si単結晶を使用した場合の方が、そのオン抵抗
Ronの値は対象温度範囲内では常に(111)Si単
結晶を使用した場合よりも小さい。例えば25℃では、
(111)Si単結晶を使用した場合のオン抵抗Ron
は約1Ωであるのに対し、(100)Si単結晶を使用
した場合のオン抵抗Ronは約0.88Ωと、(111
)Si単結晶と比較して約12%低減されている。
なるにつれてオン抵抗Ronの値も減少し、しかも(1
00)Si単結晶を使用した場合の方が、そのオン抵抗
Ronの値は対象温度範囲内では常に(111)Si単
結晶を使用した場合よりも小さい。例えば25℃では、
(111)Si単結晶を使用した場合のオン抵抗Ron
は約1Ωであるのに対し、(100)Si単結晶を使用
した場合のオン抵抗Ronは約0.88Ωと、(111
)Si単結晶と比較して約12%低減されている。
【0028】更に、周囲温度Taの変化に対するオン抵
抗Ronの変化率(Ta=150℃に於けるオン抵抗R
onの値とTa=25℃に於けるオン抵抗Ronの値と
の比)を比較すると、(111)Si単結晶を使用した
場合のオン抵抗Ronの変化率は約2.2であるのに対
し、(100)Si単結晶を使用した場合のオン抵抗R
onの変化率は約2.4となり、(111)Si単結晶
使用時よりも大きくなることが判る。従って、半導体素
子1の母材に(100)Si単結晶を使用する方がピエ
ゾ抵抗効果は大きく、このピエゾ抵抗効果を有効活用で
きると言える。
抗Ronの変化率(Ta=150℃に於けるオン抵抗R
onの値とTa=25℃に於けるオン抵抗Ronの値と
の比)を比較すると、(111)Si単結晶を使用した
場合のオン抵抗Ronの変化率は約2.2であるのに対
し、(100)Si単結晶を使用した場合のオン抵抗R
onの変化率は約2.4となり、(111)Si単結晶
使用時よりも大きくなることが判る。従って、半導体素
子1の母材に(100)Si単結晶を使用する方がピエ
ゾ抵抗効果は大きく、このピエゾ抵抗効果を有効活用で
きると言える。
【0029】以上説明した通り、封止用樹脂7としてそ
の線膨張係数が金属板の線膨張係数より大きい樹脂を選
択使用するとともに、(100)Si単結晶を半導体素
子1の母材に使用すれば、ピエゾ抵抗効果により半導体
素子1のオン抵抗Ronを低減できる。従来技術の説明
の際に述べたワニス等の保護膜6を単に除去するだけで
オン抵抗Ronの値を低減できることも実験により確認
されており、これを本発明の構成と組み合わせることに
よって、更にオン抵抗Ronを低減することも可能であ
る。
の線膨張係数が金属板の線膨張係数より大きい樹脂を選
択使用するとともに、(100)Si単結晶を半導体素
子1の母材に使用すれば、ピエゾ抵抗効果により半導体
素子1のオン抵抗Ronを低減できる。従来技術の説明
の際に述べたワニス等の保護膜6を単に除去するだけで
オン抵抗Ronの値を低減できることも実験により確認
されており、これを本発明の構成と組み合わせることに
よって、更にオン抵抗Ronを低減することも可能であ
る。
【0030】なお、一般に樹脂は硬化(ガラス転移)の
前後で線膨張係数が変化する場合が多いが、そのような
場合におけるこの発明の樹脂の「線膨張係数」は、硬化
前後のそれぞれの線膨張係数を温度変化範囲にわたって
平均値として定義される。
前後で線膨張係数が変化する場合が多いが、そのような
場合におけるこの発明の樹脂の「線膨張係数」は、硬化
前後のそれぞれの線膨張係数を温度変化範囲にわたって
平均値として定義される。
【0031】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
電界効果型半導体素子として(100)面を主面とする
シリコン単結晶を使用し、且つ半導体素子に圧縮応力が
加わる様に金属板及び封止用樹脂の線膨張係数の値の関
係を規定したので、電界効果型半導体素子のオン抵抗の
値を低減できる効果がある。従って、この発明では半導
体装置自身の発熱を少なくすることが可能であり、半導
体装置に大電流を流すことができる効果がある。
電界効果型半導体素子として(100)面を主面とする
シリコン単結晶を使用し、且つ半導体素子に圧縮応力が
加わる様に金属板及び封止用樹脂の線膨張係数の値の関
係を規定したので、電界効果型半導体素子のオン抵抗の
値を低減できる効果がある。従って、この発明では半導
体装置自身の発熱を少なくすることが可能であり、半導
体装置に大電流を流すことができる効果がある。
【0032】また、請求項2の発明によればそのような
半導体装置を製造することができる。
半導体装置を製造することができる。
【図1】この発明の一実施例である半導体装置の外観と
内部構造を模式的に示した図である。
内部構造を模式的に示した図である。
【図2】図1の半導体装置の主要な製造工程を示した製
造工程図である。
造工程図である。
【図3】半導体装置のトランスファモールド成形時に於
ける断面図である。
ける断面図である。
【図4】半導体装置の室温に於ける断面図である。
【図5】半導体装置のオン抵抗Ronの温度依存性の実
験結果を示したグラフである。
験結果を示したグラフである。
【図6】従来の樹脂封止電界効果型半導体装置の外観と
内部構造を模式的に示した図である。
内部構造を模式的に示した図である。
1 半導体素子
3 金属板
7 樹脂
20 パワーMOSFET
Claims (2)
- 【請求項1】 シリコン単結晶の(100)面を主面
として使用した電界効果型の半導体素子と、前記半導体
素子が固着された金属板と、前記金属板の線膨張係数よ
りも大きな線膨張係数を有し、前記半導体素子と前記金
属板とを覆う樹脂とを備えた樹脂封止電界効果型半導体
装置。 - 【請求項2】 シリコン単結晶の(100)面を主面
として使用した電界効果型の半導体素子を金属板上に固
着する工程と、比較的高い第1の温度において、前記半
導体素子と前記金属板とを、前記金属板の線膨張係数の
1.2倍以上の線膨張係数を有する流動性の樹脂によっ
て覆う工程と、前記半導体素子および前記金属板ととも
に前記樹脂を比較的低い第2の温度まで冷却して前記樹
脂を硬化させる工程とを備えた樹脂封止電界効果型半導
体装置の製造方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3023074A JPH04262560A (ja) | 1991-02-18 | 1991-02-18 | 樹脂封止電界効果型半導体装置およびその製造方法 |
| US07/814,478 US5270573A (en) | 1991-02-18 | 1991-12-30 | Resin mold field effect semiconductor device |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3023074A JPH04262560A (ja) | 1991-02-18 | 1991-02-18 | 樹脂封止電界効果型半導体装置およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04262560A true JPH04262560A (ja) | 1992-09-17 |
Family
ID=12100258
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3023074A Pending JPH04262560A (ja) | 1991-02-18 | 1991-02-18 | 樹脂封止電界効果型半導体装置およびその製造方法 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5270573A (ja) |
| JP (1) | JPH04262560A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006024853A (ja) * | 2004-07-09 | 2006-01-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 半導体装置とその製造方法及びその電気特性制御方法 |
| JP2011102947A (ja) * | 2009-11-12 | 2011-05-26 | Seiko Epson Corp | 表示装置用パネルおよび表示装置 |
| WO2025186902A1 (ja) * | 2024-03-05 | 2025-09-12 | 三菱電機株式会社 | 半導体装置および電力変換装置 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3907743B2 (ja) * | 1995-05-11 | 2007-04-18 | ローム株式会社 | 半導体装置 |
| US6537853B1 (en) | 1999-02-22 | 2003-03-25 | Micron Technology, Inc. | Overmolding encapsulation process |
| US6143581A (en) | 1999-02-22 | 2000-11-07 | Micron Technology, Inc. | Asymmetric transfer molding method and an asymmetric encapsulation made therefrom |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60167451A (ja) * | 1984-02-10 | 1985-08-30 | Nec Corp | 樹脂封止型半導体装置 |
| US4744637A (en) * | 1984-10-05 | 1988-05-17 | Canon Kabushiki Kaisha | Liquid crystal device with a protective layer of a particular coefficient of expansion |
| MY104152A (en) * | 1988-08-12 | 1994-02-28 | Mitsui Chemicals Inc | Processes for producing semiconductor devices. |
-
1991
- 1991-02-18 JP JP3023074A patent/JPH04262560A/ja active Pending
- 1991-12-30 US US07/814,478 patent/US5270573A/en not_active Expired - Lifetime
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006024853A (ja) * | 2004-07-09 | 2006-01-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 半導体装置とその製造方法及びその電気特性制御方法 |
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| WO2025186902A1 (ja) * | 2024-03-05 | 2025-09-12 | 三菱電機株式会社 | 半導体装置および電力変換装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5270573A (en) | 1993-12-14 |
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