JPH04264599A - 音声分析合成装置 - Google Patents
音声分析合成装置Info
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- JPH04264599A JPH04264599A JP3025997A JP2599791A JPH04264599A JP H04264599 A JPH04264599 A JP H04264599A JP 3025997 A JP3025997 A JP 3025997A JP 2599791 A JP2599791 A JP 2599791A JP H04264599 A JPH04264599 A JP H04264599A
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- Japan
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- impulse response
- vector
- spectral envelope
- data
- waveform
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は少ない情報量で高品質な
合成音を得るに好適な音声の分析合成装置に関し、特に
低ビットレート音声伝送や音声蓄積、再生等に利用でき
る音声分析合成装置に関する。
合成音を得るに好適な音声の分析合成装置に関し、特に
低ビットレート音声伝送や音声蓄積、再生等に利用でき
る音声分析合成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、音声の分析合成には、様々な方式
が提案されてきた。特に、情報圧縮率を高めたものとし
て、いわゆるボコーダと呼ばれているものがある。これ
は音声をスペクトル包絡情報と音源情報に分離し、それ
ぞれをパラメータ化するものである。代表的なものとし
て、チャネルボコーダやLPC(線形予測)ボコーダ、
ホモモルフィックボコーダなどがある。これらの概要は
、たとえば、古井貞煕著「ディジタル音声処理」(東海
大学出版会、1985年9月)に要領良くまとめられて
いる。
が提案されてきた。特に、情報圧縮率を高めたものとし
て、いわゆるボコーダと呼ばれているものがある。これ
は音声をスペクトル包絡情報と音源情報に分離し、それ
ぞれをパラメータ化するものである。代表的なものとし
て、チャネルボコーダやLPC(線形予測)ボコーダ、
ホモモルフィックボコーダなどがある。これらの概要は
、たとえば、古井貞煕著「ディジタル音声処理」(東海
大学出版会、1985年9月)に要領良くまとめられて
いる。
【0003】しかし、これらの方式ではスペクトル包絡
の抽出精度が不十分で、合成音声の品質に問題があった
。これに対し、最近新しいスペクトル包絡抽出法として
、PSE(パワースペクトル包絡)分析合成法が提案さ
れている。これは、音声のフーリエパワースペクトルを
ピッチ周波数の間隔で標本化して得られるデータ列から
スペクトル包絡を定義するものであり、その合成音は従
来方式に比べ高品質である。方式の詳細は、中島隆之、
他著、「パワースペクトル包絡(PSE)音声分析・合
成系」(日本音響学会誌44巻11号、昭63−11)
に述べられている。
の抽出精度が不十分で、合成音声の品質に問題があった
。これに対し、最近新しいスペクトル包絡抽出法として
、PSE(パワースペクトル包絡)分析合成法が提案さ
れている。これは、音声のフーリエパワースペクトルを
ピッチ周波数の間隔で標本化して得られるデータ列から
スペクトル包絡を定義するものであり、その合成音は従
来方式に比べ高品質である。方式の詳細は、中島隆之、
他著、「パワースペクトル包絡(PSE)音声分析・合
成系」(日本音響学会誌44巻11号、昭63−11)
に述べられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】PSE分析合成法は高
品質な合成音が得られるが、スペクトル包絡を20項か
ら30項の余弦級数の係数のセット(PSEパラメータ
)で表現するため情報量が多くなる。音声の伝送や蓄積
、再生といった応用においては情報量の低減が重要であ
る。本発明の発明者らはPSEパラメータをベクトル量
子化することで情報量(ビットレート)を削減すること
を検討した。この方法は特願昭63−240972や特
願平01−057706、特願平01−211311等
に述べられている。しかし、PSEパラメータのベクト
ル量子化には、次のような問題があることがわかった。
品質な合成音が得られるが、スペクトル包絡を20項か
ら30項の余弦級数の係数のセット(PSEパラメータ
)で表現するため情報量が多くなる。音声の伝送や蓄積
、再生といった応用においては情報量の低減が重要であ
る。本発明の発明者らはPSEパラメータをベクトル量
子化することで情報量(ビットレート)を削減すること
を検討した。この方法は特願昭63−240972や特
願平01−057706、特願平01−211311等
に述べられている。しかし、PSEパラメータのベクト
ル量子化には、次のような問題があることがわかった。
【0005】PSEパラメータはそのセットとして音声
のパワースペクトル包絡を定義するものである。したが
って、個々のパラメータは音声の音響的特徴を表すスペ
クトル包絡の周波数成分、あるいはスペクトル包絡から
変換されるインパルス応答波形の時間成分に直接対応す
るものではない。このことはPSEパラメータのベクト
ル量子化によって各パラメータに生じる量子化歪と、そ
れが合成音質に与える影響は複雑な関係にあることを示
している。その結果、ベクトル量子化特性の向上が合成
音声の品質向上に直接結び付かない場合があった(第1
の課題)。本発明の第1の目的は、音声分析合成にベク
トル量子化を適用する場合に、ベクトル量子化の特性改
善が合成音声品質の改善に直接結び付くようなパラメー
タをベクトルとして取り出し、ベクトル量子化後のベク
トルから元のパラメータを良好に復元することである。
のパワースペクトル包絡を定義するものである。したが
って、個々のパラメータは音声の音響的特徴を表すスペ
クトル包絡の周波数成分、あるいはスペクトル包絡から
変換されるインパルス応答波形の時間成分に直接対応す
るものではない。このことはPSEパラメータのベクト
ル量子化によって各パラメータに生じる量子化歪と、そ
れが合成音質に与える影響は複雑な関係にあることを示
している。その結果、ベクトル量子化特性の向上が合成
音声の品質向上に直接結び付かない場合があった(第1
の課題)。本発明の第1の目的は、音声分析合成にベク
トル量子化を適用する場合に、ベクトル量子化の特性改
善が合成音声品質の改善に直接結び付くようなパラメー
タをベクトルとして取り出し、ベクトル量子化後のベク
トルから元のパラメータを良好に復元することである。
【0006】また、中島等の方法でピッチ周波数の整数
倍で標本化した対数パワースペクトルから定義したスペ
クトル包絡は、音声によってはスペクトル包絡の形状が
過剰に波打つことがある。この結果、スペクトルの特定
周波数成分の不自然な強調や抑圧が生じ、合成音声の品
質が劣化するという問題があった(第2の課題)。本発
明の第2の目的は、過剰な波打ちが生じないようなスペ
クトル包絡を生成することである。
倍で標本化した対数パワースペクトルから定義したスペ
クトル包絡は、音声によってはスペクトル包絡の形状が
過剰に波打つことがある。この結果、スペクトルの特定
周波数成分の不自然な強調や抑圧が生じ、合成音声の品
質が劣化するという問題があった(第2の課題)。本発
明の第2の目的は、過剰な波打ちが生じないようなスペ
クトル包絡を生成することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記第1の課
題を解決するために、合成音声の品質との対応が明確な
スペクトル包絡の周波数成分、あるいはインパルス応答
波形のサンプルをベクトル量子化するための手段を設け
ることを特徴とする。すなわち、スペクトル包絡をベク
トル量子化する場合には、所定の周波数分解能のスペク
トル包絡データからベクトル量子化のベクトル次元に一
致した個数のデータを取り出すスペクトル包絡ベクトル
化手段と、ベクトル量子化後のデータからスペクトル包
絡を復元するスペクトル包絡復元手段とを設ける。また
、インパルス応答をベクトル量子化する場合には、所定
の時間分解能のインパルス応答波形サンプルからベクト
ル量子化のベクトル次元に一致した個数のサンプルを取
り出す手段と、ベクトル量子化後のデータからインパル
ス応答波形を復元する手段とを設ける。
題を解決するために、合成音声の品質との対応が明確な
スペクトル包絡の周波数成分、あるいはインパルス応答
波形のサンプルをベクトル量子化するための手段を設け
ることを特徴とする。すなわち、スペクトル包絡をベク
トル量子化する場合には、所定の周波数分解能のスペク
トル包絡データからベクトル量子化のベクトル次元に一
致した個数のデータを取り出すスペクトル包絡ベクトル
化手段と、ベクトル量子化後のデータからスペクトル包
絡を復元するスペクトル包絡復元手段とを設ける。また
、インパルス応答をベクトル量子化する場合には、所定
の時間分解能のインパルス応答波形サンプルからベクト
ル量子化のベクトル次元に一致した個数のサンプルを取
り出す手段と、ベクトル量子化後のデータからインパル
ス応答波形を復元する手段とを設ける。
【0008】また、本発明は、上記第2の課題を解決す
るために、音声の対数パワースペクトルのピッチ周波数
間隔の標本データから、放物線のあてはめを基本とする
スペクトル包絡生成手段を設けることを特徴とする。
るために、音声の対数パワースペクトルのピッチ周波数
間隔の標本データから、放物線のあてはめを基本とする
スペクトル包絡生成手段を設けることを特徴とする。
【0009】
【作用】まず、スペクトル包絡をベクトル量子化する場
合の作用について説明する。
合の作用について説明する。
【0010】スペクトル包絡ベクトル化手段では、スペ
クトル包絡(所定の周波数間隔(周波数分解能)の対数
パワー値のデータ列)を入力し、ベクトル量子化のため
のスペクトル包絡ベクトルを求める。具体的には、この
データ列の平均値を算出し、これを各データから減算し
、対数パワー値が正規化されたスペクトル包絡データを
求める。次に、この正規化スペクトル包絡データから、
メル尺度上で等間隔になるような周波数間隔で(すなわ
ち周波数の低域では密に、高域では粗になるような間隔
で)ベクトルの次元と一致した個数のデータを再標本化
し、スペクトル包絡ベクトルを得る。メル尺度上で等間
隔に再標本化することによって、ベクトルの次元が小さ
くても聴覚的には品質劣化の少ない合成音声が復元でき
る。
クトル包絡(所定の周波数間隔(周波数分解能)の対数
パワー値のデータ列)を入力し、ベクトル量子化のため
のスペクトル包絡ベクトルを求める。具体的には、この
データ列の平均値を算出し、これを各データから減算し
、対数パワー値が正規化されたスペクトル包絡データを
求める。次に、この正規化スペクトル包絡データから、
メル尺度上で等間隔になるような周波数間隔で(すなわ
ち周波数の低域では密に、高域では粗になるような間隔
で)ベクトルの次元と一致した個数のデータを再標本化
し、スペクトル包絡ベクトルを得る。メル尺度上で等間
隔に再標本化することによって、ベクトルの次元が小さ
くても聴覚的には品質劣化の少ない合成音声が復元でき
る。
【0011】スペクトル包絡復元手段では、ベクトル量
子化によって量子化されたベクトルから元のスペクトル
包絡データを復元する。量子化されたベクトルを周波数
軸上に再配置すると、データは不等間隔に配置されてい
る。これらのデータの間のデータを補間によって求める
。具体的には連続する3つのデータに対して放物線のあ
てはめを行い、2つのデータ間の値はその2つのデータ
を通る2つの放物線を重み付けて加算することによって
補間している。すなわち、補間された値は2つの放物線
の加重平均値になっている。補間されたデータに、正規
化時に差し引いた対数パワー値の平均値を加算すること
で、スペクトル包絡を復元する。
子化によって量子化されたベクトルから元のスペクトル
包絡データを復元する。量子化されたベクトルを周波数
軸上に再配置すると、データは不等間隔に配置されてい
る。これらのデータの間のデータを補間によって求める
。具体的には連続する3つのデータに対して放物線のあ
てはめを行い、2つのデータ間の値はその2つのデータ
を通る2つの放物線を重み付けて加算することによって
補間している。すなわち、補間された値は2つの放物線
の加重平均値になっている。補間されたデータに、正規
化時に差し引いた対数パワー値の平均値を加算すること
で、スペクトル包絡を復元する。
【0012】次に、インパルス応答波形をベクトル量子
化する場合の作用について説明する。インパルス応答ベ
クトル化手段では、零位相化インパルス応答(所定の時
間間隔(時間分解能)の振幅値のデータ列)を入力し、
ベクトル量子化のためのインパルス応答ベクトルを求め
る。具体的には、零位相化インパルス応答は時刻0に対
して対称なので、時刻0以上のデータのみを取り出す。 次に、時刻0のデータの振幅値が最大なので、この値で
他のデータの振幅値を除すことで振幅を正規化する。さ
らに、この振幅を正規化したインパルス応答波形のサン
プルを、時刻0のサンプルから順に、ベクトルの次元と
一致した個数だけ等間隔に再標本化することによってイ
ンパルス応答ベクトルを求める。ただし、再標本化の間
隔は、ピッチ周期の関数としてあらかじめ決められてい
るものを選択する。このようにすることで、聴覚的に重
要な特徴を保存したインパルス応答ベクトルが得られる
。インパルス応答復元手段では、ベクトル量子化によっ
て量子化されたベクトルから元のインパルス応答波形デ
ータを復元する。ベクトルの次元以上の、打ち切られた
部分の情報は失われているので、次のように復元する。 量子化値データを波形とみなして線形予測分析し、線形
予測係数を求め、この係数を用いてベクトル次元以上の
波形を予測し、外挿する。このようにすることで、量子
化データと声道特性が一致するような外挿波形が得られ
る。外挿した部分も含め、振幅の正規化に用いた最大振
幅値をかけることによって振幅値を復元し、時刻0に対
して対称な波形を生成することによって零位相化インパ
ルス応答波形を復元する。
化する場合の作用について説明する。インパルス応答ベ
クトル化手段では、零位相化インパルス応答(所定の時
間間隔(時間分解能)の振幅値のデータ列)を入力し、
ベクトル量子化のためのインパルス応答ベクトルを求め
る。具体的には、零位相化インパルス応答は時刻0に対
して対称なので、時刻0以上のデータのみを取り出す。 次に、時刻0のデータの振幅値が最大なので、この値で
他のデータの振幅値を除すことで振幅を正規化する。さ
らに、この振幅を正規化したインパルス応答波形のサン
プルを、時刻0のサンプルから順に、ベクトルの次元と
一致した個数だけ等間隔に再標本化することによってイ
ンパルス応答ベクトルを求める。ただし、再標本化の間
隔は、ピッチ周期の関数としてあらかじめ決められてい
るものを選択する。このようにすることで、聴覚的に重
要な特徴を保存したインパルス応答ベクトルが得られる
。インパルス応答復元手段では、ベクトル量子化によっ
て量子化されたベクトルから元のインパルス応答波形デ
ータを復元する。ベクトルの次元以上の、打ち切られた
部分の情報は失われているので、次のように復元する。 量子化値データを波形とみなして線形予測分析し、線形
予測係数を求め、この係数を用いてベクトル次元以上の
波形を予測し、外挿する。このようにすることで、量子
化データと声道特性が一致するような外挿波形が得られ
る。外挿した部分も含め、振幅の正規化に用いた最大振
幅値をかけることによって振幅値を復元し、時刻0に対
して対称な波形を生成することによって零位相化インパ
ルス応答波形を復元する。
【0013】第2の課題では、スペクトル包絡生成手段
において、ピッチ周波数の整数倍で標本化された対数パ
ワー値のデータ列を入力し、スペクトル包絡を生成する
。具体的には、上述のスペクトル包絡復元手段における
のと同様に、放物線のあてはめと重み付け加算によって
スペクトル包絡を生成する。これによって、過剰な波打
ちがない滑らかなスペクトル包絡が得られる。
において、ピッチ周波数の整数倍で標本化された対数パ
ワー値のデータ列を入力し、スペクトル包絡を生成する
。具体的には、上述のスペクトル包絡復元手段における
のと同様に、放物線のあてはめと重み付け加算によって
スペクトル包絡を生成する。これによって、過剰な波打
ちがない滑らかなスペクトル包絡が得られる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1は本発明の音声分析合成装置の第1の実施例を
示すブロック図である。図1において、アナログ音声信
号1はアナログ・ディジタル(A/D)変換器2を経て
ディジタル音声データ3として、2面構成のバッファメ
モリ4に入力される。このメモリはそれ以降の処理の時
間調整と、入力音声の中断を防止するために設けられて
いる。バッファメモリ4から1分析フレーム分の音声デ
ータ5が読み出され、ピッチ抽出部6とスペクトル分析
部9に入力される。ピッチ抽出部6では、ピッチ周期7
とピッチ周波数8が求められる。スペクトル分析部9に
は、ピッチ抽出部6で求められたピッチ周波数8も入力
され、ピッチ周波数の整数倍で標本化された対数パワー
スペクトルのデータ10が求められる。
る。図1は本発明の音声分析合成装置の第1の実施例を
示すブロック図である。図1において、アナログ音声信
号1はアナログ・ディジタル(A/D)変換器2を経て
ディジタル音声データ3として、2面構成のバッファメ
モリ4に入力される。このメモリはそれ以降の処理の時
間調整と、入力音声の中断を防止するために設けられて
いる。バッファメモリ4から1分析フレーム分の音声デ
ータ5が読み出され、ピッチ抽出部6とスペクトル分析
部9に入力される。ピッチ抽出部6では、ピッチ周期7
とピッチ周波数8が求められる。スペクトル分析部9に
は、ピッチ抽出部6で求められたピッチ周波数8も入力
され、ピッチ周波数の整数倍で標本化された対数パワー
スペクトルのデータ10が求められる。
【0015】スペクトル包絡生成部11では対数パワー
スペクトルデータ10から対数パワースペクトル包絡(
以下、単にスペクトル包絡)データ12を生成する。 スペクトル包絡ベクトル化部30ではスペクトル包絡デ
ータ12を正規化、再標本化し、スペクトル包絡データ
12の平均値31とスペクトル包絡ベクトル32を求め
る。
スペクトルデータ10から対数パワースペクトル包絡(
以下、単にスペクトル包絡)データ12を生成する。 スペクトル包絡ベクトル化部30ではスペクトル包絡デ
ータ12を正規化、再標本化し、スペクトル包絡データ
12の平均値31とスペクトル包絡ベクトル32を求め
る。
【0016】スペクトル包絡ベクトル32は、ベクトル
量子化部50においてコードブック51から読み出され
たコードベクトル52と照合され、量子化されたスペク
トル包絡ベクトル32’を出力する。スペクトル包絡復
元部33では、量子化スペクトル包絡ベクトル32’と
スペクトル包絡データの平均値31からスペクトル包絡
が復元され、復元スペクトル包絡データ12’として出
力される。インパルス応答変換部13では復元スペクト
ル包絡データ12’がインパルス応答波形14に変換さ
れる。波形合成部15ではインパルス応答波形14の振
幅を補正し、ピッチ周期7の間隔でずらしながら足し合
わせて、音声波形16が合成され、出力用の2面バッフ
ァメモリ17を経て、連続したディジタル信号18とな
り、ディジタル・アナログ(D/A)変換器19により
アナログ信号に変換され、出力音声20として出力され
る。
量子化部50においてコードブック51から読み出され
たコードベクトル52と照合され、量子化されたスペク
トル包絡ベクトル32’を出力する。スペクトル包絡復
元部33では、量子化スペクトル包絡ベクトル32’と
スペクトル包絡データの平均値31からスペクトル包絡
が復元され、復元スペクトル包絡データ12’として出
力される。インパルス応答変換部13では復元スペクト
ル包絡データ12’がインパルス応答波形14に変換さ
れる。波形合成部15ではインパルス応答波形14の振
幅を補正し、ピッチ周期7の間隔でずらしながら足し合
わせて、音声波形16が合成され、出力用の2面バッフ
ァメモリ17を経て、連続したディジタル信号18とな
り、ディジタル・アナログ(D/A)変換器19により
アナログ信号に変換され、出力音声20として出力され
る。
【0017】以下、各部分を詳細に説明する。A/D変
換器2では、帯域を4kHz以下に制限されたアナログ
音声信号1を8kHzのサンプリングレートでディジタ
ル音声データ3に変換する。バッファメモリ4から1分
析フレームとして30ms(240サンプル)の音声デ
ータが読み出される。その更新周期は20msである。 これらは、音声の分析合成において普通に用いられる平
均的な数値である。ピッチ抽出部6では自己相関法やA
MDF法、ケプストラム法など公知の手法によってピッ
チ周期7を求める。ピッチ周期の時間分解能は、通常は
サンプリングレートの逆数(8kHzサンプリングのと
きは125μs)であるが、ここでは2次曲線による補
間を行い、時間分解能の向上を図っている。ピッチ周波
数8はピッチ周期7の逆数として求まる。図2はスペク
トル分析部9を説明するための図である。前処理部90
1では、1フレーム分(240サンプル)の音声データ
5に対してハミング窓をかけ、さらに1808個の値が
0のデータを付加し、合計2048点のデータ902と
する。このデータ902はフーリエ変換部903に入力
され、高速フーリエ変換(FFT)される。フーリエ係
数を絶対値で表示したものが音声データ5の周波数成分
、すなわちスペクトルとなる。スペクトルは、振幅と位
相で表されているものとする(複素スペクトルで表され
ることもあるが、相互に変換可能である)。前処理部9
01において値が0のデータを付加したのは周波数分解
能を向上させるためであり、本実施例における分解能は
約3.9Hzである。ここでは0から4kHzに対応す
る1024個の振幅データ904が出力される。
換器2では、帯域を4kHz以下に制限されたアナログ
音声信号1を8kHzのサンプリングレートでディジタ
ル音声データ3に変換する。バッファメモリ4から1分
析フレームとして30ms(240サンプル)の音声デ
ータが読み出される。その更新周期は20msである。 これらは、音声の分析合成において普通に用いられる平
均的な数値である。ピッチ抽出部6では自己相関法やA
MDF法、ケプストラム法など公知の手法によってピッ
チ周期7を求める。ピッチ周期の時間分解能は、通常は
サンプリングレートの逆数(8kHzサンプリングのと
きは125μs)であるが、ここでは2次曲線による補
間を行い、時間分解能の向上を図っている。ピッチ周波
数8はピッチ周期7の逆数として求まる。図2はスペク
トル分析部9を説明するための図である。前処理部90
1では、1フレーム分(240サンプル)の音声データ
5に対してハミング窓をかけ、さらに1808個の値が
0のデータを付加し、合計2048点のデータ902と
する。このデータ902はフーリエ変換部903に入力
され、高速フーリエ変換(FFT)される。フーリエ係
数を絶対値で表示したものが音声データ5の周波数成分
、すなわちスペクトルとなる。スペクトルは、振幅と位
相で表されているものとする(複素スペクトルで表され
ることもあるが、相互に変換可能である)。前処理部9
01において値が0のデータを付加したのは周波数分解
能を向上させるためであり、本実施例における分解能は
約3.9Hzである。ここでは0から4kHzに対応す
る1024個の振幅データ904が出力される。
【0018】再標本化部905では、振幅データ904
から0Hzを起点としてピッチ周波数8の整数倍の周波
数に対応する再標本化振幅データ906が再標本化され
る。例えばピッチ周波数が120Hzのときには、0,
120,240,,,3960Hzに周波数分解能の1
/2以下の誤差で対応する、全部で34個の振幅データ
906が出力される。ピッチ周波数の整数倍で再標本化
する理由については、中島等の論文”パワースペクトル
包絡(PSE)音声分析・合成系”、日本音響学会誌4
4巻11号(昭63−11)に詳細に述べられている。
から0Hzを起点としてピッチ周波数8の整数倍の周波
数に対応する再標本化振幅データ906が再標本化され
る。例えばピッチ周波数が120Hzのときには、0,
120,240,,,3960Hzに周波数分解能の1
/2以下の誤差で対応する、全部で34個の振幅データ
906が出力される。ピッチ周波数の整数倍で再標本化
する理由については、中島等の論文”パワースペクトル
包絡(PSE)音声分析・合成系”、日本音響学会誌4
4巻11号(昭63−11)に詳細に述べられている。
【0019】パワー変換部907では、再標本化された
振幅データ906を2乗してパワー化し、パワーデータ
908とする。対数変換部909では、これらのパワー
データ908のそれぞれを対数変換し、対数パワーデー
タ10を出力する。対数パワーデータは、1フレーム分
の音声データの対数パワースペクトルをピッチ周波数の
整数倍で再標本化したものとみなすことが出来る。した
がって、対数パワーデータ10をピッチ周波数の整数倍
で再標本化した対数パワースペクトルデータと呼ぶこと
もある。
振幅データ906を2乗してパワー化し、パワーデータ
908とする。対数変換部909では、これらのパワー
データ908のそれぞれを対数変換し、対数パワーデー
タ10を出力する。対数パワーデータは、1フレーム分
の音声データの対数パワースペクトルをピッチ周波数の
整数倍で再標本化したものとみなすことが出来る。した
がって、対数パワーデータ10をピッチ周波数の整数倍
で再標本化した対数パワースペクトルデータと呼ぶこと
もある。
【0020】図3はスペクトル包絡生成部11の構成を
示している。スペクトル包絡生成部11は放物線あては
め部1101と重み付き加算部1103からなる。放物
線あてはめ部1101では、対数パワーデータ10の連
続する3つのデータに対し、この3点を通るような放物
線を決定する。図4はこれを説明する図である。3つの
対数パワーデータ1104、1105、1106を通る
放物線1108が決定される。1108は数1のように
表される。
示している。スペクトル包絡生成部11は放物線あては
め部1101と重み付き加算部1103からなる。放物
線あてはめ部1101では、対数パワーデータ10の連
続する3つのデータに対し、この3点を通るような放物
線を決定する。図4はこれを説明する図である。3つの
対数パワーデータ1104、1105、1106を通る
放物線1108が決定される。1108は数1のように
表される。
【0021】
【数1】
【0022】ここに、fは周波数を示す。同様に3つの
対数パワーデータ1105、1106、1107を通る
放物線1109が決定される。1109は数2のように
表される。
対数パワーデータ1105、1106、1107を通る
放物線1109が決定される。1109は数2のように
表される。
【0023】
【数2】
【0024】重み付き加算部1003では上述のように
して決定された放物線1108と1109(これらの放
物線をまとめて図3では1102と表している)を用い
て周波数軸上の点npと(n+1)p(pはピッチ周波
数を表す)の間の対数パワーの値y(f)を数3を用い
て補間する。
して決定された放物線1108と1109(これらの放
物線をまとめて図3では1102と表している)を用い
て周波数軸上の点npと(n+1)p(pはピッチ周波
数を表す)の間の対数パワーの値y(f)を数3を用い
て補間する。
【0025】
【数3】
【0026】w(f)は重み関数であり、図5の111
1に示すようなものである。すなわち、補間された値は
2つの放物線の加重平均値になっている。補間結果を図
4の1110に示す。なお、周波数0とpの間について
は、元の対数パワースペクトルは周波数0に対して対称
なので、周波数pの対数パワー値が周波数−pにもある
と仮定して、−p、0、pの対数パワーデータを通る放
物線を求め、これと0、p、2pの対数パワーデータを
通る放物線とを用いて補間する。以上のような操作を対
数パワーデータ10の全てのデータについて行い、スペ
クトル包絡データ12を生成する。2048点のフーリ
エ変換を行った場合は、1024点のスペクトル包絡デ
ータが得られることになる。
1に示すようなものである。すなわち、補間された値は
2つの放物線の加重平均値になっている。補間結果を図
4の1110に示す。なお、周波数0とpの間について
は、元の対数パワースペクトルは周波数0に対して対称
なので、周波数pの対数パワー値が周波数−pにもある
と仮定して、−p、0、pの対数パワーデータを通る放
物線を求め、これと0、p、2pの対数パワーデータを
通る放物線とを用いて補間する。以上のような操作を対
数パワーデータ10の全てのデータについて行い、スペ
クトル包絡データ12を生成する。2048点のフーリ
エ変換を行った場合は、1024点のスペクトル包絡デ
ータが得られることになる。
【0027】一方、中島等はスペクトル包絡を有限項の
余弦級数(数4)で定義している。
余弦級数(数4)で定義している。
【0028】
【数4】
【0029】ここでmは項数、λはサンプリング周波数
を2πに対応させた角周波数である。係数Aは、ピッチ
周波数で標本化された対数パワースペクトルデータ10
と、数4によるY(λ)との2乗誤差が最小となるよう
に求められる。項数mは通常25程度である。この詳細
については、前出の中島等の論文”パワースペクトル包
絡(PSE)音声分析・合成系”、日本音響学会誌44
巻11号(昭63−11)に述べられている。余弦級数
で定義したスペクトル包絡は周波数に関してのn階微分
が連続ではあるが、その形状は過剰な波打ちが生じる場
合がある。これに対し、本発明の方法によって得られた
スペクトル包絡はn階微分の連続性は保証されないが、
過剰な波打ちが無い滑らかなものとなっている。
を2πに対応させた角周波数である。係数Aは、ピッチ
周波数で標本化された対数パワースペクトルデータ10
と、数4によるY(λ)との2乗誤差が最小となるよう
に求められる。項数mは通常25程度である。この詳細
については、前出の中島等の論文”パワースペクトル包
絡(PSE)音声分析・合成系”、日本音響学会誌44
巻11号(昭63−11)に述べられている。余弦級数
で定義したスペクトル包絡は周波数に関してのn階微分
が連続ではあるが、その形状は過剰な波打ちが生じる場
合がある。これに対し、本発明の方法によって得られた
スペクトル包絡はn階微分の連続性は保証されないが、
過剰な波打ちが無い滑らかなものとなっている。
【0030】次に、スペクトル包絡ベクトル化部30に
ついて図6を用いて説明する。スペクトル包絡データ1
2は対数パワー正規化部3001においてスペクトル包
絡データの平均値31が計算され、この値を各スペクト
ル包絡データから減算することによって正規化スペクト
ル包絡データ3002を求める。等メル再標本化部30
03では、この正規化スペクトル包絡データ3002か
ら所定個数(ベクトルの次元に一致した個数)のデータ
を再標本化し、スペクトル包絡ベクトル32として出力
する。再標本化の方法は、メル尺度上で等間隔になるよ
うに取り出すデータを決定する。具体的には、あらかじ
めメル尺度上で等間隔になるような所定個数の周波数値
のテーブルを作成しておき、これを参照することによっ
て正規化スペクトル包絡データ3002を再標本化する
。
ついて図6を用いて説明する。スペクトル包絡データ1
2は対数パワー正規化部3001においてスペクトル包
絡データの平均値31が計算され、この値を各スペクト
ル包絡データから減算することによって正規化スペクト
ル包絡データ3002を求める。等メル再標本化部30
03では、この正規化スペクトル包絡データ3002か
ら所定個数(ベクトルの次元に一致した個数)のデータ
を再標本化し、スペクトル包絡ベクトル32として出力
する。再標本化の方法は、メル尺度上で等間隔になるよ
うに取り出すデータを決定する。具体的には、あらかじ
めメル尺度上で等間隔になるような所定個数の周波数値
のテーブルを作成しておき、これを参照することによっ
て正規化スペクトル包絡データ3002を再標本化する
。
【0031】周波数領域のパラメータをベクトル量子化
する例として、ピッチ周波数間隔で標本化した対数パワ
ースペクトルデータ10そのものを用いることも考えら
れる。しかし、このデータ数はピッチ周波数に依存しフ
レームごとに異なるため、一般に固定次元のベクトルを
用いるベクトル量子化との整合性が悪い。そこで、本発
明ではスペクトル包絡データの再標本化によってベクト
ル量子化の対象とするベクトルを作成している。
する例として、ピッチ周波数間隔で標本化した対数パワ
ースペクトルデータ10そのものを用いることも考えら
れる。しかし、このデータ数はピッチ周波数に依存しフ
レームごとに異なるため、一般に固定次元のベクトルを
用いるベクトル量子化との整合性が悪い。そこで、本発
明ではスペクトル包絡データの再標本化によってベクト
ル量子化の対象とするベクトルを作成している。
【0032】ベクトルの次元(再標本化するデータ数)
が大きいほどスペクトル包絡の近似度は向上するが、コ
ードベクトルとの照合のための距離計算の演算量やコー
ドベクトルの記憶容量が増大するため、あまり大きくす
ることができない。したがって、少ない点数でもなるべ
く音質の劣化が少ないような、スペクトル包絡の再標本
化が重要である。ここではメル尺度上で等間隔になるよ
うに、すなわち周波数の低域では密に、高域では粗にな
るように再標本化している。再標本化の点数(ベクトル
次元)は25程度である。メル尺度上で等間隔に再標本
化することによって、ベクトルの次元が小さくても聴覚
的には品質劣化の少ない合成音声が復元できる。
が大きいほどスペクトル包絡の近似度は向上するが、コ
ードベクトルとの照合のための距離計算の演算量やコー
ドベクトルの記憶容量が増大するため、あまり大きくす
ることができない。したがって、少ない点数でもなるべ
く音質の劣化が少ないような、スペクトル包絡の再標本
化が重要である。ここではメル尺度上で等間隔になるよ
うに、すなわち周波数の低域では密に、高域では粗にな
るように再標本化している。再標本化の点数(ベクトル
次元)は25程度である。メル尺度上で等間隔に再標本
化することによって、ベクトルの次元が小さくても聴覚
的には品質劣化の少ない合成音声が復元できる。
【0033】スペクトル包絡ベクトル32は、ベクトル
量子化部50においてコードブック51に格納されてい
る各コードベクトル52との距離が計算され、距離値が
最も小さいコードベクトルの値が量子化されたスペクト
ル包絡ベクトル32’として出力される。以上は通常の
ベクトル量子化手法を用いた場合であるが、ベクトル量
子化部については本発明の発明者らがすでに提案してい
るファジィベクトル量子化や相補型ベクトル量子化を用
いることも可能である。これらについては、特願昭63
−240972や特願平01−057706、特願平0
1−211311に開示されている。いずれにしても、
スペクトル包絡ベクトル32に対応して量子化されたス
ペクトル包絡ベクトル32’が得られる。
量子化部50においてコードブック51に格納されてい
る各コードベクトル52との距離が計算され、距離値が
最も小さいコードベクトルの値が量子化されたスペクト
ル包絡ベクトル32’として出力される。以上は通常の
ベクトル量子化手法を用いた場合であるが、ベクトル量
子化部については本発明の発明者らがすでに提案してい
るファジィベクトル量子化や相補型ベクトル量子化を用
いることも可能である。これらについては、特願昭63
−240972や特願平01−057706、特願平0
1−211311に開示されている。いずれにしても、
スペクトル包絡ベクトル32に対応して量子化されたス
ペクトル包絡ベクトル32’が得られる。
【0034】次にスペクトル包絡復元部33について説
明する。図7はその構成を示す。スペクトル包絡復元部
33では、ベクトル量子化によって量子化されたスペク
トル包絡ベクトル32’から復元されたスペクトル包絡
データ12’を求める。量子化されたスペクトル包絡ベ
クトル32’を周波数軸上に再配置すると、データは不
等間隔に配置されることになる。これらの再配置された
データの間を補間によって求める。具体的にはスペクト
ル包絡生成部11におけるのと同様に、放物線あてはめ
部3301において連続する3つのデータに対して放物
線のあてはめを行い、重み付き加算部3303において
2つのデータ間の値をその2つのデータを通る2つの放
物線3302を重み付けて加算することによって補間し
ている。この結果、0Hzから4kHzに対応する10
24個の正規化スペクトル包絡の補間データ3304が
得られる。平均値加算部3305において、補間データ
3304に、正規化時に差し引いたスペクトル包絡デー
タの平均値31を加算することで、復元されたスペクト
ル包絡データ12’が得られる。
明する。図7はその構成を示す。スペクトル包絡復元部
33では、ベクトル量子化によって量子化されたスペク
トル包絡ベクトル32’から復元されたスペクトル包絡
データ12’を求める。量子化されたスペクトル包絡ベ
クトル32’を周波数軸上に再配置すると、データは不
等間隔に配置されることになる。これらの再配置された
データの間を補間によって求める。具体的にはスペクト
ル包絡生成部11におけるのと同様に、放物線あてはめ
部3301において連続する3つのデータに対して放物
線のあてはめを行い、重み付き加算部3303において
2つのデータ間の値をその2つのデータを通る2つの放
物線3302を重み付けて加算することによって補間し
ている。この結果、0Hzから4kHzに対応する10
24個の正規化スペクトル包絡の補間データ3304が
得られる。平均値加算部3305において、補間データ
3304に、正規化時に差し引いたスペクトル包絡デー
タの平均値31を加算することで、復元されたスペクト
ル包絡データ12’が得られる。
【0035】なお、不等間隔に配置されているデータに
対して、中島等の余弦級数のあてはめによるスペクトル
包絡の定義の方法は適用することはできない。これは、
余弦級数値に対する拘束が再標本値のある点だけに有効
であり、それ以外の点では値が極端に変動しうるからで
ある。これに対し、本発明の放物線のあてはめは、補間
するデータが不等間隔に配置されていても滑らかに補間
できるという特長を持っている。
対して、中島等の余弦級数のあてはめによるスペクトル
包絡の定義の方法は適用することはできない。これは、
余弦級数値に対する拘束が再標本値のある点だけに有効
であり、それ以外の点では値が極端に変動しうるからで
ある。これに対し、本発明の放物線のあてはめは、補間
するデータが不等間隔に配置されていても滑らかに補間
できるという特長を持っている。
【0036】復元されたスペクトル包絡データ12’は
図8に示すインパルス応答変換部13でインパルス応答
波形14に変換される。1024点の復元スペクトル包
絡データ12’は指数変換部1301において対数パワ
ーの次元から絶対値振幅の次元に変換され、零位相化ス
ペクトル1302を得る。スペクトルは周波数0Hzに
対して対称なので、周波数を反転したデータを付加し、
2048点のデータとする。これをフーリエ逆変換部1
303で高速フーリエ逆変換(IFFT)することによ
って、零位相化インパルス応答波形14を得る。なお、
インパルス応答波形の位相条件は零位相に限定されるも
のではない。他の例は本発明の発明者らによる別の出願
、例えば特願平02−164748等にも述べられてい
る。
図8に示すインパルス応答変換部13でインパルス応答
波形14に変換される。1024点の復元スペクトル包
絡データ12’は指数変換部1301において対数パワ
ーの次元から絶対値振幅の次元に変換され、零位相化ス
ペクトル1302を得る。スペクトルは周波数0Hzに
対して対称なので、周波数を反転したデータを付加し、
2048点のデータとする。これをフーリエ逆変換部1
303で高速フーリエ逆変換(IFFT)することによ
って、零位相化インパルス応答波形14を得る。なお、
インパルス応答波形の位相条件は零位相に限定されるも
のではない。他の例は本発明の発明者らによる別の出願
、例えば特願平02−164748等にも述べられてい
る。
【0037】インパルス応答波形14は波形合成部15
に入力され、1フレーム周期(20ms)分の復元音声
波形16が合成される。ここではまず、振幅補正部15
01において1フレーム周期に何個のインパルス応答波
形が入るかをピッチ周期7を用いて計算し、この値に比
例した係数をかけることによって振幅が補正されたイン
パルス応答波形1502を求める。これは合成音声のフ
レーム内のパワーが原音声のパワーと一致するようにす
るためである。次に重ね合わせ合成部1503で順次ピ
ッチ周期7の間隔だけずらしながら加え合わせられ、1
フレーム分の音声波形16が得られる。
に入力され、1フレーム周期(20ms)分の復元音声
波形16が合成される。ここではまず、振幅補正部15
01において1フレーム周期に何個のインパルス応答波
形が入るかをピッチ周期7を用いて計算し、この値に比
例した係数をかけることによって振幅が補正されたイン
パルス応答波形1502を求める。これは合成音声のフ
レーム内のパワーが原音声のパワーと一致するようにす
るためである。次に重ね合わせ合成部1503で順次ピ
ッチ周期7の間隔だけずらしながら加え合わせられ、1
フレーム分の音声波形16が得られる。
【0038】1フレーム分の音声波形16は2面構成の
バッファメモリ17に入力され、時間的に連続したディ
ジタル音声信号18がディジタル・アナログ(D/A)
変換器19を経由してアナログ音声信号20として出力
される。本実施例によれば、スペクトル包絡をベクトル
量子化によって情報圧縮しても、良好な品質の合成音声
が得られる。
バッファメモリ17に入力され、時間的に連続したディ
ジタル音声信号18がディジタル・アナログ(D/A)
変換器19を経由してアナログ音声信号20として出力
される。本実施例によれば、スペクトル包絡をベクトル
量子化によって情報圧縮しても、良好な品質の合成音声
が得られる。
【0039】次に本発明の音声分析合成装置の第2の実
施例について説明する。図10は第2の実施例のブロッ
ク図である。第1の実施例との違いは、スペクトル包絡
のベクトル量子化の代わりに、インパルス応答波形のベ
クトル量子化を行う点である。他の部分は基本的に第1
の実施例と同じであるので、ここではインパルス応答波
形のベクトル量子化部分について詳細に説明する。
施例について説明する。図10は第2の実施例のブロッ
ク図である。第1の実施例との違いは、スペクトル包絡
のベクトル量子化の代わりに、インパルス応答波形のベ
クトル量子化を行う点である。他の部分は基本的に第1
の実施例と同じであるので、ここではインパルス応答波
形のベクトル量子化部分について詳細に説明する。
【0040】インパルス応答変換部13では、スペクト
ル包絡生成部11で得られたスペクトル包絡データ12
を零位相化インパルス応答波形14に変換する。このイ
ンパルス応答波形14はインパルス応答ベクトル化部4
0でベクトル量子化の対象となるベクトルに変換される
。
ル包絡生成部11で得られたスペクトル包絡データ12
を零位相化インパルス応答波形14に変換する。このイ
ンパルス応答波形14はインパルス応答ベクトル化部4
0でベクトル量子化の対象となるベクトルに変換される
。
【0041】図11はインパルス応答ベクトル化部40
の構成を示している。インパルス応答ベクトル化部40
では、零位相化インパルス応答(所定の時間分解能、本
実施例では125μs間隔、の振幅値のデータ列)14
を入力し、ベクトル量子化のためのインパルス応答ベク
トル42を求める。具体的には、零位相化インパルス応
答は時刻0に対して対称なので、振幅正規化部4001
において時刻0以上のデータのみを取り出す。次に、時
刻0のデータの振幅値が最大なので、この値で他のデー
タの振幅値を除すことで振幅を正規化したインパルス応
答データ4002を求める。時刻0のデータの振幅値は
最大振幅値41として出力する。
の構成を示している。インパルス応答ベクトル化部40
では、零位相化インパルス応答(所定の時間分解能、本
実施例では125μs間隔、の振幅値のデータ列)14
を入力し、ベクトル量子化のためのインパルス応答ベク
トル42を求める。具体的には、零位相化インパルス応
答は時刻0に対して対称なので、振幅正規化部4001
において時刻0以上のデータのみを取り出す。次に、時
刻0のデータの振幅値が最大なので、この値で他のデー
タの振幅値を除すことで振幅を正規化したインパルス応
答データ4002を求める。時刻0のデータの振幅値は
最大振幅値41として出力する。
【0042】さらに、等間隔再標本化部4003におい
て、この振幅を正規化したインパルス応答波形データ4
002を、時刻0のサンプルから順に、ベクトルの次元
と一致した個数だけ等間隔に再標本化することによって
インパルス応答ベクトル42を求める。ただし、再標本
化の間隔は、ピッチ周期7の関数としてあらかじめ決め
られているものを選択する。例えば、ピッチ周期がベク
トル次元の2倍以下のときは、毎サンプル取り出し、ピ
ッチ周期がそれよりも長いときは1サンプル置きに取り
出すようにする。このようにすることで、聴覚的に重要
な特徴を保存したインパルス応答ベクトルが得られる。
て、この振幅を正規化したインパルス応答波形データ4
002を、時刻0のサンプルから順に、ベクトルの次元
と一致した個数だけ等間隔に再標本化することによって
インパルス応答ベクトル42を求める。ただし、再標本
化の間隔は、ピッチ周期7の関数としてあらかじめ決め
られているものを選択する。例えば、ピッチ周期がベク
トル次元の2倍以下のときは、毎サンプル取り出し、ピ
ッチ周期がそれよりも長いときは1サンプル置きに取り
出すようにする。このようにすることで、聴覚的に重要
な特徴を保存したインパルス応答ベクトルが得られる。
【0043】インパルス応答ベクトルは、ベクトル量子
化部60においてコードブック61に格納されている各
コードベクトル62との距離が計算され、距離値が最も
小さいコードベクトルの値が量子化されたインパルス応
答ベクトル42’として出力される。ベクトル量子化部
60とコードブック61の構造と機能は、第1の実施例
のベクトル量子化部50とコードブック51と同じであ
る。コードベクトル62はインパルス応答用なので、第
1の実施例のコードベクトル52とは異なっている。
化部60においてコードブック61に格納されている各
コードベクトル62との距離が計算され、距離値が最も
小さいコードベクトルの値が量子化されたインパルス応
答ベクトル42’として出力される。ベクトル量子化部
60とコードブック61の構造と機能は、第1の実施例
のベクトル量子化部50とコードブック51と同じであ
る。コードベクトル62はインパルス応答用なので、第
1の実施例のコードベクトル52とは異なっている。
【0044】インパルス応答復元部43では、ベクトル
量子化によって量子化されたインパルス応答ベクトル4
2’から元のインパルス応答波形データを復元する。量
子化されたインパルス応答データ42’ではベクトルの
次元以上の、打ち切られた部分の情報は失われているの
で、次のように外挿する。インパルス応答は声道の特性
を伝達関数に持つ系に、単一インパルスを入力したとき
の出力と考えられる。したがって、ある程度の長さを持
ったインパルス応答波形の一部分から声道特性の近似値
を推定することが可能である。そこで、声道特性推定の
一方法として公知の線形予測技術を適用する。すなわち
、量子化後のインパルス応答ベクトル42’を波形とみ
なして線形予測分析し、線形予測係数(LPC)を求め
、この係数を用いてベクトル次元以上の波形を予測し、
外挿する。このようにすることで、量子化インパルス応
答ベクトル42’から推定された声道特性を持つような
外挿波形が得られる。
量子化によって量子化されたインパルス応答ベクトル4
2’から元のインパルス応答波形データを復元する。量
子化されたインパルス応答データ42’ではベクトルの
次元以上の、打ち切られた部分の情報は失われているの
で、次のように外挿する。インパルス応答は声道の特性
を伝達関数に持つ系に、単一インパルスを入力したとき
の出力と考えられる。したがって、ある程度の長さを持
ったインパルス応答波形の一部分から声道特性の近似値
を推定することが可能である。そこで、声道特性推定の
一方法として公知の線形予測技術を適用する。すなわち
、量子化後のインパルス応答ベクトル42’を波形とみ
なして線形予測分析し、線形予測係数(LPC)を求め
、この係数を用いてベクトル次元以上の波形を予測し、
外挿する。このようにすることで、量子化インパルス応
答ベクトル42’から推定された声道特性を持つような
外挿波形が得られる。
【0045】図12にインパルス応答復元部43の構成
を示す。線形予測分析部4301では量子化後のインパ
ルス応答ベクトル42’を線形予測分析し、線形予測係
数4302を得る。線形予測外挿部4303ではこの予
測係数4302を用い、量子化後のインパルス応答ベク
トル42’のベクトル次元以上のデータを線形予測によ
り求める。外挿部分には半周期のレイズド・コサイン窓
などの適当な減衰窓を賭け、適当な長さでインパルス応
答が減衰するようにしておく。このようにして外挿イン
パルス応答データ4304が得られる。
を示す。線形予測分析部4301では量子化後のインパ
ルス応答ベクトル42’を線形予測分析し、線形予測係
数4302を得る。線形予測外挿部4303ではこの予
測係数4302を用い、量子化後のインパルス応答ベク
トル42’のベクトル次元以上のデータを線形予測によ
り求める。外挿部分には半周期のレイズド・コサイン窓
などの適当な減衰窓を賭け、適当な長さでインパルス応
答が減衰するようにしておく。このようにして外挿イン
パルス応答データ4304が得られる。
【0046】補間部4305では、ピッチ周期7の値に
よって、等間隔標本化部4003において1サンプル置
き以上の間隔で標本化されている場合には、2次曲線の
あてはめ等によって間の値を補間し、所期の時間分解能
の外挿インパルス応答データ4306を得る。
よって、等間隔標本化部4003において1サンプル置
き以上の間隔で標本化されている場合には、2次曲線の
あてはめ等によって間の値を補間し、所期の時間分解能
の外挿インパルス応答データ4306を得る。
【0047】振幅復元部4307では、外挿インパルス
応答データ4306に、振幅の正規化に用いた最大振幅
値41をかけることによって振幅値を復元し、さらに時
刻0に対して対称な波形を生成することによって復元零
位相化インパルス応答波形14’を得る。波形合成部1
5以降の処理は第1の実施例と同様なので、説明は省略
する。
応答データ4306に、振幅の正規化に用いた最大振幅
値41をかけることによって振幅値を復元し、さらに時
刻0に対して対称な波形を生成することによって復元零
位相化インパルス応答波形14’を得る。波形合成部1
5以降の処理は第1の実施例と同様なので、説明は省略
する。
【0048】本実施例によれば、インパルス応答波形を
ベクトル量子化によって情報圧縮しても、良好な品質の
合成音声が得られる。
ベクトル量子化によって情報圧縮しても、良好な品質の
合成音声が得られる。
【0049】次に、第1の実施例の音声分析合成装置を
用いた、音声の低ビットレート伝送を目的とした、音声
の符号化復号化について第3の実施例として説明する。 図13と図14は第3の実施例の音声符号化復号化方法
のブロック図である。送信側(図13)と受信側(図1
4)を対にした一方向のみを示しており、逆方向への通
信路は、図が複雑になるため省略してある。なお、ここ
では量子化過程としてのベクトル量子化を、指標等を出
力するまでの過程と、指標等からベクトルを復元する過
程とに分け、便宜上前者をベクトル量子化符号化、後者
をベクトル量子化復号化と呼ぶことにする。
用いた、音声の低ビットレート伝送を目的とした、音声
の符号化復号化について第3の実施例として説明する。 図13と図14は第3の実施例の音声符号化復号化方法
のブロック図である。送信側(図13)と受信側(図1
4)を対にした一方向のみを示しており、逆方向への通
信路は、図が複雑になるため省略してある。なお、ここ
では量子化過程としてのベクトル量子化を、指標等を出
力するまでの過程と、指標等からベクトルを復元する過
程とに分け、便宜上前者をベクトル量子化符号化、後者
をベクトル量子化復号化と呼ぶことにする。
【0050】図13において、アナログの音声信号1を
入力し、スペクトル包絡ベクトル化部30でスペクトル
包絡ベクトル32に変換するまでは、第1の実施例と同
様である。ベクトル量子化符号化部53において、スペ
クトル包絡ベクトル32とコードブック51に格納され
ている各コードベクトル52との距離が計算され、距離
値が最も小さくなるコードベクトルの指標54が出力さ
れる。ファジィベクトル量子化や相補型ベクトル量子化
ではコードベクトルの指標と共に付随した情報が出力さ
れる。
入力し、スペクトル包絡ベクトル化部30でスペクトル
包絡ベクトル32に変換するまでは、第1の実施例と同
様である。ベクトル量子化符号化部53において、スペ
クトル包絡ベクトル32とコードブック51に格納され
ている各コードベクトル52との距離が計算され、距離
値が最も小さくなるコードベクトルの指標54が出力さ
れる。ファジィベクトル量子化や相補型ベクトル量子化
ではコードベクトルの指標と共に付随した情報が出力さ
れる。
【0051】多重化部70ではピッチ周期7、スペクト
ル包絡データの平均値31、コードベクトルの指標(及
び付随情報)54を所定のビットレートになるように量
子化し、所定の書式に変換した多重化データ71として
伝送路72に送出する。
ル包絡データの平均値31、コードベクトルの指標(及
び付随情報)54を所定のビットレートになるように量
子化し、所定の書式に変換した多重化データ71として
伝送路72に送出する。
【0052】図14において、伝送路72から受信した
データ71’は多重分離部73においてピッチ周期7’
、スペクトル包絡データの平均値31’、コードベクト
ルの指標(及び付随情報)54’に分離される。ここで
’をつけたのは、多重化部70での量子化、及び伝送路
72上でのビット誤りが合った場合の影響で、多重化部
70に入力されたときの値と異なることがあることを意
味している。
データ71’は多重分離部73においてピッチ周期7’
、スペクトル包絡データの平均値31’、コードベクト
ルの指標(及び付随情報)54’に分離される。ここで
’をつけたのは、多重化部70での量子化、及び伝送路
72上でのビット誤りが合った場合の影響で、多重化部
70に入力されたときの値と異なることがあることを意
味している。
【0053】ベクトル量子化復号化部55では、伝送さ
れたコードベクトルの指標(及び付随情報)54’を入
力し、コードブック56から指標が54’のコードベク
トル57を読み出し、量子化されたスペクトル包絡ベク
トル32’として出力する。なお、コードブック56は
コードブック51と同一のものであることは言うまでも
ない。スペクトル包絡復元部33以降の処理は、第1の
実施例と同様である。第3の実施例によれば、低ビット
レートで高品質の音声を伝送することが可能である。ま
た、第2の実施例の音声分析合成装置を用いて、第3の
実施例と同等の音声符号化復号化を実現できることは明
らかである。この他、多重化データ71を伝送路72に
送出する代わりに、半導体メモリや磁気ディスク等の記
憶装置に記憶し、これを読み出して音声を合成する音声
蓄積、再生方法ができることは言うまでもない。
れたコードベクトルの指標(及び付随情報)54’を入
力し、コードブック56から指標が54’のコードベク
トル57を読み出し、量子化されたスペクトル包絡ベク
トル32’として出力する。なお、コードブック56は
コードブック51と同一のものであることは言うまでも
ない。スペクトル包絡復元部33以降の処理は、第1の
実施例と同様である。第3の実施例によれば、低ビット
レートで高品質の音声を伝送することが可能である。ま
た、第2の実施例の音声分析合成装置を用いて、第3の
実施例と同等の音声符号化復号化を実現できることは明
らかである。この他、多重化データ71を伝送路72に
送出する代わりに、半導体メモリや磁気ディスク等の記
憶装置に記憶し、これを読み出して音声を合成する音声
蓄積、再生方法ができることは言うまでもない。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、音声品質上重要な対数
パワースペクトル包絡をメル尺度上で等間隔に標本化し
てベクトル量子化するので、少ない情報量で良好な合成
音が得られる。また、本発明の別の効果は、インパルス
応答波形のうち聴覚的に重要な部分を標本化してベクト
ル量子化し、声道特性を保存するように外挿することで
元のインパルス応答波形を復元するので、少ない情報量
で良好な合成音が得られる。さらに、本発明の別の効果
は、過剰な波打ちの無いスペクトル包絡を定義すること
により、雑音感のより少ない合成音が得られることであ
る。
パワースペクトル包絡をメル尺度上で等間隔に標本化し
てベクトル量子化するので、少ない情報量で良好な合成
音が得られる。また、本発明の別の効果は、インパルス
応答波形のうち聴覚的に重要な部分を標本化してベクト
ル量子化し、声道特性を保存するように外挿することで
元のインパルス応答波形を復元するので、少ない情報量
で良好な合成音が得られる。さらに、本発明の別の効果
は、過剰な波打ちの無いスペクトル包絡を定義すること
により、雑音感のより少ない合成音が得られることであ
る。
【0055】本発明を音声の伝送に適用した場合は、低
ビットレートで高品質な音声を伝送できる。また、低ビ
ットレートの音声蓄積、再生が可能である。
ビットレートで高品質な音声を伝送できる。また、低ビ
ットレートの音声蓄積、再生が可能である。
【0056】なお、本発明の説明では、対象は全て音声
を例にしているが、類似の構造の情報を持つものに利用
できることは言うまでもない。
を例にしているが、類似の構造の情報を持つものに利用
できることは言うまでもない。
【0057】
【図1】本発明の音声分析合成装置の第1の実施例を示
すブロック図。
すブロック図。
【図2】スペクトル分析部のブロック図。
【図3】スペクトル包絡生成部のブロック図。
【図4】スペクトル包絡生成の原理を説明する図。
【図5】重み付け関数の例。
【図6】スペクトル包絡ベクトル化部のブロック図。
【図7】スペクトル包絡復元部のブロック図。
【図8】インパルス応答変換部のブロック図。
【図9】波形合成部のブロック図。
【図10】本発明の音声分析合成装置の第2の実施例を
示すブロック図。
示すブロック図。
【図11】インパルス応答ベクトル化部のブロック図。
【図12】インパルス応答復元部のブロック図。
【図13】本発明の音声符号化復号化による送信部の一
実施例を示すブロック図。
実施例を示すブロック図。
【図14】本発明の音声符号化復号化による受信部の一
実施例を示すブロック図。
実施例を示すブロック図。
6…ピッチ抽出部、9…スペクトル分析部、11…スペ
クトル包絡生成部、13…インパルス応答変換部、15
…波形合成部、30…インパルス応答ベクトル化部、3
3…スペクトル包絡復元部、40…インパルス応答ベク
トル部、43…インパルス応答復元部、50、60…ベ
クトル量子化部、51、56、61…コードブック、5
3…ベクトル量子化符号化部、55…ベクトル量子化復
号化部、70…多重化部、72…伝送路、73…多重分
離部
クトル包絡生成部、13…インパルス応答変換部、15
…波形合成部、30…インパルス応答ベクトル化部、3
3…スペクトル包絡復元部、40…インパルス応答ベク
トル部、43…インパルス応答復元部、50、60…ベ
クトル量子化部、51、56、61…コードブック、5
3…ベクトル量子化符号化部、55…ベクトル量子化復
号化部、70…多重化部、72…伝送路、73…多重分
離部
Claims (9)
- 【請求項1】音声信号を短時間のデータ(フレーム)に
分割する手段、前記短時間の音声データをピッチ分析し
、ピッチ周期を出力するピッチ抽出手段、前記短時間の
音声データをスペクトル分析し、対数パワースペクトル
のデータ列を出力するスペクトル分析手段、前記対数パ
ワースペクトルのデータ列からスペクトル包絡を生成す
るスペクトル包絡生成手段、前記スペクトル包絡をイン
パルス応答波形に変換するインパルス応答変換手段、前
記インパルス応答波形の振幅を補正し、前記ピッチ周期
の間隔で重ね合わせ、音声波形を合成する波形合成手段
を有する音声分析合成装置において、前記スペクトル包
絡の対数パワー値を正規化し、あらかじめ定められた点
数の対数パワー値を取り出してスペクトル包絡ベクトル
とするスペクトル包絡ベクトル化手段、前記スペクトル
包絡ベクトルをあらかじめ用意された複数個のベクトル
と比較して量子化するベクトル量子化手段、前記量子化
されたスペクトル包絡ベクトルを内挿してスペクトル包
絡を復元するスペクトル包絡復元手段を有することを特
徴とする音声分析合成装置。 - 【請求項2】請求項1において、前記スペクトル包絡ベ
クトル化手段は、対数パワー値正規化後のスペクトル包
絡のサンプルから、周波数の低い部分が密に、周波数の
高い部分が粗になるような間隔で所定個数の対数パワー
値を取り出すことを特徴とする音声分析合成装置。 - 【請求項3】請求項1において、前記スペクトル包絡復
元手段は、前記ベクトル量子化手段によって量子化され
た前記スペクトル包絡ベクトルの連続する3サンプルご
とに放物線のあてはめを行ない、隣接する2つの放物線
の重み付け加算によって2サンプル間の補間を行ない、
前記対数パワー値の正規化と逆の操作によって対数パワ
ー値を復元し、スペクトル包絡を復元することを特徴と
する音声分析合成装置。 - 【請求項4】音声信号を短時間のデータ(フレーム)に
分割する手段、前記短時間の音声データをピッチ分析し
、ピッチ周期を出力するピッチ抽出手段、前記短時間の
音声データをスペクトル分析し、対数パワースペクトル
のデータ列を出力するスペクトル分析手段、前記対数パ
ワースペクトルのデータ列からスペクトル包絡を生成す
るスペクトル包絡生成手段、前記スペクトル包絡をイン
パルス応答波形に変換するインパルス応答変換手段、前
記インパルス応答波形の振幅を補正し、前記ピッチ周期
の間隔で重ね合わせ、音声波形を合成する波形合成手段
を有する音声分析合成装置において、前記インパルス応
答波形の振幅を正規化し、あらかじめ定められた点数の
振幅データを取り出してインパルス応答ベクトルとする
インパルス応答ベクトル化手段、前記インパルス応答ベ
クトルをあらかじめ用意された複数個のベクトルと比較
して量子化するベクトル量子化手段、前記量子化された
インパルス応答ベクトルを補間あるいは外挿してインパ
ルス応答波形を復元するインパルス応答復元手段を有す
ることを特徴とする音声分析合成装置。 - 【請求項5】請求項4において、前記インパルス応答ベ
クトル化手段は、振幅正規化後の前記インパルス応答波
形のサンプルから、前記ピッチ周期の値によってあらか
じめ定められた取り出し方に従って所定個数の振幅デー
タを取り出すことを特徴とする音声分析合成装置。 - 【請求項6】請求項4において、前記インパルス応答復
元手段は、前記ベクトル量子化手段によって量子化され
た前記インパルス応答ベクトルを波形とみなして線形予
測分析し、その予測係数を用いて前記量子化されたイン
パルス応答ベクトルを外挿し、前記振幅の正規化と逆の
操作によって振幅を復元し、インパルス応答波形を復元
することを特徴とする音声分析合成装置。 - 【請求項7】請求項1から6のいずれかにおいて、前記
スペクトル包絡生成手段は、前記対数パワースペクトル
のデータ列の連続する3個のデータごとに放物線のあて
はめを行ない、隣接する2つの放物線の重み付け加算に
よって2つのデータ間の補間を行うことによってスペク
トル包絡を生成することを特徴とする音声分析合成装置
。 - 【請求項8】請求項1から7のいずれかにおいて、前記
ベクトル量子化手段は、前記スペクトル包絡ベクトル、
あるいは前記インパルス応答ベクトルをあらかじめ用意
された複数個のベクトルの少なくとも2個以上のベクト
ルの線形結合として量子化する、ファジィベクトル量子
化、または相補型ベクトル量子化を用いることを特徴と
する音声分析合成装置。 - 【請求項9】請求項8において前記ベクトル量子化手段
を、前記スペクトル包絡ベクトル、あるいは前記インパ
ルス応答ベクトルを入力し、前記あらかじめ用意された
複数個のベクトルに付された、前記スペクトル包絡ベク
トル、あるいは前記インパルス応答ベクトルに対応した
指標および付随情報を出力するベクトル量子化符号化手
段と、前記指標および付随情報から前記あらかじめ用意
された複数個のベクトルを用いて前記スペクトル包絡ベ
クトル、あるいは前記インパルス応答ベクトルの量子化
値を出力するベクトル量子化復号化手段とに分割し、前
記音声信号を短時間のデータ(フレーム)に分割する手
段から前記ベクトル量子化符号化手段までを送信側に有
し、前記ベクトル量子化復号化手段から前記音声波形を
合成する手段までを受信側に有することを特徴とする音
声符号化復号化装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3025997A JPH04264599A (ja) | 1991-02-20 | 1991-02-20 | 音声分析合成装置 |
| US07/776,842 US5384891A (en) | 1988-09-28 | 1991-10-15 | Vector quantizing apparatus and speech analysis-synthesis system using the apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3025997A JPH04264599A (ja) | 1991-02-20 | 1991-02-20 | 音声分析合成装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04264599A true JPH04264599A (ja) | 1992-09-21 |
Family
ID=12181364
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3025997A Pending JPH04264599A (ja) | 1988-09-28 | 1991-02-20 | 音声分析合成装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04264599A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11327600A (ja) * | 1997-10-03 | 1999-11-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | オーディオ信号圧縮方法、オーディオ信号圧縮装置、音声信号圧縮方法、音声信号圧縮装置,音声認識方法および音声認識装置 |
| US6477490B2 (en) | 1997-10-03 | 2002-11-05 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Audio signal compression method, audio signal compression apparatus, speech signal compression method, speech signal compression apparatus, speech recognition method, and speech recognition apparatus |
-
1991
- 1991-02-20 JP JP3025997A patent/JPH04264599A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11327600A (ja) * | 1997-10-03 | 1999-11-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | オーディオ信号圧縮方法、オーディオ信号圧縮装置、音声信号圧縮方法、音声信号圧縮装置,音声認識方法および音声認識装置 |
| US6477490B2 (en) | 1997-10-03 | 2002-11-05 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Audio signal compression method, audio signal compression apparatus, speech signal compression method, speech signal compression apparatus, speech recognition method, and speech recognition apparatus |
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