JPH04268017A - 低熱膨張合金の製造方法 - Google Patents

低熱膨張合金の製造方法

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Publication number
JPH04268017A
JPH04268017A JP5063491A JP5063491A JPH04268017A JP H04268017 A JPH04268017 A JP H04268017A JP 5063491 A JP5063491 A JP 5063491A JP 5063491 A JP5063491 A JP 5063491A JP H04268017 A JPH04268017 A JP H04268017A
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JP
Japan
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alloy
thermal expansion
rolling
sheet
recrystallization annealing
Prior art date
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Pending
Application number
JP5063491A
Other languages
English (en)
Inventor
Naofumi Nakamura
直文 中村
Norio Fukuda
憲男 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は圧延面に{100}面を
60%以上集合させて、そのエッチング性を向上させた
低熱膨張合金を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビジョンセット及びディスプレイに
使用されているシャドウマスク用の低熱膨張合金は、小
型及び中型のテレビジョンセット及びディスプレイの場
合には、アルミキルド鋼が使用され、大型テレビジョン
セット及び大型ディスプレイの場合には、インバーが使
用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の従来の低熱膨張合金はエッチング均一性が劣るという
欠点がある。近時、テレビジョンセットの大型化及び高
精細化の要求から、シャドウマスクの孔径及びピッチを
より細かくする必要が生じてきた。この場合に、従来の
低熱膨張合金は、結晶方位がランダムであるため、この
ような微細な孔をエッチングにより穿孔しようとすると
、エッチングされ易い結晶粒とエッチングされにくい結
晶粒とが存在することになり、孔形状のばらつきが発生
する。
【0004】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、エッチングの均一性が優れており、エッチ
ングにより均一径の微細な孔を容易に形成することがで
きる低熱膨張合金の製造方法を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る低熱膨張合
金の製造方法は、Fe−Ni系又はFe−Ni−Co系
合金を熱間加工した後、最終圧延での圧下率が70%以
上になるように1又は複数回冷間圧延し、更に600乃
至1100℃に30乃至600秒加熱して再結晶焼鈍す
ることを特徴とする。
【0006】
【作用】本願発明者らは、シャドウマスク用低熱膨張合
金のエッチング均一性を高めるべく、種々実験研究を行
った結果、熱間圧延等の熱間加工により形成された表面
に{100}結晶面を60%以上集合させることにより
、その表面のエッチング均一性を向上させることができ
ることを見いだした。具体的には、インバー又はスーパ
ーインバー合金等のFe−Ni系又はFe−Ni−Co
系合金に熱間鍛造及び熱間圧延等の熱間加工を施した後
、最終圧延での圧下率が70%以上になるように、1又
は2以上のパスで冷間圧延を実施する。次いで、600
乃至1100℃に30乃至600秒間加熱することによ
り、合金に再結晶焼鈍処理を施す。これにより、合金の
表面に{100}結晶面が60%以上集合し、エッチン
グ均一性を向上させることができる。
【0007】結晶面の集合度(%)は下記数式1により
表される。
【0008】
【数1】 但し、Iは各結晶面のX線回折によるピーク強度である
【0009】また、最終圧延迄の圧下率とは、複数回の
冷間圧延パスで冷間圧延を実施した場合には、最終圧延
後の板厚と冷間圧延前の板厚とから算出される冷間圧延
全体の圧下率である。
【0010】更に、Fe−Ni系合金及びFe−Ni−
Co系合金とは、夫々Fe及びNi、又はFe、Ni及
びCoを主成分とする合金をいい、これらの主成分の外
に他の添加成分及び不可避的不純物を含有するものも含
むことは勿論である。
【0011】
【実施例】次に、本発明の実施例について添付の図面を
参照して具体的に説明する。
【0012】先ず、Fe−Ni系合金及びFe−Ni−
Co系合金に熱間鍛造及び熱間圧延を施し、次いで最終
圧延での圧下率で70%以上の冷間圧延を施す。
【0013】再結晶焼鈍処理により{100}結晶面を
集合させるためには、Fe−Ni系又はFe−Ni−C
o系合金を強圧延して圧延集合組織{110}を表面に
集合させた後、熱処理することにより、{100}再結
晶集合組織を得ることができる。
【0014】圧下率が70%より低い場合は、{110
}面の集合度が小さく、その後、熱処理を行っても{1
00}面を十分に集合させることができない。
【0015】次いで、合金を600乃至1100℃に3
0乃至600秒間加熱して、冷間圧延後の合金に再結晶
焼鈍処理を施す。焼鈍温度が600℃未満であると、合
金は十分に再結晶しない。また、焼鈍温度が1100℃
を超えると、結晶粒が粗大化し、エッチング孔の形状が
不均一になる。一方、焼鈍時間が30秒より短いと、十
分な再結晶を得ることができない。また、焼鈍時間が6
00秒を超えると、結晶粒が粗大化すると共に、長時間
の処理は製造コストを上昇させてしまう。
【0016】図1は横軸に温度(℃)をとり、縦軸に再
結晶の度合いをとって、両者の県警を示すグラフ図であ
る。但し、再結晶の度合いとは、圧延面での{100}
面のX線回折におけるピーク強度を{110}面のX線
回折におけるピーク強度で除したものであり、圧延面で
再結晶がどの程度進行しているかを示す指標になる。ま
た、図中3曲線は最終圧下率が夫々98%、84%及び
75%の場合のデータである。なお、再結晶焼鈍時間は
300秒に固定した。この図1に示すように、再結晶焼
鈍温度が600℃未満であると、十分に再結晶せず、{
100}面の集合が不足する。また、再結晶焼鈍温度が
1100℃を超えると、集合度の向上効果が鈍化し、熱
処理に要するエネルギが無駄になる。
【0017】また、図2は横軸に再結晶焼鈍時間をとり
、縦軸に再結晶の度合いをとって、両者の関係を示すグ
ラフ図である。なお、図中3曲線は同様に最終圧下率を
異ならせた場合のデータである。また、再結晶焼鈍温度
は900℃に固定した。この図2に示すように、再結晶
焼鈍時間が30秒未満であると、再結晶が不十分である
。 また、この再結晶焼鈍時間が600秒を超えると、再結
晶の集合度の向上効果が鈍化する。
【0018】一方、図3は横軸に再結晶焼鈍温度をとり
、縦軸に再結晶粒の面積をとって、3種の最終圧下率に
ついて両者の関係を示すグラフ図である。この図から明
らかなように、再結晶焼鈍温度が1100℃を超えると
、再結晶粒が粗大化するため好ましくない。また、最終
圧下率が小さい方(75%)が、最終圧下率が大きい場
合(98%)よりも、再結晶粒が大きくなることがわか
る。
【0019】図4は横軸に再結晶焼鈍時間をとり、縦軸
に再結晶粒の面積をとって両者の関係を示すグラフ図で
ある。この図から明らかなように、再結晶焼鈍時間が6
00秒を超えると、再結晶粒の面積が粗大化する。また
、最終圧下率が大きい方が再結晶粒が小さく、好ましい
【0020】次に、供試材として下記表1に示す2種類
の合金を用意し、その製造条件を種々変更してその特性
を調査した結果について説明する。製造条件は下記表2
に示すとおりである。この場合に、合金はインゴットの
状態で厚さが400mmであった。そして、この合金イ
ンゴットを1200℃の熱間鍛造で100mmに鍛造し
、1000℃の熱間圧延で20mmに圧延した。次いで
、冷間圧延工程と、連続焼鈍(再結晶焼鈍)の熱処理工
程とを交互に繰り返し、所定の最終冷間加工率で0.2
5mmの薄板を得た。この薄板に対し、所定の焼鈍処理
を実施した。その結果得られた製品について、{100
}面の集合度(%)、EF(エッチングファクター)及
びエッチング深さ方向のエッチング速度(μm/秒)の
各特性を測定し、そのデータを合わせて表2に示した。
【0021】
【表1】
【0022】
【表2】 但し、供試材欄において、FNは表1のFe−Ni系合
金を示し、FNCはFe−Ni−Co系合金を示す。ま
た、エッチングファクターEFは図5に示すように、レ
ジストパターンの孔径をbとし、このレジストパターン
を使用してエッチングした場合の材料中の穴径をa、穴
の深さをhとしたとき、EFは下記数式2にて表される
【0023】
【数2】EF=h/{(a−b)/2}但し、表2のE
F欄はbが0.1mmのレジストパターンを設け、a=
0.15mmになったときのhから、EF=40hの式
に基づいて算出した。
【0024】この表2から本発明の実施例の場合には、
孔形状のばらつきも無く、またエッチング速度は0.2
7μm/秒以上と速く、エッチングファクターEFも2
.78以上と十分に高いものであった。しかし、比較例
7は最終冷間圧延加工率が55.2%と小さいため、ま
た比較例8は再結晶焼鈍温度が510℃と低いため、更
に比較例9,10は再結晶焼鈍温度が1280℃、焼鈍
時間が800秒と本発明の範囲から外れているため、い
ずれも孔形状のばらつきが存在し、EFが低く、エッチ
ング速度が遅いものであった。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
最終圧延迄の圧下率が70%以上になるように冷間圧延
を実施し、その後所定の条件で再結晶焼鈍の熱処理を施
すから、圧延面における{100}結晶面の集合度を6
0%以上にして、エッチング均一性を高めることができ
る。 このため、本発明は、シャドウマスクの孔及びそのピッ
チの微細化に寄与し、その高精細化に貢献することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】再結晶の度合いと焼鈍温度との関係を示すグラ
フ図である。
【図2】再結晶の度合いと焼鈍時間との関係を示すグラ
フ図である。
【図3】再結晶粒の面積と再結晶温度との関係を示すグ
ラフ図である。
【図4】再結晶粒の面積と焼鈍時間との関係を示すグラ
フ図である。
【図5】エッチングファクターの算出方法を説明する図
である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  Fe−Ni系又はFe−Ni−Co系
    合金を熱間加工した後、最終圧延での圧下率が70%以
    上になるように1又は複数回冷間圧延し、更に600乃
    至1100℃に30乃至600秒加熱して再結晶焼鈍す
    ることを特徴とする低熱膨張合金の製造方法。
JP5063491A 1991-02-22 1991-02-22 低熱膨張合金の製造方法 Pending JPH04268017A (ja)

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