JPH04268674A - メッシュ分割最適化に好適な節点座標補正方式 - Google Patents
メッシュ分割最適化に好適な節点座標補正方式Info
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- JPH04268674A JPH04268674A JP3028858A JP2885891A JPH04268674A JP H04268674 A JPH04268674 A JP H04268674A JP 3028858 A JP3028858 A JP 3028858A JP 2885891 A JP2885891 A JP 2885891A JP H04268674 A JPH04268674 A JP H04268674A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、メッシュ分割の最適
化を適用する構造解析システムに係り、特に最適化によ
り移動した節点が原形状の曲面(または曲線)からずれ
た際の座標値補正に好適な節点座標補正方式に関する。 【0002】 【従来の技術】有限要素法を用いた構造物の解析を行う
構造解析システムでは、解析精度の向上のために、対象
となる構造物を有限個のメッシュに分割した後にメッシ
ュ分割の最適化を実施するのが一般的である。このメッ
シュ分割最適化は、応力(歪みエネルギ)等の解析誤差
を考慮して節点を移動するもので、例えば、菊池昇;有
限要素法とその応用−最近の話題と発展−,土木学会論
文集,第392号/I−9,1988年 4月(以下、
メッシュ最適化公知文献と称する)に示されるような方
式が適用される。 【0003】この方式では、図17(a)に示すような
構造物にメッシュ分割の最適化を施す場合を例にとると
、節点N(移動節点N)の移動範囲は、その節点Nに関
係する(節点Nを共通に持つ)4つの要素(面要素、パ
ネル)の重心位置(○印)を結ぶ領域(斜線で示される
領域)内となる。そして、移動後(最適化後)の節点N
′(移動前の節点Nと区別するためにN′とする)の位
置(X座標値Xn ,Y座標値Yn ,Z座標値Zn
)は、上記4つの要素の重心位置(中心座標値)と応力
等で決まる要素の移動重み付けにより、次の(7)〜(
9)式に従って算出される。 Xn =Σi=1−m XCi *EWi /
Σi=1−m EWi …(7) Yn =
Σi=1−m YCi *EWi /Σi=1−m E
Wi …(8) Zn =Σi=1−m Z
Ci *EWi /Σi=1−m EWi …(9
)但し、 Σi=1−m XCi *EWi
;XCi *EWi の
i=1〜i=mまでの総和 Σ
i=1−m YCi *EWi ;YCi
*EWi の
i=1〜i
=mまでの総和 Σi=1−m ZCi
*EWi ;ZCi *EWi の
i=1〜i=mまでの総和
Σi=1−m EWi
;EWi の
i=1〜i=mまでの総和 XCi ,
YCi ,ZCi ;移動節点Nに関係す
る要素の
重心位置のX,Y
,Z座標 EWi
;移動節点Nに関係する要
素の
移動重み付け
m
;移動節点Nに関係する要素数
(ここではm=4)【0004】しか
し、上記(7)〜(9)式に従って算出された移動後節
点N′の位置は、図17(b)に示すように元の曲面上
から外れるため、問題であった。この問題は、連続する
3点を結ぶある傾きを持つ2線分において、中心点が2
線分の重心座標値を結ぶ直線上で移動した場合(2つの
要素辺の中心座標値と要素の移動重み付けにより移動節
点の座標値を算出した場合)でも同様であり、3点を通
る元の曲線からのずれが生じる。即ち従来は、メッシュ
分割最適化により原形状が崩れるという問題があり、メ
ッシュ分割最適化により元の曲面上からずれた移動節点
の位置の補正の必要があった。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】上記したように従来は
、構造物(特に構造物の曲面部)にメッシュ分割最適化
を施すと、最適化で移動した節点(移動節点)が元の曲
面上からずれ、このため原形状が崩れるという問題があ
った。そこで、従来より移動節点の位置を簡単に補正で
きるようにすることが要求されていた。 【0006】この発明は上記事情に鑑みてなされたもの
でその目的は、メッシュ分割最適化により移動した節点
を元の曲面(曲線)上に乗せるための移動節点の座標値
補正が簡単に行える、メッシュ分割最適化に好適な節点
座標補正方式を提供することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】この発明は、曲面上で4
つの要素(面要素)に関係する節点(移動節点)がメッ
シュ分割最適化により上記4つの要素の重心座標値を結
ぶ面上で移動した場合に生じる、この移動節点の元の曲
面からのずれを補正するために、上記4つの要素(面)
を面の法線ベクトルの最大成分方向の座標面に射影して
2次元化する2次元変換手段と、この2次元変換手段に
よって射影された上記4つの要素を構成する各節点の2
次元座標をもとに、移動節点の移動前の位置をs,t曲
線座標系での中心(原点)とし、4つの要素の範囲内を
s=±1,t=±1とするとき、移動後の節点位置の原
点からのずれを、−1≦s≦1,−1≦t≦1の範囲内
で求める、即ち移動後の節点位置の曲線座標値s,tを
求める曲線座標値計算手段と、この曲線座標値計算手段
によって算出された曲線座標値s,tで表わされる形状
関数hi(s,t) と上記4つの要素の移動節点を除
く8つの節点の各実座標値Xi ,Yi ,Zi (i
=1,2,…8)をもとに、移動後の節点位置が上記8
つの節点を通る曲面上に乗るように、補正された実座標
値X,Y,Zを算出する補正座標値計算手段とを設けた
ことを特徴とするものである。 【0008】また、この発明は、連続する3点を結ぶあ
る傾きを持つ2線分において、メッシュ分割最適化によ
り共通の節点(移動節点)が2線分の重心座標値を結ぶ
線上で移動した場合に生じる、この移動節点の上記3点
を通る曲線からのずれを補正するために、上記3点を通
る曲線座標系において、移動節点の位置(移動前の位置
)を原点とし、線分の両端をr=±1とするとき、移動
後の節点位置の原点からのずれを、上記曲線座標値計算
手段により−1≦r≦1の範囲内で求め、即ち移動後の
節点位置の曲線座標値rを求め、この曲線座標値rで表
わされる形状関数hi(r) と上記3点の各実座標値
Xi ,Yi,Zi (i=1,2,3)をもとに、移
動後の節点位置が上記3点を通る曲線上に乗るように、
補正された実座標値X,Y,Zを上記補正座標値計算手
段により求めるようにしたことを特徴とするものである
。 【0009】 【作用】上記の構成において、まずメッシュ分割最適化
により移動して元の曲面からずれた節点が曲面境界上の
節点である場合、その節点(移動節点)に関係する4つ
の要素(面要素)から移動節点以外の8つの節点が識別
される。そして、上記4つの要素を面の法線ベクトルの
最大成分方向の座標面に射影し、2次元化する処理が2
次元変換手段により行われる。 【0010】移動先判別手段は、上記の移動節点がメッ
シュ分割最適化により上記4つの要素のいずれに移動し
ているかを、2次元変換手段による2次元変換後の4つ
の要素の辺の各線分ベクトルと移動節点の移動方向への
ベクトルとの外積の符号により判別する。 【0011】曲線座標値計算手段は、移動先判別手段に
よって判別された移動節点の移動先要素(s,t曲線座
標系での移動先の象限)と、2次元変換手段によって射
影された上記4つの要素を構成する各節点の2次元座標
をもとに、移動節点の移動前の位置をs,t曲線座標系
での原点とし、4つの要素の範囲内をs=±1,t=±
1とするときの、移動後の節点位置の曲線座標値s,t
(−1≦s≦1,−1≦t≦1)を求める。 【0012】補正座標値計算手段は、曲線座標値s,t
で表わされる形状関数hi(s,t)と上記8点の各実
座標値Xi ,Yi ,Zi(i=1,2,…8)をも
とに、移動後の節点位置が元の曲面上に乗るように、補
正された実座標値X,Y,Zを次式に従って算出する。 X=Σi=1−8 hi(s,t) *XiY=Σi=
1−8 hi(s,t) *YiZ=Σi=1−8 h
i(s,t) *Zi但し、 Σi=1−8 hi(s,t) *X
i ;hi(s,t) *Xi の
i=1〜i=8までの総和
Σi=1−8 hi(s,t) *Yi ;hi
(s,t) *Yi の
i
=1〜i=8までの総和 Σi=1−8
hi(s,t) *Zi ;hi(s,t) *
Zi の
i=1〜i=8ま
での総和 h1(s,t) =−1/4
(1−s)(1−t)(s+t−1)
h2(s,t) =−1/4(1−s)(1+t)(s
−t+1) h3(s,t) = 1
/4(1+s)(1+t)(s+t−1)
h4(s,t) = 1/4(1+s)(1−t
)(s−t−1) h5(s,t) =
1/2(1−s)(1−t2 )
h6(s,t) = 1/2(1−s2 )(1+t
) h7(s,t) = 1/2(1
+s)(1−t2 ) h8(s,t)
= 1/2(1−s2 )(1−t)【0013】
次に、メッシュ分割最適化により移動して元の曲面から
ずれた節点が線分境界上の節点である場合、その節点(
移動節点)に関係する2つの要素辺(稜線)からその節
点を含む3つの節点が識別される。 【0014】曲線座標値計算手段は、3点を通る曲線座
標系において、移動節点の移動前の位置を原点とし、線
分の両端をr=±1とするときの、移動後の節点位置の
曲線座標値r(−1≦r≦1)を、移動節点が2つの線
分(要素辺)のどちら側へ移動したかにより求める。 【0015】補正座標値計算手段は、曲線座標値rで表
わされる形状関数hi(r) と上記3点の各実座標値
Xi ,Yi ,Zi (i=1,2,3)をもとに、
移動後の節点位置が元の曲線上に乗るように、補正され
た実座標値X,Y,Zを次式に従って算出する。 X=Σi=1−3 hi(r) *XiY=Σi=1−
3 hi(r) *YiZ=Σi=1−3 hi(r)
*Zi但し、 Σi=1−3 hi(r) *Xi
;hi(r) *Xi の
i=1〜i=3までの総和 Σi=
1−3 hi(r) *Yi ;hi(r)
*Yi の
i=1〜i=3まで
の総和 Σi=1−3 hi(r) *
Zi ;hi(r) *Zi の
i=1〜i=3までの総和
h1(r) =1/2(1−r)−1/2(1−r2
) h2(r) =1−r2
h3(r) =1/2(1+r)−1/2(1
−r2 )【0016】 【実施例】図1はこの発明の節点座標補正方式を適用す
るメッシュ分割最適化装置の一実施例を示す機能ブロッ
ク構成図である。 【0017】図1において、1は有限要素法を用いた構
造物のメッシュ分割最適化(メッシュ最適化)前の解析
結果が格納される解析結果ファイル(図示せず)から、
節点座標値、要素構成節点番号、誤差評価用の応力値を
読込む入力部(解析結果ファイル入力部)である。解析
結果ファイル入力部1には、同入力部1によって読込ま
れた情報をもとに解析モデルを構成する節点の位置(節
点位置)を識別し、その節点が線分境界、面境界、また
は内部のいずれにあるかの区別を行う節点位置判別部2
が接続される。 【0018】節点位置判別部2には、線分境界用のメッ
シュ最適化処理部3、面境界用のメッシュ最適化処理部
4および内部用のメッシュ最適化処理部5が接続される
。メッシュ最適化処理部3は、節点位置判別部2によっ
て線分境界上の節点であることが判別された場合に起動
され、同節点に対して周知のメッシュ分割の最適化処理
を行う。メッシュ最適化処理部4は、節点位置判別部2
によって面境界上の節点であることが判別された場合に
起動され、同節点に対して周知のメッシュ分割の最適化
処理を行う。メッシュ最適化処理部5は、節点位置判別
部2によって内部の節点であることが判別された場合に
起動され、同節点に対して周知のメッシュ分割の最適化
処理を行う。 【0019】線分境界用メッシュ最適化処理部3には、
メッシュ最適化された線分境界に関係する節点(3個の
節点)の節点番号(要素構成節点番号)を図示せぬ節点
番号テーブルに設定するための線分境界節点番号テーブ
ル設定部6が接続される。線分境界節点番号テーブル設
定部6には、線分境界を構成する3次元空間上の2つの
線分を2次元座標面に射影する2次元変換部7が接続さ
れる。 【0020】2次元変換部7にはr曲線座標値計算部8
が接続される。r曲線座標値計算部8は、メッシュ最適
化された線分境界に関係する3個の節点のうち、メッシ
ュ最適化により移動した節点が、2つの線分のどちら側
に移動しているかを判別し、その移動先の節点位置(移
動後節点位置)の曲線座標値rを計算する。r曲線座標
値計算部8には、上記3個の節点の座標値および同計算
部8により算出された曲線座標値rで表わされる形状関
数により、移動後節点の補正された座標値(実座標値)
を算出する線分境界補正座標値計算部9が接続される。 【0021】面境界用メッシュ最適化処理部4には、メ
ッシュ最適化された面境界に関係する節点(8個の節点
)の節点番号を設定するための面境界節点番号テーブル
設定部10が接続される。面境界節点番号テーブル設定
部10には、面境界に関係する3次元空間上の4つの面
(要素)の法線ベクトルの最大成分方向の2次元座標面
に射影する2次元変換部11が接続される。 【0022】2次元変換部11には、メッシュ最適化さ
れた面境界に関係する8つの節点のうち、メッシュ最適
化により移動した節点が、4つの要素(面)のいずれに
移動しているかをベクトルの外積を用いて判別する移動
後節点象限判別部12が接続される。移動後節点象限判
別部12には、同判別部12の判別結果をもとに、移動
後節点の移動前の位置をs,t曲線座標系での原点とし
た場合の、同節点の移動後の位置の曲線座標値s,tを
計算するs,t曲線座標値計算部13が接続される。 【0023】s,t曲線座標値計算部13には、上記8
個の節点の座標値および同計算部13により算出された
曲線座標値s,tで表わされる形状関数により、移動後
節点(移動先節点)の補正された座標値(実座標値)を
算出する面境界補正座標値計算部14が接続される。こ
の面境界補正座標値計算部14、線分境界補正座標値計
算部9および内部用メッシュ最適化処理部5には、解析
データ作成部15が接続される。解析データ作成部15
は、メッシュ分割最適化後の節点座標値(線分境界また
は面境界については補正された節点座標値)を用いて再
計算用の解析データを作成する。 【0024】次に、図1の構成の動作を、図2乃至図1
6を参照して説明する。まず解析結果ファイル入力部1
は、解析結果ファイルから、節点座標値、要素構成節点
番号、誤差評価用の応力値を読込み、節点位置判別部2
に制御を渡す。節点位置判別部2は、解析モデルを構成
する各節点の節点位置を、節点座標値および要素構成節
点番号をもとに、対象節点が何個の要素に関係するかに
より識別し、その節点が線分境界、面境界、または内部
のいずれにあるかの区別を行う。この節点位置判別部2
の動作原理を、(a)2次元解析モデル(シェル構造を
含む)の場合と、(b)3次元解析モデルの場合のそれ
ぞれについて以下に説明する。 【0025】(a)2次元解析モデルの場合2次元解析
モデル(シェル構造を含む)を構成する各節点の節点位
置は、図2の節点Aに代表されるように1つの要素に関
係する節点位置、節点Bに代表されるように2つの境界
辺を持ち且つ両端の線分がほぼ平行である節点位置、節
点Cに代表されるように2つの境界辺を持ち且つ両端の
線分がほぼ直角である節点位置、および節点Dに代表さ
れるように境界辺を1つも持たない節点位置のいずれか
に識別される。ここで、節点Aは自動的に不動節点とさ
れ、メッシュ最適化でも移動しない。次に節点Bは移動
可能であり、節点Cは移動不可である。また節点Dは内
点(モデル内部の点)であり、自由に移動可能である。 したがって2次元解析モデルでは、メッシュ最適化で移
動可能な節点は、次の2つに分類される。 1) 境界辺(線分境界)上の節点(B)2) 内
部の節点(D) 【0026】(b)3次元解析モデルの場合3次元解析
モデルを構成する各節点の節点位置は、図3の節点Aに
代表されるように1つの要素に関係する節点位置、節点
Bに代表されるように2つの要素に関係する節点位置、
節点Cに代表されるように4つの要素に関係する節点位
置、および節点Dに代表されるように8つの要素に関係
する節点位置のいずれかに識別される。ここで、節点A
は自動的に不動節点とされ、メッシュ最適化でも移動し
ない。次に節点Bは両端の稜線がほぼ平行であれば移動
可能であり、節点Cは面内であれば移動可能である。ま
た節点Dは内点であり、3次元的に移動可能である。し
たがって3次元解析モデルでは、メッシュ最適化で移動
可能な節点は、次の3つに分類される。 1) 稜線(線分境界)上の節点(B)2) 面(
面境界)上の節点(C) 3) 内部の節点(D) 【0027】以上の原理に従い、メッシュ最適化で移動
可能な節点が節点位置判別部2により分類されると、メ
ッシュ最適化処理部3〜5が起動され、線分境界の節点
に対しては線分境界用メッシュ最適化処理部3により、
面境界の節点に対しては面境界用メッシュ最適化処理部
4により、内部の節点に対しては内部用メッシュ最適化
処理部5により、それぞれ前記メッシュ最適化公知文献
に示されるような周知のメッシュ最適化処理が施される
。このメッシュ最適化処理で移動された線分境界または
面境界の節点(移動後節点)は、後述するように原形状
からずれる。 【0028】そこで、線分境界の移動後節点については
、線分境界節点番号テーブル設定部6、2次元変換部7
、r曲線座標値計算部8および線分境界補正座標値計算
部9を用いて、原形状からのずれが補正される。また面
境界の移動後節点については、面境界節点番号テーブル
設定部10、2次元変換部11、移動節点象限判別部1
2、s,t曲線座標値計算部13および面境界補正座標
値計算部14を用いて、原形状からのずれが補正される
。 【0029】以上の節点位置補正について、面境界の移
動後節点の位置を補正する場合を例に説明する。まず、
メッシュ最適化による移動前の面境界の節点(移動節点
)をN、この節点Nを共通に持つ4つの要素(面、パネ
ル)A〜Dを構成する(Nを除く)8つの節点をn1
〜n8 とすると、節点N,n1 〜n8 の位置関係
が図4のようになっているものとする。図中、要素A〜
Dに付された(括弧)内の数値は同要素A〜D(節点N
が関係する要素)のデータ配列上の順番を示す。この各
要素A〜Dの節点データ(構成要素節点番号)構造を図
5に示す。図5のデータ構造では、各要素の節点データ
(構成要素節点番号)の並びは、要素左下端の節点を先
頭に反時計回りとなっているものとする。ここで、各要
素A〜D毎の節点位置と、要素A〜Dが節点Nを共通に
持つことは判る。しかし、節点Nの回りの要素A〜Dの
並びと、n1 〜n8の位置関係(即ち、図4に示すよ
うな位置関係)は判らない。そこで、この関係を判別す
るために、面境界節点番号テーブル設定部10による以
下に述べる設定処理が行われる。 【0030】面境界節点番号テーブル設定部10は、図
4に示す要素A〜Dの並びから明らかなように、図5の
データ構造をもとに、1番目の要素Aを基準にしてA,
B,C,D順にソートするための処理を行うものである
。節点番号テーブル設定部10はまず、図5のデータ構
造の1番目の要素Aのn1 ,n2,N,n3 (の節
点番号)を図6に示す節点番号テーブルの第1行目に配
し、且つNが4つの列の最終列(第4列)に行くように
ソートする(但し、要素内の付番順は変えない)。次に
節点番号テーブル設定部10は、2,3,4番目の要素
(D,B,C)の中で、前回ソートした配列の第3列,
第4列にあるn2 ,Nを含む要素、即ち3番目の要素
(B)のデータ(n2 ,n6 ,n7 ,N)を図6
に示す節点番号テーブルの第2行目に配し、且つNが第
4列に行くようにソートする(ここでは、Nがもともと
第4列にあるためソート前と同一配列となる)。 【0031】次に節点番号テーブル設定部10は、残り
の2つの要素(D,C)の中で、前回ソートした配列の
第3列,第4列にあるn7 ,Nを含む要素、即ち4番
目の要素(C)のデータ(N,n7 ,n8 ,n4
)を図6に示す節点番号テーブルの第3行目に配し、且
つNが第4列に行くようにソートする。そして節点番号
テーブル設定部10は、最後に残されている2番目の要
素(D)のデータ(n3 ,N,n4 ,n5 )を図
6に示す節点番号テーブルの第4行目に配し、且つNが
第4列に行くようにソートする。図6は、このときの節
点番号テーブルの状態を示したものである。 【0032】以上の節点番号テーブル設定が行われると
、図6に示すテーブルを参照することにより、図4に示
したような節点Nの回りの4つの要素(A〜D)の並び
と、節点n1 〜n8 の位置関係を知ることができる
。 ここで、節点Nと同節点Nに関係する8つの節点(n1
〜n8 )の位置関係を明確にするために、図7に示
すように8つの節点(n1 〜n8 )のうちの左下端
点(ここではn1 )をN1 とし、以降時計回りにN
2 〜N8 とする。ここで、N1 〜N8 の節点番
号は、図6に示す節点番号テーブルの内容から次のよう
になる。 N1 =KE(1,2) N2 =KE(1,1) N3 =KE(4,2) N4 =KE(4,1) N5 =KE(3,2) N6 =KE(3,1) N7 =KE(2,2) N8 =KE(2,1) 但し、KE(i,j)は、図6に示す節点番号テーブル
のi行j列の節点番号 【0033】さて、面境界節点番号テーブル設定部10
による節点番号テーブル設定処理が終了すると、2次元
変換部11が起動される。2次元変換部11は、(図6
に示す節点番号テーブルをもとに節点Nと節点N1 〜
N8 の位置関係が判別された)図7に示すような3次
元空間の4つの要素(A〜D)を面の法線ベクトルの最
大方向の座標面(ここでは、面の法線ベクトルの方向が
全体X軸方向を向いており、したがって面の法線ベクト
ルの最大方向の座標面はYZ平面であるものとする)に
射影して2次元化する。この2次元化は、2次元変換部
11より後段の機能ブロックでの処理の簡略化のために
行われるものである。 【0034】2次元変換部11は、2次元化した4要素
(A〜D)の共通節点(移動節点)Nをs,t曲線座標
系の原点とした場合の同節点Nを除く8節点N1 〜N
8 の曲線座標値s,t(−≦s≦1,−≦t≦1)を
図8に示すように与える。ここで、要素A(に対応する
s,t曲線座標系上の面)はs,t曲線座標系の第3象
限を、要素Bは第4象限を、要素Cは第1象限を、そし
て要素Dは第2象限を構成しており、節点N1 〜N8
のs,t値は次の通りとなる。 N1 (s,t)=−1,−1 N2 (s,t)=−1, 0 N3 (s,t)=−1, 1 N4 (s,t)= 0, 1 N5 (s,t)= 1, 1 N6 (s,t)= 1, 0 N7 (s,t)= 1,−1 N8 (s,t)= 0,−1 【0035】2次元変換部11の処理が終了すると、移
動後節点象限判別部12が起動される。移動後節点象限
判別部12は、図8に示す移動節点Nがメッシュ最適化
により移動後節点N′として移動した先の(s,t曲線
座標系の)象限を、ベクトルの外積を用いて判別する。 この判別原理について、第1象限(に移動したか否かを
判別する場合)を例に、図9を参照して説明する。 【0036】まず、節点NからN6 へ向かうベクトル
をA1、節点N6からN5 へ向かうベクトルをA2、
節点N5 からN4 へ向かうベクトルをA3、そして
節点N4 からNへ向かうベクトルをA4とする。また
、節点N6 からN′へ向かうベクトルをB1、節点N
5 からN′へ向かうベクトルをB2、節点N4 から
N′へ向かうベクトルをB3、そして節点NからN′へ
向かうベクトルをB4とする。この場合、次の4つのベ
クトルの外積が全て同符号であれば、N′の位置は第1
象限にあるものと判別される。 A1×B1 A2×B2 A3×B3 A4×B4 【0037】移動後節点象限判別部12により、移動節
点Nの移動先、即ち移動後節点N′の位置が、第1乃至
第4象限のいずれに存在するかが判別されると、s,t
曲線座標値計算部13が起動される。これによりs,t
曲線座標値計算部13は、節点N′が存在する象限を考
慮して同節点N′の曲線座標値s,tを算出する。この
曲線座標値算出方法について、節点N′が図10に示す
ように第1象限に存在する場合を例に以下に説明する。 なお、図10において、節点N,N′,N6 ,N4
の2次元座標値(2次元変換部11によりYZ平面への
2次元変換が行われた本実施例ではYZ平面上の2次元
座標値)は次の通りであるものとする。 節点N ;(YC,ZC) 節点N′;(YN,ZN) 節点N6 ;(Y(N6),Z(N6))節点N4 ;
(Y(N4),Z(N4))【0038】まずs,t曲
線座標値計算部13は、NからN′へ向かうベクトルA
の各成分(y,z成分)Ay ,Az 、NからN6
(点(1) と呼ぶ)へ向かうベクトルBの各成分By
,Bz 、およびNからN4 (点(2) と呼ぶ)
へ向かうベクトルB′の各成分B′y ,B′z をも
とに、ベクトルAが曲線座標s,t軸となす角θ1 ,
θ2 を次式により求める。 θ1 =cos−1{(Ay ・By +Az
・Bz )/(Ayz・Byz)} θ2 =
cos−1{(Ay ・B′y +Az ・B′z )
/(Ayz・B′yz)}但し、 Ayz =(Ay 2 +Az 2 )1/2
Byz =(By 2 +Bz 2)1/
2 B′yz=(B′y 2 +B′z
2 )1/2 Ay =YN−Y
C, Az =ZN−ZCBy =Y(N6
)−YC, Bz =Z(N6)−ZCB′y =Y
(N4)−YC,B′z =Z(N4)−ZCs,t曲
線座標値計算部13はまた、ベクトルA,B,B′の長
さL,XL,YLを次式により求める。 L={(YN−YC)2 +(ZN−ZC)2
}1/2 XL={(Y(N6)−YC)2
+(Z(N6)−ZC)2 }1/2 YL=
{(Y(N4)−YC)2 +(Z(N4)−ZC)2
}1/2 次にs,t曲線座標値計算部13は、求めたθ1
,θ2 ,L,XL,YLをもとに、移動後節点N′の
曲線座標値s,tを次式により算出する。 s=L*cosθ1 /XL t=L*cosθ2 /YL 【0039】以上の説明は、N′が第1象限に存在する
場合であるが、第2,第3,第4象限のいずれかに存在
する場合にも、図11に示すように、上記点(1) と
してそれぞれN2 ,N2 ,N6 を用い、上記点(
2) としてそれぞれN4 ,N8 ,N8 を用いる
ことにより、上記と同様にしてN′の位置の曲線座標値
s,tを求めることができる。但し、第2象限ではs値
を、第3象限ではs,t値を、そして第4象限ではt値
を、それぞれマイナスにする必要がある。例えば、N′
が図12に示すように第2象限に存在する場合には、N
′の位置の曲線座標値s,tは次のようになる。 s=−L*cosθ1 /XL t= L*cosθ2 /YL 但し、 XL={(Y(N2)−YC)2 +
(Z(N2)−ZC)2 }1/2 Y
L={(Y(N4)−YC)2 +(Z(N4)−ZC
)2 }1/2 【0040】さて、s,t曲線座標値計算部13により
、移動節点Nの移動先、即ち移動後節点N′の位置の曲
線座標値s,tが求められると、面境界補正座標値計算
部14が起動される。これにより補正座標値計算部14
は、移動節点N(移動後節点N′)に関係する8つの節
点N1 〜N8 の全体座標系(3次元座標系)での座
標値(実座標値)Xi ,Yi ,Zi (i=1,2
,…8)、およびs,t曲線座標値計算部13で求めら
れた曲線座標値s,tを用いて表わされる8つの形状関
数h1(s,t) 〜h8(s,t) をもとに、節点
N′の位置(X,Y,Z)が、8つの節点N1 〜N8
を通る曲面(節点N1 〜N8 で決まる曲面)上に
乗るように補正計算する。即ち補正座標値計算部14は
、図13(a)に示すs,t曲線座標系上の移動後節点
N′が、図13(b)に示すように節点N1 〜N8
を通る全体座標系での曲面上に乗るように、節点N′の
補正された座標値X,Y,Zを、次式により算出する。 X=Σi=1−8 hi(s,t) *XiY=Σi=
1−8 hi(s,t) *YiZ=Σi=1−8 h
i(s,t) *Zi但し、 Σi=1−8 hi(s,t) *X
i ;hi(s,t) *Xi の
i=1〜i=8までの総和
Σi=1−8 hi(s,t) *Yi ;hi
(s,t) *Yi の
i
=1〜i=8までの総和 Σi=1−8
hi(s,t) *Zi ;hi(s,t) *
Zi の
i=1〜i=8ま
での総和 h1(s,t) =−1/4
(1−s)(1−t)(s+t−1)
h2(s,t) =−1/4(1−s)(1+t)(s
−t+1) h3(s,t) = 1
/4(1+s)(1+t)(s+t−1)
h4(s,t) = 1/4(1+s)(1−t
)(s−t−1) h5(s,t) =
1/2(1−s)(1−t2 )
h6(s,t) = 1/2(1−s2 )(1+t
) h7(s,t) = 1/2(1
+s)(1−t2 ) h8(s,t)
= 1/2(1−s2 )(1−t)【0041】
次に、線分境界における移動後節点の位置補正について
説明する。この位置補正は、前記したように線分境界節
点番号テーブル設定部6、2次元変換部7、r曲線座標
値計算部8および線分境界補正座標値計算部9を用いて
行われる。 【0042】まず線分境界節点番号テーブル設定部6が
、移動節点Nに関係する2つの要素辺(線分、稜線)か
ら、同節点Nを含む3の節点(N以外の節点をN1 ,
N2 とする)を判別し、テーブル設定する。次に2次
元変換部7が起動され、線分境界節点番号テーブル設定
部6によって設定されている3つの節点N,N1 ,N
2 により構成される2つの線分(曲線)が2次元化さ
れる。 ここでは、YZ平面に射影されて2次元化されたものと
する。このときの節点N,N1 ,N2 および移動後
節点N′の2次元座標値(ここではYZ平面上の2次元
座標値)は、図14に示すように次の通りであるものと
する。 節点N ;(YC,ZC) 節点N1 ;(Y1,Z1) 節点N2 ;(Y2,Z2) 節点N′;(YN,ZN) 【0043】さて本実施例では、上記のように2次元化
された2つの線分(曲線)の各節点の位置がr曲線座標
系で表現される。ここでは、2つの線分に共通な節点(
移動節点)Nをr曲線座標系の原点(r=0の点)とし
、両端点の一方をr=−1、他方をr=1とする(図1
4参照)。 【0044】r曲線座標値計算部8は、移動後節点N′
のr曲線座標系の原点からのずれを−1〜1の範囲内で
算出する。即ちr曲線座標値計算部8は、移動後節点N
′の曲線座標値rを算出する。この曲線座標値算出方法
について以下に説明する。 【0045】まずr曲線座標値計算部8は、N1 から
N2 へ向かうベクトルAの各成分(y,z成分)Ay
,Az 、N1 からNへ向かうベクトルBの各成分
By ,Bz 、およびN1 からN′へ向かうベクト
ルCの各成分Cy ,Cz をもとに、ベクトルB,C
が曲線座標r軸となす角θB ,θC を次式により求
める。 θB =cos−1{(By ・Ay +Bz
・Az )/(Byz・Ayz)} θc =
cos−1{(Cy ・Ay +Cz ・Az )/(
Cyz・Ayz)}但し、 Ayz=(Ay 2 +Az 2 )1/2
Byz=(By 2 +Bz 2 )1/2
Cyz=(Cy 2 +Cz 2 )1/
2 Ay =Y2−Y1,Az =Z2
−Z1By =YC−Y1,Bz =ZC−Z1Cy
=YN−Y1,Cz =ZN−Z1s,t曲線座標値計
算部13はまた、ベクトルA,B,Cの長さLA ,L
B ,LC を次式により求める。 LA ={(Y2−Y1)2 +(Z2−Z1)2 }
1/2 LB ={(YC−Y1)2 +(ZC
−Z1)2 }1/2 LC ={(YN−Y1)2 +(ZN−Z1
)2 }1/2 次にr曲線座標値計算部8は、ベクトルB,Cを曲
線座標r軸に射影した長さLAB,LACを次式により
求める。 LAB=LB *cosθB LAC=LC *cosθC そしてr曲線座標値計算部8は、 R=LAC−LAB を求め、Rの正負により(即ち、N′が2つの線分のい
ずれの側に移動したかにより)次式に従って移動後節点
N′の曲線座標値rを算出する。 R≧0のとき r=R/(LA −LAB)R<
0のとき r=R/LAB 【0046】以上のようにして、移動節点Nの移動先、
即ち移動後節点N′の位置の曲線座標値rが求められる
と、線分境界補正座標値計算部9が起動される。これに
より補正座標値計算部9は、移動節点NをN3 とする
と、節点N′の位置(X,Y,Z)が3つの節点N1
〜N3 を通る曲線上に乗るように補正計算する。即ち
補正座標値計算部9は、節点N′が図15に示す節点N
1 〜N3 を通る全体座標系での曲線上に乗るように
、同節点N′の補正された座標値X,Y,Zを算出する
。この節点N′の(補正された)座標値X,Y,Zは、
節点N1 〜N3 の全体座標系での座標値Xi ,Y
i ,Zi (i=1,2,3)と、r曲線座標値計算
部8で求められた曲線座標値rを用いて表わされる3つ
の形状関数h1(r) 〜h3(r)をもとに、次式に
従って算出される。 X=Σi=1−3 hi(r) *XiY=Σi=1−
3 hi(r) *YiZ=Σi=1−3 hi(r)
*Zi但し、 Σi=1−3 hi(r) *Xi
;hi(r) *Xi の
i=1〜i=3までの総和 Σi=
1−3 hi(r) *Yi ;hi(r)
*Yi の
i=1〜i=3まで
の総和 Σi=1−3 hi(r) *
Zi ;hi(r) *Zi の
i=1〜i=3までの総和
h1(r) =1/2(1−r)−1/2(1−r2
) h2(r) =1−r2
h3(r) =1/2(1+r)−1/2(1
−r2 )【0047】さて、線分境界でのメッシュ最
適化(メッシュ分割最適化)により移動した節点の線分
境界補正座標値計算部9による座標値補正結果、面境界
でのメッシュ最適化により移動した節点の面境界補正座
標値計算部14による座標値補正結果、および内部用メ
ッシュ最適化処理部5によるメッシュ最適化処理結果は
、解析データ作成部15に渡される。これにより解析デ
ータ作成部15は、メッシュ最適化後の節点座標値(補
正された節点座標値)を用いて再計算の解析データを作
成する。 【0048】以上のように本実施例によれば、メッシュ
分割最適化後に特徴ある座標値補正を行うようにしたの
で、例えば図16(a)に示す解析モデル(構造物)に
対してメッシュ分割最適化を施した状態では同図(b)
に示すように原形状からくずれてしまうのに対し、同図
(c)のように原形状を保つことができるものである。 【0049】 【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
メッシュ分割最適化により移動した節点(移動節点)が
たとえ元の曲面上からずれても、同節点の移動後の位置
を、移動前の位置を原点とし、同節点に関係する4つの
要素についてのs,t曲線座標系での、曲線座標値s,
tとして求め、移動後の節点が、4つの要素を構成する
8つの節点を通る曲面上に乗るように、先に求めた曲線
座標値s,tで表わされた形状関数と8つの節点の座標
値をもとに移動後の節点の補正された座標値を求めるよ
うにしたので、メッシュ分割最適化により原形状からは
ずれた節点を元の曲面上に自動的に且つ簡単に乗せるこ
とができる。 【0050】また、この発明によれば、メッシュ分割最
適化により移動した節点がたとえ元の曲線上からずれて
も、同節点の移動後の位置を、移動前の位置を原点とし
、同節点に関係する2つの線分(境界辺,稜線)につい
てのr曲線座標系での、曲線座標値rとして求め、移動
後の節点が、2つの要素を構成する3つの節点を通る曲
線上に乗るように、先に求めた曲線座標値rで表わされ
た形状関数と3つの節点の座標値をもとに移動後の節点
の補正された座標値を求めるようにしたので、メッシュ
分割最適化により原形状からはずれた節点を元の曲線上
に自動的に且つ簡単に乗せることができる。
化を適用する構造解析システムに係り、特に最適化によ
り移動した節点が原形状の曲面(または曲線)からずれ
た際の座標値補正に好適な節点座標補正方式に関する。 【0002】 【従来の技術】有限要素法を用いた構造物の解析を行う
構造解析システムでは、解析精度の向上のために、対象
となる構造物を有限個のメッシュに分割した後にメッシ
ュ分割の最適化を実施するのが一般的である。このメッ
シュ分割最適化は、応力(歪みエネルギ)等の解析誤差
を考慮して節点を移動するもので、例えば、菊池昇;有
限要素法とその応用−最近の話題と発展−,土木学会論
文集,第392号/I−9,1988年 4月(以下、
メッシュ最適化公知文献と称する)に示されるような方
式が適用される。 【0003】この方式では、図17(a)に示すような
構造物にメッシュ分割の最適化を施す場合を例にとると
、節点N(移動節点N)の移動範囲は、その節点Nに関
係する(節点Nを共通に持つ)4つの要素(面要素、パ
ネル)の重心位置(○印)を結ぶ領域(斜線で示される
領域)内となる。そして、移動後(最適化後)の節点N
′(移動前の節点Nと区別するためにN′とする)の位
置(X座標値Xn ,Y座標値Yn ,Z座標値Zn
)は、上記4つの要素の重心位置(中心座標値)と応力
等で決まる要素の移動重み付けにより、次の(7)〜(
9)式に従って算出される。 Xn =Σi=1−m XCi *EWi /
Σi=1−m EWi …(7) Yn =
Σi=1−m YCi *EWi /Σi=1−m E
Wi …(8) Zn =Σi=1−m Z
Ci *EWi /Σi=1−m EWi …(9
)但し、 Σi=1−m XCi *EWi
;XCi *EWi の
i=1〜i=mまでの総和 Σ
i=1−m YCi *EWi ;YCi
*EWi の
i=1〜i
=mまでの総和 Σi=1−m ZCi
*EWi ;ZCi *EWi の
i=1〜i=mまでの総和
Σi=1−m EWi
;EWi の
i=1〜i=mまでの総和 XCi ,
YCi ,ZCi ;移動節点Nに関係す
る要素の
重心位置のX,Y
,Z座標 EWi
;移動節点Nに関係する要
素の
移動重み付け
m
;移動節点Nに関係する要素数
(ここではm=4)【0004】しか
し、上記(7)〜(9)式に従って算出された移動後節
点N′の位置は、図17(b)に示すように元の曲面上
から外れるため、問題であった。この問題は、連続する
3点を結ぶある傾きを持つ2線分において、中心点が2
線分の重心座標値を結ぶ直線上で移動した場合(2つの
要素辺の中心座標値と要素の移動重み付けにより移動節
点の座標値を算出した場合)でも同様であり、3点を通
る元の曲線からのずれが生じる。即ち従来は、メッシュ
分割最適化により原形状が崩れるという問題があり、メ
ッシュ分割最適化により元の曲面上からずれた移動節点
の位置の補正の必要があった。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】上記したように従来は
、構造物(特に構造物の曲面部)にメッシュ分割最適化
を施すと、最適化で移動した節点(移動節点)が元の曲
面上からずれ、このため原形状が崩れるという問題があ
った。そこで、従来より移動節点の位置を簡単に補正で
きるようにすることが要求されていた。 【0006】この発明は上記事情に鑑みてなされたもの
でその目的は、メッシュ分割最適化により移動した節点
を元の曲面(曲線)上に乗せるための移動節点の座標値
補正が簡単に行える、メッシュ分割最適化に好適な節点
座標補正方式を提供することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】この発明は、曲面上で4
つの要素(面要素)に関係する節点(移動節点)がメッ
シュ分割最適化により上記4つの要素の重心座標値を結
ぶ面上で移動した場合に生じる、この移動節点の元の曲
面からのずれを補正するために、上記4つの要素(面)
を面の法線ベクトルの最大成分方向の座標面に射影して
2次元化する2次元変換手段と、この2次元変換手段に
よって射影された上記4つの要素を構成する各節点の2
次元座標をもとに、移動節点の移動前の位置をs,t曲
線座標系での中心(原点)とし、4つの要素の範囲内を
s=±1,t=±1とするとき、移動後の節点位置の原
点からのずれを、−1≦s≦1,−1≦t≦1の範囲内
で求める、即ち移動後の節点位置の曲線座標値s,tを
求める曲線座標値計算手段と、この曲線座標値計算手段
によって算出された曲線座標値s,tで表わされる形状
関数hi(s,t) と上記4つの要素の移動節点を除
く8つの節点の各実座標値Xi ,Yi ,Zi (i
=1,2,…8)をもとに、移動後の節点位置が上記8
つの節点を通る曲面上に乗るように、補正された実座標
値X,Y,Zを算出する補正座標値計算手段とを設けた
ことを特徴とするものである。 【0008】また、この発明は、連続する3点を結ぶあ
る傾きを持つ2線分において、メッシュ分割最適化によ
り共通の節点(移動節点)が2線分の重心座標値を結ぶ
線上で移動した場合に生じる、この移動節点の上記3点
を通る曲線からのずれを補正するために、上記3点を通
る曲線座標系において、移動節点の位置(移動前の位置
)を原点とし、線分の両端をr=±1とするとき、移動
後の節点位置の原点からのずれを、上記曲線座標値計算
手段により−1≦r≦1の範囲内で求め、即ち移動後の
節点位置の曲線座標値rを求め、この曲線座標値rで表
わされる形状関数hi(r) と上記3点の各実座標値
Xi ,Yi,Zi (i=1,2,3)をもとに、移
動後の節点位置が上記3点を通る曲線上に乗るように、
補正された実座標値X,Y,Zを上記補正座標値計算手
段により求めるようにしたことを特徴とするものである
。 【0009】 【作用】上記の構成において、まずメッシュ分割最適化
により移動して元の曲面からずれた節点が曲面境界上の
節点である場合、その節点(移動節点)に関係する4つ
の要素(面要素)から移動節点以外の8つの節点が識別
される。そして、上記4つの要素を面の法線ベクトルの
最大成分方向の座標面に射影し、2次元化する処理が2
次元変換手段により行われる。 【0010】移動先判別手段は、上記の移動節点がメッ
シュ分割最適化により上記4つの要素のいずれに移動し
ているかを、2次元変換手段による2次元変換後の4つ
の要素の辺の各線分ベクトルと移動節点の移動方向への
ベクトルとの外積の符号により判別する。 【0011】曲線座標値計算手段は、移動先判別手段に
よって判別された移動節点の移動先要素(s,t曲線座
標系での移動先の象限)と、2次元変換手段によって射
影された上記4つの要素を構成する各節点の2次元座標
をもとに、移動節点の移動前の位置をs,t曲線座標系
での原点とし、4つの要素の範囲内をs=±1,t=±
1とするときの、移動後の節点位置の曲線座標値s,t
(−1≦s≦1,−1≦t≦1)を求める。 【0012】補正座標値計算手段は、曲線座標値s,t
で表わされる形状関数hi(s,t)と上記8点の各実
座標値Xi ,Yi ,Zi(i=1,2,…8)をも
とに、移動後の節点位置が元の曲面上に乗るように、補
正された実座標値X,Y,Zを次式に従って算出する。 X=Σi=1−8 hi(s,t) *XiY=Σi=
1−8 hi(s,t) *YiZ=Σi=1−8 h
i(s,t) *Zi但し、 Σi=1−8 hi(s,t) *X
i ;hi(s,t) *Xi の
i=1〜i=8までの総和
Σi=1−8 hi(s,t) *Yi ;hi
(s,t) *Yi の
i
=1〜i=8までの総和 Σi=1−8
hi(s,t) *Zi ;hi(s,t) *
Zi の
i=1〜i=8ま
での総和 h1(s,t) =−1/4
(1−s)(1−t)(s+t−1)
h2(s,t) =−1/4(1−s)(1+t)(s
−t+1) h3(s,t) = 1
/4(1+s)(1+t)(s+t−1)
h4(s,t) = 1/4(1+s)(1−t
)(s−t−1) h5(s,t) =
1/2(1−s)(1−t2 )
h6(s,t) = 1/2(1−s2 )(1+t
) h7(s,t) = 1/2(1
+s)(1−t2 ) h8(s,t)
= 1/2(1−s2 )(1−t)【0013】
次に、メッシュ分割最適化により移動して元の曲面から
ずれた節点が線分境界上の節点である場合、その節点(
移動節点)に関係する2つの要素辺(稜線)からその節
点を含む3つの節点が識別される。 【0014】曲線座標値計算手段は、3点を通る曲線座
標系において、移動節点の移動前の位置を原点とし、線
分の両端をr=±1とするときの、移動後の節点位置の
曲線座標値r(−1≦r≦1)を、移動節点が2つの線
分(要素辺)のどちら側へ移動したかにより求める。 【0015】補正座標値計算手段は、曲線座標値rで表
わされる形状関数hi(r) と上記3点の各実座標値
Xi ,Yi ,Zi (i=1,2,3)をもとに、
移動後の節点位置が元の曲線上に乗るように、補正され
た実座標値X,Y,Zを次式に従って算出する。 X=Σi=1−3 hi(r) *XiY=Σi=1−
3 hi(r) *YiZ=Σi=1−3 hi(r)
*Zi但し、 Σi=1−3 hi(r) *Xi
;hi(r) *Xi の
i=1〜i=3までの総和 Σi=
1−3 hi(r) *Yi ;hi(r)
*Yi の
i=1〜i=3まで
の総和 Σi=1−3 hi(r) *
Zi ;hi(r) *Zi の
i=1〜i=3までの総和
h1(r) =1/2(1−r)−1/2(1−r2
) h2(r) =1−r2
h3(r) =1/2(1+r)−1/2(1
−r2 )【0016】 【実施例】図1はこの発明の節点座標補正方式を適用す
るメッシュ分割最適化装置の一実施例を示す機能ブロッ
ク構成図である。 【0017】図1において、1は有限要素法を用いた構
造物のメッシュ分割最適化(メッシュ最適化)前の解析
結果が格納される解析結果ファイル(図示せず)から、
節点座標値、要素構成節点番号、誤差評価用の応力値を
読込む入力部(解析結果ファイル入力部)である。解析
結果ファイル入力部1には、同入力部1によって読込ま
れた情報をもとに解析モデルを構成する節点の位置(節
点位置)を識別し、その節点が線分境界、面境界、また
は内部のいずれにあるかの区別を行う節点位置判別部2
が接続される。 【0018】節点位置判別部2には、線分境界用のメッ
シュ最適化処理部3、面境界用のメッシュ最適化処理部
4および内部用のメッシュ最適化処理部5が接続される
。メッシュ最適化処理部3は、節点位置判別部2によっ
て線分境界上の節点であることが判別された場合に起動
され、同節点に対して周知のメッシュ分割の最適化処理
を行う。メッシュ最適化処理部4は、節点位置判別部2
によって面境界上の節点であることが判別された場合に
起動され、同節点に対して周知のメッシュ分割の最適化
処理を行う。メッシュ最適化処理部5は、節点位置判別
部2によって内部の節点であることが判別された場合に
起動され、同節点に対して周知のメッシュ分割の最適化
処理を行う。 【0019】線分境界用メッシュ最適化処理部3には、
メッシュ最適化された線分境界に関係する節点(3個の
節点)の節点番号(要素構成節点番号)を図示せぬ節点
番号テーブルに設定するための線分境界節点番号テーブ
ル設定部6が接続される。線分境界節点番号テーブル設
定部6には、線分境界を構成する3次元空間上の2つの
線分を2次元座標面に射影する2次元変換部7が接続さ
れる。 【0020】2次元変換部7にはr曲線座標値計算部8
が接続される。r曲線座標値計算部8は、メッシュ最適
化された線分境界に関係する3個の節点のうち、メッシ
ュ最適化により移動した節点が、2つの線分のどちら側
に移動しているかを判別し、その移動先の節点位置(移
動後節点位置)の曲線座標値rを計算する。r曲線座標
値計算部8には、上記3個の節点の座標値および同計算
部8により算出された曲線座標値rで表わされる形状関
数により、移動後節点の補正された座標値(実座標値)
を算出する線分境界補正座標値計算部9が接続される。 【0021】面境界用メッシュ最適化処理部4には、メ
ッシュ最適化された面境界に関係する節点(8個の節点
)の節点番号を設定するための面境界節点番号テーブル
設定部10が接続される。面境界節点番号テーブル設定
部10には、面境界に関係する3次元空間上の4つの面
(要素)の法線ベクトルの最大成分方向の2次元座標面
に射影する2次元変換部11が接続される。 【0022】2次元変換部11には、メッシュ最適化さ
れた面境界に関係する8つの節点のうち、メッシュ最適
化により移動した節点が、4つの要素(面)のいずれに
移動しているかをベクトルの外積を用いて判別する移動
後節点象限判別部12が接続される。移動後節点象限判
別部12には、同判別部12の判別結果をもとに、移動
後節点の移動前の位置をs,t曲線座標系での原点とし
た場合の、同節点の移動後の位置の曲線座標値s,tを
計算するs,t曲線座標値計算部13が接続される。 【0023】s,t曲線座標値計算部13には、上記8
個の節点の座標値および同計算部13により算出された
曲線座標値s,tで表わされる形状関数により、移動後
節点(移動先節点)の補正された座標値(実座標値)を
算出する面境界補正座標値計算部14が接続される。こ
の面境界補正座標値計算部14、線分境界補正座標値計
算部9および内部用メッシュ最適化処理部5には、解析
データ作成部15が接続される。解析データ作成部15
は、メッシュ分割最適化後の節点座標値(線分境界また
は面境界については補正された節点座標値)を用いて再
計算用の解析データを作成する。 【0024】次に、図1の構成の動作を、図2乃至図1
6を参照して説明する。まず解析結果ファイル入力部1
は、解析結果ファイルから、節点座標値、要素構成節点
番号、誤差評価用の応力値を読込み、節点位置判別部2
に制御を渡す。節点位置判別部2は、解析モデルを構成
する各節点の節点位置を、節点座標値および要素構成節
点番号をもとに、対象節点が何個の要素に関係するかに
より識別し、その節点が線分境界、面境界、または内部
のいずれにあるかの区別を行う。この節点位置判別部2
の動作原理を、(a)2次元解析モデル(シェル構造を
含む)の場合と、(b)3次元解析モデルの場合のそれ
ぞれについて以下に説明する。 【0025】(a)2次元解析モデルの場合2次元解析
モデル(シェル構造を含む)を構成する各節点の節点位
置は、図2の節点Aに代表されるように1つの要素に関
係する節点位置、節点Bに代表されるように2つの境界
辺を持ち且つ両端の線分がほぼ平行である節点位置、節
点Cに代表されるように2つの境界辺を持ち且つ両端の
線分がほぼ直角である節点位置、および節点Dに代表さ
れるように境界辺を1つも持たない節点位置のいずれか
に識別される。ここで、節点Aは自動的に不動節点とさ
れ、メッシュ最適化でも移動しない。次に節点Bは移動
可能であり、節点Cは移動不可である。また節点Dは内
点(モデル内部の点)であり、自由に移動可能である。 したがって2次元解析モデルでは、メッシュ最適化で移
動可能な節点は、次の2つに分類される。 1) 境界辺(線分境界)上の節点(B)2) 内
部の節点(D) 【0026】(b)3次元解析モデルの場合3次元解析
モデルを構成する各節点の節点位置は、図3の節点Aに
代表されるように1つの要素に関係する節点位置、節点
Bに代表されるように2つの要素に関係する節点位置、
節点Cに代表されるように4つの要素に関係する節点位
置、および節点Dに代表されるように8つの要素に関係
する節点位置のいずれかに識別される。ここで、節点A
は自動的に不動節点とされ、メッシュ最適化でも移動し
ない。次に節点Bは両端の稜線がほぼ平行であれば移動
可能であり、節点Cは面内であれば移動可能である。ま
た節点Dは内点であり、3次元的に移動可能である。し
たがって3次元解析モデルでは、メッシュ最適化で移動
可能な節点は、次の3つに分類される。 1) 稜線(線分境界)上の節点(B)2) 面(
面境界)上の節点(C) 3) 内部の節点(D) 【0027】以上の原理に従い、メッシュ最適化で移動
可能な節点が節点位置判別部2により分類されると、メ
ッシュ最適化処理部3〜5が起動され、線分境界の節点
に対しては線分境界用メッシュ最適化処理部3により、
面境界の節点に対しては面境界用メッシュ最適化処理部
4により、内部の節点に対しては内部用メッシュ最適化
処理部5により、それぞれ前記メッシュ最適化公知文献
に示されるような周知のメッシュ最適化処理が施される
。このメッシュ最適化処理で移動された線分境界または
面境界の節点(移動後節点)は、後述するように原形状
からずれる。 【0028】そこで、線分境界の移動後節点については
、線分境界節点番号テーブル設定部6、2次元変換部7
、r曲線座標値計算部8および線分境界補正座標値計算
部9を用いて、原形状からのずれが補正される。また面
境界の移動後節点については、面境界節点番号テーブル
設定部10、2次元変換部11、移動節点象限判別部1
2、s,t曲線座標値計算部13および面境界補正座標
値計算部14を用いて、原形状からのずれが補正される
。 【0029】以上の節点位置補正について、面境界の移
動後節点の位置を補正する場合を例に説明する。まず、
メッシュ最適化による移動前の面境界の節点(移動節点
)をN、この節点Nを共通に持つ4つの要素(面、パネ
ル)A〜Dを構成する(Nを除く)8つの節点をn1
〜n8 とすると、節点N,n1 〜n8 の位置関係
が図4のようになっているものとする。図中、要素A〜
Dに付された(括弧)内の数値は同要素A〜D(節点N
が関係する要素)のデータ配列上の順番を示す。この各
要素A〜Dの節点データ(構成要素節点番号)構造を図
5に示す。図5のデータ構造では、各要素の節点データ
(構成要素節点番号)の並びは、要素左下端の節点を先
頭に反時計回りとなっているものとする。ここで、各要
素A〜D毎の節点位置と、要素A〜Dが節点Nを共通に
持つことは判る。しかし、節点Nの回りの要素A〜Dの
並びと、n1 〜n8の位置関係(即ち、図4に示すよ
うな位置関係)は判らない。そこで、この関係を判別す
るために、面境界節点番号テーブル設定部10による以
下に述べる設定処理が行われる。 【0030】面境界節点番号テーブル設定部10は、図
4に示す要素A〜Dの並びから明らかなように、図5の
データ構造をもとに、1番目の要素Aを基準にしてA,
B,C,D順にソートするための処理を行うものである
。節点番号テーブル設定部10はまず、図5のデータ構
造の1番目の要素Aのn1 ,n2,N,n3 (の節
点番号)を図6に示す節点番号テーブルの第1行目に配
し、且つNが4つの列の最終列(第4列)に行くように
ソートする(但し、要素内の付番順は変えない)。次に
節点番号テーブル設定部10は、2,3,4番目の要素
(D,B,C)の中で、前回ソートした配列の第3列,
第4列にあるn2 ,Nを含む要素、即ち3番目の要素
(B)のデータ(n2 ,n6 ,n7 ,N)を図6
に示す節点番号テーブルの第2行目に配し、且つNが第
4列に行くようにソートする(ここでは、Nがもともと
第4列にあるためソート前と同一配列となる)。 【0031】次に節点番号テーブル設定部10は、残り
の2つの要素(D,C)の中で、前回ソートした配列の
第3列,第4列にあるn7 ,Nを含む要素、即ち4番
目の要素(C)のデータ(N,n7 ,n8 ,n4
)を図6に示す節点番号テーブルの第3行目に配し、且
つNが第4列に行くようにソートする。そして節点番号
テーブル設定部10は、最後に残されている2番目の要
素(D)のデータ(n3 ,N,n4 ,n5 )を図
6に示す節点番号テーブルの第4行目に配し、且つNが
第4列に行くようにソートする。図6は、このときの節
点番号テーブルの状態を示したものである。 【0032】以上の節点番号テーブル設定が行われると
、図6に示すテーブルを参照することにより、図4に示
したような節点Nの回りの4つの要素(A〜D)の並び
と、節点n1 〜n8 の位置関係を知ることができる
。 ここで、節点Nと同節点Nに関係する8つの節点(n1
〜n8 )の位置関係を明確にするために、図7に示
すように8つの節点(n1 〜n8 )のうちの左下端
点(ここではn1 )をN1 とし、以降時計回りにN
2 〜N8 とする。ここで、N1 〜N8 の節点番
号は、図6に示す節点番号テーブルの内容から次のよう
になる。 N1 =KE(1,2) N2 =KE(1,1) N3 =KE(4,2) N4 =KE(4,1) N5 =KE(3,2) N6 =KE(3,1) N7 =KE(2,2) N8 =KE(2,1) 但し、KE(i,j)は、図6に示す節点番号テーブル
のi行j列の節点番号 【0033】さて、面境界節点番号テーブル設定部10
による節点番号テーブル設定処理が終了すると、2次元
変換部11が起動される。2次元変換部11は、(図6
に示す節点番号テーブルをもとに節点Nと節点N1 〜
N8 の位置関係が判別された)図7に示すような3次
元空間の4つの要素(A〜D)を面の法線ベクトルの最
大方向の座標面(ここでは、面の法線ベクトルの方向が
全体X軸方向を向いており、したがって面の法線ベクト
ルの最大方向の座標面はYZ平面であるものとする)に
射影して2次元化する。この2次元化は、2次元変換部
11より後段の機能ブロックでの処理の簡略化のために
行われるものである。 【0034】2次元変換部11は、2次元化した4要素
(A〜D)の共通節点(移動節点)Nをs,t曲線座標
系の原点とした場合の同節点Nを除く8節点N1 〜N
8 の曲線座標値s,t(−≦s≦1,−≦t≦1)を
図8に示すように与える。ここで、要素A(に対応する
s,t曲線座標系上の面)はs,t曲線座標系の第3象
限を、要素Bは第4象限を、要素Cは第1象限を、そし
て要素Dは第2象限を構成しており、節点N1 〜N8
のs,t値は次の通りとなる。 N1 (s,t)=−1,−1 N2 (s,t)=−1, 0 N3 (s,t)=−1, 1 N4 (s,t)= 0, 1 N5 (s,t)= 1, 1 N6 (s,t)= 1, 0 N7 (s,t)= 1,−1 N8 (s,t)= 0,−1 【0035】2次元変換部11の処理が終了すると、移
動後節点象限判別部12が起動される。移動後節点象限
判別部12は、図8に示す移動節点Nがメッシュ最適化
により移動後節点N′として移動した先の(s,t曲線
座標系の)象限を、ベクトルの外積を用いて判別する。 この判別原理について、第1象限(に移動したか否かを
判別する場合)を例に、図9を参照して説明する。 【0036】まず、節点NからN6 へ向かうベクトル
をA1、節点N6からN5 へ向かうベクトルをA2、
節点N5 からN4 へ向かうベクトルをA3、そして
節点N4 からNへ向かうベクトルをA4とする。また
、節点N6 からN′へ向かうベクトルをB1、節点N
5 からN′へ向かうベクトルをB2、節点N4 から
N′へ向かうベクトルをB3、そして節点NからN′へ
向かうベクトルをB4とする。この場合、次の4つのベ
クトルの外積が全て同符号であれば、N′の位置は第1
象限にあるものと判別される。 A1×B1 A2×B2 A3×B3 A4×B4 【0037】移動後節点象限判別部12により、移動節
点Nの移動先、即ち移動後節点N′の位置が、第1乃至
第4象限のいずれに存在するかが判別されると、s,t
曲線座標値計算部13が起動される。これによりs,t
曲線座標値計算部13は、節点N′が存在する象限を考
慮して同節点N′の曲線座標値s,tを算出する。この
曲線座標値算出方法について、節点N′が図10に示す
ように第1象限に存在する場合を例に以下に説明する。 なお、図10において、節点N,N′,N6 ,N4
の2次元座標値(2次元変換部11によりYZ平面への
2次元変換が行われた本実施例ではYZ平面上の2次元
座標値)は次の通りであるものとする。 節点N ;(YC,ZC) 節点N′;(YN,ZN) 節点N6 ;(Y(N6),Z(N6))節点N4 ;
(Y(N4),Z(N4))【0038】まずs,t曲
線座標値計算部13は、NからN′へ向かうベクトルA
の各成分(y,z成分)Ay ,Az 、NからN6
(点(1) と呼ぶ)へ向かうベクトルBの各成分By
,Bz 、およびNからN4 (点(2) と呼ぶ)
へ向かうベクトルB′の各成分B′y ,B′z をも
とに、ベクトルAが曲線座標s,t軸となす角θ1 ,
θ2 を次式により求める。 θ1 =cos−1{(Ay ・By +Az
・Bz )/(Ayz・Byz)} θ2 =
cos−1{(Ay ・B′y +Az ・B′z )
/(Ayz・B′yz)}但し、 Ayz =(Ay 2 +Az 2 )1/2
Byz =(By 2 +Bz 2)1/
2 B′yz=(B′y 2 +B′z
2 )1/2 Ay =YN−Y
C, Az =ZN−ZCBy =Y(N6
)−YC, Bz =Z(N6)−ZCB′y =Y
(N4)−YC,B′z =Z(N4)−ZCs,t曲
線座標値計算部13はまた、ベクトルA,B,B′の長
さL,XL,YLを次式により求める。 L={(YN−YC)2 +(ZN−ZC)2
}1/2 XL={(Y(N6)−YC)2
+(Z(N6)−ZC)2 }1/2 YL=
{(Y(N4)−YC)2 +(Z(N4)−ZC)2
}1/2 次にs,t曲線座標値計算部13は、求めたθ1
,θ2 ,L,XL,YLをもとに、移動後節点N′の
曲線座標値s,tを次式により算出する。 s=L*cosθ1 /XL t=L*cosθ2 /YL 【0039】以上の説明は、N′が第1象限に存在する
場合であるが、第2,第3,第4象限のいずれかに存在
する場合にも、図11に示すように、上記点(1) と
してそれぞれN2 ,N2 ,N6 を用い、上記点(
2) としてそれぞれN4 ,N8 ,N8 を用いる
ことにより、上記と同様にしてN′の位置の曲線座標値
s,tを求めることができる。但し、第2象限ではs値
を、第3象限ではs,t値を、そして第4象限ではt値
を、それぞれマイナスにする必要がある。例えば、N′
が図12に示すように第2象限に存在する場合には、N
′の位置の曲線座標値s,tは次のようになる。 s=−L*cosθ1 /XL t= L*cosθ2 /YL 但し、 XL={(Y(N2)−YC)2 +
(Z(N2)−ZC)2 }1/2 Y
L={(Y(N4)−YC)2 +(Z(N4)−ZC
)2 }1/2 【0040】さて、s,t曲線座標値計算部13により
、移動節点Nの移動先、即ち移動後節点N′の位置の曲
線座標値s,tが求められると、面境界補正座標値計算
部14が起動される。これにより補正座標値計算部14
は、移動節点N(移動後節点N′)に関係する8つの節
点N1 〜N8 の全体座標系(3次元座標系)での座
標値(実座標値)Xi ,Yi ,Zi (i=1,2
,…8)、およびs,t曲線座標値計算部13で求めら
れた曲線座標値s,tを用いて表わされる8つの形状関
数h1(s,t) 〜h8(s,t) をもとに、節点
N′の位置(X,Y,Z)が、8つの節点N1 〜N8
を通る曲面(節点N1 〜N8 で決まる曲面)上に
乗るように補正計算する。即ち補正座標値計算部14は
、図13(a)に示すs,t曲線座標系上の移動後節点
N′が、図13(b)に示すように節点N1 〜N8
を通る全体座標系での曲面上に乗るように、節点N′の
補正された座標値X,Y,Zを、次式により算出する。 X=Σi=1−8 hi(s,t) *XiY=Σi=
1−8 hi(s,t) *YiZ=Σi=1−8 h
i(s,t) *Zi但し、 Σi=1−8 hi(s,t) *X
i ;hi(s,t) *Xi の
i=1〜i=8までの総和
Σi=1−8 hi(s,t) *Yi ;hi
(s,t) *Yi の
i
=1〜i=8までの総和 Σi=1−8
hi(s,t) *Zi ;hi(s,t) *
Zi の
i=1〜i=8ま
での総和 h1(s,t) =−1/4
(1−s)(1−t)(s+t−1)
h2(s,t) =−1/4(1−s)(1+t)(s
−t+1) h3(s,t) = 1
/4(1+s)(1+t)(s+t−1)
h4(s,t) = 1/4(1+s)(1−t
)(s−t−1) h5(s,t) =
1/2(1−s)(1−t2 )
h6(s,t) = 1/2(1−s2 )(1+t
) h7(s,t) = 1/2(1
+s)(1−t2 ) h8(s,t)
= 1/2(1−s2 )(1−t)【0041】
次に、線分境界における移動後節点の位置補正について
説明する。この位置補正は、前記したように線分境界節
点番号テーブル設定部6、2次元変換部7、r曲線座標
値計算部8および線分境界補正座標値計算部9を用いて
行われる。 【0042】まず線分境界節点番号テーブル設定部6が
、移動節点Nに関係する2つの要素辺(線分、稜線)か
ら、同節点Nを含む3の節点(N以外の節点をN1 ,
N2 とする)を判別し、テーブル設定する。次に2次
元変換部7が起動され、線分境界節点番号テーブル設定
部6によって設定されている3つの節点N,N1 ,N
2 により構成される2つの線分(曲線)が2次元化さ
れる。 ここでは、YZ平面に射影されて2次元化されたものと
する。このときの節点N,N1 ,N2 および移動後
節点N′の2次元座標値(ここではYZ平面上の2次元
座標値)は、図14に示すように次の通りであるものと
する。 節点N ;(YC,ZC) 節点N1 ;(Y1,Z1) 節点N2 ;(Y2,Z2) 節点N′;(YN,ZN) 【0043】さて本実施例では、上記のように2次元化
された2つの線分(曲線)の各節点の位置がr曲線座標
系で表現される。ここでは、2つの線分に共通な節点(
移動節点)Nをr曲線座標系の原点(r=0の点)とし
、両端点の一方をr=−1、他方をr=1とする(図1
4参照)。 【0044】r曲線座標値計算部8は、移動後節点N′
のr曲線座標系の原点からのずれを−1〜1の範囲内で
算出する。即ちr曲線座標値計算部8は、移動後節点N
′の曲線座標値rを算出する。この曲線座標値算出方法
について以下に説明する。 【0045】まずr曲線座標値計算部8は、N1 から
N2 へ向かうベクトルAの各成分(y,z成分)Ay
,Az 、N1 からNへ向かうベクトルBの各成分
By ,Bz 、およびN1 からN′へ向かうベクト
ルCの各成分Cy ,Cz をもとに、ベクトルB,C
が曲線座標r軸となす角θB ,θC を次式により求
める。 θB =cos−1{(By ・Ay +Bz
・Az )/(Byz・Ayz)} θc =
cos−1{(Cy ・Ay +Cz ・Az )/(
Cyz・Ayz)}但し、 Ayz=(Ay 2 +Az 2 )1/2
Byz=(By 2 +Bz 2 )1/2
Cyz=(Cy 2 +Cz 2 )1/
2 Ay =Y2−Y1,Az =Z2
−Z1By =YC−Y1,Bz =ZC−Z1Cy
=YN−Y1,Cz =ZN−Z1s,t曲線座標値計
算部13はまた、ベクトルA,B,Cの長さLA ,L
B ,LC を次式により求める。 LA ={(Y2−Y1)2 +(Z2−Z1)2 }
1/2 LB ={(YC−Y1)2 +(ZC
−Z1)2 }1/2 LC ={(YN−Y1)2 +(ZN−Z1
)2 }1/2 次にr曲線座標値計算部8は、ベクトルB,Cを曲
線座標r軸に射影した長さLAB,LACを次式により
求める。 LAB=LB *cosθB LAC=LC *cosθC そしてr曲線座標値計算部8は、 R=LAC−LAB を求め、Rの正負により(即ち、N′が2つの線分のい
ずれの側に移動したかにより)次式に従って移動後節点
N′の曲線座標値rを算出する。 R≧0のとき r=R/(LA −LAB)R<
0のとき r=R/LAB 【0046】以上のようにして、移動節点Nの移動先、
即ち移動後節点N′の位置の曲線座標値rが求められる
と、線分境界補正座標値計算部9が起動される。これに
より補正座標値計算部9は、移動節点NをN3 とする
と、節点N′の位置(X,Y,Z)が3つの節点N1
〜N3 を通る曲線上に乗るように補正計算する。即ち
補正座標値計算部9は、節点N′が図15に示す節点N
1 〜N3 を通る全体座標系での曲線上に乗るように
、同節点N′の補正された座標値X,Y,Zを算出する
。この節点N′の(補正された)座標値X,Y,Zは、
節点N1 〜N3 の全体座標系での座標値Xi ,Y
i ,Zi (i=1,2,3)と、r曲線座標値計算
部8で求められた曲線座標値rを用いて表わされる3つ
の形状関数h1(r) 〜h3(r)をもとに、次式に
従って算出される。 X=Σi=1−3 hi(r) *XiY=Σi=1−
3 hi(r) *YiZ=Σi=1−3 hi(r)
*Zi但し、 Σi=1−3 hi(r) *Xi
;hi(r) *Xi の
i=1〜i=3までの総和 Σi=
1−3 hi(r) *Yi ;hi(r)
*Yi の
i=1〜i=3まで
の総和 Σi=1−3 hi(r) *
Zi ;hi(r) *Zi の
i=1〜i=3までの総和
h1(r) =1/2(1−r)−1/2(1−r2
) h2(r) =1−r2
h3(r) =1/2(1+r)−1/2(1
−r2 )【0047】さて、線分境界でのメッシュ最
適化(メッシュ分割最適化)により移動した節点の線分
境界補正座標値計算部9による座標値補正結果、面境界
でのメッシュ最適化により移動した節点の面境界補正座
標値計算部14による座標値補正結果、および内部用メ
ッシュ最適化処理部5によるメッシュ最適化処理結果は
、解析データ作成部15に渡される。これにより解析デ
ータ作成部15は、メッシュ最適化後の節点座標値(補
正された節点座標値)を用いて再計算の解析データを作
成する。 【0048】以上のように本実施例によれば、メッシュ
分割最適化後に特徴ある座標値補正を行うようにしたの
で、例えば図16(a)に示す解析モデル(構造物)に
対してメッシュ分割最適化を施した状態では同図(b)
に示すように原形状からくずれてしまうのに対し、同図
(c)のように原形状を保つことができるものである。 【0049】 【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
メッシュ分割最適化により移動した節点(移動節点)が
たとえ元の曲面上からずれても、同節点の移動後の位置
を、移動前の位置を原点とし、同節点に関係する4つの
要素についてのs,t曲線座標系での、曲線座標値s,
tとして求め、移動後の節点が、4つの要素を構成する
8つの節点を通る曲面上に乗るように、先に求めた曲線
座標値s,tで表わされた形状関数と8つの節点の座標
値をもとに移動後の節点の補正された座標値を求めるよ
うにしたので、メッシュ分割最適化により原形状からは
ずれた節点を元の曲面上に自動的に且つ簡単に乗せるこ
とができる。 【0050】また、この発明によれば、メッシュ分割最
適化により移動した節点がたとえ元の曲線上からずれて
も、同節点の移動後の位置を、移動前の位置を原点とし
、同節点に関係する2つの線分(境界辺,稜線)につい
てのr曲線座標系での、曲線座標値rとして求め、移動
後の節点が、2つの要素を構成する3つの節点を通る曲
線上に乗るように、先に求めた曲線座標値rで表わされ
た形状関数と3つの節点の座標値をもとに移動後の節点
の補正された座標値を求めるようにしたので、メッシュ
分割最適化により原形状からはずれた節点を元の曲線上
に自動的に且つ簡単に乗せることができる。
【図1】この発明の節点座標補正方式を適用するメッシ
ュ分割最適化装置の一実施例を示す機能ブロック構成図
。
ュ分割最適化装置の一実施例を示す機能ブロック構成図
。
【図2】図1の節点位置判別部2による2次元構造物解
析モデルに対する節点位置判別動作を説明するための図
。
析モデルに対する節点位置判別動作を説明するための図
。
【図3】図1の節点位置判別部2による3次元構造物解
析モデルに対する節点位置判別動作を説明するための図
。
析モデルに対する節点位置判別動作を説明するための図
。
【図4】曲面上の移動節点と同節点に関係する4つの要
素の8つの節点との位置関係を示す図。
素の8つの節点との位置関係を示す図。
【図5】上記4つの要素の節点データ構造(要素構成節
点番号)を示す図。
点番号)を示す図。
【図6】移動節点と同節点に関係する8つの節点の位置
関係を判別するために、図5のデータをソートした状態
を示す図。
関係を判別するために、図5のデータをソートした状態
を示す図。
【図7】図6の状態をもとに判別された移動節点と同節
点に関係する8つの節点の位置関係を示す図。
点に関係する8つの節点の位置関係を示す図。
【図8】移動節点に関係する4つの要素の2次元変換後
の、s,t曲線座標系における移動後の節点と象限との
関係を示す図。
の、s,t曲線座標系における移動後の節点と象限との
関係を示す図。
【図9】移動後の節点の存在するs,t曲線座標系上の
象限を判別するのに必要なベクトル外積処理を説明する
ための図。
象限を判別するのに必要なベクトル外積処理を説明する
ための図。
【図10】移動後節点が第1象限にある場合の曲線座標
値s,t算出を説明するための図。
値s,t算出を説明するための図。
【図11】s,t曲線座標系の各象限におけるs軸,t
軸上の節点番号の関係を説明するための図。
軸上の節点番号の関係を説明するための図。
【図12】移動後節点が第2象限にある場合の曲線座標
値s,t算出を説明するための図。
値s,t算出を説明するための図。
【図13】移動後節点の曲線座標値s,tに対する全体
座標系での座標値補正により、同節点が8点を通る曲面
に乗せられている様子を示す図。
座標系での座標値補正により、同節点が8点を通る曲面
に乗せられている様子を示す図。
【図14】元の曲線からずれた移動節点の曲線座標値r
算出を説明するための図。
算出を説明するための図。
【図15】移動後節点の曲線座標値rに対する全体座標
系での座標値補正により、同節点が3点を通る曲線に乗
せられている様子を示す図。
系での座標値補正により、同節点が3点を通る曲線に乗
せられている様子を示す図。
【図16】本方式を実際の解析モデル(構造物)に適用
した場合の補正結果をメッシュ分割最適化後の状態(補
正前)と対比して示す図。
した場合の補正結果をメッシュ分割最適化後の状態(補
正前)と対比して示す図。
【図17】メッシュ分割最適化処理とメッシュ分割最適
化による発生する問題を説明するための図。
化による発生する問題を説明するための図。
1…解析結果ファイル入力部、2…節点位置判別部、3
…線分境界用メッシュ最適化処理部、4…面境界メッシ
ュ最適化処理部、5…内部用メッシュ最適化処理部、6
…線分境界節点番号テーブル設定部、7,11…2次元
変換部、8…r曲線座標値計算部、9…線分境界補正座
標値計算部、10…面境界節点番号テーブル設定部、1
2…移動後節点象限判別部、13…s,t曲線座標値計
算部、14…面境界補正座標値計算部、15…解析デー
タ作成部。
…線分境界用メッシュ最適化処理部、4…面境界メッシ
ュ最適化処理部、5…内部用メッシュ最適化処理部、6
…線分境界節点番号テーブル設定部、7,11…2次元
変換部、8…r曲線座標値計算部、9…線分境界補正座
標値計算部、10…面境界節点番号テーブル設定部、1
2…移動後節点象限判別部、13…s,t曲線座標値計
算部、14…面境界補正座標値計算部、15…解析デー
タ作成部。
Claims (5)
- 【請求項1】 有限要素法による構造物の解析のため
に、その構造物を有限個のメッシュに分割し、しかる後
に応力等の解析誤差を考慮してメッシュ分割の最適化を
行う構造解析システムにおいて、上記メッシュ分割最適
化により移動する曲面上の対象節点が関係する3次元空
間の4つの面要素を、面の法線ベクトルの最大成分方向
の座標面に射影して2次元化する2次元変換手段と、こ
の2次元変換手段によって射影された上記4つの要素を
構成する各節点の2次元座標をもとに、上記対象節点の
移動前の位置をs,t曲線座標系での原点としたときの
、移動後の節点位置の曲線座標値s,t(−1≦s≦1
,−1≦t≦1)を算出する曲線座標値計算手段と、上
記4つの要素の上記対象節点を除く8つの節点Ni の
各実座標値Xi ,Yi,Zi (i=1,2,…8)
、および上記曲線座標値計算手段によって算出された曲
線座標値s,tで表わされる形状関数hi(s,t)
をもとに、移動後の節点位置の補正された実座標値X,
Y,Zを算出する補正座標値計算手段と、を具備するこ
とを特徴とするメッシュ分割最適化に好適な節点座標補
正方式。 - 【請求項2】 上記形状関数は、 h1(s,t) =−1/4(1−s)(1−
t)(s+t−1) h2(s,t) =−1/
4(1−s)(1+t)(s−t+1) h3(
s,t) = 1/4(1+s)(1+t)(s+t
−1) h4(s,t) = 1/4(1+s
)(1−t)(s−t−1) h5(s,t)
= 1/2(1−s)(1−t2 ) h6(
s,t) = 1/2(1−s2 )(1+t)
h7(s,t) = 1/2(1+s)(1−t
2 ) h8(s,t) = 1/2(1−s
2 )(1−t)の8つであり、上記座標値X,Y,Z
は、次式(1),(2),(3)により算出されること
を特徴とする請求項1記載のメッシュ分割最適化に好適
な節点座標補正方式。 X=Σi=1−8 hi(s,t) *Xi ……
…(1)Y=Σi=1−8 hi(s,t) *Yi
………(2)Z=Σi=1−8 hi(s,t)
*Zi ………(3)但し、 Σi=1−8 hi(s,t) *X
i ;hi(s,t) *Xi の
i=1〜i=8までの総和
Σi=1−8 hi(s,t) *Yi ;hi
(s,t) *Yi の
i
=1〜i=8までの総和 Σi=1−8
hi(s,t) *Zi ;hi(s,t) *
Zi の
i=1〜i=8ま
での総和 - 【請求項3】 上記対象節点が上記メッシュ
分割最適化により上記4つの要素のいずれの側に移動し
ているかを、上記2次元変換手段による2次元変換後の
上記4つの要素の辺の各線分ベクトルと上記対象節点の
移動方向へのベクトルとの外積の符号により判別する移
動先判別手段を更に備え、上記曲線座標値計算手段は、
この移動先判別手段の判別結果と上記2次元変換手段に
よって射影された上記4つの要素を構成する各節点の2
次元座標をもとに、上記対象節点の移動後の節点位置の
曲線座標値s,tを算出することを特徴とする請求項1
記載のメッシュ分割最適化に好適な節点座標補正方式。 - 【請求項4】 上記メッシュ分割最適化により移動す
る、面周辺部または稜線をなす曲線上の対象節点につい
ては、上記曲線座標値計算手段は、同対象節点が関係す
る2つの線分要素についてのr曲線座標系における同対
象節点の移動位置の曲線座標値r(−1≦r≦1)を算
出し、上記補正座標値計算手段は、上記2つの線分要素
を構成する3つの節点Ni の各実座標値Xi ,Yi
,Zi (i=1,2,3)、および上記曲線座標値
計算手段によって算出された曲線座標値rで表わされる
形状関数hi(r) をもとに、移動後の節点位置の補
正された実座標値X,Y,Zを算出することを特徴とす
る請求項1記載のメッシュ分割最適化に好適な節点座標
補正方式。 - 【請求項5】 上記形状関数は、 h1(r) =1/2(1−r)−1/2(1−r2
)h2(r) =1−r2 h3(r) =1/2(1+r)−1/2(1
−r2 )の3つであり、上記座標値X,Y,Zは、次
式(4),(5),(6)により算出されることを特徴
とする請求項4記載のメッシュ分割最適化に好適な節点
座標補正方式。 X=Σi=1−3 hi(r) *Xi ………(
4)Y=Σi=1−3 hi(r) *Yi ……
…(5)Z=Σi=1−3 hi(r) *Zi
………(6)但し、 Σi=1−3 hi(r) *Xi
;hi(r) *Xi の
i=1〜i=3までの総和 Σi=
1−3 hi(r) *Yi ;hi(r)
*Yi の
i=1〜i=3まで
の総和 Σi=1−3 hi(r) *
Zi ;hi(r) *Zi の
i=1〜i=3までの総和
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3028858A JPH04268674A (ja) | 1991-02-22 | 1991-02-22 | メッシュ分割最適化に好適な節点座標補正方式 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3028858A JPH04268674A (ja) | 1991-02-22 | 1991-02-22 | メッシュ分割最適化に好適な節点座標補正方式 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04268674A true JPH04268674A (ja) | 1992-09-24 |
Family
ID=12260082
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3028858A Pending JPH04268674A (ja) | 1991-02-22 | 1991-02-22 | メッシュ分割最適化に好適な節点座標補正方式 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04268674A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5774696A (en) * | 1995-05-29 | 1998-06-30 | Nec Corporation | Triangle and tetrahedron mesh generation method |
| JP2003030254A (ja) * | 2001-07-17 | 2003-01-31 | Toyota Motor Corp | 3次元形状モデル変形方法 |
| JP2009301503A (ja) * | 2008-06-17 | 2009-12-24 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | データ配列変更方法及びデータ配列変更用コンピュータプログラム |
| US7734453B2 (en) | 2003-03-17 | 2010-06-08 | Kabushiki Kaisha Toyota Chuo Kenkyusho | Process of estimating relationship between element distortion and analysis error |
| CN110193673A (zh) * | 2019-06-21 | 2019-09-03 | 上海理工大学 | 振镜式激光加工的网格分区域补偿方法 |
-
1991
- 1991-02-22 JP JP3028858A patent/JPH04268674A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5774696A (en) * | 1995-05-29 | 1998-06-30 | Nec Corporation | Triangle and tetrahedron mesh generation method |
| JP2003030254A (ja) * | 2001-07-17 | 2003-01-31 | Toyota Motor Corp | 3次元形状モデル変形方法 |
| US7734453B2 (en) | 2003-03-17 | 2010-06-08 | Kabushiki Kaisha Toyota Chuo Kenkyusho | Process of estimating relationship between element distortion and analysis error |
| JP2009301503A (ja) * | 2008-06-17 | 2009-12-24 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | データ配列変更方法及びデータ配列変更用コンピュータプログラム |
| CN110193673A (zh) * | 2019-06-21 | 2019-09-03 | 上海理工大学 | 振镜式激光加工的网格分区域补偿方法 |
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