JPH0427007B2 - - Google Patents
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- JPH0427007B2 JPH0427007B2 JP62239991A JP23999187A JPH0427007B2 JP H0427007 B2 JPH0427007 B2 JP H0427007B2 JP 62239991 A JP62239991 A JP 62239991A JP 23999187 A JP23999187 A JP 23999187A JP H0427007 B2 JPH0427007 B2 JP H0427007B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- molding
- molded product
- thermoplastic resin
- hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
[産業上の利用分野]
本発明は、空洞状の中空部を有する成形品の成
形方法に関し、特に、成形時の熱で溶解する充填
材を所定形状に固形化してなる中子を用いて中空
部を形成するようにした中空部を有する成形品の
成形方法に関する。 [従来技術と解決すべく問題点] プラスチツク製品、特に、工業用素材として構
造材料や機能部品に使用される、いわゆるエンプ
ラは、種々改良が進められ、今日においても各種
製品に幅広く使用されており、その用途も拡大し
ている。 しかしながら、このように材料の改良によつて
プラスチツク製品の用途は拡大しているものの、
その成形技術は、材料の進歩に比べると遅れてい
る。このため、成形技術の開発の遅れが、プラス
チツク製品の用途の拡大を妨げている一面もあ
る。 現在の成形技術では一体成形が不可能もしくは
非常に困難な成形品の一例として、空洞状の中空
部を有する成形品がある。従来、空洞を有する成
形品、例えば自動車用のバンパービーム等は、第
3図に示すように表側膨出部材21と裏側平板部
材22をそれぞれ、別個に成形し、その後両部材
を重ね合せて溶着成形していた。 このように、従来の成形技術によると、中空部
を有する成形品の一体成形はほとんど不可能であ
り、どうしても数工程からなる成形手段を採用せ
ざるを得なかつた。このため、成形に多くの費用
と時間を要し、これが製品のコストアツプに大き
な影響を与えるといつた問題があつた。 なお、特公昭52−18226号等において、消失可
能な中子を用いた圧縮成形方法が開示されてお
り、また特開昭62−135325号において、氷を中子
とした成形方法が開示されているが、これらはい
ずれも、成形品を成形した後に、中子溶解装置に
よつて中子を溶解し、中子を取り除くものであ
り、上述の従来技術と同様の問題を有している。 本発明の目的は、上記の問題点を除去し、氷ま
たはドライアイスからなる中子を、成形中に、成
形時の熱によつて溶解または昇華させることによ
つて、空洞状の中空部を有する一体成形品を簡単
に得られるようにした中空部を有する成形品の成
形方法を提供することにある。 [問題点の解決手段] 上記目的を達成するため本発明の中空部を有す
る成形品の成形方法は、熱可塑性樹脂材を所定の
成形温度に加熱して金型上に供給し、この熱可塑
性樹脂材の上に、所定形状に形成してなる中子を
載置し、次いで、上記中子の上部より所定の成形
温度に加熱した新たな熱可塑性樹脂材を供給して
圧縮することによつて成形品を得るとともに、こ
の成形を行なつている間に、成形時の熱によつて
上記中子を形成する氷を溶解させ、かつ、成形後
に上記中子に達する孔をあけ、この中子に達する
孔から液化した中子を抜き出して、成形品中に空
洞状の中空部を形成する方法としてある。 また、熱可塑性樹脂材を所定の成形温度に加熱
して金型上に供給し、この熱可塑性樹脂材の上
に、ドライアイスを所定形状に形成してなる中子
を載置し、次いで、上記中子の上部より所定の成
形温度に加熱した新たな熱可塑性樹脂材を供給し
て圧縮することによつて成形品を得るとともに、
この成形を行なつている間に、成形時の熱によつ
て上記中子を形成するドライアイスを昇華させ、
かつ、この成形中に上記中子に達する孔をあけ、
この中子に達する孔から昇華した中子を抜き出し
て、成形品中に空洞状の中空部を形成する方法と
してある。 以下、図面を参照しつつ本発明を詳細に説明す
る。 第1図a〜eは、本発明成形方法によつて、空
洞を有する成形品を成形する場合の手順を示す図
である。 シート状の繊維強化熱可塑性樹脂材(以下、
FRTPという)1を予備加熱し、溶融状態とし
て成形用金型10のキヤビテイ11上に載置す
る。溶融状態におけるFRTP1は、自重によつ
てたれ下りキヤビテイ11の凹部に沈み込む
(第1図a)。 シート状のFRTPにおける強化繊維として
は、ガラス繊維、炭素繊素、炭化ケイ素繊維な
どを使用することができるが、このうち、ガラ
ス繊維を用いることが望ましい。 ガラス繊維としては、繊維径が6〜30μで、
長さが、平均繊維長10〜100mm、もしくは実質
的に連続した長繊維のものが用いられる。これ
らのガラス繊維の形態としてはチヨツプドスト
ランドマツト、スワール(渦巻き)状マツト、
ニードルパンチングマツトあるいは直線状(一
方向引き揃え)マツトなどが挙げられる。ま
た、強化繊維として、直線状および非直線状と
したガラス繊維を混合して用いることもでき
る。 ガラス長繊維の材質としては特に制限はな
く、無アルカリガラス、アルカリガラスのいず
れでもよく、Eガラス、Cガラス、Aガラス
等、従来からガラス長繊維に用いられる各種組
成のものが用いられる。 また、ガラス繊維マツトに含浸させる熱可塑
性樹脂としては、通常、高密度ポリエチレン、
ポリプロピレン等のポリオレフイン、ポリアミ
ド、ポリカーボネート、塩化ビニール、ポリエ
チレンテレフタレート等のポリエステル、ポリ
スチレン、ナイロン、ポリアセタール等のほ
か、種々の熱可塑性樹脂を用いることができ
る。この場合、熱可塑性樹脂へのガラス繊維の
含有率は15〜60wt.%とすることが好ましい。 本発明においては、これらの樹脂に難燃化処
理を施したり難燃剤を配合しておくことによ
り、得られる樹脂板に難燃特性を付与すること
もできる。また、無機充填剤、酸化充填剤等の
添加材を配合しておくこともできる。 なお、FRTPとしては、シート状に成形した
以外のもの、例えば押出機、射出成形機等で溶
融されたものを、そのまま供給して使用するこ
とも可能である。また、成形用樹脂として強化
材の含んでいないものを用いることもできる。 次に、FRTP1の凹部に、充填材を所定形状
に固形化してなる中子2を載置する(第1図
a)。 中子2には、成形温度より低い温度で溶解あ
るいは昇華する氷、ドライアイス等の流動性を
有する充填材を用いる。これらの充填材は固形
化した状態において所定の形状に加工したり、
固形化する段階で所定の形状とすることによつ
て中子2を形成する。 このうち、氷は種々の形状に加工しやすいの
で、中空部を複雑な形状に成形することが可能
となる。ドライアイスも比較的複雑な形状に加
工できるが、氷およびドライアイスのいずれも
耐圧が20〜200Kg/cm2であるので、この範囲内
の圧力で成形する場合に充填材として用いる。 これらの充填材は、包まないでそのまま固形
化し中子2として使用することもできるが、プ
ラスチツクフイルムあるいは薄いゴム等の薄膜
部材で包んで中子2とすると、造形が容易にな
るとともに型崩れや充填材の飛散等を防止でき
て実用上好ましい。なお、造形時にのみ薄膜部
材を用い、FRTP1の上部に載置するときに薄
膜部材を剥がして用いることも可能である。 次に、中子2を凹部に載置したFRTP1の上
部に、加熱して溶融状態とした新たなシート状
のFRTP3を載置する(第1図b)。 そして、金型10の製品成形用のコアー12
を下降させ、下部のFRTP1と中子2および上
部のFRTP3とを一体的に成形する(第1図
c)。 この上部のFRTP3としては、下部のFRTP
1と同様のものを用いる。 この圧縮成形を行なつている間に、特に、成
形品(樹脂)を冷却している間に、成形時(樹
脂)の熱で中子を形成する氷は溶解し、またド
ライアイスは昇華する。 なお、本成形時に、中子2をなす充填材とし
てドライアイスを用いる場合は、成形中にドラ
イアイスが昇華して発生する炭酸ガスを適宜排
出しながら行なうことが好ましい。炭酸ガスの
排出は、金型10の一部に、中子2の位置まで
貫通する小径の排気管等を設けておくなどの手
段により、容易に行なうことができる。 この場合は、中子2をなす充填材を抜き出す
ための孔を成形中に設けることができるので、
後述する成形後の孔あけ工程は不要となる。 次いで、充填材を抜き出すための小さい孔4
を成形品にあけ、この孔4から成形時の熱によ
つて溶解または昇華して液体または気体となつ
た充填材を抜き出す(第1図d,e)。ここで、
第1図eは同図dのA−A線断面図である。 充填材を薄膜部材で包んで中子2として用い
る場合には、薄膜部材を貫通して孔4を形成す
る。 このようにして、成形品中から中子2をなし
た充填材を全部抜き出すと、所定の形状からな
る空洞を有する成形品を得ることができる。 上記説明においては、空洞を有する成形品の成
形方法について説明したが、本発明は、第2図に
示すような孔を有する成形品の成形にも実施でき
る。すなわち、孔5が段状になつており、内部孔
5aの方が外部孔5bより径の大きい成形品の成
形に実施できる。この場合は、外部孔5bに相当
し金型に接する部分を有した中子2を内包して成
形した後、薄膜部材を破るなどして、中子2を形
成する充填材を外部孔5bに相当する部分より抜
き出すことができるので、充填材抜き出し用の孔
を設ける必要がない。 また、本発明は、通常の横孔あるいはアンダカ
ツトを有するような成形品の成形に実施できるこ
とも勿論である。 このように、本発明の成形方法によれば、複雑
な形状の中空部を有する成形品を得ることができ
るとともに、成形品を中空化することにより製品
の軽量化を図ることができる。また、充填材とし
て、氷、ドライアイス等の冷媒を用いているので
成形工程における冷却効率が高く、成形サイクル
を早めることができる。さらに、二重構造とする
ことが可能なので、成形品の強度を高めることが
できる。 [実施例] (1) FRTP1 イ ガラス繊維 Eガラス 繊維長:平均50mm 繊維径:22μ をニードルパンチしてマツト化したもの。 ロ 熱可塑性樹脂 ポリプロピレン(MI7.ホモポリマー) ハ 配合比 ガラス繊維/熱可塑性樹脂=40/60wt.% ニ シート 上記イ〜ハの条件からなる厚さ3.8mmのブ
ランクに成形。 (2) 中子 ポリエチレンフイルム内に充填材として水を
入れ、ひようたん形(最大半径24mm、最小半径
15mm、長さ300mm)に氷結して固形化。 (3) 金型 底部:幅40mm、長さ500mm、深さ30mm 開口部:幅70mm、長さ500mm、深さ10mm (4) 成形条件と手順 イ 200℃に予備加熱した上記シート(100×
600mm)を二枚金型に供給。 ロ ひようたん形に形成した氷からなる上記中
子をシート上に載置。 ハ 200℃に予備加熱した上記シート(40×600
mm)を四枚金型に供給し、金型を閉じて100
Kg/cm2の圧力でプレス。 ニ 成形品を冷却後取り出し、中子に達する
2.0mmの孔を底部にあけ、ここより溶けて水
となつた充填材を抜き出した。 (5) 結果 この結果、ひようたん形をした空洞部を有す
る成形品を、一体的な成形工程のもとで容易に
得ることができた。また、成形品にはひげ、そ
り等がなく強度も充分であつた。 [発明の効果] 以上のように本発明の成形方法によれば、中子
として氷を用いた場合には、成形時に中子を溶解
して、成形後直ちに中子を抜出すこができ、また
中子としてドライアイスを用いた場合には、成形
時に中子を昇華して抜き出すことができる。した
がつて、空洞状の中空部を有する一体成形してな
る成形品を、簡単な工程で短時間のうちに得るこ
とができる。
形方法に関し、特に、成形時の熱で溶解する充填
材を所定形状に固形化してなる中子を用いて中空
部を形成するようにした中空部を有する成形品の
成形方法に関する。 [従来技術と解決すべく問題点] プラスチツク製品、特に、工業用素材として構
造材料や機能部品に使用される、いわゆるエンプ
ラは、種々改良が進められ、今日においても各種
製品に幅広く使用されており、その用途も拡大し
ている。 しかしながら、このように材料の改良によつて
プラスチツク製品の用途は拡大しているものの、
その成形技術は、材料の進歩に比べると遅れてい
る。このため、成形技術の開発の遅れが、プラス
チツク製品の用途の拡大を妨げている一面もあ
る。 現在の成形技術では一体成形が不可能もしくは
非常に困難な成形品の一例として、空洞状の中空
部を有する成形品がある。従来、空洞を有する成
形品、例えば自動車用のバンパービーム等は、第
3図に示すように表側膨出部材21と裏側平板部
材22をそれぞれ、別個に成形し、その後両部材
を重ね合せて溶着成形していた。 このように、従来の成形技術によると、中空部
を有する成形品の一体成形はほとんど不可能であ
り、どうしても数工程からなる成形手段を採用せ
ざるを得なかつた。このため、成形に多くの費用
と時間を要し、これが製品のコストアツプに大き
な影響を与えるといつた問題があつた。 なお、特公昭52−18226号等において、消失可
能な中子を用いた圧縮成形方法が開示されてお
り、また特開昭62−135325号において、氷を中子
とした成形方法が開示されているが、これらはい
ずれも、成形品を成形した後に、中子溶解装置に
よつて中子を溶解し、中子を取り除くものであ
り、上述の従来技術と同様の問題を有している。 本発明の目的は、上記の問題点を除去し、氷ま
たはドライアイスからなる中子を、成形中に、成
形時の熱によつて溶解または昇華させることによ
つて、空洞状の中空部を有する一体成形品を簡単
に得られるようにした中空部を有する成形品の成
形方法を提供することにある。 [問題点の解決手段] 上記目的を達成するため本発明の中空部を有す
る成形品の成形方法は、熱可塑性樹脂材を所定の
成形温度に加熱して金型上に供給し、この熱可塑
性樹脂材の上に、所定形状に形成してなる中子を
載置し、次いで、上記中子の上部より所定の成形
温度に加熱した新たな熱可塑性樹脂材を供給して
圧縮することによつて成形品を得るとともに、こ
の成形を行なつている間に、成形時の熱によつて
上記中子を形成する氷を溶解させ、かつ、成形後
に上記中子に達する孔をあけ、この中子に達する
孔から液化した中子を抜き出して、成形品中に空
洞状の中空部を形成する方法としてある。 また、熱可塑性樹脂材を所定の成形温度に加熱
して金型上に供給し、この熱可塑性樹脂材の上
に、ドライアイスを所定形状に形成してなる中子
を載置し、次いで、上記中子の上部より所定の成
形温度に加熱した新たな熱可塑性樹脂材を供給し
て圧縮することによつて成形品を得るとともに、
この成形を行なつている間に、成形時の熱によつ
て上記中子を形成するドライアイスを昇華させ、
かつ、この成形中に上記中子に達する孔をあけ、
この中子に達する孔から昇華した中子を抜き出し
て、成形品中に空洞状の中空部を形成する方法と
してある。 以下、図面を参照しつつ本発明を詳細に説明す
る。 第1図a〜eは、本発明成形方法によつて、空
洞を有する成形品を成形する場合の手順を示す図
である。 シート状の繊維強化熱可塑性樹脂材(以下、
FRTPという)1を予備加熱し、溶融状態とし
て成形用金型10のキヤビテイ11上に載置す
る。溶融状態におけるFRTP1は、自重によつ
てたれ下りキヤビテイ11の凹部に沈み込む
(第1図a)。 シート状のFRTPにおける強化繊維として
は、ガラス繊維、炭素繊素、炭化ケイ素繊維な
どを使用することができるが、このうち、ガラ
ス繊維を用いることが望ましい。 ガラス繊維としては、繊維径が6〜30μで、
長さが、平均繊維長10〜100mm、もしくは実質
的に連続した長繊維のものが用いられる。これ
らのガラス繊維の形態としてはチヨツプドスト
ランドマツト、スワール(渦巻き)状マツト、
ニードルパンチングマツトあるいは直線状(一
方向引き揃え)マツトなどが挙げられる。ま
た、強化繊維として、直線状および非直線状と
したガラス繊維を混合して用いることもでき
る。 ガラス長繊維の材質としては特に制限はな
く、無アルカリガラス、アルカリガラスのいず
れでもよく、Eガラス、Cガラス、Aガラス
等、従来からガラス長繊維に用いられる各種組
成のものが用いられる。 また、ガラス繊維マツトに含浸させる熱可塑
性樹脂としては、通常、高密度ポリエチレン、
ポリプロピレン等のポリオレフイン、ポリアミ
ド、ポリカーボネート、塩化ビニール、ポリエ
チレンテレフタレート等のポリエステル、ポリ
スチレン、ナイロン、ポリアセタール等のほ
か、種々の熱可塑性樹脂を用いることができ
る。この場合、熱可塑性樹脂へのガラス繊維の
含有率は15〜60wt.%とすることが好ましい。 本発明においては、これらの樹脂に難燃化処
理を施したり難燃剤を配合しておくことによ
り、得られる樹脂板に難燃特性を付与すること
もできる。また、無機充填剤、酸化充填剤等の
添加材を配合しておくこともできる。 なお、FRTPとしては、シート状に成形した
以外のもの、例えば押出機、射出成形機等で溶
融されたものを、そのまま供給して使用するこ
とも可能である。また、成形用樹脂として強化
材の含んでいないものを用いることもできる。 次に、FRTP1の凹部に、充填材を所定形状
に固形化してなる中子2を載置する(第1図
a)。 中子2には、成形温度より低い温度で溶解あ
るいは昇華する氷、ドライアイス等の流動性を
有する充填材を用いる。これらの充填材は固形
化した状態において所定の形状に加工したり、
固形化する段階で所定の形状とすることによつ
て中子2を形成する。 このうち、氷は種々の形状に加工しやすいの
で、中空部を複雑な形状に成形することが可能
となる。ドライアイスも比較的複雑な形状に加
工できるが、氷およびドライアイスのいずれも
耐圧が20〜200Kg/cm2であるので、この範囲内
の圧力で成形する場合に充填材として用いる。 これらの充填材は、包まないでそのまま固形
化し中子2として使用することもできるが、プ
ラスチツクフイルムあるいは薄いゴム等の薄膜
部材で包んで中子2とすると、造形が容易にな
るとともに型崩れや充填材の飛散等を防止でき
て実用上好ましい。なお、造形時にのみ薄膜部
材を用い、FRTP1の上部に載置するときに薄
膜部材を剥がして用いることも可能である。 次に、中子2を凹部に載置したFRTP1の上
部に、加熱して溶融状態とした新たなシート状
のFRTP3を載置する(第1図b)。 そして、金型10の製品成形用のコアー12
を下降させ、下部のFRTP1と中子2および上
部のFRTP3とを一体的に成形する(第1図
c)。 この上部のFRTP3としては、下部のFRTP
1と同様のものを用いる。 この圧縮成形を行なつている間に、特に、成
形品(樹脂)を冷却している間に、成形時(樹
脂)の熱で中子を形成する氷は溶解し、またド
ライアイスは昇華する。 なお、本成形時に、中子2をなす充填材とし
てドライアイスを用いる場合は、成形中にドラ
イアイスが昇華して発生する炭酸ガスを適宜排
出しながら行なうことが好ましい。炭酸ガスの
排出は、金型10の一部に、中子2の位置まで
貫通する小径の排気管等を設けておくなどの手
段により、容易に行なうことができる。 この場合は、中子2をなす充填材を抜き出す
ための孔を成形中に設けることができるので、
後述する成形後の孔あけ工程は不要となる。 次いで、充填材を抜き出すための小さい孔4
を成形品にあけ、この孔4から成形時の熱によ
つて溶解または昇華して液体または気体となつ
た充填材を抜き出す(第1図d,e)。ここで、
第1図eは同図dのA−A線断面図である。 充填材を薄膜部材で包んで中子2として用い
る場合には、薄膜部材を貫通して孔4を形成す
る。 このようにして、成形品中から中子2をなし
た充填材を全部抜き出すと、所定の形状からな
る空洞を有する成形品を得ることができる。 上記説明においては、空洞を有する成形品の成
形方法について説明したが、本発明は、第2図に
示すような孔を有する成形品の成形にも実施でき
る。すなわち、孔5が段状になつており、内部孔
5aの方が外部孔5bより径の大きい成形品の成
形に実施できる。この場合は、外部孔5bに相当
し金型に接する部分を有した中子2を内包して成
形した後、薄膜部材を破るなどして、中子2を形
成する充填材を外部孔5bに相当する部分より抜
き出すことができるので、充填材抜き出し用の孔
を設ける必要がない。 また、本発明は、通常の横孔あるいはアンダカ
ツトを有するような成形品の成形に実施できるこ
とも勿論である。 このように、本発明の成形方法によれば、複雑
な形状の中空部を有する成形品を得ることができ
るとともに、成形品を中空化することにより製品
の軽量化を図ることができる。また、充填材とし
て、氷、ドライアイス等の冷媒を用いているので
成形工程における冷却効率が高く、成形サイクル
を早めることができる。さらに、二重構造とする
ことが可能なので、成形品の強度を高めることが
できる。 [実施例] (1) FRTP1 イ ガラス繊維 Eガラス 繊維長:平均50mm 繊維径:22μ をニードルパンチしてマツト化したもの。 ロ 熱可塑性樹脂 ポリプロピレン(MI7.ホモポリマー) ハ 配合比 ガラス繊維/熱可塑性樹脂=40/60wt.% ニ シート 上記イ〜ハの条件からなる厚さ3.8mmのブ
ランクに成形。 (2) 中子 ポリエチレンフイルム内に充填材として水を
入れ、ひようたん形(最大半径24mm、最小半径
15mm、長さ300mm)に氷結して固形化。 (3) 金型 底部:幅40mm、長さ500mm、深さ30mm 開口部:幅70mm、長さ500mm、深さ10mm (4) 成形条件と手順 イ 200℃に予備加熱した上記シート(100×
600mm)を二枚金型に供給。 ロ ひようたん形に形成した氷からなる上記中
子をシート上に載置。 ハ 200℃に予備加熱した上記シート(40×600
mm)を四枚金型に供給し、金型を閉じて100
Kg/cm2の圧力でプレス。 ニ 成形品を冷却後取り出し、中子に達する
2.0mmの孔を底部にあけ、ここより溶けて水
となつた充填材を抜き出した。 (5) 結果 この結果、ひようたん形をした空洞部を有す
る成形品を、一体的な成形工程のもとで容易に
得ることができた。また、成形品にはひげ、そ
り等がなく強度も充分であつた。 [発明の効果] 以上のように本発明の成形方法によれば、中子
として氷を用いた場合には、成形時に中子を溶解
して、成形後直ちに中子を抜出すこができ、また
中子としてドライアイスを用いた場合には、成形
時に中子を昇華して抜き出すことができる。した
がつて、空洞状の中空部を有する一体成形してな
る成形品を、簡単な工程で短時間のうちに得るこ
とができる。
第1図a〜eは本発明の手順を示す説明図、第
2図は他の成形品の長手方向縦断面図、第3図は
従来技術の説明図を示す。 1,3:繊維強化熱可塑性樹脂(FRTP)、
2:中子、4:孔。
2図は他の成形品の長手方向縦断面図、第3図は
従来技術の説明図を示す。 1,3:繊維強化熱可塑性樹脂(FRTP)、
2:中子、4:孔。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 熱可塑性樹脂材を所定の成形温度に加熱して
金型上に供給し、 この熱可塑性樹脂材の上に、所定形状に形成し
てなる中子を載置し、 次いで、上記中子の上部より所定の成形温度に
加熱した新たな熱可塑性樹脂材を供給して圧縮す
ることによつて成形品を得るとともに、 この成形を行なつている間に、成形時の熱によ
つて上記中子を形成する氷を溶解させ、 かつ、成形後に上記中子に達する孔をあけ、こ
の中子に達する孔から液化した中子を抜き出し
て、 成形品中に空洞状の中空部を形成することを特
徴とした中空部を有する成形品の成形方法。 2 熱可塑性樹脂材を所定の成形温度に加熱して
金型上に供給し、 この熱可塑性樹脂材の上に、ドライアイスを所
定形状に形成してなる中子を載置し、 次いで、上記中子の上部より所定の成形温度に
加熱した新たな熱可塑性樹脂材を供給して圧縮す
ることによつて成形品を得るとともに、 この成形を行なつている間に、成形時の熱によ
つて上記中子を形成するドライアイスを昇華さ
せ、 かつ、この成形中に上記中子に達する孔をあ
け、この中子に達する孔から昇華した中子を抜き
出して、 成形品中に空洞状の中空部を形成することを特
徴とした中空部を有する成形品の成形方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62239991A JPS6482910A (en) | 1987-09-26 | 1987-09-26 | Molding method of molded product having hollow part |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62239991A JPS6482910A (en) | 1987-09-26 | 1987-09-26 | Molding method of molded product having hollow part |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6482910A JPS6482910A (en) | 1989-03-28 |
| JPH0427007B2 true JPH0427007B2 (ja) | 1992-05-08 |
Family
ID=17052848
Family Applications (1)
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-
1987
- 1987-09-26 JP JP62239991A patent/JPS6482910A/ja active Granted
Cited By (1)
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|---|---|---|---|---|
| CN105383069A (zh) * | 2015-11-29 | 2016-03-09 | 重庆渝瀚市政设施有限公司 | 玻璃钢栏杆加工工艺 |
Also Published As
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| JPS6482910A (en) | 1989-03-28 |
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