JPH04271002A - 再生装置 - Google Patents

再生装置

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Publication number
JPH04271002A
JPH04271002A JP3032679A JP3267991A JPH04271002A JP H04271002 A JPH04271002 A JP H04271002A JP 3032679 A JP3032679 A JP 3032679A JP 3267991 A JP3267991 A JP 3267991A JP H04271002 A JPH04271002 A JP H04271002A
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JP
Japan
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track
head
magnetic head
magnetic heads
scan
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Pending
Application number
JP3032679A
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English (en)
Inventor
Yoshio Sakakibara
榊原 祥雄
Haruo Isaka
井坂 治夫
Hiroshi Ichikawa
啓 市川
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転ヘッドによりテー
プ媒体上に斜めトラックとして記録された情報信号を再
生する再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】テープ媒体上に斜めトラックとして記録
された情報信号を再生する再生装置においては、通常、
回転ヘッドによるヘリカルスキャンが行われている。こ
うした再生装置においては、シリンダの軸ぶれやテープ
走行変動、テープ変形など種々の要因がテープ媒体上の
トラックと再生時のヘッド走査軌跡の直線性を劣化させ
ている。トラックピッチが直線性の劣化度合いより十分
大きい場合にはこうしたことは何等問題とならない。し
かし、劣化度合いがトラックピッチに対して無視できな
い程度となると、磁気ヘッドはトラックを正しく走査す
ることができなくなり、再生信号のレベルの低下を招く
【0003】一方、テープ媒体への高密度記録を達成す
るためには、トラックピッチを狭める必要がある。従っ
て、それに応じて要求される再生装置の機械的精度は向
上し、コストアップの要因となり、また逆に機械的精度
が記録密度の向上を阻む結果ともなる。こうした問題を
解決する手段として、圧電素子等を利用した可動ヘッド
を用い、何らかの方法で磁気ヘッドとトラックとのズレ
を検出し、ズレが零となるようにヘッド位置を駆動する
方法(DTF)がある。また、磁気ヘッドがトラックを
正しく走査しないことを前提とした再生方式としてノン
トラッキング方式も提案されている(例えば特開昭57
−150109号)。
【0004】また、音声や動画を記録再生する再生装置
においては、スローや倍速などいわゆる特殊再生として
通常再生とは異なるテープスピードで信号を再生する必
要があるが、この場合にも上記の技術は有効である。す
なわち、通常再生時とは異なるテープスピードで再生す
る場合、磁気ヘッドはテープ上のトラックを斜めに横切
るように走査するが、トラックに対する磁気ヘッドの相
対速度のうちトラックと垂直な速度成分をDTFにより
キャンセルすることによって、磁気ヘッドはトラックを
正しくトレースすることができるようになる。スロー再
生では磁気ヘッドは全てのトラックを順次重複を含めて
トレースしていく。倍速再生ではシリンダ回転数を変え
ない限り全てのトラックをトレースすることはできない
ので、通常は何本かのトラックを単位として飛び越し走
査を行うことになる。
【0005】また、ノントラッキング方式ではもともと
トラッキングを必要としないので、特殊再生時も通常再
生時と同様な方法で再生が可能となる。さらにノントラ
ッキングでは再生にもともと冗長度があるので、特殊再
生、とりわけDTFではトラック追従ができない高速再
生において、DTFに比較してより多くの情報信号を拾
うことができ、最終的な再生出力である音声や画像の品
位を高められるといったメリットもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】DTFは構成が複雑と
なりコストアップにつながるばかりでなく、磁気ヘッド
を駆動するアクチュエータやヘッド位置ズレの検出特性
によってトラック追従性能に制約があり、完全にはトラ
ックに追従できないという課題もある。
【0007】また、ノントラッキング方式は狭トラック
化に対して次のような課題を有している。すなわち、ノ
ントラッキングでは記録時に対して再生時の走査の冗長
度を増すことによりオフトラッキングによるロスを補う
が、冗長度を確保するためには、ある程度オフトラック
した状態までの再生信号を利用する必要がある。ところ
が狭トラック化した場合、アジマスロスが減少するため
に隣接トラックからのクロストークが増加し、信号再生
に必要なC/Nを確保するためのオフトラック量に対す
る制約はきつくなる。従って、ノントラッキング方式が
成立するために必要な走査の冗長度は増大し、再生装置
の実現を困難にさせる。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明の再生装置は、互いに同一のアジマスを有す
る第一および第二の磁気ヘッドとを対とした複数対の磁
気ヘッド対を搭載しテープ媒体上にトラックピッチTp
で斜めに形成されたトラックに対して読み取り走査を行
う回転ドラムと、前記磁気ヘッド対の出力を再構成して
トラック上に記録された情報信号を再生する信号処理手
段と、前記磁気ヘッド対の第一及び第二の各磁気ヘッド
と前記トラックとのずれが平均して零となるように前記
テープの走行を制御するトラッキング制御手段とを具備
し、前記第一及び第二の磁気ヘッドのヘッド幅を(1+
β)・Tp、前記磁気ヘッド対のうち同一アジマスを有
するもの同士の回転ドラム上での角度間隔をθ0 、α
を0<α≦βなる実数、δを−β<δ<βなる実数とし
た時、前記第一の磁気ヘッドに対する前記第二の磁気ヘ
ッドの相対高さΔh及び角度間隔Δθを Δh=(1−α+δ)・Tp/2 Δθ=(1+α+δ)・θ0 /4 としたものである。
【0009】また、互いに同一のアジマスを有する第一
および第二の磁気ヘッドとを対とした複数対の磁気ヘッ
ド対を搭載しテープ媒体上にトラックピッチTpで斜め
に形成されたトラックに対して読み取り走査を行う回転
ドラムと、前記磁気ヘッド対の出力を再構成してトラッ
ク上に記録された情報信号を再生する信号処理手段と、
前記磁気ヘッド対の第一及び第二の各磁気ヘッドと前記
トラックとのずれが平均して零となるように前記テープ
の走行を制御するトラッキング制御手段とを具備し、前
記第一及び第二の磁気ヘッドのヘッド幅を(1+β)・
Tp、前記磁気ヘッド対のうち同一アジマスを有するも
の同士の回転ドラム上での角度間隔をθ0 、αを0<
α≦βなる実数とした時、前記第一の磁気ヘッドに対す
る前記第二の磁気ヘッドの相対高さΔh及び角度間隔Δ
θを Δh=(1−α)・Tp/2 Δθ=(1+α)・θ0 /4 としたものである。
【0010】
【作用】本発明は上記した構成によって、通常再生時は
第一及び第二のヘッドは同一のトラックをトラック幅方
向に互いに重複しつつ走査し、これらの走査結果からト
ラック上に記録された信号を再構成することにより、ト
ラックおよび走査の非直線性の影響を低減する。また特
殊再生時は、走査の重複を最小として実効的な走査面積
を最大とすることにより、再生信号の品位を向上させる
【0011】
【実施例】以下本発明の一実施例の再生装置について、
図面を参照して説明する。(図1)は、本発明の一実施
例における再生装置のブロック図である。(図1)にお
いて、1は回転ドラム、2はトラッキング制御手段、3
は信号処理手段、4はテープ媒体である。このように構
成された再生装置の通常再生における動作は概ね以下の
ようである。
【0012】テープ媒体4は回転ドラム1に巻き付けら
れており、トラッキング制御手段2によってほぼ一定速
度で送られていく。回転ドラム1が回転することによっ
て、回転ドラム1上に取り付けられた磁気ヘッドがテー
プ媒体4を斜めに走査して記録信号を読み取り、ヘッド
再生信号を出力する。ヘッド再生信号は信号処理手段3
に送られて信号の復調、再構成などの処理をうけて最終
的な再生信号として出力される。また、ヘッド再生信号
はトラッキング制御手段2にも供給される。トラッキン
グ制御手段2は磁気ヘッドとテープ媒体4上のトラック
とのズレを検出し、ヘッドがトラックを正しくトレース
するようテープ走行を制御する。
【0013】次に(図2)及び(図3)を用いて、回転
ドラム1周辺の構成と動作について更に詳しく説明する
。(図2)は回転ドラム1上への磁気ヘッドの配置を示
す模式図である。(図2)において、1は回転ドラム、
4はテープ媒体、A及びBは互いに逆のアジマスを持つ
磁気ヘッド、A’は磁気ヘッドAと同一アジマスの磁気
ヘッド、B’は磁気ヘッドBと同一アジマスの磁気ヘッ
ドである。また(図3(a))はテープ送りと磁気ヘッ
ドの走査とテープ媒体上での走査軌跡の関係を表すベク
トル図、同図(b)(c)(d)はテープ上のトラック
と磁気ヘッドによる走査軌跡を模式的に表した図である
【0014】(図3(a))において、VT はテープ
送りベクトル、VH は回転ドラム1による磁気ヘッド
の走査ベクトルである。このとき、テープ上から見た磁
気ヘッドの走査軌跡はVH −VT で与えられるので
、これは図中では破線で示したベクトルとなる。なお、
通常こうしたヘリカルスキャンではヘッド走査軌跡はテ
ープに対して斜めになるが、ここでは分かり易くするた
め模式的に垂直となるように表示している。このような
ベクトルの関係にあるとき、各ヘッドのテープに対する
走査軌跡は(図3(b))のようになる。テープ媒体4
上に書かれた数字はトラックを識別するために便宜上付
したトラック番号である。
【0015】記録時には磁気ヘッドはトラック(1)、
(2)、(3)を順に記録していくが、実際にテープ媒
体4上に形成されるトラックは、一般にテープ走行やド
ラム回転の機械的な精度誤差やテープの変形によって直
線性が失われ、例えば図示したように湾曲している。ま
た、図示したトラックには読み取り走査での非直線性誤
差も含ませている。こうしたトラックに対して読み取り
走査を行い、記録信号を再生するわけであるが、まず磁
気ヘッドAがテープを走査する場合を考える。
【0016】トラックに対する磁気ヘッドの走査開始位
置及び走査軌跡は(図3(b))のようであるが、磁気
ヘッドAとトラック(1)だけを抜き出して描いたのが
(図3(c))である。なお、この例ではヘッド幅は1
.5Tp(Tpはトラックピッチ)としている。走査前
半はトラック曲がりの為に走査軌跡より左にトラックの
一部がはみ出す形となり、再生信号レベルはその分低下
する。走査後半では走査軌跡内にトラックが含まれてい
るので再生信号レベルの低下はない。結局レベル低下な
く再生可能なトラック範囲はハッチングを施した部分と
言うことになる。
【0017】次に、磁気ヘッドA’による走査が行われ
る。この例では磁気ヘッドA’は磁気ヘッドAに対して
0.5Tpだけずらして走査が行われるよう、そのヘッ
ド位置およびヘッド高さを決めてある。この場合のトラ
ック(1)と走査軌跡の関係を(図3(d))に示す。 この場合には磁気ヘッドAとは逆に、走査前半はレベル
低下なしに信号再生が可能であるが、走査後半はトラッ
クの一部が走査軌跡の右側にはみ出す形となり再生レベ
ルが低下する。この場合の、レベル低下なく信号再生が
可能な範囲をハッチングにより示している。ここで、磁
気ヘッドA及びA’双方の再生信号を利用すれば、単一
のヘッド走査に比較してより大きなトラックの非直線性
を許容できることがわかる。
【0018】(図1)に示した信号処理手段3は、これ
ら2回の走査から得られる再生信号からトラックに記録
されている情報を再構成する。実際の処理としては、ま
ずヘッド再生信号から信号品位を表す情報、例えば信号
振幅やディジタル記録でのエラーフラグなどの情報を抽
出し、その結果から(図3)の例で言えば磁気ヘッドA
出力の後半部分と磁気ヘッドA’出力の前半部分を利用
する、といった具合に各再生信号を相補的に利用するこ
とにより、もとのトラックに記録された情報を再構成す
る。トラック(2)に対しては磁気ヘッドB、B’が同
様に走査することにより、その情報が再生される。以下
同様にして順次各トラックの情報が再生される。
【0019】次に特殊再生時について(図4)を参照し
ながら説明する。この場合も(図3)と同様に、(図4
(a))にはテープ送りと磁気ヘッドの走査とテープ媒
体上での走査軌跡の関係を表すベクトル図、同図(b)
にはテープ上のトラックと磁気ヘッドによる走査軌跡を
模式的に表した図を示した。ただし、−1倍速再生時を
想定しているためベクトルVT の向きが反転している
点が異なっている。この結果テープ4上でのヘッド走査
軌跡は破線で示したようにトラックに対して大きく傾く
ことになる。このとき、各磁気ヘッドから得られる信号
は走査軌跡とトラックとが重なる部分となる。ここでは
それらを磁気ヘッドAに対しては縦のハッチング、同じ
く磁気ヘッドA’に対しては横のハッチングによって示
した。なお、この例ではアジマス記録を行うものとして
おり、逆アジマスのトラックに対しては再生される信号
にはほとんど影響しないものとして、磁気ヘッドAと逆
アジマスとなる偶数番号のトラックは考慮から外してい
る。磁気ヘッドAおよびA’の走査の位置関係が(図3
)の通常再生時と異なるのは、これらのヘッドを回転ド
ラム1上に互いに離散的に配置しているための効果であ
る。また、回転ドラム1の1周後の磁気ヘッドAの走査
開始位置はトラック(3)の位置となる。以下順次走査
が行われることにより、各走査は互いにいくらかのオー
バーラップを保ちながらトラック全てを覆うように進ん
でいくことがわかる。逆アジマスの偶数トラックについ
ても磁気ヘッドB、B’がやはり同様の走査を行う。 従って、ある程度の再生信号振幅の低下を許容して通常
再生時と同様に信号処理手段3にこれら磁気ヘッドから
の再生信号を供給すれば、この場合にも全ての情報が再
生可能となる。
【0020】ここで、各トラックからどの程度の情報が
再生可能かどうかは、走査の傾きには関係なく、各磁気
ヘッドの走査軌跡がどの程度トラックを覆うことが出来
るかによって決まっている。従って、例えば(図4(b
))でのテープ媒体4の下側に示したような各磁気ヘッ
ドの走査開始位置が決まれば、再生可能な割合は決定さ
れる。
【0021】この点に着目して、次に特殊再生一般の場
合について(図5)を参照しながら説明する。(図5)
は各種再生時の走査開始位置を磁気ヘッドAを基準とし
て表した図で、横軸はテープ上での各磁気ヘッドの走査
開始位置、縦軸はテープ走行速度を通常再生時の速度で
正規化して表している。磁気ヘッドAは基準となってい
るので、どの速度の場合にも同じ走査開始位置となる。 これに対して磁気ヘッドA’は、テープ走行速度によっ
てその走査開始位置が変化する。
【0022】まず停止時には、磁気ヘッドAとの相対ヘ
ッド高さ分だけずれた位置が走査開始位置となる。それ
以外の速度ではテープ速度と、回転ドラムの回転周期と
、回転ドラム上における磁気ヘッドA’の磁気ヘッドA
に対する角度位置とによって決まる量だけ、上記停止時
より移動した位置となる。今、回転ドラムの周期を固定
と考えれば、図上でのA’の軌跡は直線となる。また、
この直線の速度0ラインとの交点がヘッド高さ、傾きが
ヘッド角度位置にそれぞれ対応することになる。従って
、(図5)上で各速度でのヘッド位置関係が適当な条件
の下に最良となるよう、直線を決定すれば、それに従っ
て各ヘッド角度位置および相対高さを決定することが出
来る。
【0023】ここで、通常再生時の磁気ヘッドAとA’
(またはBとB’でも同じ)の走査のずれをα・Tpと
したとき、−1倍速の時に各走査が等間隔で並ぶこと、
言い替えれば互いの走査のオーバーラップが偏りなく配
置されることを条件として直線を決定する。その理由と
しては、第一に1/2倍速以下のいわゆるスローモーシ
ョン再生では、磁気ヘッドAとB(または磁気ヘッドA
’とB’)のみの2ヘッドでも、記録時に対する再生時
の走査の冗長度は2倍以上を確保できるので、もとより
走査数を2倍とする効果が薄いこと、第二に、2倍速以
上の高速再生では−1倍速での例で見たような形でトラ
ック全てを走査し尽くすことが出来ず、逆に走査は粗な
状態となるため各走査が互いにオーバーラップする可能
性はほとんどなく、事実上考慮の必要性がない、といっ
た点があげられる。
【0024】さて、上記条件の下では各磁気ヘッドの配
置、すなわち第一の磁気ヘッドに対する第二の磁気ヘッ
ドの相対高さΔh及び角度間隔Δθは、同一アジマスを
有する磁気ヘッド対同士の回転ドラム上での角度間隔を
θ0 として、図式的に求められ、結果は下式のように
なる。 Δh=(1−α)・Tp/2 Δθ=(1+α)・θ0 /4 本実施例では、θ0は磁気ヘッド対A,A’と同一のア
ジマスを有する磁気ヘッド対がそれ自身以外にないので
θ0=360゜である。またα=0.5であるから、結
局Δh=Tp/4、Δθ=135゜で与えられる。すな
わち、磁気ヘッドAに対して135゜だけ離れた位置に
Tp/4だけ高さをずらした磁気ヘッドA’を取り付け
ることにより、通常再生時は(図3)、−1倍速再生時
は(図4)のような関係で走査が行われる。この結果、
通常再生時は信号レベルの低下を招くことなく、再生を
行うことの出来るトラック非直線性の許容度が広がり、
また特殊再生時には磁気ヘッドの走査の重複を抑えて全
ての走査から最大限に情報を拾うことが出来るようにな
っている。
【0025】上記例ではΔhおよびΔθをそれぞれ最適
値に設定したが、実際にはその一点に限定されるわけで
はなく、その値はある程度の許容範囲が存在する。最低
限必要なことは、テープ媒体4上の全ての情報を漏れな
く拾うことである。そのためには、テープ媒体4上の各
点は各アジマス毎に、少なくともどれかの磁気ヘッドに
走査されることが必要である。±1/2倍速以下のスロ
ーモーション再生では既に述べたようにこの条件を満た
している。従って、この場合も−1倍速時にこの条件を
満たすように走査開始位置を配置すれば良い。今、各磁
気ヘッドのヘッド幅を(1+β)・Tpとし、上記最適
値からの走査開始位置のズレをδ・Tpとすると、δが
−β<δ<βであれば各走査はオーバーラップするので
、上記条件を満足する。この場合のΔh及びΔθも(図
5)の場合と同様に図から求めることができ、Δh=(
1−α+δ)・Tp/2 Δθ=(1+α+δ)・θ0 /4 となる。このときの走査開始位置の関係を表す図を描く
と(図6)のようになる。このとき、δ=0の場合が(
図5)に示した実施例に相当する。δ≠0では、最適で
はないが、少なくともテープ媒体4上の全ての領域を走
査しているので、ヘッド再生信号にはテープ媒体4上の
全てのデータに関する情報が含まれている。
【0026】(図7)は回転ドラム1上への磁気ヘッド
対の別の配置例を示す図である。(図2)の例と比べて
、磁気ヘッドの数、α、βの値は変わらないが、磁気ヘ
ッドAとB、磁気ヘッドA’とB’をそれぞれ同じ場所
に配置するようにしている。この結果、磁気ヘッドA系
と磁気ヘッドB系が互いにTpだけ高さ方向にずれるが
、磁気ヘッドAとA’(または磁気ヘッドBとB’)の
関係は変わらない。
【0027】(図8)は回転ドラム1上への配置のさら
に他の例を示す図であり、テープ巻き付け角を90゜と
し、ヘッド対数を2から4に増やしている。この場合に
は磁気ヘッド対1A,1A’(1B,1B’)と同一の
アジマスを有する磁気ヘッド対2A,2A’(2B,2
B’)が対向する位置にあるので、θ0は180゜とな
り、Δθ=67.5゜である。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、通常再生
時は第一及び第二の磁気ヘッドは同一のトラックをトラ
ック幅方向に互いに重複しつつ走査するので、これらの
走査結果からトラック上に記録された信号を再構成する
ことにより、トラックおよび走査の非直線性の影響を低
減することができる。また特殊再生時は、第一及び第二
の磁気ヘッドは互いの走査の重複を最小として実効的な
走査面積を最大とするように走査するので、再生信号の
品位を向上させることができる。
【0029】なお、トラッキング制御手段は、通常再生
時に第一及び第二の磁気ヘッドとトラックとのズレが平
均して零となるようテープ送りを制御するものであれば
、その具体的な構成方法に限定はない。エリア分割もし
くは周波数分割によってパイロット信号をトラックに記
録しておき、それらの隣接トラックからのクロストーク
レベルから磁気ヘッドとトラックのズレを検出する方法
が一般的には知られているが、走査を2回行うという特
徴を活かし、2回の走査の再生信号のレベル差を利用す
る方法等も考えられる。
【0030】また信号処理手段についても、第一及び第
二の磁気ヘッドからの再生信号を相補的に利用して信号
再生するものであればその構成方法に限定はない。記録
される信号や変調方法によって具体的な処理は様々であ
り、ここでは言及しない。
【0031】また、実施例ではα及びβはそれぞれ0.
5、0.5とした場合の例のみを示したが、この値に限
定されるものではない。またα≦βであれば通常再生時
の走査のオーバーラップはTp以上となり、トラッキン
グセンタ位置での再生信号レベルの低下をなくすことが
出来るが、αを小さくするほど通常再生時でのトラック
の非直線性に対する許容量が少なくなる。逆にαを大き
くすれば直線性の劣化に対する耐性をあげることが出来
る。しかし、α>βとすると通常再生時に第一及び第二
の磁気ヘッドの走査のセンタにトラックがある場合にど
ちらの磁気ヘッド出力も再生信号レベルが低下するため
、信号再生には不利となる。従って最終的にはこれらの
トレードオフで決定すればよい。
【0032】また、ここではΔhおよびΔθを厳密に数
式で定義したが、各走査の関係が著しく損なわれない範
囲であれば上記式の値に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における再生装置のブロック
図である。
【図2】本発明における回転ドラム上の磁気ヘッド配置
例を示す模式図である。
【図3】トラックと磁気ヘッド走査軌跡の通常再生時の
関係を示すベクトル図と模式図である。
【図4】トラックと磁気ヘッド走査軌跡の特殊再生時の
関係を示すベクトル図と模式図である。
【図5】各種再生時の最適配置での磁気ヘッド走査開始
位置を示す図である。
【図6】各種再生時の磁気ヘッド走査開始位置を示す図
である。
【図7】本発明における回転ドラム上の磁気ヘッド配置
の別の例を示す模式図である。
【図8】本発明における回転ドラム上の磁気ヘッド配置
の更に別の例を示す模式図である。
【符号の説明】
1  回転ドラム 2  トラッキング制御手段 3  信号処理手段 4  テープ媒体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  互いに同一のアジマスを有する第一お
    よび第二の磁気ヘッドとを対とした複数対の磁気ヘッド
    対を搭載しテープ媒体上にトラックピッチTpで斜めに
    形成されたトラックに対して読み取り走査を行う回転ド
    ラムと、前記磁気ヘッド対の出力を再構成してトラック
    上に記録された情報信号を再生する信号処理手段と、前
    記磁気ヘッド対の第一及び第二の各磁気ヘッドと前記ト
    ラックとのずれが平均して零となるように前記テープの
    走行を制御するトラッキング制御手段とを具備し、前記
    第一及び第二の磁気ヘッドのヘッド幅を(1+β)・T
    p、前記磁気ヘッド対のうち同一アジマスを有するもの
    同士の回転ドラム上での角度間隔をθ0 、αを0<α
    ≦βなる実数、δを−β<δ<βなる実数とした時、前
    記第一の磁気ヘッドに対する前記第二の磁気ヘッドの相
    対高さΔh及び角度間隔Δθが Δh=(1−α+δ)・Tp/2 Δθ=(1+α+δ)・θ0 /4 であることを特徴とする再生装置。
  2. 【請求項2】  互いに同一のアジマスを有する第一お
    よび第二の磁気ヘッドとを対とした複数対の磁気ヘッド
    対を搭載しテープ媒体上にトラックピッチTpで斜めに
    形成されたトラックに対して読み取り走査を行う回転ド
    ラムと、前記磁気ヘッド対の出力を再構成してトラック
    上に記録された情報信号を再生する信号処理手段と、前
    記磁気ヘッド対の第一及び第二の各磁気ヘッドと前記ト
    ラックとのずれが平均して零となるように前記テープの
    走行を制御するトラッキング制御手段とを具備し、前記
    第一及び第二の磁気ヘッドのヘッド幅を(1+β)・T
    p、前記磁気ヘッド対のうち同一アジマスを有するもの
    同士の回転ドラム上での角度間隔をθ0 、αを0<α
    ≦βなる実数とした時、前記第一の磁気ヘッドに対する
    前記第二の磁気ヘッドの相対高さΔh及び角度間隔Δθ
    がΔh=(1−α)・Tp/2 Δθ=(1+α)・θ0 /4 であることを特徴とする再生装置。
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