JPH04276548A - 超音波探触子および超音波診断方法 - Google Patents

超音波探触子および超音波診断方法

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JPH04276548A
JPH04276548A JP3037533A JP3753391A JPH04276548A JP H04276548 A JPH04276548 A JP H04276548A JP 3037533 A JP3037533 A JP 3037533A JP 3753391 A JP3753391 A JP 3753391A JP H04276548 A JPH04276548 A JP H04276548A
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JP
Japan
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signal
measured
ultrasonic
frequency
vibrator
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Application number
JP3037533A
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English (en)
Inventor
Akira Murayama
村山 章
Megumi Tanaka
恵 田中
Mitsuhiro Hoshino
星野 充宏
Akio Onimaru
鬼丸 昭夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JAPAN PUROOBU KK
JFE Engineering Corp
Tokyo Keiki Inc
Original Assignee
JAPAN PUROOBU KK
Tokimec Inc
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
Application filed by JAPAN PUROOBU KK, Tokimec Inc, NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical JAPAN PUROOBU KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は積層された複数の振動子
を同一容器内に組込んだ超音波探触子とこの超音波探触
子を用いた超音波診断方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば鋼板等の被測定体内に存在する欠
陥を検出する欠陥探傷手法の一つとして超音波探傷法が
実用化されている。図9は超音波探触子を用いた超音波
探傷装置を示す図である。
【0003】超音波探触子1においては、ダンパー材が
充填された容器2内に超音波の送信と受信とを行う1枚
の振動子3が鋼板等の被測定体4の取付面4aに平行に
配設されている。また、振動子3は信号線5で容器2に
設けられた端子6に接続されている。そして、外部の探
傷器内のパルス発生回路7から信号線5を介してパルス
信号を振動子3に印加すると、振動子3から超音波8が
被測定体4の厚み方向(垂直方向)に送出される。
【0004】被測定体4内を垂直方向に伝播される超音
波8は例えば被測定体4の反対面(底面)で反射されて
、同一の振動子3へ入射する。振動子3に入射した反射
波(エコー)は電気信号に変換されて受信信号として信
号線5を介して前記探傷器の受信回路9で受信される。 受信回路9は受信信号を検波して、ブラウン管10へ送
出する。したがって、受信回路9にて検波された受信信
号には、ブラウン管10に示すように、送信パルス波T
と底面での反射波Bとが含まれる。
【0005】ここで、被測定体4の内部に欠陥11が存
在すると、この欠陥11で超音波8が反射されるので、
送信パルス波Tと底面反射波Bとの間に欠陥に起因する
欠陥波Fが生じる。よって、欠陥の発生位置(発生深さ
)と波形高さで示される規模とを特定できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図9に
示す超音波探傷装置においてもまだ次のような問題があ
る。
【0007】すなわち、超音波探触子1の振動子3にパ
ルス信号が印加されると、振動子3は、厚みtに応じた
伸び縮みの振動(共振)を開始する。そして、数回振動
を繰り返して減衰して停止する。したがって、超音波探
触子1から被測定体4内へ入射される超音波8の周波数
fは、振動子3の厚みtによって一義的に定まる。この
ことは、一つの超音波探触子1でもって予め設定された
単一の周波数fを有する超音波8しか被測定体4内へ入
射できなかった。
【0008】一方、超音波8の被測定体4内における減
衰特性は超音波8の周波数fによって大きく変化する。 すなわち、周波数fが高いと比較的減衰しやすく、周波
数fが低いと比較的減衰しにくい。また、微細な欠陥は
高い周波数fの超音波で比較的検出しやすく、低い周波
数では検出能力が低下する懸念がある。
【0009】また、被測定体4の取付面4aから欠陥1
1が存在する位置までの距離xと、欠陥波Fと底面の反
射波Bとの比(F/B)で示される欠陥エコー高さとの
関係を示すDGS線図を図10に示す。図示するように
、欠陥11までの距離xが大きくなると、エコー高さで
示される検出感度が低下する。また、図中のパラメータ
Gは欠陥11の大きさ(規模)dと振動子3の外径Dと
の比(G=d/D)である。このように、振動子3の寸
法によっても減衰特性は大きく変化する。
【0010】このように、被測定体4内の任意の位置に
おける欠陥の検出能力は、超音波8の周波数fと振動子
3の寸法でほぼ定まる。逆に、このことは、被測定体4
内における各位置の欠陥検出感度分布を任意に設定でき
ないことになる。
【0011】したがって、一般的に被測定体4を探傷す
る場合には、被測定体4の厚みや結晶粒度等の超音波8
の透過率に影響する因子を考慮して、超音波8が通過し
て反射して来ると共に、充分なS/Nが得られる周波数
fを選択するようにしてる。
【0012】その結果、被測定体4の内質部に対しては
目的とした検出能力(感度)が得られるが、表層部に対
しては検出能力(感度)が高すぎて、不必要な疵まで検
出してしまう問題がある。また、逆に表層部は目的とし
た検出能力(感度)が得られるが、内質部は検出能力(
感度)不足になる問題がある。
【0013】従来、このような不都合を解消するために
、周波数の異なる複数の超音波探触子を準備して、被測
定体4の同一場所を2回に分けて探傷する手法が実施さ
れているが、別々に得られた受信信号を合成したり、信
号処理を行う必要があるので、超音波探触子の取付位置
等の補正処理などを含んだ高度で複雑なシステムが必要
となる。また、同一場所を異なる超音波探触子でもって
2回測定する必要があり、探傷作業能率が低下する。
【0014】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、同一容器内に複数の振動子を積層すること
によって、各振動子単独で又は各振動子を連結して励振
することができ、もって複数種類の周波数の超音波を被
測定体に入射でき、近距離から遠距離まで目的とする検
出感度を実現でき、小さい対象から大きい対象まで精度
よく診断できる超音波探触子および超音波診断方法を提
供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解消するため
に、本発明の超音波探触子は、同一容器内に組込まれ、
被測定体の取付面に直交する方向に積層された複数の振
動子と、この積層された各振動子の両端に取付けられた
電極と、この各電極に送受信する信号を容器外へ導く複
数の信号線とを備えたたものである。
【0016】また、本発明の超音波診断方法によれば、
被測定体の取付面に直交する方向に積層された複数の振
動子を同一容器内に組込み、各振動子の両端に取付けら
れた電極から容器外にそれぞれ信号線を導出し、この導
出された複数の信号線のうちから一対の信号線の組合せ
を同時または交互に選択していき、選択された一対の信
号線間にパルス信号を印加することによって、前記被測
定体内に複数の異なる周波数を有する超音波を入射させ
て超音波診断するようにしている。
【0017】
【作用】このように構成された超音波探触子および超音
波診断方法によれば、一つの容器内に複数の振動子が積
層されている。そして、各振動子の両側に取付けられた
電極から信号線が容器外へ導出されている。
【0018】したがって、積層された複数の探触子のう
ちの最下端に位置する振動子の下面の電極に接続された
信号線と最上端に位置する振動子の上面の電極に接続さ
れた信号線との間にパルス信号を印加すると、積層され
た複数の振動子が1個の振動子と見なして振動する。こ
の場合の振動の周波数は積層された振動子の全部の厚み
を加算した厚みで定まる。
【0019】逆に、最下端に位置する振動子の下面の電
極に接続された信号線と同じ振動子の上面の電極に接続
された信号線との間にパルス信号を印加すると、この最
下端の振動子のみが振動する。この場合の振動の周波数
は最下端の振動子の厚みで定まる。
【0020】このように、パルス信号を印加する一対の
信号線間を適宜切換えることによって、1個の超音波探
触子でもって複数種類の周波数を有した超音波を被測定
体に入射させることが可能である。よって、被測定体の
取付面からの距離によって超音波の周波数を使い分ける
ことが可能となり、任意の検出能力(感度)を設定でき
る。
【0021】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を用いて説明す
る。
【0022】図1は実施例の超音波探触子および超音波
診断方法を適用した超音波探傷装置を示す概略構成図で
ある。図9と同一部分には同一符号が付してある。した
がって、重複する部分の詳細説明を省略する。
【0023】この超音波探傷装置は、大きく分けて、鋼
板等の被測定体4に対して超音波21を送受信する超音
波探触子22と、この超音波探触子22の各振動子に対
する信号を切換える信号切換回路23と、信号切換回路
23を介して超音波探触子22にパルス信号を送出する
とともに受信信号を処理する探傷器24とで構成されて
いる。
【0024】超音波探触子22においては、ダンパー材
が充填された容器25内に、同一構成の2枚の振動子2
6,27が被測定体4の取付面4aに直交する方向に積
層されている。各振動子26,27の上下面にはそれぞ
れ電極28a,28b,29a,29bが取付けられて
いる。なお、実際の境界面は各々の振動子の電極で構成
されている。各電極28a,28b(29a),29b
から信号線30a,30b,30cが容器25に取付ら
れた端子31を介して信号切換回路23に接続されてい
る。
【0025】信号切換回路23は、図2に示すように、
前記3本の信号線30a,30b,30cから一対の信
号線を選択する機能を有する。共通アースとなる信号線
30aはそのまま探傷器24の(−)側端子に接続され
、信号線30b,30cが切換スイッチ23aを介して
探傷器24の(+)側端子に接続されている。
【0026】切換スイッチ23aは例えばスナップスイ
ッチ,水銀リレー,通常のコイルを利用したリレー,I
CやSCR等の電子切換回路等で構成されている。そし
て、この切換スイッチ23aは探傷器24内の同期回路
32によって切換制御される。
【0027】また、探傷器24は、パルス発生回路7,
受信回路9,ブラウン管10,および信号切換回路23
の切換動作とブラウン管10の表示内容との同期を取る
同期回路32とで構成されている。
【0028】このように構成された超音波探傷装置にお
いて、 (1)  信号切換回路23の切換スイッチ23aを信
号線30b側に投入した状態で、探傷器24内のパルス
発生回路7からパルス信号を出力すると、このパルス信
号は信号切換回路23を介して信号線30aと信号線3
0bとを介して、下側の振動子26の電極28a,28
bに印加される。
【0029】その結果、下側の振動子26がこの振動子
26の厚みで一義的に定まる周波数f1 で振動して、
周波数f1 の超音波21が被測定体4の厚み方向(垂
直方向)に送出される。被測定体4内を垂直方向に伝播
される超音波21は例えば被測定体4の反対面(底面)
で反射されて、同一の振動子26へ入射する。振動子2
6に入射した反射波(エコー)は電気信号に変換されて
受信信号として信号線30a,30bおよび信号回路2
3を介して探傷器24の受信回路9で受信される。受信
回路9は受信信号を検波して、ブラウン管10へ送出す
る。 したがって、受信回路9にて検波された受信信号には、
ブラウン管10に示すように、送信パルス波Tと底面で
の反射波Bとが含まれる。
【0030】ここで、被測定体4の内部に欠陥11が存
在すると、この欠陥11で超音波21が反射されるので
、送信パルス波Tと底面反射波Bとの間に欠陥11に起
因する欠陥波Fが生じる。よって、欠陥の発生位置(発
生深さ)と波形高さ(エコー高さ)で示される規模とを
特定できる。
【0031】(2)  次に、信号切換回路23の切換
スイッチ23aを信号線30c側に投入した状態で、探
傷器24内のパルス発生回路7からパルス信号を出力す
ると、このパルス信号は信号切換回路23を介して信号
線30aと信号線30cとを介して、下側の振動子26
の下面の電極28aと上側の振動子27の上面の電極2
9bとの間に印加される。
【0032】この場合、各振動子26,27は薄い電極
28b(29a)を介して積層されているので、2個の
振動子26,27が合成された一つの振動子のように動
作する。その結果、各振動子26,27の各厚みを加算
した等価的な厚みで一義的に定まる周波数f2 で振動
し、周波数f2 の超音波21が被測定体4の厚み方向
(垂直方向)に送出される。その結果、周波数f1 の
超音波21と同様に、ブラウン管10内に被測定体4内
に存在する欠陥11に起因する欠陥波Fが生じる。
【0033】同一材料で同一外径に形成された振動子に
おいては、振動子の厚さが厚いほど低い周波数で振動す
る。したがって、2枚の振動子26,27を励振した(
2)の組合せ条件の周波数f2 は1枚の振動子28の
みを励振した(1)の組合せ条件の周波数f1 に比較
して約1/2の周波数となる。
【0034】よって、同期回路32でもって信号切換回
路23の切換スイッチ23aを一定周期で切換制御する
ことによって、被測定体4の取付面4aの同一位置にお
ける厚み方向の浅い表層部分を高い周波数f1 で探傷
することによって、表層部の微細な疵を検出でき、かつ
、厚み方向の深い比較的集中応力の起こりにくい内質部
を低い周波数f2 で探傷することによって、大きな疵
を検出する。
【0035】また、低い周波数f2 の超音波は厚み方
向の深い位置においても検出感度低下が少ないので、高
い周波数f1 の超音波を用いて検出感度を電気的に増
幅する必要がないので、受信信号のS/Nを厚み方向の
広い距離範囲に亘って高く維持できる。すなわち、被測
定体4の表面近傍の微細な疵から内質部の大きな疵まで
最良の検出感度で精度よく検出できる。
【0036】さらに、超音波の周波数が異なる複数の超
音波探触子を用いて取付面4a上の同一位置を探傷する
場合に比較して、取付け位置合わせ作業は1回で済むの
で、超音波探触子相互間の位置合わせ誤差を排除でき、
かつ探傷作業能率を大幅に向上できる。
【0037】なお、振動子の厚みtと振動周波数fとの
関係は、周知のように、λを波長とし、Cを音速とし、
Kを定数とすれば、λ=C/f,t=λ/2であるので
、下式となる。 f=2K/t したがって、必要な周波数fから振動子の厚みtを設計
制作することが可能である。次に、実際の超音波探触子
を用いた実験結果を説明する。
【0038】図1の振動子26,27として、外径D=
10mm,厚さt=0.4mm ,規格周波数f=5.
2MHz,材質=チタン酸鉛の振動子を用いる。また、
実験は水浸法を採用し、水距離は約30mmである。
【0039】そして、信号線30aと信号線30bとの
間にパルス信号を印加した前述した(1)の組合せ条件
では、受信回路9に入力する受信信号は図3(a)とな
り、周波数はf1 =5.17MHzである。また、そ
のときの検出感度は64dBであった。
【0040】また、信号線30aと信号線30cとの間
にパルス信号を印加した(2)の組合せ条件では、受信
信号は図3(b)となり、周波数はf2 =2.14M
Hzである。また、そのときの検出感度は51dBであ
った。
【0041】このように、信号切換回路23でもってパ
ルス信号を印加する振動子26,27の組合せを変更す
ることによって、同一超音波探触子22でもって2種類
の周波数f1 ,f2 を有する超音波21でもって探
傷できる。
【0042】図4は本発明の他の実施例の超音波探触子
および超音波診断方法を適用した超音波探傷装置を示す
概略構成図である。図1の実施例と同一部分には同一符
号を付してある。したがって、重複する部分の詳細説明
を省略する。
【0043】この実施例においては、同一外径を有した
、厚さtが互いに異なる2種類の振動子41,42を中
間に絶縁材43を介して積層している。そして、各振動
子41,42のそれぞれの下面,上面に取付けられた各
電極41a,41b,42a,42bから各信号線44
a,44b,44c,44dが容器25に取付けられた
端子31を介して信号切換回路45へ入力されている。
【0044】図5は信号切換回路45の回路図である。 この信号切換回路45は2個の切換スイッチ45a,4
5bと1個のスイッチ45cとで構成されている。そし
て、この信号切換回路45においては、探傷器24内の
同期回路32の切換指令にて、各振動子41,42に対
して次に示す(3)(4)(5)の3つ組合せ条件を設
定できる。
【0045】(3)の組合せ条件は、スイッチ45cを
解放して、切換スイッチ45a,45bを信号線44a
,44b側に投入して、パルス信号を下側の振動子41
のみに印加する。
【0046】(4)の組合せ条件は、スイッチ45cを
閉成して、切換スイッチ45aを信号線44a側に投入
して、切換スイッチ45bを信号線44d側に投入する
。そして、パルス信号を積層された振動子41,42の
両端に印加する。
【0047】(5)の組合せ条件は、スイッチ45cを
解放して、切換スイッチ45a,45bを信号線44c
,44d側に投入して、パルス信号を上側の振動子42
のみに印加する。
【0048】このように絶縁材43を介して厚さtの異
なる2種類の振動子41,42を積層することによって
、各振動子41,42をそれぞれ単独で励振する場合と
、合成して励振する場合とで、前述した(3)〜(5)
に示す3種類の等価的な厚みを確保できる。その結果、
各等価的な厚みtに対応して、3種類の周波数f3 ,
f4 ,f5 を実現できる。
【0049】したがって、図1に示した2種類の周波数
f1 ,f2 が得られる装置に比較して、周波数fの
選択の自由度が増し、被測定体4の厚み方向の距離を3
つの領域に分割して、各領域に最良の周波数fを割当て
ることが可能である。よって、より細かく検出感度調整
を実行できる。次に、実際の超音波探触子を用いた実験
結果を説明する。
【0050】図4の振動子41として、外径D=10m
m,厚さt=0.25mm,規格周波数f=10MHz
,材質=チタン酸鉛の振動子を用いる。また、振動子4
2として、外径D=10mm,厚さt=1.0mm ,
規格周波数f=2MHz,材質=チタン酸鉛の振動子を
用いる。
【0051】なお、一方の振動子のみを励振した場合に
は、励振された振動子による正規の振動に対して、背面
に存在する他方の振動子が振動して、図8に示すように
、その振動子による干渉現象が生じる。したがって、得
られた受信信号のS/Nが低下する懸念が生じる。
【0052】そこで、このような干渉現象を未然に防止
するために、図6に示すように、信号線44a,44b
に0.1 μHのインピーダンス整合コイル46aを介
挿し、さらに信号線44dに20μHのインピーダンス
整合コイル46dを介挿している。
【0053】そして、信号線44aと信号線44bとの
間にパルス信号を印加した前述した(3)の組合せ条件
では、受信回路9に入力する受信信号は図7(a)とな
り、周波数はf3 =10.17 MHzである。また
、信号線44aと信号線44dとの間にパルス信号を印
加した(4)の組合せ条件では、受信信号は図7(b)
となり、周波数はf4 =1.54MHzである。
【0054】さらに、信号線44cと信号線44dとの
間にパルス信号を印加した(5)の組合せ条件では、受
信信号は図7(c)となり、周波数はf5 =2.0 
MHzである。
【0055】このように、信号切換回路45でもってパ
ルス信号を印加する振動子41,42の組合せを変更す
ることによって、同一超音波探触子21でもって3種類
の周波数f3,f4,f5 を有する超音波21でもっ
て探傷できる。なお、本発明は上述した実施例に限定さ
れるものではない。
【0056】信号切換回路23,45における前述した
振動子の組合せ条件(1)〜(5)の切換タイミングは
同期回路32によって一定周期で切換る交互励振の方式
を採用したが、例えば、信号切換回路23,45の回路
構成を変更して、前述した複数の組合せ条件による励磁
を同時に実施する同時励振の方式を採用してもよい。す
なわち、種々の組合せおよび励振条件のうちから最適な
条件を選択して、信号処理を実施することによって、探
傷処理における最良のS/Nを実現できる。また、容器
内に積層する各振動子の仕様は同一である必要はなく、
外径,材質等を所望の周波数を得るために任意に組合せ
ることが可能である。
【0057】さらに、各振動子の材質もチタン酸鉛どう
しに限定されるものではなく、亜鉛酸鉛どうしであって
もよい。さらに、チタン酸鉛と亜鉛酸鉛との組合わせで
あってもよい。
【0058】さらに、実施例においては、超音波診断方
法を超音波探傷装置に適用した場合について説明したが
、例えば、超音波を用いた医療診断や材質検査や複合材
の構造検査にも適用することは勿論可能である。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように本発明の超音波探触
子によれば、同一容器内に複数の振動子を積層し、かつ
各振動子の両側の電極からそれぞれ信号線を容器外へ導
出している。したがって、パルス信号を印加する信号線
を選択することによって、各振動子単独で又は各振動子
を連結して励振することができ、もって複数種類の周波
数の超音波を被測定体に入射できる。
【0060】また、超音波診断方法においては、上述し
た超音波探傷探触子を用いることによって、超音波の周
波数を選択できるので、被測定体における取付面の近距
離から遠距離まで広い範囲に亘って目的とする検出感度
に設定でき、小さい対象から大きい対象まで精度よく診
断できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】  本発明の一実施例の超音波探触子および超
音波診断方法を用いた超音波探傷装置の概略構成図、

図2】  同実施例装置の信号切換回路を示す回路図、
【図3】  同実施例装置における受信信号波形図、

図4】  本発明の他の実施例の超音波探触子および超
音波診断方法を用いた超音波探傷装置の概略構成図、

図5】  同実施例装置の信号切換回路を示す回路図、
【図6】  同信号切換回路にインピータンス整合コイ
ルを付加した回路図、
【図7】  同実施例装置における受信信号波形図、

図8】  同実施例装置におけるインピータンス整合コ
イルを除去した場合の受信信号波形図、
【図9】  従
来の超音波探傷装置の概略構成図、
【図10】  同従
来装置における検出感度特性図。
【符号の説明】
4…被測定体、7…パルス発生回路、9…受信回路、1
0…ブラウン管、21…超音波、22…超音波探触子、
23,45…信号切換回路、24…探傷器、25…容器
、26,27,41,42…振動子、30a,30b,
30c,44a,44b,44c,44d…信号線、3
1…端子、32…同期回路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  同一容器内に組込まれ、被測定体の取
    付面に直交する方向に積層された複数の振動子と、この
    積層された各振動子の両端に取付けられた電極と、この
    各電極に送受信する信号を容器外へ導く複数の信号線と
    を備えた超音波探触子。
  2. 【請求項2】  被測定体の取付面に直交する方向に積
    層された複数の振動子を同一容器内に組込み、各振動子
    の両端に取付けられた電極から容器外にそれぞれ信号線
    を導出し、この導出された複数の信号線のうちから一対
    の信号線の組合せを同時または交互に選択していき、選
    択された一対の信号線間にパルス信号を印加することに
    よって、前記被測定体内に複数の異なる周波数を有する
    超音波を入射させて超音波診断する超音波診断方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2014196042A1 (ja) * 2013-06-05 2014-12-11 株式会社神戸製鋼所 チタン合金鍛造材およびその製造方法ならびに超音波探傷検査方法

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