JPH04277254A - 合成樹脂製建築用化粧材 - Google Patents

合成樹脂製建築用化粧材

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JPH04277254A
JPH04277254A JP6108491A JP6108491A JPH04277254A JP H04277254 A JPH04277254 A JP H04277254A JP 6108491 A JP6108491 A JP 6108491A JP 6108491 A JP6108491 A JP 6108491A JP H04277254 A JPH04277254 A JP H04277254A
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庄野 隆
Nobuyuki Murai
信幸 村井
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は合成樹脂製建築用化粧
材に関するもので、更に詳細には、手摺の笠木カバー等
の建築部材の表面に形成される合成樹脂製建築用化粧材
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、階段や壁に設置される手摺にお
いては、金属製の金台の表面に合成樹脂製の笠木カバー
等の化粧材が被冠されて視覚による美観を高めている。
【0003】従来、この種の化粧材は、一般的に着色顔
料を添加した軟質(半硬質)の塩化ビニル樹脂を押出成
形によって成形するものが広く知られている。また、そ
の際表面をエンボス仕上げとしたり、あるいは、表面を
均一に仕上げるために成形時に母材の表面に透明層を一
体に成形したもの、あるいは、単調な色調を解消するた
めに、メタリック顔料を添加したものなども使用されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
着色顔料を添加したものにおいては、合成樹脂そのもの
の感覚、いわゆるプラスチック感覚が強調され、他の構
成部材や周囲の部材、すなわち、金属材料のもつメタリ
ック感、木材のもつ木質としての天然感覚との間の違和
感が生じて調和がとれにくかった。また、表面をエンボ
ス加工したり、表面層を均一に仕上げたものにおいては
、ダイスマークの除去という効果は得られるが、その色
調を変えることはできない。また、メタリック顔料を添
加したものにおいては、表面にメタリック感を与えて他
の金属部材との違和感をある程度解消することはできる
が、従来のメタリック調の化粧材においては、一般に粒
径が目視できない微細な大きさ(具体的には50μm以
下)のメタリック顔料の添加量を1.5〜2.0重量部
とするため、メタリック顔料の色が過剰に現れて母材の
色調を消去してしまうという問題があった。
【0005】これら問題を解決する手段として、表面に
凹凸模様を付けた着色層の表面に透明層を被覆して濃淡
により木目模様を現したり、模様を有する薄膜シートを
表面にラミネートして模様を呈するようにしたものなど
が考えられるが、これらの方法では成形が複雑で高価と
なる上、単調性を十分に解決するに至らない。
【0006】この発明は上記事情に鑑みなされたもので
、簡単に成形でき、かつ、内部層の色調を基調として、
立体的にかつ柔らかなメタリック感を呈する合成樹脂製
建築用化粧材を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の合成樹脂製建築用化粧材は、着色された
不透明合成樹脂製の内部層と、この内部層の表面に一体
的に被覆される透明合成樹脂製の表面層とからなり、上
記表面層中にメタリック顔料とパール顔料とをそれぞれ
配向性をもたせて添加してなるものである。
【0008】この発明において、上記メタリック顔料は
表面層中に配向性をもって添加されるものであれば、金
属箔自体であっても差し支えないが、好ましくは金属層
の表面に耐蝕性及び表面層との親和性を有する透明合成
樹脂層を被覆した偏平状チップである方がよい。この場
合、金属層は例えばアルミ箔、銅箔、ニッケル箔、金箔
あるいは銀箔等の金属箔でもよく、あるいは、ペットフ
ィルムにアルミを蒸着したものであってもよい。この場
合、偏平チップの形状は、長方形、正方形、三角形、円
形等のいずれであっても差し支えないが、少なくとも全
部が同形である必要がある。
【0009】上記パール顔料は、光学的性質が通常の着
色顔料とは異なり、規則的多重反射によって真珠光沢を
与える顔料で、例えば雲母の表面に酸化チタンを被覆し
たものにて形成できる。上記メタリック顔料は目視可能
な大きさであれば任意の大きさでよく、かつ、添加量も
任意であってもよいが、好ましくはメタリック顔料の単
体の大きさを100〜500μmとすると共に、表面層
中の添加量を0.1〜0.5重量部とする方がよい。ま
た、パール顔料の単体は形と大きさがそれぞれ異なって
もよいが、好ましくは定形の鱗片状にし、その大きさは
メタリック顔料の約1/10程度すなわち10〜50μ
m好ましくは10〜20μmとする方がよく、表面層中
の添加量を0.01〜0.03重量部とする方がよい。
【0010】
【作用】上記のように構成されるこの発明の合成樹脂製
建築用化粧材によれば、着色された不透明合成樹脂製の
内部層の表面に一体的に被覆される透明合成樹脂製の表
面層中にメタリック顔料及びパール顔料をそれぞれ配向
性をもたせて添加することにより、内部層の色調を基調
として、粒径の大きいメタリック顔料のメタリック感更
には粒径の小さいパール顔料の真珠光沢が相乗されるこ
とによって、立体的でかつ柔らかなメタリック調の色調
を目視する化粧材が得られ、手摺の笠木カバー、キャッ
プ等の手摺のみならず広範囲の建築用化粧材として使用
できる。
【0011】また、メタリック顔料の単体を金属層の表
面に耐蝕性及び表面層との親和性を有する透明合成樹脂
を被覆した偏平状チップにて形成し、パール顔料を雲母
の表面に酸化チタンを被覆した微小偏平状チップにて形
成し、それぞれの偏平状面を透視面とすることにより、
光の反射角を一定として少量の添加量によって反射効率
を高めるため、内部層の色がこれらの顔料によって阻害
されることなく透視することができる。更に、透明合成
樹脂材からなる表面層の腐食や劣化によるチップの劣化
を防止することができる。
【0012】また、メタリック顔料の単体の大きさを1
00〜500μmとすると共に、表面層中の添加量を0
.1〜0.5重量部とし、パール顔料の単体の大きさを
メタリック顔料の約1/10とすると共に、表面層中の
添加量を0.01〜0.03重量部とすることにより、
メタリック顔料及びパール顔料を効率よく添加し、かつ
メタリック顔料の粒径をそのチップが目視できる程度の
大径とし、パール顔料の粒径を小さくすることによって
それぞれの顔料による色調と内部層の色調とが立体的に
混在されて看者に柔らかいメタリック感を表現すること
ができる。
【0013】
【実施例】以下にこの発明の実施例を図面に基いて詳細
に説明する。
【0014】図1はこの発明の化粧材を笠木カバーに使
用した場合の分解斜視図が示されている。
【0015】この発明の化粧材である笠木カバー1は、
金属製金台2の上部表面に被冠される断面円弧状の内部
層3と、この内部層3の表面に一体に被覆される表面層
4とで構成されている。
【0016】内部層3は着色された不透明合成樹脂、例
えば軟質又は半硬質の塩化ビニルにて形成されている。 この場合、内部層3として例えば緑色のパステル調の色
を現すには、酸化チタンをベースに少量の着色顔料(フ
タロシアニングリーン)を使用することができる。
【0017】表面層4は、図2ないし図4に示すように
、メタリック顔料5を配向性をもたせて添加すると共に
、メタリック顔料5の隙間に配向性をもってパール顔料
5aを添加した透明性合成樹脂例えば塩化ビニル等にて
形成されている。
【0018】この場合、メタリック顔料5は、図5に示
すように、金属箔6の表面に耐蝕性及び表面層4との親
和性を有する透明性の合成樹脂層7を被覆した長方形状
の偏平状チップにて形成されている。金属箔6は例えば
厚さが12μm程度で、縦横の寸法が100μm×14
0μmのアルミ箔が使用されて、白色系統の色を呈する
ようになっている。
【0019】なお、金属箔6は必ずしもアルミ箔である
必要はなく、目的とする色に応じて、銅箔(銅色)、ニ
ッケル箔(アルミ色)、金箔(ゴールド色)あるいは銀
箔(シルバー色)を使用することができる。
【0020】また、耐蝕性及び親和性を有する合成樹脂
層7としては、金属箔6の表面の酸化による反射劣化を
防止するための耐蝕性を有することと、金属箔6がプレ
ートアウトして表面層4の表面側に析出することを防止
して金属箔6を閉じ込めると共に表面層4の塩化ビニル
と親和(相容)することが必要である。この合成樹脂と
しては、一般にアクリル樹脂が用いられるが、可塑剤で
もよい。但し、透明であることが条件となる。また、合
成樹脂層7は透明であれば、無色でも有色でもよいが、
有色の場合にはメタリック顔料の反射を阻害する色、例
えば濃い色は避け、メタリック顔料の反射が生じ易い顔
料を選択する必要がある。
【0021】メタリック顔料5の単体は縦横の寸法は上
記の100μm×140μmに限定されるものではなく
、100μm〜500μmの範囲であればよい。また、
メタリック顔料5は偏平状であれば、その形状は必ずし
も長方形状である必要はなく、例えば正方形、三角形あ
るいは円形等の任意の形状でよい。但し、全ての形状は
同じにする必要がある。メタリック顔料5を偏平状にし
、配向性をもたせることによって、偏平状面が透視面と
なって光の反射角を一定に、かつ少量の添加量で反射効
率を高めることができる。
【0022】なお、上記説明では、メタリック顔料5が
金属箔6の表面に耐蝕性及び親和性を有する透明合成樹
脂層をコーティングした場合について説明したが、必ず
しもこのような構造である必要はなく、例えば図6に示
すように、ペットフィルム8にアルミを蒸着したアルミ
蒸着層9の表面に耐蝕性及び親和性を有する透明性合成
樹脂層10を被覆したものであってもよい。
【0023】一方、パール顔料5aは、図7に示すよう
に、鱗片状の雲母5bの表面を酸化チタン5cにて被覆
して形成される。このパール顔料5aの単体は形と大き
さは多少異なってもよいが、好ましくは定形性を有する
方がよく、その大きさはメタリック顔料5の約1/10
すなわち10〜50μm好ましくは10〜20μmであ
る方がよい。
【0024】このように形成されるパール顔料5aにお
いて、光が入射されると、第1の光はパール顔料5aの
偏平状面で反射され、第2の光は酸化チタン5cを通過
して雲母5bの表面で反射され、そして、第3の光はパ
ール顔料5aの底面で反射される。したがって、この3
種の光による規則的多重反射によって真珠光沢を与える
ことができる。
【0025】上記のように形成されるメタリック顔料5
とパール顔料5aの配合割合は以下の通りである。
【0026】すなわち、メタリック顔料5の表面層4中
の添加量を0.1〜0.5重量部とし、パール顔料5a
の表面層4中の添加量を0.01〜0.03重量部とす
る。
【0027】次に、上記のように形成される内部層3と
表面層4を一体的に成形して笠木カバー1を製造する工
程について説明する。
【0028】まず、塩化ビニル樹脂レジンに可塑剤、安
定剤、滑剤と共にメタリック顔料5及びパール顔料5a
を添加してミキサーによって混合して、パウダーコンパ
ウンドを製造した後、このパウダーコンパウンドを混練
押出機で可塑化溶融して径が2〜3фmm程度のペレッ
トコンパンドを製造すると共に、表面層4を成形するコ
ンパウンドとほぼ同様の工程で内部層用のペレットコン
パウンドを製造する。
【0029】次に、表面層4と内部層3のペレットコン
パウンドを押出成形機で同時成形すると、内部層3の表
面に表面層4が一体的に積層された状態で成形されて笠
木カバー1が成形される。この際、表面層4中のメタリ
ック顔料5は成形するとき、その偏平状面を透視面とし
、かつ長さ方向に配向性をもつように混入され、また、
パール顔料5aも一定の配向をもって同様に整列されて
いるメタリック顔料5の隙間に混入される。なお、メタ
リック顔料5及びパール顔料5aは表面層4の内方側に
配列される(図4参照)。ここで、メタリック顔料5及
びパール顔料5aが表面層4の内方側に配列されるので
、表面に傷が付いても傷跡をわかりにくくすることがで
きる。
【0030】そして、笠木カバー1を金台2に被冠すれ
ば手摺の笠木部を形成することができる(図8及び図9
参照)。
【0031】なお、手摺の支柱10にも笠木カバー1と
同様に化粧材を被冠することができ、また、手摺端部に
設けられるエンドキャップ11にも同様に化粧材を使用
することができる。なおこの場合、エンドキャップ11
はインジェクション成形によって成形される。
【0032】上記のように成形された手摺の笠木カバー
1、エンドキャップ11の表面層4においては、表面層
4の透明部を通過して内部層3の表面に入射された光は
、図4に実線で示すように、入射角θと対称な正反射角
θで反射し、また、表面層4を通過してメタリック顔料
5に入射された光は図4に一点鎖線で示すように、入射
角θに対して対称の正反射角θで反射される。また、表
面層4を透過してパール顔料5aに入射された光は前述
したような規則的多重反射(図4に破線で示す)される
。したがって、内部層3から反射された光により内部層
3の色(緑色)が認識されて、この色を基調として、メ
タリック顔料から反射された光による金属色及びパール
顔料からの真珠光沢により、これら三者の色が立体的に
混在して手摺を見る者にシルキー調で柔らかい色調の感
じを与える。
【0033】なお、上記実施例ではこの発明の化粧材が
手摺の笠木カバーに使用される場合について説明したが
、勿論、笠木カバー以外天井の見切材、階段廻り、幅木
、サイジング材、物干竿、また各種用途のパイプ等多目
的に使用することができる。
【0034】
【発明の効果】以上に説明したようにこの発明の合成樹
脂製建築用化粧材は上記のように構成されているので、
以下のような効果が得られる。
【0035】1)請求項1記載の合成樹脂製建築用化粧
材によれば、着色された不透明合成樹脂製の内部層の表
面に一体的に被覆される透明合成樹脂製の表面層中にメ
タリック顔料及びパール顔料をそれぞれ配向性をもたせ
て添加するので、内部層の色を基調として、粒径の大き
いメタリック顔料のメタリック感更には粒径の小さいパ
ール顔料の真珠光沢が相乗されることによって、立体的
でかつ柔らかなメタリック調の色調を目視する化粧材を
形成することができる。
【0036】2)請求項2記載の合成樹脂製建築用化粧
材によれば、透明な表面層にはメタリック顔料とパール
顔料が添加され、そのメタリック顔料を金属の表面に耐
蝕性及び表面層の樹脂部との親和性を有する透明合成樹
脂を被覆した偏平状チップとし、また、パール顔料を雲
母の表面に酸化チタンを被覆した微小偏平状チップによ
り形成し、また、これら偏平状チップはその偏平状面を
透視面とするので、光の反射を一定として少量の添加量
によって反射効率が高められるため、内部層の色がこれ
ら顔料によって阻害されることなく外部から透視される
ことができる。更に、化粧材の腐食や劣化による剥離を
防ぐことができる。
【0037】3)請求項3記載の合成樹脂製建築用化粧
材によれば、メタリック顔料及びパール顔料の単体の大
きさ及び表面層中の添加量を内部層の色を損なわないよ
うに効率よく添加され、かつメタリック顔料の粒径をそ
のチップが目視される程度に大径とし、かつパール顔料
の粒径を小さくすることによってこれら3つの色が立体
的に混在されて、看者にメタリック調でかつ柔らかな色
調の感覚を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の化粧材を手摺の笠木カバーに使用し
た場合の分解斜視図である。
【図2】図1のA部の拡大平面図である。
【図3】図1のB部の拡大断面図である。
【図4】この発明の化粧材における光の反射状態を示す
拡大断面図である。
【図5】この発明におけるメタリック顔料の単体の斜視
図である。
【図6】この発明における別のメタリック顔料の単体の
斜視図である。
【図7】この発明におけるパール顔料の反射状態を示す
略示図である。
【図8】この発明の化粧材を有する階段手摺の斜視図で
ある。
【図9】この発明の化粧材を有する壁手摺の斜視図であ
る。
【符号の説明】
3  内部層 4  表面層 5  メタリック顔料 5a  パール顔料 5b  雲母 5c  酸化チタン 6  金属箔(金属層) 7  合成樹脂層 8  ペレットフィルム 9  アルミ蒸着層(金属層)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  着色された不透明合成樹脂製の内部層
    と、この内部層の表面に一体的に被覆される透明合成樹
    脂製の表面層とからなり、上記表面層中にメタリック顔
    料とパール顔料とをそれぞれ配向性をもたせて添加して
    なることを特徴とする合成樹脂製建築用化粧材。
  2. 【請求項2】  メタリック顔料を、金属層の表面に耐
    蝕性及び表面層との親和性を有する透明合成樹脂層を被
    覆した偏平状チップとし、かつパール顔料を、雲母の表
    面に酸化チタンを被覆した微小偏平状チップとして、そ
    の偏平状面を透視面としたことを特徴とする請求項1記
    載の合成樹脂製建築用化粧材。
  3. 【請求項3】  メタリック顔料の単体の大きさを10
    0〜500μmとすると共に、表面層中の添加量を0.
    1〜0.5重量部とし、パール顔料の単体の大きさを上
    記メタリック顔料の約1/10とすると共に、表面層中
    の添加量を0.01〜0.03重量部としたことを特徴
    とする請求項1又は2記載の合成樹脂製建築用化粧材。
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