JPH04279689A - 摩擦材の製造法及び該製造法で製造した摩擦材 - Google Patents

摩擦材の製造法及び該製造法で製造した摩擦材

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JPH04279689A
JPH04279689A JP22927791A JP22927791A JPH04279689A JP H04279689 A JPH04279689 A JP H04279689A JP 22927791 A JP22927791 A JP 22927791A JP 22927791 A JP22927791 A JP 22927791A JP H04279689 A JPH04279689 A JP H04279689A
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friction
friction material
weight
parts
producing
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JP22927791A
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English (en)
Inventor
Toichi Sakata
坂田 淘一
Akitsugu Tashiro
了嗣 田代
Yuji Kobayashi
雄二 小林
Shigeo Tachiki
立木 繁雄
Tadashi Okamoto
忠 岡本
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Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の動力伝達、制
動等に用いる摩擦材の製造法及び該製造法で製造した摩
擦材に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車に用いる摩擦材としては、一般に
ブレーキライニング、ディスクパッド及びクラッチフェ
ーシングがある。これらは従来、石綿(アスベスト)を
基材として使用していたが、アスベスト公害の問題から
非アスベスト系摩擦材の開発が望まれている。また、自
動車エンジンの性能向上に伴い摩擦材の摩擦特性(摩擦
係数、摩耗率)、機械特性の向上が望まれている。更に
最近は使用条件が苛酷になり高温時の高速回転強度も要
求されるようになってきている。現在、石綿基材の代替
材として、ガラス繊維、炭素繊維、芳香族ポリアミド繊
維、ロックウール、セラミック繊維、各種のスチールフ
ァイバー等を使用した摩擦材が開発され、一部で使用さ
れている。しかし、これらの基材は従来の石綿に比べて
高弾性で硬く、耐熱性が低いために、摩擦材にした場合
に種々の問題があり、上記した要求される性能を満足し
ない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】石綿代替材を使用し高
温で高負荷に耐える摩擦材としては、あらかじめ摩擦材
自身を高温処理したもの(例えば特開昭56−1318
46号公報、59−113038号公報、60−145
302号公報等)があるが、これはコスト高や機械強度
の低下を伴う。特殊な摩擦調整剤を添加したもの(例え
ば特開昭60−96625号公報、60−92332号
公報、62−190232号公報等)もあるが、従来の
結合剤では耐熱性と接着性が不足しているためその効果
を十分発揮できない。また基材に耐熱性の高いアラミド
繊維やポリイミド樹脂粉を加えたものなどが開示されて
いるが、基材及び摩擦調整剤を保持する結合剤の耐熱性
が充分でなく高温強度が得られない。たとえ耐熱性樹脂
を結合剤として使用し摩擦材を得ようとしても、従来の
製造方法では工業的、技術的に困難である。
【0004】更に、摩擦特性を改善するために摩擦調整
剤添加量に自由度がもてるモールド成形法で製造した摩
擦材もあるが、繊維状物質として短繊維を用いるため機
械強度に難点があり製品化はごく一部に限られている。 この方法で長繊維を用いた場合は、成形品密度を均一に
することが困難であり、このばらつきにより機械強度の
低下が著しい。以上のことから、摩擦特性と機械強度を
向上させるためには一般に摩擦メンバーと強度メンバー
に分けて、強度保持のためには現状のクラッチフェーシ
ングの裏面に薄い鋼板又はアルミニウム板等を貼り合せ
る手法を採用している(特開平2−163529号公報
、特開昭62−266239号公報、特開昭61−41
022号公報又は、特開平1−141242号公報)。 その他、塗工紐の巻きパターンやヤーンに改善を加えた
ものがあるが、工業化において技術的に困難である(例
  特開昭62−141328号公報、特開昭62−2
15134号公報又は特開昭62−266237号公報
)。
【0005】本発明に関係の深い特許出願に特開昭55
−86820号公報、特開昭63−56534号公報、
特開昭63−140133号公報及び特開昭63−25
1432号公報がある。特開昭55−86820号公報
のものは、基材のガラス繊維がフィラメントであり、目
付が1000g/m2、厚さが2〜3mmと厚く、また
目が詰んでいるために、結合剤中に含まれる摩擦調整剤
の粒状物が基材の内部にまで浸透せず、摩擦係数が不安
定になり易い。また、比較的多量の摩擦調整剤を加える
と、基材と摩擦調整剤との層ができ、その層間強度が低
下することからバースト強度も低下する。 特開昭63−56534号公報のものは、ガラス繊維が
2〜20mmと長く、目付も100g/m2付近で良好
であるが、フィラメントを用いているために不織布の目
が詰まり、粒状物を含む混合物が基材の内部にまで含浸
し難い。強制的に含浸するとランダムに配置した繊維が
樹脂の流動方向に向いて等方性が欠け、強度の低下や反
りを生ずる。 特開昭63−140133号公報では、チョップドスト
ランドを使用し、モールド成形によりブレーキ用摩擦材
を製造している。しかし、モールド成形によって製造し
たクラッチフェーシングはバースト強度が低く、高出力
車には適用できない。特開昭63−251432号公報
のものは、基材繊維が不織布であり、結合剤中に含まれ
る摩擦調整剤の粒状物が基材の内部にまで浸透しないた
め不均一な構造となり、バースト強度の向上及び反りの
改善は望めない。
【0006】本発明は、上記した問題を解消し、高温高
負荷の条件下でも高いバースト強度及び安定した摩擦特
性を有する摩擦材の製造法及び該製造法で製造した摩擦
材を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、繊維状物質の
基材、摩擦調整剤及び結合剤からなる摩擦材を製造する
方法において、シート状の繊維基材に、摩擦調整剤と結
合剤とを混合した混和物を塗布又は含浸し、次いで該シ
ート状の繊維基材の複数枚を積層し、成形する摩擦材の
製造法及び該製造法で製造した摩擦材に関する。
【0008】本発明において繊維状物質の基材の材質と
しては、ガラス繊維、炭素繊維、ロックウール、セラミ
ック繊維等の無機繊維、鉄線等の金属線、フェノール樹
脂繊維、芳香族ポリアミド樹脂繊維等の有機繊維などで
あり、特に制限はないが、加工の容易なこと、安価なこ
となどからガラス繊維が好ましい。シート状の繊維基材
の形態としては、マット、フェルト等の不繊布のほか、
抄造シート、撚糸ヤーン、織布等があるが、結合剤の含
浸性、結合剤及び摩擦調整剤の分散した構造の均一性、
価格等からマットが好ましい。また、例えばガラス繊維
のマットに短繊維及び金属線等を加えてもよい。また、
ここで使用されるシートの厚さに制限はないが、複数枚
を積層して強度を向上させる。
【0009】不繊布のガラスマットを用いる場合は、そ
のマットはチョップドストランドから得られたものであ
り、ストランドは50〜200本のフィラメントの集合
体から形成され、ストランドの長さが20〜100mm
で、目付が150〜800g/m2のものが、強度及び
かさ密度が高く、構造が均一で、摩擦特性が良く、好ま
しい。更に好ましくは、フィラメント本数80〜150
、ストランド長さ25〜80mm、目付300〜500
g/m2のものである。ガラスマットを構成するストラ
ンドの結束剤は、通常の有機溶媒に溶解しないポリビニ
ルアルコールが好ましく用いられる。結束剤のガラスマ
ットへの付着量は、ガラスマットに対して重量で1〜1
5%が好ましく、3〜10%であれば更に好ましい。付
着量が少ないとガラスマットを形成するストランドの接
着性と嵩高さが保持できない。また付着量が多いとガラ
スマットが剛直化し、後の加工に支障を生ずる。ガラス
マットの量は摩擦材中に25〜60重量%含有させるの
が好ましい。ガラス繊維の量が少ないと相対的に摩擦調
整剤の無機粉の量が多くなり、摩擦特性のバランスをと
りにくい。一方ガラス繊維の量が多いと摩擦調整剤の量
が少なくなり、摩擦特性の制御が困難となる。より好ま
しい値は30〜50重量%である。
【0010】摩擦調整剤は、メラミン樹脂硬化物、三酸
化アンチモン(Sb2O3)及び銅粉を含むものが良好
な摩擦特性を保持するために好ましい。メラミン樹脂硬
化物としては、メチル化メラミン樹脂、ベンゾグアナミ
ン樹脂及びメチルグアナミン樹脂の各硬化物、これらの
エーテル化メラミン樹脂硬化物等が使用されるが、好ま
しくはメチル化メラミン樹脂の硬化物であり、粉末にし
て用いる。硬化条件及び粉末粒度は特に制限がない。メ
ラミン樹脂硬化物粉末(メラミンダストと呼ぶ)の量は
得られる摩擦材中に5〜30重量%含有させるのが好ま
しい。量が少ないと安定した摩擦係数が得られず、量が
多すぎると摩耗率が大きくなる。また量が多すぎても少
なすぎても摩擦係数と耐摩耗率とのバランスがとり難い
。 より好ましくは5〜25重量%である。三酸化アンチモ
ンもメラミンダストと同様の作用を有し、摩擦材中に3
〜10重量%含有させるのが好ましい。含有量が少ない
と摩擦係数を安定させる効果がなく、多過ぎる添加は効
果が向上せず、密度を大きくする。銅粉は結合剤の高温
フェードを防止するのに有効である。銅粉は、形状が鱗
片状(箔状)、粒状及び短繊維状に大別され、特に制限
はないが、均一に分散され易い点で箔状又は粒状(電解
銅粉を含む)が好ましい。粒度は特に制限しない。銅粉
の量は結合剤の固形分に対して1〜40重量%が好まし
い。銅粉の量が少ないと高温でのフェード現象の防止が
困難となり、多すぎると摩擦係数が大きく不安定で摩耗
率も高くなる。より好ましくは5〜30重量%である。
【0011】摩擦調整剤はこのほか、公知の炭酸カルシ
ウム、炭酸マグネシウム、硫酸バリウム、クレー、タル
ク、黒鉛、アルミナ、マイカ、蛍石、ジルコニア、ヘマ
タイト、マグネタイト、シリカ、硫化アンチモン、硫化
鉄、硫化モリブデン等の無機物の粉末、鉄、鉛等の金属
の粉末、カシューダスト、ゴムダスト、各種樹脂硬化物
の粉末等の有機物の粉末などが使用される。
【0012】結合剤はフェノール樹脂が好ましく用いら
れる。その理由は耐熱性及び接着性に優れ、安価な上に
摩擦調整剤のメラミンダスト、三酸化アンチモン、銅粉
等と組合せることにより、他の熱硬化性樹脂を使用した
場合よりも摩擦特性の温度依存性を小さくできるからで
ある。フェノール樹脂の中では未変性でかつレゾール型
のものがより好ましい。またフェノール樹脂と共に耐熱
性に影響しない程度にメラミン樹脂、尿素樹脂、ポリア
ミドイミド樹脂、ポリイミド樹脂、エポキシ樹脂等の熱
硬化性樹脂又は架橋性ゴムを用いてもよい。結合剤の量
は得られる摩擦材中に固形分として10〜50重量%含
有させるのが好ましい。結合剤の量が少ないと繊維状物
質の基材と摩擦調整剤との結合力が弱くなる。多すぎる
と摩擦係数及び摩耗率の調整が困難になる。
【0013】摩擦材を得るには、熱硬化性樹脂の溶液に
摩擦調整剤を加えて混合した混和物をガラスマットのよ
うなシート状の繊維基材に塗布又は含浸して、繊維基材
に混和物を均一に付着させ(塗工し)、乾燥等により溶
媒を除去してプリプレグのシートとした後、所定の寸法
に切断して、その複数枚を積層し、金型等に入れて熱圧
成形し、次いで成形品を所定の加熱条件下で後硬化させ
る製造法による。繊維基材にガラスマットを用いた場合
の混和物の付着量は、重量でガラスマット/混和物(摩
擦調整剤+結合剤の固形分)が35/65〜65/35
が好ましい。混和物の付着量が多すぎると機械強度が低
下し、摩耗が増大する。一方、付着量が少ないと摩擦係
数が高くなり、不安定になる。混和物を付着させる塗布
又は含浸の方法に制限はないが、繊維基材を混和物中に
浸漬含浸するか、又はナイフコータで塗布する方法が付
着量が均一で好ましい。溶媒を除去する方法も特に制限
はなく、付着した樹脂が硬化しないようにする。
【0014】
【実施例】次に本発明の実施例を説明する。
【0015】実施例1 摩擦調整剤としてメラミン樹脂硬化物の粉末(カシュー
(株)製、メラミンダストH−9044)8.6重量部
及び電解銅粉(日本鉱業製、No.5−2−D,44μ
m以下)3.0重量部を用意した。また、その他の摩擦
調整剤として硫酸バルウム(堺化学製、BC)1.6重
量部、三酸化アンチモン(和光純薬工業製、化学用)2
.4重量部、珪酸カルシウム短繊維(米国NYCO社製
、商品名ウォラストナイト)4.1重量部及びカシュー
変性フリクションダスト(カシュー(株)製、WD−1
350)1.0重量部の計9.1重量部を用意した。更
に硫黄粉(細井化学製、微粉硫黄)2.0重量部及び酸
化亜鉛(和光純薬工業製、化学用)0.5重量部からな
るゴム加硫剤2.5重量部を用意し、前記メラミン樹脂
硬化物の粉末、銅粉及びその他の摩擦調整剤と共にV型
混合機で混合して混合粉を作成した。
【0016】一方、レゾール型フェノール樹脂(大日本
インキ化学工業製、TD−2040C、固形分100%
)22.2重量部及びアクリルニトリルブタジエゴム(
NBR、日本ゼオン製、Nippol1041)20重
量部の15%MEK(メチルエチルケトン)溶液にME
K25重量部を加えて混合溶解し、フェノール樹脂/N
BR溶液を作成した。この溶液に前記混合粉を投入混合
してスラリーとした。
【0017】40cm平方に切断したガラスマット{富
士ファイバーグラス製、FEM450−5(フィラメン
ト数100本、ストランド長さ50.8mmのチョップ
ドストランドから得られたもの、目付は450g/m2
)}の51.6重量部を前記スラリー中に浸漬して含浸
シートとし、これを60℃で2時間乾燥して成形用シー
トとした。次にこの成形用シートを5cm平方に切断し
、その5枚を積層して金型に充填し、100kgf/c
m2の圧力で160℃で15分間成形し、厚さ3.5m
mの成形体を得た。この成形体の両面をサンダーで研磨
した後、180℃で1時間、210℃で2時間、240
℃で2時間の順に後硬化を行い、摩擦材を得た。
【0018】実施例2 実施例1におけるその他の摩擦調整剤を9.1重量部か
ら20.7重量部とし(4種の物質の量は各々実施例1
の比率に応じて配分した)、ガラスマットの量を51.
6重量部から40重量部とした以外な実施例1と全く同
様にして摩擦材を得た。
【0019】実施例3 実施例1におけるメラミンダストの量を10重量部に増
量し、その他の摩擦調整剤を7.7重量部に減量した以
外は実施例1を全く同様にして摩擦材を得た。
【0020】比較例1 実施例1におけるメラミンダスト及び銅粉を使用せず、
その他の摩擦調整剤を20.7重量部に増量した以外は
実施例1と同様にして摩擦材を得た。
【0021】比較例2 実施例1における銅粉を使用せず、その他の摩擦調整剤
を12.1重量部とした以外は実施例1と同様にして摩
擦材を得た。
【0022】比較例3 実施列1におけるメラミンダストを使用せず、その他の
摩擦調整剤の量を20.2重量部とした以外は実施例1
と同様にして摩擦材を得た。
【0023】比較例4 実施例1におけるフェノール樹脂の代りにメチル化メラ
ミン樹脂(日本カーバイド製、S−260)を使用した
以外は実施例1と同様にしてメラミン樹脂/NBR溶液
、次いでそのスラリーを作成した。一方、実施例1にお
けるガラスマットに代えて同じ量のガラスロービング(
富士ファイバーグラス製、FER2310)を用い、こ
れを前記スラリーの中を通し、乾燥して塗工紐とし、こ
れを5cmの長さに切断し、金型中に一定の方向に並べ
て充填し、以下実施例1と同じ条件で熱圧成形、研磨及
び後硬化して摩擦材を得た。
【0024】実施例1〜3及び比較例1〜4で得られた
摩擦材をばり取りして試験片とし、まず重量及び寸法を
計測して密度を求めた。次いでJIS  D4411に
定める定速度摩擦試験機に取り付けて運転し、摩擦係数
及び運転時のトルクの安定性を測定した。測定温度は6
0〜70℃、100℃、200℃及び300℃であり、
押付け圧力は5kgf/cm2で行った。一方、得られ
た摩擦材から厚さ3mm×幅15mm×長さ50mmの
試験片を加工し(比較例4のものはガラス繊維の長さ方
向を試験片の幅方向とした)、インストロン試験機によ
り200℃における曲げ強度(3点支持)を測定した。 なお、測定における支点間距離は22mm、送り速度は
毎分2mmとした。これらの試験結果を表1に示した。 表1においてトルクの安定性とは300℃におけるもの
で、トルクの振幅(kg・m)が○印は1.5以下で良
好、△印は2〜3でやや不良及び×印は4〜5で不良の
ものである。
【0025】
【表1】
【0026】表1から実施例のものはトルクの安定性に
優れるほか、曲げ強度が高く軽量であり、三つの特性の
すべてを満足するが、比較例のものはいずれか一つ以上
の特性が劣っていることがわかる。特にガラスロービン
グを用いた比較例4のものは曲げ強度が1桁小さい。短
繊維を用いた摩擦材もこの程度の曲げ強度であり、ガラ
スマットを用いることにより、曲げ強度を著しく増大す
ることは明瞭である。
【0027】実施例4 実施例1における原料はカシュー変性フリクションダス
ト以外全部使用した。まず摩擦調整剤として、重量でメ
ラミンダスト6部、三酸化アンチモン5部、銅粉2部、
硫酸バリウム5.4部及びウォラストナイト5.4部を
用意した。また硫黄粉2.4部及び酸化亜鉛0.8部か
らなるゴム加硫剤3.2重量部を用意して、前記摩擦調
整剤と共にV型混合機で混合して混合粉を作成した。一
方、フェノール樹脂TD−2040Cの20重量部及び
NBR(Nippol1041)8重量部の15重量%
MEK(メチルエチルケトン)溶液にMEK14重量部
を加えて混合溶解し、フェノール樹脂/NBR溶液を作
成した。この溶液に前記混合粉を投入混合してスラリー
とした。
【0028】実施例1と同じガラスマットにポリビニル
アルコール(和光純薬工業製、重合度400、以下PV
Aと呼称)の5重量%水溶液を含浸し、PVAを3重量
%付着させた。この処理したガラスマットを32cm平
方に切断し、前記スラリー中に浸漬して混和物を付着さ
せ、60℃で2時間乾燥して溶媒を除去し、プリプレグ
シートとした(混和物の付着量は重量でガラスマット/
混和物が45/55)。このプリプレグシートを外径2
25mm、内径150mmの円環状に切り抜き、その6
枚を重ねて加熱金型に入れ、160℃5分の予備成形、
100kgf/cm2の圧力で160℃15分の本成形
を行い、厚さ3.5mmの成形体を得た。この成形体の
両面をサンダーで研磨した後、180℃で1時間、21
0℃で2時間、240℃で2時間の順に後硬化を行い、
摩擦材を得た。
【0029】実施例5 ガラスマットがフィラメント数80本、ストランド長さ
50.8mmのチョップドストランドから得られた目付
が450g/m2のもの(富士ファイバーグラス社への
特注品)を用いた以外は実施例4と同様にして摩擦材を
得た。
【0030】実施例6 ガラスマットがフィラメント数100本、ストランド長
さ25mmのチョップドストランドから得られた目付が
450g/m2のもの(富士ファイバーグラス社への特
注品)を用いた以外は実施例4と同様にして摩擦材を得
た。
【0031】実施例7 ガラスマットがフィラメント数100本、ストランド長
さ50.8mmのチョップドストランドから得られた目
付が350g/m2のもの(富士ファイバーグラス社へ
の特注品)を用いた以外は実施例4と同様にして摩擦材
を得た。
【0032】実施例8 ガラスマットへのPVA含浸付着量を8重量%とした以
外は実施例4と全く同様にして摩擦材を得た。
【0033】実施例9 メラミンダストを10重量部、硫酸バリウム及びウォラ
ストナイトを各3.4重量部とした以外は実施例4と全
く同様にして摩擦材を得た。
【0034】実施例10 三酸化アンチモンを8重量部、硫酸バリウム及びウォラ
ストナイトを各3.9重量部とした以外は実施例4と全
く同様にして摩擦材を得た。
【0035】実施例11 重量でフェノール樹脂を15部、銅粉を1.5部、硫酸
バリウムを8.2部、ウォラストナイトを8.1部とし
た以外は実施例4と同様にして摩擦材を得た。
【0036】実施例12 銅粉を8重量部、硫酸バリウム及びウォラストナイトを
各2.4重量部とした以外は実施例4と同様にして摩擦
材を得た。
【0037】比較例5 実施例4におけるガラスマットに代えて、ガラスチョッ
プドストランドをミキサーで開繊したもの(長さ5〜8
mm)を用いた以外は実施例4と同様にして摩擦材を得
た。
【0038】比較例6 ガラスマットがフィラメント数40本、ストランド長さ
50.8mmのチョップドストランドから得られた目付
が450g/m2のもの(富士ファイバーグラス社への
特注品)を用いた以外は実施例4と同様にして摩擦材を
得た。
【0039】比較例7 ガラスマットがフィラメント数100本、ストランド長
さ10mmのチョップドストランドから得られた目付が
450g/m2のもの(富士ファイバーグラス社への特
注品)を用いた以外は実施例4と同様にして摩擦材を得
た。
【0040】比較例8 ガラスマットがフィラメント数100本、ストランド長
さ50.8mmのチョップドストランドから得られた目
付が120g/m2のもの(富士ファイバーグラス社へ
の特注品)を用いた以外は実施例4と同様にして摩擦材
を得た。
【0041】比較例9 ガラスマットへのPVA含浸処理をしないほかは、実施
例4と全く同様にして摩擦材を得た。
【0042】比較例10 メラミンダストを加えず、硫酸バリウム及びウォラスト
ナイトを各8.4重量部とした以外は実施例4と全く同
様にして摩擦材を得た。
【0043】比較例11 三酸化アンチモンを用いず、硫酸バリウム及びウォラス
トナイトを各7.9重量部とした以外は実施例4と全く
同様にして摩擦材を得た。
【0044】比較例12 重量でフェノール樹脂を4部、銅粉を0.8部、硫酸バ
リウム及びウォラストナイトを各14部とした以外は実
施例4と同様にして摩擦材を得た。
【0045】比較例13 銅粉を使用せず、硫酸バリウム及びウォラストナイトを
各6.4重量部とした以外は実施例4と同様にして摩擦
材を得た。
【0046】比較例14 ガラスマットへのPVA含浸付着量を0.5重量%とし
た以外は実施例4と全く同様にして摩擦材を得た。
【0047】比較例15 メラミンダストを2重量部、硫酸バリウム及びウォラス
トナイトを各7.4重量部とした以外は実施例4と全く
同様にして摩擦材を得た。
【0048】比較例16 三酸化アンチモンを1重量部、硫酸バリウム及びウォラ
ストナイトを各7.9重量部とした以外は実施例4と全
く同様にして摩擦材を得た。
【0049】比較例17 実施例4におけるフェノール樹脂に代えてメラミン樹脂
S−260を用いた以外は実施例4と同様にして摩擦材
を得た。
【0050】実施例4〜12及び比較例5〜17で得ら
れた摩擦材をばり取りをして試験片とした。摩擦特性は
、この試験片を前記JIS  D4411に定める定速
度摩擦試験機に取り付けて運転し、押付け圧力は5kg
f/cm2で100℃、200℃及び300℃における
摩擦係数及び摩耗率を測定した。フェード特性は同じ試
験機により300℃の高温摩擦係数を600rpm及び
1000rpmで測定して求めた。また、得られた摩擦
材から、半径方向に厚さ3.5mm×幅10mm×長さ
37.5mmの試験片を加工し、島津製作所製オートグ
ラフを用いて200℃における曲げ強度(3点支持)を
測定した。なお、測定における支点間距離は30mm、
送り速度は毎分1mmとした。バースト強度は、円環状
の摩擦材を回転破壊強度試験機に取付け、雰囲気温度2
00℃で5分間2500rpmで回転し、次いで毎秒1
00回転の速度で回転数を上昇させ、破壊時の回転数を
測定した。これらの試験結果を表2に示した。
【0051】表2において○印は特性が良好、△印はや
や不良、×印は不良であることを示す。摩擦特性の○印
は摩擦係数が0.55〜0.35で摩耗率が3×10−
6(cm2/kgf−m)以下の場合、△印は摩擦係数
が0.34〜0.20で摩耗率が3×10−6〜8×1
0−6の場合、×印は摩擦係数が0.20未満で摩耗率
が9×10−6以上の場合である。フェード特性の○印
は摩擦係数が0.25以上の場合、△印は摩擦係数が0
.24〜0.20の場合、△印は摩擦係数が0.20未
満の場合である。曲げ強度の単位はkgf/mm2であ
り、バースト強度は回転数を示す。
【0052】
【表2】表2 ━┛
【0053】表2から明らかなように、実施例のものは
摩擦特性、フェード特性、曲げ強度及びバースト強度の
どの特性も満足する結果を示しているが、比較例のもの
はいずれか一つ以上の特性が劣り、又は不満足な結果を
示している。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、特に高温での機械的強
度(バースト強度及び曲げ強度)に優れ、安定した摩擦
特性を有する摩擦材が得られる。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  繊維状物質の基材、摩擦調整剤及び結
    合剤からなる摩擦材を製造する方法において、シート状
    の繊維基材に、摩擦調整剤と結合剤とを混合した混和物
    を塗布又は含浸し、次いで該シート状の繊維基材の複数
    枚を積層し、成形することを特徴とする摩擦材の製造法
  2. 【請求項2】  繊維基材がガラスマットを含む請求項
    1記載の摩擦材の製造法。
  3. 【請求項3】  ガラスマットがフィラメント本数50
    〜200、ストランド長さ20〜100mmのチョップ
    ドストランドから得られた目付150〜800g/m2
    のものである請求項2記載の摩擦材の製造法。
  4. 【請求項4】  ガラスマットを構成するストランドの
    結束剤がポリビニルアルコールであり、その付着量がガ
    ラスマットに対して1〜15重量%である請求項2又は
    3記載の摩擦材の製造法。
  5. 【請求項5】  結合剤がフェノール樹脂を含む請求項
    1、2、3又は4記載の摩擦材の製造法。
  6. 【請求項6】  摩擦調整剤としてメラミン樹脂硬化物
    5〜30重量%及び/又は三酸化アンチモン3〜10重
    量%を摩擦材中に含むようにした請求項1、2、3、4
    及び5記載の摩擦材の製造法。
  7. 【請求項7】  摩擦調整剤が結合剤の固形分に対して
    1〜40重量%の銅粉を含む請求項1、2、3、4、5
    又は6記載の摩擦材の製造法。
  8. 【請求項8】  請求項1、2、3、4、5、6又は7
    記載の摩擦材の製造法により製造した摩擦材。
JP22927791A 1990-12-18 1991-09-10 摩擦材の製造法及び該製造法で製造した摩擦材 Pending JPH04279689A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012131889A (ja) * 2010-12-21 2012-07-12 Sumitomo Bakelite Co Ltd 摩擦材用フェノール樹脂組成物、変性フェノール樹脂の製造方法及び摩擦材

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