JPH0428006B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0428006B2 JPH0428006B2 JP22969484A JP22969484A JPH0428006B2 JP H0428006 B2 JPH0428006 B2 JP H0428006B2 JP 22969484 A JP22969484 A JP 22969484A JP 22969484 A JP22969484 A JP 22969484A JP H0428006 B2 JPH0428006 B2 JP H0428006B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- molding material
- resin
- molding
- powder
- glycidyl ether
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Hard Magnetic Materials (AREA)
Description
産業上の利用分野
本発明は、樹脂磁石成形材料の製造法に関す
る。 従来の技術 近時、エレクトロニクスの発達に伴い、永久磁
石を使用した小形モーターは各種自動機器、ビデ
オ、ステレオ等視聴覚機器に必要欠くべからざる
ものであり、より一層小形でかつ強力なことが望
まれている。これに伴い、永久磁石もより強力
で、より安価であることが要求されている。 従来のフエライト系樹脂磁石成形材料は、高磁
気特性になるほど成形が困難になり、かつ機械的
強度が低くなる欠点があつた。すなわち、樹脂磁
石は、磁性体粉末の含有量が多いほど磁気特性が
良くなるが、磁性体粉末の含有量がある量を越え
ると、成形時に外部から掛ける磁力線の方向に、
磁性体粉末粒子が容易に配向出来なくなり、磁気
特性が低下する。これを克服すべく従来から種々
検討が加えられ、マトリツクスを低溶融粘度の樹
脂に変更したり、添加剤による低粘度化を試みた
りした(特願昭58−48546、特願昭57−204827)。 発明が解決しようとする問題点 これ等は確かに磁気特性を高める効果はあつた
が、成形時の成形材料の溶融粘度は未だ高く、金
型内の流動性が悪かつた。そのため、射出圧力を
高めたり、射出シリンダーの温度を上げ成形材料
を高温にして溶融粘度を下げたりして成形を行う
必要があつた。しかるに、射出圧力を高めて成形
することは、金型の構造や強度によつて異るが一
般には寸法精度、特に成形品肉厚の精度を悪くす
る。これは、多数個取り金型に於て湯口から近い
距離にあるキヤビテイで成形される成形品の肉厚
ぱ厚く、湯口から遠い距離にあるキヤビテイで成
形される成形品の肉厚は薄いという不工合を生じ
る。また、溶融成形材料の温度を高めることは、
マトリツクス樹脂の分解やゲル化を生じ易くする
ので、生産の不安定と品質の低下を招く不具合が
ある。 本発明は、高磁気特性の樹脂磁石が得られ且つ
良好な成形性を有する成形材料を提供することを
目的とする。 問題点を解決するための手段 前記の欠点を除くべく種々検討を加えた結果、
本発明は、樹脂との混練に先立ちフエライト系磁
性体粉末をアミン化合物の稀薄溶液で処理し、次
いでグリシジルエーテルで処理することを特徴と
するものである。 作 用 これにより成形材料の金型内流動性は良好とな
り、また磁場成形中に於ける磁性体粉末の配向性
が良好となる結果、寸法精度が良く高磁気特性の
成形品を容易に得ることが出来る様になつた。 ここにいうアミン化合物とは、第一アミン、第
二アミン、第三アミンのいずれかをも含み、脂肪
族アミン、芳香族アミンのいずれであつてもよ
い。また、モノアミンであつてもポリアミンであ
つてもよい。但し、エチルアミンの様に常温(20
℃〜25℃)で気体のもの、及びシエチルアミンの
様に沸点が低く(B.P56℃)気化し易いものは実
用上使用し難いので避けた方がよい。 また、グリシジルエーテルは、フエニルグリシ
ジルエーテル、ブチルグリシジルエーテル、2−
メチルオクチルグリシジルエーテル、ラウリルグ
リシジルエーテルなどのモノグリシジル誘導体、
エチレングリコールジグリシジルエーテル、ポリ
エチレングリコールジグリシジルエーテルなどの
ポリエチレングリコール誘導体、プロピレングリ
コールジグリシジルエーテル、ポリプロピレング
リコールジグリシジルエーテルなどのポリプロピ
レングリコール誘導体、ネオペンチル・グリコー
ルジグリシジルエーテル、1,6−ヘキサンジオ
ールジグリシジルエーテルなどの脂肪族アルコー
ル誘導体、グリセリンジグリシジルエーテル、ト
リメチロールプロパントリグリシジルエーテルな
どの多官能エポキシ化合物等をいう。 実施例 次に、実施例にて本発明を詳細に説明する。 実施例 1 ストロンチウムフエライト粉末100重量部(以
下単に「部」という)にジエチレントリアミン
0.1部を添加する。この時、ジエチレントリアミ
ンは稀釈して数パーセントの水溶液とし、高速ミ
キサーでフエライト粉末を撹拌しつつこの水溶液
を添加するとアミンがフエライトに均一に付着す
る。処理せるフエライト粉末は、乾燥機で80℃以
下の低温乾燥を行い、水分を除去する。次に、再
び高速ミキサーに戻し撹拌しながら0.5部のグリ
セリンジグリシジルエーテルを滴下して加え、10
分間撹拌混合を行つた。 この様に処理したフエライト粉末89.5部に溶融
粘度270ポイズ(280℃、1216sec-1)の12ナイロ
ンパウダー10.5部を加え混合し、これを二軸式混
練押出機を使いシリンダー温度210℃〜260℃で混
練押出し、ペレツト状の成形材料を得た。 得られた成形材料を磁場中で射出成形し、特性
評価用の試験片を成形し磁気特性を測定した。測
定結果を成形材料の粘度と共に第1表に示した。 実施例 2 アミン化合物をN,Nジメチルアニリンとしそ
の稀釈剤をエタノールとし、グリシジルエーテル
をフエニルグリシジルエーテルとした以外は実施
例1と同様にして成形材料を得、評価した結果を
第1表に示した。 比較例 ストロンチウムフエライト粉末の処理を一切行
わず、それ以外は実施例1と同様にした。結果を
第1表に示した。
る。 従来の技術 近時、エレクトロニクスの発達に伴い、永久磁
石を使用した小形モーターは各種自動機器、ビデ
オ、ステレオ等視聴覚機器に必要欠くべからざる
ものであり、より一層小形でかつ強力なことが望
まれている。これに伴い、永久磁石もより強力
で、より安価であることが要求されている。 従来のフエライト系樹脂磁石成形材料は、高磁
気特性になるほど成形が困難になり、かつ機械的
強度が低くなる欠点があつた。すなわち、樹脂磁
石は、磁性体粉末の含有量が多いほど磁気特性が
良くなるが、磁性体粉末の含有量がある量を越え
ると、成形時に外部から掛ける磁力線の方向に、
磁性体粉末粒子が容易に配向出来なくなり、磁気
特性が低下する。これを克服すべく従来から種々
検討が加えられ、マトリツクスを低溶融粘度の樹
脂に変更したり、添加剤による低粘度化を試みた
りした(特願昭58−48546、特願昭57−204827)。 発明が解決しようとする問題点 これ等は確かに磁気特性を高める効果はあつた
が、成形時の成形材料の溶融粘度は未だ高く、金
型内の流動性が悪かつた。そのため、射出圧力を
高めたり、射出シリンダーの温度を上げ成形材料
を高温にして溶融粘度を下げたりして成形を行う
必要があつた。しかるに、射出圧力を高めて成形
することは、金型の構造や強度によつて異るが一
般には寸法精度、特に成形品肉厚の精度を悪くす
る。これは、多数個取り金型に於て湯口から近い
距離にあるキヤビテイで成形される成形品の肉厚
ぱ厚く、湯口から遠い距離にあるキヤビテイで成
形される成形品の肉厚は薄いという不工合を生じ
る。また、溶融成形材料の温度を高めることは、
マトリツクス樹脂の分解やゲル化を生じ易くする
ので、生産の不安定と品質の低下を招く不具合が
ある。 本発明は、高磁気特性の樹脂磁石が得られ且つ
良好な成形性を有する成形材料を提供することを
目的とする。 問題点を解決するための手段 前記の欠点を除くべく種々検討を加えた結果、
本発明は、樹脂との混練に先立ちフエライト系磁
性体粉末をアミン化合物の稀薄溶液で処理し、次
いでグリシジルエーテルで処理することを特徴と
するものである。 作 用 これにより成形材料の金型内流動性は良好とな
り、また磁場成形中に於ける磁性体粉末の配向性
が良好となる結果、寸法精度が良く高磁気特性の
成形品を容易に得ることが出来る様になつた。 ここにいうアミン化合物とは、第一アミン、第
二アミン、第三アミンのいずれかをも含み、脂肪
族アミン、芳香族アミンのいずれであつてもよ
い。また、モノアミンであつてもポリアミンであ
つてもよい。但し、エチルアミンの様に常温(20
℃〜25℃)で気体のもの、及びシエチルアミンの
様に沸点が低く(B.P56℃)気化し易いものは実
用上使用し難いので避けた方がよい。 また、グリシジルエーテルは、フエニルグリシ
ジルエーテル、ブチルグリシジルエーテル、2−
メチルオクチルグリシジルエーテル、ラウリルグ
リシジルエーテルなどのモノグリシジル誘導体、
エチレングリコールジグリシジルエーテル、ポリ
エチレングリコールジグリシジルエーテルなどの
ポリエチレングリコール誘導体、プロピレングリ
コールジグリシジルエーテル、ポリプロピレング
リコールジグリシジルエーテルなどのポリプロピ
レングリコール誘導体、ネオペンチル・グリコー
ルジグリシジルエーテル、1,6−ヘキサンジオ
ールジグリシジルエーテルなどの脂肪族アルコー
ル誘導体、グリセリンジグリシジルエーテル、ト
リメチロールプロパントリグリシジルエーテルな
どの多官能エポキシ化合物等をいう。 実施例 次に、実施例にて本発明を詳細に説明する。 実施例 1 ストロンチウムフエライト粉末100重量部(以
下単に「部」という)にジエチレントリアミン
0.1部を添加する。この時、ジエチレントリアミ
ンは稀釈して数パーセントの水溶液とし、高速ミ
キサーでフエライト粉末を撹拌しつつこの水溶液
を添加するとアミンがフエライトに均一に付着す
る。処理せるフエライト粉末は、乾燥機で80℃以
下の低温乾燥を行い、水分を除去する。次に、再
び高速ミキサーに戻し撹拌しながら0.5部のグリ
セリンジグリシジルエーテルを滴下して加え、10
分間撹拌混合を行つた。 この様に処理したフエライト粉末89.5部に溶融
粘度270ポイズ(280℃、1216sec-1)の12ナイロ
ンパウダー10.5部を加え混合し、これを二軸式混
練押出機を使いシリンダー温度210℃〜260℃で混
練押出し、ペレツト状の成形材料を得た。 得られた成形材料を磁場中で射出成形し、特性
評価用の試験片を成形し磁気特性を測定した。測
定結果を成形材料の粘度と共に第1表に示した。 実施例 2 アミン化合物をN,Nジメチルアニリンとしそ
の稀釈剤をエタノールとし、グリシジルエーテル
をフエニルグリシジルエーテルとした以外は実施
例1と同様にして成形材料を得、評価した結果を
第1表に示した。 比較例 ストロンチウムフエライト粉末の処理を一切行
わず、それ以外は実施例1と同様にした。結果を
第1表に示した。
【表】
発明の効果
本発明によれば、フエライト系磁性体粉末の表
面がグリシジルエーテルにより処理されることに
より、溶融時に於けるナイロン樹脂との界面状態
が改善され、粉末充填による粘度上昇が無処理の
粒子に比べ少くなる。その結果、成形材料の溶融
粘度が低く成形時の金型内流動性が良好となり、
射出圧力を高くする必要がないので、寸法精度の
よい成形品を得ることが出来る。また、同様の理
由により、磁性体粉末の磁場配向が容易になる結
果、成形品の磁気特性が向上した。 即ち、本発明による成形材料は、成形性が良好
で、寸法精度がよく且つ磁気特性の高い樹脂成形
磁石を容易に得られるので、その工業的価値は極
めて大なるものである。
面がグリシジルエーテルにより処理されることに
より、溶融時に於けるナイロン樹脂との界面状態
が改善され、粉末充填による粘度上昇が無処理の
粒子に比べ少くなる。その結果、成形材料の溶融
粘度が低く成形時の金型内流動性が良好となり、
射出圧力を高くする必要がないので、寸法精度の
よい成形品を得ることが出来る。また、同様の理
由により、磁性体粉末の磁場配向が容易になる結
果、成形品の磁気特性が向上した。 即ち、本発明による成形材料は、成形性が良好
で、寸法精度がよく且つ磁気特性の高い樹脂成形
磁石を容易に得られるので、その工業的価値は極
めて大なるものである。
Claims (1)
- 1 フエライト系磁性体粉末を樹脂と混練して成
る樹脂磁石成形材料の製造に於て、樹脂との混練
に先立ち磁性体粉末をアミン化合物の稀薄溶液で
処理し、次いでグリシジルエーテルで処理するこ
とを特徴とする樹脂磁石成形材料の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22969484A JPS61106629A (ja) | 1984-10-31 | 1984-10-31 | 樹脂磁石成形材料の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22969484A JPS61106629A (ja) | 1984-10-31 | 1984-10-31 | 樹脂磁石成形材料の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61106629A JPS61106629A (ja) | 1986-05-24 |
| JPH0428006B2 true JPH0428006B2 (ja) | 1992-05-13 |
Family
ID=16896240
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22969484A Granted JPS61106629A (ja) | 1984-10-31 | 1984-10-31 | 樹脂磁石成形材料の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61106629A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4502292B2 (ja) * | 1999-04-27 | 2010-07-14 | 株式会社ブリヂストン | 合成樹脂磁石組成物およびそれを用いた合成樹脂磁石成形物 |
| JP5388432B2 (ja) * | 2007-09-04 | 2014-01-15 | ユニチカ株式会社 | プラスチックマグネット組成物 |
-
1984
- 1984-10-31 JP JP22969484A patent/JPS61106629A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61106629A (ja) | 1986-05-24 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR100210184B1 (ko) | 열전도성 플라스틱 물질용 충전제 | |
| US20250179291A1 (en) | Additive for bonded magnet and method for manufacturing compound for bonded magnet | |
| DE3882494T2 (de) | Ein Polypoxyd enthaltende wärmehärtbare flüssige Zusammensetzung. | |
| JPS58198525A (ja) | エポキシ樹脂組成物 | |
| DE3886587T2 (de) | Epoxyharzzusammensetzung. | |
| JPH0428006B2 (ja) | ||
| JPS58122705A (ja) | 成形用磁性複合材料 | |
| EP4524203A1 (en) | Poly(phenylene sulfide)-based magnetic material as well as preparation method therefor and use thereof | |
| EP0813945B1 (de) | Herstellung von Formkörpern aus einer Einkomponenten-Expoxidharzmischung mit Hilfe der automatischen Druckgeliertechnik | |
| JP2005518957A (ja) | エポキシ樹脂の成形材料を製造および加工する方法 | |
| JPH01198002A (ja) | 耐熱性プラスチック磁石及びその製造方法 | |
| JPS6279259A (ja) | 時計用外装部品組成物 | |
| JPH0234986B2 (ja) | ||
| JPS6136906A (ja) | 樹脂磁石成形材料の製造法 | |
| JPS60113403A (ja) | 希土類樹脂磁石の製造方法 | |
| JPS6169102A (ja) | 樹脂磁石成形材料の製造法 | |
| JPS63233504A (ja) | 樹脂磁石成形材料 | |
| JP2756860B2 (ja) | ポリアミド系プラスチック磁石用材料 | |
| JPS61127102A (ja) | 樹脂磁石成形材料の製造法 | |
| JPS62169859A (ja) | 有機導電性高分子成形物及びその製法 | |
| JPS59174636A (ja) | 樹脂磁石成形材料の製造法 | |
| JPH11236491A (ja) | エポキシ樹脂組成物及びこれを用いた高圧電気電子部品 | |
| JP3470912B2 (ja) | エポキシ樹脂注形品および製造方法 | |
| SU713888A1 (ru) | Полимерна композици | |
| JPH0250951B2 (ja) |