JPH04280938A - Ni基超合金部材の製造方法 - Google Patents
Ni基超合金部材の製造方法Info
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- JPH04280938A JPH04280938A JP4369691A JP4369691A JPH04280938A JP H04280938 A JPH04280938 A JP H04280938A JP 4369691 A JP4369691 A JP 4369691A JP 4369691 A JP4369691 A JP 4369691A JP H04280938 A JPH04280938 A JP H04280938A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高温における強度,靭
性もしくは耐熱性や耐食性などに優れていることが要求
される素材,部品ないしは製品、例えば航空機エンジン
のタービン部材や原子炉容器内の締結ボルト等の耐熱も
しくは耐食部材として利用するのに適したNi基超合金
部材を製造するのに利用されるNi基超合金部材の製造
方法に関するものである。
性もしくは耐熱性や耐食性などに優れていることが要求
される素材,部品ないしは製品、例えば航空機エンジン
のタービン部材や原子炉容器内の締結ボルト等の耐熱も
しくは耐食部材として利用するのに適したNi基超合金
部材を製造するのに利用されるNi基超合金部材の製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ジェットエンジンやガスタービン
などの動力機関においては、その高性能化および高効率
化などのために、タービン各部の高温化が不可欠となっ
ており、このような高温化に耐えうるタービン部材の開
発が求められるようになっている。
などの動力機関においては、その高性能化および高効率
化などのために、タービン各部の高温化が不可欠となっ
ており、このような高温化に耐えうるタービン部材の開
発が求められるようになっている。
【0003】この種のタービン部材に要求される特性は
、高温での遠心力に耐えうる優れたクリープ破断強度,
疲労強度ならびに靭性,高温燃焼ガス雰囲気に対する耐
熱性や耐食性などである。
、高温での遠心力に耐えうる優れたクリープ破断強度,
疲労強度ならびに靭性,高温燃焼ガス雰囲気に対する耐
熱性や耐食性などである。
【0004】このような用途に適する材料としては、従
来より、Ni基超合金が多く採用されており、溶製した
Ni基超合金の溶湯を鋳造して製造するようにしていた
。
来より、Ni基超合金が多く採用されており、溶製した
Ni基超合金の溶湯を鋳造して製造するようにしていた
。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
Ni基超合金部材の鋳造による製造に際しては、Ni基
超合金溶湯の凝固条件を格別コントロールすることなし
に鋳造を行っていたため、鋳造組織には、凝固偏析によ
って、(Fe,Cr,Ni)2 (Mo,Ti,Nb)
であらわされる六方晶の金属間化合物であるLaves
(ラーベス)相がデンドライト境界に形成されることが
あり、このようなLaves相が形成されたときにはN
i基超合金部材の延性等が低下することがあるという問
題点があり、このような問題点を解決することが課題と
して存在していた。
Ni基超合金部材の鋳造による製造に際しては、Ni基
超合金溶湯の凝固条件を格別コントロールすることなし
に鋳造を行っていたため、鋳造組織には、凝固偏析によ
って、(Fe,Cr,Ni)2 (Mo,Ti,Nb)
であらわされる六方晶の金属間化合物であるLaves
(ラーベス)相がデンドライト境界に形成されることが
あり、このようなLaves相が形成されたときにはN
i基超合金部材の延性等が低下することがあるという問
題点があり、このような問題点を解決することが課題と
して存在していた。
【0006】
【発明の目的】本発明は、上記した従来の課題を解決す
るためになされたもので、鋳造により製造されたNi基
超合金部材(素材,部品,製品等)の延性等の低下を防
止し、延性等のより一層の向上をはかることが可能であ
るNi基超合金部材を製造できるようにすることを目的
としている。
るためになされたもので、鋳造により製造されたNi基
超合金部材(素材,部品,製品等)の延性等の低下を防
止し、延性等のより一層の向上をはかることが可能であ
るNi基超合金部材を製造できるようにすることを目的
としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係わるNi基超
合金部材の製造方法は、Ni基超合金部材を鋳造により
製造するに際し、Ni基超合金溶湯の凝固速度Rcm/
hと、凝固界面の温度勾配G℃/cmとの関係が、G/
R≧0.5℃・h/cm2 を満足する状態で鋳造を行
う構成としたことを特徴としており、実施態様において
は、Ni基超合金溶湯の凝固速度Rcm/hと、凝固界
面の温度勾配G℃/cmとの関係が、G/R≧1.0℃
・h/cm2 を満足する状態で鋳造を行う構成とした
ことを特徴としており、同じく実施態様においては、N
i基超合金が単結晶用合金である構成としたり、あるい
は等軸晶用合金ないしは一方向凝固柱状晶用合金である
構成としたことを特徴としており、同じく実施態様にお
いては、Ni基超合金が、 Cr:11〜23重量%、 Ti:0.5〜4.0重量%、 を必須元素として含み、 Co:20重量%以下、 W:6重量以下%およびMo:10重量%以下のうちの
1種または2種、 Nb:1.0〜6.5重量%、 Ta:2.0重量%以下、 Al:0.2〜4.0重量%、 Fe:37重量%以下、 を選択元素として含み、残部Niおよび不純物よりなる
構成としたり、あるいは単結晶化の場合を考慮して粒界
強化元素等の規定を緩めて、 C:0.15重量%以下、 B:0.01重量%以下、 Zr:0.30%重量%以下、 に規制した構成としたことを特徴としており、上記した
Ni基超合金部材の製造方法に係わる発明の構成を前述
した従来の課題を解決するための手段としている。
合金部材の製造方法は、Ni基超合金部材を鋳造により
製造するに際し、Ni基超合金溶湯の凝固速度Rcm/
hと、凝固界面の温度勾配G℃/cmとの関係が、G/
R≧0.5℃・h/cm2 を満足する状態で鋳造を行
う構成としたことを特徴としており、実施態様において
は、Ni基超合金溶湯の凝固速度Rcm/hと、凝固界
面の温度勾配G℃/cmとの関係が、G/R≧1.0℃
・h/cm2 を満足する状態で鋳造を行う構成とした
ことを特徴としており、同じく実施態様においては、N
i基超合金が単結晶用合金である構成としたり、あるい
は等軸晶用合金ないしは一方向凝固柱状晶用合金である
構成としたことを特徴としており、同じく実施態様にお
いては、Ni基超合金が、 Cr:11〜23重量%、 Ti:0.5〜4.0重量%、 を必須元素として含み、 Co:20重量%以下、 W:6重量以下%およびMo:10重量%以下のうちの
1種または2種、 Nb:1.0〜6.5重量%、 Ta:2.0重量%以下、 Al:0.2〜4.0重量%、 Fe:37重量%以下、 を選択元素として含み、残部Niおよび不純物よりなる
構成としたり、あるいは単結晶化の場合を考慮して粒界
強化元素等の規定を緩めて、 C:0.15重量%以下、 B:0.01重量%以下、 Zr:0.30%重量%以下、 に規制した構成としたことを特徴としており、上記した
Ni基超合金部材の製造方法に係わる発明の構成を前述
した従来の課題を解決するための手段としている。
【0008】本発明に係わるNi基超合金部材の製造方
法では、Ni基超合金溶湯の凝固速度Rcm/hと、凝
固界面の温度勾配G℃/cmとの関係が、G/R≧0.
5℃・h/cm2 、より望ましくはG/R≧1.0℃
・h/cm2 を満足する状態にして鋳造を行うように
しているが、この理由は、上記G/Rの値が0.5℃・
hcm2 よりも小さいと、鋳造組織において、凝固偏
析によって、(Fe,Cr,Ni)2 (Mo,Ti,
Nb)であらわされる六方晶の金属間化合物であるLa
ves(ラーベス)相がデンドライト境界に形成される
可能性が大きくなり、この結果、Laves相の形成に
より延性等の低下などという不具合が生じるようになる
ためである。
法では、Ni基超合金溶湯の凝固速度Rcm/hと、凝
固界面の温度勾配G℃/cmとの関係が、G/R≧0.
5℃・h/cm2 、より望ましくはG/R≧1.0℃
・h/cm2 を満足する状態にして鋳造を行うように
しているが、この理由は、上記G/Rの値が0.5℃・
hcm2 よりも小さいと、鋳造組織において、凝固偏
析によって、(Fe,Cr,Ni)2 (Mo,Ti,
Nb)であらわされる六方晶の金属間化合物であるLa
ves(ラーベス)相がデンドライト境界に形成される
可能性が大きくなり、この結果、Laves相の形成に
より延性等の低下などという不具合が生じるようになる
ためである。
【0009】また、本発明に係わるNi基超合金部材の
製造方法においては、Ni基超合金が単結晶用合金であ
るようにすることも必要に応じて望ましく、あるいは従
来より多用されている等軸晶用合金や一方向凝固柱状晶
用合金であるようにすることもできる。
製造方法においては、Ni基超合金が単結晶用合金であ
るようにすることも必要に応じて望ましく、あるいは従
来より多用されている等軸晶用合金や一方向凝固柱状晶
用合金であるようにすることもできる。
【0010】このような前者に示した単結晶用Ni基超
合金よりなる単結晶体は、従来の普通鋳造等軸晶合金や
一方向凝固柱状晶合金と異なり、粒界がないために融点
直下で溶体化処理することが可能であり、凝固偏析を完
全に除去したγ相(不規則面心立方格子よりなるマトリ
ックス合金相),γ´相(L12 型規則格子よりなる
金属間化合物相)ならびにγ´´相(DO22型規則格
子よりなる金属間化合物相)からなる均質組織を得るこ
とができるものとなっているので、高温でのクリープ破
断強度や疲労強度を低下させることなく耐熱性や耐食性
をより一層向上させることが可能である点で有利なもの
となる。
合金よりなる単結晶体は、従来の普通鋳造等軸晶合金や
一方向凝固柱状晶合金と異なり、粒界がないために融点
直下で溶体化処理することが可能であり、凝固偏析を完
全に除去したγ相(不規則面心立方格子よりなるマトリ
ックス合金相),γ´相(L12 型規則格子よりなる
金属間化合物相)ならびにγ´´相(DO22型規則格
子よりなる金属間化合物相)からなる均質組織を得るこ
とができるものとなっているので、高温でのクリープ破
断強度や疲労強度を低下させることなく耐熱性や耐食性
をより一層向上させることが可能である点で有利なもの
となる。
【0011】本発明に係わるNi基超合金部材の製造方
法において適用されるNi基超合金としては、例えば、
Niマトリックス中にCr,Co,Mo,W,Nb,T
a,Ti,Al等を含有させたものがあり、商品名とし
ては、Incoloy,Inconel,M252,N
imonic,Pyromet,Refractory
,Rene,Udimet,Unitemp,Wasp
aloyなどと称されるものがある。
法において適用されるNi基超合金としては、例えば、
Niマトリックス中にCr,Co,Mo,W,Nb,T
a,Ti,Al等を含有させたものがあり、商品名とし
ては、Incoloy,Inconel,M252,N
imonic,Pyromet,Refractory
,Rene,Udimet,Unitemp,Wasp
aloyなどと称されるものがある。
【0012】そして、具体的な合金組成例としては、次
に例示する化学成分組成を有するものが用いられる。
に例示する化学成分組成を有するものが用いられる。
【0013】Cr:11〜23重量%
Crは合金の高温における耐熱性や耐食性を改善するの
に有効な元素であり、このような効果を得るためには1
1重量%以上とすることが望ましい。そして、Cr含有
量の増加に伴ってその効果は大きくなるが、多くなりす
ぎると固溶強化元素の固溶限を下げるとともに、脆化相
であるTCP相が析出して高温強度を害することがある
ため、23重量%以下とすることが望ましい。
に有効な元素であり、このような効果を得るためには1
1重量%以上とすることが望ましい。そして、Cr含有
量の増加に伴ってその効果は大きくなるが、多くなりす
ぎると固溶強化元素の固溶限を下げるとともに、脆化相
であるTCP相が析出して高温強度を害することがある
ため、23重量%以下とすることが望ましい。
【0014】Co:20重量%以下
CoはNi基超合金部材の耐熱性や耐食性を向上させる
のに有効な元素であるので、20重量%以下の範囲で含
有させることも望ましい。
のに有効な元素であるので、20重量%以下の範囲で含
有させることも望ましい。
【0015】W:6重量%以下およびMo:10重量%
以下のうちの1種または2種 W,Moはマトリックスであるγ相に主として固溶し、
固溶強化によりクリープ強度および疲労強度を高めるの
に有効な元素である。そして、このような効果を十分に
得る必要があるときにはWは1.0重量%以上,Moは
2.5重量%以上とすることが望ましい。しかし、W,
Moは部材の高温における耐食性を低下させたり、針状
のα−(W,Mo)が析出してクリープ強度,疲労強度
および靭性を低下させたりすることがあるため、Wは6
重量%以下、Moは10重量%以下とすることが望まし
い。
以下のうちの1種または2種 W,Moはマトリックスであるγ相に主として固溶し、
固溶強化によりクリープ強度および疲労強度を高めるの
に有効な元素である。そして、このような効果を十分に
得る必要があるときにはWは1.0重量%以上,Moは
2.5重量%以上とすることが望ましい。しかし、W,
Moは部材の高温における耐食性を低下させたり、針状
のα−(W,Mo)が析出してクリープ強度,疲労強度
および靭性を低下させたりすることがあるため、Wは6
重量%以下、Moは10重量%以下とすることが望まし
い。
【0016】Nb:1.0〜6.5重量%Ta:2.0
重量%以下 Nb,Taは、γ´相およびγ相´´に[Ni3 (A
l,Nb,Ta)]の形で固溶して固溶強化することに
より、クリープ強度や疲労強度を向上させるが、このよ
うな効果を得る必要があるときにはNb量を1.0重量
%以上とすることが望ましい。しかし、多すぎるとクリ
ープ強度,疲労強度を低下させる傾向となるのでNbは
6.5重量%以下、Taは2.0重量%以下とすること
が望ましい。
重量%以下 Nb,Taは、γ´相およびγ相´´に[Ni3 (A
l,Nb,Ta)]の形で固溶して固溶強化することに
より、クリープ強度や疲労強度を向上させるが、このよ
うな効果を得る必要があるときにはNb量を1.0重量
%以上とすることが望ましい。しかし、多すぎるとクリ
ープ強度,疲労強度を低下させる傾向となるのでNbは
6.5重量%以下、Taは2.0重量%以下とすること
が望ましい。
【0017】Ti:0.5〜4.0重量%Tiはγ´相
およびγ´´相に[Ni3 (Al,Ti)]の形で固
溶することにより固溶強化するほか、合金の高温におけ
る耐食性を改善する効果があるので0.5重量%以上含
有させることも望ましい。しかし、多量に添加すると、
耐食性が劣化する傾向となるため、4.0重量%以下と
することが望ましい。
およびγ´´相に[Ni3 (Al,Ti)]の形で固
溶することにより固溶強化するほか、合金の高温におけ
る耐食性を改善する効果があるので0.5重量%以上含
有させることも望ましい。しかし、多量に添加すると、
耐食性が劣化する傾向となるため、4.0重量%以下と
することが望ましい。
【0018】Al:0.2〜4.0重量%Alは析出強
化相であるγ´相[Ni3 Al]の構成元素であり、
Al添加による効果を得る必要があるときには0.2〜
4.0重量%の範囲とすることが望ましい。
化相であるγ´相[Ni3 Al]の構成元素であり、
Al添加による効果を得る必要があるときには0.2〜
4.0重量%の範囲とすることが望ましい。
【0019】Fe:37重量%以下
FeはNiの代替元素として添加しうる元素であり、3
7重量%まではNi基超合金の特性を大きく劣化させる
ことなしに含有させることが可能である。
7重量%まではNi基超合金の特性を大きく劣化させる
ことなしに含有させることが可能である。
【0020】C:0.15重量%以下
B:0.01重量%以下
Zr:0.30重量%以下
これらの元素は従来の普通鋳造等軸晶合金および一方向
凝固柱状晶合金において粒界強化元素として用いられる
元素であるが、単結晶化した場合にはこれらの粒界強化
元素は必要なく、むしろ次に示すように有害元素となる
ため、適宜規制することも望ましい。
凝固柱状晶合金において粒界強化元素として用いられる
元素であるが、単結晶化した場合にはこれらの粒界強化
元素は必要なく、むしろ次に示すように有害元素となる
ため、適宜規制することも望ましい。
【0021】Cは炭化物(TiC,NbC,TaC等)
を形成し、塊状に析出する。この炭化物は、合金の融点
に比べて溶融温度が低く、合金の融点直下で行う溶体化
処理では局部溶融を起こすため、容体化処理温度を上げ
ることができず、単結晶の容体化温度範囲を狭くするの
で、単結晶化する場合にはCを0.15重量%以下とす
ることも望ましい。
を形成し、塊状に析出する。この炭化物は、合金の融点
に比べて溶融温度が低く、合金の融点直下で行う溶体化
処理では局部溶融を起こすため、容体化処理温度を上げ
ることができず、単結晶の容体化温度範囲を狭くするの
で、単結晶化する場合にはCを0.15重量%以下とす
ることも望ましい。
【0022】Bはホウ化物[(Cr,Ni,Ti,Mo
)3 B2]を形成し、合金の粒界に析出する。ホウ化
物も炭化物と同様に合金の融点に比べ低融点であり、単
結晶の溶体化処理温度を低下させ、溶体化処理温度範囲
を狭くするので、単結晶化する場合にはBを0.01重
量%以下とすることも望ましい。
)3 B2]を形成し、合金の粒界に析出する。ホウ化
物も炭化物と同様に合金の融点に比べ低融点であり、単
結晶の溶体化処理温度を低下させ、溶体化処理温度範囲
を狭くするので、単結晶化する場合にはBを0.01重
量%以下とすることも望ましい。
【0023】Zrは合金の固相線温度を下げ、凝固温度
範囲を広くするため、単結晶化に対し有害であるので、
単結晶化する場合にはZrを0.30重量%以下とする
ことも望ましい。
範囲を広くするため、単結晶化に対し有害であるので、
単結晶化する場合にはZrを0.30重量%以下とする
ことも望ましい。
【0024】本発明に係わるNi基超合金部材の製造方
法は、上記したNi基超合金が適用されうるものであり
、例えば、Inconel系合金に適用する場合に、I
nconel718をベースにしかつ単結晶化の場合を
考慮して粒界強化元素等の規定を緩めた合金を考慮した
ときには、Cr:15.0〜23.0重量%、Mo:2
.5〜3.5重量%、Nb:4.5〜5.5重量%、T
i:0.5〜1.5重量%、Al:0.2〜0.9重量
%、Fe:13.0〜25.0重量%、Ta:1.0重
量%以下、Zr:0.3重量%以下、C:0.15重量
%以下、B:0.01重量%以下、残部Niおよび不純
物よりなるNi基超合金を用いることができる。
法は、上記したNi基超合金が適用されうるものであり
、例えば、Inconel系合金に適用する場合に、I
nconel718をベースにしかつ単結晶化の場合を
考慮して粒界強化元素等の規定を緩めた合金を考慮した
ときには、Cr:15.0〜23.0重量%、Mo:2
.5〜3.5重量%、Nb:4.5〜5.5重量%、T
i:0.5〜1.5重量%、Al:0.2〜0.9重量
%、Fe:13.0〜25.0重量%、Ta:1.0重
量%以下、Zr:0.3重量%以下、C:0.15重量
%以下、B:0.01重量%以下、残部Niおよび不純
物よりなるNi基超合金を用いることができる。
【0025】
【発明の作用】本発明に係わるNi基超合金部材の製造
方法によれば、Ni基超合金部材を鋳造により製造する
に際し、Ni基超合金溶湯の凝固速度Rcm/hと、凝
固界面の温度勾配G℃/cmとの関係が、G/R≧0.
5℃・h/cm2 を満足する状態で鋳造を行う構成と
し、凝固界面の温度勾配Gに対して合金溶湯の凝固速度
Rが大きくなり過ぎないようにしたから、鋳造後の組織
において凝固偏析により延性低下等の原因となる有害な
Laves相がデンドライト境界に形成されがたくなく
なるので、Ni基超合金部材の延性等がより一層向上し
たものとなる。
方法によれば、Ni基超合金部材を鋳造により製造する
に際し、Ni基超合金溶湯の凝固速度Rcm/hと、凝
固界面の温度勾配G℃/cmとの関係が、G/R≧0.
5℃・h/cm2 を満足する状態で鋳造を行う構成と
し、凝固界面の温度勾配Gに対して合金溶湯の凝固速度
Rが大きくなり過ぎないようにしたから、鋳造後の組織
において凝固偏析により延性低下等の原因となる有害な
Laves相がデンドライト境界に形成されがたくなく
なるので、Ni基超合金部材の延性等がより一層向上し
たものとなる。
【0026】
【実施例】この実施例では、真空誘導溶解によって表1
に示す化学成分組成のNi基超合金を用意した。
に示す化学成分組成のNi基超合金を用意した。
【0027】
【表1】
【0028】次に、上記Ni基超合金素材を切り出して
直径20mmの単結晶用鋳型に入れ、真空誘導溶解を行
った後、鋳造に際して一方向凝固させて単結晶体を製作
したが、この鋳造に際して、凝固速度Rcm/hと、凝
固界面の温度勾配G℃/cmとの関係で表わされる凝固
条件をコントロールした。
直径20mmの単結晶用鋳型に入れ、真空誘導溶解を行
った後、鋳造に際して一方向凝固させて単結晶体を製作
したが、この鋳造に際して、凝固速度Rcm/hと、凝
固界面の温度勾配G℃/cmとの関係で表わされる凝固
条件をコントロールした。
【0029】この結果、凝固条件とLaves相との関
係は、図1に示すごとくであった。
係は、図1に示すごとくであった。
【0030】図1に示すように、G/Rの値が小さくな
るとLaves相の生成量が増加する傾向にあることが
認められ、G/R≧0.5°C・h/cm2 とするこ
とによって、Laves相が2体積%以下となり、従来
の凝固条件をコントロールしない場合に比べて延性をお
よそ20%向上させることができることが認められた。
るとLaves相の生成量が増加する傾向にあることが
認められ、G/R≧0.5°C・h/cm2 とするこ
とによって、Laves相が2体積%以下となり、従来
の凝固条件をコントロールしない場合に比べて延性をお
よそ20%向上させることができることが認められた。
【0031】また、本発明に係わるNi基超合金部材の
製造方法は、単結晶化させる場合だけでなく、等軸晶や
一方向凝固柱状晶組織とする場合にも上記G/Rの鋳造
条件とすることによって延性の向上を実現できることが
認められた。
製造方法は、単結晶化させる場合だけでなく、等軸晶や
一方向凝固柱状晶組織とする場合にも上記G/Rの鋳造
条件とすることによって延性の向上を実現できることが
認められた。
【0032】
【発明の効果】本発明に係わるNi基超合金部材の製造
方法では、Ni基超合金部材を鋳造により製造するに際
し、Ni基超合金溶湯の凝固速度Rcm/hと、凝固界
面の温度勾配G℃/cmとの関係が、G/R≧0.5℃
・h/cm2 を満足する状態で鋳造を行うようにした
から、Ni基超合金部材(素材,部品,製品等)の延性
等をより一層向上させたものとすることが可能であると
いう著しく優れた効果がもたらされる。
方法では、Ni基超合金部材を鋳造により製造するに際
し、Ni基超合金溶湯の凝固速度Rcm/hと、凝固界
面の温度勾配G℃/cmとの関係が、G/R≧0.5℃
・h/cm2 を満足する状態で鋳造を行うようにした
から、Ni基超合金部材(素材,部品,製品等)の延性
等をより一層向上させたものとすることが可能であると
いう著しく優れた効果がもたらされる。
【図1】Ni基超合金溶湯の凝固速度R(cm/h)と
凝固界面の温度勾配G(°C/cm)との比であるG/
R(°C・h/cm2 )とLaves相の形成量との
関係を調べた結果を例示するグラフである。
凝固界面の温度勾配G(°C/cm)との比であるG/
R(°C・h/cm2 )とLaves相の形成量との
関係を調べた結果を例示するグラフである。
Claims (5)
- 【請求項1】 Ni基超合金部材を鋳造により製造す
るに際し、Ni基超合金溶湯の凝固速度Rcm/hと、
凝固界面の温度勾配G℃/cmとの関係が、G/R≧0
.5℃・h/cm2 を満足する状態で鋳造を行うこと
を特徴とするNi基超合金部材の製造方法。 - 【請求項2】 Ni基超合金溶湯の凝固速度Rcm/
hと、凝固界面の温度勾配G℃/cmとの関係が、G/
R≧1.0℃・h/cm2 を満足する状態で鋳造を行
う請求項1に記載のNi基超合金部材の製造方法。 - 【請求項3】 Ni基超合金が単結晶用合金である請
求項1または2に記載のNi基超合金部材の製造方法。 - 【請求項4】 Ni基超合金が、 Cr:11〜23重量%、 Ti:0.5〜4.0重量%、を必須元素として含み、
Co:20重量%以下、 W:6重量%以下およびMo:10重量%以下のうちの
1種または2種、 Nb:1.0〜6.5重量%、 Ta:2.0重量%以下、 Al:0.2〜4.0重量%、 Fe:37重量%以下、を選択元素として含み、残部N
iおよび不純物よりなる請求項1,2または3に記載の
Ni基超合金部材の製造方法。 - 【請求項5】不純物中において、 C:0.15重量%以下、 B:0.01重量%以下、 Zr:0.30重量%以下、 に規制した請求項4に記載のNi基超合金部材の製造方
法。
Priority Applications (1)
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