JPH04281395A - ステッピングシリンダのロッド位置制御方法 - Google Patents

ステッピングシリンダのロッド位置制御方法

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JPH04281395A
JPH04281395A JP6895991A JP6895991A JPH04281395A JP H04281395 A JPH04281395 A JP H04281395A JP 6895991 A JP6895991 A JP 6895991A JP 6895991 A JP6895991 A JP 6895991A JP H04281395 A JPH04281395 A JP H04281395A
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JP
Japan
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pulse motor
rotation
stepping cylinder
damping
rod position
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Application number
JP6895991A
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English (en)
Inventor
Kazuharu Hanazaki
一治 花崎
Toshihiko Murakami
敏彦 村上
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、連続鋳造用の
鋳型内部における湯面レベル制御の実施に際して該鋳型
への注湯量の調節手段として用いられているステッピン
グシリンダのロッド位置を高精度に制御する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】連続鋳造設備の操業に際し、鋳型内部の
湯面レベルを所定の目標レベルに保つべく行われる湯面
レベル制御は、前記鋳型内での溶鋼の冷却,凝固状態を
安定化させ、製品鋳片の品質を向上させると共に、ブレ
ークアウト等、操業の休止を強いる各種の不都合の発生
を未然に防止するために極めて重要なものである。
【0003】この湯面レベル制御は、鋳型への注湯を行
う注湯ノズルに、スライディングノズル、ストッパ装置
等の開閉手段を付設する一方、鋳型内部の湯面レベルを
逐次検出し、これと前記目標レベルとの偏差を解消すべ
く前記開閉手段の開度を調節して、鋳型への注湯量を加
減する手順にて行われる。
【0004】前記開閉手段は、従来一般的に、油圧サー
ボシリンダとサーボ弁とを備えた油圧駆動系にて駆動さ
れている。ところがこの構成においては、鋳型の直上に
位置するサーボシリンダの近くに耐熱性に劣るサーボ弁
を配し得ず、また、これらの間には設備全体の振動に起
因する位置変動が生じることから、サーボシリンダとサ
ーボ弁とを連結する長寸のフレキシブルチューブが必要
であり、サーボ弁からの送給油圧がフレキシブルチュー
ブの拡張及びこれの内部の滞留油の圧縮に供される結果
となり、サーボ弁の動作に応じてサーボシリンダが動作
するまでの間、換言すれば、湯面の変動が生じてから該
湯面の調整動作がなされるまでの間にタイムラグが生じ
、応答性の向上に限界があって、近年における鋳込速度
の高速化の要求に応え得ないという難点がある。
【0005】そこでこの難点を解消するため、近年にお
いては、サーボ弁とサーボシリンダとの組み合わせに換
えて、ステッピングシリンダにより前記開閉手段を駆動
する連続鋳造設備が実用化されている。ステッピングシ
リンダは、前記開閉手段の開閉力を発生するワークシリ
ンダにパルスモータによって駆動されるスプールを付設
し、該スプールと前記ワークシリンダのロッドとが油圧
力によりバランスするように動作するアクチュエータで
あり、油圧配管が実質的に不要となることから、湯面レ
ベル制御における応答性の大幅な向上が実現される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】さてこの種の連続鋳造
設備における湯面レベル制御は、湯面レベルの検出値と
目標レベルとの偏差を解消すべく前記パルスモータを回
転駆動し、ステッピングシリンダのロッド位置を制御す
ることにより達成されるが、このとき、前記偏差を解消
すべく発せられる制御指令が位置型の指令であるのに対
し、パルスモータの駆動には速度型の指令を必要とする
ことから、位置型の指令に対してステッピングシリンダ
のロッド位置を制御する方法が必要となる。
【0007】従来一般的に行われている第1の制御方法
は、位置型の制御指令に対してパルスモータの回転方向
のみを決定し、この結果に応じて発せられる所定量の正
転パルス又は逆転パルスによりパルスモータを駆動する
方法である。ところがこの方法は、実質的にはオンオフ
制御であり、ステッピングシリンダ本来の高応答性を活
かし得ない難点がある。
【0008】また第2の方法は、位置型の制御指令が与
えられたとき、これを現状のロッド位置と比較して、両
者間の偏差を解消すべくパルスモータの回転方向と共に
回転量を決定し、この回転量に応じた数のパルスを含む
正転パルス列又は逆転パルス列を発信して、これらの駆
動パルス列によりパルスモータを駆動する方法である。 この方法によれば、一回の駆動パルス列の発信により前
記制御指令を満足するロッド位置が速やかに得られ、第
1の方法における難点は解消されるかの如くであるが、
実際には次に示す不都合があり、応答性の向上に限界が
ある。
【0009】即ち、ステッピングシリンダのパルスモー
タは、前記駆動パルス列の発信終了に伴って瞬時に停止
しようとするが、実際には、回転体のホールドトルクの
影響によりダンピングが発生し、所定の停止位置に整定
するまでに所定の時間を必要とする。図8は、一回の駆
動パルス列の発信終了後、次の駆動パルス列が与えられ
るまでの間におけるパルスモータの速度変化及びステッ
ピングシリンダのロッド位置変化を示すタイムチャート
である。
【0010】本図に示す如く、駆動パルス列は、所望の
回転量を可及的に速やかに得るべくパルスモータの自起
動周波数に相当する周波数を有しており、この駆動パル
ス列の発信終了後パルスモータは、最大速度から急減速
されるため、回転体のホールドトルクの影響により、逆
方向のオーバシュートが生じることが避けられず、これ
の最大点を起点とするダンピングが発生し、これが除々
に減衰して0速度に整定する挙動を示す。従って、この
パルスモータの回転に応じて動作するステッピングシリ
ンダのロッド位置にもまた、パルスモータの速度が前記
急減速中に最初に0となる時点に最初のピークを有する
ダンピングが発生し、これが除々に減衰して、前記制御
指令に対応する所定の目標位置に整定する挙動を示す。
【0011】一方、駆動パルス列の発信は、上位のコン
トローラから所定の制御周期毎に発せられる制御指令に
応じて行われるため、一回の駆動パルス列の発信終了後
、次なる駆動パルス列の発信が前記ダンピングの整定前
に行われることもあり、しかもこの駆動パルス列による
回転方向が、その時点におけるパルスモータのダンピン
グの方向と一致している場合、脱調を招来して以降の精
度確保が困難となる虞がある。
【0012】この難点は、駆動パルス列の発信周期、即
ち制御周期を増し、前記ダンピングの整定後に次なる駆
動パルス列が発信されるようにすること、及び駆動パル
ス列の周波数を下げてパルスモータの回転速度を自起動
周波数以下に制限し、発信終了後におけるダンピングを
抑制することによりある程度は解消されるが、これらは
いずれも、応答性の向上に逆行するものであり、ステッ
ピングシリンダ本来の高応答性を十分に活かし得ない結
果となる。
【0013】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、位置型の指令に従うステッピングシリンダのロ
ッド位置制御を、可及的に高い応答性にて実現する制御
方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係るステッピン
グシリンダのロッド位置制御方法の第1の方法は、パル
スモータの回転に応じて動作するステッピングシリンダ
のロッド位置を検出し、これを所定の目標位置と比較し
て、両者間の偏差を解消すべく前記パルスモータの回転
方向と回転量とを求め、該回転方向に対応する向きと前
記回転量に対応する数とを有する駆動パルス列を発信し
て前記パルスモータを回転駆動するステッピングシリン
ダのロッド位置制御方法において、前記駆動パルス列の
発信終了後、次なる駆動パルス列の発信開始前に、前記
パルスモータのダンピング挙動に関連する所定のタイミ
ングにて制振パルスを発信することを特徴とし、また第
2の方法は、第1の方法に加えて、前記駆動パルス列の
発信終了前における数パルスの周期を、最終的に所定の
長さとなすべく順次増大させることを特徴とし、また第
3の方法は、駆動パルスの発信終了後にパルスモータに
発生するダンピングを検出し、次の駆動パルス列の発信
開始に際し、この駆動パルス列による回転方向と前記ダ
ンピングの方向とが一致する場合、前記発信開始を所定
時間遅延させることを特徴とし、また第4の方法は、第
3の方法を第1の方法又は第2の方法と併せて行うこと
を特徴とし、更に第5の方法は、第1、第2,第3又は
第4の方法を、その回転軸にメカニカルダンパを付設し
てなるパルスモータに対して実施することを特徴とする
。
【0015】
【作用】本発明の第1の方法においては、駆動パルス列
の発信終了後、次の駆動パルス列を発信するまでの間、
即ちダンピングが生じている間に、パルスモータに所定
の制振パルスを与え、その時点におけるダンピングを相
殺するように駆動して、ダンピングの整定に要する時間
を短縮する。また第2の方法においては、駆動パルス列
の発信終了前の数パルスの周期を順次増し、発信終了時
点におけるパルスモータの回転速度を下げ、発信終了後
に発生するダンピングの振幅を調節して、前記制振パル
スによるダンピングの相殺効果を増し、より速やかな整
定を実現する。また第3の方法においては、駆動パルス
列の発信終了後に発生するダンピングを検出して、この
振動の継続中に次なる駆動パルス列の発信を開始する際
に、この駆動パルス列による駆動方向とダンピングの方
向とを調べ、両者が一致する場合、即ち脱調を招来する
虞がある場合、発信開始を所定時間、具体的には、ダン
ピングの周期の半周期分遅らせて、脱調の発生を回避す
る。また第4の方法においては、第1又は第2の方法と
第3の方法とを併せて行い、ダンピングの早期の整定と
これによる脱調の発生とを共に解消し、更に短い周期で
の制御を可能とする。更に第5の方法においては、メカ
ニカルダンパを回転軸に付設してあるパルスモータを用
い、ダンピングそのものを抑制した状態で第1ないし第
4の方法を実施し、高応答性を実現する。
【0016】
【実施例】以下本発明をその実施例を示す図面に基づい
て詳述する。図1は連続鋳造設備の湯面レベル制御にお
ける本発明に係るステッピングシリンダのロッド位置制
御方法(以下本発明方法という)の実施状態を示す模式
図である。
【0017】図中Tは、その内部に溶鋼3を貯留するタ
ンディッシュである。該タンディッシュTの下方に適長
離隔した位置には筒形をなす鋳型Mが配してあり、該鋳
型Mの内部には、タンディッシュTの底面にその基端を
開口させた浸漬ノズル4が延設されている。而して、タ
ンディッシュT内の溶鋼3は、浸漬ノズル4を介して鋳
型Mに注入され、該鋳型Mの内壁との接触により冷却さ
れて外側を凝固シェル50にて被覆された鋳片5となり
、鋳型Mの下方に連続的に引抜かれる。そしてこの引抜
きの間に更に冷却されて、内側にまで凝固が進行した後
に適宜の寸法に切断され、圧延等の後工程における素材
となる製品鋳片が得られる。
【0018】浸漬ノズル4の中途には、これの長手方向
と略直交する面内にて摺動するゲート板60を備えたス
ライディングノズル6が固設してあり、該スライディン
グノズル6の開度調節により前記鋳型Mへの注湯量が加
減されるようになしてある。前記ゲート板60は、パル
スモータ8を一体的に備えたステッピングシリンダ7の
出力ロッドの先端に連結してある。ステッピングシリン
ダ7は、パルスモータ8の回転に応じて位置決めされる
スプールを内蔵し、該スプールと出力ロッドとが油圧力
によりバランスするように動作するアクチュエータであ
り、スライディングノズル6の開度、即ち鋳型Mへの注
湯量は、パルスモータ8の回転に伴うステッピングシリ
ンダ7の動作に応じて調節される。また鋳型Mの上側に
は、該鋳型M内部の溶鋼3の表面に臨ませてレベル検出
器9が設置してあり、制御対象となる湯面レベルは、こ
のレベル検出器9にて検出されるようになしてある。
【0019】而して、以上の如き構成の連続鋳造設備に
おける湯面レベル制御は、上位の位置型コントローラで
ある開度制御部1と、下位の速度型コントローラである
シリンダ制御部2とを備えたレベル制御装置の動作によ
り行われる。
【0020】開度制御部1には、レベル検出器9により
検出された鋳型M内の現状の湯面レベルと、予め設定さ
れた目標レベルとの偏差が与えられており、この偏差を
用いたPID演算により、開度制御部1は、スライディ
ングノズル6における開度変更量、即ちステッピングシ
リンダ7におけるロッド位置変更量を求め、この結果を
開度指令ΔSとしてシリンダ制御部2に与えると共に、
前記演算の実施周期、即ち、制御周期tをシリンダ制御
部2に出力する。
【0021】シリンダ制御部2には、前記開度指令ΔS
及び制御周期tと共に、パルスモータ8の回転軸に取付
けたロータリエンコーダ等の回転位置検出器10から、
パルスモータ8の回転挙動を示す信号aが与えられてい
る。シリンダ制御部2は、位置型の指令である前記開度
指令ΔSを用い、後述する演算によりパルスモータ8の
回転方向及び回転量を求め、この回転量に相当する数の
パルスと、前記回転方向に対応する向きとを有する駆動
パルス列(正転パルス列又は逆転パルス列)をパルスモ
ータ8の駆動回路80に出力する動作をなす。
【0022】図2は、シリンダ制御部2の内部構成を示
すブロック図である。本図に示す如くシリンダ制御部2
は、加算器20、除算器21及びパルス発生器22を備
えてなり、開度制御部1から出力される開度指令ΔSは
、前記加算器20に与えられている。該加算器20は、
この開度指令ΔSに後述の如く発生する端数ΔS″を加
算し、得られた補正開度ΔS′を除算器21に出力する
。除算器21には、一回のパルス出力に応じたパルスモ
ータ8の回転により生じるステッピングシリンダ7のロ
ッド位置変化量、即ち、ステッピングシリンダ7の分解
能ΔNが設定されており、除算器21は、加算器20か
ら与えられる補正開度ΔS′をこのΔNにて除算し、得
られた商Nをパルス発生器22に出力すると共に、除算
の結果として生じた端数ΔS″を加算器20にフィード
バック出力する。
【0023】以上の過程において、除算器21から出力
される商Nの絶対値は、前記補正開度ΔS′を得るため
に必要なパルスモータ8の回転量を示し、また、前記商
Nの正負は、パルスモータ8の回転方向を示している。 パルス発生器22は、前記回転量に相当する数のパルス
を有する正転パルス列又は逆転パルス列を、前記回転方
向に応じて発生し、パルスモータ8の駆動回路80に発
信する動作をなし、これらの駆動パルス列によりパルス
モータ8が回転駆動されて、ステッピングシリンダ7の
ロッド位置が変化する。
【0024】なおこのとき、除算器21での除算は、開
度制御部1が出力する開度指令ΔSに前回の除算により
生じた端数ΔS″を加算した補正開度ΔS′に対して行
われるから、各制御機会において発生する端数ΔS″が
切捨てられることがなく、パルス発生器22が逐次発信
する駆動パルス列によるパルスモータ8の駆動により、
前記開度指令ΔSが精度良く実現される。またパルス発
生器22が発する駆動パルス列の周波数としては、パル
スモータ8を可及的に大きい速度にて駆動して応答性を
向上せしめるべく、該パルスモータ8の自起動周波数が
採用されている。
【0025】以上の如きシリンダ制御部2の動作は、開
度制御部1における前記制御周期t毎に行われており、
各動作時において駆動パルス列の発信が終了した後、パ
ルスモータ8のホールドトルクの影響により、該パルス
モータ8の回転軸及びステッピングシリンダ7のロッド
には、前述した如きダンピング(図8参照)が発生する
。開度制御部1から出力されるこの制御周期tと、回転
位置検出器10が出力するパルスモータ8の回転挙動信
号aは、速度パターン発生器22に与えられており、こ
れらを用いてパルス発生器22は、前記駆動パルス列の
発信動作に加えて、前述のダンピングを抑制し、またこ
れに起因する脱調の発生を防止すべく、次に示す如き夫
々の動作を行う。
【0026】第1にパルス発生器22は、一回の駆動パ
ルス列の発信終了後、次なる駆動パルス列の発信開始前
に、パルスモータ8のダンピング挙動に関連する所定の
タイミングにて制振パルスを発信する動作をなす。図3
は、この動作が行われた場合におけるパルスモータ8の
速度変化及びステッピングシリンダ7のロッド位置変化
を示すタイムチャートである。
【0027】本図に示す如く、一方向への駆動パルス列
、例えば正転パルスの発信終了に伴って、最大速度にて
正転駆動されていたパルスモータ8の回転速度は急速に
低下するが、このとき回転体のホールドトルクの影響に
より、0速度の状態に速やかに整定することはなく、一
旦逆方向にオーバシュートして所定の逆転速度を有する
ようになり、これのピーク位置を起点とするダンピング
が発生する。従ってこのとき、パルスモータ8にて駆動
されるステッピングシリンダ7のロッド位置は、パルス
モータ8の速度が最初に0速度を通過する時点に最大の
ピークを有するダンピングが発生し、これが除々に減衰
して、前記開度指令ΔSに対応する所定の目標位置に整
定する挙動を示す。
【0028】パルス発生器22は、前記回転位置検出器
10から与えられる回転挙動信号aによりパルスモータ
8のダンピング挙動を監視し、この挙動に関連する所定
のタイミング、具体的には、パルスモータ8の速度が最
初に0速度を通過する時点、即ちステッピングシリンダ
7のロッド位置が最初のピークに達した時点において、
先に終了した駆動パルス列と同方向に1回のパルス出力
(制振パルス)を発信する動作をなす。この発信時点は
、そのホールドトルクの影響によりパルスモータ8が逆
転を開始しようとする時点であり、このとき前記制振パ
ルスは、先に終了した駆動パルス列と同方向、即ち正転
方向のトルクをパルスモータ8に加え、前記ホールドト
ルクの大部分を相殺する作用をなす。
【0029】従って、図3に示す如く、パルスモータ8
の回転速度が0速度を通過した後における逆転方向のオ
ーバシュート量が減少し、これを起点とする以降のダン
ピング振動の振幅が小さくなって、0速度に整定するま
での時間、即ちステッピングシリンダ7のロッド位置が
整定するまでの時間が大幅に短縮される。そしてこのこ
とは、駆動パルス列の発信を終了した後、次なる駆動パ
ルス列の発信を開始するまでの時間(t0 )の短縮が
可能であり、このことは、開度制御部1における制御周
期tを脱調の虞なく短縮し得ることを示しており、ステ
ッピングシリンダ7本来の高応答性を十分に活かしての
ロッド位置制御が可能となる。以上の動作は本発明の第
1の方法に従うものである。
【0030】第2にパルス発生器22は、前述の如く決
定されるパルス数を有する駆動パルス列中の発信終了前
における数パルスの周期を順次増大させる動作を、前記
制振パルスの発信に加えて行う。図4は、この動作が行
われた場合におけるパルスモータ8の速度変化及びステ
ッピングシリンダ7のロッド位置変化を示すタイムチャ
ートである。
【0031】この場合パルス発生器22からの駆動パル
ス列の発信は、図示の如く、初期にはパルスモータ8の
自起動周波数に相当する周期にて行われ、発信終了前に
除々に増大せしめられて、最終的に所定のパルス間周期
Δtを実現して終了する。パルスモータ8の回転速度は
、駆動パルス列におけるパルス間周期の増大、即ち、周
波数の減少に伴って減少するから、前述の如き周期調節
が行われた場合、パルスモータ8の回転速度は、図4に
示す如く、その最大速度から滑らかに減少し、前記周期
Δtに相当する最終速度ΔVに達し、駆動パルス列の発
信終了に応じて急減する。
【0032】そして前述の如く、パルスモータ8の回転
速度が0速度を通過して反転する結果、ステッピングシ
リンダ7のオーバシュートが発生するが、このとき発生
するオーバシュート量Δhは、パルスモータ8の急減速
の開始時点、即ち駆動パルス列の発信終了時点における
回転速度ΔVに対応し、換言すれば、ステッピングシリ
ンダ7に生じるオーバシュート量Δhは、先にこれに与
えられる駆動パルス列の発信終了時点における最終の周
期Δtにより調整できる。従って前記制振パルスによる
制振効果が顕著に生じるように、より具体的には、ステ
ッピングシリンダ7のオーバシュート量Δhが、これの
ピーク時に発せられる制振パルスによる付加トルクによ
って略完全に相殺されるように前記周期Δtを選定し、
最終的にこの周期Δtを得るべく駆動パルス列中の最終
パルスから数パルス間の周期を除々に増大させた場合、
制振パルスの発信により以降のダンピング振動を略完全
に整定できることになり、開度制御部1における制御周
期tの更なる短縮が可能となる。
【0033】なお、駆動パルス列中の周期調節を行うパ
ルスの数は適宜に設定すればよく、また、前記除算器2
1からの入力によりパルス発生器22内にて決定された
総パルス数の内の所定の割合のパルス数が自動的に周期
調節されるようにしてもよい。更に、これらのパルス間
の周期の増加態様は、これによる減速が滑らかに行われ
ることを考慮して適宜に設定すればよい。パルス発生器
22の以上の動作は、本発明の第2の方法に従うもので
ある。
【0034】第3にパルス発生器22は、前記回転位置
検出器10から与えられる回転挙動信号aにより、各駆
動パルス列の発信終了後に生じるパルスモータ8のダン
ピング挙動を監視する一方、開度制御部1から与えられ
る制御周期tにより次なる駆動パルス列の発信開始時点
を認識し、この時点においてダンピング振動の方向を調
べ、これと駆動パルス列による回転の方向とを比較して
、両者が一致する場合にのみ、前記駆動パルス列の発信
開始を所定時間遅延させる動作をなす。図5は、この動
作が行われた場合におけるパルスモータ8の速度変化及
びステッピングシリンダ7のロッド位置変化を示すタイ
ムチャートである。
【0035】本図に示す如く、例えば、正転パルスの発
信終了に伴って、最大速度にて正転駆動されていたパル
スモータ8の回転速度は急速に低下し、0速度を通過し
て所定の逆転速度を有するようになり、これのピーク位
置を起点とするダンピングが発生する。このダンピング
は、パルスモータ8のホールドトルクに起因するもので
あり、次なる駆動パルス列がこのダンピング中に発信さ
れ、このダンピング振動の方向が前記駆動パルス列によ
り得られる回転の方向と一致する場合には、前記ホール
ドトルクと駆動パルス列により加えられる回転トルクと
の相乗作用により、前述の如く脱調を招来して以降の精
度確保が困難となるが、逆に両者が異なる場合、前記駆
動パルス列によるパルスモータ8の駆動が阻害されない
ため、脱調を招来する虞は少ない。
【0036】パルス発生器22において行われる駆動パ
ルス列の発信開始遅延動作は、以上の知見に基づいてな
されるものであり、図5に示す如く、例えば、正転パル
ス列の終了に伴ってパルスモータ8にダンピングが発生
し、このダンピングが逆転側にある間に次の逆転パルス
列の発信が必要となった場合、この発信の開始を本来の
開始時点(図中に破線にて示す時点)から所定時間、具
体的には、前記ダンピングの略半周期分に相当する時間
t2 だけ遅延させて行う。この遅延処理により、駆動
パルス列により得られる回転の方向とダンピング振動の
方向とを常に異ならせることができ、先の駆動パルス列
による駆動の結果として生じたダンピングの継続中に、
脱調を招来することなく次なる駆動パルス列を発信する
ことが可能となり、駆動パルス列の発信周期、即ち開度
制御部1による制御周期tを短縮した状態にてステッピ
ングシリンダ7のロッド位置制御を支障なく行い得る結
果となる。以上の動作は本発明の第3の方法に従うもの
である。
【0037】なおこの方法は、ダンピングの抑制を目的
とした前記第1,第2の方法と併用することができ、こ
の併用により前記制御周期tの更なる短縮が実現され、
ステッピングシリンダ7本来の高応答性を十分に活かし
た状態でのロッド位置制御が可能となる。この併用が本
発明の第4の方法に相当する。
【0038】本発明の第5の方法は、以上の如きパルス
発生器22の動作に加えて、ステッピングシリンダ7を
駆動するパルスモータ8にメカニカルダンパを付設する
ことにより、前述の如く発生するダンピングの減衰を促
進し、前記第1〜第4の方法をより有効に実施しようと
するものである。
【0039】図6は、メカニカルダンパを付設してなる
パルスモータ8の一例を示す模式図、図7は、駆動パル
ス列停止後におけるこのパルスモータ8の速度変化の挙
動を示すタイムチャートである。
【0040】図6に示す如く、パルスモータ8へのメカ
ニカルダンパの付設は、該パルスモータ8の回転軸の外
部への突出端にゴム等の弾性材からなる薄肉の弾性円板
81を嵌着し、この弾性円板81の外周に適宜の重量を
有する重錘環82を固設することにより実現される。こ
の構成においては、駆動パルス列によるパルスモータ8
の一定速度での駆動は、重錘環82の慣性により阻害さ
れることなく行われるが、前記駆動パルス列の発信終了
と共に正逆の反転を伴って生じるダンピングは、弾性円
板81の弾性を介して作用する重錘環82の慣性によっ
て阻害される。従ってこのパルスモータ8は、図7中に
破線にて示すメカニカルダンパなしの場合と比較して、
初期の振幅そのものが小さい上、時間経過に伴う減衰程
度が大きく、速やかに整定するダンピング挙動を示し、
このようなパルスモータ8に対して前記第1〜第4の方
法を実施した場合、各方法における効果がより有効に得
られる。
【0041】なお本実施例においては、連続鋳造設備に
おける鋳型内の湯面レベル制御における適用例について
説明したが、本発明方法の適用範囲はこれに限るもので
はなく、位置型の指令に従ってステッピングシリンダを
制御することが要求されるあらゆる用途に適用可能であ
ることは言うまでもない。
【0042】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明方法においては
、位置型の指令に基づいて発信される駆動パルス列をス
テッピングシリンダの駆動用パルスモータへ与えた際に
生じるダンピングの整定に要する時間が、このダンピン
グ挙動に関連する所定のタイミングにて制振パルスを発
信し、前記パルスモータをその時点でのダンピングを相
殺すべく駆動することにより、またこれに加えて駆動パ
ルス列の発信終了前の数パルスの周期を順次増し、発信
終了時点におけるパルスモータの回転速度を低下させ、
この後に発生するダンピングの振幅を調節して、前記制
振パルスによるダンピングの相殺効果を増すことにより
大幅に短縮されるから、極めて短い制御周期下でのロッ
ド位置制御が可能となり、応答性の大幅な向上が実現さ
れる。また、駆動パルス列の発信終了後に発生するダン
ピングを検出して、このダンピングの継続中に次なる駆
動パルス列の発信を開始する際に、この駆動パルス列に
よる駆動方向とダンピングの方向とを調べ、両者が一致
し脱調を招来する虞がある場合にのみ前記駆動パルス列
の発信開始を所定時間遅らせているから、ダンピングの
継続中に脱調を招来することなく次なる駆動パルス列を
発信することができ、これによる制御周期の短縮、即ち
応答性の向上もまた実現される。更に、第1又は第2の
方法と第3の方法とを併せて行うことにより、またパル
スモータの回転軸にメカニカルダンパを付設し機械的な
制振作用を持たせることにより、更なる応答性の向上が
実現される。従って本発明方法によれば、位置型の指令
に従うステッピングシリンダのロッド位置制御を該ステ
ッピングシリンダ本来の高応答性を十分に活かした状態
にて行い得る結果となり、例えば、連続鋳造設備におけ
る湯面レベル制御へ適用した場合、高精度にて高応答性
でのレベル制御が可能となり、鋳込速度の高速化に対応
でき、生産性の向上に寄与できる等、本発明は優れた効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の連続鋳造設備の湯面レベル制御に
おける実施状態を示す模式図である。
【図2】シリンダ制御部の内部構成を示すブロック図で
ある。
【図3】本発明の第1の方法を実施した場合におけるス
テッピングシリンダのロッド位置変化及び駆動用パルス
モータの速度変化を示すタイムチャートである。
【図4】本発明の第2の方法を実施した場合におけるス
テッピングシリンダのロッド位置変化及び駆動用パルス
モータの速度変化を示すタイムチャートである。
【図5】本発明の第3の方法を実施した場合におけるス
テッピングシリンダのロッド位置変化及び駆動用パルス
モータの速度変化を示すタイムチャートである。
【図6】本発明の第5の方法の実施に用いるパルスモー
タの一例を示す模式図である。
【図7】このパルスモータの駆動パルス列の停止後にお
ける挙動を示すタイムチャートである。
【図8】従来のステッピングシリンダのロッド位置制御
におけるステッピングシリンダのロッド位置変化及び駆
動用パルスモータの速度変化を示すタイムチャートであ
る。
【符号の説明】
1  開度制御部 2  シリンダ制御部 6  スライディングノズル 7  ステッピングシリンダ 8  パルスモータ 20  加算器 21  除算器 22  パルス発生器 80  駆動回路 81  弾性円板 82  重錘環 M  鋳型 T  タンディッシュ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  パルスモータの回転に応じて動作する
    ステッピングシリンダのロッド位置を検出し、これを所
    定の目標位置と比較して、両者間の偏差を解消すべく前
    記パルスモータの回転方向と回転量とを求め、該回転方
    向に対応する向きと前記回転量に対応する数とを有する
    駆動パルス列を発信して前記パルスモータを回転駆動す
    るステッピングシリンダのロッド位置制御方法において
    、前記駆動パルス列の発信終了後、次なる駆動パルス列
    の発信開始前に、前記パルスモータのダンピング挙動に
    関連する所定のタイミングにて制振パルスを発信するこ
    とを特徴とするステッピングシリンダのロッド位置制御
    方法。
  2. 【請求項2】  前記駆動パルス列の発信終了前におけ
    る数パルスの周期を、最終的に所定の長さとなすべく順
    次増大させる請求項1記載のステッピングシリンダのロ
    ッド位置制御方法。
  3. 【請求項3】  パルスモータの回転に応じて動作する
    ステッピングシリンダのロッド位置を検出し、これを所
    定の目標位置と比較して、両者間の偏差を解消すべく前
    記パルスモータの回転方向と回転量とを求め、該回転方
    向に対応する向きと前記回転量に対応する数とを有する
    駆動パルス列を発信して前記パルスモータを回転駆動す
    るステッピングシリンダのロッド位置制御方法において
    、前記駆動パルスの発信終了後に前記パルスモータに発
    生するダンピングを検出し、次なる駆動パルス列の発信
    開始に際し、この駆動パルス列による回転方向と前記ダ
    ンピングの方向とが一致する場合、前記発信開始を所定
    時間遅延させることを特徴とするステッピングシリンダ
    のロッド位置制御方法。
  4. 【請求項4】  請求項3記載の方法を併せて行う請求
    項1又は請求項2記載のステッピングシリンダのロッド
    位置制御方法。
  5. 【請求項5】  その回転軸にメカニカルダンパを付設
    してなるパルスモータに対して実施する請求項1ないし
    請求項4記載のステッピングシリンダのロッド位置制御
    方法。
JP6895991A 1991-03-07 1991-03-07 ステッピングシリンダのロッド位置制御方法 Pending JPH04281395A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009542120A (ja) * 2006-06-21 2009-11-26 株式会社オプトエレクトロニクス 画像安定化装置の制御方法

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JP2009542120A (ja) * 2006-06-21 2009-11-26 株式会社オプトエレクトロニクス 画像安定化装置の制御方法

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