JPH04282903A - アレーアンテナ装置 - Google Patents

アレーアンテナ装置

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JPH04282903A
JPH04282903A JP3070596A JP7059691A JPH04282903A JP H04282903 A JPH04282903 A JP H04282903A JP 3070596 A JP3070596 A JP 3070596A JP 7059691 A JP7059691 A JP 7059691A JP H04282903 A JPH04282903 A JP H04282903A
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JP
Japan
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antenna
array antenna
frequency band
reflector
conductor
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Application number
JP3070596A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Miyashita
裕章 宮下
Isamu Chiba
勇 千葉
Takashi Kataki
孝至 片木
Tetsuya Miyabayashi
宮林 哲也
Takamasa Furuno
孝允 古野
Yoshiyuki Chatani
茶谷 嘉之
Morio Higa
比嘉 盛雄
Shinkei Orime
晋啓 折目
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、通信用アレーアンテ
ナ装置において、多周波共用、偏波共用にした給電線路
一体型アレーアンテナ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図16は、例えばJ.R.James,
P.S.Hall著、“Handbook  of  
Microstrip  Antennas  vol
.2”,Peter  Peregrinus  Lt
d,London,pp1282,fig.23.26
.に示された2周波数共用アレーアンテナの図である。 同図において、1は素子アンテナ放射導体、2は給電線
路、3は誘導体層としての誘導体基板、4は地導体であ
る。
【0003】このアンテナでは、素子アンテナとして2
種類のマイクロストリップアンテナを用い、素子アンテ
ナ放射導体1下部に設けられた1枚の導体板をマイクロ
ストリップアンテナおよびマイクロストリップ線路の地
導体4として共有し、2周波数共用特性を得ている。
【0004】図14,図15は、例えば、電子通信学会
刊行、昭和55年度電子通信学会光・電波部門全国大会
予稿集67“開口共用X,Kuバンドプリント化スロッ
トアレイアンテナ”、発表者沼崎正  他、に示された
2周波数2偏波共用アレーアンテナの平面図及び断面図
である。各図において、5は高周波数帯用スロットアン
テナ、6は低周波数帯用スロットアンテナ、7はスルホ
ール、8はトリプレート線路、9は高周波数帯給電コネ
クタ、10は低周波数帯給電コネクタである。
【0005】このアンテナでは、使用周波数の異なるス
ロットアンテナ5,6をそれぞれの偏波が直交するよう
に配置し、各周波数毎にトリプレート線路8層をアンテ
ナ開口下部に設け、必要な給電層間の接続をスルホール
7を用いて行うことにより2周波で直交偏波を放射する
アレーアンテナを得ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の多周波共用、偏
波共用アレーアンテナでは、たとえば全ての給電線路を
素子アンテナの下部に設けた場合、給電線路の層の数が
増え、さらに、たがいを接続するためのスルホールなど
が必要になり、給電回路の構成が複雑になる、また、そ
れぞれのアンテナ部を独立に設計できない、という問題
があった。
【0007】また、地導体などの給電線路や素子アンテ
ナの構成要素の一部を各々で共有した場合は、誘電体基
板の厚さなどの各アンテナや給電線路のパラメータを独
立に選ぶことができず、設計上の自由度が減る、という
問題があった。
【0008】また、従来の多周波共用、偏波共用アレー
アンテナではアンテナ開口部に開口面積と同程度の平面
導体地板を有しているので、地板を折り曲げるなどして
アレーアンテナの放射指向性や利得を変化させることが
できない、という問題があった。
【0009】また、素子アンテナの放射導体と給電線路
を同一平面内に設けた場合、給電線路の占有面積のため
に、アンテナの面積が増大する、また、給電線路からア
ンテナ主放射方向への不要放射が生ずる、また、給電線
路が長くなる場合、損失が無視できなくなるという問題
があった。
【0010】この発明は上記のような問題を解決するた
めになされたもので、各周波数や偏波でそれぞれ独立に
設計でき、多周波数共用,偏波共用が可能で、所望の広
角指向性,利得が得られ、給電線路からの不要放射の低
減、占有面積の縮小、給電線路の損失の軽減という特性
の全て、または一部を有するアレーアンテナ装置を得る
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明によるアレーアンテナ装置は、第1の発
明では、多周波数共有の特性を得る場合に、誘電体層(
誘電体基板14a,14b)の表面に単一周波数帯で使
用する複数の素子アンテナ(プリント化ダイポール13
)、および導体部が波長に比べて細くそれのみで独立に
動作する給電線路(平行2線路15,マイクロストリッ
プ線路16,変換器17)を同時に設け、使用周波数帯
の異なったそれらの独立層(アンテナ部11,12)を
複数積み重ねることにより、また、第2の発明では、偏
波共用の特性を得る場合に、1つの層の素子アンテナ(
プリント化ダイポール13)の偏波方向は一定とし、異
なる層同志の偏波は異なる方向に向けて配置することに
より、また、第3の発明では、所望の広角指向性や利得
を得るために、素子アンテナ(プリント化ダイポール1
3)および給電線路(平行2線路15,マイクロストリ
ップ線路16)を設けた誘電体層(誘電体基板14a,
14b)の下部に、適当な形状の導体反射板22や周波
数選択反射板23を設けることにより、所望の特性を得
るものである。
【0012】
【作用】この発明においては、各周波数、各偏波での素
子アンテナ(プリント化ダイポール13)およびその給
電線路(平行2線路15,マイクロストリップ線路16
,変換器17)をそれ単体で独立に動作するようにして
いるので、設計が容易であり、さらに、導体部が波長に
比べて細い給電線路(平行2線路15,マイクロストリ
ップ16,変換器17)を用いているので、各素子アン
テナ(プリントダイポール13)と給電線路(平行2線
路15,マイクロストリップ線路16,変換器17)の
干渉による放射指向性への影響が低減できる。さらに、
アンテナ開口部に開口部と同程度の大きさの平面導体地
板(地導体4)を設ける必要がないので、アンテナの下
部に任意形状の導体反射板22や周波数選択反射板23
を設けることができ、アンテナの広角放射指向性や利得
を所望のものとすることができる。
【0013】
【実施例】実施例1.以下、本発明の請求項1に対応す
る一実施例を図を用いて説明する。図1,図2,図3,
図4は、本発明において、2周波数帯共用プリント化ダ
イポールアレーアンテナを得る場合の構成図である。以
下、2つの周波数帯を高周波数帯、低周波数帯と呼ぶこ
とにする。図1はこのアンテナの断面図であり、図1に
おいて、11は高周波数帯用アンテナ部、12は低周波
数帯用アンテナ部、13は素子アンテナとしてのプリン
ト化ダイポール、14a,14bは誘電体層としての誘
電体基板、15は導体部が波長に比べて細い平行2線路
であり、これは図2に示すように一枚の絶縁基板15H
の両面に平行な導体15I,15Iを設けて成る。16
は導体部が波長に比べて細いマイクロストリップ線路で
あり、これは図3に示すように一枚の絶縁基板16Hの
表面に導体16Iを設けて成る。図4は高周波数帯用ア
ンテナ部11および低周波数帯用アンテナ部12の上視
図である。図4において、17は導体部が波長に比べて
細いマイクロストリップ線路平行2線路変換器である。 すなわち、各誘電体基板14a,14bを電波の入,出
射方向(矢印a方向)に、2層順次配置し、各誘電体基
板14a,14bの表面,裏面に互に対向するプリント
化ダイポール13を設け、各ダイポール13に、平行2
線路15,変換器17,マイクロストリップ線路16を
接続して高周波,低周波のアンテナ部11,12として
構成している。この場合、高周波数帯用アンテナ部11
は低周波数帯用アンテナ部12よりも、ダイポール13
が高周波数帯に適するように小面積となっている。上記
平行2線路15,マイクロストリップ線路16及び変換
器17で給電線路が構成される。
【0014】次に、動作について説明する。高周波数帯
の電磁波を送受信する場合は、アンテナ部11を用い、
このアンテナ部11の層上の給電線路を用いる。低周波
数帯の電磁波を送受信する場合は、アンテナ部12を用
い、アンテナ部12の層上の給電線路を用いる。アンテ
ナ部11はアンテナ部12からの放射波の一部を遮断す
るが、給電線路として導体部が波長に比べて細いマイク
ロストリップ線路16および平行2線路15を用いるこ
とにより、実用上問題ないように低減されている。また
、このような構成にするとアンテナ部11,12各部を
独立に設計できるので、設計が非常に簡単になるという
利点がある。また、本実施例では、2周波数共用アレー
アンテナを取り上げているが、さらに多周波数でのアン
テナの運用が必要な場合は、必要な周波数分だけアンテ
ナ部の層を増やせば良い。その場合も、各アンテナ部が
層別に独立に設計できるという利点は変わらない。また
、アンテナ各層を曲面状に曲げても同様な特性が得られ
る。
【0015】つぎに、素子アンテナとしてマイクロスト
リップアンテナを用いた場合の2周波数共用アレーアン
テナの一実施例を図5,図6に示す。図5はこのアンテ
ナの断面図であり、18はマイクロストリップアンテナ
放射導体、19はマイクロストリップアンテナ地導体で
ある。図6はこのアンテナ各層の上視図である。動作は
、図1,図2,図3,図4のプリント化ダイポールアレ
ーアンテナと同様なので省略する。
【0016】以上のような構成により、請求項1に対応
する2周波数帯共用アレーアンテナが得られる。
【0017】実施例2.次に、請求項2に対応する偏波
共用アレーアンテナの一実施例について述べる。図7は
、素子アンテナとして図4と同様なプリント化ダイポー
ルアンテナを用いた場合の偏波共用アレーアンテナの構
成図であり、図7において、20は水平偏波用アンテナ
部、21は垂直偏波用アンテナ部である。アンテナ部2
0,21は互いの偏波方向が直交するように配置されて
いる。
【0018】次に、動作について説明する。水平偏波を
得たい場合はアンテナ部20の層の給電線路に給電し、
垂直偏波を得たい場合はアンテナ部21の層の給電線路
に給電する。このような構成にすると、例えば同一周波
数で偏波共用アレーアンテナを得たい場合、同一素子ア
ンテナを層間の配置を変えるだけでそのまま用いる事が
でき、設計が簡略化される。もちろん各層の素子アンテ
ナとして種類の異なったものを用いてもかまわない。ま
た、周波数の異なった2偏波を得たい場合には、各層で
の素子アンテナとして所望の周波数特性を持つものを用
いれば良い。さらに、実施例1で述べたのと同様に、各
アンテナ層を独立に設計できるので、容易に多周波数で
の偏波共用アンテナを得ることもできる。その場合、所
望の周波数帯において所望の偏波数だけアンテナ層を設
計し、互いに積み重ねるだけでよい。
【0019】以上の構成により、請求項2に対応する偏
波共用アレーアンテナを得ることができる。
【0020】実施例3.ここでは、請求項3に対応する
本発明の実施例を述べる。図8は、複数のアンテナ部1
1,12の層の下部に導体反射板22を設け、広角指向
性の改善をした2周波数帯共用アレーアンテナの一実施
例である。図8において、11は図1のプリント化ダイ
ポールアレーアンテナを用いた高周波数アンテナ部、1
2は図1のプリント化ダイポールアレーアンテナを用い
た低周波数アンテナ部、22は導体反射板であり、構成
としては、図1,図4の2周波数帯共用アレーアンテナ
の下部に反射板を装荷した形になっている。
【0021】次に、動作について説明する。アンテナ部
11,12から導体反射板22までの距離を適当に選び
、アンテナ部11,12からの直接波と導体反射板22
からの反射波、回折波の干渉強度を調整することにより
、各周波数帯で所望の広角指向性を得ている。また、本
実施例では、広角指向性のみならずアンテナ正面方向で
の利得向上も可能である。本実施例は素子アンテナとし
てプリント化ダイポールアンテナを用いているので、各
周波数帯でのアンテナ部11,12から反射板22まで
の距離を1/4波長程度に選ぶことにより、反射板付き
プリント化ダイポールアレーアンテナとして動作させる
ことができ、利得が向上する。また、反射板22を共有
することができるので構造も簡単になる。また、使用周
波数の高いダイポールアンテナ層から順番に反射板22
の上に積み重ねることにより、多周波数帯で使用できる
反射板付きダイポールアレーアンテナも容易に得ること
ができる。
【0022】次に、アンテナ層の下部に周波数選択反射
板23を設けた場合の2周波数帯共用プリント化ダイポ
ールアレーアンテナの一実施例を図9に示す。図9にお
いて、23は2つの使用周波数帯の一方を透過し、一方
を反射する周波数選択反射板であり、全体の構成は図8
において、導体反射板22を周波数選択反射板23で置
き換えたものになっている。
【0023】次のその動作について説明する。周波数選
択反射板23は、透過周波数帯においてはアンテナ放射
指向性特性に寄与せず、反射周波数帯においては、アン
テナ放射指向性特性に対して導体反射板22と同様な寄
与をする(以下、周波数選択反射板23の透過周波数帯
、反射周波数帯を、それぞれ単に、透過周波数帯、反射
周波数帯と呼ぶ)。この性質を利用すれば、図9のアン
テナにおいて、透過周波数帯のアレーアンテナ層はアレ
ーアンテナの開口前方、後方に電波を放射し、反射周波
数帯のアレーアンテナ層はアンテナ開口の前方に強い放
射指向性を持つという特性が実現される。この場合、反
射周波数帯のアレーアンテナの放射指向性特性は、反射
板として導体反射板22を用いたのと同様に、広角指向
性や利得も所望のものとすることができる。さらに、ア
ンテナ層の数を増やしても、周波数選択反射板23の特
性を適当に設計することにより、各周波数帯において反
射、透過特性を得ることができるので、多周波数共用ア
レーアンテナへもこの特性は容易に拡張される。
【0024】次に、周波数選択反射板23と導体反射板
22を同時にアンテナ層の下部に設けた2周波数帯共用
プリント化アレーアンテナの一実施例を、図10に示す
。図10は、図9の実施例において周波数選択反射板2
3の下部にさらに導体反射板22を装荷した形になって
いる。また、22はウエッジ状に折り曲げてある。
【0025】図10の動作について説明する。周波数選
択反射板23は、図9の実施例と同様、透過周波数帯に
おいてはアンテナ放射指向性特性に寄与せず、反射周波
数帯においては、アンテナ放射指向性特性に対して導体
反射板22と同様な寄与をする。また、導体反射板22
は、周波数選択反射板23の透過周波数帯の入射電磁波
に対しのみ反射板として作用する。このような構成は、
透過、反射各周波数帯に対して独立に導体反射板22を
有しているのと等価であり、各周波数帯のアンテナ層の
放射指向性特性の設計自由度が増える。図10の実施例
では、周波数選択反射板23により反射周波数帯のアン
テナの開口前方利得を高めている。また、ウエッジ状に
折り曲げた導体反射板22を透過周波数帯のアンテナの
反射板として用いており、透過周波数帯のアンテナから
観測点までの直接波、および、導体反射板22からの反
射板、回折波を適当に干渉させることにより、広角で利
得減少の少ない特性を持たせている。この場合、導体反
射板22として平面を折り曲げた形状の物を使用してい
るので、その開き角を適当を選ぶことにより、導体反射
板22からの反射波および回折波の強度を所望のものと
することができ、平面板を用いた場合より、アンテナ放
射指向性特性の設計自由度が増える。もちろん、折り曲
げる反射板として周波数選択反射板23を用いてもかま
わない。以上のように、本実施例のように、周波数選択
反射板23と導体反射板22を同時に設けたり、反射板
として平面を折り曲げた形状のものを用いれば、図8の
導体反射板22のみでは設計自由度が少なく実現困難な
各周波数でのアンテナ放射指向性の微妙な設計も実現す
ることができる。また、アンテナ層の数を増やし、多く
の周波数帯域でアンテナを使用する場合、周波数選択反
射板23の数を複数にするなどの使用法も可能である。
【0026】以上、図8,図9,図10に、反射板を装
荷した2周波数帯共用プリント化ダイポールアレーアン
テナ装置の請求項3に対応する実施例を示したが、この
アレーアンテナ装置は、例えば図5,図6に示したマイ
クロストリップアンテナなどの他の素子アンテナにも適
用可能であり、また、図7に示した偏波共用アンテナに
も適用可能である。
【0027】実施例4.図11は実施例3のアレーアン
テナ装置において、アンテナ層としてフィルム基板24
などの折り曲げ自在の材質を用い、波長に比べて導体部
が細い給電線路の一部を反射板22の下部に折り込んだ
アレーアンテナ装置である。図11において、24はフ
ィルム基板、25はアンテナ層の固定用フォーム、26
は給電ポートであり、22の反射板の下部にフィルム基
板24上の給電線路の一部を折り込んである。図12は
、アンテナ部11,12のフィルム基板24の一部を導
体反射板22の方向に下ろし、導体反射板22に密着さ
せ、その部分をトリプレート線路27にしたアレーアン
テナ装置であり、図13はアンテナ部11,12の下部
に周波数選択反射板23および導体反射板22を設け、
給電線路の一部を含むフィルム基板24を導体反射板2
2の上部および下部に密着させたアレーアンテナ装置で
ある。
【0028】次に、動作について説明する。図11に示
すように、アンテナ層としてフィルム基板24などの折
り曲げ自在の材質を用い、波長に比べて導体部が細い給
電線路の一部を反射板22の下部に折り込むことにより
、アレーアンテナ装置の設置面積が非常に小形化されて
いる。また、この構造を用いると、給電ポート26が反
射板22の下部に集中的に存在しているので、送受信機
をこの部分に設けたり、他の場所に設置された送受信機
まで別の給電線路を延ばしたりするのが容易になるとい
う利点がある。また、アンテナ層の誘電体としてフィル
ム基板24を用い、アンテナ層の固定用フォーム25と
して発泡材などを用いれば、アンテナ装置の軽量化、低
コスト化が図れるという利点もある。さらに、図9の構
造は実施例1、実施例2、実施例3で述べた全てのタイ
プのアンテナ装置に適用可能である。
【0029】次に図12,図13のアンテナの動作につ
いて説明する。図12のアレーアンテナ装置では、フィ
ルム基板24の一部を導体反射板22方向に下ろし、フ
ィルム基板24を導体反射板22に密着させ、その部分
をトリプレート線路27にすることにより、トリプレー
ト線路27の地導体と反射板を共有している。このよう
な構造を用いれば、給電線路の長さを必要最小限におさ
えられること、また、トリプレート線路27を用いてい
ることから不要放射が少ないことから、給電線路の損失
を少なくでき、さらに、給電線路の設置スペースをほと
んど無くすことができる。また、導体反射板22に給電
線路を密着させているので、給電線路を空中に浮かせた
場合に起こる可能性のある、給電線路によるアンテナの
ブロッキングも軽減されている。さらに、導体反射板2
2に密着されたトリプレート給電線路27部分は導体反
射板となり、アンテナ装置全体の電気的形状もアレーア
ンテナに反射板を装荷しただけの理想的な形状に近くな
るので、設計誤差を最小限に押さえられるという効果も
ある。図13は導体反射板22に密着させる給電線路部
分の面積が図12の場合に較べて大きい場合の一実施例
である。このような形状を用いれば、図12と同様な効
果を得ることができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明によるアレー
アンテナ装置によれば、多周波数共有の特性を得る場合
は、誘電体層(誘電体基板14a,14b)の表面に単
一周波数帯で使用する複数の素子アンテナ(プリント化
ダイポール13)、および導体部が波長に比べて細くそ
れのみで独立に動作する給電線路(平行2線路15,マ
イクロストリップ線路16,変換器17)を同時に設け
、使用周波数帯の異なったそれらの独立層(アンテナ部
11,12)を複数積み重ねることにより、また、偏波
共用の特性を得る場合は、1つの層の素子アンテナ(プ
リント化ダイポール13)の偏波方向は一定とし、異な
る層同志の偏波は異なる方向に向けて配置することによ
り、また、所望の広角指向性や利得を得るためには、素
子アンテナ(プリント化ダイポール13)および給電線
路(平行2線路15,マイクロストリップ線路16)を
設けた誘電体層(誘電体基板14a,14b)の下部に
、適当な形状の導体反射板22や周波数選択反射板23
を設けることにより所望の特性を得るようにした。給電
線路の層の増加を押え、スルホールが不要となり、給電
回路の構成が単純になる。また、各アンテナや給電線路
のパラメータを独立に選ぶことができ、設計上の自由度
が増える。このため、各周波数や偏波で独立に容易に設
計でき、多周波数共用,偏波共用が可能で、所望の広角
指向性,利得を持ち、給電線路からの不要放射が少なく
、占有面積が小さく、給電線路の損失が少ない、という
特性の全て、または一部を共有するアレーアンテナ装置
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアレーアンテナ装置の一実施例で、2
周波数共用プリント化ダイポールアレーアンテナ装置の
断面図である。
【図2】上記プリント化アレーアンテナの平行2線路の
断面図である。
【図3】上記プリント化アレーアンテナのマイクロスト
リップ線路の断面図である。
【図4】上記プリント化アレーアンテナの各アンテナ層
の上視図である。
【図5】本発明のアレーアンテナ装置の一実施例で、2
周波数帯共用マイクロストリップアレーアンテナ装置の
断面図である。
【図6】上記マイクロストリップアレーアンテナの各ア
ンテナ層の上視図である。
【図7】本発明のアレーアンテナ装置の一実施例で、2
偏波共用アレーアンテナの図である。
【図8】本発明のアレーアンテナ装置の一実施例で、導
体反射板を装荷した2周波数帯共用アレーアンテナ装置
の図である。
【図9】本発明のアレーアンテナ装置の一実施例で、周
波数選択反射板を装荷した2周波数帯共用アレーアンテ
ナ装置の図である。
【図10】本発明のアレーアンテナ装置の一実施例で、
導体反射板および周波数選択反射板を装荷した2周波数
帯共用アレーアンテナ装置の図である。
【図11】本発明のアレーアンテナ装置の一実施例で、
給電線路の一部を反射板の下部に折り曲げたアレーアン
テナ装置の図である。
【図12】本発明のアレーアンテナ装置の一実施例で、
給電線路の一部を反射板方向に下ろし、反射板を密着さ
せ、その部分をトリプレート線路にしたアレーアンテナ
装置の図である。
【図13】本発明のアレーアンテナ装置の一実施例で、
給電線路の一部を反射板方向に下ろし、反射板の上部お
よび下部に密着させたアレーアンテナ装置の図である。
【図14】本発明に対応する従来技術で、2周波数帯、
2偏波共用アレーアンテナの上視図である。
【図15】本発明に対応する従来技術で、2周波数帯、
2偏波共用アレーアンテナの断面図である。
【図16】本発明に対応する従来技術で、2周波数帯共
用アレーアンテナを示す図である。
【符号の説明】
1  素子アンテナ放射導体 2  給電線路 3,14a,14b  誘電体基板 4  地導体 5  高周波数帯用スロットアンテナ 6  低周波数帯用スロットアンテナ 7  スルホール 8,27  トリプレート線路 9  高周波数帯用給電コネクタ 10  低周波数帯用給電コネクタ 11  高周波数帯用アンテナ部 12  低周波数帯用アンテナ部 13  プリント化ダイポール 15  平行2線路 16  マイクロストリップ線路 17  マイクロストリップ線路平行2線路変換器18
  マイクロストリップアンテナ放射導体19  マイ
クロストリップアンテナ地導体20  水平偏波用アン
テナ部 21  垂直偏波用アンテナ部 22  導体反射板 23  周波数選択反射板 24  フィルム基板 25  フォーム 26  給電ポート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  平面または曲面の複数の誘電体層の表
    面に設けられた複数個の素子アンテナおよび給電線路か
    らなるアレーアンテナ装置において、上記各誘電体層の
    表面に単一周波数帯で使用する複数の素子アンテナ、お
    よび導体部が波長に比べて細くそれのみで独立に動作す
    る給電線路を同時に設け、使用周波数帯の異なったそれ
    らの独立層を複数積み重ねることにより、多周波共用の
    特性を得ることを特徴とするアレーアンテナ装置。
  2. 【請求項2】  上記誘電体層の表面と裏面に素子アン
    テナを設けることとし、両素子アンテナを同一周波数帯
    で使用し偏波方向が直交したものより形成して一つまた
    は複数の周波数帯で偏波共用の特性を得ることを特徴と
    する請求項1のアレーアンテナ装置。
  3. 【請求項3】  上記複数の誘電体層の下部に、導体反
    射板、または周波数選択反射板、または上記周波数選択
    反射板および上記導体反射板を同時に設けることを特徴
    とする請求項1または請求項2のアレーアンテナ装置。
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