JPH04283207A - ベシクル及び重合体ベシクル - Google Patents

ベシクル及び重合体ベシクル

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JPH04283207A
JPH04283207A JP4807991A JP4807991A JPH04283207A JP H04283207 A JPH04283207 A JP H04283207A JP 4807991 A JP4807991 A JP 4807991A JP 4807991 A JP4807991 A JP 4807991A JP H04283207 A JPH04283207 A JP H04283207A
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JP
Japan
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solution
vesicle
group
vesicles
carbon atoms
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Pending
Application number
JP4807991A
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English (en)
Inventor
Mitsuharu Masuda
増田 光晴
Tomihiro Kurosaki
黒崎 富裕
Shinji Yano
真司 矢野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/10Dispersions; Emulsions
    • A61K9/127Synthetic bilayered vehicles, e.g. liposomes or liposomes with cholesterol as the only non-phosphatidyl surfactant
    • A61K9/1271Non-conventional liposomes, e.g. PEGylated liposomes or liposomes coated or grafted with polymers
    • A61K9/1273Polymersomes; Liposomes with polymerisable or polymerised bilayer-forming substances

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  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Manufacturing Of Micro-Capsules (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、新規なベシクル及び重
合体ベシクルに関し、更に詳しくは安定で種々の粒径を
有することが可能であり、かつ有効成分を含有すること
ができ、工業的に製造することの容易な新規なベシクル
及び重合体ベシクルに関する。 【0002】 【従来の技術および発明が解決しようとする課題】細胞
は生命体の最小単位であり細胞膜により覆われている。 この細胞膜は、細胞の仕切と区画形成、細胞運動、物質
輸送、情報伝達等の様々な機能を有しており、生命活動
の源となっている。 【0003】そこで、高分子化学の分野において、細胞
膜の持つこれらの機能を有する人工高分子膜を調製し、
工学、医学、薬学等の幅広い分野へ応用を図ろうとする
研究が近年盛んに行われている。例えば、細胞膜はリン
脂質からなり、このリン脂質分子の持つ物理的性質、即
ち疎水基と親水基とを持つ両親媒性化合物に特有の自ら
集合し組織化する性質によって、秩序よく配向して二分
子膜構造を形成していることが明らかになったため、こ
の細胞膜と同じ様な二分子膜からなるベシクル(小胞体
)を天然リン脂質で調製し、生体膜のモデルとして、ま
たは一種のマイクロカプセルとしての応用を図る研究が
なされている。 【0004】一方、近年、天然に存在するリン脂質以外
にも、自己組織性を有し二分子膜構造を形成しうる両親
媒性化合物が種々合成され、このような合成化合物を用
いてベシクルが調製できるようになった。更に、ベシク
ルの二分子膜構造を高分子化して膜の安定化を図った重
合体ベシクルの研究も盛んになってきており、モノマー
として使用される化合物として、疎水基または親水基に
重合性基を持つ化合物、例えばレーゲン(Regen)
らにより下記式(4)で示される化合物が合成されてい
る[ジャーナル・オブ・ジ・アメリカン・ケミカル・ソ
サイエティー(J.Am.Chem.Soc.)105
,2975 (1983)]。 【0005】 【化3】 【0006】このようにして得られるベシクル(小胞体
)は、工学、医学等への応用が期待されており、ベシク
ルに用いる材としてのモノマーを考えた場合、そのモノ
マーの持っている化学的性質以外に界面活性能、自己組
織性等の物理的性質を有し、かつ将来の医薬や医用高分
子等への応用を考えた場合、生体との適合性の良い物質
が望まれている。 【0007】リン脂質は、まさにこれら界面活性、自己
組織性、生体親和性、安全性等の望ましい機能を有して
おり、リン脂質に重合性基を導入した化合物は非常に注
目されている。しかしながら、疎水基または親水基に重
合性基を持ったリン酸エステルやリン脂質類似体の合成
は、複雑な反応ステップを要し工業的に応用するのは非
常に困難なことが多く、従って、疎水基または親水基に
重合性基を持ったリン酸エステルやリン脂質類似体を膜
構成成分とするベシクルを工業的に生産することは非常
に困難であった。 【0008】従って、工業的に生産することが容易であ
り、工学、医学等の分野において各種機能性材料やマイ
クロカプセル等の幅広い応用の可能なベシクルの開発が
望まれていた。 【0009】 【課題を解決するための手段】かかる実情において、本
発明者らは鋭意検討を行った結果、後記一般式(1)で
表わされるリン酸エステルがリン脂質と類似した構造で
重合性基を持ち、優れた界面活性能、自己組織性及び重
合性を有し、しかも安価で容易に入手可能な原料から簡
単な操作で高純度かつ高収率で合成が可能であり、この
リン酸エステルを用いれば極めて容易に上記課題を満足
し得るベシクルが得られることを見出し、本発明を完成
した。 【0010】すなわち、本発明は次の一般式(1)【化
4】 【0011】〔式中、R1 は水素原子または炭素数1
〜4のアルキル基を示し、R2 は炭素数1〜6のアル
キレン基を示し、R3 およびR4 は同一または異な
って各々炭素数1〜4のアルキル基を示し、R5 は炭
素数2〜3のアルキレン基を示し、R6 はハロゲン原
子で置換されていてもよい炭素数8〜36の直鎖もしく
は分岐鎖のアルキル基もしくはアルケニル基、炭素数3
〜15の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基で置換された
フェニル基、または次の一般式(2)もしくは一般式(
3)【0012】 【化5】 【0013】(ここでR9 およびR10は各々同一ま
たは異なって水素原子、飽和もしくは不飽和の炭素数5
〜36の直鎖もしくは分岐鎖のアシル基、または炭素数
5〜36の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基もしくはア
ルケニル基を示す。但し、R9 とR10の両方が水素
原子であることはない)で表わされる基を示し、AはN
Hまたは酸素原子を示し、nは0〜30の数を示す〕で
表わされるリン酸エステルを、膜構成成分として含有す
るベシクルを提供するものである。 【0014】更に、本発明は前記一般式(1)で表わさ
れるリン酸エステルを構成モノマーとするポリマーを、
膜構成成分として含有する重合体ベシクルを提供するも
のである。 【0015】本発明の一般式(1)で示されるリン酸エ
ステルにおいて、R1 、R3 およびR4 で示され
る炭素数1〜4のアルキル基としては、メチル、エチル
、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、te
rt−ブチルが挙げられる。 【0016】R2 で示される炭素数1〜6のアルキレ
ン基としてはメチレン基、エチレン基、プロピレン基、
トリメチレン基、テトラメチレン基、ペンタメチレン基
、ヘキサメチレン基等が挙げられ、R5 で示される炭
素数2〜3のアルキレン基としてはこれらのうちの炭素
数が2〜3のものが挙げられる。 【0017】R6 で示されるハロゲン原子で置換され
ていてもよい炭素数8〜36の直鎖または分岐鎖のアル
キル基またはアルケニル基としては、オクチル、デシル
、ドデシル、テトラデシル、ヘキサデシル、オクタデシ
ル、エイコシル、ドコシル、テトラコシル、ヘキサコシ
ル、オクタコシル、トリアコンチル、ドトリアコンチル
、テトラトリアコンチル、ヘキサトリアコンチル、2−
エチルヘキシル、2−ブチルオクチル、2−ヘキシルデ
シル、2−オクチルドデシル、2−デシルテトラデシル
、2−ドデシルヘキサデシル、2−テトラデシルオクタ
デシル、2−ヘキサデシルエイコシル、モノメチル分岐
イソステアリル、オクテニル、デセニル、ドデセニル、
テトラデセニル、ヘキサデセニル、オクタデセニル、エ
イコセニル、ドコセニル、テトラコセニル、ヘキサコセ
ニル、オクタコセニル、トリアコンテニル、ドトリアコ
ンテニル、テトラトリアコンテニル、ヘキサトリアコン
テニル、トリデカフルオロオクチル、ヘプタデカフルオ
ロデシル、ヘンエイコサフルオロドデシル、ペンタコサ
フルオロテトラデシル、ノナコサフルオロヘキサデシル
、トリトリアコンタフルオロオクタデシル、2−ペンタ
フルオロエチルペンタフルオロヘキシル、2−トリデカ
フルオロヘキシルトリデカフルオロデシル、2−ヘプタ
デカフルオロオクチルヘプタデカフルオロドデシル、2
−ヘンエイコサフルオロデシルヘンエイコサフルオロテ
トラデシル、2−ペンタコサフルオロドデシルペンタコ
サフルオロヘキサデシル、2−ノナコサフルオロテトラ
デシルノナコサフルオロオクタデシル基等が挙げられ、
炭素数3〜15の直鎖または分岐鎖のアルキル基で置換
されたフェニル基としては、プロピルフェニル、ブチル
フェニル、ヘキシルフェニル、オクチルフェニル、ノニ
ルフェニル、デシルフェニル、ドデシルフェニル基等が
挙げられる。 【0018】また、R9 及びR10で示される炭素数
5〜36の飽和もしくは不飽和の直鎖または分岐鎖のア
シル基、および炭素数5〜36の直鎖もしくは分岐鎖の
アルキル基もしくはアルケニル基としては、バレリル、
ヘキサノイル、オクタノイル、デカノイル、ドデカノイ
ル、テトラデカノイル、ヘキサデカノイル、オクタデカ
ノイル、エイコサノイル、ドコサノイル、テトラコサノ
イル、ヘキサコサノイル、オクタコサノイル、トリアコ
ンタノイル、ドトリアコンタノイル、テトラトリアコン
タノイル、ヘキサトリアコンタノイル、ドデセノイル、
テトラデセノイル、ヘキサデセノイル、オレオイル、エ
イコセノイル、ドコセノイル、テトラコセノイル、ヘキ
サコセノイル、オクタコセノイル、トリアコンテノイル
、ドトリアコンテノイル、テトラトリアコンテノイル、
ヘキサジエノイル、オクタデカジエノイル、エイコサジ
エノイル、ドコサジエノイル、テトラコサジエノイル、
ヘキサコサジエノイル、オクタコサジエノイル、トリア
コンタジエノイル、ドトリアコンタジエノイル、テトラ
トリアコンタジエノイル、ヘキサトリアコンタジエノイ
ル、ヘキサデカトリエノイル、オクタデカトリエノイル
、エイコサトリエノイル、ドコサトリエノイル、ヘキサ
デカテトラエノイル、オクタデカテトラエノイル、エイ
コサテトラエノイル、ドコサテトラエノイル、エイコサ
ペンタエノイル、ドコサペンタエノイル、テトラコサヘ
キサエノイル、オクタデカノイル、ペンチル、ヘキシル
、オクチル、デシル、ドデシル、テトラデシル、ヘキサ
デシル、オクタデシル、エイコシル、ドコシル、テトラ
コシル、ヘキサコシル、オクタコシル、トリアコンチル
、ドトリアコンチル、テトラトリアコンチル、ヘキサト
リアコンチル、2−エチルヘキシル、2−ブチルオクチ
ル、2−ヘキシルデシル、2−オクチルドデシル、2−
デシルテトラデシル、2−ドデシルヘキサデシル、2−
テトラデシルオクタデシル、2−ヘキサデシルエイコシ
ル、モノメチル分岐イソステアリル、オクテニル、デセ
ニル、ドデセニル、テトラデセニル、ヘキサデセニル、
オクタデセニル、エイコセニル、ドコセニル、テトラコ
セニル、ヘキサコセニル、オクタコセニル、トリアコン
テニル、ドトリアコンテニル、テトラトリアコンテニル
、ヘキサトリアコンテニル基等が挙げられる。 【0019】このようなリン酸エステル(1)を製造す
る方法は特に限定されるものではなく、いずれの方法に
よっても製造することができるが、例えば、特開昭62
−249994 号に開示された、次の反応式(A)ま
たは反応式(B)に示した反応式に従って、アミン化合
物(5)にリン酸エステル(6)または(7)を反応さ
せることにより得ることができる。 【0020】 【化6】 【0021】〔式中、Xはハロゲン原子を示し、Mはア
ルカリ金属を示す。またR1 、R2 、R3 、R4
 、R5 、R6 、A及びnは前記した意味を有する
〕【0022】 【化7】 【0023】〔式中、M、R1 、R2 、R3 、R
4 、R5 、R6 、A及びnは前記した意味を有す
る〕【0024】また、本発明のベシクルは膜構成成分
として、一般式(1)で表わされるリン酸エステルの他
に、界面活性剤、不飽和型モノマー、膜安定化剤または
酸化防止剤等の化合物を含むことができる。 【0025】これらの成分のうち界面活性剤としては、
アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、非イオ
ン性界面活性剤及び両性界面活性剤のいずれをも用いる
ことができ、またその界面活性剤自体が重合性を有して
も有さなくてもよく、更にそれ自体が単独でベシクル形
成能を有しても有さなくてもよい。 【0026】かかるアニオン性界面活性剤としては、ア
ルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫
酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、飽和長鎖脂肪酸
塩、不飽和長鎖脂肪酸塩、多不飽和長鎖脂肪酸塩、モノ
アルキルリン酸塩、ジアルキルリン酸塩、ポリオキシエ
チレンアルキルエーテルリン酸塩やホスファチジルグル
コース、ホスファチジルマンノース、ホスファチジルポ
リエチレングリコール、ホスファチジルグリセリン、ホ
スファチジルポリグリセリン、ホスファチジルソルビト
ール、ジホスファチジルポリエチレングリコール等のリ
ン脂質誘導体等が挙げられる。 【0027】カチオン性界面活性剤としては、例えば、
ジアルキルアンモニウム塩やトリアルキルアンモニウム
塩、テトラアルキルアンモニウム塩等が挙げられる。 【0028】非イオン性界面活性剤としては、例えば、
ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチ
レンアルキルフェニルエーテル、グリセリンアルキルエ
ーテル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレ
ンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソル
ビトール脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸
エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、グリセリン
脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、
ポリオキシエチレンアルキルアミン、長鎖アルコールや
アルキルグリコシド、ポリアルキルグリコシド、ショ糖
脂肪酸エステル等の糖系界面活性剤等が挙げられる。 【0029】両性界面活性剤としては、例えば、アルキ
ルベタイン、ホスホベタイン、スルホベタイン、天然及
び合成のホスファチジルコリンやホスファチジルエタノ
ールアミン等のリン脂質やその類似体等が挙げられる。 【0030】また、本発明おいて使用することのできる
不飽和型モノマーとしては、油溶性エチレン性不飽和型
モノマー、親水性不飽和型モノマー、架橋性不飽和型モ
ノマーなどを用いることができる。 【0031】かかる油溶性エチレン性不飽和型モノマー
として例えば、スチレン、p−メチルスチレン、p−ク
ロロスチレン等のスチレン系モノマー、アクリル酸メチ
ル、アクリル酸エチル、アクリル酸2−エチルヘキシル
、アクリル酸ドデシル、ジメチルアミノエチルアクリレ
ート、ジエチルアミノアクリレート等のアクリル酸エス
テル系モノマー、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エ
チル、メタクリル酸ドデシル、ジメチルアミノエチルメ
タクリレート、ジエチルアミノエチルメタクリレート等
のメタクリル酸エステル系モノマー、メチルビニルエー
テル、エチルビニルエーテル等のアルキルビニルエーテ
ル、酢酸ビニル、酪酸ビニル等のビニルエステル系モノ
マー、N−メチルアクリルアミド、N−エチルアクリル
アミド、N−メチルメタクリルアミド、N−エチルメタ
クリルアミド等のN−アルキル置換(メタ)アクリルア
ミド、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等のニト
リル系のモノマーが挙げられる。 【0032】親水性不飽和型モノマーとして例えば、ヒ
ドロキシエチル(メタ)アクリレート、ジエチレングリ
コールモノ(メタ)アクリレート、ポリオキシエチレン
モノ(メタ)アクリレート、ブタンジオールモノ(メタ
)アクリレート、グリセロールモノ(メタ)アクリレー
ト、ポリエチレングリコールポリプロピレングリコール
モノ(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸エス
テル系モノマー、N−ビニルピロリドン、N−ビニルオ
キサゾリドン等の水溶性ビニルモノマーが挙げられる。 【0033】架橋性不飽和型モノマーとしては例えば、
ジビニルベンゼン、エチレングリコールジ(メタ)アク
リレート、ジエチレングリコール(メタ)アクリレート
、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、
ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート等
の多官能モノマーが挙げられる。 【0034】また、本発明に用いられる膜安定化剤とし
ては、コレステロール、コレスタノール等のステロール
類等が挙げられ、酸化防止剤としてはトコフェロール等
が挙げられる。 【0035】尚、本発明のベシクルの膜構成成分として
は上記以外の成分も使用することができ、これらは単独
でまたは2種以上を併用して用いることができる。また
、これらの化合物のうち、コレステロール等のように単
独で二分子膜を形成しないものを用いる場合には、リン
酸エステル(1)によって形成されるベシクル構造を破
壊しないように、配合比率を適宜調節して配合する。 【0036】本発明のリン酸エステル(1)を膜構成成
分として含有するベシクルを得るためには、まず該リン
酸エステル(1)を0.01〜20重量%、好ましくは
1〜10重量%となるように、更に界面活性剤または不
飽和型モノマーを配合する場合には、これらをリン酸エ
ステル(1)1モルに対して0〜0.5モル程度、膜安
定化剤または酸化防止剤を配合する場合には、これらを
リン酸エステル(1)1モルに対して0〜0.2モル程
度水に混合する。次いで得られた混液を不飽和型モノマ
ーを含む場合は熱による重合反応が起こらない温度にて
、好ましくは10〜50℃の範囲にて加熱しながら撹拌
し、ベシクル膜構成成分を充分分散させた溶液からベシ
クルを形成せしめる。また、膜安定化剤または酸化防止
剤を配合する場合は、あらかじめベシクル膜構成成分中
にこれらを混合しておいてもよいし、あるいはベシクル
形成後にこれらを添加してもよい。 【0037】ベシクルの形成方法は特に限定されるもの
ではなく、いずれの方法も用いることができるが、例え
ば、超音波法、インジェクション法、フレンチプレス法
、透析法またはハイドレーション法等の既知の方法を用
いることができる。また、ベシクルの直径は、用いるリ
ン酸エステル(1)や他の膜構成成分の種類と混合比、
形成方法及び形成条件によって制御することができる。 【0038】また、本発明においてリン酸エステル(1
)を膜構成成分として含有するベシクルを形成させた後
、更にこれを重合することによって重合体ベシクルを得
ることができる。 【0039】ここで、重合方法としてはいずれの方法も
用いることができ、特に限定されるものではないが、例
えば、紫外線照射、γ線照射、重合開始剤等の既知の方
法を用いることができる。 【0040】また、本発明のベシクルまたは重合体ベシ
クルに封入することのできる物質は特に限定されず、疎
水性物質でも親水性物質であってもよく、または両者の
混合物であってもよい。ベシクルに封入する物質として
は、例えば、ビタミンA、B1 、B2 、B6 、B
12、C、D、E、F、H、K、M、Q等の各種ビタミ
ン類とその誘導体、グリセリン、ニトログリセリン、ジ
グリセリド、トリグリセリド等のポリオール類とその誘
導体、グルコース、フルクトース、ガラクトース、マン
ノース、イノシトール、マルトース、ラクトース、スク
ロース等の糖類とその誘導体、ヒアルロン酸、コンドロ
イチン硫酸等の多糖類とその誘導体、グルコース−1−
リン酸、グルコース−6−リン酸、マンノース−6−リ
ン酸、ガラクトース−6−リン酸、フルクトース−6−
リン酸、グルコース−1,6−二リン酸、フルクトース
−1,6−二リン酸、フルクトース−2,6−二リン酸
等の糖リン酸エステルとそれらのナトリウム、カリウム
等のアルカリ金属塩等及びその誘導体、アラニン、ロイ
シン、リジン、アスパラギン、アスパラギン酸、システ
イン、プロリン、グルタミン、セリン、グルタミン酸、
グリシン、ヒスチジン、チロシン、イソロイシン、バリ
ン等のアミノ酸とその誘導体、コレステロール等のステ
ロール類及びその誘導体、セラミド及びその誘導体また
は類似体、リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸、ド
コサヘキサエン酸、プロスタグランジン、プロスタサイ
クリン、ロイコトリエン等の多不飽和脂肪酸及びその誘
導体、各種ホルモン類及びその誘導体、ペプチド及びそ
の誘導体、ポルフィリン及びその誘導体、抗体や酵素等
の各種タンパク質及びその誘導体、4−tert−ブチ
ル−4’−メトキシジベンゾイルメタンやパラメトキシ
桂皮酸エステル等の紫外線吸収剤、オクチルフタリド等
の血行促進剤、コウジ酸、アルブチン等の美白剤、その
他抗真菌剤や抗カビ剤等の各種の生理活性物質及びその
誘導体や類似体等が挙げられる。 【0041】本発明において封入物質の濃度及び封入方
法は特に限定されないが、封入物質が疎水性物質の場合
は、リン酸エステル(1)を膜構成成分とするベシクル
構造を破壊しないように、配合比率を調節して配合する
。 【0042】封入物質の投入方法としては、封入物質が
水溶性物質の場合には、リン酸エステル(1)を含むベ
シクル膜構成成分の分散水溶液に溶解し、また水に難溶
性で膜構成成分と親和性の強い物質の場合には、あらか
じめ膜構成成分に混合してから水に分散し、ベシクルを
調製するとよい。 【0043】また有効物質を封入した重合体ベシクルを
得る場合には、有効物質を封入したベシクルを調製した
後、重合すればよくまた、内封物質を含まないベシクル
を最初に調製して重合して重合体ベシクルとした後に封
入物質を加えることもできる。 【0044】 【発明の効果】本発明のベシクルの膜構成成分であるリ
ン酸エステル(1)は、疎水性部分とリン酸酸性基とア
ミノ基のベタイン構造からなる親水性部分とを有し、工
業的に極めて有利にベシクルを製造し得る。更に該リン
酸エステル(1)は親水基末端に重合性基を有するため
、得られたベシクルを重合させて高分子化することによ
り、物理的、化学的に安定な強固な重合体ベシクルとす
ることができる。 【0045】従って、本発明のベシクルおよび重合体ベ
シクルは天然のリン脂質からなるベシクル(小胞体)が
持つ生体親和性等の機能的な特徴を有し、かつ安定で強
固であり、しかも工業的に有利に得られるベシクルであ
るため、工学、医学等の分野における合成高分子として
、例えば、各種機能性材料やマイクロカプセル等として
の幅広い利用が可能であり、その価値は非常に大きいも
のである。 【0046】 【実施例】次に実施例を挙げて説明するが、本発明は以
下の実施例、参考例及び比較例によって何ら限定される
ものではない。 【0047】参考例1 反応器に2−デシルテトラデシル  2−ヒドロキシ−
3−クロロプロピルリン酸ナトリウム塩20.1g(3
6.6mmol)、イソプロピルアルコール118g及
び4規定水酸化ナトリウム水溶液9.2mlを加え室温
で30分間撹拌した。次に室温でN−(3−ジメチルア
ミノプロピル)メタクリルアミド6.2g(36.7m
mol)を1規定塩酸水溶液36.7mlに溶解した溶
液を滴下した後、昇温して55℃で12時間反応した。 反応終了液を水1000mlで希釈した後、電気透析装
置に通しイオン性の不純物を脱塩し、更に溶媒留去、真
空乾燥することにより、下記の式(8)で表わされる構
造を有する吸湿性の白色固体であるリン酸エステル23
.0g(収率95.1%)を得た。 【0048】 【化8】 【0049】1H−NMR(δ ppm from C
DCl3):0.05〜1.47(m,54H),1.
78(s,3H),3.03(s,6H),3.14〜
3.88(m,7H),4.23(m,1H)5.45
(d,2H,J=11.8Hz)13C−NMR(δ 
ppm from CDCl3):13.78,18.
41,22.36,26.41,29.06,29.3
6,29.42,29.82,30.45,31.60
,36.31,38.54,51.67,62.65,
64.78,66.46,68.17,119.94,
139.16,168.92IR(neat ν;cm
−1):3244,1659,1617,1230,1
068,654FAB−MS:661[M+H]+  【0050】参考例2 反応器に2−テトラデシルオクタデシル  2−ヒドロ
キシ−3−クロロプロピルリン酸ナトリウム塩20.1
g(30.4mmol)、テトラヒドロフラン100g
及び4規定水酸化ナトリウム水溶液7.6mlを加え室
温で30分間撹拌した。次に室温でN−(3−ジメチル
アミノプロピル)メタクリルアミド5.3g(31.0
mmol)を1規定塩酸水溶液31.0mlに溶解した
溶液を滴下した後、昇温して55℃で10時間反応した
。反応終了液に両性イオン交換樹脂150gを加え、室
温で1時間撹拌した後、樹脂を濾別し、更に溶媒留去、
真空乾燥することにより、下記の式(9)で示される構
造を有する吸湿性の白色固体であるリン酸エステル11
.5g(収率48.0%)を得た。 【0051】 【化9】 【0052】実施例1 参考例1で得られたリン酸エステル(8)50.0mg
、D−グルコース50.0mg、更に重合禁止剤として
p−メトキシフェノール5.00mgを水5.00ml
に加え、50℃で30分間撹拌して均一に分散させた。 この溶液を室温まで冷却したところ、白濁したベシクル
溶液が得られた。この溶液中のベシクルの平均直径は1
540nmであった。このベシクル溶液を2 週間室温
で放置した後、この溶液中のベシクルの平均直径を測定
したところ1580nmであり、溶液の外観も殆んど変
化は見られなかった。 【0053】実施例2 実施例1で得られたベシクル溶液を、窒素気流下10℃
で紫外線を3時間照射して重合させた後、光学顕微鏡で
観察したところ、平均直径1700nmの重合体ベシク
ルの球状の粒子が確認できた。 【0054】比較例1 ジパルミトイルホスファチジルコリン60mgを0.0
56M  D−グルコース−0.01M硫酸アンモニウ
ム含有水溶液6.00mlに混合した後、50℃で加熱
しながら30分間撹拌した。 均一に分散したところを確認した後、撹拌しながら室温
に戻したところ、白濁したリポソーム溶液が得られた。 この溶液をファルマシア社製セファデックス−G50メ
ディウムを用いて0.01M硫酸アンモニウム水溶液を
溶出液としてゲル濾過した。リポソームの粒径分布が広
いため溶出したリポソームの分画は広い範囲にわたった
。ゲル濾過前の溶液を室温で1時間静置しておくと、白
色の沈澱を生じ、形成したリポソームが安定でないこと
がわかった。また、この沈澱を光学顕微鏡で観察したと
ころ、直径1000nm〜5000nmの種々の大きさ
の粒子が観察できた。 【0055】実施例3 実施例1で得られたベシクル溶液に、室温でチップタイ
プの超音波照射装置を用いて超音波を照射した(100
W/1分間)。照射後、わずかに白濁したベシクル溶液
が得られた。この溶液中のベシクルの平均直径は67n
mであった。得られたベシクル溶液をファルマシア社製
セファデックス−G50メディウムを用い、水を溶出液
としてゲル濾過し、ベシクルを含む画分とベシクルに保
持されなかったD−グルコース画分とに分離した。ベシ
クルを含む画分についてD−グルコース濃度とリン酸エ
ステルの含量を測定した結果、このベシクルのトラップ
体積をリン酸エステルのモル当たりで表すと、1.30
l/molであった。 【0056】実施例4 参考例2で得られたリン酸エステル(9)50.0mg
とD−グルコース50.0mgを水5.00mlに加え
、50℃で30分間撹拌して均一に分散させた。この溶
液を室温まで冷却し、実施例3と同様にして超音波を照
射したところ、わずかに白濁したベシクル溶液が得られ
た。この溶液のベシクルの平均直径は71nmであった
。この溶液に窒素気流下で10℃で紫外線を3時間照射
して重合させた。重合後、この溶液の一部を実施例3と
同様にしてゲル濾過した。得られた重合体ベシクルを含
む画分から水を留去し、更に真空乾燥した。得られた残
渣に金をスパッタして走査型電子顕微鏡で観察したとこ
ろ、平均直径79nmの球状構造を保持した重合体ベシ
クルであることを確認した。また、ゲル濾過した重合体
ベシクルを含む画分を室温で2週間放置した後、もう一
度ゲル濾過したところ、遊離したD−グルコースは検出
されなかった。 【0057 】比較例2 ジパルミトイルホスファチジルコリン50.0mgを0
.056M  D−グルコース水溶液5.00mlに混
合した後、50℃で加熱しながら30分間撹拌した。均
一に分散した後、室温まで冷却してから実施例3と同様
にチップタイプの超音波照射装置を用いて超音波を照射
すると、ほぼ透明のリポソーム溶液が得られた。この溶
液を実施例3と同様に水を溶出液としてゲル濾過し、リ
ポソームを含む画分とリポソームに内封されなかった遊
離のD−グルコース画分に分離した。得られたリポソー
ム画分の平均直径は65nmであった。この溶液を室温
で2週間放置したところ、溶液は白濁しかつ沈澱を生じ
、リポソームの安定性が乏しいことがわかった。またこ
の沈澱を光学顕微鏡で観察したところ、直径1000〜
5000nmの範囲で種々の大きさの粒子が見られた。 【0058】実施例5 次の式(10) 【化10】 【0059】で示されるリン酸エステル50.0mg、
グルコース−1−リン酸二ナトリウム塩50mg及び水
5.00mlをいれ、50℃で30分間撹拌して均一に
分散させた後、室温まで冷却してからこの溶液に実施例
3と同様に超音波を照射した。超音波照射後、得られた
溶液中のベシクルの平均直径を測定したところ138n
mであった。この溶液に窒素気流下で20℃で紫外線を
3時間照射して重合させた後、実施例3と同様にゲル濾
過して重合体ベシクルを含む画分を得た。この画分から
水を留去し更に真空乾燥した後、得られた残渣に金をス
パッタして走査型電子顕微鏡で観察したところ粒子は球
状構造を保ち、その平均直径は146nmであった。 【0060】実施例6 参考例2で得られたリン酸エステル(9)1.00g及
び臭化ヘキサデシルトリメチルアンモニウム100mg
を水100mlにいれ、50℃で30分間撹拌して均一
に分散させて白濁したベシクル溶液を得た。この溶液中
のベシクルの平均直径は1480nmであった。この溶
液に実施例3と同様に超音波を照射した後、得られた溶
液に含まれるベシクルの直径を測定したところ、平均直
径160nmであった。次に、この溶液に窒素気流下で
20℃で3時間紫外線を照射して重合させた。照射後、
得られた重合体ベシクルの平均直径は203nmであっ
た。 【0061】実施例7 参考例2で得られたリン酸エステル(9)1.00g、
ジヘキサデシルリン酸ナトリウム塩180mg及びグリ
シン1.20gを水100mlに投入し、50℃で30
分間撹拌して均一に分散させた。この溶液中のベシクル
の粒径を測定したところ、平均直径は1240nmであ
った。この溶液に実施例3と同様に超音波を照射したと
ころ、溶液はほぼ透明になった。この溶液のベシクルの
平均直径は96nmであった。次にこの溶液を実施例3
と同様にゲル濾過してベシクル画分を得た。この画分に
窒素気流下で30℃で6時間紫外線を照射して重合させ
た。照射後、得られた重合体ベシクルの粒径を測定した
ところ、平均直径94nmであった。 【0062】実施例8 参考例1で得られたリン酸エステル(8)50.0mg
、コレステロール1.50mgをクロロホルム5.00
mlに溶かした後、ロータリーエバポレーターで溶媒を
留去し、更に真空乾燥して薄膜を形成させた。次に、D
−グルコース62.0mg及び水5.00mlを加えて
から、ボルテックスミキサーで振盪して、ベシクル溶液
を調製した。この溶液中のベシクルの平均直径は218
0nmであった。次にこの溶液に実施例3と同様に超音
波を照射したところ、溶液はほぼ透明となった。この溶
液について粒子の平均直径を測定したところ89nmで
あった。次にこの溶液に窒素気流下で30℃で3時間紫
外線を照射した。照射後、溶液をゲル濾過して重合体ベ
シクル画分を得た後、この画分中の重合体ベシクルの平
均直径を測定したところ、85nmであった。 【0063】実施例9 参考例2で得られたリン酸エステル(9)1.00g及
びメタクリル酸ドデシル115mg をクロロホルム1
0.0mlに溶解させた後、ロータリーエバポレーター
を用いて溶媒を留去し、真空乾燥して薄膜を形成させた
。次に水20.0mlを投入し、ボルテックスミキサー
で振盪してベシクル溶液を調製した。この溶液における
粒子の平均直径は1160nmであった。この溶液を室
温で圧力1500kg/cm2 で2回フレンチプレス
を行ったところ、平均直径148nmのベシクル溶液が
得られた。この溶液に30℃で3時間紫外線を照射して
重合させた後、この溶液から水を留去し、更に真空乾燥
して重合体ベシクルを得た。得られた重合体ベシクルを
グリセリン100mgを溶解させた水2.00mlに投
入して、室温で60分間撹拌した。得られた溶液を実施
例3と同様にゲル濾過して重合体ベシクル画分を採取し
た。この溶液に含まれる重合体ベシクルの平均直径は1
59nmであった。 【0064】実施例10 実施例5で用いたリン酸エステル(10)100g及び
メタクリル酸2−ヒドロキシエチル5.0mgをクロロ
ホルム2.00mlに溶解させた後、ロータリーエバポ
レーターを用いて溶媒を留去し、真空乾燥して薄膜を形
成させた。次に水10.0mlを投入し、ボルテックス
ミキサーで振盪してベシクル溶液を調製した。この溶液
における粒子の平均直径は1230nmであった。この
溶液を室温で圧力1500kg/cm2 で2回フレン
チプレスを行ったところ、平均直径147nmのベシク
ルを含む溶液が得られた。この溶液に30℃で3時間紫
外線を照射して重合させた後、水を留去し更に真空乾燥
して重合体ベシクルを得た。得られた重合体ベシクルを
、D−グルコース20mgを溶解させた水0.50ml
に投入して、室温で60分間撹拌した。得られた溶液を
実施例3と同様に、ゲル濾過して重合体ベシクル画分を
採取した。この溶液に含まれる重合体ベシクルの平均直
径は157nmであった。 【0065】実施例11 参考例1で得られたリン酸エステル(8)1.00g、
ジメチルアミノエチルメタクリレート85mg及びジパ
ルミトイルホスファチジルコリン110mgをクロロホ
ルム10.0mlに溶解させた後、ロータリーエバポレ
ーターを用いて溶媒を留去し、真空乾燥して薄膜を形成
させた。次に水40.0mlを投入し、ボルテックスミ
キサーで振盪してベシクル溶液を調製した。この溶液に
おける粒子の平均直径は1500nmであった。この溶
液を実施例3と同様に用いて超音波を照射したところ、
平均直径138nm のベシクル溶液が得られた。次に
、この溶液に窒素気流下で3時間室温で紫外線を照射し
て重合させた。次いで水を留去し、更に真空乾燥した後
、得られた固体をグリセリン20mgを溶かした水1.
00mlに投入して、室温で60分間撹拌した。得られ
た溶液を実施例3と同様にゲル濾過して重合体ベシクル
画分を採取した。この溶液に含まれる重合体ベシクルの
平均直径は120nmであった。 【0066】実施例12 参考例2で得たリン酸エステル(9)1.00g、コレ
ステロール50.0mg及びメタクリル酸メチル120
mg を水40.0mlに投入し、30℃で1時間撹拌
して均一に分散させた後、この溶液に含まれる粒子の平
均直径を測定したところ1760nmであった。この溶
液に実施例3と同様に超音波を照射したところ、溶液は
ほぼ透明となり、平均直径88nmのベシクルを含む溶
液が得られた。次に、この溶液に窒素気流下で、3時間
室温で紫外線を照射して重合させた。 照射後、水を留去し、更に真空乾燥して得られた重合体
ベシクルを、グリセリン100mgを溶かした水2.0
0mlに投入して、室温で60分間撹拌した。得られた
溶液を実施例3と同様にゲル濾過して重合体ベシクル画
分を採取した。この溶液の重合体ベシクルの平均直径は
109nmであった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  次の一般式(1) 【化1】 〔式中、R1 は水素原子または炭素数1〜4のアルキ
    ル基を示し、R2 は炭素数1〜6のアルキレン基を示
    し、R3 およびR4 は同一または異なって各々炭素
    数1〜4のアルキル基を示し、R5 は炭素数2〜3の
    アルキレン基を示し、R6 はハロゲン原子で置換され
    ていてもよい炭素数8〜36の直鎖もしくは分岐鎖のア
    ルキル基もしくはアルケニル基、炭素数3〜15の直鎖
    もしくは分岐鎖のアルキル基で置換されたフェニル基、
    または次の一般式(2)もしくは一般式(3) 【化2】 (ここでR9 およびR10は各々同一または異なって
    水素原子、飽和もしくは不飽和の炭素数5〜36の直鎖
    もしくは分岐鎖のアシル基、または炭素数5〜36の直
    鎖もしくは分岐鎖のアルキル基もしくはアルケニル基を
    示す。但し、R9 とR10の両方が水素原子であるこ
    とはない)で表わされる基を示し、AはNHまたは酸素
    原子を示し、nは0〜30の数を示す〕で表わされるリ
    ン酸エステルを膜構成成分として含有するベシクル。
  2. 【請求項2】  請求項1記載のリン酸エステルを構成
    モノマーとするポリマーを、膜構成成分として含有する
    重合体ベシクル。
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