JPH04284057A - ドット径可変光記録装置および光記録方法 - Google Patents

ドット径可変光記録装置および光記録方法

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JPH04284057A
JPH04284057A JP3048361A JP4836191A JPH04284057A JP H04284057 A JPH04284057 A JP H04284057A JP 3048361 A JP3048361 A JP 3048361A JP 4836191 A JP4836191 A JP 4836191A JP H04284057 A JPH04284057 A JP H04284057A
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JP
Japan
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aperture
variable
dot diameter
electro
optical recording
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Application number
JP3048361A
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English (en)
Inventor
Hiroyoshi Funato
広義 船戸
Takashi Shibakuchi
芝口 孝
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はドット径可変光記録方
法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】被走査面を光走査して光記録を行う光記
録装置は、ファクシミリやデジタル複写機等として広く
実施されている。
【0003】このような光記録装置において近来、ドッ
ト径即ち画素の大きさを変化させて階調性を表現するこ
とが意図されている。階調性表現のために画素の大きさ
を変えるには、被走査面を光走査する光スポットのスポ
ット径を、少なくとも副走査方向において変化させる必
要がある。
【0004】光スポット径を光束で変化させてドット径
を変化させつつ光記録を行う装置として出願人は先に、
電気光学効果を利用する可変アパーチュア素子を用いる
ものを提案した(特願平1−212632号)。
【0005】この光記録装置では可変アパーチュア素子
を通過した光束に回折が発生し、回折光が光スポットの
形状を複雑化させ、記録画像の画質に悪影響を与える畏
れがあるという問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記問題
を解決するためになされたものであって、可変アパーチ
ュア素子を用いてドット径を変化させ、しかも可変アパ
ーチュア素子による回折の影響を有効に除去した、新た
なドット径可変光記録装置および光記録方法の提供を目
的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明のドット径可変
記録装置は「被走査面を光走査して情報記録を行う装置
」であって、レーザー光源装置と、可変アパーチュア素
子と、第1および第2の線像結像光学系と、光偏向器と
、結像光学系と、スリット部材とを有する。
【0008】「レーザー光源装置」は、平行なレーザー
光束を、副走査対応方向に対して45度傾いた方向を偏
光方向として放射する。「可変アパーチュア素子」は、
微小なアパーチュア部が互いに近接して副走査対応方向
に設定され、個々のアパーチュア部を個別的に開閉でき
るように構成される。「第1の線像結像光学系」は、レ
ーザー光源装置からのレーザー光束を主走査対応方向に
集束させて、可変アパーチュア素子のアパーチュア部設
定部近傍に線像として結像させる。この線像結像素子と
してはシリンダーレンズが好適であるが、これに限らず
シリンダーミラーを用いることもできる。「回転多面鏡
」は、光束を偏向させる。「第2の線像結像光学系」は
、可変アパーチュア素子を通過したレーザー光束を回転
多面鏡の偏向反射面近傍に主走査対応方向に長い線像と
して結像させる。「結像光学系」は、回転多面鏡による
偏向光束により被走査面上に光スポットを形成する。 この結像光学系としては各種のfθレンズを利用できる
。「スリット部材」は、可変アパーチュア素子を透過し
たレーザー光束から、可変アパーチュア素子による1次
以上の次数の回折光を遮断する。
【0009】上記の可変アパーチュア素子は、電気光学
結晶板と、薄膜電極構造と、高周波IC素子と、偏光子
及び検光子とを有する(請求項2)。
【0010】「電気光学結晶板」は、2次の電気光学効
果を有し、複数の微小なアパーチュア部を互いに近接さ
せて1方向に設定したアパーチュア領域を有する。「薄
膜電極構造」は、所定方向の電界をアパーチュア領域の
各アパーチュア部に独立に作用させるために電気光学結
晶板の外表面に形成される。「高周波IC素子」は、各
アパーチュア部に作用される電界を制御するために上記
薄膜電極構造にワイヤボンディングされる。「偏光子お
よび検光子」は、偏光方向を互いに直交させ且つ偏光方
向が上記電界の方向と45度をなすようにして、電気光
学結晶板を挾むように配設される。
【0011】可変アパーチュア素子は、上記の構成に加
えて、直流電圧印加手段と、スイッチ回路を有すること
ができる(請求項3)。「直流電圧印加手段」は、アパ
ーチュア領域に共通の直流バイアス電圧を印加するため
の手段である。「スイッチ回路」は、直流電圧印加手段
による印加電圧の極性を切り替えるための回路である。
【0012】スリット部材の配設位置は可変アパーチュ
ア素子による回折の1次以上の回折光を遮断できる位置
であれば特に制限がなく、後述の実施例のように結像光
学系と被走査面との間の被走査面よりの位置でも良いし
、あるいは結像光学系のレンズ面に遮光膜として形成す
ることもできる。
【0013】可変アパーチュア素子のフラウンホーファ
ー回折面と被走査面とを、これらの間にある光学素子に
より結像の共役関係とし、スリット部材をフラウンホー
ファー回折面近傍に配置するのは、スリット部材の配設
態様として好ましいものの一つである(請求光4)。
【0014】請求項5の発明は請求項1または2または
3または4のドット径可変光記録装置による光記録方法
であって、「可変アパーチュア素子による開放アパーチ
ュアの数を変化させて副走査方向のドット径を変えつつ
、レーザー光源装置におけるレーザー光源への印加パル
スのパルス幅を変えて、主走査方向のドット径を変える
」ことを特徴とする。
【0015】この場合、光により情報を書き込まれる記
録媒体の感光性に閾値特性があるときは、開放アパーチ
ュアの数に逆比例的に光源のパワーを増減させるのが良
い(請求項6)。
【0016】
【作用】上記のように、この発明では可変アパーチュア
素子による回折の1次以上の回折光が被走査面に対して
遮断される。
【0017】
【実施例】以下、具体的な実施例に即して説明する。図
1は、本発明の1実施例を説明図的に示している。図の
(a)は、光源10から被走査面20に到る光学配置を
光路に沿って展開し、被走査面20における図の上下方
向が副走査方向に一致するようにして描いたものである
。この図における上下方向を一般に副走査対応方向と称
する。
【0018】図1(b)は上記展開状態を、被走査面2
0における上下方向が主走査方向に一致するように描い
た図であり、この図の上下方向を一般に主走査対応方向
と称する。
【0019】光源10は半導体レーザーである。光源1
0からの発散性の光束はカップリングレンズ11により
平行なレーザー光束に変換され、1/2波長板12によ
り偏光方向を副走査対応方向に対して45度傾けられる
。即ち、この実施例において光源10とカップリングレ
ンズ11と1/2波長板12とはレーザー光源装置を構
成する。
【0020】このようにレーザー光源装置から射出した
平行レーザー光束は、続いてシリンダーレンズ13に入
射し、主走査対応方向にのみ集束され、可変アパーチュ
ア素子100のアパーチュア部設定部近傍に副走査対応
方向に長い線像として結像され、可変アパーチュア素子
100により副走査方向の光束径を変えられる。従って
、シリンダーレンズ13は第1の線像結像光学系を構成
する。
【0021】可変アパーチュア素子100を通過したレ
ーザー光束はレンズ14により主走査対応方向に関して
平行光束化され、副走査対応方向に関してはレンズ14
とシリンダーレンズ15により集束され、スリット部材
16の位置に主走査対応方向に長い線像として結像され
る。そして、このスリット部材16を通過することによ
り可変アパーチュア素子100による回折の1次以上の
回折光が除去される。
【0022】スリット部材16を通過したレーザー光束
はさらにシリンダーレンズ17により回転多面鏡の偏向
反射面18の位置に主走査対応方向に長い線像として結
像される。従って、レンズ14とシリンダーレンズ15
,17とは第2の線像結像光学系を構成する。
【0023】偏向反射面18による反射光束は回転多面
鏡の回転に伴い等角速度的に偏向され、結像光学系とし
てのfθレンズ19(この実施例においてはトロイダル
fθレンズである)により被走査面20上に光スポット
として形成される。そして、この光スポットが被走査面
20を光走査する。被走査面20は、具体的には光導電
性感光体等の感光性の記録媒体の表面である。
【0024】図2は、可変アパーチュア素子100を説
明するための図である。図(a)において、符号1は2
次電気光学効果を有する電気光学結晶板としてのPLZ
T結晶板、符号2A,2Bは高周波IC駆動素子、符号
3はスリット3Aを有するセラミック基板、符号4は偏
光子、符号5は検光子を示している。可変アパーチュア
素子100が、このような構成をとることから、今説明
中の実施例は請求項2の実施例でもある。
【0025】先ず、電気光学結晶板であるPLZT結晶
板1に就き図2の(c)(d)を参照して説明する。 (c)図において、PLZT結晶板1は厚さ400μm
で両面を光学研磨されている。この結晶板の片面にダイ
シングソウにより深さ約200μmの溝1B,1Cを、
100μm程度の間隔を隔して互いに平行に、且つ図面
に直交する方向へ形成する。これらの溝1B,1Cに挾
まれた部分1aは光透過部となる部分であり、幅100
μm程度で図面に直交する方向へ長い線状の突起を形成
する。
【0026】溝1B,1Cの、図の左右方向における幅
は1mm以上とする。場合によっては、溝1B,1Cの
幅をさらに拡大して、溝の左右端部が結晶板の端部に到
るようにしても良い。この場合には結晶板の片面の中央
部に線状の突起1aが形成された状態になる。
【0027】次に、溝1B,1Cと線状の突起1aの側
面部1a1,1a2の部分とに、例えばNiCr:Au
による導電膜1d,1eをスパッタ法により形成する。
【0028】続いて、上記線状の突起1aの長さ方向に
直交する方向に、深さ250μm、幅20μm程度の溝
を略100μmのピッチで平行に形成する。図2の(d
)は、このように平行な溝を形成された状態を平面図と
して示している。符号1fは100μm程度のピッチで
形成された溝を示す。線状の突起1aは溝1fにより分
断され、略100×100μm2の微小な方形の突起1
Aの配列となる。この微小な突起1Aの個々がアパーチ
ュア部であり、これらアパーチュア部1Aが複数個(図
の例では8個)、1方向へ配列されることによりアパー
チュア領域が設定される。
【0029】導電膜1d,1eは溝1fにより分断され
て短冊状の電極膜1D,1Eとなる。これら電極膜1D
,1Eの集合が薄膜電極構造を構成する。電極膜1D,
1Eはそれぞれ、アパーチュア部1Aの側面部を挾むよ
うに形成された電極膜部分1D1,1E1を有するから
、任意のアパーチュア部を図の左右方向において挾む電
極膜間に電圧を印加すると、そのアパーチュア部に図の
左右方向の電界が作用することになる。
【0030】上記のようにアパーチュア領域を設定され
、薄膜電極構造の形成されたPLZT結晶板1は、図2
の(a)(b)に示すように、スリット3Aの部分にア
パーチュア領域を一致させてセラミック基板3に接着固
定される。
【0031】セラミック基板3にはまた高周波IC駆動
素子2A,2Bが実装固定され、セラミック基板3上に
敷設されたボンディングパッドに電極膜1D,1Eの個
々の部分がボンディングワイヤ6A,6Bによりボンデ
ィングされている。
【0032】PLZT結晶板1を挾むように設けられた
偏光子4と検光子5のうち、検光子5はセラミック基板
3の裏面に接着固定され、偏光子4はセラミック基板3
の表面側に適当な方法で支持されている。
【0033】偏光子4と検光子5とは偏光方向を互いに
直交させ、且つPLZT結晶板1に設定されたアパーチ
ュア領域の各アパーチュア部1Aに作用される電界の方
向に対して、それぞれの偏光方向が45度傾くようにし
て配備されている。
【0034】可変アパーチュア素子100に、偏光子4
の偏光方向に偏光面を合わせたレーザー光束が入射して
いる状態において、任意のアパーチュア部1Aに電界を
作用させたとき、入射レーザー光束の光強度をIi、当
該アパーチュア部を通して射出されるレーザー光束の光
強度をIoとすると、これら光強度の間には以下の関係
が成り立つ。
【0035】 Io=Ii・sin2(Γ/2)          
    (1)ここにΓ=(π/λ)t・n03・Rc
・E2λ:レーザー光の波長,t:アパーチュア部の厚
さn0:PLZT結晶板の屈折率,E:アパーチュア部
に作用する電界強度 Rc:2次電気光学定数
【0036】(1)式から明らかなように、射出レーザ
ー光の光強度Ioは、位相差Γがmを整数としてmπに
等しいとき最大もしくは最小となる。即ち、奇数のmに
対してはIoが最大となってアパーチュア部が開いた状
態となり、偶数のmに対してはIoが最小となり、アパ
ーチュア部が閉じた状態となる。
【0037】従って、上記奇数のmもしくは偶数のmを
実現するように電界強度Eを設定することにより、アパ
ーチュア部を開閉でき、個々のアパーチュア部に作用さ
せる電界を独立に制御することにより、アパーチュア領
域を構成する複数のアパーチュア部の組合せを任意に選
択して開閉できる。従って、開放状態に対応するアパー
チュア部の組合せを変化させることにより射出レーザー
光束の光束径を変化させることができる。
【0038】以下には、可変アパーチュア素子100に
よりレーザー光束の光束径を副走査対応方向に変化させ
ることにより副走査方向のドット径を変化させることが
できることを説明する。
【0039】図3(a)においてξは可変アパーチュア
素子におけるアパーチュア部の配列方向の座標を示して
いる。図は全アパーチュア部を開放した状態におけるア
パーチュア領域の光透過率の分布状態を示している。開
放された一つのアパーチュア部の光透過率分布をF(ξ
)とすると、アパーチュア領域透における光透過率分布
f(ξ)は一般に、     f(ξ)=ΣF(ξ−ml)        
                    (2)で与
えられる。ここでlはアパーチュア部の配列ピッチであ
る。和は開放されているアパーチュアの数をNとして自
然数mにつき0からN−1までとる。
【0040】ここで、再び図1を参照すると、可変アパ
ーチュア素子100を通過したレーザー光束は、副走査
対応方向に上記(2)式で与えられる透過率分布に比例
した強度分布を持ち、レンズ14とシリンダーレンズ1
5によりスリット部材16の位置に集束されるから、ス
リット部材16の位置における副走査対応方向の光強度
の分布は開放したアパーチュア部の集合に対するフラウ
ンホーファー回折パターンとなり、解析的には上記(2
)式をフーリエ変換したものとなる。即ち、スリット部
材16の位置における空間周波数座標をXとすると、こ
の座標Xを用いて表した、フラウンホーファー回折パタ
ーンの光強度分布の振幅分布g(X)は、    g(
X)=G(X)Σexp(−imlX)       
         (3)と表される。
【0041】G(X)はF(ξ)のフーリエ変換である
。指数関数の項における和は(2)式におけると同じく
開放されているアパーチュア部に就いてとる。この指数
関数の和は、    Σexp(−imlX)   =exp[−i(N−1)l/2X]{sin(N
lX/2)}/{sin(lX/2)}       
 (4)と表すことができる。
【0042】図3(a)に示すように、アパーチュア部
の開口径を2aとすると、     G(X)=sin(aX)/aX      
                   (5)である
【0043】従って、上記g(X)は、    g(X
)=[sin(aX)/aX]・[{sin(NlX/
2)}/{sin(lX/2)}]         
   ・exp[−i(N−1)l/2X]     
                   (6)となる
【0044】従って、光強度分布は   |g(X)|2=[sin(aX)/aX]2・[
{sin(NlX/2)}/{sin(lX/2)}]
2    (7)と表すことができる。(7)式は、開
放された個々のアパーチュア部のフラウンホーファー回
折像(右辺第1項)と、開放されたN個のアパーチュア
部による干渉パターン(同第2項)の積により光強度分
布が与えられることを示している。
【0045】l=4aとしたときの、フラウンホーファ
ー回折面(スリット部材16の位置)における副走査対
応方向における光強度分布を図3(b)に示す。横軸X
は、ここでも空間周波数座標である。図の破線は、(7
)式の右辺第1項を示し、実線は光強度分布を示してい
る。
【0046】光強度分布の極大間の空間周波数座標での
間隔はπ/2a、ピーク幅ΔXは、π/2Naである。
【0047】極大間の間隔は上記の如くπ/2aで、ア
パーチュア部の開口径aにより定まるから装置の定数で
ある。従って、スリット部材16の副走査対応方向のス
リット幅λfWを、実際の空間座標でλfπ/a(λは
レーザー光束の波長、fはレンズ14とシリンダーレン
ズ15の副走査対応方向の合成焦点距離)より若干小さ
くすることにより、可変アパーチュア素子100による
回折の1次以上の回折光を遮断することができる。
【0048】一方、スリット部材16により遮断されな
い0次光の副走査対方向の幅は実際の空間座標ではλf
ΔX=λfπ/2Naである。
【0049】再び図1を参照すると、副走査対応方向に
就いてみると、スリット部材16の位置に形成された主
走査対応方向に長い線像は、シリンダーレンズ17によ
り偏向反射面位置に再度結像され、さらにfθレンズ1
9により被走査面20上に結像される。従って、副走査
対応方向におけるシリンダーレンズ17及びfθレンズ
19の結像の横倍率をそれぞれM1,M2とすると、被
走査面20上における光スポットの副走査方向の径Dは
、  D=M1・M2・λfπ/2Na       
            (8)となる。
【0050】この(8)式から分かるように、被走査面
20上の光スポットの副走査方向の径Dは開放されたア
パーチュア部の数Nに反比例して変化する。従って、開
放するアパーチュア部の数Nを大きくすると、副走査方
向の光スポット径Dは、図3(c)のD1のように小さ
くなり、逆にNを小さくすれば同図のD2のように大き
くなることになる。
【0051】従って、可変アパーチュア素子100にお
ける開放アパーチュア部の数Nを制御することにより、
副走査方向のドット径を例えば図4(a)に示すように
変化させることができる。
【0052】また、可変アパーチュア素子100による
副走査方向の光スポット径の変換に同期して、半導体レ
ーザー10における1画素記録時間(LD駆動パルスの
パルス幅)を変化させることにより図4(b)に示すよ
うに主・副走査両方向において1画素に対する光スポッ
ト径を変化させることができる。
【0053】副走査方向のみ、あるいは主・副走査方向
のドット径を上記の如く変える方法と光源におけるパワ
ー変調による所謂多値変調とを組み合わせて多値階調光
記録も可能である。
【0054】被走査面を構成する記録媒体が光導電性の
感光体である場合には、感光の閾値特性が存在し、一定
量以下の光量では感光されない。一方、可変アパーチュ
ア素子における開放アパーチュア部の数Nが小さくなる
と、光走査に関与する光量が小さくなるので、上記のよ
うな閾値特性が存在すると開放アパーチュア部の数を変
えてもドット径が、それに比例するように変化しない場
合もある。
【0055】このような場合には、開放アパーチュア部
の数Nに逆比例的に、光源におけるパワーを変化させ、
Nが大きく(小さく)なるにつれてパワーが小さく(大
きく)なるようにパワー調整を行って、Nとドット径と
が反比例的になるようにすることができる。
【0056】図5に別の実施例を示す。煩雑を避けるた
め、混同の畏れがないと思われるものに就いては図1,
図2におけると同一の符号を用いる。
【0057】図5(a)において、光源10からのレー
ザー光束はカップリングレンズ11により平行光束化さ
れ、偏光ビームスプリッター102により図の左方へ反
射され、1/2波長板12を透過し、シリンダーレンズ
13により主走査対応方向に集束されて、可変アパーチ
ュア素子の本体101に入射する。この例では、光源1
0とカップリングレンズ11と偏光ビームスプリッター
102と1/2波長板12とが光源装置を構成する。
【0058】可変アパーチュア素子の本体部101は、
図2(a)に即して説明したものと同様の構成であるが
、図2のものとの差異は、この例に於いては、電気光学
結晶板1の、入射側と反対側の面に反射膜70が蒸着形
成されている点にある。このため入射した光束は開放ア
パーチュア部の数に応じて光束径を変換されてシリンダ
ーレンズ13側に射出する。この場合、光はアパーチュ
ア部を往復2度通過するので、前記(1)式におけるΓ
は Γ=(π/λ)2t・n03・Rc・E2となる。この
点をのぞけば前述の説明は、この例における反射型の可
変アパーチュア素子に対してもそのまま成り立つ。
【0059】反射レーザー光束はシリンダーレンズ13
により平行レーザー光束に戻り、1/2波長板12を透
過し、更に偏光ビームスプリッター102を透過する。 このことから明らかなように、この例では1/2波長板
12と偏光ビームスプリッター102の組合せが偏光子
・検光子を構成し、これらと上記本体101とが可変ア
パーチュア素子を構成する。
【0060】偏光ビームスプリッター102を透過した
平行レーザー光束はシリンダーレンズ21により副走査
対応方向に集束されてスリット部材16の位置に主走査
対応方向に長い線像として結像し、スリット部材16に
より1次以上の回折光を除去されたのち、シリンダーレ
ンズ17により回転多面鏡の偏向反射面18の位置に線
像に結像する。そして回転多面鏡による偏向光束はfθ
レンズ19により被走査面20上に光スポットに形成さ
れる。
【0061】シリンダーレンズ13は第1の線像結像光
学系であるが、同時にまた、シリンダーレンズ21,1
7とともに第2の線像結像光学系を構成している。
【0062】前述の実施例の場合と同様にしてドット径
を変化させつつ光情報記録を行うことができる。
【0063】図6には、更に別の実施例を示す。図6の
(a)(b)図1における(a)(b)と同様の要領で
描かれている。ここでも混同の畏れがないものに就いて
は図1におけると同一の符号を用いた。図1の実施例と
の差異は、先ず第1に第2の線像結像光学系がレンズ1
4とシリンダーレンズとにより構成され、可変アパーチ
ュア素子100からの光束が直接偏向反射面18上に線
像として結像されることである。
【0064】第2の差異は、スリット部材160がfθ
レンズ19と被走査面20の間の被走査面よりの位置に
設けられていることである。このようにしても、結像光
束から1次以上の回折光を除去できる。このようにスリ
ット部材は可変アパーチュア素子と被走査面の間の適宜
の位置に配設することができる。
【0065】図7は可変アパーチュア素子の別の実施例
を示している。図2に即して説明した可変アパーチュア
素子は、連続使用するとアパーチュア部開閉機能が経時
的に変化し、長時間の連続使用によりアパーチュア部が
常閉に近い状態になるという問題がある。この問題のた
め、上記可変アパーチュア素子を用いて長時間の連続光
走査を行うと光走査不全が生じる場合がある。
【0066】この現象を簡単に説明すると、PLZT結
晶板1の任意のアパーチュア部に電極膜により印加され
る電圧Vと、当該アパーチュア部を通して射出するレー
ザー光束の光強度Ioの関係(電圧−光強度特性)は図
8に実線で示す如くである。実線の曲線はIo軸に対し
て対称な形状を有する。
【0067】従って、+Vbもしくは−Vbを直流バイ
アス電圧としてアパーチュア領域に共通に印加し、高周
波電圧を印加すると、この高周波電圧に対応する光強度
Ioの変化(実線で示す)を得ることができる。
【0068】しかし、例えば直流バイアス電圧+Vbを
長時間印加してレーザー光束の光束径変換を行うと、上
記電圧−光強度特性は図に破線で示すように右の方へず
れていく。このように電圧−光強度特性がずれた状態に
おいて直流バイアス電圧+Vbのもとで高周波電圧を印
加すると出力レーザー光束の光強度の大きさが破線で示
すように小さくなり、このような光で光走査を行うと光
走査に不全が生じることになる。
【0069】可変アパーチュア素子に入射させるレーザ
ー光束の光量が大きい程、電圧−光強度特性のずれが大
きくなることから、特性のずれはレーザー光によりPL
ZT結晶板中に発生したフォトキャリヤが直流バイアス
電圧による電界により移動してトラップされることによ
り形成される空間電荷層によるものと考えられる。従っ
て一定の周期で直流バイアス電圧の極性を反転させれば
、空間電荷層の発生を有効に防止できる。
【0070】図7(a)において、図2におけると同一
の符号で示す部分は図2の例におけると同一である。セ
ラミック基板3には図2の例と同様に高周波IC駆動素
子2が実装固定され、図7(b)に示すようにセラミッ
ク基板3上に敷設されたボンディングパッドに電極膜1
D(図2参照)の個々の部分がボンディングワイヤ6A
によりボンディングされている。一方、また電極膜1E
(図2参照)の個々はセラミック基板3に敷設されたボ
ンディングパッド3Bにボンディングワイヤ6Bでボン
ディングされ、ボンディングパッド3Bはスイッチ回路
7に接続されている。そしてこのスイッチ回路7には直
流電圧印加手段としての直流電源8が接続されている。
【0071】直流バイアス電圧の極性を切り替えるには
、例えば図7(c)に示すように高周波信号が印加され
る高周波IC駆動素子2とは逆側の電極膜を共通として
スイッチ回路7を介して直流電源8に接続し、直流電源
8からの電圧の極性をスイッチ回路7により反転すれば
良い。
【0072】直流バイアス電圧の極性反転は光走査の複
数ラインごとに行っても良いし、光走査の1頁ごともし
くは複数頁ごとに行っても良い。反転の周期は数10秒
以下、望ましくは数秒程度以下、さらに好ましくは3秒
程度以下が良い。
【0073】図9以下に、アパーチュア領域を設定し薄
膜電極構造を形成した電気光学結晶板の他の例を挙げる
。図9(a)(b)に示す例では、PLZT結晶板1の
両面に突起状のアパーチュア部1A,1A’を形成した
例である。符号1D,1D’,1E,1E’は薄膜電極
構造を構成する膜電極である。
【0074】これらアパーチュア部1A,1A’、膜電
極1D,1D’,1E,1E’は、電気光学結晶板の厚
み方向から見ると、図9(b)に示すように、互いに交
互に1方向に密接して配列するようになっている。
【0075】図10(a)(b)に示す例ではPLZT
結晶板1の片面に2系統の短冊状の膜電極1D,1Eを
近接させて配列形成して薄膜電極構造を構成している。 電極膜1Dと1Eの対向近接する部分のPLZT結晶板
内部にアパーチュア部1A1が設定され、これらが配列
してアパーチュア領域を構成している。
【0076】図11には更に他の例を示す。図の(a)
に示すようにPLZT結晶板1の光学研磨された両面に
、各2系統の短冊型電極膜1D,1Eと、1D’,1E
’とが形成されて薄膜電極構造を構成している。
【0077】結晶板の厚み方向から見ると図11(b)
に示すように、膜電極1Dと1D’、膜電極1Eと1E
’が交互に密接して配列するようになっている。符号1
A1,1A1’はアパーチュア部を示す。
【0078】図9及び図11に示した例はアパーチュア
領域が電気光学結晶板の表裏面間に設定された例である
。これら図9及び図11の例では電気光学結晶板の表面
側のアパーチュア部と裏面側のアパーチュア部が交互に
並ぶので、隣接するアパーチュア部間の間隔を極めて小
さくでき、アパーチュア部の配列密度を高めることがで
きる。
【0079】これら図9ないし11に示した例は何れも
、図2及び図7で説明した可変アパーチュア素子の電気
光学結晶板として利用でき、さらに図5に即して説明し
た反射型の可変アパーチュア素子の電気光学結晶板とし
ても使用できる。
【0080】また可変アパーチュア前の偏光子は、光源
であるレーザーの偏光比が高く、直線偏光していると見
做し得るときは省略することもできる。
【0081】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば新規な
ドット可変光記録装置を提供できる。この発明は上記の
如き構成となっているので、可変アパーチュア素子によ
るドット径変換に伴って発生する回折光の影響を除去し
、良好な光記録を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のドット径可変光記録装置の1実施例
を説明するための図である。
【図2】図1の実施例における可変アパーチュア素子を
説明するための図である。
【図3】図1の実施例におけるドット径の変化を説明す
るための図である。
【図4】図1の実施例におけるドット径の変換の態様を
説明するための図である。
【図5】ドット径可変光記録装置の別の実施例を説明す
るための図である。
【図6】ドット径可変光記録装置の更に他の実施例を説
明するための図である。
【図7】可変アパーチュア素子の別の例とそのバイアス
電圧の極性の切り替えを説明するための図である。
【図8】図7(c)に示すバイアス電圧の極性を切り替
えることによる効果を説明するための図である。
【図9】可変アパーチュア素子におけるアパーチュア領
域の設定例を説明するための図である。
【図10】可変アパーチュア素子におけるアパーチュア
領域の設定の別例を説明するための図である。
【図11】可変アパーチュア素子におけるアパーチュア
領域の設定の別例を説明するための図である。
【符号の説明】
10      光源 11      カップリングレンズ 12      1/2波長板 13      シリンダーレンズ 14      レンズ 15      シリンダーレンズ 16      スリット部材 17      シリンダーレンズ 18      回転多面鏡の偏向反射面19    
  fθレンズ 20      被走査面

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被走査面を光走査して情報記録を行う装置
    であって、副走査対応方向に対して45度傾いた方向を
    偏光方向として平行なレーザー光束を放射するレーザー
    光源装置と、微小なアパーチュア部が互いに近接して副
    走査対応方向に設定され、個々のアパーチュア部を個別
    的に開閉できる可変アパーチュア素子と、上記レーザー
    光源装置からのレーザー光束を主走査対応方向に集束さ
    せて、上記可変アパーチュア素子のアパーチュア部設定
    部近傍に線像として結像させる第1の線像結像光学系と
    、回転多面鏡と、上記可変アパーチュア素子を透過した
    レーザー光束を、回転多面鏡の偏向反射面近傍に主走査
    対応方向に長い線像として結像させる第2の線像結像光
    学系と、上記回転多面鏡による偏向光束により被走査面
    上に光スポットを形成する結像光学系と、上記可変アパ
    ーチュア素子を透過したレーザー光束から、可変アパー
    チュア素子による1次以上の次数の回折光を遮断するス
    リット部材とを有することを特徴とするドット径可変光
    記録装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、可変アパーチュア素子
    が、2次の電気光学効果を有し、複数の微小なアパーチ
    ュア部を互いに近接させて1方向に設定したアパーチュ
    ア領域を有する電気光学結晶板と、所定方向の電界を、
    上記アパーチュア領域の各アパーチュア部に独立に作用
    させるために電気光学結晶板の外表面に形成された薄膜
    電極構造と、各アパーチュア部に作用される電界を制御
    するために上記薄膜電極構造にワイヤボンディングされ
    た高周波IC駆動素子と、偏光方向を互いに直交させ、
    且つ偏光方向が上記電界の方向と45度をなすようにし
    て、上記電気光学結晶板を挾むように配設される偏光子
    および検光子とを有することを特徴とするドット可変光
    記録装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、可変アパーチュア素子
    が、2次の電気光学効果を有し、複数の微小なアパーチ
    ュア部を互いに近接させて1方向に設定したアパーチュ
    ア領域を有する電気光学結晶板と、所定方向の電界を、
    上記アパーチュア領域の各アパーチュア部に独立に作用
    させるために電気光学結晶板の外表面に形成された薄膜
    電極構造と、各アパーチュア部に作用される電界を制御
    するために上記薄膜電極構造にワイヤボンディングされ
    た高周波IC駆動素子と、上記アパーチュア領域に共通
    の直流バイアス電圧を印加するための直流電圧印加手段
    と、この直流電圧印加手段による印加電圧の極性を切り
    替えるスイッチ回路と、偏光方向を互いに直交させ、且
    つ偏光方向が上記電界の方向と45度をなすようにして
    、上記電気光学結晶板を挾むように配設される偏光子お
    よび検光子とを有することを特徴とするドット径可変光
    記録装置。
  4. 【請求項4】請求項1において、可変アパーチュア素子
    のフラウンホーファー回折面と被走査面とが、これらの
    間にある光学素子により結像の共役関係となっており、
    スリット部材が上記フラウンホーファー回折面近傍に配
    置されていることを特徴とするドット径可変光記録装置
  5. 【請求項5】請求項1または2または3または4のドッ
    ト径可変光記録装置による光記録方法であって、可変ア
    パーチュア素子による開放アパーチュアの数を変化させ
    て副走査方向のドット径を変えつつ、レーザー光源装置
    における、レーザー光源への印加パルスのパルス幅を変
    えて、主走査方向のドット径を変えることを特徴とする
    ドット径可変記録方法。
  6. 【請求項6】請求項5において、光により情報を書き込
    まれる記録媒体の感光の閾値特性に応じて、開放アパー
    チュア数に逆比例的に光源におけるパワーを増減させる
    ことを特徴とするドット径可変記録方法。
JP3048361A 1991-01-29 1991-03-13 ドット径可変光記録装置および光記録方法 Pending JPH04284057A (ja)

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