JPH04285324A - 多段変速機用ピン型同期装置 - Google Patents

多段変速機用ピン型同期装置

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JPH04285324A
JPH04285324A JP3351598A JP35159891A JPH04285324A JP H04285324 A JPH04285324 A JP H04285324A JP 3351598 A JP3351598 A JP 3351598A JP 35159891 A JP35159891 A JP 35159891A JP H04285324 A JPH04285324 A JP H04285324A
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pin
force
axis
shaft
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多段変速機に使用する
ピン型同期装置に関するものである。さらに本発明は自
己付勢式の同期装置用予付勢アセンブリに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】多段変速機に用いるピン型同期装置は公
知である。このような装置は、それぞれ歯車をクラッチ
に同期させて噛み合わせるために摩擦部材およびジョー
部材と、半径方向に延在するシフトフランジの開口を通
って少なくとも1つの摩擦部材から剛性的に延在してい
る複数のピンと、フランジの初期係合移動に応じて摩擦
部材を係合するための予付勢アセンブリと、ピンの肩部
とフランジの開口の回りにより形成され、ジョー部材の
非同期係合を妨げるブロッカとを備えている。
【0003】このような同期装置のための予付勢アセン
ブリは、精密な寸法公差の必要からコストがかかり、か
つ扱いにくく、さらには多くの場合に摩耗による誤作動
を生じてきた。
【0004】多段変速機において、同期装置を用いて変
速比の全部または一部のシフト時間を減少させることは
公知である。また、自己付勢式の同期装置を用いること
によって、運転者に必要とされるシフト作動力すなわち
シフトレバーに加える力を減少させることも公知である
。運転者のシフト作動力は一般的に車両の大きさ及び重
量に伴って増大するので、自己付勢式の同期装置は重量
形トラックに特に重要である。
【0005】このような装置の従来技術が、例えば米国
特許第2,410,511号、第2,896,760号
、第3,548,983号、第4,413,715号、
第4,836,348号及び第4,869,353号明
細書に記載されており、これらは参照文献として本説明
に含まれる。
【0006】上記特許の同期装置には、それぞれ歯車を
クラッチに同期させて確実に噛み合わせるために摩擦部
材及びジョー部材と、シフト力によるジョー部材の1つ
の初期係合移動に応じて予付勢表面が摩擦部材を初期係
合させるのに応じて係合して、ジョー部材の非同期係合
を防止し、シフト力を摩擦部材に伝達してそれの同期ト
ルクを増大させることができるブロッカと、トルクに反
動して、シフト力の方向の付加力をシフト力に追加する
ことによって摩擦部材の同期トルクをさらに増大させる
ことができるようにする自己付勢用傾斜面とが設けられ
ている。
【0007】これら特許の同期装置における構造は、ピ
ン型同期装置の構造とは大きく異なっている。これらの
構造的な違いが少なくとも一因となって、ピン型同期装
置に上記の自己付勢機能を持たせることが困難であった
。
【0008】さらに、これら特許の同期装置はシフト時
間及びシフト作動力を低減させることはできるが、これ
らは変速機全体におけるシフト要求の変化、すなわち低
速の変速比は一般的に高速の変速比の場合よりもシフト
作動力及び/または時間を多く必要とし、またダウンシ
フトは一般的にアップシフトの場合よりもシフト作動力
及び/または時間を多く必要とすることを考慮に入れて
いなかった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このような事情に鑑み
て、本発明は、ピン型同期装置のピンを改良してピンに
形成されたブロッカ肩部に独立し予付勢表面を有する変
速機用同期装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】および
【作用】本発明によるピン型同期装置には、軸線を有す
る軸の回りに半径方向に延在する環状シフトフランジを
備える。このフランジは第1のジョー部材と第1摩擦部
材の各々を移動して第2ジョー部材と第2摩擦部材を係
合させ、歯車をクラッチに同期させて確実に噛み合わせ
る。
【0011】第1摩擦部材は円周方向に間隔を置いた複
数のピンを有する剛性リングを備え、ピンはそこから伸
びてフランジの開口内に入るようになっている。各ピン
はフランジとピンとの間に制限された相対的な回転を許
す小径部分を有し、関連したフランジの開口の回りに形
成されるブロッカ肩部と係合するブロッカ肩部を有する
。予付勢手段は予付勢表面に対して弾性的に付勢された
頭部を有する複数のプランジャーを備え、中立位置から
歯車に向うシフト力によってフランジの初期軸方向移動
に応じて摩擦部材を弾性的に係合し、摩擦部材の係合に
応じてブロッカ部材を係合しピンを介してフランジに伝
達される初期同期トルクを生じさせる。そして、ブロッ
カ肩部を介して第1摩擦部材にシフト力を伝達して、摩
擦部材の係合力を増大させる。
【0012】本発明の特徴によると、各ピンが軸線に平
行な軸線を有し、ブロッカ肩部が半径方向外側に小径部
から伸び、ピンの軸線に対して所定角度で剛性リングに
向けて軸方向に伸びている。各ピンはまた予付勢表面を
備え、この表面はブロッカ肩部に対して独立しており、
フランジの中立位置で少なくともフランジの初期軸方向
移動中には関連した頭部に対して反動するようになって
いることである。
【0013】
【実施例】次に、本発明の同期装置を添付の図面を参照
しながら説明する。図1及び図2は、陸上用の車両に用
いられる、特に大型トラックに使用られる形式の変速機
の歯車/同期装置アセンブリ10を示している。アセン
ブリ10は、他の用途にも用いることができる。アセン
ブリには、図示しない方法で中心軸線12a回りに回転
するように取付けられた軸12と、互いに離して軸上に
回転可能に支持されており、公知の方法で軸に取り付け
られた環状のスラスト部材18、20によって軸に対し
て軸方向移動できないように固定されている変速比歯車
14、16と、複動ピン型クラッチ機構同期装置22と
が設けられている。
【0014】アセンブリ10は、参考文献として本説明
に含まれる米国特許第3,648,546号及び第4,
788,889号明細書に開示されているような2副軸
変速機の一部であって、歯車の歯14a及び16aは副
軸上のエンジン駆動される歯車と常時噛み合っている。 軸12は負荷に選択的に連結可能であって、従来技術で
公知のように、幾分半径方向へ移動自在である。ここで
は、歯車14は歯車16よりも低速比であり、両方とも
アップ及びダウンシフトで連結可能である。
【0015】同期装置22は、歯車14、16に取り付
けられた環状摩擦部材24、26及び環状ジョー部材1
4b、16bと、軸に一体成形されるか他の方法でそれ
に取り付けられた外側スプライン歯12bと摺動可能に
噛み合った内側スプライン歯28a,30aを設けたジ
ョークラッチ部材28、30と、軸方向の両側面がジョ
ー部材28、30の軸方向表面28b、30b間に挟ま
れている、半径方向に延在したシフトフランジ32と、
フランジ及びジョー部材を相対軸方向移動しないように
固定するための3つのH形リテーナ部材34(1つが図
3に斜視図で示されている)と、フランジ32上の対応
の傾斜面と協働する自己付勢傾斜面を設けた3つの細長
い部材35と、摩擦部材の各々から軸方向に延出してフ
ランジの開口32cを通るようにして円周方向に間隔を
おいて設けられた3本のピン40によって互いに固着さ
れた環状の摩擦リング部材36、38と、それぞれがば
ね44及びピンに形成された表面に当接するプランジャ
46を備えている3つの予付勢手段/中立センタリング
アセンブリ42とを有している。
【0016】あるいは、同期装置22は、単動ピン型で
もよい、すなわち1つの歯車だけを軸に同期させて噛み
合い連結させる構造でもよく、そのような機構は米国特
許第3,221,851号に記載されており、この特許
は参考文献として本説明に含まれる。また、リテーナ3
4、ピン40及びアセンブリ42の数は、ここに示した
ものよりも増減させることができる。
【0017】図面から明らかなように、摩擦部材24、
36及び26、38は協働して、ジョークラッチが連結
するのに先立って歯車を軸に同期化する摩擦クラッチを
形成している。円錐クラッチが好適であるが、他の形式
の摩擦クラッチを用いることもできる。摩擦部材24、
26は、公知の様々な方法で、例えば溶接で対応の歯車
に取付けられるか、あるいは公知のように歯車と一体成
形することもできる。摩擦部材24、26に一体に設け
られた円錐摩擦表面24a、26aがそれぞれ外側円錐
摩擦表面36a、38aと係合する。部材24、26及
び36、38は、それぞれ同期装置のカップ及びリング
とも呼ばれる。
【0018】広範囲の円錐角度を用いることができるが
、本実施例では円錐角度が7.5度になっている。摩擦
表面36a,38a及び/または24a、26aは様々
な公知の摩擦素材を基材に取り付けて形成することがで
きる。ここでは米国特許第4,700,823号、第4
,844,218号及び第4,778,548号明細書
に開示されているような熱分解炭素摩擦材が好ましい。 これら特許は参考文献として本説明に含まれる。
【0019】ピン40が、予付勢ばね及びプランジャと
組み合わせて図12及び図13に詳細に示されている。 各ピンには、フランジの開口32cの直径よりもわずか
に小径の大径部分40aと、摩擦リング36、38間に
(ここでは中央に)設けられた小径の溝部分40bと、
ピンの軸線から半径方向外向きに、ここではピンの軸線
に直交する線に対して約40度の角度で互いに軸方向に
離反するように設けられた円錐形のブロッカ肩部表面4
0c、40dと、さらも必ずしも必要ないが設けること
が好ましい独立した予付勢表面40e、40f及び延長
補助センタリング表面40g、40hとが設けられてい
る。
【0020】溝部分が対応のフランジ開口にはめ込まれ
ると、剛性の摩擦リング/ピンアセンブリがフランジに
対して限定回転できるため、ピンのブロッカ肩部をフラ
ンジ開口の周囲に形成された面取りブロッカ肩部32d
、32eと係合させることができる。予付勢表面40e
、40fは円錐形のブロッカ肩部40c、40dに弦方
向に交差してその一部を取り除いて形成され、好ましく
は(必ずしもそうでなくてもよい)平坦な平面であり、
ピンの軸線に対してブロッカ表面の角度よりも幾分小さ
い角度が付けられている。
【0021】センタリング表面40g、40hも平坦な
平面であり、図面から明らかなように、ピンの軸線に対
してブロッカ及び予付勢面の角度よりも幾分小さい角度
が付けられている。図示のように、平坦面の弦部分はピ
ン軸線及び軸の軸線と同心の円に対して接線方向に位置
している。補助センタリング表面によって与えられる軸
方向力は、そのような位置決めがフランジ32を移動さ
せるシフト機構によって完全には実施されなかった場合
にフランジ32を中立位置へ戻すことができる大きさで
なければならない。
【0022】プランジャ46が、フランジのスロット3
2f内に配置されたコイル圧縮ばね44によってピンの
予付勢面及びセンタリング表面の方へ半径方向外向きに
付勢されている。必ずしもそれに限定されないが、好ま
しくはスロットの大部分を軸の軸線に対して半径方向に
設ける。スロットは軸方向にもフランジ側部32a、3
2bを貫通して、フランジ開口32cを形成しており、
半径方向内側の端部32gにばねが当接している。フラ
ンジの側部32bが、図2の断面の破断されていない部
分に部分的に示されている。ばねの半径方向内側部分は
、スロット端部から半径方向外向きに設けられたペグ等
の図示しない手段によって保持することができる。
【0023】図9、10及び11に詳細に示されている
プランジャ46は、板金で形成することもできるが、好
ましくは鋼等の鋳込みまたは圧縮材で形成して、構造剛
度及び表面硬さが得られるようにする。各プランジャに
は、対応のばねの一端部を収容する止まり内孔46aと
、対応のピンの平坦な予付勢及びセンタリング表面と協
働する平坦な傾斜面46b、46cを形成した頭部分と
が設けられている。内孔の側部は、スロット側部と摺動
可能に協働する側壁46d、46eと、フランジの側壁
32a、32bを摺動可能に挟む側壁46f、46gと
によって定められている。フランジ開口32cからスロ
ット内へ組み付け易くするため、側壁46f、46gは
フランジ開口32cよりも小径の円形(図10)になっ
ている。
【0024】前述したように、ジョー部材28、30に
は、軸に取り付けられた外側スプライン歯12bと摺動
可能に噛み合った内側スプライン歯28a、30aが設
けられている。外側スプラインには、軸の軸線に平行な
インボリュートフランク表面12cが設けられており、
これらがジョー部材のフランク表面と噛み合うことによ
って、その間での相対回転が防止される。H形部材34
の各々は、ジョー部材の表面28c、30cに当接する
端部分34a、34bと、端部分を連結する中央部分3
4cとを有している。中央部分は、ジョー部材の図示し
ない軸方向のスロットにすべりばめされて開口32h内
を自在に通っているので、以下に説明する理由のためジ
ョー部材及び軸に対してフランジが回転移動できるよう
になっている。
【0025】図4、6、7及び図8からわかるように、
図1,6のフランジ32の中立位置から左右の軸方向に
ある歯のフランク部分12cは、複数の傾斜面と協働す
るような1つ以上の傾斜面を与えるように修正されてい
る。傾斜面は、フランジがジョー部材28、30及び軸
12に対して限定回転できるようにして、円錐クラッチ
からの同期トルクに反動して軸方向の付加自己付勢を発
生して、フランジ32に加えられたシフト力によって最
初に係合した円錐クラッチの係合力を増大させ、それに
よって円錐クラッチによって得られる同期トルクを増大
させることができるようになっている。傾斜面は、一方
または両方の歯車の同期化及び/またはアップシフト及
びダウンシフトに伴ったいずれの方向のトルクにも対応
した同期化を実施できるように設けることができる。
【0026】すなわち、歯12bの修正部分は傾斜面1
2d,12eを備え、この傾斜面はそれぞれ傾斜面32
m,32n対して反動して付加軸方向力を発生し、いず
れかの方向のトルクに応じて歯車16の同期率を増大ま
たは助ける。さらに歯12bは傾斜面12f,12gを
有し、いずれかの方向におけるトルクに応じて歯車16
に付加軸方向力を与える。
【0027】傾斜面の角度を変化させることによって、
アップシフト及びダウンシフトに対して、また高速比及
び低速比に対して異なった大きさの付加軸方向力を与え
ることができる。また、1つまたは複数の歯車に対して
1方向では付加軸方向力が望まれない場合、傾斜面をス
プライン歯に平行にする、すなわち有効傾斜面を設けな
いこともできる。例えば、傾斜面12g,32gはスプ
ライン軸に対して平行にして同期トルクに応じて付加軸
方向力が与えられないようにすることができる。
【0028】フランジ32が図1及び6の中立位置にあ
る時、ピン40の小径部分40bが対応のフランジ開口
32cと半径方向に整合し、円錐クラッチの摩擦表面間
がわずかに離れており、ばね44の力でピン40の予付
勢表面40e、40fに作用するプランジャ46の傾斜
予付勢面46b、46cによってこの離れた状態に維持
される。予付勢面によって与えられる軸方向力は、円錐
クラッチ表面間のオイルの粘性剪断力のために自己付勢
傾斜面によってフランジに加えられる付加軸方向力に対
抗できる大きさであることが好ましい。いずれかの歯車
を軸に連結したい場合、適当な図示しないシフト機構、
例えば参考文献として本説明に含まれる米国特許第4,
920,815号に開示されており、公知の方法でフラ
ンジ32の外周に連結されているシフト機構でフランジ
を軸12の軸線に沿って軸方向に、歯車14を連結する
時には左に、歯車16を連結する時には右に移動させる
。シフト機構は、リンク装置によって運転者が手動で移
動させてもよいが、アクチュエータで選択的に移動させ
たり、シフト機構の移動を自動的に開始させると共にシ
フト機構によって加えられる力の大きさを制御する手段
によって移動させることもできる。シフト機構を手動で
移動させる場合、その力は運転者がシフトレバーに加え
る力に比例する。手動または自動のいずれで加える場合
でも、力は軸方向にフランジ32に加えられ、図14に
矢印Foの長さで表される。
【0029】運転者のシフト力Foによるフランジ32
の初期軸方向移動は、予付勢面40f、46cによって
ピンに伝達されて、円錐表面38aを円錐表面26aに
初期摩擦係合させる。もちろん、円錐表面の初期係合力
は、ばね44の力及び予付勢面の角度の関数である。初
期摩擦係合(非同期状態が存在するとして、また自己付
勢傾斜面の効果を一時的に無視する)によって、初期円
錐クラッチ係合力及び同期トルクToが発生し、この同
期トルクToによってフランジ32と係合摩擦リングと
の間が限定相対回転し、これによって小径ピン部分40
bがフランジ開口32cの適当な側へ移動して、ピンの
ブロッカ肩部40cがフランジのブロッカ肩部32dと
係合する。ブロッカ肩部が係合した時、フランジ32に
加えられている運転者の全シフト力Foがブロッカ肩部
を介して摩擦リング38に伝達されるため、円錐クラッ
チが運転者の全シフト力Foで係合し、総運転者同期ト
ルクToが得られる。この運転者同期トルクToは、図
14に矢印Toで表されている。ブロッカ肩部は運転者
シフト力Foの軸方向に対して角度を付けて設けられて
いるので、それらは、非同期状態では円錐クラッチから
の同期トルクに対向するが大きさが小さい対向力すなわ
ちアンブロックトルクを発生する。ほぼ同期化が達成さ
れると、同期トルクがアンブロックトルク以下まで低下
することから、ブロッカ肩部がピンを開口32cに対し
て同心的に移動させるため、継続的にフランジが軸方向
移動し、ジョー部材30の外側ジョー歯30d及びジョ
ー部材16bの内側ジョー歯16c間が係合することが
できる。
【0030】公知のように、またジョー部材16bに対
してだけ参照番号を付けて示されているように、ジョー
歯の前部分には、初期接触時の歯の破損を軽減するため
のすくい角前縁部16cと、歯を整合位置に合わせる面
取りすなわちウェッジ面16dとが設けられている。そ
のような前縁部を設けたジョー歯は、参考文献として本
発明に含まれる米国特許第4,246,993号と、適
当なすくい角について教示している米国特許第3,26
5,173号とに詳細に記載されている。
【0031】ウェッジ面は、非対称にしてもよく、歯の
前端部の当接によるシフト完了の遅れを防止する。なめ
らかで比較的小さい作動力でシフトを完了できるように
するため、ジョー歯は円周方向にできるだけ細かく、す
なわち小さくして、ジョー歯に整合させるために必要な
数すなわわち回転調節度を最小に抑える。従って、ジョ
ー歯はできるだけ大きい直径の周囲に設けることが好ま
しい。
【0032】やはり自己付勢傾斜面の効果を無視すると
、力Foによって与えられる円錐クラッチトルクは等式
(1)で表される。
【0033】 To=FoRcμc/sinα       (1)但
し、  Rc=円錐摩擦表面の平均半径μc=円錐摩擦
表面の摩擦係数 α  =円錐摩擦表面の角度、ここでは7.5度次に、
特に図6〜8を参照しながら自己付勢傾斜面の作用を説
明すると、運転者が加えた軸方向シフト力Foによる同
期トルクToは、もちろんピン40によってフランジ3
2に伝達され、自己付勢傾斜面を介して軸12に反応す
る。自己付勢傾斜面は、軸12及びジョー部材28、3
0に対するフランジの回転を制限して、シフト力Foと
同じ方向でフランジに作用する軸方向力成分すなわち軸
方向付加力Faを発生し、それによってさらに円錐クラ
ッチの係合力を増大させて、トルクToに加えられる付
加同期トルクTaを与える。
【0034】図6は、シフトフランジ32が図1に対応
した中立位置にある時の自己付勢傾斜面の相対位置を示
している。図7は、円錐表面26a,38aの係合によ
って歯車16が同期化された時の傾斜面及びスプライン
の位置を示している。
【0035】係合した円錐表面によって、フランジ部材
の傾斜面32mを細長い部材の傾斜面35fと係合させ
た方向の同期トルクが発生する。このため円錐クラッチ
を係合させるための軸方向力の合計はFo+Faであり
、円錐クラッチによって発生する同期トルクの合計はT
o+Taであり、図14に図示されている通りである。   ある運転者シフト力Fo及び運転者同期トルクTo
に対する軸方向付加力の大きさは、係合した自己付勢傾
斜面の角度の関数であることが好ましい。この角度は、
運転者によるある適度なシフト作動力に応じて大きく同
期トルクを増加させて同期時間を短くすることができる
十分な大きさの付加力Faを発生できる大きさであるこ
とが好ましい。
【0036】しかし、この角度はまた、制御された軸方
向付加力Faを発生できる程度に小さいことも好ましい
、すなわち力Faは力Foの増減に応じて増減させる必
要がある。傾斜面角度が大きすぎる場合、傾斜面は自己
付勢ではなく自己固着作用を持つ。
【0037】このため、円錐クラッチが初期係合を行う
と、力Faが力Foに無関係に無制御状態で急激に増大
し、そのため円錐クラッチはロックアップ側へ押し進め
られる。自己付勢ではなく自己固着作用が生じることに
よって、シフト性すなわちシフト感覚が低下し、同期装
置部品に過度の応力が加わり、過熱や円錐クラッチ表面
の急速摩耗を発生させ、さらに運転者のシフトレバー移
動を無効化することもある。
【0038】自己付勢傾斜面角度θを計算し、運転者シ
フト力Foに比例して増減する付加軸方向力Faを提供
するための主要な変数は、円錐クラッチの角度α、円錐
クラッチの摩擦係数μc,円錐クラッチの平均半径Rc
及び自己付勢傾斜面の平均半径Rrの比、傾斜面の摩擦
係数μr、及び自己付勢傾斜面の圧力角φである。ここ
で、圧力角φはゼロである。傾斜面は図5に見られるよ
うにインボリュート形状を有し、かつ圧力角20°であ
る。
【0039】円錐クラッチで発生する合計同期トルクT
tは次の等式の通りである。
【0040】 Tt=FtRcμc/sinα          (
2)但し、  Tt=To+Taであり、      
        (3)Ft=Fo+Faである。  
            (4)微分を行わずに得られ
る軸方向付加力Faについての等式は次の通りである。 Fa=Ftan[A/B]             
 (5)但し、    A=cosθーμrsinθ/
cosφB=sinθ+μrcosθ/cosφ傾斜面
角度θは、軸の軸線12aに直交する平面から測定した
ものであり、Ftanは傾斜面に作用し、Rrにおける
トルクTtの接線力成分である。1つのトルク方向に対
するTt及びFtanはそれぞれ図4に同じ参照記号を
付けた矢印で示されている。従って、Ftan=Tt/
Rr                  (6)等式
(5)及び(6)を等式(4)に代入して、Ftについ
て解くと、次式が得られる。
【0041】 Ft=Fo/(1−[A/B][C/D])  (7)
但し、    C=Rcμc D=Rrsinα Ft/Foをブーストすなわち自己付勢比率とする。ブ
ースト比率が高くなるほど、ある運転者シフト力Foに
対する合計同期トルクTtが大きくなる。ブースト比率
1は、傾斜面角度が90度であることに相当する。この
角度は軸のスプラインに平行になるので、自己付勢は得
られない。θが減少するのに伴って、ブースト比率が増
加する。1:1から約5:1までのブースト比率が用い
られている。
【0042】しかし、1:1以上及び5:1以下のブー
スト比率が好ましい。等式(7)の分母がゼロになると
、Ft/Foは無限大になる。これはもちろん、等式(
7)の分母のマイナス項が1に達した時である。従って
、 [A/B][C/D]<1             
   (8)の時、傾斜面は自己固着作用ではなく自己
付勢作用を持つ。ある同期装置構造に対して、Rc、μ
c、Rr、αを定数Kになるように設定することによっ
て式(8)を簡単にすることができる。
【0043】 [C/D]=1/K                
      (9A)すなわち [D/C]=K                  
       (9B)等式(9)のいずれかを式(8
)に代入して整理し、傾斜面角度θについて解くと、最
小角度θを求めるための式(10)が得られる。そのよ
うな最小角度によって、運転者シフト力Foに比例し、
最大制御可能ブースト比率を与え、自己固着しない自己
付勢軸方向力Faが発生する。
【0044】 θ>TAN−1[E/F]             
     (10)但し、E=1ーKμr/cosφ F=K+μr/cosφ ここで、圧力角φがゼロであるから、cosφは1であ
り、削除できる。θは軸の軸線12aに直交する平面か
ら測定されたものであることを考えると、角度θの増加
に伴って、力Fa及びトルクTaの値が減少し、もちろ
んトルクTtの値が減少する。従って、自己固着作用を
防止し、力Foに比例した力Faを維持するためには、
Taの変数がすべて同一であるとすると、Kの増加に伴
って角度θを減少させなければならない。
【0045】すなわち、自己固着作用を防止し、力Fo
に比例した力Faを維持するため、比Rc/Rrの増加
時、及び/または、円錐角度αの減少時、及び/または
、クラッチの摩擦係数μcの増加時、及び/または、傾
斜面圧力角φの増加時、及び/または、傾斜面の摩擦係
数μrの増加時には、最小角度θを増加させなければな
らない。
【0046】また、いわゆる任意の構造に対する最小の
傾斜面角度及び最大の所望ブースト比率を計算する時、
製造公差及び部品の通常摩耗による自己固着作用または
オーバーブーストを防止できる安全裕度が好ましい。
【0047】次に、図示の多段変速機に同期装置10を
用いた場合について説明すると、変速歯車を同期化する
ために必要な時間は、合計同期トルクの増加に伴って減
少する。さらに、反射慣性の違い、すなわち同期化する
部材の実際の慣性に摩擦が加わることから、低速比歯車
を同期化するために必要な作動力の量は、高速比歯車に
必要な作動力よりも大きいことが一般的である。また、
ある変速比歯車をダウンシフトで同期化するために必要
な作動力の量は、一般的にアップシフトで必要な作動力
よりも大きい。
【0048】従って、本発明の同期装置を多段変速機に
用いる場合、低速比歯車用の機構のブースト比率を高く
し、高速比歯車用の機構のブースト比率を低くすること
が好ましい。また、ある変速比歯車では、ダウンシフト
用のブースト比率をアップシフトの場合よりも大きくす
ることが好ましい。ブースト比率をそのように調節する
ことによって、自己付勢同期装置を備えた変速機の全て
の変速比歯車に対して、ほぼ同一のシフトすなわち同期
時間が得られる。
【0049】本発明の同期装置では、円錐クラッチ角度
α、半径比Rc/Rr及び自己付勢傾斜面角度θを変え
ることによって、ブースト比率を簡単に変更することが
できる。
【0050】添付の図面から明らかなように、ジョー部
材28、30のいずれかが対応の歯車のジョー部材と係
合している時、フランジ32は軸12と変速比歯車14
または16との間のトルク経路から遮断されている。従
って、比較的小さく摩耗を受け易い自己付勢傾斜面は、
変速比歯車の全トルク負荷の劣化影響を受けることはな
い。軸の軸線12aに対する傾斜面半径の減少に伴って
傾斜面に作用する力が増加するので、これは特に自己付
勢傾斜面が半径方向内向きに移動する時に重要である。
【0051】さらに、半径の違いから、ジョー部材のス
プライン28a、30aと軸スプライン12bとの間に
作用する力は、ジョークラッチ歯間に作用する力よりも
大きい。従って、ジョー部材のスプライン28a、30
aと軸スプライン12bとの間のスプライン連結部の軸
方向長さは、ジョークラッチ歯に十分な強度を与えるた
めに必要な長さよりも大きくすることが好ましい。
【0052】本実施例では、フランジ32が円周方向に
おいてジョークラッチ部材28、30または軸12に固
定されていないので、フランジ32を移動させるシフト
機構のストロークを長くしないで軸方向スプライン連結
長さを長くすることができる。
【0053】このため、ジョー部材のスプライン28a
、30aを軸スプライン12bと連続的に係合させるこ
とができる。これは特に、運転者が公知のようにして手
動操作式シフトレバーを用いてシフト機構を移動させる
時に重要である。そのようなレバーの例が、参考文献と
して本説明に含まれる米国特許第3,850,047号
に記載されている。そのようなレバーは、シフトストロ
ークを長くするためには、運転者によるシフトレバーの
移動を増加させるか、(レバーの支点を変更して)ある
運転者のシフト作動力によってシフト機構に加えられる
力を減少させることが必要である第1種レバー形である
ことが一般的である。
【0054】以上に、自己付勢式同期装置の好適な実施
例を説明してきたが、本発明の精神の範囲内において様
々な変更及び変化を加えることができる。
【0055】
【発明の効果】本発明はブロッカ肩部に対して独立した
予付勢表面をピンに形成したので、歯車へのダウンシフ
ト時に発生したシフトフランジトルクに応じて傾斜面が
互いに反動し合い傾斜面の角度を変化させることによっ
てアップシフトおよびダウンシフトに対して異なった大
きさの付加軸方向力を与えることができる。
【0056】また、この自己付勢傾斜面の角度を変更す
ることによって、多段変速機の幾つかまたは全部の変速
比歯車に対する同期時間をほぼ同じにすることができる
。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の1−1線に沿って見た複動式同期装置の
断面図である。
【図2】図1の2−2線に沿って見た部分断面図である
。
【図3】図1及び2におけるH型リテーナ部品の斜視図
である。
【図4】図1及び2の同期装置における歯部分の部分断
面図である。
【図5】図4の歯部分を示す透視図である。
【図6】図4の6−6曲線に沿って見た歯部分の断面図
である。
【図7】図4の6−6曲線に沿って見た歯部分の異なる
位置での同様な断面図である。
【図8】図4の6−6曲線に沿って見た歯部分の異なる
位置での同様な断面図である。
【図9】図1及び2のプランジャ部材の詳細図である。
【図10】図1及び2のプランジャ部材の詳細図である
。
【図11】図1及び2のプランジャ部材の詳細図である
。
【図12】図1及び2のピン部材の詳細図である。
【図13】図1及び2のプランジャ部材の詳細図である
。
【図14】同期装置のシフトフランジに作用する軸方向
力及びトルクを表すグラフである。
【符号の説明】
12  軸 22  同期装置 24、36及び26、38  摩擦クラッチ部材28、
30  ジョークラッチ部材 32  フランジ 32k、32m、32n、32p  自己付勢傾斜面3
5  細長い部材 40  ピン 40c、40d  ブロッカ肩部 40e、40f  予付勢表面 46  プランジャ

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  軸線(12a) を有する軸(12)
    の回りに半径方向に延在し、歯車(16)を軸(12)
    に同期させてクラッチの噛み合わを行うために第1ジョ
    ー部材(30)および第1摩擦部材(38)を移動して
    第2ジョー部材(16b) および第2摩擦部材(26
    )と係合させ、第1摩擦部材(36)が、そこに固定さ
    れて延在しフランジ(32)の開口(32c) を通る
    、円周方向に間隔を置いた複数のピン(40)を有する
    剛性リング(38)を備え、各ピンがフランジ(32)
    とピン(40)との間の相対回転を制限する小径部(4
    0b) と前記関連したフランジの開口(32c) の
    回りに形成されるブロッカ肩部表面(32e) に係合
    可能なブロッカ肩部表面(40d) を有している、環
    状シフトフランジ(32)と、各々が予付勢表面(40
    f) に対して弾性的に付勢された頭部(46c,46
    d) を有する複数のプランジャー(46)を備え、中
    立位置から歯車(16)に向うシフト力 (Fo)によ
    ってフランジ(32)の初期軸方向移動に応じた係合力
    で第1摩擦部材(38)を弾性的に係合し、摩擦部材の
    係合に応じてブロッカ肩部表面(40d,32e) を
    係合しピン(40)を介してフランジ(32)に伝達さ
    れる初期同期トルクを生じさせ、さらに、ブロッカ肩部
    表面(40d,32e) を介して第1摩擦部材(38
    )にシフト力 (Fo)を伝達して、第1摩擦部材(3
    8)の係合力を増大させる予付勢手段と、を備えるピン
    型同期装置(22)であって、各ピン(40)が軸に平
    行な軸線を有し、ブロッカ肩部表面(40d) が小径
    部から半径方向外側に、かつピンの軸線に対して所定の
    角度で剛性リング(38)に向かう軸方向に延在し、各
    ピンがまた予付勢表面(40f) を有し、この予付勢
    表面はそれぞれブロッカ肩部表面に独立し、かつフラン
    ジ(32)が中立位置にある間および少なくともフラン
    ジ(42)の初期軸方向移動中に前記関連したプランジ
    ャー(46)に対して反動することを特徴とする同期装
    置。
  2. 【請求項2】  予付勢表面(40f) は、半径方向
    外側にかつ剛性リング(38)に向かう軸方向にピンの
    軸線に対してブロッカ肩部表面(40d) がなす角度
    よりも小さい角度で延在していることを特徴とする請求
    項1の同期装置。
  3. 【請求項3】  各ピン(40)は第2センタリング表
    面(40h) を有し、該表面(40h) は半径方向
    外側にかつ各予付勢表面(40f)の半径方向外側から
    離れ、そしてピンの軸線に対して予付勢表面(40f)
    よりも小さい角度で延在していることを特徴とする請求
    項1または2の同期装置。
  4. 【請求項4】  ブロッカ肩部表面(40d) はほぼ
    円錐表面であり、かつ予付勢表面(40f) はほぼ平
    坦な平面であることを特徴とする請求項1の同期装置。
  5. 【請求項5】  平坦な平面(40f) は各円錐表面
    (40d) の部分を弦のように横切り、かつピンの軸
    線に対してブロッカ肩部表面(40d)よりも小さい角
    度で延在していることを特徴とする請求項4の同期装置
    。
  6. 【請求項6】  第2センタリング表面(40h) は
    ほぼ平坦な平面であることを特徴とする請求項5の同期
    装置。
  7. 【請求項7】第1ジョー部材(30)を軸(12)に対
    して回転できないように固定する手段(12b,30a
    ) と、フランジ(32)を第1ジョー部材(30)に
    対して軸方向移動できないように固定し、軸方向に移動
    可能なジョークラッチ部材(30)に対してフランジ(
    32)を円周方向に移動可能にする手段(34,32h
    )と、フランジ(32)の円周方向移動を制限し、かつ
    フランジ(32)と軸(12)間の同期トルクに反動す
    るものであり、少なくとも第1,2傾斜面(12d,3
    2m) を備え、ある一方向における同期トルクに応じ
    て係合可能となり、シフト力(Fo)の方向にフランジ
    (32)上に軸方向の付加力 (Fa)を生じさせて第
    1歯車(16)に連結する第1摩擦部材(38)に係合
    する力を増大させる制限手段(12b,32k) と、
    をさらに備えていることを特徴とする請求項1ないし3
    または6のいずれかの同期装置。
  8. 【請求項8】  制限手段(12b,32k) は、あ
    る方向に対向する方向における歯車(16)の同期トル
    クに応じて係合する第3,第4の傾斜面(12e,32
    n) を有し、フランジ(32)上にシフト力 (Fo
    )の方向に別の軸方向付加力 (Fa)を生じさせて第
    1摩擦部材(38)に係合する力を増大させることを特
    徴とする請求項7の同期装置。
  9. 【請求項9】第1,第2の軸方向に離設した変速歯車(
    14,16) が軸線(12a) を有する軸(12)
    の軸方向移動に対して固定され軸線回りに歯車と軸が互
    いに回転するピン型同期装置において、第1,第2歯車
    (14,16) にそれぞれ取り付けられる第1,第2
    のジョー部材(14b,16b) および摩擦クラッチ
    部材(24,26) と、歯車間に配置され軸に対して
    同軸に配置されるクラッチアセンブリとを備え、該アセ
    ンブリは、軸(12)とともに回転しかつ半径方向に延
    在するフランジ(32)をある方向の中立位置から第1
    歯車(14)に向けて軸方向に移動するシフト力 (F
    o)に応じて第1ジョークラッチ部材(14b) と係
    合するように軸方向移動可能であり、かつある方向に対
    向する方向に中立位置から第2歯車(16)に向けてフ
    ランジ(32)を移動するシフト力 (Fo)に応じて
    第2ジョークラッチ部材(16b) と係合するように
    軸方向移動可能であるジョークラッチ手段(28,30
    ) と円周方向に離設されたフランジの開口(32c)
     を貫通する複数のピン(40)により軸方向に離設し
    た関係で結合されており、各ピン(40)がフランジ(
    32)とピン(40)とのあいだの相対回転を制限する
    小径部(40b) を有し、かつ各小径部の軸方向に離
    間した端部が各フランジの開口(32c) の回りに形
    成されるブロッカ肩部(32d,32e) と傾向可能
    なブロッカ肩部(40c,40d) を有している、第
    1,第2の摩擦リング(36,38) と、各々が予付
    勢表面(40e,40f) 間で付勢された頭部を有す
    る複数のプランジャーを備え、第1,第2歯車(14,
    16) に向かうフランジ(32)の初期軸方向移動に
    応じて第1,第2摩擦リング(36,38) を第1,
    第2摩擦部材(24,26)とそれぞれ摩擦係合するよ
    うに弾性的に移動し、摩擦部材の係合は制限された相対
    回転に影響し、ブロッカ肩部(32d,40c;32e
    ,40d) の係合はジョークラッチ手段(28,30
    ) の非同期係合を防止し、かつブロッカ肩部を介して
    摩擦係合したリング(36,38) にシフト力を伝達
    するようになっている、予付勢手段(42)と、を含み
    、各ピン(40)が軸に平行な軸線を有し、ブロッカ肩
    部表面(40c,40d) が半径方向外側でかつピン
    の軸線(40)に対して所定の角度で互いに離れて延在
    する小径部(40b) の軸方向に離設した端部により
    形成され、各ピンは、ブロッカ肩部表面(40c,40
    d) とは独立し、かつフランジ(32)が中立位置に
    ある間および少なくともフランジ(40)の初期軸方向
    移動中に、小径部(40b) がプランジャー頭部の表
    面(46b,46c) を抱き込むために軸方向に離間
    した予付勢表面(40e,40f) を有することを特
    徴とする同期装置。
  10. 【請求項10】  予付勢表面(40e,40f) が
    半径方向外側にかつピンの軸線に対してブロッカ肩部表
    面(40c,40d) がなす角度よりも小さい角度で
    互いから軸方向に延在していることを特徴とする請求項
    9の同期装置。
  11. 【請求項11】  各ピン(40)は第2センタリング
    表面(40g,40h) を有し、該表面(40h) 
    は半径方向外側にかつ各予付勢表面(40e,40f)
     の半径方向外側から離れ、そしてピンの軸線に対して
    前記予付勢表面よりも小さい角度で延在していることを
    特徴とする請求項9または10の同期装置。
  12. 【請求項12】  ブロッカ肩部表面(40c,40d
    ) はほぼ円錐表面であり、かつ予付勢表面(40e,
    40f) はほぼ平坦な平面であることを特徴とする請
    求項9の同期装置。
  13. 【請求項13】  平坦な平面は各円錐表面(40c,
    40d) の部分を弦のように横切り、かつピンの軸線
    に対してブロッカ肩部表面(40c,40d) よりも
    小さい角度で延在していることを特徴とする請求項12
    の同期装置。
  14. 【請求項14】  第2センタリング表面(40g,4
    0h) はほぼ平坦な平面であることを特徴とする請求
    項13の同期装置。
  15. 【請求項15】軸方向に移動可能なジョークラッチ部材
    (28,30) に対して軸方向移動できないようにフ
    ランジ(32)を固定し、かつ前記ジョークラッチ部材
    (28,30) に対してフランジ(32)を円周方向
    に移動可能にする手段(34,32h)と、軸(12)
    に対してフランジ(32)の円周方向移動を制限し、フ
    ランジ(32)と軸(12)間の同期トルクに反動する
    ものであり、第1,2傾斜面(12d,32s)を備え
    、少なくとも第1歯車(14)の同期トルクおよびある
    方向の同期トルクに応じて係合可能となり、シフト力 
    (Fo)の方向においてフランジ(32)上に軸方向の
    付加力 (Fa)を生じさせて第1歯車(16)に連結
    する摩擦部材(36)に係合する力を増大させる制限手
    段(32k,12b) と、をさらに備えていることを
    特徴とする請求項9,10または14のいずれかの同期
    装置。
  16. 【請求項16】  制限手段(32k,12b) は、
    ある方向における第2歯車(16)の同期トルクに応じ
    て係合する第3,第4の傾斜面(12e,32n) を
    有し、フランジ(32)上にシフト力 (Fo)の方向
    に別の軸方向付加力 (Fa)を生じさせて第2歯車(
    16)に連結する第1摩擦部材(38)に係合する力を
    増大させることを特徴とする請求項15の同期装置。
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