JPH04285733A - 光学式記録媒体およびその製造方法 - Google Patents

光学式記録媒体およびその製造方法

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JPH04285733A
JPH04285733A JP3049819A JP4981991A JPH04285733A JP H04285733 A JPH04285733 A JP H04285733A JP 3049819 A JP3049819 A JP 3049819A JP 4981991 A JP4981991 A JP 4981991A JP H04285733 A JPH04285733 A JP H04285733A
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Japan
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film layer
metal
reflective film
metal reflective
recording medium
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JP3049819A
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English (en)
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Yoshio Nagashima
長嶋 良夫
Makoto Arisawa
誠 有沢
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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  • Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内容表示のための多色
印刷を施した光学式ディスク(コンパクトディスク)、
ビデオディスク、光カード等の光学式記録媒体に係り、
特に大幅なコストダウンならびに省力化を図り得るよう
にした品質的に極めて優れた光学式記録媒体およびその
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光学式記録は、磁気式記録と比較して記
録媒体とヘッドとが非接触であり、かつ高密度の記録が
可能である等の利点がある。この光学式記録媒体として
は、読出し専用のもの、追加書込み可能なもの、消去再
書込み可能なものが知られており、本発明にかかる読出
し専用の光学式記録媒体としては、既に光学式ディスク
(コンパクトディスク)や光学方式のビデオディスク、
光カ―ド等の形で実用に供されてきている。
【0003】ところで、この種の光学式記録媒体を製造
する方法としては、例えば次のような方法が採用されて
いる。すなわち、例えばプラスチック(一般には、ポリ
カーボネート等)からなる樹脂を、例えば射出成形法に
より信号の凹凸パタ―ンを転写してディスク基板とし、
次にこのディスク基板の凹凸パタ―ン面上に、アルミニ
ウム、金、銀、銅、錫、ニッケル等の金属を蒸着または
スパッタリング法により成膜して金属反射膜層を形成し
、次にこの金属反射膜層上に、例えばスピンコート法に
よりアクリル樹脂を主成分とした樹脂(一般には、紫外
線硬化型樹脂)を塗布し、さらに乾燥(一般には、紫外
線照射)させることによって保護膜層を形成することに
より、光学式記録媒体を製造する方法が採用されている
。
【0004】一方、特に光学式ディスク等の光学式記録
媒体においては、その記録内容を識別するための表示を
、信号の読取りに支障のない部分、一般には保護膜層上
に、所定の印刷法によりレーベル印刷として施している
。この場合、表示の内容は、曲名、演奏者、歌手名等を
はじめとして、文字情報が主であって、スクリーン印刷
により1〜2色で表示されることが多い。
【0005】しかしながら、最近になって、この種の光
学式記録媒体は、差別化のために多色印刷されることが
多くなってきており、特に階調を持ったカラー印刷の要
求が出てきている。そして、カラー印刷を施す場合、通
常は“黄”、“赤”、“藍”、“墨”の4色の掛け合わ
せによって階調を表現するようにしているが、この場合
印刷の下地は、白色であることが条件となる。ところが
、光学式記録媒体の表面は、信号読み取りのための金属
反射膜層があるため鏡面になっている。
【0006】そこで、カラー印刷を施すためには、あら
かじめ光学式記録媒体の表面に白色の印刷層を設けてお
く必要がある。一般に、階調のあるカラー印刷は、オフ
セット印刷方式で印刷されることが多いが、前述したよ
うに、カラー印刷では最低4色で印刷されるが、これは
印刷ユニットを4回通過することを意味しており、下地
のための白色は、特に光学式記録媒体本体の保護膜層面
との間に、強い接着力が要求されている。すなわち、印
刷の途中で下地層の剥離があってはならないのである。
【0007】このため、現状では、印刷層の厚みと隠蔽
力の点から、下地の白色印刷層の形成は、スクリーン印
刷に頼らざるを得ないのが実情である。従って、4色オ
フセット印刷機に2回通しても、満足のいく下地として
の白色印刷は行なえず、4色オフセット印刷機にスクリ
ーン印刷ユニットを付加するか、あるいは別個にスクリ
ーン印刷機を用意しなければならない。その結果、設備
コストが高くなるばかりでなく、省力化を図る上で問題
となっている。
【0008】また、当然のことながら、下地としての白
色印刷層は光学式記録媒体本体の全面にわたって印刷さ
れる訳であり、紫外線硬化型樹脂の硬化の際に硬化収縮
が発生することを考慮すれば、保護膜層で既に収縮して
おり、下地としての白色印刷層でさらに収縮することに
なり、光学式記録媒体の品質の上から好ましくないこと
は明白である。
【0009】一方、最近では、1色目の白色を印刷法に
よることなく施し、従来の4色印刷機によっても印刷を
可能としようとする方法が考えられてきている。そして
、1色目の白色を印刷法によることなく施すための方法
としては、例えば金属反射膜層を保護する保護膜層を形
成する際に、保護膜層に白色の充填剤を混入して保護膜
層を白色にする方法が提案されてきている(例えば、特
願昭63−69075号等)。しかしながら、充填剤に
よる金属反射膜層への悪影響が懸念され、実用的な方法
であるとは言えない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、この種
の従来の光学式記録媒体を製造するに際しては、設備コ
ストが高くなるばかりでなく、省力化の点、品質的な点
で多くの問題があった。
【0011】本発明は上述のような問題を解決するため
に成されたもので、大幅なコストダウンならびに省力化
を図ることが可能な品質的にも極めて優れた光学式記録
媒体およびその製造方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、まず、請求項1に記載の発明では、信号の凹凸パ
タ―ンが形成された基板と、基板の凹凸パタ―ン面上に
形成された、再生レーザーの波長に対して十分な反射率
を有する金属からなる金属反射膜層と、金属反射膜層上
に形成された、酸化により白色を呈する金属からなる白
色金属反射膜層と、白色金属反射膜層上に形成された保
護膜層と、保護膜層上に所望の表示内容がカラー印刷形
成された多色印刷層とを備えて構成し、
【0013】ま
た、請求項2に記載の発明では、基板上に、所定の手法
により信号の凹凸パタ―ンを転写形成し、次に基板の凹
凸パタ―ン面上に、金属を蒸着またはスパッタリングし
て金属反射膜層を形成し、次に金属反射膜層上に、所定
の手法により紫外線硬化型樹脂を塗布して保護膜層を形
成し、しかる後に保護膜層上に、所定の手法により所望
の表示内容をカラー印刷して多色印刷層を形成するよう
にした光学式記録媒体の製造方法において、金属を蒸着
またはスパッタリングして金属反射膜層を形成する工程
を2つの工程に分け、前の工程では、再生レーザーの波
長に対して十分な反射率を有する金属を蒸着またはスパ
ッタリングして金属反射膜層を形成し、後の工程では、
酸素を供給しながら酸化により白色を呈する金属を蒸着
またはスパッタリングして白色金属反射膜層を形成する
ようにしている。
【0014】特に、請求項3に記載の発明では、信号の
凹凸パタ―ンが形成された基板と、基板の凹凸パタ―ン
面上に形成されたアルミニウムからなる第1の金属反射
膜層と、第1の金属反射膜層上に形成された酸化アルミ
ニウム(Al2 O3 )からなる第2の金属反射膜層
と、第2の金属反射膜層上に形成された保護膜層と、保
護膜層上に所望の表示内容がカラー印刷形成された多色
印刷層とを備えて構成し、また、請求項4に記載の発明
では、基板上に、所定の手法により信号の凹凸パタ―ン
を転写形成し、次に基板の凹凸パタ―ン面上に、金属を
蒸着またはスパッタリングして金属反射膜層を形成し、
次に金属反射膜層上に、所定の手法により紫外線硬化型
樹脂を塗布して保護膜層を形成し、しかる後に保護膜層
上に、所定の手法により所望の表示内容をカラー印刷し
て多色印刷層を形成するようにした光学式記録媒体の製
造方法において、金属を蒸着またはスパッタリングして
金属反射膜層を形成する工程を2つの工程に分け、前の
工程では、アルミニウムを蒸着またはスパッタリングし
てアルミニウムからなる第1の金属反射膜層を形成し、
後の工程では、酸素を供給しながらアルミニウムを蒸着
またはスパッタリングして酸化アルミニウム(Al2 
O3 )からなる第2の金属反射膜層を形成するように
している。
【0015】特に、請求項4に記載の発明において、前
の工程では、アルミニウムを真空度5×10−5Tor
rで蒸着して500オングストロームの膜厚のアルミニ
ウム膜を形成し、後の工程では、酸素を供給して真空度
5×10−4Torrでアルミニウムを蒸着して200
〜300オングストロームの膜厚の酸化アルミニウム膜
を形成するか、または前の工程では、アルミニウムを真
空度5×10−3Torrでスパッタリングして500
オングストロームの膜厚のアルミニウム膜を形成し、後
の工程では、アルゴンと酸素の混合ガス(アルゴン:酸
素=1:1〜5:1)を供給して真空度5×10−3T
orrでアルミニウムをスパッタリングして200〜3
00オングストロームの膜厚の酸化アルミニウム膜を形
成するようにしている。
【0016】
【作用】従って、本発明の光学式記録媒体においては、
基板の凹凸パタ―ン面上に形成する金属反射膜層を、再
生レーザーの波長に対して十分な反射率を有する金属か
らなる金属反射膜層と、酸化により白色を呈する金属か
らなる白色金属反射膜層との2層構造として、信号読取
り面側には本来の金属反射膜層としての機能を持たせ、
レーベル面側には4色印刷の下地層としての機能を持た
せることにより、従来では階調を持った多色印刷の際に
、保護膜層の上に白色のベタ印刷を施していた工程が本
発明では不要となるため、そのための設備が必要なくな
り、大幅なコストダウンならびに省力化を図ることがで
きる。また、紫外線硬化工程が減るため、硬化収縮によ
る反りがなくなり、品質的にも極めて優れた光学式記録
媒体を得ることができる。さらに、特に酸化アルミニウ
ムからなる白色金属反射膜層は安定であるため、アルミ
ニウムからなる金属反射膜層の保護層としての機能も兼
用できるため、アルミニウムからなる金属反射膜層をよ
りいっそう強く保護することができる。
【0017】
【実施例】本発明は、基板の凹凸パタ―ン面上に形成す
る金属反射膜層を、再生レーザーの波長に対して十分な
反射率を有する金属からなる金属反射膜層と、酸化によ
り白色を呈する金属からなる白色金属反射膜層との2層
構造として、信号読取り面側には本来の金属反射膜層と
しての機能を持たせ、レーベル面側には4色印刷の下地
層としての機能を持たせるものである。また、その製造
方法として、金属を蒸着またはスパッタリングして金属
反射膜層を形成する工程を2つの工程に分け、前の工程
では、再生レーザーの波長に対して十分な反射率を有す
る金属を蒸着またはスパッタリングして金属反射膜層を
形成し、後の工程では、酸素を供給しながら酸化により
白色を呈する金属を蒸着またはスパッタリングして白色
金属反射膜層を形成するものである。以下、上記のよう
な考え方に基づく本発明の一実施例について、図面を参
照して詳細に説明する。
【0018】図1は、本発明を光学式ディスクに適用し
た場合の全体構成例を示す断面図である。すなわち、本
実施例の光学式ディスクは、図1に示すように、信号の
凹凸パタ―ン1が形成されたディスク基板2と、このデ
ィスク基板2の凹凸パタ―ン1面上に形成された、再生
レーザーの波長に対して十分な反射率を有する金属、例
えばアルミニウム単体からなる金属反射膜層31と、こ
の金属反射膜層31上に形成された、酸化により白色を
呈する金属、例えば酸化アルミニウム(Al2 O3)
からなる白色金属反射膜層32と、この白色金属反射膜
層32上に形成された保護膜層4と、この保護膜層4上
に所望の表示内容が4色でカラー印刷形成された多色印
刷層5とから構成している。
【0019】すなわち、本実施例では、ディスク基板2
の信号の凹凸パタ―ン1面上に形成する金属反射膜層を
、アルミニウム単体からなる金属反射膜層31と、酸化
アルミニウム(Al2 O3 )からなる白色金属反射
膜層32との2層構造としている点が、その最大の特徴
である。
【0020】ここで、ディスク基板2の材質としては、
一般に耐熱性を有する樹脂、例えばポリエステル樹脂,
ポリアミド樹脂,ポリイミド樹脂,ポリカ―ボネ―ト樹
脂,ポリメチルメタクリレ―ト樹脂,メチルペルテン樹
脂,アイオノマ―樹脂,ポリエ―テルスルホン樹脂,塩
化ビニル樹脂,ポリスチレン樹脂,セルロ―ス系樹脂等
、またはその積層品を用いることができる。そして、表
面平滑性、耐熱性等の特性から、その厚さとしては、1
0μm〜500μm(好ましくは30μm〜150μm
)程度のポリエステル樹脂を用いるのが最適である。
【0021】また、保護膜層4としては、例えば透明な
ビニール系樹脂等を主成分とし、金属反射膜層31、白
色金属反射膜層32を保護する役割を有するものであり
、その材質としては、例えばポリメタクリル酸系樹脂、
ニトロセルロース等の高分子結着剤を用いる。次に、本
実施例の光学式ディスクは、次のようにして製造する。
【0022】例えば、樹脂(本実施例では、ポリカーボ
ネート樹脂を用いる)を、射出成形法により信号の凹凸
パタ―ン(例えば、深さ0.35μm)1を転写してデ
ィスク基板2を形成する。
【0023】次に、ディスク基板2の凹凸パタ―ン1面
上に、アルミニウムを蒸着またはスパッタリングするこ
とにより、アルミニウム(Al)からなる金属反射膜層
31を形成する。
【0024】次に、金属反射膜層31上に、酸素を供給
しながらアルミニウムを蒸着またはスパッタリングして
、酸化アルミニウム(Al2 O3)からなる白色金属
反射膜層32を形成する。
【0025】次に、白色金属反射膜層32上に、例えば
スピンコート法によりアクリル樹脂を主成分とした樹脂
(一般には、紫外線硬化型樹脂)を塗布し、さらに乾燥
(一般には、紫外線照射)させることによって、保護膜
層4を形成する。
【0026】しかる後に、保護膜層4上に、オフセット
印刷機を4回通過させることによって、オフセット印刷
法により所望の表示内容を4色でカラー印刷して、多色
印刷層5を形成する(レーベル印刷を施す)。以上のよ
うにして、光学式ディスクが完成する。この場合、金属
反射膜層31、および白色金属反射膜層32は、具体的
には例えば次のような方法によって形成する。 (具体例1)
【0027】前の工程では、アルミニウムを真空度5×
10−5Torrで蒸着して500オングストロームの
膜厚のアルミニウム膜(金属反射膜層31)を形成し、
後の工程では、酸素を供給して真空度5×10−4To
rrでアルミニウムを蒸着して200〜300オングス
トロームの膜厚の酸化アルミニウム膜(白色金属反射膜
層32)を形成する。 (具体例2)
【0028】前の工程では、アルミニウムを真空度5×
10−3Torrでスパッタリングして500オングス
トロームの膜厚のアルミニウム膜(金属反射膜層31)
を形成し、後の工程では、アルゴンと酸素の混合ガス(
アルゴン:酸素=1:1〜5:1)を供給して真空度5
×10−3Torrでアルミニウムをスパッタリングし
て200〜300オングストロームの膜厚の酸化アルミ
ニウム膜(白色金属反射膜層32)を形成する。
【0029】この場合、上記いずれの具体例においても
、装置としては従来のものがそのまま使用でき、装置内
には酸素を供給するのみであるから、装置を汚染するよ
うなこともなく、繰り返しの成膜が可能であり、作業性
が損なわれることはない。
【0030】以上のように構成した光学式ディスクにお
いては、ディスク基板2の凹凸パタ―ン1面上に形成す
る金属反射膜層を、アルミニウムからなる金属反射膜層
31と、酸化アルミニウム(Al2 O3 )からなる
白色金属反射膜層32との2層構造として、信号読取り
面側には本来の金属反射膜層としての機能を持たせ、レ
ーベル面側には4色印刷の下地層としての機能を持たせ
ることにより、従来では階調を持った多色印刷の際に、
保護膜層の上に白色のベタ印刷を施していた工程が本実
施例では不要となる。これにより、そのための設備がま
ったく必要なくなり、大幅なコストダウンならびに省力
化を図ることができる。また、紫外線硬化工程が減るた
め、硬化収縮による反りがなくなり、品質的にも極めて
優れた光学式ディスクを得ることができる。さらに、酸
化アルミニウムからなる白色金属反射膜層32は安定で
あるため、アルミニウムからなる金属反射膜層31の保
護層としての機能も兼用できるため、アルミニウムから
なる金属反射膜層31をよりいっそう強く保護すること
ができる。
【0031】上述したように本実施例では、樹脂を射出
成形法により信号の凹凸パタ―ン1を転写してディスク
基板2を形成し、このディスク基板2の凹凸パタ―ン1
面上に、金属を蒸着またはスパッタリングして金属反射
膜層を形成し、この金属反射膜層上に、スピンコート法
により紫外線硬化型樹脂を塗布して保護膜層4を形成し
、この保護膜層4上に、オフセット印刷法により所望の
表示内容を4色でカラー印刷して多色印刷層5を形成し
て光学式ディスクを製造するに際して、金属を蒸着また
はスパッタリングして金属反射膜層を形成する工程を2
つの工程に分け、前の工程では、アルミニウムを蒸着ま
たはスパッタリングしてアルミニウムからなる金属反射
膜層31を形成し、後の工程では、酸素を供給しながら
アルミニウムを蒸着またはスパッタリングして酸化アル
ミニウム(Al2O3 )からなる白色金属反射膜層3
2を形成することにより、ディスク基板2の信号の凹凸
パタ―ン1面上に形成する金属反射膜層を、アルミニウ
ム単体からなる金属反射膜層31と、酸化アルミニウム
(Al2 O3 )からなる白色金属反射膜層32との
2層構造とするようにしたものである。従って、次のよ
うな種々の作用効果が得られるものである。
【0032】(a)従来では、階調を持った多色印刷の
際に、保護膜層の上に白色のベタ印刷を施していた工程
が、本実施例では不要となるため、そのための設備が必
要なくなり、大幅なコストダウンならびに省力化を図る
ことが可能となる。 (b)紫外線硬化工程が減るため、硬化収縮による反り
がなくなり、品質的にも極めて優れた光学式記録媒体を
得ることが可能となる。
【0033】(c)酸化アルミニウムからなる白色金属
反射膜層32は安定であるため、アルミニウムからなる
金属反射膜層31の保護層としての機能も兼用できるた
め、アルミニウムからなる金属反射膜層31をよりいっ
そう強く保護することが可能となる。
【0034】(d)装置としては従来のものがそのまま
使用でき、装置内には酸素を供給するのみであるため、
装置を汚染するようなこともなく、繰り返しの成膜が可
能であり、作業性が損なわれることもない。
【0035】尚、上記実施例では、本発明を光学式ディ
スクに適用した場合について述べたが、これに限らず光
学方式のビデオディスク、光カ―ド、その他シ―ト状の
光学式記録媒体についても、同様に本発明を適用して同
様の効果を得ることができるものである。
【0036】また、上記実施例では、射出成形法により
ディスク基板2上に、信号の凹凸パタ―ンを転写して形
成する場合について説明したが、これに限らず例えばス
タンパを用いて熱プレスにより信号の凹凸パターンを転
写して形成するようにしてもよい。
【0037】さらに、上記実施例では、保護膜層4上に
所望の表示内容を4色でカラー印刷形成して多色印刷層
5を形成する場合について説明したが、これに限らず2
色、3色、あるいは4色以上の多色でカラー印刷形成し
て多色印刷層5を形成するようにしてもよい。
【0038】一方、上記実施例では、再生レーザーの波
長に対して十分な反射率を有する金属として、アルミニ
ウム単体からなる金属を用いて、金属反射膜層31を形
成する場合について説明したが、これに限らず再生レー
ザーの波長に対して十分な反射率を有する金属として、
例えば金、銀、ニッケル、銅、白金等のいずれかを用い
て、金属反射膜層31を形成するようにしてもよい。
【0039】また、上記実施例では、酸化により白色を
呈する金属として、酸化アルミニウム(Al2 O3 
)からなる金属を用いて、白色金属反射膜層32を形成
する場合について説明したが、これに限らず酸化により
白色を呈する金属として、例えば五酸化タンタル(Ta
2 O5 )、または酸化亜鉛(ZnO)、もしくは酸
化マグネシウム(MgO)を用いて、白色金属反射膜層
32を形成するようにしてもよい。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、基
板上に、所定の手法により信号の凹凸パタ―ンを転写形
成し、この基板の凹凸パタ―ン面上に、金属を蒸着また
はスパッタリングして金属反射膜層を形成し、この金属
反射膜層上に、所定の手法により紫外線硬化型樹脂を塗
布して保護膜層を形成し、この保護膜層上に、所定の手
法により所望の表示内容をカラー印刷して多色印刷層を
形成して光学式記録媒体を製造するに際して、金属を蒸
着またはスパッタリングして金属反射膜層を形成する工
程を2つの工程に分け、前の工程では、再生レーザーの
波長に対して十分な反射率を有する金属を蒸着またはス
パッタリングして金属反射膜層を形成し、後の工程では
、酸素を供給しながら酸化により白色を呈する金属を蒸
着またはスパッタリングして白色金属反射膜層を形成す
ることにより、基板の信号の凹凸パタ―ン面上に形成す
る金属反射膜層を、からなる金属反射膜層と、からなる
白色金属反射膜層との2層構造とするようにしたので、
大幅なコストダウンならびに省力化を図ることが可能な
品質的にも極めて優れた光学式記録媒体およびその製造
方法が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を光学式ディスクに適用した場合の一実
施例を示す断面構成図。
【符号の説明】
1…信号の凹凸パターン、2…ディスク基板、31…金
属反射膜層、32…白色金属反射膜層、4…保護膜層、
5…多色印刷層。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  信号の凹凸パタ―ンが形成された基板
    と、前記基板の凹凸パタ―ン面上に形成された、再生レ
    ーザーの波長に対して十分な反射率を有する金属からな
    る金属反射膜層と、前記金属反射膜層上に形成された、
    酸化により白色を呈する金属からなる白色金属反射膜層
    と、前記白色金属反射膜層上に形成された保護膜層と、
    前記保護膜層上に所望の表示内容がカラー印刷形成され
    た多色印刷層と、を備えて成ることを特徴とする光学式
    記録媒体。
  2. 【請求項2】  基板上に、所定の手法により信号の凹
    凸パタ―ンを転写形成し、次に前記基板の凹凸パタ―ン
    面上に、金属を蒸着またはスパッタリングして金属反射
    膜層を形成し、次に前記金属反射膜層上に、所定の手法
    により紫外線硬化型樹脂を塗布して保護膜層を形成し、
    しかる後に前記保護膜層上に、所定の手法により所望の
    表示内容をカラー印刷して多色印刷層を形成するように
    した光学式記録媒体の製造方法において、前記金属を蒸
    着またはスパッタリングして金属反射膜層を形成する工
    程を2つの工程に分け、前の工程では、再生レーザーの
    波長に対して十分な反射率を有する金属を蒸着またはス
    パッタリングして金属反射膜層を形成し、後の工程では
    、酸素を供給しながら酸化により白色を呈する金属を蒸
    着またはスパッタリングして白色金属反射膜層を形成す
    るようにしたことを特徴とする光学式記録媒体の製造方
    法。
  3. 【請求項3】  信号の凹凸パタ―ンが形成された基板
    と、前記基板の凹凸パタ―ン面上に形成されたアルミニ
    ウムからなる第1の金属反射膜層と、前記第1の金属反
    射膜層上に形成された酸化アルミニウム(Al2 O3
     )からなる第2の金属反射膜層と、前記第2の金属反
    射膜層上に形成された保護膜層と、前記保護膜層上に所
    望の表示内容がカラー印刷形成された多色印刷層と、を
    備えて成ることを特徴とする光学式記録媒体。
  4. 【請求項4】  基板上に、所定の手法により信号の凹
    凸パタ―ンを転写形成し、次に前記基板の凹凸パタ―ン
    面上に、金属を蒸着またはスパッタリングして金属反射
    膜層を形成し、次に前記金属反射膜層上に、所定の手法
    により紫外線硬化型樹脂を塗布して保護膜層を形成し、
    しかる後に前記保護膜層上に、所定の手法により所望の
    表示内容をカラー印刷して多色印刷層を形成するように
    した光学式記録媒体の製造方法において、前記金属を蒸
    着またはスパッタリングして金属反射膜層を形成する工
    程を2つの工程に分け、前の工程では、アルミニウムを
    蒸着またはスパッタリングしてアルミニウムからなる第
    1の金属反射膜層を形成し、後の工程では、酸素を供給
    しながらアルミニウムを蒸着またはスパッタリングして
    酸化アルミニウム(Al2 O3 )からなる第2の金
    属反射膜層を形成するようにしたことを特徴とする光学
    式記録媒体の製造方法。
  5. 【請求項5】  前の工程では、アルミニウムを真空度
    5×10−5Torrで蒸着して500オングストロー
    ムの膜厚のアルミニウム膜を形成し、後の工程では、酸
    素を供給して真空度5×10−4Torrでアルミニウ
    ムを蒸着して200〜300オングストロームの膜厚の
    酸化アルミニウム膜を形成するようにしたことを特徴と
    する請求項4に記載の光学式記録媒体の製造方法。
  6. 【請求項6】  前の工程では、アルミニウムを真空度
    5×10−3Torrでスパッタリングして500オン
    グストロームの膜厚のアルミニウム膜を形成し、後の工
    程では、アルゴンと酸素の混合ガス(アルゴン:酸素=
    1:1〜5:1)を供給して真空度5×10−3Tor
    rでアルミニウムをスパッタリングして200〜300
    オングストロームの膜厚の酸化アルミニウム膜を形成す
    るようにしたことを特徴とする請求項4に記載の光学式
    記録媒体の製造方法。
  7. 【請求項7】  前記再生レーザーの波長に対して十分
    な反射率を有する金属として、金、銀、ニッケル、銅、
    白金等のいずれかを用いるようにしたことを特徴とする
    請求項1に記載の光学式記録媒体。
  8. 【請求項8】  前記酸化によって白色を呈する金属と
    して、五酸化タンタル(Ta2 O5 )、または酸化
    亜鉛(ZnO)、もしくは酸化マグネシウム(MgO)
    を用いるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の
    光学式記録媒体。
  9. 【請求項9】  前記再生レーザーの波長に対して十分
    な反射率を有する金属として、金、銀、ニッケル、銅、
    白金等のいずれかを用いるようにしたことを特徴とする
    請求項2に記載の光学式記録媒体の製造方法。
  10. 【請求項10】  前記酸化によって白色を呈する金属
    として、五酸化タンタル(Ta2 O5 )、または酸
    化亜鉛(ZnO)、もしくは酸化マグネシウム(MgO
    )を用いるようにしたことを特徴とする請求項2に記載
    の光学式記録媒体の製造方法。
  11. 【請求項11】  前記基板としては、ディスク状、カ
    ―ド状、シ―ト状のうちいずれかのものを用いるように
    したことを特徴とする請求項1に記載の光学式記録媒体
    。
  12. 【請求項12】  前記基板としては、ディスク状、カ
    ―ド状、シ―ト状のうちいずれかのものを用いるように
    したことを特徴とする請求項2に記載の光学式記録媒体
    の製造方法。
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