JPH04286170A - 半導体薄膜磁気抵抗素子の製造方法 - Google Patents
半導体薄膜磁気抵抗素子の製造方法Info
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- JPH04286170A JPH04286170A JP3049501A JP4950191A JPH04286170A JP H04286170 A JPH04286170 A JP H04286170A JP 3049501 A JP3049501 A JP 3049501A JP 4950191 A JP4950191 A JP 4950191A JP H04286170 A JPH04286170 A JP H04286170A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転,変位等の検出に
用いられる半導体薄膜磁気抵抗素子の製造方法に関する
。
用いられる半導体薄膜磁気抵抗素子の製造方法に関する
。
【0002】
【従来の技術】一般に、回転センサとしては、光学式,
磁気方式を初め、種々の方式がある。この中で、特に汚
れ,塵埃等、雰囲気の影響を受ける用途においては、そ
うした影響を受けにくい磁気方式が最も有利である。一
方、この磁気方式においても、電磁ピックアップ,ホー
ル素子,磁気抵抗素子等、種々の方式がある。
磁気方式を初め、種々の方式がある。この中で、特に汚
れ,塵埃等、雰囲気の影響を受ける用途においては、そ
うした影響を受けにくい磁気方式が最も有利である。一
方、この磁気方式においても、電磁ピックアップ,ホー
ル素子,磁気抵抗素子等、種々の方式がある。
【0003】近年、自動車の電子化に伴い、このために
各種センサ素子が装着される中で、回転センサ、特にギ
ヤセンサとしてホール素子(ホールIC),強磁性薄膜
磁気抵抗素子,半導体磁気抵抗素子等を用いた回転セン
サが考えられるが、自動車用回転センサとして用いる際
、素子の動作温度範囲が−50〜+150℃を満足しな
ければならない。
各種センサ素子が装着される中で、回転センサ、特にギ
ヤセンサとしてホール素子(ホールIC),強磁性薄膜
磁気抵抗素子,半導体磁気抵抗素子等を用いた回転セン
サが考えられるが、自動車用回転センサとして用いる際
、素子の動作温度範囲が−50〜+150℃を満足しな
ければならない。
【0004】ところが、ホール素子,ホールIC,強磁
性薄膜磁気抵抗素子は、いずれも検出出力が小さく被検
出体とのギャップを小さくする必要があるために、ギヤ
センサとしては、使いにくいという問題点があった。一
方、半導体磁気抵抗素子は、元々検出出力が大きく、ギ
ャップの許容度も大きく、最もギヤセンサに適している
ものと考えられるが、現状で最も特性のすぐれた半導体
磁気抵抗素子としては、InSbが多用されているが、
動作温度範囲は−20〜+80℃程度で、上記の自動車
用の温度範囲を満足するものではない。この現状用いら
れているInSb磁気抵抗素子は、バルク型のものであ
る。このInSbバルクでは、その電子移動度は、低温
域では不純物散乱、高温域では極性光学散乱により支配
され、それら各々の存在する領域の境界に移動度のピー
ク値をとる。ピーク値から高温側では、ほぼ電子移動度
は温度の−1.7乗に沿って変化する。また、極低温側
(70°K付近)で、急峻なピークを持つ。このように
−20〜+80℃では、常に電子移動度が大きいのだが
、−50〜+150℃という温度範囲を考えた場合はむ
しろ薄膜型のInSbの方が好ましい。すなわち、粒界
散乱等の支配因子も加わるため、電子移動度のピークは
高温側にシフトし、室温付近で比較的ブロードなピーク
を持つ。従って、高温用途に対しては、薄膜型の方が好
ましい。
性薄膜磁気抵抗素子は、いずれも検出出力が小さく被検
出体とのギャップを小さくする必要があるために、ギヤ
センサとしては、使いにくいという問題点があった。一
方、半導体磁気抵抗素子は、元々検出出力が大きく、ギ
ャップの許容度も大きく、最もギヤセンサに適している
ものと考えられるが、現状で最も特性のすぐれた半導体
磁気抵抗素子としては、InSbが多用されているが、
動作温度範囲は−20〜+80℃程度で、上記の自動車
用の温度範囲を満足するものではない。この現状用いら
れているInSb磁気抵抗素子は、バルク型のものであ
る。このInSbバルクでは、その電子移動度は、低温
域では不純物散乱、高温域では極性光学散乱により支配
され、それら各々の存在する領域の境界に移動度のピー
ク値をとる。ピーク値から高温側では、ほぼ電子移動度
は温度の−1.7乗に沿って変化する。また、極低温側
(70°K付近)で、急峻なピークを持つ。このように
−20〜+80℃では、常に電子移動度が大きいのだが
、−50〜+150℃という温度範囲を考えた場合はむ
しろ薄膜型のInSbの方が好ましい。すなわち、粒界
散乱等の支配因子も加わるため、電子移動度のピークは
高温側にシフトし、室温付近で比較的ブロードなピーク
を持つ。従って、高温用途に対しては、薄膜型の方が好
ましい。
【0005】これに加えて、薄膜型のInSb磁気抵抗
素子は高抵抗化が容易で素子の駆動電圧を高くでき(出
力は、駆動電圧にも比例する)、低消費電力化,小型化
が可能であるという長所がある。
素子は高抵抗化が容易で素子の駆動電圧を高くでき(出
力は、駆動電圧にも比例する)、低消費電力化,小型化
が可能であるという長所がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように薄膜型の利
点があるにも関わらず、それ程これが普及しておらず高
温用途で用いられていない原因としては、以下の事柄が
挙げられる。
点があるにも関わらず、それ程これが普及しておらず高
温用途で用いられていない原因としては、以下の事柄が
挙げられる。
【0007】InSb薄膜を生長させる基板としてエピ
タキシャルな基板(例えばCdTe,PbTe)を用い
れば、電子移動度の十分大きな薄膜が得られるが、これ
らの基板のコストは極めて高い。また、非エピタキシャ
ルな基板(例えばガラス)を用いれば、コストダウンは
できるが、薄膜を形成する結晶の生長方向がそろわず、
結果的に電子移動度の大きな薄膜を得ることは難しい。
タキシャルな基板(例えばCdTe,PbTe)を用い
れば、電子移動度の十分大きな薄膜が得られるが、これ
らの基板のコストは極めて高い。また、非エピタキシャ
ルな基板(例えばガラス)を用いれば、コストダウンは
できるが、薄膜を形成する結晶の生長方向がそろわず、
結果的に電子移動度の大きな薄膜を得ることは難しい。
【0008】これに対しては、東洋通信機技報No.4
0(1987)で、福中等が述べている通り、へき開マ
イカ基板を用いれば、単結晶並の電子移動度が得られる
ことが明らかになっている。反面、この方法では、高温
用途で用いるInSb薄膜を得ることは困難である。そ
れは、InSbとマイカ基板の密着性が悪いため、この
InSbを別の支持基板上にエポキシ等の接着層を介し
て転写して用いなければならないためである。したがっ
てでき上がった素子においては、高温時に接着層とIn
Sb薄膜間の熱膨張係数の相異が大きく、InSb薄膜
に亀裂が生じる等、特に、前途した−50〜+150℃
の温度範囲において実用に耐え得る信頼性を有していな
かった。
0(1987)で、福中等が述べている通り、へき開マ
イカ基板を用いれば、単結晶並の電子移動度が得られる
ことが明らかになっている。反面、この方法では、高温
用途で用いるInSb薄膜を得ることは困難である。そ
れは、InSbとマイカ基板の密着性が悪いため、この
InSbを別の支持基板上にエポキシ等の接着層を介し
て転写して用いなければならないためである。したがっ
てでき上がった素子においては、高温時に接着層とIn
Sb薄膜間の熱膨張係数の相異が大きく、InSb薄膜
に亀裂が生じる等、特に、前途した−50〜+150℃
の温度範囲において実用に耐え得る信頼性を有していな
かった。
【0009】本発明は、自動車用ギヤセンサ等の高温用
途においても、十分な信頼性を有する半導体薄膜磁気抵
抗素子の製造方法を提供することを目的とする。
途においても、十分な信頼性を有する半導体薄膜磁気抵
抗素子の製造方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、絶縁物よりなる基板もしくは表面を絶縁
化した基板上に、InSb薄膜を薄く形成する予備形成
工程と、予備形成工程における基板温度よりも高温に加
熱してさらにInSb薄膜を形成する本形成工程とを順
次通過させることを特徴とするものである。
に、本発明は、絶縁物よりなる基板もしくは表面を絶縁
化した基板上に、InSb薄膜を薄く形成する予備形成
工程と、予備形成工程における基板温度よりも高温に加
熱してさらにInSb薄膜を形成する本形成工程とを順
次通過させることを特徴とするものである。
【0011】
【作用】本発明によれば、低温(例えば、室温)で予備
形成されたInSb層は、適切なSbとInの蒸発粒子
数比および適切な膜厚で形成すると、この後に加熱昇温
して本形成するInSb層の結晶成長の核となり、得ら
れるInSb薄膜は、極めて鋭く(111)画方向に優
先配向(C軸配向)した結晶性の優れたものとなる。
形成されたInSb層は、適切なSbとInの蒸発粒子
数比および適切な膜厚で形成すると、この後に加熱昇温
して本形成するInSb層の結晶成長の核となり、得ら
れるInSb薄膜は、極めて鋭く(111)画方向に優
先配向(C軸配向)した結晶性の優れたものとなる。
【0012】この作用は、単に低温でInSb薄膜を形
成しこれに熱処理を加えただけでは得られず、また、予
備形成層を設けずに基板加熱し本形成した場合にも得ら
れない本発明特有の作用である。
成しこれに熱処理を加えただけでは得られず、また、予
備形成層を設けずに基板加熱し本形成した場合にも得ら
れない本発明特有の作用である。
【0013】これにより、膜の表面性が良く、且つ、電
子移動度の大きく、下地への密着性も良好なInSb薄
膜を得ることができる。これを磁気抵抗素子として用い
た場合、特性面でも、微細加工面でも、良好な結果をも
たらすと共に、−50〜+150℃といった自動車用等
の高温用途においても、十分な信頼性を有する磁気抵抗
素子が実現できる。
子移動度の大きく、下地への密着性も良好なInSb薄
膜を得ることができる。これを磁気抵抗素子として用い
た場合、特性面でも、微細加工面でも、良好な結果をも
たらすと共に、−50〜+150℃といった自動車用等
の高温用途においても、十分な信頼性を有する磁気抵抗
素子が実現できる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例の半導体薄膜磁気抵
抗素子の製造方法について説明する。
抗素子の製造方法について説明する。
【0015】図1は本実施例の半導体薄膜磁気抵抗素子
の断面図を示す。本実施例では、絶縁性基板として、ガ
ラス基板1(CGW059(コーニング社製))を用い
た。このガラス基板1を有機洗浄した後、直ちに真空蒸
着装置内に導入し、真空度1×10−5Torr.以下
に真空排気した後、図2に示すような温度プロファイル
、即ち、InSb予備形成層2を室温にて図2の直線3
で示すように、Sb/In蒸発粒子数比を2以上に保ち
且つIn累積膜厚が基板上で10nmになるまで形成す
る。この後、基板を加熱昇温し、基板温度を450℃に
保持し、InSb本形成層4を図2の直線5で示すよう
に、Sb/In蒸発粒子数比2以上で形成し、InSb
薄膜6とした。
の断面図を示す。本実施例では、絶縁性基板として、ガ
ラス基板1(CGW059(コーニング社製))を用い
た。このガラス基板1を有機洗浄した後、直ちに真空蒸
着装置内に導入し、真空度1×10−5Torr.以下
に真空排気した後、図2に示すような温度プロファイル
、即ち、InSb予備形成層2を室温にて図2の直線3
で示すように、Sb/In蒸発粒子数比を2以上に保ち
且つIn累積膜厚が基板上で10nmになるまで形成す
る。この後、基板を加熱昇温し、基板温度を450℃に
保持し、InSb本形成層4を図2の直線5で示すよう
に、Sb/In蒸発粒子数比2以上で形成し、InSb
薄膜6とした。
【0016】なお、比較のために、InSb予備形成層
2を形成せずに、直接InSb本形成層4のみを形成し
たもの(以降、従来方式と呼ぶ)を作成した。
2を形成せずに、直接InSb本形成層4のみを形成し
たもの(以降、従来方式と呼ぶ)を作成した。
【0017】図13(a),(b)にそれぞれ従来方式
および本実施例の作成方式により作成したInSb薄膜
6の結晶性について、薄膜X線回折で測定した結果を示
す。従来方式の場合には、各結晶面の回折強度は、ラン
ダムであり、特定面の配向を示す結果は得られていない
。即ち、無配向状態である。一方、本実施例の作成方式
で作成したInSb薄膜6では、(111)面の回折強
度が極めて強く、この面方向に優先配向していることが
わかる。即ち、結晶性が改善されている。
および本実施例の作成方式により作成したInSb薄膜
6の結晶性について、薄膜X線回折で測定した結果を示
す。従来方式の場合には、各結晶面の回折強度は、ラン
ダムであり、特定面の配向を示す結果は得られていない
。即ち、無配向状態である。一方、本実施例の作成方式
で作成したInSb薄膜6では、(111)面の回折強
度が極めて強く、この面方向に優先配向していることが
わかる。即ち、結晶性が改善されている。
【0018】また、これら二つの方式で作成したInS
b薄膜6の膜の表面状態の金属顕微鏡写真を図4(a)
,(b)に示す。図4(a)から明らかなように従来方
式で作成したInSb薄膜6では、極めて、膜の表面の
凹凸が大きいのに比して、本実施例の作成方式によるも
のでは図4(b)に示すように比較的膜の表面がスムー
ズであることがわかる。膜の表面のスムーズさは、磁気
抵抗素子にする場合、微細加工をする際に極めて有利で
あり、形成不良(信頼性に関わる)をもたらしたり膜の
均一性(磁気抵抗素子の中点電位の変動に影響を与える
)に難がある等の従来方式の問題点を解決する。更に、
本方式で作成したInSb薄膜は、極めて、ガラス基板
等下地に対する密着性が良好である。
b薄膜6の膜の表面状態の金属顕微鏡写真を図4(a)
,(b)に示す。図4(a)から明らかなように従来方
式で作成したInSb薄膜6では、極めて、膜の表面の
凹凸が大きいのに比して、本実施例の作成方式によるも
のでは図4(b)に示すように比較的膜の表面がスムー
ズであることがわかる。膜の表面のスムーズさは、磁気
抵抗素子にする場合、微細加工をする際に極めて有利で
あり、形成不良(信頼性に関わる)をもたらしたり膜の
均一性(磁気抵抗素子の中点電位の変動に影響を与える
)に難がある等の従来方式の問題点を解決する。更に、
本方式で作成したInSb薄膜は、極めて、ガラス基板
等下地に対する密着性が良好である。
【0019】次いで、従来方式、本実施例の作成方式の
各々で作成したInSb薄膜6の電子移動度をファンデ
ル・パウ法で測定した。また、図1に示すようにInS
b薄膜6の上に電極7を形成し、多数の短絡電極を有す
る磁気抵抗素子構造となるようパターン形成(素子のL
/W=10程度)した後、保護膜8を形成して実際の半
導体薄膜磁気抵抗素子にした後、3kGの磁場での、抵
抗変化を測定した。これらの結果を(表1)に示す。
各々で作成したInSb薄膜6の電子移動度をファンデ
ル・パウ法で測定した。また、図1に示すようにInS
b薄膜6の上に電極7を形成し、多数の短絡電極を有す
る磁気抵抗素子構造となるようパターン形成(素子のL
/W=10程度)した後、保護膜8を形成して実際の半
導体薄膜磁気抵抗素子にした後、3kGの磁場での、抵
抗変化を測定した。これらの結果を(表1)に示す。
【0020】
【表1】
【0021】(表1)に示す通り、従来方式では、3μ
mの膜厚においても、電子移動度は1〜1.5m2/V
・sec程度が得られる最大値で、抵抗変化も1.3〜
1.5倍程度であるのに対して、本実施例の作成方式を
用いることにより、1.5μmの膜厚においても、電子
移動度は2.5〜3.5m2/V・sec、抵抗変化も
2.5〜3.0倍と、極めて大きく良好な特性を有して
いると言える。
mの膜厚においても、電子移動度は1〜1.5m2/V
・sec程度が得られる最大値で、抵抗変化も1.3〜
1.5倍程度であるのに対して、本実施例の作成方式を
用いることにより、1.5μmの膜厚においても、電子
移動度は2.5〜3.5m2/V・sec、抵抗変化も
2.5〜3.0倍と、極めて大きく良好な特性を有して
いると言える。
【0022】ところで、本実施例の作成方式において、
重要なのは、図1の室温において、InSb予備形成層
2を形成する際の膜厚及びSbとInの蒸発粒子数比で
ある。従って、この点に着目して、これらを変化させた
際のInSb薄膜6の結晶配向性を求め、図5にその結
果を示した。
重要なのは、図1の室温において、InSb予備形成層
2を形成する際の膜厚及びSbとInの蒸発粒子数比で
ある。従って、この点に着目して、これらを変化させた
際のInSb薄膜6の結晶配向性を求め、図5にその結
果を示した。
【0023】同図では、基板上でのIn累積膜厚を5n
m,10nm可変として、横軸にはSb/In蒸発粒子
数比、縦軸にはInSb(111)面の回折線強度に対
する(220),(311),(422)各々の結晶面
での回折線強度の比をとっている。また、従来方式と本
実施例により作成したInSb薄膜6の回折線強度比を
(表2)に示している。
m,10nm可変として、横軸にはSb/In蒸発粒子
数比、縦軸にはInSb(111)面の回折線強度に対
する(220),(311),(422)各々の結晶面
での回折線強度の比をとっている。また、従来方式と本
実施例により作成したInSb薄膜6の回折線強度比を
(表2)に示している。
【0024】
【表2】
【0025】(表2)に示す通り、従来方式では、前述
したように回折線強度は、ランダムであるが、本発明の
作成方式では、鋭く(111)面が配向していることが
わかる。これをベースにして、図5を見ると、基板上I
n累積膜厚が5nmの場合を、点線で示すが、Sb/I
n蒸発粒子数比が大きい程、InSb薄膜6の配向性は
、良好になることがわかる。すなわちSb/In蒸発粒
子数比が8以上必要であることがわかる。一方、基板上
のIn累積膜厚10nmの場合には、Sb/In蒸発粒
子数比2以上で鋭く配向する。即ち、基板上In累積膜
厚が増加する(膜厚が厚くなる)のに伴い、Sb/In
蒸発粒子数比を小さくとっても良好に配向し得る。即ち
、ある基板上In累積膜厚下で、Sb/In蒸発粒子数
をある限界値以上に設定すれば、良好に配向する。これ
は、ある限界値以上では、もはや、予備形成後の基板加
熱過程においてSbが蒸発し、本形成時にInSb予備
形成層2に残るSbの量がほぼ一定になるためである。 ここで、基板上In累積膜厚を5nmより小さくした場
合には、もはやInSb薄膜6は、(111)面方向に
優先配向しなくなる。これは、あまり膜厚が薄い場合に
は、下地基板の影響を大きく受けるためである。従って
、再現性よく配向させるためには、基板上In累積膜厚
は10nm以上にすることが好ましい。一方、基板上の
In累積膜厚を1μm以上にすると、予備形成後の加熱
昇温過程で、膜に亀裂が入ると共に、本形成後も予備形
成層が特性の阻害要因となる。これらの点を考慮すると
、予備形成時の基板上In累積膜厚は、10nm〜1μ
m程度の範囲とすることが好ましい。
したように回折線強度は、ランダムであるが、本発明の
作成方式では、鋭く(111)面が配向していることが
わかる。これをベースにして、図5を見ると、基板上I
n累積膜厚が5nmの場合を、点線で示すが、Sb/I
n蒸発粒子数比が大きい程、InSb薄膜6の配向性は
、良好になることがわかる。すなわちSb/In蒸発粒
子数比が8以上必要であることがわかる。一方、基板上
のIn累積膜厚10nmの場合には、Sb/In蒸発粒
子数比2以上で鋭く配向する。即ち、基板上In累積膜
厚が増加する(膜厚が厚くなる)のに伴い、Sb/In
蒸発粒子数比を小さくとっても良好に配向し得る。即ち
、ある基板上In累積膜厚下で、Sb/In蒸発粒子数
をある限界値以上に設定すれば、良好に配向する。これ
は、ある限界値以上では、もはや、予備形成後の基板加
熱過程においてSbが蒸発し、本形成時にInSb予備
形成層2に残るSbの量がほぼ一定になるためである。 ここで、基板上In累積膜厚を5nmより小さくした場
合には、もはやInSb薄膜6は、(111)面方向に
優先配向しなくなる。これは、あまり膜厚が薄い場合に
は、下地基板の影響を大きく受けるためである。従って
、再現性よく配向させるためには、基板上In累積膜厚
は10nm以上にすることが好ましい。一方、基板上の
In累積膜厚を1μm以上にすると、予備形成後の加熱
昇温過程で、膜に亀裂が入ると共に、本形成後も予備形
成層が特性の阻害要因となる。これらの点を考慮すると
、予備形成時の基板上In累積膜厚は、10nm〜1μ
m程度の範囲とすることが好ましい。
【0026】更に、本実施例では、InSb予備形成層
2の形成時基板温度を室温としたが、室温以上に基板温
度を上げても、本形成時基板温度よりも低い温度であれ
ば、適切なSb/In蒸発粒子数比を選べば、同様な結
果を得ることができる。但し、再現性よく優先配向させ
るためには、予備形成時の基板温度を低く保つことが好
ましい。
2の形成時基板温度を室温としたが、室温以上に基板温
度を上げても、本形成時基板温度よりも低い温度であれ
ば、適切なSb/In蒸発粒子数比を選べば、同様な結
果を得ることができる。但し、再現性よく優先配向させ
るためには、予備形成時の基板温度を低く保つことが好
ましい。
【0027】加えて、本実施例の作成方式は、InSb
予備形成層2を形成する前に、基板を高温に保持する過
程を経た後、基板を冷却し、その後に予備形成層を形成
するような工程としても構わないことは、言うまでもな
い。
予備形成層2を形成する前に、基板を高温に保持する過
程を経た後、基板を冷却し、その後に予備形成層を形成
するような工程としても構わないことは、言うまでもな
い。
【0028】最後に、本実施例の作成方式により作成し
た薄膜磁気抵抗素子を−50〜+150℃の温度サイク
ル下で繰り返し、特性劣化試験を行ったが、従来生じた
ような素子劣化は生じず、極めて高い信頼性を有するこ
とが、確認された。
た薄膜磁気抵抗素子を−50〜+150℃の温度サイク
ル下で繰り返し、特性劣化試験を行ったが、従来生じた
ような素子劣化は生じず、極めて高い信頼性を有するこ
とが、確認された。
【0029】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、InS
b薄膜の結晶性が改善され、電子移動度が大きく、且つ
膜の表面性も改善され微細加工性も向上する。従って、
本発明の作成方式を用いて作成したInSb薄膜を用い
ることで、−50〜+150℃の温度範囲においても十
分信頼性の高い半導体薄膜磁気抵抗素子を提供すること
ができ、産業上の利用価値は、極めて大きい。
b薄膜の結晶性が改善され、電子移動度が大きく、且つ
膜の表面性も改善され微細加工性も向上する。従って、
本発明の作成方式を用いて作成したInSb薄膜を用い
ることで、−50〜+150℃の温度範囲においても十
分信頼性の高い半導体薄膜磁気抵抗素子を提供すること
ができ、産業上の利用価値は、極めて大きい。
【図1】本発明の一実施例による半導体薄膜磁気抵抗素
子の断面図
子の断面図
【図2】本実施例のInSb薄膜の作成時の基板温度と
時間との関係を示す関係図
時間との関係を示す関係図
【図3】(a)は従来方式によるInSb薄膜のX線回
折図 (b)は本実施例の作成方式によるInSb薄膜のX線
回折図
折図 (b)は本実施例の作成方式によるInSb薄膜のX線
回折図
【図4】(a)は従来方式によるInSb薄膜の表面状
態を示す平面図 (b)は実施例の作成方式によるInSb薄膜の表面状
態を示す平面図
態を示す平面図 (b)は実施例の作成方式によるInSb薄膜の表面状
態を示す平面図
【図5】本実施例の作成方式におけるSb/In蒸発粒
子数比と得られるInSb薄膜の結晶配向性の関係を示
す関係図
子数比と得られるInSb薄膜の結晶配向性の関係を示
す関係図
1 ガラス基板
2 InSb予備形成層
4 InSb本形成層
6 InSb薄膜
7 電極
8 保護膜
Claims (4)
- 【請求項1】絶縁物よりなる基板もしくは表面を絶縁化
した基板上に、InSb薄膜を薄く形成する予備形成工
程と、予備形成工程における基板温度よりも高温に加熱
してさらにInSb薄膜を形成する本形成工程とを順次
通過させることを特徴とする半導体薄膜磁気抵抗素子の
製造方法。 - 【請求項2】予備形成工程を室温で行うことを特徴とす
る請求項1記載の半導体薄膜磁気抵抗素子の製造方法。 - 【請求項3】予備形成工程においてSbとInの蒸発粒
子数の比が2以上であることを特徴とする請求項1記載
の半導体薄膜磁気抵抗素子の製造方法。 - 【請求項4】基板上でのInの堆積膜厚が10nm〜1
μmであることを特徴とする請求項1記載の半導体薄膜
磁気抵抗素子の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3049501A JPH04286170A (ja) | 1991-03-14 | 1991-03-14 | 半導体薄膜磁気抵抗素子の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3049501A JPH04286170A (ja) | 1991-03-14 | 1991-03-14 | 半導体薄膜磁気抵抗素子の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04286170A true JPH04286170A (ja) | 1992-10-12 |
Family
ID=12832891
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3049501A Pending JPH04286170A (ja) | 1991-03-14 | 1991-03-14 | 半導体薄膜磁気抵抗素子の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04286170A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1996025792A1 (en) * | 1995-02-16 | 1996-08-22 | Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha | Elastic surface wave functional device and electronic circuit using the element |
| US6198197B1 (en) | 1995-02-16 | 2001-03-06 | Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha | Surface acoustic wave element and electronic circuit using the same |
-
1991
- 1991-03-14 JP JP3049501A patent/JPH04286170A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1996025792A1 (en) * | 1995-02-16 | 1996-08-22 | Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha | Elastic surface wave functional device and electronic circuit using the element |
| US6198197B1 (en) | 1995-02-16 | 2001-03-06 | Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha | Surface acoustic wave element and electronic circuit using the same |
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