JPH04292177A - ナトリウム−硫黄電池における火災の消火装置 - Google Patents
ナトリウム−硫黄電池における火災の消火装置Info
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- JPH04292177A JPH04292177A JP3057440A JP5744091A JPH04292177A JP H04292177 A JPH04292177 A JP H04292177A JP 3057440 A JP3057440 A JP 3057440A JP 5744091 A JP5744091 A JP 5744091A JP H04292177 A JPH04292177 A JP H04292177A
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ナトリウム−硫黄電
池における火災の消火方法及びその装置に関わり、詳し
くはナトリウム−硫黄電池に異常が生じて、電池内部の
陽極及び陰極の活物質の化学反応により発生した火災を
消火する火災の消火方法及びその装置に関するものであ
る。
池における火災の消火方法及びその装置に関わり、詳し
くはナトリウム−硫黄電池に異常が生じて、電池内部の
陽極及び陰極の活物質の化学反応により発生した火災を
消火する火災の消火方法及びその装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、電気自動車や夜間電力貯蔵用の二
次電池として、300〜350℃で動作するナトリウム
−硫黄電池の研究開発が進められている。このナトリウ
ム−硫黄電池は性能及び経済の両面で優れた特徴を有す
るもので、性能面では鉛蓄電池に比較して理論エネルギ
密度が高く、充放電時における水素や酸素の発生といっ
た副作用もなく、両極活物質の利用率も高い。さらに、
経済面では金属ナトリウム及び硫黄が安価であるという
利点を有している。
次電池として、300〜350℃で動作するナトリウム
−硫黄電池の研究開発が進められている。このナトリウ
ム−硫黄電池は性能及び経済の両面で優れた特徴を有す
るもので、性能面では鉛蓄電池に比較して理論エネルギ
密度が高く、充放電時における水素や酸素の発生といっ
た副作用もなく、両極活物質の利用率も高い。さらに、
経済面では金属ナトリウム及び硫黄が安価であるという
利点を有している。
【0003】又、このナトリウム−硫黄電池は単体とし
て使用されることが少なく、複数個を直列に接続すると
共に、この直列接続した電池を複数集合した状態でケー
スに収容されている。そして、この集合電池をケース内
で300〜350℃に加熱することにより、活物質とな
る金属ナトリウム及び硫黄を溶融して、その溶融状態で
活物質のイオンを移動させ、互いに電気化学反応を行わ
せて所定の電気エネルギを得るようになっている。
て使用されることが少なく、複数個を直列に接続すると
共に、この直列接続した電池を複数集合した状態でケー
スに収容されている。そして、この集合電池をケース内
で300〜350℃に加熱することにより、活物質とな
る金属ナトリウム及び硫黄を溶融して、その溶融状態で
活物質のイオンを移動させ、互いに電気化学反応を行わ
せて所定の電気エネルギを得るようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
ナトリウム−硫黄電池においては、事故短絡電流による
過電流が流れる等、何らかの事情により電池内部の固体
電解質管が破壊されることがある。この破壊時には固体
電解質管により内外に区分されていた溶融金属ナトリウ
ムと溶融硫黄とが直接接触し、それらが互いに混合して
化学反応を起こす。そして、この反応熱により電池自体
のカバーが破壊されて、電池を収容したケース内で火災
が発生するという問題があった。なお、この火災の発生
時に、消火剤として水を使用することは、溶融金属ナト
リウムが水と激しく反応するため適当でない。
ナトリウム−硫黄電池においては、事故短絡電流による
過電流が流れる等、何らかの事情により電池内部の固体
電解質管が破壊されることがある。この破壊時には固体
電解質管により内外に区分されていた溶融金属ナトリウ
ムと溶融硫黄とが直接接触し、それらが互いに混合して
化学反応を起こす。そして、この反応熱により電池自体
のカバーが破壊されて、電池を収容したケース内で火災
が発生するという問題があった。なお、この火災の発生
時に、消火剤として水を使用することは、溶融金属ナト
リウムが水と激しく反応するため適当でない。
【0005】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものであって、その目的
とするところは、ナトリウム−硫黄電池に発生した火災
を迅速かつ確実に消火することができるナトリウム−硫
黄電池における火災の消火方法及びその装置を提供する
ことにある。
する問題点に着目してなされたものであって、その目的
とするところは、ナトリウム−硫黄電池に発生した火災
を迅速かつ確実に消火することができるナトリウム−硫
黄電池における火災の消火方法及びその装置を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の消火方法の発明では、ナトリウム−硫
黄電池よりなる集合電池を収納したケース内に、不活性
液体と粒状消火剤とを混合したスラリー状消火剤を圧送
供給することを特徴とするものである。請求項2の消火
装置の発明では、不活性液体及び粒状消火剤を収容する
タンクと、そのタンク内の不活性液体及び粒状消火剤を
撹拌してスラリー状消火剤を作る撹拌手段と、ナトリウ
ム−硫黄電池よりなる集合電池を収納したケース内に、
前記タンクからスラリー状消火剤を圧送供給する圧送手
段とを設けたことを特徴とするものである。
めに、請求項1の消火方法の発明では、ナトリウム−硫
黄電池よりなる集合電池を収納したケース内に、不活性
液体と粒状消火剤とを混合したスラリー状消火剤を圧送
供給することを特徴とするものである。請求項2の消火
装置の発明では、不活性液体及び粒状消火剤を収容する
タンクと、そのタンク内の不活性液体及び粒状消火剤を
撹拌してスラリー状消火剤を作る撹拌手段と、ナトリウ
ム−硫黄電池よりなる集合電池を収納したケース内に、
前記タンクからスラリー状消火剤を圧送供給する圧送手
段とを設けたことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】上記のように構成されたナトリウム−硫黄電池
の火災消火装置において、ナトリウム−硫黄電池に異常
反応が生じてケース内で火災が発生すると、タンク内で
不活性液体と粒状消火剤とが撹拌されてスラリー状消火
剤が作られる。そして、このスラリー状消火剤がタンク
から集合電池のケース内に圧送供給され、集合電池相互
間の間隙に充填される。このようにスラリー状消火剤が
充填されると、不活性液体の蒸発潜熱による冷却作用、
不活性液体の蒸発に伴って発生する不活性ガスによるナ
トリウムと硫黄の反応抑制作用、粒状消火剤による断熱
作用、及び粒状消火剤による熱分散作用の相乗効果にて
、電池の異常反応が抑制されると同時に隣接する健全電
池への類焼を防止できる。従って、電池の火災を迅速か
つ確実に消火することができる。
の火災消火装置において、ナトリウム−硫黄電池に異常
反応が生じてケース内で火災が発生すると、タンク内で
不活性液体と粒状消火剤とが撹拌されてスラリー状消火
剤が作られる。そして、このスラリー状消火剤がタンク
から集合電池のケース内に圧送供給され、集合電池相互
間の間隙に充填される。このようにスラリー状消火剤が
充填されると、不活性液体の蒸発潜熱による冷却作用、
不活性液体の蒸発に伴って発生する不活性ガスによるナ
トリウムと硫黄の反応抑制作用、粒状消火剤による断熱
作用、及び粒状消火剤による熱分散作用の相乗効果にて
、電池の異常反応が抑制されると同時に隣接する健全電
池への類焼を防止できる。従って、電池の火災を迅速か
つ確実に消火することができる。
【0008】
【実施例】以下、この発明を具体化したナトリウム−硫
黄電池における火災の消火装置の一実施例を、図面に基
づいて詳細に説明する。まず、ナトリウム−硫黄電池の
構成について述べると、図1〜図3に示すように、ケー
ス1は内外二重の壁構造を有する四角箱型に形成され、
その内外の壁間には断熱材2が介装されている。載置台
3はケース1の内底部から所定間隔をおいて位置するよ
うに、そのケース1の内底部に支持部材4を介して配設
されている。
黄電池における火災の消火装置の一実施例を、図面に基
づいて詳細に説明する。まず、ナトリウム−硫黄電池の
構成について述べると、図1〜図3に示すように、ケー
ス1は内外二重の壁構造を有する四角箱型に形成され、
その内外の壁間には断熱材2が介装されている。載置台
3はケース1の内底部から所定間隔をおいて位置するよ
うに、そのケース1の内底部に支持部材4を介して配設
されている。
【0009】電池5は前記載置台3の上面に立設配置さ
れ、複数個が直,並列に接続されている。電気ヒータ6
はケース1の底部と載置台3との間に配置され、この電
気ヒータ6によりケース1内の温度が約300〜350
℃に加熱されて、電池5内の金属ナトリウム及び硫黄が
溶融される。給気パイプ7は外部の空気等をケース1内
に供給するものである。排気パイプ8は給気パイプ7に
隣接して設けられ、この排気パイプ8を介してケース1
内の空気が外部に排出される。そして、この両パイプ7
,8による空気の循環作用と、前記電気ヒータ6の温度
制御とによって、ケース1内の温度が約300〜350
℃に保持される。
れ、複数個が直,並列に接続されている。電気ヒータ6
はケース1の底部と載置台3との間に配置され、この電
気ヒータ6によりケース1内の温度が約300〜350
℃に加熱されて、電池5内の金属ナトリウム及び硫黄が
溶融される。給気パイプ7は外部の空気等をケース1内
に供給するものである。排気パイプ8は給気パイプ7に
隣接して設けられ、この排気パイプ8を介してケース1
内の空気が外部に排出される。そして、この両パイプ7
,8による空気の循環作用と、前記電気ヒータ6の温度
制御とによって、ケース1内の温度が約300〜350
℃に保持される。
【0010】供給パイプ9は前記ケース1の側壁の上部
に設けられ、その内端には二叉状の供給口9aが分岐形
成されている。そして、後述するスラリー状消火剤Sが
、この供給パイプ9を介してケース1内に供給される。 排出パイプ10は供給パイプ9から側方へ所定間隔をお
いて位置するように、ケース1の側壁の上部に設けられ
、その内端の排出口10aが供給パイプ9の供給口9a
と同一高さ位置、又はそれよりも若干低い位置に配置さ
れている。そして、ケース1内にスラリー状消火剤Sが
所定量を越えて供給されたとき、余分なスラリー状消火
剤Sがこの排出パイプ10から外部に排出される。
に設けられ、その内端には二叉状の供給口9aが分岐形
成されている。そして、後述するスラリー状消火剤Sが
、この供給パイプ9を介してケース1内に供給される。 排出パイプ10は供給パイプ9から側方へ所定間隔をお
いて位置するように、ケース1の側壁の上部に設けられ
、その内端の排出口10aが供給パイプ9の供給口9a
と同一高さ位置、又はそれよりも若干低い位置に配置さ
れている。そして、ケース1内にスラリー状消火剤Sが
所定量を越えて供給されたとき、余分なスラリー状消火
剤Sがこの排出パイプ10から外部に排出される。
【0011】次に、消火装置の構成について述べると、
図1及び図2に示すように、貯蔵タンク11は密閉円筒
状に形成され、その内部には不活性液体L及び粒状消火
剤Saが貯蔵されている。撹拌手段を構成するガスボン
ベ12は貯蔵タンク11の近傍に配設され、その内部に
はN2 ガスが収容されている。そして、ガス弁13が
開放されたとき、ガスボンベ12からガス導入パイプ1
4を介して貯蔵タンク11内にN2 ガスが供給され、
貯蔵タンク11の内部圧力が上昇されると共に、貯蔵タ
ンク11内の不活性液体L及び粒状消火剤Saが撹拌さ
れてスラリー状消火剤Sが作られる。
図1及び図2に示すように、貯蔵タンク11は密閉円筒
状に形成され、その内部には不活性液体L及び粒状消火
剤Saが貯蔵されている。撹拌手段を構成するガスボン
ベ12は貯蔵タンク11の近傍に配設され、その内部に
はN2 ガスが収容されている。そして、ガス弁13が
開放されたとき、ガスボンベ12からガス導入パイプ1
4を介して貯蔵タンク11内にN2 ガスが供給され、
貯蔵タンク11の内部圧力が上昇されると共に、貯蔵タ
ンク11内の不活性液体L及び粒状消火剤Saが撹拌さ
れてスラリー状消火剤Sが作られる。
【0012】送液パイプ15は前記貯蔵タンク11の外
側下部に接続され、その途中には各ナトリウム−硫黄電
池のケース1から延びる供給パイプ9が連結されている
。圧送手段を構成するポンプ16は貯蔵タンク11に近
接して送液パイプ15上に設けれ、主弁17を開放した
状態でこのポンプ16が駆動されることにより、スラリ
ー状消火剤Sが貯蔵タンク11内から送液パイプ15に
圧送される。区画弁18は供給パイプ9上に設けられ、
この区画弁18を開放することにより、スラリー状消火
剤Sが送液パイプ15から供給パイプ9を介して電池の
ケース1内に圧送供給される。
側下部に接続され、その途中には各ナトリウム−硫黄電
池のケース1から延びる供給パイプ9が連結されている
。圧送手段を構成するポンプ16は貯蔵タンク11に近
接して送液パイプ15上に設けれ、主弁17を開放した
状態でこのポンプ16が駆動されることにより、スラリ
ー状消火剤Sが貯蔵タンク11内から送液パイプ15に
圧送される。区画弁18は供給パイプ9上に設けられ、
この区画弁18を開放することにより、スラリー状消火
剤Sが送液パイプ15から供給パイプ9を介して電池の
ケース1内に圧送供給される。
【0013】次に、前記スラリー状消火剤Sについて詳
細に説明すると、この実施例ではスラリー状消火剤S中
の不活性液体Lと粒状消火剤Saとの混合率が、50〜
80%:50〜20%の体積比の範囲内で設定されてい
る。又、不活性液体Lとしては、不燃性及び非導電性を
有して、沸点が250〜300℃のフッ素系不活性液体
が使用されている。そして、火災の発生時にスラリー状
消火剤Sが電池のケース1内に供給されたとき、スラリ
ー状消火剤S中の不活性液体L分が250〜300℃で
殆ど蒸発して、その蒸発潜熱により冷却効果を発揮する
と共に、蒸発に伴って発生する不活性ガスによりナトリ
ウムと硫黄の反応抑制効果を発揮するようになっている
。
細に説明すると、この実施例ではスラリー状消火剤S中
の不活性液体Lと粒状消火剤Saとの混合率が、50〜
80%:50〜20%の体積比の範囲内で設定されてい
る。又、不活性液体Lとしては、不燃性及び非導電性を
有して、沸点が250〜300℃のフッ素系不活性液体
が使用されている。そして、火災の発生時にスラリー状
消火剤Sが電池のケース1内に供給されたとき、スラリ
ー状消火剤S中の不活性液体L分が250〜300℃で
殆ど蒸発して、その蒸発潜熱により冷却効果を発揮する
と共に、蒸発に伴って発生する不活性ガスによりナトリ
ウムと硫黄の反応抑制効果を発揮するようになっている
。
【0014】さらに、前記粒状消火剤Saとしては、電
池の活物質及び火災発生時の生成物に対して非反応性を
有すると共に、吸湿性がなくて絶縁性を有する多数の球
状粒子が使用されている。具体的にはセラミック材料や
砂等を単独若しくは複数種組み合わせて構成され、この
実施例ではセラミック粒が使用されている。そこで、こ
のセラミック粒について詳述すると、セラミック粒の粒
径は0.05〜1.0mmの範囲のものが好ましく、こ
の実施例では0.1mmのものが使用されている。又、
セラミック粒の表面は、摩擦係数を小さくして電池5の
相互間の間隙に流れ込み易くするために平滑に形成され
ている。さらに、材料としては、普通磁器をベースとす
る長石質普通磁器、アルミナ含有磁器、クリストバライ
ト磁器、アルミナ磁器、ジルコン磁器、コージェライト
磁器等が適しており、この実施例では長石質普通磁器が
使用されている。又、これらの材料の体積抵抗率は温度
上昇に伴って若干低下するが、少なくとも1MΩ−cm
の体積抵抗率を有している。
池の活物質及び火災発生時の生成物に対して非反応性を
有すると共に、吸湿性がなくて絶縁性を有する多数の球
状粒子が使用されている。具体的にはセラミック材料や
砂等を単独若しくは複数種組み合わせて構成され、この
実施例ではセラミック粒が使用されている。そこで、こ
のセラミック粒について詳述すると、セラミック粒の粒
径は0.05〜1.0mmの範囲のものが好ましく、こ
の実施例では0.1mmのものが使用されている。又、
セラミック粒の表面は、摩擦係数を小さくして電池5の
相互間の間隙に流れ込み易くするために平滑に形成され
ている。さらに、材料としては、普通磁器をベースとす
る長石質普通磁器、アルミナ含有磁器、クリストバライ
ト磁器、アルミナ磁器、ジルコン磁器、コージェライト
磁器等が適しており、この実施例では長石質普通磁器が
使用されている。又、これらの材料の体積抵抗率は温度
上昇に伴って若干低下するが、少なくとも1MΩ−cm
の体積抵抗率を有している。
【0015】そして、前記電池5内の金属ナトリウムは
凝固状態であっても、フッ化水素(HF)、塩化水素(
HCl)、硫化水素(H2 S)、水素(H)、臭素(
Br)、フッ素(F)、塩素(Cl)、硫黄(S)、水
銀(Hg)、水(H2 O)等と反応するため、これら
の物質が含まれないセラミック粒を選択して使用する必
要がある。
凝固状態であっても、フッ化水素(HF)、塩化水素(
HCl)、硫化水素(H2 S)、水素(H)、臭素(
Br)、フッ素(F)、塩素(Cl)、硫黄(S)、水
銀(Hg)、水(H2 O)等と反応するため、これら
の物質が含まれないセラミック粒を選択して使用する必
要がある。
【0016】又、電池5内の金属ナトリウム及び硫黄が
酸化反応して生成される反応生成物質として、二酸化硫
黄(SO2 )、水酸化ナトリウム(NaOH)、酸化
ナトリウム(Na2 OH)、過酸化ナトリウム(Na
2 O3 )、硫化ナトリウム(Na2 NO3 )、
二硫化炭素(CS2 )等がある。さらに、前記金属ナ
トリウム及び硫黄の酸化反応時に、その酸化反応熱に起
因して空気中の窒素が酸化されて窒素酸化物(NOx)
が生成される。従って、これらの反応生成物質と反応し
ないセラミック粒を選択して使用する必要もある。
酸化反応して生成される反応生成物質として、二酸化硫
黄(SO2 )、水酸化ナトリウム(NaOH)、酸化
ナトリウム(Na2 OH)、過酸化ナトリウム(Na
2 O3 )、硫化ナトリウム(Na2 NO3 )、
二硫化炭素(CS2 )等がある。さらに、前記金属ナ
トリウム及び硫黄の酸化反応時に、その酸化反応熱に起
因して空気中の窒素が酸化されて窒素酸化物(NOx)
が生成される。従って、これらの反応生成物質と反応し
ないセラミック粒を選択して使用する必要もある。
【0017】次に、前記のように構成されたナトリウム
−硫黄電池における火災の消火装置について動作を説明
する。さて、通常は電池のケース1内が電気ヒータ6に
より約300〜350℃に加熱保持されて、電池5を構
成する単体のナトリウム−硫黄電池内の金属ナトリウム
及び硫黄が溶融した状態になっている。この状態におい
て、ナトリウム−硫黄電池に異常反応等が生じて内部の
固定電解質管が破損すると、固定電解質管内の溶融した
金属ナトリウムが陽極容器内の溶融した硫黄と直接接触
して混合される。これにより、主たる反応として次のよ
うな化学反応が行われ、多硫化ナトリウム、特に最終的
には三硫化ナトリウムが生成される。
−硫黄電池における火災の消火装置について動作を説明
する。さて、通常は電池のケース1内が電気ヒータ6に
より約300〜350℃に加熱保持されて、電池5を構
成する単体のナトリウム−硫黄電池内の金属ナトリウム
及び硫黄が溶融した状態になっている。この状態におい
て、ナトリウム−硫黄電池に異常反応等が生じて内部の
固定電解質管が破損すると、固定電解質管内の溶融した
金属ナトリウムが陽極容器内の溶融した硫黄と直接接触
して混合される。これにより、主たる反応として次のよ
うな化学反応が行われ、多硫化ナトリウム、特に最終的
には三硫化ナトリウムが生成される。
【0018】
【化1】2Na+XS→Na2 Sx
このとき、化学反応熱が多量に発生して電池5自体のカ
バーが熱破壊され、金属ナトリウム及び硫黄がケース1
内に流出する。それにより、金属ナトリウムが空気中の
酸素等とさらに反応して高温状態になり、他の電池5を
も順に類焼していくことになる。
バーが熱破壊され、金属ナトリウム及び硫黄がケース1
内に流出する。それにより、金属ナトリウムが空気中の
酸素等とさらに反応して高温状態になり、他の電池5を
も順に類焼していくことになる。
【0019】このようにケース1内で火災が発生すると
、図示しない熱センサやガスセンサにより火災事故が検
出され、ケース1内の電気ヒータ6への通電が停止され
る。その後、ガス弁13が開放されて、ガスボンベ12
からガス導入パイプ14を介して貯蔵タンク11内にN
2 ガスが供給される。これにより、貯蔵タンク11の
内部圧力が上昇されると共に、貯蔵タンク11内の不活
性液体L及び粒状消火剤Saが撹拌されてスラリー状消
火剤Sが作られる。
、図示しない熱センサやガスセンサにより火災事故が検
出され、ケース1内の電気ヒータ6への通電が停止され
る。その後、ガス弁13が開放されて、ガスボンベ12
からガス導入パイプ14を介して貯蔵タンク11内にN
2 ガスが供給される。これにより、貯蔵タンク11の
内部圧力が上昇されると共に、貯蔵タンク11内の不活
性液体L及び粒状消火剤Saが撹拌されてスラリー状消
火剤Sが作られる。
【0020】そして、前記貯蔵タンク11の内部圧力が
所定値に達すると、主弁17が開放されると共にポンプ
16が駆動され、スラリー状消火剤Sが貯蔵タンク11
内から送液パイプ15に圧送される。その後、火災の発
生した電池のケース1に対応する区画弁18が開放され
、スラリー状消火剤Sが送液パイプ15から供給パイプ
9を介してケース1内に圧送供給されて、集合電池5の
相互間の間隙に充填される。
所定値に達すると、主弁17が開放されると共にポンプ
16が駆動され、スラリー状消火剤Sが貯蔵タンク11
内から送液パイプ15に圧送される。その後、火災の発
生した電池のケース1に対応する区画弁18が開放され
、スラリー状消火剤Sが送液パイプ15から供給パイプ
9を介してケース1内に圧送供給されて、集合電池5の
相互間の間隙に充填される。
【0021】このとき、スラリー状消火剤S中の粒状消
火剤Saは、不活性液体Lに混合撹拌されて流動性を有
するスラリー状になっているため、パイプ15,9内で
滞留することなくケース1内へスムーズに供給される。 又、図3に示すように、供給パイプ9の供給口9aが二
叉状に分岐形成されているため、スラリー状消火剤Sは
この二叉状の供給口9aからケース1内の広範囲に亘っ
て均一かつ迅速に充填供給される。そして、図3に示す
ように、ケース1内にスラリー状消火剤Sが所定量充填
されて、スラリー状消火剤Sの液面が集合電池5の上端
から上方へ所定距離(例えば10mm程度)おいた位置
に達すると、その後に供給されるスラリー状消火剤Sは
排出パイプ10からケース1の外部に排出される。
火剤Saは、不活性液体Lに混合撹拌されて流動性を有
するスラリー状になっているため、パイプ15,9内で
滞留することなくケース1内へスムーズに供給される。 又、図3に示すように、供給パイプ9の供給口9aが二
叉状に分岐形成されているため、スラリー状消火剤Sは
この二叉状の供給口9aからケース1内の広範囲に亘っ
て均一かつ迅速に充填供給される。そして、図3に示す
ように、ケース1内にスラリー状消火剤Sが所定量充填
されて、スラリー状消火剤Sの液面が集合電池5の上端
から上方へ所定距離(例えば10mm程度)おいた位置
に達すると、その後に供給されるスラリー状消火剤Sは
排出パイプ10からケース1の外部に排出される。
【0022】このようにスラリー状消火剤Sがケース1
内に充填されると、そのスラリー状消火剤S中の不活性
液体L分が250〜300℃で殆ど蒸発して、その蒸発
潜熱により冷却効果を発揮すると共に、蒸発に伴って発
生する不活性ガスによりナトリウムと硫黄の反応が抑制
される。又、不活性液体Lの蒸発後に粒状消火剤Saが
ケース1内に残って、その粒状消火剤Saにより各電池
5が遮蔽され、これにより断熱効果及び熱分散効果が発
揮される。従って、この不活性液体Lの蒸発潜熱による
冷却効果、不活性液体Lの蒸発時に発生する不活性ガス
による反応抑制効果、粒状消火剤Saによる断熱効果、
及び粒状消火剤Saによる熱分散効果の相乗作用にて、
電池の異常反応が抑制されるとともに、隣接電池への類
焼を防止して電池の火災を迅速かつ確実に消火すること
ができる。
内に充填されると、そのスラリー状消火剤S中の不活性
液体L分が250〜300℃で殆ど蒸発して、その蒸発
潜熱により冷却効果を発揮すると共に、蒸発に伴って発
生する不活性ガスによりナトリウムと硫黄の反応が抑制
される。又、不活性液体Lの蒸発後に粒状消火剤Saが
ケース1内に残って、その粒状消火剤Saにより各電池
5が遮蔽され、これにより断熱効果及び熱分散効果が発
揮される。従って、この不活性液体Lの蒸発潜熱による
冷却効果、不活性液体Lの蒸発時に発生する不活性ガス
による反応抑制効果、粒状消火剤Saによる断熱効果、
及び粒状消火剤Saによる熱分散効果の相乗作用にて、
電池の異常反応が抑制されるとともに、隣接電池への類
焼を防止して電池の火災を迅速かつ確実に消火すること
ができる。
【0023】なお、この発明は前記実施例の構成に限定
されるものではなく、例えば、前記不活性液体として沸
点が電池の異常加熱温度の約400℃のものを使用し、
高温電池にのみ選択的に蒸発潜熱を奪うようにしたり、
消火装置における撹拌手段や圧送手段として別の構成を
採用する等、この発明の趣旨から逸脱しない範囲で、各
部の構成を任意に変更して具体化することも可能である
。
されるものではなく、例えば、前記不活性液体として沸
点が電池の異常加熱温度の約400℃のものを使用し、
高温電池にのみ選択的に蒸発潜熱を奪うようにしたり、
消火装置における撹拌手段や圧送手段として別の構成を
採用する等、この発明の趣旨から逸脱しない範囲で、各
部の構成を任意に変更して具体化することも可能である
。
【0024】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているため、次のような優れた効果を奏する。請求項
1の消火方法の発明では、ナトリウム−硫黄電池に火災
が発生したとき、不活性液体と粒状消火剤とを混合した
スラリー状消火剤を電池のケース内に圧送供給するため
、電池の異常反応を抑制して電池内の火災を迅速かつ確
実に消火することができる。
れているため、次のような優れた効果を奏する。請求項
1の消火方法の発明では、ナトリウム−硫黄電池に火災
が発生したとき、不活性液体と粒状消火剤とを混合した
スラリー状消火剤を電池のケース内に圧送供給するため
、電池の異常反応を抑制して電池内の火災を迅速かつ確
実に消火することができる。
【0025】又、請求項2の消火装置の発明では、撹拌
手段によりタンク内で不活性液体と粒状消火剤とを撹拌
してスラリー状消火剤を作り、そのスラリー状消火剤を
圧送手段により電池のケース内に圧送供給するように構
成したので、粒状消火剤Saを不活性液体Lに混合撹拌
して流動性を有するスラリー状にした状態で、パイプ内
等に滞留することなくケース内へ円滑かつ迅速に供給す
ることができる。
手段によりタンク内で不活性液体と粒状消火剤とを撹拌
してスラリー状消火剤を作り、そのスラリー状消火剤を
圧送手段により電池のケース内に圧送供給するように構
成したので、粒状消火剤Saを不活性液体Lに混合撹拌
して流動性を有するスラリー状にした状態で、パイプ内
等に滞留することなくケース内へ円滑かつ迅速に供給す
ることができる。
【図1】この発明を具体化したナトリウム−硫黄電池に
おける火災の消火装置の一実施例を示す概要図である。
おける火災の消火装置の一実施例を示す概要図である。
【図2】その消火装置の斜視図である。
【図3】電池のケースを拡大して示す断面図である。
1 ケース、5 電池、9 供給パイプ、11
貯蔵タンク、12 撹拌手段としてのガスボンベ、
16 圧送手段としてのポンプ、S スラリー状消
火剤、L 不活性液体、Sa 粒状消火剤。
貯蔵タンク、12 撹拌手段としてのガスボンベ、
16 圧送手段としてのポンプ、S スラリー状消
火剤、L 不活性液体、Sa 粒状消火剤。
Claims (2)
- 【請求項1】 ナトリウム−硫黄電池よりなる集合電
池を収納したケース内に、不活性液体と粒状消火剤とを
混合したスラリー状消火剤を圧送供給することを特徴と
するナトリウム−硫黄電池における火災の消火方法。 - 【請求項2】 不活性液体及び粒状消火剤を収容する
タンクと、そのタンク内の不活性液体及び粒状消火剤を
撹拌してスラリー状消火剤を作る撹拌手段と、ナトリウ
ム−硫黄電池よりなる集合電池を収納したケース内に、
前記タンクからスラリー状消火剤を圧送供給する圧送手
段とを設けたことを特徴とするナトリウム−硫黄電池に
おける火災の消火装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3057440A JP3002001B2 (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | ナトリウム−硫黄電池における火災の消火装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3057440A JP3002001B2 (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | ナトリウム−硫黄電池における火災の消火装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04292177A true JPH04292177A (ja) | 1992-10-16 |
| JP3002001B2 JP3002001B2 (ja) | 2000-01-24 |
Family
ID=13055721
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3057440A Expired - Lifetime JP3002001B2 (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | ナトリウム−硫黄電池における火災の消火装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3002001B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5455617A (en) * | 1992-03-27 | 1995-10-03 | Eastman Kodak Company | Thermal printer supply having non-volatile memory |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102943866B1 (ko) | 2020-02-27 | 2026-03-24 | 주식회사 엘지에너지솔루션 | 배터리 모듈, 및 그것을 포함하는 배터리 랙, 및 전력 저장 시스템 |
-
1991
- 1991-03-20 JP JP3057440A patent/JP3002001B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5455617A (en) * | 1992-03-27 | 1995-10-03 | Eastman Kodak Company | Thermal printer supply having non-volatile memory |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3002001B2 (ja) | 2000-01-24 |
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