JPH04294547A - InAlAs/InGaAsヘテロ接合構造電界効果トランジスタ - Google Patents
InAlAs/InGaAsヘテロ接合構造電界効果トランジスタInfo
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- JPH04294547A JPH04294547A JP6017191A JP6017191A JPH04294547A JP H04294547 A JPH04294547 A JP H04294547A JP 6017191 A JP6017191 A JP 6017191A JP 6017191 A JP6017191 A JP 6017191A JP H04294547 A JPH04294547 A JP H04294547A
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- inalas
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はInAlAs/InGa
Asヘテロ接合構造半導体装置に関し、特に電界効果ト
ランジスタの高キャリア移動度に対する改良に用いて好
適なものである。
Asヘテロ接合構造半導体装置に関し、特に電界効果ト
ランジスタの高キャリア移動度に対する改良に用いて好
適なものである。
【0002】
【従来の技術】電界効果トランジスタの材料としてSi
が一般的に用いられているが、Siより大きいキャリア
移動度を持ちトランジスタ性能を向上させる材料に化合
物半導体がある。なかでもAlGaAs/GaAsヘテ
ロ接合に形成される2次元電子ガス層を能動層とするH
EMT素子は、高速性,低雑音性に優れ、12GHZ
の衛星放送受信器に実用化されている。しかし、近年、
より高い周波数帯利用の要望が強く、GaAsに比べて
さらに高移動度を持ち、より高速動作を可能にする材料
としてInGaAsが注目されており、特に半絶縁性I
nP基板上に成長させたInAlAs/InGaAsヘ
テロ接合を利用したHEMT素子はAlGaAs/Ga
Asヘテロ接合を用いたものより移動度,飽和電子速度
,シートキャリア濃度に優れ、高周波・OEIC材料と
して注目されている。
が一般的に用いられているが、Siより大きいキャリア
移動度を持ちトランジスタ性能を向上させる材料に化合
物半導体がある。なかでもAlGaAs/GaAsヘテ
ロ接合に形成される2次元電子ガス層を能動層とするH
EMT素子は、高速性,低雑音性に優れ、12GHZ
の衛星放送受信器に実用化されている。しかし、近年、
より高い周波数帯利用の要望が強く、GaAsに比べて
さらに高移動度を持ち、より高速動作を可能にする材料
としてInGaAsが注目されており、特に半絶縁性I
nP基板上に成長させたInAlAs/InGaAsヘ
テロ接合を利用したHEMT素子はAlGaAs/Ga
Asヘテロ接合を用いたものより移動度,飽和電子速度
,シートキャリア濃度に優れ、高周波・OEIC材料と
して注目されている。
【0003】ここで、InGaAsはInAsとGaA
sを混晶成長させた材料である。InAsとGaAsの
格子定数を比較してみると、InAsは6.06Å,G
aAsは5.65Åと異なるため、これらの中間の格子
定数5.87Åを持つInPがInGaAsのエピタキ
シャル成長用の基板として用いられる。
sを混晶成長させた材料である。InAsとGaAsの
格子定数を比較してみると、InAsは6.06Å,G
aAsは5.65Åと異なるため、これらの中間の格子
定数5.87Åを持つInPがInGaAsのエピタキ
シャル成長用の基板として用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このInA
lAs/InGaAsヘテロ接合系では、図2に示すよ
うに、そのIn組成比xを大きくする程、高速動作に必
要な移動度は大きくなる。なお、図2は2次元電子ガス
層の形成されるInGaAsのIn組成比xと格子定数
,室温での移動度の関係を示す特性図である。
lAs/InGaAsヘテロ接合系では、図2に示すよ
うに、そのIn組成比xを大きくする程、高速動作に必
要な移動度は大きくなる。なお、図2は2次元電子ガス
層の形成されるInGaAsのIn組成比xと格子定数
,室温での移動度の関係を示す特性図である。
【0005】しかし、図2に示すように、In組成比に
対応して格子定数も変化する。ここで、InGaAs,
InAlAsはその組成比によりInP基板に対して、
−3.7〜+3.2%の格子不整合率をもっているため
、InGaAs,InAlAsをInP基板上に結晶性
よく成長させるにはIn組成比xをInX Ga1−x
Asで0.53,InX Ga1−x Asで0.5
2に精密に制御して格子定数を基板に一致させる必要が
ある。これは格子不整合で成長させた場合、基板と成長
層の格子定数の違いにより歪みが発生し、歪みの影響ま
たは歪みによって発生した転位により結晶性が劣化し、
電気特性(特に移動度)が大きく低下するためである。
対応して格子定数も変化する。ここで、InGaAs,
InAlAsはその組成比によりInP基板に対して、
−3.7〜+3.2%の格子不整合率をもっているため
、InGaAs,InAlAsをInP基板上に結晶性
よく成長させるにはIn組成比xをInX Ga1−x
Asで0.53,InX Ga1−x Asで0.5
2に精密に制御して格子定数を基板に一致させる必要が
ある。これは格子不整合で成長させた場合、基板と成長
層の格子定数の違いにより歪みが発生し、歪みの影響ま
たは歪みによって発生した転位により結晶性が劣化し、
電気特性(特に移動度)が大きく低下するためである。
【0006】即ち、InGaAsを用いた系の移動度は
InGaAsを基板に格子整合させる必要性からIn組
成比0.53のときのものに制約され、この系のもつ高
移動度効果を充分に利用することができない。
InGaAsを基板に格子整合させる必要性からIn組
成比0.53のときのものに制約され、この系のもつ高
移動度効果を充分に利用することができない。
【0007】本発明は上記実情に鑑み、その目的はIn
AlAs/InGaAsヘテロ接合構造半導体装置を見
直し、しいてはその系のもつ高移動度効果を充分利用す
ることのできる電界効果トランジスタを提供せんとする
ものである。
AlAs/InGaAsヘテロ接合構造半導体装置を見
直し、しいてはその系のもつ高移動度効果を充分利用す
ることのできる電界効果トランジスタを提供せんとする
ものである。
【0008】
【発明の案出過程】そこで、本発明者らは上記目的を達
成するために、基板とInGaAs層との格子不整合は
その間に緩衝層を設けて吸収し、2次元電子ガス層が形
成されるこのInGaAs層のIn組成比を大きくとっ
て高移動度を実現することに着眼した。この場合、In
GaAs層とヘテロ接合を形成するInAlAs層のI
n組成比は、格子定数をInGaAs層に一致させるた
め、InGaAs層のそれに制御する必要がある。
成するために、基板とInGaAs層との格子不整合は
その間に緩衝層を設けて吸収し、2次元電子ガス層が形
成されるこのInGaAs層のIn組成比を大きくとっ
て高移動度を実現することに着眼した。この場合、In
GaAs層とヘテロ接合を形成するInAlAs層のI
n組成比は、格子定数をInGaAs層に一致させるた
め、InGaAs層のそれに制御する必要がある。
【0009】ところが、考察検討を重ねた結果、n型I
nX Al1−x As/InX Ga1−x Asヘ
テロ接合において、In組成比xを増大させれば確かに
2次元電子ガス層の移動度は向上するが、その反面ヘテ
ロ界面のバンド不連続量が小さくなり、2次元電子ガス
層のシートキャリア濃度即ち、電子濃度が低下してしま
うことが明らかとなった。
nX Al1−x As/InX Ga1−x Asヘ
テロ接合において、In組成比xを増大させれば確かに
2次元電子ガス層の移動度は向上するが、その反面ヘテ
ロ界面のバンド不連続量が小さくなり、2次元電子ガス
層のシートキャリア濃度即ち、電子濃度が低下してしま
うことが明らかとなった。
【0010】図3にはIn組成比を変化させた場合のI
nGaAsとInAlAsのバンドギャップを示す。n
型InAlAs/InGaAsヘテロ接合のヘテロ界面
でのバンド不連続量は、n型InAlAs層とInGa
As層のバンドギャップの差に比例する。従って、図3
より明らかなように、InAlAs層の格子定数をIn
GaAs層のそれに一致させてIn組成比を増大させた
場合、それに伴ってバンド不連続量が小さくなってしま
うことになる。そして、図4のバンド不連続量と電子濃
度との関係から示されるように、バンド不連続量が小さ
くなると2次元電子ガス層の電子濃度は低下してしまう
のである。
nGaAsとInAlAsのバンドギャップを示す。n
型InAlAs/InGaAsヘテロ接合のヘテロ界面
でのバンド不連続量は、n型InAlAs層とInGa
As層のバンドギャップの差に比例する。従って、図3
より明らかなように、InAlAs層の格子定数をIn
GaAs層のそれに一致させてIn組成比を増大させた
場合、それに伴ってバンド不連続量が小さくなってしま
うことになる。そして、図4のバンド不連続量と電子濃
度との関係から示されるように、バンド不連続量が小さ
くなると2次元電子ガス層の電子濃度は低下してしまう
のである。
【0011】即ち、電界効果トランジスタの高周波性能
が移動度と電子濃度の積に略比例することを考慮すると
、In組成比を増大させて移動度を向上させても電子濃
度が低下してしまうことになり、全体としてトランジス
タの性能向上は実現できていないことになる。なお、図
4はn型InAlAs層へのn型ドーパントのドープ濃
度を2×1018cm−3,ドナーレベルを4meV,
ヘテロ界面にノンドープInAlAsのスペーサ層を5
0Å形成させたものの特性を例として示している。
が移動度と電子濃度の積に略比例することを考慮すると
、In組成比を増大させて移動度を向上させても電子濃
度が低下してしまうことになり、全体としてトランジス
タの性能向上は実現できていないことになる。なお、図
4はn型InAlAs層へのn型ドーパントのドープ濃
度を2×1018cm−3,ドナーレベルを4meV,
ヘテロ界面にノンドープInAlAsのスペーサ層を5
0Å形成させたものの特性を例として示している。
【0012】
【発明の概要】従って本発明の適用される電界効果トラ
ンジスタは、トランジスタ全体としての高周波特性を向
上させた上で上記目的を実現すべく、そのInAlAs
のIn組成比はInGaAsのIn組成比より小として
InGaAsとInAlAsのバンド不連続量をIn組
成比が同等である場合より大きくし、かつ、InAlA
sの膜厚はInGaAsとのIn組成比差によって生じ
る格子不整合に伴う転位発生を抑制すべく該In組成比
差に応じた臨界膜厚以下に設定されていることを特徴と
している。
ンジスタは、トランジスタ全体としての高周波特性を向
上させた上で上記目的を実現すべく、そのInAlAs
のIn組成比はInGaAsのIn組成比より小として
InGaAsとInAlAsのバンド不連続量をIn組
成比が同等である場合より大きくし、かつ、InAlA
sの膜厚はInGaAsとのIn組成比差によって生じ
る格子不整合に伴う転位発生を抑制すべく該In組成比
差に応じた臨界膜厚以下に設定されていることを特徴と
している。
【0013】本発明者らの実験的考察によって、格子不
整合を伴う成長であっても、その格子歪みのエネルギー
を結晶格子が吸収し、ミスフィット転位を発生させずに
成長が行える最大膜厚(臨界膜厚)があり、この膜厚を
超えて成長させなければ準安定(pseudomorp
hic)な状態が実現され、結晶性が劣化することなく
良好な電気特性が得られることが確認された。
整合を伴う成長であっても、その格子歪みのエネルギー
を結晶格子が吸収し、ミスフィット転位を発生させずに
成長が行える最大膜厚(臨界膜厚)があり、この膜厚を
超えて成長させなければ準安定(pseudomorp
hic)な状態が実現され、結晶性が劣化することなく
良好な電気特性が得られることが確認された。
【0014】即ち、例えばInAlAs/InGaAs
ヘテロ接合において、2次元電子ガス層の形成されるI
nGaAs層のIn組成比を高移動度実現のために大き
くしたことによって電子濃度が低下してしまうことを抑
制するため、即ちバンド不連続量を大きくとるようにす
るために、図3に示す如く、InAlAs層のIn組成
比をInGaAs層のIn組成比より小さくなるように
ずらし、かつInAlAs層の厚さをそのIn組成比に
応じた臨界膜厚以下とすれば、ヘテロ接合界面での格子
不整合による転位欠陥の発生は吸収できることになる。
ヘテロ接合において、2次元電子ガス層の形成されるI
nGaAs層のIn組成比を高移動度実現のために大き
くしたことによって電子濃度が低下してしまうことを抑
制するため、即ちバンド不連続量を大きくとるようにす
るために、図3に示す如く、InAlAs層のIn組成
比をInGaAs層のIn組成比より小さくなるように
ずらし、かつInAlAs層の厚さをそのIn組成比に
応じた臨界膜厚以下とすれば、ヘテロ接合界面での格子
不整合による転位欠陥の発生は吸収できることになる。
【0015】以上のように、本発明によれば電子濃度の
低下を抑制した上で移動度を格段に向上させることがで
き、高速動作に有利となり、マイクロ波以上の超高周波
領域における増幅器等に最適な基本構造を得ることがで
きる。
低下を抑制した上で移動度を格段に向上させることがで
き、高速動作に有利となり、マイクロ波以上の超高周波
領域における増幅器等に最適な基本構造を得ることがで
きる。
【0016】
【実施例】以下本発明を図に示す実施例に基づいて説明
する。なお、実施例としては、InAlAs/InGa
Asヘテロ接合電界効果トランジスタを例にとって説明
する。
する。なお、実施例としては、InAlAs/InGa
Asヘテロ接合電界効果トランジスタを例にとって説明
する。
【0017】図1には本発明第1実施例の断面構造図を
示す。図1において、半絶縁性GaAs基板1上には、
Inの組成を略ゼロからInX Al1−x Asバリ
ア層3の組成(実施例ではx=0.8)まで徐々に変化
させたInGaAsグレーディッド(組成徐変)バッフ
ァ層2が形成されている。このグレーディッドバッファ
層2は、GaAsの格子定数(5.654Å)とInA
lAsバリア層3の格子定数(In組成0.5で5.8
6Å,In組成0.8で5.979Å)の差を緩和・吸
収し、格子不整合による転位欠陥の発生を抑制するため
のものである。なお、グレーディッドバッファ層2のI
n組成変化率は、本実施例では0.4μm−1としてい
る。 即ち、グレーディッドバッファ層2の厚さ1μm当りI
n組成比を0.4だけ変化させることであり、本実施例
では組成を0から0.8まで変化させているためバッフ
ァ層を厚さ2μmに形成している。
示す。図1において、半絶縁性GaAs基板1上には、
Inの組成を略ゼロからInX Al1−x Asバリ
ア層3の組成(実施例ではx=0.8)まで徐々に変化
させたInGaAsグレーディッド(組成徐変)バッフ
ァ層2が形成されている。このグレーディッドバッファ
層2は、GaAsの格子定数(5.654Å)とInA
lAsバリア層3の格子定数(In組成0.5で5.8
6Å,In組成0.8で5.979Å)の差を緩和・吸
収し、格子不整合による転位欠陥の発生を抑制するため
のものである。なお、グレーディッドバッファ層2のI
n組成変化率は、本実施例では0.4μm−1としてい
る。 即ち、グレーディッドバッファ層2の厚さ1μm当りI
n組成比を0.4だけ変化させることであり、本実施例
では組成を0から0.8まで変化させているためバッフ
ァ層を厚さ2μmに形成している。
【0018】このグレーディッドバッファ層2の上層に
は、高電界時の特性劣化を防止するInX Al1−x
Asバリア層3が2000Å程度形成されており、さ
らにこの上には、2次元電子ガス4aが蓄積され能動層
として働くInX Ga1−x Asチャネル層4が1
000Å形成されている。ここでInX Al1−x
Asバリア層3とInX Ga1−x Asチャネル層
4のIn組成比はどちらもxという同一の値(本実施例
では0.8)とされている。
は、高電界時の特性劣化を防止するInX Al1−x
Asバリア層3が2000Å程度形成されており、さ
らにこの上には、2次元電子ガス4aが蓄積され能動層
として働くInX Ga1−x Asチャネル層4が1
000Å形成されている。ここでInX Al1−x
Asバリア層3とInX Ga1−x Asチャネル層
4のIn組成比はどちらもxという同一の値(本実施例
では0.8)とされている。
【0019】そして、InX Ga1−x Asチャネ
ル層4上に、Iny Al1−y Asスペーサ層5が
30Å形成されている。このスペーサ層5はn型InA
lAsドープ層6に添加したn型不純物と2次元電子ガ
ス4aの空間的分離を大きくして移動度を高くする役割
をもっている。
ル層4上に、Iny Al1−y Asスペーサ層5が
30Å形成されている。このスペーサ層5はn型InA
lAsドープ層6に添加したn型不純物と2次元電子ガ
ス4aの空間的分離を大きくして移動度を高くする役割
をもっている。
【0020】さらに、上層には、InGaAsチャネル
層4に電子を供給するためn型ドーパントとしてSiを
ドープしたn型Iny Al1−yAsドープ層6が4
00Å、このInAlAsドープ層6が酸化するのを防
止するn型Iny Ga1−y Asキャップ層7が1
00Å形成されている。
層4に電子を供給するためn型ドーパントとしてSiを
ドープしたn型Iny Al1−yAsドープ層6が4
00Å、このInAlAsドープ層6が酸化するのを防
止するn型Iny Ga1−y Asキャップ層7が1
00Å形成されている。
【0021】ここで、符号5,6,7を付した層はその
In組成が同一のIn組成y(本実施例では0.65)
に制御されており、2つのIn組成比x,yはx>yの
関係(例えばx=0.8,y=0.65)を有している
。なお、以上の構造はMBE法(分子線エピタキシャル
成長法)あるいはMOCVD法により順次形成される。
In組成が同一のIn組成y(本実施例では0.65)
に制御されており、2つのIn組成比x,yはx>yの
関係(例えばx=0.8,y=0.65)を有している
。なお、以上の構造はMBE法(分子線エピタキシャル
成長法)あるいはMOCVD法により順次形成される。
【0022】そして、この構造を電界効果トランジスタ
として動作させるため、最表面にはオーム性電極である
ドレイン電極8,ソース電極10と、ショットキー電極
であるゲート電極9が形成される。なお、これらの電極
材料は従来公知のものを用いている。
として動作させるため、最表面にはオーム性電極である
ドレイン電極8,ソース電極10と、ショットキー電極
であるゲート電極9が形成される。なお、これらの電極
材料は従来公知のものを用いている。
【0023】こうしたヘテロ接合電界効果トランジスタ
では、InAlAsドープ層6にドーピングされている
キャリアはヘテロ接合界面に蓄積され、InGaAsチ
ャネル層4側に2次元キャリアガス4aを生成する。ヘ
テロ接合を用いた電界効果トランジスタでは、ヘテロ接
合界面のチャネル層4側に形成される2次元キャリアガ
スに対し、ソース,ドレイン電極10,8を介して平行
に電界を印加し、該ガス層4aを能動層とした上で、こ
の能動層中に誘起されるキャリアをゲート電極9からの
印加電界により制御することにより、ソース−ドレイン
電極間に流れる電流を制御してトランジスタ動作とする
。従ってキャリアガスが実際に走行するInGaAsチ
ャネル層4の電気特性(特に移動度)がトランジスタの
高速動作に大きく関わることになる。
では、InAlAsドープ層6にドーピングされている
キャリアはヘテロ接合界面に蓄積され、InGaAsチ
ャネル層4側に2次元キャリアガス4aを生成する。ヘ
テロ接合を用いた電界効果トランジスタでは、ヘテロ接
合界面のチャネル層4側に形成される2次元キャリアガ
スに対し、ソース,ドレイン電極10,8を介して平行
に電界を印加し、該ガス層4aを能動層とした上で、こ
の能動層中に誘起されるキャリアをゲート電極9からの
印加電界により制御することにより、ソース−ドレイン
電極間に流れる電流を制御してトランジスタ動作とする
。従ってキャリアガスが実際に走行するInGaAsチ
ャネル層4の電気特性(特に移動度)がトランジスタの
高速動作に大きく関わることになる。
【0024】従来は2次元キャリアガスが走行するIn
GaAsチャネル層4のIn組成比を基板に対して転位
が発生しないように、基板に格子整合する0.53とし
ていた。このような組成であるとInAsの持つ高移動
度の特長が充分に発揮されない。
GaAsチャネル層4のIn組成比を基板に対して転位
が発生しないように、基板に格子整合する0.53とし
ていた。このような組成であるとInAsの持つ高移動
度の特長が充分に発揮されない。
【0025】これに対し、本実施例構造では、InGa
Asチャネル層4のIn組成比を0.8に制御して移動
度の大きくなるInAsの組成を多くすると同時に、I
nAsの組成を多くしたことによる基板との格子不整合
からくる歪みにより発生する転位を抑えるため、GaA
s基板1とInAlAsバリア層3との間に格子不整合
緩衝層としてInGaAsグレーディッドバッファ層2
を形成し、転位欠陥の発生を防止している。
Asチャネル層4のIn組成比を0.8に制御して移動
度の大きくなるInAsの組成を多くすると同時に、I
nAsの組成を多くしたことによる基板との格子不整合
からくる歪みにより発生する転位を抑えるため、GaA
s基板1とInAlAsバリア層3との間に格子不整合
緩衝層としてInGaAsグレーディッドバッファ層2
を形成し、転位欠陥の発生を防止している。
【0026】バッファ層2により基板との格子不整合が
緩和されたInGaAsチャネル層4の電子移動度のI
n組成比依存性を図7に示す。ここで、図7は温度を室
温(300゜K)としたときの移動度を示しており、フ
ォノン散乱、合金散乱、イオン化不純物散乱を考慮した
ものである。なお、不純物濃度として2×1015cm
−3と高純度な場合を仮定しており、イオン化不純物散
乱の寄与は小さく、図には現れていない。図7に示され
るように、InGaAsチャネル層4のIn組成比を従
来の0.53より本実施例では0.8とすることにより
、従来に比して移動度を室温において10000cm2
/Vsから14000cm2 /Vsと4割程度アッ
プさせることができ、電界効果トランジスタとして高速
動作に有用なものを得ることができる。
緩和されたInGaAsチャネル層4の電子移動度のI
n組成比依存性を図7に示す。ここで、図7は温度を室
温(300゜K)としたときの移動度を示しており、フ
ォノン散乱、合金散乱、イオン化不純物散乱を考慮した
ものである。なお、不純物濃度として2×1015cm
−3と高純度な場合を仮定しており、イオン化不純物散
乱の寄与は小さく、図には現れていない。図7に示され
るように、InGaAsチャネル層4のIn組成比を従
来の0.53より本実施例では0.8とすることにより
、従来に比して移動度を室温において10000cm2
/Vsから14000cm2 /Vsと4割程度アッ
プさせることができ、電界効果トランジスタとして高速
動作に有用なものを得ることができる。
【0027】また、InGaAs層4と基板1との格子
不整合はバッファ層2にて吸収するため、基板として従
来のようにInP基板にこだわる必要もなく、安価で特
性も安定的なGaAs基板を用いることができ、またS
i基板を使用することも可能となる。
不整合はバッファ層2にて吸収するため、基板として従
来のようにInP基板にこだわる必要もなく、安価で特
性も安定的なGaAs基板を用いることができ、またS
i基板を使用することも可能となる。
【0028】次に、InGaAsチャネル層4とn型I
nAlAsドープ層6との各々のIn組成比について説
明する。上述のように、高移動度化を図ってIn組成比
を大きくして1に近づけた場合、チャネル層4と格子整
合をとるためにInAlAsドープ層6のIn組成比も
1に近づくことになる。即ち、両者は共にInAs層に
近づくため、図3に示す如くバンド不連続量は小さくな
り、2次元電子ガス4aの電子濃度Nsは低下してしま
うことになる。
nAlAsドープ層6との各々のIn組成比について説
明する。上述のように、高移動度化を図ってIn組成比
を大きくして1に近づけた場合、チャネル層4と格子整
合をとるためにInAlAsドープ層6のIn組成比も
1に近づくことになる。即ち、両者は共にInAs層に
近づくため、図3に示す如くバンド不連続量は小さくな
り、2次元電子ガス4aの電子濃度Nsは低下してしま
うことになる。
【0029】そのため、本実施例では、InX Ga1
−x Asチャネル層4のIn組成比xよりIny A
l1−y Asドープ層6のIn組成比yを小さくして
いる。即ち、図3より明らかなように、x>yの関係と
することにより、x=yの場合よりも大きなバンド不連
続量を得ることが可能となり、結果として電子濃度の低
下を防ぐことが可能となる。
−x Asチャネル層4のIn組成比xよりIny A
l1−y Asドープ層6のIn組成比yを小さくして
いる。即ち、図3より明らかなように、x>yの関係と
することにより、x=yの場合よりも大きなバンド不連
続量を得ることが可能となり、結果として電子濃度の低
下を防ぐことが可能となる。
【0030】そして、In組成比をx>yと異ならせる
ことにより発生する格子不整合とこれに伴う転位欠陥の
発生に対して、本実施例では、In組成比がy(=0.
65)である層(InAlAsスペーサ層5,n型In
AlAsドープ層6,n型InGaAsキャップ層7)
の厚さの合計が臨界膜厚より小さくなるように設定し、
結晶格子を弾性的に歪ませて転位欠陥の発生を防止して
いる。図5にIn組成比のズレとエネルギーバランスモ
デルによる臨界膜厚の関係を示す。
ことにより発生する格子不整合とこれに伴う転位欠陥の
発生に対して、本実施例では、In組成比がy(=0.
65)である層(InAlAsスペーサ層5,n型In
AlAsドープ層6,n型InGaAsキャップ層7)
の厚さの合計が臨界膜厚より小さくなるように設定し、
結晶格子を弾性的に歪ませて転位欠陥の発生を防止して
いる。図5にIn組成比のズレとエネルギーバランスモ
デルによる臨界膜厚の関係を示す。
【0031】本実施例では、充分な電子の供給を行うた
めに、InAlAsスペーサ層5を30Å,n型InA
lAsドープ層6を400Å,n型InGaAsキャッ
プ層7を100Åとしてこれらキャリア供給層側の合計
膜厚を530Åとしている。なお、充分な電子の供給の
ためにはこの程度の膜厚が必要と一般的に言われている
。ここで、臨界膜厚は図5に示す値と常に一致するもの
でもなく、条件によってはある範囲でバラつくことがあ
り、本実施例では、図5の臨界膜厚値に安全係数2を見
込み、図5に示す臨界膜厚値の1/2以下の膜厚として
転位の発生を確実に防ぐことを考慮している。
めに、InAlAsスペーサ層5を30Å,n型InA
lAsドープ層6を400Å,n型InGaAsキャッ
プ層7を100Åとしてこれらキャリア供給層側の合計
膜厚を530Åとしている。なお、充分な電子の供給の
ためにはこの程度の膜厚が必要と一般的に言われている
。ここで、臨界膜厚は図5に示す値と常に一致するもの
でもなく、条件によってはある範囲でバラつくことがあ
り、本実施例では、図5の臨界膜厚値に安全係数2を見
込み、図5に示す臨界膜厚値の1/2以下の膜厚として
転位の発生を確実に防ぐことを考慮している。
【0032】即ち、本実施例ではInAlAsスペーサ
層5,n型InAlAsドープ層6,n型InGaAs
キャップ層7の合計膜厚を530Åとしているため、こ
の合計膜厚が許容される膜厚とすれば図5における臨界
膜厚は安全係数の2より1200Å程度となり、しかし
て本実施例の膜厚において最適なIn組成比のズレは図
5より0.15であり、In組成比yを0.65に設定
しているのである。
層5,n型InAlAsドープ層6,n型InGaAs
キャップ層7の合計膜厚を530Åとしているため、こ
の合計膜厚が許容される膜厚とすれば図5における臨界
膜厚は安全係数の2より1200Å程度となり、しかし
て本実施例の膜厚において最適なIn組成比のズレは図
5より0.15であり、In組成比yを0.65に設定
しているのである。
【0033】なお、図3よりIn組成比のズレを大きく
とればバンド不連続量は大きくなり電子濃度をより向上
させ得ることが考えられるが、図5に示すように臨界膜
厚はより小さくなる。その場合、2次元電子ガス4aに
充分な電子を供給するためには臨界膜厚により薄くなる
キャリア供給層に充分なドーパントを導入しておくよう
にすればよい。
とればバンド不連続量は大きくなり電子濃度をより向上
させ得ることが考えられるが、図5に示すように臨界膜
厚はより小さくなる。その場合、2次元電子ガス4aに
充分な電子を供給するためには臨界膜厚により薄くなる
キャリア供給層に充分なドーパントを導入しておくよう
にすればよい。
【0034】次に、図6にInGaAsチャネル層4の
In組成比xと電子濃度Nsの関係を、In組成比のズ
レをパラメータとして示す。なお、図6の特性は、n型
InAlAsドープ層6へのドープ濃度は4×1018
cm−3,InAlAsスペーサ層5の厚さは30Å,
温度は300゜Kの場合のものである。
In組成比xと電子濃度Nsの関係を、In組成比のズ
レをパラメータとして示す。なお、図6の特性は、n型
InAlAsドープ層6へのドープ濃度は4×1018
cm−3,InAlAsスペーサ層5の厚さは30Å,
温度は300゜Kの場合のものである。
【0035】In組成比のズレが0,即ちx=yの場合
に比べて、In組成比のズレが大きい程、高移動度の望
めるIn組成比の高い領域において電子濃度の低下が抑
制されているのがわかる。
に比べて、In組成比のズレが大きい程、高移動度の望
めるIn組成比の高い領域において電子濃度の低下が抑
制されているのがわかる。
【0036】ここで、図7の移動度値を利用して、In
GaAsチャネル層4のIn組成比xとトランジスタの
高周波特性,即ち電子濃度と移動度との積の関係を表す
と、図8の如くなる。
GaAsチャネル層4のIn組成比xとトランジスタの
高周波特性,即ち電子濃度と移動度との積の関係を表す
と、図8の如くなる。
【0037】図8から明らかなように、In組成比差(
ズレ)が大きい程、移動度と電子濃度の積の値は大きく
なり、また、その最大値をとるIn組成比(性能上最適
と考えられる組成比)も大きくなる。即ち、In組成比
差を0.15とする本実施例では厳密にはInGaAs
チャネル層4のIn組成比xを0.83、一方InAl
Asドープ層6のIn組成比yは0.68に制御するの
が最適である。また、図8より、x=yとする従来構造
に比して、その積の最大値,即ち電界効果トランジスタ
の高周波特性は約1.6倍向上させることができる。
ズレ)が大きい程、移動度と電子濃度の積の値は大きく
なり、また、その最大値をとるIn組成比(性能上最適
と考えられる組成比)も大きくなる。即ち、In組成比
差を0.15とする本実施例では厳密にはInGaAs
チャネル層4のIn組成比xを0.83、一方InAl
Asドープ層6のIn組成比yは0.68に制御するの
が最適である。また、図8より、x=yとする従来構造
に比して、その積の最大値,即ち電界効果トランジスタ
の高周波特性は約1.6倍向上させることができる。
【0038】以上のように、InGaAsチャネル層4
のIn組成比xを大きくして高移動度化を図るとともに
、該InGaAsチャネル層4へキャリア供給をするI
nAlAs層6はそのIn組成yをy<xの関係とする
ことにより、バンドギャップ差を大きくとることができ
、電子濃度の低下を抑制することができ、トランジスタ
の全体的な性能向上を図ることができる。また、InG
aAs層4とInAlAs層6のIn組成比差より生じ
る格子不整合の影響はInAlAs層をそのIn組成比
差に応じた臨界膜厚以下とすることで解決することがで
き、高速動作に優れ、マイクロ波以上の超高周波デバイ
スに最適な基本構造を得ることができる。
のIn組成比xを大きくして高移動度化を図るとともに
、該InGaAsチャネル層4へキャリア供給をするI
nAlAs層6はそのIn組成yをy<xの関係とする
ことにより、バンドギャップ差を大きくとることができ
、電子濃度の低下を抑制することができ、トランジスタ
の全体的な性能向上を図ることができる。また、InG
aAs層4とInAlAs層6のIn組成比差より生じ
る格子不整合の影響はInAlAs層をそのIn組成比
差に応じた臨界膜厚以下とすることで解決することがで
き、高速動作に優れ、マイクロ波以上の超高周波デバイ
スに最適な基本構造を得ることができる。
【0039】次に本発明の第2実施例について説明する
。上記第1実施例では、図1におけるInAlAsスペ
ーサ層5のIn組成比をyとしてn型InAlAsドー
プ層6のIn組成比yと同じとするものであったが、本
第2実施例ではInAlAsスペーサ層5のIn組成比
をInGaAsチャネル層4と同じ組成比xとするもの
である。
。上記第1実施例では、図1におけるInAlAsスペ
ーサ層5のIn組成比をyとしてn型InAlAsドー
プ層6のIn組成比yと同じとするものであったが、本
第2実施例ではInAlAsスペーサ層5のIn組成比
をInGaAsチャネル層4と同じ組成比xとするもの
である。
【0040】これは、各層をMBE成長装置で成長させ
る場合、In蒸発源を2本有していれば上記第1実施例
の構造でも問題ないが、In蒸発源が1本の場合、上記
第1実施例の構造ではInGaAsチャネル層4とIn
AlAsスペーサ層5のIn組成比が異なるため、ここ
で一度結晶成長を中断してIn蒸発源の温度を変える必
要がある。この成長中断させる界面は2次元電子ガス4
aが走行する重要なヘテロ界面であるため、成長中断に
より真空中の残留不純物が付着すると移動度低下を引き
起こす要因となる。そこで、第2実施例のようにInA
lAsスペーサ層5のIn組成をInGaAsチャネル
層4と同じとすれば、この界面での成長中断は必要でな
くなる。なお、InAlAsスペーサ層5とn型InA
lAsドープ層6の間で成長中断が必要となるが、この
界面は2次元電子ガスの存在確率はほとんど0の領域で
あり、移動度低下の原因とならない。従って、本第2実
施例によればIn蒸発源が1本の場合、移動度低下を有
効に防止することができる。
る場合、In蒸発源を2本有していれば上記第1実施例
の構造でも問題ないが、In蒸発源が1本の場合、上記
第1実施例の構造ではInGaAsチャネル層4とIn
AlAsスペーサ層5のIn組成比が異なるため、ここ
で一度結晶成長を中断してIn蒸発源の温度を変える必
要がある。この成長中断させる界面は2次元電子ガス4
aが走行する重要なヘテロ界面であるため、成長中断に
より真空中の残留不純物が付着すると移動度低下を引き
起こす要因となる。そこで、第2実施例のようにInA
lAsスペーサ層5のIn組成をInGaAsチャネル
層4と同じとすれば、この界面での成長中断は必要でな
くなる。なお、InAlAsスペーサ層5とn型InA
lAsドープ層6の間で成長中断が必要となるが、この
界面は2次元電子ガスの存在確率はほとんど0の領域で
あり、移動度低下の原因とならない。従って、本第2実
施例によればIn蒸発源が1本の場合、移動度低下を有
効に防止することができる。
【0041】また、格子定数の異なる結晶であるInX
Ga1−x Asチャネル層4とn型Iny Al1
−y Asドープ層6の接合では、基本的には厚さの薄
いn型Iny Al1−y Asドープ層6側が歪むと
考えられるが、厚い方であるInX Ga1−x As
チャネル層4の界面近傍も若干歪むものと推測される。 歪みは移動度低下を引き起こす。しかしながら、本第2
実施例の構造においては、InAlAsスペーサ層5と
n型InAlAsドープ層6の界面でIn組成が切り換
えられるので、厚い方の界面近傍(即ち、若干の歪みが
予想される領域)はInAlAsスペーサ層5であり、
2次元電子ガス4aが走行するInGaAsチャネル層
4の歪みは低減される。この点においても、本第2実施
例は移動度低下抑制に有利である。
Ga1−x Asチャネル層4とn型Iny Al1
−y Asドープ層6の接合では、基本的には厚さの薄
いn型Iny Al1−y Asドープ層6側が歪むと
考えられるが、厚い方であるInX Ga1−x As
チャネル層4の界面近傍も若干歪むものと推測される。 歪みは移動度低下を引き起こす。しかしながら、本第2
実施例の構造においては、InAlAsスペーサ層5と
n型InAlAsドープ層6の界面でIn組成が切り換
えられるので、厚い方の界面近傍(即ち、若干の歪みが
予想される領域)はInAlAsスペーサ層5であり、
2次元電子ガス4aが走行するInGaAsチャネル層
4の歪みは低減される。この点においても、本第2実施
例は移動度低下抑制に有利である。
【0042】なお、上記実施例ではInGaAsグレー
ディッドバッファ層を用いて基板1とチャネル層4の格
子不整合による影響を緩和するようにしていたが、これ
はInAlAsによるものであってもよく、また歪超格
子バッファ層あるいはこれらの組合せ等を用いることに
より転位欠陥を低減するようにしてもよい。
ディッドバッファ層を用いて基板1とチャネル層4の格
子不整合による影響を緩和するようにしていたが、これ
はInAlAsによるものであってもよく、また歪超格
子バッファ層あるいはこれらの組合せ等を用いることに
より転位欠陥を低減するようにしてもよい。
【0043】また、上記実施例ではキャリア供給層とし
てSiをドープしたn型のInAlAsドープ層6を用
いてヘテロ界面に2次元電子ガスを生成するものを説明
したが、P型ドーパントを注入して2次元正孔ガスを形
成するものにおいても本発明は実施可能である。
てSiをドープしたn型のInAlAsドープ層6を用
いてヘテロ界面に2次元電子ガスを生成するものを説明
したが、P型ドーパントを注入して2次元正孔ガスを形
成するものにおいても本発明は実施可能である。
【図1】本発明第1実施例の電界効果トランジスタを示
す断面構造図である。
す断面構造図である。
【図2】InGaAsのIn組成比xと格子定数と移動
度の関係を示すグラフである。
度の関係を示すグラフである。
【図3】InAlAs,InGaAsのバンドギャップ
のIn組成比依存性を示す特性図である。
のIn組成比依存性を示す特性図である。
【図4】2次元電子ガス層の電子濃度NS とバンド不
連続量との関係を示す特性図である。
連続量との関係を示す特性図である。
【図5】InAlAsドープ層を含むIn組成比yの各
層の合計の臨界膜厚とIn組成比差との関係を示す特性
図である。
層の合計の臨界膜厚とIn組成比差との関係を示す特性
図である。
【図6】In組成比差をパラメータとする電子濃度NS
とIn組成比xの関係を示す特性図である。
とIn組成比xの関係を示す特性図である。
【図7】InGaAsの電子移動度のIn組成比依存性
を示す特性図である。
を示す特性図である。
【図8】InGaAsの移動度と電子濃度との積のIn
組成比x依存性をIn組成比差をパラメータにして示す
特性図である。
組成比x依存性をIn組成比差をパラメータにして示す
特性図である。
1 半絶縁性GaAs基板
2 InGaAsグレーディッドバッファ層3 I
nX Al1−x Asバリア層4 InX Ga1
−x Asチャネル層4a 2次元電子ガス 5 Iny Al1−y Asスペーサ層6 n型
Iny Al1−y Asドープ層7 n型Iny
Ga1−y Asキャップ層8 ドレイン電極 9 ゲート電極 10 ソース電極
nX Al1−x Asバリア層4 InX Ga1
−x Asチャネル層4a 2次元電子ガス 5 Iny Al1−y Asスペーサ層6 n型
Iny Al1−y Asドープ層7 n型Iny
Ga1−y Asキャップ層8 ドレイン電極 9 ゲート電極 10 ソース電極
Claims (2)
- 【請求項1】 InGaAsとそれよりエネルギ・バ
ンド幅の広いInAlAsによるInAlAs/InG
aAsヘテロ接合において、InAlAsのIn組成比
はInGaAsのIn組成比より小としてInGaAs
とInAlAsのバンド不連続量をIn組成比が同等で
ある場合より大きくし、かつ、InAlAsの膜厚はI
nGaAsとのIn組成比差によって生じる格子不整合
に伴う転位発生を抑制すべく該In組成比差に応じた臨
界膜厚以下に設定されていることを特徴とするInAl
As/InGaAsヘテロ接合構造半導体装置。 - 【請求項2】 InAlAs/InGaAsヘテロ接
合界面のInGaAs層に形成される2次元キャリアガ
スを能動層として、この2次元キャリアガスへInAl
As層を介してソース・ドレイン電極よりキャリアを供
給し、該2次元キャリアガスのキャリア走行をゲート電
極に印加される電界によって制御する電界効果トランジ
スタであって、前記InGaAs層はそのIn組成比が
0.53より大なる値に設定されており、前記InGa
As層に形成される前記2次元キャリアガスにキャリア
を供給する前記InAlAs層は、そのIn組成比が前
記InGaAs層のIn組成比より小なる値に設定され
るとともに、その膜厚が前記InGaAs層とのIn組
成比差によって生じる格子不整合に伴う転位発生を抑制
すべく該In組成比差に応じた臨界膜厚以下に設定され
ていることを特徴とする電界効果トランジスタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06017191A JP3158467B2 (ja) | 1991-03-25 | 1991-03-25 | InAlAs/InGaAsヘテロ接合構造電界効果トランジスタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06017191A JP3158467B2 (ja) | 1991-03-25 | 1991-03-25 | InAlAs/InGaAsヘテロ接合構造電界効果トランジスタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04294547A true JPH04294547A (ja) | 1992-10-19 |
| JP3158467B2 JP3158467B2 (ja) | 2001-04-23 |
Family
ID=13134452
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP06017191A Expired - Fee Related JP3158467B2 (ja) | 1991-03-25 | 1991-03-25 | InAlAs/InGaAsヘテロ接合構造電界効果トランジスタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3158467B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5367182A (en) * | 1992-03-25 | 1994-11-22 | Nippondenso Co., Ltd. | Compound semiconductor device for reducing the influence of resistance anisotropy on operating characteristics thereof |
| US5449928A (en) * | 1992-10-27 | 1995-09-12 | Nippondenso Co., Ltd. | Compound semiconductor substrate having a hetero-junction and a field-effect transistor using the same |
| CN112736132A (zh) * | 2021-01-06 | 2021-04-30 | 湖北文理学院 | InP PHEMT外延结构及其制备方法 |
-
1991
- 1991-03-25 JP JP06017191A patent/JP3158467B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5367182A (en) * | 1992-03-25 | 1994-11-22 | Nippondenso Co., Ltd. | Compound semiconductor device for reducing the influence of resistance anisotropy on operating characteristics thereof |
| US5449928A (en) * | 1992-10-27 | 1995-09-12 | Nippondenso Co., Ltd. | Compound semiconductor substrate having a hetero-junction and a field-effect transistor using the same |
| CN112736132A (zh) * | 2021-01-06 | 2021-04-30 | 湖北文理学院 | InP PHEMT外延结构及其制备方法 |
| CN112736132B (zh) * | 2021-01-06 | 2023-06-20 | 湖北文理学院 | InP PHEMT外延结构及其制备方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3158467B2 (ja) | 2001-04-23 |
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