JPH04295407A - イネ科作物の病害防除微生物および病害防除方法 - Google Patents

イネ科作物の病害防除微生物および病害防除方法

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JPH04295407A
JPH04295407A JP3083203A JP8320391A JPH04295407A JP H04295407 A JPH04295407 A JP H04295407A JP 3083203 A JP3083203 A JP 3083203A JP 8320391 A JP8320391 A JP 8320391A JP H04295407 A JPH04295407 A JP H04295407A
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rice
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、イネ科作物の病害、特
にイネ幼苗腐敗症及びイネもみ枯細菌病の防除に有効な
新規微生物及びこの微生物を用いてイネ科作物の病害を
防除する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】イネもみ枯細菌病菌(Pseudomo
nas  glumae)によって引き起こされる病気
であるイネもみ枯細菌病は、日本、韓国、中国などの他
、東南アジアのイネ栽培地域に広く分布し、イネの収量
に重大な被害を与えている。当初、本病原細菌は、イネ
の穂のみに病気を起こす細菌であると考えられていたが
、その後の研究により本細菌はイネの幼苗に対しても病
原性を示すことが明らかにされた。幼苗に対する被害は
、水稲栽培の特殊性に基づく育苗箱の普及に伴ってわが
国の重大な問題となっている。従って、イネもみ枯細菌
病菌についてこれまで発生生態の解明、栽培法と発病と
の関係及び防除法の開発など広範囲な研究が実施されて
いる。しかしながら、今なお伝染経路や侵入感染機構に
不明な部分もあって、まだ的確な防除法は確立されてい
ない。現在、防除対策としては塩水選による罹病もみの
除去、各種薬剤による種子消毒、及びカスガマイシン・
キャプタン水和剤、ポリカーバメイト水和剤などの育苗
箱施用等が挙げられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしこれらの薬剤は
、効果の不安定なこと、病菌菌株によって効果の異なる
こと、及び生育抑制の薬害が現れるなどのことから、実
用化にあたっては、さらに検討しなければならないのが
現状である。また抵抗性品種の利用も考えられているが
、本細菌病に対する抵抗性遺伝子がイネに存在するか否
かも明確ではない。このように現在までに行われている
防除法は、充分な効果を挙げていないのが現状であり、
新しい防除法の開発が望まれている。
【0004】近年、土壌伝染性の植物病害を防除する手
段の一つとして、より自然に立脚した生物的防除方法の
開発が重要視されている。中でも各種抗菌物質産生性の
根圏微生物の利用に関する研究は世界各国で進められて
おり、幾つかの成功例が報告されている。また病原性細
菌から病原性を喪失あるいは除去した非病原性変異菌株
を利用した研究も多い。これら非病原性菌株の中には病
原性菌株と同様に宿主内で増殖し、生態学的に病原性菌
株とほぼ同様な挙動を示すものも存在する。このような
非病原性菌株で予め宿主植物体を前処理することにより
、その後接種した病原性細菌の侵入を防ぎ、或いは増殖
を抑制することにより、発病を抑制する可能性が考えら
れる。本発明者らは、このような考えに基づいて、非病
原性イネもみ枯細菌病菌を利用することによってイネも
み枯細菌病を生物的に防除する方法について検討を重ね
、本発明をなすに至った。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、イ
ネ科作物の病害防除に有効で病原性のない新規シュード
モナス  グルメ(Pseudomonas  glu
mae)に関する。また、さらに本発明は、この新規シ
ュードモナスグルメをイネ種子に接種するかあるいは土
壌に散布することによってイネ科作物の病害を防除する
方法に関する。本発明におけるイネ科作物の病害とは、
イネ幼苗腐敗症及び/またはイネもみ枯細菌病をいう。 本発明における新規シュードモナス  グルメは、微工
研に、微工研菌寄第12105号として寄託されている
。また、本発明では、この菌株を放射線、化学薬品等で
変異させた菌株も、イネ科作物の病害が防除でき、病原
性のない限り、本発明の菌株のなかに包含される。
【0006】この新規シュードモナス  グルメをイネ
種子に接種する場合は、菌株濃度が108 〜1012
cfu/mlの懸濁液に、イネ種子を浸漬することによ
り行うことが好ましい。また、新規シュードモナス  
グルメを土壌に散布して防除する場合は、107 〜1
010cfu/g−土壌の菌体濃度になるように散布す
ることが好ましい。
【0007】本発明者らは、福岡地方の田で生育させた
イネからイネもみ枯細菌病に侵されたもみを選別し、こ
れを70%のエタノール水溶液に数秒浸漬した後、有効
塩素濃度3%の次亜塩素酸ナトリウム水溶液に5分間浸
し、滅菌蒸留水で水洗した後、すりつぶし、これをPS
A平板培地に展開して、これからイネもみ枯細菌を47
菌株分離した。
【0008】これらのイネもみ枯細菌は、次の菌学的性
質を有する。桿菌状で、極毛を有する。好気性で、生育
適温は30〜35℃、40℃でも生育可能。コロニーは
灰白色を呈する。キング培地で生育可能。ゼラチン液化
、硝酸塩還元、リトマスミルク還元、アンモニア産生、
硫化水素産生、カタラーゼ、レシチナーゼは、いずれも
プラス。インドール産生、MR反応、オキシターゼは、
いずれもマイナス。
【0009】次に、このなかからイネばかりでなく他の
植物体にも病原性を持たない点でのみ菌学的性質が相違
し、その他の点ではイネもみ枯細菌病と同様の性質を示
す非病原性イネもみ枯細菌の選択を行なった。
【0010】この選択についてさらに詳細に説明する。 1.非病原性イネもみ枯細菌病菌の選択イネもみ枯細菌
病菌はイネの幼苗及び穂を侵す病原細菌であるため、た
とえ発病抑制効果が認められても、これをそのまま生物
的防除に利用することは危険である。しかし、この菌は
in  vitroにおいて病原性を喪失し易い性質を
もっており、保存中あるいは継代培養中に病原性を喪失
することもある。一方、本発明者らは、この菌がイネに
対する病原性の他、ジャガイモ、ニンジン等の組織切片
を腐敗させる性質を有する事を見出した。 そこで全ての作物に対して非病原性の菌株を選抜する目
的で本菌の各種作物に対する病原性を検討した。
【0011】植物材料としては、ジャガイモ(メークイ
ン)、ニンジン(品種不明)及びトマト苗(東光)、イ
ネ種子(あそみのり)を実験に供試した。各種野菜組織
に対する腐敗能の検定は次の方法で行った。各種野菜組
織を3%次亜塩素酸ナトリウム(アンチホルミン)に1
5分間浸漬することによって表面殺菌を行い、その後滅
菌水で充分に水洗して滅菌メスで厚さ約5mlに切断し
、これをろ紙を敷いた直径9cmの滅菌シャーレに置き
、滅菌水を5ml入れ、PSA斜面培地に30℃で48
時間培養したイネもみ枯細菌病菌を切断面の中央部に1
白金耳量接種した後、30℃に48時間静置し、腐敗能
の有無を検討した。トマト苗に対する病原性の検討は、
PSA斜面培地に30℃で48時間培養したイネもみ枯
細菌病菌の各菌株を滅菌した白金耳で斜面からかきとり
、これを予め70%エタノールで表面殺菌したトマト苗
(播種後3週間)の茎に多針接種することにより行った
。イネに対する病原性の検討は次のように行った。 すなわち、供試品種あそみのりの種子を3%次亜塩素酸
ナトリウム(アンチホルミン)で30分間消毒後、充分
水洗し、25℃で2日間浸種した。この種子60粒を直
径9cmの滅菌シャーレにとり、これに濃度約109 
cfu/mlの細菌懸濁液15mlを注入し、30℃で
24時間浸漬接種した。その後、オートクレーブで滅菌
したくみあい培土(三井東圧製)80gを入れ、滅菌蒸
留水30mlを灌水した、60×60×45mmのプラ
スチック製容器に播種し、種子がかくれる程度に同くみ
あい培土で覆土し、32℃の接種箱中(湿度100%)
で2日間育苗した。さらに、25℃の空調温室で緑化し
た後接種15日目に発病の有無と程度を調査した。
【0012】
【表1】
【0013】結果は表1に示した通りである。イネに対
して病原性を示さない菌株が15菌株存在した。トマト
に対する病原性は供試した全ての菌株で認められなかっ
た。各種野菜組織に対して腐敗能を示さずかつトマト、
イネに対しても病原性を示さない菌株8菌株、即ち、N
7504,N7503,YN7810,YN7805,
YN7825,750,752,805が選抜できた。 また、ジャガイモに対する腐敗能とイネに対する病原性
との間には供試した47菌株において高い関連性が認め
られた。これらの15菌種は継代培養あるいは保存中に
イネに対する病原性が喪失したものと考えられる。そし
てこれらの非病原菌は、ジャガイモ等その他の植物に対
しても病原性を示すことはない。
【0014】次に、これら非病原性細菌がイネもみ枯細
菌病菌で起こるイネ幼苗腐敗症の発病を抑制することが
できるか否かについて検討した。 2.非病原性イネもみ枯細菌病菌によるイネ幼苗腐敗症
の発病抑制効果 病原性菌株4菌株(Ku8111、2、So−1、Ky
u82−34−2)及び非病原性菌株5菌株(N750
3、N750、YN7810、YN7825、805)
を実験に供試した。イネ品種はあそみのりを用いた。非
病原性イネもみ枯細菌病菌によるイネ幼苗腐敗症の発病
抑制効果の検定を次の方法で行った。すなわち、水保存
菌をYPDA斜面培地に移植し、30℃で48時間培養
後、滅菌蒸留水10mlに懸濁(濃度:約109 cf
u/ml)、これをYPD液体培地200mlに加え、
30℃で48時間振とう培養した。その後、3,600
×gで20分間遠心を行い、得られた菌体を滅菌蒸留水
に約1010cfu/mlになるように懸濁し、これに
メチルセルロースを1.5%になるように加えた。イネ
種子は3%次亜塩素酸ナトリウム(アンチホルミン)で
30分表面殺菌した後、滅菌水で充分に洗浄し、メチル
セルロースを含む細菌懸濁液に30℃で24時間浸漬処
理した。対照として細菌を含まない1.5%メチルセル
ロース液に浸漬した種子を用いた。病原性菌株は、非病
原性菌株と同様に培養後、約108 cfu/mlの濃
度になるように滅菌水で調節し、これを接種源とした。 非病原性菌株及び病原性菌株の菌濃度は実験の度にYP
DA平板培地を用い、希釈平板法に従って求めた。非病
原性菌株液に浸漬したイネ種子は、滅菌したくみあい培
土(三井東圧製)約80gの入った60×60×45m
mのプラスチック製容器に60粒ずつ播種し、覆土(2
0g)した後、接種源である病原性菌株の細菌懸濁液を
10mlずつ灌注接種した。処理した容器は、32℃じ
48時間接種箱(湿度:100%)に入れて催芽させた
後、25〜30℃の空調温室なるいは28℃の植物育成
チャンバー内に置き、緑化させた。灌水は1日1回行っ
た。発病度の判定は接種後15日目に行った。全ての実
験は2回以上反復した。発病度の検定は、図1に示すよ
うに病徴の激しさの度合いによって、0〜5の6段階(
発病度0は健全苗、1は健全苗と背丈は変らないが葉身
にクロロシスが現れたもの、2は健全苗より背丈が低く
、葉鞘基部のネクロシスが見られるもの、3は葉身のク
ロロシス、葉鞘基部にネクロシスに加えて、全身が異常
形態を呈しているもの、4は本葉第1葉しか展開してお
らず全体的に退緑したもの、5は腐敗枯死したもの)に
分けて調査し、発病度は各区60粒の平均値をもって示
した。
【0015】実験の結果を表2に示す。この表から明ら
かなように、非病原性菌株でイネ種子を浸漬処理するこ
とによってイネ幼苗腐敗症の発病が抑制されることが明
らかとなった。しかし、その発病抑制効果の程度は非病
原性菌株−病原性菌株の組み合わせによって著しく異な
り、全く発病抑制効果の見られないものから高い発病抑
制効果を示すものまで存在した。すなわち、病原性菌株
So−1に対しては、非病原性菌株N7503、N75
0、YN7825、805によって発病が抑制された。 他方、YN7810で処理しても抑制効果は得られなか
った。病原性菌株2に対しては、N7503、805で
発病抑制効果が認められたが、N750、YN7810
、YN7825では全く抑制されなかった。病原性菌株
Kyu82−34−2に対しては、非病原性菌株N75
03で処理した場合だけに発病抑制効果が認められ、非
病原性菌株N750、YN7810、YN7825、8
05で処理しても発病は抑制されなかった。さらに病原
性菌株Ku8111に対しては、N7503、YN78
10、805で発病抑制効果が認められ、N750では
弱く、YN7825では効果は得られなかった。この結
果、非病原性菌株N7503でイネ種子を処理すること
によってイネ幼苗腐敗症の発病を抑制できることが確認
された。
【0016】
【表2】
【0017】3.浸漬処理用の菌濃度と発病抑制効果と
の関係 そこで、この非病原性菌株N7503の菌濃度と発病抑
制効果との関係について検討した。非病原性菌株として
N7503を、また病原性菌株としてSo−1を供試し
た。発病抑制効果の検定は前記した方法に従って行った
。すなわち、水保存してある各菌株をYPDA平板培地
に広げて単一コロニー分離を行い、これを200mlの
YPD液体培地の入った坂口フラスコに接種し、30℃
で48時間振とう培養を行い、遠心(8,000×g、
20分間)によって得られた菌体を滅菌蒸留水に約10
10cfu/mlになるように懸濁し、これを10倍段
階希釈することにより約1010、108 、106 
cfu/mlの細菌懸濁液を作成した。この各濃度の非
病原性菌株N7503の懸濁液にメチルセルロースを1
.5%になるように加え、これに3%次亜塩素酸ナトリ
ウム(アンチホルミン)で表面殺菌を行ったイネ種子を
浸漬し、30℃で24時間静置後、滅菌したくみあい培
土80gの入った容器に60粒ずつ播種し、20gのく
みあい培土で覆土した後、各濃度の病原性菌株So−1
の細菌懸濁液を10mlずつ灌注接種を行い、30℃で
48時間接種箱に置き、28℃で1日12時間照明に調
節した植物育成チャンバー内に入れ、15日目に発病度
の検定を行った。
【0018】この結果を表3に示した。表3から明らか
なように、非病原性菌株の濃度が1010cfu/ml
の細菌懸濁液でイネ種子を処理した場合、土壌中の病原
性菌株の菌濃度が1010cfu/gと高濃度であって
も高い発病抑制効果が示された。しかし、非病原性菌株
の菌濃度が108 cfu/ml以下になり、さらに、
病原性菌株の菌濃度が106 cfu/gと低くなると
発病抑制効果は得られず、効果を得るためには高濃度(
1010cfu/ml)の非病原性菌株の懸濁液で処理
する必要があることが明らかとなった。
【0019】
【表3】
【0020】さらに、本発明では、本発明のシュードモ
ナス  グルメN7503がイネ科作物の病害防除に使
用できることを立証するため、次の試験を行った。
【試験1】  非病原性N7503菌株の各種病原性菌
株に対する発病抑制効果 非病原性菌株N7503の持つ発病抑制効果が、さらに
多くの他の病原性菌株に対しても同様に高い発病抑制効
果を示すか否かについて検討を行った。
【0021】すなわち、九州大学植物病理学教室保存の
イネもみ枯細菌病菌の菌株の内、強い病原性を示すKu
8106、Ku8121、III 、8001、801
7、I、Ku8105の計5菌株を供試し、N7503
菌株の発病抑制効果を検討した。発病抑制試験は前記の
方法によって行った。この結果は表4に示したように非
病原性菌株N7503は供試した全ての病原性菌株に対
して強い発病抑制効果を持つ菌株である事が明らかとな
った。
【0022】
【表4】
【0023】
【試験例2】  カスガマイシン・キャプタン水和剤と
の発病抑制効果の比較本発明のN7503菌株のイネ幼
苗腐敗症の防除効果と、従来イネ幼苗腐敗症の防除に有
効なイネ育苗箱施用剤として報告されているカスガマイ
シン・キャプタン水和剤の防除効果とを比較した。
【0024】すなわち、病原性菌株So−1と非病原性
菌株N7503との組み合わせで、イネ品種としてはあ
そみのりを用いて実験を行った。発病抑制試験は前記方
法によった。カスガマイシン・キャプタン水和剤は、1
容器当たり200倍希釈液(原体換算でカスガマイシン
1.2g+キャプタン1.2mg)10mlを、播種後
覆土前に滅菌土壌に灌注することにより処理した。
【0025】この結果を表5に示す。N7503でイネ
種子を前処理することにより得られる発病抑制効果は、
カスガマイシン・キャプタン水和剤を土壌1当たり0.
4mgで施用した場合に得られる発病抑制効果とほぼ同
程度のものであった。しかし、カスガマイシン・キャプ
タン水和剤で処理した区では、N7503の前処理また
は1.5%メチルセルロースのみで処理した区と比べて
、イネ幼苗の苗丈が低いなど、若干の成育抑制が見られ
る場合があった。非病原性菌株で前処理したものは、防
除薬剤とほぼ同程度の効果が得られ、その生育は無処理
区との間に殆ど差は認められなかった。
【0026】
【表5】
【0027】
【試験3】  発病抑制効果の品種間差異本発明の非病
原注菌株が、イネ品質あそみのりがイネ幼苗腐敗症の発
病を顕著に抑制することが明らかとなったので、この効
果が他のイネの品種においても認められるかどうか検討
した。
【0028】すなわち、イネ品種として、あそみのり、
太刀風、黄玉、中国45号、クジュウ、愛知旭、農林2
9号、IR64、イナバワセの計9品種を供試した。細
菌は非病原性菌株としてN7503、YN7810及び
805を、また病原性菌株としてSo−1、Kyu82
−34−2及び2を用いた。非病原性菌株による種子処
理、病原性菌株の接種及び効果の検定は前記した発病抑
制試験に示した方法で行った。
【0029】この結果を表6及び表7に示す。実験結果
から非病原性菌株による発病抑制効果には品種間差異が
存在することが明らかとなった。非病原性菌株805と
病原性菌株Kyu82−34−2の組み合わせにおいて
は、太刀風、黄玉、中国45号及びクジュウで発病抑制
効果が認められたが、他の品種(あそみのり、愛知旭、
農林29号、IR64、イナバワセ)においては全く発
病は抑制されなかった。非病原性菌株805と病原性菌
株2の組み合わせでは、愛知旭、中国45号で発病抑制
効果は認められず、農林29号において若干の発病抑制
が認められ、他の6品種(あそみのり、太刀風、黄玉、
クジュウ、IR64、イナバワセ)においては高い発病
抑制効果を示した。また、非病原性菌株YN7810と
病原性菌株So−1の組み合わせでは、太刀風、クジュ
ウ、イナバワセにおいては全く発病抑制効果は得られず
、他の品種(あそみのり、黄玉、中国45号、愛知旭、
農林29号、IR64)では高い発病抑制効果が得られ
た。非病原性菌株N7503と病原性菌株So−1の組
み合わせでは、全ての品種において発病を抑制すること
が明らかとなった。以上のことから発病抑制効果発現に
は非病原性菌株、病原性菌株及びイネ品種の3者の間の
特異的な関係が関与することが判明した。
【0030】
【表6】
【表7】
【0031】
【試験4】  イネ幼苗腐敗症発病抑制機作の検討1.
さらに、本発明では、非病原性イネもみ枯細菌病菌によ
るイネ幼苗腐敗症発病抑制機作を知るために、まず、非
病原性菌株の病原性菌株に対する抗菌活性を検討した。 すなわち、非病原性菌株N7503、N750、805
、YN7810、YN7825及び病原性菌株Ku81
11、2、So−1、Kyu82−34−2を供試した
。抗菌物質の産生性及び活性の検定にはYPDA平板培
地を用い、プレートクロロホルム法及びUV照射の2通
りの方法で行った。UV照射は、培養後コロニーの形成
が認められたシャーレの上蓋を外し、15Wの殺菌ラン
プ(東芝GL−15)で高さ30cmから3時間行った
。その後、30℃で24時間静置し、指示菌である病原
性菌株を重層し、30℃で培養後コロニーの周囲に形成
される阻止帯の有無により抗菌物質産生性を検討した。
【0032】この結果、供試した非病原性菌株N750
3及びN750において抗菌活性が認められた。これら
の菌株が形成した阻止帯の巾は数mm程度の小さなもの
であった。しかし、非病原性菌株が病原性菌株に対して
培地上で示す抗菌活性と発病抑制効果との間には直接的
な関連性は認められなかった。
【0033】2.次にイネもみ枯細菌病菌以外の既知植
物病原細菌及び腐生菌についてイネ幼苗腐敗症の発病抑
制効果を検討した。九州大学植物病理学教室において保
存してある植物病原細菌Agrobacterium 
 tumefaciens  Ku7411、Erwi
nia  carotovora  subsp.ca
rotovora  N7129、Clavibact
er  michiganense  pv.mich
iganenseN6601、Bacillus  s
ubtilis  ATCC  6633、Pseud
omonas  syringae  pv.syri
ngae  I、及びPseudomonas  fl
uorescense  p−15を供試した。これら
の細菌はそれぞれPSA斜面培地上に30℃で48時間
培養後、200mlのYPD液体培地の入った坂口フラ
スコに移植し、30℃で48時間培養し、遠心(8,0
00×g、20分)によって菌体を集め、これを約10
10cfu/mlになるように滅菌水に懸濁し、前処理
に用い、前記した発病抑制試験を行った。
【0034】この結果、イネ幼苗腐敗症の発病抑制効果
は、非病原性イネもみ枯細菌病菌のみによって示された
。供試したその他全ての細菌では発病抑制効果が全く認
められないことが明らかとなった。
【0035】3.また、非病原性菌株の培養濾液でイネ
種子を処理した場合の発病抑制効果について検討した。 すなわち、非病原性菌株N7503をYPD液体培地(
200ml)に接種し、30℃で4日間振とう培養後、
遠心(8,000×g、20分)し、上清を孔径0.2
μmのメンブランフィルターを通し完全に除菌すること
により非病原性菌株培養濾液を得た。この培養濾液に表
面殺菌したイネ種子を24時間浸漬し、これを病原性菌
株So−1が土壌1g当たり2.6×107 cfuに
なるように接種した汚染土壌に播種し、15日目に発病
度を調査した。
【0036】その結果、培養濾液の原液を用いた場合も
、1/100希釈した場合も殆ど差のない発病度を示し
、培養濾液による発病抑制効果は全く認められなかった
【0037】4.さらに、非病原性イネもみ枯細菌病菌
によるイネ幼苗腐敗症の発病抑制効果が死菌によっても
認められるか否かについて検討した。供試菌株として非
病原性菌株N7503、及び病原性菌株So−1を用い
た。PSA斜面培地上に30℃で48時間培養した非病
原性菌株N7503を約1010cfu/mlになるよ
うに滅菌蒸留水に懸濁した後、次に示す3通りの方法に
よって死菌の作成を行った。■100℃で10分間の熱
処理、■滅菌シャーレに細菌懸濁液を2〜3mlずつ入
れ、15Wの殺菌ランプ(東芝GL−15)で30cm
の高さから4時間照射、■細菌懸濁液約10mlを50
mlのビーカーに取り、これをクロロホルム約200m
lの入った2,000mlのビーカーに入れアルミニウ
ム箔で密封し、スターラーで撹拌しながら4時間の蒸気
処理を行った。発病抑制試験は前記した方法によって行
なった。
【0038】これらは、いずれの場合においても発病抑
制効果が全く認められなかった。このことから非病原性
菌株による発病抑制効果は生菌によってのみ示される事
が明らかとなった。
【0039】5.さらに、種子処理法及び接種法の違い
が発病抑制効果に及ぼす影響について検討した。すなわ
ち、高い発病抑制効果の認められる非病原性菌株N75
03と病原性菌株So−1の組み合わせを用いて行った
。非病原性菌株と病原性菌株の混合液(濃度N7503
:6.3×109 cfu/ml、So−1:2.3×
107 cfu/ml)及び非病原性菌株、病原性菌株
の単独液にメチルセルロースを1.5%になるように加
え、これらの液に表面殺菌したイネ種子を浸漬し、30
℃で24時間保った。処理した種子を、100℃のくみ
あい培土の入った容器に60粒ずつ播種し、32℃で湿
度100%の接種箱に48時間保った後、28℃、1日
12時間照射の植物育成チャンバー内に置き、播種後1
5日目に発病度の検定を行った。また、濃度6.3×1
09 cfu/mlの非病原性菌株懸濁液及び濃度2.
7×107 cfu/mlの病原性菌株懸濁液を1容器
(100gのくみあい培土)当り10mlずつ混合し、
この土壌に表面殺菌した種子を播種した後、上記と同様
に播種15日目に発病度の調査を行った。さらに、病原
性菌株接種後に非病原性菌株で処理した場合の発病抑制
効果の検定を以下の方法で行った。表面殺菌を行ったイ
ネ種子を病原性菌株So−1の細菌懸濁液(濃度:2.
3×108 cfu/ml)で種々の時間(10分、2
4、48、72、96、102時間)浸漬接種後、10
0gのくみあい培土の入った容器に60粒ずつ播種し、
非病原性菌株N7503の細菌懸濁液(濃度:約109
−10cfu/ml)を10mlずつ灌注し、32℃で
湿度100%に保った接種箱に48時間入れ、その後2
8℃で1日12時間照明の植物育成チャンバー内に置き
、育苗した。発病後の検定は播種後15日目に行った。
【0040】実験の結果を表8及び表9に示す。表8に
示したように、病原性菌株を単独でイネ種子にコーティ
ングした区では全ての固体が完全に腐敗・枯死したのに
対し、非病原性菌株と病原性菌株の混合液でイネ種子を
コーティングした場合、発病度0.7を示し、高い発病
抑制効果が認められた。また、濃度2.3×106 c
fu/gの病原性菌株で汚染した土壌に播種した場合に
は3.6の発病度を示したのに対して、この土壌に非病
原性菌株が6.3×108 cfu/gの濃度で存在し
た場合には発病度が0.6と顕著な抑制効果を示した。 また、表9から明らかなように、先に病原性菌株So−
1をイネ種子に浸漬接種し、非病原性菌株N7503が
土壌1g当たり約109cfuの菌量で存在している土
壌に播種した場合にも発病は顕著に抑制された。さらに
、イネ種子を病原性菌株の細菌懸濁液に120時間浸漬
接種した場合でも非病原性菌株を添加した土壌に播種す
れば発病が抑制されることが明らかとなった。この結果
から発病を防止するには、イネ種子を本発明の非病原性
菌株で被覆するかあるいはイネ種子を播種する土壌に本
発明の非病原性菌株を添加するとその効果を充分に達成
することができる。
【0041】
【表8】
【表9】
【0042】6.またさらに、非病原性菌株によるイネ
幼苗腐敗症の発病抑制効果の機作を明らかにする目的で
、イネ発芽液中及び栄養分の極端に限られている滅菌水
中における非病原性菌株と病原性菌株との競合関係につ
いて検討を行った。非病原性菌株としてN7503、病
原性菌株としてストレプトマイシン耐性のSo−1−S
Rを用いた。イネ発芽液は次のようにして調整した。 即ち、3%次亜塩素酸ナトリウム(アンチホルミン)で
90分間表面殺菌した種子を滅菌水で充分に洗浄後、滅
菌水50mlの入った100mlの三角コルベンに10
粒ずつ入れ、30℃で1日12時間照明の植物育成チャ
ンバー内に7日間置き、その後滅菌ピンセットでイネ植
物体を除去、メンブランフィルター(孔径0.2μm)
を通すことにより完全に除菌した液をイネ発芽液とした
。この発芽液を100mlの三角コルベンに28mlず
つ入れ、これに供試菌を所定の濃度(N7503:1×
10cfu/ml、So−1−SR:3×10cfu/
ml)になるように接種した後、30℃で静置培養し、
経時的にYPDA及びストレプトマイシン500ppm
含有YPDA培地を使用する希釈平板法により細菌の定
量を行った。イネ発芽液の代わりに滅菌蒸留水を用いた
ものを対照とした。
【0043】病原性菌株So−1−SRをイネ発芽液中
に3×10cfu/mlになるように単独接種して培養
した場合、その菌数は培養2日目に1×107 cfu
/mlに達し、その後若干の減少が見られたが、培養1
5日目まで約106 cfu/mlのほぼ一定の菌量で
生存した。非病原性菌株N7503と混合培養した場合
、病原性菌株So−1−SRの増殖は著しく抑制され、
培養2日目に単独培養の菌数に比べて約1/100、培
養5日目には約1/10となり、その後15日目まで約
1/10の濃度で推移した。非病原性菌株N7503の
増殖は病原性菌株So−1−SRとの混合培養によって
も減少せず、単独培養の場合とほぼ同様の増殖パターン
を示した。また、滅菌蒸留水中においてもイネ発芽液中
の増殖パターンと同様の傾向が認められた。すなわち、
混合培養において病原性菌株So−1−SRの増殖は抑
制され、培養2日目から15日目まで単独培養の場合と
比べて約1/10の菌量で推移した。
【0044】7.またさらに非病原性菌株でイネ種子を
処理することにより病原性菌株によるイネ幼苗腐敗症の
感染及び発病が抑えられる。この場合、イネもみにおい
て病原性菌株及び非病原性菌株がどのように消長するか
について検討を行なった。菌株は発病抑制効果の認めら
れる組み合わせとして非病原性菌株N7503と病原性
菌株2−SR及び効果の認められない組み合わせとして
非病原性菌株YN7810と病原性菌株2−SRを供試
した。イネ品種あそみのりの種子から外穎と内穎を取り
除き、3%次亜塩素酸ナトリウム(アンチホルミン)で
90分間表面殺菌し、滅菌蒸留水で充分に洗浄した。こ
の種子を0.5%の素寒天20mlの入った100ml
の三角コルベンに10粒ずつ播種し、非病原性菌株(濃
度:約1010cfu/ml)及び病原性菌株(濃度:
約108 cfu/ml)の混合液を2ml及び各細菌
液を2倍に希釈した単独液を2mlがつ接種した。その
後25℃で34,000〜40,000lux照明の条
件下で育苗し、2日間隔で各菌の定量をYPDA平板培
地及びストレプトマイシン100ppm含有YPDA平
板培地を用いて行った。
【0045】この結果、病原性菌株2−SRを単独で接
種した区においては、時間の経過とともに増殖し、接種
後10日目には1種子当たり約107 cfuの菌量に
達した。しかし、発病抑制効果を示す非病原性菌株N7
503との混合培養においては、病原性菌株2−SRは
接種後10日目においても1種子当たり1×105 c
fu/mlの値にとどまり、接種時の菌量とほぼ同じ値
であった。また、発病抑制効果を示さない非病原性菌株
YN7810との混合培養では、病原性菌株2−SRは
単独培養の場合と同様に増殖していき、接種後10日目
には1種子当たり1×107 cfuの菌量に達した。 両非病原性菌株は単独、混合の両培養において10日目
まで1種子当たり約107 cfuの菌量で一定してい
た。このように、発病抑制効果の認められる菌株の組み
合わせでは病原性菌株の増殖が非病原性菌株との混合培
養によって抑えられる傾向が認められた。
【0046】8.さらに、イネもみ枯細菌病菌は培地中
で毒素を産生することが報告されている。しかし、培地
中では病原性の有無にかかわらず毒性物質を産生するこ
とが明らかとなった。一方、非病原性菌株は土壌中では
イネに対する生育抑制を示さないことから、このイネ及
び土壌が関与した条件下で病原性菌株が産生する毒素を
非病原性菌株が中和あるいは解毒することにより発病が
抑制される可能性も十分に考えられる。このことを明ら
かにする目的で以下の実験を行った。
【0047】非病原性菌株による毒素の解毒は次の方法
により検討した。すなわち、くみあい培土500gに対
して蒸留水1,000mlを加え、時々撹拌しながら2
4時間静置し、吸引濾過によりくみあい培土の水抽出液
を得た。これを100mlの三角コルベンに18mlず
つ分注し加圧滅菌した。これに3%次亜塩素ナトリウム
(アンチホルミン)で表面殺菌した無菌のイネ種子を2
0粒ずつ加え、病原性菌株2(菌濃度:約109 cf
u/ml)の細菌懸濁液を2mlずつ接種し、25℃で
34,000〜40,000lux照明下で10日間育
苗した。その後イネ種子を取り除き、10,000×g
、20分間の遠心を行い、得られた上清を0.2μmの
メンブランフィルターで処理し、完全に除菌した病原性
菌株2の培養濾液を得た。この培養濾液を2mlずつ滅
菌試験管に入れ、これにYPDA斜面培地で30℃、4
8時間培養した非病原性菌株N7503を約109 c
fu/mlになるように接種し、25℃で培養した。培
養10日目に、10,000×g、20分間の遠心によ
り培養濾液からの菌体を除き、0.2μmのメンブラン
フィルターを通すことにより完全に除菌し、得られた濾
液を2mlずつ滅菌試験管に分注、これに表面殺菌した
イネ種子を2粒ずつ入り、25℃、34,000〜40
,000luxの条件下で育苗し、10日目に幼苗長及
び細長を測定し、解毒の有無を調べた。
【0048】この結果、病原性菌株2の培養濾液では幼
苗長6.8mm、根長1.0mmと強い生育阻害が認め
られたのに対して、これに非病原性菌株N7503を接
種し10日間培養した濾液では幼苗長91.6mm、根
長83.0mmと、対照区とほぼ同様の生育を示し、毒
素の活性が著しく低下している事が明かとなった。
【0049】次に本発明の実施例を示す。
【実施例1】シュードモナス  グルメN7503菌株
を約1010cfu/mlの菌体濃度になるように滅菌
蒸留水に懸濁し、これにメチルセルロースを1.5%に
なるように加えた。この懸濁液100mlに、イネ種子
あそみのり60粒を30℃で24時間浸漬した。この種
子を120℃で30分間滅菌したくみあい培土(三井東
圧社製)約80gの入った容器に播種し、20g覆土し
た後、病原性菌株の懸濁液(約108 cfu/ml)
を10ml灌注した。15日経過したが発病は観察され
なかった。一方、N7503菌株を接種しなかった種子
について、同様の試験を行った結果、これらは全て発病
した。
【0050】
【実施例2】120℃で30分間滅菌した土壌に、シュ
ードモナス  グルメN7503菌株を6.3×108
 cfu/g−土壌及び病原性シュードモナス  グル
メを2.3×106 cfu/g−土壌になるように散
布、混合した。この土壌にあそみのり種子を播種した。 種子は、その後、発芽し、生育したが発病は観察されな
かった。一方N7503を混合せず、病原性菌のみを混
入した区では、全て発病した。
【0051】
【実施例3】イネ品種あそみのりを播種し、その26日
目に、ワグネルポットに5株づつ移植して生育させ、移
植後85日目の開花期に、シュードモナス  グルメN
7503菌株の懸濁液(菌体濃度2.5×1010cf
u/ml)及び病原性菌株の懸濁液(So−1菌体濃度
:2.5×108 cfu/ml、Ku8111菌体濃
度:1.7×108 cfu/ml)の混合液(1:1
)、または前記N7503菌株の懸濁液2倍希釈液或い
は前記病原性菌株の懸濁液2倍希釈液を、それぞれ1ポ
ット当たり50mlづつ噴霧接種した。接種後、3日間
ビニールで被覆し、20日目に穂の発病の有無を調査し
、罹病株率及び1穂平均罹病度を算出した。この結果を
表10に示した。
【0052】
【表10】             接種菌株         
   罹病株率(%)    1穂平均罹病度    
            N7503 の2倍希釈液 
         0               
     0        N7503:So−1混
合液          40.0         
       5        N7503:Ku8
111混合液        35.0       
       15        So−1の2倍希
釈液          90.0         
     20        Ku8111の2倍希
釈液        90.0           
   38        ブランク        
            0            
        0
【図面の簡単な説明】
【図1】シュードモナス  グルメで惹起されるコメ種
子疾病の指標0〜5Nは壊死(necrosis)をC
は褪緑(chlorosis)を示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  イネ科作物の病害防除に有効な病原性
    のない新規シュードモナス  グルメ(Pseudom
    onas  glumae)N7503(微工研菌寄第
    12105)。
  2. 【請求項2】  病原性のない新規シュードモナス  
    グルメ(Pseudomonas  glumae)N
    7503(微工研菌寄第12105)をイネ種子に接種
    することを特徴とするイネ科作物の病害防除方法。
  3. 【請求項3】  病原性のない新規シュードモナス  
    グルメ(Pseudomonas  glumae)N
    7503(微工研菌寄第12105)を土壌に散布する
    ことを特徴とするイネ科作物の病害防除方法。
  4. 【請求項4】  イネ科作物の病害防除がイネ幼苗腐敗
    症及びイネもみ枯細菌病の防除である請求項(2)〜(
    3)のいずれかに記載の方法
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1999016859A1 (en) * 1997-09-26 1999-04-08 Kureha Chemical Industry Co., Ltd. Microbial agricultural chemical
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US6565846B2 (en) 1997-09-26 2003-05-20 Kureha Chemical Industry Co., Ltd. Microbial strains of pseudomonas, bacillus and enterobacter/in agricultural chemical compositions
EP2177600A1 (en) 2003-10-29 2010-04-21 Kureha Corporation Fungus having activity of controlling disease of gramineous plant, controlling agent using the same, method of controlling and biological material
US8569037B2 (en) 2003-10-29 2013-10-29 Kureha Corporation Fungus having activity of controlling disease of gramineous plant, controlling agent using the same, method of controlling and biological material

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