JPH0429609B2 - - Google Patents
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- JPH0429609B2 JPH0429609B2 JP58240597A JP24059783A JPH0429609B2 JP H0429609 B2 JPH0429609 B2 JP H0429609B2 JP 58240597 A JP58240597 A JP 58240597A JP 24059783 A JP24059783 A JP 24059783A JP H0429609 B2 JPH0429609 B2 JP H0429609B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- zirconia
- fine powder
- stabilizer
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- Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
Description
産業上の利用分野:
本発明は、ジルコニア微粉末、特に正方晶ジル
コニア微粉末の製造方法および該正方晶ジルコニ
アを原料とする部分安定化ジルコニア焼結体の製
造方法に関する。 ジルコニア:ZrO2の焼結体は、1000℃以上の
高温下における耐熱特性および耐蝕性に優れ、か
つ、熱伝導率が小さいため、エンジン、ガスター
ビン等の高温部部材としての利用が期待されてい
る。 従来技術: ジルコニア結晶は、1900℃以上においては立方
晶、1000℃以上においては正方晶、1000℃未満に
おいては、単斜晶となり、1900℃以上に加熱して
一旦立方晶になると、低温域においても立方晶を
維持して安定であるが、正方晶、単斜晶間では可
逆的に変化し、しかもその間での体積変化は約7
%に達する。ジルコニア微粉末の成形体を2000℃
以上の温度に加熱して安定なジルコニア焼結体を
製造することが可能であるが経済的に極めて不利
であるため、1000℃以上の結晶系である正方晶を
低温域においても維持すべく安定化する部分安定
化法が一般に採用される。部分安定化ジルコニア
焼結体は、通常、水酸化ジルコニウムを仮焼する
方法等で得られる単斜晶ジルコニア微粉末と、イ
ツトリア、カルシア、マグネシア等の安定剤とを
混合仮焼して安定化し、成形焼結する方法で製造
される。しかしながら、常法で得られるジルコニ
ア微粉末は粒子径が大きく、かつ、粒度分布が広
いため、部分安定化処理を完全に、すなわち、ジ
ルコニアの単結晶単位で行うことが困難である。
ジルコニア微粉末をボールミル等を用いて、さら
に微粉砕し粒度を揃えることは、不可能ではない
が、経済的な面から工業的に採用するには問題が
ある。 前記、従来法の欠点を改良する方法として、ジ
ルコニウムアルコキシド溶液に安定化剤を混合し
て加水分解し、安定化剤が均一に分布した単斜晶
または正方晶ジルコニアを共沈させ、仮焼してジ
ルコニア微粉末とする方法が提案されている。し
かしながら、該方法においては、原料のジルコニ
ウムアルコキシドが高価であり、かつ、均一な粒
度のジルコニア結晶を得るための反応条件の制御
が困難であり、大量生産には適さない。 また、CERAMURGIA
INTERNATIONAL、vol.3、141〜146(1977)
には、塩化ジルコニウム:ZrCl4と、酸素との高
温気相反応によりジルコニア微粉末を製造する方
法が、報告されている。しかしながら、該方法に
おいては、反応温度が1100℃以上と高いためジル
コニア微粉末の製造方法として採用するには問題
がある。また、得られるジルコニア微粉末は極め
て凝集性の高いものであるため、それを成形して
部分安定化ジルコニア焼結体を製造する際の成形
性特に充填性が悪い欠点がある。 発明が解決しようとする問題点: 本発明は、部分安定化ジルコニア焼結体の製造
原料に適した粒度の均一な正方晶ジルコニア微粉
末の工業的に採用し得る製造方法を提供すること
その目的とし、また、該方法で得られる正方晶ジ
ルコニア微粉末を原料として使用する部分安定化
ジルコニア焼結体の製造方法を提供することを別
の目的とする。 問題点を解決するための手段: 本発明者等は、前記問題点を解決すべく鋭意研
究した結果、昇化性または気化性のジルコニウム
化合物と水蒸気とを反応させることにより、600
℃〜1100℃の比較的低温域において、粒子径が
150〜300Åの分散性の良好な個々に独立した正方
晶ジルコニア微粉末が得られることを見出し、本
発明を完成した。 本発明は、ガス化したジルコニウム化合物と、
水蒸気とを反応させることを特徴とするジルコニ
ア微粉末の製造方法および該方法で得られるジル
コニア微粉末に安定化剤を被着して成形焼結する
ことを特徴とする部分安定化ジルコニア焼結体の
製造方法である。 本発明のジルコニア微粉末の製造方法におい
て、反応原料のジルコニウム化合物として200℃
以上の温度に加熱することにより、昇華または気
化し、ガス化することが可能なジルコニウム化合
物であれば、無機化合物、有機化合物の如何を問
わず使用することができる。たとえば、塩化ジル
コニウム等の無機ジルコニウム化合物、テトラエ
トキシジルコニウム、テトライソプロポキシジル
コニウム、テトラブトキシジルコニウム等のジル
コニウムアルコキシド類、ジルコニウムアルコキ
シドのアルコキシ基の一部または全部をβ−ジケ
トン類、α−またはβ−ケトン酸類、ケトン酸エ
ステル類、α−またはβ−オキシ酸類、オキシ酸
エステル類、α−またはβ−オキシケトン類、α
−またはβ−オキシアルデヒド類、α−アミノ酸
類、α−またはβ−アミノアルコール類等のキレ
ート化剤の残基で置換した化合物類等の有機ジル
コニウム化合物類を使用することができる。 原料ジルコニウム化合物を不活性ガス雰囲気で
加熱してガス化し、ジルコニア化合物の10倍当量
以上の水蒸気と600〜1100℃、好ましくは650〜
950℃の温度下に接触させて反応させる。水蒸気
は100%の過熱水蒸気として反応させてもよく、
また、空気または酸素ガスをキヤリヤーとして希
釈して反応させてもよい。 具体的には、外部加熱により、650〜950℃に加
熱した管状反応管内に、窒素ガスをキヤリヤーと
してガス化したジルコニウム化合物と、空気また
は酸素をキヤリヤーとする水蒸気とを並流供給
し、反応させることにより、目的とする正方晶ジ
ルコニア微粉末を製造することができる。 本発明の部分安定化ジルコニア焼結体の製造方
法において、前記した反応で得られる正方晶ジル
コニア微粉末を原料とする。一方の原料である安
定化剤は、酸化してイツトリア、カルシア、また
はマグネシア生成するものであればよく、溶媒溶
解性のイツトリウム、カルシウムまたはマグネシ
ウムのアルコキシド類、キレート化合物類、有機
酸塩類、硝酸塩類等が好ましく使用される。 本発明の部分安定化ジルコニア焼結体の製造方
法において、原料ジルコニア微粉末を、安定化剤
の溶媒溶液中に分散混合した後乾燥し、原料ジル
コニア微粉末に安定化剤を被着させる。ついで、
安定化剤の被着したジルコニア微粉末を成形し、
通常の焼結条件たとえば1200〜1500℃の温度で2
〜5時間焼結することにより、目的とする部分安
定化ジルコニア焼結体を製造することができる。 作 用: 本発明のジルコニア微粉末の製造方法におい
て、水蒸気はジルコニウム化合物の酸化剤として
作用し、かつ、その反応温度を1000℃以下の温度
に低下させる。しかも驚くべきことには、反応温
度が1000℃以下であるにも拘らず正方晶のジルコ
ニア微粉末として得られる。また、気相反応の採
用は、得られるジルコニアの微細化、粒度の均一
化に作用し、本発明においては、150〜300Åの粒
径の凝集のない個々に独立した正方晶ジルコニア
微粉末が得られる。 得られる正方晶ジルコニア微粉末は、凝集のな
い個々に独立した正方晶ジルコニア微粉末にであ
るため、部分安定化ジルコニア焼結体の製造にあ
たり、単位粒子毎の安定化が可能であり、かつ、
粒子径が小さく揃つているので成形性に優れる。 本発明の部分安定化ジルコニア焼結体の製造方
法において、前記方法で得られた正方晶ジルコニ
ア微粉末を原料とすることにより、焼結密度が
5.95g/cm2以上の極めて高密度の焼結体を得るこ
とができる。 原料ジルコニア微粉末への安定化剤の被着は、
一般に採用されている固相での混合によつて行う
ことができるが、溶液性の安定化剤を用いること
により、原料ジルコニア微粉末の単位粒子レベル
での被着が可能となるので好ましい。安定化剤を
被着したジルコニア微粉末は、成形に先立ち仮焼
して部分安定化した微粉末として成形に供しても
よい。 実施例および比較例 以下に、本発明を実施例により、さらに詳細に
説明する。ただし、本発明の範囲は下記実施例に
より何等限定されるものではない。 (1) ジルコニア微粉末の製造 添付第1図に示す如き、内径が6cm、加熱部
長さ90cmの反応管本体1の内部に、内径4cm、
加熱部長さ30cmの内管2を挿入し、反応管本体
1の外周に独立して温度設定できる内管挿入部
を加熱する電気加熱部3および反応部を加熱す
る電気加熱器4を取付けた反応装置を用いた。 電気加熱器3による加熱部の温度を300℃、
電気加熱器4による加熱部の温度を600〜1200
℃に設定し、内管2の電気加熱部のほぼ中央位
置に、ジルコニウム化合物5gを入れたパイレ
ツクスボート5を挿入し、窒素ガスを流通して
気化し、また、反応管本体1に、内管2の外周
より、水蒸気の単独または水蒸気および酸素ま
たは空気の混合ガスを流通させた。水蒸気と酸
素または空気の混合ガスは、水を超音波霧化装
置を用いて酸素ガスまたは空気中にミストとし
て浮游させ、酸素ガスまたは空気中で気化させ
た。 窒素ガス中に気化したジルコニウム化合物と
水蒸気とが反応部において接触し、酸化反応に
よりジルコニア微粒子が生成した。生成したジ
ルコニア微粒子は反応ガスを冷却することによ
り凝縮水中に回収した。 得られたジルコニア微粉末のX線回折、
BET法による粒径測定および電子顕微鏡観察
を行つた。 比較として、酸素ガスのみによる反応を行つ
た。 反応条件および反応結果を第1表中に示す。
コニア微粉末の製造方法および該正方晶ジルコニ
アを原料とする部分安定化ジルコニア焼結体の製
造方法に関する。 ジルコニア:ZrO2の焼結体は、1000℃以上の
高温下における耐熱特性および耐蝕性に優れ、か
つ、熱伝導率が小さいため、エンジン、ガスター
ビン等の高温部部材としての利用が期待されてい
る。 従来技術: ジルコニア結晶は、1900℃以上においては立方
晶、1000℃以上においては正方晶、1000℃未満に
おいては、単斜晶となり、1900℃以上に加熱して
一旦立方晶になると、低温域においても立方晶を
維持して安定であるが、正方晶、単斜晶間では可
逆的に変化し、しかもその間での体積変化は約7
%に達する。ジルコニア微粉末の成形体を2000℃
以上の温度に加熱して安定なジルコニア焼結体を
製造することが可能であるが経済的に極めて不利
であるため、1000℃以上の結晶系である正方晶を
低温域においても維持すべく安定化する部分安定
化法が一般に採用される。部分安定化ジルコニア
焼結体は、通常、水酸化ジルコニウムを仮焼する
方法等で得られる単斜晶ジルコニア微粉末と、イ
ツトリア、カルシア、マグネシア等の安定剤とを
混合仮焼して安定化し、成形焼結する方法で製造
される。しかしながら、常法で得られるジルコニ
ア微粉末は粒子径が大きく、かつ、粒度分布が広
いため、部分安定化処理を完全に、すなわち、ジ
ルコニアの単結晶単位で行うことが困難である。
ジルコニア微粉末をボールミル等を用いて、さら
に微粉砕し粒度を揃えることは、不可能ではない
が、経済的な面から工業的に採用するには問題が
ある。 前記、従来法の欠点を改良する方法として、ジ
ルコニウムアルコキシド溶液に安定化剤を混合し
て加水分解し、安定化剤が均一に分布した単斜晶
または正方晶ジルコニアを共沈させ、仮焼してジ
ルコニア微粉末とする方法が提案されている。し
かしながら、該方法においては、原料のジルコニ
ウムアルコキシドが高価であり、かつ、均一な粒
度のジルコニア結晶を得るための反応条件の制御
が困難であり、大量生産には適さない。 また、CERAMURGIA
INTERNATIONAL、vol.3、141〜146(1977)
には、塩化ジルコニウム:ZrCl4と、酸素との高
温気相反応によりジルコニア微粉末を製造する方
法が、報告されている。しかしながら、該方法に
おいては、反応温度が1100℃以上と高いためジル
コニア微粉末の製造方法として採用するには問題
がある。また、得られるジルコニア微粉末は極め
て凝集性の高いものであるため、それを成形して
部分安定化ジルコニア焼結体を製造する際の成形
性特に充填性が悪い欠点がある。 発明が解決しようとする問題点: 本発明は、部分安定化ジルコニア焼結体の製造
原料に適した粒度の均一な正方晶ジルコニア微粉
末の工業的に採用し得る製造方法を提供すること
その目的とし、また、該方法で得られる正方晶ジ
ルコニア微粉末を原料として使用する部分安定化
ジルコニア焼結体の製造方法を提供することを別
の目的とする。 問題点を解決するための手段: 本発明者等は、前記問題点を解決すべく鋭意研
究した結果、昇化性または気化性のジルコニウム
化合物と水蒸気とを反応させることにより、600
℃〜1100℃の比較的低温域において、粒子径が
150〜300Åの分散性の良好な個々に独立した正方
晶ジルコニア微粉末が得られることを見出し、本
発明を完成した。 本発明は、ガス化したジルコニウム化合物と、
水蒸気とを反応させることを特徴とするジルコニ
ア微粉末の製造方法および該方法で得られるジル
コニア微粉末に安定化剤を被着して成形焼結する
ことを特徴とする部分安定化ジルコニア焼結体の
製造方法である。 本発明のジルコニア微粉末の製造方法におい
て、反応原料のジルコニウム化合物として200℃
以上の温度に加熱することにより、昇華または気
化し、ガス化することが可能なジルコニウム化合
物であれば、無機化合物、有機化合物の如何を問
わず使用することができる。たとえば、塩化ジル
コニウム等の無機ジルコニウム化合物、テトラエ
トキシジルコニウム、テトライソプロポキシジル
コニウム、テトラブトキシジルコニウム等のジル
コニウムアルコキシド類、ジルコニウムアルコキ
シドのアルコキシ基の一部または全部をβ−ジケ
トン類、α−またはβ−ケトン酸類、ケトン酸エ
ステル類、α−またはβ−オキシ酸類、オキシ酸
エステル類、α−またはβ−オキシケトン類、α
−またはβ−オキシアルデヒド類、α−アミノ酸
類、α−またはβ−アミノアルコール類等のキレ
ート化剤の残基で置換した化合物類等の有機ジル
コニウム化合物類を使用することができる。 原料ジルコニウム化合物を不活性ガス雰囲気で
加熱してガス化し、ジルコニア化合物の10倍当量
以上の水蒸気と600〜1100℃、好ましくは650〜
950℃の温度下に接触させて反応させる。水蒸気
は100%の過熱水蒸気として反応させてもよく、
また、空気または酸素ガスをキヤリヤーとして希
釈して反応させてもよい。 具体的には、外部加熱により、650〜950℃に加
熱した管状反応管内に、窒素ガスをキヤリヤーと
してガス化したジルコニウム化合物と、空気また
は酸素をキヤリヤーとする水蒸気とを並流供給
し、反応させることにより、目的とする正方晶ジ
ルコニア微粉末を製造することができる。 本発明の部分安定化ジルコニア焼結体の製造方
法において、前記した反応で得られる正方晶ジル
コニア微粉末を原料とする。一方の原料である安
定化剤は、酸化してイツトリア、カルシア、また
はマグネシア生成するものであればよく、溶媒溶
解性のイツトリウム、カルシウムまたはマグネシ
ウムのアルコキシド類、キレート化合物類、有機
酸塩類、硝酸塩類等が好ましく使用される。 本発明の部分安定化ジルコニア焼結体の製造方
法において、原料ジルコニア微粉末を、安定化剤
の溶媒溶液中に分散混合した後乾燥し、原料ジル
コニア微粉末に安定化剤を被着させる。ついで、
安定化剤の被着したジルコニア微粉末を成形し、
通常の焼結条件たとえば1200〜1500℃の温度で2
〜5時間焼結することにより、目的とする部分安
定化ジルコニア焼結体を製造することができる。 作 用: 本発明のジルコニア微粉末の製造方法におい
て、水蒸気はジルコニウム化合物の酸化剤として
作用し、かつ、その反応温度を1000℃以下の温度
に低下させる。しかも驚くべきことには、反応温
度が1000℃以下であるにも拘らず正方晶のジルコ
ニア微粉末として得られる。また、気相反応の採
用は、得られるジルコニアの微細化、粒度の均一
化に作用し、本発明においては、150〜300Åの粒
径の凝集のない個々に独立した正方晶ジルコニア
微粉末が得られる。 得られる正方晶ジルコニア微粉末は、凝集のな
い個々に独立した正方晶ジルコニア微粉末にであ
るため、部分安定化ジルコニア焼結体の製造にあ
たり、単位粒子毎の安定化が可能であり、かつ、
粒子径が小さく揃つているので成形性に優れる。 本発明の部分安定化ジルコニア焼結体の製造方
法において、前記方法で得られた正方晶ジルコニ
ア微粉末を原料とすることにより、焼結密度が
5.95g/cm2以上の極めて高密度の焼結体を得るこ
とができる。 原料ジルコニア微粉末への安定化剤の被着は、
一般に採用されている固相での混合によつて行う
ことができるが、溶液性の安定化剤を用いること
により、原料ジルコニア微粉末の単位粒子レベル
での被着が可能となるので好ましい。安定化剤を
被着したジルコニア微粉末は、成形に先立ち仮焼
して部分安定化した微粉末として成形に供しても
よい。 実施例および比較例 以下に、本発明を実施例により、さらに詳細に
説明する。ただし、本発明の範囲は下記実施例に
より何等限定されるものではない。 (1) ジルコニア微粉末の製造 添付第1図に示す如き、内径が6cm、加熱部
長さ90cmの反応管本体1の内部に、内径4cm、
加熱部長さ30cmの内管2を挿入し、反応管本体
1の外周に独立して温度設定できる内管挿入部
を加熱する電気加熱部3および反応部を加熱す
る電気加熱器4を取付けた反応装置を用いた。 電気加熱器3による加熱部の温度を300℃、
電気加熱器4による加熱部の温度を600〜1200
℃に設定し、内管2の電気加熱部のほぼ中央位
置に、ジルコニウム化合物5gを入れたパイレ
ツクスボート5を挿入し、窒素ガスを流通して
気化し、また、反応管本体1に、内管2の外周
より、水蒸気の単独または水蒸気および酸素ま
たは空気の混合ガスを流通させた。水蒸気と酸
素または空気の混合ガスは、水を超音波霧化装
置を用いて酸素ガスまたは空気中にミストとし
て浮游させ、酸素ガスまたは空気中で気化させ
た。 窒素ガス中に気化したジルコニウム化合物と
水蒸気とが反応部において接触し、酸化反応に
よりジルコニア微粒子が生成した。生成したジ
ルコニア微粒子は反応ガスを冷却することによ
り凝縮水中に回収した。 得られたジルコニア微粉末のX線回折、
BET法による粒径測定および電子顕微鏡観察
を行つた。 比較として、酸素ガスのみによる反応を行つ
た。 反応条件および反応結果を第1表中に示す。
【表】
【表】
(2) 部分安定化ジルコニア焼結体の製造
前記ジルコニア微粉末の製造の実施例番号1
で得られた正方晶ジルコニア微粉末5gを、溶
媒10c.c.に安定化剤を溶解した溶液に加えて混合
分散した後過乾燥し、ジルコニア微粉末に安
定化剤を被着した。ついで、安定化剤の被着し
たジルコニウム微粉末を仮焼するか、または仮
焼しないで成形した後、焼結した。 成形は直径1cmの円板に成形できる金型を用
い成形圧2t/cm2を掛けて行つた。また、焼結
は、焼結温度1400℃×3hr、昇温速度および降
温速度200℃/hrの条件で行つた。 得られた焼結体のX線回折を行い結晶形を確
認した。 使用した安定化剤の条件、成形密度、焼結体
密度等を第2表に示す。
で得られた正方晶ジルコニア微粉末5gを、溶
媒10c.c.に安定化剤を溶解した溶液に加えて混合
分散した後過乾燥し、ジルコニア微粉末に安
定化剤を被着した。ついで、安定化剤の被着し
たジルコニウム微粉末を仮焼するか、または仮
焼しないで成形した後、焼結した。 成形は直径1cmの円板に成形できる金型を用
い成形圧2t/cm2を掛けて行つた。また、焼結
は、焼結温度1400℃×3hr、昇温速度および降
温速度200℃/hrの条件で行つた。 得られた焼結体のX線回折を行い結晶形を確
認した。 使用した安定化剤の条件、成形密度、焼結体
密度等を第2表に示す。
【表】
発明の効果:
本発明において、ガス化したジルコニウム化合
物と水蒸気とを気相で反応させることにより、
600〜1100℃の低温で、粒子径の均一な正方晶ジ
ルコニア微粉末を得ることができる。また、得ら
れた正方晶ジルコニア微粉末は、個々に独立した
非凝集性のジルコニア微粉末であるため、その安
定化処理において粒子単位の安定化が可能であ
り、それを用いることにより高密度の部分安定化
ジルコニア焼結体を製造することができる。 また、ジルコニア微粉末の製造方法は、反応温
度が低く、エネルギー的に極めて有利である。 本発明は、部分安定化ジルコニア焼結体製造の
原料に適した均一な粒径の正方晶ジルコニア微粉
末の製造方法および該方法で得られたジルコニア
微粉末を原料とする高密度の部分安定化ジルコニ
ア焼結体の製造方法を提供するものであり、その
産業的意義は極めて大きい。
物と水蒸気とを気相で反応させることにより、
600〜1100℃の低温で、粒子径の均一な正方晶ジ
ルコニア微粉末を得ることができる。また、得ら
れた正方晶ジルコニア微粉末は、個々に独立した
非凝集性のジルコニア微粉末であるため、その安
定化処理において粒子単位の安定化が可能であ
り、それを用いることにより高密度の部分安定化
ジルコニア焼結体を製造することができる。 また、ジルコニア微粉末の製造方法は、反応温
度が低く、エネルギー的に極めて有利である。 本発明は、部分安定化ジルコニア焼結体製造の
原料に適した均一な粒径の正方晶ジルコニア微粉
末の製造方法および該方法で得られたジルコニア
微粉末を原料とする高密度の部分安定化ジルコニ
ア焼結体の製造方法を提供するものであり、その
産業的意義は極めて大きい。
第1図 実施例で用いた反応装置の説明用図面
〔使用記号〕、1……反応管本体、2……内管、
3,4……電気加熱器、5……パイレツクスボー
ト、A……ジルコニア化合物、B……窒素ガス、
C……水蒸気または水蒸気含有ガス、D……反応
生成物含有ガス。
3,4……電気加熱器、5……パイレツクスボー
ト、A……ジルコニア化合物、B……窒素ガス、
C……水蒸気または水蒸気含有ガス、D……反応
生成物含有ガス。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ガス化したジルコニウム化合物と水蒸気とを
反応させることを特徴とするジルコニア微粉末の
製造方法。 2 反応温度が600〜1100℃である特許請求の範
囲第1項記載の方法。 3 ジルコニア化合物が塩化ジルコニウムである
特許請求の範囲第1項記載の方法。 4 水蒸気を酸素ガスまたは空気をキヤリヤーガ
スとして反応させる特許請求の範囲第1項記載の
方法。 5 ガス化したジルコニウム化合物と水蒸気とを
反応させて得られるジルコニア微粉末に、安定化
剤を被着して成形焼結することを特徴とする部分
安定化ジルコニア焼結体の製造方法。 6 安定化剤が溶媒溶解性のイツトリウム化合物
である特許請求の範囲第5項記載の方法。 7 安定化剤溶液にジルコニア微粉末を混合分散
させ、乾燥して、ジルコニア微粉末に安定化剤を
被着させる特許請求の範囲第5項記載の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58240597A JPS60131826A (ja) | 1983-12-20 | 1983-12-20 | ジルコニア微粉末の製造方法および部分安定化ジルコニア焼結体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58240597A JPS60131826A (ja) | 1983-12-20 | 1983-12-20 | ジルコニア微粉末の製造方法および部分安定化ジルコニア焼結体の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60131826A JPS60131826A (ja) | 1985-07-13 |
| JPH0429609B2 true JPH0429609B2 (ja) | 1992-05-19 |
Family
ID=17061861
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58240597A Granted JPS60131826A (ja) | 1983-12-20 | 1983-12-20 | ジルコニア微粉末の製造方法および部分安定化ジルコニア焼結体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60131826A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108546118A (zh) * | 2018-05-07 | 2018-09-18 | 内蒙古科技大学 | 一种氧化钇稳定氧化锆粉体及其制备方法和陶瓷 |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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1983
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Also Published As
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|---|---|
| JPS60131826A (ja) | 1985-07-13 |
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