JPH04296899A - 音程制御装置 - Google Patents

音程制御装置

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JPH04296899A
JPH04296899A JP3062982A JP6298291A JPH04296899A JP H04296899 A JPH04296899 A JP H04296899A JP 3062982 A JP3062982 A JP 3062982A JP 6298291 A JP6298291 A JP 6298291A JP H04296899 A JPH04296899 A JP H04296899A
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Soichi Toyama
聡一 外山
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は音程制御装置に関し、特にオ―デ
ィオ信号の周波数を所望の周波数に変化させることによ
って原音と再生音との間の音程を制御する音程制御装置
に関する。
【0002】
【背景技術】従来、音程制御装置としては、アナログ入
力信号をサンプリングして得られたデ−タをリングバッ
ファメモリに順次書き込み、その書き込み周期とは異な
る周期でデ−タを読み出して読み出したデ−タを順次復
調することにより、該信号の音程を変えるようにしたも
のがある。かかる装置においてはリングバッファメモリ
からのデ−タの読み取り周期が書き込み周期より長い場
合(すなわちピッチを下げる場合)には、バッファメモ
リに記憶されたデータの読み出しを所定間隔毎に前に読
み出したデ―タを一部重複して読み出したり、あるいは
デ−タの読み取り周期が書き込み周期より短い場合(す
なわちピッチを上げる場合)には、読み出すデ−タを一
部読み飛してその後のデ―タから読み出すなどして読み
出しデ−タ量を調整するようになされている。なお、読
み取り周期と書き込み周期とが共に変更可能であれば必
ずしも読み飛ばしや2度読みの必要はない。その読み飛
ばしや2度読みの際に、前後のデ−タ内容の相関性が少
ないと、再生される音に不連続点が生じる。これを軽減
するためにいわゆるクロスフェードという方法が用いら
れる。読み取り周期が書き込み周期より短いときについ
て説明すると、図6(a) に示すように通常、リング
バッファメモリの書き込み点Wと読み出し点Rとの間の
差を示すdR−W は所定値dthより大である。なお
、各点が時計回りに進むとする。dR−W <dthと
なると、図6(b) に示すように読み出し点Rより時
計回り方向に所定値dthだけの点R´からも読み出し
、読み出し点Rからのデ―タ値を直線的にフェ―ドアウ
ト処理し、読み出し点R´からのデ―タ値を直線的にフ
ェ―ドイン処理して各デ―タ値を加算することによりク
ロスフェードが可能である。
【0003】クロスフェ―ドの期間では読み取り点の数
が1つから2つに変化するので、信号中の周波数成分に
よっては互いに逆相の関係になりその周波数成分が打ち
消されたり、互いに同相関係では周波数成分レベルが上
昇し、これにより時間による周波数特性の変化が図7の
如く大きくなりいわゆるトレモロ音が発生する。リング
バッファメモリのサイズすなわち容量が大きいほど所定
値dthを大きくとることができるので、図7の特性に
おけるディップの数は増えるが、ディップ間の間隔は狭
くなり、またディップ自体の幅も狭くなる。よって、オ
―ディオ信号の周波数がこのディップの周波数と等しく
なる確率は低くなるので、トレモロ音が発生することは
少なくなると考えられる。
【0004】ところが、複数の読み取り点を大きくとれ
ても各読み取りデ―タ間の時間的ずれが大きくなるので
、例えば、パ―カッション等の演奏音の場合、原音では
1度しか叩かない音が、音程制御後には2度以上叩いて
いるように聞こえる残響現象が生ずる。上記した従来の
音程制御装置においてはクロスフェード期間中だけこの
ような現象が起き得るが、リングバッファメモリにおけ
る複数の読み取り点を常時指定してデ―タを各々読み出
し、読み出したデ―タ値に係数を各々乗算して互いに加
算することにより出力デ―タを得る音程制御装置におい
ては、リングバッファメモリのサイズを大きくすると残
響現象が常時起き得ることとなる。
【0005】
【発明の目的】そこで、本発明の目的は、トレモロ音の
発生及び残響現象を抑制することができる音程制御装置
を提供することである。
【0006】
【発明の構成】本発明の音程制御装置は、入力オ―ディ
オ信号デ―タのサンプリング周期T0 毎にメモリの1
の書き込みアドレスを所定の順番で指定する書き込みア
ドレス指定手段と、サンプリング周期T0 毎にメモリ
における複数の読み取りアドレスを個別に所定の順番に
従って指定しサンプリング周期T0 の所定の倍数Jn
 (2以上の整数)の周期毎に音程の上昇時にはその複
数の読み取りアドレスを少なくとも1だけサンプリング
周期T0 後のアドレスとし音程の降下時には複数の読
み取りアドレスを少なくとも1だけサンプリング周期T
0 前のアドレスとする読み取りアドレス指定手段と、
入力オ―ディオ信号デ―タを前記メモリの指定された書
き込みアドレスの記憶位置に書き込む手段と、メモリの
指定された複数の読み取りアドレスの記憶位置からデ―
タを各々読み出す手段と、複数の読み取りアドレス毎に
書き込みアドレスとのアドレス間隔に応じて係数を設定
する手段と、複数の読み取りアドレス毎に読み出された
デ―タと対応する係数とを乗算しかつそれら乗算結果の
デ―タ値を互いに加算して出力デ―タとする演算手段と
を備えた音程制御装置であって、複数の読み取りアドレ
ス間のデ―タの時間的ずれの許容時間をTdmaxとす
ると、複数の読み取りアドレスのアドレス間隔の最大値
Dmax を音程の上昇時には Dmax =Tdmax/{(1−1/Jn )・T0
 }とし、音程の降下時には Dmax =Tdmax/{(1+1/Jn )・T0
 }とし、許容時間Tdmaxを45〜80msecに
設定することを特徴としている。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳
細に説明する。図1に示した本発明による音程制御装置
においては、チュ―ナ、テ―プデッキ及びマイクロホン
等のアナログオ―ディオ信号源1から出力されるオ―デ
ィオ信号はA/D変換器2に供給される。A/D変換器
2の出力にはDSP(ディジタル信号プロセッサ)3が
接続されている。DSP3は後述の如く構成され、マイ
クロコンピュ―タ4によって制御されるようになってい
る。DSP3にはリングバッファメモリ9が接続されて
いる。リングバッファメモリ9は例えば、3000アド
レス(ワ―ド)以上の記憶位置を有する。DSP3の出
力にはD/A変換器5が接続され、DSP3から出力さ
れたディジタルオ―ディオ信号がアナログオ―ディオ信
号に変換される。D/A変換器5の出力にはパワ―アン
プ6を介してスピ―カ7が接続される。なお、DAT等
のディジタルオ―ディオ信号源の場合にはA/D変換器
2を介すことなくDSP3に接続可能である。
【0008】DSP3の構成を概略的に示すと図2の如
くである。すなわち、A/D変換器2からのディジタル
信号はDSP3内の入力インタ―フェ―ス13に供給さ
れる。入力インタ―フェ―ス13にはデ―タバス14が
接続されており、このデ―タバス14はデータメモリ1
2、バッファメモリ16,28及び係数RAM17に接
続されている。バッファメモリ28の出力には乗算器1
5の一方の入力が接続されている。乗算器15の他方の
入力にはバッファメモリ16の出力が接続されている。 バッファメモリ16は係数RAM17にも接続され、R
AM17には複数の係数デ―タが記憶される。後述のシ
―ケンスコントロ―ラ20からのタイミング信号に応じ
てRAM17に記憶された係数データ群のうちから1つ
の係数デ―タが読み出され、それがバッファメモリ16
に供給されて保持される。バッファメモリ16に保持さ
れた係数デ―タは乗算器15に供給される。ALU(A
rithmetic Logic Unit)18の一
方の入力には乗算器15の計算出力及びデ―タバス14
が接続され、他方はデ―タバス14に接続されている。 ALU18は双方の入力デ―タを加算或いは比較する。 ALU18の計算出力にはアキュムレ―タ19が接続さ
れ、アキュムレ―タ19の出力はデ―タバス14に接続
されている。デ―タバス14にはリングバッファメモリ
9のデ―タ書き込み及び読み出しを制御するメモリ制御
回路22が接続されている。また、ALU18にはフラ
グレジスタ25が接続されている。フラグレジスタ25
はALU18の比較演算の際の結果を保持する。フラグ
レジスタ25には判定回路26が接続され、判定回路2
6はフラグレジスタ25に保持されたフラグとシ―ケン
スコントロ―ラ20から出力されるデ―タとを比較する
。判定回路26の判定出力はメモリ制御回路27に供給
される。メモリ制御回路27はプログラムメモリ24の
読み出しアドレスを指定するものであり、通常は所定の
順序に従った読み出しアドレス信号を発生するが、判定
回路26の判定出力によってはシ―ケンスコントロ―ラ
20から供給されるアドレス信号を読み出しアドレス信
号として出力する。
【0009】デ―タバス14には出力インタ―フェ―ス
23が接続され、出力インタ―フェ―ス23から出力さ
れるディジタルオ―ディオ信号がDSP3の出力信号と
してD/A変換器5に供給される。インタ―フェ―ス1
3,23、乗算器15、係数RAM17、ALU18、
アキュムレ―タ19及びメモリ制御回路22,27の動
作タイミングはシ―ケンスコントロ―ラ20によって制
御される。シ―ケンスコントロ―ラ20はプログラムメ
モリ24に書き込まれた処理プログラムに従って動作す
ると共にマイクロコンピュ―タ4からの指令に応じて動
作する。また、マイクロコンピュ―タ4には操作により
各種指令を発生するためにキ―ボ―ド8が接続されてい
る。キ―ボ―ド8のキ―の操作に応じてマイクロコンピ
ュ―タ4はRAM17の係数デ―タの書き込みを制御す
る。
【0010】かかる構成において、A/D変換器2に供
給されるアナログオ―ディオ信号は所定のサンプリング
周期T0 毎にディジタルオ―ディオ信号デ―タに変換
されてインタ―フェ―ス13を介してデータメモリ12
に供給されて記憶される。シ―ケンスコントロ―ラ20
はインタ―フェ―ス13からデ―タを読み込むタイミン
グ、データメモリ12から乗算器15へ選択的にデータ
を転送するタイミング、RAM17から各係数デ―タを
出力するタイミング、乗算器15の乗算動作タイミング
、ALU18の加算動作タイミング、アキュムレ―タ1
9の出力タイミング及びインタ―フェ―ス23から演算
結果のデ―タを出力するタイミング等のタイミングをと
る。これらのタイミングが適切にとられることにより、
所望の動作が行なわれる。例えば、入力されたオ―ディ
オ信号デ―タはデ―タバス14を介してデ―タメモリ1
2に供給されて記憶される。デ―タメモリ12に記憶さ
れた信号デ―タは順次読み出されてメモリ制御回路22
に供給されて書き込みアドレスWで指定されるリングバ
ッファメモリ9の記憶位置に書き込まれる。また、読み
取りアドレスRMnで指定されるリングバッファメモリ
9の記憶位置からデ―タが読み出される。読み出された
デ―タはデ―タメモリ12に供給されて記憶される。 係数はRAM17に記憶され、読み出されてバッファメ
モリ16に供給されて保持される。デ―タメモリ12に
記憶されたデ―タは読み出されてバッファメモリ28に
供給される。乗算器15はバッファメモリ16及び28
に各々保持された係数及びデ―タ値を乗算して出力する
。また、デ―タメモリ12に記憶されたデ―タ、変数及
び乗算器15の乗算結果のデ―タ値はALU18に供給
され、ALU18において加算演算や比較演算がなされ
、加算結果はアキュムレ―タ19に保持され、比較結果
はフラグレジスタ25に保持される。フラグレジスタ2
5に保持されたフラグに応じてプログラムメモリ24の
読み出しアドレスがジャンプされ、シ―ケンスコントロ
―ラ20の処理プログラムのステップが変化する。
【0011】DSP3の具体的動作を示すと図3に示す
ル―チンとなる。すなわち、先ず、連続するサンプリン
グデ―タを読み飛ばし又は2度読みする周期がサンプリ
ング周期T0 の何倍であるかを示す値Jn 及びピッ
チの上げ下げに応じて値UDを初期設定する(ステップ
S1)。これはキ―ボ―ド8からの入力に応じて設定さ
れる。例えば、ピッチを上げる場合にはUD=1、ピッ
チを下げる場合にはUD=−1と設定される。ステップ
S1の実行後、入力デ―タを書き込みアドレスWで指定
されるリングバッファメモリ9の記憶位置に書き込み(
ステップS2)、出力デ―タDo を0に等しくさせる
と共に変数Mを0に等しくさせる(ステップS3)。書
き込みアドレスWは変数nが後述のステップS17で加
算される毎(1サンプル毎)に+1番地だけ変化する。 変数Mは読み取りアドレスRMnの設定用変数である。 ステップS3の実行後、変数Mが読み取り点数Nより小
であるか否かを判別する(ステップS4)。読み取り点
数Nはサンプリング周期T0 内にリングバッファメモ
リ9から読み出す回数を示す。M<Nならば、変数Mに
1を加算し(ステップS5)、変数nから倍数Jn を
割った値の余りが0であるか否かを判別する(ステップ
S6)。n/Jn の余りが0でないならば、変数nが
0に等しいか否かを判別する(ステップS7)。
【0012】n/Jn の余りが0ならば、前回の読み
取りアドレスRMn−1に値UDを加算して今回の読み
取りアドレスRMnとし、また書き込みアドレスWと読
み取りアドレスRMnとのアドレス間隔値の前回値であ
るdRMn−1に値UDを加算して今回のアドレス間隔
値dRMnとする(ステップS8)。ここで、図4にリ
ングバッファメモリ9における書き込みアドレスW、読
み取りアドレスRMn及びアドレス間隔値dRMnの関
係を示す。今回のアドレス間隔値dRMnが0より大で
あるか否かを判別する(ステップS9)。dRMn>0
ならば、今回のアドレス間隔値dRMnがリングバッフ
ァメモリ9のサイズに相当する総アドレス数Bs より
小であるか否かを判別する(ステップS10)。dRM
n<Bs ならば、dRMnで定まるフェ―ド関数f(
dRMn)を算出しその算出値を読み取りデ―タに係わ
る係数aM とし(ステップS11)、読み取りアドレ
スRMnで指定される記憶位置からデ―タ(*RMn)
を読み出し、そのデ―タ(*RMn)に係数aM を乗
算しかつ出力デ―タDo を加算して新たな出力デ―タ
Do を得る(ステップS12)。フェ―ド関数として
はf(0)=0、f(Bs)=0を満足するものであれ
ば任意の関数を適用することができる。例えば、f(d
RMn)は直線関数、或いはf(Bs /2)=1、f
(Bs /4)=(1/2)2を満足する関数である。 なお、ステップS8においてリングバッファメモリ9の
アドレスが1番地からBs 番地までのアドレスをとる
場合には前回の読み取りアドレスRMn−1がBs 番
地ならば、今回の読み取りアドレスRMnは1番地とな
る。また、読み取りアドレスRMnで指定される記憶位
置に記憶されたデ―タを(*RMn)で示した。
【0013】ステップS9においてdRMn≦0と判別
されたならば、ピッチを下げたことにより読み取りアド
レスRMnが書き込みアドレスW又はそれより前のアド
レスになったので、書き込みアドレスWに総アドレス数
Bs を加算しその加算結果のアドレスを読み取りアド
レスRMnとして設定し、また総アドレス数Bs をア
ドレス間隔値dRMnとして設定する(ステップS13
)。ステップS13の実行後、ステップS11に移行す
る。なお、UD=−1ならば実際にはdRMn<0とは
ならならず、dRMn=0となる。
【0014】ステップS10においてdRMn≧Bs 
と判別されたならば、ピッチを上げたことにより読み取
りアドレスRMnが書き込みアドレスW又はそれより後
のアドレスになったので、書き込みアドレスWと等しい
アドレスを読み取りアドレスRMnとして設定し、また
0をアドレス間隔値dRMnとして設定する(ステップ
S14)。 ステップS14の実行後、ステップS11に移行する。 なお、UD=1ならば実際にはdRMn>Bs とはな
らず、dRMn=Bs となる。
【0015】ステップS7においてn=0と判別したな
らば、最初のサンプリング入力デ―タであるので、ステ
ップS11に進み、n≠0と判別したならば、最初のサ
ンプリング入力デ―タ以外であるので、ステップS12
に進む。ステップS4においてM≧Nならば、読み取り
点数Nだけ読み取りアドレスで指定される記憶位置から
デ―タを読み出して出力デ―タDo を得たので、その
出力デ―タDo を実際に出力する(ステップS15)
。そして、音程制御処理の終了であるか否かを判別し(
ステップS16)、終了でないならば、変数nに1を加
算し(ステップS17)、ステップS2に進む。音程制
御処理の終了ならば、本ル―チンを終了する。
【0016】従って、読み飛ばし又は2度読みのための
倍数Jn が3であり、読み取り点数Nが2であれば、
入力デ―タが3サンプリングされる毎に読み取りアドレ
スR1n,R2nが変化される。すなわち、ピッチを上
げる場合には読み取りアドレスR1n,R2nは前回値
R1n−1,R2n−1よりUDだけ各々進められ、ピ
ッチを下げる場合には読み取りアドレスR1n,R2n
は前回値R1n−1,R2n−1よりUDだけ各々遅ら
される。この読み取りアドレスR1nと書き込みアドレ
スWとのアドレス間隔値dR1nで定まるフェ―ド関数
f(dR1n)が係数a1 とされ、読み取りアドレス
R1nで指定される記憶位置から読み出されたデ―タ(
*R1n)に係数a1 を乗算しかつ出力デ―タDo 
(=0)を加算することにより出力デ―タDo (=a
1 (*R1n))が算出される。また読み取りアドレ
スR2nと書き込みアドレスWとのアドレス間隔値dR
2nで定まるフェ―ド関数f(dR2n)が係数a2 
とされ、読み取りアドレスR2nで指定される記憶位置
から読み出されたデ―タ(*R2n)に係数a2 を乗
算しかつ出力デ―タDo (=a1 (*R1n))を
加算することにより出力デ―タDo (=a1 (*R
1n)+a2 (*R2n))が算出される。この算出
された出力デ―タDo がインタ―フェ―ス23を介し
てD/A変換器5に供給される。
【0017】そのピッチを上げる際に読み取りアドレス
R1n,R2nを進めたために読み取りアドレスR1n
,R2nが書き込みアドレスWを追い越してしまいアド
レス間隔値dR1n,dR2nが総アドレス数Bs 以
上となった場合には、読み取りアドレスR1n,R2n
が書き込みアドレスWに等しくされる。また、ピッチを
下げる際に読み取りアドレスR1n,R2nを遅らせた
ために読み取りアドレスR1n,R2nが書き込みアド
レスW以下に下がってしまいアドレス間隔値dR1n,
dR2nが0以下となった場合には、読み取りアドレス
R1n,R2nが書き込みアドレスW+総アドレス数B
s に等しくされる。
【0018】上記の動作を行なうサンプリング間の連続
する2つのサンプリング時の入力デ―タに対しては、ア
ドレス間隔値dR1n,dR2nの変化はないので、係
数a1 ,a2 は維持され、読み取りアドレスR1n
,R2nで指定される記憶位置から読み出されたデ―タ
(*R1n),(*R2n)に応じて上記の如く出力デ
―タDo が算出される。
【0019】複数の読み取りアドレス(例えば、R1n
,R2n)間のデ―タの時間的ずれTdは、複数の読み
取りアドレス間のアドレス間隔値Dとすると、ピッチを
上げるときには Td =D・(1−1/Jn )・T0       
                         
 …(1) ピッチを下げるときには Td =D・(1+1/Jn )・T0       
                         
 …(2) の如く表わすことができる。この式(1)
 及び(2) から、D及びJn が一定にならば、ピ
ッチを上げるときの方が下げるときよりも時間Td が
小さくなるので、ピッチを上げるときの方が下げるとき
よりも上記の残響現象が生じづらいことが分かる。複数
の読み取りアドレス間のアドレス間隔値Dの最大値Dm
ax は、デ―タの時間的ずれTd の許容時間をTd
maxとすると、ピッチを上げるときには式(1)から Dmax =Tdmax/{(1−1/Jn )・T0
 }                       
 …(3) とし、ピッチを下げるときには式(2) 
からDmax =Tdmax/{(1+1/Jn )・
T0 }                     
   …(4) とすることができる。許容時間Tdm
axは、残響現象が顕著とならないように45〜80m
secに設定される。
【0020】例えば、複数の読み取りアドレス間が等間
隔とすると、リングバッファメモリ9の総アドレス数B
s はN・Dmax であるので、ピッチを上げるとき
にはBs =N・Tdmax/{(1−1/Jn )・
T0 }                     
 …(5) となり、ピッチを下げるときには Bs =N・Tdmax/{(1+1/Jn )・T0
 }                      …
(6) となる。よって、残響現象を抑制しかつトレモ
ロ音を抑制するためにはリングバッファメモリ9の総ア
ドレス数Bs をピッチの上げ下げに応じて変化させる
必要がある。リングバッファメモリ9の総アドレス数B
s を固定とする場合には、最も残響現象を生じ易い音
に合せて総アドレス数Bs を設定する必要がある。例
えば、ピッチシフトを半音単位で2音半まで(上下5段
階ずつ)行なうとすると、リングバッファメモリ9の総
アドレス数Bs を固定した場合、ピッチを上げるとき
にはピッチシフト量が小さいほど、ピッチを下げるとき
にはピッチシフト量が大きいほど読み取りアドレス間の
デ―タの時間的ずれTd が長くなり、また、ピッチを
下げるときにはピッチを上げるときよりもその時間的ず
れTd が長くなる。よって、ピッチを2音半下げたと
きに残響現象が気にならない程度にリングバッファメモ
リ9の総アドレス数Bs を固定すれば良い。総アドレ
ス数Bs をピッチの上げ下げに応じて変化させるなら
ば、ピッチを上げるときは半音上げるときに残響現象が
気にならない程度に設定し、ピッチを下げるときは2音
半下げるときに残響現象が気にならない程度に設定すれ
ば良い。
【0021】なお、上記した実施例においては、DSP
を用いて音程制御を可能にしているが、これに限らない
。例えば、リングバッファメモリから読み出したデ―タ
を保持する複数のラッチ回路と、複数の読み取りアドレ
ス毎に書き込みアドレスとのアドレス間隔に応じて係数
を設定する演算回路と、設定された係数をラッチ回路の
出力デ―タに乗算する複数の乗算器と、複数の乗算器の
出力デ―タ値を加算する加算器とを備えて音程制御する
こともできる。
【0022】
【発明の効果】以上の如く、本発明によれば、複数の読
み取りアドレス間のデ―タの時間的ずれの許容時間をT
dmaxとすると、複数の読み取りアドレスのアドレス
間隔の最大値Dmax を音程の上昇時にはDmax 
=Tdmax/{(1−1/Jn )・T0 }とし、
音程の降下時には Dmax =Tdmax/{(1+1/Jn )・T0
 }とし、許容時間Tdmaxを残響現象が顕著となら
ない45〜80msecに設定するので、リングバッフ
ァメモリのサイズを大きくとってトレモロ音の発生を抑
制しつつ残響現象をも抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すブロック図である。
【図2】図1の装置中のDSPの概略的構成を示すブロ
ック図である。
【図3】DSPの動作を示すフロ―図である。
【図4】リングバッファメモリの書き込みアドレスと各
読み取りアドレスとの位置対応を示す図である。
【図5】本発明による音程制御装置の時間による周波数
特性の変化を示す図である。
【図6】従来の音程制御装置におけるリングバッファメ
モリの書き込みアドレスと各読み取りアドレスとの位置
対応を示す図である。
【図7】従来の音程制御装置のクロスフェ―ド期間の時
間による周波数特性の変化を示す図である。
【主要部分の符号の説明】
2  A/D変換器 3  DSP 4  マイクロコンピュ―タ 5  D/A変換器 9  リングバッファメモリ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  入力オ―ディオ信号デ―タのサンプリ
    ング周期T0 毎にメモリの1の書き込みアドレスを所
    定の順番で指定する書き込みアドレス指定手段と、前記
    サンプリング周期T0 毎にメモリにおける複数の読み
    取りアドレスを個別に前記所定の順番に従って指定し前
    記サンプリング周期T0 の所定の倍数Jn (2以上
    の整数)の周期毎に音程の上昇時にはその複数の読み取
    りアドレスを少なくとも1だけ前記サンプリング周期T
    0後のアドレスとし音程の降下時には前記複数の読み取
    りアドレスを少なくとも1だけ前記サンプリング周期T
    0 前のアドレスとする読み取りアドレス指定手段と、
    前記入力オ―ディオ信号デ―タを前記メモリの指定され
    た前記書き込みアドレスの記憶位置に書き込む手段と、
    前記メモリの指定された前記複数の読み取りアドレスの
    記憶位置からデ―タを各々読み取る手段と、前記複数の
    読み取りアドレス毎に前記書き込みアドレスとのアドレ
    ス間隔に応じて係数を設定する手段と、前記複数の読み
    取りアドレス毎に読み取ったデ―タと対応する係数とを
    乗算しかつそれら乗算結果のデ―タ値を互いに加算して
    出力デ―タとする演算手段とを備えた音程制御装置であ
    って、前記複数の読み取りアドレス間のデ―タの時間的
    ずれの許容時間をTdmaxとすると、前記複数の読み
    取りアドレスのアドレス間隔の最大値Dmax を音程
    の上昇時にはDmax =Tdmax/{(1−1/J
    n )・T0 }とし、音程の降下時には Dmax =Tdmax/{(1+1/Jn )・T0
     }とし、前記許容時間Tdmaxを45〜80mse
    cに設定することを特徴とする音程制御装置。
  2. 【請求項2】  前記メモリはリングバッファメモリか
    らなり、前記書き込みアドレス及び前記読み取りアドレ
    スが最終アドレスの次に一番のアドレスに戻って指定さ
    れることを特徴とする請求項1記載の音程制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009147504A (ja) * 2007-12-12 2009-07-02 Takema Hazamada 補聴器

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