JPH04299273A - 直角成分方式を用いた故障点標定方法 - Google Patents
直角成分方式を用いた故障点標定方法Info
- Publication number
- JPH04299273A JPH04299273A JP6442991A JP6442991A JPH04299273A JP H04299273 A JPH04299273 A JP H04299273A JP 6442991 A JP6442991 A JP 6442991A JP 6442991 A JP6442991 A JP 6442991A JP H04299273 A JPH04299273 A JP H04299273A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fault
- impedance
- phase
- point
- sequence
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 21
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims abstract description 46
- 238000001514 detection method Methods 0.000 abstract description 8
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 abstract description 2
- 238000003786 synthesis reaction Methods 0.000 abstract description 2
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 17
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 2
- 238000005094 computer simulation Methods 0.000 description 2
- 230000014509 gene expression Effects 0.000 description 2
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 2
- 238000000844 transformation Methods 0.000 description 2
- 230000009466 transformation Effects 0.000 description 2
- 101000582320 Homo sapiens Neurogenic differentiation factor 6 Proteins 0.000 description 1
- 102100030589 Neurogenic differentiation factor 6 Human genes 0.000 description 1
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000015556 catabolic process Effects 0.000 description 1
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Locating Faults (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、抵抗接地方式の単回線
送電線及び平行2回線送電線における1線地絡故障点の
標定方法に関する。
送電線及び平行2回線送電線における1線地絡故障点の
標定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】変電所間の送電線は、電力供給の信頼度
向上のため、一般的に平行2回線で行われている。上記
送電線は、建造物内で保守管理されている変電所等と比
較して、外部(雷撃による絶縁破壊、あるいは鳥や樹木
の接触等)に起因する故障が不可避である。故障発生時
には、故障点探索作業が伴うが、特に山間部における故
障点探索は非常に困難な場合がある。
向上のため、一般的に平行2回線で行われている。上記
送電線は、建造物内で保守管理されている変電所等と比
較して、外部(雷撃による絶縁破壊、あるいは鳥や樹木
の接触等)に起因する故障が不可避である。故障発生時
には、故障点探索作業が伴うが、特に山間部における故
障点探索は非常に困難な場合がある。
【0003】そこで、故障点の位置を予め計算で標定し
ておけば、その標定値にもとづき故障点を探索すればよ
く、作業の効率化につながる。抵抗接地系の送電線にお
ける地絡故障点標定方式として、従来よりいわゆる直角
成分方式が考えられている。この方式は、端子電圧、端
子電流、線路のインピーダンスから、故障点を標定する
方式である。この方式を、2端子系平行2回線送電線を
例にとって、a相地絡故障が発生した場合について説明
する。図3に示すように、送電端Aと受電端Bとの間に
1L回線,2L回線が接続され、送電端Aには電源又は
変圧器TRが、受電端Bには負荷LBが接続されている
。
ておけば、その標定値にもとづき故障点を探索すればよ
く、作業の効率化につながる。抵抗接地系の送電線にお
ける地絡故障点標定方式として、従来よりいわゆる直角
成分方式が考えられている。この方式は、端子電圧、端
子電流、線路のインピーダンスから、故障点を標定する
方式である。この方式を、2端子系平行2回線送電線を
例にとって、a相地絡故障が発生した場合について説明
する。図3に示すように、送電端Aと受電端Bとの間に
1L回線,2L回線が接続され、送電端Aには電源又は
変圧器TRが、受電端Bには負荷LBが接続されている
。
【0004】d;送電端Aから受電端Bまでの距離、x
;送電端Aから故障点までの距離、 Va ;送電端Aにおけるa相電圧、(但し、Vは
;送電端Aから故障点までの距離、 Va ;送電端Aにおけるa相電圧、(但し、Vは
【0
005】
005】
【外4】
【0006】を表すものとし、以下同様とする。)Ia
1;送電端Aにおける1L回線のa相電流、(但し、I
は
1;送電端Aにおける1L回線のa相電流、(但し、I
は
【0007】
【外5】
【0008】を表すものとし、以下同様とする。)Va
f;故障点におけるa相電圧、 Iaf;故障点におけるa相電流、 Rf ;故障点における地絡抵抗とする。
f;故障点におけるa相電圧、 Iaf;故障点におけるa相電流、 Rf ;故障点における地絡抵抗とする。
【0009】図3の回路は、対象座標法を使えば、図4
(0),(1),(2) のように等価変換される。こ
こに、V0 ,V1 ,V2 ;送電端Aにおける零相
,正相,逆相電圧、 I01,I11,I21;送電端Aにおける1L回線の
零相,正相,逆相電流、 I02,I12,I22;送電端Aにおける2L回線の
零相,正相,逆相電流、 V0f,V1f,V2f;故障点における零相,正相,
逆相電圧、 I0f,I1f,I2f;故障点における零相,正相,
逆相電流、である。
(0),(1),(2) のように等価変換される。こ
こに、V0 ,V1 ,V2 ;送電端Aにおける零相
,正相,逆相電圧、 I01,I11,I21;送電端Aにおける1L回線の
零相,正相,逆相電流、 I02,I12,I22;送電端Aにおける2L回線の
零相,正相,逆相電流、 V0f,V1f,V2f;故障点における零相,正相,
逆相電圧、 I0f,I1f,I2f;故障点における零相,正相,
逆相電流、である。
【0010】故障点を流れる零相電流は、等価的に地絡
抵抗の3倍の値を持つ抵抗3Rfを流れる。上記の等価
回路図(図4(0),(1),(2) )において、V
0f=V0 −xZ0 I01−xZm I02,V1
f=V1 −xZ1 I11, V2f=V2 −xZ1 I21, と表わされ、(但し、Zは
抵抗の3倍の値を持つ抵抗3Rfを流れる。上記の等価
回路図(図4(0),(1),(2) )において、V
0f=V0 −xZ0 I01−xZm I02,V1
f=V1 −xZ1 I11, V2f=V2 −xZ1 I21, と表わされ、(但し、Zは
【0011】
【外6】
【0012】を表すものとし、以下同様とする。)これ
らの3式から、 3Rf I0f=V0 +V1 +V2 −xZ0
I01−xZm I02
−xZ1 (I11+I21)
=Va −x[(Z0 −Z1 )I01
+Z1 Ia1+Zm I02]が導かれる。ここに、 Z1 ;送電線の単位長当りの正相インピーダンス、Z
0 ;送電線の単位長当りの零相インピーダンス、Zm
;送電線の単位長当りの零相相互インピーダンス、で
あり、関係式 Va =V0 +V1 +V2 , Ia1=I01+I11+I21 を使った。
らの3式から、 3Rf I0f=V0 +V1 +V2 −xZ0
I01−xZm I02
−xZ1 (I11+I21)
=Va −x[(Z0 −Z1 )I01
+Z1 Ia1+Zm I02]が導かれる。ここに、 Z1 ;送電線の単位長当りの正相インピーダンス、Z
0 ;送電線の単位長当りの零相インピーダンス、Zm
;送電線の単位長当りの零相相互インピーダンス、で
あり、関係式 Va =V0 +V1 +V2 , Ia1=I01+I11+I21 を使った。
【0013】この式の両辺にI0f* (* は複素共
役を表わす)をかけて虚数部分をとると、3RfI0f
I0f* は実数であるから、 Im [Va I0f* ]=xIm [{(
Z0 −Z1 )I01+Z1 Ia1
+Zm I02}I0f* ]が得られる
。この式より、故障点までの距離は、
役を表わす)をかけて虚数部分をとると、3RfI0f
I0f* は実数であるから、 Im [Va I0f* ]=xIm [{(
Z0 −Z1 )I01+Z1 Ia1
+Zm I02}I0f* ]が得られる
。この式より、故障点までの距離は、
【0014】
【数1】
【0015】で計算されることになる。 (1)式の分
母、分子は、各々{Z1 Ia1+(Z0 −Z1 )
I01+Zm I02}、Va についてI0fの直角
方向の成分を計算しているので、 (1)式の標定方式
を直角成分方式と呼ぶ。この方式は故障点抵抗Rf に
影響されない標定方式であることがわかる。零相故障電
流I0fは、 I0f=I01+I02 で求まるから、a相電圧Va ,a相電流Ia1,零相
電流I01,I02が分り、正相インピーダンスZ1
、零相インピーダンスZ0 、零相相互インピーダンス
Zm がすべて分れば、故障点の距離xを求めることが
できる。
母、分子は、各々{Z1 Ia1+(Z0 −Z1 )
I01+Zm I02}、Va についてI0fの直角
方向の成分を計算しているので、 (1)式の標定方式
を直角成分方式と呼ぶ。この方式は故障点抵抗Rf に
影響されない標定方式であることがわかる。零相故障電
流I0fは、 I0f=I01+I02 で求まるから、a相電圧Va ,a相電流Ia1,零相
電流I01,I02が分り、正相インピーダンスZ1
、零相インピーダンスZ0 、零相相互インピーダンス
Zm がすべて分れば、故障点の距離xを求めることが
できる。
【0016】しかし、前式(1) から分るようにこの
直角成分方式では、正相インピーダンスZ1 、零相イ
ンピーダンスZ0 、零相相互インピーダンスZm を
知る必要がある。次に、3端子系平行2回線送電線を例
にとって、a相地絡故障が発生した場合について図5を
用いて説明する。
直角成分方式では、正相インピーダンスZ1 、零相イ
ンピーダンスZ0 、零相相互インピーダンスZm を
知る必要がある。次に、3端子系平行2回線送電線を例
にとって、a相地絡故障が発生した場合について図5を
用いて説明する。
【0017】図5では、送電端Aと受電端Bとの間に1
L回線,2L回線が接続され、途中の分岐Tで受電端C
に分岐している。送電端Aには電源又は変圧器TRが、
受電端Bには負荷LBが、受電端Cには負荷LCが接続
されている。送電端Aと分岐Tとの間に起った故障は、
図3の場合と同様上記(1) 式で求めることができる
ので、故障点は、分岐T以遠の場合を考える。この場合
は、分岐Tより、受電端B側に故障がある場合と、受電
端C側に故障がある場合との2つの標定値を計算する必
要がある。
L回線,2L回線が接続され、途中の分岐Tで受電端C
に分岐している。送電端Aには電源又は変圧器TRが、
受電端Bには負荷LBが、受電端Cには負荷LCが接続
されている。送電端Aと分岐Tとの間に起った故障は、
図3の場合と同様上記(1) 式で求めることができる
ので、故障点は、分岐T以遠の場合を考える。この場合
は、分岐Tより、受電端B側に故障がある場合と、受電
端C側に故障がある場合との2つの標定値を計算する必
要がある。
【0018】以下、分岐Tと受電端Bとの間に生じてい
ると仮定する(分岐Tと受電端Cとの間に生じた故障は
、添字「′」と「″」とを逆にすれば同じように解ける
)。 da ;送電端Aから分岐Tまでの距離、db ;分岐
Tから受電端Bまでの距離、dc ;分岐Tから受電端
Cまでの距離、y;図5における分岐Tから故障点まで
の距離とする。
ると仮定する(分岐Tと受電端Cとの間に生じた故障は
、添字「′」と「″」とを逆にすれば同じように解ける
)。 da ;送電端Aから分岐Tまでの距離、db ;分岐
Tから受電端Bまでの距離、dc ;分岐Tから受電端
Cまでの距離、y;図5における分岐Tから故障点まで
の距離とする。
【0019】図5の回路は、対象座標法を使えば、図6
(0),(1),(2) のように等価変換される。こ
こに、V0 ′,V1 ′,V2 ′;受電端Bにおけ
る零相,正相,逆相電圧、 V0 ″,V1 ″,V2 ″;受電端Cにおける零相
,正相,逆相電圧、 I01′,I11′,I21′;受電端Bにおける1L
回線の零相,正相,逆相電流、 I01″,I11″,I21″;受電端Cにおける1L
回線の零相,正相,逆相電流、 I02′,I12′,I22′;受電端Bにおける2L
回線の零相,正相,逆相電流、 I02″,I12″,I22″;受電端Cにおける2L
回線の零相,正相,逆相電流である。他の符号は、図3
で説明したのと同様であるから、説明は省略する。次の
式が成立する。
(0),(1),(2) のように等価変換される。こ
こに、V0 ′,V1 ′,V2 ′;受電端Bにおけ
る零相,正相,逆相電圧、 V0 ″,V1 ″,V2 ″;受電端Cにおける零相
,正相,逆相電圧、 I01′,I11′,I21′;受電端Bにおける1L
回線の零相,正相,逆相電流、 I01″,I11″,I21″;受電端Cにおける1L
回線の零相,正相,逆相電流、 I02′,I12′,I22′;受電端Bにおける2L
回線の零相,正相,逆相電流、 I02″,I12″,I22″;受電端Cにおける2L
回線の零相,正相,逆相電流である。他の符号は、図3
で説明したのと同様であるから、説明は省略する。次の
式が成立する。
【0020】
V0f=V0 − (da+y)(Z
0 I01+Zm I02)
−y(Z0 I01
″+Zm I02″) V1f=V1
− (da+y) Z1 I11−yZ1 I11″
V2f=V2 − (da+y) Z1
I21−yZ1I21″上の3式から、 3Rf I0f=Va − (da+y) [(Z0
−Z1 )I01+Z1 Ia1+Zm I02]
−y[(Z0 −Z1 )I01″+
Z1 Ia1″+Zm I02″]が導ける。この式を
整理すると、 3Rf I0f=Va −da [(Z0 −Z1 )
I01+Z1 Ia1+Zm I02]
−y[(Z0 −Z1 )(I01+I01″)
+Z1(Ia1+Ia1″) +Z
m (I02+I02″)]となり、この式の両辺にI
0f* をかけて虚数部分をとると、 Im [Va I0f* ]−da
Im [{(Z0 −Z1 )I01+Z1 Ia1
+Zm I02}I
0f* ] =yIm [{(Z0 −
Z1 )(I01+I01″)+Z1 (Ia1+Ia
1″)
+Zm (I02+I02″)}I0f*
]…(2) が得られる。上式(2) は受電端Cで
の電流I01″,I02″,Ia1″を含んでいる。こ
れらの電流は、次の関係式(ただしPB,PC はそれ
ぞれB端、C端での負荷容量とする)を使えば送電端A
の各相電流Ia1,Ib1,Ic1,Ia2,Ib2,
Ic2,I01,I01で書き替えることができるので
、Z1 ,Z0 ,Zm が分れば、故障点の分岐Tか
ら受電端Bまでの距離yを求めることができる。
0 I01+Zm I02)
−y(Z0 I01
″+Zm I02″) V1f=V1
− (da+y) Z1 I11−yZ1 I11″
V2f=V2 − (da+y) Z1
I21−yZ1I21″上の3式から、 3Rf I0f=Va − (da+y) [(Z0
−Z1 )I01+Z1 Ia1+Zm I02]
−y[(Z0 −Z1 )I01″+
Z1 Ia1″+Zm I02″]が導ける。この式を
整理すると、 3Rf I0f=Va −da [(Z0 −Z1 )
I01+Z1 Ia1+Zm I02]
−y[(Z0 −Z1 )(I01+I01″)
+Z1(Ia1+Ia1″) +Z
m (I02+I02″)]となり、この式の両辺にI
0f* をかけて虚数部分をとると、 Im [Va I0f* ]−da
Im [{(Z0 −Z1 )I01+Z1 Ia1
+Zm I02}I
0f* ] =yIm [{(Z0 −
Z1 )(I01+I01″)+Z1 (Ia1+Ia
1″)
+Zm (I02+I02″)}I0f*
]…(2) が得られる。上式(2) は受電端Cで
の電流I01″,I02″,Ia1″を含んでいる。こ
れらの電流は、次の関係式(ただしPB,PC はそれ
ぞれB端、C端での負荷容量とする)を使えば送電端A
の各相電流Ia1,Ib1,Ic1,Ia2,Ib2,
Ic2,I01,I01で書き替えることができるので
、Z1 ,Z0 ,Zm が分れば、故障点の分岐Tか
ら受電端Bまでの距離yを求めることができる。
【0021】
I01″=0.5(da/dc)(I01−I
02), I02″=−0.5(da/dc)(
I01−I02), Ia1″=0.5 (da
/dc)(I01−I02)+{ PC/(PB+PC
) }
(Ib1+Ib2+Ic1+Ic2) 故障点の分岐
Tから受電端Cまでの距離zを求める場合でも、(2)
式を導いたのと同様にして、 Im [Va
I0f* ]−da Im [{(Z0 −Z1 )I
01+Z1 Ia1
+Zm I02}I0f* ] =zIm
[{(Z0 −Z1 )(I01+I01′)+Z1
(Ia1+Ia1′) +Z
m (I02+I02′)+Zm (I02+I02′
)}I0f* ]…(3) から求めることができる。
02), I02″=−0.5(da/dc)(
I01−I02), Ia1″=0.5 (da
/dc)(I01−I02)+{ PC/(PB+PC
) }
(Ib1+Ib2+Ic1+Ic2) 故障点の分岐
Tから受電端Cまでの距離zを求める場合でも、(2)
式を導いたのと同様にして、 Im [Va
I0f* ]−da Im [{(Z0 −Z1 )I
01+Z1 Ia1
+Zm I02}I0f* ] =zIm
[{(Z0 −Z1 )(I01+I01′)+Z1
(Ia1+Ia1′) +Z
m (I02+I02′)+Zm (I02+I02′
)}I0f* ]…(3) から求めることができる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかし、抵抗接地系の
送電線について、正相インピーダンスZ1 は計算され
ていても、零相インピーダンスZ0,零相相互インピー
ダンスZm は計算されていないことが多い。なぜなら
、一般に、抵抗接地系送電線の短絡保護には、インピー
ダンスリレーである距離リレー44Sが適用されるが、
このリレー演算には、正相インピーダンスZ1 が整定
され、一方、地絡保護にはインピーダンスリレーではな
く方向リレーである地絡方向リレー67Gが適用され、
リレー整定に際して用いられる系統のインピーダンスマ
ップには正相インピーダンスZ1 のみしか記されてい
ないからである。
送電線について、正相インピーダンスZ1 は計算され
ていても、零相インピーダンスZ0,零相相互インピー
ダンスZm は計算されていないことが多い。なぜなら
、一般に、抵抗接地系送電線の短絡保護には、インピー
ダンスリレーである距離リレー44Sが適用されるが、
このリレー演算には、正相インピーダンスZ1 が整定
され、一方、地絡保護にはインピーダンスリレーではな
く方向リレーである地絡方向リレー67Gが適用され、
リレー整定に際して用いられる系統のインピーダンスマ
ップには正相インピーダンスZ1 のみしか記されてい
ないからである。
【0023】したがって、上記直角成分方式を実行する
には、零相インピーダンスZ0 、零相相互インピーダ
ンスZm を改めて求める必要がある。しかし、零相イ
ンピーダンスZ0 、零相相互インピーダンスZm を
求めるのに、鉄塔構造、導体配列、線種などの条件を調
べた上で、計算機を使用する必要があり、非常に面倒に
なる。
には、零相インピーダンスZ0 、零相相互インピーダ
ンスZm を改めて求める必要がある。しかし、零相イ
ンピーダンスZ0 、零相相互インピーダンスZm を
求めるのに、鉄塔構造、導体配列、線種などの条件を調
べた上で、計算機を使用する必要があり、非常に面倒に
なる。
【0024】本発明の目的は、平行2回線送電線のZ0
,Zm が分かっていなくとも、簡単な計算で故障点の
標定をすることができる故障点標定方法を提供すること
にある。
,Zm が分かっていなくとも、簡単な計算で故障点の
標定をすることができる故障点標定方法を提供すること
にある。
【0025】
【課題を解決するための手段及び作用】上記の目的を達
成するための本発明の故障点標定方法は、Z0 =mZ
1 , Zm =nZ1 とおく近似(m,nは定数)を行い、故障点を標定する
方法である。
成するための本発明の故障点標定方法は、Z0 =mZ
1 , Zm =nZ1 とおく近似(m,nは定数)を行い、故障点を標定する
方法である。
【0026】この方法によれば、正相インピーダンスZ
1 の値と、送電端の電圧、電流情報に基づき、地絡故
障点を簡単かつ正確に計算することができる。以下に、
3端子平行2回線送電線の1L回線のa相に地絡故障が
発生した時に収集された送電端Aの電圧、電流情報にも
とづいて、m、nをそれぞれ3及び1.5とおいて、直
角成分方式を採用して故障点の距離を計算した例を示す
。
1 の値と、送電端の電圧、電流情報に基づき、地絡故
障点を簡単かつ正確に計算することができる。以下に、
3端子平行2回線送電線の1L回線のa相に地絡故障が
発生した時に収集された送電端Aの電圧、電流情報にも
とづいて、m、nをそれぞれ3及び1.5とおいて、直
角成分方式を採用して故障点の距離を計算した例を示す
。
【0027】
【表1】
この場合、上記の1線地絡故障の故障点は分岐T以遠で
あることがわかっているものとし、故障時の電圧、電流
データをもとに、電気角30°に相当する時間間隔で、
故障点標定計算を行った。標定演算式は (2)式、
(3)式を用い、故障点が分岐Tより受電端B側にある
場合と、受電端C側にある場合の2つの場合を計算した
。データ番号1〜6は各30°ごとの標定に対応する。 計算条件は、da=8.6km,db =4.7km,
dc =2.1kmである。Z1 は計算機で計算され
た値であり、Z1 =0.09+j0.44Ω/km
(送電端A〜分岐T),Z1 =0.18+j0.4
7Ω/km (分岐T〜受電端B),Z1 =0.0
9+j0.44Ω/km (分岐T〜受電端C)であ
る。
あることがわかっているものとし、故障時の電圧、電流
データをもとに、電気角30°に相当する時間間隔で、
故障点標定計算を行った。標定演算式は (2)式、
(3)式を用い、故障点が分岐Tより受電端B側にある
場合と、受電端C側にある場合の2つの場合を計算した
。データ番号1〜6は各30°ごとの標定に対応する。 計算条件は、da=8.6km,db =4.7km,
dc =2.1kmである。Z1 は計算機で計算され
た値であり、Z1 =0.09+j0.44Ω/km
(送電端A〜分岐T),Z1 =0.18+j0.4
7Ω/km (分岐T〜受電端B),Z1 =0.0
9+j0.44Ω/km (分岐T〜受電端C)であ
る。
【0028】次に、Z0 、Zm として計算機で計算
した値 Z0 =0.31+j1.26Ω (送電端A〜分岐
T)Z0 =0.41+j1.28Ω (分岐T〜受
電端B)Z0 =0.31+j1.26Ω (分岐T
〜受電端C)Zm =0.22+j0.65Ω (送
電端A〜分岐T)Zm =0.22+j0.65Ω
(分岐T〜受電端B)Zm =0.22+j0.65Ω
(分岐T〜受電端C)を与えて計算した結果を示す
。
した値 Z0 =0.31+j1.26Ω (送電端A〜分岐
T)Z0 =0.41+j1.28Ω (分岐T〜受
電端B)Z0 =0.31+j1.26Ω (分岐T
〜受電端C)Zm =0.22+j0.65Ω (送
電端A〜分岐T)Zm =0.22+j0.65Ω
(分岐T〜受電端B)Zm =0.22+j0.65Ω
(分岐T〜受電端C)を与えて計算した結果を示す
。
【0029】
【表2】
2つの計算結果を比べてみて分かるように、故障点の距
離はきわめて類似している。
離はきわめて類似している。
【0030】次に、m、nを定数とおいたことの妥当性
を検討する。対象系統として、図7に示す実系統である
3端子平行2回線送電線を選んだ。距離da =8.5
7km、dc =2.077km 、db =4.67
7km である。線路定数は、AT,TB間では、図7
(a) に示す鉄塔で線種
を検討する。対象系統として、図7に示す実系統である
3端子平行2回線送電線を選んだ。距離da =8.5
7km、dc =2.077km 、db =4.67
7km である。線路定数は、AT,TB間では、図7
(a) に示す鉄塔で線種
【0031】
【数2】
【0032】;TC間では、図7(b) に示す鉄塔で
線種
線種
【0033】
【数3】
【0034】である。コンピュータシミュレーションの
結果、インピーダンス行列 (単位Ω/km)を求める
と、AT間及びTB間において次の結果が得られた。 1L回線のa相の自己インピーダンス Za=0.17174 +j0.68800b相の自己
インピーダンス Zb=0.16252 +j0.72003c相の自己
インピーダンス Zc=0.15938 +j0.73170a−b相間
の相互インピーダンス Zab=0.077124 +j0.27455b−c
相間の相互インピーダンス Zbc=0.071265 +j0.30160c−a
相間の相互インピーダンス Zca=0.075175 +j0.240432L回
線のa相の自己インピーダンス Za=0.17174 +j0.68800b相の自己
インピーダンス Zb=0.16252 +j0.72003c相の自己
インピーダンス Zc=0.15938 +j0.73170a−b相間
の相互インピーダンス Zab=0.077124 +j0.27455b−c
相間の相互インピーダンス Zbc=0.071265 +j0.30160c−a
相間の相互インピーダンス Zca=0.075175 +j0.240431L−
2L回線間のa−a相間の相互インピーダンスZaa=
0.082124 +j0.21568a−b相間の相
互インピーダンス Zab=0.077120 +j0.20793a−c
相間の相互インピーダンス Zac=0.075172 +j0.21027b−b
相間の相互インピーダンス Zbb=0.072890 +j0.21262b−c
相間の相互インピーダンス Zbc=0.071259 +j0.22450c−c
相間の相互インピーダンス Zcc=0.069757 +j0.24657上記の
値から各定数ZS ,ZM ,ZM ′,Z1 ,Z0
0,Z01,Z0 ,Zm を求めると次のようになる
。
結果、インピーダンス行列 (単位Ω/km)を求める
と、AT間及びTB間において次の結果が得られた。 1L回線のa相の自己インピーダンス Za=0.17174 +j0.68800b相の自己
インピーダンス Zb=0.16252 +j0.72003c相の自己
インピーダンス Zc=0.15938 +j0.73170a−b相間
の相互インピーダンス Zab=0.077124 +j0.27455b−c
相間の相互インピーダンス Zbc=0.071265 +j0.30160c−a
相間の相互インピーダンス Zca=0.075175 +j0.240432L回
線のa相の自己インピーダンス Za=0.17174 +j0.68800b相の自己
インピーダンス Zb=0.16252 +j0.72003c相の自己
インピーダンス Zc=0.15938 +j0.73170a−b相間
の相互インピーダンス Zab=0.077124 +j0.27455b−c
相間の相互インピーダンス Zbc=0.071265 +j0.30160c−a
相間の相互インピーダンス Zca=0.075175 +j0.240431L−
2L回線間のa−a相間の相互インピーダンスZaa=
0.082124 +j0.21568a−b相間の相
互インピーダンス Zab=0.077120 +j0.20793a−c
相間の相互インピーダンス Zac=0.075172 +j0.21027b−b
相間の相互インピーダンス Zbb=0.072890 +j0.21262b−c
相間の相互インピーダンス Zbc=0.071259 +j0.22450c−c
相間の相互インピーダンス Zcc=0.069757 +j0.24657上記の
値から各定数ZS ,ZM ,ZM ′,Z1 ,Z0
0,Z01,Z0 ,Zm を求めると次のようになる
。
【0035】1相当たりの平均自己インピーダンスZS
は1L回線における各相の自己インピーダンスZa,
Zb,Zc の和と、2L回線における各相の自己イン
ピーダンスZa,Zb,Zc の和とを足して6で割っ
たものである。 ZS =0.16455+j0.71324平均相間相
互インピーダンスZM は1L回線における各相間の相
互インピーダンスZab, Zbc, Zcaの和と、
2L回線における各相間の相互インピーダンスZab,
Zbc, Zcaの和とを足して6で割ったものであ
る。
は1L回線における各相の自己インピーダンスZa,
Zb,Zc の和と、2L回線における各相の自己イン
ピーダンスZa,Zb,Zc の和とを足して6で割っ
たものである。 ZS =0.16455+j0.71324平均相間相
互インピーダンスZM は1L回線における各相間の相
互インピーダンスZab, Zbc, Zcaの和と、
2L回線における各相間の相互インピーダンスZab,
Zbc, Zcaの和とを足して6で割ったものであ
る。
【0036】ZM =0.074521+ j0.27
219平均回線間相互インピーダンスZM ′はZaa
, Zab, Zac, Zba(=Zab),Zbb
, Zbc, Zca(=Zac),Zcb(=Zbc
),Zccの和を9で割ったものである。 ZM ′=0.074653+ j0.21781Z1
は、ZS −ZM で求められる。
219平均回線間相互インピーダンスZM ′はZaa
, Zab, Zac, Zba(=Zab),Zbb
, Zbc, Zca(=Zac),Zcb(=Zbc
),Zccの和を9で割ったものである。 ZM ′=0.074653+ j0.21781Z1
は、ZS −ZM で求められる。
【0037】Z1 =0.090029+ j0.44
105=0.4501ej78.46 2相回路理論における第1回路零相インピーダンスZ0
0はZ00=ZS +2ZM +3ZM ′で求められ
る。 Z00=0.53755+j1.911052相回路理
論における第2回路零相インピーダンスZ01はZ01
=ZS +2ZM −3ZM ′で求められる。
105=0.4501ej78.46 2相回路理論における第1回路零相インピーダンスZ0
0はZ00=ZS +2ZM +3ZM ′で求められ
る。 Z00=0.53755+j1.911052相回路理
論における第2回路零相インピーダンスZ01はZ01
=ZS +2ZM −3ZM ′で求められる。
【0038】Z01=0.089633+ j0.60
419Z0 は、Z0 =(Z00+Z01)/2で求
められる。 Z0 =0.31359+j1.2576=1.296
ej76.0
…(4)Zm は、Zm =(Z00−Z01)
/2で求められる。
419Z0 は、Z0 =(Z00+Z01)/2で求
められる。 Z0 =0.31359+j1.2576=1.296
ej76.0
…(4)Zm は、Zm =(Z00−Z01)
/2で求められる。
【0039】Zm =0.22396+j0.6534
3=0.6907ej71.1
…(5)本発明のとおり、定数m
=3,n=1.5としたときの値、すなわちZ1 の3
倍、Z1 の1.5倍を求めると、3Z1 =1.35
03ej78.46,1.5Z1 =0.675 ej
78.46であるから、それぞれ(4) 式のZ0 ,
(5) 式のZm に近い値となっている。
3=0.6907ej71.1
…(5)本発明のとおり、定数m
=3,n=1.5としたときの値、すなわちZ1 の3
倍、Z1 の1.5倍を求めると、3Z1 =1.35
03ej78.46,1.5Z1 =0.675 ej
78.46であるから、それぞれ(4) 式のZ0 ,
(5) 式のZm に近い値となっている。
【0040】コンピュータシミュレーションの結果、T
C間のインピーダンス行列 (単位Ω/km)を求める
と、次の結果が得られた。 1L回線のa相の自己インピーダンス Za=0.26456 +j0.71338b相の自己
インピーダンス Zb=0.25533 +j0.74542c相の自己
インピーダンス Zc=0.25220 +j0.75708a−b相間
の相互インピーダンス Zab=0.077124 +j0.27455b−c
相間の相互インピーダンス Zbc=0.071265 +j0.30160c−a
相間の相互インピーダンス Zca=0.075175 +j0.240432L回
線のa相の自己インピーダンス Za=0.26456 +j0.71338b相の自己
インピーダンス Zb=0.25533 +j0.74542c相の自己
インピーダンス Zc=0.25220 +j0.75708a−b相間
の相互インピーダンス Zab=0.077124 +j0.71338b−c
相間の相互インピーダンス Zbc=0.071265 +j0.30160c−a
相間の相互インピーダンス Zca=0.075175 +j0.240431L−
2L回線間のa−a相間の相互インピーダンスZaa=
0.082124 +j0.21568a−b相間の相
互インピーダンス Zab=0.077120 +j0.20793a−c
相間の相互インピーダンス Zac=0.075172 +j0.21027b−b
相間の相互インピーダンス Zbb=0.072890 +j0.21262b−c
相間の相互インピーダンス Zbc=0.071259 +j0.22450c−c
相間の相互インピーダンス Zcc=0.069757 +j0.24657上記の
値から各定数ZS ,ZM ,ZM ′,Z1 ,Z0
0,Z01,Z0 ,Zm を求める。求め方は前に述
べたのと同じである。結果を示すと、 ZS =0.25736+j0.73863ZM =0
.07452+j0.27219ZM ′=0.074
653+ j0.21781Z1 =0.18284+
j0.46644=0.501 ej68.6 Z00=0.63036+j1.93644Z01=0
.18244+j0.62958Z0 =0.4064
+ j1.28301=1.3458ej72.4
…(6)
Zm =0.22396+j0.65343=0.69
07ej71.1
…(7)定数m=3,n=1.5としたと
きの値、すなわちZ1 の3倍、Z1 の1.5倍を求
めると、3Z1 =1.503 ej68.6 ,1.
5Z1 =0.7515ej68.6 であるから、そ
れぞれ(6) 式のZ0 ,(7) 式のZm に近い
値となっている。
C間のインピーダンス行列 (単位Ω/km)を求める
と、次の結果が得られた。 1L回線のa相の自己インピーダンス Za=0.26456 +j0.71338b相の自己
インピーダンス Zb=0.25533 +j0.74542c相の自己
インピーダンス Zc=0.25220 +j0.75708a−b相間
の相互インピーダンス Zab=0.077124 +j0.27455b−c
相間の相互インピーダンス Zbc=0.071265 +j0.30160c−a
相間の相互インピーダンス Zca=0.075175 +j0.240432L回
線のa相の自己インピーダンス Za=0.26456 +j0.71338b相の自己
インピーダンス Zb=0.25533 +j0.74542c相の自己
インピーダンス Zc=0.25220 +j0.75708a−b相間
の相互インピーダンス Zab=0.077124 +j0.71338b−c
相間の相互インピーダンス Zbc=0.071265 +j0.30160c−a
相間の相互インピーダンス Zca=0.075175 +j0.240431L−
2L回線間のa−a相間の相互インピーダンスZaa=
0.082124 +j0.21568a−b相間の相
互インピーダンス Zab=0.077120 +j0.20793a−c
相間の相互インピーダンス Zac=0.075172 +j0.21027b−b
相間の相互インピーダンス Zbb=0.072890 +j0.21262b−c
相間の相互インピーダンス Zbc=0.071259 +j0.22450c−c
相間の相互インピーダンス Zcc=0.069757 +j0.24657上記の
値から各定数ZS ,ZM ,ZM ′,Z1 ,Z0
0,Z01,Z0 ,Zm を求める。求め方は前に述
べたのと同じである。結果を示すと、 ZS =0.25736+j0.73863ZM =0
.07452+j0.27219ZM ′=0.074
653+ j0.21781Z1 =0.18284+
j0.46644=0.501 ej68.6 Z00=0.63036+j1.93644Z01=0
.18244+j0.62958Z0 =0.4064
+ j1.28301=1.3458ej72.4
…(6)
Zm =0.22396+j0.65343=0.69
07ej71.1
…(7)定数m=3,n=1.5としたと
きの値、すなわちZ1 の3倍、Z1 の1.5倍を求
めると、3Z1 =1.503 ej68.6 ,1.
5Z1 =0.7515ej68.6 であるから、そ
れぞれ(6) 式のZ0 ,(7) 式のZm に近い
値となっている。
【0041】以上のことから、Z0 をZ1 の定数倍
とおき、Zm をZ1 の定数倍とおく近似を行っても
、故障点標定の精度にはほとんど影響がないことが分か
る。
とおき、Zm をZ1 の定数倍とおく近似を行っても
、故障点標定の精度にはほとんど影響がないことが分か
る。
【0042】
【実施例】以下、この発明の3端子平行2回線送電線お
ける故障点標定方法を添付図面に基いて詳細に説明する
。なお、前述した図3、図4の符号と共通するものにつ
いて同じ符号を使用する。図2は一般的な3端子平行2
回線送電線、及びこの発明に係る故障点標定方法に適用
される故障点算出装置を示す図であり、3端子平行2回
線送電線(以下3端子系と略称する)は、送電端A側に
抵抗Rにより接地された変圧器TRを配置し、変圧器T
Rと2回線分岐点Tとの間、及び2回線分岐点Tと負荷
LB,LCとの間に1L回線,2L回線を接続している
。故障点算出装置1は送電端A側に配置されている。
ける故障点標定方法を添付図面に基いて詳細に説明する
。なお、前述した図3、図4の符号と共通するものにつ
いて同じ符号を使用する。図2は一般的な3端子平行2
回線送電線、及びこの発明に係る故障点標定方法に適用
される故障点算出装置を示す図であり、3端子平行2回
線送電線(以下3端子系と略称する)は、送電端A側に
抵抗Rにより接地された変圧器TRを配置し、変圧器T
Rと2回線分岐点Tとの間、及び2回線分岐点Tと負荷
LB,LCとの間に1L回線,2L回線を接続している
。故障点算出装置1は送電端A側に配置されている。
【0043】上記故障点算出装置1には、送電端A側の
1L回線のa相、b相及びc相に接続されるCT1a,
1b,1c、2L回線のa相、b相及びc相に接続され
るCT2a,2b,2c、送電端A側の母線に接続され
、相電圧Va ,Vb ,Vc を検出するPT3、上
記PT,CTの電圧、電流を所定レベルの電圧信号に変
換する補助トランス4、補助トランス4で所定レベルに
変換された電圧信号を所定角度(例えば30度)毎にサ
ンプリングするサンプルホールド回路5、A/D変換部
6と、A/D変換部6により変換されたディジタル信号
を格納するデータメモリ7、地絡故障検出部8と、デー
タメモリ7に格納されている電圧、電流に基いて送電端
Aと2回線分岐点T間、2回線分岐点Tと受電端B間、
及び2回線分岐点Tと受電端C間における3端子系の正
相インピーダンスZ1 の値を格納しているとともに、
正相インピーダンスZ1 に定数mをかけた値を零相イ
ンピーダンスZ0 として格納し,正相インピーダンス
Z1 に定数nをかけた値を相互インピーダンスZm
として格納しているインピーダンスメモリ11、故障点
算出指令信号に応じて、予めインピーダンスメモリ11
に格納している各インピーダンスと、読み取った各相電
流及び零相電流Ia1,Ib1,Ic1,I01,Ia
2,Ib2,Ic2,I02を要素として前出 (2)
式及び (3)式の演算を行って2回線分岐点Tから故
障点までの距離を算出する故障点標定部9、並びに故障
点標定部9により算出された送電端Aから故障点までの
距離等の情報を表示する表示部10を有する。
1L回線のa相、b相及びc相に接続されるCT1a,
1b,1c、2L回線のa相、b相及びc相に接続され
るCT2a,2b,2c、送電端A側の母線に接続され
、相電圧Va ,Vb ,Vc を検出するPT3、上
記PT,CTの電圧、電流を所定レベルの電圧信号に変
換する補助トランス4、補助トランス4で所定レベルに
変換された電圧信号を所定角度(例えば30度)毎にサ
ンプリングするサンプルホールド回路5、A/D変換部
6と、A/D変換部6により変換されたディジタル信号
を格納するデータメモリ7、地絡故障検出部8と、デー
タメモリ7に格納されている電圧、電流に基いて送電端
Aと2回線分岐点T間、2回線分岐点Tと受電端B間、
及び2回線分岐点Tと受電端C間における3端子系の正
相インピーダンスZ1 の値を格納しているとともに、
正相インピーダンスZ1 に定数mをかけた値を零相イ
ンピーダンスZ0 として格納し,正相インピーダンス
Z1 に定数nをかけた値を相互インピーダンスZm
として格納しているインピーダンスメモリ11、故障点
算出指令信号に応じて、予めインピーダンスメモリ11
に格納している各インピーダンスと、読み取った各相電
流及び零相電流Ia1,Ib1,Ic1,I01,Ia
2,Ib2,Ic2,I02を要素として前出 (2)
式及び (3)式の演算を行って2回線分岐点Tから故
障点までの距離を算出する故障点標定部9、並びに故障
点標定部9により算出された送電端Aから故障点までの
距離等の情報を表示する表示部10を有する。
【0044】上記故障点算出装置1の動作は次のとおり
である。地絡故障検出部8(例えば64リレー)が、故
障電圧Vo (Vo は入力される相電圧Va,Vb,
Vc よりベクトル合成により地絡故障検出部8で作成
される)の検出に基いて故障を検出し、故障点標定部9
に故障点標定動作を開始させる。故障点標定部9はデー
タメモリ7に格納されている電流、電圧データを、故障
検出相に応じて取り出す。
である。地絡故障検出部8(例えば64リレー)が、故
障電圧Vo (Vo は入力される相電圧Va,Vb,
Vc よりベクトル合成により地絡故障検出部8で作成
される)の検出に基いて故障を検出し、故障点標定部9
に故障点標定動作を開始させる。故障点標定部9はデー
タメモリ7に格納されている電流、電圧データを、故障
検出相に応じて取り出す。
【0045】1L回線のa相の地絡故障の場合、1L回
線の地絡相(a相)の電流Ia1及び電圧Va を取り
込み、図1に示すフローチャートに従って故障点標定動
作を開始する。ステップ■において、零相故障電流I0
fを、 I0f=I01+I02 に基づいて求める。そして、既に示した式
3Rf I0f=Va −x[(Z0 −Z1 )I0
1+Z1 Ia1+Zm I02]の両辺にI0f*
をかけて両辺の虚数分を求める。すなわち、
線の地絡相(a相)の電流Ia1及び電圧Va を取り
込み、図1に示すフローチャートに従って故障点標定動
作を開始する。ステップ■において、零相故障電流I0
fを、 I0f=I01+I02 に基づいて求める。そして、既に示した式
3Rf I0f=Va −x[(Z0 −Z1 )I0
1+Z1 Ia1+Zm I02]の両辺にI0f*
をかけて両辺の虚数分を求める。すなわち、
【0046】
【数4】
【0047】なる演算を行ってxを求める。ステップ■
では、上記のようにして求めたxとda とを比較し、
x≦da であれば、送電端Aと2回線分岐Tの間に故
障が発生していると見做し、ステップ■において、xを
送電端Aから故障点までの距離とする。上記ステップ■
において、x>da であれば、2回線分岐点Tと受電
端Bとの間、あるいは2回線分岐点Tと受電端Cとの間
に故障が発生していると見做し、ステップ■において前
出の式 3Rf I0f=Va −da [(Z0
−Z1 )I01+Z1 Ia1+Zm I02]
−y[(Z0 −Z1 )(I01+
I01″)+Z1 (Ia1+Ia1″)
+Zm (I02+I02″)]の両辺にI0
f* をかけて両辺の虚数分を求める。すなわち、
では、上記のようにして求めたxとda とを比較し、
x≦da であれば、送電端Aと2回線分岐Tの間に故
障が発生していると見做し、ステップ■において、xを
送電端Aから故障点までの距離とする。上記ステップ■
において、x>da であれば、2回線分岐点Tと受電
端Bとの間、あるいは2回線分岐点Tと受電端Cとの間
に故障が発生していると見做し、ステップ■において前
出の式 3Rf I0f=Va −da [(Z0
−Z1 )I01+Z1 Ia1+Zm I02]
−y[(Z0 −Z1 )(I01+
I01″)+Z1 (Ia1+Ia1″)
+Zm (I02+I02″)]の両辺にI0
f* をかけて両辺の虚数分を求める。すなわち、
【0048】
【数5】
【0049】なる演算を行ってyを求める。ここで、I
a1″,I01″,I02″など受電端Cの情報は先に
説明したように送電端Aの情報により求められる。また
、上と同様にして、故障点の分岐から受電端Cまでの距
離zを下記の式により求める。ここでも、Ia1′,I
01′,I02′などの情報は送電端Aの情報により求
められる。
a1″,I01″,I02″など受電端Cの情報は先に
説明したように送電端Aの情報により求められる。また
、上と同様にして、故障点の分岐から受電端Cまでの距
離zを下記の式により求める。ここでも、Ia1′,I
01′,I02′などの情報は送電端Aの情報により求
められる。
【0050】
【数6】
【0051】ステップ■において、上記y+da を2
回線分岐点Tと受電端Bとの間に故障が発生した場合に
おける故障点とする。ステップ■において、上記z+d
a を2回線分岐点Tと受電端Cとの間に故障が発生し
た場合における故障点とする。ステップ■において故障
点標定フローを終了する。
回線分岐点Tと受電端Bとの間に故障が発生した場合に
おける故障点とする。ステップ■において、上記z+d
a を2回線分岐点Tと受電端Cとの間に故障が発生し
た場合における故障点とする。ステップ■において故障
点標定フローを終了する。
【0052】以上のように、 (2)式により2回線分
岐点Tと受電端Bとの間に故障が発生した場合における
2回線分岐点Tから故障点までの距離y(すなわち故障
点)を求めることができ、また、(3) 式により、2
回線分岐点Tと受電端Cとの間に地絡故障が発生した場
合における2回線分岐点Tから故障点までの距離zを求
めることができる。
岐点Tと受電端Bとの間に故障が発生した場合における
2回線分岐点Tから故障点までの距離y(すなわち故障
点)を求めることができ、また、(3) 式により、2
回線分岐点Tと受電端Cとの間に地絡故障が発生した場
合における2回線分岐点Tから故障点までの距離zを求
めることができる。
【0053】ただし、送電端A側において算出した2回
線分岐点Tから故障点までの距離y,zは算出すること
はできるが、故障が受電端B側、及び受電端C側の何れ
の側で発生しているのかは判定できない。しかし、何れ
の側に発生していても、2回線分岐点Tから故障点まで
の距離y,zは特定されるから、該当する地点における
各1L回線,2L回線を調べることにより、容易に故障
点を見出だすことができる。
線分岐点Tから故障点までの距離y,zは算出すること
はできるが、故障が受電端B側、及び受電端C側の何れ
の側で発生しているのかは判定できない。しかし、何れ
の側に発生していても、2回線分岐点Tから故障点まで
の距離y,zは特定されるから、該当する地点における
各1L回線,2L回線を調べることにより、容易に故障
点を見出だすことができる。
【0054】以上は平行2回線系統について詳述したが
、抵抗接地系の単回線送電線についても全く同様に適用
できることはいうまでもない。この場合は、隣回線がな
いため零相相互インピーダンスZm を考えなくてもよ
い(Zm =0とすればよい)。
、抵抗接地系の単回線送電線についても全く同様に適用
できることはいうまでもない。この場合は、隣回線がな
いため零相相互インピーダンスZm を考えなくてもよ
い(Zm =0とすればよい)。
【0055】
【発明の効果】以上のこの発明によれば、零相インピー
ダンスZ0 を正相インピーダンスZ1 の定数倍とお
き、零相相互インピーダンスZm を正相インピーダン
スZ1 の定数倍とおく近似式を用いて、零相インピー
ダンスZ0 、零相相互インピーダンスZm を求め、
故障時における受電端側の電流、電圧情報に基づき、故
障点を簡単、かつ正確に算出することができ、故障点探
索作業を軽減することができる。
ダンスZ0 を正相インピーダンスZ1 の定数倍とお
き、零相相互インピーダンスZm を正相インピーダン
スZ1 の定数倍とおく近似式を用いて、零相インピー
ダンスZ0 、零相相互インピーダンスZm を求め、
故障時における受電端側の電流、電圧情報に基づき、故
障点を簡単、かつ正確に算出することができ、故障点探
索作業を軽減することができる。
【図1】故障点を標定するためのフローチャートである
。
。
【図2】3端子平行2回線送電線、及び故障点標定方法
に適用される故障点算出装置を示す図である。
に適用される故障点算出装置を示す図である。
【図3】2端子平行2回線送電線の一般的回路図である
。
。
【図4】故障点を計算するための等価回路図である。
【図5】3端子平行2回線送電線の一般的回路図である
。
。
【図6】故障点を計算するための等価回路図である。
【図7】送電線路のインピーダンを計算した鉄塔構造図
である。
である。
1 故障点算出装置
9 故障点標定部
11 インピーダンスメモリ
Claims (1)
- 【請求項1】抵抗接地方式の単回線送電線又は平行2回
線送電線に発生した1線地絡故障点を標定する直角成分
方式を用いた標定方法において、零相インピーダンス【
外1】 と、零相相互インピーダンス 【外2】 とを、正相インピーダンス 【外3】 のそれぞれ定数倍に設定して標定を行うことを特徴と
する故障点標定方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6442991A JPH04299273A (ja) | 1991-03-28 | 1991-03-28 | 直角成分方式を用いた故障点標定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6442991A JPH04299273A (ja) | 1991-03-28 | 1991-03-28 | 直角成分方式を用いた故障点標定方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04299273A true JPH04299273A (ja) | 1992-10-22 |
Family
ID=13258025
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6442991A Pending JPH04299273A (ja) | 1991-03-28 | 1991-03-28 | 直角成分方式を用いた故障点標定方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04299273A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105699856A (zh) * | 2016-04-18 | 2016-06-22 | 国网上海市电力公司 | 一种基于智能采集与分析的电缆故障定位系统及方法 |
-
1991
- 1991-03-28 JP JP6442991A patent/JPH04299273A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105699856A (zh) * | 2016-04-18 | 2016-06-22 | 国网上海市电力公司 | 一种基于智能采集与分析的电缆故障定位系统及方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN101207281B (zh) | 多端故障定位系统 | |
| EP1992954B1 (en) | Method for determining location of phase-to-earth fault | |
| EP2000811B1 (en) | Method for determining location of phase-to-earth fault | |
| EP1739441B1 (en) | Method and system for determining location of phase-to-earth fault | |
| JPH07122650B2 (ja) | 故障点標定方式 | |
| US6173216B1 (en) | Protective relay with improved, sub-window cosine filter | |
| Das et al. | Review of fault location techniques for transmission and sub-transmission lines | |
| JP3586266B2 (ja) | 送電線の故障点標定方法およびそれを用いた故障点標定システム | |
| JPH10132890A (ja) | 故障点標定方法および装置 | |
| JPH04299273A (ja) | 直角成分方式を用いた故障点標定方法 | |
| JPH08101244A (ja) | 送電線故障点標定方法 | |
| JPH07122651B2 (ja) | 高抵抗系3端子平行2回線送電線における地絡故障点標定方法 | |
| Jiang et al. | A composite index to adaptively perform fault detection, classification, and direction discrimination for transmission lines | |
| JP2560994B2 (ja) | 短絡故障点標定方法 | |
| JPH06289089A (ja) | 電力系統の事故様相特定装置 | |
| JP3628671B2 (ja) | 送電線の故障点標定方法およびそれを用いた故障点標定システム | |
| Zhang et al. | Analysis of traveling wave front and its application in fault location | |
| JP3773020B2 (ja) | 多端子電気量を用いた故障点標定方法 | |
| JP2000227453A (ja) | 送電系統の故障点標定方法 | |
| JP3451552B2 (ja) | 電力系統用の保護リレー装置 | |
| Anierobi et al. | Review of Impedance-Based Fault Location Algorithm in Electric Power Transmission Line, Using Computerized Fault Recorders | |
| Dubey et al. | Locating double-line-to-ground faults using hybrid current profile approach | |
| JPH09304468A (ja) | 平行2回線系統の故障点標定方法 | |
| JPS6298272A (ja) | 送電系の故障点標定装置 | |
| Das et al. | Fault location techniques for distribution systems |