JPH04299994A - 光学活性1,4−ジヒドロピリジン化合物の製造法 - Google Patents
光学活性1,4−ジヒドロピリジン化合物の製造法Info
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- JPH04299994A JPH04299994A JP3132435A JP13243591A JPH04299994A JP H04299994 A JPH04299994 A JP H04299994A JP 3132435 A JP3132435 A JP 3132435A JP 13243591 A JP13243591 A JP 13243591A JP H04299994 A JPH04299994 A JP H04299994A
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- dihydropyridine
- nitrophenyl
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学活性1,4−ジヒ
ドロピリジン化合物の製造法に関し、さらに詳しくは医
薬として極めて有用な光学活性1,4−ジヒドロピリジ
ン化合物の製造法に関するものである。
ドロピリジン化合物の製造法に関し、さらに詳しくは医
薬として極めて有用な光学活性1,4−ジヒドロピリジ
ン化合物の製造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】1,4−ジヒドロピリジン系化合物のジ
ヒドロピリジン環の3位と5位に結合した2つのカルボ
ン酸エステルが互いに異なるものはその4位に不斉炭素
を持っており、2種の光学異性体が存在する。最近、こ
の系統の化合物の生物学的性質が詳細に検討された結果
、それぞれの光学異性体間に薬理活性、体内動態、安全
性などに差のあることが報告されてきている。このよう
な不斉炭素を有する化合物を医薬品として使用する場合
、生体に対して余計な負荷を与えないという意味から、
医薬品として好ましい一方の異性体のみを生体に与える
という考え方が一般的になりつつある。
ヒドロピリジン環の3位と5位に結合した2つのカルボ
ン酸エステルが互いに異なるものはその4位に不斉炭素
を持っており、2種の光学異性体が存在する。最近、こ
の系統の化合物の生物学的性質が詳細に検討された結果
、それぞれの光学異性体間に薬理活性、体内動態、安全
性などに差のあることが報告されてきている。このよう
な不斉炭素を有する化合物を医薬品として使用する場合
、生体に対して余計な負荷を与えないという意味から、
医薬品として好ましい一方の異性体のみを生体に与える
という考え方が一般的になりつつある。
【0003】従来、様々な光学活性1,4−ジヒドロピ
リジン化合物の製造法が報告されているが、これらは次
の2種の方法に大別される。すなわち、光学活性な化合
物と塩を形成させたのち分別結晶化により光学分割する
方法、および不斉炭素を持つ化合物を結合させてジアス
テレオマーに誘導しこれを分離するという方法である。 しかしながら、分別結晶化による光学分割は、シンコニ
ジン、シンコニンなどの高価な分割剤を使用しなければ
ならず、加えて数回の結晶化を要するなど操作が頻雑な
ため、目的物の収率低下を招くなどの欠点を有している
[特開昭63−185960号公報、特開昭64−52
757号公報、特開平1−254661号公報、Che
m.Pharm.Bull.,第28巻,第2809頁
(1980年)など]。また、ジアステレオマーに誘導
して分離するという方法は、高価な光学活性化合物を原
料としたり、反応行程が長く複雑であったりするなどの
欠点を有している(特開昭61−43187号公報、特
開平2−11592号公報など)。いずれの方法を採る
にしても、頻雑な操作を経て、しかも所望の光学異性体
は最大で50%の収率でしか得られない。
リジン化合物の製造法が報告されているが、これらは次
の2種の方法に大別される。すなわち、光学活性な化合
物と塩を形成させたのち分別結晶化により光学分割する
方法、および不斉炭素を持つ化合物を結合させてジアス
テレオマーに誘導しこれを分離するという方法である。 しかしながら、分別結晶化による光学分割は、シンコニ
ジン、シンコニンなどの高価な分割剤を使用しなければ
ならず、加えて数回の結晶化を要するなど操作が頻雑な
ため、目的物の収率低下を招くなどの欠点を有している
[特開昭63−185960号公報、特開昭64−52
757号公報、特開平1−254661号公報、Che
m.Pharm.Bull.,第28巻,第2809頁
(1980年)など]。また、ジアステレオマーに誘導
して分離するという方法は、高価な光学活性化合物を原
料としたり、反応行程が長く複雑であったりするなどの
欠点を有している(特開昭61−43187号公報、特
開平2−11592号公報など)。いずれの方法を採る
にしても、頻雑な操作を経て、しかも所望の光学異性体
は最大で50%の収率でしか得られない。
【0004】2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフェ
ニル)−1,4−ジヒドロピリジン−3,5−ジカルボ
ン酸 3−(2−ニコチノイルアミノエチル)エステ
ル 5−(3−ニトロオキシプロピル)エステル(以
下、化合物Aと称することがある。)およびその塩は、
特開平2−223580号公報にそのラセミ体の製造法
とカルシウム拮抗剤としての薬理作用が開示されている
。化合物Aは、選択的冠血管拡張作用があり、かつ薬効
の持続性において優れ、さらにc−GMP増加作用を併
せ持つことから、虚血性心疾患や高血圧症などの予防お
よび治療薬として期待されている。また、その構造上、
化合物Aに光学異性体が存在し、その一方の異性体のみ
が医薬品として好ましいことは予想されることである。
ニル)−1,4−ジヒドロピリジン−3,5−ジカルボ
ン酸 3−(2−ニコチノイルアミノエチル)エステ
ル 5−(3−ニトロオキシプロピル)エステル(以
下、化合物Aと称することがある。)およびその塩は、
特開平2−223580号公報にそのラセミ体の製造法
とカルシウム拮抗剤としての薬理作用が開示されている
。化合物Aは、選択的冠血管拡張作用があり、かつ薬効
の持続性において優れ、さらにc−GMP増加作用を併
せ持つことから、虚血性心疾患や高血圧症などの予防お
よび治療薬として期待されている。また、その構造上、
化合物Aに光学異性体が存在し、その一方の異性体のみ
が医薬品として好ましいことは予想されることである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、化合
物Aの医薬品として好ましい光学異性体のみを特異的に
製造する方法を提供することにある。
物Aの医薬品として好ましい光学異性体のみを特異的に
製造する方法を提供することにある。
【0006】
【問題を解決するための手段】本発明者らは、光学活性
な化合物Aの製造に際し、酵素を用いる方法を鋭意研究
した。その結果、その製造過程において、容易に製造で
きる化合物を原料とし、アスペルギルス属に属する微生
物が産生する酵素が好ましい旋光度を示す化合物Aを高
収率で、しかも高い光学純度で与えることを見いだし本
発明を完成した。
な化合物Aの製造に際し、酵素を用いる方法を鋭意研究
した。その結果、その製造過程において、容易に製造で
きる化合物を原料とし、アスペルギルス属に属する微生
物が産生する酵素が好ましい旋光度を示す化合物Aを高
収率で、しかも高い光学純度で与えることを見いだし本
発明を完成した。
【0007】すなわち、本発明は、2,6−ジメチル−
4−(3−ニトロフェニル)−1,4−ジヒドロピリジ
ン−3,5−ジカルボン酸 ビス(2−ニコチノイル
アミノエチル)エステルまたはその塩に、3−ニトロオ
キシプロピルアルコール存在下、2,6−ジメチル−4
−(3−ニトロフェニル)−1,4−ジヒドロビリジン
−3,5−ジカルボン酸 ビス(2−ニコチノイルア
ミノエチル)エステルまたはその塩の3位および5位に
結合したカルボン酸エステルの一方を不斉エステル交換
する能力を有する酵素を作用させ、(−)−2,6−ジ
メチル−4−(3−ニトロフェニル)−1,4−ジヒド
ロピリジン−3,5−ジカルボン酸 3−(2−ニコ
チノイルアミノエチル)エステル 5−(3−ニトロ
オキシプロピル)エステルを回収することを特徴とする
光学活性(−)−2,6−ギメツル−4−(3−ニトロ
フェニル)−1,4−ジヒドロピリジン−3,5−ジカ
ルボン酸3−(2−ニコチノイルアミノエチル)エステ
ル 5−(3−ニトロオキシプロピル)エステルの製
造法である。
4−(3−ニトロフェニル)−1,4−ジヒドロピリジ
ン−3,5−ジカルボン酸 ビス(2−ニコチノイル
アミノエチル)エステルまたはその塩に、3−ニトロオ
キシプロピルアルコール存在下、2,6−ジメチル−4
−(3−ニトロフェニル)−1,4−ジヒドロビリジン
−3,5−ジカルボン酸 ビス(2−ニコチノイルア
ミノエチル)エステルまたはその塩の3位および5位に
結合したカルボン酸エステルの一方を不斉エステル交換
する能力を有する酵素を作用させ、(−)−2,6−ジ
メチル−4−(3−ニトロフェニル)−1,4−ジヒド
ロピリジン−3,5−ジカルボン酸 3−(2−ニコ
チノイルアミノエチル)エステル 5−(3−ニトロ
オキシプロピル)エステルを回収することを特徴とする
光学活性(−)−2,6−ギメツル−4−(3−ニトロ
フェニル)−1,4−ジヒドロピリジン−3,5−ジカ
ルボン酸3−(2−ニコチノイルアミノエチル)エステ
ル 5−(3−ニトロオキシプロピル)エステルの製
造法である。
【0008】本発明において塩とは、塩酸塩、硫酸塩、
硝酸塩などの鉱酸のほか、蟻酸、酢酸、プロピオン酸、
酪酸、パラトルエンスルホン酸などの有機酸である。ま
た、本発明で使用される酵素とは、アスペルギルス属に
属する微生物の生産する酵素で本発明の目的を達し得る
ものであればどのようなものでもよく、特に限定される
ものではない。
硝酸塩などの鉱酸のほか、蟻酸、酢酸、プロピオン酸、
酪酸、パラトルエンスルホン酸などの有機酸である。ま
た、本発明で使用される酵素とは、アスペルギルス属に
属する微生物の生産する酵素で本発明の目的を達し得る
ものであればどのようなものでもよく、特に限定される
ものではない。
【0009】これらの微生物起源の酵素の中には市販の
ものがあり、容易に入手することができる。市販の酵素
の具体例としては、たとえば、アスペルギルス属(As
pergillus melleus)由来の酵素;
プロテアーゼP「アマノ」、セアプローゼ「アマノ」、
アスペルギルス属(Aspergillussp.)由
来の酵素;アシラーゼ「アマノ15000、デアミザイ
ム(登録商標)「アマノ」(以上、天野製薬社製)など
が挙げられる。
ものがあり、容易に入手することができる。市販の酵素
の具体例としては、たとえば、アスペルギルス属(As
pergillus melleus)由来の酵素;
プロテアーゼP「アマノ」、セアプローゼ「アマノ」、
アスペルギルス属(Aspergillussp.)由
来の酵素;アシラーゼ「アマノ15000、デアミザイ
ム(登録商標)「アマノ」(以上、天野製薬社製)など
が挙げられる。
【0010】次に、本発明の酵素反応を説明するが、基
本的には用いる酵素の至適条件にあわせてそれぞれ設定
するものであり、ここでは一般的な反応条件について説
明する。本発明の製造法は、上記微生物を培養した培養
液、培養液から分離した菌体、酵素を含有する培養濾液
または各種酵素分離法によって菌体もしくは培養濾液か
ら分離した粗製酵素あるいはさらに精製した精製酵素と
2,6−ジメチル−4−−(3−ニトロフェニル)−1
,4−ジヒドロピリジン−3,5−ジカルボン酸ビス(
2−ニコチノイルアミノエチル)エステルまたはその塩
を3−ニトロオキシプロピルアルコールを含む水溶液中
で、攪拌または振とうすることにより行われる。
本的には用いる酵素の至適条件にあわせてそれぞれ設定
するものであり、ここでは一般的な反応条件について説
明する。本発明の製造法は、上記微生物を培養した培養
液、培養液から分離した菌体、酵素を含有する培養濾液
または各種酵素分離法によって菌体もしくは培養濾液か
ら分離した粗製酵素あるいはさらに精製した精製酵素と
2,6−ジメチル−4−−(3−ニトロフェニル)−1
,4−ジヒドロピリジン−3,5−ジカルボン酸ビス(
2−ニコチノイルアミノエチル)エステルまたはその塩
を3−ニトロオキシプロピルアルコールを含む水溶液中
で、攪拌または振とうすることにより行われる。
【0011】本発明の製造法では、3−ニトロオキシプ
ロピルアルコールの反応液中の濃度が目的物の生成量に
最も大きな影響を与える。すなわち、3−ニトロオキシ
プロピルアルコールの反応液中の濃度が低い場合には、
不斉加水分解された(−)−,6−ジメチル−4−(3
−ニトロフェニル)−1,4−ジヒドロピリジン−3,
5−ジカルボン酸 3−(2−ニコチノイルアミノエ
チル)エステルの生成量が多い。3−ニトロオキシプロ
ピルアルコールの濃度を高くするに従い、不斉エステル
交換反応が主として進行するが、高すぎる場合には、不
斉エステル交換反応、加水分解反応とも阻害される。従
って、最も高い収率で目的物を得るための3−ニトロオ
キシプロピルアルコールの濃度を設定する必要がある。 最も好ましい3−ニトロオキシプロピルアルコールの反
応液中の濃度は2〜8%である。
ロピルアルコールの反応液中の濃度が目的物の生成量に
最も大きな影響を与える。すなわち、3−ニトロオキシ
プロピルアルコールの反応液中の濃度が低い場合には、
不斉加水分解された(−)−,6−ジメチル−4−(3
−ニトロフェニル)−1,4−ジヒドロピリジン−3,
5−ジカルボン酸 3−(2−ニコチノイルアミノエ
チル)エステルの生成量が多い。3−ニトロオキシプロ
ピルアルコールの濃度を高くするに従い、不斉エステル
交換反応が主として進行するが、高すぎる場合には、不
斉エステル交換反応、加水分解反応とも阻害される。従
って、最も高い収率で目的物を得るための3−ニトロオ
キシプロピルアルコールの濃度を設定する必要がある。 最も好ましい3−ニトロオキシプロピルアルコールの反
応液中の濃度は2〜8%である。
【0012】反応液としては、リン酸緩衝液、トリス−
塩酸緩衝液などの緩衝液の使用が、反応液のpHを一定
に保つ上で好ましい。緩衝液の濃度は、緩衝液の種類に
よっても異なるが、2M以下が好ましい。また、緩衝液
を使用せずに反応を行うこともでき、この際は水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウムなどの水溶液を用いて、pH
スタットにより反応液のpHをコントロールするのが好
ましい。反応条件は、使用する酵素にあわせて設定すれ
ばよい。たとえばプロテアーゼPを使用したときの各種
条件は、pHが6.0〜8.0であり、最も好まくはp
H7.0〜7.5である。反応温度は25〜50℃で反
応させるが、最も好ましくは30〜35℃である。反応
液中の基質の濃度は、反応液に対し、0.05〜25重
量%である。使用する酵素の量は、酵素の力価および基
質の量に応じて適宜決定すればよい。反応時間は、TL
C分析またはHPLC分析などにより反応の進行状況を
確かめながら設定すればよい。反応終了後、反応液を1
規定リン酸の添加でpH5.0に合わせ、酢酸エチルな
どの有機溶媒で抽出し、必要に応じてカラムクロマトグ
ラフィーなどで精製し目的物を単離することができる。
塩酸緩衝液などの緩衝液の使用が、反応液のpHを一定
に保つ上で好ましい。緩衝液の濃度は、緩衝液の種類に
よっても異なるが、2M以下が好ましい。また、緩衝液
を使用せずに反応を行うこともでき、この際は水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウムなどの水溶液を用いて、pH
スタットにより反応液のpHをコントロールするのが好
ましい。反応条件は、使用する酵素にあわせて設定すれ
ばよい。たとえばプロテアーゼPを使用したときの各種
条件は、pHが6.0〜8.0であり、最も好まくはp
H7.0〜7.5である。反応温度は25〜50℃で反
応させるが、最も好ましくは30〜35℃である。反応
液中の基質の濃度は、反応液に対し、0.05〜25重
量%である。使用する酵素の量は、酵素の力価および基
質の量に応じて適宜決定すればよい。反応時間は、TL
C分析またはHPLC分析などにより反応の進行状況を
確かめながら設定すればよい。反応終了後、反応液を1
規定リン酸の添加でpH5.0に合わせ、酢酸エチルな
どの有機溶媒で抽出し、必要に応じてカラムクロマトグ
ラフィーなどで精製し目的物を単離することができる。
【0013】
【発明の効果】本発明により、簡便で高収率、しかも高
い光学純度で光学活性(左旋性)な化合物Aを供給する
ことができる。特に、本発明方法では使用する原料(プ
ロキラルな化合物)と生成物が1:1の収支関係にあり
、従来の光学分割法の様に所望の光学異性体の収率が最
大で50%という欠点を有しないことが特長である。 さらに、本発明方法は穏和な条件で反応が進行すること
から特別な反応装置を要しないこと、また高価な分割剤
を必要としないこと、また反応後の廃液の処理が容易な
ことなど従来法に較べて極めて有利な利点を有する。こ
こで得られる光学活性な化合物Aは、医薬品として好ま
しい異性体(左旋性)である。左旋性の化合物Aはラセ
ミ体および右旋性の化合物Aに比べ、カルシウムチャン
ネル結合能、冠血流増加作用、心拍数抑制作用、および
降圧作用の試験において格段にその作用が優れている。 従って、本発明によって製造される左旋性の化合物Aは
、強心症、高血圧等の予防および治療薬として極めて有
用である。
い光学純度で光学活性(左旋性)な化合物Aを供給する
ことができる。特に、本発明方法では使用する原料(プ
ロキラルな化合物)と生成物が1:1の収支関係にあり
、従来の光学分割法の様に所望の光学異性体の収率が最
大で50%という欠点を有しないことが特長である。 さらに、本発明方法は穏和な条件で反応が進行すること
から特別な反応装置を要しないこと、また高価な分割剤
を必要としないこと、また反応後の廃液の処理が容易な
ことなど従来法に較べて極めて有利な利点を有する。こ
こで得られる光学活性な化合物Aは、医薬品として好ま
しい異性体(左旋性)である。左旋性の化合物Aはラセ
ミ体および右旋性の化合物Aに比べ、カルシウムチャン
ネル結合能、冠血流増加作用、心拍数抑制作用、および
降圧作用の試験において格段にその作用が優れている。 従って、本発明によって製造される左旋性の化合物Aは
、強心症、高血圧等の予防および治療薬として極めて有
用である。
【0014】
【実施例】以下、本発明を実施例によって説明するが、
本発明は実施例のみによって限定されるものではない。
本発明は実施例のみによって限定されるものではない。
【0015】なお、反応生成物の確認は、以下に示すT
LC法、およびHPLC法により行った。 TLC ;プレート シリカゲル60F254(メ
ルク社製) 展開溶媒;クロロホルム/メタノール/アンモニア水=
9/1/0.1 HPLC;カラム ODS C18(4.6φ×1
50mm) 溶離液 メタノール/水=1/1 流速 1ml/min 温度 50℃ 検出 UV 240nm
LC法、およびHPLC法により行った。 TLC ;プレート シリカゲル60F254(メ
ルク社製) 展開溶媒;クロロホルム/メタノール/アンモニア水=
9/1/0.1 HPLC;カラム ODS C18(4.6φ×1
50mm) 溶離液 メタノール/水=1/1 流速 1ml/min 温度 50℃ 検出 UV 240nm
【0016】また、光学純度は、旋光度の測定、あるい
はキラルカラムを使用するHPLC法により決定した。 HPLC分析は以下の条件で行った。 分析条件;カラム キラルセルOJ(4.6φ×25
0mm) (ダイセル化学社製) 溶離液 n−ヘキサン/エタノール=85/15流速
0.6ml/min 温度 40℃ 検出 UV 355nm
はキラルカラムを使用するHPLC法により決定した。 HPLC分析は以下の条件で行った。 分析条件;カラム キラルセルOJ(4.6φ×25
0mm) (ダイセル化学社製) 溶離液 n−ヘキサン/エタノール=85/15流速
0.6ml/min 温度 40℃ 検出 UV 355nm
【0017】実施例
プロテアーゼP「アマノ」2.0g、3−ニトロオキシ
プロピルアルコール2・5mlを水45mlに溶解し、
水5mlに溶解した2,6−ジメチル−4−(3−ニト
ロフェニル)−1,4−ジヒドロピリジン−3,5−ジ
カルボン酸ビス(2−ニコチノイルアミノエチル)エス
テル・2塩酸塩200mgを加えた。この溶液を1規定
水酸化ナトリウム溶液の添加でpH7.5に調整し、3
0℃にて24時間攪拌した。反応液に1規定燐酸を添加
し、pHを5.0に調整した後、酢酸エチル50mlで
3回抽出した。有機層を水50mlで洗浄した後、無水
硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濃縮して得られた残
さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー[シリカゲル
:ワコ−ゲルC−200(和光純薬社製)、溶出液:ク
ロロホルム/メタノール/濃アンモニア水=50/1/
0.1]で精製し、(−)−2,6−ジメチル−4−(
3−ニトロフェニル)−1,4−ジヒドロピリジン−3
,5−ジカルボン酸 3−(2−ニコチノイルアミノ
エチル)エステル5−(3−ニトロオキシプロピル)エ
ステル118mg(収率:71%)を淡黄色泡状物質と
して得た。 [α]D25 −38.7゜(c=1.0,エタ
ノール) HPLC法により測定した光学収率は100%e.e.
であった。
プロピルアルコール2・5mlを水45mlに溶解し、
水5mlに溶解した2,6−ジメチル−4−(3−ニト
ロフェニル)−1,4−ジヒドロピリジン−3,5−ジ
カルボン酸ビス(2−ニコチノイルアミノエチル)エス
テル・2塩酸塩200mgを加えた。この溶液を1規定
水酸化ナトリウム溶液の添加でpH7.5に調整し、3
0℃にて24時間攪拌した。反応液に1規定燐酸を添加
し、pHを5.0に調整した後、酢酸エチル50mlで
3回抽出した。有機層を水50mlで洗浄した後、無水
硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濃縮して得られた残
さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー[シリカゲル
:ワコ−ゲルC−200(和光純薬社製)、溶出液:ク
ロロホルム/メタノール/濃アンモニア水=50/1/
0.1]で精製し、(−)−2,6−ジメチル−4−(
3−ニトロフェニル)−1,4−ジヒドロピリジン−3
,5−ジカルボン酸 3−(2−ニコチノイルアミノ
エチル)エステル5−(3−ニトロオキシプロピル)エ
ステル118mg(収率:71%)を淡黄色泡状物質と
して得た。 [α]D25 −38.7゜(c=1.0,エタ
ノール) HPLC法により測定した光学収率は100%e.e.
であった。
【0018】実施例2
セアプローゼ「アマノ」500mg、3−ニトロオキシ
プロピルアルコール1.25mlを水21.25mlに
溶解し、水2.5mlに溶解した2,6−ジメチル−4
−(3−ニトロフェニル)−1,4−ジヒドロピリジン
−3,5−ジカルボン酸 ビス(2−ニコチノイルア
ミノエチル)エステル・2塩酸塩100mgを加えた。 この溶液を1規定水酸化ナトリウム水溶液の添加でpH
7.5に調製し30℃にて24時間攪拌した。反応液に
1規定燐酸を添加し、pHを5.0に調整した後、酢酸
エチル20mlで3回抽出した。有機層を水20mlで
洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濃
縮して得られた残さを実施例1と同様の操作により精製
し、(−)−2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフェ
ニル)−1,4−ジヒドロピリジン−3,5−ジカルボ
ン酸 3−(2−ニコチノイルアミノエチル)エステ
ル 5−(3−ニトロオキシプロピル)エステル52
mg(収率:63%)を淡黄色泡状物質として得た。 [α]D26 −38.9゜(c=1.0,エタ
ノール) HPLC法により測定した光学収率は100%e.e.
であった。
プロピルアルコール1.25mlを水21.25mlに
溶解し、水2.5mlに溶解した2,6−ジメチル−4
−(3−ニトロフェニル)−1,4−ジヒドロピリジン
−3,5−ジカルボン酸 ビス(2−ニコチノイルア
ミノエチル)エステル・2塩酸塩100mgを加えた。 この溶液を1規定水酸化ナトリウム水溶液の添加でpH
7.5に調製し30℃にて24時間攪拌した。反応液に
1規定燐酸を添加し、pHを5.0に調整した後、酢酸
エチル20mlで3回抽出した。有機層を水20mlで
洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濃
縮して得られた残さを実施例1と同様の操作により精製
し、(−)−2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフェ
ニル)−1,4−ジヒドロピリジン−3,5−ジカルボ
ン酸 3−(2−ニコチノイルアミノエチル)エステ
ル 5−(3−ニトロオキシプロピル)エステル52
mg(収率:63%)を淡黄色泡状物質として得た。 [α]D26 −38.9゜(c=1.0,エタ
ノール) HPLC法により測定した光学収率は100%e.e.
であった。
【0019】実施例3
アシラーゼ「アマノ」15000 1g、3−ニトロ
オキシプロピルアルコール1.25mlを水21.25
mlに溶解し、水2.5mlに溶解した2,6−ジメチ
ル−4−(3−ニトロフェニル)−1,4−ジヒドロピ
リジン−3,5−ジカルボン酸 ビス(2−ニコチノ
イルアミノエチル)エステル・2塩酸塩100mgを加
えた。この溶液を1規定水酸化ナトリウム溶液の添加で
pH7.5に調製し、30℃にて48時間攪拌した。反
応液を実施例2と同様の操作により精製し、(−)−2
,6−ジメチル−4−(3−ニトロフェニル)−1,4
−ジヒドロピリジン−3,5−ジカルボン酸 3−(
2−ニコチノイルアミノエチル)エステル5−(3−ニ
トロオキシプロピル)エステル28mg(収率:34%
)を淡黄色泡状物質として得た。 [α]D26 −38.0゜(c=1.0,エタノー
ル) HPLC法により測定した光学収率は100%e.e.
であった。
オキシプロピルアルコール1.25mlを水21.25
mlに溶解し、水2.5mlに溶解した2,6−ジメチ
ル−4−(3−ニトロフェニル)−1,4−ジヒドロピ
リジン−3,5−ジカルボン酸 ビス(2−ニコチノ
イルアミノエチル)エステル・2塩酸塩100mgを加
えた。この溶液を1規定水酸化ナトリウム溶液の添加で
pH7.5に調製し、30℃にて48時間攪拌した。反
応液を実施例2と同様の操作により精製し、(−)−2
,6−ジメチル−4−(3−ニトロフェニル)−1,4
−ジヒドロピリジン−3,5−ジカルボン酸 3−(
2−ニコチノイルアミノエチル)エステル5−(3−ニ
トロオキシプロピル)エステル28mg(収率:34%
)を淡黄色泡状物質として得た。 [α]D26 −38.0゜(c=1.0,エタノー
ル) HPLC法により測定した光学収率は100%e.e.
であった。
【0020】実施例4
デアミザイム「アマノ」1gを用い実施例3と同様に反
応し、(−)−2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフ
ェニル)−1,4−ジヒドロピリジン−3,5−ジカル
ボン酸 3−(2−ニコチノイルアミノエチル)エス
テル5−(3−ニトロオキシプロピル)エステル15m
g(収率:18%)を淡黄色泡状物質として得た。 [α]D26 −37.8°(c=1.0,エタノー
ル) HPLC法により測定した光学収率は100%e.e.
であった。
応し、(−)−2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフ
ェニル)−1,4−ジヒドロピリジン−3,5−ジカル
ボン酸 3−(2−ニコチノイルアミノエチル)エス
テル5−(3−ニトロオキシプロピル)エステル15m
g(収率:18%)を淡黄色泡状物質として得た。 [α]D26 −37.8°(c=1.0,エタノー
ル) HPLC法により測定した光学収率は100%e.e.
であった。
Claims (4)
- 【請求項1】 2,6−ジメチル−4−(3−ニトロ
フェニル)−1,4−ジヒドロピリジン−3,5−ジカ
ルボン酸 ビス(2−ニコチノイルアミノエチル)エ
ステルまたはその塩に、3−ニトロオキシプロピルアル
コール存在下、2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフ
ェニル)−1,4−ジヒドロピリジン−3,5−ジカル
ボン酸 ビス(2−ニコチノイルアミノエチル)エス
テルまたはその塩の3位および5位に結合したカルボン
酸エステルの一方を不斉エステル交換する能力を有する
酵素を作用させ、(−)−2,6−ジメチル−4−(3
−ニトロフェニル)−1,4−ジヒドロピリジン−3,
5−ジカルボン酸 3−(2−ニコチノイルアミノエ
チル)エステル 5−(3−ニトロオキシプロピル)
エステルを回収することを特徴とする光学活性(−)−
2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフェニル)−1,
4−ジヒドロピリジン−3,5−ジカルボン酸 3−
(2−ニコチノイルアミノエチル)エステル 5−(
3−ニトロオキシプロピル)エステルの製造法。 - 【請求項2】 塩が塩酸塩、硫酸塩または硝酸塩であ
る請求項1記載の製造法。 - 【請求項3】 酵素がアスペルギルス属に属する微生
物から得られる酵素である請求項1記載の製造法。 - 【請求項4】 酵素がアスペルギルス メレウスか
ら得られる酵素である請求項1記載の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3132435A JPH04299994A (ja) | 1991-03-26 | 1991-03-26 | 光学活性1,4−ジヒドロピリジン化合物の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3132435A JPH04299994A (ja) | 1991-03-26 | 1991-03-26 | 光学活性1,4−ジヒドロピリジン化合物の製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04299994A true JPH04299994A (ja) | 1992-10-23 |
Family
ID=15081304
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3132435A Pending JPH04299994A (ja) | 1991-03-26 | 1991-03-26 | 光学活性1,4−ジヒドロピリジン化合物の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04299994A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1994005637A1 (fr) * | 1992-08-31 | 1994-03-17 | Mercian Corporation | Compose a base de 1,4-dihydropyridine presentant une activite optique et procede de production |
-
1991
- 1991-03-26 JP JP3132435A patent/JPH04299994A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1994005637A1 (fr) * | 1992-08-31 | 1994-03-17 | Mercian Corporation | Compose a base de 1,4-dihydropyridine presentant une activite optique et procede de production |
| US5635395A (en) * | 1992-08-31 | 1997-06-03 | Mercian Corporation | Optically active 1,4-dihydropyridine compounds and the microbial process for the stereoselection thereof |
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