JPH04302118A - チップ型積層セラミックコンデンサ - Google Patents
チップ型積層セラミックコンデンサInfo
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- JPH04302118A JPH04302118A JP3091421A JP9142191A JPH04302118A JP H04302118 A JPH04302118 A JP H04302118A JP 3091421 A JP3091421 A JP 3091421A JP 9142191 A JP9142191 A JP 9142191A JP H04302118 A JPH04302118 A JP H04302118A
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- dielectric layer
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- electrode
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は面実装用のチップ型積層
セラミックコンデンサに関する。更に詳しくは積層セラ
ミックコンデンサの内部電極に関するものである。
セラミックコンデンサに関する。更に詳しくは積層セラ
ミックコンデンサの内部電極に関するものである。
【0002】
【従来の技術】チップ型積層セラミックコンデンサは、
基板等の表面に直接実装される面実装用電子部品として
広く用いられている。このコンデンサは、内部電極とセ
ラミック誘電体とを交互に積層することにより複数の内
部電極同士が対向するベアチップを形成し、このベアチ
ップの端部に内部電極が取出され、この取出された部分
を含むベアチップの端部を包込むように覆って外部接続
用の端子電極を形成して作られる。一方、近年積層セラ
ミックコンデンサの技術開発が進み、従来はタンタルコ
ンデンサや電解コンデンサが用いられた分野にまで積層
セラミックコンデンサが使用され始めている。例えばス
イッチング電源の平滑用コンデンサ等が挙げられる。こ
のような用途ではコンデンサは大容量で高耐圧であるこ
とが要求され、しかも交流での耐電圧特性及び交流での
耐湿負荷寿命特性が重要となっている。
基板等の表面に直接実装される面実装用電子部品として
広く用いられている。このコンデンサは、内部電極とセ
ラミック誘電体とを交互に積層することにより複数の内
部電極同士が対向するベアチップを形成し、このベアチ
ップの端部に内部電極が取出され、この取出された部分
を含むベアチップの端部を包込むように覆って外部接続
用の端子電極を形成して作られる。一方、近年積層セラ
ミックコンデンサの技術開発が進み、従来はタンタルコ
ンデンサや電解コンデンサが用いられた分野にまで積層
セラミックコンデンサが使用され始めている。例えばス
イッチング電源の平滑用コンデンサ等が挙げられる。こ
のような用途ではコンデンサは大容量で高耐圧であるこ
とが要求され、しかも交流での耐電圧特性及び交流での
耐湿負荷寿命特性が重要となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、チップ型積層
セラミックコンデンサでは端子電極に含まれるガラスフ
リット中のガラス成分がチップのセラミック誘電体層に
拡散して電気的に弱い部分を形成し易いため、端子電極
部分に水分が浸入した状態で交流を印加してコンデンサ
に常に電流を流すと、端子電極近傍の誘電体層では電気
化学的な劣化又は腐食が起きることがあった。特に最外
層の内部電極が形成されていない部分と端子電極のベア
チップ端部の包込み部分との間のセラミック誘電体層に
おいてその傾向が顕著でこの誘電体層で絶縁不良を引起
こす恐れがあった。またチップ型積層セラミックコンデ
ンサに空気中で高電圧を印加した場合、沿面放電と呼ば
れる現象が起きる。これはコンデンサ表面の誘電体層中
の端子電極とそれに対向する内部電極の最外層の間で、
コロナ放電が起き、電流が流れる現象である。この現象
は交流で特に顕著に起き、500Vrms程度で発生す
るため、電源用途などでは大きな問題となる。コロナ発
生電圧以上の電圧を印加すると、コロナは大きくなり、
最終的には対向する端子電極間で放電を起こすに至り、
絶縁不良又は誘電体層の絶縁破壊を引起こす恐れがあっ
た。従来のコンデンサはこの沿面放電を防止するために
コンデンサ表面に絶縁性のオイルを塗布したり、回路全
体を樹脂で封止する処理がなされているが、オイル塗布
工程や樹脂封止工程が更に必要となる不具合があった。
セラミックコンデンサでは端子電極に含まれるガラスフ
リット中のガラス成分がチップのセラミック誘電体層に
拡散して電気的に弱い部分を形成し易いため、端子電極
部分に水分が浸入した状態で交流を印加してコンデンサ
に常に電流を流すと、端子電極近傍の誘電体層では電気
化学的な劣化又は腐食が起きることがあった。特に最外
層の内部電極が形成されていない部分と端子電極のベア
チップ端部の包込み部分との間のセラミック誘電体層に
おいてその傾向が顕著でこの誘電体層で絶縁不良を引起
こす恐れがあった。またチップ型積層セラミックコンデ
ンサに空気中で高電圧を印加した場合、沿面放電と呼ば
れる現象が起きる。これはコンデンサ表面の誘電体層中
の端子電極とそれに対向する内部電極の最外層の間で、
コロナ放電が起き、電流が流れる現象である。この現象
は交流で特に顕著に起き、500Vrms程度で発生す
るため、電源用途などでは大きな問題となる。コロナ発
生電圧以上の電圧を印加すると、コロナは大きくなり、
最終的には対向する端子電極間で放電を起こすに至り、
絶縁不良又は誘電体層の絶縁破壊を引起こす恐れがあっ
た。従来のコンデンサはこの沿面放電を防止するために
コンデンサ表面に絶縁性のオイルを塗布したり、回路全
体を樹脂で封止する処理がなされているが、オイル塗布
工程や樹脂封止工程が更に必要となる不具合があった。
【0004】本発明の目的は、交流が印加されたときの
耐電圧特性及び交流での耐湿負荷寿命特性がそれぞれ高
く、しかも内部電極と端子電極間のセラミック誘電体層
が電気化学的に劣化することのないチップ型積層セラミ
ックコンデンサを提供することにある。更に本発明の目
的は、沿面放電を本質的に防止し、表面処理を必要とし
ないチップ型積層セラミックコンデンサを提供すること
にある。
耐電圧特性及び交流での耐湿負荷寿命特性がそれぞれ高
く、しかも内部電極と端子電極間のセラミック誘電体層
が電気化学的に劣化することのないチップ型積層セラミ
ックコンデンサを提供することにある。更に本発明の目
的は、沿面放電を本質的に防止し、表面処理を必要とし
ないチップ型積層セラミックコンデンサを提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、従来のコ
ンデンサに交流を印加したときに生じる端子電極とこれ
に対向する内部電極間での絶縁不良の要因がガラスフリ
ットの誘電体層への拡散、水分及び電流の3点であって
、このうちの1点でも除去すれば、問題を解決できるこ
とを知見した。この中で誘電体層に拡散しないようにガ
ラスフリットの組成を決めることは端子電極の機械的特
性及びはんだ付け性等に大きく影響するため、最適なそ
の組成を見出すことは容易でなく、また水分の存在も不
可避であることから、誘電体層における電流を阻止する
ことにより、本発明に到達した。また本発明者らは、コ
ロナ放電が端子電極と、それに対向する内部電極間にか
かる電界に沿って発生していることを知見した。そこで
コロナ放電の発生を防止し、沿面放電の発生を避けるた
めには、上述と同様に誘電体層における電流を阻止すれ
ば良く、そのために端子電極が包込む誘電体層に電界が
かからない構造を考察して、本発明に到達した。即ち、
本発明は、図1及び図2に示すように層表面に内部電極
14が印刷された複数のセラミック誘電体層13a〜1
3gを積層することにより内部電極同士が対向しかつ端
部11a,11bに内部電極14が取出されたベアチッ
プ11と、ベアチップの端部11a,11bを包込むよ
うに覆って内部電極14に接続された一対の端子電極1
2a,12bとを備えたチップ型積層セラミックコンデ
ンサ10の改良である。その特徴ある構成は、最外層の
セラミック誘電体層13a,13gに保護誘電体層16
,17が積層され、保護誘電体層16,17の層表面に
端子電極12a,12bのベアチップ端部の包込み部分
に対向して保護電極16a,16b,17a,17bが
印刷形成され、保護電極16a,16b,17a,17
bは端子電極12a,12bと等電位となるように端子
電極に接続されたことにある。
ンデンサに交流を印加したときに生じる端子電極とこれ
に対向する内部電極間での絶縁不良の要因がガラスフリ
ットの誘電体層への拡散、水分及び電流の3点であって
、このうちの1点でも除去すれば、問題を解決できるこ
とを知見した。この中で誘電体層に拡散しないようにガ
ラスフリットの組成を決めることは端子電極の機械的特
性及びはんだ付け性等に大きく影響するため、最適なそ
の組成を見出すことは容易でなく、また水分の存在も不
可避であることから、誘電体層における電流を阻止する
ことにより、本発明に到達した。また本発明者らは、コ
ロナ放電が端子電極と、それに対向する内部電極間にか
かる電界に沿って発生していることを知見した。そこで
コロナ放電の発生を防止し、沿面放電の発生を避けるた
めには、上述と同様に誘電体層における電流を阻止すれ
ば良く、そのために端子電極が包込む誘電体層に電界が
かからない構造を考察して、本発明に到達した。即ち、
本発明は、図1及び図2に示すように層表面に内部電極
14が印刷された複数のセラミック誘電体層13a〜1
3gを積層することにより内部電極同士が対向しかつ端
部11a,11bに内部電極14が取出されたベアチッ
プ11と、ベアチップの端部11a,11bを包込むよ
うに覆って内部電極14に接続された一対の端子電極1
2a,12bとを備えたチップ型積層セラミックコンデ
ンサ10の改良である。その特徴ある構成は、最外層の
セラミック誘電体層13a,13gに保護誘電体層16
,17が積層され、保護誘電体層16,17の層表面に
端子電極12a,12bのベアチップ端部の包込み部分
に対向して保護電極16a,16b,17a,17bが
印刷形成され、保護電極16a,16b,17a,17
bは端子電極12a,12bと等電位となるように端子
電極に接続されたことにある。
【0006】
【作用】内部電極のダミー電極として、保護電極16a
,16b,17a,17bを最外層の内部電極14a,
14gが取出されていない部分の近傍に設けることによ
り、コンデンサに交流を印加したときに、この内部電極
14a,14gが取出されていない部分と端子電極12
a,12bのベアチップ端部の包込み部分との間の誘電
体層には電界がかからなくなる。これにより、ベアチッ
プ端部の端子電極12a,12bが包込まれる部分に対
向する誘電体層にガラスフリットの拡散層や水分が存在
していても、この誘電体層には電流そのものの流れが阻
止されるため電気化学的な腐食は生じなくなる。また、
電界がかからないことにより、コロナ放電は発生せず、
コンデンサに表面処理を施さなくても沿面放電を防止す
ることができる。
,16b,17a,17bを最外層の内部電極14a,
14gが取出されていない部分の近傍に設けることによ
り、コンデンサに交流を印加したときに、この内部電極
14a,14gが取出されていない部分と端子電極12
a,12bのベアチップ端部の包込み部分との間の誘電
体層には電界がかからなくなる。これにより、ベアチッ
プ端部の端子電極12a,12bが包込まれる部分に対
向する誘電体層にガラスフリットの拡散層や水分が存在
していても、この誘電体層には電流そのものの流れが阻
止されるため電気化学的な腐食は生じなくなる。また、
電界がかからないことにより、コロナ放電は発生せず、
コンデンサに表面処理を施さなくても沿面放電を防止す
ることができる。
【0007】以下、本発明を詳述する。図1及び図2に
示すように、チップ型積層セラミックコンデンサ10は
ベアチップ11とこのベアチップ11の両端部11a,
11bに一対の端子電極12a,12bとを備える。図
ではベアチップ11は、7層のセラミック誘電体層13
a〜13gと、上から2層目の保護誘電体層16と、最
下層の保護誘電体層17と、最上層のカバー誘電体層1
8からなる合計10層を積層することにより形成される
。なお、本発明のコンデンサの誘電体層の積層数は10
層に限定されない。これらの誘電体層13a〜13g及
び16〜18はいずれも鉛ペロブスカイト系、又はチタ
ン酸バリウム系その他のセラミック誘電体からなる。 7層のセラミック誘電体層13a〜13gの各層表面に
はAg,Ag/Pd,Pt等の貴金属、或いはNi,F
e,Co等の卑金属を含む導電性ペーストが塗布されて
内部電極14a〜14gがそれぞれ印刷形成される。ま
た2層の保護誘電体層16,17の各層表面にも誘電体
層13a〜13gと同一の導電性ペーストが塗布されて
一対の保護電極16a,16b及び17a,17bがそ
れぞれ印刷形成される。これらの保護電極16a,16
b及び17a,17bは誘電体層16及び17のそれぞ
れ両端部に取出される。これらの内部電極14a〜14
gのうちセラミック誘電体層13a〜13gの奇数番目
の内部電極14a,14c,14e,14gは誘電体層
13a,13c,13e,13gの端部の右側に取出さ
れる。またセラミック誘電体層13a〜13gの偶数番
目の内部電極14b,14d,14fは誘電体層13b
,13d,13fの端部の左側に取出される。最外層の
セラミック誘電体層13a,13gの内部電極14a,
14gの取出し部近傍の保護電極16bと17bはこれ
らの取出し部がそれぞれ同等の役割を果すため設けなく
てもよいが、保護電極の印刷パターンを左右対称として
設けた方が、保護誘電体層16,17の生産管理及びそ
の積層工程を簡略化でき、好ましい。
示すように、チップ型積層セラミックコンデンサ10は
ベアチップ11とこのベアチップ11の両端部11a,
11bに一対の端子電極12a,12bとを備える。図
ではベアチップ11は、7層のセラミック誘電体層13
a〜13gと、上から2層目の保護誘電体層16と、最
下層の保護誘電体層17と、最上層のカバー誘電体層1
8からなる合計10層を積層することにより形成される
。なお、本発明のコンデンサの誘電体層の積層数は10
層に限定されない。これらの誘電体層13a〜13g及
び16〜18はいずれも鉛ペロブスカイト系、又はチタ
ン酸バリウム系その他のセラミック誘電体からなる。 7層のセラミック誘電体層13a〜13gの各層表面に
はAg,Ag/Pd,Pt等の貴金属、或いはNi,F
e,Co等の卑金属を含む導電性ペーストが塗布されて
内部電極14a〜14gがそれぞれ印刷形成される。ま
た2層の保護誘電体層16,17の各層表面にも誘電体
層13a〜13gと同一の導電性ペーストが塗布されて
一対の保護電極16a,16b及び17a,17bがそ
れぞれ印刷形成される。これらの保護電極16a,16
b及び17a,17bは誘電体層16及び17のそれぞ
れ両端部に取出される。これらの内部電極14a〜14
gのうちセラミック誘電体層13a〜13gの奇数番目
の内部電極14a,14c,14e,14gは誘電体層
13a,13c,13e,13gの端部の右側に取出さ
れる。またセラミック誘電体層13a〜13gの偶数番
目の内部電極14b,14d,14fは誘電体層13b
,13d,13fの端部の左側に取出される。最外層の
セラミック誘電体層13a,13gの内部電極14a,
14gの取出し部近傍の保護電極16bと17bはこれ
らの取出し部がそれぞれ同等の役割を果すため設けなく
てもよいが、保護電極の印刷パターンを左右対称として
設けた方が、保護誘電体層16,17の生産管理及びそ
の積層工程を簡略化でき、好ましい。
【0008】セラミック誘電体層13a〜13gと保護
誘電体層16,17は所定の大きさに打抜かれ、最上層
のカバー誘電体層18とともに圧着される。圧着体は所
定のチップのサイズに切断された後、焼成されてベアチ
ップ11となる。このベアチップ11の端部11a,1
1bは端子電極12a,12bと確実に接続するために
バレル研磨される。研磨後、端部11a,11bを包込
むようにAg,Pd,Pt,Cuを1種又は2種以上を
含む導電性ペーストがそれぞれ塗布される。
誘電体層16,17は所定の大きさに打抜かれ、最上層
のカバー誘電体層18とともに圧着される。圧着体は所
定のチップのサイズに切断された後、焼成されてベアチ
ップ11となる。このベアチップ11の端部11a,1
1bは端子電極12a,12bと確実に接続するために
バレル研磨される。研磨後、端部11a,11bを包込
むようにAg,Pd,Pt,Cuを1種又は2種以上を
含む導電性ペーストがそれぞれ塗布される。
【0009】塗布されたペーストはベアチップ11の端
部11a,11bに焼付けられる。これにより端子電極
12a,12bがベアチップ11の端部11a,11b
を包込むように覆いかつ内部電極14に接続される。保
護電極16a,16b及び17a,17bは端子電極1
2a,12bのベアチップ端部の包込み部分に対向する
。端子電極12aには保護電極16a,17a及び内部
電極14b,14d,14fが接続され、端子電極12
bには保護電極16b,17b及び内部電極14a,1
4c,14e,14gが接続される。端子電極12a,
12bの表面には、必要に応じて電気めっき層、例えば
Niめっき層、Sn/Pbめっき層を形成してもよい。 なお、図示しないが、内部電極の取出し部を誘電体層の
積層順にベアチップの一方の端部の左側部分及び右側部
分に交互に設け、左側部分及び右側部分をそれぞれ包込
むように覆って一対の端子電極を形成するチップ型積層
セラミックコンデンサにも本発明の保護電極を同様に設
けることができる。
部11a,11bに焼付けられる。これにより端子電極
12a,12bがベアチップ11の端部11a,11b
を包込むように覆いかつ内部電極14に接続される。保
護電極16a,16b及び17a,17bは端子電極1
2a,12bのベアチップ端部の包込み部分に対向する
。端子電極12aには保護電極16a,17a及び内部
電極14b,14d,14fが接続され、端子電極12
bには保護電極16b,17b及び内部電極14a,1
4c,14e,14gが接続される。端子電極12a,
12bの表面には、必要に応じて電気めっき層、例えば
Niめっき層、Sn/Pbめっき層を形成してもよい。 なお、図示しないが、内部電極の取出し部を誘電体層の
積層順にベアチップの一方の端部の左側部分及び右側部
分に交互に設け、左側部分及び右側部分をそれぞれ包込
むように覆って一対の端子電極を形成するチップ型積層
セラミックコンデンサにも本発明の保護電極を同様に設
けることができる。
【0010】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、保
護誘電体層の層表面に端子電極のベアチップ包込み部分
に対向して保護電極をダミー電極として印刷形成し、保
護電極を端子電極と等電位となるように端子電極に接続
することにより、コンデンサに交流を印加したときに、
この内部電極が取出されていない部分と端子電極のベア
チップ端部の包込み部分との間の誘電体層には電界がか
からなくなる。これにより、ベアチップ端部の端子電極
が包込まれる部分に対向する誘電体層にガラスフリット
の拡散層や水分が存在していても、この誘電体層には電
流そのものの流れが阻止されるため電気化学的な腐食は
起らない。またこの誘電体層に電界がかかっていないた
め、コロナ放電の発生が抑えられ、沿面放電の発生を防
止することができる。この結果、極めて信頼性の高い積
層セラミックコンデンサが得られ、かつコンデンサの表
面処理を不要とすることができる。特に、本発明のコン
デンサは、その誘電体材料、端子電極材料に従来のもの
を使用でき、かつ保護電極層を除いて積層工程も従来の
工程と同一であるため、低コストで量産することができ
る利点もある。
護誘電体層の層表面に端子電極のベアチップ包込み部分
に対向して保護電極をダミー電極として印刷形成し、保
護電極を端子電極と等電位となるように端子電極に接続
することにより、コンデンサに交流を印加したときに、
この内部電極が取出されていない部分と端子電極のベア
チップ端部の包込み部分との間の誘電体層には電界がか
からなくなる。これにより、ベアチップ端部の端子電極
が包込まれる部分に対向する誘電体層にガラスフリット
の拡散層や水分が存在していても、この誘電体層には電
流そのものの流れが阻止されるため電気化学的な腐食は
起らない。またこの誘電体層に電界がかかっていないた
め、コロナ放電の発生が抑えられ、沿面放電の発生を防
止することができる。この結果、極めて信頼性の高い積
層セラミックコンデンサが得られ、かつコンデンサの表
面処理を不要とすることができる。特に、本発明のコン
デンサは、その誘電体材料、端子電極材料に従来のもの
を使用でき、かつ保護電極層を除いて積層工程も従来の
工程と同一であるため、低コストで量産することができ
る利点もある。
【0011】
【実施例】次に本発明の実施例を比較例とともに説明す
る。 <実施例>セラミック誘電体層、保護誘電体層、カバー
誘電体層を構成する誘電体としていずれも鉛ペロブスカ
イト系のものを用いた。セラミック誘電体層は層間が8
0μmで、静電容量が47.3nFになるように構成し
た。内部電極及び保護電極はAg/Pdペーストを図2
に示すように各誘電体層の表面に塗布して形成した。ま
たベアチップの両端部にはAg/Pdペーストを図1に
示すように塗布した後、焼付け端子電極を形成した。こ
のセラミックコンデンサは長さが4.5mmで、幅が3
.3mmで、厚みが1.7mmであり、JIS−R特性
を有した。 <比較例>保護誘電体層を積層せず、保護電極を設けな
い以外は実施例と同様にしてセラミックコンデンサを作
製した。
る。 <実施例>セラミック誘電体層、保護誘電体層、カバー
誘電体層を構成する誘電体としていずれも鉛ペロブスカ
イト系のものを用いた。セラミック誘電体層は層間が8
0μmで、静電容量が47.3nFになるように構成し
た。内部電極及び保護電極はAg/Pdペーストを図2
に示すように各誘電体層の表面に塗布して形成した。ま
たベアチップの両端部にはAg/Pdペーストを図1に
示すように塗布した後、焼付け端子電極を形成した。こ
のセラミックコンデンサは長さが4.5mmで、幅が3
.3mmで、厚みが1.7mmであり、JIS−R特性
を有した。 <比較例>保護誘電体層を積層せず、保護電極を設けな
い以外は実施例と同様にしてセラミックコンデンサを作
製した。
【0012】<試験方法>実施例及び比較例のセラミッ
クコンデンサについて、次の2種類の試験を行った。括
弧内の数値nは試験した試料数である。 (a) 交流耐湿負荷試験(n=30)85℃の温度で
85%の相対湿度下、250Vrmsで50Hzの交流
電圧を印加して1000時間後と10000時間経過ま
での劣化又は破壊の有無を調べた。 (b) 交流耐電圧試験(n=30) 空気中及びシリコーン油中で、昇圧速度100Vrms
/secで50Hzの交流電圧を印加して放電を開始す
る電圧を測定した。上記(a)及び(b)の結果を表1
に示す。
クコンデンサについて、次の2種類の試験を行った。括
弧内の数値nは試験した試料数である。 (a) 交流耐湿負荷試験(n=30)85℃の温度で
85%の相対湿度下、250Vrmsで50Hzの交流
電圧を印加して1000時間後と10000時間経過ま
での劣化又は破壊の有無を調べた。 (b) 交流耐電圧試験(n=30) 空気中及びシリコーン油中で、昇圧速度100Vrms
/secで50Hzの交流電圧を印加して放電を開始す
る電圧を測定した。上記(a)及び(b)の結果を表1
に示す。
【0013】<試験結果と評価>交流耐湿負荷試験では
、保護電極を形成した実施例は保護電極を形成しない比
較例より耐湿性が大幅に改善され、1000時間経過し
た時点で破壊したコンデンサはなかった。これに対して
比較例のコンデンサは数10時間で破壊するものが現れ
、300時間経過するまでに全体の10%に当る3個が
破壊した。交流耐電圧試験では、保護電極を形成した実
施例は空気中でも沿面放電の発生はなく、かつ破壊電圧
のばらつきが小さくなり、結果的に平均値は比較例より
向上した。また実施例のコンデンサでは破壊は全て内部
電極部分で発生したが、比較例のコンデンサでは空気中
で試験した場合、沿面放電を起こすものがあった。以上
のことから、実施例は比較例に比べて極めて高い信頼性
を有することが判った。
、保護電極を形成した実施例は保護電極を形成しない比
較例より耐湿性が大幅に改善され、1000時間経過し
た時点で破壊したコンデンサはなかった。これに対して
比較例のコンデンサは数10時間で破壊するものが現れ
、300時間経過するまでに全体の10%に当る3個が
破壊した。交流耐電圧試験では、保護電極を形成した実
施例は空気中でも沿面放電の発生はなく、かつ破壊電圧
のばらつきが小さくなり、結果的に平均値は比較例より
向上した。また実施例のコンデンサでは破壊は全て内部
電極部分で発生したが、比較例のコンデンサでは空気中
で試験した場合、沿面放電を起こすものがあった。以上
のことから、実施例は比較例に比べて極めて高い信頼性
を有することが判った。
【0014】
【表1】
【図1】本発明のチップ型積層セラミックコンデンサの
断面図。
断面図。
【図2】その保護誘電体層及びセラミック誘電体層の積
層状況を示す斜視図。
層状況を示す斜視図。
10 チップ型積層セラミックコンデンサ11 ベ
アチップ 11a,11b ベアチップの端部 12a,12b 一対の端子電極 13a〜13g セラミック誘電体層14a〜14g
内部電極 16,17 保護誘電体層
アチップ 11a,11b ベアチップの端部 12a,12b 一対の端子電極 13a〜13g セラミック誘電体層14a〜14g
内部電極 16,17 保護誘電体層
Claims (3)
- 【請求項1】 層表面に内部電極(14)が印刷形成
された複数のセラミック誘電体層(13a〜13g)を
積層することにより前記内部電極同士が対向しかつ端部
(11a,11b)に前記内部電極(14)が取出され
たベアチップ(11)と、前記ベアチップの端部(11
a,11b)を包込むように覆って前記内部電極(14
)に接続された一対の端子電極(12a,12b)とを
備えたチップ型積層セラミックコンデンサ(10)にお
いて、最外層の前記セラミック誘電体層(13a,13
g)に保護誘電体層(16,17)が積層され、前記保
護誘電体層(16,17)の層表面に前記端子電極(1
2a,12b)のベアチップ端部の包込み部分に対向し
て保護電極(16a,16b,17a,17b)が印刷
形成され、前記保護電極(16a,16b,17a,1
7b)は前記端子電極(12a,12b)と等電位とな
るように前記端子電極に接続されたことを特徴とするチ
ップ型積層セラミックコンデンサ。 - 【請求項2】 保護電極(16a,16b,17a,
17b)がベアチップの両端部(12a,12b)の包
込み部分に対向して保護誘電体層(16,17)の表面
に印刷された請求項1記載のチップ型積層セラミックコ
ンデンサ。 - 【請求項3】 最外層のセラミック誘電体層(13a
,13g)の内部電極(14a,14g)の取出し部と
反対側のベアチップの端部(12a)の包込み部分に対
向して保護電極(16a,17a)が保護誘電体層(1
6,17)の表面に印刷された請求項1記載のチップ型
積層セラミックコンデンサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3091421A JP2874380B2 (ja) | 1991-03-28 | 1991-03-28 | チップ型積層セラミックコンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3091421A JP2874380B2 (ja) | 1991-03-28 | 1991-03-28 | チップ型積層セラミックコンデンサ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04302118A true JPH04302118A (ja) | 1992-10-26 |
| JP2874380B2 JP2874380B2 (ja) | 1999-03-24 |
Family
ID=14025911
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3091421A Expired - Lifetime JP2874380B2 (ja) | 1991-03-28 | 1991-03-28 | チップ型積層セラミックコンデンサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2874380B2 (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1991
- 1991-03-28 JP JP3091421A patent/JP2874380B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
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