JPH0430472B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0430472B2 JPH0430472B2 JP60064295A JP6429585A JPH0430472B2 JP H0430472 B2 JPH0430472 B2 JP H0430472B2 JP 60064295 A JP60064295 A JP 60064295A JP 6429585 A JP6429585 A JP 6429585A JP H0430472 B2 JPH0430472 B2 JP H0430472B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- copper
- corrosion
- steel
- hull
- switch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)
- Prevention Of Electric Corrosion (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
この発明は、たとえば船舶や海洋構造物などの
鉄鋼構造物の海水に没する部分の防食防汚方法に
関するものである。
鉄鋼構造物の海水に没する部分の防食防汚方法に
関するものである。
従来技術およびその問題点
従来、船舶や海洋構造物などの没水部分におい
ては、下層に防食塗料を塗装し、その上層に毒物
入りの防汚塗料を塗装することによつて、防食防
汚処理がなされていた。しかしながら、この方法
では防汚塗膜は2年以内にその効力を失い、また
防食塗膜も比較的早く性能が低下するため、定期
的に塗膜のメインナンスを行なわなければならな
いという欠点があつた。
ては、下層に防食塗料を塗装し、その上層に毒物
入りの防汚塗料を塗装することによつて、防食防
汚処理がなされていた。しかしながら、この方法
では防汚塗膜は2年以内にその効力を失い、また
防食塗膜も比較的早く性能が低下するため、定期
的に塗膜のメインナンスを行なわなければならな
いという欠点があつた。
この発明は、上記の実情に鑑みてなされたもの
であつて、防食防汚効果が高い鉄鋼構造物の防食
防汚方法を提供することを目的とする。
であつて、防食防汚効果が高い鉄鋼構造物の防食
防汚方法を提供することを目的とする。
問題点の解決手段
この発明による防食防汚方法は、上記目的の達
成のために、鉄鋼構造物の表面に銅または銅合金
を溶射して同構造物を陰極とし、陽極として銅ま
たは銅合金よりなる電極を配し、両極間の通電を
断続的に行なうことを特徴とするものである。
成のために、鉄鋼構造物の表面に銅または銅合金
を溶射して同構造物を陰極とし、陽極として銅ま
たは銅合金よりなる電極を配し、両極間の通電を
断続的に行なうことを特徴とするものである。
鉄鋼構造物の例としては船舶や海洋構造物が挙
げられる。船舶の場合、好ましくは、航行中に通
電を行ない、停泊中に通電を中断する。
げられる。船舶の場合、好ましくは、航行中に通
電を行ない、停泊中に通電を中断する。
作 用
この発明の作用原理を第3図に基づいて説明す
る。同図において、銅または銅合金を溶射した鋼
板11(以下、銅溶射鋼板と称する)と、銅また
は銅合金よりなる電極12(以下、銅電極と称す
る)が、直流電源14とスイツチ15を介して接
続され、海水13中に没している。初めに、スイ
ツチ15をオンして、銅溶射鋼板11が陰極に、
銅電極12が陽極になるように直流電流を流す。
この時、銅溶射鋼板11の自然電極電位が鉄鋼の
防食電位である−790mV(飽和甘こう電極基準)
から−1300mVまでの間になるように、直流電流
量を調整する。以上の状態で所要時間通電を続け
た後、スイツチ15をオフにし、通電を中断す
る。ついで所要時間の中断後、再びスイツチをオ
ンにする。こうしてスイツチ15のオン・オフ操
作を繰返す。スイツチ15は手動のものでも、タ
イマーを備えた自動式のものでもよい。
る。同図において、銅または銅合金を溶射した鋼
板11(以下、銅溶射鋼板と称する)と、銅また
は銅合金よりなる電極12(以下、銅電極と称す
る)が、直流電源14とスイツチ15を介して接
続され、海水13中に没している。初めに、スイ
ツチ15をオンして、銅溶射鋼板11が陰極に、
銅電極12が陽極になるように直流電流を流す。
この時、銅溶射鋼板11の自然電極電位が鉄鋼の
防食電位である−790mV(飽和甘こう電極基準)
から−1300mVまでの間になるように、直流電流
量を調整する。以上の状態で所要時間通電を続け
た後、スイツチ15をオフにし、通電を中断す
る。ついで所要時間の中断後、再びスイツチをオ
ンにする。こうしてスイツチ15のオン・オフ操
作を繰返す。スイツチ15は手動のものでも、タ
イマーを備えた自動式のものでもよい。
上記のような構成により、各操作において以下
の作用が生じる。まず通電時には、同鋼板11は
陰極防食され、まつたく腐食しないようになる。
また同時にいわゆるエレクトロコーテイングによ
り、海水中のカルシウムイオンやマグネシウムイ
オン及び銅電極12から溶出した銅イオンがそれ
ぞれ還元されて、カルシウム、マグネシウム及び
銅が銅溶射鋼板11の表面に析出する。その結
果、同鋼板11の溶射皮膜に存在する空孔が上記
析出物により封孔され、防食効果が一層向上す
る。また通電中断時には、上記封孔により鋼板1
1の防食効果が維持されるとともに、溶射皮膜か
ら銅イオンが溶出し、その毒性によつて銅溶射鋼
板11への貝類その他の海中生物の付着及び成長
が抑制される。こうして銅溶射鋼板11は防食防
汚される。そしてこのような作用は上記の構成及
び操作の繰返しによりほぼ永久的に発揮される。
の作用が生じる。まず通電時には、同鋼板11は
陰極防食され、まつたく腐食しないようになる。
また同時にいわゆるエレクトロコーテイングによ
り、海水中のカルシウムイオンやマグネシウムイ
オン及び銅電極12から溶出した銅イオンがそれ
ぞれ還元されて、カルシウム、マグネシウム及び
銅が銅溶射鋼板11の表面に析出する。その結
果、同鋼板11の溶射皮膜に存在する空孔が上記
析出物により封孔され、防食効果が一層向上す
る。また通電中断時には、上記封孔により鋼板1
1の防食効果が維持されるとともに、溶射皮膜か
ら銅イオンが溶出し、その毒性によつて銅溶射鋼
板11への貝類その他の海中生物の付着及び成長
が抑制される。こうして銅溶射鋼板11は防食防
汚される。そしてこのような作用は上記の構成及
び操作の繰返しによりほぼ永久的に発揮される。
発明の効果
以上の次第で、この発明の防食防汚方法によれ
ば、鉄鋼構造物の表面には銅または銅合金を溶射
して同構造物を陰極とし、陽極として銅または銅
合金よりなる電極を配し、両極間の通電を断続的
に行なうので、通電時には鉄鋼構造物が陰極防食
されるとともに、封孔により防食効果が一層向上
せられ、また通電中断時には毒性のある銅イオン
の溶出によつて同構造物への海水生物の付着及び
成長が抑制される。したがつてこの発明の方法に
よれば、鉄鋼構造物の防食と防汚をともに効果的
かつ永続的に行なうことができる。
ば、鉄鋼構造物の表面には銅または銅合金を溶射
して同構造物を陰極とし、陽極として銅または銅
合金よりなる電極を配し、両極間の通電を断続的
に行なうので、通電時には鉄鋼構造物が陰極防食
されるとともに、封孔により防食効果が一層向上
せられ、また通電中断時には毒性のある銅イオン
の溶出によつて同構造物への海水生物の付着及び
成長が抑制される。したがつてこの発明の方法に
よれば、鉄鋼構造物の防食と防汚をともに効果的
かつ永続的に行なうことができる。
実施例
つぎに、上記効果を実証するためにこの発明の
実施例を示す。
実施例を示す。
実施例 1
第1図はこの発明による防食防汚方法を船舶に
適用した例を示す。まず船舶1の外板に銅または
銅合金溶射を行なう。ついで船体1の海水3中に
没している部分の両舷に、船首から船尾まで船体
1と絶縁した状態で、帯状の銅または銅合金より
なる銅電極2を取付ける。そして銅電極2と船体
1との間に直流電源とスイツチを介して直流電流
が流れる構成にしておく。
適用した例を示す。まず船舶1の外板に銅または
銅合金溶射を行なう。ついで船体1の海水3中に
没している部分の両舷に、船首から船尾まで船体
1と絶縁した状態で、帯状の銅または銅合金より
なる銅電極2を取付ける。そして銅電極2と船体
1との間に直流電源とスイツチを介して直流電流
が流れる構成にしておく。
上記構成において、船舶の航行中には貝類その
他の海中生物は船体1にほとんど付着しないた
め、その間はスイツチをオンにして両極間に直流
電流を流す。こうして、船体1を陰極防食すると
ともに、封孔により防食効果を向上させる。また
船舶の停泊中には海中生物が船体1に付着する
が、海水はほとんど流動せず、船体1の腐食速度
は極めて低いため、スイツチをオフにして通電を
中断し、船体1の溶射皮膜から銅イオンを溶出さ
せる。こうして銅溶射船体1が陰極防食されると
ともに、毒性のある銅イオンの溶出により船体1
への海水生物の付着および成長が抑制される。
他の海中生物は船体1にほとんど付着しないた
め、その間はスイツチをオンにして両極間に直流
電流を流す。こうして、船体1を陰極防食すると
ともに、封孔により防食効果を向上させる。また
船舶の停泊中には海中生物が船体1に付着する
が、海水はほとんど流動せず、船体1の腐食速度
は極めて低いため、スイツチをオフにして通電を
中断し、船体1の溶射皮膜から銅イオンを溶出さ
せる。こうして銅溶射船体1が陰極防食されると
ともに、毒性のある銅イオンの溶出により船体1
への海水生物の付着および成長が抑制される。
実施例 2
第2図はこの発明による防食防汚方法を鋼製バ
イルに適用した例を示す。まずパイル4の外面に
銅または銅合金溶射を行なう。ついでパイル4の
海水3中に没している部分に、パイル4と絶縁し
た状態で、リング状の銅または銅合金よりなる銅
電極5を取付ける。そしてパイル4と銅電極5の
間に直流電源とタイマー付きスイツチを介して直
流電流が流れる構成にしておく。
イルに適用した例を示す。まずパイル4の外面に
銅または銅合金溶射を行なう。ついでパイル4の
海水3中に没している部分に、パイル4と絶縁し
た状態で、リング状の銅または銅合金よりなる銅
電極5を取付ける。そしてパイル4と銅電極5の
間に直流電源とタイマー付きスイツチを介して直
流電流が流れる構成にしておく。
上記構成において、スイツチによつて定期的に
たとえば1日おきに通電を行なう。
たとえば1日おきに通電を行なう。
こうしてパイル4の陰極防食と、パイル4への
海中生物の付着及び成長の抑制とが同時になされ
る。
海中生物の付着及び成長の抑制とが同時になされ
る。
第1図イはこの発明の実施例1を示す船体の側
面図、同図ロは同船体の正面図、第2図イはこの
発明の実施例2を示すパイルの正面図、同図ロは
同パイルの平面図、第3図はこの発明の作用原理
を示す概略図である。 1……船体、2……銅電極、3……海水、4…
…パイル、5……銅電極。
面図、同図ロは同船体の正面図、第2図イはこの
発明の実施例2を示すパイルの正面図、同図ロは
同パイルの平面図、第3図はこの発明の作用原理
を示す概略図である。 1……船体、2……銅電極、3……海水、4…
…パイル、5……銅電極。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 鉄鋼構造物の表面に銅または銅合金を溶射し
て同構造物を陰極とし、陽極として銅または銅合
金よりなる電極を配し、両極間の通電を断続的に
行なうことを特徴とする、海水に没する鉄鋼構造
物の防食防汚方法。 2 鉄鋼構造物が船舶であり、航行中に通電を行
ない、停泊中に通電を中断する、特許請求の範囲
第1項記載の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60064295A JPS61221384A (ja) | 1985-03-27 | 1985-03-27 | 海水に没する鉄鋼構造物の防食防汚方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60064295A JPS61221384A (ja) | 1985-03-27 | 1985-03-27 | 海水に没する鉄鋼構造物の防食防汚方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61221384A JPS61221384A (ja) | 1986-10-01 |
| JPH0430472B2 true JPH0430472B2 (ja) | 1992-05-21 |
Family
ID=13254104
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60064295A Granted JPS61221384A (ja) | 1985-03-27 | 1985-03-27 | 海水に没する鉄鋼構造物の防食防汚方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61221384A (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59100273A (ja) * | 1982-11-26 | 1984-06-09 | Hitachi Zosen Corp | 海水環境下における電気防食防汚方法 |
-
1985
- 1985-03-27 JP JP60064295A patent/JPS61221384A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61221384A (ja) | 1986-10-01 |
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