JPH04304838A - 肉類の加工方法 - Google Patents

肉類の加工方法

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JPH04304838A
JPH04304838A JP3093531A JP9353191A JPH04304838A JP H04304838 A JPH04304838 A JP H04304838A JP 3093531 A JP3093531 A JP 3093531A JP 9353191 A JP9353191 A JP 9353191A JP H04304838 A JPH04304838 A JP H04304838A
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JP
Japan
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treatment
pressure
temperature
raw
post
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JP3093531A
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English (en)
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Norio Nakazawa
則夫 中沢
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Toppan Inc
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Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1000気圧以上の静
水圧力を被処理物に加えて行う、高圧殺菌を利用した肉
類の加工方法に関し、より詳しくは、ビーフステーキな
どの半生肉食品を、その風味を損なわずに、常温で長期
に保存可能とする、肉類の加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ビーフステーキ、ローストビーフ
、鰹や牛肉のたたきなどの、半生肉食品は、常温ではも
ちろん、チルドであっても、長期に保存することができ
なかった。これは、言うまでもなく、肉の生の部分や表
面に存在する微生物が繁殖するためである。一般に、微
生物の数が 105/gを越えると、食品衛生上好まし
くないと言われており、 104/gオーダー以下が食
用可能な微生物数である。
【0003】低温での保存、流通は、この微生物の繁殖
を遅らせることは可能であるが、根本的な改善策ではな
く、また、その保存可能な期間も、半生肉製品では、3
〜4日程度と短いものであった。
【0004】この微生物は、加熱により殺菌が可能であ
るが、微生物が死滅する条件まで加熱することは、肉の
蛋白質や脂質等が熱変性してしまうため、半生肉食品特
有の風味が損なわれてしまい、商品としての価値がなく
なってしまう。他方、冷凍することによっても微生物の
繁殖は抑制可能であるが、冷凍により凍った食品内の水
分が解凍時に食品から遊離する、いわゆるドリップの発
生があるため、食品の食感が著しく損なわれるという問
題があり、この技術も利用できない。
【0005】ところで、近年、食品等の被処理物に、1
000気圧以上の静水圧力を加えることにより、食品な
どの加工や殺菌を行なう技術が開発され、既に一部実用
化され始めている。
【0006】この高圧殺菌技術によれば、基本的には従
来の加熱処理の代替として被処理物に高圧をかけるので
、食品の生の風味を損なわずに殺菌が可能であると考え
られている。そして、出願人は、この技術を半生肉食品
の加工に応用し、特願平1−164551号を出願した
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、この技
術についてさらに検討を行ったところ、前記特願平1−
164551号の技術では、場合により十分な保存性が
得られないことを知見した。すなわち、前記特願平1−
164551号の技術は、処理後の保存、流通を7〜1
0℃程度の低温(チルド)で行うことを前提になされて
おり、この技術において十分な加圧条件で処理されたも
のであっても、これを常温で保存、流通すると、場合に
よっては微生物が繁殖してしまったのである。
【0008】本発明者らは、この原因について鋭意研究
したところ、前記特願平1−164551号の技術・条
件では、耐熱性芽胞等の一部の菌に対してはほとんど殺
菌効果が得られず、生き残った芽胞等が保存時に発芽、
繁殖したものであった。
【0009】そこで本発明は、半生肉食品の風味を損な
うことなく、しかも常温で保存、流通を可能とする、肉
類の加工方法を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、半生
肉食品を、脱気または真空包装した後60℃以上の温度
下で静水加圧処理し、その後、常圧下で60℃以上の後
加熱処理を行うことを特徴とする、肉類の加工方法であ
る。
【0011】また、本発明において、静水加圧処理およ
び後加熱処理は、70℃以下の温度で行うことが好まし
い。
【0012】
【作用】上述した本発明の方法によれば、被処理物の表
面や内部に存在する微生物が、高圧処理および後加熱に
より、効果的に殺菌され、常温での保存、流通が可能と
なる。
【0013】
【実施例】以下に本発明を詳細に説明する。
【0014】本発明の加工の対象となる半生肉食品とし
ては、加熱調理により表面付近が調理され、内部は未だ
生の状態を有しているものがあげられる。具体的には、
ビーフステーキ、ローストビーフ、鰹や牛肉のたたきな
どであり、これらは、加熱調理による蛋白質の熱変性が
行われ、うま味が引き出されており、さらに、生の部分
が残され、食品の生の風味が生かされているものである
【0015】前述した加熱調理は、直接加熱、間接加熱
のいずれによるものでも構わない。この加熱調理による
食品表面の調理は、うま味を引き出すことの他に、食品
の見栄えの点からも必要である。
【0016】本発明で用いる高圧処理は、食品等の被処
理物に、1000気圧以上の静水圧力を加えるものであ
り、例えば特開昭61−82933号公報等に示される
装置によって実施できる。これらの装置は、水、ヘキサ
ン、トルエン、ヘプタン、キシレン、アセトン等の液体
を媒体として被処理物に圧力を加えるものであり、被処
理物は、これら媒体との接触を防ぎ、かつ、圧力を十分
に伝えることが可能なプラスチック製の包装容器等に密
封包装されることが好ましい。
【0017】具体的には、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリエチレンテレフタレート等のプラスチックフィ
ルムからなる袋状容器が好適である。
【0018】なお、この包装容器は、処理後の保存や流
通適性(耐衝撃性、耐突き刺し)、酸化劣化の防止等の
ため、ナイロン等の介在層、あるいはポリ塩化ビニリデ
ン、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物、金属箔、
金属蒸着層等のガスバリヤー層、さらには、袋として形
成する際のシール適性を持たせるための、延伸ポリプロ
ピレン、ポリエチレンテレフタレート等の樹脂からなる
外層などを含む材料からなることが好ましい。
【0019】被処理物は、上記包装容器に、真空または
脱気包装されることが好ましい。すなわち、空気等のガ
スが存在すると、このガスが圧力を吸収して効率が悪く
なり、また、このガスが被処理物に溶け込み、圧力開放
時に被処理物から急激に放出されて被処理物が破壊され
たり、あるいは圧力が十分に被処理物に伝わらない恐れ
があるためである。
【0020】高圧処理は、60℃以上の温度下において
行う。これは、後述の実験結果から明らかなように、こ
の温度下で行うことにより、十分な殺菌効果が得られる
からである。
【0021】なお、高圧処理の時間は、殺菌効果にあま
り影響を与えない。これは、生存菌数が加圧直後急速に
減少し、その後は、減少曲線はなだらかになることが判
明しているからである。この急激な減少は、菌の種類や
環境により異なるが、概ね数秒より2〜3分の間に起こ
る。従って、処理効率の上昇、費用の節減の意味からは
、5分程度の短時間の加圧処理とすることが好ましい。
【0022】また、本発明においては、高圧処理後、常
圧下で、60℃以上の後加熱処理を行う。これも、後述
の実験結果から明らかなように、この温度下での後加熱
処理を行うことにより、十分な殺菌効果が得られるから
である。後加熱処理は、蒸気、オーブン、マイクロ波等
の加熱方法によって行うことができるが、熱の伝導性温
度調整、均一加熱の容易さ、装置の簡便性等の理由から
、例えば被処理物を包装した状態で、温湯に浸漬する、
いわゆるボイル処理の方法が好ましい。
【0023】上述した高圧処理および後加熱処理は、7
0℃以下の温度で行うことが望ましい。すなわち、この
温度を越えると、本発明の対象である半生肉食品の生の
部分の蛋白質が熱変性してしまい、せっかくの生の風味
が損なわれてしまうためである。
【0024】また、加圧圧力は、3000Kg/cm2
 以上、好ましくは4000Kg/cm2 以上とする
。この圧力よりも低い場合は、一部の微生物は十分に殺
菌できず、殺菌効果の信頼性が薄れてしまう。
【0025】<実験1>市販の牛モモ肉を厚さ15mm
の厚さにスライスし、約100gとなるように試料を調
整した。この試料の表面に、塩、コショウを適宜まぶし
た後、約225℃のホットプレートにて表裏両面をそれ
ぞれ20秒づつ加熱、調理した。
【0026】この試料を、ナイロン(15μm)/無延
伸ポリプロピレン(50μm)からなる包装材料を用い
て作成した、大きさ150mm×170mmの大きさの
袋状容器に、真空包装した。
【0027】この包装体を、高圧処理の条件を変えて処
理するとともに、高圧処理前後に、常圧下での加熱処理
を加えた場合と加えない場合の殺菌効果への影響を観察
した。なお、高圧処理は、30℃の温度下で、所定圧力
を20分保持するように行った。また、前加熱処理、後
加熱処理は、ボイル処理の方法で行い、処理条件は60
℃、20分とした。
【0028】全ての処理が終了した直後の生存菌数と、
それを袋状容器に包装したままの状態で35℃で2週間
保存した後の生存菌数を、常法に従って測定した。
【0029】結果を表1に示す。ここで、微生物の繁殖
(コロニーの発生)が全く観察されなかったものについ
ては、「<10」と記載した(後述する表2〜表4も同
じ)。また、「評価」の欄は、保存性が十分に良好であ
ったものを「◎」、保存性が良好であったものを「○」
、食用として可能な程度に保存ができたものを「△」、
食用不可のものを「×」で表した(後述する表2〜表4
も同じ)。
【0030】
【表1】
【0031】<実験2>高圧処理を、50℃の温度下で
行い、前加熱処理、後加熱処理の条件を50℃、20分
とした他は、実験1と同様にして、実験を行った。結果
を表2に示す。なお、一部、後加熱処理を80℃、20
分で行ったものも、併せて示す。
【0032】
【表2】
【0033】表1および表2の結果から、上記実験1お
よび実験2の条件では、殺菌効果が安定せず、十分な条
件でないことがわかる。なお、上記のうち、後加熱処理
を80℃で行ったもの(No.2−19 )は、生の部
分が熱変性し、生の風味が損なわれていた。
【0034】<実験3>高圧処理を、60℃の温度下で
行い、前加熱処理、後加熱処理の条件を60℃、20分
とした他は、実験1と同様にして、実験を行った。
【0035】結果を表3に示す。また、比較のため、事
前の加熱調理を行わない、生の状態での菌数を測定した
結果も、併せて示す。さらに、処理後の保存を、10℃
、4週間行った場合の微生物数を観察した結果も、併せ
て示す。
【0036】
【表3】
【0037】上記結果によれば、高圧処理後の後加熱を
行わなかった場合、低温(10℃)での保存では問題な
い処理条件のものであっても、高温(35℃)の保存を
行うと、微生物の繁殖が認められた(No.3−8,3
−10,3−12)。
【0038】<実験4>高圧処理を、70℃の温度下で
行い、前加熱処理、後加熱処理の条件を70℃、20分
とした他は、実験1と同様にして、実験を行った。
【0039】結果を表4に示す。また、比較のため、事
前の加熱調理を行わない、生の状態での菌数を測定した
結果も、併せて示す。さらに、処理後の保存を、10℃
、4週間行った場合の微生物数を観察した結果も、併せ
て示す。
【0040】
【表4】
【0041】なお、この実験4により得られたものは、
いずれも肉の生の風味が僅かに損なわれており、これ以
上の加熱を行うことは、風味が損なわれるおそれがきわ
めて高いと判断された。
【0042】また、上記結果によれば、実験3同様、低
温(10℃)での保存では問題ない処理条件のものであ
っても、高温(35℃)の保存を行うと、微生物の繁殖
が認められた(No.4−2,4−3)。
【0043】以上の実験から、以下のことが判明した。
【0044】■前加熱処理を行ったものは、前加熱処理
を行なわないものに比べて殺菌効果に劣るものが見られ
、殺菌に対して有効とはいえない。これは、前加熱処理
が微生物の繁殖を助長し、高圧処理前の菌数が却って多
くなること、また、前加熱処理を行わないほうが、加熱
と加圧という菌に対して不利な条件が高圧処理時に一度
にかかる、すなわち、菌にとっての環境の変化が急激に
起こることにより、殺菌の効果が高まるものと考えられ
る。
【0045】■高圧処理の温度が50℃のものは、処理
直後の生存菌数が多く、十分な条件といえないが、60
℃としたものは、処理直後の菌数が少なく、良好である
【0046】■高圧処理後、後加熱処理を行ったものは
、後加熱処理を行なわないものに比べ、35℃保存後の
生存菌数がきわめて少なく、良好であり、十分に常温で
の保存に耐える。
【0047】従って、高圧処理を60℃以上の温度下で
行い、かつ、高圧処理後、常圧下で60℃以上の後加熱
処理を行うことにより、十分な殺菌効果が得られること
が分かった。
【0048】また、高圧処理および後加熱処理を70℃
を越える温度で行うことは、肉の生の風味を損なうので
好ましくないことも、明らかとなった。
【0049】
【発明の効果】以上述べたように、本発明は、半生肉食
品の生の風味を保持したまま、常温での流通、保存が可
能な、加工方法であり、この方法によって、従来不可能
であった、これらの食品の長期に渡る保存が可能となっ
た。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半生肉食品を、脱気または真空包装した後
    、60℃以上の温度下で静水加圧処理し、その後、常圧
    下で60℃以上の後加熱処理を行うことを特徴とする、
    肉類の加工方法。
  2. 【請求項2】静水加圧処理および後加熱処理を、70℃
    以下の温度下で行うことを特徴とする、請求項1記載の
    肉類の加工方法。
JP3093531A 1991-03-30 1991-03-30 肉類の加工方法 Pending JPH04304838A (ja)

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