JPH04306214A - ラジカル硬化性液状混合物、及びこれを含有するラジカル硬化性組成物、並びにこれらを硬化して得られる成形物 - Google Patents

ラジカル硬化性液状混合物、及びこれを含有するラジカル硬化性組成物、並びにこれらを硬化して得られる成形物

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JPH04306214A
JPH04306214A JP3099622A JP9962291A JPH04306214A JP H04306214 A JPH04306214 A JP H04306214A JP 3099622 A JP3099622 A JP 3099622A JP 9962291 A JP9962291 A JP 9962291A JP H04306214 A JPH04306214 A JP H04306214A
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Yuji Takayama
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松枝 弘一
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龍彦 尾▲崎▼
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浩孝 和田
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巌 小宮
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
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    • C08F290/08Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers modified by introduction of aliphatic unsaturated end or side groups on to polymers modified by introduction of unsaturated side groups
    • C08F290/14Polymers provided for in subclass C08G
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  • Polymerisation Methods In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はラジカル硬化性液状樹脂
(以下、単に液状樹脂という)、及びこれを含有するラ
ジカル硬化性液状樹脂組成物(以下、単に液状樹脂組成
物という)、並びにこれらを硬化して得られる成形物に
関する。
【0002】液状樹脂を含有する液状樹脂組成物が広く
利用されている。例えば代表的な液状樹脂である不飽和
ポリエステル樹脂を含有する液状樹脂組成物の成形品が
自動車の外板や外装材等に使用されている。液状樹脂組
成物の成形品を得るための成形方法にも各種があり、例
えばシートモールディングコンパウンド(SMC)を用
いる圧縮成形法、バルクモールディングコンパウンド(
BMC)を用いる射出成形法、補強用繊維のマット、織
物、ストランドに液状樹脂を含浸硬化させるハンドレイ
アップ法や引抜成形法更には成形品を得るための最も理
想的且つ経済的な成形方法として、液状樹脂組成物を型
内へ導入し、迅速な型内重合を行なう樹脂移送成形法(
RTM)又は反応射出成形法(RIM)等がある。
【0003】本発明は特定構造の不飽和ウレタン及び該
不飽和ウレタンと共重合可能なビニル単量体から成る液
状樹脂、及びこれを含有する液状樹脂組成物、並びにこ
れらを硬化して得られる成形物に関するものである。
【0004】
【従来の技術】従来、不飽和ウレタンを含有する液状樹
脂として、ポリイソシアネートとヒドロキシアルキル(
メタ)アクリレートとから得られる不飽和ウレタン及び
(メタ)アクリル酸アルキルから成る液状樹脂が提案さ
れている(特開昭57−182312、特開昭61−2
25210)。
【0005】ところが、上記従来の液状樹脂には、ポリ
イソシアネートとヒドロキシアルキル(メタ)アクリレ
ートとから得られる不飽和ウレタンを用いることに起因
して、次のような欠点がある。 1)得られる不飽和ウレタンと(メタ)アクリル酸アル
キルとの相溶性が不十分であるため、特に低温において
沈殿物や分離物を生成し易い。 2)得られる不飽和ウレタンが分子中にウレタン結合を
多数有するため、一般のポリウレタン液状樹脂の場合と
同様、他の熱硬化性液状樹脂の場合と比較して耐水性が
劣る。そのため硬化して得られる成形物の用途が制約さ
れる。 3)硬化して得られる成形物の架橋密度が高く、不飽和
ポリエステル液状樹脂の場合と比較して硬化収縮が大き
い。そのため硬化して得られる成形物にクラックの発生
やガラス繊維の浮き出し現象が著しい。かかる現象を防
止するために低収縮化剤を用いても余り有効でない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、不飽和ウレタンを含有する従来の液状樹脂
における上記1)〜3)の欠点である。
【0007】
【課題を解決するための手段】しかして本発明者らは、
不飽和ウレタン及びこれと共重合可能なビニル単量体か
ら成る液状樹脂、及びこれを含有する液状樹脂組成物、
並びにこれらを硬化して得られる成形物について、不飽
和ウレタンの化学構造と硬化して得られる成形物の特性
との関係を研究した結果、不飽和ウレタンとして、(メ
タ)アクリロイル基から成るラジカル重合性基と分子中
に長鎖炭化水素残基を含む疎水基とが所定量導入された
ものを所定割合で用いることが正しく好適であることを
見出した。
【0008】すなわち本発明は、下記の式1で示される
不飽和ウレタン及び該不飽和ウレタンと共重合可能なビ
ニル単量体から成り、且つ該不飽和ウレタン/該ビニル
単量体=10/90〜90/10(重量比)から成る液
状樹脂、及びこれを含有する液状樹脂組成物、並びにこ
れらを硬化して得られる成形物に係る。
【0009】
【式1】
【0010】[但し、X:2〜4価のポリイソシアネー
トからイソシアネート基を除いた残基。 Y1:3又は4価のアルコールから水酸基を除いた残基
。 Y2:2〜4価のポリオールから水酸基を除いた残基。 R1,R3:H又は CH3。 R2:炭素数5〜21の長鎖脂肪族炭化水素基。 m,n,p,q,r:mは1〜4の整数、nは0〜3の
整数であって、2≦m+n≦4を満足するもの。p,q
は1又は2であって、p+q=2又は3を満足するもの
。rは1〜3の整数であって、p×m+r×n≧2を満
足するもの。]
【0011】本発明の液状樹脂において、式1で示され
る不飽和ウレタンは、(メタ)アクリル酸・長鎖脂肪酸
混合エステルモノオール(以下、単に混合エステルモノ
オールという)とポリイソシアネート類とを反応させて
得られるウレタン化物、又は混合エステルモノオール及
び(メタ)アクリルエステルモノオールとポリイソシア
ネート類とを反応させて得られるウレタン化物である。
【0012】混合エステルモノオールには、(メタ)ア
クリル酸及び炭素数6〜22の長鎖脂肪酸と3価又は4
価のアルコールとから誘導され、分子中に1個の遊離の
水酸基を有する部分エステル類が包含される。かかる部
分エステル類を誘導する場合、遊離の水酸基が1個残る
ように、多価アルコール1モルに対する(メタ)アクリ
ル酸及び長鎖脂肪酸の使用モル比が決定される。
【0013】混合エステルモノオールとしては、1)グ
リセリンモノメタクリレート・モノオクタノエート、ト
リメチロールプロパンモノアクリレート・モノイソノナ
ノエート、5−メチル−1,2,4−ヘプタントリオー
ルモノメタクリレート・モノオレエート、1,2,6−
ヘキサントリオールモノメタクリレート・モノ2−エチ
ルヘキソエート等の、3価アルコールから誘導される混
合エステルモノオール類、2)ペンタエリスリトールジ
メタクリレート・モノイソステアレート、ペンタエリス
リトールモノメタクリレート・ジイソオクタノエート等
の、4価のアルコールから誘導される混合エステルモノ
オール類が挙げられるが、グリセリンモノ(メタ)アク
リル酸・モノ長鎖脂肪酸混合エステルモノオール類が有
利に使用できる。
【0014】かかる混合エステルモノオール類は、グリ
シジル(メタ)アクリレートと長鎖脂肪酸との開環付加
反応、長鎖脂肪酸グリシジルエステルと(メタ)アクリ
ル酸との開環付加反応等によって得られる。
【0015】混合エステルモノオールと反応させるポリ
イソシアネート類としては、1)各種のトリレンジイソ
シアネート、メチレン−ビス−(4−フェニルイソシア
ネート)、ヘキサメチレンジイソシアネート等のジイソ
シアネート類、2)ヘキサメチレンジイソシアネート環
状3量体(日本ポリウレタン社製、コロネートEH)、
ヘキサメチレンジイソシアネート/トリメチロールプロ
パンが3/1(モル比)の反応物(日本ポリウレタン社
製、コロネートHL)等のトリイソシアネート類、3)
ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネート(日本ポ
リウレタン社製、ミリオネートMR)等の、イソシアネ
ート基を分子中に平均3個以上含有するポリイソシアネ
ート類が挙げられる。
【0016】本発明において不飽和ウレタンとしては、
前述した混合エステルモノオールの1部を(メタ)アク
リルエステルモノオールに置きかえ、これらをポリイソ
シアネート類と反応させて得られるウレタン化物を用い
ることができる。ここで(メタ)アクリルエステルモノ
オールは、(メタ)アクリル酸と2〜4価のポリオール
とから誘導される、遊離の水酸基を1個有する部分エス
テルである。
【0017】(メタ)アクリルエステルモノオールとし
ては、1)2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒ
ドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピ
ルメタクリレート、4−ヒドロキシブチルメタクリレー
ト、1,6−ヘキサンジオールモノアクリレート等の、
2価アルコールのモノ(メタ)アクリレート類、2)グ
リセリンジアクリレート、グリセリンジメタクリレート
、トリメチロールプロパンジメタクリレート、5−メチ
ル−1,2,4−ヘプタントリオールジメタクリレート
、1,2,6−ヘキサントリオールジメタクリレート等
の、3価アルコールのジ(メタ)アクリレート類、3)
ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエリス
リトールトリメタクリレート等の、4価アルコールのト
リ(メタ)アクリレート類、4)エチレングリコールモ
ノグリセリルエーテルジメタクリレート、(ポリ)エト
キシル化トリメチロールプロパンジメタクリレート、(
ポリ)プロポキシル化トリメチロールプロパンジアクリ
レート、(ポリ)エトキシル化グリセリン等の、(ポリ
)エーテルトリオールのジ(メタ)アクリレート類、5
)ジグリセリントリアクリレート、(ポリ)エトキシル
化ペンタエリスリトールトリメタクリレート、エチレン
グリコールジグリセリルエーテルトリメタクリレート等
の、(ポリ)エーテルテトラオールのトリ(メタ)アク
リレート類が挙げられる。
【0018】かかる(メタ)アクリルエステルモノオー
ルを誘導するのに用いる(ポリ)エーテルポリオールと
しては、分子中に含まれる水酸基1個当りの分子量が1
00以下のものが有利に使用できるが、80以下のもの
が特に有利に使用できる。
【0019】本発明で用いる不飽和ウレタンは、以上説
明したように、混合エステルモノオールとポリイソシア
ネート類とを反応させて得られるウレタン化物、又は混
合エステルモノオール及び(メタ)アクリルエステルモ
ノオール(以下、これらを単にエステルモノオール類と
いう)とポリイソシアネート類とを反応させて得られる
ウレタン化物である。エステルモノオール類を使用する
場合、ポリイソシアネート類1モルに対する混合エステ
ルモノオール/(メタ)アクリルエステルモノオールの
使用モル数は、ジイソシアネートの場合に1/1、トリ
イソシアネートの場合に1/2〜2/1、テトライソシ
アネートの場合に1/3〜3/1である。また不飽和ウ
レタンを合成する際のポリイソシアネート類/エステル
モノオール類の反応割合は、官能基モル比(NCO/O
H)で1/1となるようにするのが好ましいが、1/0
.95〜0.95/1の範囲で変動しても特に支障はな
い。
【0020】不飽和ウレタンの合成では、エステルモノ
オール類として混合エステルモノオール又はこれと(メ
タ)アクリルエステルモノオールとの混合物に不活性溶
媒を加え、更に触媒、例えばポリウレタンの合成におい
て周知の第3級アミン、金属塩、好ましくはジ−n−ブ
チル錫ジラウレートを加えて、温度を30〜80℃に保
持しつつ、ポリイソシアネート類を徐々に加える方法が
採用される。この場合、反応後に不活性溶媒を除去する
必要がないので、該不活性溶媒として反応希釈剤である
(メタ)アクリル酸アルキルやスチレン等のビニル単量
体を用いるのが有利である。
【0021】本発明の液状樹脂において、不飽和ウレタ
ンの反応希釈剤として用いるビニル単量体は、該不飽和
ウレタンと共重合可能なビニル単量体であれば、その種
類を特に制限されない。かかるビニル単量体としては、
1)メタクリル酸メチル、アクリル酸メチル、メタクリ
ル酸エチル、アクリル酸エチル等の(メタ)アクリル酸
アルキルエステル類、2)スチレン、メチルスチレン、
ジビニルベンゼン等のビニル芳香族炭化水素、3)ジア
リルフタレート等が挙げられ、これらは1種又は2種以
上を適宜用いることができるが、硬化して得られる成形
物の物性から見てメチルメタクリレート、スチレン、又
はその混合物が好ましい。
【0022】本発明の液状樹脂は、不飽和ウレタン及び
該不飽和ウレタンと共重合可能なビニル単量体から成り
、該不飽和ウレタン/該ビニル単量体=10/90〜9
0/10(重量比)、好ましくは40/60〜75/2
5(重量比)から成るものである。10/90未満では
、硬化速度が遅く、また硬化して得られる成形物の物性
が低下する。逆に90/10を超えると、液状樹脂の粘
度が高くなり過ぎる。
【0023】本発明の液状樹脂に含まれる不飽和ウレタ
ンは1分子中に2個以上のラジカル重合性の二重結合と
少なくとも1個の長鎖脂肪族炭化水素基を併有するもの
である。1分子中に含まれる該二重結合の数と該二重結
合1個当りの不飽和ウレタンの分子量が硬化反応速度に
関係し、実用上好適な硬化反応速度を得る上で、好まし
い不飽和ウレタンは該二重結合1個当りの分子量が55
0以下のもの、更に好ましい不飽和ウレタンは該二重結
合1個当りの分子量が300〜450のものである。
【0024】本発明によれば、不飽和ウレタンとビニル
単量体との相溶性が優れているため、液状樹脂は冷時に
おいても沈殿や分離更には濁り等を生ずることなく安定
である。また液状樹脂や該液状樹脂を含有する液状樹脂
組成物を硬化して得られる成形物は耐水性並びに硬化収
縮に供う各種の欠点が軽減されたものとなる。
【0025】かかる特性を発現させるために本発明では
、不飽和ウレタン分子中に炭素数5〜21の長鎖脂肪族
炭化水素基を導入するのである。長鎖脂肪族炭化水素基
としては、炭素数7〜18のアルキル基やイソアルキル
基、炭素数16〜21のアルケニル基が特に好ましい。 また導入する長鎖脂肪族炭化水素基の数を不飽和ウレタ
ン1分子中当り1〜3個とし且つその含有割合を15〜
35重量%とするのが好ましい。好適な硬化反応速度、
硬化して得られる成形物の優れた熱的物性を得ることが
できるからである。
【0026】次に本発明の液状樹脂組成物について説明
する。本発明の液状樹脂組成物は、前述した液状樹脂と
無機粉状充填材とを含有して成るものである。無機粉状
充填材の含有量は、特に限定されるものではなく、その
種類、粒径、液状樹脂組成物の成形方法、硬化して得ら
れる成形物に望まれる物性、等によって異なるが、総じ
て、液状樹脂100重量部当り230重量部以下、好ま
しくは100重量部以下である。
【0027】無機粉状充填材としては、アルミナ3水和
物(Al2O3・3H2O)、炭酸カルシウム、シリカ
、硫酸カルシウム2水塩(CaSO4・2H2O)等が
挙げられるが、結晶水を含むもの、特にアルミナ3水和
物を用いると、硬化して得られる成形物に難燃性を付与
することができる。
【0028】本発明の液状樹脂組成物の調製には、不飽
和ポリエステル液状樹脂について提供されている各種の
処方が適用できる。
【0029】本発明の成形物は、本発明の液状樹脂又は
本発明の液状樹脂組成物を硬化して得られるものである
。硬化に際しては、不飽和ポリエステル液状樹脂又はそ
の組成物について提供されている処方を適用することが
できる。例えば、各種の硬化剤及び硬化促進剤を用いて
ラジカル重合させることができるのである。
【0030】硬化剤としては、例えば、過酸化ベンゾイ
ル、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート
、t−ブチルパーオキシベンゾエート、1,1−ジ−t
−ブチルパーオキシ−3,3,5−トリメチルシクロヘ
キサン、ビス(4−t−ブチルシクロヘキシル)パーオ
キシジカーボネートが挙げられ、これらは1種又は2種
以上の混合系で使用され得る。また硬化促進剤としては
、N,N−ジメチル−p−トルイジン、N,N−ジメチ
ルアニリン等の第3級アミンが挙げられる。硬化剤の使
用割合は、本発明の液状樹脂又は本発明の液状樹脂組成
物全体に対し、通常、1〜5重量%である。硬化して成
形するに際しては、離型剤を使用することもできる。 かかる離型剤としては、例えば、ステアリン酸亜鉛等の
金属石けん、ゼレックUN(商品名、米国デュポン社製
、リン酸エステル)が挙げられる。
【0031】本発明の液状樹脂又は本発明の液状樹脂組
成物は、引抜成形法、BMCを用いる射出成形法、SM
Cを用いる圧縮成形法、樹脂移送成形法、反応射出成形
法等の型内成形方法を適用して容易に硬化及び成形させ
ることができる。
【0032】以下、本発明の構成及び効果をより具体的
にするため、実施例等を挙げるが、本発明が該実施例に
限定されるというものではない。尚、以下の実施例等で
部は重量部、%は重量%である。
【0033】<実施例> ・試験区分1 ・・実施例1(不飽和ウレタンAの合成及び液状樹脂a
の調製) メタクリル酸86部(1.0モル)及び触媒としてトリ
エチルアミン3部をとり、60℃に保持して撹拌し、更
にオクタン酸グリシジル200部(1.0モル)を30
分かけて滴下した。その後、反応系を70℃で5時間保
持して合成を終了した。生成物についてオキシラン酸素
を定量したが、ほとんど検出されなかった。ここで得ら
れた生成物はグリセリンモノメタクリレート・モノオク
タノエートであり、水酸基価195、酸価1.0、ケン
化価394であった。
【0034】上記で得られたグリセリンモノメタクリレ
ート・モノオクタノエート286部(1.0モル)、メ
チルメタクリレート249部及びジ−n−ブチル錫ジラ
ウレート1部をとり、50℃に保持して撹拌し、更にコ
ロネートT−80(2,4−及び2,6−混合トリレン
ジイソシアネート、日本ポリウレタン社製)87部(0
.5モル)を30分かけて滴下した。この際に反応熱が
出るが、フラスコ内の温度を60℃以下に保った。 その後、60℃で1時間保持して合成を終了した。不飽
和ウレタンAを60%含む液状樹脂aを得た。この液状
樹脂aを室温で24時間放置したところ、固形物の分離
や濁りは認められなかった。
【0035】・・実施例3(不飽和ウレタンCの合成及
び液状樹脂cの調製) グリシジルメタクリレート142部(1.0モル)、イ
ソパルミチン酸256部(1.0モル)及び触媒として
トリエチルアミン3部を用い、不飽和ウレタンAの合成
におけるグリセリンモノメタクリレート・モノオクタノ
エートの場合と同様に操作し、グリセリンモノメタクリ
レート・モノイソパルミテートを合成した。ここで得ら
れた生成物は水酸基価143、酸価1.3、ケン化価2
84であった。
【0036】上記で得られたグリセリンモノメタクリレ
ート・モノイソパルミテート279部(0.7モル)、
メチルメタクリレート246部、ジ−n−ブチル錫ジラ
ウレート0.9部及びミリオネートMR−100(1分
子中に平均3.5個のイソシアネート基を含むポリメチ
レンポリフェニルイソシアネート、日本ポリウレタン社
製)89部(0.2モル)を用い、不飽和ウレタンAの
合成の場合と同様に操作し、不飽和ウレタンCを60%
含む液状樹脂cを得た。この液状樹脂cを室温で24時
間放置したところ、固形物の分離や濁りは認められなか
った。
【0037】・・実施例5(不飽和ウレタンEの合成及
び液状樹脂eの調製) グリセリンモノメタクリレート・モノイソパルミテート
(不飽和ウレタンCの合成におけるものと同じ)199
部(0.5モル)、グリセリンジメタクリレート46部
(0.2モル)、メチルメタクリレート223部、ジ−
n−ブチル錫ジラウレート0.9部及びミリオネートM
R−100(不飽和ウレタンCの合成におけるものと同
じ)89部(0.2モル)を用い、不飽和ウレタンAの
合成の場合と同様に操作し、不飽和ウレタンEを60%
含む液状樹脂eを得た。この液状樹脂eを室温で24時
間放置したところ、固形物の分離や濁りは認められなか
った。
【0038】・・実施例6(不飽和ウレタンFの合成及
び液状樹脂fの調製) 不飽和ウレタンAの合成におけるグリセリンモノメタク
リレート・モノオクタノエートの場合と同様に合成した
グリセリンモノメタクリレート・モノラウレート171
部(0.5モル)、2−ヒドロキシエチルメタクリレー
ト65部(0.5モル)、スチレン215部、ジ−n−
ブチル錫ジラウレート1.0部及びコロネートT−80
(不飽和ウレタンAの合成におけるものと同じ)87部
(0.5モル)を用い、不飽和ウレタンAの合成の場合
と同様に操作し、不飽和ウレタンFを60%含む液状樹
脂fを得た。この液状樹脂fを室温で24時間放置した
ところ、固形物の分離や濁りは認められなかった。
【0039】同様にして、実施例2(不飽和ウレタンB
の合成及び液状樹脂bの調製)と実施例4(不飽和ウレ
タンDの合成及び液状樹脂dの調製)とを行なった。液
状樹脂b及びdを室温で24時間放置したところ、とも
に固形物の分離や濁りは認められなかった。
【0040】・・比較例1(不飽和ウレタンR−1の合
成及び液状樹脂r−1の調製) グリセリンモノメタクリレート・モノイソパルミテート
279部に代えて2−ヒドロキシエチルメタクリレート
91部(0.7モル)を用い、またメチルメタクリレー
ト246部を120部に減じた以外は全て不飽和ウレタ
ンCの合成の場合と同様にして、不飽和ウレタンR−1
を60%含む液状樹脂r−1を得た。この液状樹脂r−
1を室温で24時間放置したところ、濁りが生じた。
【0041】・・比較例2(不飽和ウレタンR−2の合
成及び液状樹脂r−2の調製) グリセリンモノメタクリレート・モノラウレート171
部及び2−ヒドロキシエチルメタクリレート65部に代
えて2−ヒドロキシエチルメタクリレート130部(1
.0モル)を用い、またスチレン215部を145部に
減じた以外は全て不飽和ウレタンFの合成の場合と同様
にして、不飽和ウレタンR−2を60%含む液状樹脂r
−2を得た。この液状樹脂r−2を室温で24時間放置
したところ、ペースト状に近い半固体になった。
【0042】合成に使用したポリイソシアネート類、混
合エステルモノオール、(メタ)アクリルエステルモノ
オール並びにビニル単量体の種類及び使用量を表1にま
とめて示した。また得られた不飽和ウレタンの内容を表
2にまとめて示した。
【0043】
【表1】
【0044】注)表1において、 使用量:上段は部、下段はモル TDI:トリレンジイソシアネート HMDI:ヘキサメチレンジイソシアネートMPI:ポ
リメチレンポリフェニルポリイソシアネート(NCO平
均3.5個) *1:グリセリンモノメタクリレート・モノオクタノエ
ート *2:グリセリンモノメタクリレート・モノラウレート
*3:グリセリンモノメタクリレート・モノイソパルミ
テート DEMA:ジエチレングリコールモノメタクリレートG
DM:グリセリンジメタクリレート HEMA:2−ヒドロキシエチルメタクリレートMMA
:メチルメタクリレート ST:スチレン
【0045】
【表2】
【0046】・試験区分2 ・・樹脂移送成形法(RTM)による成形物の製造とそ
の評価 35℃に加温したニッケル電鋳型へガラス含有率25%
となるようにガラスストランドコンティニュアスマット
(ユニフィロマットU−750、日本電気硝子社製)を
チャージし、2.5kg/cm2で型締めした。そして
表3に記載の液状樹脂組成物及びラジカル開始剤溶液を
、計量ポンプを用い、別々に定量移送し、両液をスタテ
ィックミキサーを通し均一に混合して型内へ注入した。 注入口の反対側のクリアランスから注入液が流出し始め
た時点で注入を停止した。注入停止してから20分後に
脱型し、成形物を得た。
【0047】上記で得た成形物の外観について、ガラス
繊維の浮き出し有無及びクラックの発生有無を肉眼観察
した。結果を表3に示した。
【0048】
【表3】
【0049】注)表3において、 液状樹脂:上段は種類、下段は部 離型剤:モールドウィズ(小桜商会社製)比較例5の低
収縮化剤:ポリ酢酸ビニル(分子量20万)40部をメ
チルメタクリレート60部に溶解したもの 比較例6の低収縮化剤:ポリプロピレンアジペート(分
子量5000)33.3部をスチレン66.7部に溶解
したもの *4:0.075 *5:ジベンゾイルパーオキサイドの50%溶液(ナイ
パーBMT−M、日本油脂社製) 尚、比較例5及び6の成形物は、低収縮化剤の相分離し
たものが表面に斑点状に付着していた
【0050】・・キャスト成形による成形物の製造とそ
の評価 厚さ5mmのガラス板(25cm×25cm)2板で外
径5mmのポリエチレンチューブをはさみ、3mmのク
リアランスをとった注型槽を作製した。そして表4に記
載の液状樹脂等とラジカル開始剤溶液とを混合して均一
溶解した後、これを上記注型槽に流し込み、該注型槽を
35℃の恒温槽に入れ、80℃で一夜放置し、成形物を
得た。
【0051】上記で得た成形物を長さ80mm×幅25
mm×厚さ3mmにダイヤモンドカッターにて切断し、
試験片を作製した。該試験片を正確に秤量した後、80
℃の温水に30時間浸漬した。そして該試験片を取り出
し、その外観について白化やクラックの有無を肉眼観察
した。 併せて、試験前後の該試験片の重量を測定して次式で吸
水率を算出し、また曲げ強度(JIS−K6911)を
測定して次式で曲げ強度低下率をを算出した。
【0052】吸水率(%)={(試験後重量−試験前重
量)/(試験前重量)}×100 曲げ強度低下率(%)={(試験前曲げ強度−試験後曲
げ強度)/試験前曲げ強度}×100 結果を表4に示した。尚、吸水率及び曲げ強度低下率は
n=3の平均値で示した。
【0053】
【表4】
【0054】注)表4において、 液状樹脂、離型剤、低収縮化剤、*4、*5:表3の場
合と同じ
【0055】
【発明の効果】既に明らかなように、以上説明した本発
明には、固形物や濁りの生じない、相溶性に優れた液状
樹脂が得られ、また外観や耐水性に優れ、硬化収縮の少
ない成形物が得られるという効果がある。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  下記の式1で示される不飽和ウレタン
    及び該不飽和ウレタンと共重合可能なビニル単量体から
    成り、且つ該不飽和ウレタン/該ビニル単量体=10/
    90〜90/10(重量比)から成るラジカル硬化性液
    状樹脂。 【式1】 [但し、X:2〜4価のポリイソシアネートからイソシ
    アネート基を除いた残基。 Y1:3又は4価のアルコールから水酸基を除いた残基
    。 Y2:2〜4価のポリオールから水酸基を除いた残基。 R1,R3:H又は CH3。 R2:炭素数5〜21の長鎖脂肪族炭化水素基。 m,n,p,q,r:mは1〜4の整数、nは0〜3の
    整数であって、2≦m+n≦4を満足するもの。p,q
    は1又は2であって、p+q=2又は3を満足するもの
    。rは1〜3の整数であって、p×m+r×n≧2を満
    足するもの。]
  2. 【請求項2】  ビニル単量体がメチルメタクリレート
    、スチレン、又はその混合物である請求項1記載のラジ
    カル硬化性液状樹脂。
  3. 【請求項3】  請求項1又は2記載のラジカル硬化性
    液状樹脂と無機粉状充填材とを含有して成るラジカル硬
    化性液状樹脂組成物。
  4. 【請求項4】  請求項1又は2記載のラジカル硬化性
    液状樹脂を硬化して得られる成形物。
  5. 【請求項5】  請求項3記載のラジカル硬化性液状樹
    脂組成物を硬化して得られる成形物。
  6. 【請求項6】  型内硬化して得られる請求項4又は5
    記載の成形物。
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