JPH04308034A - 高強度高靭性構造用鋼板の製造方法 - Google Patents
高強度高靭性構造用鋼板の製造方法Info
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- JPH04308034A JPH04308034A JP7338691A JP7338691A JPH04308034A JP H04308034 A JPH04308034 A JP H04308034A JP 7338691 A JP7338691 A JP 7338691A JP 7338691 A JP7338691 A JP 7338691A JP H04308034 A JPH04308034 A JP H04308034A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高強度高靭性構造用鋼
板を生産性良く経済的に製造する方法に関するものであ
る。
板を生産性良く経済的に製造する方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、溶接性の改善のために鋼中に添加
する合金元素量を削減し、加速冷却法によって、高強度
並びに高靭性を有する構造用鋼板を製造する技術が開発
され、造船用あるいは海洋構造物用等の鋼板を中心に適
用されている。
する合金元素量を削減し、加速冷却法によって、高強度
並びに高靭性を有する構造用鋼板を製造する技術が開発
され、造船用あるいは海洋構造物用等の鋼板を中心に適
用されている。
【0003】例えば、特公昭62−130216号公報
に見られる「Ti添加鋼に低温のオーステナイト未再結
晶域で熱間圧延を施した後、これを直ちに冷却速度1℃
/秒以上で加速冷却して高強度・高靭性の厚鋼板を製造
する方法」や、特公昭62−164820号公報に見ら
れる「鋼片を熱間圧延した後、直ちに炭素当量をも考慮
した所定の水量密度で加速冷却して極厚鋼板を得る方法
」等がある。
に見られる「Ti添加鋼に低温のオーステナイト未再結
晶域で熱間圧延を施した後、これを直ちに冷却速度1℃
/秒以上で加速冷却して高強度・高靭性の厚鋼板を製造
する方法」や、特公昭62−164820号公報に見ら
れる「鋼片を熱間圧延した後、直ちに炭素当量をも考慮
した所定の水量密度で加速冷却して極厚鋼板を得る方法
」等がある。
【0004】ところで、前記「加速冷却法」を適用する
場合でも、少量ではあるが圧延−加速冷却による強化作
用を高めるためにNb、V、Ti等の析出型合金元素が
添加されるのが普通で、これらの元素の強化作用は加熱
時に再固溶した前記合金元素量にほぼ比例するとされて
おり、溶接性への悪影響を考慮した上で目的強度に応じ
た合金元素の添加量の調整がなされている。
場合でも、少量ではあるが圧延−加速冷却による強化作
用を高めるためにNb、V、Ti等の析出型合金元素が
添加されるのが普通で、これらの元素の強化作用は加熱
時に再固溶した前記合金元素量にほぼ比例するとされて
おり、溶接性への悪影響を考慮した上で目的強度に応じ
た合金元素の添加量の調整がなされている。
【0005】この加速冷却法を更に改善する方法として
、圧延中にオ−ステナイト中に析出する量を制御して、
加速冷却時の析出制御による厚鋼板の高強度・高靭化方
法の提案が特開平1−275719号公報にある。 この方法は、圧延を終了して仕上圧延にかかる間の10
00℃から850℃の間において、その少なくとも70
℃以上にわたる温度範囲を0.5℃/秒以上の冷却速度
で冷却し、Nb炭窒化物やV炭窒化物等の圧延歪による
析出ノ−ズたる850℃〜1000℃の温度域での析出
制御を行い、強度で約9kgf/mm2 の上昇効果を
記載している。
、圧延中にオ−ステナイト中に析出する量を制御して、
加速冷却時の析出制御による厚鋼板の高強度・高靭化方
法の提案が特開平1−275719号公報にある。 この方法は、圧延を終了して仕上圧延にかかる間の10
00℃から850℃の間において、その少なくとも70
℃以上にわたる温度範囲を0.5℃/秒以上の冷却速度
で冷却し、Nb炭窒化物やV炭窒化物等の圧延歪による
析出ノ−ズたる850℃〜1000℃の温度域での析出
制御を行い、強度で約9kgf/mm2 の上昇効果を
記載している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た各提案は実用時に次に述べる様な問題を内在しており
改善が待たれている。従来行われてれてきた加速冷却法
による厚鋼板の製造手段では、固溶していたNbやVが
圧延中にオ−ステナイト中に析出し、析出強化時に必要
な析出が見られず、析出強化作用が達成されず、コスト
的にも加速冷却法適用による利益を十分に享受していな
い。
た各提案は実用時に次に述べる様な問題を内在しており
改善が待たれている。従来行われてれてきた加速冷却法
による厚鋼板の製造手段では、固溶していたNbやVが
圧延中にオ−ステナイト中に析出し、析出強化時に必要
な析出が見られず、析出強化作用が達成されず、コスト
的にも加速冷却法適用による利益を十分に享受していな
い。
【0007】また、上記加速冷却法を更に改善するとす
る特開平1−275719号公報記載の方法は、加速冷
却用水冷を粗圧延と仕上圧延間に限定している。このた
め粗圧延中に鋼板中に導入される圧延歪に誘起されて前
記合金元素が析出し、析出強化時に必要な析出が見られ
ず、析出による強化作用が十分に達成されていない。
る特開平1−275719号公報記載の方法は、加速冷
却用水冷を粗圧延と仕上圧延間に限定している。このた
め粗圧延中に鋼板中に導入される圧延歪に誘起されて前
記合金元素が析出し、析出強化時に必要な析出が見られ
ず、析出による強化作用が十分に達成されていない。
【0008】本発明はこれらの問題点、つまり、多量な
合金元素の添加、温度調整のための滞留・待機、更には
低温域での再加熱圧延等を行う事なく、従来技術で得ら
れていたと同等またはそれ以上の高強度高靭性を有する
構造用鋼板を生産性良く、経済的に効率よく製造する方
法を提供することを課題とするものである。
合金元素の添加、温度調整のための滞留・待機、更には
低温域での再加熱圧延等を行う事なく、従来技術で得ら
れていたと同等またはそれ以上の高強度高靭性を有する
構造用鋼板を生産性良く、経済的に効率よく製造する方
法を提供することを課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を達成
するために、凝固完了の後、1000℃以上1200℃
未満に加熱した構造用鋼の鋳片をAr3 点温度以上で
終了する圧延において、該鋳片の圧延開始から再結晶を
終了する迄の間に、鋳片厚t(mm)と冷却速度V(℃
/秒)がV>(18/t)0.5 の関係を満足する冷
却を行い、かつ再結晶終了後からAr3点温度迄の温度
域で圧下率50%以上の未再結晶温度域圧延を行なうこ
とを特徴とする高強度高靭性構造用鋼板の製造方法を第
1の手段とし、
するために、凝固完了の後、1000℃以上1200℃
未満に加熱した構造用鋼の鋳片をAr3 点温度以上で
終了する圧延において、該鋳片の圧延開始から再結晶を
終了する迄の間に、鋳片厚t(mm)と冷却速度V(℃
/秒)がV>(18/t)0.5 の関係を満足する冷
却を行い、かつ再結晶終了後からAr3点温度迄の温度
域で圧下率50%以上の未再結晶温度域圧延を行なうこ
とを特徴とする高強度高靭性構造用鋼板の製造方法を第
1の手段とし、
【0010】圧延終了後、冷却速度5℃/秒以上、冷却
停止温度650℃以下の加速冷却を行う事を特徴とする
第1の手段に記載の方法を第2の手段とし、
停止温度650℃以下の加速冷却を行う事を特徴とする
第1の手段に記載の方法を第2の手段とし、
【0011
】圧延終了後、焼入れ、焼戻し処理を行う事を特徴とす
る第1の手段に記載の方法を第3の手段とするものであ
る。
】圧延終了後、焼入れ、焼戻し処理を行う事を特徴とす
る第1の手段に記載の方法を第3の手段とするものであ
る。
【0012】本発明が対象とする構造用鋼は、例えば、
特公昭58−14849号公報に記載され、次記するよ
うに、通常の溶接構造用鋼が所要の材質を得るために、
従来から当業分野での活用で確認されている作用・効果
の関係を基に定めている添加元素の種類と量を同様に使
用して同等の作用と効果が得られる。従ってこれ等を含
む構造用鋼を本発明は対象鋼とするものである。以下に
これ等の各成分元素につきその添加理由と量を示す。
特公昭58−14849号公報に記載され、次記するよ
うに、通常の溶接構造用鋼が所要の材質を得るために、
従来から当業分野での活用で確認されている作用・効果
の関係を基に定めている添加元素の種類と量を同様に使
用して同等の作用と効果が得られる。従ってこれ等を含
む構造用鋼を本発明は対象鋼とするものである。以下に
これ等の各成分元素につきその添加理由と量を示す。
【0013】Cは鋼の強度を向上する有効な成分として
添加するものであるが、0.20%を超える過剰な含有
量では、HAZに島状マルテンサイトを析出し、HAZ
靭性を著しく劣化させるので0.20%以下に規制する
。
添加するものであるが、0.20%を超える過剰な含有
量では、HAZに島状マルテンサイトを析出し、HAZ
靭性を著しく劣化させるので0.20%以下に規制する
。
【0014】Siは溶鋼の脱酸元素と強度増加元素とし
て添加するが、0.01%未満では脱酸効果が不十分で
あり、1.0%を超えて添加すると、鋼の加工性が低下
し、HAZの靭性が低下するため、添加量は0.01〜
1.0%に規制する。
て添加するが、0.01%未満では脱酸効果が不十分で
あり、1.0%を超えて添加すると、鋼の加工性が低下
し、HAZの靭性が低下するため、添加量は0.01〜
1.0%に規制する。
【0015】Mnも脱酸成分元素として必要であり、0
.3%未満では鋼の清浄度を低下して加工性を害する。 また鋼材の強度を向上する成分として0.3%以上の添
加が必要である。しかし、Mnは過剰の添加により溶接
性を著しく劣化させるので、2.0%を上限とする。
.3%未満では鋼の清浄度を低下して加工性を害する。 また鋼材の強度を向上する成分として0.3%以上の添
加が必要である。しかし、Mnは過剰の添加により溶接
性を著しく劣化させるので、2.0%を上限とする。
【0016】Al及びNはAl窒化物により鋼の結晶粒
径が微細化出来るので必要である。しかし添加量が少な
いとその効果がなく、過剰の場合には鋼の靭性が劣化す
るので、Alの添加量は0.001〜0.20%に規制
し、不可避的に含有されるNは0.020%以下に限定
する。
径が微細化出来るので必要である。しかし添加量が少な
いとその効果がなく、過剰の場合には鋼の靭性が劣化す
るので、Alの添加量は0.001〜0.20%に規制
し、不可避的に含有されるNは0.020%以下に限定
する。
【0017】本発明が対象とする構造用鋼の基本成分は
以上である。これを基本に母材強度の上昇或いは継手靭
性の向上を目的として、要求される性質に応じて合金元
素を添加する場合は、添加し過ぎると溶接性の確保が困
難になる。そこで合金の添加量としては、Ni、Cr、
Mo、Cu、W,P,Co、V、Nb、Ti、Zr、T
a、Hf、希土類元素、Y、Ca、Mg、Te、Se、
Bの1種類以上を合計で4.5%以内に規制している。
以上である。これを基本に母材強度の上昇或いは継手靭
性の向上を目的として、要求される性質に応じて合金元
素を添加する場合は、添加し過ぎると溶接性の確保が困
難になる。そこで合金の添加量としては、Ni、Cr、
Mo、Cu、W,P,Co、V、Nb、Ti、Zr、T
a、Hf、希土類元素、Y、Ca、Mg、Te、Se、
Bの1種類以上を合計で4.5%以内に規制している。
【0018】また、圧延の終了温度は、鋼板で最も低温
となる鋼板の表面が、Ar3 点温度未満になるとオー
ステナイト粒が粗大化して表面靭性が劣化するので、本
発明における圧延終了温度のAr3 点温度以上は表面
温度を含んでいる。
となる鋼板の表面が、Ar3 点温度未満になるとオー
ステナイト粒が粗大化して表面靭性が劣化するので、本
発明における圧延終了温度のAr3 点温度以上は表面
温度を含んでいる。
【0019】
【作用】本発明者等は、前記従来技術が有する問題を解
決すると共に、本発明の課題を達成するため、一般的な
構造用鋼を代表する供試鋼として実施例の表1に示す鋼
種2と9を用いて種々実験検討を繰り返した。
決すると共に、本発明の課題を達成するため、一般的な
構造用鋼を代表する供試鋼として実施例の表1に示す鋼
種2と9を用いて種々実験検討を繰り返した。
【0020】この構造用鋼板のオーステナイト粒径は加
熱温度により変化する事が知られている。本発明者等は
上記構造用鋼鋳片の加熱温度を種々変えて上記構造用鋼
における加熱温度と結晶粒の粒径の関係を調査した結果
、鋳片の中心温度が1000℃以上1200℃未満であ
れば、添加Nbは十分に固溶すると共に、図1に示す様
に結晶粒は100μm以下となって粗大化が防止できる
事を知見した。
熱温度により変化する事が知られている。本発明者等は
上記構造用鋼鋳片の加熱温度を種々変えて上記構造用鋼
における加熱温度と結晶粒の粒径の関係を調査した結果
、鋳片の中心温度が1000℃以上1200℃未満であ
れば、添加Nbは十分に固溶すると共に、図1に示す様
に結晶粒は100μm以下となって粗大化が防止できる
事を知見した。
【0021】次に本発明者等は、生産性良く、経済的に
強度及び母材靭性を向上する方法を探索するため、圧延
中の冷却速度が0.4〜0.5℃/秒と認識されている
通常の圧延における鋳片厚みと冷却速度の関係を調査し
た。その結果、従来の圧延技術では全く活用されていな
い被圧延材の厚みに対応した冷却速度の実態が判明した
。その実態を図2に曲線Aで示す。
強度及び母材靭性を向上する方法を探索するため、圧延
中の冷却速度が0.4〜0.5℃/秒と認識されている
通常の圧延における鋳片厚みと冷却速度の関係を調査し
た。その結果、従来の圧延技術では全く活用されていな
い被圧延材の厚みに対応した冷却速度の実態が判明した
。その実態を図2に曲線Aで示す。
【0022】本発明者等は上記の析出物の制御効果を享
受しつつ、多量な合金元素の添加、温度調整のための滞
留・待機、更には低温域での再加熱圧延等を行う事なく
、従来技術で得られていたと同等またはそれ以上の高強
度高靭性を有する構造用鋼板の製造方法を確立するため
、次の3点から実験検討を重ねた。
受しつつ、多量な合金元素の添加、温度調整のための滞
留・待機、更には低温域での再加熱圧延等を行う事なく
、従来技術で得られていたと同等またはそれ以上の高強
度高靭性を有する構造用鋼板の製造方法を確立するため
、次の3点から実験検討を重ねた。
【0023】■ 圧延中の鋳片を再結晶終了温度迄の
高温域で冷却する事による鋳片滞留時間の減少、再結晶
温度の高温化、析出強化用合金元素の固溶維持と鋼板の
結晶粒の粒成長の抑制と微細化の関係。 ■ 鋳片を再結晶後からAr3 点温度に至るの未再
結晶域で強圧下して変態前のオーステナイトに蓄積した
歪みと変態フェライト粒径の関係。 ■ ■と■の組み合わせと母材の強度及び靭性の関係
。 図2の上部にこの3つの適用範囲を示す。良く知られて
いるように再結晶終了温度は被加工鋼材の履歴温度と履
歴加工量の関係から一定しない。従って図示した再結晶
終了温度に対応する圧延材の板厚は一例の位置を示す。
高温域で冷却する事による鋳片滞留時間の減少、再結晶
温度の高温化、析出強化用合金元素の固溶維持と鋼板の
結晶粒の粒成長の抑制と微細化の関係。 ■ 鋳片を再結晶後からAr3 点温度に至るの未再
結晶域で強圧下して変態前のオーステナイトに蓄積した
歪みと変態フェライト粒径の関係。 ■ ■と■の組み合わせと母材の強度及び靭性の関係
。 図2の上部にこの3つの適用範囲を示す。良く知られて
いるように再結晶終了温度は被加工鋼材の履歴温度と履
歴加工量の関係から一定しない。従って図示した再結晶
終了温度に対応する圧延材の板厚は一例の位置を示す。
【0024】この実験検討で、強度47kgf/mm2
、母材靭性としてシャルピー衝撃試験でのvTrs値
が−110℃を示した■の板厚別冷却速度を図2に曲線
Bで示す。この曲線は鋳片の厚みをtとすると(18/
t)0.5 で近似出来る事が判明した。これを活用す
る事により、圧延中に被圧延材が圧延により厚みが変化
しても、冷却速度V(℃/秒)がV>(18/t)0.
5 以上を維持すると本発明の課題が達成出来る事が判
明した。 図3に上記鋼種2、図4に上記鋼種9の冷却条件=t×
V2 〔mm・(℃/秒)2 と圧延後の鋼板の強度及
び1/2t母材靭性の関係を示す。
、母材靭性としてシャルピー衝撃試験でのvTrs値
が−110℃を示した■の板厚別冷却速度を図2に曲線
Bで示す。この曲線は鋳片の厚みをtとすると(18/
t)0.5 で近似出来る事が判明した。これを活用す
る事により、圧延中に被圧延材が圧延により厚みが変化
しても、冷却速度V(℃/秒)がV>(18/t)0.
5 以上を維持すると本発明の課題が達成出来る事が判
明した。 図3に上記鋼種2、図4に上記鋼種9の冷却条件=t×
V2 〔mm・(℃/秒)2 と圧延後の鋼板の強度及
び1/2t母材靭性の関係を示す。
【0025】図3により、強度47kgf/mm2 、
靭性(vTrs値)−85℃を示す従来の圧延方法で得
られた鋼種2の構造用鋼板が、上記■■の方法により大
幅に改善され、同一強度で靭性(vTrs値)は−10
8℃に向上する事が判明した。
靭性(vTrs値)−85℃を示す従来の圧延方法で得
られた鋼種2の構造用鋼板が、上記■■の方法により大
幅に改善され、同一強度で靭性(vTrs値)は−10
8℃に向上する事が判明した。
【0026】また、図4により、強度66kgf/mm
2 、靭性(vTrs値)−95℃を示す従来の圧延方
法で得られた鋼種9の構造用鋼板が、上記■■の方法に
より大幅に改善され、強度73kgf/mm2 、靭性
(vTrs値)−123℃に向上する事が判明した。
2 、靭性(vTrs値)−95℃を示す従来の圧延方
法で得られた鋼種9の構造用鋼板が、上記■■の方法に
より大幅に改善され、強度73kgf/mm2 、靭性
(vTrs値)−123℃に向上する事が判明した。
【0027】また、再結晶終了温度以下で、50%以上
の圧下を加えると図5に示す様に顕著に靭性が向上する
事が明らかになった。
の圧下を加えると図5に示す様に顕著に靭性が向上する
事が明らかになった。
【0028】また、以上により得た構造用鋼板の強度を
向上するには、圧延終了後、水、水蒸気、気水混合体等
の何れかの冷却剤を用いて、冷却速度5℃/秒以上、冷
却停止温度650℃以下の加速冷却を行うと良い事が発
明した。また、以上により得た本発明の構造用鋼板を圧
延後、焼入れ焼戻しを行っても本発明の効果を損なう事
なく強度と靱性が向上する事を知見した。本発明は以上
の知見を基になされたものである。
向上するには、圧延終了後、水、水蒸気、気水混合体等
の何れかの冷却剤を用いて、冷却速度5℃/秒以上、冷
却停止温度650℃以下の加速冷却を行うと良い事が発
明した。また、以上により得た本発明の構造用鋼板を圧
延後、焼入れ焼戻しを行っても本発明の効果を損なう事
なく強度と靱性が向上する事を知見した。本発明は以上
の知見を基になされたものである。
【0029】
【実施例】本発明の供試鋼の成分は、前記した一般的な
構造用鋼の元素と添加量であれば何れの組合せでも良い
が、強度レベルが異なる代表的な構造用鋼として本実施
例に用いた鋼の化学成分を表1に、製造条件を表2に、
使用した圧延パススケジュールと圧延中の冷却条件を表
3、得られた材質を表4に従来例と共に示す。
構造用鋼の元素と添加量であれば何れの組合せでも良い
が、強度レベルが異なる代表的な構造用鋼として本実施
例に用いた鋼の化学成分を表1に、製造条件を表2に、
使用した圧延パススケジュールと圧延中の冷却条件を表
3、得られた材質を表4に従来例と共に示す。
【0030】
【表1】
【0031】
【表2】
【0032】
【表3】
【0033】
【表4】
【0034】表1に示す供試鋼の鋼番1〜3は40キロ
級鋼、鋼番4〜7は50キロ級鋼、鋼番8〜10は60
キロ級鋼である。それぞれには必要に応じ合金元素を添
加している。表2に示す通り、No.A1−1〜A10
−3の本発明例は、指定パス冷却とゾーン冷却の何れも
従来技術で得た母材の強度、靭性と同等またはそれ以上
を有する構造用鋼板を生産性、経済性良く製造する事が
出来た。
級鋼、鋼番4〜7は50キロ級鋼、鋼番8〜10は60
キロ級鋼である。それぞれには必要に応じ合金元素を添
加している。表2に示す通り、No.A1−1〜A10
−3の本発明例は、指定パス冷却とゾーン冷却の何れも
従来技術で得た母材の強度、靭性と同等またはそれ以上
を有する構造用鋼板を生産性、経済性良く製造する事が
出来た。
【0035】これに対し、No.B1〜B10の従来例
はそれぞれ所要の冷却速度と未再結晶域圧延が適用され
ていないので、強度、靭性、生産性、経済性に問題があ
り、前記課題を満たす構造用鋼板が得られなかった。そ
の他、加熱温度が1200℃以上であったB1、B4は
母材靭性は−30℃、−40℃と低かった。また、加熱
温度が1000℃未満のB10は、60kgf/mm2
成分であるのにかかわらず、Nbが十分に固溶してお
らず強度が57kgf/mm2 しかなかった。B6、
B7は圧延後加速冷却をしているが、仕上温度が高く加
速冷却をしない本発明例のA6、A7よりも靭性が劣っ
た。また、Nb元素を添加している従来例B8はNb元
素を添加していない本発明例A7よりも靭性が低く、N
b元素を添加しないもので比較しても、圧延後に加速冷
却をしている従来例B2が該加速冷却をしていない本発
明例A1より靭性が劣った。
はそれぞれ所要の冷却速度と未再結晶域圧延が適用され
ていないので、強度、靭性、生産性、経済性に問題があ
り、前記課題を満たす構造用鋼板が得られなかった。そ
の他、加熱温度が1200℃以上であったB1、B4は
母材靭性は−30℃、−40℃と低かった。また、加熱
温度が1000℃未満のB10は、60kgf/mm2
成分であるのにかかわらず、Nbが十分に固溶してお
らず強度が57kgf/mm2 しかなかった。B6、
B7は圧延後加速冷却をしているが、仕上温度が高く加
速冷却をしない本発明例のA6、A7よりも靭性が劣っ
た。また、Nb元素を添加している従来例B8はNb元
素を添加していない本発明例A7よりも靭性が低く、N
b元素を添加しないもので比較しても、圧延後に加速冷
却をしている従来例B2が該加速冷却をしていない本発
明例A1より靭性が劣った。
【0037】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかな通り、
前記の手段により発生する前記の作用を活用するので、
成分削減によりコストを低減すると共に、溶接部の継手
靭性及び母材靭性を向上し、更に圧延後の加速冷却等の
省略が可能なまでに母材強度を高めた構造用鋼板を高い
生産性のもとに円滑に安定して経済的に製造する事を可
能としたもので、本発明の利用分野にもたらす効果、及
び関係する分野への波及効果は極めて大きい。
前記の手段により発生する前記の作用を活用するので、
成分削減によりコストを低減すると共に、溶接部の継手
靭性及び母材靭性を向上し、更に圧延後の加速冷却等の
省略が可能なまでに母材強度を高めた構造用鋼板を高い
生産性のもとに円滑に安定して経済的に製造する事を可
能としたもので、本発明の利用分野にもたらす効果、及
び関係する分野への波及効果は極めて大きい。
【図1】構造用鋼鋳片の加熱温度とオ−ステナイト粒径
の関係を示す。
の関係を示す。
【図2】圧延中の鋳片厚みと該厚み別板厚方向の平均冷
却速度の関係を示す。
却速度の関係を示す。
【図3】本発明の冷却条件と1/2厚の強度、母材靭性
の関係を示す。
の関係を示す。
【図4】本発明の冷却条件と1/2厚の強度、母材靭性
の関係を示す。
の関係を示す。
【図5】再結晶終了後からAr3 点温度迄の範囲にお
ける圧下率と1/2厚の母材靭性の関係を示す。
ける圧下率と1/2厚の母材靭性の関係を示す。
Claims (3)
- 【請求項1】 凝固完了の後、1000℃以上120
0℃未満に加熱した構造用鋼の鋳片をAr3 点温度以
上で終了する圧延において、該鋳片の圧延開始から再結
晶を終了する迄の間、鋳片厚t(mm)と冷却速度V(
℃/秒)が、V>(18/t)0.5 の関係を満足す
る冷却を行い、再結晶終了後からAr3点温度迄の温度
域で圧下率50%以上の未再結晶温度域圧延を行なうこ
とを特徴とする高強度高靭性構造用鋼板の鋼板の製造方
法。 - 【請求項2】 圧延終了後、冷却速度5℃/秒以上、
冷却停止温度650℃以下の加速冷却を行う事を特徴と
する請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 圧延終了後、続き焼入れ焼戻し処理を
行う事を特徴とする請求項1に記載の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07338691A JP3237861B2 (ja) | 1991-04-06 | 1991-04-06 | 高強度高靭性構造用鋼板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07338691A JP3237861B2 (ja) | 1991-04-06 | 1991-04-06 | 高強度高靭性構造用鋼板の製造方法 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04308034A true JPH04308034A (ja) | 1992-10-30 |
| JP3237861B2 JP3237861B2 (ja) | 2001-12-10 |
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ID=13516704
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP07338691A Expired - Fee Related JP3237861B2 (ja) | 1991-04-06 | 1991-04-06 | 高強度高靭性構造用鋼板の製造方法 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3237861B2 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107236903A (zh) * | 2017-06-28 | 2017-10-10 | 安徽华飞机械铸锻有限公司 | 一种合金钢铸件的铸造工艺 |
-
1991
- 1991-04-06 JP JP07338691A patent/JP3237861B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
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| JP3237861B2 (ja) | 2001-12-10 |
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