JPH04311524A - 太径高張力鋼線の製造法 - Google Patents
太径高張力鋼線の製造法Info
- Publication number
- JPH04311524A JPH04311524A JP7799991A JP7799991A JPH04311524A JP H04311524 A JPH04311524 A JP H04311524A JP 7799991 A JP7799991 A JP 7799991A JP 7799991 A JP7799991 A JP 7799991A JP H04311524 A JPH04311524 A JP H04311524A
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- JP
- Japan
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- wire
- tensile strength
- strength steel
- high tensile
- diameter
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- Heat Treatment Of Steel (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は太径高張力鋼線の製造法
に関するものである。
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に8mmφ以上の太径線材において
表層および内部の組織を均一な微細パーライト組織にす
るためには、直接パテンティング処理時の冷却速度を増
加させることが考えられる。特公昭55−8577号公
報においては、線材圧延により線径8mmφおよび13
mmφで引張強さ70〜100kgf/mm2 の高張
力鋼線を得ている。しかし、冷却速度を上げすぎると線
材表面のみが早く冷却されてマルテンサイトを生じたり
、好ましくないトルースタイト組織が発生するおそれが
あること、更にはマルテンサイト、トルースタイトがた
とえ発生しなくとも断面内が著しく不均一な組織になり
、かつ線材の重なり部と非重なり部、具体的にはリング
端と中央との冷却速度の差が拡大され、コイル内の変動
が増加し、商品価値がそこなわれることなどの欠点があ
る。
表層および内部の組織を均一な微細パーライト組織にす
るためには、直接パテンティング処理時の冷却速度を増
加させることが考えられる。特公昭55−8577号公
報においては、線材圧延により線径8mmφおよび13
mmφで引張強さ70〜100kgf/mm2 の高張
力鋼線を得ている。しかし、冷却速度を上げすぎると線
材表面のみが早く冷却されてマルテンサイトを生じたり
、好ましくないトルースタイト組織が発生するおそれが
あること、更にはマルテンサイト、トルースタイトがた
とえ発生しなくとも断面内が著しく不均一な組織になり
、かつ線材の重なり部と非重なり部、具体的にはリング
端と中央との冷却速度の差が拡大され、コイル内の変動
が増加し、商品価値がそこなわれることなどの欠点があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、微細パーラ
イト組織を有する強度の高い太径高張力鋼線を得るため
に、高速高温圧延によるオーステナイト結晶粒の粗大化
を利用した製造法を提供することを目的とする。即ち、
本発明は太径線材製造時の冷却速度を上昇させることな
く、線材圧延における圧延仕上温度を1250℃まで上
昇させることにより圧延出側のオーステナイト組織を粗
大化させて焼入れ性を向上させ、これにより表層および
内部が均一な微細パーライト組織を有する機械的性質の
優れた太径高張力鋼線を得ることを骨子とする。
イト組織を有する強度の高い太径高張力鋼線を得るため
に、高速高温圧延によるオーステナイト結晶粒の粗大化
を利用した製造法を提供することを目的とする。即ち、
本発明は太径線材製造時の冷却速度を上昇させることな
く、線材圧延における圧延仕上温度を1250℃まで上
昇させることにより圧延出側のオーステナイト組織を粗
大化させて焼入れ性を向上させ、これにより表層および
内部が均一な微細パーライト組織を有する機械的性質の
優れた太径高張力鋼線を得ることを骨子とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨とするとこ
ろは、C:0.02〜0.20wt%、Mn:0.5〜
1.0wt%、Si:0.30〜0.90wt%、Ti
:0.05〜0.25wt%を含有し、残部がFeおよ
び不可避的不純物からなる組成の鋼片を用いて、加熱温
度を900〜1000℃の範囲で加熱し、線材の仕上圧
延速度を100m/sec 以上、仕上温度を1200
〜1250℃の範囲内で圧延し、得られた圧延条材を8
50℃から400℃の間を1〜20℃/sec の冷却
速度で冷却することを特徴とする線径8〜20mmφの
太径高張力鋼線の製造法にある。
ろは、C:0.02〜0.20wt%、Mn:0.5〜
1.0wt%、Si:0.30〜0.90wt%、Ti
:0.05〜0.25wt%を含有し、残部がFeおよ
び不可避的不純物からなる組成の鋼片を用いて、加熱温
度を900〜1000℃の範囲で加熱し、線材の仕上圧
延速度を100m/sec 以上、仕上温度を1200
〜1250℃の範囲内で圧延し、得られた圧延条材を8
50℃から400℃の間を1〜20℃/sec の冷却
速度で冷却することを特徴とする線径8〜20mmφの
太径高張力鋼線の製造法にある。
【0005】
【作用】本発明の構成要件限定理由について述べる。C
は強度を支配する因子であり、下限0.02wt%はこ
れより低くすると強度が低くなりすぎるので0.02w
t%以上とし、上限は0.20wt%を越えると延性が
低下するため0.20wt%と定めた。
は強度を支配する因子であり、下限0.02wt%はこ
れより低くすると強度が低くなりすぎるので0.02w
t%以上とし、上限は0.20wt%を越えると延性が
低下するため0.20wt%と定めた。
【0006】Mnは脱酸元素であるとともに焼入性を向
上させる元素として知られており、上限は硬質マルテン
サイト組織を発生させない限界として1.0wt%とし
、また下限は焼入性を確保するために0.5wt%とし
た。Siは脱酸元素であるとともに固溶硬化により強度
を上げる元素として知られており、0.90wt%まで
添加される。これより多く添加すると、不経済となるか
ら0.90wt%を上限とした。下限は脱酸に必要な最
小量として0.30wt%とした。
上させる元素として知られており、上限は硬質マルテン
サイト組織を発生させない限界として1.0wt%とし
、また下限は焼入性を確保するために0.5wt%とし
た。Siは脱酸元素であるとともに固溶硬化により強度
を上げる元素として知られており、0.90wt%まで
添加される。これより多く添加すると、不経済となるか
ら0.90wt%を上限とした。下限は脱酸に必要な最
小量として0.30wt%とした。
【0007】Tiは微細な炭・窒化物の析出による析出
硬化、結晶粒微細化による強度上昇の効果を狙い、線材
圧延前の加熱温度の制約と経済的な理由により添加量は
0.05〜0.25wt%とした。線材圧延における加
熱温度は鋼片の成分を均一に固溶させるとともに圧延中
の鋼材の温度に影響を与える。下限はオーステナイト化
温度以上で鋼片の成分を均一に固溶し、かつ圧延中の鋼
材温度をA1 変態点以上に確保するために900℃と
し、上限はスケールおよび脱炭層の量を低く抑えるため
に1000℃とした。
硬化、結晶粒微細化による強度上昇の効果を狙い、線材
圧延前の加熱温度の制約と経済的な理由により添加量は
0.05〜0.25wt%とした。線材圧延における加
熱温度は鋼片の成分を均一に固溶させるとともに圧延中
の鋼材の温度に影響を与える。下限はオーステナイト化
温度以上で鋼片の成分を均一に固溶し、かつ圧延中の鋼
材温度をA1 変態点以上に確保するために900℃と
し、上限はスケールおよび脱炭層の量を低く抑えるため
に1000℃とした。
【0008】線材圧延の仕上速度は加工発熱による温度
上昇の大きな要因となる。このことを本発明者等は実験
的に求めた。その内容は図1に示すように、線材圧延仕
上速度の上昇に伴い加工発熱により鋼材の温度が上昇し
ていることがわかる。線材圧延の仕上温度は組織のオー
ステナイト結晶粒度に大きな影響を与え、圧延仕上温度
の上昇により粗粒のオーステナイト結晶粒が得られる。
上昇の大きな要因となる。このことを本発明者等は実験
的に求めた。その内容は図1に示すように、線材圧延仕
上速度の上昇に伴い加工発熱により鋼材の温度が上昇し
ていることがわかる。線材圧延の仕上温度は組織のオー
ステナイト結晶粒度に大きな影響を与え、圧延仕上温度
の上昇により粗粒のオーステナイト結晶粒が得られる。
【0009】圧延仕上温度を1200℃以上にするため
圧延速度の下限は100m/sec とした。他方、設
備の制約から圧延速度の上限は120m/sec とし
た。線材圧延の仕上温度は組織のオーステナイト結晶粒
度に大きな影響を与える。よって、オーステナイト結晶
粒を粒度番号8番以下の粗粒にするための仕上圧延温度
の下限は1200℃とした。他方、仕上圧延温度の上限
は線材圧延設備の維持補修の観点から1250℃とした
。
圧延速度の下限は100m/sec とした。他方、設
備の制約から圧延速度の上限は120m/sec とし
た。線材圧延の仕上温度は組織のオーステナイト結晶粒
度に大きな影響を与える。よって、オーステナイト結晶
粒を粒度番号8番以下の粗粒にするための仕上圧延温度
の下限は1200℃とした。他方、仕上圧延温度の上限
は線材圧延設備の維持補修の観点から1250℃とした
。
【0010】冷却速度はパーライト変態開始温度を決定
する要因である。その下限は変態開始温度を低く抑える
ために1℃/sec とした。他方、冷却速度の上限は
急冷により表層にマルテンサイトが発生しないように2
0℃/ssec とした。線径は焼入性に影響を及ぼし
、均質な組織を形成するための重要な因子である。線径
が太くなると表層部と中心部の硬度に差が生じない均質
なパーライト組織が形成されない。上限は均質微細なパ
ーライト組織を得るために20mmφとした。下限は焼
入性向上による硬質なマルテンサイトの生成を抑えるた
め8mmφとした。
する要因である。その下限は変態開始温度を低く抑える
ために1℃/sec とした。他方、冷却速度の上限は
急冷により表層にマルテンサイトが発生しないように2
0℃/ssec とした。線径は焼入性に影響を及ぼし
、均質な組織を形成するための重要な因子である。線径
が太くなると表層部と中心部の硬度に差が生じない均質
なパーライト組織が形成されない。上限は均質微細なパ
ーライト組織を得るために20mmφとした。下限は焼
入性向上による硬質なマルテンサイトの生成を抑えるた
め8mmφとした。
【0011】
【実施例】低炭素鋼を250トン転炉で溶製し、脱ガス
処理設備を用いて脱炭ならびに成分調整を行った。表1
に供試材の化学成分を示す。表1のA〜Dは本発明鋼の
例、E〜Iは比較鋼の例である。
処理設備を用いて脱炭ならびに成分調整を行った。表1
に供試材の化学成分を示す。表1のA〜Dは本発明鋼の
例、E〜Iは比較鋼の例である。
【0012】E鋼はC量が上限超、F鋼はC量が下限未
満、G鋼はSi量が下限未満、H鋼はMn量が上限超、
I鋼はMn量が下限未満である。これらの供試鋼を連続
鋳造設備により300×500mm鋳片とし、さらに分
塊圧延により122mm角断面の鋼片を製造した。これ
らの鋼片を表2に示す線材圧延条件で加熱後、高速線材
圧延シミュレーターにより8〜20mmφの線材に圧延
し、直接溶融塩により冷却した。
満、G鋼はSi量が下限未満、H鋼はMn量が上限超、
I鋼はMn量が下限未満である。これらの供試鋼を連続
鋳造設備により300×500mm鋳片とし、さらに分
塊圧延により122mm角断面の鋼片を製造した。これ
らの鋼片を表2に示す線材圧延条件で加熱後、高速線材
圧延シミュレーターにより8〜20mmφの線材に圧延
し、直接溶融塩により冷却した。
【0013】引張試験はJISZ2201の2号試験片
を用い、JISZ2241記載の方法で行った。このよ
うにして得られた特性値を表2に併せて示す。No.
5〜No. 13は比較鋼である。No. 5は加熱温
度が低すぎたため仕上圧延温度が低下し、引張強度が低
下した。
を用い、JISZ2241記載の方法で行った。このよ
うにして得られた特性値を表2に併せて示す。No.
5〜No. 13は比較鋼である。No. 5は加熱温
度が低すぎたため仕上圧延温度が低下し、引張強度が低
下した。
【0014】No. 6は仕上圧延出側速度が遅すぎた
ため仕上圧延温度が低下し、引張強度が低下した。 No. 7は冷却速度が遅すぎたためパーライト変態開
始温度が上昇し、引張強度が低下した。 No. 8は冷却速度が速すぎて表層部にマルテンサイ
ト組織が生成したので延性が低下した。
ため仕上圧延温度が低下し、引張強度が低下した。 No. 7は冷却速度が遅すぎたためパーライト変態開
始温度が上昇し、引張強度が低下した。 No. 8は冷却速度が速すぎて表層部にマルテンサイ
ト組織が生成したので延性が低下した。
【0015】No. 9は線径が太すぎたため微細なパ
ーライト組織が形成されず、引張強度が低下した。 No. 10は線径が細すぎて焼入性が向上し、マルテ
ンサイト組織が生成したので延性が低下した。 No. 11はC量が高すぎたため延性が低下した。
ーライト組織が形成されず、引張強度が低下した。 No. 10は線径が細すぎて焼入性が向上し、マルテ
ンサイト組織が生成したので延性が低下した。 No. 11はC量が高すぎたため延性が低下した。
【0016】No. 12はC量が低すぎたため引張強
度が低下した。 No. 13はSi量が低すぎたため脱酸が不充分で引
張強度が低下した。 No. 14はMn量が高すぎたため延性が低下した。 No. 15はMn量が低すぎたため引張強度が低下し
た。
度が低下した。 No. 13はSi量が低すぎたため脱酸が不充分で引
張強度が低下した。 No. 14はMn量が高すぎたため延性が低下した。 No. 15はMn量が低すぎたため引張強度が低下し
た。
【0017】
【表1】
【0018】
【表2】
【0019】
【表3】
【0020】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明法に従って製造
された太径高張力鋼線は、従来法にくらべて、より一段
と機械的特性が向上している。これにより従来より太い
線径の高張力鋼線を製造することができ、高強度を必要
とする大形構造物への適用が可能となる。
された太径高張力鋼線は、従来法にくらべて、より一段
と機械的特性が向上している。これにより従来より太い
線径の高張力鋼線を製造することができ、高強度を必要
とする大形構造物への適用が可能となる。
【図1】線材仕上圧延における圧延速度と鋼材の温度の
関係を示す図である。
関係を示す図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 C:0.02〜0.20wt%、Mn
:0.5〜1.0wt%、Si:0.30〜0.90w
t%、Ti:0.05〜0.25wt%を含有し、残部
がFeおよび不可避的不純物からなる組成の鋼片を用い
て、加熱温度を900〜1000℃の範囲で加熱し、線
材の仕上圧延速度を100m/sec 以上、仕上温度
を1200〜1250℃の範囲内で圧延し、得られた圧
延条材を850℃から400℃の間を1〜20℃/se
c の冷却速度で冷却することを特徴とする線径8〜2
0mmφの太径高張力鋼線の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7799991A JPH04311524A (ja) | 1991-04-10 | 1991-04-10 | 太径高張力鋼線の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7799991A JPH04311524A (ja) | 1991-04-10 | 1991-04-10 | 太径高張力鋼線の製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04311524A true JPH04311524A (ja) | 1992-11-04 |
Family
ID=13649502
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7799991A Withdrawn JPH04311524A (ja) | 1991-04-10 | 1991-04-10 | 太径高張力鋼線の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04311524A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100435471B1 (ko) * | 1999-12-24 | 2004-06-10 | 주식회사 포스코 | 냉간성형 스프링용강 선재의 제조방법 |
-
1991
- 1991-04-10 JP JP7799991A patent/JPH04311524A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100435471B1 (ko) * | 1999-12-24 | 2004-06-10 | 주식회사 포스코 | 냉간성형 스프링용강 선재의 제조방법 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980711 |