JPH04313412A - 熱間圧延機の板厚制御方法及び板厚制御装置 - Google Patents
熱間圧延機の板厚制御方法及び板厚制御装置Info
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- JPH04313412A JPH04313412A JP3077830A JP7783091A JPH04313412A JP H04313412 A JPH04313412 A JP H04313412A JP 3077830 A JP3077830 A JP 3077830A JP 7783091 A JP7783091 A JP 7783091A JP H04313412 A JPH04313412 A JP H04313412A
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
し、帯板を生産する熱間圧延機の板厚制御装置及び板厚
制御方法に関する。
料先端部の板厚は、一般に、仕上設定計算(FSUC:
Finisher Set Up Calc
ulation)の精度に依存する。つまり、仕上設定
計算においては、仕上入側の材料(トランスファバー、
あるいは、粗バーともいう)に対し、先端部からある距
離の点を設定計算の狙い位置として決めておき、狙い位
置におけるバーの温度、板厚などを用いて、仕上ミルに
対するロールギャップやロール速度を計算により求めて
、ミルの設定を行なっている。 この狙い位置と粗バー最先端部との距離は、通常、先端
部の温度勾配の定性的傾向から、安定してバーの通板が
可能となるような長さが選択されるが、一般には1〜2
m程度である。
の狙い位置における設定計算の精度そのものに依存する
が、狙い位置におけるFSUCの精度が十分満足できる
程度を達成したとしても、なお、FSUCの狙い位置よ
り先端に近い部分の板厚精度は保証されているわけでは
ない。つまり、FSUCの精度は狙い位置の諸量に対し
て保証されているものであるから、狙い位置より最先端
に近い部分の温度や板厚条件におけるFSUCのギャッ
プの計算値は狙い位置のギャップの計算値と異なるのが
当然である。
出側製品厚2mmのコイルを圧延するとき、クロップシ
ャのカット長を0.5mとすると、バーの先端部2mは
、製品コイルでは、 (2−0.5)×30/2=22.5(m)
………(1)にもなり、その長さの部分の板
厚精度が保証されないことになるため、問題が大きいこ
とが判る。それに対して、現状はさまざまな制御手段が
採られているが、それは以下のようである。 (1) 仕上ミル前段スタンドの圧延荷重の実績値と
計算値の差を後段スタンドの荷重計算に反映させ、後段
に板が咬み込む前に後段スタンドのロールギャップをフ
イードフォワード的に修正する方法。ダイナミックセッ
トアップとも呼称される。(たとえば、日本塑性加工学
会:第133回塑性加工シンポジウムテキスト参照)(
2) 仕上ミルのスタンド間に板厚計を設置し、板の
先端部が板厚計に到達したタイミングで、板厚計を設置
したスタンド間における板厚の予測偏差に基づき、最終
スタンドの出側板厚偏差が0となるように、後段スタン
ドのロールギャップを修正する方法。(たとえば、日本
塑性加工学会:第133回塑性加工シンポジウムテキス
ト、あるいは、特開平2−211905号公報(熱間連
続圧延機における圧下位置設定方法)参照)(3)
絶対値方式のAGC(Automatic Gaug
e Control)により、板先端がミルに咬み込
んだ直後に板厚をロックオンし、できるだけ先端部より
制御を開始して、先端部板厚精度を向上させる方法。(
たとえば、日本塑性加工学会:第133回塑性加工シン
ポジウムテキスト参照) このような諸手段を用いればある程度の先端部板厚精度
の向上は可能であるが、なおFSUCで狙う位置が最先
端より離れた点であるために、狙い位置より先の部分に
ついては十分な板厚精度の製品コイルが得られるとは限
らないという問題があった。
分の板厚精度の飛躍的向上に成功しえない原因は、粗バ
ー先端部のFSUC狙い位置より先の部分では、先端で
あるが故に、粗圧延の後、仕上ミルの入側に到達するま
でにデスケーラの水その他の要因によりもっとも温度低
下が激しく、また、加熱炉内のスキッドによる温度外乱
も大きいという非常に不利な条件にある。つまり、板先
端部の温度がFSUCの狙い位置とほぼ同じで、定常状
態に近いとすれば、FSUCの狙い位置におけるギャッ
プ設定値と同じ設定により板を最先端から咬み込み/圧
延しても、板先端部の板厚精度はFSUCの狙い位置に
おける板厚精度にほぼ等しくなると考えられる。しかし
、現実に板の先端部の温度変化は非常に大きく、従って
、前述の各制御手段を用いても、十分な板厚精度を安定
して得ることは困難な状況にある。これは、粗バー先端
部の温度変化を適切に考慮して、FSUCの補償を行な
うことが従来技術をもってしては困難であったという点
に最大の問題がある。また、実際に粗バー最先端部から
温度をサンプリングし、最適な設定を行なうという試み
が有ったにもかかわらず、未だに成功していない原因は
バー最先端部から各点ですべての設定値(ロールギャッ
プ、ロール速度その他)を計算しようとしたために、温
度のデータサンプリング失敗などの不確定要因により、
操業全体が不安定になってしまうという問題点に有った
。本発明は、この両者拮抗する問題点に対処することが
可能で、しかも現実の操業を不安定にすることなく製品
の板厚精度を向上させ得る熱間圧延機の板厚制御方法及
び装置を提供することにある。
の板厚制御装置は、タンデムに配置されたN個のスタン
ドF1 〜FN と、スタンドFi (i=1〜N)の
ロールを駆動する電動機Mi とを有している熱間圧延
機において、熱間圧延機に送られてくる粗バーの材料温
度を連続的に検出する温度検出手段と、この温度検出手
段の出力に基づいて粗バー上の最先端位置から所定距離
毎にサンプリングして最先端位置から設定計算狙い位置
までのm個の位置j(j=1〜m)のサンプリング温度
TE (j)を求めるサンプリング手段と、粗バー先端
のクロップとしてカットされる部分を求め、m個のサン
プリング温度TE (j)(j=1〜m)の中からカッ
トされる部分に含まれている位置のサンプリング温度T
E (j)(j=1〜P−1)を切り捨てるクロップ長
カット演算手段と、残っているサンプリング温度TE
(p)〜TE (m)の中に異常値があるかどうかを検
出し、異常値があれば修正して出力し、無ければ修正し
ないで出力する温度異常値検出手段と、設定計算狙い位
置のサンプリング温度TE (m)及び粗バーの基本デ
ータに基づいて、各スタンドFi (i=1〜N)にお
ける粗バーの各位置jの材料温度予測値Ti (j)(
j=p〜m)及び各スタンドFのロール周速Vi を演
算する仕上設定計算手段と、この仕上設定計算手段の出
力、基本データ、及び温度異常値検出手段の出力に基づ
いて、粗バー上の各位置jに対応する各スタンドFi
(i=1〜N)の予測荷重Pi (j)(j=p〜m)
を演算する荷重演算手段と、この予測荷重Pi (j)
に基づいて、この予測荷重が付加されるときの各スタン
ドFi のロールギャップ設定値Si (j)を演算す
るギャップ演算手段と、各スタンドFi のロール周速
Vi 及びロールギャップ設定値Si (j)に基づい
て粗バー上の各位置jが各スタンドFi で圧延される
ときの時刻tとこの時の各スタンドFi のギャップ設
定値Si (j,t)を演算する設定タイミング演算手
段と、このギャップ設定値Si (j,t)が所定の範
囲の値となるように制限する制限手段と、この制限され
たギャップ設定値Si (j,t)に基づいて、各スタ
ンドFi のロールギャップを設定するロールギャップ
設定手段と、各スタンドFi のロール周速Vi に基
づいて電動機Mi の回転速度を制御する速度制御手段
とを備えていることを特徴とする。
方法はタンデムに配置されたN個のスタンドF1 〜F
N と、スタンドFi (i=1〜N)のロールを駆動
する電動機Mi とを有している熱間圧延機において、
熱間圧延機に送られてくる粗バーの材料温度を連続的に
検出する第1のステップと、粗バー上の最先端位置から
所定距離毎にサンプリングして最先端位置から設定計算
狙い位置までのm個の位置j(j=1〜m)のサンプリ
ング温度TE (j)を求める第2のステップと、粗バ
ー先端のクロップとしてカットされる部分を求め、m個
のサンプリング温度TE (j)(j=1〜m)の中か
らカットされる部分に含まれている位置のサンプリング
温度TE (j)(j=1〜P−1)を切り捨てる第3
のステップと、残っているサンプリング温度TE (p
)〜TE (m)の中に異常値があるかどうかを検出し
、異常値があれば修正する第4のステップと、設定計算
狙い位置のサンプリング温度TE (m)及び粗バーの
基本データに基づいて、各スタンドFi (i=1〜N
)における粗バーの各位置jの材料温度予測値Ti (
j)(j=p〜m)及び各スタンドFi のロール周速
Vi を演算する第5のステップと、ロール周速Vi
、材料温度予測値Ti (j)、基本データ、及び第4
のステップによって修正されたサンプリング温度に基づ
いて粗バー上の各位置jに対応する各スタンドFi (
i=1〜N)の予測荷重Pi (j)(j=p〜m)を
演算する第6のステップと、この予測荷重Pi(j)に
基づいて、この予測荷重が付加されるときの各スタンド
Fi のロールギャップ設定値Si (j)を演算する
第7のステップと、各スタンドFi のロール周速Vi
及びロールギャップ設定値Si (j)に基づいて粗
バー上の各位置jが各スタンドFiで圧延されるときの
時刻tとこの時の各スタンドFi のギャップ設定値S
i (j,t)を演算する第8のステップと、このギャ
ップ設定値Si (j,t)が所定の範囲の値となるよ
うに制限する第9のステップと、この制限されたギャッ
プ設定値Si (j,t)に基づいて、各スタンドFi
のロールギャップを設定する第10のステップと、各
スタンドFi のロール周速Vi に基づいて電動機M
i の回転速度を制御する第11のステップとを備えて
いることを特徴とする。
により、粗バーの先端部の材料温度を連続的に測定し、
それに基づきサンプリング手段により、粗バー上の所定
距離毎のサンプリング温度TE (j)(j=1〜m)
として発生するので、粗バーの最先端位置から設定計算
の狙い位置に至るまでの材料温度を位置jの関数として
得ることができる。また、クロップ長カット演算手段に
より粗バー先端のクロップとしてカットされる長さに相
当するサンプリング温度TE (j)(j=1〜p−1
)を切り捨て、温度異常値検出手段により、サンプリン
グ温度TE (j)(j=1〜m)の合理性チエックを
行ない異常値を修正することにより、サンプリング温度
修正値TE ′(j)(j=p〜m)を発生させるので
、サンプリング温度TE (j)に基づき、クロップと
して切り捨てる長さを考慮し、かつ、サンプリングの失
敗による異常値を検出して、合理的な粗バー最先端部の
温度変化パターンとして、サンプリング温度修正値TE
′(j)(j=p〜m)を得ることができる。
狙い位置温度TE (m)、及び粗バー厚HR 、各ス
タンド出厚h1 等の基本データを用いて各スタンドF
i における粗バーの各位置jの材料温度Ti (j)
、及び、各スタンドロール周速Vi (m)を演算し、
この演算結果及びサンプリング温度修正値TE ′(j
)に基づき荷重演算手段により、粗バー上の各位置jに
対応する各スタンドの予測荷重Pi (j)を演算する
ので、粗バーの最先端から設定計算狙い位置までの材料
温度の変化パターンに対応した材料の予測荷重パターン
Pi (j)を得ることができる。さらに、ギャップ演
算手段により、そのときのギャップ設定値Si (j)
を演算するので、粗バー最先端から設定計算狙い位置ま
での材料温度の変化パターン、すなわち、サンプリング
温度修正値TE ′(j)に基づいたギャップ設定値S
i (j)を得ることができる。
Vi (m)と各位置jギャップ設定値Si (j)に
基づき、設定タイミング演算手段により、粗バー上の各
位置jが各スタンドFi で圧延されるときの時刻tと
そのときの各スタンドのギャップ設定値Si (j,t
)を演算するので、粗バー上の各位置jが各スタンドF
i によって圧延されるタイミングにおいて、設定すべ
きギャップ設定値Si (j,t)を求めることができ
る。さらに、制限手段によりギャップ設定値Si (j
,t)にリミットを掛けた後、各スタンドのロールギャ
ップ設定手段に送出し、各タイミング毎のロールギャッ
プとし、また、ロール周速Vi に基づいて、各スタン
ドFi の駆動電動機Mi が速度制御手段に制御され
て粗バーの圧延を行なうので、粗バー上の設定計算狙い
位置より最先端に至る位置の材料温度パターンを考慮し
て各スタンドのギャップ設定を行なうことができ、製品
コイル最先端から設定計算狙い位置までの先端部に対し
、良好な板厚精度を実現することができる。
1のステップにより、粗バーの先端部の材料温度を連続
的に測定し、それに基づき第2のステップにより、粗バ
ー上の所定距離毎のサンプリング温度TE (j)(j
=1〜m)として発生するので、粗バーの最先端位置か
ら設定計算の狙い位置に至るまでの材料温度を各位置j
の関数として得ることができる。また、第3のステップ
により粗バー先端のクロップとしてカットされる長さに
相当するサンプリング温度TE (j)(j=1〜p−
1)を切り捨て、第4のステップにより、サンプリング
温度TE (j)(j=1〜m)の合理性チエックを行
なう異常値を修正することにより、サンプリング温度修
正値TE ′(j)(j=p〜m)を発生させるので、
サンプリング温度TE (j)に基づき、クロップとし
て切り捨てる長さを考慮し、かつ、サンプリングの失敗
による異常値を検出して、合理的な粗バー最先端部の温
度変化パターンとして、サンプリング温度修正値TE
′(j)(j=p〜m)を得ることができる。
い位置温度TE (m)、及び粗バー厚HR 、各スタ
ンド出厚h1 等の基本データを用いて各スタンドFi
における粗バーの各位置jの材料温度Ti (j)、
及び、各スタンドロール周速Vi (m)を演算し、こ
の演算結果及びサンプリング温度修正値TE ′(j)
に基づき第6のステップにより、粗バー上の各位置jに
対応する各スタンドの予測荷重Pi (j)を演算する
ので、粗バーの最先端から設定計算狙い位置までの材料
温度の変化パターンに対応した材料の予測荷重パターン
Pi (j)を得ることができる。さらに、第7のステ
ップにより、そのときのギャップ設定値Si (j)を
演算するので、粗バー最先端から設定計算狙い位置まで
の材料温度の変化パターン、すなわち、サンプリング温
度修正値TE ′(j)に基づいたギャップ設定値Si
(j)を得ることができる。
Si (j)に基づき、第8のステップにより、粗バー
上の各位置jが各スタンドFi で圧延されるときの時
刻tとそのときの各スタンドのギャップ設定値Si (
j,t)を演算するので、粗バー上の各位置jが各スタ
ンドFi によって圧延されるタイミングにおいて、設
定すべきギャップ設定値Si (j,t)を求めること
ができる。さらに、第9のステップによりギャップ設定
値Si (j,t)にリミットが掛けられた後、各スタ
ンドの各タイミング毎のロールギャップがギャップ設定
値Si (j,t)となるように第10のステップによ
って設定され、また、ロール周速Vi に基づいて各ス
タンドFi の電動機Mi が第11のステップに制御
されて粗バーの圧延を行なうので、粗バー上の設定計算
狙い位置より最先端に至る位置の材料温度パターンを考
慮して各スタンドのギャップ設定を行なうことができ、
製品コイル最先端から設定計算狙い位置までの先端部に
対し、良好な板厚精度を実現することができる。
の構成を示すブロック図である。この実施例の板厚制御
装置は、熱間で帯板を圧延するN個のスタンドのタンデ
ムミル(F1 〜FN )を制御するものであり、粗ミ
ル出側、あるいは仕上ミル入側に設置された温度計2と
、温度サンプリング装置3と、クロップ長カット演算器
4と、温度異常値検出器5と、仕上設定計算装置(以下
、FSUともいう)6と、荷重演算器7と、ギャップ演
算器8と、設定タイミング演算器9と、リミッタ10、
及び、各スタンドFi (i=1〜N)を駆動する主機
モータMi の速度制御装置ASRi (i=1〜N)
、ロールギャップ設定器GSi (i=1〜N)とを備
えた構成となっている。次に各機器の構成と作用を図1
を参照して説明する。
上ミルF1 〜FN に移送される粗バー1の最先端か
らの温度を温度計2により連続的に測定する。その出力
に基づき粗バー1上の最先端からの設定計算狙い位置M
までの部分を一定距離LS 毎にサンプリングし、最先
端から狙い位置Mまでのm個の材料温度TE (j)(
j=1〜m)を温度サンプリング装置3を用いて求める
。粗バー1の最先端の温度はTE (1)であり、設定
計算狙い位置Mの温度はTE (m)である。さらに、
粗バー1の先端のクロップシャーCSによってカットさ
れるカット長をLc とすると、クロップ長カット演算
器4により、LS ×p≧Lc となる最初のp番目の
位置を求め、材料温度TE (j)(j=1〜m)のう
ち、1〜(p−1)番目のデータをカットして、材料温
度TE (j)(j=1〜m)を得る。次に温度異常値
検出器5、この材料温度TE (j)の各データの連続
する2個の点を順次取り出し、その差△Tk =|TE
(k−1)−TE (k)|があらかじめ設定されて
いる温度差チエック値△TLIM 以下であれば、TE
′(j)=TE (j)とし、△TLIM を越えた
場合は、以下の補間計算を行なう。つまり、いま、qが
サンプリングミスなどによる温度異常値を与えたデータ
番号とすれば、サンプリングデータのうちTE (q)
を切り捨て、補間式、たとえばTE ′(q)={TE
(q−1)+TE (q+1)}/2を用いて、切り
捨てたデータを修正する。このように求めたサンプリン
グ温度修正値TE ′(j)(j=p〜m)はサンプリ
ングミスが発生した場合でも、滑らかな温度パターンと
なり、操業上有害な異常値は取り除かれていることにな
る。
Mの材料温度サンプリングデータTE ′(m)に基づ
き、通常の設定計算の内容に従って、粗バー1の厚みH
R 、各スタンド出厚hi 、仕上目標厚hF AIM
、及び仕上目標温度TFDAIM などの基本データ
を用いて、各スタンドFi のロール周速Vi を演算
し、さらに基本データ及びサンプリング温度修正値TE
′(j)(j=p〜m)に基づき、各スタンドFi
の材料温度予測値Ti (j)を粗バー1上の各点j毎
に計算する。さらに、上記基本データ、各スタンドロー
ル周速Vi 、及び各スタンド材料温度予測値Ti (
j)に基づき、荷重演算器7により、粗バー1の先端部
の各温度サンプリング点が仕上各スタンドFi で圧延
されるときの各点の予測圧延荷重Pi (j)を演算す
る。この予測圧延荷重Pi (j)は各スタンド出厚h
i 、ロール周速Vi などは設定計算狙い位置Mにお
いて与えられたデータと同じものを用いているので、材
料先端部の温度パターンによる圧延荷重の変化分のみが
考慮された値となっている。
ギャップ演算器8により、粗バー1上の各点に対応する
各点のギャップ設定値Si (j)を演算する。そして
、FSU6により演算された各スタンドFi のロール
周速Vi と各点のギャップ設定値Si (j)に基づ
き、設定タイミング演算器9を用いて、粗バー1上の各
点が各スタンドFi において圧延されるタイミングt
とそのときの各点のギャップ設定値Si (j,t)を
演算する。つまり、いま、クロップカットされた粗バー
1の長さをちょうどLs ×(p−1)とすると、粗バ
ー1上のp番目からm番目までの各点j(j=p〜m)
はカット後の最先端からLs ×(j−p)なる位置に
ある、従って、Fi スタンド出側における各点jの位
置は最先端から、Ls ×(j−p)×HR /hi
………(2) の位置に来る。Fi+1 スタンドでこの点が圧延され
るタイミングは、Fi スタンドのロードリレーのON
以後、Vi ×(1×fi )なる材料速度を用いて、
t=Ls ×(j−p)×HR /(hi ×Vi
×(1+fi )) …(3)と計算できる。ここ
で、fi はFi スタンドの先進率である。スタンド
毎に各点のギャップ設定値Si (j,t)を演算して
、(3)式のタイミングtとともに出力する。この演算
されたギャップ設定値をリミッタ10によりリミットを
かけ、各スタンドFi に設けられたロールギャップ設
定器GSi (i=1〜N)に各設定タイミング毎に出
力し、ロールギャップを設定する。また、上記ロール周
速Vi を各スタンドFi の主機モータMi (i=
1〜N)の速度制御装置ASRi (i=1〜N)に出
力し、粗バーの仕上圧延を行なう。これにより、製品コ
イル先端部の温度パターンを考慮してギャップ設定を行
なうため、良好な板厚精度を実現することができる。
度パターンは、たとえば、図2のようになる。最先端部
は、通常、デスケーラの水をかぶることと及び空冷され
る度合いがもっとも大きいため、定常部に比べて、温度
がかなり低いことが多い。また、加熱炉のスキッドも、
炉内におけるスラブの鼻下がりをふせぐため、最先端か
ら数米の位置にくることが多く、両方の効果で、図2の
ような温度変化の激しいパターンになりやすいと考えら
れる。この粗バー1の最先端部から設定計算狙い位置M
までの部分を粗バー1の長手方向に拡大してかくと図3
のようになる。つまり、1〜(p−1)番目の温度サン
プリング点はクロップとして切り捨てられ、P−m番目
の点が用いられる。m番目の点Mは設定計算の狙い位置
である。いま、先端部の温度パターンが図3のように変
化する場合にロールギャップを一定に保持したとすると
、同じ部分を圧延したときの荷重Pi (j)の変化は
図4のようになる。従って、ロールギャップを一定に保
持した場合には荷重Pi (j)の変化分だけ板厚が変
化することになる。それを模式的に示すと図5のように
なる。つまり、ロールギャップが一定なので、荷重の減
少に伴いミル伸びが減少し、出厚が厚くなり設定計算の
狙い厚から外れる訳である。
ば、図4のような圧延荷重Pi (j)の変化を先端部
のサンプリング温度Ti (j)に基づいて予測し、荷
重の変化による出厚の変動を、ギャップ設定値Si(j
,t)を圧延タイミングを考慮して変更するために材料
先端部の板厚変動を減少させることができる。さらに、
本実施例によれば、粗バー先端部の温度変化は、非常に
変動幅が大きく、不安定なため、温度サンプリングの失
敗、あるいは、異常値の検出の可能性を考慮して異常値
の検出を行ない、補間計算によって異常値に基づくギャ
ップ設定を回避できるようになっているので、ギャップ
設定を材料先端部で変更しても操業の不安定につながる
ことはない。
ギャップ設定値Si(m,t)に対して、上下限値を与
えてリミットをかけているので、過剰なギャップ変動を
引き起こすことなく、安定した操業を保つことができる
。さらに、ロール周速Vi などのギャップ以外の諸設
定値については、設定計算の狙い位置Mの諸量を用いて
計算するので従来の設定計算とまったく同じで、設定計
算の全ルーチンを演算する場合と異なり、過大な計算機
の負荷を要することもないという利点がある。さらに、
他の実施例としては、粗ミル出側に板厚計を設置して、
粗バー1の先端部の温度の各サンプリング位置に対応す
る粗バー1の板厚変動を測定し、その値を荷重演算器7
の各点の荷重演算に反映させることも可能である。この
場合、粗バー先端部の温度の変化による、粗ミルの各パ
スの圧延における板厚変動に起因する仕上圧延での出厚
変動も併せて防ぐことが可能となり、より高精度な製品
先端部の板厚を実現することができる。また、上記の実
施例において、粗ミル出側に板厚計を設置するかわりに
、粗圧延の最終パスのゲージメータ板厚を温度のサンプ
リング距離に同期させて演算し、荷重演算器7の荷重演
算に反映させることも可能である。
粗バーの先端部の温度変化を考慮して、設定すべきギャ
ップとそのタイミングを演算し、かつ、操業を不安定に
陥らせることなく、製品コイルの板厚精度を向上させ得
る熱間圧延機の板厚制御方法及び装置を実現することが
可能となり有利である。
施例の構成を示すブロック図。
。
近い部分の温度変化を拡大したグラフ。
かつ、各スタンドのロールギャップを一定に保持したと
きの圧延荷重の変化を示すグラフ。
合のスタンドFi の出厚hi の変動を示すグラフ。
=1〜N) 仕上スタンドGSi (i=1〜N)
ギャップ設定器CS クロップシャー Mi (i=1〜N) 電動機
Claims (2)
- 【請求項1】タンデムに配置されたN個のスタンドF1
〜FN と、スタンドFi (i=1〜N)のロール
を駆動する電動機Mi とを有している熱間圧延機にお
いて、前記熱間圧延機に送られてくる粗バーの材料温度
を連続的に検出する温度検出手段と、この温度検出手段
の出力に基づいて前記粗バー上の最先端位置から所定距
離毎にサンプリングして前記最先端位置から設定計算狙
い位置までのm個の位置j(j=1〜m)のサンプリン
グ温度TE (j)を求めるサンプリング手段と、粗バ
ー先端のクロップとしてカットされる部分を求め、m個
のサンプリング温度TE (j)(j=1〜m)の中か
ら前記カットされる部分に含まれている位置のサンプリ
ング温度TE (j)(j=1〜P−1)を切り捨てる
クロップ長カット演算手段と、残っているサンプリング
温度TE (p)〜TE (m)の中に異常値があるか
どうかを検出し、異常値があれば修正して出力し、無け
れば修正しないで出力する温度異常値検出手段と、設定
計算狙い位置のサンプリング温度TE (m)及び粗バ
ーの基本データに基づいて、前記各スタンドFi (i
=1〜N)における粗バーの前記各位置jの材料温度予
測値Ti (j)(j=p〜m)及び各スタンドFのロ
ール周速Vi を演算する仕上設定計算手段と、この仕
上設定計算手段の出力、前記基本データ、及び前記温度
異常値検出手段の出力に基づいて、粗バー上の前記各位
置jに対応する各スタンドFi (i=1〜N)の予測
荷重Pi (j)(j=p〜m)を演算する荷重演算手
段と、この予測荷重Pi (j)に基づいて、この予測
荷重が付加されるときの各スタンドFi のロールギャ
ップ設定値Si (j)を演算するギャップ演算手段と
、各スタンドFi のロール周速Vi 及びロールギャ
ップ設定値Si (j)に基づいて粗バー上の前記各位
置jが各スタンドFi で圧延されるときの時刻tとこ
の時の各スタンドFiのギャップ設定値Si (j,t
)を演算する設定タイミング演算手段と、このギャップ
設定値Si (j,t)が所定の範囲の値となるように
制限する制限手段と、この制限されたギャップ設定値S
i (j,t)に基づいて、各スタンドFi のロール
ギャップを設定するロールギャップ設定手段と、各スタ
ンドFi のロール周速Vi に基づいて電動機Mi
の回転速度を制御する速度制御手段とを備えていること
を特徴とする熱間圧延機の板厚制御装置。 - 【請求項2】タンデムに配置されたN個のスタンドF1
〜FN と、スタンドFi (i=1〜N)のロール
を駆動する電動機Mi とを有している熱間圧延機にお
いて、前記熱間圧延機に送られてくる粗バーの材料温度
を連続的に検出する第1のステップと、前記粗バー上の
最先端位置から所定距離毎にサンプリングして前記最先
端位置から設定計算狙い位置までのm個の位置j(j=
1〜m)のサンプリング温度TE (j)を求める第2
のステップと、粗バー先端のクロップとしてカットされ
る部分を求め、m個のサンプリング温度TE (j)(
j=1〜m)の中から前記カットされる部分に含まれて
いる位置のサンプリング温度TE (j)(j=1〜P
−1)を切り捨てる第3のステップと、残っているサン
プリング温度TE (p)〜TE (m)の中に異常値
があるかどうかを検出し、異常値があれば修正する第4
のステップと、設定計算狙い位置のサンプリング温度T
E (m)及び粗バーの基本データに基づいて、前記各
スタンドFi (i=1〜N)における粗バーの前記各
位置jの材料温度予測値Ti (j)(j=p〜m)及
び各スタンドFi のロール周速Vi を演算する第5
のステップと、ロール周速Vi 、材料温度予測値Ti
(j)前記基本データ、及び前記第4のステップによ
って修正されたサンプリング温度に基づいて粗バー上の
前記各位置jに対応する各スタンドFi (i=1〜N
)の予測荷重Pi (j)(j=p〜m)を演算する第
6のステップと、この予測荷重Pi (j)に基づいて
、この予測荷重が付加されるときの各スタンドFi の
ロールギャップ設定値Si (j)を演算する第7のス
テップと、各スタンドFi のロール周速Vi 及びロ
ールギャップ設定値Si (j)に基づいて粗バー上の
前記各位置jが各スタンドFi で圧延されるときの時
刻tとこの時の各スタンドFi のギャップ設定値Si
(j,t)を演算する第8のステップと、このギャッ
プ設定値Si (j,t)が所定の範囲の値となるよう
に制限する第9のステップと、この制限されたギャップ
設定値Si (j,t)に基づいて、各スタンドFi
のロールギャップを設定する第10のステップと、各ス
タンドFi のロール周速Vi に基づいて電動機Mi
の回転速度を制御する第11のステップとを備えている
ことを特徴とする熱間圧延機の板厚制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3077830A JP2928653B2 (ja) | 1991-04-10 | 1991-04-10 | 熱間圧延機の板厚制御方法及び板厚制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3077830A JP2928653B2 (ja) | 1991-04-10 | 1991-04-10 | 熱間圧延機の板厚制御方法及び板厚制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04313412A true JPH04313412A (ja) | 1992-11-05 |
| JP2928653B2 JP2928653B2 (ja) | 1999-08-03 |
Family
ID=13644961
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3077830A Expired - Lifetime JP2928653B2 (ja) | 1991-04-10 | 1991-04-10 | 熱間圧延機の板厚制御方法及び板厚制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2928653B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2697002B1 (de) | 2011-05-24 | 2015-08-12 | Primetals Technologies Germany GmbH | Steuerverfahren für eine walzstrasse |
| EP2697001B1 (de) | 2011-05-24 | 2015-08-12 | Primetals Technologies Germany GmbH | Steuerverfahren für eine walzstrasse |
| WO2020250424A1 (ja) * | 2019-06-14 | 2020-12-17 | 東芝三菱電機産業システム株式会社 | 板厚制御装置および板厚制御方法 |
| WO2025134174A1 (ja) * | 2023-12-18 | 2025-06-26 | 株式会社Tmeic | 圧延制御装置 |
-
1991
- 1991-04-10 JP JP3077830A patent/JP2928653B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2697002B1 (de) | 2011-05-24 | 2015-08-12 | Primetals Technologies Germany GmbH | Steuerverfahren für eine walzstrasse |
| EP2697001B1 (de) | 2011-05-24 | 2015-08-12 | Primetals Technologies Germany GmbH | Steuerverfahren für eine walzstrasse |
| US9547290B2 (en) | 2011-05-24 | 2017-01-17 | Primetals Technologies Germany Gmbh | Control method for a rolling train |
| US9751165B2 (en) | 2011-05-24 | 2017-09-05 | Primetals Technologies Germany Gmbh | Control method for mill train |
| WO2020250424A1 (ja) * | 2019-06-14 | 2020-12-17 | 東芝三菱電機産業システム株式会社 | 板厚制御装置および板厚制御方法 |
| WO2025134174A1 (ja) * | 2023-12-18 | 2025-06-26 | 株式会社Tmeic | 圧延制御装置 |
| JPWO2025134174A1 (ja) * | 2023-12-18 | 2025-06-26 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2928653B2 (ja) | 1999-08-03 |
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