JPH04314795A - プレス加工兼用防錆油 - Google Patents
プレス加工兼用防錆油Info
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- JPH04314795A JPH04314795A JP10881891A JP10881891A JPH04314795A JP H04314795 A JPH04314795 A JP H04314795A JP 10881891 A JP10881891 A JP 10881891A JP 10881891 A JP10881891 A JP 10881891A JP H04314795 A JPH04314795 A JP H04314795A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車産業、家電産業
を中心に使用されている各種鋼板類、特に、電気亜鉛メ
ッキ鋼板、溶融亜鉛メッキ鋼板、合金化溶融亜鉛メッキ
鋼板などの表面処理薄鋼板の保存期間中の防錆性とプレ
ス加工時の好適な形成性とを兼備するプレス加工兼用防
錆油に関する。
を中心に使用されている各種鋼板類、特に、電気亜鉛メ
ッキ鋼板、溶融亜鉛メッキ鋼板、合金化溶融亜鉛メッキ
鋼板などの表面処理薄鋼板の保存期間中の防錆性とプレ
ス加工時の好適な形成性とを兼備するプレス加工兼用防
錆油に関する。
【0002】
【従来技術】表面処理鋼板が鉄鋼メーカーで製造されて
から、需要家において自動車や家電製品に成形、加工さ
れるまでの期間中で品質上最も注意しなければならない
ことは発錆の防止である。このため通常の薄板表面処理
鋼板製造工程においては、その最終通板ライン出側でコ
イルに巻きとる直前又はシートに裁断する直前にコーテ
ィングロール法、油適下法、静電塗布法などのいずれか
の方法で目的、用途に応じた防錆油を適量塗布する。防
錆油は表面処理鋼板の使用直前までの発錆を完全に防止
できることが第一の要件であるが、使用時の化成処理前
の脱脂工程で十分に脱脂できることが前提となる。最適
と考えられる防錆油を塗布された表面処理鋼板は、気化
性防錆紙やポリエチレンフィルムを積層した防錆紙ある
いはポリエチレンフィルムなどで厳重に梱包され、出荷
されるまで倉庫内に保管される。出荷されたコイルある
いはシートはユーザーで製品形状にプレス加工される。 実際のプレス加工は、張り出し、引っ張り、絞り加工な
どの変形が複雑に組み合わされた加工法である。このた
め形状に応じた表面処理鋼板材質の設計が必要であると
ともに成形金型、工具と表面処理鋼板の界面を適当な潤
滑状態に保つことが技術上重要なポイントとなる。潤滑
性が不足するとプレス割れ、傷、しわなどが表面処理鋼
板側に発生したり、加工金型に傷が発生する。あるいは
金型が表面処理鋼板表面をかじることにより発生する摩
耗粉が堆積し、星目とよばれるトラブルが生じる。更に
潤滑不足が軽度の場合でも、成形条件によっては種々の
トラブルが生じる。この潤滑技術については従来のいろ
いろの工夫がなされてきたが、最も一般的なものは油脂
類と鉱物油との混合物を直接塗布する湿潤潤滑である。 近年ではプレス作業の機械化による合理化にともない、
潤滑箇所へのプレス加工油のスプレー潤滑に代わってき
ているが加工材質、金型、工具などの種類により種々の
潤滑油の選定が必要であり、塗布量の管理が難しい、余
剰油による油消費が多い、作業環境の悪化などの問題点
を抱えている。このような種々の問題点を解決し、工程
の合理化を行うことは鉄鋼、自動車業界に取って大きな
メリットであり、防錆性とプレス加工を単一の潤滑油で
処理することは重要な課題である。一般に表面処理鋼板
に用いられる防錆油は脱脂性が良い、コイルスリップ防
止などの理由から比較的低粘度(20mm2/sec@
40℃以下)の油が用いられる。しかしながら粘度が低
いため油膜強度も低くプレス加工における潤滑性が不十
分である。プレス加工油の粘度を防錆油並に下げる場合
、プレス加工における潤滑性を引き上げるために極圧剤
の添加が不可欠である。一般のプレス加工を始めとする
塑性加工に使用される極圧剤は、加工が連続であること
、又板材の塑性変形および金型との摩擦による発熱があ
るため表面処理鋼板の表面を腐食、あるいは変色させる
傾向がある。これを腐食防止剤で抑制することは困難で
あり実用性は乏しい。つまり現在の技術では防錆油又は
プレス油のどちらか一方で表面処理鋼板の防錆性及びプ
レス性の両方を満足させることは困難である。
から、需要家において自動車や家電製品に成形、加工さ
れるまでの期間中で品質上最も注意しなければならない
ことは発錆の防止である。このため通常の薄板表面処理
鋼板製造工程においては、その最終通板ライン出側でコ
イルに巻きとる直前又はシートに裁断する直前にコーテ
ィングロール法、油適下法、静電塗布法などのいずれか
の方法で目的、用途に応じた防錆油を適量塗布する。防
錆油は表面処理鋼板の使用直前までの発錆を完全に防止
できることが第一の要件であるが、使用時の化成処理前
の脱脂工程で十分に脱脂できることが前提となる。最適
と考えられる防錆油を塗布された表面処理鋼板は、気化
性防錆紙やポリエチレンフィルムを積層した防錆紙ある
いはポリエチレンフィルムなどで厳重に梱包され、出荷
されるまで倉庫内に保管される。出荷されたコイルある
いはシートはユーザーで製品形状にプレス加工される。 実際のプレス加工は、張り出し、引っ張り、絞り加工な
どの変形が複雑に組み合わされた加工法である。このた
め形状に応じた表面処理鋼板材質の設計が必要であると
ともに成形金型、工具と表面処理鋼板の界面を適当な潤
滑状態に保つことが技術上重要なポイントとなる。潤滑
性が不足するとプレス割れ、傷、しわなどが表面処理鋼
板側に発生したり、加工金型に傷が発生する。あるいは
金型が表面処理鋼板表面をかじることにより発生する摩
耗粉が堆積し、星目とよばれるトラブルが生じる。更に
潤滑不足が軽度の場合でも、成形条件によっては種々の
トラブルが生じる。この潤滑技術については従来のいろ
いろの工夫がなされてきたが、最も一般的なものは油脂
類と鉱物油との混合物を直接塗布する湿潤潤滑である。 近年ではプレス作業の機械化による合理化にともない、
潤滑箇所へのプレス加工油のスプレー潤滑に代わってき
ているが加工材質、金型、工具などの種類により種々の
潤滑油の選定が必要であり、塗布量の管理が難しい、余
剰油による油消費が多い、作業環境の悪化などの問題点
を抱えている。このような種々の問題点を解決し、工程
の合理化を行うことは鉄鋼、自動車業界に取って大きな
メリットであり、防錆性とプレス加工を単一の潤滑油で
処理することは重要な課題である。一般に表面処理鋼板
に用いられる防錆油は脱脂性が良い、コイルスリップ防
止などの理由から比較的低粘度(20mm2/sec@
40℃以下)の油が用いられる。しかしながら粘度が低
いため油膜強度も低くプレス加工における潤滑性が不十
分である。プレス加工油の粘度を防錆油並に下げる場合
、プレス加工における潤滑性を引き上げるために極圧剤
の添加が不可欠である。一般のプレス加工を始めとする
塑性加工に使用される極圧剤は、加工が連続であること
、又板材の塑性変形および金型との摩擦による発熱があ
るため表面処理鋼板の表面を腐食、あるいは変色させる
傾向がある。これを腐食防止剤で抑制することは困難で
あり実用性は乏しい。つまり現在の技術では防錆油又は
プレス油のどちらか一方で表面処理鋼板の防錆性及びプ
レス性の両方を満足させることは困難である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、表面
処理鋼板の防錆油として1回の塗油で、プレス成形加工
性、耐オイルステイン性、防錆性、塗装前処理での洗浄
脱脂性に優れた表面処理鋼板用プレス加工兼用防錆油を
提供する点にある。
処理鋼板の防錆油として1回の塗油で、プレス成形加工
性、耐オイルステイン性、防錆性、塗装前処理での洗浄
脱脂性に優れた表面処理鋼板用プレス加工兼用防錆油を
提供する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の第1は、基油に
、 (1) アルキル酸性リン酸エステルのアルカリ金属
塩およびアルカリ土類金属塩よりなる群から選らばれた
少なくとも1種のプレス性向上助剤1〜5重量部、好ま
しくは2〜3重量部、 (2) アルキルベンゾトリアゾールおよびアリール
ベンゾトリアゾールよりなる群から選らばれた少なくと
も1種のオイルステイン防止剤0.1〜1重量部、好ま
しくは0.1〜0.3重量部、 (3) 過塩基性アルキルスルフォン酸のアルカリ金
属塩およびアルカリ土類金属塩よりなる群から選らばれ
た少なくとも1種の防錆添加剤5〜50重量部、好まし
くは20〜40重量部、 (4) 1μ以下の粒子を主成分とするアルカリ金属
およびアルカリ土類金属の炭酸塩および酸化物よりなる
群から選らばれた少なくとも1種の固体潤滑剤1〜10
重量部、好ましくは2〜4重量部、を含有させ、かつ粘
度を5〜40mm2/sec(40℃における)、好ま
しくは15〜20mm2/sec(40℃における)に
調整したことを特徴とするプレス加工兼用防錆油に関す
る。本発明の第2は、基油に、 (1) アルキル酸性リン酸エステルのアルカリ金属
塩およびアルカリ土類金属塩よりなる群から選らばれた
少なくとも1種のプレス性向上助剤1〜5重量部、(2
) アルキルベンゾトリアゾールおよびアリールベン
ゾトリアゾールよりなる群から選らばれた少なくとも1
種のオイルステイン防止剤0.1〜1重量部、(3)
過塩基性アルキルスルフォン酸のアルカリ金属塩およ
びアルカリ土類金属塩よりなる群から選らばれた少なく
とも1種の防錆添加剤5〜50重量部、(4) 1μ
以下の粒子を主成分とするアルカリ金属およびアルカリ
土類金属の炭酸塩および酸化物よりなる群から選らばれ
た少なくとも1種の固体潤滑剤1〜10重量部、 (5)(a)炭素数12以上の飽和または不飽和脂肪酸
と、(b)脂肪族ポリオール、との部分エステルよりな
る群から選らばれた少なくとも1種の油性向上剤1〜2
0重量部、好ましくは5〜10重量部、を含有させ、か
つ粘度を5〜40mm2/sec(40℃における)に
調整したことを特徴とするプレス加工兼用防錆油に関す
る。なお、前述の(1)〜(5)の規定量を下まわると
きは、プレス成形加工における潤滑性が確保できず、上
まわると、オイルステイン性が大幅に低下する。基油と
してはとくに制限はないが、鉱物油、エステル及び合成
基油から選ばれる1種又は2種以上を50〜80部含有
させることが好ましい。 (1)のプレス性向上助剤のアルキル酸性リン酸エステ
ル金属塩を形成するためのアルキル酸性リン酸エステル
としては、亜リン酸、リン酸、ピロリン酸等の部分アル
キルエステルであり、アルキルは炭素数C10〜C22
、好ましくはC16〜C18の直鎖または分岐アルキル
が使用できる。具体的化合物としては、ステアリルアシ
ッドホスフェイト、オレイルアシッドホスフェイトなど
が挙げられる。 (2)のオイルステイン防止剤としてのアルキルベンゾ
トリアゾールやアリールベンゾトリアゾールの具体的化
合物としては、メチルベンゾトリアゾール、メチルベン
ズイミダゾールなどがある。 (3)の過塩基性アルキルスルフォン酸塩とは、全塩基
価が200mgKOH/gr以上を示すアルキルスルフ
ォン酸塩のことであり、アルキルはC数12〜30、好
ましくは18〜26であり、具体的化合物としてはジノ
ニルナフタレンスルフォン酸金属塩(Ba,Ca,Zn
,Mg,Na等)、ジドデシルベンゼンスルフォン酸金
属塩(Ba,Ca,Zn,Mg,Na等)、石油スルフ
ォン酸金属塩などがある。 固体潤滑剤として炭酸のアルカリ/アルカリ土類金属塩
及びアルカリ/アルカリ土類金属塩の酸化物で、その粒
径は1μ以下のものが主成分であることが好ましい。防
錆油に固体潤滑剤を添加する場合、粒径の大きさによっ
てあるいは二次凝集によって、油中での分散安定性が悪
くなる場合がある。このことは貯蔵中に潤滑成分が分離
、沈降し潤滑不足の原因になるとか、金属表面に塗布し
た時に固体潤滑剤が錆発生の核となり著しく防錆性を低
下させる場合がある。本発明に用いた固体潤滑剤は過塩
基性スルフォン酸塩とアルキルリン酸金属塩との相乗効
果により油中に均一に分散できる。またイオウ、ハロゲ
ン系化合物などの極圧添加剤はプレス加工時に発生する
熱により、表面処理鋼板の金属と化学反応し極圧被覆を
形成し、この被覆が潤滑を行っている。すなわち潤滑被
覆の形成は潤滑点の温度に依存しているのでその温度が
低いと潤滑被覆が形成されず、期待通りの潤滑性を確保
できない。一方温度が高すぎると極圧剤と金属との化学
反応が進みすぎ表面処理鋼板の表面の変色、腐食を引き
起こす可能性がある。本発明の固体潤滑剤の場合は極圧
被覆の形成は化学反応によるのではなく物理吸着による
もので、この吸着膜が前記の潤滑膜以上の潤滑性を有し
、かつ防錆性、脱脂性、耐オイルステイン性などに悪影
響を及ぼさない添加剤である。 (5)の油性向上剤における(a)成分は、C数12以
上の脂肪族カルボン酸であり、具体的化合物としては、
オレイン酸、ステアリン酸、ラウリル酸などを挙げるこ
とができる。また(b)成分としてはC数4〜12のポ
リオールで、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペ
ンタエリスリトールなどを挙げることができる。
、 (1) アルキル酸性リン酸エステルのアルカリ金属
塩およびアルカリ土類金属塩よりなる群から選らばれた
少なくとも1種のプレス性向上助剤1〜5重量部、好ま
しくは2〜3重量部、 (2) アルキルベンゾトリアゾールおよびアリール
ベンゾトリアゾールよりなる群から選らばれた少なくと
も1種のオイルステイン防止剤0.1〜1重量部、好ま
しくは0.1〜0.3重量部、 (3) 過塩基性アルキルスルフォン酸のアルカリ金
属塩およびアルカリ土類金属塩よりなる群から選らばれ
た少なくとも1種の防錆添加剤5〜50重量部、好まし
くは20〜40重量部、 (4) 1μ以下の粒子を主成分とするアルカリ金属
およびアルカリ土類金属の炭酸塩および酸化物よりなる
群から選らばれた少なくとも1種の固体潤滑剤1〜10
重量部、好ましくは2〜4重量部、を含有させ、かつ粘
度を5〜40mm2/sec(40℃における)、好ま
しくは15〜20mm2/sec(40℃における)に
調整したことを特徴とするプレス加工兼用防錆油に関す
る。本発明の第2は、基油に、 (1) アルキル酸性リン酸エステルのアルカリ金属
塩およびアルカリ土類金属塩よりなる群から選らばれた
少なくとも1種のプレス性向上助剤1〜5重量部、(2
) アルキルベンゾトリアゾールおよびアリールベン
ゾトリアゾールよりなる群から選らばれた少なくとも1
種のオイルステイン防止剤0.1〜1重量部、(3)
過塩基性アルキルスルフォン酸のアルカリ金属塩およ
びアルカリ土類金属塩よりなる群から選らばれた少なく
とも1種の防錆添加剤5〜50重量部、(4) 1μ
以下の粒子を主成分とするアルカリ金属およびアルカリ
土類金属の炭酸塩および酸化物よりなる群から選らばれ
た少なくとも1種の固体潤滑剤1〜10重量部、 (5)(a)炭素数12以上の飽和または不飽和脂肪酸
と、(b)脂肪族ポリオール、との部分エステルよりな
る群から選らばれた少なくとも1種の油性向上剤1〜2
0重量部、好ましくは5〜10重量部、を含有させ、か
つ粘度を5〜40mm2/sec(40℃における)に
調整したことを特徴とするプレス加工兼用防錆油に関す
る。なお、前述の(1)〜(5)の規定量を下まわると
きは、プレス成形加工における潤滑性が確保できず、上
まわると、オイルステイン性が大幅に低下する。基油と
してはとくに制限はないが、鉱物油、エステル及び合成
基油から選ばれる1種又は2種以上を50〜80部含有
させることが好ましい。 (1)のプレス性向上助剤のアルキル酸性リン酸エステ
ル金属塩を形成するためのアルキル酸性リン酸エステル
としては、亜リン酸、リン酸、ピロリン酸等の部分アル
キルエステルであり、アルキルは炭素数C10〜C22
、好ましくはC16〜C18の直鎖または分岐アルキル
が使用できる。具体的化合物としては、ステアリルアシ
ッドホスフェイト、オレイルアシッドホスフェイトなど
が挙げられる。 (2)のオイルステイン防止剤としてのアルキルベンゾ
トリアゾールやアリールベンゾトリアゾールの具体的化
合物としては、メチルベンゾトリアゾール、メチルベン
ズイミダゾールなどがある。 (3)の過塩基性アルキルスルフォン酸塩とは、全塩基
価が200mgKOH/gr以上を示すアルキルスルフ
ォン酸塩のことであり、アルキルはC数12〜30、好
ましくは18〜26であり、具体的化合物としてはジノ
ニルナフタレンスルフォン酸金属塩(Ba,Ca,Zn
,Mg,Na等)、ジドデシルベンゼンスルフォン酸金
属塩(Ba,Ca,Zn,Mg,Na等)、石油スルフ
ォン酸金属塩などがある。 固体潤滑剤として炭酸のアルカリ/アルカリ土類金属塩
及びアルカリ/アルカリ土類金属塩の酸化物で、その粒
径は1μ以下のものが主成分であることが好ましい。防
錆油に固体潤滑剤を添加する場合、粒径の大きさによっ
てあるいは二次凝集によって、油中での分散安定性が悪
くなる場合がある。このことは貯蔵中に潤滑成分が分離
、沈降し潤滑不足の原因になるとか、金属表面に塗布し
た時に固体潤滑剤が錆発生の核となり著しく防錆性を低
下させる場合がある。本発明に用いた固体潤滑剤は過塩
基性スルフォン酸塩とアルキルリン酸金属塩との相乗効
果により油中に均一に分散できる。またイオウ、ハロゲ
ン系化合物などの極圧添加剤はプレス加工時に発生する
熱により、表面処理鋼板の金属と化学反応し極圧被覆を
形成し、この被覆が潤滑を行っている。すなわち潤滑被
覆の形成は潤滑点の温度に依存しているのでその温度が
低いと潤滑被覆が形成されず、期待通りの潤滑性を確保
できない。一方温度が高すぎると極圧剤と金属との化学
反応が進みすぎ表面処理鋼板の表面の変色、腐食を引き
起こす可能性がある。本発明の固体潤滑剤の場合は極圧
被覆の形成は化学反応によるのではなく物理吸着による
もので、この吸着膜が前記の潤滑膜以上の潤滑性を有し
、かつ防錆性、脱脂性、耐オイルステイン性などに悪影
響を及ぼさない添加剤である。 (5)の油性向上剤における(a)成分は、C数12以
上の脂肪族カルボン酸であり、具体的化合物としては、
オレイン酸、ステアリン酸、ラウリル酸などを挙げるこ
とができる。また(b)成分としてはC数4〜12のポ
リオールで、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペ
ンタエリスリトールなどを挙げることができる。
【0005】
【実施例】次に本発明を実施例及び比較例を挙げて詳し
く説明する。表Iに示す本発明の実施例の供試油No.
1〜4を用い、ロールコーター法により試験片に塗布し
、以下に示す方法で試験を行い、性能を評価した。なお
表Iで供試油No.5〜9は比較例で、実施例と同様に
比較評価した。供試油の塗布量は、1.5±0.2g/
m2に調整した。 試験方法の説明 1)潤滑性試験 1−1)深絞り試験 a.試験機 自動油圧式薄板万能試験機A−12(R
oel unt Korthaus K.G.Soli
ngen−OHLIGS)b.試験片 材質:合金化溶融亜鉛メッキ鋼板(GA60/60)片
面当り目付量60g/m2 寸法:90mmφ × 0.7mm厚
c.工具 図1に示す工具を使用した。 ダイス径(Dd):34.9mm ダイス肩半径(rd):3.0mm ポンチ径(Dp):33.0mm ポンチ肩半径(rp):4.0mm d.試験条件 絞り速度:3mm/secしわ押さえ
荷重(H):500kgf e.測定 ブランク径を段階的に変化させ、その時の
絞り比=Db/Ddを求める。 Dd:ダイス径 Db:試験片の直径 1−2)四球試験 a.試験機 四球式潤滑試験機(曽田式)b.試験用
錆球 玉軸受用鋼球 SUJ2 3/4″c.試
験条件 主軸回転数:200rpm 油量:50ml 荷重:0.5〜10kgf/cm2 d.測定 ■試験油容器に3個の鋼球を、縦主軸に1個の鋼球をセ
ットする。 ■供試油を容器にいれる。 ■主軸を回転させながら鋼球に荷重をかける。 (0.5kgf/cm2/min) ■連続的に■の操作を行い耐荷重圧力(耐焼き付き荷重
)を測定する。 1−3)摺動性試験 a.試験片 材質:合金化溶融亜鉛メッキ鋼板(GA60/60)片
面当り目付量60g/m2 寸法:0.7t × 20W × 3
50L mmb.工具 材質:SKD11 寸法:図3に示す平面的に接触する工具を用いた。 材料との接触長:10mm 入口半径:5mm c.試験条件 摺動速度:20mm/sec 摺動距離:50mm 面圧:1kgf/mm2 工具温度:22.75℃室温(22℃
)を基準とし、一部の潤滑油の評価には高温 (75℃)での試験を実施した。 d.試験油の塗布 試験防錆油は試験片の片面当り1.5±0.2g/m2
塗布する。 e.試験方法 図3に示す試験片を前記の工具で両面からはさみ、荷重
P(面圧1kgf/mm2)を加え、その状態で図のよ
うに試験片を引き抜き、その時の引き抜き荷重Dを測定
する。P,Dともロードセルで測定し、以下の式によっ
て摩擦係数を求めた。 2)防錆試験 2−1)共通事項 a.試験片の寸法 試験片は、60W × 80L × 0.7t mmと
し、釣り穴を長辺両端に2ヶ所(2mmφ)あけた。 b.試験片の洗浄法温石油ナフサ、温無水メタノールの
順に浸し、ガーゼに汚れが付着しなくなるまで拭く。 c.試験油の塗布 試験防錆油は試験面に1.5±0.2g/m2塗布する
。試験防錆油中に重量を測定した試験片に所定の塗布量
ロールコータで塗布し、重量を測定した。下記の計算式
より油塗布量を求めた。 d.試験枚数 オイルステイン試験を除き、試験片繰り返し数(n数)
は3枚。 2−2)耐オイルステイン性試験 a.試験片のスタック法 ■試験片5枚の片側に、交互に7.5W × 60L
× 0.1t(mm)のテフロン製スペーサーを挾み込
んだ。 ■次に、試料の四片をクリップ(ライオン製 バイン
ダークリップNo.111)で固定した。■最後に、口
紙(No.5C)を用い、JIS K 2246に
準じて包装した。 b.腐食試験法 ■試験は試験片が水平な状態で恒温恒湿槽内に置いた。 ■試験条件:温度60±1℃、湿度95%RHで、30
日間行った。 c.判定法 ■試験後の試料は室温になるまで放置し、開放した。 ■開放後の試験片は、速やかに以下の基準に従って目視
判定を行う。 ■錆発生度はJIS K 2246による碁盤目法
による。赤錆、黒錆、白錆全てを含む。判定規準を表1
に示す。
く説明する。表Iに示す本発明の実施例の供試油No.
1〜4を用い、ロールコーター法により試験片に塗布し
、以下に示す方法で試験を行い、性能を評価した。なお
表Iで供試油No.5〜9は比較例で、実施例と同様に
比較評価した。供試油の塗布量は、1.5±0.2g/
m2に調整した。 試験方法の説明 1)潤滑性試験 1−1)深絞り試験 a.試験機 自動油圧式薄板万能試験機A−12(R
oel unt Korthaus K.G.Soli
ngen−OHLIGS)b.試験片 材質:合金化溶融亜鉛メッキ鋼板(GA60/60)片
面当り目付量60g/m2 寸法:90mmφ × 0.7mm厚
c.工具 図1に示す工具を使用した。 ダイス径(Dd):34.9mm ダイス肩半径(rd):3.0mm ポンチ径(Dp):33.0mm ポンチ肩半径(rp):4.0mm d.試験条件 絞り速度:3mm/secしわ押さえ
荷重(H):500kgf e.測定 ブランク径を段階的に変化させ、その時の
絞り比=Db/Ddを求める。 Dd:ダイス径 Db:試験片の直径 1−2)四球試験 a.試験機 四球式潤滑試験機(曽田式)b.試験用
錆球 玉軸受用鋼球 SUJ2 3/4″c.試
験条件 主軸回転数:200rpm 油量:50ml 荷重:0.5〜10kgf/cm2 d.測定 ■試験油容器に3個の鋼球を、縦主軸に1個の鋼球をセ
ットする。 ■供試油を容器にいれる。 ■主軸を回転させながら鋼球に荷重をかける。 (0.5kgf/cm2/min) ■連続的に■の操作を行い耐荷重圧力(耐焼き付き荷重
)を測定する。 1−3)摺動性試験 a.試験片 材質:合金化溶融亜鉛メッキ鋼板(GA60/60)片
面当り目付量60g/m2 寸法:0.7t × 20W × 3
50L mmb.工具 材質:SKD11 寸法:図3に示す平面的に接触する工具を用いた。 材料との接触長:10mm 入口半径:5mm c.試験条件 摺動速度:20mm/sec 摺動距離:50mm 面圧:1kgf/mm2 工具温度:22.75℃室温(22℃
)を基準とし、一部の潤滑油の評価には高温 (75℃)での試験を実施した。 d.試験油の塗布 試験防錆油は試験片の片面当り1.5±0.2g/m2
塗布する。 e.試験方法 図3に示す試験片を前記の工具で両面からはさみ、荷重
P(面圧1kgf/mm2)を加え、その状態で図のよ
うに試験片を引き抜き、その時の引き抜き荷重Dを測定
する。P,Dともロードセルで測定し、以下の式によっ
て摩擦係数を求めた。 2)防錆試験 2−1)共通事項 a.試験片の寸法 試験片は、60W × 80L × 0.7t mmと
し、釣り穴を長辺両端に2ヶ所(2mmφ)あけた。 b.試験片の洗浄法温石油ナフサ、温無水メタノールの
順に浸し、ガーゼに汚れが付着しなくなるまで拭く。 c.試験油の塗布 試験防錆油は試験面に1.5±0.2g/m2塗布する
。試験防錆油中に重量を測定した試験片に所定の塗布量
ロールコータで塗布し、重量を測定した。下記の計算式
より油塗布量を求めた。 d.試験枚数 オイルステイン試験を除き、試験片繰り返し数(n数)
は3枚。 2−2)耐オイルステイン性試験 a.試験片のスタック法 ■試験片5枚の片側に、交互に7.5W × 60L
× 0.1t(mm)のテフロン製スペーサーを挾み込
んだ。 ■次に、試料の四片をクリップ(ライオン製 バイン
ダークリップNo.111)で固定した。■最後に、口
紙(No.5C)を用い、JIS K 2246に
準じて包装した。 b.腐食試験法 ■試験は試験片が水平な状態で恒温恒湿槽内に置いた。 ■試験条件:温度60±1℃、湿度95%RHで、30
日間行った。 c.判定法 ■試験後の試料は室温になるまで放置し、開放した。 ■開放後の試験片は、速やかに以下の基準に従って目視
判定を行う。 ■錆発生度はJIS K 2246による碁盤目法
による。赤錆、黒錆、白錆全てを含む。判定規準を表1
に示す。
【表1】
2−3)MILオイルステイン試験(MILC 22
235A)供試油に水5%添加し強制乳化させ、これを
試験片に塗布し、2枚重ね合わせ水平に静置する。重ね
合わせ部表面のオイルステインの発生状況を観察する。 a.試験条件 温度 :80℃ 時間 :24hr 荷重 :100g b.試験片組合せ:KTUX/KTUXKTUX/GA GA/GA KTUX/EG EG/EG 2−4)耐塩素腐食性試験(大気暴露試験)a.試料作
製法 ■塩素濃度が500ppmになるよう水−エタノール中
にKClを混合溶解させる。このKCl溶液に試験片を
10秒間浸漬し、引き上げ温風で乾燥した。■引き続き
、2−1)c.項に規定した方法で試験油を塗布した。 b.腐食試験法 ■試験片を屋外の百葉箱(日本気象協会企画品)中の南
向きに、水平面に対して60度の角度で設置した。■試
験片の状態は月、水、金曜日に観察し、記録した。同時
に試験片の設置位置を順送りに変える。 c.試験期間 試験に供した防錆油の中で、最も発錆が遅い試験片2枚
以上に50%以上の面積に錆発生が認められるまでの期
間。 d.判定法 ■試験片の状態は月、水、金曜日に観察し、指定した比
較油塗布試験片の2枚以上に錆発生が認められた時、J
IS K 2246の碁盤目法で錆発生面積とした
。■2−4)c.で規定した期間後に上記と同様の判定
を行った。 2−5)耐塩素腐食試験(促進試験) a.試験片作製法 ■2−1)c.項に規定した方法により防錆油を塗布し
た試験片を作製した。 ■1)の試験片に、下記の要領で作製したKClを含有
したダスト1gを均等に付着させる。 〈ダストの作製法〉 ・飽和KCl水溶液に、JIS 11種標準ダストを
入れ、混合、撹拌した後、ダストの水を切り、温風乾燥
した。その後ふるいにかけて粒径を300〜500μm
とした。 b.腐食試験法 ■試験片を恒温湿槽内に水平に設置した。■温度60±
1℃、湿度95%RHの条件で、30日間行う。 c.判定法 10,20,30日目に試験片を取りだし、洗浄後、J
IS K 2246に規定した碁盤目法にて腐食状態を
目視で判定した。 2−6)大気暴露試験 図2のように木枠に垂直に立てた供試油塗布鋼板を軒下
に暴露し、塗膜の外観変化、錆発生状況を観察する。 試験条件 時間 :30日 2−7)亜鉛溶出性試験 100mlビーカーに防錆油70mlを採取し、これに
あらかじめ重量を測定した試験片(30×60)をL型
としたものを2枚で、一方はメッキ側を曲げ、他方は冷
延鋼板側に曲げたものを入れ、80℃で2週間放置した
後の試験片の重量変化、変色等、油中に溶出した亜鉛の
量を測定した。 3)脱脂性試験 3−1)共通事項 a.試験片の寸法 2−1)a.に同じ。 b.試験片の洗浄法 2−1)b.に同じ。 c.試験油の塗布 2−1)c.に同じ。 d.試験枚数 試験片繰り返し数(n数)は10枚。 e.脱脂液の作製法 ■蒸留水を用いて脱脂剤リドリンSD400Aが1.5
wt%、同SD400Bが0.5wt%を含む溶液を作
製した。 ■溶液中に試験防錆油を0.5wt%添加撹拌し、試験
脱脂液とした。 f.脱脂試験法 3−1)e.で作製した脱脂肪液を撹拌しながら、40
±2℃に昇温し、 規定の温度に達したら、試験片を10分間浸漬脱脂し、
その後水道水で水洗した。 g.判定法 f.■操作の後、直ちに蒸留水に1秒間浸漬後、試験片
を垂直に取りだし、30秒後の水漏れ状態を目視観察し
た。判定規準を表2に示す。
235A)供試油に水5%添加し強制乳化させ、これを
試験片に塗布し、2枚重ね合わせ水平に静置する。重ね
合わせ部表面のオイルステインの発生状況を観察する。 a.試験条件 温度 :80℃ 時間 :24hr 荷重 :100g b.試験片組合せ:KTUX/KTUXKTUX/GA GA/GA KTUX/EG EG/EG 2−4)耐塩素腐食性試験(大気暴露試験)a.試料作
製法 ■塩素濃度が500ppmになるよう水−エタノール中
にKClを混合溶解させる。このKCl溶液に試験片を
10秒間浸漬し、引き上げ温風で乾燥した。■引き続き
、2−1)c.項に規定した方法で試験油を塗布した。 b.腐食試験法 ■試験片を屋外の百葉箱(日本気象協会企画品)中の南
向きに、水平面に対して60度の角度で設置した。■試
験片の状態は月、水、金曜日に観察し、記録した。同時
に試験片の設置位置を順送りに変える。 c.試験期間 試験に供した防錆油の中で、最も発錆が遅い試験片2枚
以上に50%以上の面積に錆発生が認められるまでの期
間。 d.判定法 ■試験片の状態は月、水、金曜日に観察し、指定した比
較油塗布試験片の2枚以上に錆発生が認められた時、J
IS K 2246の碁盤目法で錆発生面積とした
。■2−4)c.で規定した期間後に上記と同様の判定
を行った。 2−5)耐塩素腐食試験(促進試験) a.試験片作製法 ■2−1)c.項に規定した方法により防錆油を塗布し
た試験片を作製した。 ■1)の試験片に、下記の要領で作製したKClを含有
したダスト1gを均等に付着させる。 〈ダストの作製法〉 ・飽和KCl水溶液に、JIS 11種標準ダストを
入れ、混合、撹拌した後、ダストの水を切り、温風乾燥
した。その後ふるいにかけて粒径を300〜500μm
とした。 b.腐食試験法 ■試験片を恒温湿槽内に水平に設置した。■温度60±
1℃、湿度95%RHの条件で、30日間行う。 c.判定法 10,20,30日目に試験片を取りだし、洗浄後、J
IS K 2246に規定した碁盤目法にて腐食状態を
目視で判定した。 2−6)大気暴露試験 図2のように木枠に垂直に立てた供試油塗布鋼板を軒下
に暴露し、塗膜の外観変化、錆発生状況を観察する。 試験条件 時間 :30日 2−7)亜鉛溶出性試験 100mlビーカーに防錆油70mlを採取し、これに
あらかじめ重量を測定した試験片(30×60)をL型
としたものを2枚で、一方はメッキ側を曲げ、他方は冷
延鋼板側に曲げたものを入れ、80℃で2週間放置した
後の試験片の重量変化、変色等、油中に溶出した亜鉛の
量を測定した。 3)脱脂性試験 3−1)共通事項 a.試験片の寸法 2−1)a.に同じ。 b.試験片の洗浄法 2−1)b.に同じ。 c.試験油の塗布 2−1)c.に同じ。 d.試験枚数 試験片繰り返し数(n数)は10枚。 e.脱脂液の作製法 ■蒸留水を用いて脱脂剤リドリンSD400Aが1.5
wt%、同SD400Bが0.5wt%を含む溶液を作
製した。 ■溶液中に試験防錆油を0.5wt%添加撹拌し、試験
脱脂液とした。 f.脱脂試験法 3−1)e.で作製した脱脂肪液を撹拌しながら、40
±2℃に昇温し、 規定の温度に達したら、試験片を10分間浸漬脱脂し、
その後水道水で水洗した。 g.判定法 f.■操作の後、直ちに蒸留水に1秒間浸漬後、試験片
を垂直に取りだし、30秒後の水漏れ状態を目視観察し
た。判定規準を表2に示す。
【表2】
3−2)初期脱脂性試験
a.試験方法
2−1)c.項で規定した方法で供試油を塗布した試験
片を、屋内に24時間放置する。 3−1)f.項で規定した脱脂試験を行う。 3−3)経時脱脂性試験 a.試験片の包装法 ■2−1)c.項で規定した方法で供試油を塗布した試
験片10枚を重ねる。 ■上記の資料をPEラミネート紙を用いた、PE面を外
側にして、JISK 2246に準拠して梱包した。 b.保管方法■試料を水平状態で、恒温恒湿槽内に設置
した。 ■温度60±1℃、湿度95%RHの条件で、30日間
放置した。 c.試験方法 ■規定期間放置後に、試料を常温下で開放し、24時間
屋内に放置した。■その後、3−1)f.項で規定した
脱脂試験を行った。 4)化成処理試験 4−1)化成処理試験 a.試験片の寸法 2−1)a.に同じ。 b.試験片の洗浄法 2−1)b.に同じ。 c.試験油の塗布 2−1)c.に同じ。 d.試験枚数 試験片繰り返し数(n数)は3枚。 e.化成処理液の作製法 蒸留水を用いて化成処理剤PB3020(パーカーライ
ジング製)が下記の条件に合うように標準溶液を作製し
た。標準溶液調整条件を表3に示す。
片を、屋内に24時間放置する。 3−1)f.項で規定した脱脂試験を行う。 3−3)経時脱脂性試験 a.試験片の包装法 ■2−1)c.項で規定した方法で供試油を塗布した試
験片10枚を重ねる。 ■上記の資料をPEラミネート紙を用いた、PE面を外
側にして、JISK 2246に準拠して梱包した。 b.保管方法■試料を水平状態で、恒温恒湿槽内に設置
した。 ■温度60±1℃、湿度95%RHの条件で、30日間
放置した。 c.試験方法 ■規定期間放置後に、試料を常温下で開放し、24時間
屋内に放置した。■その後、3−1)f.項で規定した
脱脂試験を行った。 4)化成処理試験 4−1)化成処理試験 a.試験片の寸法 2−1)a.に同じ。 b.試験片の洗浄法 2−1)b.に同じ。 c.試験油の塗布 2−1)c.に同じ。 d.試験枚数 試験片繰り返し数(n数)は3枚。 e.化成処理液の作製法 蒸留水を用いて化成処理剤PB3020(パーカーライ
ジング製)が下記の条件に合うように標準溶液を作製し
た。標準溶液調整条件を表3に示す。
【表3】
f.化成処理試験法
作製した化成処理液を所定の温度に昇温し、試験片を所
定時間浸漬化成処理した。 g.判定法 操作後、直ちに乾燥し、試験片表面の化成皮膜付着量の
測定と、皮膜の結晶状態を顕微鏡で目視観察した。判定
規準を表4に示す。
定時間浸漬化成処理した。 g.判定法 操作後、直ちに乾燥し、試験片表面の化成皮膜付着量の
測定と、皮膜の結晶状態を顕微鏡で目視観察した。判定
規準を表4に示す。
【表4】
表6の結果から明らかなように、本発明の
組成物は潤滑性、防錆性、脱脂性ともに比較例より優れ
ている。
組成物は潤滑性、防錆性、脱脂性ともに比較例より優れ
ている。
【表5】
【表6】
(○;優 △;可 ×;不可)*1 摩
擦係数(μ)は、図3の工具を用い前述の摺動試験を行
い、その測定値から図4のようなグラフを作り、PとD
の値が安定している破線内の平均値を式(1)における
PとDの値として採用し、式(1)にしたがってμを求
めたものである。なお、所定温度まで昇温するためには
、工具1にフレキシブルヒータをまきつけ、CA熱電対
でモニターして実施した。
擦係数(μ)は、図3の工具を用い前述の摺動試験を行
い、その測定値から図4のようなグラフを作り、PとD
の値が安定している破線内の平均値を式(1)における
PとDの値として採用し、式(1)にしたがってμを求
めたものである。なお、所定温度まで昇温するためには
、工具1にフレキシブルヒータをまきつけ、CA熱電対
でモニターして実施した。
【0006】
【効果】本発明のプレス成形加工兼用防錆油を使用する
と、表面処理鋼板等のプレス成形加工において、鉄鋼メ
ーカーにおいて出荷防錆油として1回の塗油で、優れた
プレス成形加工性、耐オイルステイン性、防錆性、及び
塗装前工程での洗浄脱脂性が達成できる。
と、表面処理鋼板等のプレス成形加工において、鉄鋼メ
ーカーにおいて出荷防錆油として1回の塗油で、優れた
プレス成形加工性、耐オイルステイン性、防錆性、及び
塗装前工程での洗浄脱脂性が達成できる。
【図1】深絞り試験における金型(ダイスとポンチ)を
示す図である。
示す図である。
【図2】防錆性評価の一つである大気暴露試験における
試験片保持用木枠を示す図である。
試験片保持用木枠を示す図である。
【図3】摺動試験工具の外観を示す図である。
【図4】摺動試験によって得られる荷重チャートを示す
図の一例である。
図の一例である。
Dd ダイス径
Dp ポンチ径
Db 試験片直径
H しわ押さえ圧
P プレス荷重
rd ダイス肩半径
rp ポンチ肩半径
Claims (2)
- 【請求項1】 基油に、 (1) アルキル酸性リン酸エステルのアルカリ金属
塩およびアルカリ土類金属塩よりなる群から選らばれた
少なくとも1種のプレス性向上助剤1〜5重量部、(2
) アルキルベンゾトリアゾールおよびアリールベン
ゾトリアゾールよりなる群から選らばれた少なくとも1
種のオイルステイン防止剤0.1〜1重量部、(3)
過塩基性アルキルスルフォン酸のアルカリ金属塩およ
びアルカリ土類金属塩よりなる群から選らばれた少なく
とも1種の防錆添加剤5〜50重量部、(4) 1μ
以下の粒子を主成分とするアルカリ金属およびアルカリ
土類金属の炭酸塩および酸化物よりなる群から選らばれ
た少なくとも1種の固体潤滑剤1〜10重量部、を含有
させ、かつ粘度を5〜40mm2/sec(40℃にお
ける)に調整したことを特徴とするプレス加工兼用防錆
油。 - 【請求項2】 基油に、 (1) アルキル酸性リン酸エステルのアルカリ金属
塩およびアルカリ土類金属塩よりなる群から選らばれた
少なくとも1種のプレス性向上助剤1〜5重量部、(2
) アルキルベンゾトリアゾールおよびアリールベン
ゾトリアゾールよりなる群から選らばれた少なくとも1
種のオイルステイン防止剤0.1〜1重量部、(3)
過塩基性アルキルスルフォン酸のアルカリ金属塩およ
びアルカリ土類金属塩よりなる群から選らばれた少なく
とも1種の防錆添加剤5〜50重量部、(4) 1μ
以下の粒子を主成分とするアルカリ金属およびアルカリ
土類金属の炭酸塩および酸化物よりなる群から選らばれ
た少なくとも1種の固体潤滑剤1〜10重量部、 (5)(a)炭素数12以上の飽和または不飽和脂肪酸
と、(b)脂肪族ポリオール、との部分エステルよりな
る群から選らばれた少なくとも1種の油性向上剤1〜2
0重量部、を含有させ、かつ粘度を5〜40mm2/s
ec(40℃における)に調整したことを特徴とするプ
レス加工兼用防錆油。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10881891A JP2919995B2 (ja) | 1991-04-12 | 1991-04-12 | プレス加工兼用防錆油 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10881891A JP2919995B2 (ja) | 1991-04-12 | 1991-04-12 | プレス加工兼用防錆油 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04314795A true JPH04314795A (ja) | 1992-11-05 |
| JP2919995B2 JP2919995B2 (ja) | 1999-07-19 |
Family
ID=14494296
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10881891A Expired - Lifetime JP2919995B2 (ja) | 1991-04-12 | 1991-04-12 | プレス加工兼用防錆油 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2919995B2 (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0853685A (ja) * | 1994-08-10 | 1996-02-27 | Idemitsu Kosan Co Ltd | 金属加工用潤滑油組成物 |
| EP0801116A1 (en) * | 1996-04-12 | 1997-10-15 | Nippon Oil Co. Ltd. | Rust preventive composition |
| JP2002294271A (ja) * | 2001-01-24 | 2002-10-09 | Nippon Oil Corp | 潤滑油組成物 |
| WO2005095563A1 (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-13 | Idemitsu Kosan Co., Ltd. | 塑性加工用潤滑剤組成物 |
| WO2005095561A1 (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-13 | Idemitsu Kosan Co., Ltd. | サイジングプレス加工用潤滑油組成物 |
| WO2005095560A1 (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-13 | Idemitsu Kosan Co., Ltd. | サイジングプレス加工用潤滑油組成物 |
| JP2008538787A (ja) * | 2005-04-05 | 2008-11-06 | ケムチュア コーポレイション | 過塩基化スルホン酸塩を用いたハイドロフォーミング流体の特性を改善する方法 |
| JP2015151614A (ja) * | 2014-02-19 | 2015-08-24 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 金属表面コーティング用組成物およびこれを用いた端子付き被覆電線 |
| JP2016056373A (ja) * | 2015-11-16 | 2016-04-21 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 金属表面コーティング用組成物 |
| CN115698238A (zh) * | 2020-06-09 | 2023-02-03 | Nok克鲁勃株式会社 | 润滑剂组合物 |
-
1991
- 1991-04-12 JP JP10881891A patent/JP2919995B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (18)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0853685A (ja) * | 1994-08-10 | 1996-02-27 | Idemitsu Kosan Co Ltd | 金属加工用潤滑油組成物 |
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| US8999899B2 (en) | 2004-03-31 | 2015-04-07 | Idemitsu Kosan Co., Ltd. | Lubricating oil composition for working using sizing press |
| WO2005095563A1 (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-13 | Idemitsu Kosan Co., Ltd. | 塑性加工用潤滑剤組成物 |
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| WO2015125577A1 (ja) * | 2014-02-19 | 2015-08-27 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 金属表面コーティング用組成物およびこれを用いた端子付き被覆電線 |
| US10079439B2 (en) | 2014-02-19 | 2018-09-18 | Autonetworks Technologies, Ltd. | Metal surface coating composition and terminal-equipped covered electrical wire using same |
| JP2016056373A (ja) * | 2015-11-16 | 2016-04-21 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 金属表面コーティング用組成物 |
| CN115698238A (zh) * | 2020-06-09 | 2023-02-03 | Nok克鲁勃株式会社 | 润滑剂组合物 |
| CN115698238B (zh) * | 2020-06-09 | 2024-04-26 | Nok克鲁勃株式会社 | 润滑剂组合物 |
| US12264291B2 (en) | 2020-06-09 | 2025-04-01 | Nok Klueber Co., Ltd. | Lubricant composition |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2919995B2 (ja) | 1999-07-19 |
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