JPH0432091Y2 - - Google Patents

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JPH0432091Y2
JPH0432091Y2 JP1986197097U JP19709786U JPH0432091Y2 JP H0432091 Y2 JPH0432091 Y2 JP H0432091Y2 JP 1986197097 U JP1986197097 U JP 1986197097U JP 19709786 U JP19709786 U JP 19709786U JP H0432091 Y2 JPH0432091 Y2 JP H0432091Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、歯科治療に用いられる歯牙根管狭窄
部検出装置の電極部分に関するものである。
(従来の技術) 虫歯が進行した場合、歯髄を除去し、根管を化
学的に清掃すると共に消毒し、該根管内に適当な
材料を充填しなければならない。この場合事前に
根管の正確な深さを測定しておくことは適正な治
療を行う上で極めて重要であり、従来より種々の
方法でその測定がなされていた。その最も進んだ
測定装置としては、特公昭60−58866号公報で提
案された歯牙根管狭窄部検出装置が挙げられる。
この測定装置は、根管内に電解液を満たした上
で、歯茎等の口腔粘膜に密着させた電極と根管内
に挿入された電流供給用電極との間に通電すると
共に、一定の微小距離を維持した第1及び第2の
電圧測定電極を根管内に挿入し、この第1及び第
2の電圧測定用電極間で検出される電位傾度の急
激な変化を読み取ることにより根管底部の狭窄部
の位置を正確に把握せんとするものである。この
測定装置を用いると極めて精度良く且つ迅速にし
かもX線被曝障害をもたらすことなく根管長の測
定が可能とされるのであり、その実用化が鋭意進
められていた。
(考案が解決しようとする問題点) そして、上記根管狭窄部検出装置においては、
根管内に挿入される上記電極として歯科用探針を
用い、且つ各電極を別個に挿入する手間を省く為
に、同公報第3図乃至第6図に示される如く第1
及び第2の電圧測定用電極若しくは此れに電流供
給用電極を加えこれらを合体せさるようにした例
が示されている。然し乍ら、このような電極の合
体はあくまで試作的になされたものであり、実際
には一定寸法に安定させることが難しく製作困難
でしかも全体の径も太くなり根管の如き狭い部位
に挿入させるにはその適正を欠いていたことは偽
らざる事実であつた。
本考案は、上記先行技術を基に更に研究した結
果なされたものであり、根管内に挿入される3種
の電極を細長の導電材料で構成し且つこれらを接
着一体とすることにより、大量生産を可能とする
と共に上記欠点を解消して上記装置の有効な実用
化を図らんとするものである。
(問題点を解決するための手段並びに実施例) 上記目的を達成する為の本考案の構成を添付の
実施例図に基づき説明するに、第1図は本考案電
極の一実施例を用いた歯牙根管狭窄部測定装置に
よる根管長の測定要領を示す歯牙の断面及び電気
回路図、第2図は同電極の拡大正面図、第3図は
同背面図、第4図は第2図の線部拡大図、第5
図は第3図の線部拡大図、第6図は第4図の
−線断面図、第7図は他の実施例の第4図と同
様図である。即ち、本考案は、電解液を満たした
歯牙根管H内に電流を供給し、先端検出部を僅か
に離間した2つの電極を歯牙根管H内で上下さ
せ、この2つの電極間の電圧値の変動を測定する
ことにより根管狭窄部H1の位置を検出するよう
にした電極Aであつて、該電極Aが、先端部1
1、該先端部11よりわずか後方の電流供給部1
2及び後端の接続部13を含み且つ電流供給部1
2及び接続部13を除いて絶縁被覆14された先
細板状の導電体の電流供給用電極1と、互いに少
許離間した先端電圧検出部21,31及び後端接
続部22,32を含み且つこれらを除いて絶縁被
覆23,33されると共に上記電極1の側部長手
方向に沿つて当該電極1の板面に絶縁被覆板面が
接着固定された一対の第1及び第2の先細板状の
導電体の電圧検出用電極2,3とより成ることを
特徴とする歯牙根管狭窄部検出用電極である。
第1図は本考案電極が採用される歯牙根管狭窄
部測定装置の概略図であり、本図に於いて、Tは
歯牙を示し、該歯牙Tは顎骨Bの歯槽B1内に肉
質の歯根膜B2及びセメント質B3を介して支持さ
れその中心に根管Hが存在する。該根管Hは歯牙
Tの根尖端T1の近傍で根尖孔H2として開口して
おり、該根尖孔H2より稍上に根尖狭窄部H1が位
置している。Mは歯茎で歯根膜B2に連なる歯肉
及びその表面を覆う粘膜とから成る。H3は融食
により生じた根管Hの開口を示す。
亦、電流供給用電極1は、交流電源41若しく
は直流電源42、電流調節回路43及び切換スイ
ツチ44等を含む電流供給電源4を介し対向電極
5に連結され、歯茎Mに当てられた対向電極5と
電解液(例えば食塩水)が満たされた根管H内に
挿入された電流供給用電極1との間に通電される
ようになされている。一方、上記第1及び第2の
電圧検出用電極2,3は、その先端部が微小間隔
をもつて隔てられ、上記切換スイツチ44に連動
する交直切換スイツチ61を介して直流電圧計6
2の両端或は交流電圧計63の整流回路64(こ
れらは電圧検出装置6を構成する)の両端に接続
されている。
上記電流供給用電極1は、幅広の後端接続部1
3から楔形先端部11にかけて先細状に加工され
た細長板状の導電性材料(例えば、ステンレス
製)から成り、その周囲は該先端部11から僅か
後方(接続部13側)の電流供給部12及び接続
部13を除いて絶縁被覆14されている。また、
電圧検出用電極2,3は上記電流供給用電極1よ
り更に幅狭で、幅広の後端接続部22,32から
先端楔形電圧検出部21,31にかけて先細状に
加工された細長板状の導電性材料(同上)からな
り、その周囲は電圧検出部21,31及び接続部
22,32を除いて絶縁被覆23,33されてい
る。
歯牙根管狭窄部検出用電極Aは、これら電極
1,2,3を接着一体として成るものであるが、
これの形成方法の一例を略述する。先ずステンレ
ス等の導電性薄板を2枚準備し、その内1枚に就
いては上記電圧検出用電極2,3の形状に相当す
る部分を残してエツチング加工する。また他の1
枚に就いても同様に電流供給用電極1の形状に相
当する部分を残してエツチング加工する。このよ
うにエツチング手法を採用する理由は、電極Aの
全体長さが約30mmで、途中から先端部にかけて幅
が0.5mmから0.2mmになるような極めて細長いもの
である為、これを打ち抜き加工することは極めて
難しいからである。そして、前者のエツチング加
工板の接続部22,32に相当する部位をマスキ
ングして全体を絶縁性樹脂で被覆し、次いで後者
のエツチング加工板の電流供給部12及び接続部
13(これらは同一面)をマスキングし、両エツ
チング加工板を合体して全体を絶縁性樹脂にて被
覆して後、マスキングを取り除くと第2図乃至第
6図に示す如き電極Aが得られる。このように合
体形成された電極Aにおいては、電流供給用電極
1が支持体とされ全体の強度を担う主体ともな
る。尚、上記合体の際には、電圧検出用電極2,
3をその接続部22,32が電流供給用電極1の
接続部13の反対側になるよう電流供給用電極1
の片面にその長手方向に沿つて添装されるべきこ
とは当然である。亦、電流供給用電極1を絶縁被
覆して後接着剤を介して上記合体を行なうこと、
或は絶縁被覆14,23,33を同一材料で行な
うことも除外するものではない。更に、図例で
は、電流供給用電極1の片面に電圧検出用電極
2,3を平行に一体とした例を示したが、電流供
給用電極1の両面に電圧検出用電極2,3をサン
ドイツチ状に接着固定することも可能である。
また、電圧検出用電極2,3の先端電圧検出部
21,31は、電流供給用電極1の先端電流検出
部11より僅かに突出するよう且つ互いに少許離
間するよう設定される。該第1及び第2の電圧検
出用電極21,31は電極Aの長手方向に沿つて
少許離間していることが必要であり、余り離れ過
ぎると電位傾度の測定精度が減退する。
更に、電流供給用電極1の電流供給部12は、
電極Aの先端部より僅か後方位置に形成されるべ
きであるが、これは先端部に余り接近し過ぎると
電圧検出電極21,31に供給された電流が定常
流とならないからであり、一方離れ過ぎると第1
図に示す如き測定の際に電流供給部12が食塩水
に浸漬しないことも生じ、斯かる意味から電流供
給部12は電極Aの先端部より約5mm位の位置に
形成されることが望ましい。
上記電極Aの先端部の形状は、第2図乃至第6
図に示す如き楔形のものに限定されず、例えば第
7図に示すように舌先状に加工したものも採用可
能で、寧ろ測定時に生体を傷付けないと云う点及
び絶縁被覆が剥がれにくい(因みに、第2図乃至
第6図の如く先端が楔形で尖鋭化されている場合
使用回数が増えると絶縁被覆が剥がれることも予
想される)と云う点で望ましく採用される。ま
た、上記エツチング加工板の各コーナー縁を面取
加工した後絶縁被覆するようにすれば各電極の絶
縁被覆がより完ぺきになされる。
斯くして上記各電極の後端接続部13,22,
32は前記電流供給電源4及び電圧検出装置6に
夫々電気結線され、第1図に示す如き根管狭窄部
の検出に供せられる。この後端接続部13,2
2,32は、図には示さないがグリツプ用部材が
套嵌され、電気結線の為のコネクター部と術者の
把持部とを兼用するものとして位置付けられるも
のである。
(作用) 上記構成の歯牙根管狭窄部検出用電極Aを採用
した根管長測定装置において、根管H内に0.9%
の食塩水を充填し、電極1,5間に通電させる
と、歯牙Tを構成する象牙質やホーロー質の電気
抵抗は高いので、上記通電電流の殆どは電極1か
ら電流供給部12を経て根管H内を通り、根尖孔
H2から歯層B内へ出て、顎骨B1や歯根膜B2及び
歯茎Mを通つて電極5に達する。このとき根管H
内の各部での電流密度は根管腔の断面積に反比例
するので各部の電位は、根尖端T1からの高さh
が増大するのに伴い増大し、ある点で急激に変化
する。従つて第1及び第2の電圧検出用電極2,
3の電圧検出部21,31間で検出される各部の
電位傾度を上記電圧計63若しくは64により読
み取ることが出来、しかも上記電位変化の急激な
変化部分に対応する電位傾度曲線の極大部分は、
電極2,3が根管Hの狭窄部H1に達したことを
示すので、この時に検出電極Aにより根管Hの開
口部H3の位置を読み取ればその深さが直ちに測
定されることになる。
尚、上記実施例に限定されず、本考案を逸脱し
ない限り他の変更が可能であることは云うまでも
ない。
(考案の効果) 叙上の如く、本考案の歯牙根管狭窄部検出用電
極は、各電極が先細の板状の導電体で構成されて
いるから、これらを一体的に纏めるのに簡易な接
着手段が採用されその製作が極めて簡易で、大量
生産が可能となり、しかも一定寸法で且つ全体が
細くコンパクトなものが確実に得られる。従つて
前記歯牙根管狭窄部測定装置の実用化に大きく寄
与することとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案電極の一実施例を用いた歯牙根
管狭窄部測定装置による根管長の測定要領を示す
歯牙の断面及び電気回路図、第2図は同電極の拡
大正面図、第3図は同背面図、第4図は第2図の
線部拡大図、第5図は第3図の線部拡大図、
第6図は第4図の−線断面図、第7図は他の
実施例の第4図と同様図である。 符号の説明、1……電流供給用電極、11……
先端部、12……電流供給部、13……接続部、
14……絶縁被覆、2……第1の電圧検出用電
極、3……第2の電圧検出用電極、21,31…
…電圧検出部、22,32……接続部、A……歯
牙根管狭窄部検出用電極、H……歯牙根管、H1
……根管狭窄部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 先端部、該先端部よりわずか後方の電流供給部
    及び後端の接続部を含み且つ該電流供給部及び接
    続部を除いて絶縁被覆された先細板状の導電体の
    電流供給用電極と、互いに少許離間した先端電圧
    検出部及び後端接続部を含み且つ該先端電圧検出
    部及び後端接続部を除いて絶縁被覆されると共に
    上記電流供給用電極の側部長手方向に沿つて該電
    流供給用電極の板面に絶縁被覆板面が接着固定さ
    れた一対の第1及び第2の先細板状の導電体の電
    圧検出用電極と、より成ることを特徴とする歯牙
    根管狭窄部検出用電極。
JP1986197097U 1986-12-22 1986-12-22 Expired JPH0432091Y2 (ja)

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