JPH04321576A - 窒化アルミニウム基板 - Google Patents

窒化アルミニウム基板

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JPH04321576A
JPH04321576A JP9242391A JP9242391A JPH04321576A JP H04321576 A JPH04321576 A JP H04321576A JP 9242391 A JP9242391 A JP 9242391A JP 9242391 A JP9242391 A JP 9242391A JP H04321576 A JPH04321576 A JP H04321576A
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JP
Japan
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group
aluminum nitride
nitride substrate
organosilicon compound
parts
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Pending
Application number
JP9242391A
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English (en)
Inventor
Noboru Hashimoto
登 橋本
Kazuo Seto
和夫 瀬戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Publication of JPH04321576A publication Critical patent/JPH04321576A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/03Use of materials for the substrate
    • H05K1/0306Inorganic insulating substrates, e.g. ceramic, glass

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  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、窒化アルミニウム(
以下では、「AlN」と言うことがある)基板に関する
【0002】
【従来の技術】窒化アルミニウムは、高熱伝導度かつ電
気絶縁性を有するとともに、熱膨張係数がSiチップに
近いため電子回路部品への適用が期待されている。しか
し、窒化アルミニウムは、耐水性が悪く焼結体において
も高温高湿の雰囲気下では表面より徐々に分解が進行し
、アルミニウムの水酸化物に変質してしまう。また、薄
膜回路形成時にアルカリ性溶液での処理工程が必要な場
合があり、このような場合には、室温での処理において
も窒化アルミニウムの分解が極めて速く進行し、使用が
困難となっていた。
【0003】これまでに、窒化アルミニウム基板の表面
を酸化処理し酸化アルミニウム層を設けることや、有機
樹脂コーティングなどによる耐水性、耐アルカリ性の改
善が試みられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】酸化アルミニウム層の
形成や有機樹脂コーティングでは、なお十分な性能が得
られていない。また、窒化アルミニウム基板を電子回路
用基板として使用するためには、耐熱性も要求される。 この発明は、耐水性および耐アルカリ性に優れ、耐熱性
を有する窒化アルミニウム基板を提供することを課題と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】発明者らは、以上の点の
改善を検討した結果、有機ケイ素化合物コーティング層
を有する窒化アルミニウム基板が高耐水性、高耐アルカ
リ性および耐熱性を有することを見いだした。すなわち
、この発明は、シロキサン結合を有する有機ケイ素化合
物層が表面に形成されている窒化アルミニウム基板を提
供する。
【0006】この発明では、有機ケイ素化合物層は、た
とえば、下記2種のコーティング用組成物により形成さ
れる。 第1のコーティング用組成物は、 (A)  一般式(I) R1nSiX4−n                
  …(I)(式中、R1 は同一または異種の置換も
しくは非置換の炭素数1〜8の1価炭化水素基を示し、
nは0〜3の整数、Xは加水分解性基を示す。)で表わ
される加水分解性オルガノシランを有機溶媒または水に
分散されたコロイダルシリカ中で部分加水分解してなる
、オルガノシランのシリカ分散オリゴマー溶液、 (B)  平均組成式(II) R2aSi(OH)bO(4−a−b)/2   …(
II)(式中、R2 は同一または異種の置換もしくは
非置換の炭素数1〜8の1価炭化水素基を示し、aおよ
びbはそれぞれ0.2≦a≦2、0.0001≦b≦3
、a+b<4の関係を満たす数である。)で表わされる
、分子中にシラノール基を含有するポリオルガノシロキ
サン、および、 (C)  触媒 を必須成分とする。
【0007】第2のコーティング用組成物は、上記一般
式(I)で表されるケイ素化合物および/またはその部
分加水分解物(以下、これらを「(D)成分」と言うこ
とがある)を主成分とするものである。一般式(I)で
表される加水分解性オルガノシラン中の基R1 は炭素
数1〜8の置換または非置換の1価の炭化水素基を示し
、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基
、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基な
どのアルキル基;シクロペンチル基、シクロヘキシル基
などのシクロアルキル基;2−フェニルエチル基、2−
フェニルプロピル基、3−フェニルプロピル基などのア
ラルキル基;フェニル基、トリル基のようなアリール基
;ビニル基、アリル基のようなアルケニル基;クロロメ
チル基、γ−クロロプロピル基、3,3,3−トリフル
オロプロピル基のようなハロゲン置換炭化水素基および
γ−メタクリロキシプロピル基、γ−グリシドキシプロ
ピル基、3,4−エポキシシクロヘキシルエチル基、γ
−メルカプトプロピル基などの置換炭化水素基などを例
示することができる。これらの中でも合成の容易さ、あ
るいは入手の容易さから炭素数1〜4のアルキル基およ
びフェニル基が好ましい。
【0008】加水分解性基のXとしてはアルコキシ基、
アセトキシ基、オキシム基(下式化1参照)、エノキシ
基(下式化2参照)、アミノ基、アミノキシ基(下式化
3参照)、アミド基(下式化4参照)などが挙げられる
。入手の容易さおよびシリカ分散オリゴマー溶液を調製
しやすいことからアルコキシ基が好ましい。
【0009】
【化1】
【0010】
【化2】
【0011】
【化3】
【0012】
【化4】
【0013】このような加水分解性オルガノシランとし
ては、一般式(I)中のnが0〜3の整数であるモノ−
、ジ−、トリ−、テトラ−の各官能性のアルコキシシラ
ン類、アセトキシシラン類、オキシムシラン類、エノキ
シシラン類、アミノシラン類、アミノキシシラン類、ア
ミドシラン類などが挙げられる。入手の容易さおよびシ
リカ分散オルガノシランオリゴマー溶液を調製しやすい
ことからアルコキシシラン類が好ましい。
【0014】特に、n=0のテトラアルコキシシランと
してはテトラメトキシシラン、テトラエトキシシランな
どが例示でき、n=1のオルガノトリアルコキシシラン
としては、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエト
キシシラン、メチルトリイソプロポキシシラン、フェニ
ルトリメトキシシラン、フェニルトリエトキシシラン、
3,3,3−トリフルオロプロピルトリメトキシシラン
などが例示できる。また、n=2のジオルガノジアルコ
キシシランとしては、ジメチルジメトキシシラン、ジメ
チルジエトキシシラン、ジフェニルジメトキシシラン、
ジフェニルジエトキシシラン、メチルフェニルジメトキ
シシランなどが例示でき、n=3のトリオルガノアルコ
キシシランとしてはトリメチルメトキシシラン、トリメ
チルエトキシシラン、トリメチルイソプロポキシシラン
、ジメチルイソブチルメトキシシランなどが例示できる
。さらに一般にシランカップリング剤とよばれるオルガ
ノシラン化合物もアルコキシシラン類に含まれる。
【0015】また、水分散性コロイダルシリカを使用す
る場合、固形分以外の成分として存在する水は(A)成
分の有機ケイ素化合物の加水分解に用いることができる
。これらは通常水ガラスから作られるが、このようなコ
ロイダルシリカは市販品を容易に入手することができる
。また有機溶媒分散コロイダルシリカは前記水分散性コ
ロイダルシリカの水を有機溶媒と置換することで容易に
調製することができる。このような有機溶剤分散コロイ
ダルシリカも水分散コロイダルシリカ同様に市販品とし
て容易に入手する事ができる。コロイダルシリカが分散
している有機溶媒の種類は、例えば、メタノール、エタ
ノール、イソプロパノール(IPAとも言う)、n−ブ
タノール、イソブタノール等の低級脂肪族アルコール類
;エチレングリコール、エチレングリコールモノブチル
エーテル、酢酸エチレングリコールモノエチルエーテル
等のエチレングリコール誘導体;ジエチレングリコール
、ジエチレングリコールモノブチルエーテル等のジエチ
レングリコールの誘導体及びジアセトンアルコール等を
挙げることができ、これらからなる群より選ばれた1種
もしくは2種以上のものを使用することができる。これ
らの親水性有機溶剤と併用してトルエン、キシレン、酢
酸エチル、酢酸ブチル、メチルエチルケトン、メチルイ
ソブチルケトン、メチルエチルケトオキシムなども用い
ることができる。
【0016】水の使用量は、加水分解性基(X)1モル
に対して水0.001〜0.5モルが好ましい。その割
合が0.001モル未満だと十分な部分加水分解物が得
られず、0.5モルを越えると部分加水分解物の安定性
が悪くなることがある。部分加水分解する方法は特に限
定されない。たとえば、加水分解性オルガノシランとコ
ロイダルシリカとを混合して、必要量の水を添加配合す
ればよく、このとき部分加水分解反応は常温で進行する
。部分加水分解反応を促進させるため60〜100℃に
加温してもよい。さらに部分加水分解反応を促進させる
目的で、塩酸、酢酸、ハロゲン化シラン、クロロ酢酸、
クエン酸、安息香酸、ジメチルマロン酸、蟻酸、プロピ
オン酸、グルタル酸、グリコール酸、マレイン酸、マロ
ン酸、トルエンスルホン酸、シュウ酸などの有機酸およ
び無機酸を触媒に用いてもよい。
【0017】これらの一般式(I)で表される加水分解
性オルガノシランのうち50モル%以上がn=1で表さ
れる三官能性の物であることが好ましく、より好ましく
は60モル%以上であり、最も好ましくは70モル%以
上である。これが50モル%未満では十分な塗膜硬度が
得られないと共に、乾燥硬化性が劣り易いことがある。
【0018】(A)成分中のコロイダルシリカは本願発
明で用いるコーティング用組成物の硬化被膜の硬度を高
くするために必須のものである。このようなコロイダル
シリカとしては水分散性あるいはアルコールなどの非水
系の有機溶媒分散性コロイダルシリカが使用できる。一
般にこの様なコロイダルシリカは固形分としてのシリカ
を20〜50重量%含有しており、この値からシリカ配
合量を決定できる。また、水分散性コロイダルシリカを
使用する場合、固形分以外の成分として存在する水は(
A)成分の有機ケイ素化合物の加水分解に用いることが
できる。これらは通常水ガラスから作られるが、このよ
うなコロイダルシリカは市販品を容易に入手することが
できる。
【0019】(A)成分中においてコロイダルシリカは
シリカ分として好ましくは5〜95重量%の範囲で含有
される。より好ましくは10〜90重量%、最も好まし
くは20〜85重量%の範囲である。含有量が5重量%
未満であると所望の被膜硬度が得られず、また95重量
%を超えるとシリカの均一分散が困難となり、(A)成
分がゲル化などの不都合を招来することがある。
【0020】また、上式(I)、(II)の成分でコー
ティング層を形成するときなどの(II)の成分、すな
わち、(B)成分のシラノール基含有ポリオルガノシロ
キサンは本発明の特徴をなす重要な成分である。このよ
うな(B)成分は平均組成式 R2aSi(OH)bO(4−a−b)/2   …(
II)(式中、R2 は同一または異種の置換もしくは
非置換の炭素数1〜8の1価炭化水素基を示し、aおよ
びbはそれぞれ0.2≦a≦2、0.0001≦b≦3
、a+b<4の関係を満たす数である。)で表すことが
出来る。 式中R2 としては上記(I)中のR1 と同じものが
例示されるが、好ましくは、炭素数1〜4のアルキル基
、フェニル基、ビニル基、γ−グリシドキシプロピル基
、γ−メタクリロキシプロピル基、γ−アミノプロピル
基、3,3,3−トリフルオロプロピル基などの置換炭
化水素基、より好ましくはメチル基およびフェニル基で
ある。また、式中aおよびbはそれぞれ上記の関係を満
たす数であり、aが0.2未満またはbが3を超えると
硬化被膜にクラックを生じるなどの不都合があり、また
、aが2を超え4以下の場合またはbが0.0001未
満では硬化がうまく進行しない。
【0021】このようなシラノール基含有ポリオルガノ
シロキサンは、たとえば、メチルトリクロロシラン、ジ
メチルジクロロシラン、フェニルトリクロロシラン、ジ
フェニルジクロロシラン、もしくはこれらに対応するア
ルコキシシランの1種もしくは2種以上の混合物を公知
の方法により大量の水で加水分解することで得ることが
できる。シラノール基含有ポリオルガノシロキサンを得
るのに、アルコキシシランを用いて公知の方法で加水分
解した場合、加水分解されないアルコキシ基が微量に残
る場合がある。つまりシラノール基と極微量のアルコキ
シ基が共存するようなポリオルガノシロキサンが得られ
る事もあるが、この発明では、この様なポリオルガノシ
ロキサンを用いても差支えない。
【0022】この本発明の(C)成分である硬化触媒は
、上記(A)成分と(B)成分との縮合反応を促進し、
被膜を硬化させるものである。このような触媒としては
、アルキルチタン酸塩、オクチル酸錫およびジブチル錫
ジラウレート、ジオクチル錫ジマレエート等のカルボン
酸の金属塩;ジブチルアミン−2−ヘキソエート、ジメ
チルアミンアセテート、エタノールアミンアセテート等
のアミン塩;酢酸テトラメチルアンモニウム等のカルボ
ン酸第4級アンモニウム塩;テトラエチルペンタミンの
ようなアミン類;N−β−アミノエチル−γ−アミノプ
ロピルトリメトキシシラン、N−β−アミノエチル−γ
−アミノプロピルメチルジメトキシシラン等のアミン系
シランカップリング剤;p−トルエンスルホン酸、フタ
ル酸、塩酸等の酸類;アルミニウムアルコキシド、アル
ミニウムキレート等のアルミニウム化合物、水酸化カリ
ウムなどのアルカリ触媒;テトライソプロピルチタネー
ト、テトラブチルチタネート、チタニウムテトラアセチ
ルアセトネート等のチタニウム化合物、メチルトリクロ
ロシラン、ジメチルジクロロシラン、トリメチルモノク
ロロシラン等のハロゲン化シラン等があるが、前記触媒
の他に(A)成分および(B)成分との縮合反応に有効
なものであればとくに制限はない。
【0023】(A)成分および(B)成分の配合割合は
、(A)成分1〜99重量部に対して(B)成分99〜
1重量部が好ましく、より好ましくは(A)成分5〜9
5重量部に対して(B)成分95〜5重量部、最も好ま
しくは(A)成分10〜90重量部に対して(B)成分
90〜10重量部である(ただし、(A)成分と(B)
成分の合計は100重量部である)。(A)成分が1重
量部未満であると常温硬化性に劣り、また十分な被膜硬
度が得られないし、一方、99重量部を超えると硬化性
が不安定でかつ良好な塗膜が得られないことがある。
【0024】また、(C)成分の添加量は(A)成分と
(B)成分との合計100重量部に対して0.0001
〜10重量部であることが好ましい。より好ましくは0
.0005〜8重量部であり、最も好ましくは0.00
07〜5重量部である。0.0001重量部未満だと常
温で硬化しないことがあり、また、10重量部を越える
と耐熱性、耐候性が悪くなることがある。
【0025】この発明では、また、有機ケイ素化合物コ
ーティング層は、一般式(I)で表されるケイ素化合物
および/またはその部分加水分解物を主成分とするコー
ティング用組成物で形成されてもよい。加水分解性基(
X)は、たとえば、OR3 (ここでR3 は、たとえ
ば炭素数1〜4のアルキル基)である。このコーティン
グ用組成物は、他の成分としてシリカゾルを含んでもよ
く、また、各種充填材、界面活性剤、増粘剤等が目的に
応じて添加されてもよい。このようにして調製されたコ
ーティング用組成物は、触媒、硬化剤の存在下で加水分
解、縮合させられる。ここで使用される触媒、硬化剤お
よび必要に応じて添加される硬化促進剤は、特に限定は
されず、たとえば、触媒としては塩酸、リン酸、硫酸等
の無機酸やギ酸、酢酸、クロロ酢酸等の有機酸の希薄溶
液などの酸性触媒;前記無機酸および有機酸の第4級ア
ンモニウム塩もしくはアミン塩;有機スズ化合物等の有
機金属化合物等が、硬化剤としては、水等が挙げられる
。これらは単独であるいは複数種を併せて使用される。
【0026】加水分解、縮合を行う際には、種々の希釈
溶剤を用いるとよい。この溶剤としては、たとえば、メ
タノール、エタノール、イソプロパノール(IPA)等
の低級アルコール;エチレングリコール、エチレングリ
コールモノメチルエーテル等が例示され、これらは単独
でまたは混合溶剤として使用される。シロキサン結合を
有する有機ケイ素化合物層(被膜)の厚みは特に制限は
無く、0.1〜30μmであれば良いが、塗膜が長期的
に安定に密着、保持され、クラックやハガレが発生しな
いためには、1〜20μmがより好ましく、さらに好ま
しくは1〜15μmである。
【0027】本発明では、上記コーティング用組成物は
通常の塗布方法でコーティングすることができ、例えば
刷毛塗り、スプレー、浸漬、フロー、ロール、カーテン
、ナイフコート等の各種塗布方法を選択することができ
る。また有機溶媒での希釈割合は特に制限はなく必要に
応じて希釈割合を決定すれば良い。コーティング剤の処
理温度は組成に応じて適宜設定すればよい。たとえば、
成分(A)、(B)および(C)を必須成分とする組成
については常温もしくは200℃以下で加熱することに
より縮合反応して硬化被膜を形成する。(D)成分を主
成分とする組成については、50〜200℃で加熱する
ことにより縮合反応して硬化被膜を形成する。
【0028】窒化アルミニウム基板のフラックス成分な
どは特に限定されるものではない。この発明では、たと
えば、図1にみるように窒化アルミニウム基板1の表面
全体に有機ケイ素化合物コーティング層2が形成されて
いてもよいし、表面の一部(たとえば片面全体のみ、片
面の一部分のみなど)にだけ有機ケイ素化合物コーティ
ング層が形成されていてもよい。
【0029】
【作用】窒化アルミニウム基板表面に有機ケイ素化合物
層が形成されていることにより、基板が高耐水性、高耐
アルカリ性および耐熱性を有する。
【0030】
【実施例】以下に、この発明の具体的な実施例および比
較例を示すが、この発明は下記実施に限定されない。な
お、以下では、「部」はすべて「重量部」を、「%」は
すべて「重量%」を表す。まず(A)成分の調製方法の
例を説明する。 (調製例A−1)攪拌機、加温ジャケット、コンデンサ
ーおよび温度計を取付けたフラスコ中にIPA−ST(
イソプロパノール分散コロイダルシリカゾル:粒子径1
0〜20mμ、固形分30%、H2O0.5%、日産化
学工業社製)100部、メチルトリメトキシシラン68
部、ジメチルジメトキシシラン18部、水2.7部およ
び無水酢酸0.1部を投入して攪拌しながら80℃の温
度で約3時間かけて部分加水分解反応を行い冷却して(
A)成分を得た。このものは、室温で48時間放置した
ときの固形分が36%であった。ここで得た(A)成分
をA−1と称する。A−1の調製条件は次のとおりであ
った。 ・加水分解性基1モルに対する水のモル数:1×10−
1・(A)成分のシリカ分含有量:40.2%・n=1
の加水分解性オルガノシランのモル%:77モル% (調製例A−2)攪拌機、加温ジャケット、コンデンサ
ー及び温度計を取り付けたフラスコ中に、IPA−ST
(イソプロパノール分散コロイダルシリカゾル:粒子径
10〜20mμ、固形分30%、H2O 0.5%日産
化学工業社製)100部、メチルトリメトキシシラン6
8部、フェニルトリメトキシシラン49.5部、水7.
7部を投入して攪拌しながら65℃の温度で約5時間か
けて部分加水分解反応を行い冷却して(A)成分を得た
。 このものは、室温で48時間放置したときの固形分が3
6%であった。ここで得た(A)成分をA−2と称する
。A−2の調製条件は次のとおりであった。 ・加水分解性基1モルに対する水のモル数:2×10−
1・(A)成分のシリカ分含有量:31.3%・n=1
の加水分解性オルガノシランのモル%:100モル% 次に(B)成分の調製方法の例を説明する。 (調製例B−1)攪拌機、加温ジャケット、コンデンサ
ー、滴下ロートおよび温度計を取付けたフラスコにメチ
ルトリイソプロポキシシラン220部(1モル)とトル
エン150部との混合液を計り取り、1%塩酸水溶液1
08部を上記混合液に20分で滴下してメチルトリプロ
ポキシシランを加水分解した。滴下40分後に攪拌を止
め、二層に分離した少量の塩酸を含んだ下層の水・イソ
プロピルアルコールの混合液を分液し、次に残ったトル
エンの樹脂溶液の塩酸を水洗で除去し、さらにトルエン
を減圧除去した後、イソプロピルアルコールで希釈し平
均分子量約2000のシラノール基含有オルガノポリシ
ロキサンのイソプロピルアルコール40%溶液を得た。 これをB−1と称する。なお、分子量はGPC(ゲルパ
ーミエーションクロマトグラフィー)により、測定機種
名HLC−802UR(東ソー株式会社製)を用いて、
標準ポリスチレンで検量線を作成し、測定したものであ
る。以後の分子量も同様の方法で測定した。 (調製例B−2)攪拌機、加温ジャケット、コンデンサ
ー、滴下ロートおよび温度計を取付けたフラスコに水1
000部、アセトン50部を計り取り、その混合溶液中
に、メチルトリクロロシラン44.8部(0.3モル)
、ジメチルジクロロシラン38.7部(0.3モル)、
フェニルトリクロロシラン84.6部(0.4モル)を
トルエン200部に溶解したものを攪拌下に滴下しなが
ら加水分解した。滴下40分後に攪拌を止め、反応液を
分液ロートに移し入れて静置した後、二層に分離した下
層の塩酸水を分液除去し、次に上層のオルガノポリシロ
キサンのトルエン溶液中に残存している水、および塩酸
を減圧ストリッピングにより過剰のトルエンと共に留去
して除去し、平均分子量約3000のシラノール基含有
オルガノポリシロキサンのトルエン60%溶液を得た。 これをB−2と称する。
【0031】−実施例1〜3− これらの実施例は、成分(A)、(B)および(C)を
必須成分とするコーティング用組成物を用いる場合の実
施例である。成分(A)、(B)および(C)を表1に
示す配合で混合した後、IPAをコーティング材100
部(成分(A)、(B)および(C)の合計100部)
に対して20部添加してコーティング液を調製した。こ
のコーティング液を容器に入れ、この中へ基板をディッ
ピングした。基板を30〜60秒間浸漬した後、60c
m/分の速度で引き上げ、セッティングを5分間とった
のち、100℃で30分間処理して、表面に有機ケイ素
化合物コーティング層を有する窒化アルミニウム基板を
得た。このようにして得られ窒化アルミニウム基板をそ
れぞれ(1)−1、(1)−2、(1)−3と称する。
【0032】
【表1】
【0033】−実施例4− これは、(D)成分を主成分とする有機ケイ素化合物を
触媒、硬化剤の存在下で加水分解、縮合させて使用する
場合の実施例である。メチルトリメトキシシラン100
部に、テトラエトキシシラン20部、IPAオルガノシ
リカゾル(触媒化成工業株式会社製「OSCAL143
2」、SiO2 含有量30%)150部、ジメチルジ
メトキシシラン60部およびIPA100部を混合し、
更にH2 O200部を添加し、攪拌した。これを60
℃の恒温槽中に入れ、プレポリマーの分子量をMw=1
000(GPC測定によるポリスチレン換算で)、Mw
/Mn=1.49に調整し、その後、1%アンモニア含
有IPA液でpH5.0に調整してコーティング材を得
た。 コーティング液中に窒化アルミニウム基板をディッピン
グし、30〜60秒間浸漬した後、セッティングを5分
間とったのち、160℃で30分間処理して、表面に有
機ケイ素化合物コーティング層を有する窒化アルミニウ
ム基板を得た。このようにして得られ窒化アルミニウム
基板を(3)−1と称する。
【0034】−比較例1− 上記実施例で用いた窒化アルミニウム基板を未処理のま
まで下記の試験に供した。 −比較例2− 上記実施例で用いた窒化アルミニウム基板を有機ケイ素
化合物でコーティングせずに、酸素の存在下、1200
℃で1時間保持して表面に酸化アルミニウム層を形成し
た。
【0035】−比較例3− 上記実施例1において、大日本インキ化学工業株式会社
(DIC)製のアクリル樹脂(品番DL−967)をト
ルエンで2倍に希釈したものをコーティングしたこと、
洗浄溶媒をブタノールとしたこと、および、コーティン
グ後100℃で乾燥したこと以外は実施例1と同様にし
て表面に有機樹脂コーティング層を有する窒化アルミニ
ウム基板を得た。
【0036】実施例1〜4で得られた窒化アルミニウム
基板は、いずれも、85℃、相対湿度85%の雰囲気中
で2000時間放置後も全く変化がなかった。これに比
較して、未処理の窒化アルミニウム基板は表面に酸化物
層の形成が認められた。処理AlN基板のコーティング
層の厚みはそれぞれ以下のとおりであった。
【0037】
【表2】
【0038】実施例1〜4および比較例1〜3の処理お
よび未処理の窒化アルミニウム基板について耐アルカリ
性を調べた。pH10に調整した苛性ソーダ水溶液中に
室温で24時間基板を保持した後の保持前に対する重量
変化を調べ、結果を表3に示した。
【0039】
【表3】
【0040】表3にみるように、実施例の処理AlN基
板は、重量変化がなかったが、比較例のものは重量変化
を示した。また、実施例1〜4の各処理AlN基板は2
00℃以上の耐熱性(1時間の熱処理後、上述の耐アル
カリ性試験による重量変化なし)を有した。
【0041】
【発明の効果】この発明によれば、耐水性および耐アル
カリ性が優れ、耐熱性を有する窒化アルミニウム基板が
提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の窒化アルミニウム基板の1実施例の
概略を表す断面図である。
【符号の説明】
1  窒化アルミニウム基板 2  有機ケイ素化合物層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  シロキサン結合を有する有機ケイ素化
    合物層が表面に形成されている窒化アルミニウム基板。
  2. 【請求項2】  有機ケイ素化合物層が、(A)  一
    般式(I) R1nSiX4−n                
      …(I)(式中、R1 は同一または異種の置換も
    しくは非置換の炭素数1〜8の1価炭化水素基を示し、
    nは0〜3の整数、Xは加水分解性基を示す。)で表わ
    される加水分解性オルガノシランを有機溶媒または水に
    分散されたコロイダルシリカ中で部分加水分解してなる
    、オルガノシランのシリカ分散オリゴマー溶液、 (B)  平均組成式(II) R2aSi(OH)bO(4−a−b)/2   …(
    II)(式中、R2 は同一または異種の置換もしくは
    非置換の炭素数1〜8の1価炭化水素基を示し、aおよ
    びbはそれぞれ0.2≦a≦2、0.0001≦b≦3
    、a+b<4の関係を満たす数である。)で表わされる
    、分子中にシラノール基を含有するポリオルガノシロキ
    サン、および、 (C)  触媒 を必須成分とするコーティング用組成物からなる請求項
    1記載の窒化アルミニウム基板。
  3. 【請求項3】  有機ケイ素化合物層が、一般式(I)
    R1nSiX4−n                
      …(I)(式中、R1 は同一または異種の置換も
    しくは非置換の炭素数1〜8の1価炭化水素基を示し、
    nは0〜3の整数、Xは加水分解性基を示す。)で表わ
    されるケイ素化合物および/またはその部分加水分解生
    成物を主成分とするコーティング用組成物からなる請求
    項1記載の窒化アルミニウム基板。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6136758A (en) * 1998-08-17 2000-10-24 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Aluminum nitride powder and thermally conductive grease composition using the same

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