JPH04322827A - バーリングねじ成形歯具 - Google Patents

バーリングねじ成形歯具

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JPH04322827A
JPH04322827A JP11791591A JP11791591A JPH04322827A JP H04322827 A JPH04322827 A JP H04322827A JP 11791591 A JP11791591 A JP 11791591A JP 11791591 A JP11791591 A JP 11791591A JP H04322827 A JPH04322827 A JP H04322827A
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burring
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relief
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成瀬 和雄
Hideaki Hida
飛田 英明
Hiroshi Ikeda
寛 池田
Chika Iwase
岩瀬 親
Shigeru Hayashi
茂 林
Tamotsu Fujita
藤田 保
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属板にバーリング加
工を施すとともに、バーリング加工によって成形された
バーリング部にねじ加工を施すようにしたバーリングね
じ成形歯具に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車では、軽量化をはかるために薄板
の金属板が多く用いられている。プレス成形等によって
所定の形状に加工されたワークを薄板の金属板に取外し
可能に組付ける場合は、一般にボルトが用いられる。薄
板の金属板の場合は、ボルトを螺合させるための雌ねじ
の長さが十分に確保できないため、図13に示すように
、薄板鋼板1にウェルドナット2を溶接し、ウェルドナ
ット2のねじ部2aにボルト(図示略)を螺合させるよ
うにしている。
【0003】しかしながら、ウェルドナット2を用いた
構造の場合は、薄板鋼板1にウェルドナット2を溶接す
るための溶接作業が必要となり、作業工程が増加すると
ともに、作業工数も増加するという問題がある。そこで
、薄板の金属板の場合でもウェルドナット2を用いるこ
となくボルトによる組付けを可能する技術として、バー
リング加工が知られている。バーリング加工に関する技
術の一例として、たとえば実開昭51−124991号
公報、実開昭56−132038号公報が知られている
【0004】図11は、上述の実開昭51−12499
1号公報に開示されたタップを示している。図に示すよ
うに、タップ11には、先端部にバーリング加工を行な
うポンチ部12が形成されており、ポンチ部12に連続
して基部側にねじ立てを行なうタップ部13が形成され
ている。したがって、図11に示すように、金属板15
のバーリング加工と、バーリング加工によって形成され
たバーリング部16へのねじ立て加工とは同一工程で行
なうことが可能となる。図12は、上述の実開昭56−
132038号公報に開示されたタップを示している。 図に示すように、タップ21の先端には金属板17に穿
設された孔18に進入するガイド部22が設けられてお
り、ガイド部22に連続してバーリングパンチ23が形
成されている。バーリングパンチ23に連なる部分には
、タップ部24が形成されている。このタップ21の場
合も、図12に示すように、金属板17のバーリング加
工と、バーリング加工によって形成されたバーリング部
19へのねじ立て加工とが同一工程で行なうことが可能
となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のバーリング加工およびねじ加工には、つぎのよ
うな解決すべき問題が残されている。■  従来では、
金属板の打抜き孔に単に打抜き孔よりも径の大きなバー
リングパンチを進入させ、バーリング加工をしていたの
で、とくに薄板金属の場合はバーリング部の長さを長く
することが困難であった。つまり、バーリング部の長さ
は、打抜き孔の径とバーリングパンチの径で必然的に決
定されるので、ねじ径が小さい場合は、バーリング部の
長さを十分に確保できない。そのため、ボルトが螺合さ
れる雌ねじの長さが十分にとることができず、十分な締
付け力が得られない。無理にバーリング部の長さを長く
しようとすると、バーリング割れが生じ、成形品の商品
性が低下するとともに、締付耐久性が低下する。■  
従来のバーリング加工およびねじ加工では、バーリング
加工からいきなりタップ部によるねじ加工に移行するの
で、ねじ加工時に無理な力がタップに作用し、円滑な加
工ができなくなるという問題が生じる。また、バーリン
グ部のねじ加工時に無理な力がタップに作用することは
、タップの切損にもつながり、タップの寿命を縮めるこ
とにもなる。
【0006】本発明は、上記の問題に着目し、バーリン
グ割れを生じさせることなくバーリング部の長さを長く
でき、しかもバーリング部のねじ加工を円滑に行なうこ
とが可能なバーリングねじ成形歯具を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的に沿う本発明に
係るバーリングねじ成形歯具は、金属板を打抜きによっ
て孔明け加工する打抜き部と、前記打抜き部と連なり打
ち抜かれた孔を拡径し該打抜き孔の外周に筒状のバーリ
ング部を成形するテーパ状のバーリング成形部と、前記
バーリング成形部と連なり前記金属板のバーリング部の
内周面にねじ加工を行なう逃がしねじ部と、前記逃がし
ねじ部と連なり該逃がしねじ部の径よりも小径に形成さ
れた連結軸部と、前記連結軸部と連なり該連結軸部側が
テーパ状のねじ成形刃部に形成され前記逃がしねじ部に
よるねじ加工によって形成されたバーリング部のねじ部
を徐々に所定のねじ径に加工する成形刃部と、を備えた
ものから成る。
【0008】
【作用】このように構成されたバーリングねじ成形歯具
においては、まず打抜き部によって金属板にバーリング
加工を行なうための孔が打抜かれる。金属板に孔が形成
されると、バーリング成形部によって打抜かれた孔が半
径方向外方に外径される。これによって、打抜き孔の外
周部が金属板の一側に押し出され、筒状のバーリング部
が形成される。バーリング部が形成されると、バーリン
グ部の内周面が逃がしねじ部によってねじ加工される。 バーリング部のねじ加工は、逃がしねじ部の回転と逃が
しねじ部の軸方向への送りとによって行なわれる。その
ため、バーリング部のねじ加工の際には、逃がしねじ部
の送り方向の力によってバーリング部が送り方向に塑性
変形される。すなわち、ねじ加工時にはバーリング部と
バーリング部は逃がしねじ部の送りによって押し出され
る。したがって、バーリング部は、バーリング成形部に
よって成形された長さよりもさらに長く伸ばされ、雌ね
じの長さを十分に長くすることが可能となる。
【0009】逃がしねじ部によるねじ加工が終了すると
、成形刃部による所定の径加工が行なわれることになる
が、この場合、逃がしねじ部と成形刃部との間には、連
結軸部が位置しているので、逃がしねじ部によるねじ加
工と成形刃部によるねじ加工とが同時に行なわれること
はなくなる。また、逃がしねじ部によって予め形成され
たねじ部を、成形刃部によって正規のねじ径に加工する
ようになるので、従来のように、ねじ加工時に無理な力
が成形歯具に作用することもなくなる。したがって、円
滑なねじ加工が行なえるようになり、成形歯具の耐久性
が高められ成形歯具の破損の発生やが防止される。
【0010】
【実施例】以下に、本発明に係るバーリングねじ成形歯
具の望ましい実施例を、図面を参照して説明する。
【0011】第1実施例 図1ないし図7は、本発明の第1実施例を示している。 図1は、バーリングねじ成形歯具41を示している。図
に示すように、バーリングねじ成形歯具41の先端部に
は、金属板30を打抜きによって孔明け加工する打抜き
部42が形成されている。打抜き部42は、円柱状に形
成されている。金属板30の打抜き加工は、打抜き部4
2と後述する図3の可動ダイ73の両者によって行なわ
れるようになっている。
【0012】バーリングねじ成形歯具41の打抜き部4
2と連なる部分には、打ち抜かれた孔31を拡径し、こ
の打抜き孔31の外周に筒状のバーリング部32を成形
するテーパ状のバーリング成形部43が形成されている
。バーリング成形部43は、打抜き部42と隣接する部
分の径が最小であり、後述する逃がしねじ部44にいく
につれて徐々に径が大きくなっている。
【0013】バーリングねじ成形歯具41のバーリング
成形部43と連なる部分には、バーリング部32の内周
面にねじ加工を行なうための逃がしねじ部44が形成さ
れている。逃がしねじ部44は、バーリング部32の長
さを伸ばすためのねじ加工を行なうものであり、ボルト
が螺合されるねじピッチとは異なるねじピッチを有して
いる。また、逃がしねじ部44は、タップのように金属
を切削する機能は有しておらず、転造によってねじ加工
が行なわれる。
【0014】バーリングねじ成形歯具41の逃がしねじ
部44と連なる部分には、逃がしねじ部44と連なり逃
がしねじ部44の径よりも小径に形成された連結軸部4
5が形成されている。連結軸部45は、逃がしねじ部4
5と後述する成形刃部46とを連結するものであり、そ
の外径は強度上十分に満足する値に設定されている。
【0015】バーリングねじ成形歯具41の連結軸部4
5と連なる部分には、逃がしねじ部44によるねじ加工
によって形成されたバーリング部32のねじ部を所定の
ねじ径に加工する成形刃部46が形成されている。成形
刃部46の逃がしねじ部44側は、テーパ状のねじ成形
刃部44aに形成されている。本実施例では、成形刃部
46は一般のタップではなく、ロールタイプのタップか
ら構成されている。つまり、一般のタップは、金属の内
周面の一部を機械的に切削して雌ねじを形成するが、ロ
ールタイプのタップでは転造によって雌ねじが形成され
る。なお、テーパ状のねじ成形刃部44aの先端の径は
、逃がしねじ部44の径とほぼ同一に設定されている。
【0016】バーリングねじ成形歯具41の成形刃部4
6と連なる部分は、逃がし部47に形成されている。逃
がし部47は、成形刃部46よりも小径に形成されてい
る。逃がし部47と連なる部分には、シャンク48が形
成されている。シャンク48は、後述するバーリング加
工装置60の図示されないチャック部に保持される部分
であり、円柱状に形成されている。シャンク48の端部
には、断面形状が略四角形となる係合部49が形成され
ている。係合部49は、バーリング加工装置60の回転
駆動部と係合可能となっており、係合部49と回転駆動
部とが係合された状態で回転駆動部を回転させることに
より、バーリングねじ成形歯具41は軸心まわりに回転
するようになっている。
【0017】図7は、バーリングねじ成形歯具41を用
いてバーリングねじ加工を行なうバーリング加工装置の
概略構成を示している。図に示すように、バーリング加
工装置60は、前進後退モータ61、回転軸モータ62
、エンコーダ63、64、前進後退コントローラ65、
回転軸コントローラ66、設定器67、制御盤68を有
している。前進後退モータ61は、バーリングねじ成形
工具41を軸方向(Z軸方向)に進退させる機能を有し
ている。エンコーダ63は、前進後退モータ61に連結
されており、バーリングねじ成形工具41の送り量を検
知する機能を有している。回転軸モータ62は、バーリ
ングねじ成形工具41を軸心まわり(R軸方向)に回転
させる機能を有している。エンコーダ64は、回転軸モ
ータ62に連結されており、バーリングねじ成形工具4
1の回転量を検知する機能を有している。
【0018】前進後退モータ61およびエンコーダ63
は、前進後退軸コントローラ65と電気的に接続されて
いる。前進後退モータ61は、前進後退軸コントローラ
65からの制御信号によって回転量および回転速度が制
御される。同様に、回転軸モータ62およびエンコーダ
64は、回転軸コントローラ66と電気的に接続されて
いる。回転軸モータ62は、回転軸コントローラ66か
らの制御信号によって回転量および回転速度が制御され
る。各コントローラ65、66は、設定器67に接続さ
れている。設定器67は、孔明け加工、バーリング曲げ
成形加工、ねじ成形加工を円滑かつ迅速に行なうための
条件を設定するものであり、各加工ステップ毎に回転速
度、回転トルク、回転および送りの立ち上げ、位置決め
、制動、停止等の条件が設定可能となっている。設定器
67は、バーリング加工装置60の総合制御を行なう制
御盤68と接続されている。
【0019】図3は、バーリング加工装置60のバーリ
ング加工およびねじ加工を行なう部分を示している。バ
ーリングねじ成形歯具41のシャンク48は、バーリン
グ加工装置60のチャック部によって垂直に保持されて
いる。バーリングねじ成形歯具41の外周には、金属板
30を押えるための板押え71が配置されている。板押
え71の直下には、下部成形ダイス72が配置されてい
る。下部成形ダイス72の内側には可動ダイ73が上下
方向に移動可能に保持されている。可動ダイ73は、金
属孔30の孔抜きを行なう際は、上面が下部成形ダイス
72の上面と一致する位置まで上昇するようになってい
る。
【0020】つぎに、第1実施例における作用について
説明する。図6は、バーリングねじ成形歯具41の前進
後退送り制御と回転制御との関係を示している。図6の
S1 に示すように、前進送りが開始されると、バーリ
ングねじ成形歯具41は、図3に示す下部成形ダイス7
2にセットされた金属板30に向かって前進(下降)す
る。この状態では、板押え71によって金属板30が下
部成形ダイス72に押圧されており、かつ可動ダイ73
は上面が成形ダイス72の上面と一致する位置まで上昇
している。バーリングねじ成形歯具41の前進量が大と
なると、バーリングねじ成形歯具41の打抜き部42が
可動ダイ73の打抜用孔73aに進入し、金属板30の
打抜き加工が行なわれる。打抜きによって生じた抜きカ
ス30aは、落下穴73bを介してスクラップ溜めに落
下される。
【0021】金属板30の打抜き加工が終了すると、さ
らにバーリングねじ成形歯具41の前進(下降)が行な
われ、金属板30の打抜き孔31にバーリングねじ成形
歯具41のバーリング成形部43が進入される。バーリ
ング成形部43はテーパ状に形成されているので、バー
リングねじ成形歯具41の前進によって打抜き孔31が
拡径され、打抜き孔31の外周部分が下側に押し出され
る。これによって、拡径された打抜き孔31の外周には
、筒状のバーリング部32が成形される。
【0022】テーパ状のバーリングねじ成形歯具41に
よるバーリング部32の成形が行なわれると、図6のS
3 に示すようにバーリングねじ成形歯具41が回転駆
動され、前進方向の送りもS2 に示すようにタップ送
りに切替えられる。バーリングねじ成形歯具41の前進
量がさらに大きくなると、バーリング部32の内周面が
バーリングねじ成形歯具41の逃がしねじ部44によっ
てねじ加工される。この状態では、逃がしねじ部44が
軸方向に移動しているので、バーリング部32のねじ加
工の際には、逃がしねじ部44の送り方向の力によって
バーリング部32が送り方向に塑性変形される。つまり
、ねじ加工時には、バーリング部32と逃がしねじ部4
4とは螺合状態にあるので、バーリング部32は逃がし
ねじ部44の移動によって軸方向に押し出される。その
ため、バーリング部32は、テーパ状のバーリング成形
部43によって成形された時の長さよりも、さらに長く
伸ばされる。
【0023】逃がしねじ部44には、逃がしねじ部44
の径よりも小径に形成された連結軸部45が隣接してい
るので、逃がしねじ部44とバーリング部32とが螺合
している状態では、成形刃部46によるバーリング部3
2へのねじ加工は行なわれない。したがって、バーリン
グねじ成形歯具41には無理な捩り力作用しなくなり、
成形歯具の切損が防止される。
【0024】連結軸部45がバーリング部32を通過す
ると、成形刃部46によってバーリング部32の正規の
ねじ加工が開始される。ここで、成形刃部46の連結軸
部45側がテーパ状のねじ成形刃部46aに形成されて
いるので、バーリング部32のねじ加工が徐々に開始さ
れ、成形刃部46のバーリング部32へのくい込み量が
しだいに増加される。そのため、バーリングねじ成形歯
具41には急激な捩り力が作用しなくなる。本実施例で
は、テーパ状のねじ成形刃部46aのねじ山は、4山と
なっている。また、成形刃部46は一般のタップではな
く、ロールタイプのタップから構成されているので、バ
ーリング部32には転造によって雌ねじ33aが形成さ
れる。そのため、バーリング部32の肉厚が比較的薄く
なっても切削加工のようにバーリング部32の強度が著
しく低下することはない。
【0025】成形刃部46によるねじ加工が終了すると
、図6のS5 に示すように、バーリングねじ成形歯具
41が逆転されるとともに、S4 で前進送りが後退送
りに切替えられる。成形刃部46および逃がしねじ部4
4がバーリング部32を通過すると、図6のS6 でバ
ーリングねじ成形歯具41の回転が停止され、バーリン
グねじ成形歯具41は、さらに後退送りによって当所の
位置まで戻される。
【0026】図4および図5は、バーリングねじ成形歯
具41によるバーリング加工およびねじ加工時の送り速
度F1 と各モータの電流値I1 との関係をそれぞれ
示している。図4は、このうちバーリングねじ成形歯具
41を回転させる場合の回転速度と電流値(負荷)との
関係を示しており、ねじ加工時の正転時とねじ加工完了
後の逆転時とでは、電流値I1 の変化はほぼ同一とな
っている。したがって、ねじ加工時にはバーリングねじ
成形歯具41に作用する捩り力が小に抑えられることが
わかる。図5は、バーリングねじ成形歯具41を軸方向
に送る場合の送り速度F2 と電流値(負荷)I2 と
の関係を示している。図に示すように、送り時と戻し時
とでは、電流値I2 の変化はほぼ同一となっている。 したがって、この場合もバーリング加工およびねじ加工
時に、バーリングねじ成形歯具41に作用する圧縮力ま
たは引張力を小に抑えることが可能となる。
【0027】このように、本実施例ではバーリング部3
2を逃がしねじ部44によって軸方向に長くすることが
可能になるので、薄い金属板30であってもバーリング
部32に形成される雌ねじ35の長さを従来よりも長く
することができる。したがって、ボルト(図示略)と雌
ねじの螺合長さが長くなり、十分な締付力を得ることが
できる。また、雌ねじ35を転造によって成形している
のでバーリング部32の強度の低下はほとんどなく、ボ
ルトを過度に締付けた場合でも、これによってバーリン
グ部32の雌ねじ35が崩れることもなくなる。また、
逃がしねじ部44によってバーリング部32を長くする
ことができることから、バーリング加工時にバーリング
割れを生じるような無理な加工を行なうことも解消され
、バーリング部32のエッジ部表面が平坦にすることが
できる。つまり、バーリング部の長さを長くするため、
バーリング割れを生じるような無理な加工を行なう場合
は、バーリング部のエッジ部(端面部)に凹凸が発生し
成形品の商品価値が低下するが、本実施例の場合はこの
ような問題は解消される。
【0028】なお、上述した各モータ61、62をコン
トロールするコントローラ65、66の条件設定を行な
う設定器67に、各加工ステップでの最適条件を設定し
ておけば、バーリングねじ成形歯具41に無理な力を与
えることなく短時間でのバーリング加工およびねじ加工
が可能となる。また、金属板30の板厚に応じて各加工
ステップの条件を適宜設定することにより、薄板から厚
板までのバーリング加工に広く適用することができる。
【0029】第2実施例 図8および図9は、本発明の第2実施例を示している。 第2実施例が第1実施例と異なるところはバーリングね
じ成形歯具の構成のみであり、その他の部分は第1実施
例に準じるので、準じる部分に第1実施例と同一の符号
を付すことにより準じる部分の説明を省略し、異なる部
分についてのみ説明する。後述する他の実施例も同様と
する。
【0030】第1実施例では、バーリング成形部43に
隣接して逃がしねじ部44が形成されていたが、本実施
例ではバーリング成形部43は、第1のバーリング成形
部43aと第2のバーリング成形部43とから構成され
ている。第1のバーリング成形部43aは、上方にいく
につれて拡径するテーパ状に形成されており、打抜き部
42に隣接して配置されている。第2のバーリング成形
部43bは、同様に上方にいくにつれて拡径するテーパ
状に形成されており、逃がしねじ部44と隣接して配置
されている。第1のバーリング成形部43aと第2のバ
ーリング成形部43bとの間には、軸部43c、43d
が位置している。軸部43cは、第1のバーリング成形
部43aと連なり、軸部43cの径は第1のバーリング
成形部43aの最大径と同一になっている。軸部43d
は、軸部43cよりも小径に成形されている。第2のバ
ーリング成形部43bの最小径は、軸部43dの径より
も大となっている。
【0031】このように構成された第2実施例において
は、バーリング成形部43が軸方向に2つに分割された
状態で形成されているので、打抜き部42によって打抜
かれた打抜き孔31が2回にわけてバーリング加工され
る。したがって、薄板の金属板30であっても徐々に打
抜き孔31を拡径変形させることが可能となり、バーリ
ング成形時の割れの発生が確実に防止でき、成形品の商
品性が高められる。
【0032】第3実施例 図10は、本発明の第3実施例を示している。第1実施
例および第2実施例では、成形刃部46を一般のタップ
でなくロールタイプのタップから構成したが、本実施例
では成形刃部50は金属の一部を機械的に切削する通常
のタップから構成されている。成形刃部50の逃がしね
じ部44側は、テーパ状のねじ成形刃部50aに形成さ
れている。本実施例では、テーパ状のねじ成形刃部50
aのねじ山は、4山となっている。
【0033】このように構成された第3実施例において
は、成形刃部50を一般のタップから構成したのでバー
リング部32には、転造ではなく機械的な切削による雌
ねじ35が形成される。また、成形刃部50によるねじ
加工の前には、バーリング部32は逃がしねじ部44に
よってねじ加工が行なわれるので、ねじ加工時には無理
な力がカバーリングねじ成形歯具41に作用しなくなり
、加工時の成形歯具の切損が防止される。その他の作用
は、第1実施例に準じる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るバー
リングねじ成形歯具によるときは、打抜き部によって打
抜かれた金属板の打抜き孔をテーパ状のバーリング成形
部によって拡径することにより、打抜き孔の外周に筒状
のバーリング部を成形し、バーリング部の逃がしねじに
よるねじ加工時に逃がしねじ部の送り力によってバーリ
ング部を長く変形させるようにしたので、成形刃部によ
ってバーリング部に形成される雌ねじの長さを十分に確
保することができる。したがって、バーリング部と螺合
されるボルトの締付け力を高めることができ、優れた緩
み止め効果を得ることができる。
【0035】逃がしねじ部と成形刃部との間に、逃がし
ねじ部の径よりも小径の連結軸部を形成するようにした
ので、逃がしねじ部によるねじ加工と成形刃部によるね
じ加工とが同時に行なわれることはなくなる。また、逃
がしねじ部によって予め所定のねじ径に形成されたバー
リング部を成形歯具によってねじ加工するようにしたの
で、ねじの加工が円滑となり、成形歯具によるねじ加工
時に無理な力が成形歯具が作用することもなくなる。し
たがって、バーリングねじ成形歯具の切損も防止され、
バーリングねじ成形歯具の耐久性を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るバーリングねじ成形
歯具の正面図である。
【図2】図1の部分拡大正面図である。
【図3】図1のバーリングねじ成形歯具によるバーリン
グ加工およびねじ加工の状態を示す断面図である。
【図4】図1のバーリングねじ成形歯具によるねじ加工
時における成形歯具の回転速度と成形歯具を回転駆動さ
せるモータの電流との関係を示す特性図である。
【図5】図1のバーリングねじ成形歯具によるバーリン
グ加工およびねじ加工時における成形歯具の送り速度と
成形歯具を送り駆動させるモータの電流との関係を示す
特性図である。
【図6】図1のバーリングねじ成形歯具の前進後退送り
動作と回転動作との関係を示す特性図である。
【図7】図1のバーリングねじ成形歯具を用いたバーリ
ング加工装置の概略構成図である。
【図8】本発明の第2実施例に係るバーリングねじ成形
歯具の正面図である。
【図9】図8の部分拡大正面図である。
【図10】本発明の第3実施例に係るバーリングねじ成
形歯具の正面図である。
【図11】実開昭51−124991号公報に開示され
ているバーリング加工の手順を示す断面図である。
【図12】実開昭56−132038号公報に開示され
ているバーリング加工の手順を示す断面図である。
【図13】ウェルドナットを用いた従来の薄板金属の組
付け技術を示す断面図である。
【符号の説明】
30  金属板 31  打抜き孔 32  バーリング部 35  雌ねじ 41  バーリングねじ成形歯具 42  打抜き部 43  バーリング成形部 44  逃がしねじ部 45  連結軸部 46  成形刃部(ロールタイプのタップ)50  成
形刃部(一般のタップ) 60  バーリング加工装置 61  前進後退モータ 62  回転軸モータ 65  前進後退コントローラ 66  回転軸コントローラ 67  設定器 68  制御盤 71  板押え 72  下部成形ダイス 73  可動ダイ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  金属板を打抜きによって孔明け加工す
    る打抜き部と、前記打抜き部と連なり打ち抜かれた孔を
    拡径し該打抜き孔の外周に筒状のバーリング部を成形す
    るテーパ状のバーリング成形部と、前記バーリング成形
    部と連なり前記金属板のバーリング部の内周面にねじ加
    工を行なう逃がしねじ部と、前記逃がしねじ部と連なり
    該逃がしねじ部の径よりも小径に形成された連結軸部と
    、前記連結軸部と連なり該連結軸部側がテーパ状のねじ
    成形刃部に形成され前記逃がしねじ部によるねじ加工に
    よって形成されたバーリング部のねじ部を徐々に所定の
    ねじ径に加工する成形刃部と、を備えたことを特徴とす
    るバーリングねじ成形歯具。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005324272A (ja) * 2004-05-13 2005-11-24 Hamada Seisakusho:Kk ねじ加工装置
JP2008183642A (ja) * 2007-01-29 2008-08-14 Honda Motor Co Ltd ねじ成形工具及び該ねじ成形工具により成形されるねじ部が成形された金属部材
JP2017113845A (ja) * 2015-12-24 2017-06-29 株式会社中谷製作所 パンチ,パンチ駆動装置,プレス金型及びプレス加工方法
KR102779963B1 (ko) * 2024-04-19 2025-03-12 (주)탑텍코리아 버링 및 탭의 가공을 위한 금형 구조

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