JPH04324923A - 投影露光装置 - Google Patents

投影露光装置

Info

Publication number
JPH04324923A
JPH04324923A JP3095599A JP9559991A JPH04324923A JP H04324923 A JPH04324923 A JP H04324923A JP 3095599 A JP3095599 A JP 3095599A JP 9559991 A JP9559991 A JP 9559991A JP H04324923 A JPH04324923 A JP H04324923A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mark
reticle
alignment system
detected
marks
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3095599A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3203676B2 (ja
Inventor
Takechika Nishi
健爾 西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP09559991A priority Critical patent/JP3203676B2/ja
Publication of JPH04324923A publication Critical patent/JPH04324923A/ja
Priority to US07/998,642 priority patent/US5243195A/en
Priority to US09/002,884 priority patent/USRE36730E/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3203676B2 publication Critical patent/JP3203676B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体ウェハや液晶用ガ
ラスプレート等の基板に塗布された感光層を露光する投
影露光装置に関し、特にオフ・アクシス方式のアライメ
ント系のベースラインを高精度に管理する機能を備えた
投影露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、オフ・アクシス・アライメント系
を備えた投影露光装置(以下、便宜上ステッパーと呼ぶ
)では、特開昭53−56975号公報、特開昭56−
134737号公報等に開示されているように、感光基
板(以下ウェハとする)を保持してステップ・アンド・
リピート方式で2次元移動するウェハステージ上に基準
となるマーク板を固設し、この基準マーク板を使ってオ
フ・アクシス・アライメント系と投影光学系との間の距
離、所謂ベースライン量を管理していた。図1は上記各
公報に開示されたベースライン計測の原理を模式的に表
わした図である。図1において、主コンデンサーレンズ
ICLは、露光時にレチクル(マスク)Rを均一に照明
するものである。レチクルRはレチクルステージRST
に保持され、このレチクルステージRSTはレチクルR
の中心CCが投影レンズPLの光軸AXと合致するよう
に移動される。一方ウェハステージWST上には、ウェ
ハ表面に形成されたアライメントマークと同等の基準マ
ークFMが付設され、この基準マークFMが投影レンズ
PLの投影視野内の所定位置にくるようにステージWS
Tを位置決めすると、レチクルRの上方に設けられたT
TL(スルーザレンズ)方式のアライメント系DDAに
よって、レチクルRのマークRMと基準マークFMとが
同時に検出される。マークRMとレチクルRの中心CC
との距離Laは設計上予め定まった値であり、投影レン
ズPLの像面側(ウェハ側)におけるマークRMの投影
点と中心CCの投影点との距離は、La/Mとなる。 ここでMは、ウェハ側からレクチル側を見たときの投影
レンズPLの倍率であり、1/5縮小投影レンズの場合
はM=5である。
【0003】また投影レンズPLの外側(投影視野外)
には、オフ・アクシス方式のウェハ・アライメント系O
WAが固設されている。ウェハ・アライメント系OWA
の光軸は、投影像面側では投影レンズPLの光軸AXと
平行である。そしてウェハ・アライメント系OWAの内
部には、ウェハ上のマーク、又は基準マークFMをアラ
イメントする際の基準となる指標マークTMが、ガラス
板に設けられ、投影像面(ウェハ表面、又は基準マーク
FMの面)とほぼ共役に配置されている。
【0004】さて、ベースライン量BLは、図1に示す
ようにレチクルマークRMと基準マークFMとがアライ
メントされたときのステージWSTの位置X1 と、指
標マークTMと基準マークFMとがアライメントされた
ときのステージWSTの位置X2 とをレーザ干渉計等
で計測し、その差(X1 −X2 )を計算することで
求められる。このベースライン量BLは、後でウェハ上
のマークをウェハ・アライメント系OWAでアライメン
トして投影レンズPLの直下に送り込むときの基準量と
なるものである。すなわちウェハ上の1ショット(被露
光領域)の中心とウェハ上のマークとの間隔をXP、ウ
ェハマークが指標マークTMと合致したときのウェハス
テージWSTの位置をX3 とすると、ショット中心と
レチクル中心CCとを合致させるためにはウェハステー
ジWSTを次式の位置に移動させればよい。
【0005】X3 −BL−XP、又はX3 −BL+
XP尚、この計算式は原理的に1次元方向のみを表して
いるだけで、実際には2次元で考える必要があり、さら
にTTLアライメント系DDA(すなわちマークRM)
の配置、ウェハ・アライメント系OWAの配置等によっ
ても計算方法が異なる。
【0006】いずれにしろ、オフ・アクシス方式のウェ
ハ・アライメント系OWAを用いてウェハ上のマーク位
置を検出した後、一定量だけウェハステージWSTを送
り込むだけで、ただちにレチクルRのパターンをウェハ
上のショット領域に正確に重ね合わせて露光することが
できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の如き従来の技術
では、オフ・アクシス方式のアライメント系OWAの検
出中心点(指標マークTMの中心)と、レチクルRのマ
ークRMの投影レンズPLによる投影点との位置関係(
ベースライン量BL)を計測する際、その相対距離は、
ウェハステージWSTを移動させてレーザ干渉計を求め
ている。このため、ウェハステージWSTの走り精度、
レーザ干渉計のレーザビーム光路の空気ゆらぎ等の必然
的にさけられない要因によって、ベースライン計測の精
度向上には自ずと限界が生じていた。また基準マークF
Mを、TTLアライメント系DDAの検出領域内に位置
決めするためのウェハステージWSTの移動と、基準マ
ークFMをオフ・アクシス・アライメント系OWAの検
出中心点に位置決めするためのウェハステージWSTの
移動とが必要であり、ベースライン計測処理の速度を高
めることにも自ずと限界があった。
【0008】本発明は、この様な従来の問題点に鑑みて
なされたもので、ベースライン計測精度の向上と処理速
度の向上を計った投影露光装置を得ることを目的とする
【0009】
【課題を達成する為の手段】本発明では、感光基板を保
持するステージ上に、オフ・アクシス・アライメント系
(OWA)によって検出可能な第1基準マーク(FM1
 )と投影光学系を介したアライメント系によって検出
可能な第2基準マーク(FM2 )とを、予め定められ
た設計上の位置関係で並置した。そして投影光学系を介
したアライメント系によってレチクル(マスク)上のマ
ーク(RM1 、RM2 )とステージ上の第2基準マ
ーク(FM2 )との位置ずれを検知するのと同時に、
オフ・アクシス・アライメント系(OWA)によってス
テージ上の第1基準マーク(FM1)の検出中心からの
位置ずれを検知する。さらに、第1基準マーク(FM1
 )と第2基準マーク(FM2 )との設計上の間隔(
製造誤差を含む)と、検知した各位置ずれ量とに基づい
て、レチクル上のマークの投影光学系による投影点と、
オフ・アクシス・アライメント系OWAの検出中心点と
の相対距離、すなわちベースラインを算出するようにし
た。
【0010】
【作用】本発明では、投影光学を介したアライメント系
とオフ・アクシス・アライメント系とを同時に使って、
基準板上の各基準マークを検出するため、ステージの走
り精度、位置決め精度に左右されずに、極めて正確なベ
ースライン計測が可能になる。従来のようにウェハステ
ージを移動させて、その移動量からベースライン量を計
測するのではないので、ステージ位置計測用のレーザ干
渉計の測定値に依存しないという利点がある。
【0011】さらに本発明は、ステージ上に設けた基準
板の各マークを基準にして、レチクル(マスク)の位置
検出、位置ずれ量検出、あるいはレチクルアライメント
を行なうと同時に、基準板を基準としてベースライン計
測をするので、全ての基準が統一されているとともに、
一連の処理が短時間のうちに終了するという利点すなわ
ち高精度、高スループットの両方の効果が得られる。
【0012】
【実施例】図2は、本発明の実施例による投影露光装置
の構成を示す斜視図であり、図1の従来装置と同じ部材
には同一の符号をつけてある。図2において、レチクル
R上にはウェハW上に露光すべき回路パターン等が形成
されたパターン領域PAとアライメント用のレチクルマ
ークRM1 、RM2 とが設けられている。このレチ
クルマークRM1 、RM2 は、それぞれ投影光学系
を介したアライメント系の対物レンズ1A、1Bを介し
て光電的に検出される。またレチクルステージRSTは
、図2中には不図示のモータ等の駆動系によって2次元
(X、Y、θ方向)に移動可能であり、その移動量、又
は移動位置は3つのレーザ干渉計IRX、ORY、IR
θによって遂次計測される。レチクルステージRSTの
Z軸(光軸AXと平行な座標軸)回りの回転量は、干渉
計IRYとIRθの計測値の差で求められ、Y軸方向の
平行移動量は干渉計IRYとIRθの計測値の平均値で
求められ、X軸方向の平行移動量は干渉計IRXで求め
られる。
【0013】本実施例では、投影レンズPLのみを介し
てウェハW上のマークを検出するために投影光学系を介
した第2のアライメント系が、X方向用とY方向用とで
分離して設けられている。X方向用の第2の投影光学系
を介するアライメント系は、レチクルステージRSTと
投影レンズPLとの間に固定したミラー2Xと対物レン
ズ3X等で構成され、Y方向用の第2のアライメント系
は、同様にして配置されたミラー2Yと対物レンズ3Y
等で構成される。本実施例では、対物レンズ1A、1B
を含む第1のアライメント系を以降、TTR(スルーザ
レチクル)アライメント系と呼び、対物レンズ3X、3
Yを含む第2のアライメント系は単にTTLアライメン
ト系と呼ぶことにする。
【0014】さて、ウェハWが載置されるウェハステー
ジWSTの2辺上には、レーザ干渉計IFXからのビー
ムを反射する移動鏡IMxと、レーザ干渉計IFY1 
、IFY2 の各々からのビームを反射する移動鏡IM
yとが固定されている。干渉計IFXからのビームはY
方向に伸びた移動鏡IMxの反射面と垂直であり、その
ビームの延長線は投影レンズPLの光軸AXの延長線と
直交する。干渉計IFY2 からのビームは、X方向に
伸びた移動鏡IMyの反射面と垂直であり、そのビーム
の延長線も光軸AXの延長線と直交する。もう1つの干
渉計IFY1 からのビームは、移動鏡IMyの反射面
と垂直であり、干渉計IFY2 のビームと平行になっ
ている。
【0015】またオフ・アクシス方式のウェハ・アライ
メント系は、投影レンズPLの下端部の直近に固定され
た反射プリズム(又はミラー)4Aと対物レンズ4B等
で構成される。ウェハアライメント系の受光系4Cは内
部に共役指標マークTMを含み、プリズム4Aと対物レ
ンズ4Bを介して指標マーク板に結像されたウェハ上の
マーク等をCCDカメラで撮像する。
【0016】本実施例では、プリズム4Aを介してウェ
ハステージWST上に落ちる対物レンズ4Bの光軸と、
投影レンズPLの光軸AXとがX方向のみに一定間隔だ
け離れ、Y方向については位置座標差がほとんどないよ
うに設定されている。さらに対物レンズ4Bのウェハス
テージWSTに落ちる光軸の延長線は、干渉計IFXの
ビームの延長線と干渉計IFY1 のビームの延長線の
各々と直交する。このような干渉計の配置は、詳しくは
特開平1−309324号公報に開示されている。
【0017】ウェハステージWST上には、ベースライ
ン計測のための2つの基準マークFM1 、FM2 を
付設した基準板FPが固設されている。基準板FPは、
ウェハステージWST上の2つの移動鏡IMx、IMy
で囲まれた角部に配置され、石英板等の低膨張係数の透
明材料の表面にクロム等の遮光層を形成し、その一部を
基準マークFM1 、FM2 の形状にエッチングした
ものである。基準マークFM1 はオフ・アクシス方式
のウェハ・アライメント系(4A、4B、4C)で検出
可能であり、基準マークFM2 はTTRアライメント
系(1A、1B)、又はTTLアライメント系(2X、
3X;2Y、3Y)によって検出可能である。これら基
準マークFM1 、FM2 のX方向の間隔は、サブミ
クロンの精度で正確に作られている。
【0018】図3は、ウェハステージWST上の各部材
の配置を示す平面図で、ウェハWはウェハステージWS
T上で微小回転可能なウェハホルダWHに配置され、真
空吸着される。本実施例では、ウェハWの直線状の切り
欠きOFがX軸と平行になるように機械的にプリアライ
メントされてからウェハホルダWH上に載置される。図
3の示すように、投影レンズPLの鏡筒下端部の直径の
中心(光軸AX)と対物レンズ4Bの視野とは極力接近
するように配置される。このように、投影レンズPLと
基準板FPとを配置したとき、ウェハWは投影レンズP
Lの直下の位置から図中、右斜め下へ最も移動している
ため、この状態でウェハWのローディング、アンローデ
ィングが可能である。この配置は、例えば特開昭63−
224326号公報に開示されている。
【0019】図4は、基準板FP上の基準マークFM1
 、FM2の詳細なマーク配置を示す平面図である。 図4において、X軸と平行な直線LXとY軸と平行な直
線LY2 との交点が基準マークFM2 の中心であり
、ベースライン計測時には、その交点が投影レンズPL
の光軸AXとほぼ一致する。
【0020】本実施例では、その交点上に発光型の十字
状スリットマークIFSが配置され、露光光と同一波長
の照明光が基準板FPの裏側から発光スリットマークI
FSを含む局所領域ISaのみを照明する。また直線L
X上で発光スリットマークIFSを挟む対照的な2ヶ所
には、レチクルマークRM1 、RM2 の夫々の配置
に対応した基準マークFM2A、FM2Bが設けられて
いる。このマークFM2A、FM2Bは基準板FP上の
クロム層を十字状のスリットでエッチングしたもので、
マークFM2AはレチクルマークRM1 とアライメン
トされ、マークFM2BはレチクルマークRM2 とア
ライメントされる。
【0021】発光スリットマークIFSの中心(交点)
を原点とする円形領域PIFは投影レンズPLの投影視
野領域であり、本実施例の場合、図2に示したX方向用
のTTLアライメント系(2X、3X)によって検出可
能なマークLIMxが視野領域PIF内の直線LY2 
上に配置され、Y方向用のTTLアライメント系(2Y
、3Y)によって検出可能な2つのマークLIMyとL
SMyが視野領域PIFの直線LX上に配置される。各
マークの詳しい配置関係については、さらに後で述べる
が、本実施例では2つのTTRアライメント系1A、1
BがそれぞれレチクルマークRM1 、RM2 と基準
マークFM2A、FM2Bとを同時に検出している状態
で、X方向用のTTLアライメント系(2X、3X)が
マークLIMxを検出し、Y方向用のTTLアライメン
ト系(2Y、3Y)がマークLIMyを検出することが
できるように、各マークFM2A、FM2B、LIMx
、LIMyを配置した。
【0022】一方、直線LY2 からX方向に一定距離
だけ離れて設定された直線LY1 はY軸と平行であり
、この直線LY1 と直線LXの交点上には、オフ・ア
クシス・アライメント系の対物レンズ4Bの視野MIF
内に包含され得る大きさの基準マークFM1 が形成さ
れる。マークFM1 は2次元のアライメントが可能な
ように、X方向とY方向の夫々と平行に設けた複数のラ
インパターンの集合体である。尚、以上の説明からあき
らかなように、基準板FPは、直線LY1 がX−Y平
面内で、干渉計IFY1 のビームの中心線と極力一致
し、直線LY2 が干渉計IFY2 のビームの中心線
と極力一致するように、ウェハステージWST上に固定
される。
【0023】さらに、直線LXとLY1 との交点を挟
んで直線LX上の対称的な位置に、2つの基準マークF
M2C、FM2Dが設けられている。基準マークFM2
C、FM2Dは基準マークFM2A、FM2Bと全く同
じ形状、大きさの十字状スリットパターンであり、その
X方向の間隔も、マークFM2A、FM2Bの間隔と全
く同一である。尚、図4中のマークLSMxはX方向用
のTTLアライメント系(2X、3X)で検出されるも
ので、基準マークFM2BのX座標値と同一位置に設け
られる。
【0024】図5は、基準板FP上の基準マークFM2
 側の各マーク配置のみを拡大したもので、投影レンズ
PLの投影視野領域PIFの中心を発光スリットマーク
IFSの交点に合致させた状態を示す。図5には、さら
にその状態で理想的に位置決めされたレチクルRの外形
とパターン領域PAの外形との位置関係を2点鎖線で表
してある。
【0025】TTLアライメント系用のマークLIMx
、LIMyは投影視野PIFの最外周に位置するが、こ
れはTTLアライメント系の先端のミラー2X、2Yが
パターン領域PAの投影領域を遮光しないように配置し
たからである。この状態で、基準マークFM2Aはレチ
クルマークRM1 と整合され得るが、レチクルマーク
RM1 (RM2 も同じ)は、図6に示したように、
X方向に延びたダブルスリットマークRM1yとY方向
に延びたダブルスリットマークRM1xとで構成され、
これらマークRM1y、RM1xは矩形の遮光帯SBに
囲まれた透明窓部に暗部として作られる。
【0026】基準マークFM2Aの十字状スリットのう
ち、X方向に延びたスリットがダブルスリットマークR
M1yに挾み込まれ、Y方向に延びたスリットがダブル
スリットマークRM1Xに挾み込まれることで、理想的
なアライメントが達成されたことになる。ここで、基準
マークFM2Aの中心とマークLIMyの中心とのX方
向の間隔K1 と、発光スリットマークIFSの中心と
マークLSMyの中心とのX方向の間隔K2 とは、図
6に示した発光スリットマークIFSがレチクルマーク
RM1 をY方向走査するときのX方向のオフセット量
ΔXk(ウェハ側換算値)だけ差をもつように設定され
ている。すなわち、K1 =K2 +ΔXk、あるいは
K1 =K2 −ΔXkに設定されている。
【0027】さらにX方向用のTTLアライメント系で
検出可能なマークLSMxのX方向の中心位置は、基準
マークFM2BのX方向の中心位置と一致する。これは
2ヶ所の基準マークFM2A、FM2Bの各中心点と発
光スリットマークIFSの中心とのX方向の間隔K3 
が、ともに等しいときに成り立つ条件である。またマー
クLSMxのY方向の位置は、マークLIMxのY方向
の位置とほぼ等しいが、厳密には、発光マークIFSの
中心とマークLIMxの中心とのY方向の間隔をK4 
、発光マークIFSの中心とマークLSMxの中心との
Y方向の間隔をK5 としたとき、K4 =K5 +Δ
Yk、又はK4 =K5 −ΔYkの関係に設定される
。ここでΔYkは図6に示すように発光スリットマーク
IFSがレチクルマークRM1 のダブルスリットマー
クRM1XをX方向に走査するときのY方向のオフセッ
ト量である。
【0028】次に、図7を参照してTTRアライメント
系(1A)の詳細な構成を説明する。レチクルマークR
M1 の上方には全反射ミラー100が45°で斜設さ
れ、水平に配置された対物レンズ101の光軸をレチク
ルRに対して垂直にする。このTTRアライメント系は
同軸落射照明のために、ビームスプリッタ102、露光
波長の光を発生する光源103、照明光の遮断、通過を
切り替えるシャッター104、照明光を導びく光ファイ
バー105、光ファイバー105の射出端からの照明光
を集光して照明視野絞り107を均一照明するための集
光レンズ106、及び視野絞り107からの照明光をケ
ーラー照明条件で対物レンズ101へ送光するレンズ系
109で構成された自己照明系を有する。こうして、対
物レンズ101はレチクルRのマークRM1 が形成さ
れた遮光帯SBの内側のみを照明する。これによってマ
ークRM1 からの反射光がミラー100、対物レンズ
101を介してビームスプリッタ102で反射され、結
像レンズ110に入射する。マークRM1 の像光束は
、ハーフミラー111で2つに分割され、結像レンズ1
10によってX方向検出用のCCDカメラ112XとY
方向検出用のCCDカメラ112Yの夫々の撮像面上に
拡大結像される。CCDカメラ112Xと112Yとは
、マークRM1 の拡大像に対する水平走査線の方向が
互いに直交するように配置されている。
【0029】この際、マークRM1 を含む遮光帯SB
の内側領域の直下に、基準板FP上の基準マークFM2
Aが位置すると、CCD112X、112Yは基準マー
クFM2Aの十字状のスリットを黒線として撮像する。 画像処理回路113Xは、CCDカメラ112Xからの
画像信号をデジタル波形処理し、基準マークFM2Aの
Y方向に延びたスリットと、レチクルマークRM1 の
ダブルスリットマークRM1XとのX方向(水平走査線
方向)の位置ずれ量を求める。画像処理回路113Yは
CCDカメラ112Yからの画像信号をデジタル波形処
理して、基準マークFM2AのX方向に延びたスリット
と、レチクルマークRM1 のダブルスリットマークR
M1yとのY方向(水平走査線方向)の位置ずれ量を求
める。主制御系114は、処理回路113X、113Y
で求められた基準マークFM2AとレチクルマークRM
1 とのX、Y方向の位置ずれ量が予め設定した許容範
囲外のときには、レチクルステージRSTの駆動系11
5を制御して、レチクルRの位置を補正する。駆動系1
15は、図2に示した3つの干渉計IRX、IRY、I
RθによってレチクルステージRSTの補正前の位置(
X、Y、θ)を検出しており、補正後に3つの干渉計I
RX、IRY、IRθが検出すべき計測値を演算によっ
て求めている。
【0030】従って駆動系115は、3つの干渉計IR
X、IRY、IRθの各々の計測値が、補正後に検出さ
れるべき計測値になるように、レチクルステージRST
を位置サーボ制御によって位置決めする。また主制御系
114は、ウェハステージWSTの移動を、干渉計IF
X、IFY1 、又はIFY2 の計測値に基づいて位
置サーボ制御する駆動系116も制御する。
【0031】さて、図7に示したTTRアライメント系
1Aには、基準板FP上の発光マークIFSからの照明
光を、投影レンズPL、レチクルRの遮光帯SBの内部
の透明部、ミラー100、対物レンズ101、ビームス
プリッタ102、レンズ系109及びビームスプリッタ
108を介して検出する発光マーク受光系が設けられる
。この発光マーク受光系はレンズ系120と光電センサ
ー(フォトマルチプライヤー)121等で構成され、光
電センサー121の受光面は投影レンズPLの瞳EP、
及び対物レンズ101とレンズ系109との間の共役に
配置される。光電センサー121は、発光マークIFS
がレチクルマークRM1(又はRM2 )を走査したと
きに変化する透過光量を光電検出し、その変化に応じた
光電信号SSDを出力する。この光電信号SSDの処理
は、ウェハステージWSTの走査に伴って干渉計IFX
、IFY1 から出力されるアップダウンパルス(例え
ば0.02μmの移動量毎に1パルス)に応答して信号
波形をデジタルサンプリングし、メモリに記憶すること
で行なわれる。
【0032】次に図8を参照して図2中のTTLアライ
メント系(2Y、3Y)の構成の一例を説明する。本実
施例で使用するTTLアライメント系は、He−Neレ
ーザ光源130からの赤色光をマーク照明光として利用
し、ウェハWのレジスト層によるマーク反射光検出時の
影響、及びレジスト層の感光を防止している。さらに、
このTTLアライメント系には、マーク検出原理の異な
る2つのアライメントセンサーが組み込まれており、対
物レンズ3Yを共有化して2つのアライメントセンサー
を択一的に使うようにしてある。このような構成は、特
開平2−272305号公報、又は特開平2−2830
11号公報に詳細に開示されているので、ここでは簡単
に説明する。
【0033】レーザ光源130からのHe−Neレーザ
光はビームスプリッタ131で分割され、相補的に開閉
されるシャッター132A、132Bに至る。図8では
シャッター132Aが開き、シャッター132Bが閉じ
た状態にあり、レーザ光は2光束干渉アライメント(以
下、LIAとする)方式の送光系133Aへ入射する。 この送光系133Aは、入射したビームを2本のレーザ
ビームに分割し、音響光学変調素子を用いて2本のレー
ザビームに一定の周波数差を与えて出力するものである
。図8の場合、送光系133Aから出力される2本のレ
ーザビームは同図の紙面と垂直な方向に平行に並んでい
る。この2本のレーザビームはハーフミラー134で反
射され、さらにビームスプリッタ135で2つに分割さ
れる。ビームスプリッタ135で反射した2つのレーザ
ビームは対物レンズ3Yによってウェハ共役面の絞りA
PA上で交差する。絞りAPAを通った2本の平行なレ
ーザビームはミラー2Yで反射して投影レンズPLに入
射し、ウェハW上、又は基準板FP上で再度交差する。 この2本のレーザビームが交差する領域内には、1次元
の干渉縞が作られ、その干渉縞は2本のビームの周波数
差に応じた速度で干渉縞のピッチ方向に流れる。そこで
、図4、図5に示したマークLIMy、LIMxを干渉
縞と平行な回折格子とすると、その回折格子状のマーク
LIMx、LIMyからは周波数差に応じたビート周波
数で強度変化する干渉ビート光が発生する。マークLI
Mx、LIMyの回折格子のピッチと干渉縞のピッチと
を、ある一定の関係にすると、その干渉ビート光はウェ
ハW、又は基準板FPから垂直に発生し、投影レンズP
Lを介して2本の送光ビームの光路に沿って、ミラー2
Y、絞りAPA、及び対物レンズ3Yの順に戻ってくる
。干渉ビート光はビームスプリッタ135を一部透過し
て、光電検出器139に達する。光電検出器139の受
光面は投影レンズPLの瞳面EPとほぼ共役に配置され
る。また光電検出器139の受光面には複数の光電素子
(フォトダイオード、フォトトランジスタ等)が互いに
分離して配置され、干渉ビート光は光電検出器139の
中心(瞳面の中心)に位置する光電素子で受光される。 その光電信号はビート周波数と等しい周波数の正弦波状
の交流信号となり、位相差計測回路140に入力する。
【0034】また、ビームスプリッタ135を透過した
2本の送光ビームは、逆フーリエ変換レンズ136によ
って透過型の基準格子板137上で平行光束となって交
差する。従って基準格子板137上には、1次元の干渉
縞が形成され、この干渉縞はビート周波数に応じた速度
で一方向に流れる。光電素子138は基準格子板137
から同軸に発生する±1次元回折光の干渉光、又は0次
光と2次回折光との干渉光のいずれか一方を受光する。 これら干渉光も、ビート周波数と等しい周波数で正弦波
状に強度変化し、光電素子138はビート周波数と等し
い周波数の交流信号を、基準信号として位相差計測回路
140に出力する。
【0035】位相差計測回路140は、光電素子138
からの基準信号を基準として、光電検出器139からの
交流信号の位相差Δφ(±180°)を求め、その位相
差Δφに対応した基準板FP上のマークLIMy(又は
同等のウェハ上のマーク)のY方向、すなわち格子ピッ
チ方向の位置ずれ量の情報SSBを、図7中の主制御系
114へ出力する。位置ずれ検出の分解能は、マークL
IMyのピッチと、このマーク上に照射される干渉縞の
ピッチとの関係、及び位相差検出回路の分解能によって
決まるが、位相差検出分解能が±1°であるとすると、
マークLIMyの格子ピッチPgを8μm、干渉縞のピ
ッチPfをPg/2としたとき、位置ずれ検出分解能は
、±(1°/180°)×(Pg/4)で表わされ、約
±0.01μmとなる。
【0036】図7の主制御系114は、このような高分
解能のLIA方式のTTLアライメント系からの位置ず
れ情報SSBに基づいて、ウェハステージWSTの駆動
系116をサーボ制御し、基準板FP上のマークLIM
yが基準格子板137に対して常に一定の位置関係に追
い込まれるようにウェハステージWSTをサーボロック
することができる。
【0037】ただし、サーボロックを行なう場合は、光
電素子138と光電検出器139の夫々からの信号の位
相差が所定の値に安定していればよいので、ことさら、
位相差を位置ずれ量に変換する必要はなく、位相差の目
標値からの変化量のみを検出するだけでサーボロックが
可能である。TTLアライメント系のもう1つの検出方
式は、先に掲げた特開平2−233011号公報にも開
示されているように、マーク検出方向と直交する方向に
延びたスリット状のレーザスポット光に対してマークを
走査し、そのマークから発生する回折、散乱光を光電検
出して得られる信号レベルを、マーク走査のためのウェ
ハステージWSTの移動に伴って生ずる干渉計IFX、
IFY1 からのアップダウンパルスに応答してデジタ
ルサンプリングする方式である。
【0038】図8中のレーザステップアライメント(L
SA)方式の送光系133Bには、シャッター132A
が閉じて、シャッター132Bが開いているときにレー
ザビームが入射する。入射したビームは、ビームエクス
パンダとシリンドリカルレンズの作用で、集光点のビー
ム断面が一方向に延びたスリット状に成形され、ビーム
スプリッタ134、135、レンズ系3Y、及びミラー
2Yを介して投影レンズPLに入射する。この際、絞り
APAはHe−Neレーザ光の波長のもとでウェハ面(
基準板FPの面)と共役となっており、ビームはここに
スリット状に集光される。図8に示したTTLアライメ
ント系の場合、LSA方式で作られるビームスポットは
、投影視野PIF内の静止した位置でX方向に延びたス
リット状に成形される。ウェハステージWSTをY方向
に走査して、基準板FP上のマークLSMyがビームス
ポットを横切るとき、このマークLSMyから発生した
回折光、又は散乱光が、投影レンズPL、ミラー2Y、
対物レンズ3Y、およびビームスプリッタ135を介し
て光電検出器139に達し、中央の光電素子以外の周囲
の光電素子に受光される。この光電素子からの光電信号
はLSA処理回路142に入力され、ウェハステージW
ST用の干渉計IFY1 (又はIFY2 )からのア
ップダウンパルス信号UDPに応答してデジタルサンプ
リングされる。処理回路142はデジタルサンプリング
された信号波形をメモリに記憶し、デジタル演算を用い
た高速波形処理によって、メモリ上の波形からLSA方
式のスリット状スポット光のY方向の中心点とマークL
SMyのY方向の中心点とが精密に合致するときのウェ
ハステージWSTのY座標値を算出し、マーク位置情報
SSAとして出力する。この情報SSAは図7中の主制
御系114へ送られ、ウェハステージWSTの駆動系1
16の駆動制御に使われる。
【0039】またLSA処理回路142内には、図7の
光電センサー121からの光電信号SSDを、アップダ
ウンパルス信号UDPに応答してデジタルサンプリング
するメモリと、メモリ内の信号波形を高速演算処理する
回路とを有し、レチクルマークRM1 の投影レンズP
Lによる投影像と発光マークIFSとが一致するときの
ウェハステージWSTの座標値を、レチクルマークRM
1 の投影位置情報SSCとして主制御系114へ出力
する。
【0040】次に図9、図10を参照して、オフ・アク
シス・アライメント系OWAの詳細な構成を説明する。 図10はオフ・アクシス・アライメント系OWAの構成
を示し、IMPはウェハ表面、又は基準板FPの表面を
表す。また対物レンズ4Bの視野MIF内に位置した表
面領域の像は、プリズムミラー4A、対物レンズ4B、
ミラー4C、レンズ系4D、およびハーフミラー4Eを
介して指標板4F上に結像する。表面IMPを照明する
光は、ハーフミラー4Eを介してレンズ系4D、ミラー
4C、対物レンズ4B、及びプリズム4Aを介して表面
IMPへ進む。照明光はウェハのレジスト層への感度が
極めて低い波長域で300nm程度のバンド幅を有する
【0041】指標板4Fは、図9に示すように透明ガラ
スの上に、遮光部による複数本(例えば4本)のライン
パターンからなる指標マークTMX1 、TMX2 、
TMY1 、TMY2 を形成したものである。図10
は、基準板FP上に設定した直線LXとLY1 との交
点と指標板4Fの中心とが一致した状態を表わす。指標
マークTMX1 、TMX2 は基準板FP上の基準マ
ークFM1 をX方向に挾み込むように設けられ、指標
マークTMY1 、TMY2 は基準マークFM1 を
Y方向に挾み込むように設けられている。
【0042】さて、指標板4F上の各指標マークと基準
マークFM1 (又はウェハ上のマーク)の像とは、撮
像用の結像レンズ4Gとハーフミラー4Hを介して2つ
のCCDカメラ4X、4Y上に拡大結像される。CCD
カメラ4Xの撮像領域は、指標板4F上では図9中の領
域40Xに設定され、CCDカメラ4Yの撮像領域は、
領域40Yに設定される。
【0043】そして、CCDカメラ4Xの水平走査線は
、指標マークTMX1 、TMX2 のラインパターン
と直交するX方向に定められ、CCDカメラ4Yの水平
走査線は指標マークTMY1 、TMY2のラインパタ
ーンと直交するY方向に定められる。CCDカメラ4X
、4Yの各々からの画像信号は、画素毎に信号レベルを
デジタルサンプリングする回路、複数の水平走査線毎に
得られる画像信号(デジタル値)を換算平均する回路、
指標マークTMと基準マークFM1 とのX方向、Y方
向の各位置ずれ量を高速に演算する回路等を含む波形処
理回路で処理され、その位置ずれ量の情報は図7の主制
御系114へ情報SSEとして送られる。
【0044】尚、本実施例の場合、オフ・アクシス・ア
ライメント系OWAの検出中心点とは、一例としてX方
向については2つの指標マークTMX1 、TMX2 
の中心点であり、Y方向については2つの指標マークT
MY1 、TMY2 の中心点である。ただし場合によ
っては、2つの指標マークTMX1 、TMX2 のう
ち、例えばマークTMX2 のみのX方向の中心点を検
出中心とすることもある。
【0045】図11は基準板FP上に形成された基準マ
ークFM1 の拡大図であり、Y方向に延びたラインパ
ターンをX方向に一定ピッチで複数本配列するとともに
、X方向に延びたラインパターンをY方向に一定ピッチ
で複数本配列した2次元パターンとして形成される。こ
の基準マークFM1 のX方向の位置検出にあたっては
、CCDカメラ4Xからの画像信号を波形処理回路で解
析し、X方向に並んだ複数本のラインパターンの各検出
位置(画素位置)の平均位置を基準マークFM1 のX
方向位置とし、指標マークTMX1 、TMX2 の中
心位置とのずれ量を求めればよい。
【0046】Y方向に関する基準マークFM1 の検出
、位置ずれ量の検出についてもCCDカメラ4Yによっ
て同様に行なわれる。ところで、先に図5で説明したよ
うに、TTRアライメント系とTTLアライメント系と
で検出される基準板FP上の各種マークの配置は、一定
の位置関係に定められているが、このことについて、さ
らに図12を参照して説明する。図12は直線LX上に
位置した各マークの拡大図であり、マークLIMyはY
方向に一定ピッチ(例えば8μm)で格子要素を配列し
た回折格子であり、マークLSMyは円形内に拡大して
示すように微小な正方形のドットパターンをX方向にピ
ッチPSxで配列し、Y方向にピッチPSyで配列した
2次元の格子パターンである。マークLSMyはY方向
用のLSA方式のTTLアライメント系のビームスポッ
トで検出されるものであり、ビームスポットはX方向に
スリット状に延び、Y方向のビーム幅はドットパターン
のY方向の寸法とほぼ等しい。尚、X方向のピッチPS
xがマーク検出時の回折光発生に寄与するものであり、
Y方向のピッチPSyはY方向に複数の格子マークを配
列してマルチマーク化するためのものである。したがっ
てマルチマーク化する必要のないときは、直線LX上に
並ぶ一列のドットパターン群のみがあればよい。
【0047】またX方向のピッチPSxは、ビームスポ
ットの波長と必要とされる1次回折光の回折角とによっ
て一義的に決まるが、Y方向のピッチPSyはPSxと
等しいか、もしくはそれよりも大きければよい。さて、
図5で説明したように、マークLIMyのX方向の中心
点と基準マークFM2AのX方向の中心点との間隔K1
 と、発光マークIFSのX方向の中心点とマークLS
MyのX方向の中心点との間隔K2 とは、K1 =K
2 ±ΔXkの関係にある。この条件は、本実施例にお
けるLIA方式のTTLアライメント系のマーク検出領
域(干渉縞の照射領域)の中心と、LSA方式のTTL
アライメント系のマーク検出中心点(ビームスポット)
とがほぼ一致しているために必要となったものであり、
必ずしも上記条件に限定されるものではない。
【0048】以上の図8で説明したTTLアライメント
系は、X方向用についても全く同様に構成され、各マー
クのX方向の位置情報は主制御系114へ送られる。次
に、本実施例の装置によるベースライン計測の動作につ
いて説明するが、ここで説明する動作は代表的なもので
あり、いくつかの変形動作については後でまとめて述べ
る。
【0049】図13、図14は、代表的なシーケンスを
説明するフローチャート図であり、そのシーケンスは主
に主制御系114によって統括制御される。まず、所定
の保管場所に収納されていたレチクルRは、自動、又は
手動搬送され、レチクルステージRST上に機械的な位
置決めと受け渡し精度のみに依存した形でローディング
される。(ステップ500)。
【0050】この場合、レチクルRのローディング精度
は、図6に示したレチクルマーク用の窓領域(遮光帯S
Bの内側)の大きさを5mm角程度にしてダブルスリッ
トマークRM1x、RM2yの長さを4mm程度にした
とすると、±2mm以下が望ましい。次に主制御系11
4は、レチクルRのマークRM1 、RM2 がTTR
アライメント系1A、1Bによって正常に検出されるよ
うに、レチクルRの位置を予備的にラフにアライメント
するためのレチクルサーチを行なう。このレチクルサー
チには、図13のステップ504、506に示すように
SRA方式とIFS方式の2つがあり、ステップ502
でどちらのモードにするかが選ばれる。ステップ504
のIFS方式によるプリアライメントとは、図6に示す
ように、レチクルステージRSTの位置を固定したまま
、発光マークIFSがレチクルマークRM1 、又はR
M2 が存在しそうな位置を探索するようにウェハステ
ージWSTを大きなストローク(例えば数mm)で、X
、Y方向にサーチ移動させて、レチクルマークRM1 
、RM2 の位置をラフに検出し、その検出位置の設計
上の位置からのずれ量を求めて、レチクルステージRS
T用の干渉計IRX、IRY、IRθを頼りにレチクル
ステージRSTを微動させる方式である。
【0051】これに対して、ステップ506のSRA方
式によるプリアライメントは以下のように実行される。 レチクルマークRM1 、RM2 が存在しそうな位置
の直下に基準板FPの無地の面を配置し、その状態でT
TRアライメント系1A、1Bを用いて、CCDカメラ
112X、112Y(図7)によってレチクルR上のパ
ターンを撮像して1画面内の水平走査線に応じた画像信
号波形をメモリに取り込む。次にレチクルステージRS
Tを干渉計IRX、IRY、IRθの計測値に基づいて
駆動系115により一定量だけX方向、又はY方向に移
動させてから、2画面目の画像信号波形をCCDカメラ
から取り込み、1画面目の信号波形とつなぎ合わせる。 その後、つなぎ合わせた画像信号波形を解析してレチク
ルマークRM1 、RM2 の各位置を求め、設計上の
位置からのずれ量を求めてからレチクルステージRST
の位置を移動させる方式である。
【0052】いずれのサーチモードであっても、レチク
ルRのマークRM1、RM2 の各中心を、2つのTT
Rアライメント系1A、1Bの夫々に設けられたCCD
カメラ112X、112Yの撮像領域内の中心に数μm
程度の精度でプリアライメントできる。次に主制御系1
14は、ステップ508からのレチクルアライメント動
作に入るが、その前に、2つの基準マークFM2A、F
M2Bの夫々が投影レンズPLの視野PIF内の設計上
の位置にくるよう駆動系116を干渉計IFX、IFY
2 (又はIFY1)の計測値に応じて制御してウェハ
ステージWSTを位置決めする。ウェハステージWST
が位置決めされると、基準マークFM2A(FM2B)
はレチクルマークRM1 (RM2 )とおおむね整合
された状態でCCDカメラ112X、112Yで撮像さ
れる。
【0053】この段階で図7中の処理回路113X、1
13Yを作動させて、基準マークFM2Aに対するレチ
クルマークRM1 のX、Y方向の位置ずれ量(ΔXR
1 、ΔYR1 )と、基準マークFM2Bに対するレ
チクルマークRM2 のX、Y方向の位置ずれ量(ΔX
R2 、ΔYR2 )と計測する。次にステップ510
で、各位置ずれ量が許容値以内か否かを判定し、許容値
よりもはずれているときはステップ512へ進む。
【0054】このとき、2つのレチクルマークRM1 
、RM2 の形状、配置から明らかなように、レチクル
RのX方向のアライメントは、基準マークFM2A、F
M2Bの各中心点に対して各レチクルマークRM1、R
M2 の中心点の夫々がレチクル中心CCに向けてずれ
ているときを正、逆方向にずれているときを負とすると
、X方向のずれ量ΔXR1とΔXR2 の極性と絶対値
とを等しくすることで達成される。
【0055】同様に、レチクルRのY方向とθ方向のア
ライメントは、各レチクルマークRM1 、RM2 の
中心点が静止座標系のY軸の正方向にずれたときを正と
すると、Y方向のずれ量ΔYR1 、ΔYR2 の極性
と絶対値とを等しくすることで達成される。レチクルR
のθ方向(回転方向)のずれ量ΔθRは、レチクルマー
クRM1 とRM2 のX方向の間隔をLrmすると、
Y方向のずれ量ΔYR1、ΔYR2 (レチクル上での
実寸)から次式で求められる。
【0056】 ΔθR=sin −1((ΔYR1 −ΔYR2 )/
Lrm)≒(ΔYR1 −ΔYR2 )/Lrmただし
、間隔Lrmはどのレチクルについても一定であるから
、θ方向のレチクルRのずれ量の評価は、単純にはΔY
R1 −ΔYR2 の絶対値の大小を求めるだけでよい
。以上のことから、X、Y、θ方向のレチクルRのずれ
量が許容値よりも大きいときは、ステップ512でレチ
クルステージRSTを微動させる。このとき、X方向、
Y方向、θ方向についてどれぐらいレチクルステージR
STを微動させればよいかが各ずれ量(ΔXR1 、Δ
YR1 )、(ΔXR2 、ΔYR2 )に基づいて算
出されるから、レチクルステージRSTの位置を3つの
干渉計IRX、IRY、IRθでモニターしながら補正
すべき位置へ微動させる。
【0057】この駆動方式は、所謂オープン制御方式と
呼ばれ、駆動系115の制御精度、レチクルステージR
STの位置決め精度が十分に高く、かつ、安定していれ
ば、1回の位置ずれ計測(ステップ508)と1回の位
置補正(ステップ512)だけでレチクルRを目標位置
に正確にアライメントすることができる。しかしながら
、位置補正によって目標位置に正確にアライメントされ
たか否かを確認する必要があるため、主制御系114は
、再度ステップ508からの動作を繰り返す。
【0058】以上のステップ508〜510によって、
レチクルRは基準板FP上の2つの基準マークFM2A
、FM2Bの設計上の座標位置に対してアライメントさ
れたことになる。次に主制御系114は、図4に示した
ステップ516からの動作を実行する。ステップ516
は、基準板FPの位置をウェハステージWST用の干渉
計IFX、IFY2 (又はIFY1 )による計測値
に基づいてサーボロックするか、TTLアライメント系
のLIA方式でサーボロックするかを選択するものであ
る。
【0059】干渉計を用いたサーボロックが選択されて
いる場合は、ステップ518へ進み、レチクルアライメ
ントが達成された時点でのウェハステージWSTの座標
値を記憶し、干渉計IFX、IFY2 (又はIFY1
 )の計測値が、常にその記憶値と一致するように、ウ
ェハステージWSTの駆動系116をサーボ制御する。 LIA方式のサーボロックが選択されている場合は、ス
テップ520へ進み、図8に示したシャッター132A
、132Bを図中の状態に設定し、基準板FP上のマー
クLIMx、LIMyの夫々の上に干渉縞を照射する。 そして位相差測定回路140によって、X方向とY方向
の夫々について、基準信号との位相差が常に所定値にな
るようにウェハステージWSTをサーボ制御する。
【0060】LIA方式の場合、基準板FP上の2つの
マークLIMx、LIMyは、TTLアライメント系の
内部に固定された基準格子板138に対してアライメン
トされることになる。ウェハステージWSTのサーボロ
ックは、干渉計IFX、IFY2 (又はIFY1 )
の計測値に基づく干渉計モードでも、TTLアライメン
ト系に基づくLIAモードでもほぼ同等の精度で制御す
ることができるが、実験やシュミレーションによると、
LIAモードの方が干渉計モードよりも安定しているこ
とが確かめられている。一般にウェハステージWSTの
X、Y方向の移動ストロークはウェハの直径よりも大き
く、一例として30cm以上は必要である。このため干
渉計IFX、IFY2 からのレーザビームのうち大気
中に露出する光路長は数十cm以上におよび、その間の
空気に局所的な屈折率ゆらぎが生じると、ウェハステー
ジWSTが厳密に静止しているにもかかわらず、干渉計
内部のカウンタの値が1/100μm〜1/10μmの
オーダで変動する。従って干渉計のカウント値が一定に
なるようにサーボロックすると、屈折率のゆらぎによっ
てウェハステージWSTの位置が、例えば±0.08μ
m程度の範囲内で微動することがある。屈折率のゆらぎ
は、干渉計からのレーザビームの光路内を、温度差を持
つ空気のかたまりがゆっくり通過した時等に生ずる。ウ
ェハステージ用の干渉計には、このように環境上の不利
な点があり、LIA方式よりも安定性に欠けることがあ
る。LIA方式で使われるビームはほとんど大気中に露
出することがないように、カバーを設けることができ、
さらにビームの露出がさけられないレチクルと投影レン
ズとの空間、及び投影レンズとウェハとの空間は、せい
ぜい数cm程度しかないため、屈折率のゆらぎは起りに
くい。
【0061】以上のことからTTRアライメント系によ
って基準マークFM2A、FM2Bを検出している状態
で、TTLアライメント系を使って基準板FB(ウェハ
ステージWST)の位置サーボが行なえる場合は、極力
そのようにした方が好ましい。次に主制御系114は、
ステップ522でTTRアライメント系とオフ・アクシ
ス・アライメント系とを同時に使って基準マーク検出を
行なう。
【0062】一般に、先のステップ510でレチクルス
テージRSTが目標位置に微動され、アライメントが達
成されると、レチクルステージRSTは、そのベースと
なるコラム側へ真空吸着等で固定される。この吸着の際
、レチクルステージRST微小量横ずれすることがある
。この横ずれは微小なものではあるが、ベースライン管
理上は誤差要因の1つであり、十分に認識しておく必要
がある。その認識は、TTRアライメント系のCCDカ
メラ112X、112Yを使って、再度ステップ508
の計測動作を行なうこと、又は、干渉計IRX、IRY
、IRθの計測値のレチクルアライメント達成時点から
の変化量をモニターすること等で可能である。しかしな
がら本実施例では、その横ずれも含めてベースライン量
として管理するようにしたため、特別に横ずれ量のみを
個別に求めなくてもよい。
【0063】さて、ステップ522の段階では、すでに
オフ・アクシス・アライメント系OWAの検出領域内に
基準板FP上の基準マークFM1 が位置している。そ
こで主制御系114は、図10に示したオフ・アクシス
・アライメント系のCCDカメラ4X、4Yを使って指
標板4F内の指標マークTMと基準マークFM1 との
X、Y方向の位置ずれ量(ΔXF、ΔYF)をウェハ上
の実寸として求める。同時にTTRアライメント系のC
CDカメラ112X、112Yを使ってレチクルマーク
RM1 と基準マークFM2Aとの位置ずれ量(ΔXR
1 、ΔYR1 )と、レチクルマークRM2 と基準
マークFM2Bとの位置ずれ量(ΔXR2、ΔYR2 
)とをウェハ側の実寸として計測する。このとき、TT
R方式もオフ・アクシス方式も、ともにCCDカメラを
光電センサーとしているため、撮像したマーク像に対応
した画像信号波形のメモリへの取り込みタイミングを極
力一致させるように、処理回路113X、113Y等を
制御する。
【0064】尚、基準板FPの位置を干渉計でサーボロ
ックしている場合は、TTR方式での画像信号の波形の
取り込みとオフ・アクシス方式での画像信号波形の取り
込み時間差を、空気の屈折率のゆらぎによるウェハステ
ージ位置の変動の時間よりも十分に短い間隔にする必要
がある。次に主制御系114は、ステップ524でウェ
ハステージWSTのサーボロックを解除してステップ5
26の動作に移り、LSA方式、IFS方式を同時に使
って基準板FP上の各マークを検出するためにウェハス
テージWSTの移動(走査)を開始する。
【0065】このステップ526は、先に図6、図5で
説明したように、発光スリットマークIFSがレチクル
マークRM1 を2次元に走査するようにウェハステー
ジWSTを移動させるもので、ウェハステージWSTは
、まず発光スリットマークIFSが図6に示した位置関
係になるように位置決めされる。このときTTLアライ
メント系のLSA方式によるX方向に延びたスリット状
のビームスポットは基準板FP上のマークLSMyに対
してY方向にずれて位置する。その状態からウェハステ
ージWSTをY方向に走査すると、LSA方式の光電検
出器139からの光電信号とIFS方式の光電素子12
1からの光電信号SSDとの両波形は、図15に示すよ
うになる。図15(A)は、LSA方式によってメモリ
上に取り込まれたマークLSMyの検出波形であり、こ
こではマークLSMyを5本の回折格子パターンとした
ので、信号波形上で5つのピークが発生している。図8
に示した処理回路142は、その5つのピーク波形の各
々の重心位置を求め、その平均値をマークLSMyのY
座標、位置YLsとして算出する。
【0066】一方、IFS方式で得られる信号SSDは
、図15(B)に示すように、レチクルマークRM1 
のダブルスリットマークRM1yに対して、2つのボト
ム波形部分を含む。処理回路142は図15(B)の信
号波形中の2つのボトム波形の夫々の中心点を求め、そ
の中点をダブルスリットマークRM1yの投影像のY方
向の中心座標位置YIfとして算出する。
【0067】同様に、図6中のX方向の矢印のように発
光スリットマークIFSを移動させて、レチクルマーク
RM1 のダブルスリットマークRM1xを走査する。 このときX方向用のTTLアライメント系のLSA方式
によるスリット状スポットが、基準板FP上のマークL
SMxによって同時に走査され、図15と同様の波形が
得られる。この際、X方向用のLSA方式によって検出
されたマークLSMxのX座標値はXLsであり、IF
S方式によって検出されたダブルスリットマークRM1
xのX座標値はXIfである。
【0068】図15で示すように、座標位置YLSとY
Ifとの差が、Y方向用のLSA方式によるTTLアラ
イメント系の検出中心点とレチクルRの中心CCの投影
点とのY方向のベースライン量である。次に主制御系1
14は、ステップ528でベースライン量を求めるため
の演算を行なう。この演算に必要なパラメータは、図1
6に表で示すように計測した実測値に設計上予め定めら
れた定数値とに分けられる。図16の表中の実測値にお
いて、「TTR−A」は図2中のTTRアライメント系
1Aのことであり、「TTR−B」はTTRアライメン
ト系1Bのことである。また各アライメント系による実
測値は、X方向とY方向とについて位置ずれ量、又はマ
ーク位置を分けて表示してある。一方、設計上の定数値
としては、基準マークFM1 の中心点と基準マークF
M2AとのX、Y方向の各距離(ΔXfa、ΔYfa)
と基準マークFM1 の中心点と基準マークFM2Bと
のX、Y方向の各距離(ΔXfb、ΔYfb)とがウェ
ハステージWST用の干渉計IFX、IFY2 (又は
IFY1 )で決まる静止座標系上の値として記憶され
ている。従ってこの距離(ΔXfa、ΔYfa)、(Δ
Xfb、ΔYfb)には、基準板FPのウェハステージ
WSTへの取り付け誤差によって生ずる基準板FP上の
直線LXと移動鏡IMyの反射面とのX−Y座標系内で
の相対的な傾き量と、各基準マークの基準板FP上での
配置誤差とが予め含まれているものとする。
【0069】主制御系114は、定数値ΔXfa、ΔX
fbに基づいて、基準マークFM2A、FM2Bの各中
心点を結ぶ線分の2等分点と、基準マークFM1 の中
心点とのX方向距離LFを算出する。 LF=(ΔXfa+ΔXfb)/2  ………(1)次
に主制御系114は、TTR−Aで求めたX方向のずれ
量ΔXR1 とTTR−Bで求めたX方向のずれ量ΔX
R2 との差ΔXccの1/2をウェハ側の寸法として
求める。
【0070】 ΔXcc=(ΔXR1 −ΔXR2 )/2  ………
(2)ここでΔXR1 、ΔXR2 はレチクルマーク
RM1 、RM2 が基準マークFM2A、FM2Bの
夫々に対してレチクル中心の方向にずれているときは正
、逆方向にずれているときは負の値をとるものとする。 この式(2)で求まった値ΔXccが零のとき、レチク
ルRの中心CCの投影点は、2つの基準マークFM2A
、FM2Bの各中心点のX方向の2等分点上に精密に合
致していることになる。
【0071】次に主制御系114は、実測値ΔXFと計
算値LF、ΔXccとに基づいて、レチクルRの中心C
CのXY座標平面への投影点と、オフ・アクシス・アラ
イメント系OWAの指標板4FのX方向の中心点(指標
マークTMX1 とTMX2 との間の2等分点)のX
Y座標平面への投影点とのX方向の距離BLOxを、オ
フ・アクシス・アライメント系OWAに関するX方向ベ
ースライン量として算出する。
【0072】 BLOx=LF−ΔXcc−ΔXF  ………(3)こ
こでΔXFは、指標マークTMX1 、TMX2 のX
方向の2等分点に対して基準マークFM1 が投影レン
ズPL(基準マークFM2A、FM2B)の方向にずれ
て検出されたときは正の値をとり、逆方向にずれて検出
されたときは負の値をとるものとする。
【0073】次に主制御系114は、実測値ΔYR1 
とΔYR2に基づいて、レチクルRの中心点CCの投影
点と、基準マークFM2Aの中心点とFM2Bの中心点
とを結ぶ線分の2等分点(ほぼ直線LY2 上にある)
とのY方向のずれ量ΔYccを求める。 ΔYcc=(ΔYR1 −ΔYR2 )/2  ………
(4)ここで、ΔYR1 、ΔYR2 は、レチクルマ
ークRM1 、RM2 の夫々が対応する基準マークF
M2A、FM2Bに対して、図4上でYの正方向(図4
の紙面内で上方)にずれているときは正、逆方向にずれ
ているときは負の値をとるものとする。このずれ量Yc
cは、レチクルRの中心CCの投影点と、基準マークF
M2A、FM2Bの各中心点を結ぶ線分の2等分点とが
精密に一致したとき零になる。さらに主制御系114は
、定数値ΔYfa、ΔYfbに基づいて基準マークFM
2A、FM2Bの各中心点を結ぶ線分の2等分点と基準
マークFM1 の中心点とのY方向のずれ量ΔYf2を
求める。
【0074】 ΔYf2=(ΔYfa−ΔYfb)/2  ………(5
)以上の計算値ΔYCC、ΔYf2と実測値ΔYFとに
基づいて、主制御系114はレチクルRの中心CCの投
影点と、オフ・アクシス・アライメント系OWAの指標
板4FのY方向の中心点(指標マークTMY1 とTM
Y2 との間の2等分点)の投影点とのY方向の距離B
LOyを、オフ・アクシス・アライメント系OWAのY
方向ベースライン量として算出する。
【0075】 BLOy=ΔYCC−ΔYf2−ΔYF  ………(6
)以上の演算により、オフ・アクシス・アライメント系
OWAのベースライン量(BLOx、BLOy)が求ま
り、次に主制御系114はLSA方式のTTLアライメ
ント系のベースライン量(BLTx、BLTy)を求め
る。Y方向用のLSA方式TTLアライメント系のベー
スライン量BLTyは、スリット状のビームスポットの
Y方向の中心点とレチクルRの中心CCの投影点とのY
方向のずれ量であり、次式によって求められる。
【0076】BLTy=YIf−YLs  ………(7
)同様にして、X方向用のLSA方式TTLアライメン
ト系のベースライン量BLTxは、スリット状のビーム
スポットのX方向の中心点とレチクルRの中心CCの投
影点とのX方向のずれ量であり、次式によって求められ
る。 BLTx=XIf−XLs  ………(8)ただし、式
(7)、(8)で求めた値には、発光マークIFSの中
心と基準板FP上のマークLSMyとのY方向の配置誤
差ΔYsmと、発光マークIFSとマークLSMxとの
X方向の配置誤差ΔXsmとが含まれているため、これ
らの誤差が無視できないときは、予め定数値として記憶
しておき、式(7)、(8)をそれぞれ式(7’)、(
8’)のように変更すればよい。
【0077】 BLTy=YIf−YLs−ΔYsm  ………(7’
)BLTx=XIf−XLs−ΔXsm  ………(8
’)以上のシーケンスによって、ベースライン計測が修
了し、ウェハステージWST上にはプリアライメントさ
れたウェハWが載置される。ウェハW上には複数の被露
光領域、すなわちレチクルRのパターン領域PAが投影
されるショット領域が2次元に配置されている。そして
各ショット領域には、オフ・アクシス・アライメント系
OWA、又はTTLアライメント系(2X、3X;2Y
、3Y)によって検出されるアライメントマークが、シ
ョット領域の中心点に対して一定の位置関係で形成され
ている。多くの場合、それらウェハ上のアライメントマ
ークはストリートライン内に設けられる。
【0078】実際のウェハアライメントの方法には、従
来よりいくつもの方式、又はシーケンスが知られている
ので、ここではそれら方式、シーケンスの説明は省略し
、基本的なウェハアライメントのみについて説明する。 図17は、ウェハW上のショット領域とマークの配置を
示し、ショット領域SAnの中心SCnとX方向用マー
クWMxとのX方向の間隔がΔXwm、中心SCnとY
方向用のYマークWMyとのY方向の間隔がΔYwmと
して設計上定められている。まず、オフ・オクシス・ア
ライメント系OWAを使う場合は、任意のショット領域
SAnのマークWMxがオフ・アクシス・アライメント
系OWAの検出領域内で指標マークTMX1 、TMX
2 に挾み込まれるようにウェハステージWSTを位置
決めする。ここでマークWMx、WMyは、基準マーク
FM1 と同様にマルチラインパターンであるものとす
る。
【0079】そして、主制御系114は、位置決めされ
たウェハステージWSTのX方向の座標位置Xmを干渉
計IFXから読み込む。さらにオフ・アクシス・アライ
メント系OWA内のCCDカメラ4Xからの画像信号を
処理して、指標板4Fの中心点とマークWMxの中心点
とのX方向のずれ量ΔXpを検出する。次にウェハステ
ージWSTを動かして、オフ・アクシス・アライメント
系の指標マークTMY1 、TMY2 によってウェハ
のマークWMyが挾み込まれるようにウェハステージW
STを位置決めする。このときのY方向の座標位置Ym
を干渉計IF1 から読み取る。そしてCCDカメラ4
Yの撮像によって、指標板4Fの中心点とマークWMy
の中心点とのY方向のずれ量ΔYpを求める。
【0080】以上のマーク位置検出が終ると、あとは次
式の計算のみによって、露光時にショット領域SAnの
中心SCnをレチクルRの中心CCの投影点に合致させ
るためのウェハステージWSTの座標位置(Xe、Ye
)が求められる。   Xe=Xm−ΔXp+(BLOx−ΔXwm)  
………(9)  Ye=Ym−ΔYp+(BLOy−Δ
Ywm)  ………(10)尚、LSA方式のTTLア
ライメント系でマークWMx、WMyを検出する場合、
LSA方式によるマークWMx、WMyの各検出位置を
Xm、Ymとして次式で露光時のステージ座標位置が求
まる。
【0081】 Xe=Xm+BLTx−ΔXwm  ………(11)Y
e=Ym+BLTy−ΔYwm  ………(12)以上
、本発明の実施例を説明したが、本実施例ではオフ・ア
クシス・アライメント系OWAの静止座標系内での検出
中心点でも、干渉計IFX、IFY1 の両測定軸が直
交するように定めてあるから、オフ・アクシス・アライ
メント系OWAを用いた2次元のマーク位置検出に、2
つの干渉計IFX、IFY1 の計測値を使うと、マー
ク検出時のウェハステージWSTの座標、位置Xm、Y
m、及びマーク位置のずれ量ΔXp、ΔYpにはアッベ
誤差が含まれないことになる。
【0082】従って、オフ・アクシス・アライメント系
OWAを使ってウェハマークや基準マークを検出すると
きには、投影レンズPLに対してアッベ条件を満す干渉
計IFY2 ではなく、アライメント系OWAに対して
アッベ条件を満す干渉計IFY1 を使うことが重要で
ある。尚、オフ・アクシス・アライメント系OWAのベ
ースライン計測に基準板FPの位置をサーボロックする
手段として、レチクルマークRM1 、RM2 と基準
マークFM2A、FM2Bを同時に検出するTTRアラ
イメント系を用い、これによって検出される位置ずれ量
が常に所定値になるようにウェハステージWSTをサー
ボ制御してもよい。
【0083】次に、本実施例の変形例について述べる。 先の図13、14で述べたシーケンス中のステップ50
8〜512では、TTRアライメント系1A、1Bを使
ってレチクルアライメントを完全に達成するようにした
が、その動作はある程度省略することが可能である。図
2にも示したように、本実施例の装置では、レチクルR
のX、Y、θ方向の位置ずれを干渉計IRX、IRY、
IRθで逐次モニターしているため、ステップ504の
IFS方式のサーチ動作によって、レチクルマークRM
1 、RM2 の夫々の投影点座標をウェハステージ側
の干渉計で検出したら、その座標値に基づいて演算によ
ってレチクルRのX、Y、θ方向の設計上の配置からの
ずれ量を求め、そのずれ量が補正されるようにレチクル
側の干渉計を頼りにレチクルステージRSTを微動させ
てもよい。この場合、レチクル側の干渉計IRX、IR
Y、IRθの計測分解能が十分に高い(例えば0.00
5μm)とすれば、レチクルRの位置決めは極めて正確
に行なわれることになる。
【0084】また本実施例で使用したオフ・アクシス・
アライメント系OWAは、ウェハステージWSTが静止
した状態でマーク検出を行なう静止型アライメント方式
であったが、LSA方式のTTLアライメント系、又は
IFS方式のように、ウェハステージWSTが移動する
ことでマーク検出を行なう走査型アライメント方式にし
ても同様の効果が得られる。例えばオフ・アクシス・ア
ライメント系OWAを、レーザビームのスポットをスリ
ット状にしてウェハWへ投射し、ウェハ上のマークをス
テージWSTの走査によって検出する方式にした場合、
基準板FP上の基準マークFM1 がそのビームスポッ
トを横切るようにウェハステージWSTを移動させたと
き、同時に発光マークIFSがレチクルマークRM1 
、又はRM2 を走査するように、基準板FP上の各マ
ークの配置を定めればよい。
【0085】さらにオフ・アクシス・アライメント系O
WAにLIA方式を組み込み、基準板FP上の基準マー
クFM1 をマークLIMx、LIMyと同じ回折格子
にしておくと、オフ・アクシス・アライメント系OWA
によって検出される基準マークFM1 が、オフ・アク
シス・アライメント系内のLIA用の基準格子に対して
常にアライメントされるように、位相差計測回路の検出
結果に基づいてウェハステージWSTをサーボロックす
ることができる。この場合は、オフ・アクシス・アライ
メント系OWAの検出中心を基準マークFM1 の中心
に精密に合致させた状態で、TTRアライメント系1A
、1Bによって基準マークFM2A、FM2Bとレチク
ルマークRM1 、RM2 との各位置ずれ量を求める
だけで、ベースライン量を算出することができる。この
場合、TTRアライメント系で検出した位置ずれ量は、
ベースラインの誤差量であり、この値がメモリに記憶さ
れる。
【0086】また、TTLアライメント系として、CC
Dカメラを用いてウェハ上、又は基準板FP上のマーク
像と、TTLアライメント系の光路内に設けた指標マー
クの像との両方を撮像し、その位置ずれ量を検出するこ
とで、マークの位置検出を行なう方式を使用してもよい
。この方式の場合は、TTLアライメント系の光路中の
指標マークの中心点(検出中心点)のウェハ側への投影
点と、レチクルマークRM1 、RM2 の中心(又は
レチクルの中心CC)の投影点との間でもベースライン
量を管理すればよい。
【0087】ところで、本実施例に示したIFS方式は
、専らステージスキャン、すなわち走査型アライメント
方式として説明したが、静止型アライメント方式にする
こともできる。そのためには、基準板FP上の発光マー
クIFSをスリット状から矩形状の発光面に変更し、図
6に示したレチクルマークのダブルスリットRM1y(
又はRM1x)の直下にダブルスリットの幅よりも十分
大きな矩形状の発光面を位置決めし、レチクルRの上方
からTTRアライメント系等を使ってマークRM1y(
又はRM1x)の部分をCCDカメラ等で撮像するよう
にすれば、図15(B)で示した波形と同等の波形をも
つ画像信号を得ることができる。この際、指標となるマ
ークがTTRアライメント系内にない場合は、CCDカ
メラの特定の画素位置を基準としてダブルスリットマー
クRM1y(又はRM1x)のずれ量を求めることもで
きる。またこの方式では、レチクルマークRM1 (又
はRM2 )の中心の投影点は、そのずれ量と、矩形状
の発光面を位置決めしたときのウェハステージWSTの
座標値とに基づいて算出される。尚、図19に示すよう
に、矩形状の発光面PIFの一部に、ダブルスリットマ
ークRM1y(RM1x)とのずれ量を計測するための
遮光性のスリットパターンSSPを設けておき、TTR
アライメント系のCCDカメラによって発光面PIFを
撮像し、ダブルスリットマークRM1yによる暗線とス
リットパターンSSPによる暗線との位置ずれ量を求め
てもよい。
【0088】図18は、ウェハステージWST上の基準
板FPの配置とオフ・アクシス・アライメント系の配置
との変形例を示し、オフ・アクシス・アライメント系の
対物レンズ4Bの位置を同図中の紙面内で投影レンズP
Lの下にした場合の構成図である。この位置は装置本体
の正面側であり、ウェハのローディング方向にあたる。 図18中の符号のうち、ウェハステージWSTの位置測
定の干渉計IFY、IFX1 、IFX2 をのぞいて
、他は図3のものと同じである。図18の場合、投影レ
ンズPLの光軸位置と、オフ・アクシス・アライメント
系OWAの検出中心(ほぼ対物レンズ4Bの光軸位置)
とを結ぶ線分は、Y軸と平行になるため、Y方向の干渉
計IFYは1本とし、X方向の干渉計IFX1 、IF
X2 を2本とした。これに合わせて、基準板FP上の
各マーク配置を変更し、基準マークFM1 と基準マー
クFM2 の各中心点を結ぶ線分をY軸と平行にしてあ
る。
【0089】この図18に示した場合も、オフ・アクシ
ス・アライメント系OWAによってウェハ上のマーク、
又は基準マークFM1 等を検出するときは、アッベ条
件を満足している干渉計IFX1 とIFYを用い、露
光時のウェハステージ位置決めには、干渉計IFX2 
、IFYを用いる。すなわち、オフ・アクシス・アライ
メント系OWAによってマーク検出を行なったときに干
渉計IFX1 で計測されるのでX方向の位置座標値は
、干渉計IFX2 で計測される位置座標値と対応付け
られる。この対応付けは、図3に示した干渉計IFY1
 、IFY2 の間でも同様に行なわれる。
【0090】ところで、以上に例示したベースライン計
測の動作は、図13、図14に示したように、精密なレ
チクルアライメントが終了した後に行なわれているが、
レチクルをラフにアライメントした段階でベースライン
計測を行なうようにしてもよい。例えば、図13中のス
テップ504、又は506によって、レチクルマークR
M1 、RM2 がTTRアライメント系1A、1Bに
よって検出可能な位置にくるまで、SRA方式、又はI
FS方式でレチクルをラフにアライメントする。その後
、図13中のステップ508と図14中のステップ52
2とを同時に実行して、基準マークFM2Aとレチクル
マークRM1 との位置ずれ量(ΔXR1 、ΔYR1
 )、基準マークFM2BとレチクルマークRM2 と
の位置ずれ量(ΔXR2 、ΔYR2 )、及び基準マ
ークFM1 とオフ・アクシス・アライメント系の指標
マークとの位置ずれ量(ΔXF、ΔYF)を求める。
【0091】このとき、基準板FPは干渉計モード、又
はLIAモードでサーボロックされるが、ウェハステー
ジWSTの微動を考慮して、TTRアライメント系、オ
フ・アクシス・アライメント系の夫々による位置ずれ量
検出は何回か繰り返し実行し、その平均値を求めるよう
にする。この平均化によって、ランダムに発生する誤差
量は減少する。こうして、各位置ずれ量が求まると、後
は計算によってレチクルRの中心CC(又はマークRM
1 、RM2)の投影点とオフ・アクシス・アライメン
ト系OWAの検出中心点との相対位置関係がわかる。さ
らに、この状態におけるレチクルステージRSTの位置
(ラフ・アライメント位置)を、干渉計IRX、IRY
、IRθの計測値から読み取って記憶しておく。この読
み取りについても、平均化を行なうのが望ましい。そし
て、先に計測した位置ずれ量(ΔXR1 、ΔYR1 
)、(ΔXR2 、ΔYR2 )、(ΔXF、ΔYF)
と予め設定されている定数値とに基づいて、オフ・アク
シス・アライメント系OWAの検出中心点が基準マーク
FM1 の中心と一致し(ΔXF=0、ΔYF=0)し
たときに生ずるべき、レチクルの中心CCの投影点と基
準マークFM2 の中心点(マークFM2AとFM2B
との間の2等分点)との位置ずれ量(X、Y、θ方向)
を算出する。その後、この位置ずれ量だけレチクルステ
ージRSTを、記憶しておいたラフ・アライメント位置
から干渉計IRX、IRY、IRθを頼りに微動させる
。こうしてレチクルRはオフ・アクシス・アライメント
系OWAの検出中心に対して精密にアライメントされ、
以後、主制御系114は図14のステップ524からの
シーケンスを続ける。
【0092】以上の通り、レチクルステージRST(す
なわちレチクルR)の位置変化量を比較的長い範囲(例
えば±数mm)に渡って高精度に計測できるセンサー(
干渉計、又はアライメント系)がある場合は、ラフ・ア
ライメント位置を記憶するとともに、ベースライン計測
のための各基準マーク検出の動作を行ない、その後にレ
チクルRをファイン・アライメントすることができ、図
13、14のシーケンスよりもスループットを向上させ
ることができる。
【0093】本発明の実施例では、LIA方式のTTL
アライメント系を基準板FPのサーボロック用として使
ったが、このLIA方式のTTLアライメント系自体に
関しても、レチクルRの中心CCとの間でベースライン
管理を行なう必要がある。ウェハW上のマークを検出す
る際にLIA方式のTTLアライメント系を使うものと
すると、TTRアライメント系1A、1Bで検出される
レチクルマークRM1 、RM2 と基準マークFM2
A、FM2Bの夫々とが精密に合致したときに、LIA
方式のTTLアライメント系1A、1Bで検出されるマ
ークLIMx、LIMyの夫々の位相誤差Δφx、Δφ
yを、レチクルRの中心CCに対するベースライン誤差
量の相当分として記憶しておけばよい。
【0094】以上の実施例で説明した露光装置は、レチ
クルR上のパターン領域PAの投影像を、ステップ・ア
ンド・リピート方式でウェハW上に露光するステッパー
であったが、本発明はレチクルとウェハとを投影光学系
の光軸と垂直な方向に同時に走査するステップ・スキャ
ン方式の露光装置においても同様に適用できる。またS
OR等のX線源を用いたX線アライナー、X線ステッパ
ー等にも同様の位置合わせシステムを適用することがで
きる。
【0095】
【発明の効果】以上、本発明によれば、基板ステージの
各種精度に左右されずにベースライン計測が行なわれる
ので、ベースライン計測の精度向上が期待できる。また
、レチクル(マスク)のアライメントとベースライン計
測とをほぼ同時に実行できること、マスクのローテーシ
ョン誤差(θ方向の誤差)をチェックするためにステー
ジを移動させたり、ベースライン計測のためにステージ
を移動させたりする必要がないこと等から、トータルの
処理速度が向上するといった効果も得られる。さらに、
本発明によれば、レチクルアライメントとベースライン
計測とがほぼ同時に可能であることから、ウェハ交換毎
にベースライン計測を行なうシーケンスを組んだとして
も、スループットを悪化させることはなく、ベースライ
ンの長期ドリフトや、レチクルへの露光光の照射による
レチクルホルダーの位置ドリフト等を高速に確認して補
正することができる。
【0096】また実施例によれば、TTLアライメント
系、又はTTRアライメント系(第2マーク検出手段)
を使って基準板の位置をサーボロックした状態で、基準
板上のマークをオフ・アクシス・アライメント系(第1
マーク検出手段)で検出してベースライン計測するため
、従来のように基板ステージの位置計測用の干渉計を使
うことがなく、干渉計の光路の空気ゆらぎ(屈折率ゆら
ぎ)による影響で生ずる計測誤差が低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の投影露光装置におけるベースライン計測
の様子を示す図、
【図2】本発明の実施例による投影露光装置の構成を示
す斜視図、
【図3】ウェハステージ上の基準マーク板の配置を示す
平面図、
【図4】基準マーク板上の各種マークの配置を示す平面
図、
【図5】投影レンズのイメージフィールド、レチクルパ
ターン、及び基準マークの配置関係を示す平面図、
【図
6】レチクルアライメントマークの形状の一例を示す図
【図7】TTRアライメント系の構成を示す図、
【図8
】TTLアライメント系の構成を示す図、
【図9】オフ
・アクシス・アライメント系の指標板のパターン配置を
示す図、
【図10】オフ・アクシス・アライメント系の構成を示
す図、
【図11】オフ・アクシス・アライメント系によって検
出される基準マーク板上の基準マークのパターン例を示
す図、
【図12】TTRアライメント系、TTLアライメント
系の夫々で検出される基準マークのパターン例を示す図
【図13】本装置のベースライン計測の動作の前半を示
すフローチャート図、
【図14】本装置のベースライン計測の動作の後半を示
すフローチャート図、
【図15】アライメント系によって得られる信号波形の
一例を示す波形図、
【図16】ベースライン演算に必要とされるパラメータ
を表にまとめた図、
【図17】ウェハ上のショット配列とマーク配列とを示
す平面図、
【図18】オフ・アクシス・アライメント系の他の配置
を示す平面図、
【図19】基準マーク板上の発光マークの他のパターン
例を示す図、
【主要部分の符号の説明】
R  レチクル W  ウェハ PL  投影レンズ RST  レチクルステージ WST  ウェハステージ 1A、1B  TTRアライメント系 2X、3X  X方向用TTLアライメント系2Y、3
Y  Y方向用TTLアライメント系OWA  オフ・
アクシス・アライメント系FP  基準板 FM1   オフ・アクシス・アライメント系用の基準
マーク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  露光すべきパターンとアライメント用
    の複数のマークとを有するマスクを保持して、移動可能
    なマスクステージと、前記マスクのパターンが露光され
    る被露光領域に対して一定の位置関係で設けられた複数
    のマークを有する感光基板を保持して移動可能な基板ス
    テージと、前記マスクのパターンを前記感光基板の被露
    光領域に結像投影するための投影光学系と、該投影光学
    系の投影視野の外側であって、該投影光学系の光軸から
    一定間隔だけ離れた第1位置に検出中心を有し、前記感
    光基板上のマークを光学的に検出可能な第1のマーク検
    出手段と、前記マスクの複数のマークのうち、前記投影
    光学系の視野内のほぼ一定した第2位置に存在する特定
    のマークを光学的に検出する第2のマーク検出手段とを
    備えた投影露光位置において、前記基板ステージの一部
    に設けられ、前記第1のマーク検出手段によって検出可
    能な第1基準マークと、前記投影光学系を介して前記第
    2のマーク検出手段によって検出可能な第2基準マーク
    とを、前記第1位置と第2位置の間隔に応じた一定の位
    置関係で並設した基準マーク板と;前記第2のマーク検
    出手段によって前記第2基準マークが検出されるように
    、前記基板ステージを位置決めする第1位置決め手段と
    ;前記第2のマーク検出手段によって前記マスクの特定
    のマークと前記第2基準マークとの両方を検出し、該2
    つのマークが所定の位置関係になるように前記マスクス
    テージを位置決めする第2位置決め手段と;前記第1の
    マーク検出手段によって前記検出中心と前記第1基準マ
    ークとの位置ずれ量を検出し、該位置ずれ量をベースラ
    イン誤差量として記憶する記憶手段とを備えたことを特
    徴とする投影露光装置。
  2. 【請求項2】  露光すべきパターンとアライメント用
    のマークとを有するマスクを保持して2次元に移動可能
    なマスクステージと、前記マスクのパターンを所定の被
    転写面上に結像投影するための投影光学系と、前記マス
    クのパターンが露光される被露光領域とアライメント用
    のマークとを有する感光基板及び基準マークを有する基
    準板を保持して、前記被転写面に沿って2次元移動させ
    る基板ステージと、前記投影光学系の投影視野の外側の
    所定位置に検出中心を有し、前記感光基板のマーク、又
    は前記基準板の基準マークと前記検出中心との位置関係
    を検出する第1マーク検出手段と、前記投影光学系の投
    影視野内の所定位置に検出領域を有し、該検出領域内で
    前記マスクのマークと前記基準板の基準マークとの相対
    位置関係を検出するための第2マーク検出手段とを備え
    た投影露光装置において、前記基準板は、前記第1マー
    ク検出手段によって検出可能な第1基準マークと、前記
    第2マーク検出手段によって検出可能な第2基準マーク
    とを、前記被転写面上における前記第1マーク検出手段
    の検出中心と前記第2マーク検出手段の検出領域との間
    隔に応じた一定の位置関係で並設して成り;前記第1基
    準マークが前記第1マーク検出手段によって検出される
    とともに、前記第2基準マークが前記第2マーク検出手
    段によって検出されるように、前記基板ステージの移動
    を制御する基板ステージ制御手段と;前記第1マーク検
    出手段によって検出される前記検出中心と前記第1基準
    マークとの位置関係、前記第2マーク検出手段によって
    検出される前記マスクのマークと前記第2基準マークと
    の位置関係、及び前記第1基準マークと第2基準マーク
    との位置関係に基づいて、前記被転写面における前記マ
    スクのマークの位置と前記第1マーク検出手段の検出中
    心の位置との間隔をベースライン量として計測する計測
    手段とを備えたことを特徴とする投影露光装置。
  3. 【請求項3】  マスクのパターンを感光基板上に結像
    投影するための投影光学系と、前記マスクを該投影光学
    系の光軸とほぼ垂直に保持するマスクステージと、前記
    感光基板を前記光軸とほぼ垂直に保持する基板ステージ
    と、前記マスクステージと前記基板ステージとを前記光
    軸とほぼ垂直な方向に相対的に移動させる駆動手段と、
    前記投影光学系の外側に固設され、前記感光基板に付設
    されたマークを検出するオフ・アクシス方式の第1アラ
    イメント系と、前記投影光学系の投影視野内の所定位置
    に検出領域を有し、該検出領域内で前記投影光学系の像
    面に位置した物体のパターンを前記投影光学系を介して
    検出する第2アライメント系とを備え、前記第1アライ
    メント系の所定の検出中心点と前記第2アライメント系
    の検出領域内の所定の基準点との相対位置関係をベース
    ラインとして計測する投影露光装置において、前記基板
    ステージ上に固設され、前記第1アライメント系の検出
    中心点と前記第2アライメント系の基準点との設計上の
    間隔に応じた一定の位置関係で配置された第1基準マー
    クと第2基準マークとが付設された基準板と;前記第1
    アライメント系によって前記第1基準マークが検出され
    るのと同時に、前記第2アライメント系によって前記第
    2基準マークが検出されるように、前記駆動手段を制御
    する制御手段と;前記第1アライメント系で検出される
    前記第1基準マークの検出位置、前記第2アライメント
    系で検出される前記第2基準マークの検出位置、及び前
    記第1基準マークと第2基準マークの配置関係に基づい
    て、前記ベースラインを計測する計測手段とを備えたこ
    とを特徴とする投影露光装置。
JP09559991A 1991-04-25 1991-04-25 投影露光装置 Expired - Lifetime JP3203676B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09559991A JP3203676B2 (ja) 1991-04-25 1991-04-25 投影露光装置
US07/998,642 US5243195A (en) 1991-04-25 1992-12-29 Projection exposure apparatus having an off-axis alignment system and method of alignment therefor
US09/002,884 USRE36730E (en) 1991-04-25 1998-01-05 Projection exposure apparatus having an off-axis alignment system and method of alignment therefor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09559991A JP3203676B2 (ja) 1991-04-25 1991-04-25 投影露光装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26140298A Division JP3209186B2 (ja) 1991-04-24 1998-09-16 露光装置及び方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04324923A true JPH04324923A (ja) 1992-11-13
JP3203676B2 JP3203676B2 (ja) 2001-08-27

Family

ID=14142024

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09559991A Expired - Lifetime JP3203676B2 (ja) 1991-04-25 1991-04-25 投影露光装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3203676B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5646413A (en) * 1993-02-26 1997-07-08 Nikon Corporation Exposure apparatus and method which synchronously moves the mask and the substrate to measure displacement
US5872618A (en) * 1996-02-28 1999-02-16 Nikon Corporation Projection exposure apparatus
US6335537B1 (en) 1997-12-26 2002-01-01 Nikon Corporation Projection exposure apparatus and exposure method
US6538740B1 (en) 1998-02-09 2003-03-25 Nikon Corporation Adjusting method for position detecting apparatus
JP2009152558A (ja) * 2007-11-06 2009-07-09 Asml Netherlands Bv リソグラフィ方法
JP2023528761A (ja) * 2020-06-09 2023-07-06 エーエスエムエル ホールディング エヌ.ブイ. 内蔵同軸照明を備えたリソグラフィプリアライメント結像センサ

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115280617A (zh) 2020-03-24 2022-11-01 三菱电机株式会社 气体绝缘开闭装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3033135B2 (ja) 1990-06-13 2000-04-17 株式会社ニコン 投影露光装置及び方法

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5646413A (en) * 1993-02-26 1997-07-08 Nikon Corporation Exposure apparatus and method which synchronously moves the mask and the substrate to measure displacement
US6051843A (en) * 1993-02-26 2000-04-18 Nikon Corporation Exposure apparatus and method which synchronously moves the mask and the substrate to measure displacement
US6279881B1 (en) 1993-02-26 2001-08-28 Nikon Corporation Method and apparatus which exposes a second object with a pattern formed on a first object and which performs statistical calculation based on position information of marks on the first object
US5872618A (en) * 1996-02-28 1999-02-16 Nikon Corporation Projection exposure apparatus
US6335537B1 (en) 1997-12-26 2002-01-01 Nikon Corporation Projection exposure apparatus and exposure method
US6538740B1 (en) 1998-02-09 2003-03-25 Nikon Corporation Adjusting method for position detecting apparatus
JP2009152558A (ja) * 2007-11-06 2009-07-09 Asml Netherlands Bv リソグラフィ方法
JP2023528761A (ja) * 2020-06-09 2023-07-06 エーエスエムエル ホールディング エヌ.ブイ. 内蔵同軸照明を備えたリソグラフィプリアライメント結像センサ
US12523941B2 (en) 2020-06-09 2026-01-13 Asml Holding N.V. Lithographic pre-alignment imaging sensor with build-in coaxial illumination

Also Published As

Publication number Publication date
JP3203676B2 (ja) 2001-08-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3200874B2 (ja) 投影露光装置
US5243195A (en) Projection exposure apparatus having an off-axis alignment system and method of alignment therefor
KR100544439B1 (ko) 얼라인먼트유니트를갖는리소그래픽투영장치
US5783833A (en) Method and apparatus for alignment with a substrate, using coma imparting optics
US6198527B1 (en) Projection exposure apparatus and exposure method
JPH0540013A (ja) ずれ測定方法及びこの方法を用いた露光装置
EP0652487A1 (en) Rotational deviation detecting method and system using a periodic pattern
WO1993006618A1 (en) Method and apparatus for forming pattern
KR100287504B1 (ko) 면위치검출장치를 구비한 주사노광장치
JPH0571916A (ja) 位置検出装置
JP3203676B2 (ja) 投影露光装置
TWI358529B (en) Shape measuring apparatus, shape measuring method,
US5726757A (en) Alignment method
JP3209186B2 (ja) 露光装置及び方法
JP3209189B2 (ja) 露光装置及び方法
US6539326B1 (en) Position detecting system for projection exposure apparatus
JP3209190B2 (ja) 露光方法
JP3448673B2 (ja) 投影露光装置
JP3218581B2 (ja) 位置決め方法、該方法を用いた露光方法及びデバイス製造方法、並びに前記製造方法で製造されたデバイス
JPH04348019A (ja) 焦点位置検出装置及び投影露光装置
JPH11251218A (ja) 位置検出方法及び装置、並びに該装置を備えた露光装置
JP3209185B2 (ja) ステージ制御方法及び装置、位置合わせ方法及び装置、並びに露光装置
JP3327627B2 (ja) 露光用原板及びそれを用いた投影露光装置
JPH07321030A (ja) アライメント装置
JP3259348B2 (ja) アライメント方法及び装置、露光方法及び装置、前記露光方法を用いたデバイス製造方法、並びに前記露光装置により製造されたデバイス