JPH04325201A - 曲面ボードの成形方法及び曲面形成用の型枠 - Google Patents

曲面ボードの成形方法及び曲面形成用の型枠

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JPH04325201A
JPH04325201A JP9558091A JP9558091A JPH04325201A JP H04325201 A JPH04325201 A JP H04325201A JP 9558091 A JP9558091 A JP 9558091A JP 9558091 A JP9558091 A JP 9558091A JP H04325201 A JPH04325201 A JP H04325201A
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JP
Japan
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board
curved surface
mold
curved
gypsum board
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Application number
JP9558091A
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English (en)
Inventor
Kuniaki Togashi
冨樫 國昭
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YOSHINO SEKKO KK
Yoshino Gypsum Co Ltd
Original Assignee
YOSHINO SEKKO KK
Yoshino Gypsum Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、湿式法により所定の曲
率を有する曲面ボードを成形するための成形方法及び該
成形方法に用いられる曲面形成用の型枠に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、石膏ボードや、抄造繊維セッコ
ウ板(商品名:FGボード)等の無機質のボードは、吸
水又は吸湿した状態で放置すると、変形する性質を備え
ている。このため、曲面を有する曲面ボードを形成する
場合、かかる性質を利用して、平坦なボードを湾曲させ
ていた。例えば、或る曲面ボードの成形方法では、ボー
ドを水に濡らして型枠上に載せた後、該ボードをかかる
状態に放置し、これによって、平坦なボードを、その自
重によって型枠の形状に沿った形状を有するように自然
に変形せしめ、かくして湾曲した曲面ボードを、持ち運
び時に変形しない程度まで乾燥させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにボードを水に濡らし、ボードの自重によりその曲面
形状を得る湿式成形法では、ボードがその自重により型
枠の形状に自然に沿うまでに、極めて長期間の所要時間
を要し、この時間は、ボードの吸水状態いかんでは、例
えば、2乃至3日から数週間に及ぶ場合があった。また
、ボードの吸水量が比較的に高い値となることから、乾
燥した曲面ボードを得るまでに極めて長い乾燥時間を要
する結果、成形工程に必要とされる期間が全体的に極め
て長期化していた。
【0004】而して、曲面を形成するのに要する時間を
短縮することを意図して、短時間で強制的に湾曲させる
べく、例えば、型枠上に吸水した無機質のボードを載せ
、この型枠の曲面に対応する型枠を上方から該ボードに
押し当てる試み等がなれさたが、ボードは、湾曲時に、
局部的な応力集中などにより、その中央付近で折れてし
まい、所望の曲面ボードを成形することはできなかった
【0005】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、無機質の曲面ボードを、その吸水量を抑制した
状態で、効率良く短時間に成形できる曲面ボードの湿式
成形方法を提供することを目的としている。本発明は又
、かような湿式成形法による曲面ボードの成形に好まし
く用い得る曲面形成用の型枠を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するために、本発明は、吸水した無機質のボードの両面
又は片面に弾性を有する可撓性補助板を重ね合わせてな
る積層体を、所定の曲率を有する曲面として形成された
載置面を有する型枠又は下地上に載せ、前記積層体が少
なくとも前記型枠又は下地の前記載置面に密着するまで
前記積層体に曲げ力を付与する曲げ手段を該積層体に当
接させ、該曲げ手段と前記型枠又は下地とによって、前
記ボードに所定の曲率を有する曲面を形成することを特
徴とする曲面ボードの成形方法を提供する。
【0007】本発明の上記構成によれば、無機質のボー
ドは、吸水することにより軟弱になり変形し易くなるが
、その片面若しくは両面に重ねられた弾性的な可撓性補
助板の腰の強さにより、型枠等により局部的且つ強制的
に加えられた力が一箇所に集中することなく分散され、
軟弱な状態の無機質ボードは折れることはなく湾曲した
。また、この方法では、吸水量を抑制した状態でボード
を湾曲できるので、乾燥時間をも又、短縮できる。 かくして、型枠等の所定の曲率の載置面に沿う曲面を無
機質のボードに効率的に形成できるばかりでなく、成形
に要する時間を短縮することが可能となる。
【0008】尚、本明細書において無機質のボードとは
、石膏ボード、抄造繊維セッコウ板(商品名:FGボー
ド)等の無機質材料を主材としたボードを意味する。 また、無機質のボードの吸水量は特に限定されないが、
曲面形成後、持ち運び時に変形しない程度まで乾燥させ
ることを考慮すると、曲面ボードをより短時間で成形す
べく吸水量を抑えて曲面を形成するのが良い。望ましい
吸水量は、無機質ボードの種類によって異なり、例えば
、石膏ボードでは1乃至2%、FGボードは10乃至2
0%である。また、吸水させる面は、凸状面側となる片
面だけでも良いが、好ましくは、ボードの湾曲をより一
層容易にするように、ボードの両面から吸水させるのが
良い。
【0009】尚、型枠に載せる無機質のボードの吸水時
期は、型枠に載せる前後のいずれでもよく、本発明は、
これに特に限定されるものではない。例えば、型枠が凸
状の上向き載置面を有する雄型であるとき、無機質ボー
ドを型枠に載せた後、上方からボード面を濡らして吸水
させても、或いは、型枠にボードを載せる前にこれを行
っても良い。
【0010】また、補助板は弾性を有する可撓性のもの
であれば良く、例えば、厚さ2〜4mmのベニヤ板、厚
さ1〜2mmの樹脂板(例えば、塩ビ板)、厚さ0.2
5〜0.6mmの亜鉛鉄板等の鋼板等を好ましく用いる
ことができる。また、無機質のボードへの補助板の重ね
方は、無機質のボードの片面又は両面のいずれでも良く
、無機質ボードの面又は補助板の面のいずれを上記型枠
の載置面に密着させるようにしても良い。いずれの場合
であっても、無機質のボードは折れることがなく、その
表面に曲面が形成される。
【0011】更に、型枠等への曲げ力の加え方は、人力
によっても、或いは、油圧機構等の機械的手段であって
も良い。また、加える力の速度は、ボードの性質に応じ
て定めれば良く、本発明は、これに格別に限定されるも
のではない。また、積層体の一面が全体に亘って載置面
に接する必要はなく、所望する曲面ボードが得られるの
であれば、例えば、積層体の端部等が部分的に載置面に
接っしなくとも良い。
【0012】本発明は又、上記目的を達成するために、
上述した成形方法に用いられる型枠であって、該型枠は
、雄雌一対の型枠を有し、雌型の開口部の両側端部にそ
れぞれ、該側端部と実質的に平行な回転軸線を有する小
径ロールが回転可能に配設され、各小径ロールの内側の
外周面が雌型の曲面の縁における接線方向延長線上又は
該延長線よりも僅かに内側に配置されることを特徴とす
る曲面形成用の型枠を提供する。
【0013】この構成によれば、片面にのみ補助板を重
ねてなる積層板が、無機質ボードの面を雌型の凹面に直
接密着するように置かれたとき、無機質ボードの面は雌
型の開口部の縁に対してボードが損傷するような角度を
なして当接することなく、回転可能な小径ロールに円滑
に当接するので、ボードの表面の損傷などを防止でき、
例えば、石膏ボードを用いた場合、表面の紙剥けを回避
できる。
【0014】尚、上記雄雌の一対の型枠の材質は、無機
質ボードを湾曲させる際に、少なくとも型枠が破損しな
い程度の強度を有するものであれば良く、本発明は、型
枠のの材質に限定されるものではない。
【0015】
【実施例】以下、添付図面に基づいて、本発明の実施例
について詳細に説明する。図1は、本発明による曲面ボ
ードの成形方法を実施するための曲面ボードを形成用型
枠を示す斜視図であり、図2は、図1に示す型枠のA部
分を矢印方向で見た部分拡大断面図である。また図3乃
至図5は、本発明による曲面ボードの成形方法に係る施
工手順を説明するための斜視図である。
【0016】図1及び図2を参照すると、雌型1は、所
定の曲率をもった略半円状の凹状湾曲面1aを備えてい
る。雌型1の長手方向に延在する側縁1b、1bには、
各側縁1bと略同じ長さを有する小径ロール2が配設さ
れている。小径ロール2,2は夫々、ベアリング3aを
介して、側縁1bの各々に取付けられた支持体3に回転
可能に支持されている。また、各小径ロール2の内側面
は、凹状湾曲面1aの縁における略接線方向延長線(仮
想線で示す)上に位置している。尚、小径ロール2の長
さは、必ずしも、側縁1bの長さと同じに設定する必要
はなく、側縁1bよりも若干長く、或いは、若干短く設
定しても良い。
【0017】他方、雄型4は、雌型1の湾曲面1aと略
相補する凸状湾曲面4aを備えており、図示しない昇降
装置により昇降される。凸状湾曲面4aの曲率半径は、
凹状湾曲面1aの曲率半径よりも僅かに小さく設定され
ており、雄型4が降下されたときに両湾曲面1a及び4
aの間に間隙が形成される。この間隙は、後述する説明
より明らかとなるように、雄型4と雌型1との間に介挿
される被曲げ部材、即ち、石膏ボード5及びベニヤ板6
(図3)の厚さに相応する寸法に設定される。
【0018】図3乃至図5は、本発明による石膏ボード
の湿式成形方法の施工手順を示している。図3に示すよ
うに、無機質のボードである石膏ボード5と、適当な弾
性を有する可撓性のベニヤ板6とが、互いに接着又は接
続されることなく、上下に重ねられ、これによって、2
層の積層体7が形成される。なお、石膏ボード5は、適
当な含水率を有するように、予め散水されている。積層
体7は、小径ロール2、2上に、積層体7の中心線が雌
型1の中心線と上下方向に整列するように位置決めされ
る。雄型4も又、その中心線が雌型1の中心線と上下方
向に整列するように、位置決めされており、昇降装置に
よる降下に伴って、図3に示す如く、その先端部が積層
体7に当接する。
【0019】雄型4が更に降下されると、雄型4は、そ
の凸状湾曲面4aによって積層体7のベニヤ板6を下方
に押圧しつつ、積層体7を下方に湾曲させ、ついには、
積層体7を構成する石膏ボード5の下面を、雌型1の凹
状湾曲面1aに当接させる。この状態が、図4に示され
ている。この時点で、雄型4は静止され、積層体7は、
雌型1及び雄型4の間の間隙に保持される。石膏ボード
5がその形状を自己保持するのに要する所定時間が経過
すると、雄型4は、昇降装置によって上昇され、ベニヤ
板6及び石膏ボード5が夫々、雌型1から離型される。 かくして、図5に示すように湾曲し、しかも、持ち運び
時にその形状を保持し得る石膏ボード5、即ち、曲面石
膏ボード8が、上記雌型1及び雄型4によって成形され
る。
【0020】かかる施工手順に従ってなされた曲面石膏
ボードの成形例を以下に説明する。厚さ9mm、幅91
cm、長さ1.82mの寸法を有する石膏ボード5の両
面に散水し、石膏ボード5の含水率を約1.5%とし、
この石膏ボード5の一方の面に、石膏ボード5と同一の
平面形状を有する厚さ2.3mmのベニヤ板6を、互い
に接着又は接続することなく、単に重ね合わせ、石膏ボ
ード5とベニヤ板6とからなる積層体7を形成した。曲
率半径300mmの凹面を有する雌型1の小径ロール2
、2上に、図3に示すように、ベニヤ板6を上にした状
態で、積層体7の長手方向の中心線と雌型1の中心線と
が平面的に一致するように積層体7を載せた。次いで、
雌型1の凹状湾曲面1aに相応する曲率半径約289m
mの凸状湾曲面4aを備えた雄型4を、該凸状湾曲面4
aの先端部が該ベニヤ板6の長手方向の中心線と当接す
るように降下させ、凸状湾曲面4aをベニヤ板6に押当
てた。更に、図3に矢印で示す如く、下方に向かう力を
略均一に雄型4に加え、図4に示すごとく、積層体7の
石膏ボード5の下面を雌型1の凹状湾曲面1aに密着さ
せた。この状態で、雄型4を所定時間、例えば、1乃至
2分間静止し、石膏ボード5を放置した。次いで、雄型
4を上昇させた後、曲面を備え、若干湿った曲面石膏ボ
ード8を型枠1及びベニヤ板から取外し、図5に示す如
く、持ち運び時に型崩れし難い曲率半径300mm、弧
の長さ91cm、長さ1.82mの曲面石膏ボード8を
得た。
【0021】他方、比較例として、この石膏ボード5と
同じ寸法を有する石膏ボードを、水に浸して、その含水
率を約2.0%とし、この石膏ボードを単体のまま、即
ち、ベニヤ板6を用いずに、上記例と同じ寸法の雌型1
の小径ロール2、2上に、上述した如く載せ、24時間
放置した。しかし、得られた曲面石膏ボードは、曲率半
径約2m且つ含水率約1.8%の曲面石膏ボードであり
、所望の曲率半径(300mm)の曲面石膏ボードは得
られなかった。
【0022】また、他の比較例として、上記石膏ボード
5と同じ寸法を有し、散水処理した含水率1.5%の石
膏ボードを、単体のまま、即ち、ベニヤ板6を用いずに
、上記例と同様に雌型1に載せ、更に、雄型4を該石膏
ボードに押し当てて、曲面石膏ボード8を造ろうと試み
た。しかしながら、かかる石膏ボードは、図3に示す状
態から図4に示す状態に移る過程で、その中央付近から
折れてしまい、所望の曲面石膏ボードを得ることはでき
なかった。
【0023】図6乃至図8は、本発明の他の実施例に係
る施工手順を示す斜視図であり、図9は、図6のB部分
の拡大斜視図である。本例においては、全体的に円柱状
の下地枠9に適合する曲面石膏ボード8が、下地枠9に
よって形成される。下地枠9は、上下の支持環9a、9
aと、支持環9a、9aの間に所定の間隔を隔てて配置
された略垂直に延びる複数の下地部材9bとから構成さ
れている。支持環9a、9bは、L型鋼からなり、また
、下地部材9bは、軽量間仕切壁などの下地に用いられ
る軽量鉄骨材から構成されており、下地枠9bの外面は
、曲率半径500mmの円弧を形成している。
【0024】本実施例においては、その成形例として、
厚さ9mm、幅91cm、長さ1.57mの寸法を有し
、前述の実施例と同様に散水処理された含水率約1.5
%の石膏ボード5を用いた。石膏ボード5の両面に、図
6に示すように、石膏ボード5と同じ平面形状を有する
厚さ2.3mmの塩ビ板6、6を重ね、石膏ボード5と
塩ビ板6、6とからなる積層体7を、下地枠9に対して
当接させ、更に、図6の矢印方向に、積層体7が下地枠
9の外周面に密着するように力を加えた。積層体7が下
地枠9の外周面に密着した後、線型部材11、例えば、
紐を3本、図7に示すように、積層体10上に巻回した
。なお、石膏ボード5を含む積層体7に対して比較的均
一な曲げ力を付与し得るように、図9に示す如く、紐が
当たる塩ビ板6の両端部分に補強板10を取付け、塩ビ
板に作用する紐の力を分散させるのが良い。積層体7を
下地枠9の外周面に密着させた状態で、積層体7を1乃
至2分間自然放置し、次いで、積層体7から紐を解いて
、曲面石膏ボード8を下地枠9と塩ビ板6、6から取外
した。かくして、図8に示すように、下地枠9の形状に
相応して湾曲し、曲率半径500mm、弧の長さ1.5
7m、高さ91cmの形状及び寸法を有するとともに、
若干湿った状態にあるが、持ち運び時に型崩れし難い曲
面石膏ボード8を得た。
【0025】図10は、本発明の更に他の実施例に係る
施工手順を示す説明図である。本実施例では、略半円状
の凸状湾曲面を有する雄型21が、その凸状湾曲面21
aを上方に向けた状態で配置される。前述の実施例と同
様に散水処理された石膏ボード5とベニヤ板6とを重ね
てなる積層体7が、この雄型21上に、石膏ボード5を
下側に配置した状態で載せられる。積層体27は、その
中心線が、雄型21の中心線と平面的に整列するように
位置決めされ、更に、一対の当て木24、24が、積層
体7の中心線に跨がって、該中心線付近のベニヤ板6の
上面に当てられる。当て木24、24は、積層体7の中
心線と略平行に位置決めされた後、下方に押圧されると
ともに、互いに平行な状態を保ちつつ、互いに離間する
ように側方に移動される。積層体7は、当て木24、2
4の移動に伴って下方に曲げられ、ついには、雄型21
の凸状湾曲面21aに密着する。紐や、万力などで石膏
ボード5を湾曲した状態に保持し、所定時間放置した後
、前述の如く石膏ボード5を雄型21及びベニヤ板6か
ら取外し、上述の実施例と同様な曲面石膏ボード8を得
た。なお、紐又は万力が当たるベニヤ板の両端部分には
、紐又は万力が積層体7に付加する力を適当に分散させ
るように、補強板又は補強部材を設けるのが良い。
【0026】以上、本実施例における曲面石膏ボード8
の成形方法によれば、所定の曲率を有する曲面として形
成された略半円状の凹状湾曲面1aを備えた雌型1、略
円柱状に形成された下地枠9、又は、略半円状の凸状湾
曲面を有する雄型21などの型枠又は下地の上に、吸水
した石膏ボード5と、石膏ボード5の片面又は両面に単
に重ね合わされたベニヤ板又は塩ビ板6とからなる積層
体7を載せ、該積層体7に対して、積層体7が少なくと
も雌型1、下地枠9又は雄型21の湾曲面又は表面に密
着するまで積層体7に曲げ力を付与することができる雄
型4、線型部材11又は当て木24などの曲げ手段を当
接させ、該曲げ手段と上記型枠又は下地とによって、石
膏ボード5に所定の曲率を有する曲面を形成する。
【0027】かかる成形方法では、石膏ボード5は、吸
水することにより軟弱になり変形し易くなるが、その片
面若しくは両面に重ねられた弾性的なベニヤ板又は塩ビ
板6の腰の強さにより、型枠等により局部的且つ強制的
に加えられた力が一箇所に集中することなく分散される
ので、軟弱な状態の石膏ボード5は、折れることはなく
湾曲し、曲面石膏ボード8として成形される。また、こ
の方法では、吸水量を抑制した状態で石膏ボード5を湾
曲できるので乾燥時間も短縮できる。かくして、上記成
形方法によれば、型枠等の所定の曲率の載置面に沿う曲
面を石膏ボード5に効率的に形成できるばかりでなく、
かかる成形に要する時間を短縮することが可能となる。
【0028】また、上記第1の実施例において用いられ
た型枠は、雄雌一対の型枠1、4を含み、雌型1の開口
部の両側縁1bにそれぞれ、該側縁1bと平行な回転軸
線を有する小径ロール2が回転可能に配設され、各小径
ロール2の内側の外周面が雌型の曲面の縁における接線
方向延長線上に配置されている。この構成の型枠を用い
ることにより、片面にのみベニヤ板6が重ねられ、石膏
ボード5を雌型1の側に配置してなる積層板7を雌型1
の上に置いたとき、石膏ボード5の下面は、該下面が損
傷し得るような角度をなして雌型1の側縁1bに当接す
ることなく、回転可能な小径ロール2、2に円滑に当接
する。これにより、曲面成形時における石膏ボード5の
表面の損傷、例えば、表面の紙剥けが防止される。
【0029】本発明は、上記実施例に限定されることな
く、種々の変形又は変更が可能であり、それらも特許請
求の範囲に記載された発明の範囲内で本発明に包含され
るものであることはいうまでもない。例えば、上記第2
の実施例において、吸水させた石膏ボード5の片面にの
み塩ビ板6を重ねてなる積層体7を、石膏ボード5の面
が下地枠9に密着するように該下地枠9に押し当て、予
め塩ビ板6の所定の位置に設けられた孔を介して、小さ
な平板に釘やビスを設けてなる所謂トンボによって、石
膏ボード5のみを下地枠9に仮止めすることができる。 この場合、曲面形成後に、塩ビ板6のみを取外し、下地
枠9上に残された石膏ボード5を自然乾燥させる。更に
、ビス等の固定具を用いて、曲面石膏ボード8として成
形された下地枠9上の石膏ボード5を下地枠9にしっか
りと固定し、上記トンボを取外す。かくして、円柱状の
下地枠9上に曲面石膏ボード8が取付けられ、曲面石膏
ボード8を下地枠9上に効率良く短時間で被覆する施工
が可能となる。
【0030】また、上記下地枠9を構成する下地部材9
bの形状又は材質は、上記実施例で特定したもの限定さ
れず、例えば、下地部材9bとして、角型軽量鉄骨など
の他の形状の部材、或いは、木材などの他の材料からな
る部材を適宜使用できる。
【0031】
【発明の効果】本発明の上記成形方法によれば、無機質
の曲面ボードを、その吸水量を抑制した状態で、効率良
く短時間に成形できる曲面ボードの湿式成形方法を提供
することが可能となる。また、本発明の上記型枠によれ
ば、かような湿式成形法による曲面ボードの成形に好ま
しく用い得る曲面形成用の型枠を提供することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】曲面ボードを形成するための雄雌一対の型枠の
斜視図である。
【図2】図1の矢印方向で見たA部分の拡大断面図であ
る。
【図3】本発明の第1の実施例に係る曲面石膏ボードの
成形方法を説明するための説明図であり、該成形方法に
おける施工手順の一部が示されている。
【図4】図3と同様な説明図であり、図3に示す施工段
階に次いで行われる施工段階が示されている。
【図5】図3及び図4と同様な説明図であり、図4に示
す施工段階を経て成形された曲面石膏ボードが示されて
いる。
【図6】本発明の第2の実施例に係る曲面石膏ボードの
成形方法を説明するための説明図であり、該成形方法に
おける施工手順の一部が示されている。
【図7】図6と同様な説明図であり、図6に示す施工段
階に次いで行われる施工段階が示されている。
【図8】図6及び図7と同様な説明図であり、図7に示
す施工段階を経て成形された曲面石膏ボードが示されて
いる。
【図9】図6のB部分の拡大斜視図である。
【図10】本発明の第3の実施例に係る曲面石膏ボード
の成形方法を説明するための説明図である。
【符号の説明】
1  雌型 1a  凹状湾曲面 2  小径ロール 4  雄型 4a  凸状湾曲面 5  石膏ボード 6  ベニヤ板又は塩ビ板 7  積層体 8  曲面石膏ボード 9  下地枠 10  積層体 11  線型部材 21  雄型 24  当て木

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  吸水した無機質のボードの両面又は片
    面に弾性を有する可撓性補助板を重ね合わせてなる積層
    体を、所定の曲率を有する曲面として形成された載置面
    を有する型枠又は下地上に載せ、前記積層体が少なくと
    も前記型枠又は下地の前記載置面に密着するまで前記積
    層体に曲げ力を付与する曲げ手段を該積層体に当接させ
    、該曲げ手段と前記型枠又は下地とによって、前記ボー
    ドに所定の曲率を有する曲面を形成することを特徴とす
    る曲面ボードの成形方法。
  2. 【請求項2】  請求項1に記載の成形方法に用いられ
    る型枠であって、該型枠は、雄雌一対の型枠を有し、雌
    型の開口部の両側端部にそれぞれ、該側端部と実質的に
    平行な回転軸線を有する小径ロールが回転可能に配設さ
    れ、各小径ロールの内側の外周面が雌型の曲面の縁にお
    ける接線方向延長線上又は該延長線よりも僅かに内側に
    配置されることを特徴とする曲面形成用の型枠。
JP9558091A 1991-04-25 1991-04-25 曲面ボードの成形方法及び曲面形成用の型枠 Pending JPH04325201A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004525015A (ja) * 2001-05-24 2004-08-19 エウロシステミ イターリア ソシエタ ア レスポンサビリタ リミタータ プラスターボードパネルの湾曲方法及び湾曲部品

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JP2004525015A (ja) * 2001-05-24 2004-08-19 エウロシステミ イターリア ソシエタ ア レスポンサビリタ リミタータ プラスターボードパネルの湾曲方法及び湾曲部品

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