JPH04328027A - 4輪駆動車のトルク配分制御装置 - Google Patents
4輪駆動車のトルク配分制御装置Info
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- JPH04328027A JPH04328027A JP3123038A JP12303891A JPH04328027A JP H04328027 A JPH04328027 A JP H04328027A JP 3123038 A JP3123038 A JP 3123038A JP 12303891 A JP12303891 A JP 12303891A JP H04328027 A JPH04328027 A JP H04328027A
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- 238000012546 transfer Methods 0.000 claims description 2
- 230000005484 gravity Effects 0.000 abstract 12
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 8
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- 238000013459 approach Methods 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000001276 controlling effect Effects 0.000 description 3
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 2
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 2
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- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
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Landscapes
- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、センターディファレン
シャルを備えたフルタイム式の4輪駆動車において、セ
ンターディファレンシャルに付設される油圧式多板クラ
ッチの差動制限トルクにより、前後輪のトルク配分を各
運転走行条件に応じて可変制御するトルク配分制御装置
に関する。
シャルを備えたフルタイム式の4輪駆動車において、セ
ンターディファレンシャルに付設される油圧式多板クラ
ッチの差動制限トルクにより、前後輪のトルク配分を各
運転走行条件に応じて可変制御するトルク配分制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両においては駆動方式により
異なった特有の運動性能になることが知られている。こ
こで、センターディファレンシャルを備えたフルタイム
式4輪駆動車では、常に4輪を駆動することで、FR車
やFF車のようなスリップやスキッドが回避されて駆動
、制動、旋回の走行時の限界性能が向上する。また、ア
クセル踏込み,解放(スロットルオン,オフ)時の影響
が同時に前、後輪に作用するので、アンダステアとオー
バステアの傾向が共に弱くなって両者の中間的な特性に
なるのであり、このような利点から近年通常の車両にお
いても、この種の4輪駆動車が大幅に普及しつつある。 またこのセンターディファレンシャルを備えた4輪駆動
車においては、前後輪や左右後輪のトルク配分が更に旋
回性能や車両挙動変化に対して影響を与え、これらのト
ルク配分を適正化することで運動性能、動的安定性を一
層向上することが可能である。そこで、前後輪等のトル
ク配分を運転、走行条件に応じて最適に可変制御するこ
とが研究開発されている。
異なった特有の運動性能になることが知られている。こ
こで、センターディファレンシャルを備えたフルタイム
式4輪駆動車では、常に4輪を駆動することで、FR車
やFF車のようなスリップやスキッドが回避されて駆動
、制動、旋回の走行時の限界性能が向上する。また、ア
クセル踏込み,解放(スロットルオン,オフ)時の影響
が同時に前、後輪に作用するので、アンダステアとオー
バステアの傾向が共に弱くなって両者の中間的な特性に
なるのであり、このような利点から近年通常の車両にお
いても、この種の4輪駆動車が大幅に普及しつつある。 またこのセンターディファレンシャルを備えた4輪駆動
車においては、前後輪や左右後輪のトルク配分が更に旋
回性能や車両挙動変化に対して影響を与え、これらのト
ルク配分を適正化することで運動性能、動的安定性を一
層向上することが可能である。そこで、前後輪等のトル
ク配分を運転、走行条件に応じて最適に可変制御するこ
とが研究開発されている。
【0003】従来、上記センターディファレンシャルを
備えた4輪駆動車の前後輪のトルク配分制御に関しては
、例えば特開昭63−13824号公報の先行技術があ
る。ここで、センターディファレンシャルに対して油圧
式多板クラッチを、その差動制限トルクによりトルク移
動して前後輪のトルク配分を可変することが可能に構成
する。また、車両の旋回状態は横Gにより検出すること
が可能であり、この横Gの値が大きくなると、漸次タイ
ヤのグリップ力が減少して限界状態に近付き車両のスピ
ンやドリフトを生じるようになる。そこで、横Gの値に
応じて多板クラッチの差動制限トルクを設定し、前後輪
のトルク配分をスピンやドリフトを生じないように可変
制御することが示されている。
備えた4輪駆動車の前後輪のトルク配分制御に関しては
、例えば特開昭63−13824号公報の先行技術があ
る。ここで、センターディファレンシャルに対して油圧
式多板クラッチを、その差動制限トルクによりトルク移
動して前後輪のトルク配分を可変することが可能に構成
する。また、車両の旋回状態は横Gにより検出すること
が可能であり、この横Gの値が大きくなると、漸次タイ
ヤのグリップ力が減少して限界状態に近付き車両のスピ
ンやドリフトを生じるようになる。そこで、横Gの値に
応じて多板クラッチの差動制限トルクを設定し、前後輪
のトルク配分をスピンやドリフトを生じないように可変
制御することが示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記先行技
術のものにあっては、横Gの値のみで旋回状態を判断す
る構成であるから、タイヤの横すべり角に対して横力が
比例的に変化する線形のグリップ領域に限定される。即
ち、低μ路においてタイヤのグリップ力が限界に達して
車両がスピン等を始める限界状態では、横力が非線形に
変化して実際の横Gの値は車両がスピンする挙動に基づ
いて任意に変化してしまい、旋回状態を正確に判断する
ことができなくなるからである。一方、限界状態のスピ
ン等を防止するには、非線形のスピン領域の車両の挙動
を正確に判断して前後輪のトルク配分を制御することが
必要になり、この点で先行技術のものでは不充分である
。
術のものにあっては、横Gの値のみで旋回状態を判断す
る構成であるから、タイヤの横すべり角に対して横力が
比例的に変化する線形のグリップ領域に限定される。即
ち、低μ路においてタイヤのグリップ力が限界に達して
車両がスピン等を始める限界状態では、横力が非線形に
変化して実際の横Gの値は車両がスピンする挙動に基づ
いて任意に変化してしまい、旋回状態を正確に判断する
ことができなくなるからである。一方、限界状態のスピ
ン等を防止するには、非線形のスピン領域の車両の挙動
を正確に判断して前後輪のトルク配分を制御することが
必要になり、この点で先行技術のものでは不充分である
。
【0005】本発明は、この点に鑑みてなされたもので
、センターディファレンシャルに多板クラッチを付設し
た前後輪のトルク配分可変制御において、車両がスピン
やドリフトの挙動を始める限界状態を正確に判断し、且
つこのスピンやドリフトを適確に防止するようにトルク
配分制御して、車両安定性、操縦性等を向上することを
目的とする。
、センターディファレンシャルに多板クラッチを付設し
た前後輪のトルク配分可変制御において、車両がスピン
やドリフトの挙動を始める限界状態を正確に判断し、且
つこのスピンやドリフトを適確に防止するようにトルク
配分制御して、車両安定性、操縦性等を向上することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
、本発明は、センターディファレンシャルと、このセン
ターディファレンシャルに付設されて差動制限トルクに
より、前後輪の一方から他方にトルク移動してトルク配
分を可変制御する多板クラッチとを備える4輪駆動車に
おいて、多板クラッチの差動制限トルクを電子的に制御
する制御ユニットは、横Gセンサの信号に基づく実横G
と、線形領域の車両運動に基づいて計算される理想横G
とを比較して車両挙動の限界状態の有無を判断する限界
状態判定手段を有するものである。
、本発明は、センターディファレンシャルと、このセン
ターディファレンシャルに付設されて差動制限トルクに
より、前後輪の一方から他方にトルク移動してトルク配
分を可変制御する多板クラッチとを備える4輪駆動車に
おいて、多板クラッチの差動制限トルクを電子的に制御
する制御ユニットは、横Gセンサの信号に基づく実横G
と、線形領域の車両運動に基づいて計算される理想横G
とを比較して車両挙動の限界状態の有無を判断する限界
状態判定手段を有するものである。
【0007】
【作用】上記構成に基づき、低μ路等の車両走行時にタ
イヤグリップ力が限界に近付いて車両がスピンやドリフ
トを始めると、制御ユニットにおいて理想横Gに対する
実横Gの増減変化によりこの限界状態が適確に判断され
、この場合に理想横Gと実横Gの偏差等により前後輪の
トルク配分を可変制御することで、車両のスピンやドリ
フトを有効に抑制して安定化することが可能になる。
イヤグリップ力が限界に近付いて車両がスピンやドリフ
トを始めると、制御ユニットにおいて理想横Gに対する
実横Gの増減変化によりこの限界状態が適確に判断され
、この場合に理想横Gと実横Gの偏差等により前後輪の
トルク配分を可変制御することで、車両のスピンやドリ
フトを有効に抑制して安定化することが可能になる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2において、センターディファレンシャルを備
えたフルタイム式4輪駆動車の駆動系の概略について説
明すると、符合1はエンジン、2はクラッチ、3は変速
機であり、変速機出力軸4がセンターディファレンシャ
ル20に入力している。センターディファレンシャル2
0から前方にフロント駆動軸5が、後方にリヤ駆動軸6
が出力し、フロント駆動軸5はフロントディファレンシ
ャル7、車軸8を介して左右の前輪9L,9Rに、リヤ
駆動軸6はプロペラ軸10、リヤディファレンシャル1
1、車軸12を介して左右の後輪13L,13Rにそれ
ぞれ連結して伝動構成される。
する。図2において、センターディファレンシャルを備
えたフルタイム式4輪駆動車の駆動系の概略について説
明すると、符合1はエンジン、2はクラッチ、3は変速
機であり、変速機出力軸4がセンターディファレンシャ
ル20に入力している。センターディファレンシャル2
0から前方にフロント駆動軸5が、後方にリヤ駆動軸6
が出力し、フロント駆動軸5はフロントディファレンシ
ャル7、車軸8を介して左右の前輪9L,9Rに、リヤ
駆動軸6はプロペラ軸10、リヤディファレンシャル1
1、車軸12を介して左右の後輪13L,13Rにそれ
ぞれ連結して伝動構成される。
【0009】センターディファレンシャル20は複合プ
ラネタリギヤ式であり、変速機出力軸4と一体の第1サ
ンギヤ21、リヤ駆動軸6と一体の第2サンギヤ22、
及びこれらのサンギヤ21,22の周囲に複数個配置さ
れるピニオン23を有し、ピニオン23の第1ピニオン
ギヤ23aが第1サンギヤ21に、第2ピニオンギヤ2
3bが第2サンギヤ22にそれぞれ噛合っている。また
、変速機出力軸4にはリダクションのドライブギヤ25
が回転自在に設けられ、このドライブギヤ25と一体の
キャリヤ24にピニオン23が軸支され、ドライブギヤ
25はフロント駆動軸5と一体のドリブンギヤ26に噛
合って構成される。これにより、第1サンギヤ21に入
力する変速動力をキャリヤ24と第2サンギヤ22とに
、所定の基準トルク配分で分けて伝達し、旋回時の前後
輪の回転差をピニオン23の遊星回転により吸収するよ
うになる。ここで、基準トルク配分は、2つのサンギヤ
21,22と2つのピニオンギヤ23a,23bの4つ
のギヤ噛合いピッチ円半径で自由に設定される。そこで
、前輪トルクTFと後輪トルクTRの基準トルク配分e
tを例えば、
ラネタリギヤ式であり、変速機出力軸4と一体の第1サ
ンギヤ21、リヤ駆動軸6と一体の第2サンギヤ22、
及びこれらのサンギヤ21,22の周囲に複数個配置さ
れるピニオン23を有し、ピニオン23の第1ピニオン
ギヤ23aが第1サンギヤ21に、第2ピニオンギヤ2
3bが第2サンギヤ22にそれぞれ噛合っている。また
、変速機出力軸4にはリダクションのドライブギヤ25
が回転自在に設けられ、このドライブギヤ25と一体の
キャリヤ24にピニオン23が軸支され、ドライブギヤ
25はフロント駆動軸5と一体のドリブンギヤ26に噛
合って構成される。これにより、第1サンギヤ21に入
力する変速動力をキャリヤ24と第2サンギヤ22とに
、所定の基準トルク配分で分けて伝達し、旋回時の前後
輪の回転差をピニオン23の遊星回転により吸収するよ
うになる。ここで、基準トルク配分は、2つのサンギヤ
21,22と2つのピニオンギヤ23a,23bの4つ
のギヤ噛合いピッチ円半径で自由に設定される。そこで
、前輪トルクTFと後輪トルクTRの基準トルク配分e
tを例えば、
【数1】
のように充分に後輪偏重に設定することが可能になる。
【0010】また、上記センターディファレンシャル2
0の直後方には油圧式多板クラッチ27が、ドラム27
aをキャリヤ24に、ハブ27bを第2サンギヤ22と
一体的なリヤドライブ軸6に結合して同軸上に配置され
る。そして、多板クラッチ27の差動制限トルクTcに
よりセンターディファレンシャル20の差動を制限する
と共に、後輪側から前輪側にトルク移動することが可能
になっている。ここでフロントエンジンの搭載の場合は
、車両の前輪重量WFと後輪重量WRの静的重量配分e
wが例えば、
0の直後方には油圧式多板クラッチ27が、ドラム27
aをキャリヤ24に、ハブ27bを第2サンギヤ22と
一体的なリヤドライブ軸6に結合して同軸上に配置され
る。そして、多板クラッチ27の差動制限トルクTcに
よりセンターディファレンシャル20の差動を制限する
と共に、後輪側から前輪側にトルク移動することが可能
になっている。ここでフロントエンジンの搭載の場合は
、車両の前輪重量WFと後輪重量WRの静的重量配分e
wが例えば、
【数2】
であり、多板クラッチ27による直結の場合は、前後輪
の路面摩擦係数μが等しいとすると、この重量配分ew
に応じて前輪偏重にトルク配分される。従って、多板ク
ラッチ27の差動制限トルクTcにより前後輪のトルク
配分を、後輪偏重の基準トルク配分etと、前輪偏重の
重量配分ewとの広い範囲で制御することが可能になる
のである。
の路面摩擦係数μが等しいとすると、この重量配分ew
に応じて前輪偏重にトルク配分される。従って、多板ク
ラッチ27の差動制限トルクTcにより前後輪のトルク
配分を、後輪偏重の基準トルク配分etと、前輪偏重の
重量配分ewとの広い範囲で制御することが可能になる
のである。
【0011】次に、多板クラッチ27の油圧制御系につ
いて説明する。先ず、変速機が自動変速機の場合は、そ
の油圧制御系のオイルポンプ30の油圧をレギュレータ
弁31で調圧したライン圧を利用して構成される。そこ
で、油圧制御手段32はライン圧油路33と連通するク
ラッチ制御弁34を有し、このクラッチ制御弁34が油
路35を介して多板クラッチ27に連通する。また、ラ
イン圧油路33はパイロット弁36及びオリフィス37
を有する油路38によりソレノイド弁40に連通し、ソ
レノイド弁40によるデューティ圧Pdが油路39を介
してクラッチ制御弁34の制御側に作用する。ソレノイ
ド弁40は、制御ユニット50からの各走行条件に応じ
たデューティ信号が入力すると、それにより油圧をドレ
ンしてデューティ圧Pdを生じるものであり、このデュ
ーティ圧Pdに応じてクラッチ制御弁34を動作し、多
板クラッチ27の差動制限トルクTcを可変制御するよ
うになっている。
いて説明する。先ず、変速機が自動変速機の場合は、そ
の油圧制御系のオイルポンプ30の油圧をレギュレータ
弁31で調圧したライン圧を利用して構成される。そこ
で、油圧制御手段32はライン圧油路33と連通するク
ラッチ制御弁34を有し、このクラッチ制御弁34が油
路35を介して多板クラッチ27に連通する。また、ラ
イン圧油路33はパイロット弁36及びオリフィス37
を有する油路38によりソレノイド弁40に連通し、ソ
レノイド弁40によるデューティ圧Pdが油路39を介
してクラッチ制御弁34の制御側に作用する。ソレノイ
ド弁40は、制御ユニット50からの各走行条件に応じ
たデューティ信号が入力すると、それにより油圧をドレ
ンしてデューティ圧Pdを生じるものであり、このデュ
ーティ圧Pdに応じてクラッチ制御弁34を動作し、多
板クラッチ27の差動制限トルクTcを可変制御するよ
うになっている。
【0012】図1において、前後輪トルク配分の電子制
御系について説明する。先ず、基本的制御方法について
説明すると、車両の実際の旋回状態は横Gセンサの実横
Gにより検出することができる。また旋回時には、舵角
、車速及び車両諸元のスタビリティファクタ等により横
Gを算出することができ、これはタイヤグリップ領域の
みならず限界領域でも理想的なものとして成立する。 そこで、この理想的な横Gを理想横Gと定めると、車両
運動が線形のタイヤグリップ領域ではこれらの実横Gと
理想横Gは略一致する。一方、低μ路において横力が非
線形に低下して限界状態に近くなると、実横Gが理想横
Gより小さくなり、車両スピンした後は実横Gの方が大
きくなることがある。従って、実横Gと理想横Gとを比
較することで、車両の限界状態を判断することができる
。ここで、上記センターディファレンシャル20の基準
トルク配分etは後輪偏重に設定されているため、低μ
路の限界状態では後輪の横力が低下して横すべりし、車
両はスピンするように挙動する。このため、実横Gと理
想横Gの偏差に応じて差動制限トルクTcを設定して前
輪寄りにトルク配分を制御することで、上記スピンを適
確に防止することが可能になる。
御系について説明する。先ず、基本的制御方法について
説明すると、車両の実際の旋回状態は横Gセンサの実横
Gにより検出することができる。また旋回時には、舵角
、車速及び車両諸元のスタビリティファクタ等により横
Gを算出することができ、これはタイヤグリップ領域の
みならず限界領域でも理想的なものとして成立する。 そこで、この理想的な横Gを理想横Gと定めると、車両
運動が線形のタイヤグリップ領域ではこれらの実横Gと
理想横Gは略一致する。一方、低μ路において横力が非
線形に低下して限界状態に近くなると、実横Gが理想横
Gより小さくなり、車両スピンした後は実横Gの方が大
きくなることがある。従って、実横Gと理想横Gとを比
較することで、車両の限界状態を判断することができる
。ここで、上記センターディファレンシャル20の基準
トルク配分etは後輪偏重に設定されているため、低μ
路の限界状態では後輪の横力が低下して横すべりし、車
両はスピンするように挙動する。このため、実横Gと理
想横Gの偏差に応じて差動制限トルクTcを設定して前
輪寄りにトルク配分を制御することで、上記スピンを適
確に防止することが可能になる。
【0013】そこで、上記基本的制御方法に基づき、入
力情報として、車両左右加速度の横Gを検出する横Gセ
ンサ41、車速Vを検出する車速センサ42と、操舵の
際の舵角φを検出する舵角センサ43とを有する。
力情報として、車両左右加速度の横Gを検出する横Gセ
ンサ41、車速Vを検出する車速センサ42と、操舵の
際の舵角φを検出する舵角センサ43とを有する。
【0014】制御ユニット50は車速Vと舵角φとが入
力する理想横G算出部51を有し、旋回走行時にこれら
の車速V、舵角φ及び車両諸元のスタビリティファクタ
A、ホイルベースLにより車両左右方向に生じる理想的
な加速度、即ち理想横Gを以下の式により算出する。 理想横G=1/(1+AV2 )・V2 φ/L・gこ
の式から、理想横Gは車速V、舵角φが大きい程大きい
値になり、車両諸元のホイルベースLが小さい程更に大
きい値になる。また、理想横Gはスタビリティファクタ
Aが正のアンダステアのステア特性では小さい値になり
、負のオーバステアの特性では大きい値になる。
力する理想横G算出部51を有し、旋回走行時にこれら
の車速V、舵角φ及び車両諸元のスタビリティファクタ
A、ホイルベースLにより車両左右方向に生じる理想的
な加速度、即ち理想横Gを以下の式により算出する。 理想横G=1/(1+AV2 )・V2 φ/L・gこ
の式から、理想横Gは車速V、舵角φが大きい程大きい
値になり、車両諸元のホイルベースLが小さい程更に大
きい値になる。また、理想横Gはスタビリティファクタ
Aが正のアンダステアのステア特性では小さい値になり
、負のオーバステアの特性では大きい値になる。
【0015】また、横Gセンサの横Gが入力する実横G
検出部52を有し、横Gの値を車両左右の乗員搭乗状態
、荷物積載状態等により修正して実横Gを検出する。 これらの理想横Gと実横Gは限界状態判定部53に入力
し、両者を比較して理想横Gに対し実横Gが増減変化す
る場合に限界状態を判断する。理想横Gと実横Gは横G
偏差算出部54にも入力し、両者の横G偏差により車両
スピン挙動の大きさを判断し、この場合に限界状態では
実横Gの方が大きくなることも想定して横G偏差を両者
の減算値の絶対値|ΔG|で求める。これらの横G偏差
|ΔG|と限界状態有無の判定信号は差動制限トルク設
定部55に入力し、限界状態の場合に図3のトルクマッ
プを参照して差動制限トルクTcを設定する。ここで、
車両スピン挙動が大きい場合には前輪寄りにトルク配分
してスピンを防止する必要があるので、図3のトルクマ
ップでは横G偏差|ΔG|に対して差動制限トルクTc
が所定の比例定数の増大関数で設定されている。このト
ルク信号はデューティ比変換部56に入力して所定のデ
ューティ比Dに変換し、このデューティ信号をソレノイ
ド弁40に出力するように構成される。
検出部52を有し、横Gの値を車両左右の乗員搭乗状態
、荷物積載状態等により修正して実横Gを検出する。 これらの理想横Gと実横Gは限界状態判定部53に入力
し、両者を比較して理想横Gに対し実横Gが増減変化す
る場合に限界状態を判断する。理想横Gと実横Gは横G
偏差算出部54にも入力し、両者の横G偏差により車両
スピン挙動の大きさを判断し、この場合に限界状態では
実横Gの方が大きくなることも想定して横G偏差を両者
の減算値の絶対値|ΔG|で求める。これらの横G偏差
|ΔG|と限界状態有無の判定信号は差動制限トルク設
定部55に入力し、限界状態の場合に図3のトルクマッ
プを参照して差動制限トルクTcを設定する。ここで、
車両スピン挙動が大きい場合には前輪寄りにトルク配分
してスピンを防止する必要があるので、図3のトルクマ
ップでは横G偏差|ΔG|に対して差動制限トルクTc
が所定の比例定数の増大関数で設定されている。このト
ルク信号はデューティ比変換部56に入力して所定のデ
ューティ比Dに変換し、このデューティ信号をソレノイ
ド弁40に出力するように構成される。
【0016】次いで、この実施例の作用を説明する。先
ず、車両走行時にエンジン1の動力がクラッチ2を介し
て変速機3に入力し、変速動力がセンターディファレン
シャル20の第1サンギヤ21に入力する。ここで、セ
ンターディファレンシャル20の各歯車諸元により基準
トルク配分etが後輪偏重に設定されているため、この
基準トルク配分etでキャリヤ24と第2サンギヤ22
に分配して動力が出力される。
ず、車両走行時にエンジン1の動力がクラッチ2を介し
て変速機3に入力し、変速動力がセンターディファレン
シャル20の第1サンギヤ21に入力する。ここで、セ
ンターディファレンシャル20の各歯車諸元により基準
トルク配分etが後輪偏重に設定されているため、この
基準トルク配分etでキャリヤ24と第2サンギヤ22
に分配して動力が出力される。
【0017】一方、このとき電子制御系の制御ユニット
50において、センサ信号により実横Gが検出され、且
つ車速V、舵角φ、車両諸元により理想横Gが算出され
、これらにより車両挙動の限界状態の有無が判断されて
いる。
50において、センサ信号により実横Gが検出され、且
つ車速V、舵角φ、車両諸元により理想横Gが算出され
、これらにより車両挙動の限界状態の有無が判断されて
いる。
【0018】そこで、高μ路の通常走行時のようにタイ
ヤグリップ力、タイヤに生じる横力が大きい条件では、
旋回走行において車両に理想横Gと略一致した実横Gが
生じる。このため、旋回性能が限界状態に無いことが判
断され、差動制限トルクTcが零に設定されて、この場
合のデューティ比Dの大きい信号がソレノイド弁40に
出力する。そこで油圧制御手段32では、クラッチ制御
弁34のデューティ圧Pdがソレノイド弁40により零
になってドレン側に切換えられ、多板クラッチ27は排
油して解放状態になる。従って、上記センターディファ
レンシャル20の基準トルク配分etに基づいて、キャ
リヤ24、第2サンギヤ22から更に前後輪側に動力伝
達して、図4の点P1のような後輪偏重のトルク配分に
よる4輪駆動走行となる。そしてこのトルク配分では、
4輪駆動でありながらFR的になって、旋回性、操縦性
が良好に発揮される。また、センターディファレンシャ
ル20はフリーになって、ピニオン23の遊星回転で前
後輪の回転差を吸収しながら自由に旋回することが可能
になる。
ヤグリップ力、タイヤに生じる横力が大きい条件では、
旋回走行において車両に理想横Gと略一致した実横Gが
生じる。このため、旋回性能が限界状態に無いことが判
断され、差動制限トルクTcが零に設定されて、この場
合のデューティ比Dの大きい信号がソレノイド弁40に
出力する。そこで油圧制御手段32では、クラッチ制御
弁34のデューティ圧Pdがソレノイド弁40により零
になってドレン側に切換えられ、多板クラッチ27は排
油して解放状態になる。従って、上記センターディファ
レンシャル20の基準トルク配分etに基づいて、キャ
リヤ24、第2サンギヤ22から更に前後輪側に動力伝
達して、図4の点P1のような後輪偏重のトルク配分に
よる4輪駆動走行となる。そしてこのトルク配分では、
4輪駆動でありながらFR的になって、旋回性、操縦性
が良好に発揮される。また、センターディファレンシャ
ル20はフリーになって、ピニオン23の遊星回転で前
後輪の回転差を吸収しながら自由に旋回することが可能
になる。
【0019】次に、低μ路のスリップし易い路面条件に
おいて旋回する場合は、特にトルク配分の大きい後輪側
の横力が低下して横すべりを生じ易くなる。そして、タ
イヤグリップ力が限界に近付いて車両がスピンし始める
と、車両に生じている実横Gが減少して線形計算した理
想横Gに比べて小さくなる。そこで、この実横Gの理想
横Gに対する減少変化により旋回性能の限界状態が判断
され、この場合の車両スピン挙動の大きさを示す横G偏
差|ΔG|に対応した差動制限トルクTcが設定される
。そして、この差動制限トルクTcに応じたデューティ
信号が油圧制御手段32に出力して制御されることで、
多板クラッチ27に所定の差動制限トルクTcを生じる
ことになる。すると、センターディファレンシャル20
の差動が制限され、差動制限トルクTcに応じて第2サ
ンギヤ22からキャリヤ24に更にバイパスしてトルク
移動し、トルク配分は図4の点P2のような直結時の車
重配分に応じた前輪偏重の側に変化する。このため、後
輪側では、トルクが低減して横力が回復し、車両のスピ
ンが抑制されて車両挙動が安定方向に修正される。また
、車両のスピン後において実横Gの方が大きくなる場合
も、同様に横G偏差|ΔG|に応じた差動制限トルクT
cを生じて前輪寄りにトルク配分制御され、車両挙動が
安定化されるのであり、こうして安定した限界特性が確
保されることになる。一方、この前輪寄りのトルク配分
により後輪スリップも防止され、走破性等が向上する。
おいて旋回する場合は、特にトルク配分の大きい後輪側
の横力が低下して横すべりを生じ易くなる。そして、タ
イヤグリップ力が限界に近付いて車両がスピンし始める
と、車両に生じている実横Gが減少して線形計算した理
想横Gに比べて小さくなる。そこで、この実横Gの理想
横Gに対する減少変化により旋回性能の限界状態が判断
され、この場合の車両スピン挙動の大きさを示す横G偏
差|ΔG|に対応した差動制限トルクTcが設定される
。そして、この差動制限トルクTcに応じたデューティ
信号が油圧制御手段32に出力して制御されることで、
多板クラッチ27に所定の差動制限トルクTcを生じる
ことになる。すると、センターディファレンシャル20
の差動が制限され、差動制限トルクTcに応じて第2サ
ンギヤ22からキャリヤ24に更にバイパスしてトルク
移動し、トルク配分は図4の点P2のような直結時の車
重配分に応じた前輪偏重の側に変化する。このため、後
輪側では、トルクが低減して横力が回復し、車両のスピ
ンが抑制されて車両挙動が安定方向に修正される。また
、車両のスピン後において実横Gの方が大きくなる場合
も、同様に横G偏差|ΔG|に応じた差動制限トルクT
cを生じて前輪寄りにトルク配分制御され、車両挙動が
安定化されるのであり、こうして安定した限界特性が確
保されることになる。一方、この前輪寄りのトルク配分
により後輪スリップも防止され、走破性等が向上する。
【0020】尚、センターディファレンシャル20によ
る基準トルク配分etが前輪偏重の場合には、限界状態
で車両ドリフトの挙動を生じるが、この場合にも同様に
適応することで、車両ドリフトを抑制することができる
。
る基準トルク配分etが前輪偏重の場合には、限界状態
で車両ドリフトの挙動を生じるが、この場合にも同様に
適応することで、車両ドリフトを抑制することができる
。
【0021】以上、本発明の実施例について説明したが
、トルク配分制御の駆動系が他の方式の場合にも同様に
適応でき、制御系もこれのみに限定されない。
、トルク配分制御の駆動系が他の方式の場合にも同様に
適応でき、制御系もこれのみに限定されない。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
センターディファレンシャルを備えた4輪駆動車の前後
輪のトルク配分可変制御において、線形計算した理想横
Gと実横Gを比較するので、車両がスピンやドリフトの
挙動を始める旋回性能の限界状態を正確に判断すること
ができ、これにより限界状態の車両運動性能を効果的に
向上することが可能になる。理想横Gと実横Gの偏差に
応じて差動制限トルクを生じるので、車両のスピン等の
大きさに応じて最適にトルク配分制御することができる
。限界状態では横G偏差に応じた差動制限トルクを生じ
て車両スピン等を防止するように前後輪のトルク配分を
制御するので、限界状態での車両スピン等を適確且つ有
効に抑制して車両挙動の安定性を向上することができる
。横G偏差は偏差の絶対値で求めるので、限界状態での
いかなる車両の挙動にも適応することができる。
センターディファレンシャルを備えた4輪駆動車の前後
輪のトルク配分可変制御において、線形計算した理想横
Gと実横Gを比較するので、車両がスピンやドリフトの
挙動を始める旋回性能の限界状態を正確に判断すること
ができ、これにより限界状態の車両運動性能を効果的に
向上することが可能になる。理想横Gと実横Gの偏差に
応じて差動制限トルクを生じるので、車両のスピン等の
大きさに応じて最適にトルク配分制御することができる
。限界状態では横G偏差に応じた差動制限トルクを生じ
て車両スピン等を防止するように前後輪のトルク配分を
制御するので、限界状態での車両スピン等を適確且つ有
効に抑制して車両挙動の安定性を向上することができる
。横G偏差は偏差の絶対値で求めるので、限界状態での
いかなる車両の挙動にも適応することができる。
【図1】本発明の4輪駆動車のトルク配分制御装置の実
施例の電子制御系を示すブロック図である。
施例の電子制御系を示すブロック図である。
【図2】本発明が適応される4輪駆動車の駆動系と油圧
制御系の構成を示す構成図である。
制御系の構成を示す構成図である。
【図3】横G偏差に対する差動制限トルクのマップを示
す図である。
す図である。
【図4】前後輪のトルク配分の制御状態を示す図である
。
。
20 センターディファレンシャル
27 多板クラッチ
32 油圧制御手段
50 制御ユニット
51 理想横G算出部
52 実横G検出部
53 限界状態判定部
54 横G偏差算出部
55 差動制限トルク設定部
56 デューティ比変換部
Claims (3)
- 【請求項1】 センターディファレンシャルと、この
センターディファレンシャルに付設されて差動制限トル
クにより、前後輪の一方から他方にトルク移動してトル
ク配分を可変制御する多板クラッチとを備える4輪駆動
車において、多板クラッチの差動制限トルクを電子的に
制御する制御ユニットは、横Gセンサの信号に基づく実
横Gと、線形領域の車両運動に基づいて計算される理想
横Gとを比較して車両挙動の限界状態の有無を判断する
限界状態判定手段を有することを特徴とする4輪駆動車
のトルク配分制御装置。 - 【請求項2】 上記制御ユニットは、実横Gと理想横
Gの偏差を算出する手段と、限界状態に有る場合にこの
偏差に応じた差動制限トルクを設定する手段とを備える
ことを特徴とする請求項1記載の4輪駆動車のトルク配
分制御装置。 - 【請求項3】 上記実横Gと理想横Gの偏差は、両者
の差の絶対値で定めることを特徴とする請求項2記載の
4輪駆動車のトルク配分制御装置。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03123038A JP3075768B2 (ja) | 1991-04-26 | 1991-04-26 | 4輪駆動車のトルク配分制御装置 |
| US07/872,622 US5259476A (en) | 1991-04-26 | 1992-04-22 | Torque distribution control system for a four-wheel drive motor vehicle |
| GB9419662A GB2280157B (en) | 1991-04-26 | 1992-04-24 | Torque distribution control system for a four-wheel drive motor vehicle |
| DE4213537A DE4213537C2 (de) | 1991-04-26 | 1992-04-24 | Steuereinrichtung zur Drehmomentverteilung auf die Räder eines Kraftfahrzeugs mit permanentem Allradantrieb |
| GB9208962A GB2255057B (en) | 1991-04-26 | 1992-04-24 | Torque distribution control system for a four-wheel drive motor vehicle |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03123038A JP3075768B2 (ja) | 1991-04-26 | 1991-04-26 | 4輪駆動車のトルク配分制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04328027A true JPH04328027A (ja) | 1992-11-17 |
| JP3075768B2 JP3075768B2 (ja) | 2000-08-14 |
Family
ID=14850673
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP03123038A Expired - Fee Related JP3075768B2 (ja) | 1991-04-26 | 1991-04-26 | 4輪駆動車のトルク配分制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3075768B2 (ja) |
-
1991
- 1991-04-26 JP JP03123038A patent/JP3075768B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3075768B2 (ja) | 2000-08-14 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
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