JPH0432846B2 - - Google Patents
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- JPH0432846B2 JPH0432846B2 JP57127624A JP12762482A JPH0432846B2 JP H0432846 B2 JPH0432846 B2 JP H0432846B2 JP 57127624 A JP57127624 A JP 57127624A JP 12762482 A JP12762482 A JP 12762482A JP H0432846 B2 JPH0432846 B2 JP H0432846B2
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Description
本発明は高温硬化時の樹脂固形分歩留が大き
く、また硬化物が可撓性にすぐれている水溶性レ
ゾール型フエノール樹脂に関するものである。 フエノール樹脂は一般に硬化後に緻密な三次元
構造を形成し、耐熱性、耐摩耗性、機械的強度、
寸法安定性、電気絶縁性、耐酸性、低燃性、など
の特性にすぐれた特徴を有しているため、非常に
多くの用途において大量に使用されている。 しかし、水溶性レゾール型フエノール樹脂の製
造においては、水溶性を維持するため樹脂化反応
に限界が生ずる。このため遊離フエノールやサリ
ゲニンなどがまだ多く残存している時点でやむを
得ず樹脂化反応を終了している場合が多い。 遊離フエノールやサリゲニンなどの含有量が多
いほど、高温硬化時に揮発性成分が多く樹脂固形
分歩留が小さくなるため、環境衛生、公害防止、
省資源、コスト低減などの面からも問題点が多
い。また、通常のフエノール樹脂はその硬化物が
硬くて可撓性に乏しいためこれが欠点となること
もしばしばある。 発明者らは水溶性レゾール型フエノール樹脂に
ついて鋭意その特性の改善研究を行なつた結果、
水溶性レゾール型フエノール樹脂をその樹脂化反
応時に多価アルコール類で変性することによつて
縮合度を大きくすることができるため、前述のす
べての欠点を完全に克服した新規な変性レゾール
樹脂を完成するに至つた。 本発明による変性レゾール樹脂は縮合度が高い
ため遊離フエノールやサリゲニンなどの低分子量
物質の含有量が少ないので高温硬化時の樹脂固形
分歩留はきわめて大きい。この変性レゾール樹脂
はバインダーとして基材を粘結し硬化させたとき
にもろさがなく、可撓性に非常に富んでいるなど
のすぐれた特徴を有している。さらに予期せぬ効
果ではあつたが、本発明による変性レゾール樹脂
はその硬化物の色相が淡色であつて、透明性がよ
いなどの好ましい特性も兼ね備えている。このよ
うな効果により、本発明による変性レゾール樹脂
の用途は拡大していくであろうと思われる。さら
にまた、上記のように樹脂固形分歩留が大きいた
め、環境衛生、公害防止、省資源、コスト低減な
ど、実用上の問題点も解決できた。 本発明の製造方法は、基本的には、フエノール
類、アルデヒド類及び多価アルコール類を反応さ
せて、水溶性の変性レゾール樹脂を得るものであ
る。 本発明による変性レゾール樹脂に使用するフエ
ノール類はフエノール、クレゾール、キシレノー
ル、エチルフエノール、プロピルフエノール、プ
ロペニルフエノール、カテコール、レゾルシン、
ハイドロキノンなどがあり、また、これらのフエ
ノール類を製造する時に生成する副生物を伴うこ
とも本発明の実施に含まれる。 つぎにアルデヒド類としてはホルムアルデヒ
ド、アセトアルデヒドなど、およびトリオキサ
ン、ポリオキシメチレン、などのアルデヒド発生
物質を使用する。 フエノール類とアルデヒド類を反応させるため
の塩基性触媒はアルカリ金属の酸化物、水酸化
物、炭酸塩およびアルカリ土類金属の酸化物、水
酸化物、またアンモニアさらにはトリエチルアミ
ン、トリエタノールアミンなどのアミン類から選
ばれた1種以上の化合物である。 本発明による変性レゾール樹脂に使用する多価
アルコール類は、アルコール性水酸基の数が2〜
9である。すなわちエチレングリコール、プロピ
レングリコール、ブチレングリコール、ヘキサン
ジオール、ヘプタンジオール、ジエチレングリコ
ール、ジプロピレングリコール、トリエチレング
リコール、ネオペンチルグリコール、ポリエチレ
ングリコール、ポリプロピレングリコールなどの
ジオール類、プロパントリオール、ブタントリオ
ール、ヘキサントリオールなどのトリオール類、
ペンタエリスリトールなどのエリスリツト類、ア
ドニツトなどのペンチツト類、ソルビツト、マン
ニツトなどのヘキシツト類、その他単糖類を還元
して得られる多価アルコール類、などがある。 本発明による多価アルコール類の添加部数は、
フエノール類100重量部に対して3〜80重量部で
あり、好ましくは5〜60重量部である。 本発明による変性レゾール樹脂はそのレゾール
樹脂から溶媒を除いた部分を高速液体クロマトグ
ラフイーにより測定した時の平均分子量nが
150〜400の範囲内にあり、かつ同測定によるフエ
ノール1核体化合物(フエノール類に少なくとも
1個のメチロール基が付加した化合物)の含有率
がこの部分の60重量パーセント以下である。れら
の範囲のうち当該部分の平均分子量nは180〜
300また1核体化合物の含有率は当該部分の50重
量パーセント以下である場合に前述のような実用
上特に好ましい性状となる。 こゝで定義した高速液体クロマトグラフイーに
使用した機種は東洋曹達(株)製HLC−802UR型で
あつた。 つぎに本発明による変性レゾール樹脂のフエノ
ール類(P)とアルデヒド類(A)の結合モル比A/
Pは1.2〜3の範囲内であり、中でも実用上1.5〜
2.8が好ましい。 本発明による変性レゾール樹脂の遊離フエノー
ル類の含有率は同樹脂の不揮発分換算で20.0重量
パーセント以下である。この含有率は実用上15.0
重量パーセント以下であることが好ましい。ここ
でいう遊離フエノール類の含有率は臭素法による
測定値である。 本発明の変性レゾール樹脂の25℃における水倍
率は同樹脂の不揮発分換算で3.0容量倍以上であ
つて実用上好ましくは5.0容量倍以上である。な
お、こゝでいう水倍率とは樹脂にイオン交換樹脂
法により精製した純水を添加混合して樹脂の一定
容量に対しそれが白濁しはじめるまで添加した純
水容量の倍率であらわした数値である。 上記のような特性値を有する変性レゾール樹脂
は高温硬化時の樹脂固形分歩留が大きく、かつそ
の硬化物は可撓性にきわめてすぐれている。 本発明による変性レゾール樹脂に使用する多価
アルコール類の添加部数がフエノール類100重量
部に対して3重量部を下回る場合は高温硬化時の
樹脂固形分歩留や樹脂硬化物の可撓性に実質的な
変性硬化が認められず、またそれが80重量部を上
回る場合は樹脂硬化物に耐熱性、耐摩耗性、耐酸
性など本来のすぐれた特性が失われていくため実
用上好ましくない。 前述のような測定方法による変性レゾール樹脂
の平均分子量nが400を上回る場合は有効な水
溶性を有する期間が短いため安定性に乏しい。ま
たnが150下回る場合は遊離フエノール類や、
サリゲニンなどの低分子量物質の含有率が大きい
ため、樹脂固形分歩留が小さくなつて好ましくな
い。 つぎにフエノール類(P)とアルデヒド類(A)の
結合モル比A/Pが3を上回る場合は、硬化させ
る時にアルデヒド類が放出されて揮発性成分それ
だけ増加するため、配合使用するだけの価値が乏
しい。また結合モル比A/Pが1.2を下回る場合
は樹脂の硬化性が極端に悪くなる。 変性レゾール樹脂の遊離フエノール類がその不
揮発分換算で20.0重量パーセンを上回る場合は硬
化させる時に遊離フエノール類が揮発性成分とし
て放出されるため樹脂固形分歩留が小さくなり前
述の悪影響を及ぼす。 変性レゾール樹脂の25℃における水倍率がその
不揮発分換算で3.0容量倍を下回る場合は水溶性
も有する期間が短いため安定性に乏しく水溶性レ
ゾール型フエノール樹脂として実用性がない。 本発明の変性レゾール樹脂における多価アルコ
ール類の添加時期はフエノール類とアルデヒド類
との反応前、反応中、ないし反応後のいずれであ
つてもよい。バインダーとして基材を粘結し、硬
化させた製品の可撓性のみを改良する場合は上述
の反応後に添加混合するとよい。また、レゾール
型フエノール樹脂を実際に使用するとき所望する
量だけレゾール型フエノール樹脂と多価アルコー
ル類とを混合してもよい。 本発明による変性レゾール樹脂は通常の水溶性
レゾール型フエノール樹脂が使用されている有機
材料や無機材料のための粘結用、接着用、加工用
などのいろいろな用途に使用する特性をもつ。 以下本発明を実施例によつて詳細に説明する
が、本発明は実施例によつて限定されるものでは
ない。また、この実施例および比較例に記載され
ている「部」および「%」はすべて「重量部」お
よび「重量%」を示す。 実施例 1 撹拌機、還流冷却器および温度計付きの反応装
置にフエノール1000部、37%ホルマリン1380部お
よびエチレングリコール250部を仕込み、25%水
酸化ナトリウム水溶液80部を添加して徐々に昇温
させた。温度が65℃に到達した後、同温度で撹拌
を継続し、25℃における水倍率が15倍になつた時
点で加熱・撹拌を終了した。その後蟻酸で中和し
て25℃におけるPHを7.5とし、30〜40mmHgの減圧
下において反応液温50〜60℃で脱水反応を行なつ
てこれを常温まで冷却して変性レゾール樹脂1950
部を得た。 実施例 2 実施例1と同型の反応装置にフエノール1000
部、37%ホルマリン2160部およびプロピレングリ
コール250部を仕込み、25%水酸化ナトリウム水
溶液50部とトリエチルアミン20部を添加して徐々
に昇温させた。温度が65℃に到達した後、同温度
で撹拌を続け、25℃における水倍率が15倍になつ
た時点で加熱・撹拌を終了した。その後蟻酸で中
和して25℃におけるPHを7.1とし、変性レゾール
樹脂3490部を得た。 比較例 1 実施例1と同型の反応装置にフエノール1000部
と37%ホルマリン1380部を仕込み、25%水酸化ナ
トリウム水溶液80部を添加して徐々に昇温させ
た。温度が65℃に到達した後、同温度で撹拌を続
け、25℃における水倍率が15倍になつた時点で加
熱・撹拌を終了した。蟻酸で中和して25℃におけ
るPHを7.5とした後、30〜40mmHgの減圧下におい
て反応液温、50〜60℃で脱水反応を行なつて変性
レゾール樹脂1720部を得た。 比較例 2 実施例1と同型の反応装置にフエノール1000部
と37%ホルマリン1500部を仕込み、25%水酸化ナ
トリウム水溶液50部とトリエチルアミン20部を添
加して徐々に昇温させた。温度が65℃に到達した
後、同温度で撹拌を続け、25℃における水倍率が
15倍になつた時点で加熱・撹拌を終了した。その
後蟻酸で中和して25℃におけるPHを7.0とし変性
レゾール樹脂2585部を得た。 実施例1、実施例2、比較例1、および比較例
2で得た樹脂から溶媒を除いた部分を高速液体ク
ロマトグラフイー(HLC)により平均分子量
nとし核体化合物の含有量を求めた。さらに遊離
フエノール、PH、水倍率、不揮発分を測定した。
測定結果を第1表に示す。
く、また硬化物が可撓性にすぐれている水溶性レ
ゾール型フエノール樹脂に関するものである。 フエノール樹脂は一般に硬化後に緻密な三次元
構造を形成し、耐熱性、耐摩耗性、機械的強度、
寸法安定性、電気絶縁性、耐酸性、低燃性、など
の特性にすぐれた特徴を有しているため、非常に
多くの用途において大量に使用されている。 しかし、水溶性レゾール型フエノール樹脂の製
造においては、水溶性を維持するため樹脂化反応
に限界が生ずる。このため遊離フエノールやサリ
ゲニンなどがまだ多く残存している時点でやむを
得ず樹脂化反応を終了している場合が多い。 遊離フエノールやサリゲニンなどの含有量が多
いほど、高温硬化時に揮発性成分が多く樹脂固形
分歩留が小さくなるため、環境衛生、公害防止、
省資源、コスト低減などの面からも問題点が多
い。また、通常のフエノール樹脂はその硬化物が
硬くて可撓性に乏しいためこれが欠点となること
もしばしばある。 発明者らは水溶性レゾール型フエノール樹脂に
ついて鋭意その特性の改善研究を行なつた結果、
水溶性レゾール型フエノール樹脂をその樹脂化反
応時に多価アルコール類で変性することによつて
縮合度を大きくすることができるため、前述のす
べての欠点を完全に克服した新規な変性レゾール
樹脂を完成するに至つた。 本発明による変性レゾール樹脂は縮合度が高い
ため遊離フエノールやサリゲニンなどの低分子量
物質の含有量が少ないので高温硬化時の樹脂固形
分歩留はきわめて大きい。この変性レゾール樹脂
はバインダーとして基材を粘結し硬化させたとき
にもろさがなく、可撓性に非常に富んでいるなど
のすぐれた特徴を有している。さらに予期せぬ効
果ではあつたが、本発明による変性レゾール樹脂
はその硬化物の色相が淡色であつて、透明性がよ
いなどの好ましい特性も兼ね備えている。このよ
うな効果により、本発明による変性レゾール樹脂
の用途は拡大していくであろうと思われる。さら
にまた、上記のように樹脂固形分歩留が大きいた
め、環境衛生、公害防止、省資源、コスト低減な
ど、実用上の問題点も解決できた。 本発明の製造方法は、基本的には、フエノール
類、アルデヒド類及び多価アルコール類を反応さ
せて、水溶性の変性レゾール樹脂を得るものであ
る。 本発明による変性レゾール樹脂に使用するフエ
ノール類はフエノール、クレゾール、キシレノー
ル、エチルフエノール、プロピルフエノール、プ
ロペニルフエノール、カテコール、レゾルシン、
ハイドロキノンなどがあり、また、これらのフエ
ノール類を製造する時に生成する副生物を伴うこ
とも本発明の実施に含まれる。 つぎにアルデヒド類としてはホルムアルデヒ
ド、アセトアルデヒドなど、およびトリオキサ
ン、ポリオキシメチレン、などのアルデヒド発生
物質を使用する。 フエノール類とアルデヒド類を反応させるため
の塩基性触媒はアルカリ金属の酸化物、水酸化
物、炭酸塩およびアルカリ土類金属の酸化物、水
酸化物、またアンモニアさらにはトリエチルアミ
ン、トリエタノールアミンなどのアミン類から選
ばれた1種以上の化合物である。 本発明による変性レゾール樹脂に使用する多価
アルコール類は、アルコール性水酸基の数が2〜
9である。すなわちエチレングリコール、プロピ
レングリコール、ブチレングリコール、ヘキサン
ジオール、ヘプタンジオール、ジエチレングリコ
ール、ジプロピレングリコール、トリエチレング
リコール、ネオペンチルグリコール、ポリエチレ
ングリコール、ポリプロピレングリコールなどの
ジオール類、プロパントリオール、ブタントリオ
ール、ヘキサントリオールなどのトリオール類、
ペンタエリスリトールなどのエリスリツト類、ア
ドニツトなどのペンチツト類、ソルビツト、マン
ニツトなどのヘキシツト類、その他単糖類を還元
して得られる多価アルコール類、などがある。 本発明による多価アルコール類の添加部数は、
フエノール類100重量部に対して3〜80重量部で
あり、好ましくは5〜60重量部である。 本発明による変性レゾール樹脂はそのレゾール
樹脂から溶媒を除いた部分を高速液体クロマトグ
ラフイーにより測定した時の平均分子量nが
150〜400の範囲内にあり、かつ同測定によるフエ
ノール1核体化合物(フエノール類に少なくとも
1個のメチロール基が付加した化合物)の含有率
がこの部分の60重量パーセント以下である。れら
の範囲のうち当該部分の平均分子量nは180〜
300また1核体化合物の含有率は当該部分の50重
量パーセント以下である場合に前述のような実用
上特に好ましい性状となる。 こゝで定義した高速液体クロマトグラフイーに
使用した機種は東洋曹達(株)製HLC−802UR型で
あつた。 つぎに本発明による変性レゾール樹脂のフエノ
ール類(P)とアルデヒド類(A)の結合モル比A/
Pは1.2〜3の範囲内であり、中でも実用上1.5〜
2.8が好ましい。 本発明による変性レゾール樹脂の遊離フエノー
ル類の含有率は同樹脂の不揮発分換算で20.0重量
パーセント以下である。この含有率は実用上15.0
重量パーセント以下であることが好ましい。ここ
でいう遊離フエノール類の含有率は臭素法による
測定値である。 本発明の変性レゾール樹脂の25℃における水倍
率は同樹脂の不揮発分換算で3.0容量倍以上であ
つて実用上好ましくは5.0容量倍以上である。な
お、こゝでいう水倍率とは樹脂にイオン交換樹脂
法により精製した純水を添加混合して樹脂の一定
容量に対しそれが白濁しはじめるまで添加した純
水容量の倍率であらわした数値である。 上記のような特性値を有する変性レゾール樹脂
は高温硬化時の樹脂固形分歩留が大きく、かつそ
の硬化物は可撓性にきわめてすぐれている。 本発明による変性レゾール樹脂に使用する多価
アルコール類の添加部数がフエノール類100重量
部に対して3重量部を下回る場合は高温硬化時の
樹脂固形分歩留や樹脂硬化物の可撓性に実質的な
変性硬化が認められず、またそれが80重量部を上
回る場合は樹脂硬化物に耐熱性、耐摩耗性、耐酸
性など本来のすぐれた特性が失われていくため実
用上好ましくない。 前述のような測定方法による変性レゾール樹脂
の平均分子量nが400を上回る場合は有効な水
溶性を有する期間が短いため安定性に乏しい。ま
たnが150下回る場合は遊離フエノール類や、
サリゲニンなどの低分子量物質の含有率が大きい
ため、樹脂固形分歩留が小さくなつて好ましくな
い。 つぎにフエノール類(P)とアルデヒド類(A)の
結合モル比A/Pが3を上回る場合は、硬化させ
る時にアルデヒド類が放出されて揮発性成分それ
だけ増加するため、配合使用するだけの価値が乏
しい。また結合モル比A/Pが1.2を下回る場合
は樹脂の硬化性が極端に悪くなる。 変性レゾール樹脂の遊離フエノール類がその不
揮発分換算で20.0重量パーセンを上回る場合は硬
化させる時に遊離フエノール類が揮発性成分とし
て放出されるため樹脂固形分歩留が小さくなり前
述の悪影響を及ぼす。 変性レゾール樹脂の25℃における水倍率がその
不揮発分換算で3.0容量倍を下回る場合は水溶性
も有する期間が短いため安定性に乏しく水溶性レ
ゾール型フエノール樹脂として実用性がない。 本発明の変性レゾール樹脂における多価アルコ
ール類の添加時期はフエノール類とアルデヒド類
との反応前、反応中、ないし反応後のいずれであ
つてもよい。バインダーとして基材を粘結し、硬
化させた製品の可撓性のみを改良する場合は上述
の反応後に添加混合するとよい。また、レゾール
型フエノール樹脂を実際に使用するとき所望する
量だけレゾール型フエノール樹脂と多価アルコー
ル類とを混合してもよい。 本発明による変性レゾール樹脂は通常の水溶性
レゾール型フエノール樹脂が使用されている有機
材料や無機材料のための粘結用、接着用、加工用
などのいろいろな用途に使用する特性をもつ。 以下本発明を実施例によつて詳細に説明する
が、本発明は実施例によつて限定されるものでは
ない。また、この実施例および比較例に記載され
ている「部」および「%」はすべて「重量部」お
よび「重量%」を示す。 実施例 1 撹拌機、還流冷却器および温度計付きの反応装
置にフエノール1000部、37%ホルマリン1380部お
よびエチレングリコール250部を仕込み、25%水
酸化ナトリウム水溶液80部を添加して徐々に昇温
させた。温度が65℃に到達した後、同温度で撹拌
を継続し、25℃における水倍率が15倍になつた時
点で加熱・撹拌を終了した。その後蟻酸で中和し
て25℃におけるPHを7.5とし、30〜40mmHgの減圧
下において反応液温50〜60℃で脱水反応を行なつ
てこれを常温まで冷却して変性レゾール樹脂1950
部を得た。 実施例 2 実施例1と同型の反応装置にフエノール1000
部、37%ホルマリン2160部およびプロピレングリ
コール250部を仕込み、25%水酸化ナトリウム水
溶液50部とトリエチルアミン20部を添加して徐々
に昇温させた。温度が65℃に到達した後、同温度
で撹拌を続け、25℃における水倍率が15倍になつ
た時点で加熱・撹拌を終了した。その後蟻酸で中
和して25℃におけるPHを7.1とし、変性レゾール
樹脂3490部を得た。 比較例 1 実施例1と同型の反応装置にフエノール1000部
と37%ホルマリン1380部を仕込み、25%水酸化ナ
トリウム水溶液80部を添加して徐々に昇温させ
た。温度が65℃に到達した後、同温度で撹拌を続
け、25℃における水倍率が15倍になつた時点で加
熱・撹拌を終了した。蟻酸で中和して25℃におけ
るPHを7.5とした後、30〜40mmHgの減圧下におい
て反応液温、50〜60℃で脱水反応を行なつて変性
レゾール樹脂1720部を得た。 比較例 2 実施例1と同型の反応装置にフエノール1000部
と37%ホルマリン1500部を仕込み、25%水酸化ナ
トリウム水溶液50部とトリエチルアミン20部を添
加して徐々に昇温させた。温度が65℃に到達した
後、同温度で撹拌を続け、25℃における水倍率が
15倍になつた時点で加熱・撹拌を終了した。その
後蟻酸で中和して25℃におけるPHを7.0とし変性
レゾール樹脂2585部を得た。 実施例1、実施例2、比較例1、および比較例
2で得た樹脂から溶媒を除いた部分を高速液体ク
ロマトグラフイー(HLC)により平均分子量
nとし核体化合物の含有量を求めた。さらに遊離
フエノール、PH、水倍率、不揮発分を測定した。
測定結果を第1表に示す。
【表】
実施例1、実施例2、比較例1、および比較例
2で得たレゾール樹脂について高温硬化時の樹脂
固形分歩留を測定した結果を第2表に示す。
2で得たレゾール樹脂について高温硬化時の樹脂
固形分歩留を測定した結果を第2表に示す。
【表】
実施例1、実施例2の変性レゾール樹脂の樹脂
固形分歩留は比較例1、比較例2のそれに較べて
大きく明らかにすぐれていることが判明した。 つぎに前記4種類のレゾール樹脂を紙の粘結材
として使用したときの可撓性を測定した。すなわ
ち、紙にレゾール樹脂を均一に含浸し、200℃
で5分間加熱硬化させた時の樹脂付着分が紙重
量に対して25〜30重量%となるように調整した試
験片についてガーレ式柔軟度試験機を用いて剛軟
度を測定した結果を第3表に示す。
固形分歩留は比較例1、比較例2のそれに較べて
大きく明らかにすぐれていることが判明した。 つぎに前記4種類のレゾール樹脂を紙の粘結材
として使用したときの可撓性を測定した。すなわ
ち、紙にレゾール樹脂を均一に含浸し、200℃
で5分間加熱硬化させた時の樹脂付着分が紙重
量に対して25〜30重量%となるように調整した試
験片についてガーレ式柔軟度試験機を用いて剛軟
度を測定した結果を第3表に示す。
【表】
実施例1、実施例2の変性レゾール樹脂を使用
した試験片の剛軟度が比較例1、比較例2による
レゾール樹脂を使用した場合に較べて明らかに小
さく、このことから可撓性にきわめてすぐれてい
ることが判明した。
した試験片の剛軟度が比較例1、比較例2による
レゾール樹脂を使用した場合に較べて明らかに小
さく、このことから可撓性にきわめてすぐれてい
ることが判明した。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 フエノール類、アルデヒド類及び多価アルコ
ール類を塩基性触媒の存在下で反応させることを
特徴とする水溶性の変性レゾール樹脂の製造方
法。 2 多価アルコール類の添加部数がフエノール類
100重量部に対して3〜80重量部である特許請求
の範囲第1項記載の変性レゾール樹脂の製造方
法。 3 多価アルコール類のアルコール性水酸基の数
が2〜9である特許請求の範囲第1項または第2
項記載の変性レゾール樹脂の製造方法。 4 変性レゾール樹脂の溶媒を除いた部分を高速
液体クロマトグラフイーにより測定したとき、平
均分子量nが150〜400の範囲内にあり、かつ同
測定によるフエノール1核体化合物の含有率がこ
の部分の60重量パーセント以下である特許請求の
範囲第1項第2項または第3項記載の変性レゾー
ル樹脂の製造方法。 5 フエノール類(P)とアルデヒド類(A)の結合
モル比A/Pが1.2〜3の範囲内にある特許請求
の範囲第1項、第2項、第3項または第4項記載
の変性レゾール樹脂の製造方法。 6 遊離フエノール類が変性レゾール樹脂の不揮
発分換算で20.0重量パーセント以下である特許請
求の範囲第1項、第2項、第3項、第4項または
第5項記載の変性レゾール樹脂の製造方法。 7 25℃における水倍率が変性レゾール樹脂の不
揮発分換算で3.0容量倍以上である特許請求の範
囲第1項、第2項、第3項、第4項、第5項また
は第6項記載の変性レゾール樹脂の製造方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12762482A JPS5918719A (ja) | 1982-07-23 | 1982-07-23 | レゾール樹脂の製造方法 |
| US06/504,912 US4460717A (en) | 1982-07-13 | 1983-06-16 | Resin coated sand composition and method of producing same |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12762482A JPS5918719A (ja) | 1982-07-23 | 1982-07-23 | レゾール樹脂の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5918719A JPS5918719A (ja) | 1984-01-31 |
| JPH0432846B2 true JPH0432846B2 (ja) | 1992-06-01 |
Family
ID=14964684
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12762482A Granted JPS5918719A (ja) | 1982-07-13 | 1982-07-23 | レゾール樹脂の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5918719A (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5820979B2 (ja) * | 1979-03-27 | 1983-04-26 | 松下電工株式会社 | 可塑化変性フェノ−ル樹脂の製法 |
-
1982
- 1982-07-23 JP JP12762482A patent/JPS5918719A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5918719A (ja) | 1984-01-31 |
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